JPH07202226A - 電力半導体素子 - Google Patents
電力半導体素子Info
- Publication number
- JPH07202226A JPH07202226A JP6309339A JP30933994A JPH07202226A JP H07202226 A JPH07202226 A JP H07202226A JP 6309339 A JP6309339 A JP 6309339A JP 30933994 A JP30933994 A JP 30933994A JP H07202226 A JPH07202226 A JP H07202226A
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- JP
- Japan
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- layer
- anode
- side structure
- type conductive
- doped
- Prior art date
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- Withdrawn
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10D—INORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
- H10D18/00—Thyristors
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10D—INORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
- H10D8/00—Diodes
- H10D8/422—PN diodes having the PN junctions in mesas
Landscapes
- Thyristors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電荷キャリヤライフタイムと全ベース長を変
化しなくても逆回復電流が高速に消滅する高速電力半導
体素子を提供する。 【構成】 アノード端子を有するアノード側構造体、ベ
ースゾーンおよびカソード端子と電気的に接触接続され
たカソード側構造体が設けられており、アノード側構造
体は少なくとも1つのp形導電領域を有し、該p形導電
領域はアノード端子と導電接続されており、カソード側
構造体は少なくとも1つの強くドーピングされたn形導
電領域を有し、該n形導電領域はカソード端子と導電接
続されており、ベースゾーンは、弱くドーピングされた
n形導電サブストレート材料の層および少なくとも1つ
の別の層からなり、該別の層は導電形式および/または
ドーピング濃度の点でサブストレート材料とは異なって
おり、この層はアノード側構造体と、サブストレート材
料の層との間に配置されている。
化しなくても逆回復電流が高速に消滅する高速電力半導
体素子を提供する。 【構成】 アノード端子を有するアノード側構造体、ベ
ースゾーンおよびカソード端子と電気的に接触接続され
たカソード側構造体が設けられており、アノード側構造
体は少なくとも1つのp形導電領域を有し、該p形導電
領域はアノード端子と導電接続されており、カソード側
構造体は少なくとも1つの強くドーピングされたn形導
電領域を有し、該n形導電領域はカソード端子と導電接
続されており、ベースゾーンは、弱くドーピングされた
n形導電サブストレート材料の層および少なくとも1つ
の別の層からなり、該別の層は導電形式および/または
ドーピング濃度の点でサブストレート材料とは異なって
おり、この層はアノード側構造体と、サブストレート材
料の層との間に配置されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、構造化されたベースを
有する高速電力半導体素子に関する。
有する高速電力半導体素子に関する。
【0002】
【従来の技術】高速のダイオードおよびサイリスタでは
とりわけ、逆回復電流(reverse recove
ry current)のピーク値が小さいことが重要
である。逆回復電流のピーク値を低減するためには、例
えばエミッタ効率を低減することができる。
とりわけ、逆回復電流(reverse recove
ry current)のピーク値が小さいことが重要
である。逆回復電流のピーク値を低減するためには、例
えばエミッタ効率を低減することができる。
【0003】エミッタ効率の低い高速ダイオードは、第
5回InternationalSymposium
on Power Semiconductor De
vices and IC’sのIEEE−Pape
r、199〜204頁に、タイトル名「Compari
son of High Voltage Power
Rectifier Structures」、M.
Mehrotra等著に記載されている。
5回InternationalSymposium
on Power Semiconductor De
vices and IC’sのIEEE−Pape
r、199〜204頁に、タイトル名「Compari
son of High Voltage Power
Rectifier Structures」、M.
Mehrotra等著に記載されている。
【0004】順方向抵抗が低いエミッタ効率によって悪
化しないようにするため、電荷キャリヤライフタイムは
比較的に長く選択され、このことにより全ベース長が同
じ場合は蓄積電荷が大きくなる。
化しないようにするため、電荷キャリヤライフタイムは
比較的に長く選択され、このことにより全ベース長が同
じ場合は蓄積電荷が大きくなる。
【0005】しかし蓄積電荷が大きくなっても逆回復電
流(テール電流)は大きくならず、とりわけ逆回復電流
の時間も延長されない。そのため、遮断電圧がとくに高
い場合には、損失電力が大きいため場合により構成素子
が破壊されていしまうこともある。
流(テール電流)は大きくならず、とりわけ逆回復電流
の時間も延長されない。そのため、遮断電圧がとくに高
い場合には、損失電力が大きいため場合により構成素子
が破壊されていしまうこともある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、高い
バッテリー電圧に対する遮断中にダイナミックななだれ
降伏が発生せず、電荷キャリヤライフタイムと全ベース
長を変化しなくても逆回復電流(テール電流)が高速に
消滅する高速電力半導体素子を提供することである。
バッテリー電圧に対する遮断中にダイナミックななだれ
降伏が発生せず、電荷キャリヤライフタイムと全ベース
長を変化しなくても逆回復電流(テール電流)が高速に
消滅する高速電力半導体素子を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題は本発明によ
り、半導体サブストレートに順番に、アノード端子を有
するアノード側構造体、ベースゾーンおよびカソード端
子と電気的に接触接続されたカソード側構造体が設けら
れており、アノード側構造体は少なくとも1つのp形導
電領域を有し、該p形導電領域はアノード端子と導電接
続されており、カソード側構造体は少なくとも1つの強
くドーピングされたn形導電領域を有し、該n形導電領
域はカソード端子と導電接続されており、ベースゾーン
は、弱くドーピングされたn形導電サブストレート材料
の層および少なくとも1つの別の層からなり、該別の層
は導電形式および/またはドーピング濃度の点でサブス
トレート材料とは異なっており、この層はアノード側構
造体と、サブストレート材料の層との間に配置されてい
る半導体構成素子により解決される。
り、半導体サブストレートに順番に、アノード端子を有
するアノード側構造体、ベースゾーンおよびカソード端
子と電気的に接触接続されたカソード側構造体が設けら
れており、アノード側構造体は少なくとも1つのp形導
電領域を有し、該p形導電領域はアノード端子と導電接
続されており、カソード側構造体は少なくとも1つの強
くドーピングされたn形導電領域を有し、該n形導電領
域はカソード端子と導電接続されており、ベースゾーン
は、弱くドーピングされたn形導電サブストレート材料
の層および少なくとも1つの別の層からなり、該別の層
は導電形式および/またはドーピング濃度の点でサブス
トレート材料とは異なっており、この層はアノード側構
造体と、サブストレート材料の層との間に配置されてい
る半導体構成素子により解決される。
【0008】スイッチング特性が改善された他に、宇宙
線に対する感度が低いことも利点である。宇宙線は自然
故障の原因ともなり得る。感度が低いことによって、ブ
レークダウン電圧が同じ場合には発生する最大電界強度
が小さくなる。
線に対する感度が低いことも利点である。宇宙線は自然
故障の原因ともなり得る。感度が低いことによって、ブ
レークダウン電圧が同じ場合には発生する最大電界強度
が小さくなる。
【0009】請求項2から10は本発明の電力半導体素
子の有利な構成に関する。
子の有利な構成に関する。
【0010】本発明を以下図面に基づき、詳細に説明す
る。
る。
【0011】
【実施例】図1には電力半導体素子が示されている。こ
の半導体基板には順番に、アノード側構造体1、ベース
ゾーンBおよびカソード側構造体2が設けられている。
の半導体基板には順番に、アノード側構造体1、ベース
ゾーンBおよびカソード側構造体2が設けられている。
【0012】アノード側構造体は図1の場合、p+ドー
ピング領域1からだけなる。この領域はアノード端子A
と導電接続されている。カソード側構造体はn+ドーピ
ング領域2を有し、この領域はカソード端子Kと導電接
続されている。p+ドーピング領域1は30μm以下の
厚さを有し、そのドーピング濃度はアノード側縁で10
15から1019cm-3である。n+ドーピング領域2は3
0μm以下の厚さを有し、そのドーピング濃度は1018
から1020cm-3である。
ピング領域1からだけなる。この領域はアノード端子A
と導電接続されている。カソード側構造体はn+ドーピ
ング領域2を有し、この領域はカソード端子Kと導電接
続されている。p+ドーピング領域1は30μm以下の
厚さを有し、そのドーピング濃度はアノード側縁で10
15から1019cm-3である。n+ドーピング領域2は3
0μm以下の厚さを有し、そのドーピング濃度は1018
から1020cm-3である。
【0013】ベースゾーンBはアノード側から順番に、
第1の別の層4、付加的に設けられた、破線で示された
第2の別の層4’およびn-ドープされたサブストレー
ト材料の層3からなる。n-ドープされたサブストレー
ト材料の層3の厚さは通常1KV阻止電圧当たり約10
0μmであり、サブストレート材料は8・1012から2
・1014cm-3の基本ドーピング濃度を有する。
第1の別の層4、付加的に設けられた、破線で示された
第2の別の層4’およびn-ドープされたサブストレー
ト材料の層3からなる。n-ドープされたサブストレー
ト材料の層3の厚さは通常1KV阻止電圧当たり約10
0μmであり、サブストレート材料は8・1012から2
・1014cm-3の基本ドーピング濃度を有する。
【0014】本発明の第1の実施例では、ベースゾーン
の第1の別の層4だけが設けられており、この別の層4
は30から120μmの厚さのp-ドーピング層であ
る。この層4は、アノード側構造体の少なくとも1つの
p+ドーピング領域1よりも弱くドーピングされてい
る。すなわちアノード側縁の濃度は8・1012から2・
1014cm-3である。層4の典型的な厚さは100μm
であり、層4の典型的な縁濃度は4・1013cm-3であ
る。
の第1の別の層4だけが設けられており、この別の層4
は30から120μmの厚さのp-ドーピング層であ
る。この層4は、アノード側構造体の少なくとも1つの
p+ドーピング領域1よりも弱くドーピングされてい
る。すなわちアノード側縁の濃度は8・1012から2・
1014cm-3である。層4の典型的な厚さは100μm
であり、層4の典型的な縁濃度は4・1013cm-3であ
る。
【0015】さらに本発明の第2の実施例では、ベース
ゾーンの層4に付加的にベースゾーンBの第2の別の層
4’が設けられている。この第2の別の層4’は、n-
ドーピングされたサブストレート材料に比較して、例え
ばアノード側の縁濃度で係数0.1だけ弱くドーピング
されたn--ドーピング層からなる。2つの層4と4’の
全厚さは上記の1つだけの層4の厚さに相応する。ここ
で層4と層4’は典型的にはほぼ同じ厚さである。
ゾーンの層4に付加的にベースゾーンBの第2の別の層
4’が設けられている。この第2の別の層4’は、n-
ドーピングされたサブストレート材料に比較して、例え
ばアノード側の縁濃度で係数0.1だけ弱くドーピング
されたn--ドーピング層からなる。2つの層4と4’の
全厚さは上記の1つだけの層4の厚さに相応する。ここ
で層4と層4’は典型的にはほぼ同じ厚さである。
【0016】さらに本発明の第3の実施例では、ベース
ゾーンの第1の別の層34だけが設けられており、この
層はn-ドーピングされたサブストレート材料と比較し
て、例えば係数0.1だけ弱くドーピングされたn--ド
ーピング層からなる。層4の厚さは同様に30から12
0μmの間であり、典型的には100μmである。
ゾーンの第1の別の層34だけが設けられており、この
層はn-ドーピングされたサブストレート材料と比較し
て、例えば係数0.1だけ弱くドーピングされたn--ド
ーピング層からなる。層4の厚さは同様に30から12
0μmの間であり、典型的には100μmである。
【0017】アノード側の構造体は上記の本発明の実施
例の場合、必ずしも完全に扁平なp+ドーピング層(P
iNダイオード)または比較的薄いp-ドーピング層
(P−iNダイオード)である必要はなく、エミッタ効
率を低減するための他のアノード側構造体を有すること
もできる。すなわち例えば冒頭に述べたMehrotr
a等の刊行物に記載されている構造体を有することもで
きる。
例の場合、必ずしも完全に扁平なp+ドーピング層(P
iNダイオード)または比較的薄いp-ドーピング層
(P−iNダイオード)である必要はなく、エミッタ効
率を低減するための他のアノード側構造体を有すること
もできる。すなわち例えば冒頭に述べたMehrotr
a等の刊行物に記載されている構造体を有することもで
きる。
【0018】ここでは例えば図2に示したように、アノ
ード側構造体を次のように構成することもできる。すな
わち、アノード側構造体のp+ドーピング領域1’と境
を接するベースゾーンBの別の層4も導電的にアノード
端子Aと接続するのである(マージされたP−i−N/
ショットキーダイオード)。ここで領域1’の厚さと縁
濃度は領域1に相応する。
ード側構造体を次のように構成することもできる。すな
わち、アノード側構造体のp+ドーピング領域1’と境
を接するベースゾーンBの別の層4も導電的にアノード
端子Aと接続するのである(マージされたP−i−N/
ショットキーダイオード)。ここで領域1’の厚さと縁
濃度は領域1に相応する。
【0019】同じように図2には、エミッタ効率を低減
するための2つの別のアノード側構造体が示されてい
る。この構造体は、アノード側構造体のp+ドーピング
領域と境を接するベースゾーンBの別の層4も領域5を
介してアノード端子Aと接続されるように構成されてい
る。この領域5は、アノード側構造体のp+ドーピング
された領域1’と比較して弱くドーピングされたp-ド
ーピング材料(スタティックシールドダイオード)また
は金属/シリコン合金(ソフトにしかし急速に回復する
ダイオード)からなる。
するための2つの別のアノード側構造体が示されてい
る。この構造体は、アノード側構造体のp+ドーピング
領域と境を接するベースゾーンBの別の層4も領域5を
介してアノード端子Aと接続されるように構成されてい
る。この領域5は、アノード側構造体のp+ドーピング
された領域1’と比較して弱くドーピングされたp-ド
ーピング材料(スタティックシールドダイオード)また
は金属/シリコン合金(ソフトにしかし急速に回復する
ダイオード)からなる。
【0020】図3には、エミッタ効率を高めるための別
のアノード側構造体が示されている。この構造体は、ア
ノード側構造体のp+ドーピング領域1も、これに比較
して弱くドーピングされた、アノード側構造体の付加的
pドーピング領域6も導電的にアノード端子Aと接続さ
れている。ここで付加的pドーピング領域6はアノード
側構造体のp+ドーピング領域1’と、アノード側構造
体と境を接するベースゾーンBの別の層4とが相互に分
離されるように配置されており、付加的pドーピング領
域6はアノード側構造体のp+ドーピング領域1’より
弱くドーピングされている。
のアノード側構造体が示されている。この構造体は、ア
ノード側構造体のp+ドーピング領域1も、これに比較
して弱くドーピングされた、アノード側構造体の付加的
pドーピング領域6も導電的にアノード端子Aと接続さ
れている。ここで付加的pドーピング領域6はアノード
側構造体のp+ドーピング領域1’と、アノード側構造
体と境を接するベースゾーンBの別の層4とが相互に分
離されるように配置されており、付加的pドーピング領
域6はアノード側構造体のp+ドーピング領域1’より
弱くドーピングされている。
【0021】ここで図2と図3に示されたつながり領域
1’は、直接つながらない複数の領域の形状にすること
も考えられる。
1’は、直接つながらない複数の領域の形状にすること
も考えられる。
【0022】図4の実施例ではカソード側構造体が、カ
ソード側構造体のn+ドーピング層に比較して弱く、例
えば1014から2・1014cm-3にドーピングされたn
ドーピングバッファ層7を有する。このバッファ層はカ
ソード側構造体の層2とサブストレート材料からなる層
3との間にある。
ソード側構造体のn+ドーピング層に比較して弱く、例
えば1014から2・1014cm-3にドーピングされたn
ドーピングバッファ層7を有する。このバッファ層はカ
ソード側構造体の層2とサブストレート材料からなる層
3との間にある。
【0023】図5には別の実施例が示されている。この
実施例ではカソード側構造体が、救いなくとも1つのn
+ドーピング領域2’と、これに比較して弱くドーピン
グされた、例えば1014cm-3までの基本ドーピング濃
度を有する少なくとも1つのnドーピング領域8とを有
する。ここで少なくとも1つの弱くドーピングされた領
域はそれぞれカソード端子Kと導電接続しており、サブ
ストレート材料からなる層3と境を直接接している。
実施例ではカソード側構造体が、救いなくとも1つのn
+ドーピング領域2’と、これに比較して弱くドーピン
グされた、例えば1014cm-3までの基本ドーピング濃
度を有する少なくとも1つのnドーピング領域8とを有
する。ここで少なくとも1つの弱くドーピングされた領
域はそれぞれカソード端子Kと導電接続しており、サブ
ストレート材料からなる層3と境を直接接している。
【0024】図1に示した本発明により構造化されたベ
ースゾーンBと、図1、2、3に図示した種々のアノー
ド側構造体はダイオードにもサイリスタにも適用するこ
とができる。
ースゾーンBと、図1、2、3に図示した種々のアノー
ド側構造体はダイオードにもサイリスタにも適用するこ
とができる。
【0025】図6には相応するサイリスタのカソード側
部分が示されている。サイリスタの所属のアノード側部
分は、図1、2、3から理解される。サイリスタは相応
するダイオードとは単に次の点で異なる。すなわち、ゲ
ート端子Gと導電接続されたpドーピングゲート層9
が、サブストレート材料からなる層3とカソード側構造
体の少なくとも1つのn+ドーピング領域2”との間に
設けられている点で異なる。領域2”の厚さおよび縁濃
度は層2に相応する。
部分が示されている。サイリスタの所属のアノード側部
分は、図1、2、3から理解される。サイリスタは相応
するダイオードとは単に次の点で異なる。すなわち、ゲ
ート端子Gと導電接続されたpドーピングゲート層9
が、サブストレート材料からなる層3とカソード側構造
体の少なくとも1つのn+ドーピング領域2”との間に
設けられている点で異なる。領域2”の厚さおよび縁濃
度は層2に相応する。
【0026】図7でx軸上の経過11〜14は電界強度
を表す。x軸はアノード端子Aから始まりカソード端子
Kで終端する。これらの経過は簡単化して示してある。
線図にはさらに臨界ブレークダウン電界強度Ekrit
がプロットされており、これはシリコンに対しては約2
・105V/cmである。
を表す。x軸はアノード端子Aから始まりカソード端子
Kで終端する。これらの経過は簡単化して示してある。
線図にはさらに臨界ブレークダウン電界強度Ekrit
がプロットされており、これはシリコンに対しては約2
・105V/cmである。
【0027】経過11と12は公知の電力ダイオードで
の電界強度経過に相応する。ここで経過は実質的に三角
形であり、電界強度はそれぞれ直接、層1のカソード側
端部にある。電界強度経過11は定常状態に対して当て
はまり、電界強度経過12は遮断時のダイナミックな経
過に相応する。ここでは経過12で電界強度勾配が大き
くなっており、経過11の場合よりも大きな最大電界強
度が発生していることが明瞭である。
の電界強度経過に相応する。ここで経過は実質的に三角
形であり、電界強度はそれぞれ直接、層1のカソード側
端部にある。電界強度経過11は定常状態に対して当て
はまり、電界強度経過12は遮断時のダイナミックな経
過に相応する。ここでは経過12で電界強度勾配が大き
くなっており、経過11の場合よりも大きな最大電界強
度が発生していることが明瞭である。
【0028】このダイナミックな作用は、阻止状態へ移
行する際に電子がカソード方向に、正孔がアノードの方
向にpn接合部により吸い込まれることによって発生す
る。補償されないドナーイオンが空間電荷ゾーンを形成
し、これの空間電荷が空間電荷ゾーンの電界強度勾配を
定める。空間電荷ゾーンを通る正孔トランスポートによ
り正の空間電荷が高まり、相応して電界勾配が上昇す
る。
行する際に電子がカソード方向に、正孔がアノードの方
向にpn接合部により吸い込まれることによって発生す
る。補償されないドナーイオンが空間電荷ゾーンを形成
し、これの空間電荷が空間電荷ゾーンの電界強度勾配を
定める。空間電荷ゾーンを通る正孔トランスポートによ
り正の空間電荷が高まり、相応して電界勾配が上昇す
る。
【0029】図7に示すように、公知のダイオードの定
常の場合に対する経過11の最大電界強度を臨界ブレー
クダウン電界強度Ekritと同じに選択すれば、公知
のダイオードのダイナミックな場合に対する経過12の
最大値が臨界電界強度よりも大きくなる。したがってい
わゆる、ダイナミックななだれ降伏Dが生じる。このな
だれ降伏では電荷キャリヤが電荷キャリヤ倍増によって
発生する。
常の場合に対する経過11の最大電界強度を臨界ブレー
クダウン電界強度Ekritと同じに選択すれば、公知
のダイオードのダイナミックな場合に対する経過12の
最大値が臨界電界強度よりも大きくなる。したがってい
わゆる、ダイナミックななだれ降伏Dが生じる。このな
だれ降伏では電荷キャリヤが電荷キャリヤ倍増によって
発生する。
【0030】経過11と12の他に、本発明のダイオー
ドに対する経過13と14が示されている。ここで電界
強度の積分は限界AとKの間にある。すなわち、印加さ
れ、阻止方向に極性付けられた電圧はすべての経過で同
じである。電界強度の最大値は経過13でも(すなわち
定常の場合)、経過14でも(すなわちダイナミックな
場合)でも、経過11と12の場合よりも格段に小さ
い。これの理由は、層4と場合により存在する層4’に
基づき、この領域での空間電荷の低減によって電界平坦
部が発生し、この平坦部が正孔トランスポートに起因し
て急峻になった層3の電界経過を補償するからである。
本発明では、最大電界強度が層1のカソード側端部に発
生するのではなく、層4または層4’のカソード側端部
に発生する。
ドに対する経過13と14が示されている。ここで電界
強度の積分は限界AとKの間にある。すなわち、印加さ
れ、阻止方向に極性付けられた電圧はすべての経過で同
じである。電界強度の最大値は経過13でも(すなわち
定常の場合)、経過14でも(すなわちダイナミックな
場合)でも、経過11と12の場合よりも格段に小さ
い。これの理由は、層4と場合により存在する層4’に
基づき、この領域での空間電荷の低減によって電界平坦
部が発生し、この平坦部が正孔トランスポートに起因し
て急峻になった層3の電界経過を補償するからである。
本発明では、最大電界強度が層1のカソード側端部に発
生するのではなく、層4または層4’のカソード側端部
に発生する。
【0031】図7からわかるように、印加される、阻止
方向に極性付けられた電圧を、ダイナミックな場合に臨
界ブレークダウン電界強度に達することなく、さらに高
めることができる。
方向に極性付けられた電圧を、ダイナミックな場合に臨
界ブレークダウン電界強度に達することなく、さらに高
めることができる。
【0032】図8は、本発明のダイオードに対する逆回
復電流の時間経過15を実線で、同様の公知のダイオー
ドに対する逆回復電流の時間経過16を破線で、阻止方
向に極性付けられた遮断電圧への遮断時について示す。
ここでは、ダイナミックななだれ降伏Dに基づき、経過
16では第2の逆回復電流ピークが発生し、逆回復電流
は経過15よりも比較的に長い時間ゼロから異なってい
ることがわかる。これは遮断電圧が高い際には損失電力
が大きいため欠点である。さらにこれにより、逆回復電
流の時間的変化が突然変化し、誘導性負荷が存在してい
る場合には不所望な電圧ピークが生じてしまう。
復電流の時間経過15を実線で、同様の公知のダイオー
ドに対する逆回復電流の時間経過16を破線で、阻止方
向に極性付けられた遮断電圧への遮断時について示す。
ここでは、ダイナミックななだれ降伏Dに基づき、経過
16では第2の逆回復電流ピークが発生し、逆回復電流
は経過15よりも比較的に長い時間ゼロから異なってい
ることがわかる。これは遮断電圧が高い際には損失電力
が大きいため欠点である。さらにこれにより、逆回復電
流の時間的変化が突然変化し、誘導性負荷が存在してい
る場合には不所望な電圧ピークが生じてしまう。
【0033】本発明のダイオードは、機関制御等でのフ
リーホイールダイオードとして使用すると有利であり、
公称阻止電圧は典型的には1200Vから4500Vの
間である。
リーホイールダイオードとして使用すると有利であり、
公称阻止電圧は典型的には1200Vから4500Vの
間である。
【0034】基本的には、上記の電力半導体素子に対し
て、それぞれ導電形式とアノードおよびカソード端子を
取り替えたデュアル構成素子も考えられる。
て、それぞれ導電形式とアノードおよびカソード端子を
取り替えたデュアル構成素子も考えられる。
【0035】
【発明の効果】本発明により、高いバッテリー電圧への
遮断中にダイナミックななだれ降伏が発生せず、電荷キ
ャリヤライフタイムと全ベース長を変化しなくても逆回
復電流(テール電流)が高速に消滅する高速電力半導体
素子が得られる。
遮断中にダイナミックななだれ降伏が発生せず、電荷キ
ャリヤライフタイムと全ベース長を変化しなくても逆回
復電流(テール電流)が高速に消滅する高速電力半導体
素子が得られる。
【図1】本発明のダイオードの概略図である。
【図2】図1のダイオードのアノード側構造体の有利な
構成を示す概略図である。
構成を示す概略図である。
【図3】図1のダイオードのアノード側構造体の有利な
構成を示す概略図である。
構成を示す概略図である。
【図4】図1のダイオードのカソード側構造体の有利な
構成を示す概略図である。
構成を示す概略図である。
【図5】図1のダイオードのカソード側構造体の有利な
構成を示す概略図である。
構成を示す概略図である。
【図6】本発明のサイリスタの構成を示す概略図であ
る。
る。
【図7】本発明により得られる利点を説明するために、
公知のダイオードと本発明のダイオードとの電界強度経
過を示す線図である。
公知のダイオードと本発明のダイオードとの電界強度経
過を示す線図である。
【図8】公知のダイオードと本発明のダイオードとの逆
回復電流の時間経過を示す線図である。
回復電流の時間経過を示す線図である。
1 アノード側構造体 2 カソード側構造体
Claims (10)
- 【請求項1】 半導体サブストレートに順番に、アノー
ド端子(A)を有するアノード側構造体(1、1’、
5、6)、ベースゾーン(B)およびカソード端子と電
気的に接触接続されたカソード側構造体(2、2’、
2”、7、8、9)が設けられており、 アノード側構造体は少なくとも1つのp形導電領域
(1、1’)を有し、該p形導電領域はアノード端子と
導電接続されており、カソード側構造体は少なくとも1
つの強くドーピングされたn形導電領域(2、2’、
2”)を有し、該n形導電領域はカソード端子と導電接
続されており、 ベースゾーン(B)は、弱くドーピングされたn形導電
サブストレート材料の層(3)および少なくとも1つの
別の層(4、4’)からなり、 該別の層は導電形式および/またはドーピング濃度の点
でサブストレート材料とは異なっており、この層はアノ
ード側構造体と、サブストレート材料の層との間に配置
されている、ことを特徴とする電力半導体素子。 - 【請求項2】 ベースゾーンの少なくとも1つの別の層
(4,4’)の第1はp形導電層(4)からなり、当該
層はアノード側構造体の少なくとも1つのp形導電領域
と比較して弱くドーピングされている、請求項1記載の
電力半導体素子。 - 【請求項3】 ベースゾーン(B)の少なくとも1つの
別の層(4、4’)の第2は、サブストレート材料と比
較して弱くドーピングされたn形導電層(4’)からな
り、当該層は第1の別の層(4)とサブストレート材料
の層(3)との間に配置されている、請求項2記載の電
力半導体素子。 - 【請求項4】 ベースゾーンの少なくとも1つの別の層
(4、4’)の第1は、サブストレート材料と比較して
弱くドーピングされたn形導電層(4)からなる、請求
項1記載の電力半導体素子。 - 【請求項5】 ゲート端子(G)と導電接続されたpド
ーピングゲート層(9)が、サブストレート材料の層
(3)と、カソード側構造体の、少なくとも1つの強く
ドーピングされたn形導電層(2”)との間に設けられ
ている、請求項1から4までのいずれか1項記載の電力
半導体素子。 - 【請求項6】 カソード側構造体は、該カソード側構造
体の強くドーピングされたn形導電層(2)と比較して
弱くドーピングされたn形導電層(7)を有し、 該弱くドーピングされたn形導電層(7)は、カソード
側構造体のn形導電層(2)とサブストレート材料の層
(3)との間にある、請求項1から4までのいずれか1
項記載の電力半導体素子。 - 【請求項7】 カソード側構造体は、少なくとも1つの
強くドーピングされたn形導電領域(2’)と、これに
比較して弱くドーピングされた少なくとも1つのn形導
電領域(8)とを有し、 少なくとも1つの弱くドーピングされた領域もそれぞれ
カソード端子(K)と導電接続しており、サブストレー
ト材料の層(3)と境を接している、請求項1から4ま
でのいずれか1項記載の電力半導体素子。 - 【請求項8】 ベースゾーン(B)の少なくとも1つの
別の層(4)もアノード端子(A)と導電接続してお
り、かつアノード側構造体のp形導電領域と境を接して
いるように、アノード側構造体は構成されている、請求
項1から5までのいずれか1項記載の電力半導体素子。 - 【請求項9】 ベースゾーン(b)の少なくとの1つの
別の層(4)も、アノード側高ぞ体のp形導電領域
(1’)と比較して弱くドーピングされたpが他導電材
料または金属/シリコン合金からなる領域(5)を介し
てアノード端子(A)と接続されており、 前記少なくとも1つの別の領域(4)は、アノード側の
p形導電領域と境を接しているように、アノード側構造
体は構成されている、請求項1から5までのいずれか1
項記載の電力半導体素子。 - 【請求項10】 アノード側構造体の少なくとも1つの
pドーピング領域(1’)とアノード側構造体の付加的
なpドーピング領域(6)とはともにアノード端子
(A)と導電接続されるように、アノード側構造体は構
成されており、 付加的なpドーピング領域(6)により、アノード側構
造体の少なくとも1つのp形導電領域(1’)と、アノ
ード側構造体と境を接する、ベースゾーン(B)の別の
層(4)とは相互に分離されており、 付加的なp形導電層(6)は、アノード側構造体の少な
くとも1つのp形導電領域(1’)よりも弱くドーピン
グされている、請求項1から5までのいずれか1項記載
の電力半導体素子。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE4342482A DE4342482C2 (de) | 1993-12-13 | 1993-12-13 | Schnelle Leistungshalbleiterbauelemente |
| DE4342482.1 | 1993-12-13 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07202226A true JPH07202226A (ja) | 1995-08-04 |
Family
ID=6504887
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6309339A Withdrawn JPH07202226A (ja) | 1993-12-13 | 1994-12-13 | 電力半導体素子 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0657945A2 (ja) |
| JP (1) | JPH07202226A (ja) |
| DE (1) | DE4342482C2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102005031398A1 (de) * | 2005-07-05 | 2007-01-11 | Infineon Technologies Ag | Diode |
| DE102007001108B4 (de) | 2007-01-04 | 2012-03-22 | Infineon Technologies Ag | Diode und Verfahren zu ihrer Herstellung |
| ATE529888T1 (de) | 2009-11-09 | 2011-11-15 | Abb Technology Ag | Schnelle diode und verfahren zu deren herstellung |
| EP2320451B1 (en) | 2009-11-09 | 2013-02-13 | ABB Technology AG | Fast recovery Diode |
| US8809902B2 (en) * | 2011-10-17 | 2014-08-19 | Infineon Technologies Austria Ag | Power semiconductor diode, IGBT, and method for manufacturing thereof |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3943549A (en) * | 1972-03-15 | 1976-03-09 | Bbc Brown, Boveri & Company, Limited | Thyristor |
| GB2050694B (en) * | 1979-05-07 | 1983-09-28 | Nippon Telegraph & Telephone | Electrode structure for a semiconductor device |
| JPS5839070A (ja) * | 1981-08-31 | 1983-03-07 | Toshiba Corp | 半導体装置 |
| JPS5929469A (ja) * | 1982-08-11 | 1984-02-16 | Hitachi Ltd | 半導体装置 |
| DE3328521C2 (de) * | 1983-08-06 | 1985-11-14 | SEMIKRON Gesellschaft für Gleichrichterbau u. Elektronik mbH, 8500 Nürnberg | Gleichrichterdiode für hohe Sperrspannung |
| DE3469830D1 (en) * | 1983-12-07 | 1988-04-14 | Bbc Brown Boveri & Cie | Semiconductor device |
-
1993
- 1993-12-13 DE DE4342482A patent/DE4342482C2/de not_active Expired - Fee Related
-
1994
- 1994-11-28 EP EP94118692A patent/EP0657945A2/de not_active Withdrawn
- 1994-12-13 JP JP6309339A patent/JPH07202226A/ja not_active Withdrawn
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE4342482C2 (de) | 1995-11-30 |
| EP0657945A2 (de) | 1995-06-14 |
| DE4342482A1 (de) | 1995-06-14 |
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