JPH0720083Y2 - 曲路に沿って移動可能なコンベヤベルト - Google Patents

曲路に沿って移動可能なコンベヤベルト

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JPH0720083Y2
JPH0720083Y2 JP1986154076U JP15407686U JPH0720083Y2 JP H0720083 Y2 JPH0720083 Y2 JP H0720083Y2 JP 1986154076 U JP1986154076 U JP 1986154076U JP 15407686 U JP15407686 U JP 15407686U JP H0720083 Y2 JPH0720083 Y2 JP H0720083Y2
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JP
Japan
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conveyor belt
belt
warp
weft
canvas
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JP1986154076U
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JPS6359115U (ja
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康夫 住吉
和利 藤城
栄市 佐藤
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Mitsuboshi Belting Ltd
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Mitsuboshi Belting Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は曲路に沿って移動可能なコンベヤベルト、特に
そのエンドレスコンベヤベルトの構成材の特性改善に関
するものである。
(従来の技術) コンベヤベルトは日常、各種物品を搬送するために広く
使用されているが、搬送物を送るには必ずしも直線方向
ばかりとは限らず、曲線に送ることもある。
従来、このような場合、ローラコンベヤが一般的に使用
されて来たが、近時、オートメーション化の進展と共に
次第に使用上に限界を感じ、新しく、それに代わるコン
ベヤベルトの開発が進められ、例えば特開昭58−42508
号公報にその1例が開示されている。
即ち、かかる曲路に沿って移動可能なコンベヤベルト
(1)は一般的な形態として第1図に示す如く截頭円錐
形状のエンドレスコンベヤベルト(6)がわん曲した内
外両フレーム部材(2),(3)に枢支されたテーパ状
の2端部ローラ(4),(5)間の張設され、案内装置
(7)がわん曲した外側のフレーム部材(3)に装着さ
れた構造からなっており、そのエンドレスコンベヤベル
ト(6)は第2図に示すようにゴム状弾性物質からなる
中間層(8)の上下に上下帆布層(9),(9)と外面
にカバーゴム層(10)が夫々積層された構成からなって
いる。
ところが、かかるコンベヤベルトにおいては第4図に示
すように走行中の位置によりベルトにかかる応力方向
(T)が変化し、そのため、ベルトの切り方によるベル
ト伸びの違いを防止しなければならないという問題があ
る。
これを更に詳述すれば、第4図において、同一円周上
A1,A2,A3の各応力変化をT1,T2,T3とし、aを法線応
力(a1>a2>a3)、iを向心応力(一定)とすればTは
aとiの合力で表される。
又この曲路に沿うシステムにはテーパー状プーリの内外
周に通常ベルトの伸びを吸収する為のアジャストが設け
られてとり、このアジャストの位置によってもプーリー
角度が変化し、伝播応力の方向が変化する。
従ってエンドレスコンベヤベルトの応力方向(T)は走
行中の位置により常に変化し、そのためベルトに方向性
があるとベルトしわの発生、部分的劣化につながるとい
うことである。
そこで、かかる問題に着目し、その防止を図る手段とし
て実開昭57−509号が提案されている。
これは第5図、第6図に示すようにコンベヤベルトを構
成する上下帆布層(9)として経糸には伸びの少ない高
抗張力のポリエステル等の合成繊維撚糸を用い、緯糸に
は伸びの少ない高抗張力のポリエステル等の合成繊維の
モノフイラメントを用いて織布を織成しこの表裏面に未
加硫ゴム層をコーティングした織布(S)として第6図
に示す如く打抜き用金型等にて扇形状に裁断して単位織
布(11)となし、これを複数枚、図では4枚を第5図に
示す如く円周方向に縫継合して1枚の単帆布(12)に構
成して、これを更に複数、取付金具(13)により接合し
てエンドレスに形成している。
そして、この場合、一般には単位織布(11)及び単帆布
(12)の継ぎ目が重ならないよう、ずらして継ぎ目部分
に引張応力が集中するのを回避し、又コンベヤベルトの
大きさ、目的などに応じて単帆布(12)を構成する単位
織布(11)の数も変わるが隣接する単帆布(12)の取付
金具(13)による継ぎ目のなす中心角(γ)は60度以下
とされている。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、上記の如き防止策は従前の場合に比べて、応力
方向の変化に対応するとは云え、なお、以下のような問
題を有している。即ち、 (イ)経糸方向に力がかかるように帆布を継ぎ合わせて
ベルトユニットを形成しているため1本のベルト中にジ
ョイントが多くできてジョイント部からの剥離が起こり
易い、 (ロ)ジョイント個所が増加し製造工程が多くなりコス
ト高となる。、 (ハ)緯糸に高価なモノフイラメントを使用しているた
め通常のべルトに比較しコスト高である、 などである。
従って本考案は、更に上述の如き問題に対処することを
課題とし、帆布の経糸、緯糸の配列方向とは関係なく、
即ちベルトの方向性をなくすような帆布構成を見出すこ
とによりエンドレスコンベヤベルトを作ること、具体的
にはフラットな広巾コンベヤベルトから円形(環状)又
は扇形状のベルトを打抜きそのベルトの両側縁を接合す
ることにより容易に通例の製造方法でエンドレスコンベ
ヤベルトを得ることを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 即ち、本考案の特徴とするところはエンドレスコンベヤ
ベルトがテーパー状の2端部ローラ間に張設され、わん
曲した内外両面フレーム部材を有し、案内装置がわん曲
した外側フレーム部材に装着されてなる曲路に沿って移
動可能なコンベヤベルトにおいて、前記エンドレスコン
ベヤベルトは帆布層の間にゴム状弾性物質からなる中間
層が介装されたフラットな広巾コンベヤベルトから円形
又は扇形状に打ち抜き、その両側縁を接合したベルトで
構成し、その帆布層を経、緯糸とも合成繊維のマルチフ
イラメントよりなる織布とすると共に、その経糸、緯糸
にそった2方向およびバイアス方向に測定したクリープ
伸びが常温下、巾1cm当たり8kg荷重で、2時間経過後、
各々3.0%以下で、かつ経糸、緯糸方向のクリープ伸び
の差が0.2%以下になるようになした点にある。
ここで、上記ベルトを構成する帆布層としてはポリエス
テル繊維その他強靱な繊維で織成された平織、綾織、朱
子織など任意組織の織布であり、具体的には経糸、緯糸
とも伸びの小さい合成繊維マルチフイラメントで500〜2
000デニールのマルチフイラメントが用いられる。
そして、この帆布はヒートセットされた後、ポリウレタ
ン、PVCなどの熱可塑性エラストマーが含浸又はコーテ
ィングされる。
また、前記ベルトの中間層及びカバー層を形成するゴム
状弾性物質は具体的にはポリウレタン、PVC(軟質塩化
ビニール)などであり、厚みは何れも略0.2mm程度であ
る。
ここで帆布層の間に介装されるゴム状弾性物質自体につ
いては帆布層の経糸、緯糸の配列方向とは関係なくベル
ト自体の方向性をなくすことには直接、関与しない。
即ち、ゴム状弾性物質の機能は、ベルトのカバー材及び
ベルト弾性付与として帆布の保護と、帆布どうしの接合
であって、ベルトの強度、特に引張り強度には関与して
いない。従って、ベルトの経、緯、バイアス方向に対す
るクリープ伸びに関与していない。
(作用) 上記の如き帆布層特性を有する本考案コンベヤベルトは
帆布の配列方向とは関係なく、ベルトの方向性は解消さ
れ、従来の如く多くの接合部を有することなく作成可能
でベルト製作が簡略化されるのみならず、接合部の存在
による剥離などの懸念がなくなる。
(実施例) 以下、添付図面を参照し本考案の実施例につき説明す
る。
先ず、本考案ベルト全体の構造としては第1図に示す如
くエンドレスコンベヤベルト(6)がわん曲した内外両
フレーム部材(2),(3)に枢支されたテーパ状の2
端部ローラ(4),(5)間に張設され、案内装置
(7)がわん曲した外側のフレーム部材(3)に装着さ
れた構造からなり、そのエンドレスコンベヤベルト
(6)の構造も第2図に示す如くゴム状弾性物質からな
る中間層(8)の上下に上下帆布層(9),(9)が、
そして外面にカバーゴム層(10)が夫々積層された構造
からなる。
そしてエンドレスコンベヤベルト(6)の作成に際して
は第3図に示す如くフラットな広巾コンベヤベルト
(B)から円形又は環状形もしくは扇形状のベルトを打
抜きそのベルトの両側縁を接合することにより作られる
が、このときベルトを構成する前記帆布層(9)の経糸
(9a)、緯糸(9b)の各方向は第3図に示す如くなって
いる。
以上のようなコンベヤベルト(6)において本考案では
帆布層を構成する織布の経糸、緯糸共にポリエステル系
合成繊維などの合成繊維マルチフイラメントが用いられ
ており、該帆布層は夫々の方向、即ち、経糸方向、緯糸
方向、バイアス方向におけるクリープ伸びが常温下、巾
1cm当たり8kg荷重で、2時間経過後、各々3.0%以下
で、経糸方向と緯糸方向のクリープ伸びの差が0.2%以
下となっている。この場合、何れか大であってもよいが
通常は経糸方向のクリープ伸びが緯糸方向のそれより大
である。
次に本考案ベルトの具体的な実例を掲げる。
今、第2図のベルト構造において帆布厚0.6mm、エラス
トマー厚0.2mm、総厚1.6mmとしポリエステルマルチフイ
ラメントを用いて帆布組織を変えてベルトの方向性を確
認し、常温で荷重8kg/cm下での2時間後のクリープ伸び
を測定した。
(実験例1) 帆布組織としてポリエステルマルチフイラメントを用い で織成したものを使用した。
そして上記帆布に対し、テンター処理機でフリー時2050
mm幅の織布を290mmになるように拡幅させ(約2.0%)、
温度210°×5分間ヒートセットした。緯糸の弾性伸び
は経糸の1.5〜2.0倍でクリープ伸びは 経糸方向 1.5% 緯糸方向 1.5% バイアス方向 2.3% であった。
(実験例2) 引続き、ポリエステルマルチフイラメント糸を用いて の帆布組織で織成した帆布を前記第2図のベルト構造に
使用した。
この場合は経糸のクリープ伸びを少なくするため経糸を
2本引揃えした。
そして上記帆布に対しテンター処理でフリー時2050mm幅
の織布を2080mmになるように拡幅し、(約1.5%)、温
度210°×5分間、ヒートセット処理を行った。
測定したクリープ伸びは 経糸方向 1.3% 緯糸方向 1.2% バイアス方向 1.8% であった。
なお、比較例として前記実験例1の織布に対し後記表1
に記載するクリープ伸びとなるようにヒートセットを施
し、前記実験例と対比した。
結果を次表に示す。なお、表1中のベルトスリップとは
端部ローラ(4),(5)と、エンドレスコンベヤベル
ト(6)との間でスリップすることをいう。
上記各実験例より本考案のものは帆布の経糸、緯糸など
の配列方向とは関係なく、これを用いたベルトはベルト
走行中といえどもコンベヤベルトの位置による応力方向
の伸びの変化が極めて少なくベルトのしわの発生、部分
的劣化は従来に比し著しい減少が見られる。
(考案の効果) 本考案は以上の如く上下帆布層の間にゴム状弾性物質か
らなる中間層が介装されたフラットな広巾コンベヤベル
トから円形又は扇形状に打ち抜き、その両側縁を接合す
ることによって形成せしめた曲路に沿って移動可能なコ
ンベヤベルトのエンドレスコンベヤベルトにおける帆布
層を経糸、緯糸共にマルチフイラメントで構成し、帆布
層の経糸、緯糸及びバイアス方向に測定したクリープ伸
びを常温下、巾1cm当たり8kg荷重で、2時間経過後、各
々3.0%以下で、かつ経糸方向、緯糸方向のクリープ伸
びの差を0.2%以下になるようにしたものであり、ベル
ト帆布の構成上から従来のベルトでは第4図に示すよう
に走行中の位置によりベルトにかかる応力方向が変化
し、ベルトの切り方によるベルトの伸びの違いに起因し
てベルトしわの発生が生じ、ベルト劣化を促していた
が、上記本考案の構造によりベルトの方向性が解消さ
れ、これにもとづくベルトの部分的劣化をなくすことが
できるのみならず、帆布層の経糸、緯糸共にマルチフイ
ラメントで構成したため、ベルトの何れの位置において
も耐屈曲性が良好であり、また作成に当たりフラットな
広巾コンベヤベルトから第3図の如く円形又は扇形状に
打抜き、そのベルトの両側縁を接合するだけで容易に作
ることができるので、従来の如く多くのジョイント部を
必要とせず、従って、ジョイント部によって生じた剥
離、製造工程の煩雑さもなくコスト面において頗る有利
となり、実用化に格段の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案コンベヤベルトの概要を示す平面図、第
2図はベルト構造を示す断面図、第3図はコンベヤベル
ト打抜き態様を示す説明図、第4図はベルトにおける応
力方向の変化を示す説明図、第5図はベルトの上下帆布
層の継合状態を示す説明図、第6図は第5図における帆
布の単位織布を打抜く態様を示す説明図である。 (1)…本考案コンベヤベルト、(2)…内側フレー
ム、(3)…外側フレーム、(4)(5)…端部ロー
ラ、(6)…エンドレスコンベヤベルト、(7)…案内
装置、(8)…中間層、(9)…帆布層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−160809(JP,A) 特開 昭60−188208(JP,A) 実公 昭59−4966(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンドレスコンベヤベルトがテーパー状の
    2端部ローラ間に張設され、わん曲した内外両面フレー
    ム部材を有し、案内装置がわん曲した外側フレーム部材
    に装着されてなる曲路に沿って移動可能なコンベヤベル
    トにおいて、前記エンドレスコンベヤベルトは帆布層の
    間にゴム状弾性物質からなる中間層が介装されたフラッ
    トな広巾コンベヤベルトから円形又は扇形状に打ち抜
    き、その両側縁を接合することによって作成されたベル
    トで、上記帆布層は経、緯糸とも合成繊維のマルチフイ
    ラメントで構成され、かつ経糸、緯糸にそった2方向お
    よびバイアス方向に測定したクリープ伸びが常温下、巾
    1cm当たり8kg荷重で、2時間経過後、各々3.0%以下
    で、かつ経糸、緯糸方向のクリープ伸びの差が0.2%以
    下に構成された織布よりなることを特徴とする曲路に沿
    って移動可能なコンベヤベルト
JP1986154076U 1986-10-06 1986-10-06 曲路に沿って移動可能なコンベヤベルト Expired - Lifetime JPH0720083Y2 (ja)

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JPS6359115U JPS6359115U (ja) 1988-04-20
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