JPH07202294A - 磁気抵抗効果素子 - Google Patents
磁気抵抗効果素子Info
- Publication number
- JPH07202294A JPH07202294A JP5334162A JP33416293A JPH07202294A JP H07202294 A JPH07202294 A JP H07202294A JP 5334162 A JP5334162 A JP 5334162A JP 33416293 A JP33416293 A JP 33416293A JP H07202294 A JPH07202294 A JP H07202294A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic field
- layer
- exchange bias
- ferromagnetic
- pattern
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000005291 magnetic effect Effects 0.000 claims abstract description 88
- 230000000694 effects Effects 0.000 claims abstract description 12
- 230000005294 ferromagnetic effect Effects 0.000 claims abstract description 10
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 claims abstract description 9
- 239000000956 alloy Substances 0.000 claims abstract description 9
- 230000005290 antiferromagnetic effect Effects 0.000 claims abstract description 4
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 abstract description 11
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 10
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 abstract description 4
- 229910001030 Iron–nickel alloy Inorganic materials 0.000 abstract description 3
- 229910003266 NiCo Inorganic materials 0.000 abstract description 3
- 229910015136 FeMn Inorganic materials 0.000 abstract description 2
- 239000000126 substance Substances 0.000 abstract 2
- 239000010408 film Substances 0.000 description 11
- 239000000463 material Substances 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 230000005415 magnetization Effects 0.000 description 4
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 4
- 229910017061 Fe Co Inorganic materials 0.000 description 3
- 238000001552 radio frequency sputter deposition Methods 0.000 description 3
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 3
- 239000010409 thin film Substances 0.000 description 3
- 230000005389 magnetism Effects 0.000 description 2
- 229920002120 photoresistant polymer Polymers 0.000 description 2
- 229910017112 Fe—C Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910004298 SiO 2 Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
- 230000001154 acute effect Effects 0.000 description 1
- 239000002885 antiferromagnetic material Substances 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 238000003486 chemical etching Methods 0.000 description 1
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 230000001419 dependent effect Effects 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 238000005530 etching Methods 0.000 description 1
- 239000003302 ferromagnetic material Substances 0.000 description 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
- 238000000059 patterning Methods 0.000 description 1
- 229910000889 permalloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 description 1
- 238000009751 slip forming Methods 0.000 description 1
- 238000000992 sputter etching Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Measuring Magnetic Variables (AREA)
- Magnetic Heads (AREA)
- Hall/Mr Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁界検出を強磁性磁気抵抗効果を用いて行
い、高磁界感度、高出力化を共に実現し、しかも比較的
簡単な設計、製造手段で線形の磁界応答出力を示すMR
素子を提供する。 【構成】 本発明のMR素子の構成においては、隣接す
るMR層に界面を通して交換バイアス磁界を作用させる
ためのFeMn等の反強磁体から成るバイアス層2と、
強磁性磁気抵抗効果を有するNiFe,NiCo,Ni
FeCo合金等の強磁性体からなるMR層3と、同MR
層において矩形パターンに対して斜め方向に電流が流れ
るように1箇所または2箇所以上の対をなす電極端部が
パターンを斜めに横切る形に加工されている電極層4を
有することを特徴とする。この際、MR層において交換
バイアス磁界および同磁界と平行な誘導磁気異方性磁界
と、形状磁気異方性磁界が直交していて、しかも交換バ
イアス磁界と誘導磁気異方性磁界の和は、形状磁気異方
性磁界よりも小さな値になるように設定する。
い、高磁界感度、高出力化を共に実現し、しかも比較的
簡単な設計、製造手段で線形の磁界応答出力を示すMR
素子を提供する。 【構成】 本発明のMR素子の構成においては、隣接す
るMR層に界面を通して交換バイアス磁界を作用させる
ためのFeMn等の反強磁体から成るバイアス層2と、
強磁性磁気抵抗効果を有するNiFe,NiCo,Ni
FeCo合金等の強磁性体からなるMR層3と、同MR
層において矩形パターンに対して斜め方向に電流が流れ
るように1箇所または2箇所以上の対をなす電極端部が
パターンを斜めに横切る形に加工されている電極層4を
有することを特徴とする。この際、MR層において交換
バイアス磁界および同磁界と平行な誘導磁気異方性磁界
と、形状磁気異方性磁界が直交していて、しかも交換バ
イアス磁界と誘導磁気異方性磁界の和は、形状磁気異方
性磁界よりも小さな値になるように設定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は強磁性磁気抵抗効果(以
下、MR効果と略す)を利用して磁界を検出する磁気抵
抗効果素子(以下、MR素子と略す)に関するものであ
る。
下、MR効果と略す)を利用して磁界を検出する磁気抵
抗効果素子(以下、MR素子と略す)に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、MR効果を用いて磁界を検
出するMR素子は、磁界センサー、磁気ヘッド、回転検
出素子、位置検出素子などとして現在盛んに用いられて
る。このMR素子の主要構成部分であるMR層には、従
来NiFeまたはNiCo合金が広く用いられてきた。
さらに、以前に我々が開示した特開昭63−17474
2号公報および特開平4−271523号公報に記載さ
れている限定された組成比範囲のNiFeCo合金を用
いることによって、使用環境の磁界強度に応じた感度を
持つ高出力のMR素子を作製することができる。
出するMR素子は、磁界センサー、磁気ヘッド、回転検
出素子、位置検出素子などとして現在盛んに用いられて
る。このMR素子の主要構成部分であるMR層には、従
来NiFeまたはNiCo合金が広く用いられてきた。
さらに、以前に我々が開示した特開昭63−17474
2号公報および特開平4−271523号公報に記載さ
れている限定された組成比範囲のNiFeCo合金を用
いることによって、使用環境の磁界強度に応じた感度を
持つ高出力のMR素子を作製することができる。
【0003】MR素子の構成としては矩形のMR層上に
電極層、さらに場合によってはバイアス層を積層したも
のが一般的である。また、用途に応じて矩形のMR層を
つづれ折りに連ねて素子の抵抗変化量の絶対値を大きく
したり、抵抗ブリッジを組んで回転磁界に対して正弦波
的な出力を得たりしている。
電極層、さらに場合によってはバイアス層を積層したも
のが一般的である。また、用途に応じて矩形のMR層を
つづれ折りに連ねて素子の抵抗変化量の絶対値を大きく
したり、抵抗ブリッジを組んで回転磁界に対して正弦波
的な出力を得たりしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】現在、MR素子には高
感度化と高出力化が共に求められるケースが多い。上述
したNi−Fe−Co合金薄膜においては、出力に対応
する磁気抵抗変化率(以下、MR比と略す)と、感度に
対応する一軸性の誘導磁気異方性磁界との間には一般に
トレードオフの関係がある。すなわちMR比が大きく高
出力が見込まれる材料においては誘導磁気異方性磁界も
大きく感度が低くなる傾向にある。従って、同材料を上
述した従来の素子構成、デザインで使用する限りにおい
ては、どうしても同材料の持つ磁気抵抗効果を十分に引
き出せないか、または十分なMR比を持つ組成の材料を
使用できないといった問題が生じがちである。
感度化と高出力化が共に求められるケースが多い。上述
したNi−Fe−Co合金薄膜においては、出力に対応
する磁気抵抗変化率(以下、MR比と略す)と、感度に
対応する一軸性の誘導磁気異方性磁界との間には一般に
トレードオフの関係がある。すなわちMR比が大きく高
出力が見込まれる材料においては誘導磁気異方性磁界も
大きく感度が低くなる傾向にある。従って、同材料を上
述した従来の素子構成、デザインで使用する限りにおい
ては、どうしても同材料の持つ磁気抵抗効果を十分に引
き出せないか、または十分なMR比を持つ組成の材料を
使用できないといった問題が生じがちである。
【0005】さらに、MR素子においては外部磁界強度
に対して線形に応答する出力が望まれるケースも多く、
バイアス磁界が印加されている場合が多い。バイアス磁
界印加方法としてはソフトフィルムバイアス法、シャン
トバイアス法、永久磁石によるバイアス法等が挙げられ
るが、いずれも最適バイアス状態を実現するのにかなり
微妙な構造設計や各層の磁性の調整等が必要となり、作
製に種々の困難を伴う。また、特願平2−165408
号公報に開示されている構成の磁気ヘッドでは端部が斜
めに加工されている電極層を用いることによってバイア
ス磁性発生導電層を特別に設けることを回避して構成の
簡潔化を図っているが、電極層をいれて4層の構成とな
っており、なお複雑である。
に対して線形に応答する出力が望まれるケースも多く、
バイアス磁界が印加されている場合が多い。バイアス磁
界印加方法としてはソフトフィルムバイアス法、シャン
トバイアス法、永久磁石によるバイアス法等が挙げられ
るが、いずれも最適バイアス状態を実現するのにかなり
微妙な構造設計や各層の磁性の調整等が必要となり、作
製に種々の困難を伴う。また、特願平2−165408
号公報に開示されている構成の磁気ヘッドでは端部が斜
めに加工されている電極層を用いることによってバイア
ス磁性発生導電層を特別に設けることを回避して構成の
簡潔化を図っているが、電極層をいれて4層の構成とな
っており、なお複雑である。
【0006】本発明は以上の点に鑑み、素子構成、デザ
インを刷新し、Ni−Fe−Co合金薄膜を用いて高感
度、高出力化を共に実現し、しかも簡単な設計で線形応
答を行うMR素子を提供しようとするものである。
インを刷新し、Ni−Fe−Co合金薄膜を用いて高感
度、高出力化を共に実現し、しかも簡単な設計で線形応
答を行うMR素子を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、隣接す
るMR層に界面を通して交換バイアス磁界を作用させる
ためのFeMn等の反強磁体から成るバイアス層と、強
磁性磁気抵抗効果を有するNiFe,NiCo,NiF
eCo合金等の強磁性体からなるMR層と、同MR層に
おいて矩形パターンに対して斜め方向に電流が流れるよ
うに1箇所または2箇所以上の対をなす電極端部がパタ
ーンを斜めに横切る形に加工されている電極層を有し、
さらにMR層において交換バイアス磁界および同磁界と
平行な誘導磁気異方性磁界と、形状磁気異方性磁界が直
交していて、しかも交換バイアス磁界と誘導磁気異方性
磁界の和は、形状磁気異方性磁界よりも小さな値に設定
されていることを特徴とする磁気抵抗効果素子を作製す
ることによって、上述の問題を解決することができる。
るMR層に界面を通して交換バイアス磁界を作用させる
ためのFeMn等の反強磁体から成るバイアス層と、強
磁性磁気抵抗効果を有するNiFe,NiCo,NiF
eCo合金等の強磁性体からなるMR層と、同MR層に
おいて矩形パターンに対して斜め方向に電流が流れるよ
うに1箇所または2箇所以上の対をなす電極端部がパタ
ーンを斜めに横切る形に加工されている電極層を有し、
さらにMR層において交換バイアス磁界および同磁界と
平行な誘導磁気異方性磁界と、形状磁気異方性磁界が直
交していて、しかも交換バイアス磁界と誘導磁気異方性
磁界の和は、形状磁気異方性磁界よりも小さな値に設定
されていることを特徴とする磁気抵抗効果素子を作製す
ることによって、上述の問題を解決することができる。
【0008】
【作用】本発明のMR素子においては図2に示すよう
に、形状磁気異方性磁界12と、交換バイアス磁界およ
び誘導磁気異方性磁界からなる横バイアス磁界13を直
交させている。しかしながら横バイアス磁界13を形状
磁気異方性磁界12よりも小さな値に設定しているた
め、磁化11はY軸(形状磁気異方性磁界の方向)を中
心に外部からの信号磁界15に応じて左右に回転するこ
とになる。電流方向14は対となる電極端部を斜めに加
工したことによってY軸と鋭角(通常45°)をなして
いる。従って磁界11がY軸を中心に左右に回転するこ
とによってMR層の抵抗値は最大値と最小値の間で大き
く変化することになる。この際、横バイアス磁界13の
大きさを調節することによって、MR層材料の抵抗変化
分を最大限に信号磁界検出の電圧変化に変換することが
可能となる。例えば、横バイアス磁界13の大きさを形
状磁気異方性磁界12に近い値にすればするほど同じ信
号磁界15に対する磁界11の回転角は大きくなり結果
として感度が高くなる。ただしこの場合、図3に示すよ
うに線形応答する磁界範囲は狭くなる。逆に、横バイア
ス磁界13の大きさを形状磁気異方性磁界12に比べて
1/2、1/3と小さくすると信号磁界15に対する磁
化11の回転角は小さくなり結果として感度が低くなる
が、線形応答する磁界範囲は広くなる。すなわち、横バ
イアス磁界13の値を制御することによって必要な磁界
応答範囲を持った高感度の線形応答MR素子が実現され
る。
に、形状磁気異方性磁界12と、交換バイアス磁界およ
び誘導磁気異方性磁界からなる横バイアス磁界13を直
交させている。しかしながら横バイアス磁界13を形状
磁気異方性磁界12よりも小さな値に設定しているた
め、磁化11はY軸(形状磁気異方性磁界の方向)を中
心に外部からの信号磁界15に応じて左右に回転するこ
とになる。電流方向14は対となる電極端部を斜めに加
工したことによってY軸と鋭角(通常45°)をなして
いる。従って磁界11がY軸を中心に左右に回転するこ
とによってMR層の抵抗値は最大値と最小値の間で大き
く変化することになる。この際、横バイアス磁界13の
大きさを調節することによって、MR層材料の抵抗変化
分を最大限に信号磁界検出の電圧変化に変換することが
可能となる。例えば、横バイアス磁界13の大きさを形
状磁気異方性磁界12に近い値にすればするほど同じ信
号磁界15に対する磁界11の回転角は大きくなり結果
として感度が高くなる。ただしこの場合、図3に示すよ
うに線形応答する磁界範囲は狭くなる。逆に、横バイア
ス磁界13の大きさを形状磁気異方性磁界12に比べて
1/2、1/3と小さくすると信号磁界15に対する磁
化11の回転角は小さくなり結果として感度が低くなる
が、線形応答する磁界範囲は広くなる。すなわち、横バ
イアス磁界13の値を制御することによって必要な磁界
応答範囲を持った高感度の線形応答MR素子が実現され
る。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示す図である。
【0010】図1においてガラス基板1上にrfスパッ
タ法を用いて反強磁性層2となるFe50Mn50、さらに
連続してMR層3となるNi81Fe5 Co14を成膜し
た。膜厚はそれぞれ50nmおよび40nmとした。成
膜中には永久磁石を用いて500エルステッドの磁界を
印加し交換バイアス磁界の方向を定めた。この二層膜に
おいて磁化容易軸方向の磁化曲線における磁界軸方向の
ずれから交換バイアス磁界を測定したところ22エルス
テッドであった。MR層3をなすNi81Fe5 Co14膜
の誘導異方性磁界は12エルステッドであることから、
第2図中に示す横バイアス磁界13は34エルステッド
となることがわかった。この二層膜上に所定のフォトレ
ジストパターンを形成した後、Arガス雰囲気中でイオ
ンエッチングを行い、同二層膜を長さ1100μm、幅
8μmの矩形パターンに加工した。この際のエッチング
条件は、加速電圧500V、Arガス圧力1×100-4
Torrであった。パターニングに際しては同矩形パタ
ーンの幅方向と横バイアス磁界方向13が平行となるよ
うにした。同矩形パターンの形状磁気異方性磁界は50
エルステッドであり、直交する横バイアス磁界の約1.
5倍となっていることが確認された。さらに同矩形パタ
ーンが形成された基板1上に、同じくrfスパッタ法を
用いて電極層4となる膜厚250nmのAuを成膜し
た。次に、同Au層上に所定のフォトレジストパターン
を形成した後、同Au層を選択化学エッチングによって
斜めに電流が流れる形状の電極層4に加工した。電極層
4において対をなす電極端部は5箇所、電極端部の間隔
は4μm、矩形パターンとのなす角度は45°とした。
以上のパターン形成後、rfスパッタ法を用いてパター
ン全面にわたって厚さ1μmのSiO2 保護膜層を形成
しMR素子を作製した。
タ法を用いて反強磁性層2となるFe50Mn50、さらに
連続してMR層3となるNi81Fe5 Co14を成膜し
た。膜厚はそれぞれ50nmおよび40nmとした。成
膜中には永久磁石を用いて500エルステッドの磁界を
印加し交換バイアス磁界の方向を定めた。この二層膜に
おいて磁化容易軸方向の磁化曲線における磁界軸方向の
ずれから交換バイアス磁界を測定したところ22エルス
テッドであった。MR層3をなすNi81Fe5 Co14膜
の誘導異方性磁界は12エルステッドであることから、
第2図中に示す横バイアス磁界13は34エルステッド
となることがわかった。この二層膜上に所定のフォトレ
ジストパターンを形成した後、Arガス雰囲気中でイオ
ンエッチングを行い、同二層膜を長さ1100μm、幅
8μmの矩形パターンに加工した。この際のエッチング
条件は、加速電圧500V、Arガス圧力1×100-4
Torrであった。パターニングに際しては同矩形パタ
ーンの幅方向と横バイアス磁界方向13が平行となるよ
うにした。同矩形パターンの形状磁気異方性磁界は50
エルステッドであり、直交する横バイアス磁界の約1.
5倍となっていることが確認された。さらに同矩形パタ
ーンが形成された基板1上に、同じくrfスパッタ法を
用いて電極層4となる膜厚250nmのAuを成膜し
た。次に、同Au層上に所定のフォトレジストパターン
を形成した後、同Au層を選択化学エッチングによって
斜めに電流が流れる形状の電極層4に加工した。電極層
4において対をなす電極端部は5箇所、電極端部の間隔
は4μm、矩形パターンとのなす角度は45°とした。
以上のパターン形成後、rfスパッタ法を用いてパター
ン全面にわたって厚さ1μmのSiO2 保護膜層を形成
しMR素子を作製した。
【0011】このMR素子を用いて周波数500kH
z、振幅10エルステッドの高周波微小信号磁界を検出
したところ、センス電流20mAにおいて、線形に応答
していることを示す振幅5.6mVの正弦波出力を得る
ことができた。従来材料であるパーマロイを用いた従来
構成のMR素子と比較すると、従来素子においてはソフ
トフィルムバイアス法を用いて線形応答させ、また感磁
部分となるMR層のパターン長および幅を本実施例と同
じ値にすると、同条件の信号磁界に対して出力振幅は
3.0mVとなった。従って、本実施例の新MR素子に
おいては従来比約1.9倍の出力が得られたことにな
る。
z、振幅10エルステッドの高周波微小信号磁界を検出
したところ、センス電流20mAにおいて、線形に応答
していることを示す振幅5.6mVの正弦波出力を得る
ことができた。従来材料であるパーマロイを用いた従来
構成のMR素子と比較すると、従来素子においてはソフ
トフィルムバイアス法を用いて線形応答させ、また感磁
部分となるMR層のパターン長および幅を本実施例と同
じ値にすると、同条件の信号磁界に対して出力振幅は
3.0mVとなった。従って、本実施例の新MR素子に
おいては従来比約1.9倍の出力が得られたことにな
る。
【0012】以上、本実施例に示したように、高感度、
高出力化を共に実現し、しかも比較的簡単な統計、製造
手段で、線形応答を行うMR素子を得ることができた。
高出力化を共に実現し、しかも比較的簡単な統計、製造
手段で、線形応答を行うMR素子を得ることができた。
【0013】なお、MR層に用いるNi−Fe−Co膜
の組成比に関しては、必要とされる感度と交換バイアス
磁界値から決定される誘導磁気異方性磁界、および必要
とされる出力値から決定されるMR比の両値を勘案し、
以前に我々が開示した特開平2−23680号公報およ
び特願平4−271523号に記載されている三元組成
図を用いて、選択することができる。
の組成比に関しては、必要とされる感度と交換バイアス
磁界値から決定される誘導磁気異方性磁界、および必要
とされる出力値から決定されるMR比の両値を勘案し、
以前に我々が開示した特開平2−23680号公報およ
び特願平4−271523号に記載されている三元組成
図を用いて、選択することができる。
【0014】
【発明の効果】以上述べてきたように、本発明に示す新
しい素子構成を採用することによって、良好な線形応答
と従来以上の高感度化を達成し、しかもNi−Fe−C
o系合金薄膜を用いることによって従来以上の高出力化
を実現したMR素子を得ることができる。
しい素子構成を採用することによって、良好な線形応答
と従来以上の高感度化を達成し、しかもNi−Fe−C
o系合金薄膜を用いることによって従来以上の高出力化
を実現したMR素子を得ることができる。
【図1】本発明によるMR素子の構造を示す実施例の図
である。
である。
【図2】本発明によるMR素子の動作原理を説明するた
めの図である。
めの図である。
【図3】本発明によるMR素子の線形応答範囲を説明す
るための図である。
るための図である。
1 基板 2 反強磁性層 3 MR層 4 電極層 11 MR層の磁化 12 形状磁気異方性磁界 13 横バイアス磁界 14 センス電流 15 信号磁界
Claims (2)
- 【請求項1】 隣接する強磁性層に界面を通して交換バ
イアス磁界を作用させるための反強磁性層と、磁気抵抗
効果を有する強磁性層と、同強磁性層においてパターン
に対して斜め方向に電流が流れるように1箇所または2
箇所以上の対をなす電極端部がパターンを斜めに横切る
形に加工されている電極層を有し、さらに強磁性層にお
いて交換バイアス磁界および同磁界と平行な誘導磁気異
方性磁界と、形状磁気異方性磁界が直交していて、しか
も交換バイアス磁界と誘導磁気異方性磁界の和は、形状
磁気異方性磁界よりも小さな値に設定されていることを
特徴とする磁気抵抗効果素子。 - 【請求項2】 強磁性層に、Ni、Fe、Coの少なく
とも2元素を主成分とする合金を使用し、しかもその合
金の飽和磁歪定数が−10×10-7から10×10-7の
範囲内であることを特徴とする請求項1に記載の磁気抵
抗効果素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5334162A JPH07202294A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 磁気抵抗効果素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5334162A JPH07202294A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 磁気抵抗効果素子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07202294A true JPH07202294A (ja) | 1995-08-04 |
Family
ID=18274239
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5334162A Pending JPH07202294A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 磁気抵抗効果素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07202294A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007114019A (ja) * | 2005-10-19 | 2007-05-10 | Tokai Rika Co Ltd | 磁気センサの磁性体配置構造 |
| JP2024510026A (ja) * | 2021-03-19 | 2024-03-05 | 江▲蘇▼多▲維▼科技有限公司 | 低磁場磁気抵抗角度センサ |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63205584A (ja) * | 1987-02-17 | 1988-08-25 | シーゲイト テクノロジー インターナショナル | 磁気抵抗センサ及びその製造方法 |
| JPS63273372A (ja) * | 1987-04-28 | 1988-11-10 | インターナシヨナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーシヨン | 磁気抵抗センサ |
| JPH0554338A (ja) * | 1991-08-29 | 1993-03-05 | Hitachi Ltd | 磁気抵抗効果型磁気ヘツド |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP5334162A patent/JPH07202294A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63205584A (ja) * | 1987-02-17 | 1988-08-25 | シーゲイト テクノロジー インターナショナル | 磁気抵抗センサ及びその製造方法 |
| JPS63273372A (ja) * | 1987-04-28 | 1988-11-10 | インターナシヨナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーシヨン | 磁気抵抗センサ |
| JPH0554338A (ja) * | 1991-08-29 | 1993-03-05 | Hitachi Ltd | 磁気抵抗効果型磁気ヘツド |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007114019A (ja) * | 2005-10-19 | 2007-05-10 | Tokai Rika Co Ltd | 磁気センサの磁性体配置構造 |
| JP2024510026A (ja) * | 2021-03-19 | 2024-03-05 | 江▲蘇▼多▲維▼科技有限公司 | 低磁場磁気抵抗角度センサ |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN1022142C (zh) | 基于自旋阀效应的磁致电阻传感器 | |
| US20020181167A1 (en) | Magnetoresistive sensor with magnetostatic coupling of magnetic regions | |
| JPH10162320A (ja) | 磁気抵抗効果型ヘッドおよびその使用方法 | |
| JP2002246671A (ja) | 磁気検出素子の製造方法 | |
| JPH1197765A (ja) | スピンバルブ型薄膜素子およびその製造方法 | |
| JP3562993B2 (ja) | 磁気検出装置 | |
| JPH0870149A (ja) | 磁気抵抗素子 | |
| JP2000348309A (ja) | スピンバルブ型薄膜磁気素子及び薄膜磁気ヘッド及びスピンバルブ型薄膜磁気素子の製造方法 | |
| JP2937237B2 (ja) | 磁気抵抗効果ヘッドおよびその初期化方法 | |
| JPH07202294A (ja) | 磁気抵抗効果素子 | |
| JP2001052315A (ja) | スピンバルブ型薄膜磁気素子及び薄膜磁気ヘッド及びスピンバルブ型薄膜磁気素子の製造方法 | |
| JP3282444B2 (ja) | 磁気抵抗素子 | |
| KR20010033533A (ko) | 자기 저항 효과 소자 및 그것을 이용한 자기 센서 | |
| JPH0563254A (ja) | 磁気抵抗複合素子 | |
| JP3634997B2 (ja) | 磁気ヘッドの製造方法 | |
| JPH08297814A (ja) | 磁気抵抗効果素子 | |
| JP2001274477A (ja) | 磁気抵抗素子 | |
| JP2806549B2 (ja) | 磁気抵抗効果素子 | |
| JP2009229380A (ja) | 薄膜磁気センサ | |
| KR100462792B1 (ko) | 교환바이어스형 스핀밸브를 이용한 브리지센서 제조방법 | |
| JPH0992907A (ja) | 磁気抵抗効果素子 | |
| JP3028585B2 (ja) | 磁気抵抗効果素子 | |
| JP2850584B2 (ja) | 磁気抵抗効果素子の製造方法 | |
| JPH01152677A (ja) | 磁気低抗効果素子の製造方法 | |
| JP2661068B2 (ja) | 磁気抵抗効果型磁気ヘッド |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19970909 |