JPH0720149A - 加速度センサおよびその製造方法 - Google Patents

加速度センサおよびその製造方法

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JPH0720149A
JPH0720149A JP19078593A JP19078593A JPH0720149A JP H0720149 A JPH0720149 A JP H0720149A JP 19078593 A JP19078593 A JP 19078593A JP 19078593 A JP19078593 A JP 19078593A JP H0720149 A JPH0720149 A JP H0720149A
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JP
Japan
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insulating substrate
recess
glass substrate
silicon wafer
mass part
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JP19078593A
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English (en)
Inventor
Masaya Tamura
昌弥 田村
Yasuhiro Negoro
泰宏 根来
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P15/00Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration
    • G01P15/02Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses
    • G01P15/08Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values
    • G01P2015/0805Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration
    • G01P2015/0808Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining in-plane movement of the mass, i.e. movement of the mass in the plane of the substrate
    • G01P2015/0811Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining in-plane movement of the mass, i.e. movement of the mass in the plane of the substrate for one single degree of freedom of movement of the mass
    • G01P2015/0817Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining in-plane movement of the mass, i.e. movement of the mass in the plane of the substrate for one single degree of freedom of movement of the mass for pivoting movement of the mass, e.g. in-plane pendulum

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加速度センサの製造時に、絶縁基板上に接合
したシリコンウエハを減圧した容器内でドライエッチン
グする際、絶縁基板の凹部内側と絶縁基板の外側との間
で差圧が生じてシリコン板が破裂するのを防止する。 【構成】 シリコンウエハ12とガラス基板22の凹部
22Aとの間に、凹部22Aをガラス基板22の側面に
連通させる空気抜き通路22Bを形成する。各凹部22
A内の気体は該空気抜き通路22Bを介して排気される
から、シリコンウエハからドライエッチングによって固
定部23と質量部27とを分離し、加速度センサ21を
形成する最中にガラス基板22の凹部22A内の気体の
圧力でシリコンウエハ12が破裂するのを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば車両等の加速度
を検出するのに好適に用いられ、特に製造時の歩留りを
向上できるようにした加速度センサおよびその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両等の加速度や回転方向を検
出するのに用いられる加速度センサは、絶縁基板上に固
定電極と、該固定電極に対向するように配設された可動
電極とを有し、加速度が加えられたときにこの可動電極
と固定電極との離間寸法が加速度に応じて変化するのを
静電容量の変化として検出するもので、従来例えば図2
5ないし図37に示すような加速度センサが知られてい
る。
【0003】まず、図25および図26において、1は
従来技術による加速度センサを示し、該加速度センサ1
は凹部2Aが形成された絶縁基板としてのガラス基板2
と、低抵抗シリコンから分離して形成された一対の固定
部3,3と、該各固定部3間に設けられた可動部4とか
ら大略構成されている。
【0004】ここで、前記各固定部3、可動部4は後述
する単一の低抵抗のシリコンウエハ12からエッチング
加工により分離して形成されるため、それぞれが電導性
を有している。そして、各固定部3の一側面には、該各
固定部3を外部の回路等に接続するための金属膜等から
なる電極パッド3Aが設けられ、凹部2Aを挟んだ一対
の各固定部3の対向端面は固定電極3Bとして、該各固
定部3と一体に形成されている。
【0005】また、前記可動部4は基端側にガラス基板
2上に固着されて固定端となる支持部5が形成され、該
支持部5の先端側には梁6と、該梁6を介して変位可能
な自由端となる質量部7とが形成されている。ここで、
前記可動部4も固定部3と同一のシリコンウエハ12か
ら形成されるために電導性を有しており、支持部5の一
側面には、前記電極パッド3Aと同様の電極パッド5A
が設けられ、質量部7は各固定電極3B側の対向端面が
可動電極7A,7Aとして質量部7と一体に形成されて
いる。そして、このように形成される質量部7は、前記
ガラス基板2の凹部2Aの上側に位置し、各可動電極7
Aが各固定電極3Bと微小隙間を介して対向し、加速度
が作用したときに各固定電極3Bと近接、離間するよう
に、矢示A方向に変位可能な状態で支持部5と梁6によ
って支持されている。
【0006】次に、図27ないし図37に基づき、従来
技術による加速度センサ1の製造方法について述べる。
【0007】まず、図27ないし図29により絶縁基板
に凹部を形成する凹部形成工程を説明する。
【0008】図中、10は絶縁基板としてのガラス基板
を示し、該ガラス基板10は後述するシリコンウエハ1
2の直径よりも大きな正方形状をなし、該ガラス基板1
0は最終的に切断されて前述のガラス基板2となるもの
である。
【0009】11は前記ガラス基板10の表面を覆うよ
うに形成されたマスク膜を示し、該マスク膜11の一側
面には図27,図28に示す如く、ガラス基板10に凹
部を形成したい箇所に該ガラス基板10の一側面が露出
するように四角形の穴からなる窓部11A,11A,…
が形成されている。
【0010】次にガラス基板10は図示しないガラスエ
ッチング工程でふっ酸等のエッチング液に浸漬され、各
窓部11Aの部分のガラスがエッチング液によってエッ
チングされる。そして、このガラスエッチング工程の後
にマスク膜11を除去すれば、図29に示す如く、ガラ
ス基板10の一側面に複数の凹部10A(2A)が形成
される。
【0011】図30において、12はシリコン板として
のシリコンウエハを示し、該シリコンウエハ12は表裏
(一側及び他側)面が(110)面となり、例えば低抵
抗(0.01〜0.02Ωcm)の、直径約7.5〜1
5cm,厚さ約300μmの程度の円板状に形成されて
いる。
【0012】次に、図31,図32に示す接合工程で
は、前記シリコンウエハ12の他側面とガラス基板10
の一側面とを接合する。このとき、ガラス基板10の各
凹部10A(2A)とシリコンウエハ12との間に気体
が閉じ込められる。
【0013】この後、薄板化工程でシリコンウエハ12
の一側面から研磨あるいはエッチング等の加工を施し、
シリコンウエハ12は図33に示す如く厚さ50μm程
度まで薄板化される。
【0014】次に、図34に示すパターニング工程で
は、シリコンウエハ12に各固定部3と質量部7を形成
するために、シリコンウエハ12の表面であって、各固
定部3と質量部7となる部分に、PCVD法(プラズマ
CVD法)を用いてSiN(またはSiO2)の数μm
の薄膜からなるマスク膜13,13,…を形成する。
【0015】そして、図35に示す質量部形成工程で
は、ガラス基板10およびシリコンウエハ12を0.1
torr程度まで減圧した容器内に置いてシリコンウエ
ハ12の一側面からRIE(リアクティブイオンエッチ
ング)等によるドライエッチングを行い、シリコンウエ
ハ12を垂直方向に加工し、シリコンウエハ12から固
定部3と質量部7とを分離して形成し、続いて図36に
示す如く一側面に残った各マスク膜13を除去する。
【0016】その後、図37に示す如く各固定部3に電
極パッド3Aを形成し、図示しない支持部にも電極パッ
ドを形成することによってガラス基板10上に複数の加
速度センサ1を形成する。そして最後に、図37中の二
点鎖線で示す位置(例えばチップ角の大きさ)で切断す
れば、一度に複数個の加速度センサ1を製造することが
できる。
【0017】このようにして製造された加速度センサ1
は、図25,および図26中に矢示Aで示す方向に加速
度が加わると、質量部7が梁6を介して変位し、該質量
部7が左,右の固定部3,3に対して近接または離間す
るので、このときの離間寸法の変位を固定電極3Bと可
動電極7A間の静電容量の変化として外部の図示しない
信号処理回路に出力し、該信号処理回路ではこの静電容
量の変化に基づき加速度に応じた信号を出力する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、固定部3と質量部7をRIE等のドライエ
ッチングによる加工で分離して形成するには、ガラス基
板10およびシリコンウエハ12を0.1torr程度
まで減圧した容器内に置いて行うようになっている。
【0019】このため、ガラス基板10の凹部10Aと
シリコンウエハ12との間には1気圧程度の気体が閉じ
込められているから、シリコンウエハ12にRIEによ
る加工を行っている最中に、この凹部10A内の気体と
ガラス基板10の外部との圧力差によって凹部10A上
のシリコンウエハ12に圧力差が作用して該シリコンウ
エハ12の凹部10A上に位置する部分が破裂してしま
うことがある。
【0020】これにより、従来技術では加速度センサ1
の製造の歩留りが低下し、生産性を低下させてしまうと
いう問題がある。
【0021】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明はシリコン板から質量部を分離し
て形成する際に、シリコン板と絶縁基板の凹部との間に
閉じ込められた気体の圧力によってシリコン板が破裂す
る事故を防止でき、歩留りを向上できるようにした加速
度センサおよびその製造方法を提供することを目的とし
ている。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1の発明による加速度センサは、凹部が形成され
た絶縁基板と、該絶縁基板上に設けられ、シリコン板を
エッチング加工することにより互いに分離して形成され
た固定部および可動部とを備え、該固定部には固定電極
を一体に形成し、前記可動部は、絶縁基板上に固着され
た支持部と、梁を介して該支持部と連結され、加速度が
作用したときに該加速度に応じて前記固定部との間で近
接、離間するように前記凹部上で変位する質量部と、該
質量部に前記固定部に形成された固定電極との間で微小
隙間を介して対向するように設けられた可動電極とから
一体に形成して構成される。そして、第1の発明が採用
する構成の特徴は、前記絶縁基板に、前記凹部と絶縁基
板の外部とを連通させる空気抜き通路を形成したことに
ある。
【0023】また、第2の発明による加速度センサは、
凹部が形成された絶縁基板と、該絶縁基板上に接合した
シリコン板をエッチングすることにより互いに分離して
形成され、前記凹部の中央で加速度に応じて変位するよ
うに設けられた質量部と、該質量部と同時に質量部の外
周側に隙間を介して形成された支持部と、該支持部と前
記質量部を接続し、質量部を変位可能に支持する梁とを
備え、前記絶縁基板の凹部には固定電極を形成し、該固
定電極に対向する前記質量部には可動電極を形成して構
成される。そして、第2の発明が採用する構成の特徴
は、前記絶縁基板に、前記凹部と該絶縁基板の外部とを
連通させる空気抜き通路を形成したことにある。
【0024】そして、第3の発明による加速度センサの
製造方法は、絶縁基板の一側面に凹部と該凹部を外部に
連通させる空気抜き通路とを形成する絶縁基板加工工程
と、該絶縁基板の凹部を塞ぐようにシリコン板を接合す
る接合工程と、該シリコン板の一側面からエッチングす
ることにより、該シリコン板から加速度に応じて変位す
る質量部を分離して形成する質量部形成工程とからな
る。
【0025】一方、第4の発明による加速度センサの製
造方法は、絶縁基板の一側面に凹部を形成する凹部形成
工程と、該絶縁基板に形成された凹部と絶縁基板の他側
面とを板厚方向に連通させる空気抜き通路を形成する空
気抜き通路形成工程と、前記絶縁基板の凹部を塞ぐよう
にシリコン板を接合する接合工程と、該シリコン板の一
側面からエッチングすることにより、該シリコン板から
加速度に応じて変位する質量部を分離して形成する質量
部形成工程とからなる。
【0026】
【作用】上記構成により、絶縁基板およびシリコン板を
減圧した容器内に置いてドライエッチング等の加工を行
う場合でも、絶縁基板に設けた空気抜き通路を介して絶
縁基板の凹部内と絶縁基板の外部とを連通させ、凹部内
と基板の外部の圧力を等しくすることができ、シリコン
板が破裂するのを防止できる。
【0027】
【実施例】以下、本発明による加速度センサおよびその
製造方法について、図1ないし図24に基づいて説明す
る。なお、実施例では前述した従来技術と同一の構成要
素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとす
る。
【0028】まず、図1ないし図12は本発明の第1の
実施例を示している。
【0029】図中、21は本実施例による加速度センサ
を示し、該加速度センサ21は従来技術で述べた加速度
センサ1とほぼ同様に、ガラス基板22と、該ガラス基
板22上に設けられた後述する一対の固定部23,23
および可動部24とから大略構成されているものの、該
ガラス基板22には、凹部22Aをガラス基板22の側
面に連通させる空気抜き通路22Bが形成されている。
ここで、該空気抜き通路22Bはガラス基板22の凹部
22Aと同じ深さをもって該凹部22Aの中央を貫通す
るように形成されている。
【0030】23,23は固定部を示し、該各固定部2
3は前述した従来技術の固定部3とほぼ同様に、単一の
低抵抗シリコンウエハから可動部24と共にエッチング
加工によって分離して形成され、該各固定部23の一側
面には電極パッド23Aが設けられている。また、該各
固定部23自体が電導性を有するため、凹部22Aを挟
んで対向する各固定部23の対向端面は、それぞれ固定
電極23Bとして、各固定部23に一体形成されてい
る。
【0031】24は可動部を示し、該可動部24は従来
技術で述べた可動部4とほぼ同様に、支持部25,梁2
6,質量部27が一体形成され、該可動部24は前記固
定部23と同じ単一の低抵抗シリコンウエハからエッチ
ング加工して形成されるため、質量部27自体が導電性
を有している。また、支持部25の一側面には電極パッ
ド25Aが設けられ、質量部27の前記固定電極23B
側の対向端面は、可動電極27A,27A(一方のみ図
示)として質量部27に一体形成されている。
【0032】ここで、前記加速度センサ21の製造方法
について、図2ないし図12に基づいて説明する。
【0033】まず、図2ないし図4により絶縁基板加工
工程を説明する。
【0034】図中、28は前記従来技術で述べたガラス
基板10と同様のガラス基板を示し、該ガラス基板28
にはその表面を覆うようにマスク膜29が形成されてい
る。ここで、該マスク膜29には前記従来技術で述べた
窓部11Aとほぼ同様な窓部29A,29A,…が形成
されているものの、該マスク膜29には縦に並んだ各窓
部29Aをガラス基板28の側面に連通させるように溝
部29B,29B,…が縦方向に形成されている。
【0035】そして、次にガラス基板28をふっ酸等の
エッチング液に浸漬し、各窓部29Aおよび溝部29B
の部分のガラスをエッチング液によってエッチングし、
この後にマスク膜29を除去すれば、図4に示す如く、
ガラス基板28の一側面に複数の凹部28A(22A)
と、該各凹部28A(22A)をガラス基板28の側面
に連通させる空気抜き通路22Bが形成される。
【0036】次に、図5ないし図7に示す接合工程で
は、従来技術と同様にしてシリコンウエハ12の他側面
とガラス基板28の一側面とを接合する。このとき、ガ
ラス基板28の各凹部28A(22A)とシリコンウエ
ハ12との間に空気が介在する空間は形成されるもの
の、これらの各空間は、図6に示す如く、各空気抜き通
路22Bによってガラス基板28の側面に連通されるよ
うになっている。
【0037】この後、前記従来技術と同様の図示しない
薄板化工程でシリコンウエハ12を厚さ50μm程度ま
で薄板化し、次のパターンニング工程に送られる。
【0038】図9に示すパターニング工程では、シリコ
ンウエハ12に各固定部23と質量部27を形成するた
めに、シリコンウエハ12の表面であって、各固定部2
3と質量部27となる部分に、PCVD法(プラズマC
VD法)を用いてSiN(またはSiO2)のコンマ数
μmの薄膜からなるマスク膜30,30,…を形成す
る。
【0039】図10に示す質量部形成工程では、シリコ
ンウエハ12およびガラス基板22を容器内に収容して
容器内の気体を排気して減圧を行い、0.1torr程
度まで減圧する。
【0040】そして、シリコンウエハ12の一側面から
RIE(リアクティブイオンエッチング)を行い、シリ
コンウエハ12を垂直方向に加工し、シリコンウエハ1
2から固定部23と質量部27とを分離する。
【0041】ここで、本実施例では、シリコンウエハ1
2とガラス基板22の各凹部22Aとの間には、各凹部
22Aをガラス基板22の側面に連通させる空気抜き通
路22Bが形成されているから、シリコンウエハ12お
よびガラス基板22を収容する容器内から気体を排気す
る際に、各凹部22A内の気体は該空気抜き通路22B
を介して排気され、ガラス基板22の凹部22Aとガラ
ス基板22の外部との間で差圧が生じるのを防止でき、
シリコンウエハ12から固定部23と質量部27とを分
離して形成する最中にシリコンウエハ12が破裂するの
を確実に防止することができる。
【0042】そして、シリコンウエハ12の一側面から
各固定部23と質量部27上に残ったマスク膜30を除
去し、図12に示す如く各固定部23に電極パッド23
Aを形成し、図示しない支持部にも電極パッドを形成
し、図12中の二点鎖線で示す位置で切断すれば、一度
に複数個の加速度センサ21を製造することができる。
【0043】かくして、本実施例によれば、空気抜き通
路22Bを介してガラス基板22の凹部22A内とガラ
ス基板22の外部とを連通させ、凹部22Aとガラス基
板22の外部との間の圧力を等しくすることができ、R
IE加工の際にシリコンウエハ12がガラス基板22の
凹部22A内の気体の圧力で破裂するのを防止でき、歩
留りを向上させることができる。
【0044】次に、図13ないし図24は本発明の第2
の実施例を示し、本実施例の特徴はガラス基板の凹部の
中央で加速度に応じてガラス基板に対し垂直方向に変位
する質量部と、該質量部と同時に質量部の外周側に隙間
を介して形成された支持部と、該支持部と前記質量部を
接続し、質量部を変位可能に支持する梁とを備えた加速
度センサにおいて、前記ガラス基板の凹部とガラス基板
の外部とを板厚方向に連通させる空気抜き通路を形成し
たことにある。
【0045】図中、41は本実施例による加速度センサ
を示し、該加速度センサ41は凹部42Aが形成された
後述のガラス基板42、質量部43、枠部44、梁4
5,45,…、固定電極46、可動電極47から大略構
成されている。
【0046】42は絶縁基板としてのガラス基板を示
し、該ガラス基板42には前記従来技術で述べたガラス
基板2とほぼ同様に、一側面に凹部42Aが形成されて
いるものの、該ガラス基板42には凹部42Aの中央か
らガラス基板42の他側面に向けて板厚方向に空気抜き
通路42Bが形成されている。
【0047】43は質量部を示し、該質量部43は前記
ガラス基板42上に接合したシリコンウエハをエッチン
グすることにより、後述する枠部44から互いに略四角
形状に分離して形成され、前記凹部42Aの中央で加速
度に応じて変位するように設けられている。
【0048】44は支持部としての枠部を示し、該枠部
44は前記質量部43と同一のシリコンウエハにエッチ
ングすることにより、質量部43と同時に、該質量部4
3の外周側に分離して形成される。
【0049】45,45,…は例えばSiN,SiO2
の膜から短冊状に形成された梁を示し、該各梁45は図
14に示す如く、質量部43の各辺中央と枠部44の各
辺中央とを接続し、該質量部43をガラス基板42と垂
直方向に変位可能に支持している。
【0050】46,46は金属薄膜等からなる固定電極
を示し、該各固定電極46はガラス基板42の凹部42
Aの底側で、前記空気抜き通路42Bを除いた部位に、
後述する可動電極47と対向するように設けられてい
る。
【0051】47は質量部43に設けられた可動電極を
示し、該可動電極47は前記固定電極46とほぼ同様に
金属薄膜等からなり、該可動電極47は質量部43の他
側面に前記固定電極46,46と対向するように設けら
れている。
【0052】このように構成される加速度センサ41に
おいては、固定電極46と可動電極47,可動電極47
と固定電極46の組合せが2個のコンデンサを直列接続
したものと等価であるから、加速度が加えられることに
よって質量部43が変位し、各固定電極46と可動電極
47間の離間距離が変化すれば、このときの静電容量の
変化に基づいて加速度を測定することができる。
【0053】次に、図15ないし図24に基づき、加速
度センサ41の製造方法について述べる。
【0054】まず、図15ないし図17により絶縁基板
に凹部を形成する凹部形成工程を説明する。
【0055】図中、48は絶縁基板としてのガラス基板
を示し、該ガラス基板48は前記従来技術で述べたガラ
ス基板10と同様のものである。
【0056】49は前記ガラス基板48の表面を覆うよ
うに形成されたマスク膜を示し、該マスク膜49の一側
面には図16に示す如く、凹部48A(42A)を形成
したい箇所にガラス基板48の一側面が露出するように
四角形の穴からなる窓部49A,49A,…が形成され
ている。
【0057】次に、ガラス基板48は図示しないガラス
エッチング工程でふっ酸等のエッチング液に浸漬され、
各窓部49Aの部分のガラスがエッチング液によってエ
ッチングされる。そして、このガラスエッチング工程の
後にマスク膜49を除去すれば、図17に示す如く、ガ
ラス基板48の一側面に複数の凹部48A(42A)が
形成される。
【0058】次に空気抜き通路形成工程について説明す
る。
【0059】空気抜き通路形成工程では、ガラス基板4
8の一側面に形成された前記各凹部48A(42A)の
中央からガラス基板42の他側面に向けて、例えば機械
加工またはエッチングにより、図18,図19に示すよ
うな空気抜き通路42B,42B,…を穿設し、該空気
抜き通路42Bによって各凹部48Aとガラス基板42
の他側面とを連通させる。そして、凹部48Aの底側に
該空気抜き通路42Bを挟んで2個の固定電極46,4
6を設け、ガラス基板48の一側面とシリコンウエハ5
0とを次の接合工程で接合する。
【0060】50はシリコン板としてのシリコンウエハ
を示し、該シリコンウエハ50は従来技術で述べたシリ
コンウエハ12とほぼ同様に形成されるものの、該シリ
コンウエハ50の他側面には、図20に示す如く、ガラ
ス基板42側の凹部42Aと向き合う部位に、可動電極
47と該各可動電極47を取り巻いて放射状に4つの梁
45(図14参照)が形成されている。
【0061】次に、図21に示す接合工程では、シリコ
ンウエハ50側の各梁45,可動電極47とガラス基板
48の各凹部48A(42A)とを位置合わせした状態
でシリコンウエハ50とガラス基板48を接合させる。
このとき、ガラス基板48とシリコンウエハ50との間
に気体が介在する空間は形成されるものの、これらの各
空間は、図21に示す如く、各空気抜き通路42Bによ
ってガラス基板48の他側面に連通される。
【0062】次に、図22に示すパターニング工程で
は、シリコンウエハ50に質量部43と各枠部44とを
形成するために、シリコンウエハ50の表面であって、
質量部43と枠部44となる部分に、PCVD法(プラ
ズマCVD法)を用いてSiN(またはSiO2)の薄
膜からなるマスク膜51,51,…を形成する。
【0063】そして、図23に示す質量部形成工程で
は、ガラス基板48およびシリコンウエハ50を0.1
torr程度まで減圧した容器内においてシリコンウエ
ハ50の一側面からRIE(リアクティブイオンエッチ
ング)を行い、シリコンウエハ50を垂直方向に加工
し、シリコンウエハ50から後に枠部44になる部分と
質量部43とを分離して形成し、続いて図24に示す如
く、一側面に残った各マスク膜51を除去する。ここ
で、空気抜き通路42Bを介してガラス基板42の凹部
42A内とガラス基板42の外部とを連通させ、凹部4
2Aとガラス基板42の外部との間で差圧が生じるのを
防止することができ、本実施例によってもRIE加工の
際にシリコンウエハ50がガラス基板48の凹部48A
内の気体の圧力で破裂するのを防止でき、歩留りを向上
させることができる。
【0064】かくして、本実施例によっても前記第1の
実施例と同様にガラス基板48上に複数の加速度センサ
41を形成でき、ガラス基板48およびシリコンウエハ
50を図24中の二点鎖線で示す位置で切断すれば一度
に複数個の加速度センサ41を製造することができ、不
良品の発生を抑えて歩留りを大幅に向上することができ
る。
【0065】なお、前記第1の実施例では、ガラス基板
22の凹部22Aからガラス基板22の側面に連通する
空気抜き通路22Bを形成するものとして説明したが、
本発明はこれに限らず、例えば凹部22Aの底側からガ
ラス基板22の他側面に連通する板厚方向の空気抜き通
路を穿設してもよい。
【0066】また、第2の実施例では、ガラス基板42
の凹部42Aの底側からガラス基板42の他側面に連通
する板厚方向の空気抜き通路42Bを穿設するものとし
て説明したが、これに限るものではなく、例えば凹部4
2Aからガラス基板42の側面に向けて空気抜き通路を
形成してもよい。
【0067】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明によれば、絶
縁基板およびシリコン板を減圧した容器内に置いてドラ
イエッチング等の加工を行う場合でも、絶縁基板に設け
た空気抜き通路を介して絶縁基板の凹部内と絶縁基板の
外部とを連通させることができ、凹部内と基板の外部と
の間で差圧が生じるのを防止できるから、シリコン板が
破裂するのを防止でき、加速度センサの製造時の歩留り
を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による加速度センサを示
す斜視図である。
【図2】絶縁基板加工工程により、ガラス基板の一側面
にマスク膜を形成した状態を示す正面図である。
【図3】図2中の矢示III −III 方向の断面図である。
【図4】絶縁基板加工工程により、凹部および空気抜き
通路をガラス基板の一側面に形成した状態を示す縦断面
図である。
【図5】接合工程により、接合される前の状態を示すガ
ラス基板およびシリコンウエハの縦断面図である。
【図6】接合工程により、ガラス基板の一側面にシリコ
ンウエハの他側面を接合した状態を示す正面図である。
【図7】図6中の矢示 VII− VII方向の断面図である。
【図8】薄板化工程により、シリコンウエハの板厚を減
少させた状態を示す縦断面図である。
【図9】パターニング工程により、シリコンウエハの一
側面にマスク膜を形成した状態を示す縦断面図である。
【図10】質量部形成工程のエッチング処理により、シ
リコンウエハを固定電極と可動電極とに分離した状態を
示す縦断面図である。
【図11】固定電極と可動電極の一側面に残ったマスク
膜を除去した状態を示す縦断面図である。
【図12】固定電極に電極パッドを形成した状態を示す
縦断面図である。
【図13】本発明の第2の実施例による加速度センサを
示す縦断面図である。
【図14】図13中の矢示 XIV− XIV方向の断面図であ
る。
【図15】凹部形成工程の前に、ガラス基板の一側面に
マスク膜を形成した状態を示す正面図である。
【図16】図15中の矢示 XVI− XVI方向の断面図であ
る。
【図17】凹部形成工程により、ガラス基板の一側面に
凹部を形成した状態を示す縦断面図である。
【図18】空気抜き通路形成工程により、ガラス基板に
貫通して形成された空気抜き通路を示す縦断面図であ
る。
【図19】空気抜き通路形成工程より、ガラス基板に貫
通して形成された空気抜き通路を示す正面図である。
【図20】接合工程により接合される前の状態を示すガ
ラス基板およびシリコンウエハの縦断面図である。
【図21】接合工程により、ガラス基板の一側面にシリ
コンウエハの他側面を接合した状態を示す縦断面図であ
る。
【図22】パターニング工程により、シリコンウエハの
一側面にマスク膜を形成した状態を示す縦断面図であ
る。
【図23】質量部形成工程のエッチング処理により、シ
リコンウエハを枠部と質量部とに分離した状態を示す縦
断面図である。
【図24】枠部と質量部の一側面に残ったマスク膜を除
去した状態を示す縦断面図である。
【図25】従来技術による加速度センサを示す斜視図で
ある。
【図26】図25中のXXVI−XXVI方向の断面図である。
【図27】凹部形成工程により、ガラス基板の一側面に
マスク膜を形成した状態を示す正面図である。
【図28】図27中の XXVIII −XXVIII方向の断面図で
ある。
【図29】ガラスエッチング工程により、ガラス基板の
一側面に凹部を形成した状態を示す縦断面図である。
【図30】接合工程により接合される前の状態を示すガ
ラス基板およびシリコンウエハの縦断面図である。
【図31】接合工程により、ガラス基板の一側面にシリ
コンウエハの他側面を接合した状態を示す縦断面図であ
る。
【図32】接合工程により、ガラス基板の一側面に接合
されたシリコンウエハを示す正面図である。
【図33】薄板化工程により、シリコンウエハの板厚を
減少させた状態を示す縦断面図である。
【図34】パターニング工程により、シリコンウエハの
一側面にマスク膜を形成した状態を示す縦断面図であ
る。
【図35】質量部形成工程のエッチング処理により、シ
リコンウエハを固定電極と可動電極とに分離した状態を
示す縦断面図である。
【図36】固定電極と可動電極の一側面に残ったマスク
膜を除去した状態を示す縦断面図である。
【図37】固定電極に電極パッドを形成した状態を示す
縦断面図である。
【符号の説明】
12,50 シリコンウエハ(シリコン板) 21,41 加速度センサ 22,42 ガラス基板(絶縁基板) 22A,42A 凹部 22B,42B 空気抜き通路 23 固定部 23B 固定電極 24 可動部 25 支持部 26 梁 27 質量部 27A 可動電極 43 質量部 44 枠部(支持部) 45 梁 46 固定電極 47 可動電極

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凹部が形成された絶縁基板と、該絶縁基
    板上に設けられ、シリコン板をエッチング加工すること
    により互いに分離して形成された固定部および可動部と
    を備え、該固定部には固定電極を一体に形成し、前記可
    動部は、絶縁基板上に固着された支持部と、梁を介して
    該支持部と連結され、加速度が作用したときに該加速度
    に応じて前記固定部との間で近接、離間するように前記
    凹部上で変位する質量部と、該質量部に前記固定部に形
    成された固定電極との間で微小隙間を介して対向するよ
    うに設けられた可動電極とから一体形成してなる加速度
    センサにおいて、前記絶縁基板には前記凹部と絶縁基板
    の外部とを連通させる空気抜き通路を形成したことを特
    徴とする加速度センサ。
  2. 【請求項2】 凹部が形成された絶縁基板と、該絶縁基
    板上に接合したシリコン板をエッチングすることにより
    互いに分離して形成され、前記凹部の中央で加速度に応
    じて変位するように設けられた質量部と、該質量部と同
    時に質量部の外周側に隙間を介して形成された支持部
    と、該支持部と前記質量部を接続し、質量部を変位可能
    に支持する梁とを備え、前記絶縁基板の凹部には固定電
    極を形成し、該固定電極に対向する前記質量部には可動
    電極を形成してなる加速度センサにおいて、前記絶縁基
    板には前記凹部と該絶縁基板の外部とを連通させる空気
    抜き通路を形成したことを特徴とする加速度センサ。
  3. 【請求項3】 絶縁基板の一側面に凹部と該凹部を外部
    に連通させる空気抜き通路とを形成する絶縁基板加工工
    程と、該絶縁基板の凹部を塞ぐようにシリコン板を接合
    する接合工程と、該シリコン板の一側面からエッチング
    することにより、該シリコン板から加速度に応じて変位
    する質量部を分離して形成する質量部形成工程とからな
    る加速度センサの製造方法。
  4. 【請求項4】 絶縁基板の一側面に凹部を形成する凹部
    形成工程と、該絶縁基板に形成された凹部と絶縁基板の
    他側面とを板厚方向に連通させる空気抜き通路を形成す
    る空気抜き通路形成工程と、前記絶縁基板の凹部を塞ぐ
    ようにシリコン板を接合する接合工程と、該シリコン板
    の一側面からエッチングすることにより、該シリコン板
    から加速度に応じて変位する質量部を分離して形成する
    質量部形成工程とからなる加速度センサの製造方法。
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