JPH072041Y2 - 吸水材 - Google Patents

吸水材

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JPH072041Y2
JPH072041Y2 JP3665289U JP3665289U JPH072041Y2 JP H072041 Y2 JPH072041 Y2 JP H072041Y2 JP 3665289 U JP3665289 U JP 3665289U JP 3665289 U JP3665289 U JP 3665289U JP H072041 Y2 JPH072041 Y2 JP H072041Y2
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water
powder particles
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俊之 手島
喜章 山本
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、土嚢代替品として、また水槽や生簀更にはプ
ール内の清掃時に残余水を完全に取り除く為或いはレジ
ャー用ボート内に浸入した水を取り除く為等の除水材と
して用いられる吸水材に関する。
(従来の技術) 河川の氾濫を応急的に防止したり、火災現場に於ける消
火水の拡流を防止する為に、更には土木工事現場等では
多量の土嚢が用いられる。該土嚢は、適当な袋に土砂等
を充填し、これを積み上げて氾濫水や拡流水等を堰き止
めるのに用いられる。通常、斯かる土嚢は事前に土砂が
充填されて所定の位置に保管されたり、或いは現場で必
要な時に土砂を充填して用いられたりする。
(考案が解決しようとする課題) 然し乍ら、上記の如く事前に土砂を充填して保管する場
合は、嵩高い為にその保管の為のスペースを広くとる必
要があり、また重量(通常25kg)が大である為処置すべ
き場所にこれを運ぶ際に大変な労苦を伴う。一方、使用
時に土砂を充填する場合は近辺に適切且つ適量の土砂が
あることが条件とされ、またその都度充填する為緊急の
事態に即応しないと云った問題点があった。
亦、鑑賞用魚の水槽或いは魚介類用の生簀更にはプール
は、適宜その水の入れ替え・清掃を必要とするが、容器
や槽の隅に残った汚濁水をポンプ等で完全に吸い出すこ
とは不可能であり、その為大変煩わしい作業が強いられ
る。更に、レジャーボート等を操作中に船内に浸水した
時、これを速やかに取り除かないと危険であり、また完
全に除水出来ず濡れたままであると興趣が半減する。
本考案は、上記に鑑みなされたものであり、嵩張らず且
つ持ち運びが便利でしかも土嚢としての機能を十分に発
揮し得ると共に、鑑賞用魚の水槽或いは魚介類用の生簀
更にはプールの清掃時等に於ける残余水或いはレジャー
ボート内に侵入した水の除去その他不要な水の速やかな
除去等に極めて便利な多機能吸水材を提供せんとするも
のである。
(課題を解決する為の手段) 上記目的を達成する本考案の吸水材を添付図面に基づき
説明する。第1図は本考案吸水材の一例を示す拡大縦断
面図、第2図は別の態様の縦断面図、第3図は本考案に
用いられる袋体の一例を示す部分切欠斜視図、第4図は
同使用状態を示す斜視図、第5図は第4図のV−V線縦
断面図である。
即ち、本考案の吸水材は、透水性紙シート1の厚み内
に、高吸水性ポリマー粉粒2…及び高比重粉粒3…を分
散担持して成ることを要旨とする。
亦、その実施態様として、厚み内に高吸水性ポリマー粉
粒2…及び高比重粉粒3…を分散担持した透水性紙シー
ト1を、透水性の袋体4内に収納して成るものも含まれ
る。
上記高吸水性ポリマー粉粒2…は、デンプン系、アクリ
ル酸塩系その他の公知の所謂高吸湿・吸水性樹脂粉粒で
あって、水には溶解しないが自重の数百倍の水を吸収す
る特性を有するものである。
上記高比重粉粒3…としては、高比重な粉粒体であれば
特に限定されないが、価格或いは人手性等から土、砂及
び溶鉱炉から排出されるスラッグより選ばれたいずれか
が望ましく採用される。
透水性紙シート1は、パルプ紙(所謂ティッシュ)、合
成紙その他の透水性多孔質の低価格の紙であり、クラフ
ト紙等の如く表面加工されたものは即吸水性が乏しい為
に適さない。上記高吸水性ポリマー粉粒2…及び高比重
粉粒3…は、原料紙の上に分散散布され、この上に同原
料紙を重ね合せエンボスプレス等により一体となし、当
該紙シート1の厚み内に分散担持される。高吸水性ポリ
マー粉粒2…の担持量は20〜100g/m2が望ましく、20g/m
2未満の場合吸水量が十分でなく、また100g/m2を超える
と吸水させた時の比重が小さくなる傾向となる。また、
高比重粉粒3…の担持量は20〜100g/m2が望ましく、20g
/m2未満の場合は比重が小さくなって水中で浮動したり
波動によって動き易くなる。
亦、袋体4は、不織布、織布、細帯状プラスチックフィ
ルムをヘッシャンクロス状に織成したシート、上記ポリ
マー粉粒2…の吸水ゲルが零れ出ない程度の細かな網体
その他の透水性を有する織繊維材料によって調製された
ものである。該袋体4の大きさは目的用途に応じて定め
られるが、吸水により膨張した紙シート1を収容し得る
大きさであることが必要であり、土嚢代替品とする場合
は吸水後の全重量が25kg程度となるように35〜50×45〜
60cm程度の大きさのものが適当である。また、その他の
場合はハンディタイプの大きさが望ましく、更に多少伸
縮性のあるものも採用される。
(作用) 上記構成の吸水材を水の中に投入すると、紙シート1の
繊維間隙を透過した水が高吸水性ポリマー粉粒2…に接
触しこれに速やかに吸収される。高吸水性ポリマー粉粒
2…は自重の数百倍の水を吸収するから、紙シート1は
吸収された水の容積分大きく膨張する。しかも高吸水性
ポリマー粉粒2…は、紙シート1内に分散担持されてい
るから、全てのポリマー粉粒2…が水と速やかに反応し
て吸水し、未反応物を含んだ塊状になることがない。そ
して、吸収された水の重量が予め担持された高比重粉粒
3…の重量に加算され、全体として重量感を呈する。従
って、これを土嚢の代替品として用いる場合、一旦水に
投入した後これを所定場所に積み上げるだけで、その重
量と嵩高さとにより波動や水圧によって崩れることなく
定座され水を堰き止めるに十分機能する。亦、上記水槽
や生簀の清掃時に於ける容器内の残余水やレジャーボー
ト内の侵入水中にこれを投入すると、上記の如く速やか
に吸水しその重量が加重されることにより底に沈み、水
垢等と共に隅々の残余水等がたちどころに除去される。
このように除水に供した吸水材はそのまま廃棄すればよ
く爾後処理も簡単である。
上記高吸水性ポリマー2…及び高比重粉粒3…を担持し
た透水性紙シート1を袋体4に収納した場合、ポリマー
粉粒2…の吸水ゲルが紙シート1から遊離しても袋体4
の外に流出することが防止される。従って、土嚢代替品
として用いる場合は、波動作用や水圧によってもその機
能が低下することがない。また、水槽等の除水に用いる
場合は吸水ゲルの零出による容器内の汚染も防止され
る。
(実施例) 次に実施例について述べる。第1図はティッシュ原料の
上に高吸水性ポノマー粉粒2…及び高比重粉粒3…を散
布機で均一分散状態に散布し、更にその上に同様のティ
ッシュ原料を重ね合せ、全体をエンボスプレスしたもの
である。このエンボスプレスにより上下のティッシュ原
料が一体とされて透水性紙シート1を構成し、その厚み
内には上記高吸水性ポノマー粉粒2…及び高比重粉粒3
…が均一分散状態で担持されている。従って、これを水
の中に投入すると、紙シート1の繊維間隙から侵入した
水が高吸水性ポノマー粉粒2…に接触して反応し吸収さ
れる。この多量の吸水によって紙シート1全体が膨張し
て嵩高くなると共に高比重粉粒3…に吸収された水の重
量が加重されて水底に安置し得る程度の重量を保有す
る。
第2図は、上記高吸水性ポノマー粉粒2…及び高比重粉
粒3…を担持した透水性紙シート1の複数枚を袋体4に
収納した例を示す。該袋体4に対する紙シート1…の収
納の仕方は、図の如く複数枚を層積して挿入する場合の
他、折畳み或いは丸めて挿入したり細かな紙片にして充
填するなど、使用目的や保管場所等の条件に応じて適宜
選択される。また、袋体4の封緘は、予め紙シート1…
を収納して出荷する場合四周の熱融着、縫着更には糊着
によってなされるが、袋体4と紙シート1とを別個にし
て出荷し現場で収納使用する場合は、後記に示す如く簡
易な手操作によって封緘し得る構造の物が採用される。
本実施例の吸水材を土嚢代替品として使用する場合、例
えば50g/m2の高吸水性ポリマー粉粒(約300倍の水を吸
収するとして)2…を担持した紙シート1は、上記大き
さの袋体4内に2m2分程度を目安として収納されること
が望ましい。
第3図及び第4図は、使用時に上記紙シート1を収納し
得るようにした袋体4の例を示す。該袋4は合成繊維不
織布による帯状布40を二つ折にして両側部を熱融着一体
とし一辺部を紙シート1を挿入する為の開口部41とした
ものである。該開口部41に於ける上記帯状布40の両端部
には内向見返部42、43を形成し、更に該端部の一方には
外向見返部44が形成されている。これら見返部42、43、
44の両側部は上記と同様相互融着されている。斯かる構
成の袋体4に於いては、第4図及び第5図に示す如く上
記紙シート1…を収納した後、外向見返部44を反対側に
折返し開口部41の封緘がなされる。内向見返部42、43
は、は折り返された外向見返部44と共に開口部41を封緘
すべく機能するものであり、これにより水中に投入した
後紙シート1…に担持された高吸水ポリマー粉粒2…の
吸水ゲルが袋外へ零出するのをより有効に防止すること
が出来る。該袋体4は、上記紙シート1と共にセットと
して或いは別個に販売され、需要者がその都度該袋体4
に適宜当該紙1を収納封緘して使用に供せられる。その
封緘は上述の如く極めて簡易であり、また使用に供せら
れた後はそのまま廃棄すればよく頗る便利である。
尚、上記実施例に限定されず、例えば袋体4を従来の土
嚢バッグの如く開口部を紐で封緘するようにしたものも
採用可能であり、更に使用目的によって重量が不足する
懸念がある時は土砂等を併用することも可能である。
(考案の効果) 叙上の如く、本考案の吸水材は、非使用時には嵩高くま
た軽量であり、その保管や持ち運びに極めて便利であ
る。そして、使用時には透水性紙シートの厚み内に分散
担持された高吸水性ポリマー粉粒が大量の水を速やかに
吸収して膨大化すると共に吸収された水の重量が同紙シ
ートに担持された高比重粉粒の重量に加重され、この重
量と嵩高さにより土嚢代替品として用いる場合は、波動
や水圧にも崩れることなく十分にその機能を発揮する。
また、水槽、生簀、プール或いはレジャーボート内での
除水が簡易且つ完全になされ、その取扱は極めて便利で
ある。更に、家庭において本考案吸水材を常備してお
き、例えば洗濯機の水が不意に溢れ出した時などにこれ
を用いれば、溢水がたちどころに除水され、他部位への
拡流や階下への浸水が未然に防止される。
このように、本考案の吸水材はその用途が極めて広く且
つその特筆すべき効果による実用価値は頗る大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案吸水材の一例を示す拡大縦断面図、第2
図は別の態様の縦断面図、第3図は本考案に用いられる
袋体の一例を示す部分切欠斜視図、第4図は同使用状態
を示す斜視図、第5図は第4図のV−V線縦断面図であ
る。 (符号の説明) 1…透水性紙シート、2…高吸水性ポリマー粉粒、3…
高比重粉粒、4…透水性袋体。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】透水性紙シート(1)の厚み内に、高吸水
    性ポリマー粉粒(2…)及び高比重粉粒(3…)を分散
    担持して成る吸水材。
  2. 【請求項2】厚み内に高吸水性ポリマー粉粒(2…)及
    び高比重粉粒(3…)を分散担持した透水性紙シート
    (1)を、透水性の袋体(4)内に収納して成る吸水
    材。
  3. 【請求項3】上記高比重粉粒(3…)が、土、砂及びス
    ラッグより選ばれたいずれかである請求項1又は2記載
    の吸水材。
JP3665289U 1989-03-29 1989-03-29 吸水材 Expired - Lifetime JPH072041Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP3665289U JPH072041Y2 (ja) 1989-03-29 1989-03-29 吸水材

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JP3665289U JPH072041Y2 (ja) 1989-03-29 1989-03-29 吸水材

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JPH02129253U JPH02129253U (ja) 1990-10-24
JPH072041Y2 true JPH072041Y2 (ja) 1995-01-25

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