JPH07201228A - 通信ケーブル - Google Patents
通信ケーブルInfo
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- JPH07201228A JPH07201228A JP35445093A JP35445093A JPH07201228A JP H07201228 A JPH07201228 A JP H07201228A JP 35445093 A JP35445093 A JP 35445093A JP 35445093 A JP35445093 A JP 35445093A JP H07201228 A JPH07201228 A JP H07201228A
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- JP
- Japan
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- unit
- pair
- pairs
- units
- pitch
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 100Mbps程度の高速データ通信、高周
波通信に対応しつつ、各ユニットに特にシールドを施す
ことなく漏話特性を向上する。 【構成】 通信ケーブル10は、6つのユニット12A
乃至12Fを集合撚りして形成される。各ユニット12
A乃至12Fは、2心の絶縁電線16を撚り合わせて成
る4つの対14A乃至14Dを隣り合う対14が異なる
撚りピッチとなるように撚り合わせて形成される。複数
の対14の撚りピッチは、所定の領域から選択されて設
定されている。かつ、隣り合うユニット12のうち任意
に選択された対14は相互に異なる撚りピッチで撚り合
わされている。
波通信に対応しつつ、各ユニットに特にシールドを施す
ことなく漏話特性を向上する。 【構成】 通信ケーブル10は、6つのユニット12A
乃至12Fを集合撚りして形成される。各ユニット12
A乃至12Fは、2心の絶縁電線16を撚り合わせて成
る4つの対14A乃至14Dを隣り合う対14が異なる
撚りピッチとなるように撚り合わせて形成される。複数
の対14の撚りピッチは、所定の領域から選択されて設
定されている。かつ、隣り合うユニット12のうち任意
に選択された対14は相互に異なる撚りピッチで撚り合
わされている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高速データ通信等に用
いられる通信ケーブルに関し、複数の対を集合して成る
ユニットを集合撚りして形成されているユニットタイプ
の通信ケーブルの改良に関するものである。
いられる通信ケーブルに関し、複数の対を集合して成る
ユニットを集合撚りして形成されているユニットタイプ
の通信ケーブルの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば事務所やビル内等のように地域的
に限定された範囲で用いられる通信ケーブルとしては、
一般に、主に音声信号を伝送する屋内線若しくは構内ケ
ーブル、又は20Mbpsまでのコンピュータネットワ
ーク(LAN)用に開発された複数の対を撚り合わせて
成る通信ケーブルが用いられている。これらの通信ケー
ブルにおいては、従来、隣り合う対を異なる撚りピッチ
で撚り合わせたり、各対の撚りピッチ間の関係が整数倍
とならないように設定することにより、漏話特性の向上
を図っていた。
に限定された範囲で用いられる通信ケーブルとしては、
一般に、主に音声信号を伝送する屋内線若しくは構内ケ
ーブル、又は20Mbpsまでのコンピュータネットワ
ーク(LAN)用に開発された複数の対を撚り合わせて
成る通信ケーブルが用いられている。これらの通信ケー
ブルにおいては、従来、隣り合う対を異なる撚りピッチ
で撚り合わせたり、各対の撚りピッチ間の関係が整数倍
とならないように設定することにより、漏話特性の向上
を図っていた。
【0003】ここに、近年、事務所や商用ビルディング
等の構内配線システムにおいても、100Mbps程度
の高速データ伝送の要求が高まってきている。このよう
な高速データ通信に用いる通信ケーブルについては、E
IA/TIA(米国電子工業会/米国通信工業会)によ
り標準規格が定められており、特に、100Mbpsま
でのデータ伝送に使用できる電線については、そのカテ
ゴリー5において複数の対を撚り合わせて成るユニット
を集合撚りした非シールドのユニットタイプケーブルの
性能仕様で最低限の性能に関する標準規格が定められて
いる。
等の構内配線システムにおいても、100Mbps程度
の高速データ伝送の要求が高まってきている。このよう
な高速データ通信に用いる通信ケーブルについては、E
IA/TIA(米国電子工業会/米国通信工業会)によ
り標準規格が定められており、特に、100Mbpsま
でのデータ伝送に使用できる電線については、そのカテ
ゴリー5において複数の対を撚り合わせて成るユニット
を集合撚りした非シールドのユニットタイプケーブルの
性能仕様で最低限の性能に関する標準規格が定められて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来技術の
複数の対を撚り合わせて成る通信ケーブルでは、100
Mbps程度又はそれ以上の高周波、例えば、非同期転
送モードのコンピュータネットワーク(ATM LA
N)において必要な150Mbps程度の高速データ通
信やケーブルテレビ(CATV)等の画像通信の高周波
通信に要求される特性を得ることができず、結局高速デ
ータ通信や高周波通信に必要な特性を得るためには、こ
のような複数の対を撚り合わせて成る通信ケーブルを1
ユニットとし、このユニットを複数組集合撚りしてユニ
ットタイプのケーブルとする必要がある。
複数の対を撚り合わせて成る通信ケーブルでは、100
Mbps程度又はそれ以上の高周波、例えば、非同期転
送モードのコンピュータネットワーク(ATM LA
N)において必要な150Mbps程度の高速データ通
信やケーブルテレビ(CATV)等の画像通信の高周波
通信に要求される特性を得ることができず、結局高速デ
ータ通信や高周波通信に必要な特性を得るためには、こ
のような複数の対を撚り合わせて成る通信ケーブルを1
ユニットとし、このユニットを複数組集合撚りしてユニ
ットタイプのケーブルとする必要がある。
【0005】しかし、従来技術のような単に隣り合う対
を異なる撚りピッチで撚り合わせて成るユニットを複数
組集合撚りしてユニットタイプの通信ケーブルを製造し
ても、あるユニットを構成する対の撚りピッチと、隣り
合うユニットを構成する対の撚りピッチとが等しくなる
と、充分な漏話特性を得ることができず、EIA/TI
A(米国電子工業会/米国通信工業会)で定める標準規
格における漏話特性をクリアすることができない。すな
わち、ユニットタイプのケーブルにおいては、1つのユ
ニット内における対の関係だけではなく、あるユニット
を構成する対と、そのユニットと隣り合うユニットを構
成する対との間の撚りピッチまで考慮する必要がある。
を異なる撚りピッチで撚り合わせて成るユニットを複数
組集合撚りしてユニットタイプの通信ケーブルを製造し
ても、あるユニットを構成する対の撚りピッチと、隣り
合うユニットを構成する対の撚りピッチとが等しくなる
と、充分な漏話特性を得ることができず、EIA/TI
A(米国電子工業会/米国通信工業会)で定める標準規
格における漏話特性をクリアすることができない。すな
わち、ユニットタイプのケーブルにおいては、1つのユ
ニット内における対の関係だけではなく、あるユニット
を構成する対と、そのユニットと隣り合うユニットを構
成する対との間の撚りピッチまで考慮する必要がある。
【0006】この場合、各ユニット毎にシールドを施し
て各ユニット間における絶縁性を確保することにより、
あるユニットを構成する対と隣り合うユニットを構成す
る対との間の撚りピッチまで考慮することなく、漏話特
性の向上を図ることが考えられるが、このようにする
と、通信ケーブルの直径が大きく、また、重量も重くな
る上に、通信ケーブルにある程度必要とされる可撓性に
欠ける問題点が生じ、更にはコストアップにもつなが
る。
て各ユニット間における絶縁性を確保することにより、
あるユニットを構成する対と隣り合うユニットを構成す
る対との間の撚りピッチまで考慮することなく、漏話特
性の向上を図ることが考えられるが、このようにする
と、通信ケーブルの直径が大きく、また、重量も重くな
る上に、通信ケーブルにある程度必要とされる可撓性に
欠ける問題点が生じ、更にはコストアップにもつなが
る。
【0007】従って、ユニットタイプの通信ケーブルに
おいては、細径、軽量で充分な可撓性を備えつつ、高速
データ通信や高周波通信において充分な漏話特性を得る
ためには、複数のユニット間における対の撚りピッチを
考慮するのが最良であるが、従来は、このような点につ
き充分に対応することができず、100Mbps程度の
高速データ通信において、充分な漏話特性を得ることは
できなかった。特に、ユニットタイプの通信ケーブルに
おいて、複数のユニット間における対の撚りピッチを考
慮するにしても、どの程度の値の撚りピッチで組み合わ
せれば最適な漏話特性を得ることができるかについて
は、確固たる提案がなされていなかったのが現状であ
る。
おいては、細径、軽量で充分な可撓性を備えつつ、高速
データ通信や高周波通信において充分な漏話特性を得る
ためには、複数のユニット間における対の撚りピッチを
考慮するのが最良であるが、従来は、このような点につ
き充分に対応することができず、100Mbps程度の
高速データ通信において、充分な漏話特性を得ることは
できなかった。特に、ユニットタイプの通信ケーブルに
おいて、複数のユニット間における対の撚りピッチを考
慮するにしても、どの程度の値の撚りピッチで組み合わ
せれば最適な漏話特性を得ることができるかについて
は、確固たる提案がなされていなかったのが現状であ
る。
【0008】更に、複数の対を有する通信ケーブルにつ
いては、ISO/IEC(国際標準化機構/国際電気標
準会議)により、EIA/TIA(米国電子工業会/米
国通信工業会)で定める100Mbpsの高速データ通
信に用いることができる電線の標準規格(カテゴリー
5)における漏話減衰量に対し、規格値+〔6+10lo
g (n+1):nはあるユニットが隣接するユニットの
数を示す〕dB程度のマージンを設けるべき旨が提案さ
れており、同時に発信された信号からの多重漏話特性に
対し、一層厳しい要求がなされている。
いては、ISO/IEC(国際標準化機構/国際電気標
準会議)により、EIA/TIA(米国電子工業会/米
国通信工業会)で定める100Mbpsの高速データ通
信に用いることができる電線の標準規格(カテゴリー
5)における漏話減衰量に対し、規格値+〔6+10lo
g (n+1):nはあるユニットが隣接するユニットの
数を示す〕dB程度のマージンを設けるべき旨が提案さ
れており、同時に発信された信号からの多重漏話特性に
対し、一層厳しい要求がなされている。
【0009】本発明の目的は、上記の欠点を回避し、複
数の対を撚り合わせて形成された複数のユニットを集合
して用い100Mbps以上の高周波の高速データ通信
や高周波通信に対応する場合において、細径、軽量で充
分な可撓性を備えつつ、充分な漏話特性を確保すること
ができる通信ケーブルを提供することにある。
数の対を撚り合わせて形成された複数のユニットを集合
して用い100Mbps以上の高周波の高速データ通信
や高周波通信に対応する場合において、細径、軽量で充
分な可撓性を備えつつ、充分な漏話特性を確保すること
ができる通信ケーブルを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するための手段として、複数の対を隣り合う対が異
なる撚りピッチとなるように撚り合わせて成る複数のユ
ニットを隣り合うユニットが異なる撚りピッチとなるよ
うに集合撚りして形成されている通信ケーブルにおい
て、複数のユニットのうち任意に選択された隣り合う2
つのユニットUi、Uj のうち、一方のユニットUi を
構成する複数の対のうち任意に選択された対Ti の撚り
ピッチPi と、他方のユニットUj を構成する複数の対
のうち任意に選択された対Tj の撚りピッチPj とが共
に、Piy×Pjy/d2 ≦350(数式(1))、Pix×
Pjx/d2 ≦7(数式(2))、Piy>Pjyの時はPiy
/Pjy≧1.25、Piy<Pjyの時はPiy/Pjy≦0.
8(数式(3))を同時に満足する領域から選択されて
撚り合わされていることを特徴とする通信ケーブルを提
供するものである。ここに、上記の数式(1)乃至数式
(3)において、Piy、Pjyは、それぞれ、対Ti の撚
りピッチPi 及び対Tj の撚りピッチPj のユニット長
手方向成分を示し、また、Pix、Pjxは、それぞれ、対
Ti の撚りピッチPi 及び対Tj の撚りピッチPj のユ
ニット径方向成分を示し、更に、dは複数の対を構成す
る絶縁電線の外径を示す。
解決するための手段として、複数の対を隣り合う対が異
なる撚りピッチとなるように撚り合わせて成る複数のユ
ニットを隣り合うユニットが異なる撚りピッチとなるよ
うに集合撚りして形成されている通信ケーブルにおい
て、複数のユニットのうち任意に選択された隣り合う2
つのユニットUi、Uj のうち、一方のユニットUi を
構成する複数の対のうち任意に選択された対Ti の撚り
ピッチPi と、他方のユニットUj を構成する複数の対
のうち任意に選択された対Tj の撚りピッチPj とが共
に、Piy×Pjy/d2 ≦350(数式(1))、Pix×
Pjx/d2 ≦7(数式(2))、Piy>Pjyの時はPiy
/Pjy≧1.25、Piy<Pjyの時はPiy/Pjy≦0.
8(数式(3))を同時に満足する領域から選択されて
撚り合わされていることを特徴とする通信ケーブルを提
供するものである。ここに、上記の数式(1)乃至数式
(3)において、Piy、Pjyは、それぞれ、対Ti の撚
りピッチPi 及び対Tj の撚りピッチPj のユニット長
手方向成分を示し、また、Pix、Pjxは、それぞれ、対
Ti の撚りピッチPi 及び対Tj の撚りピッチPj のユ
ニット径方向成分を示し、更に、dは複数の対を構成す
る絶縁電線の外径を示す。
【0011】
【作用】複数の対の撚りピッチをこのように数値限定す
ると、あるユニットを構成する対と、このユニットと隣
り合うユニットを構成する対の撚りピッチが必ず異な
り、しかも各対が実験の結果得られた最適な値の撚りピ
ッチで撚り合わされているため、100Mbps程度ま
たはそれ以上の高周波の高速データ通信や高周波通信に
対応しつつ、各ユニットに特にシールドを施すことなく
充分な漏話特性を得ることができる。
ると、あるユニットを構成する対と、このユニットと隣
り合うユニットを構成する対の撚りピッチが必ず異な
り、しかも各対が実験の結果得られた最適な値の撚りピ
ッチで撚り合わされているため、100Mbps程度ま
たはそれ以上の高周波の高速データ通信や高周波通信に
対応しつつ、各ユニットに特にシールドを施すことなく
充分な漏話特性を得ることができる。
【0012】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明
すると、図1は本発明の通信ケーブル10を示し、この
通信ケーブル10は、必要に応じて設けられる介在34
を介して複数のユニット12を集合撚りして押巻き36
により被覆し、この押巻き36の上にシース38を被覆
して形成されている。すなわち、本発明の通信ケーブル
10は、いわゆるユニットタイプの通信ケーブルであ
り、EIA/TIA(米国電子工業会/米国通信工業
会)で定める100Mbps程度の高速データ通信に使
用できる電線の標準規格に対応することができるもので
ある。従って、本発明の通信ケーブル10は、近年要求
が高まっている商用ビルディング等の構内配線システム
における高速データ通信に対応することができる。な
お、図1に示す実施例では、通信ケーブル10は、6つ
のユニット12A乃至12Fから成っているが、必要に
応じて他の適宜な数としてもよい。
すると、図1は本発明の通信ケーブル10を示し、この
通信ケーブル10は、必要に応じて設けられる介在34
を介して複数のユニット12を集合撚りして押巻き36
により被覆し、この押巻き36の上にシース38を被覆
して形成されている。すなわち、本発明の通信ケーブル
10は、いわゆるユニットタイプの通信ケーブルであ
り、EIA/TIA(米国電子工業会/米国通信工業
会)で定める100Mbps程度の高速データ通信に使
用できる電線の標準規格に対応することができるもので
ある。従って、本発明の通信ケーブル10は、近年要求
が高まっている商用ビルディング等の構内配線システム
における高速データ通信に対応することができる。な
お、図1に示す実施例では、通信ケーブル10は、6つ
のユニット12A乃至12Fから成っているが、必要に
応じて他の適宜な数としてもよい。
【0013】複数のユニット12A乃至12Fの各々
は、図1及び図2に示すように、複数の対14を撚り合
わせて形成されている。図1及び図2に示す実施例で
は、各ユニット12A乃至12Fは、4つの対14A乃
至14Dから成っているが、必要に応じて他の適宜な数
としてもよい。このように6つのユニット12A乃至1
2Fの各々は、4つの対14A乃至14Dから成ってい
るため、図1に示す通信ケーブル10は、計24の対1
4を有している。
は、図1及び図2に示すように、複数の対14を撚り合
わせて形成されている。図1及び図2に示す実施例で
は、各ユニット12A乃至12Fは、4つの対14A乃
至14Dから成っているが、必要に応じて他の適宜な数
としてもよい。このように6つのユニット12A乃至1
2Fの各々は、4つの対14A乃至14Dから成ってい
るため、図1に示す通信ケーブル10は、計24の対1
4を有している。
【0014】この複数のユニット12は、隣り合うユニ
ット12が異なる撚りピッチとなるように撚り合わされ
ている。ここに、本発明において、ユニット12の撚り
ピッチとは、各ユニット12を構成する4つの対14A
乃至14Dを撚り合わせるピッチをいう。
ット12が異なる撚りピッチとなるように撚り合わされ
ている。ここに、本発明において、ユニット12の撚り
ピッチとは、各ユニット12を構成する4つの対14A
乃至14Dを撚り合わせるピッチをいう。
【0015】各対14は、図2に示すように、2心の絶
縁電線16を撚り合わせて形成されている。この絶縁電
線16は、図3に示すように、導体18に絶縁層20を
被覆して形成される。この導体18としては、例えば、
軟銅線等を用いることができ、また、絶縁層20は、例
えばポリエチレン等から形成することができる。
縁電線16を撚り合わせて形成されている。この絶縁電
線16は、図3に示すように、導体18に絶縁層20を
被覆して形成される。この導体18としては、例えば、
軟銅線等を用いることができ、また、絶縁層20は、例
えばポリエチレン等から形成することができる。
【0016】これらの4つの対14A乃至14Dは、漏
話が生じないよう、隣り合う対14が異なる撚りピッチ
となるように撚り合わされている。従って、例えば、図
1及び図2に示す隣り合う対14Aと対14Bの一方の
対14Aの撚りピッチPA と他方の対14Bの撚りピッ
チPB は異なり、このことは対14Bと対14C、対1
4Cと対14D、また対14Dと対14Aとの間でも成
立する。すなわち対14AのピッチをPA 、対14Bの
ピッチをPB 、対14CのピッチをPC 、対14Dのピ
ッチをPD とした場合、PA ≠PB 、PB ≠PC 、PC
≠PD 、PD ≠PA が常に成立する。なお、本発明にお
いて、対14の撚りピッチとは、各対14を構成する2
心の絶縁電線16を撚り合わせるピッチをいう。
話が生じないよう、隣り合う対14が異なる撚りピッチ
となるように撚り合わされている。従って、例えば、図
1及び図2に示す隣り合う対14Aと対14Bの一方の
対14Aの撚りピッチPA と他方の対14Bの撚りピッ
チPB は異なり、このことは対14Bと対14C、対1
4Cと対14D、また対14Dと対14Aとの間でも成
立する。すなわち対14AのピッチをPA 、対14Bの
ピッチをPB 、対14CのピッチをPC 、対14Dのピ
ッチをPD とした場合、PA ≠PB 、PB ≠PC 、PC
≠PD 、PD ≠PA が常に成立する。なお、本発明にお
いて、対14の撚りピッチとは、各対14を構成する2
心の絶縁電線16を撚り合わせるピッチをいう。
【0017】本発明においては、複数のユニット12の
うち任意に選択された隣り合う2つのユニットUi 、U
j のうち、一方のユニットUi を構成する複数の対14
のうち任意に選択された対Ti の撚りピッチPi と、他
方のユニットUj を構成する複数の対14のうち任意に
選択された対Tj の撚りピッチPj とが共に、Piy×P
jy/d2 ≦350(数式(1))、Pix×Pjx/d2 ≦
7(数式(2))、Piy>Pjyの時はPiy/Pjy≧1.
25、Piy<Pjyの時はPiy/Pjy≦0.8(数式
(3))を同時に満足する領域から選択されて、2心の
絶縁電線16や複数の対14が撚り合わされ、通信ケー
ブル10が構成されている。
うち任意に選択された隣り合う2つのユニットUi 、U
j のうち、一方のユニットUi を構成する複数の対14
のうち任意に選択された対Ti の撚りピッチPi と、他
方のユニットUj を構成する複数の対14のうち任意に
選択された対Tj の撚りピッチPj とが共に、Piy×P
jy/d2 ≦350(数式(1))、Pix×Pjx/d2 ≦
7(数式(2))、Piy>Pjyの時はPiy/Pjy≧1.
25、Piy<Pjyの時はPiy/Pjy≦0.8(数式
(3))を同時に満足する領域から選択されて、2心の
絶縁電線16や複数の対14が撚り合わされ、通信ケー
ブル10が構成されている。
【0018】ここに、上記の数式(1)乃至数式(3)
において、Piy及びPjyは、図4に示すように、対Ti
の撚りピッチPi のユニット長手方向成分または対Tj
の撚りピッチPj のユニット長手方向成分をそれぞれ示
し、また、Pix及びPjxは、同じく図4に示すように、
それぞれ対Ti の撚りピッチPi のユニット径方向成分
または対Tj の撚りピッチPj のユニット径方向成分を
それぞれ示す。なお、同じくdは、対14を構成する絶
縁電線16の外径を示す。
において、Piy及びPjyは、図4に示すように、対Ti
の撚りピッチPi のユニット長手方向成分または対Tj
の撚りピッチPj のユニット長手方向成分をそれぞれ示
し、また、Pix及びPjxは、同じく図4に示すように、
それぞれ対Ti の撚りピッチPi のユニット径方向成分
または対Tj の撚りピッチPj のユニット径方向成分を
それぞれ示す。なお、同じくdは、対14を構成する絶
縁電線16の外径を示す。
【0019】このように、本発明においては、対Ti の
撚りピッチPi 及び対Tj の撚りピッチPj を、ユニッ
ト長手方向成分と、ユニット径方向成分との2つに分解
して考える。ここに、対Ti の撚りピッチPi のユニッ
ト長手方向成分Piyは、図4に示すように、対Ti を有
するユニットUi の撚りピッチをPui、またユニットU
i の外径をDuiとおくと、Piy=〔Pui/[Pui 2 +
(πDui)2 ]1/2 〕×Pi (数式(4))により、求
めることができ、また対Ti の撚りピッチPi のユニッ
ト径方向成分Pixは、Pix=〔πDui/[Pui 2 +(π
Dui)2 ]1/2 〕×Pi (数式(5))により求めるこ
とができる。
撚りピッチPi 及び対Tj の撚りピッチPj を、ユニッ
ト長手方向成分と、ユニット径方向成分との2つに分解
して考える。ここに、対Ti の撚りピッチPi のユニッ
ト長手方向成分Piyは、図4に示すように、対Ti を有
するユニットUi の撚りピッチをPui、またユニットU
i の外径をDuiとおくと、Piy=〔Pui/[Pui 2 +
(πDui)2 ]1/2 〕×Pi (数式(4))により、求
めることができ、また対Ti の撚りピッチPi のユニッ
ト径方向成分Pixは、Pix=〔πDui/[Pui 2 +(π
Dui)2 ]1/2 〕×Pi (数式(5))により求めるこ
とができる。
【0020】また、対Tj の撚りピッチPj のユニット
長手方向成分Pjy、及びユニット径方向成分Pjxも、対
Tj を有するユニットUj の撚りピッチをPuj、またユ
ニットUj の外径をDujとおき、上記数式(4)及び数
式(5)のPuiをPujに、またDuiをDujに置き換え
て、同様に求めることができる。
長手方向成分Pjy、及びユニット径方向成分Pjxも、対
Tj を有するユニットUj の撚りピッチをPuj、またユ
ニットUj の外径をDujとおき、上記数式(4)及び数
式(5)のPuiをPujに、またDuiをDujに置き換え
て、同様に求めることができる。
【0021】複数の対14の撚りピッチをこのように数
値限定して設定すると、後に述べる実験例から解るよう
に、100Mbps程度又はそれ以上の高周波の高速デ
ータ通信や高周波通信に用いる場合においても、充分な
漏話特性を得ることができる。
値限定して設定すると、後に述べる実験例から解るよう
に、100Mbps程度又はそれ以上の高周波の高速デ
ータ通信や高周波通信に用いる場合においても、充分な
漏話特性を得ることができる。
【0022】上記の数式(1)乃至(3)について、例
えば、図1を例に説明すると、ユニット12Aを構成す
る複数の対14のうち任意に選択された対14Aの撚り
ピッチPA と、このユニット12Aと隣り合うユニット
12Bを構成する複数の対14のうち任意に選択された
対14Bの撚りピッチPB とが共に、対14Aの撚りピ
ッチPA を、そのユニット長手方向成分PAyとユニット
径方向成分PAxとに、また、対14Bの撚りピッチPB
を、そのユニット長手方向成分PByとユニット径方向成
分PBxとに分解して考え、また、この図1に示す各対1
4を構成する絶縁電線16の外径をdとおいた場合に、
PAy×PBy/d2 ≦350(数式(1))、PAx×PBx
/d2 ≦7(数式(2))、PAy>PByの時はPAy/P
By≧1.25、PAy<PByの時はPAy/PBy≦0.8
(数式(3))を同時に満足する領域から選択されてい
る。
えば、図1を例に説明すると、ユニット12Aを構成す
る複数の対14のうち任意に選択された対14Aの撚り
ピッチPA と、このユニット12Aと隣り合うユニット
12Bを構成する複数の対14のうち任意に選択された
対14Bの撚りピッチPB とが共に、対14Aの撚りピ
ッチPA を、そのユニット長手方向成分PAyとユニット
径方向成分PAxとに、また、対14Bの撚りピッチPB
を、そのユニット長手方向成分PByとユニット径方向成
分PBxとに分解して考え、また、この図1に示す各対1
4を構成する絶縁電線16の外径をdとおいた場合に、
PAy×PBy/d2 ≦350(数式(1))、PAx×PBx
/d2 ≦7(数式(2))、PAy>PByの時はPAy/P
By≧1.25、PAy<PByの時はPAy/PBy≦0.8
(数式(3))を同時に満足する領域から選択されてい
る。
【0023】また、本発明の通信ケーブル10において
は、これらの複数のユニット12のうち任意に選択され
た隣り合う2つのユニットUi 、Uj のうち一方のユニ
ットUi を構成する複数の対14のうち任意に選択され
た対Ti と他方のユニットUj を構成する複数の対14
のうち任意に選択された対Tj とが異なる撚りピッチで
撚り合わせられている。
は、これらの複数のユニット12のうち任意に選択され
た隣り合う2つのユニットUi 、Uj のうち一方のユニ
ットUi を構成する複数の対14のうち任意に選択され
た対Ti と他方のユニットUj を構成する複数の対14
のうち任意に選択された対Tj とが異なる撚りピッチで
撚り合わせられている。
【0024】従って、例えば、図1を例に説明すると、
ユニット12Aを構成する複数の対14のうち任意に選
択された対14Aと、このユニット12Aと隣り合うユ
ニット12Bを構成する複数の対14のうち任意に選択
された対14A及びユニット12Fを構成する複数の対
14のうち任意に選択された対14Aとの撚りピッチが
異なるように設定する必要がある。これは、ユニット1
2Aの対14Aと、ユニット12Bの対14A及びユニ
ット12Fの対14Aとが隣り合った場合に、漏話特性
が低下するのを防止するためである。
ユニット12Aを構成する複数の対14のうち任意に選
択された対14Aと、このユニット12Aと隣り合うユ
ニット12Bを構成する複数の対14のうち任意に選択
された対14A及びユニット12Fを構成する複数の対
14のうち任意に選択された対14Aとの撚りピッチが
異なるように設定する必要がある。これは、ユニット1
2Aの対14Aと、ユニット12Bの対14A及びユニ
ット12Fの対14Aとが隣り合った場合に、漏話特性
が低下するのを防止するためである。
【0025】この場合、良好な漏話特性を得るために
は、隣り合うユニット12間で、対14の撚りピッチを
調整すればよいから、図5に示すように、ユニット12
を所定の撚りピッチのタイプIと、このタイプIの撚り
ピッチと異なる撚りピッチのタイプIIの2種類設定
し、これらのタイプIのユニット12とタイプIIのユ
ニット12とを、交互に配置する。例えば、図1におけ
るユニット12AをタイプI(図5参照)、ユニット1
2BをタイプII(図5参照)とし、以下ユニット12
C乃至12Fを、同様に配置することにより、全ての隣
り合うユニット12間で、対14の撚りピッチが異なる
ように調整することができる。
は、隣り合うユニット12間で、対14の撚りピッチを
調整すればよいから、図5に示すように、ユニット12
を所定の撚りピッチのタイプIと、このタイプIの撚り
ピッチと異なる撚りピッチのタイプIIの2種類設定
し、これらのタイプIのユニット12とタイプIIのユ
ニット12とを、交互に配置する。例えば、図1におけ
るユニット12AをタイプI(図5参照)、ユニット1
2BをタイプII(図5参照)とし、以下ユニット12
C乃至12Fを、同様に配置することにより、全ての隣
り合うユニット12間で、対14の撚りピッチが異なる
ように調整することができる。
【0026】また、このように、タイプI(図5参照)
とタイプII(図5参照)の2種類のユニット12を設
定する場合、図1に示すように、4つの対14A乃至1
4Dから成るユニット12であれば、4(対)×2(ユ
ニットの種類数)=8(ピッチ数)より、8種類のピッ
チ数を設定することにより、隣り合う2つのユニット1
2間において全ての対14の撚りピッチを異ならせるこ
とができる。すなわち、任意に選択された隣り合う2つ
のユニットUi 、Uj のうち一方のユニットUi を構成
する複数の対14のうち任意に選択された対Ti と他方
のユニットUjを構成する複数の対14のうち任意に選
択された対Tj とを異なる撚りピッチで撚り合わせるこ
とができる。例えば、図1において、ユニット12Aを
構成する複数の対14のうち任意に選択された対14A
と、このユニット12Aと隣り合うユニット12Bを構
成する複数の対14のうち任意に選択された対14Aと
の撚りピッチは常に異なることになる。
とタイプII(図5参照)の2種類のユニット12を設
定する場合、図1に示すように、4つの対14A乃至1
4Dから成るユニット12であれば、4(対)×2(ユ
ニットの種類数)=8(ピッチ数)より、8種類のピッ
チ数を設定することにより、隣り合う2つのユニット1
2間において全ての対14の撚りピッチを異ならせるこ
とができる。すなわち、任意に選択された隣り合う2つ
のユニットUi 、Uj のうち一方のユニットUi を構成
する複数の対14のうち任意に選択された対Ti と他方
のユニットUjを構成する複数の対14のうち任意に選
択された対Tj とを異なる撚りピッチで撚り合わせるこ
とができる。例えば、図1において、ユニット12Aを
構成する複数の対14のうち任意に選択された対14A
と、このユニット12Aと隣り合うユニット12Bを構
成する複数の対14のうち任意に選択された対14Aと
の撚りピッチは常に異なることになる。
【0027】次に、上述した数式(1)乃至数式(3)
を導いた過程を、表1及び表2に示す実験例を参照して
詳細に説明する。
を導いた過程を、表1及び表2に示す実験例を参照して
詳細に説明する。
【0028】
【表1】
【0029】この表1は、対14のピッチ数の最適な設
定値を得るために設定した様々な実験例の通信ケーブル
10の性能仕様を示したものである。すなわち、表1に
示すように、外径0.511mmの軟銅線から成る導体
に、低密度ポリエチレンから成る外径0.92mmの絶
縁層を被覆した絶縁電線16から成る4つの対14を用
いて、図1に示すように6つのユニット12(ユニット
12の外径3.77mm)を介在34を介して集合撚り
して成る通信ケーブル10を製造した。また、この場合
において、4つの対14A乃至14Dの撚りピッチ、す
なわちそれぞれの対14を構成する2心の絶縁電線16
を撚り合わせるピッチを、タイプIについては、それぞ
れ10mm、14mm、18mm、22mmに、タイプ
IIについては、それぞれ12mm、16mm、20m
m、24mmに設定して、同一ユニット12内における
隣り合う対14の撚りピッチを異ならせた上で、図5に
示すように、タイプIとタイプIIの2種類のユニット
12を交互に配列した。
定値を得るために設定した様々な実験例の通信ケーブル
10の性能仕様を示したものである。すなわち、表1に
示すように、外径0.511mmの軟銅線から成る導体
に、低密度ポリエチレンから成る外径0.92mmの絶
縁層を被覆した絶縁電線16から成る4つの対14を用
いて、図1に示すように6つのユニット12(ユニット
12の外径3.77mm)を介在34を介して集合撚り
して成る通信ケーブル10を製造した。また、この場合
において、4つの対14A乃至14Dの撚りピッチ、す
なわちそれぞれの対14を構成する2心の絶縁電線16
を撚り合わせるピッチを、タイプIについては、それぞ
れ10mm、14mm、18mm、22mmに、タイプ
IIについては、それぞれ12mm、16mm、20m
m、24mmに設定して、同一ユニット12内における
隣り合う対14の撚りピッチを異ならせた上で、図5に
示すように、タイプIとタイプIIの2種類のユニット
12を交互に配列した。
【0030】
【表2】
【0031】以上の条件の下で、各ユニット12内の4
つの対14A乃至14Dを、表2に示すように、(1)
タイプIについては30mm、タイプIIについては4
0mm(実験例1)、(2)タイプIについては50m
m、タイプIIについては60mm(実験例2)、
(3)タイプIについては70mm、タイプIIについ
ては90mm(実験例3)、(4)タイプIについては
110mm、タイプIIについては130mm(実験例
4)の、4つの組み合わせの撚りピッチで撚り合わせて
8通りの各ユニット12を構成し、隣り合うユニット1
2とは異なる撚りピッチとなるように複数の対14を相
互に撚り合わせてユニット撚りとし、4つの実験例を設
定した。なお、いずれの実験例においても、各ユニット
12は、表1に示すように、全て210mmの撚りピッ
チで集合撚りした。
つの対14A乃至14Dを、表2に示すように、(1)
タイプIについては30mm、タイプIIについては4
0mm(実験例1)、(2)タイプIについては50m
m、タイプIIについては60mm(実験例2)、
(3)タイプIについては70mm、タイプIIについ
ては90mm(実験例3)、(4)タイプIについては
110mm、タイプIIについては130mm(実験例
4)の、4つの組み合わせの撚りピッチで撚り合わせて
8通りの各ユニット12を構成し、隣り合うユニット1
2とは異なる撚りピッチとなるように複数の対14を相
互に撚り合わせてユニット撚りとし、4つの実験例を設
定した。なお、いずれの実験例においても、各ユニット
12は、表1に示すように、全て210mmの撚りピッ
チで集合撚りした。
【0032】次いで、この表1及び表2に示す4つの実
験例について、それぞれ隣接するユニット12間(表1
及び表2のタイプIとタイプII間)における全ての対
14の組み合わせにつき、近端漏話減衰量を測定した。
験例について、それぞれ隣接するユニット12間(表1
及び表2のタイプIとタイプII間)における全ての対
14の組み合わせにつき、近端漏話減衰量を測定した。
【0033】
【表3】
【0034】このようにして各実験例につき得られた近
端漏話減衰量を、表3に示すEIA/TIA(米国電子
工業会/米国通信工業会)の100Mbpsの高速デー
タ通信に用いることができる電線の標準規格(カテゴリ
ー5)に照らして、評価を行った。評価方法は、表1に
示すタイプIのユニット12を構成する4つの対乃至
と、タイプIIのユニット12を構成する4つの対
乃至との間の全ての組み合わせ(例えば、対と対
、対と対、対と対、対と対等の組み合わ
せで、計16通り)につき得られた近端漏話減衰量の測
定値から、表3に示す規格値+11dBの値を引いた値
を算出し、これを各組み合わせにつき表3に示す標準規
格の全周波数帯域(表3に示す12の周波数)にわたっ
て求めた。そして、最悪の場合でも表3に示す規格値+
11dBをクリアすることができるかが問題となるた
め、対14の各組み合わせにつき、全周波数帯域におい
て得られた12通りの近端漏話減衰量の中から、最小値
をもって、各組み合わせの漏話レベルとした。
端漏話減衰量を、表3に示すEIA/TIA(米国電子
工業会/米国通信工業会)の100Mbpsの高速デー
タ通信に用いることができる電線の標準規格(カテゴリ
ー5)に照らして、評価を行った。評価方法は、表1に
示すタイプIのユニット12を構成する4つの対乃至
と、タイプIIのユニット12を構成する4つの対
乃至との間の全ての組み合わせ(例えば、対と対
、対と対、対と対、対と対等の組み合わ
せで、計16通り)につき得られた近端漏話減衰量の測
定値から、表3に示す規格値+11dBの値を引いた値
を算出し、これを各組み合わせにつき表3に示す標準規
格の全周波数帯域(表3に示す12の周波数)にわたっ
て求めた。そして、最悪の場合でも表3に示す規格値+
11dBをクリアすることができるかが問題となるた
め、対14の各組み合わせにつき、全周波数帯域におい
て得られた12通りの近端漏話減衰量の中から、最小値
をもって、各組み合わせの漏話レベルとした。
【0035】なお、この場合、表3に示す規格値に、+
11dBを加算した値をもって評価の基準としたのは、
多重漏話を考慮した場合のマージンとして適当だからで
ある。すなわち、この+11dBという値は、上述した
ISO/IEC(国際標準化機構/国際電気標準会議)
による提案である、規格値+〔6+10log (n+
1)〕dBに、n=2を代入し、6+10log (2+
1)=10.77≒11より算出したものである。この
場合、変数nは、あるユニット12が隣り合うユニット
12の数であるため、表1により特定される通信ケーブ
ル10においては、図1を例に説明すると、あるユニッ
ト12Aが、隣り合うのは、ユニット12Bとユニット
12Fの2つであることから、n=2となる。従って、
図1と異なり、例えば中心に介在34の代わりにユニッ
ト12を配置した場合には、あるユニット12が隣り合
うユニットの数は、3つであるからn=3となる。
11dBを加算した値をもって評価の基準としたのは、
多重漏話を考慮した場合のマージンとして適当だからで
ある。すなわち、この+11dBという値は、上述した
ISO/IEC(国際標準化機構/国際電気標準会議)
による提案である、規格値+〔6+10log (n+
1)〕dBに、n=2を代入し、6+10log (2+
1)=10.77≒11より算出したものである。この
場合、変数nは、あるユニット12が隣り合うユニット
12の数であるため、表1により特定される通信ケーブ
ル10においては、図1を例に説明すると、あるユニッ
ト12Aが、隣り合うのは、ユニット12Bとユニット
12Fの2つであることから、n=2となる。従って、
図1と異なり、例えば中心に介在34の代わりにユニッ
ト12を配置した場合には、あるユニット12が隣り合
うユニットの数は、3つであるからn=3となる。
【0036】以上のようにして種々の実験をし、その結
果得られた評価を、図6乃至図8に示した。
果得られた評価を、図6乃至図8に示した。
【0037】この場合、実験の結果得られた漏話レベル
を、各対14の撚りピッチの組み合わせとの関係で考え
て評価を行うに際し、撚り合わされているためにユニッ
ト12内において斜めに走査している対14の撚りピッ
チPを、図4に示すように、ユニット長手方向成分(図
4のPiy、Pjy参照)と、ユニット径方向成分(図4の
Pix、Pjx参照)とに分解して考えた。すなわち、表1
に示す実験例において、隣接するタイプIのユニット1
2と、タイプIIのユニット12について、タイプIの
ユニットUI を構成する対TI の撚りピッチをPI 、タ
イプIIのユニットUIIを構成する対TIIの撚りピッチ
をPIIとし、対TI の撚りピッチPI をユニット長手方
向成分PIyとユニット径方向成分PIxとに、また、対T
IIの撚りピッチPIIをユニット長手方向成分PIIy とユ
ニット径方向成分PIIx とに分解して考えて、種々の評
価を行った。
を、各対14の撚りピッチの組み合わせとの関係で考え
て評価を行うに際し、撚り合わされているためにユニッ
ト12内において斜めに走査している対14の撚りピッ
チPを、図4に示すように、ユニット長手方向成分(図
4のPiy、Pjy参照)と、ユニット径方向成分(図4の
Pix、Pjx参照)とに分解して考えた。すなわち、表1
に示す実験例において、隣接するタイプIのユニット1
2と、タイプIIのユニット12について、タイプIの
ユニットUI を構成する対TI の撚りピッチをPI 、タ
イプIIのユニットUIIを構成する対TIIの撚りピッチ
をPIIとし、対TI の撚りピッチPI をユニット長手方
向成分PIyとユニット径方向成分PIxとに、また、対T
IIの撚りピッチPIIをユニット長手方向成分PIIy とユ
ニット径方向成分PIIx とに分解して考えて、種々の評
価を行った。
【0038】まず、図6は横軸にタイプIのユニットU
I を構成する対TI の撚りピッチPI のユニット長手方
向成分PIyと、タイプIIのユニットUIIを構成する対
TIIの撚りピッチPIIのユニット長手方向成分PIIy と
の積(PIy×PIIy )をとり、縦軸に対14の各組み合
わせにつき得られた近端漏話減衰量の測定値から表3に
示す規格値+11dBを引いた値の全周波数帯域の中で
の最小値をとって、各実験例における対14の組み合わ
せの近端漏話減衰量の評価を示したものである。従っ
て、この図6において、縦軸がOの時には、測定値と規
格値+11dBとの間に差がなく、測定値=規格値+1
1dBであったことを示し、規格値+11dBという基
準をクリアしていることになる。しかもこの場合、図6
における各プロットは、対14の各組み合わせにつき、
全周波数帯域において得られた近端漏話減衰量の中での
最小値を示しているため、このプロットが縦軸のO以上
にある場合には、その対14の組み合わせにおいては、
他の全ての周波数帯域においても規格値+11dBとい
う基準をクリアすることを示している。
I を構成する対TI の撚りピッチPI のユニット長手方
向成分PIyと、タイプIIのユニットUIIを構成する対
TIIの撚りピッチPIIのユニット長手方向成分PIIy と
の積(PIy×PIIy )をとり、縦軸に対14の各組み合
わせにつき得られた近端漏話減衰量の測定値から表3に
示す規格値+11dBを引いた値の全周波数帯域の中で
の最小値をとって、各実験例における対14の組み合わ
せの近端漏話減衰量の評価を示したものである。従っ
て、この図6において、縦軸がOの時には、測定値と規
格値+11dBとの間に差がなく、測定値=規格値+1
1dBであったことを示し、規格値+11dBという基
準をクリアしていることになる。しかもこの場合、図6
における各プロットは、対14の各組み合わせにつき、
全周波数帯域において得られた近端漏話減衰量の中での
最小値を示しているため、このプロットが縦軸のO以上
にある場合には、その対14の組み合わせにおいては、
他の全ての周波数帯域においても規格値+11dBとい
う基準をクリアすることを示している。
【0039】この図6の斜線領域に示すように、PIy×
PIIy ≦300の領域内であれば、規格値+11dBと
いう基準をクリアする対14の組み合わせを、ある程度
確保することができることが判明した。そこで、これを
対14を構成する絶縁電線16の外径dとの関係で条件
付けするため、このPIy×PIIy ≦300(任意に選択
された対Ti 、Tj の撚りピッチPi 、Pj とするとP
iy×Pjy≦300)の左辺を、対14を構成する絶縁電
線16の外径dの2乗で割ることにより、Piy×Pjy/
d2 ≦350という数式(1)を導いたのである。もっ
とも、図6に示す斜線領域においては、未だ縦軸がO以
下となる(すなわち、規格値+11dBという基準をク
リアしない)対14の組み合わせも含まれているが、こ
れは表1に示す実験例における各対14の撚りピッチの
組み合わせが、未だ数式(2)と、数式(3)という他
の条件を満足しているとは限らないからである。従っ
て、この図6からは、同時に、この数式(1)のみを満
足するだけでは足りず、規格値+11dBという基準を
完全にクリアするためには、他の条件をも考慮する必要
があることが解る。
PIIy ≦300の領域内であれば、規格値+11dBと
いう基準をクリアする対14の組み合わせを、ある程度
確保することができることが判明した。そこで、これを
対14を構成する絶縁電線16の外径dとの関係で条件
付けするため、このPIy×PIIy ≦300(任意に選択
された対Ti 、Tj の撚りピッチPi 、Pj とするとP
iy×Pjy≦300)の左辺を、対14を構成する絶縁電
線16の外径dの2乗で割ることにより、Piy×Pjy/
d2 ≦350という数式(1)を導いたのである。もっ
とも、図6に示す斜線領域においては、未だ縦軸がO以
下となる(すなわち、規格値+11dBという基準をク
リアしない)対14の組み合わせも含まれているが、こ
れは表1に示す実験例における各対14の撚りピッチの
組み合わせが、未だ数式(2)と、数式(3)という他
の条件を満足しているとは限らないからである。従っ
て、この図6からは、同時に、この数式(1)のみを満
足するだけでは足りず、規格値+11dBという基準を
完全にクリアするためには、他の条件をも考慮する必要
があることが解る。
【0040】そこで、次に、図7において、横軸にタイ
プIのユニットUI を構成する対TI の撚りピッチPI
のユニット径方向成分PIxと、タイプIIのユニットU
IIを構成する対TIIの撚りピッチPIIのユニット径方向
成分PIIx との積(PIx×PIIx )をとり、縦軸に対1
4の各組み合わせにつき得られた近端漏話減衰量の測定
値から表3に示す規格値+11dBを引いた値の全周波
数帯域の中での最小値をとって、各実験例における対1
4の組み合わせの近端漏話減衰量の評価を示した。従っ
て、この図7においても、縦軸がOの時には、測定値と
規格値+11dBとの間に差がなく、測定値=規格値+
11dBであったことを示し、規格値+11dBという
基準をクリアしていることになる。また、この図7にお
いても、図6と同様に、プロットが縦軸のO以上にある
場合には、その対14の組み合わせにおいては、他の全
ての周波数帯域においても規格値+11dBという基準
をクリアすることを示している。
プIのユニットUI を構成する対TI の撚りピッチPI
のユニット径方向成分PIxと、タイプIIのユニットU
IIを構成する対TIIの撚りピッチPIIのユニット径方向
成分PIIx との積(PIx×PIIx )をとり、縦軸に対1
4の各組み合わせにつき得られた近端漏話減衰量の測定
値から表3に示す規格値+11dBを引いた値の全周波
数帯域の中での最小値をとって、各実験例における対1
4の組み合わせの近端漏話減衰量の評価を示した。従っ
て、この図7においても、縦軸がOの時には、測定値と
規格値+11dBとの間に差がなく、測定値=規格値+
11dBであったことを示し、規格値+11dBという
基準をクリアしていることになる。また、この図7にお
いても、図6と同様に、プロットが縦軸のO以上にある
場合には、その対14の組み合わせにおいては、他の全
ての周波数帯域においても規格値+11dBという基準
をクリアすることを示している。
【0041】この図7の斜線領域に示すように、PIx×
PIIx ≦6の領域内であれば、規格値+11dBという
基準をクリアする対14の組み合わせを、ある程度確保
することができることが判明した。そこで、これを対1
4を構成する絶縁電線16の外径dとの関係で条件付け
するため、このPIx×PIIx ≦6(任意に選択された対
Ti 、Tj の撚りピッチPi 、Pj とするとPix×Pjx
≦6)の左辺を、対14を構成する絶縁電線16の外径
dの2乗で割ることにより、Pix×Pjx/d2≦7とい
う数式(2)を導いたのである。この図7に示す斜線領
域においても、未だ縦軸がO以下となる(すなわち、規
格値+11dBという基準をクリアしない)対14の組
み合わせも含まれているが、これも、表1に示す各実験
例における対14の組み合わせが、数式(1)と、数式
(3)という他の条件をも満足しているとは限らないか
らである。従って、この図7からも、同時に、この数式
(2)のみを満足するだけでは足りず、規格値+11d
Bという基準を完全にクリアするためには、他の条件を
も考慮する必要があることが解る。
PIIx ≦6の領域内であれば、規格値+11dBという
基準をクリアする対14の組み合わせを、ある程度確保
することができることが判明した。そこで、これを対1
4を構成する絶縁電線16の外径dとの関係で条件付け
するため、このPIx×PIIx ≦6(任意に選択された対
Ti 、Tj の撚りピッチPi 、Pj とするとPix×Pjx
≦6)の左辺を、対14を構成する絶縁電線16の外径
dの2乗で割ることにより、Pix×Pjx/d2≦7とい
う数式(2)を導いたのである。この図7に示す斜線領
域においても、未だ縦軸がO以下となる(すなわち、規
格値+11dBという基準をクリアしない)対14の組
み合わせも含まれているが、これも、表1に示す各実験
例における対14の組み合わせが、数式(1)と、数式
(3)という他の条件をも満足しているとは限らないか
らである。従って、この図7からも、同時に、この数式
(2)のみを満足するだけでは足りず、規格値+11d
Bという基準を完全にクリアするためには、他の条件を
も考慮する必要があることが解る。
【0042】更に、通常、近端漏話は、対14の撚りピ
ッチの比によって左右されると考えられるため、図8に
おいて、横軸にPIy/PIIy をとり、縦軸に、上記の図
6及び図7と同じく、対14の各組み合わせにつき得ら
れた近端漏話減衰量の測定値から表3に示す規格値+1
1dBを引いた値の全周波数帯域の中での最小値をとっ
て、各実験例における対14の組み合わせによる近端漏
話減衰量の評価を示した。この図8においても、縦軸が
O以上である場合には、その対14の組み合わせにおい
ては、どの周波数帯域においても規格値+11dBとい
う基準をクリアすることを示している。
ッチの比によって左右されると考えられるため、図8に
おいて、横軸にPIy/PIIy をとり、縦軸に、上記の図
6及び図7と同じく、対14の各組み合わせにつき得ら
れた近端漏話減衰量の測定値から表3に示す規格値+1
1dBを引いた値の全周波数帯域の中での最小値をとっ
て、各実験例における対14の組み合わせによる近端漏
話減衰量の評価を示した。この図8においても、縦軸が
O以上である場合には、その対14の組み合わせにおい
ては、どの周波数帯域においても規格値+11dBとい
う基準をクリアすることを示している。
【0043】また、この図8の横軸は、PIy/PIIy を
示しているため、横軸が1より小さい場合には、PIy<
PIIy であることを示し、横軸が1より大きい場合に
は、PIy>PIIy であることを示す。なお、対14の撚
りピッチは、表1に示すように、全て異なるように設定
しているため、表1に示す実験例においてPIy/PIIy
=1となることはあり得ず、図8においても、横軸の1
の値上には、プロットはない。
示しているため、横軸が1より小さい場合には、PIy<
PIIy であることを示し、横軸が1より大きい場合に
は、PIy>PIIy であることを示す。なお、対14の撚
りピッチは、表1に示すように、全て異なるように設定
しているため、表1に示す実験例においてPIy/PIIy
=1となることはあり得ず、図8においても、横軸の1
の値上には、プロットはない。
【0044】この図8の斜線領域に示すように、PIy<
PIIy の領域内においてはPIy/PIIy ≦0.8(任意
に選択された対Ti 、Tj の撚りピッチPi 、Pj とす
るとPiy/Pjy≦0.8)を、またPIy>PIIy の範囲
内においてはPIy/PIIy ≧1.25(同じく、Piy/
Pjy≧1.25)を、すなわち、数式(3)を満足する
領域内から対14の撚りピッチを選択すれば、ある程度
規格値+11dBという基準をクリアすることができる
のが解る。もっとも、この場合も斜線領域内において
は、未だ縦軸がO以下となる対14の組み合わせも含ま
れているのは、未だ数式(1)と、数式(2)という他
の条件を満足しているとは限らないからである。従っ
て、この図8からは、同時に、この数式(3)のみを満
足するだけでは足りず、規格値+11dBという基準を
完全にクリアするためには、他の条件をも考慮する必要
があることが解る。
PIIy の領域内においてはPIy/PIIy ≦0.8(任意
に選択された対Ti 、Tj の撚りピッチPi 、Pj とす
るとPiy/Pjy≦0.8)を、またPIy>PIIy の範囲
内においてはPIy/PIIy ≧1.25(同じく、Piy/
Pjy≧1.25)を、すなわち、数式(3)を満足する
領域内から対14の撚りピッチを選択すれば、ある程度
規格値+11dBという基準をクリアすることができる
のが解る。もっとも、この場合も斜線領域内において
は、未だ縦軸がO以下となる対14の組み合わせも含ま
れているのは、未だ数式(1)と、数式(2)という他
の条件を満足しているとは限らないからである。従っ
て、この図8からは、同時に、この数式(3)のみを満
足するだけでは足りず、規格値+11dBという基準を
完全にクリアするためには、他の条件をも考慮する必要
があることが解る。
【0045】数式(1)乃至数式(3)は、以上のよう
にして、各々導かれたものであり、また、この図6乃至
図8から、数式(1)及び数式(2)により(Piy、P
ix)及び(Pjy、Pjx)を数値限定した領域内で、か
つ、上記数式(3)を満足する対14の撚りピッチP
i 、Pj を選択しなければ(数式(1)乃至数式(3)
を同時に満足しなければ)、表3に示す規格値+11d
Bという基準をクリアすることができないことが解る。
にして、各々導かれたものであり、また、この図6乃至
図8から、数式(1)及び数式(2)により(Piy、P
ix)及び(Pjy、Pjx)を数値限定した領域内で、か
つ、上記数式(3)を満足する対14の撚りピッチP
i 、Pj を選択しなければ(数式(1)乃至数式(3)
を同時に満足しなければ)、表3に示す規格値+11d
Bという基準をクリアすることができないことが解る。
【0046】そこで、次に、上記数式(1)乃至数式
(3)を同時に満足する領域から、対14の撚りピッチ
を選択した、本発明の実施例について説明する。
(3)を同時に満足する領域から、対14の撚りピッチ
を選択した、本発明の実施例について説明する。
【0047】
【表4】
【0048】この実施例では、表4に示すように、外径
0.511mmの軟銅線から成る導体に、低密度ポリエ
チレンから成る外径0.94mmの絶縁層を被覆した絶
縁電線16から成る4つの対14を用いて、図1に示す
ように、6つのユニット12(ユニット12の外径3.
85mm)を介在34を介して集合撚りして成る24対
の通信ケーブル10を製造した。また、この場合におい
て、4つの対14A乃至14Dの撚りピッチ、すなわち
それぞれの対14を構成する2心の絶縁電線16を撚り
合わせるピッチは、数式(1)乃至数式(3)を同時に
満足するように、タイプIについては、それぞれ9.0
mm、10.2mm、11.4mm、12.6mmに、
タイプIIについては、それぞれ16.0mm、18.
5mm、21.0mm、24.0mmに設定して、同一
ユニット12内における4つの対14の撚りピッチを全
て異ならせた(表4参照)。
0.511mmの軟銅線から成る導体に、低密度ポリエ
チレンから成る外径0.94mmの絶縁層を被覆した絶
縁電線16から成る4つの対14を用いて、図1に示す
ように、6つのユニット12(ユニット12の外径3.
85mm)を介在34を介して集合撚りして成る24対
の通信ケーブル10を製造した。また、この場合におい
て、4つの対14A乃至14Dの撚りピッチ、すなわち
それぞれの対14を構成する2心の絶縁電線16を撚り
合わせるピッチは、数式(1)乃至数式(3)を同時に
満足するように、タイプIについては、それぞれ9.0
mm、10.2mm、11.4mm、12.6mmに、
タイプIIについては、それぞれ16.0mm、18.
5mm、21.0mm、24.0mmに設定して、同一
ユニット12内における4つの対14の撚りピッチを全
て異ならせた(表4参照)。
【0049】また、表4に示すように、この場合、各ユ
ニット12内における4つの対14A乃至14D(表4
に示すタイプIの対乃至、タイプIIの対乃至
)は、(1)タイプIについては140mm、タイプ
IIについては160mm(実施例1)、(2)タイプ
Iについては110mm、タイプIIについては130
mm(実施例2)の2種類の撚りピッチ(ユニット12
の撚りピッチ)で撚り合わさせて各ユニット12を構成
し、隣り合うユニット12と異なる撚りピッチで対14
を相互に撚り合わせてユニット撚りとした2つの実施例
を設定した。なお、各ユニット12は、表4に示すよう
に、全て210mmのピッチで集合撚りした。また、こ
の実施例1及び実施例2においては、表4に示すよう
に、対14は全て左撚りに、またユニット12は全て右
撚りに撚り合わせた。
ニット12内における4つの対14A乃至14D(表4
に示すタイプIの対乃至、タイプIIの対乃至
)は、(1)タイプIについては140mm、タイプ
IIについては160mm(実施例1)、(2)タイプ
Iについては110mm、タイプIIについては130
mm(実施例2)の2種類の撚りピッチ(ユニット12
の撚りピッチ)で撚り合わさせて各ユニット12を構成
し、隣り合うユニット12と異なる撚りピッチで対14
を相互に撚り合わせてユニット撚りとした2つの実施例
を設定した。なお、各ユニット12は、表4に示すよう
に、全て210mmのピッチで集合撚りした。また、こ
の実施例1及び実施例2においては、表4に示すよう
に、対14は全て左撚りに、またユニット12は全て右
撚りに撚り合わせた。
【0050】この表4に示す実施例1及び実施例2につ
き、(1)1つのユニット内(タイプII内)における
全ての対14の組み合わせ、及び(2)隣接するユニッ
ト12間(タイプIとタイプII間)における対14の
組み合わせについて近端漏話減衰量を測定したところ、
上記(1)及び(2)のいずれのデータにおいても、実
施例2の方が、若干、近端漏話減衰量のレベルが低かっ
た。そのため、最悪の場合を考慮すれば足りることか
ら、実施例2に関し得られた上記(1)及び(2)のデ
ータを図9及び図10に示す。
き、(1)1つのユニット内(タイプII内)における
全ての対14の組み合わせ、及び(2)隣接するユニッ
ト12間(タイプIとタイプII間)における対14の
組み合わせについて近端漏話減衰量を測定したところ、
上記(1)及び(2)のいずれのデータにおいても、実
施例2の方が、若干、近端漏話減衰量のレベルが低かっ
た。そのため、最悪の場合を考慮すれば足りることか
ら、実施例2に関し得られた上記(1)及び(2)のデ
ータを図9及び図10に示す。
【0051】すなわち、図9は、表4に示す実施例2に
ついてのタイプIIのユニット12内における全ての対
14の組み合わせに関し得られた近端漏話減衰量の測定
値を示したものである。この図9から解るように、1つ
のユニット12内(タイプII内)においてはいずれの
対14の組み合わせをとっても、全周波数帯域にわたっ
て近端漏話減衰量の最悪値がEIA(米国電子工業会)
で定める規格値を充分にクリアすることができた。
ついてのタイプIIのユニット12内における全ての対
14の組み合わせに関し得られた近端漏話減衰量の測定
値を示したものである。この図9から解るように、1つ
のユニット12内(タイプII内)においてはいずれの
対14の組み合わせをとっても、全周波数帯域にわたっ
て近端漏話減衰量の最悪値がEIA(米国電子工業会)
で定める規格値を充分にクリアすることができた。
【0052】次いで、図10に、実施例2についての隣
接するユニット12間(タイプIとタイプII間)にお
ける対14の組み合わせに関し得られた近端漏話減衰量
の測定値を示した。この図10から解るように、隣接す
るユニット12間においてもいずれの対14の組み合わ
せをとっても、全周波数帯域にわたって近端漏話減衰量
の最悪値がEIA(米国電子工業会)で定める規格値+
11dBを充分にクリアすることができ、良好な漏話特
性を得ることができた。このように、本発明において
は、最悪の場合でも、充分な漏話特性を得ることができ
る。
接するユニット12間(タイプIとタイプII間)にお
ける対14の組み合わせに関し得られた近端漏話減衰量
の測定値を示した。この図10から解るように、隣接す
るユニット12間においてもいずれの対14の組み合わ
せをとっても、全周波数帯域にわたって近端漏話減衰量
の最悪値がEIA(米国電子工業会)で定める規格値+
11dBを充分にクリアすることができ、良好な漏話特
性を得ることができた。このように、本発明において
は、最悪の場合でも、充分な漏話特性を得ることができ
る。
【0053】
【表5】
【0054】なお、この表4に示す実施例1及び実施例
2において、対14の撚りピッチを選択する際の基準と
なるPIy×PIIy /d2 (すなわち、数式(1)の左
辺)、PIx×PIIx /d2 (すなわち、数式(2)の左
辺)、PIy/PIIy (すなわち、数式(3)の左辺)の
範囲は、表5に示す通りである。また、この場合、表4
に示すように、絶縁電線16の外径dは0.94mm、
ユニット12の外径Dui (図4及び数式(4)及び数
式(5)参照)は3.85mm、また、ユニット12の
撚りピッチPui (図4及び数式(4)及び数式(5)
参照)は実施例1においてはタイプIにつき140m
m、タイプIIにつき160mm、また実施例2におい
てはタイプIにつき110mm、タイプIIにつき13
0mmとして、(PIy、PIx)、(PIIy 、PIIx )
を、また、表5の数値を求めた。
2において、対14の撚りピッチを選択する際の基準と
なるPIy×PIIy /d2 (すなわち、数式(1)の左
辺)、PIx×PIIx /d2 (すなわち、数式(2)の左
辺)、PIy/PIIy (すなわち、数式(3)の左辺)の
範囲は、表5に示す通りである。また、この場合、表4
に示すように、絶縁電線16の外径dは0.94mm、
ユニット12の外径Dui (図4及び数式(4)及び数
式(5)参照)は3.85mm、また、ユニット12の
撚りピッチPui (図4及び数式(4)及び数式(5)
参照)は実施例1においてはタイプIにつき140m
m、タイプIIにつき160mm、また実施例2におい
てはタイプIにつき110mm、タイプIIにつき13
0mmとして、(PIy、PIx)、(PIIy 、PIIx )
を、また、表5の数値を求めた。
【0055】この表5から解るように、表4に示す実施
例1及び実施例2は共に、全ての対14の撚りピッチ
が、数式(1)乃至数式(3)を同時に満足する領域か
ら選択されている。このように、本発明においては、数
式(1)乃至数式(3)を同時に満足する領域から対1
4の撚りピッチを選択すれば、実施例2のように最悪の
場合でも、充分な漏話特性を得ることができるのが解
る。
例1及び実施例2は共に、全ての対14の撚りピッチ
が、数式(1)乃至数式(3)を同時に満足する領域か
ら選択されている。このように、本発明においては、数
式(1)乃至数式(3)を同時に満足する領域から対1
4の撚りピッチを選択すれば、実施例2のように最悪の
場合でも、充分な漏話特性を得ることができるのが解
る。
【0056】従って、数式(1)乃至数式(3)を同時
に満足する領域内で、適切に対14の撚りピッチを選択
すれば、高速データ通信に対応しつつ、良好な漏話特性
を得ることができる。この場合、特に各ユニット12に
シールドを施すことなく、良好な漏話特性を得ることが
できるため、通信ケーブル10の細径化、軽量化、及び
可撓性を充分に確保することができ、EIA/TIA
(米国電子工業会/米国通信工業会)の標準規格をクリ
アすることができる。
に満足する領域内で、適切に対14の撚りピッチを選択
すれば、高速データ通信に対応しつつ、良好な漏話特性
を得ることができる。この場合、特に各ユニット12に
シールドを施すことなく、良好な漏話特性を得ることが
できるため、通信ケーブル10の細径化、軽量化、及び
可撓性を充分に確保することができ、EIA/TIA
(米国電子工業会/米国通信工業会)の標準規格をクリ
アすることができる。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、上記のように、複数の
対の撚りピッチを所定の範囲に数値限定しているため、
あるユニットを構成する対と、このユニットと隣り合う
ユニットを構成する対の撚りピッチが必ず異なり、しか
も各対が実験の結果得られた最適な値で撚り合わされて
いるため、高速データ通信、高周波通信に対応しつつ、
充分な漏話特性を得ることができる実益がある。特に、
各ユニットにシールドを施すことなく充分な漏話特性を
実現しているため、通信ケーブルが細径、軽量となり、
コストを低減することができる上に、また充分な可撓性
を有するので、床下へのフリーアクセスや電線管、トレ
ー等へ配線することが容易となる実益がある。
対の撚りピッチを所定の範囲に数値限定しているため、
あるユニットを構成する対と、このユニットと隣り合う
ユニットを構成する対の撚りピッチが必ず異なり、しか
も各対が実験の結果得られた最適な値で撚り合わされて
いるため、高速データ通信、高周波通信に対応しつつ、
充分な漏話特性を得ることができる実益がある。特に、
各ユニットにシールドを施すことなく充分な漏話特性を
実現しているため、通信ケーブルが細径、軽量となり、
コストを低減することができる上に、また充分な可撓性
を有するので、床下へのフリーアクセスや電線管、トレ
ー等へ配線することが容易となる実益がある。
【図1】本発明の通信ケーブルの断面図である。
【図2】本発明に用いられるユニットの断面図である。
【図3】本発明に用いられる対の断面図である。
【図4】ユニット内における対の撚りピッチのユニット
長手方向成分とユニット径方向成分とを示す撚りピッチ
分解図である。
長手方向成分とユニット径方向成分とを示す撚りピッチ
分解図である。
【図5】本発明に用いられるユニットの配列状態を示す
概略図である。
概略図である。
【図6】表1及び表2に示す実験例1乃至実験例4につ
いての、隣接するユニット間における全ての対の組み合
わせにつき得られた近端漏話減衰量を、対の撚りピッチ
のユニット長手方向成分の積(PIy×PIIy )との関係
で示したプロット図である。
いての、隣接するユニット間における全ての対の組み合
わせにつき得られた近端漏話減衰量を、対の撚りピッチ
のユニット長手方向成分の積(PIy×PIIy )との関係
で示したプロット図である。
【図7】表1及び表2に示す実験例1乃至実験例4につ
いての、隣接するユニット間における全ての対の組み合
わせにつき得られた近端漏話減衰量を、対の撚りピッチ
のユニット径方向成分の積(PIx×PIIx )との関係で
示したプロット図である。
いての、隣接するユニット間における全ての対の組み合
わせにつき得られた近端漏話減衰量を、対の撚りピッチ
のユニット径方向成分の積(PIx×PIIx )との関係で
示したプロット図である。
【図8】表1及び表2に示す実験例1乃至実験例4につ
いての、隣接するユニット間における全ての対の組み合
わせにつき得られた近端漏話減衰量を、対の撚りピッチ
の、Iユニット長手方向成分とIIユニット長手方向成
分との比(PIy/PIIy)との関係で示したプロット図
である。
いての、隣接するユニット間における全ての対の組み合
わせにつき得られた近端漏話減衰量を、対の撚りピッチ
の、Iユニット長手方向成分とIIユニット長手方向成
分との比(PIy/PIIy)との関係で示したプロット図
である。
【図9】表4に示す実施例2についてのタイプIIのユ
ニット内における全ての対の組み合わせに関し得られた
近端漏話減衰量の測定値を示したプロット図である。
ニット内における全ての対の組み合わせに関し得られた
近端漏話減衰量の測定値を示したプロット図である。
【図10】表4に示す実施例2についての隣接するユニ
ット間(タイプIとタイプII間)における対の組み合
わせに関し得られた近端漏話減衰量の測定値を示したプ
ロット図である。
ット間(タイプIとタイプII間)における対の組み合
わせに関し得られた近端漏話減衰量の測定値を示したプ
ロット図である。
10 通信ケーブル 12 ユニット 14 対 16 絶縁電線 18 導体 20 絶縁層 34 介在 36 押巻き 38 シース I タイプIのユニット II タイプIIのユニット Pi 任意に選択されたユニットUi を構成する対のう
ち任意に選択された対Ti の撚りピッチ Piy 撚りピッチPi のユニット長手方向成分 Pix 撚りピッチPi のユニット径方向成分 Pj ユニットUi に隣接するユニットUj を構成する
対のうち任意に選択された対Tj の撚りピッチ Pjy 撚りピッチPj のユニット長手方向成分 Pjx 撚りピッチPj のユニット径方向成分 PIy タイプIのユニットUI を構成する対TI の撚り
ピッチPI のユニット長手方向成分 PIx タイプIのユニットUI を構成する対TI の撚り
ピッチPI のユニット径方向成分 PIIy タイプIIのユニットUIIを構成する対TIIの撚
りピッチPIIのユニット長手方向成分 PIIx タイプIIのユニットUIIを構成する対TIIの撚
りピッチPIIのユニット径方向成分 Pui ユニットUi の撚りピッチ Puj ユニットUj の撚りピッチ Dui ユニットUi の外径 Duj ユニットUj の外径
ち任意に選択された対Ti の撚りピッチ Piy 撚りピッチPi のユニット長手方向成分 Pix 撚りピッチPi のユニット径方向成分 Pj ユニットUi に隣接するユニットUj を構成する
対のうち任意に選択された対Tj の撚りピッチ Pjy 撚りピッチPj のユニット長手方向成分 Pjx 撚りピッチPj のユニット径方向成分 PIy タイプIのユニットUI を構成する対TI の撚り
ピッチPI のユニット長手方向成分 PIx タイプIのユニットUI を構成する対TI の撚り
ピッチPI のユニット径方向成分 PIIy タイプIIのユニットUIIを構成する対TIIの撚
りピッチPIIのユニット長手方向成分 PIIx タイプIIのユニットUIIを構成する対TIIの撚
りピッチPIIのユニット径方向成分 Pui ユニットUi の撚りピッチ Puj ユニットUj の撚りピッチ Dui ユニットUi の外径 Duj ユニットUj の外径
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の対を隣り合う対が異なる撚りピッ
チとなるように撚り合わせて成る複数のユニットを隣り
合うユニットが異なる撚りピッチとなるように集合撚り
して形成されている通信ケーブルにおいて、前記複数の
ユニットのうち任意に選択された隣り合う2つのユニッ
トUi 、Uj のうち、一方のユニットUi を構成する複
数の対のうち任意に選択された対Ti の撚りピッチPi
と、他方のユニットUj を構成する複数の対のうち任意
に選択された対Tj の撚りピッチPj とが、共に、下記
の数式(1)から(3)を同時に満足する領域から選択
されて撚り合わされていることを特徴とする通信ケーブ
ル。但し、数式(1)乃至数式(3)において、Piy、
Pjyは、それぞれ前記対Ti の撚りピッチPi のユニッ
ト長手方向成分及び前記対Tj の撚りピッチPj のユニ
ット長手方向成分で、Pix、Pjxは、それぞれ前記対T
i の撚りピッチPiのユニット径方向成分及び前記対Tj
の撚りピッチPj のユニット径方向成分で、また、d
は、前記複数の対を構成する絶縁電線の外径である。 数式(1) Piy×Pjy/d2 ≦350 数式(2) Pix×Pjx/d2 ≦7 数式(3) Piy>Pjyの時 Piy/Pjy≧1.25 Piy<Pjyの時 Piy/Pjy≦0.8
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35445093A JPH07201228A (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | 通信ケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35445093A JPH07201228A (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | 通信ケーブル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07201228A true JPH07201228A (ja) | 1995-08-04 |
Family
ID=18437650
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35445093A Pending JPH07201228A (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | 通信ケーブル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07201228A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002352636A (ja) * | 2001-05-24 | 2002-12-06 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 多対ケーブル |
| JP2009277592A (ja) * | 2008-05-16 | 2009-11-26 | Tonichi Kyosan Cable Ltd | Lan用ケーブルユニット |
| JP2011034833A (ja) * | 2009-08-03 | 2011-02-17 | Mitsubishi Electric Corp | 信号伝送用ケーブル |
-
1993
- 1993-12-29 JP JP35445093A patent/JPH07201228A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002352636A (ja) * | 2001-05-24 | 2002-12-06 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 多対ケーブル |
| JP2009277592A (ja) * | 2008-05-16 | 2009-11-26 | Tonichi Kyosan Cable Ltd | Lan用ケーブルユニット |
| JP2011034833A (ja) * | 2009-08-03 | 2011-02-17 | Mitsubishi Electric Corp | 信号伝送用ケーブル |
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