JPH07206420A - 高純度ケイ素の製造方法 - Google Patents

高純度ケイ素の製造方法

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JPH07206420A
JPH07206420A JP6000679A JP67994A JPH07206420A JP H07206420 A JPH07206420 A JP H07206420A JP 6000679 A JP6000679 A JP 6000679A JP 67994 A JP67994 A JP 67994A JP H07206420 A JPH07206420 A JP H07206420A
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calcium silicate
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molten
purity
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Hideo Shingu
秀夫 新宮
Keiichi Ishihara
慶一 石原
Hiroyasu Fujiwara
弘康 藤原
Yoshitatsu Otsuka
良達 大塚
Susumu Cho
進 張
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Altemira Co Ltd
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Showa Aluminum Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 太陽電池級の高純度ケイ素を安価に製造し得
る方法を提供し、太陽電池用ケイ素を安価に供給する。 【構成】 (a) 粗製ケイ素を、ケイ酸カルシウムと15
44℃以上の温度で溶融混合し、ケイ素中の硼素をスラ
グ中に移行させ、(b) 工程(a) で得られた混合液を不活
性ガス雰囲気中で静置し、下層のスラグ層と上層の溶融
ケイ素層とに分離した後、温度を1410〜1544℃
として、スラグを凝固させるとともに、ケイ素を溶融状
態で保持して、(c) 不活性ガス雰囲気中で、工程(b) で
得られた溶融ケイ素中に冷却体2を浸漬し、冷却体外表
面に高純化されたケイ素を晶出付着させた後、この冷却
体2を溶融ケイ素中から引き上げ、晶出した高純度ケイ
素塊Sを冷却体2から取外し、(d) 工程(c) で得られた
高純度ケイ素を再び溶融した後、溶融ケイ素を真空処理
して高純度ケイ素中のリンを蒸発除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高純度ケイ素の製造方
法に関し、より詳しくは、太陽電池用ケイ素を安価に製
造し得る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】シリコンには一般に、ケイ石をアーク炉
中で炭素により還元して得られる金属ケイ素と、この金
属ケイ素をモノシラン法や三塩化シラン法により精製し
て得られる高純度ケイ素があり、後者は半導体に使用さ
れている。半導体に使用されるケイ素は11−nine
ともいわれる程の高純度製品であるが、極めて高価であ
る。
【0003】一方、太陽電池用のケイ素も高純度が要求
されるが、その純度は6−nine程度でよい。すなわ
ち、ケイ素中の不純物元素の総濃度が0.1〜10pp
m程度でリンと硼素の濃度がそれぞれ1ppm以下の純
度である。このような太陽電池級の純度を有する高純度
ケイ素を安価に製造する技術について、1980年頃か
ら、米国、西独、日本などで数多くの研究が開始され
た。
【0004】例えば、J.Dietlは、SIlicon Proc
essing for Photovoltaics II,Elsevier Sci,Publ.B.
V.,285(1987) において、ケイ素精製に関する過去の数
多くの研究結果を総括概論し、Proc.8th EC Photovolta
ic Solar Energy Conf.,Florence (1988),p.599 におい
て、太陽電池級ケイ素をかなり安価に製造できる冶金学
的プロセスの1つの道筋を提案している。
【0005】すなわち、J.Dietlが提案した道筋
は、 電炉で炭素還元して製造された金属ケイ素をケ
イ酸カルシウム浴と、アーク炉を用いて混合接触させ、
ケイ素中の硼素をケイ酸カルシウム浴中に移行させる脱
硼素処理工程と、 工程の処理後の混合溶液を沈静
化して、比重の大きいケイ酸カルシウムのスラグを下部
層に沈め、ケイ素を上部層に分離し、このケイ素層を型
に鋳込む工程と、工程で得られたケイ素塊を破砕
し、混酸により、ケイ素塊の粒界に偏析している鉄やカ
ルシウムなどの不純物元素を溶出させて、ケイ素の純化
を行うhydrometallurgical refining process (湿式冶
金精製プロセス)と、 工程で得られた粉末状の精
製シリコンを溶融し、真空処理により脱リンを行った
後、型に鋳込んで太陽電池級ケイ素塊を得る工程の4つ
の工程から構成されるものである。
【0006】一方、特開昭63−45112号公報に
は、不活性ガス雰囲気中で溶融金属ケイ素中に中空回転
冷却体を浸漬し、回転冷却体の外周面に高純度ケイ素を
晶出させる効率的な金属ケイ素の精製方法が開示されて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
J.Dietlの偏析凝固の原理を利用する冶金学的方
法では、湿式冶金精製プロセスを含むため、生産性が悪
いという問題があった。また、特開昭63−45112
号公報記載の方法では、硼素の除去率が悪いことが問題
であった。
【0008】このように、太陽電池用ケイ素の量産に至
る技術は未だ開発されておらず、半導体に使用された高
純度ケイ素の屑が太陽電池に使用されているのが現状で
ある。
【0009】本発明の目的は、上記実情に鑑み、太陽電
池級の高純度ケイ素を安価に製造し得る方法を提供し、
太陽電池用ケイ素を安価に供給することにある。
【0010】特開昭63−45112号公報記載の冷却
体浸漬法は、一方向凝固による偏析係数の小さな不純物
元素を効率よく除去できるから、J.Dietlの上記
4段階から成るケイ素精製方法の〜の過程に組み込
むことができれば、全工程が大幅に効率化され、太陽電
池級ケイ素のより一層の安価な製造が期待できる。すな
わち、のケイ素塊の破砕と混酸によるリーチングに代
り、で得られた溶融ケイ素を冷却体浸漬により凝固精
製することができれば、従来考えられなかった程効率的
なケイ素精製法が確立できる。
【0011】しかし、、により、金属ケイ素からの
脱硼素の実験を本発明者らが行ったところ、ケイ酸カル
シウム浴の使用によりケイ素中のカルシウム濃度が増加
することが判明し、冷却体浸漬精製法により脱カルシウ
ムが可能かどうかが重要となった。従来、ケイ素中の不
純物としてのカルシウムの偏析係数は報告されておら
ず、この精製方法による脱カルシウム作用は不明であっ
た。
【0012】そこで、本発明者らは、、の処理によ
り、硼素除去を行った後の溶融ケイ素を粗製ケイ素の融
点〜ケイ酸カルシウムの融点に保持し、下部に分離した
ケイ酸カルシウムのスラグを固化させた後、黒鉛製の中
空回転冷却体を溶融ケイ素中に浸漬した。冷却体表面に
晶出して付着したケイ素塊を引き上げ、取り外して、ケ
イ素中のカルシウム濃度を鉄、アルミニウムなどの濃度
とともに分析したところ、鉄、アルミニウムと同様、カ
ルシウム濃度は溶融ケイ素中と比べて大幅に減少してい
ることが分った。すなわち、本発明者らは、J.Die
tlの方法、および特開昭63−45112号公報記載
の方法に比べて、大幅に効率的で、安価に太陽電池級ケ
イ素を製造できることを見出した。
【0013】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の高純
度ケイ素の第1の製造方法は、(a) 粗製ケイ素を、ケ
イ酸カルシウムとケイ酸カルシウムの融点以上の温度で
溶融混合し、ケイ素中の硼素をケイ酸カルシウムスラグ
中に移行させる脱硼素処理工程と、(b) 工程(a) で得
られた混合液を不活性ガス雰囲気中で静置し、下層のケ
イ酸カルシウムスラグ層と上層の溶融ケイ素層とに分離
した後、温度を粗製ケイ素の融点〜ケイ酸カルシウムの
融点として、ケイ酸カルシウムスラグを凝固させるとと
もに、ケイ素を溶融状態で保持する分離工程と、(c)
不活性ガス雰囲気中で、工程(b) で得られた溶融ケイ素
中に冷却体を浸漬し、冷却体外表面に高純化されたケイ
素を晶出付着させた後、この冷却体を溶融ケイ素中から
引き上げ、晶出した高純度ケイ素塊を冷却体から取外す
ケイ素晶出工程と、(d) 工程(c) で得られた高純度ケ
イ素を再び溶融した後、溶融ケイ素を真空処理して高純
度ケイ素中のリンを蒸発除去する脱リン処理工程とから
なるものである。上記方法において、工程(c) を行うに
際し、ケイ酸カルシウムスラグ層上の溶融ケイ素層中に
冷却体を浸漬してもよいし、溶融ケイ素層を別の槽に移
してからこれに冷却体を浸漬してもよい。
【0014】また、本発明の高純度ケイ素の第2の製造
方法は、(a) 粗製ケイ素を、ケイ酸カルシウムとケイ
酸カルシウムの融点以上の温度で溶融混合し、ケイ素中
の硼素をケイ酸カルシウムスラグ中に移行させる脱硼素
処理工程と、(b) 工程(a) で得られた混合液を不活性
ガス雰囲気中で静置し、下層のケイ酸カルシウムスラグ
層と上層の溶融ケイ素層とに分離した後、温度を粗製ケ
イ素の融点〜ケイ酸カルシウムの融点として、ケイ酸カ
ルシウムスラグを凝固させるとともに、ケイ素を溶融状
態で保持する分離工程と、(c) 工程(b) で得られた溶
融ケイ素を真空処理槽に移し、真空処理して溶融ケイ素
中のリンを蒸発除去する脱リン処理工程と、(d) 不活
性ガス雰囲気中で、工程(c) で得られた溶融ケイ素中に
冷却体を浸漬し、冷却体外表面に高純化されたケイ素を
晶出付着させた後、この冷却体を溶融ケイ素中から引き
上げ、晶出した高純度ケイ素塊を冷却体から取外すケイ
素晶出工程とからなるものである。
【0015】なお、純ケイ素の融点は1410℃であ
り、純ケイ酸カルシウムの融点は1544℃である。
【0016】本発明において、ケイ素晶出工程において
用いる冷却体としては、溶融ケイ素と反応せずかつ熱伝
導性の良い材料からなる中空体がよい。すなわち、チッ
化ケイ素等のセラミックスまたは黒鉛からなる中空体で
ある。中空体内部に冷却流体を送り込むことにより、冷
却体外周面にケイ素を晶出させることができる。
【0017】本発明において、冷却体を回転させなが
ら、高純化されたケイ素を晶出させることが好ましい。
冷却体を回転させながら晶出を行うことによって、ケイ
素の生産効率を向上させ得るのみならず、鉄、カルシウ
ム、アルミニウム、銅などの不純物元素を除去率を向上
させ、より高純度のケイ素を生産することができる。冷
却体を回転させる周速は好ましくは500cm/min 以
上、より好ましくは1000cm/min 以上であり、この
ような周速で冷却体を回転させた場合は、冷却体外周面
に付着したケイ素の結晶粒が成長粗大化し、粒界に濃化
した不純物元素の量が減るとともに粒内の不純物元素濃
度が減少する。湿式冶金法におけるケイ素精製の原理
は、鋳型に凝固させたケイ素塊の粒界に濃化した不純物
元素を酸液を用いて溶出除去することにあるが、粒内の
不純物濃度が本発明の方法に比べて大きいため、最終的
な不純物除去率が本発明方法に比べて劣るものと考えら
れる。
【0018】本発明において、冷却体の外周面に晶出し
た高純度ケイ素の取外しは、機械的に掻き落すか、また
は再溶融させることによって行なう。
【0019】また、本発明の脱リン処理工程は公知の脱
リン処理であり、溶融ケイ素を真空処理する代わりに、
酸素、水蒸気、一酸化炭素および炭酸ガスから選ばれる
少なくとも1種のガスとの反応によりリンを除去しても
よい。
【0020】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を参照して具体
的に説明する。
【0021】[実施例1]図1は本発明の第1の方法の
概略を示すフローシートである。
【0022】不純物元素として、鉄4500ppm、ア
ルミニウム600ppm、銅185ppm、硼素18p
pm、カルシウム150ppmおよびリン45ppmを
含有する粗製金属ケイ素と、ケイ酸カルシウム粉末を重
量比で1:1の割合で混合しアーク炉(1) 内に入れ、1
650℃にて溶融混合攪拌した(工程(a) )。この混合
液を不活性ガス雰囲気中で静置して、ケイ酸カルシウム
スラグとケイ素溶融液を比重差によって2層に分離した
後、1480℃に温度を下げ、ケイ酸カルシウムスラグ
を凝固させ、ケイ素を溶融状態で保持した(工程(b)
)。
【0023】このケイ素溶融液層中のアルミニウム含量
は40ppm、硼素含量は1ppmであり、アルミニウ
ム含量と硼素含量はそれぞれ減少し、カルシウム含量は
150ppmから4200ppmに増加したが、他の金
属不純物元素の含量はほとんど変化しなかった。
【0024】このスラグ層上のケイ素溶融液層に筒状の
黒鉛製中空回転冷却体(2) を浸漬し、周速2000cm/
min で10分間回転させ、冷却体外表面にケイ素を晶出
付着させた(工程(c) )。なお、ここで用いた中空回転
冷却体(2) は、図2に示すように、溶融ケイ素中に浸漬
される部分はテーパ状となっている。また、中空回転冷
却体(2) 内には、冷却流体供給管(3) が配置され、冷却
流体供給管(3) における冷却体(2) 浸漬時に溶融ケイ素
液面よりも下方に位置する部分の周壁には、多数の冷却
流体吹出孔(4) があけられている。
【0025】得られたケイ素塊を分析すると鉄、アルミ
ニウム、銅、硼素、およびカルシウム含量は、いずれも
1ppm以下となった。リン含量は22ppmであっ
た。
【0026】このケイ素塊を再溶融し、真空処理して高
純度ケイ素を得た(工程(d) )。この高純度ケイ素のリ
ン含量は1ppm以下となった。
【0027】[実施例2〜5]中空回転冷却体(2) の回
転の周速を0cm/min (実施例2)、300cm/min
(実施例3)、1000cm/min (実施例4)、300
0cm/min (実施例5)とした以外は、実施例1と同様
にして高純度ケイ素を得た。得られた高純度ケイ素の不
純物含有量を表1に示す。
【0028】
【表1】
【0029】[実施例6]図3は本発明の第2の方法の
概略を示すフローシートである。
【0030】不純物元素として、鉄4200ppm、ア
ルミニウム450ppm、銅190ppm、硼素15p
pm、カルシウム130ppmおよびリン35ppmを
含有する粗製金属ケイ素と、ケイ酸カルシウム粉末を重
量比で6:4の割合で混合しアーク炉(1) 内に入れ、1
660℃にて溶融混合攪拌した(工程(a) )。この混合
液を不活性ガス雰囲気中で静置して、ケイ酸カルシウム
スラグとケイ素溶融液を比重差によって2層に分離した
後、1520℃に温度を下げ、ケイ酸カルシウムスラグ
を凝固させ、ケイ素を溶融状態で保持した(工程(b)
)。
【0031】このケイ素溶融液を真空処理槽(5) に移注
し、10時間の真空処理を行った(工程(c) )。この時
点で、ケイ素中の硼素含量は1ppm以下、リン含量は
2ppm、アルミニウム含量は30ppmに減少し、カ
ルシウム含量は500ppmに増加したが、その他の金
属不純物含量はほとんど変化しなかった。
【0032】続いて、真空処理槽(5) を不活性ガス雰囲
気下とし、ケイ素溶融液層に実施例1で用いたのと同じ
中空回転冷却体(2) を浸漬し、周速5000cm/min で
10分間回転させ、冷却体外表面にケイ素を晶出付着さ
せた(工程(d) )。
【0033】得られたケイ素塊を分析すると鉄、アルミ
ニウム、銅、硼素、カルシウムおよびリン含量は、いず
れも1ppm以下であった。
【0034】[実施例7〜10]中空回転冷却体(2) の
回転の周速を0cm/min (実施例7)、300cm/min
(実施例8)、1500cm/min (実施例9)、300
0cm/min (実施例10)とした以外は、実施例6と同
様にして高純度ケイ素を得た。得られた高純度ケイ素の
不純物含有量を表2に示す。
【0035】
【表2】
【0036】表1および表2に示すように、本発明の方
法で得られたケイ素はいずれも高純度である。また、冷
却体を回転させることが好ましく、回転の周速を好まし
くは1000cm/min 以上とすることにより、より高純
度のケイ素が得られる。
【0037】
【発明の効果】本発明の高純度ケイ素の製造方法による
と、従来最良の方法と考えられていた湿式冶金精製法に
比べて、より短い時間で、非常に効率よく、しかも、よ
り高純度のケイ素を製造することができる。このよう
に、本発明の方法は、安価に、太陽電池級ケイ素を製造
し得る方法として有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法の概略を示すフローシートであ
る。
【図2】冷却体の構造を示す縦断面図である。
【図3】本発明の方法の概略を示すフローシートであ
る。
【符号の説明】
(1) …アーク炉 (2) …冷却体 (3) …冷却流体供給管 (4) …冷却流体吹出孔 (5) …真空処理槽 (S) …ケイ素塊
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大塚 良達 堺市海山町6丁224番地 昭和アルミニウ ム株式会社内 (72)発明者 張 進 堺市海山町6丁224番地 昭和アルミニウ ム株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a) 粗製ケイ素を、ケイ酸カルシウム
    とケイ酸カルシウムの融点以上の温度で溶融混合し、ケ
    イ素中の硼素をケイ酸カルシウムスラグ中に移行させる
    脱硼素処理工程と、 (b) 工程(a) で得られた混合液を不活性ガス雰囲気中
    で静置し、下層のケイ酸カルシウムスラグ層と上層の溶
    融ケイ素層とに分離した後、温度を粗製ケイ素の融点〜
    ケイ酸カルシウムの融点として、ケイ酸カルシウムスラ
    グを凝固させるとともに、ケイ素を溶融状態で保持する
    分離工程と、 (c) 不活性ガス雰囲気中で、工程(b) で得られた溶融
    ケイ素中に冷却体を浸漬し、冷却体外表面に高純化され
    たケイ素を晶出付着させた後、この冷却体を溶融ケイ素
    中から引き上げ、晶出した高純度ケイ素塊を冷却体から
    取外すケイ素晶出工程と、 (d) 工程(c) で得られた高純度ケイ素を再び溶融した
    後、溶融ケイ素を真空処理して高純度ケイ素中のリンを
    蒸発除去する脱リン処理工程とからなる高純度ケイ素の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 (a) 粗製ケイ素を、ケイ酸カルシウム
    とケイ酸カルシウムの融点以上の温度で溶融混合し、ケ
    イ素中の硼素をケイ酸カルシウムスラグ中に移行させる
    脱硼素処理工程と、 (b) 工程(a) で得られた混合液を不活性ガス雰囲気中
    で静置し、下層のケイ酸カルシウムスラグ層と上層の溶
    融ケイ素層とに分離した後、温度を粗製ケイ素の融点〜
    ケイ酸カルシウムの融点として、ケイ酸カルシウムスラ
    グを凝固させるとともに、ケイ素を溶融状態で保持する
    分離工程と、 (c) 工程(b) で得られた溶融ケイ素を真空処理槽に移
    し、真空処理して溶融ケイ素中のリンを蒸発除去する脱
    リン処理工程と、 (d) 不活性ガス雰囲気中で、工程(c) で得られた溶融
    ケイ素中に冷却体を浸漬し、冷却体外表面に高純化され
    たケイ素を晶出付着させた後、この冷却体を溶融ケイ素
    中から引き上げ、晶出した高純度ケイ素塊を冷却体から
    取外すケイ素晶出工程とからなる高純度ケイ素の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 ケイ素晶出工程において、冷却体を回転
    させながら、高純化されたケイ素を晶出させる、請求項
    1または請求項2記載の高純度ケイ素の製造方法。
  4. 【請求項4】 脱リン処理工程において、溶融ケイ素を
    真空処理する代わりに、酸素、水蒸気、一酸化炭素およ
    び炭酸ガスから選ばれる少なくとも1種のガスとの反応
    によりリンを除去する、請求項1〜3のうちいずれか1
    項記載の高純度ケイ素の製造方法。
JP6000679A 1994-01-10 1994-01-10 高純度ケイ素の製造方法 Pending JPH07206420A (ja)

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