JPH07207267A - 液晶性化合物及びこれを含有する液晶組成物、該液晶組成物を用いた液晶素子、これらを用いた表示方法、及び表示装置 - Google Patents
液晶性化合物及びこれを含有する液晶組成物、該液晶組成物を用いた液晶素子、これらを用いた表示方法、及び表示装置Info
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- JPH07207267A JPH07207267A JP6014120A JP1412094A JPH07207267A JP H07207267 A JPH07207267 A JP H07207267A JP 6014120 A JP6014120 A JP 6014120A JP 1412094 A JP1412094 A JP 1412094A JP H07207267 A JPH07207267 A JP H07207267A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 自発分極付与能力の高い光学活性化合物を提
供し、動作特性、表示特性に優れた液晶素子を構成す
る。 【構成】 光学活性6−ペンチル−2−[4−(2−フ
ルオロデシルオキシ)フェニル]−5,6,7,8−テ
トラヒドロキナゾリンを1〜80重量%含有する液晶組
成物を用いて液晶素子を構成する。
供し、動作特性、表示特性に優れた液晶素子を構成す
る。 【構成】 光学活性6−ペンチル−2−[4−(2−フ
ルオロデシルオキシ)フェニル]−5,6,7,8−テ
トラヒドロキナゾリンを1〜80重量%含有する液晶組
成物を用いて液晶素子を構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な液晶性化合物、
それを含有する液晶組成物およびそれを使用した液晶素
子表示方法並びに表示装置に関し、更に詳しくは電界に
対する応答特性が改善された新規な液晶組成物、及びこ
れを使用した液晶表示素子や液晶−光シャッター等に利
用される液晶素子、該液晶素子を表示に使用した表示装
置に関するものである。
それを含有する液晶組成物およびそれを使用した液晶素
子表示方法並びに表示装置に関し、更に詳しくは電界に
対する応答特性が改善された新規な液晶組成物、及びこ
れを使用した液晶表示素子や液晶−光シャッター等に利
用される液晶素子、該液晶素子を表示に使用した表示装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、液晶は電気光学素子として種
々の分野で応用されている。現在実用化されている液晶
素子はほとんどが、例えばエム・シャット(M.Sch
adt)とダブリュ・ヘルフリッヒ(W.Helfri
ch)著“アプライド フィジックス レターズ(Ap
plied Physics Letters)”Vo
l.18,No.4(1971.2.15)P.127
〜128の“Voltage Dependent O
ptical Activity of a Twis
ted Nematic Liquid Crysta
l”に示されたTN(Twisted Nemati
c)型の液晶を用いたものである。
々の分野で応用されている。現在実用化されている液晶
素子はほとんどが、例えばエム・シャット(M.Sch
adt)とダブリュ・ヘルフリッヒ(W.Helfri
ch)著“アプライド フィジックス レターズ(Ap
plied Physics Letters)”Vo
l.18,No.4(1971.2.15)P.127
〜128の“Voltage Dependent O
ptical Activity of a Twis
ted Nematic Liquid Crysta
l”に示されたTN(Twisted Nemati
c)型の液晶を用いたものである。
【0003】これらは、液晶の誘電的配列効果に基づい
ており、液晶分子の誘電異方性のために平均分子軸が、
加えられた電場により特定の方向に向く効果を利用して
いる。これらの素子の光学的な応答速度の限界はミリ秒
であるといわれ、多くの応用のためには遅すぎる。
ており、液晶分子の誘電異方性のために平均分子軸が、
加えられた電場により特定の方向に向く効果を利用して
いる。これらの素子の光学的な応答速度の限界はミリ秒
であるといわれ、多くの応用のためには遅すぎる。
【0004】一方、大型平面ディスプレイへの応用で
は、価格、生産性などを考え合わせると単純マトリクス
方式による駆動が最も有力である。単純マトリクス方式
においては、走査電極群と信号電極群をマトリクス状に
構成した電極構成が採用され、その駆動のためには、走
査電極群に順次周期的にアドレス信号を選択印加し、信
号電極群には所定の情報信号をアドレス信号と同期させ
て並列的に選択印加する時分割駆動方式が採用されてい
る。
は、価格、生産性などを考え合わせると単純マトリクス
方式による駆動が最も有力である。単純マトリクス方式
においては、走査電極群と信号電極群をマトリクス状に
構成した電極構成が採用され、その駆動のためには、走
査電極群に順次周期的にアドレス信号を選択印加し、信
号電極群には所定の情報信号をアドレス信号と同期させ
て並列的に選択印加する時分割駆動方式が採用されてい
る。
【0005】しかし、この様な駆動方式の素子に前述し
たTN型の液晶を採用すると走査電極が選択され、信号
電極が選択されない領域、或いは、走査電極が選択され
ず、信号電極が選択される領域(所謂“半選択点”)に
も有限に電界がかかってしまう。
たTN型の液晶を採用すると走査電極が選択され、信号
電極が選択されない領域、或いは、走査電極が選択され
ず、信号電極が選択される領域(所謂“半選択点”)に
も有限に電界がかかってしまう。
【0006】選択点にかかる電圧と、半選択点にかかる
電圧の差が充分に大きく、液晶分子を電界に垂直に配列
させるのに要する電圧閾値がこの中間の電圧値に設定さ
れるならば、表示素子は正常に動作するわけであるが、
走査線数(N)を増加していった場合、画面全体(1フ
レーム)を走査する間にひとつの選択点に有効な電界が
かかっている時間(duty比)が1/Nの割合で減少
してしまう。
電圧の差が充分に大きく、液晶分子を電界に垂直に配列
させるのに要する電圧閾値がこの中間の電圧値に設定さ
れるならば、表示素子は正常に動作するわけであるが、
走査線数(N)を増加していった場合、画面全体(1フ
レーム)を走査する間にひとつの選択点に有効な電界が
かかっている時間(duty比)が1/Nの割合で減少
してしまう。
【0007】このために、くり返し走査を行なった場合
の選択点と非選択点にかかる実効値としての電圧差は、
走査線数が増えれば増える程小さくなり、結果的には画
像コントラストの低下やクロストークが避け難い欠点と
なっている。
の選択点と非選択点にかかる実効値としての電圧差は、
走査線数が増えれば増える程小さくなり、結果的には画
像コントラストの低下やクロストークが避け難い欠点と
なっている。
【0008】この様な現象は、双安定性を有さない液晶
(電極面に対し、液晶分子が水平に配向しているのが安
定状態であり、電界が有効に印加されている間のみ垂直
に配向する)を時間的蓄積効果を利用して駆動する(即
ち、くり返し走査する)時に生じる本質的には避け難い
問題点である。
(電極面に対し、液晶分子が水平に配向しているのが安
定状態であり、電界が有効に印加されている間のみ垂直
に配向する)を時間的蓄積効果を利用して駆動する(即
ち、くり返し走査する)時に生じる本質的には避け難い
問題点である。
【0009】この点を改良するために、電圧平均化法、
2周波駆動法や、多重マトリクス法等が既に提案されて
いるが、いずれの方法でも不充分であり、表示素子の大
画面化や高密度化は、走査線数が充分に増やせないこと
によって頭打ちになっているのが現状である。
2周波駆動法や、多重マトリクス法等が既に提案されて
いるが、いずれの方法でも不充分であり、表示素子の大
画面化や高密度化は、走査線数が充分に増やせないこと
によって頭打ちになっているのが現状である。
【0010】この様な従来型の液晶素子の欠点を改善す
るものとして、双安定性を有する液晶素子の使用がクラ
ーク(Clark)及びラガウェル(Lagerwal
l)により提案されている(特開昭56−107216
号公報、米国特許第4367924号明細書等)。
るものとして、双安定性を有する液晶素子の使用がクラ
ーク(Clark)及びラガウェル(Lagerwal
l)により提案されている(特開昭56−107216
号公報、米国特許第4367924号明細書等)。
【0011】双安定性液晶としては、一般にカイラルス
メクティックC相(SmC*相)又はH相(SmH*相)
を有する強誘電性液晶が用いられる。
メクティックC相(SmC*相)又はH相(SmH*相)
を有する強誘電性液晶が用いられる。
【0012】この強誘電性液晶は電界に対して第1の光
学的安定状態と第2の光学的安定状態からなる双安定状
態を有し、従って前述のTN型の液晶で用いられた光学
変調素子とは異なり、例えば、一方の電界ベクトルに対
して第1の光学的安定状態に液晶が配向し、他方の電界
ベクトルに対しては第2の光学的安定状態に液晶が配向
されている。また、この型の液晶は、加えられる電界に
応答して、上記2つの安定状態のいずれかを取り、且つ
電界の印加のない時はその状態を維持する性質(双安定
性)を有する。
学的安定状態と第2の光学的安定状態からなる双安定状
態を有し、従って前述のTN型の液晶で用いられた光学
変調素子とは異なり、例えば、一方の電界ベクトルに対
して第1の光学的安定状態に液晶が配向し、他方の電界
ベクトルに対しては第2の光学的安定状態に液晶が配向
されている。また、この型の液晶は、加えられる電界に
応答して、上記2つの安定状態のいずれかを取り、且つ
電界の印加のない時はその状態を維持する性質(双安定
性)を有する。
【0013】以上の様な双安定性を有する特徴に加え
て、強誘電性液晶は高速応答性であるという優れた特徴
を持つ。それは強誘電性液晶の持つ自発分極と印加電場
が直接作用して配向状態の転移を誘起するためであり、
誘電率異方性と電場の作用による応答速度より3〜4オ
ーダー速い。
て、強誘電性液晶は高速応答性であるという優れた特徴
を持つ。それは強誘電性液晶の持つ自発分極と印加電場
が直接作用して配向状態の転移を誘起するためであり、
誘電率異方性と電場の作用による応答速度より3〜4オ
ーダー速い。
【0014】この様に強誘電性液晶は極めて優れた特性
を潜在的に有しており、この様な性質を利用することに
より、上述した従来のTN型素子の問題点の多くに対し
て、かなり本質的な改善が得られる。特に、高速光学光
シャッターや、高密度・大画面ディスプレイへの応用が
期待される。このため強誘電性を持つ液晶材料に関して
は広く研究がなされているが、現在までに開発された強
誘電性液晶材料は、低温作動特性、高速応答性、コント
ラスト等を含めて液晶素子に用いる充分な特性を備えて
いるとは言い難い。
を潜在的に有しており、この様な性質を利用することに
より、上述した従来のTN型素子の問題点の多くに対し
て、かなり本質的な改善が得られる。特に、高速光学光
シャッターや、高密度・大画面ディスプレイへの応用が
期待される。このため強誘電性を持つ液晶材料に関して
は広く研究がなされているが、現在までに開発された強
誘電性液晶材料は、低温作動特性、高速応答性、コント
ラスト等を含めて液晶素子に用いる充分な特性を備えて
いるとは言い難い。
【0015】応答時間τと自発分極の大きさPs及び粘
度ηの間には、下記(1)式
度ηの間には、下記(1)式
【0016】
【数1】 の関係が存在する。従って、応答速度を速くするには、 (ア)自発分極の大きさPsを大きくする (イ)粘度ηを小さくする (ウ)印加電界Eを大きくする 方法がある。しかし印加電界は、IC等で駆動するため
上限があり、出来るだけ低い方が望ましい。よって、実
際には粘度ηを小さくするか、自発分極の大きさPsの
値を大きくする必要がある。
上限があり、出来るだけ低い方が望ましい。よって、実
際には粘度ηを小さくするか、自発分極の大きさPsの
値を大きくする必要がある。
【0017】一般的に自発分極の大きい強誘電性カイラ
ルスメクティック液晶化合物においては、自発分極のも
たらすセルの内部電界も大きく、双安定状態を取り得る
素子構成への制約が多くなる傾向にある。また、いたず
らに自発分極を大きくしても、それにつれて粘度も大き
くなる傾向にあり、結果的には応答速度はあまり速くな
らないことが考えられる。
ルスメクティック液晶化合物においては、自発分極のも
たらすセルの内部電界も大きく、双安定状態を取り得る
素子構成への制約が多くなる傾向にある。また、いたず
らに自発分極を大きくしても、それにつれて粘度も大き
くなる傾向にあり、結果的には応答速度はあまり速くな
らないことが考えられる。
【0018】また、実際のディスプレイとしての使用温
度範囲が例えば5〜40℃程度とした場合、応答速度の
変化が一般に20倍程度もあり、駆動電圧および周波数
による調節の限界を越えているのが現状である。
度範囲が例えば5〜40℃程度とした場合、応答速度の
変化が一般に20倍程度もあり、駆動電圧および周波数
による調節の限界を越えているのが現状である。
【0019】また、一般に液晶の複屈折を利用した液晶
素子の場合、直交ニコル下における透過率は、下記
(2)式で表される。
素子の場合、直交ニコル下における透過率は、下記
(2)式で表される。
【0020】
【数2】
【0021】(2)式中、I0は入射光強度、Iは透過
光強度、θaは以下で定義される見かけのティルト角、
Δnは屈折率異方性、dは液晶層の膜厚、そして、λは
入射光の波長である。前述の非らせん構造における見か
けのティルト角θaは、第1と第2の配向状態でのねじ
れ配列した液晶分子の平均分子軸方向の角度として現わ
れることになる。(2)式によれば、見かけのティルト
角θaが22.5°の角度の時最大の透過率となり、双
安定性を実現する非らせん構造での見かけのティルト角
θaは22.5°にできる限り近いことが必要である。
光強度、θaは以下で定義される見かけのティルト角、
Δnは屈折率異方性、dは液晶層の膜厚、そして、λは
入射光の波長である。前述の非らせん構造における見か
けのティルト角θaは、第1と第2の配向状態でのねじ
れ配列した液晶分子の平均分子軸方向の角度として現わ
れることになる。(2)式によれば、見かけのティルト
角θaが22.5°の角度の時最大の透過率となり、双
安定性を実現する非らせん構造での見かけのティルト角
θaは22.5°にできる限り近いことが必要である。
【0022】しかしながら、前述のクラークとラガウォ
ールによって発表された双安定性を示す非らせん構造の
強誘電性液晶に対して適用した場合には下述の如き問題
点を有し、コントラスト低下の原因となっている。
ールによって発表された双安定性を示す非らせん構造の
強誘電性液晶に対して適用した場合には下述の如き問題
点を有し、コントラスト低下の原因となっている。
【0023】第1に、従来のラビング処理したポリイミ
ド膜によって配向させて得られた非らせん構造の強誘電
性液晶での見かけのティルト角θa(2つの安定状態の
分子軸のなす角度の1/2)が強誘電性液晶でのティル
ト角(後述の図4に示す三角錐の頂角の1/2の角度
Θ)と比べて小さくなっているために透過率が低い。
ド膜によって配向させて得られた非らせん構造の強誘電
性液晶での見かけのティルト角θa(2つの安定状態の
分子軸のなす角度の1/2)が強誘電性液晶でのティル
ト角(後述の図4に示す三角錐の頂角の1/2の角度
Θ)と比べて小さくなっているために透過率が低い。
【0024】第2に電界を印加しないスタティック状態
におけるコントラストは高くても、電圧を印加して駆動
表示を行なった場合にマトリックス駆動における非選択
期間の微小電界により液晶分子が揺らぐために黒が淡く
なる。
におけるコントラストは高くても、電圧を印加して駆動
表示を行なった場合にマトリックス駆動における非選択
期間の微小電界により液晶分子が揺らぐために黒が淡く
なる。
【0025】以上述べたように、強誘電性液晶素子を実
用化するためには高速応答性を有し、応答速度の温度依
存性が小さく、且つ、コントラストの高いカイラルスメ
クティック相を示す液晶組成物が要求される。
用化するためには高速応答性を有し、応答速度の温度依
存性が小さく、且つ、コントラストの高いカイラルスメ
クティック相を示す液晶組成物が要求される。
【0026】さらに、ディスプレイの均一なスイッチン
グ、良好な視角特性、低温保存性、駆動ICへの負荷の
軽減などのために液晶組成物の自発分極、カイラルスメ
クティックCピッチ、コレステリックピッチ、液晶相を
とる温度範囲、光学異方性、ティルト角、誘電率異方性
などを適正化する必要がある。
グ、良好な視角特性、低温保存性、駆動ICへの負荷の
軽減などのために液晶組成物の自発分極、カイラルスメ
クティックCピッチ、コレステリックピッチ、液晶相を
とる温度範囲、光学異方性、ティルト角、誘電率異方性
などを適正化する必要がある。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前述
の強誘電性液晶素子を実用できるようにするために効果
的な液晶性化合物、これを含む液晶組成物、特に強誘電
性カイラルスメクティック相を示す液晶組成物、及び、
該液晶組成物を使用する液晶素子、表示装置を提供する
ことにある。
の強誘電性液晶素子を実用できるようにするために効果
的な液晶性化合物、これを含む液晶組成物、特に強誘電
性カイラルスメクティック相を示す液晶組成物、及び、
該液晶組成物を使用する液晶素子、表示装置を提供する
ことにある。
【0028】本発明の目的は、動作特性及び表示特性の
高い液晶素子及びこれを用いた表示装置を提供するもの
であり、更に詳細には、自発分極付与能力の大きい、新
規な光学活性化合物を提供し、スイッチング特性が良好
で、高速応答性を有し、光学応答速度の温度依存性が低
く、コントラストの高い液晶素子、及び表示装置を提供
するものである。
高い液晶素子及びこれを用いた表示装置を提供するもの
であり、更に詳細には、自発分極付与能力の大きい、新
規な光学活性化合物を提供し、スイッチング特性が良好
で、高速応答性を有し、光学応答速度の温度依存性が低
く、コントラストの高い液晶素子、及び表示装置を提供
するものである。
【0029】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、下記
一般式(I) R1−Q−Phe−R2 (I)
一般式(I) R1−Q−Phe−R2 (I)
【0030】[式中、R1,R2はそれぞれ独立して炭素
原子数が1から20までの直鎖状、分岐状又は環状のア
ルキル基を示す。また、該アルキル基中の1つもしくは
2つ以上のCH2はヘテロ原子が隣接しない条件で−O
−,−S−,−CO−,−OCO−,−COO−,−C
H=CH−,−C≡C−に置き換えられていても良い。
但し該アルキル基中の水素原子の少なくとも1つはフッ
素原子に置き換えられている。Qは5,6,7,8−テ
トラヒドロキナゾリン−2,6−ジイルを示し、Phe
は1,4−フェニレン又は1つ又は2つのF,Cl,B
r,CN,CH3又はCF3で置換されていても良い1,
4−フェニレンを示す]で表わされる液晶性化合物、該
液晶性化合物の少なくとも1種を含有する液晶組成物、
及び該液晶組成物を1対の電極基板間に配置してなる液
晶素子、該液晶組成物を用いた表示方法及び前記液晶素
子を用いた表示装置を提供するものである。
原子数が1から20までの直鎖状、分岐状又は環状のア
ルキル基を示す。また、該アルキル基中の1つもしくは
2つ以上のCH2はヘテロ原子が隣接しない条件で−O
−,−S−,−CO−,−OCO−,−COO−,−C
H=CH−,−C≡C−に置き換えられていても良い。
但し該アルキル基中の水素原子の少なくとも1つはフッ
素原子に置き換えられている。Qは5,6,7,8−テ
トラヒドロキナゾリン−2,6−ジイルを示し、Phe
は1,4−フェニレン又は1つ又は2つのF,Cl,B
r,CN,CH3又はCF3で置換されていても良い1,
4−フェニレンを示す]で表わされる液晶性化合物、該
液晶性化合物の少なくとも1種を含有する液晶組成物、
及び該液晶組成物を1対の電極基板間に配置してなる液
晶素子、該液晶組成物を用いた表示方法及び前記液晶素
子を用いた表示装置を提供するものである。
【0031】本発明の液晶性化合物において、上記
(I)式中、R1,R2,Q,Pheは上記に挙げられた
範囲内で自由に組み合わせることができる。また、下記
に好ましい組み合わせを挙げるが、個々の組み合わせは
記載された全ての例について自由である。
(I)式中、R1,R2,Q,Pheは上記に挙げられた
範囲内で自由に組み合わせることができる。また、下記
に好ましい組み合わせを挙げるが、個々の組み合わせは
記載された全ての例について自由である。
【0032】一般式(I)で表わされる液晶性化合物の
うち、液晶相の温度幅,混和性,粘性,配向性等の観点
から好ましい化合物として、R1,R2の少なくとも一方
が下記(i)〜(iii)である液晶性化合物が挙げら
れる。
うち、液晶相の温度幅,混和性,粘性,配向性等の観点
から好ましい化合物として、R1,R2の少なくとも一方
が下記(i)〜(iii)である液晶性化合物が挙げら
れる。
【0033】
【化2】
【0034】(a,mは1〜15の整数、nは1〜12
の整数、yは0〜7の整数、sは0,1又は2、tは1
又は2の整数を示す。またXは単結合,−O−,−CO
O−,−OCO−を示す。) また一般式(I)で表わされる液晶性化合物は光学活性
であっても良い。
の整数、yは0〜7の整数、sは0,1又は2、tは1
又は2の整数を示す。またXは単結合,−O−,−CO
O−,−OCO−を示す。) また一般式(I)で表わされる液晶性化合物は光学活性
であっても良い。
【0035】テトラヒドロキナゾリン骨格をもつ化合物
は西ドイツ公開特許公報第2951099号に開示があ
る。しかし、当該公報で開示されている化合物は、TN
C(twisted nematic cell)或い
はコレステリック−ネマチック相転移の原理に基づく電
気光学表示素子に使用するための化合物であり、実施例
で具体的に示されている化合物はN相のみを持つ化合物
である。また、側鎖は炭化水素からなる化合物である。
は西ドイツ公開特許公報第2951099号に開示があ
る。しかし、当該公報で開示されている化合物は、TN
C(twisted nematic cell)或い
はコレステリック−ネマチック相転移の原理に基づく電
気光学表示素子に使用するための化合物であり、実施例
で具体的に示されている化合物はN相のみを持つ化合物
である。また、側鎖は炭化水素からなる化合物である。
【0036】本発明者らはテトラヒドロキナゾリン骨格
を持ち、側鎖のR1,R2の少なくとも一方の側鎖の水素
原子がフッ素原子に置換されている光学活性又は非光学
活性の化合物を少なくとも1種含有する強誘電性カイラ
ルスメクティック液晶組成物を使用した液晶素子が良好
な配向性,高速応答性,応答速度の温度依存性の軽減、
高コントラスト等の優れた特性を有することを見い出し
たものである。
を持ち、側鎖のR1,R2の少なくとも一方の側鎖の水素
原子がフッ素原子に置換されている光学活性又は非光学
活性の化合物を少なくとも1種含有する強誘電性カイラ
ルスメクティック液晶組成物を使用した液晶素子が良好
な配向性,高速応答性,応答速度の温度依存性の軽減、
高コントラスト等の優れた特性を有することを見い出し
たものである。
【0037】また、本発明の液晶性化合物は、他の化合
物との相溶性がよく、液晶組成物としての自発分極,カ
イラルスメクティックCピッチ、Chピッチ、液晶相を
とる温度範囲、光学異方性、ティルト角、誘電率異方性
などの調整に使用することも可能である。
物との相溶性がよく、液晶組成物としての自発分極,カ
イラルスメクティックCピッチ、Chピッチ、液晶相を
とる温度範囲、光学異方性、ティルト角、誘電率異方性
などの調整に使用することも可能である。
【0038】次に前記一般式(I)で示される液晶性化
合物の合成法の一例を以下に示す。
合物の合成法の一例を以下に示す。
【0039】
【化3】
【0040】(R3は、R2又は縮合条件で安定であり、
R2に変換可能な基。R1,R2,Q,Pheは前記定義
の通りである。) 次に一般式(I)で示される液晶性化合物の具体的な構
造式を示す。以後、本発明中で用いられる略記は以下の
基を示す。
R2に変換可能な基。R1,R2,Q,Pheは前記定義
の通りである。) 次に一般式(I)で示される液晶性化合物の具体的な構
造式を示す。以後、本発明中で用いられる略記は以下の
基を示す。
【0041】
【化4】
【0042】
【化5】
【0043】
【化6】
【0044】
【化7】
【0045】
【化8】
【0046】
【化9】
【0047】本発明の液晶組成物は前記一般式(I)で
示される液晶性化合物の少なくとも一種と他の液晶性化
合物1種以上とを適当な割合で混合することにより得る
ことができる。併用する他の液晶性化合物の数は1〜5
0、好ましくは1〜30、より好ましくは3〜30の範
囲である。
示される液晶性化合物の少なくとも一種と他の液晶性化
合物1種以上とを適当な割合で混合することにより得る
ことができる。併用する他の液晶性化合物の数は1〜5
0、好ましくは1〜30、より好ましくは3〜30の範
囲である。
【0048】また、本発明による液晶組成物は強誘電性
液晶組成物、特に強誘電性カイラルスメクティック液晶
組成物が好ましい。
液晶組成物、特に強誘電性カイラルスメクティック液晶
組成物が好ましい。
【0049】本発明で用いる他の液晶性化合物として
は、特開平4−272989号公報(23)〜(39)
ページに記載の化合物(III)〜(XII)、好まし
い化合物(IIIa)〜(XIId)、更に好ましい化
合物(IIIaa)〜(XIIdb)が挙げられる。ま
た、化合物(III)〜(VI)、好ましい化合物(I
IIa)〜(VIf)、更に好ましい化合物(IIIa
a)〜(VIfa)におけるR’1、R’2の少なくとも
一方が、また化合物(VII)、(VIII)、好まし
い化合物(VIIa)〜(VIIIb)、更に好ましい
化合物(VIIIba)、(VIIIbb)における
R’3、R’4の少なくとも一方、及び化合物(IX)〜
(XII)、好ましい化合物(IXa)〜(XII
d)、更に好ましい化合物(IXba)、(XIId
b)におけるR’5、R’6の少なくとも一方が−(CH
2)ECGF2G+1(E:0〜10、G:1〜15 整数)
である化合物も同様に用いることができる。更に、次の
一般式(XIII)〜(XVIII)で示される液晶性
化合物も用いることができる。
は、特開平4−272989号公報(23)〜(39)
ページに記載の化合物(III)〜(XII)、好まし
い化合物(IIIa)〜(XIId)、更に好ましい化
合物(IIIaa)〜(XIIdb)が挙げられる。ま
た、化合物(III)〜(VI)、好ましい化合物(I
IIa)〜(VIf)、更に好ましい化合物(IIIa
a)〜(VIfa)におけるR’1、R’2の少なくとも
一方が、また化合物(VII)、(VIII)、好まし
い化合物(VIIa)〜(VIIIb)、更に好ましい
化合物(VIIIba)、(VIIIbb)における
R’3、R’4の少なくとも一方、及び化合物(IX)〜
(XII)、好ましい化合物(IXa)〜(XII
d)、更に好ましい化合物(IXba)、(XIId
b)におけるR’5、R’6の少なくとも一方が−(CH
2)ECGF2G+1(E:0〜10、G:1〜15 整数)
である化合物も同様に用いることができる。更に、次の
一般式(XIII)〜(XVIII)で示される液晶性
化合物も用いることができる。
【0050】
【化10】
【0051】ここでR’7、R’8は水素原子又は炭素数
1〜18の直鎖状又は分岐状のアルキル基であり、該ア
ルキル基中の1つもしくは隣接しない2つ以上の−CH
2−はヘテロ原子が隣接しない条件で−O−、−CO
−、−CH(CN)−、−C(CN)(CH3)−、に
置き換えられていても良い。該アルキル基中の水素原子
はフッ素原子に交換されていても良い。
1〜18の直鎖状又は分岐状のアルキル基であり、該ア
ルキル基中の1つもしくは隣接しない2つ以上の−CH
2−はヘテロ原子が隣接しない条件で−O−、−CO
−、−CH(CN)−、−C(CN)(CH3)−、に
置き換えられていても良い。該アルキル基中の水素原子
はフッ素原子に交換されていても良い。
【0052】更にR’7、R’8は好ましくは下記のi)
〜viii)である。
〜viii)である。
【0053】i) 炭素数1〜15の直鎖アルキル基
【0054】
【化11】
【0055】N、Q、R、T:0又は1 Y’7、
Y’8、Y’9:H又はF A’4:Ph、Np X’7、X’8:単結合、−CO
O−、−OCO−、−CH2O−、−OCH2− (XIII)の好ましい化合物として(XIIIa)が
挙げられる。
Y’8、Y’9:H又はF A’4:Ph、Np X’7、X’8:単結合、−CO
O−、−OCO−、−CH2O−、−OCH2− (XIII)の好ましい化合物として(XIIIa)が
挙げられる。
【0056】 R’7−[Py2]−[Ph]−OCO−[Tn]−R’8 (XIIIa) (XVI)の好ましい化合物として(XVIa)、(X
VIb)が挙げられる。
VIb)が挙げられる。
【0057】 R’7−[Tz1]−[Ph]−R’8 (XVIa) R’7−[PhY’7]−[Tz1]−[PhY’8]−R’8 (XVIb) (XVII)の好ましい化合物として(XVIIa)、
(XVIIb)が挙げられる。
(XVIIb)が挙げられる。
【0058】 R’7−[Boa2]−[Ph]−O−R’8 (XVIIa) R’7−[Boa2]−[Np]−O−R’8 (XVIIb) (XVIII)の好ましい化合物として(XVIII
a)〜(XVIIIc)が挙げられる。
a)〜(XVIIIc)が挙げられる。
【0059】 R’7−[Btb2]−[Ph]−R’8 (XVIIIa) R’7−[Btb2]−[Ph]−O−R’8 (XVIIIb) R’7−[Btb2]−[Np]−O−R’8 (XVIIIc) (XVIa)、(XVIb)の好ましい化合物として
(XVIaa)〜(XVIbc)が挙げられる。
(XVIaa)〜(XVIbc)が挙げられる。
【0060】 R’7−[Tz1]−[Ph]−O−R’8 (XVIaa) R’7−[Ph]−[Tz1]−[Ph]−R’8 (XVIba) R’7−[Ph]−[Tz1]−[Ph]−O−R’8 (XVIbb) R’7−[Ph]−[Tz1]−[Ph]−OCO−R’8 (XVIbc) Ph、Py2、Tn、Tz1、Cy、Np、Boa2、
Btb2の略記は前記定義に準じ、他の略記については
以下の基を示す。
Btb2の略記は前記定義に準じ、他の略記については
以下の基を示す。
【0061】
【化12】
【0062】本発明の液晶性化合物と、1種以上の上述
の液晶性化合物、或いは液晶組成物とを混合する場合、
混合して得られた液晶組成物中に占める本発明の液晶性
化合物の割合は1重量%〜80重量%、好ましくは1重
量%〜60重量%、更に好ましくは1重量%〜40重量
%とすることが望ましい。
の液晶性化合物、或いは液晶組成物とを混合する場合、
混合して得られた液晶組成物中に占める本発明の液晶性
化合物の割合は1重量%〜80重量%、好ましくは1重
量%〜60重量%、更に好ましくは1重量%〜40重量
%とすることが望ましい。
【0063】また、本発明の液晶性化合物を2種以上用
いる場合は、混合して得られた液晶組成物中に占める本
発明の液晶性化合物2種以上の混合物の割合は1重量%
〜80重量%、好ましくは1重量%〜60重量%、更に
好ましくは1重量%〜40重量%とすることが望まし
い。
いる場合は、混合して得られた液晶組成物中に占める本
発明の液晶性化合物2種以上の混合物の割合は1重量%
〜80重量%、好ましくは1重量%〜60重量%、更に
好ましくは1重量%〜40重量%とすることが望まし
い。
【0064】更に、本発明の強誘電性液晶素子における
強誘電性液晶層は、先に示したようにして作成した強誘
電性液晶組成物を真空中、等方性液体温度まで加熱し、
素子セル中に封入し、徐々に冷却して液晶層を形成させ
常圧に戻すことが好ましい。
強誘電性液晶層は、先に示したようにして作成した強誘
電性液晶組成物を真空中、等方性液体温度まで加熱し、
素子セル中に封入し、徐々に冷却して液晶層を形成させ
常圧に戻すことが好ましい。
【0065】図1は強誘電性液晶素子の構成の説明のた
めに、本発明の強誘電性液晶層を有する液晶素子の一例
を示す断面概略図である。
めに、本発明の強誘電性液晶層を有する液晶素子の一例
を示す断面概略図である。
【0066】図1を参照して、液晶素子は、それぞれ透
明電極3及び絶縁性配向制御層4を設けた一対のガラス
基板2間にカイラルスメクチック相を示す液晶層1を配
置し、且つその層厚をスペーサー5で設定してなるもの
であり、一対の透明電極3間にリード線6を介して電源
7より電圧を印加可能に接続する。また一対の基板2張
れ、一対のクロスニコル偏光板8により挟持され、その
一方の外側には光源9が配置される。
明電極3及び絶縁性配向制御層4を設けた一対のガラス
基板2間にカイラルスメクチック相を示す液晶層1を配
置し、且つその層厚をスペーサー5で設定してなるもの
であり、一対の透明電極3間にリード線6を介して電源
7より電圧を印加可能に接続する。また一対の基板2張
れ、一対のクロスニコル偏光板8により挟持され、その
一方の外側には光源9が配置される。
【0067】2枚のガラス基板2には、それぞれIn2
O3、SnO2或いはITO(インジウム チン オキサ
イド;Indium Tin Oxide)等の薄膜か
らなる透明電極3が被覆されている。その上にポリイミ
ドの様な高分子の薄膜をガーゼやアセテート植毛布等で
ラビングして、液晶をラビング方向に並べる絶縁性配向
制御層4が形成されている。
O3、SnO2或いはITO(インジウム チン オキサ
イド;Indium Tin Oxide)等の薄膜か
らなる透明電極3が被覆されている。その上にポリイミ
ドの様な高分子の薄膜をガーゼやアセテート植毛布等で
ラビングして、液晶をラビング方向に並べる絶縁性配向
制御層4が形成されている。
【0068】また、絶縁物質として、例えばシリコン窒
化物、水素を含有するシリコン窒化物、シリコン炭化
物、水素を含有するシリコン炭化物、シリコン酸化物、
硼素窒化物、水素を含有する硼素窒化物、セリウム酸化
物、アルミニウム酸化物、ジルコニウム酸化物、チタン
酸化物やフッ化マグネシウムなどの無機物質絶縁層を形
成し、その上にポリビニルアルコール、ポリイミド、ポ
リアミドイミド、ポリエステルイミド、ポリパラキシレ
ン、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリビニルアセ
タール、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリアミ
ド、ポリスチレン、セルロース樹脂、メラミン樹脂、ユ
リヤ樹脂、アクリル樹脂やフォトレジスト樹脂などの有
機絶縁物質を配向制御層として、2層で絶縁性配向制御
層4が形成されても良く、また無機物質絶縁性配向制御
層或いは有機物質絶縁性配向制御層単層であっても良
い。
化物、水素を含有するシリコン窒化物、シリコン炭化
物、水素を含有するシリコン炭化物、シリコン酸化物、
硼素窒化物、水素を含有する硼素窒化物、セリウム酸化
物、アルミニウム酸化物、ジルコニウム酸化物、チタン
酸化物やフッ化マグネシウムなどの無機物質絶縁層を形
成し、その上にポリビニルアルコール、ポリイミド、ポ
リアミドイミド、ポリエステルイミド、ポリパラキシレ
ン、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリビニルアセ
タール、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリアミ
ド、ポリスチレン、セルロース樹脂、メラミン樹脂、ユ
リヤ樹脂、アクリル樹脂やフォトレジスト樹脂などの有
機絶縁物質を配向制御層として、2層で絶縁性配向制御
層4が形成されても良く、また無機物質絶縁性配向制御
層或いは有機物質絶縁性配向制御層単層であっても良
い。
【0069】この絶縁性配向制御層が無機系ならば蒸着
法などで形成でき、有機系ならば有機絶縁物質を溶解さ
せた溶液、またはその前駆体溶液(溶剤に0.1〜20
重量%,好ましくは0.2〜10重量%)を用いて、ス
ピンナー塗布法、浸漬塗布法、スクリーン印刷法、スプ
レー塗布法、ロール塗布法等で塗布し、所定の硬化条件
下(例えば加熱下)で硬化させ形成させることができ
る。
法などで形成でき、有機系ならば有機絶縁物質を溶解さ
せた溶液、またはその前駆体溶液(溶剤に0.1〜20
重量%,好ましくは0.2〜10重量%)を用いて、ス
ピンナー塗布法、浸漬塗布法、スクリーン印刷法、スプ
レー塗布法、ロール塗布法等で塗布し、所定の硬化条件
下(例えば加熱下)で硬化させ形成させることができ
る。
【0070】絶縁性配向制御層4の層厚は通常10Å〜
1μm、好ましくは10Å〜3000Å、さらに好まし
くは10Å〜1000Åが適している。
1μm、好ましくは10Å〜3000Å、さらに好まし
くは10Å〜1000Åが適している。
【0071】この2枚のガラス基板2はスペーサー5に
よって任意の間隔に保たれている。例えば、所定の直径
を持つシリカビーズ、アルミナビーズをスペーサーとし
てガラス基板2枚で挟持し、周囲をシール材、例えばエ
ポキシ系接着材を用いて密封する方法がある。その他、
スペーサーとして高分子フィルムやガラスファイバーを
使用しても良い。この2枚のガラス基板の間に強誘電性
液晶が封入されている。
よって任意の間隔に保たれている。例えば、所定の直径
を持つシリカビーズ、アルミナビーズをスペーサーとし
てガラス基板2枚で挟持し、周囲をシール材、例えばエ
ポキシ系接着材を用いて密封する方法がある。その他、
スペーサーとして高分子フィルムやガラスファイバーを
使用しても良い。この2枚のガラス基板の間に強誘電性
液晶が封入されている。
【0072】強誘電性液晶が封入された強誘電性液晶層
1は、一般には0.5〜20μm、好ましくは1〜5μ
mである。
1は、一般には0.5〜20μm、好ましくは1〜5μ
mである。
【0073】透明電極3からはリード線によって外部の
電源7に接続されている。
電源7に接続されている。
【0074】また、ガラス基板2の外側には、偏光板8
が貼り合わせてある。図1の例は透過型であり、光源9
を備えている。
が貼り合わせてある。図1の例は透過型であり、光源9
を備えている。
【0075】図2は、強誘電性を利用した液晶素子の動
作説明のために、セルの例を模式的に描いたものであ
る。21aと21bは、それぞれIn2O3,SnO2或
いはITO(インジウム チン オキサイド;Indi
um Tin Oxide)等の薄膜からなる透明電極
で被覆された基板(ガラス板)であり、その間に液晶分
子層22がガラス面に垂直になるよう配向したSmC*
相又はSmH*相の液晶が封入されている。太線で示し
た線23が液晶分子を表わしており、この液晶分子23
はその分子に直交した方向に双極子モーメント(P⊥)
24を有している。基板21aと21b上の電極間に一
定の閾値以上の電圧を印加すると、液晶分子23のらせ
ん構造がほどけ、双極子モーメント(P⊥)24が全て
電界方向に向くよう、液晶分子23は配向方向を変える
ことができる。液晶分子23は細長い形状を有してお
り、その長軸方向と短軸方向で屈折率異方性を示し、従
って例えばガラス面の上下に互いにクロスニコルの偏光
子を置けば、電圧印加極性によって光学特性が変わる液
晶光学変調素子となることは、容易に理解される。
作説明のために、セルの例を模式的に描いたものであ
る。21aと21bは、それぞれIn2O3,SnO2或
いはITO(インジウム チン オキサイド;Indi
um Tin Oxide)等の薄膜からなる透明電極
で被覆された基板(ガラス板)であり、その間に液晶分
子層22がガラス面に垂直になるよう配向したSmC*
相又はSmH*相の液晶が封入されている。太線で示し
た線23が液晶分子を表わしており、この液晶分子23
はその分子に直交した方向に双極子モーメント(P⊥)
24を有している。基板21aと21b上の電極間に一
定の閾値以上の電圧を印加すると、液晶分子23のらせ
ん構造がほどけ、双極子モーメント(P⊥)24が全て
電界方向に向くよう、液晶分子23は配向方向を変える
ことができる。液晶分子23は細長い形状を有してお
り、その長軸方向と短軸方向で屈折率異方性を示し、従
って例えばガラス面の上下に互いにクロスニコルの偏光
子を置けば、電圧印加極性によって光学特性が変わる液
晶光学変調素子となることは、容易に理解される。
【0076】本発明における液晶素子で好ましく用いら
れる液晶セルは、その厚さを充分に薄く(例えば10μ
m以下)することができる。このように液晶層が薄くな
るに従い、図3に示すように電界を印加していない状態
でも液晶分子のらせん構造がほどけ、その双極子モーメ
ントPa又はPbは上向き(34a)又は下向き(34
b)のどちらかの状態をとる。このようなセルに、図3
に示す如く一定の閾値以上の極性の異なる電界Ea又は
Ebを電圧印加手段31aと31bにより付与すると、
双極子モーメントは、電界Ea又はEbの電界ベクトル
に対応して上向き34a又は下向き34bと向きを変
え、それに応じて液晶分子は、第1の安定状態33aか
或いは第2の安定状態33bの何れか一方に配向する。
れる液晶セルは、その厚さを充分に薄く(例えば10μ
m以下)することができる。このように液晶層が薄くな
るに従い、図3に示すように電界を印加していない状態
でも液晶分子のらせん構造がほどけ、その双極子モーメ
ントPa又はPbは上向き(34a)又は下向き(34
b)のどちらかの状態をとる。このようなセルに、図3
に示す如く一定の閾値以上の極性の異なる電界Ea又は
Ebを電圧印加手段31aと31bにより付与すると、
双極子モーメントは、電界Ea又はEbの電界ベクトル
に対応して上向き34a又は下向き34bと向きを変
え、それに応じて液晶分子は、第1の安定状態33aか
或いは第2の安定状態33bの何れか一方に配向する。
【0077】このような強誘電性液晶素子を光学変調素
子として用いることの利点は、先にも述べたが2つあ
る。
子として用いることの利点は、先にも述べたが2つあ
る。
【0078】その第1は、応答速度が極めて速いことで
あり、第2は液晶分子の配向が双安定性を有することで
ある。第2の点を、例えば図3によって更に説明する
と、電界Eaを印加すると液晶分子は第1の安定状態3
3aに配向するが、この状態は電界を切っても安定であ
る。又、逆向きの電界Ebを印加すると、液晶分子は第
2の安定状態33bに配向して、その分子の向きを変え
るが、やはり電界を切ってもこの状態に留っている。
又、与える電界Ea或いはEbが一定の閾値を越えない
限り、それぞれ前の配向状態にやはり維持されている。
あり、第2は液晶分子の配向が双安定性を有することで
ある。第2の点を、例えば図3によって更に説明する
と、電界Eaを印加すると液晶分子は第1の安定状態3
3aに配向するが、この状態は電界を切っても安定であ
る。又、逆向きの電界Ebを印加すると、液晶分子は第
2の安定状態33bに配向して、その分子の向きを変え
るが、やはり電界を切ってもこの状態に留っている。
又、与える電界Ea或いはEbが一定の閾値を越えない
限り、それぞれ前の配向状態にやはり維持されている。
【0079】図5は本発明で用いた駆動波形の一例であ
る。
る。
【0080】図5(A)の中のSSは選択された走査線
に印加する選択走査波形を、SNは選択されていない非
選択走査波形を、ISは選択されたデータ線に印加する
選択情報波形(黒)を、INは選択されていないデータ
線に印加する非選択情報信号(白)を表わしている。ま
た、図中(IS−SS)と(IN−SS)は選択された走査
線上の画素に印加する電圧波形で、電圧(IS−SS)が
印加された画素は黒の表示状態をとり、電圧(IN−
SS)が印加された画素は白の表示状態をとる。
に印加する選択走査波形を、SNは選択されていない非
選択走査波形を、ISは選択されたデータ線に印加する
選択情報波形(黒)を、INは選択されていないデータ
線に印加する非選択情報信号(白)を表わしている。ま
た、図中(IS−SS)と(IN−SS)は選択された走査
線上の画素に印加する電圧波形で、電圧(IS−SS)が
印加された画素は黒の表示状態をとり、電圧(IN−
SS)が印加された画素は白の表示状態をとる。
【0081】図5(B)は図5(A)に示す駆動波形
で、図6に示す表示を行った時の時系列波形である。
で、図6に示す表示を行った時の時系列波形である。
【0082】図5に示す駆動例では、選択された走査線
上の画素の印加される単一極性電圧の最小印加時間Δt
が書き込み位相t2の時間に相当し、1ラインクリヤt1
位相の時間が2Δtに設定されている。
上の画素の印加される単一極性電圧の最小印加時間Δt
が書き込み位相t2の時間に相当し、1ラインクリヤt1
位相の時間が2Δtに設定されている。
【0083】さて、図5に示した駆動波形の各パラメー
タVS,VI,Δtの値は使用する液晶材料のスイッチン
グ特性によって決定される。
タVS,VI,Δtの値は使用する液晶材料のスイッチン
グ特性によって決定される。
【0084】ここでは、バイアス比VI/(VI+VS)
=1/3に固定されている。
=1/3に固定されている。
【0085】バイアス比を大きくすることにより駆動適
正電圧の幅を大きくすることは可能であるが、バイアス
比を増すことは情報信号の振幅を大きくすることを意味
し、画質的にはちらつきの増大、コントラストの低下を
招き好ましくない。
正電圧の幅を大きくすることは可能であるが、バイアス
比を増すことは情報信号の振幅を大きくすることを意味
し、画質的にはちらつきの増大、コントラストの低下を
招き好ましくない。
【0086】我々の検討ではバイアス比1/3〜1/4
程度が実用的であった。
程度が実用的であった。
【0087】本発明の液晶素子を表示パネル部に使用
し、図7及び図8に示した走査線アドレス情報をもつ画
像情報なるデータフォーマット及びSYNC信号による
通信同期手段をとることにより、液晶表示装置を実現す
る。
し、図7及び図8に示した走査線アドレス情報をもつ画
像情報なるデータフォーマット及びSYNC信号による
通信同期手段をとることにより、液晶表示装置を実現す
る。
【0088】図中、符号はそれぞれ以下の通りである。 101 強誘電性液晶表示装置 102 グラフィックスコントローラ 103 表示パネル 104 走査線駆動回路 105 情報線駆動回路 106 デコーダ 107 走査信号発生回路 108 シフトレジスタ 109 ラインメモリ 110 情報信号発生回路 111 駆動制御回路 112 GCPU 113 ホストCPU 114 VRAM
【0089】画像情報の発生は、本体装置側のグラフィ
ックコントローラ102にて行なわれ、図7及び図8に
示した信号転送手段にしたがって表示パネル103に転
送される。グラフィックスコントローラ102は、CP
U(中央演算処理装置、以下GCPU112と略す)及
びVRAM(画像情報格納用メモリ)114を核に、ホ
ストCPU113と液晶表示装置101間の画像情報の
管理や通信を司っており、本発明の制御方法は主にこの
グラフィックスコントローラ102上で実現されるもの
である。
ックコントローラ102にて行なわれ、図7及び図8に
示した信号転送手段にしたがって表示パネル103に転
送される。グラフィックスコントローラ102は、CP
U(中央演算処理装置、以下GCPU112と略す)及
びVRAM(画像情報格納用メモリ)114を核に、ホ
ストCPU113と液晶表示装置101間の画像情報の
管理や通信を司っており、本発明の制御方法は主にこの
グラフィックスコントローラ102上で実現されるもの
である。
【0090】なお、該表示パネルの裏面には光源が配置
されている。
されている。
【0091】
【実施例】以下、実施例により本発明について更に詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるも
のではない。
に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるも
のではない。
【0092】[実施例1]光学活性6−ペンチル−2−
[4−(2−フルオロデシルオキシ)フェニル]−5,
6,7,8−テトラヒドロキナゾリン[例示化合物
(9)]の製造
[4−(2−フルオロデシルオキシ)フェニル]−5,
6,7,8−テトラヒドロキナゾリン[例示化合物
(9)]の製造
【0093】(工程1) 4−ペンチル−2−ヒドロキ
シメチレン−シクロヘキサノンの合成 無水エーテル35mlに水素化ナトリウム1.19g
(60%油性,29.7mmol)を加え、氷水冷下撹
拌した。そこへエタノール0.17mlを加えた後、4
−ペンチルシクロヘキサノン5.00g(29.7mm
ol)及びギ酸エチル3.30g(44.6mmol)
を1時間かけて滴下した。滴下後、室温で8時間撹拌
し、水にあけ、エーテル層を分離した。水層を酢酸エチ
ルで2回抽出した。水層を6N塩酸で酸性とし、酢酸エ
チルで抽出し、水洗後無水硫酸ナトリウムで乾燥した。
硫酸ナトリウム濾別後溶媒を留去して4−ペンチル−2
−ヒドロキシメチレン−シクロヘキサノン4.55gを
得た(収率78.0%)。
シメチレン−シクロヘキサノンの合成 無水エーテル35mlに水素化ナトリウム1.19g
(60%油性,29.7mmol)を加え、氷水冷下撹
拌した。そこへエタノール0.17mlを加えた後、4
−ペンチルシクロヘキサノン5.00g(29.7mm
ol)及びギ酸エチル3.30g(44.6mmol)
を1時間かけて滴下した。滴下後、室温で8時間撹拌
し、水にあけ、エーテル層を分離した。水層を酢酸エチ
ルで2回抽出した。水層を6N塩酸で酸性とし、酢酸エ
チルで抽出し、水洗後無水硫酸ナトリウムで乾燥した。
硫酸ナトリウム濾別後溶媒を留去して4−ペンチル−2
−ヒドロキシメチレン−シクロヘキサノン4.55gを
得た(収率78.0%)。
【0094】(工程2) 6−ペンチル−2−(4−ヒ
ドロキシフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロキ
ナゾリンの合成 4−ペンチル−2−ヒドロキシメチレン−シクロヘキサ
ノン4.40g(22.4mmol)、4−ヒドロキシ
ベンズアミジン塩酸塩3.51g(22.4mmo
l)、ナトリウムメトキシド4.24g(78.4mm
ol)及びエタノール60mlを加え、還流下10時間
撹拌した。水にあけ、6N塩酸で酸性とし、酢酸エチル
で抽出し、水洗後無水硫酸ナトリウムで乾燥した。硫酸
ナトリウム濾別後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカ
ラム(展開溶媒:トルエン/酢酸エチル=2/1)で精
製しヘキサンで結晶化した後冷凍庫に入れ、濾取し、冷
ヘキサンで洗った。乾燥後6−ペンチル−2−(4−ヒ
ドロキシフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロキ
ナゾリン2.12gを得た(収率31.9%)。
ドロキシフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロキ
ナゾリンの合成 4−ペンチル−2−ヒドロキシメチレン−シクロヘキサ
ノン4.40g(22.4mmol)、4−ヒドロキシ
ベンズアミジン塩酸塩3.51g(22.4mmo
l)、ナトリウムメトキシド4.24g(78.4mm
ol)及びエタノール60mlを加え、還流下10時間
撹拌した。水にあけ、6N塩酸で酸性とし、酢酸エチル
で抽出し、水洗後無水硫酸ナトリウムで乾燥した。硫酸
ナトリウム濾別後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカ
ラム(展開溶媒:トルエン/酢酸エチル=2/1)で精
製しヘキサンで結晶化した後冷凍庫に入れ、濾取し、冷
ヘキサンで洗った。乾燥後6−ペンチル−2−(4−ヒ
ドロキシフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロキ
ナゾリン2.12gを得た(収率31.9%)。
【0095】(工程3) 光学活性6−ペンチル−2−
[4−(2−フルオロデシルオキシ)フェニル]−5,
6,7,8−テトラヒドロキナゾリンの合成 6−ペンチル−2−(4−ヒドロキシフェニル)−5,
6,7,8−テトラヒドロキナゾリン0.11g(0.
37mmol)、p−トルエンスルホン酸2−フルオロ
デシル0.12g(0.37mmol)、水酸化カリウ
ム0.03g(85% 0.45mmol)及びDMF
8mlを加え、110℃で6時間撹拌した。反応後水に
あけ、トルエン抽出し、水洗後無水硫酸ナトリウムで乾
燥した。硫酸ナトリウム濾別後溶媒を留去し、残渣をシ
リカゲルカラム(展開溶媒:トルエン)で精製し、エタ
ノールから再結晶して光学活性6−ペンチル−2−[4
−(2−フルオロデシルオキシ)フェニル]−5,6,
7,8−テトラヒドロキナゾリン0.085gを得た
(収率50.6%)。
[4−(2−フルオロデシルオキシ)フェニル]−5,
6,7,8−テトラヒドロキナゾリンの合成 6−ペンチル−2−(4−ヒドロキシフェニル)−5,
6,7,8−テトラヒドロキナゾリン0.11g(0.
37mmol)、p−トルエンスルホン酸2−フルオロ
デシル0.12g(0.37mmol)、水酸化カリウ
ム0.03g(85% 0.45mmol)及びDMF
8mlを加え、110℃で6時間撹拌した。反応後水に
あけ、トルエン抽出し、水洗後無水硫酸ナトリウムで乾
燥した。硫酸ナトリウム濾別後溶媒を留去し、残渣をシ
リカゲルカラム(展開溶媒:トルエン)で精製し、エタ
ノールから再結晶して光学活性6−ペンチル−2−[4
−(2−フルオロデシルオキシ)フェニル]−5,6,
7,8−テトラヒドロキナゾリン0.085gを得た
(収率50.6%)。
【0096】
【数3】
【0097】[実施例2]光学活性6−デシル−2−
[4−(3−トリフルオロメチルヘプタノイルオキシ)
フェニル]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン
[例示化合物(2)]の製造 6−デシル−2−(4−ヒドロキシフェニル)−5,
6,7,8−テトラヒドロキナゾリン0.5g(1.3
6mmol)、光学活性3−トリフルオロメチルヘプタ
ン酸0.27g(1.36mmol)、ジシクロヘキシ
ルカルボジイミド0.28g(1.36mmol)、
N,N−ジメチルアミノピリジン0.01g及び塩化メ
チレン40mlを加え、室温で6時間撹拌した。生成し
たジシクロヘキシル尿素を濾別し、塩化メチレンで洗い
濾液とあわせ、減圧下に濃縮した。残渣をシリカゲルカ
ラム(展開溶媒:トルエン)により精製し、エタノール
から再結晶して光学活性6−デシル−2−[4−(3−
トリフルオロメチルヘプタノイルオキシ)フェニル]−
5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン0.45gを
得た(収率60.4%)。
[4−(3−トリフルオロメチルヘプタノイルオキシ)
フェニル]−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン
[例示化合物(2)]の製造 6−デシル−2−(4−ヒドロキシフェニル)−5,
6,7,8−テトラヒドロキナゾリン0.5g(1.3
6mmol)、光学活性3−トリフルオロメチルヘプタ
ン酸0.27g(1.36mmol)、ジシクロヘキシ
ルカルボジイミド0.28g(1.36mmol)、
N,N−ジメチルアミノピリジン0.01g及び塩化メ
チレン40mlを加え、室温で6時間撹拌した。生成し
たジシクロヘキシル尿素を濾別し、塩化メチレンで洗い
濾液とあわせ、減圧下に濃縮した。残渣をシリカゲルカ
ラム(展開溶媒:トルエン)により精製し、エタノール
から再結晶して光学活性6−デシル−2−[4−(3−
トリフルオロメチルヘプタノイルオキシ)フェニル]−
5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン0.45gを
得た(収率60.4%)。
【0098】
【数4】
【0099】[実施例3]下記化合物を下記の重量部で
混合し、液晶組成物Aを作成した。
混合し、液晶組成物Aを作成した。
【0100】
【化13】
【0101】更にこの液晶組成物Aに対して、以下に示
す例示化合物を各々以下に示す重量部で混合し、液晶組
成物Bを作成した。
す例示化合物を各々以下に示す重量部で混合し、液晶組
成物Bを作成した。
【0102】
【化14】
【0103】[実施例4]2枚の0.7mm厚のガラス
板を用意し、それぞれのガラス板上にITO膜を形成
し、電圧印加電極を作成し、更にこの上にSiO2を蒸
着させ絶縁層とした。ガラス板上にシランカップリング
剤(信越化学株式会社製KBM−602)0.2%イソ
プロピルアルコール溶液を回転数2000r.p.mの
スピナーで15秒間塗布し、表面処理を施した。この
後、120℃にて20分間加熱乾燥処理を施した。更に
表面処理を行なったITO膜付きのガラス板上にポリイ
ミド樹脂前駆体(東レ株式会社製SP−510)1.5
%ジメチルアセトアミド溶液を回転数2000r.p.
mのスピナーで15秒間塗布した。成膜後、60分間、
300℃加熱縮合焼成処理を施した。この時の塗膜の膜
厚は約250Åであった。
板を用意し、それぞれのガラス板上にITO膜を形成
し、電圧印加電極を作成し、更にこの上にSiO2を蒸
着させ絶縁層とした。ガラス板上にシランカップリング
剤(信越化学株式会社製KBM−602)0.2%イソ
プロピルアルコール溶液を回転数2000r.p.mの
スピナーで15秒間塗布し、表面処理を施した。この
後、120℃にて20分間加熱乾燥処理を施した。更に
表面処理を行なったITO膜付きのガラス板上にポリイ
ミド樹脂前駆体(東レ株式会社製SP−510)1.5
%ジメチルアセトアミド溶液を回転数2000r.p.
mのスピナーで15秒間塗布した。成膜後、60分間、
300℃加熱縮合焼成処理を施した。この時の塗膜の膜
厚は約250Åであった。
【0104】この焼成後の被膜にはアセテート植毛布に
よるラビング処理がなされ、その後イソプロピルアルコ
ール液で洗浄し、平均粒径2μmのシリカビーズを一方
のガラス板上に散布した後、それぞれのラビング処理軸
が互いに平行となるようにし、接着シール剤(チッソ株
式会社製リクソンボンド)を用いてガラス板を貼り合わ
せ、60分間,100℃にて加熱乾燥しセルを作成し
た。このセルに実施例3で混合した液晶組成物Bを等方
性液体状態で注入し、等方相から20℃/hで25℃ま
で徐冷することにより、強誘電性液晶素子を作成した。
このセルのセル厚をベレック位相板によって測定したと
ころ約2μmであった。この強誘電性液晶素子を使っ
て、ピーク・トゥ・ピーク電圧Vpp=20Vの電圧印
加により直交ニコル下での光学的な応答(透過光量変化
0〜90%)を検知して応答速度(以後光学応答速度と
いう)を測定した。その結果を次に示す。
よるラビング処理がなされ、その後イソプロピルアルコ
ール液で洗浄し、平均粒径2μmのシリカビーズを一方
のガラス板上に散布した後、それぞれのラビング処理軸
が互いに平行となるようにし、接着シール剤(チッソ株
式会社製リクソンボンド)を用いてガラス板を貼り合わ
せ、60分間,100℃にて加熱乾燥しセルを作成し
た。このセルに実施例3で混合した液晶組成物Bを等方
性液体状態で注入し、等方相から20℃/hで25℃ま
で徐冷することにより、強誘電性液晶素子を作成した。
このセルのセル厚をベレック位相板によって測定したと
ころ約2μmであった。この強誘電性液晶素子を使っ
て、ピーク・トゥ・ピーク電圧Vpp=20Vの電圧印
加により直交ニコル下での光学的な応答(透過光量変化
0〜90%)を検知して応答速度(以後光学応答速度と
いう)を測定した。その結果を次に示す。
【0105】 10℃ 25℃ 40℃ 応答速度 389μsec 203μsec 116μsec
【0106】[比較例1]実施例3で混合した液晶組成
物Aをセル内に注入する以外は全く実施例4と同様の方
法で強誘電性液晶素子を作成し、光学応答速度を測定し
た。その結果を次に示す。
物Aをセル内に注入する以外は全く実施例4と同様の方
法で強誘電性液晶素子を作成し、光学応答速度を測定し
た。その結果を次に示す。
【0107】 10℃ 25℃ 40℃ 応答速度 668μsec 340μsec 182μsec
【0108】[実施例5]実施例3で混合した例示化合
物の代わりに以下に示す例示化合物を各々以下に示す重
量部で混合し、液晶組成物Cを作成した。
物の代わりに以下に示す例示化合物を各々以下に示す重
量部で混合し、液晶組成物Cを作成した。
【0109】
【化15】
【0110】液晶組成物Cをセル内に注入する以外は全
く実施例4と同様の方法で強誘電性液晶素子を作成し、
光学応答速度を測定し、スイッチング状態を観察した。
この液晶素子内の均一配向性は良好であり、モノドメイ
ン状態が得られた。その測定結果を次に示す。
く実施例4と同様の方法で強誘電性液晶素子を作成し、
光学応答速度を測定し、スイッチング状態を観察した。
この液晶素子内の均一配向性は良好であり、モノドメイ
ン状態が得られた。その測定結果を次に示す。
【0111】 10℃ 25℃ 40℃ 応答速度 375μsec 195μsec 111μsec
【0112】[実施例6]下記化合物を下記の重量部で
混合し、液晶組成物Dを作成した。
混合し、液晶組成物Dを作成した。
【0113】
【化16】
【0114】更にこの液晶組成物Dに対して、以下に示
す例示化合物を各々以下に示す重量部で混合し、液晶組
成物Eを作成した。
す例示化合物を各々以下に示す重量部で混合し、液晶組
成物Eを作成した。
【0115】
【化17】
【0116】液晶組成物Eをセル内に注入する以外は全
く実施例4と同様の方法で強誘電性液晶素子を作成し、
光学応答速度を測定し、スイッチング状態を観察した。
この液晶素子内の均一配向性は良好であり、モノドメイ
ン状態が得られた。その測定結果を次に示す。
く実施例4と同様の方法で強誘電性液晶素子を作成し、
光学応答速度を測定し、スイッチング状態を観察した。
この液晶素子内の均一配向性は良好であり、モノドメイ
ン状態が得られた。その測定結果を次に示す。
【0117】 10℃ 25℃ 40℃ 応答速度 432μsec 213μsec 121μsec
【0118】[比較例2]実施例6で混合した液晶組成
物Dをセル内に注入する以外は全く実施例4と同様の方
法で強誘電性液晶素子を作成し、光学応答速度を測定し
た。その結果を次に示す。
物Dをセル内に注入する以外は全く実施例4と同様の方
法で強誘電性液晶素子を作成し、光学応答速度を測定し
た。その結果を次に示す。
【0119】 10℃ 25℃ 40℃ 応答速度 784μsec 373μsec 197μsec
【0120】[実施例7]実施例6で混合した例示化合
物の代わりに以下に示す例示化合物を各々以下に示す重
量部で混合し、液晶組成物Fを作成した。
物の代わりに以下に示す例示化合物を各々以下に示す重
量部で混合し、液晶組成物Fを作成した。
【0121】
【化18】
【0122】液晶組成物Fをセル内に注入する以外は全
く実施例4と同様の方法で強誘電性液晶素子を作成し、
光学応答速度を測定し、スイッチング状態を観察した。
この液晶素子内の均一配向性は良好であり、モノドメイ
ン状態が得られた。その測定結果を次に示す。
く実施例4と同様の方法で強誘電性液晶素子を作成し、
光学応答速度を測定し、スイッチング状態を観察した。
この液晶素子内の均一配向性は良好であり、モノドメイ
ン状態が得られた。その測定結果を次に示す。
【0123】 10℃ 25℃ 40℃ 応答速度 450μsec 219μsec 122μsec
【0124】[実施例8]下記化合物を下記の重量部で
混合し、液晶組成物Gを作成した。
混合し、液晶組成物Gを作成した。
【0125】
【化19】
【0126】更にこの液晶組成物Gに対して、以下に示
す例示化合物を各々以下に示す重量部で混合し、液晶組
成物Hを作成した。
す例示化合物を各々以下に示す重量部で混合し、液晶組
成物Hを作成した。
【0127】
【化20】
【0128】液晶組成物Hをセル内に注入する以外は全
く実施例4と同様の方法で強誘電性液晶素子を作成し、
光学応答速度を測定し、スイッチング状態を観察した。
この液晶素子内の均一配向性は良好であり、モノドメイ
ン状態が得られた。その測定結果を次に示す。
く実施例4と同様の方法で強誘電性液晶素子を作成し、
光学応答速度を測定し、スイッチング状態を観察した。
この液晶素子内の均一配向性は良好であり、モノドメイ
ン状態が得られた。その測定結果を次に示す。
【0129】 10℃ 25℃ 40℃ 応答速度 384μsec 191μsec 103μsec
【0130】[比較例3]実施例8で混合した液晶組成
物Gをセル内に注入する以外は全く実施例4と同様の方
法で強誘電性液晶素子を作成し、光学応答速度を測定し
た。その結果を次に示す。
物Gをセル内に注入する以外は全く実施例4と同様の方
法で強誘電性液晶素子を作成し、光学応答速度を測定し
た。その結果を次に示す。
【0131】 10℃ 25℃ 40℃ 応答速度 653μsec 317μsec 159μsec
【0132】[実施例9]実施例8で混合した例示化合
物の代わりに以下に示す例示化合物を各々以下に示す重
量部で混合し、液晶組成物Iを作成した。
物の代わりに以下に示す例示化合物を各々以下に示す重
量部で混合し、液晶組成物Iを作成した。
【0133】
【化21】
【0134】液晶組成物Iをセル内に注入する以外は全
く実施例4と同様の方法で強誘電性液晶素子を作成し、
光学応答速度を測定し、スイッチング状態を観察した。
この液晶素子内の均一配向性は良好であり、モノドメイ
ン状態が得られた。その測定結果を次に示す。
く実施例4と同様の方法で強誘電性液晶素子を作成し、
光学応答速度を測定し、スイッチング状態を観察した。
この液晶素子内の均一配向性は良好であり、モノドメイ
ン状態が得られた。その測定結果を次に示す。
【0135】 10℃ 25℃ 40℃ 応答速度 401μsec 202μsec 109μsec
【0136】実施例3〜8より明らかな様に、本発明に
よる液晶組成物B、C、E、F、H及びIをそれぞれ用
いた強誘電性液晶素子は低温における作動特性、高速応
答性が改善され、また光学応答速度の温度依存性も軽減
されたものとなっている。
よる液晶組成物B、C、E、F、H及びIをそれぞれ用
いた強誘電性液晶素子は低温における作動特性、高速応
答性が改善され、また光学応答速度の温度依存性も軽減
されたものとなっている。
【0137】[実施例10]実施例3で使用したポリイ
ミド樹脂前駆体1.5%ジメチルアセトアミド溶液に代
えて、ポリビニルアルコール樹脂(クラレ株式会社製P
VA−117)2%水溶液を用いた他は全く同様の方法
で強誘電性液晶素子を作成し、実施例3と同様の方法で
光学応答速度を測定した。その結果を次に示す。
ミド樹脂前駆体1.5%ジメチルアセトアミド溶液に代
えて、ポリビニルアルコール樹脂(クラレ株式会社製P
VA−117)2%水溶液を用いた他は全く同様の方法
で強誘電性液晶素子を作成し、実施例3と同様の方法で
光学応答速度を測定した。その結果を次に示す。
【0138】 10℃ 25℃ 40℃ 応答速度 385μsec 202μsec 114μsec
【0139】[実施例11]実施例3で使用したSiO
2を用いずに、ポリイミド樹脂だけで配向制御層を作成
した以外は全く実施例3と同様の方法で強誘電性液晶素
子を作成し、実施例3と同様の方法で光学応答速度を測
定した。その結果を次に示す。
2を用いずに、ポリイミド樹脂だけで配向制御層を作成
した以外は全く実施例3と同様の方法で強誘電性液晶素
子を作成し、実施例3と同様の方法で光学応答速度を測
定した。その結果を次に示す。
【0140】 10℃ 25℃ 40℃ 応答速度 372μsec 199μsec 110μsec
【0141】実施例10,11より明らかな様に、素子
構成を変えた場合でも本発明に従う強誘電性液晶組成物
を含有する液晶素子は実施例3と同様に低温作動特性が
非常に改善され、且つ光学応答速度の温度依存性が軽減
されたものとなっている。
構成を変えた場合でも本発明に従う強誘電性液晶組成物
を含有する液晶素子は実施例3と同様に低温作動特性が
非常に改善され、且つ光学応答速度の温度依存性が軽減
されたものとなっている。
【0142】[実施例12]下記化合物を下記の重量部
で混合し、液晶組成物Jを作成した。
で混合し、液晶組成物Jを作成した。
【0143】
【化22】
【0144】更にこの液晶組成物Jに対して、以下に示
す例示化合物を各々以下に示す重量部で混合し、液晶組
成物Kを作成した。
す例示化合物を各々以下に示す重量部で混合し、液晶組
成物Kを作成した。
【0145】
【化23】
【0146】次にこれらの液晶組成物を以下の手順で作
成したセルを用いて、光学的な応答を観察した。
成したセルを用いて、光学的な応答を観察した。
【0147】2枚の0.7mm厚のガラス板を用意し、
それぞれのガラス板上にITO膜を形成し、電圧印加電
極を作成し、更にこの上にSiO2を蒸着させ絶縁層と
した。ガラス板上にシランカップリング剤(信越化学株
式会社製KBM−602)0.2%イソプロピルアルコ
ール溶液を回転数2000r.p.mのスピナーで15
秒間塗布し、表面処理を施した。この後、120℃にて
20分間加熱乾燥処理を施した。更に表面処理を行なっ
たITO膜付きのガラス板上にポリイミド樹脂前駆体
(東レ株式会社製SP−510)1.0%ジメチルアセ
トアミド溶液を回転数3000r.p.mのスピナーで
15秒間塗布した。成膜後、60分間、300℃加熱縮
合焼成処理を施した。この時の塗膜の膜厚は約120Å
であった。
それぞれのガラス板上にITO膜を形成し、電圧印加電
極を作成し、更にこの上にSiO2を蒸着させ絶縁層と
した。ガラス板上にシランカップリング剤(信越化学株
式会社製KBM−602)0.2%イソプロピルアルコ
ール溶液を回転数2000r.p.mのスピナーで15
秒間塗布し、表面処理を施した。この後、120℃にて
20分間加熱乾燥処理を施した。更に表面処理を行なっ
たITO膜付きのガラス板上にポリイミド樹脂前駆体
(東レ株式会社製SP−510)1.0%ジメチルアセ
トアミド溶液を回転数3000r.p.mのスピナーで
15秒間塗布した。成膜後、60分間、300℃加熱縮
合焼成処理を施した。この時の塗膜の膜厚は約120Å
であった。
【0148】この焼成後の被膜にはアセテート植毛布に
よるラビング処理がなされ、その後イソプロピルアルコ
ール液で洗浄し、平均粒径1.5μmのシリカビーズを
一方のガラス板上に散布した後、それぞれのラビング処
理軸が互いに平行となるようにし、接着シール剤(チッ
ソ株式会社製リクソンボンド)を用いてガラス板を貼り
合わせ、60分間、100℃にて加熱乾燥しセルを作成
した。このセルのセル厚をベレック位相板によって測定
したところ約1.5μmであった。このセルに液晶組成
物Kを等方性液体状態で注入し、等方相から20℃/h
で25℃まで徐冷することにより、強誘電性液晶素子を
作成した。この強誘電性液晶素子を用いて前述した図5
に示す駆動波形(1/3バイアス比)で30℃における
駆動時のコントラストを測定した結果15.2であっ
た。
よるラビング処理がなされ、その後イソプロピルアルコ
ール液で洗浄し、平均粒径1.5μmのシリカビーズを
一方のガラス板上に散布した後、それぞれのラビング処
理軸が互いに平行となるようにし、接着シール剤(チッ
ソ株式会社製リクソンボンド)を用いてガラス板を貼り
合わせ、60分間、100℃にて加熱乾燥しセルを作成
した。このセルのセル厚をベレック位相板によって測定
したところ約1.5μmであった。このセルに液晶組成
物Kを等方性液体状態で注入し、等方相から20℃/h
で25℃まで徐冷することにより、強誘電性液晶素子を
作成した。この強誘電性液晶素子を用いて前述した図5
に示す駆動波形(1/3バイアス比)で30℃における
駆動時のコントラストを測定した結果15.2であっ
た。
【0149】[比較例4]実施例12で混合した液晶組
成物Jをセル内に注入する以外は全く実施例12と同様
の方法で強誘電性液晶素子を作成し、同様の駆動波形を
用いて30℃における駆動時のコントラストを測定し
た。その結果コントラストは8.1であった。
成物Jをセル内に注入する以外は全く実施例12と同様
の方法で強誘電性液晶素子を作成し、同様の駆動波形を
用いて30℃における駆動時のコントラストを測定し
た。その結果コントラストは8.1であった。
【0150】[実施例13]実施例12で使用した例示
化合物の代わりに以下に示す例示化合物を各々以下に示
す重量部で混合し、液晶組成物Lを作成した。
化合物の代わりに以下に示す例示化合物を各々以下に示
す重量部で混合し、液晶組成物Lを作成した。
【0151】
【化24】
【0152】この液晶組成物を用いた以外は全く実施例
12と同様の方法で強誘電性液晶素子を作成し、実施例
12と同様の駆動波形を用いて30℃における駆動時の
コントラストを測定した。その結果コントラストは1
6.1であった。
12と同様の方法で強誘電性液晶素子を作成し、実施例
12と同様の駆動波形を用いて30℃における駆動時の
コントラストを測定した。その結果コントラストは1
6.1であった。
【0153】[実施例14]実施例12で使用した例示
化合物の代わりに以下に示す例示化合物を各々以下に示
す重量部で混合し、液晶組成物Mを作成した。
化合物の代わりに以下に示す例示化合物を各々以下に示
す重量部で混合し、液晶組成物Mを作成した。
【0154】
【化25】
【0155】この液晶組成物を用いた以外は全く実施例
12と同様の方法で強誘電性液晶素子を作成し、実施例
12と同様の駆動波形を用いて30℃における駆動時の
コントラストを測定した。その結果コントラストは1
6.8であった。
12と同様の方法で強誘電性液晶素子を作成し、実施例
12と同様の駆動波形を用いて30℃における駆動時の
コントラストを測定した。その結果コントラストは1
6.8であった。
【0156】実施例12〜14より明らかな様に、本発
明による液晶組成物K,L及びMを含有する強誘電性液
晶素子は駆動時におけるコントラストが高くなってい
る。
明による液晶組成物K,L及びMを含有する強誘電性液
晶素子は駆動時におけるコントラストが高くなってい
る。
【0157】[実施例15]実施例12で使用したポリ
イミド樹脂前駆体1.0%ジメチルアセトアミド溶液に
代えて、ポリビニルアルコール樹脂(クラレ株式会社製
PVA−117)2%水溶液を用いた他は全く実施例1
2と同様の方法で強誘電性液晶素子を作成し、実施例1
2と同様の方法で30℃における駆動時のコントラスト
を測定した結果コントラストは17.1であった。
イミド樹脂前駆体1.0%ジメチルアセトアミド溶液に
代えて、ポリビニルアルコール樹脂(クラレ株式会社製
PVA−117)2%水溶液を用いた他は全く実施例1
2と同様の方法で強誘電性液晶素子を作成し、実施例1
2と同様の方法で30℃における駆動時のコントラスト
を測定した結果コントラストは17.1であった。
【0158】[実施例16]実施例12で使用したSi
O2を用いずに、ポリイミド樹脂だけで配向制御層を作
成した以外は全く実施例12と同様の方法で強誘電性液
晶素子を作成し、実施例12と同様の方法で30℃にお
ける駆動時のコントラストを測定した結果、コントラス
トは16.8であった。
O2を用いずに、ポリイミド樹脂だけで配向制御層を作
成した以外は全く実施例12と同様の方法で強誘電性液
晶素子を作成し、実施例12と同様の方法で30℃にお
ける駆動時のコントラストを測定した結果、コントラス
トは16.8であった。
【0159】[実施例17]実施例12で使用したポリ
イミド樹脂前駆体1.0%ジメチルアセトアミド溶液に
代えて、ポリアミド酸(日立化成株式会社製LQ180
2)1%NMP溶液を用い、270℃で1時間焼成した
以外は全く実施例12と同様の方法で強誘電性液晶素子
を作成し、実施例12と同様の方法で30℃における駆
動時のコントラストを測定した。その結果コントラスト
は23.3であった。
イミド樹脂前駆体1.0%ジメチルアセトアミド溶液に
代えて、ポリアミド酸(日立化成株式会社製LQ180
2)1%NMP溶液を用い、270℃で1時間焼成した
以外は全く実施例12と同様の方法で強誘電性液晶素子
を作成し、実施例12と同様の方法で30℃における駆
動時のコントラストを測定した。その結果コントラスト
は23.3であった。
【0160】実施例15,16及び17より明らかなよ
うに、素子構成を変えた場合でも本発明に従う強誘電性
液晶組成物を含有する液晶素子は実施例12と同様に高
いコントラストが得られている。また駆動波形を変えた
場合においても詳細に検討した結果、同様に本発明の強
誘電性液晶組成物を含有する液晶素子の方が高いコント
ラストが得られることが判明した。
うに、素子構成を変えた場合でも本発明に従う強誘電性
液晶組成物を含有する液晶素子は実施例12と同様に高
いコントラストが得られている。また駆動波形を変えた
場合においても詳細に検討した結果、同様に本発明の強
誘電性液晶組成物を含有する液晶素子の方が高いコント
ラストが得られることが判明した。
【0161】
【発明の効果】本発明の液晶性化合物を含有する液晶組
成物は、液晶組成物が示す強誘電性を利用して動作させ
ることができる。このようにして利用されうる本発明の
強誘電性液晶素子は、スイッチング特性が良好で、高速
応答性、光学応答速度の温度依存性の軽減、高コントラ
スト等の優れた特性を有する液晶素子とすることができ
る。
成物は、液晶組成物が示す強誘電性を利用して動作させ
ることができる。このようにして利用されうる本発明の
強誘電性液晶素子は、スイッチング特性が良好で、高速
応答性、光学応答速度の温度依存性の軽減、高コントラ
スト等の優れた特性を有する液晶素子とすることができ
る。
【0162】尚、本発明の液晶素子を表示素子として光
源、駆動回路等と組み合わせた表示装置は良好な装置と
なる。
源、駆動回路等と組み合わせた表示装置は良好な装置と
なる。
【図1】カイラルスメクティック相を示す液晶を用いた
液晶素子の一例の断面概略図である。
液晶素子の一例の断面概略図である。
【図2】液晶のもつ強誘電性を利用した液晶素子の動作
説明のために素子セルの一例を模式的に表わす斜視図で
ある。
説明のために素子セルの一例を模式的に表わす斜視図で
ある。
【図3】液晶のもつ強誘電性を利用した液晶素子の動作
説明のために素子セルの一例を模式的に表わす斜視図で
ある。
説明のために素子セルの一例を模式的に表わす斜視図で
ある。
【図4】ティルト角を示す説明図である。
【図5】本発明で用いる液晶素子の駆動法の波形図であ
る。
る。
【図6】図5(B)に示す時系列駆動波形で実際の駆動
を行ったときの表示パターンの模式図である。
を行ったときの表示パターンの模式図である。
【図7】強誘電性を利用した液晶素子を有する液晶表示
装置とグラフィックスコントローラを示すブロック構成
図である。
装置とグラフィックスコントローラを示すブロック構成
図である。
【図8】液晶表示装置とグラフィックスコントローラと
の間の画像情報通信タイミングチャート図である。
の間の画像情報通信タイミングチャート図である。
1 カイラルスメクティック相を有する液晶層 2 ガラス基板 3 透明電極 4 絶縁性配向制御層 5 スペーサー 6 リード線 7 電源 8 偏光板 9 光源 I0 入射光 I 透過光 21a 基板 21b 基板 22 カイラルスメクティック相を有する液晶層 23 液晶分子 24 双極子モーメント(P⊥) 31a 電圧印加手段 31b 電圧印加手段 33a 第1の安定状態 33b 第2の安定状態 34a 上向きの双極子モーメント 34b 下向きの双極子モーメント Ea 上向きの電界 Eb 下向きの電界 101 強誘電性液晶表示装置 102 グラフィックスコントローラ 103 表示パネル 104 走査線駆動回路 105 情報線駆動回路 106 デコーダ 107 走査信号発生回路 108 シフトレジスタ 109 ラインメモリ 110 情報信号発生回路 111 駆動制御回路 112 GCPU 113 ホストCPU 114 VRAM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 容子 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 中村 真一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内
Claims (17)
- 【請求項1】 下記一般式(I)で示されることを特徴
とする液晶性化合物。 R1−Q−Phe−R2 (I) [式中、R1,R2はそれぞれ独立して炭素原子数が1か
ら20までの直鎖状、分岐状又は環状のアルキル基を示
す。また、該アルキル基中の1つもしくは2つ以上のC
H2はヘテロ原子が隣接しない条件で−O−,−S−,
−CO−,−OCO−,−COO−,−CH=CH−,
−C≡C−に置き換えられていても良い。但し該アルキ
ル基中の水素原子の少なくとも1つはフッ素原子に置き
換えられている。Qは5,6,7,8−テトラヒドロキ
ナゾリン−2,6−ジイルを示し、Pheは1,4−フ
ェニレン又は1つ又は2つのF,Cl,Br,CN,C
H3又はCF3で置換されていても良い1,4−フェニレ
ンを示す] - 【請求項2】 前記一般式(I)で表わされる液晶性化
合物のR1,R2の少なくとも一方が下記(i)〜(ii
i)であることを特徴とする請求項1記載の液晶性化合
物。 【化1】 (a,mは1〜15の整数、nは1〜12の整数、yは
0〜7の整数、sは0,1又は2、tは1又は2の整数
を示す。またXは単結合,−O−,−COO−,−OC
O−を示す。) - 【請求項3】 前記一般式(I)の液晶性化合物が光学
活性な化合物であることを特徴とする請求項1記載の液
晶性化合物。 - 【請求項4】 前記一般式(I)の液晶性化合物が非光
学活性な化合物であることを特徴とする請求項1記載の
液晶性化合物。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の液晶性
化合物を少なくとも一種を含有することを特徴とする液
晶組成物。 - 【請求項6】 一般式(I)で示される液晶性化合物を
1〜80重量%含有することを特徴とする請求項5記載
の液晶組成物。 - 【請求項7】 一般式(I)で示される液晶性化合物を
1〜60重量%含有することを特徴とする請求項5記載
の液晶組成物。 - 【請求項8】 一般式(I)で示される液晶性化合物を
1〜40重量%含有することを特徴とする請求項5記載
の液晶組成物。 - 【請求項9】 カイラルスメクティック相を有すること
を特徴とする請求項5〜8のいずれかに記載の液晶組成
物。 - 【請求項10】 請求項5〜9のいずれかに記載の液晶
組成物を1対の電極基板間に配置してなることを特徴と
する液晶素子。 - 【請求項11】 前記電極基板上に更に配向制御層が設
けられていることを特徴とする請求項10記載の液晶素
子。 - 【請求項12】 前記配向制御層がラビング処理された
層であることを特徴とする請求項11記載の液晶素子。 - 【請求項13】 液晶分子のらせんが解除された膜厚で
前記1対の電極基板を配置することを特徴とする請求項
10〜12のいずれかに記載の液晶素子。 - 【請求項14】 請求項5〜9のいずれかに記載の液晶
組成物を用いたことを特徴とする表示方法。 - 【請求項15】 請求項10〜13のいずれかに記載の
液晶素子を有することを特徴とする表示装置。 - 【請求項16】 液晶素子の駆動回路を有することを特
徴とする請求項15記載の表示装置。 - 【請求項17】 光源を有することを特徴とする請求項
15又は16記載の表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6014120A JPH07207267A (ja) | 1994-01-13 | 1994-01-13 | 液晶性化合物及びこれを含有する液晶組成物、該液晶組成物を用いた液晶素子、これらを用いた表示方法、及び表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6014120A JPH07207267A (ja) | 1994-01-13 | 1994-01-13 | 液晶性化合物及びこれを含有する液晶組成物、該液晶組成物を用いた液晶素子、これらを用いた表示方法、及び表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07207267A true JPH07207267A (ja) | 1995-08-08 |
Family
ID=11852269
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6014120A Withdrawn JPH07207267A (ja) | 1994-01-13 | 1994-01-13 | 液晶性化合物及びこれを含有する液晶組成物、該液晶組成物を用いた液晶素子、これらを用いた表示方法、及び表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07207267A (ja) |
-
1994
- 1994-01-13 JP JP6014120A patent/JPH07207267A/ja not_active Withdrawn
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|---|---|---|---|
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