JPH07207680A - 建物の布基礎用プレキヤスト鉄筋コンクリートブロツクと、その連結方法 - Google Patents

建物の布基礎用プレキヤスト鉄筋コンクリートブロツクと、その連結方法

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JPH07207680A
JPH07207680A JP2319594A JP2319594A JPH07207680A JP H07207680 A JPH07207680 A JP H07207680A JP 2319594 A JP2319594 A JP 2319594A JP 2319594 A JP2319594 A JP 2319594A JP H07207680 A JPH07207680 A JP H07207680A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】連結強度や耐震性、施工品質などに優れた建物
の布基礎用プレキヤスト鉄筋コンクリートブロツクを提
供する。 【構成】垂立盤(10)とその下端部に直交する水平な
フーチング盤(11)とから所定長さの断面ほぼ倒立T
字型をなし、上記垂立盤(10)における連結端部の両
側面に、その垂立盤(10)の連結端面側と横側に向か
って開口する左右一対の凹溝(24)を切り欠くと共
に、その両凹溝(24)の切り欠きによる垂立盤(1
0)の薄肉部に、連結金具(30)と締結すべきアンカ
ー(19)を水平状態として、且つ補強鉄筋(12)と
の一体連繋的に埋設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建物の布基礎用プレキヤ
スト鉄筋コンクリートブロツクと、その連結方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】予じめ工場生産したプレキヤストコンク
リートブロツクを施工現場において、建物の布基礎伏図
に基き据え付け配列することにより、その布基礎を施工
する方法又はブロツクの連結方法は公知であり、次の3
種に大別される。
【0003】即ち、その第1方法は特開昭51−625
12号や同51−70913号、同51−128108
号に見られる通り、建物のコーナー部分に対応する平面
視のL字型、T字型並びに十文字型をなすプレキヤスト
コンクリートブロツクを用意し、これらのコーナーブロ
ツクを連結するストレート部分には、施工現場において
型枠を組み立て、生コンクリート又はモルタルを現場打
ちする方法である。
【0004】尚、上記特開昭51−62512号と同5
1−128108号では、建物のストレート部分に対応
する平面視の一文字型プレキヤストコンクリートブロツ
クも準備されているが、そのストレートブロツクやコー
ナーブロツクの隣り合う相互間を、現場打ちコンクリー
ト又はモルタルによって連結一体化していることに変り
はない。
【0005】第2方法は特開昭49−77408号に見
られる通り、上記第1方法と反対に、建物のストレート
部分に対応する平面視の一文字型プレキヤストコンクリ
ートブロツクのみを用意し、そのストレートブロツクの
交叉するコーナー部分に、施工現場において生コンクリ
ートを目地詰め一体化する方法である。
【0006】第3方法は特開昭48−42507号や同
50−161012号、同51−121908号、同5
1−142811号、同52−82809号、同54−
31903号、同55−138521号に見られる通
り、上記第1、2方法の言わば総和として、建物のコー
ナー部分に対応する平面視のL字型、T字型並びに十文
字型プレキヤストコンクリートブロツクと、同じくスト
レート部分に対応する平面視の一文字型プレキヤストコ
ンクリートブロツクとを準備し、これらのコーナーブロ
ツクやストレートブロツクの隣り合う相互間に、施工現
場において生コンクリート又はモルタルを目地詰め一体
化する方法である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記第1、
2方法では勿論のこと、第3方法でも多数存在するプレ
キヤストコンクリートブロツクの隣り合う相互間へ、施
工現場において人手作業のもと、生コンクリート又はモ
ルタルを悉く目地詰めする必要があるため、甚だ煩らわ
しく、天候に影響されるほか、未だ数日間の養生を要す
ることとも相俟って、工期の短縮や省人化などに劣る問
題がある。
【0008】又、上記プレキヤストコンクリートブロツ
クはその施工現場での据え付け上、ただ単に並べ置くだ
けであるため、個々に位置や姿勢が狂いやすく、その隣
り合う相互の天場(高さレベルと水平度)や通り(直線
度)が容易に合致せず、これらを全体的に均一化するに
当っても、面倒な且つ熟練のいる調整作業を伴なうと共
に、上記隣り合う相互の連結強度や・施工精度(基礎の
品質)、耐震性などに劣る問題もある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
の改良を企図しており、そのために建物の布基礎用プレ
キヤスト鉄筋コンクリートブロツクとして、その構成上
垂立盤とその下端部に直交する水平なフーチング盤とか
ら所定長さの断面ほぼ倒立T字型をなし、上記垂立盤に
おける連結端部の両側面に、その垂立盤の連結端面側と
横側に向かって開口する左右一対の凹溝を切り欠くと共
に、その両凹溝の切り欠きによる垂立盤の薄肉部に、連
結金具と締結すべきアンカーを水平状態として、且つ補
強鉄筋との一体連繋的に埋設したことを第1の特徴と
し、
【0010】同じく垂立盤とその下端部に直交する水平
なフーチング盤とから所定長さの断面ほぼ倒立T字型を
なし、上記垂立盤における連結端部の両側面に、その垂
立盤の連結端面側と横側に向かって開口する左右一対の
凹溝を切り欠き、その両凹溝の切り欠きによる垂立盤の
薄肉部に、連結金具と締結すべきアンカーを水平状態と
して、且つ補強鉄筋との一体連繋的に埋設する一方、上
記フーチング盤の連結端部に、別な連結金具と締結すべ
き左右一対のベースアンカーを、上記垂立盤のアンカー
と直交する関係の垂立状態に埋設したことを第2の特徴
とする。
【0011】又、上記布基礎用プレキヤスト鉄筋コンク
リートブロツクの連結方法として、垂立盤とその下端部
に直交する水平なフーチング盤とから所定長さの断面ほ
ぼ倒立T字型をなし、上記垂立盤における連結端部の両
側面に、その垂立盤の連結端面側と横側に向かって開口
する左右一対の凹溝を切り欠くと共に、その両凹溝の切
り欠きによる垂立盤の薄肉部に、連結金具と締結すべき
アンカーを水平状態として、且つ補強鉄筋との一体連繋
的に埋設して成るプレキヤスト鉄筋コンクリートブロツ
クの複数を用意し、
【0012】そのブロツクの隣り合う相互を上記垂立盤
の連結端面同志が接触する状態に直列させて、その相互
の合致連通する上記凹溝内へ、左右一対の連結金具を跨
がるように嵌め付けた上、その両連結金具を上記アンカ
ーへのネジ締結具によって固定一体化することを第1の
特徴とし、
【0013】更に、垂立盤とその下端部に直交する水平
なフーチング盤とから所定長さの断面ほぼ倒立T字型を
なし、上記垂立盤における連結端部の両側面に、その垂
立盤の連結端面側と横側に向かって開口する左右一対の
凹溝を切り欠き、その両凹溝の切り欠きによる垂立盤の
薄肉部に、第1連結金具と締結すべきアンカーを水平状
態として、且つ補強鉄筋との一体連繋的に埋設する一
方、上記フーチング盤の連結端部に、第2連結金具と締
結すべき左右一対のベースアンカーを、上記垂立盤のア
ンカーと直交する関係の垂立状態に埋設して成るプレキ
ヤスト鉄筋コンクリートブロツクの複数を用意し、
【0014】そのブロツクの隣り合う相互を上記垂立盤
の連結端面同志並びにフーチング盤の連結端面同志が接
触する状態に直列させて、その垂立盤の合致連通する上
記凹溝内へ、左右一対の第1連結金具を跨がるように嵌
め付けた上、その両連結金具を上記アンカーへのネジ締
結具によって固定一体化すると共に、上記フーチング盤
の上面へ左右一対の第2連結金具を跨がらせて、その各
連結金具を上記ベースアンカーへの締結用ボルトによっ
て固定一体化することを第2の特徴とするものである。
【0015】
【作用】上記第1の特徴とする布基礎用プレキヤスト鉄
筋コンクリートブロツクによれば、垂立盤とフーチング
盤との連続一体な断面ほぼ倒立T字型に造形されている
ばかりでなく、その垂立盤の連結端部(木口部)にはア
ンカーが水平状態として、且つ補強鉄筋との一体連繋的
に埋設されているため、施工現場へ搬入した上、そのア
ンカーに連結金具を締結するだけで、上記ブロツクの隣
り合う相互をすばやく能率的に連結作業することができ
る。
【0016】しかも、上記垂立盤における連結端部(木
口部)の両側面には、その連結端面(木口面)側と横側
に向かって開口する左右一対の凹溝が切り欠かれている
ため、これに連結金具を安定良く嵌め付けることがで
き、そのアンカーとの締結による隣り合うブロツクの連
結固定後には、上記凹溝を化粧モルタルや化粧キヤツプ
により、ブロツク表面の面一状態に被覆化粧することが
でき、そのブロツクの優美な外観も得られる。
【0017】又、上記第2の特徴とする布基礎用プレキ
ヤスト鉄筋コンクリートブロツクによれば、その垂立盤
のみならず、これと一体をなすフーチング盤の連結端部
(木口部)にも、別な連結金具と締結すべきアンカーが
予じめ埋設されているため、隣り合うブロツクの相互を
その天場や通りの合致した状態として、容易に連結する
ことができ、その作業性が一層向上する。
【0018】更に、そのフーチング盤のアンカーは上記
垂立盤のアンカーと直交する関係の垂立状態に埋設され
ているため、上記ブロツクの縦横方向から作用する外力
に万遍なく対抗することができ、その隣り合う相互の連
結強度と耐震性にますます優れる。
【0019】他方、上記第1の特徴とする連結方法によ
れば、そのブロツクの隣り合う相互を垂立盤の連結端面
(木口面)同志が接触する状態に直列させて、そのアン
カーと締結する左右一対の連結金具並びにありふれたネ
ジ締結具により、誰でも極めて容易に且つ乾式のもとで
連結させることができる。
【0020】しかも、上記アンカーは補強鉄筋と溶接な
どにより連繋一体化されているため、その隣り合うブロ
ツクの連結強度や耐震性にも著しく優れる。
【0021】更に、上記第2の特徴とする連結方法によ
れば、垂立盤と連続一体のフーチング盤も、その連結端
面(木口面)同志の接触する直列状態に突き合わされ
て、別な左右一対の連結金具とその締結用ボルトにより
連結固定されるようになっているため、上記連結強度や
耐震性をますます向上させることができる。
【0022】
【実施例】以下、図面に基いて本発明の詳細を説明する
と、先づ図1〜5はその本発明の施工法に用いるプレキ
ヤスト鉄筋コンクリート製品としての基本ブロツク
(A)を示しており、(A1)(A2)(A3)は平面
視の直交する2辺から成るL字型、同じく3辺から成る
T字型並びに4辺から成る十文字型に各々造形されたコ
ーナーブロツク、(A4)は同じく平面視の一文字型に
造形されたストレートブロツクであって、その何れも垂
立盤(10)とその下端部に直交する水平なフーチング
盤(11)とを備えた断面ほぼ倒立T字型をなしている
と共に、その垂立盤(10)とフーチング盤(11)の
内部には、補強鉄筋(12)が縦横に交錯する配列状態
として埋設されている。
【0023】(t)は上記垂立盤(10)における例え
ば約80mmの一定厚み、(h1)は同じく約500m
mの一定高さ、(h2)は上記フーチング盤(11)に
おける例えば約120mmの一定高さ、(w)は同じく
約400mmの一定幅を各々示しているが、これらの寸
法は上記コーナーブロツク(A1)(A2)(A3)と
ストレートブロツク(A4)との悉く同一に設定されて
いる。
【0024】又、上記コーナーブロツク(A1)(A
2)(A3)とストレートブロツク(A4)との長さ関
係については、そのコーナーブロツク(A1)(A2)
(A3)の直交点(o)から張り出す各辺(x)の長さ
(d1)が、例えば約455mmとして悉く均等寸法に
一定化されており、これに比してストレートブロツク
(A4)の長さ(d2)は上記長さ(d1)の少なくと
も2倍(約910mm)や3倍(約1365mm)、4
倍(約1820mm)、その他の整数倍に寸法化されて
いる。つまり、ストレートブロツク(A4)としては、
その長さ(d2)の長短変化する数種類が予じめ作成用
意されているのである。
【0025】但し、図1〜4には直交点(o)から張り
出す各辺(x)の長さ(d1)が悉く等しいコーナーブ
ロツク(A1)(A2)(A3)を示したが、そのほか
に図5から明白な通り、上記直交点(o)から張り出す
少なくとも1辺(x1)の長さ(d3)が、残る数辺
(x2)の長さ(d1)に比して2倍(約910mm)
やその他の整数倍に寸法化されたT字型コーナーブロツ
ク(A2)、十文字型コーナーブロツク(A3)又は/
及び同じく直交点(o)から張り出す1辺(x1)の長
さ(d3)が、残る1辺(x2)の長さ(d1)に比し
て2倍(約910mm)やその他の整数倍に寸法化され
たL字型コーナーブロツク(A1)をも作成準備して、
選択的に組み合わせ使用することを妨げない。
【0026】次に、図6〜8は上記基本ブロツク(A)
の言わばバリエーシヨンに相当する役付きブロツク
(B)の各種を例示しているが、これらは建物の間取り
に応じた特注品として、基本ブロツク(A)と別個な新
品として工場生産するか、又はその工場において上記基
本ブロツク(A)の何れかに、切削などの爾後的な加工
を施すことにより、予じめ用意されるものである。
【0027】この点、図示の実施例では上記基本ブロツ
ク(A)に係るストレートブロツク(A4)の垂立盤
(10)に、通風板(13)の受け入れ用凹欠(14)
を削除することにより、役付きブロツク(B)としての
換気用ブロツク(B1)に仕上げている。
【0028】(B2)は玄関用又は勝手口用ブロツクで
あり、図示実施例の場合上記L字型コーナーブロツク
(A1)の1辺をなす垂立盤(10)に、柱(15)の
受け止め用切欠(16)を付与した形態にあるが、上記
ストレートブロツク(A4)の垂立盤(10)を柱(1
5)の受け止め用として、その全体的に背低く形成する
ことにより、玄関用又は勝手口用ブロツク(B2)とし
て予じめ製造することもできる。
【0029】(B3)は上記フーチング盤(11)を備
えたストレートブロツク(A4)における長手方向の両
端部に、上記基本ブロツク(A)のフーチング盤(1
1)と干渉しない逃し切欠(17)を削除した形態の梁
用又は間仕切り用ブロツクであるが、後述する図25の
ようなストレートブロツク(A4)のフーチング盤(1
1)を省略した形態に製造しても良い。
【0030】又、(B4)は上記ストレートブロツク
(A4)の垂立盤(10)に図4のような配管口(1
8)を穿孔した形態の配管用ブロツクであるが、基本ブ
ロツク(A)としての各種コーナーブロツク(A1)
(A2)(A3)を初め、上記役付きブロツク(B)と
しての換気用ブロツク(B1)や梁用ブロツク(B3)
などに、同様な配管口(18)を貫通形成することによ
り、配管用ブロツク(B4)として仕上げられることも
ある。
【0031】尚、このような各種役付きブロツク(B)
の平面形状を初め、その垂立盤(10)の厚み(t)と
高さ(h1)、フーチング盤(11)の高さ(h2)と
幅(w)については、何れも上記基本ブロツク(A)の
それらと同一に設定されていること、言うまでもない。
【0032】上記した各種基本ブロツク(A)と役付き
ブロツク(B)の長さ方向における連結端部(所謂木口
部)は、次のような同一構造のもとで、その隣り合う相
互の直列状態に据え付け連結されるようになっている。
【0033】即ち、その各種の基本ブロツク(A)と役
付きブロツク(B)は上記した通り、その断面形状のほ
ぼ倒立T字型として悉く同一であるため、その連結部分
のみを抽出した図9〜13の第1実施例において、(1
9)は上記した各ブロツク(A)(B)における補強鉄
筋(12)の就中縦横交叉点へ、垂立盤(10)の厚み
方向に沿う水平状態として溶接一体化された上下一対の
アンカーであって、図10から明白なように、ボルト受
け入れ用の金属製スリーブ又はパイプとして具体化され
ている。
【0034】(20)はそのスリーブ型アンカー(1
9)の両端部を各々安定良く受け持つ左右一対づつのブ
ラケツトであり、何れも金属板から折り曲げられること
によって、ブロツク(A)(B)の正面(木口方向)か
ら見て背中同志が対峙するコ字型を呈していると同時
に、左右方向から見て連結端面(木口面)側が開口する
コ字型をなしている。上記スリーブ型アンカー(19)
が、その各ブラケツト(20)の背板面を貫通して、左
右横向きに開口しているのである。
【0035】又、(21)は上記並列するブラケツト
(20)の左右相互間に介在しつつ、そのブラケツト
(20)の上下一対づつと溶接一体化された側面視の細
長い倒立L字型金属板から成るアングルプレートであ
り、その上面には細長いナツトから具体化されたトツプ
アンカー(22)が開口露呈している。そのトツプアン
カー(22)は上記水平状態のアンカー(19)と直交
する垂立状態にあり、その下端部が補強鉄筋(12)の
就中縦筋と溶接一体化されている。
【0036】(23)は同じく補強鉄筋(12)へ垂立
状態に溶接一体化された左右一対のベースアンカーであ
って、やはり細長いナツトから具体化されていると共
に、その上端部がブロツク(A)(B)におけるフーチ
ング盤(11)の上面に開口露呈するようになってい
る。
【0037】そして、図9のような補強鉄筋(12)と
の組立状態のもとで、ブロツク成形用の型枠(図示省
略)へ挿入された上、その型枠へコンクリートが打設さ
れることにより、ブロツク(A)(B)が図10のよう
に、上記アンカー(19)(22)(23)やブラケツ
ト(20)、アングルプレート(21)などを一体に内
蔵した断面ほぼ倒立T字型として成形されることにな
る。
【0038】その成形状態では、上記アングルプレート
(21)がブロツク(A)(B)における垂立盤(1
0)の連結端面(木口面)並びに上面と面一状態を保
ち、又上記ブラケツト(20)の埋設によって、ブロツ
ク(A)(B)の両側面にはそのブラケツト(20)の
枠形状と対応するネジ締結具逃し入れ用凹溝(24)の
左右一対が、部分陥没的に開口形成される。
【0039】上記ブロツク(A)(B)における垂立盤
(10)の上面に開口するトツプアンカー(22)に対
しては、図31から示唆されるように、建物の土台(2
5)を固定するためのスタツドボルト(26)が、上方
から螺入締結されることになる。そのスタツドボルト
(26)に図外のナツトが締結されることは、言うまで
もない。
【0040】但し、そのトツプアンカー(22)を図示
のようなナツトとして、垂立盤(10)の上面から張り
出さぬ状態に埋設するならば、その他物との衝突による
不正変形などを防止でき、ブロツク(A)(B)を取り
扱いやすくなる利点があるが、建物の土台(25)を固
定できる限り、上記トツプアンカー(22)をナツトに
代るスタツドボルトとして、その垂立盤(10)の上面
から予じめ張り出す状態に植え込んでもさしつかえな
い。
【0041】他方、同じくブロツク(A)(B)におけ
るフーチング盤(11)の上面に開口する左右一対のベ
ースアンカー(23)に対しては、図10、11のよう
な隣り合うブロツク(A)(B)との連結用スタツドボ
ルト(27)が、やはり上方から螺入締結されることに
なる。そのスタツドボルト(27)には、後述のナツト
が締結されることにより、第2連結金具が固定一体化さ
れる。
【0042】但し、そのフーチング盤(11)から植立
するスタツドボルト(27)に代る頭付きボルトを採用
しても良く、更には上記ベースアンカー(23)のそれ
自身を図示のようなナツトに代るスタツドボルトとし
て、そのフーチング盤(11)の上面から予じめ植立す
る状態に埋設してもさしつかえない。
【0043】(28)は隣り合うブロツク(A)(B)
の連結用直線出しガイドであって、そのブロツク(A)
(B)における垂立盤(10)の連結端面(木口面)に
設置されている。この点、図示の実施例ではその直線出
しガイド(28)を、上記連結端面に開口する一定深さ
の水平な直線出しガイドピン用受け入れ孔又は受け入れ
スリーブとして陥没させ、これに直線出しガイドピン
(29)を差し込めるように定めているが、垂立盤(1
0)の垂直中心線(y−y)上に配置される限り、その
連結端面(木口面)から水平に突出する直線出しガイド
ピン(29)のそれ自身を、垂立盤(10)に予じめ埋
設一体化しても良い。その直線出しガイド(28)の個
数についても、図示のような1個に限らず、上下位置関
係を保つ複数個として分布させることができる。
【0044】更に、(30)は隣り合うブロツク(A)
(B)の垂立盤(10)同志を連結する左右一対づつの
第1連結金具であって、その何れもフラツトな座金から
具体化されており、これには隣り合うブロツク(A)
(B)の上記水平なアンカー(19)と合致するボルト
受け入れ孔(31)の前後一対が開口分布されている。
【0045】そして、隣り合うブロツク(A)(B)の
垂立盤(10)はその連結端面(木口面)同志の接触す
る状態に突き合わせ直列されるのであり、そうすれば図
11、13から明白なように、上記コ字型の凹溝(2
4)同志が合致連通して、側面視の全体的な長方形に区
成されるため、その隣り合う凹溝(24)の相互間へ跨
がるように、上記連結金具(30)を嵌め付けた上、横
外方から連結金具(30)のボルト受け入れ孔(31)
を経て、上記アンカー(19)へボルト(32)を貫通
横断させ、そのボルト(32)の左右両端部にナツト
(33)を締結し、これにより固定された連結金具(3
0)を介して、隣り合うブロツク(A)(B)の垂立盤
(10)同志を連結一体化する。
【0046】隣り合うブロツク(A)(B)の垂立盤
(10)同志を連結する第1連結金具(30)が、その
垂立盤(10)の上記アンカー(19)を水平に貫通す
るボルト(32)とナツト(33)から成るネジ締結具
(C)によって固定されるようになっているわけであ
る。
【0047】その場合、上記ネジ締結具(C)に係るボ
ルト(32)としては、図示のような全ネジボルトに代
えて、頭付きボルトを採用することができ、何れにして
もそのボルト(32)の頭部やこれに締結されるナツト
(33)は、上記凹溝(24)の内部に納まり、垂立盤
(10)の左右両側面から張り出し露呈しないようにな
っている。その意味から凹溝(24)を、ネジ締結具
(C)の逃し入れ用と上記したわけである。
【0048】そのため、連結金具(30)とネジ締結具
(C)による隣り合うブロツク(A)(B)の連結固定
後、上記凹溝(24)へ化粧モルタルを塗り付けるか、
又は化粧キヤツプを嵌め付けることによって、上記ネジ
締結具(C)を被覆することができ、ブロツク(A)
(B)の垂立盤(10)を優美な外観の面一状態に保て
ることとなる。
【0049】他方、(34)は同じく隣り合うブロツク
(A)(B)のフーチング盤(11)同志を連結する左
右一対の第2連結金具であって、やはりフラツトな座金
から具体化されており、これには隣り合うブロツク
(A)(B)の上記ベースアンカー(23)と合致する
ボルト受け入れ孔(35)の前後一対が開口形成されて
いる。
【0050】上記隣り合うブロツク(A)(B)のフー
チング盤(11)も、その連結端面(木口面)同志の接
触する状態に突き合わせ直列されるのであり、これと相
前後して、そのフーチング盤(11)の上記ベースアン
カー(23)には、上方からスタツドボルト(27)が
螺入植立されるため、これに上記第2連結金具(34)
のボルト受け入れ孔(35)を落し入れる如く、その連
結金具(34)を隣り合うフーチング盤(11)の上面
に跨がらせ、上記スタツドボルト(27)にナツト(3
6)を締結することによって、その連結金具(34)を
固定するのであり、茲に隣り合うブロツク(A)(B)
のフーチング盤(11)同志も連結一体化されることと
なる。
【0051】その場合、隣り合うブロツク(A)(B)
の垂立盤(10)同志を連結する第1連結金具(30)
の固定用ボルト(32)と、同じくフーチング盤(1
1)同志を連結する第2連結金具(34)の固定用スタ
ツドボルト(27)とは、互いに直交する関係の姿勢状
態にあるため、上記隣り合うブロツク(A)(B)の連
結上、その天場(高さレベルと水平度)と通り(直線
度)を容易に合致させることができ、このことは上記直
線出しガイド(28)の設置とも相俟って、ますます効
果的に達成されることとなる。
【0052】しかも、上記第1連結金具(30)の固定
用ボルト(32)を受け入れる垂立盤(10)のアンカ
ー(19)、建物の土台固定用スタツドボルト(26)
を受け入れる垂立盤(10)のトツプアンカー(22)
並びに第2連結金具(34)の固定用スタツドボルト
(27)を受け入れるフーチング盤(11)のベースア
ンカー(23)は、その悉く補強鉄筋(12)と溶接一
体化されているため、隣り合うブロツク(A)(B)の
連結強度や耐震性にも著しく優れる。
【0053】図14、15は上記第2連結金具(34)
の好適な変形実施例を示しており、これではその座金を
叩打しやすい断面L字型に折り曲げると共に、その水平
なフラツト面に円形ボルト受け入れ孔(35a)と、細
長い楕円形ボルト受け入れ孔(35b)との前後一対を
開口形成している。
【0054】しかも、その楕円形ボルト受け入れ孔(3
5b)の開口両端部(a)(b)を、円形ボルト受け入
れ孔(35a)の中心廻りに半径寸法差がある回動軌跡
上へ配置させている。
【0055】そのため、上記楕円形ボルト受け入れ孔
(35b)における長い半径寸法(r1)の回動軌跡上
に位置する一端部(a)と、円形ボルト受け入れ孔(3
5a)とを隣り合うフーチング盤(11)の上面から植
立するスタツドボルト(27)へ落し入れた後、その連
結金具(34)を横外方から叩打して、一方のスタツド
ボルト(27)が楕円形ボルト受け入れ孔(35b)に
おける短かい半径寸法(r2)の回動軌跡上に位置する
他端部(b)へ移行する如く、上記連結金具(34)を
円形ボルト受け入れ孔(35a)の中心廻りに回動させ
ることにより、隣り合うブロツク(A)(B)のフーチ
ング盤(11)同志を、自動強制的に引き寄せ密着させ
ることもできることとなる。
【0056】次に、図16、17は図9、10に対応す
る連結部分の第2実施例を示しており、これでは上記第
1実施例のアングルプレート(21)を省略して、その
結果分離することとなる上下一対のブラケツト(20)
を、ブロツク(A)(B)の連結端面(木口面)が閉塞
する平面視のコ字型に形成している。補強鉄筋(12)
と溶接一体化された水平なアンカー(19)の左右両端
部を、そのコ字型ブラケツト(20)の両側板面によっ
て水平な貫通状態に受け持っていることは、言うまでも
ない。
【0057】この第2実施例の場合、上記アンカー(1
9)の左右両端部とその受け持ち用ブラケツト(20)
の両側板面とは、溶接されることによって、そのブラケ
ツト(20)の回動不能に固定維持されている。
【0058】又、そのブロツク(A)(B)の成形状態
を示した図17から明白なように、第2実施例のブラケ
ツト(20)と対応位置するネジ締結具逃し入れ用凹溝
(24)の左右一対が、ブロツク(A)(B)自身の成
形上、その垂立盤(10)の連結端面(木口面)側と横
側に向かって開口するコ字型に予じめ造形されている。
【0059】更に、図18、19は同じく図9、10に
対応する連結部分の第3実施例を示しており、これでは
上記第1実施例のアングルプレート(21)のみなら
ず、その第1、2実施例のアンカー受け持ち用ブラケツ
ト(20)をも省略して、ブロツク(A)(B)の垂立
盤(10)へ水平なアンカー(19)の上下一対を、そ
の補強鉄筋(12)との溶接状態に埋設している。
【0060】そして、上記第2実施例と同じくアンカー
(19)の左右両端部を横向きに開口露呈させるため、
垂立盤(10)の連結端面(木口面)側と横側に向かっ
て開口するコ字型のネジ締結具逃し入れ用凹溝(24)
の左右一対を、そのブロツク(A)(B)の垂立盤(1
0)へ一体に塑造している。
【0061】尚、第2、3実施例におけるその他の構成
は、上記第1実施例と実質上差異なく、そのトツプアン
カー(22)やベースアンカー(23)としてナツトに
代るスタツドボルトを採用できること、又直線出しガイ
ド(28)として垂立盤(10)の連結端面(木口面)
から陥没するガイドピン用受け入れ孔などに代る突出ピ
ンを採用できることも、上記第1実施例と同様であるた
め、その図16〜19に図9〜10との対応符号を記入
するにとどめて、その詳細な説明を省略する。
【0062】何れにしても、上記第1〜3実施例に示し
たブロツク(A)(B)の垂立盤(10)を横断する水
平なアンカー(19)は、これを図20の第4実施例か
ら明白なように、上記スリーブ又はパイプに代る細長い
ナツトとして具体化することができ、その場合これと締
結されるボルト(32)は、左右一対の頭付きボルトと
して分別されることになる。
【0063】又、図21の第5実施例から示唆される通
り、上記アンカー(19)をその左右両端部がネジ締結
具逃し入れ用凹溝(24)内に到達する長さの頭付きボ
ルトや全ネジボルトなどから具体化して、そのブロツク
(A)(B)の成形用コンクリートと直に触れる言わば
裸状態として埋設しても良い。
【0064】更に、第1〜5実施例では上記水平状態の
アンカー(19)、その受け持ち用ブラケツト(20)
並びに凹溝(24)を、垂立盤(10)の上下方向に沿
う2段として配列設置しているが、その1段又は3段以
上に分布させてもさしつかえない。
【0065】この点、例えば上下数段として配列設置す
る場合に、その最下段の上記アンカー(19)やブラケ
ツト(20)、凹溝(24)を図22の第6実施例に示
す通り、ブロツク(A)(B)における垂立盤(10)
とフーチング盤(11)との境界部へ設置することによ
り、上記フーチング盤(11)に対するベースアンカー
(23)の埋設と、延いては上記第2連結金具(34)
並びにその固定用ボルト(27)などを省略することも
可能である。その意味から更に言えば、上記ベースアン
カー(23)をフーチング盤(11)に埋設しつつも、
その補強鉄筋(12)との溶接を省略しても良い。
【0066】尚、図23の第7実施例から明白なよう
に、上記ブロツク(A)(B)における垂立盤(10)
とフーチング盤(11)との境界部をスカート(37)
として、下広がりのハ字型に張り出すことにより、その
境界部からの亀裂発生を防止したり、上記フーチング盤
(11)の下面に凹凸(38)を付与して、その据え付
け強度アツプを図ったりしても良い。
【0067】更に、図24は平面視のL字型に折り曲げ
られた座金から成るコーナー連結金具(39)を示して
おり、上記の梁用又は間仕切り用ブロツク(B3)をス
トレートブロツク(A4)と直角に連結するためのもの
として、その直角な2辺には円形のボルト受け入れ孔
(40)と、水平に延在する細長い楕円形のボルト受け
入れ孔(41)が開口分布されている。
【0068】そして、その梁用又は間仕切り用ブロツク
(B3)の連結状態を示した図25、26から明白なよ
うに、隣り合うブロツク(A)(B)の垂立盤(10)
同志を連結する水平な上記ボルト(32)を、左右一対
のコーナー連結金具(39)における円形ボルト受け入
れ孔(40)に貫通横断させて、ナツト(33)により
締結固定し、これと相前後して、上記梁用又は間仕切り
用ブロツク(B3)の垂立盤(10)を横断する同様な
ボルト(32)を、上記コーナー連結金具(39)の楕
円形ボルト受け入れ孔(41)に貫通させ、やはりナツ
ト(33)を締結することにより、その梁用又は間仕切
り用ブロツク(B3)と上記ストレートブロツク(A
4)とを直角に連結一体化するようになっている。
【0069】その際、コーナー連結金具(39)の1辺
には細長い楕円形ボルト受け入れ孔(41)が開口形成
されているので、これにより上記連結上の調整も容易に
行なうことができる。
【0070】この点、図25、26では直列状態に連結
された隣り合うブロツク(A)(B)の所謂継ぎ目に、
梁用又は間仕切り用ブロツク(B3)を直角として、且
つ突き合わせ状態に連結しているが、上記した基本ブロ
ツク(A)としてのストレートブロツク(A4)が、コ
ーナーブロツク(A1)(A2)(A3)における各辺
(x)の長さ(d1)に比して、その3倍以上の長尺寸
法に形成される場合には、上記各辺(x)の長さ(d
1)を単位とする間隔ピツチ毎に、その長尺なストレー
トブロツク(A4)における垂立盤(10)の中途位置
へ、図4から示唆されるように、上記アンカー受け持ち
用ブラケツト(20)やネジ締結具(C)の逃し入れ用
凹溝(24)を設けておくことにより、その垂立盤(1
0)の中途位置に対しても梁用又は間仕切り用ブロツク
(B3)を、やはり突き合わせ状態として直角に連結固
定することができる。
【0071】隣り合うブロツク(A)(B)における連
結部分の第1実施例を示した図9〜13のように、垂立
盤(10)に埋設するトツプアンカー(22)を、その
垂立盤(10)の上面に開口露呈する細長いナツトから
具体化するならば、図9〜13に基き上記した利点のほ
か、そのナツトと合致する図27のような吊りボルト
(42)を用意し、これを建物の土台固定用スタツドボ
ルト(26)と互換使用して、そのナツトへ螺入植立さ
せることにより、重量物のブロツク(A)(B)を便利
良く吊り降ろし作業できる利点もある。
【0072】尚、上記ブロツク(A)(B)の何れにあ
っても、その垂立盤(10)に図28のような吊り孔
(43)を開口形成することができる。その吊り孔(4
3)も最終的には化粧モルタルや化粧キヤツプによっ
て、その施蓋状態に仕上げられること言うまでもない。
【0073】上記のように構成されたブロツクアツセン
ブリーを用いて、建物の布基礎を施工するに当っては、
例えば図29のような布基礎伏図又はこれに基づくブロ
ツク配列図に応じて、各種の基本ブロツク(A)と役付
きブロツク(B)を選択的に組み合わせ使用する。
【0074】即ち、施工現場の土を根伐して、図31の
ように割栗石(44)を入れ転圧した上、砂(45)や
モルタル(46)、捨コンクリートなどにより据え付け
面を整備する。そして、そこに先づ上記基本ブロツク
(A)のL字型コーナーブロツク(A1)を据え付け、
引続きクレーンなどにより、ストレートブロツク(A
4)やその他のコーナーブロツク(A1)(A2)(A
3)、役付きブロツク(B)を吊り降ろして、順次突き
合わせ状態に直列させると共に、その隣り合う相互の連
結部分を上記ネジ締結具(C)によって固定一体化し、
図30のような連結状態に施工するのであり、最後に埋
め戻せば、布基礎として完成する。(47)はその埋め
戻しの土である。
【0075】上記施工作業中、隣り合うブロツク(A)
(B)の相互は図30から示唆されるように、その垂立
盤(10)並びにフーチング盤(11)の連結端面(木
口面)同志において、接触状態に突き合わされた上、そ
の垂立盤(10)同志が上記第1連結金具(30)を固
定するネジ締結具(C)により、又フーチング盤(1
1)同志が第2連結金具(34)を固定するボルト(2
7)により、その何れも継ぎ目に生コンクリートやモル
タルなどを一々目地詰めしたり、別個な連結用のコンク
リートブロツクを仲介したりする必要なく、順次連続的
に直接連結一体化される。そのため、上記ネジ締結具
(C)やボルト(27)の締結作業を繰り返し乍ら進行
すれば足る。
【0076】その隣り合うブロツク(A)(B)を所謂
乾式のもとで直に連結固定する方法であるため、爾後の
養生を一切要さず、又天候に左右されることもなく、極
めて効率良く布基礎を施工完了でき、工期の大幅な短縮
と省力化に著しく優れる。
【0077】しかも、第1連結金具(30)の固定用ネ
ジ締結具(C)と第2連結金具(34)の固定用ボルト
(27)とは、互いに直交する関係状態にあるため、上
記のように隣り合うブロツク(A)(B)の相互を順次
接触状態に突き合わせ直列させて行きさえすれば、天場
(高さレベルと水平度)と通り(直線度)が自づと対応
合致することとなり、その意味から誰でも熟練を要さず
に施工作業できると共に、安定した品質と連結強度に富
む建物の布基礎を得られるのである。
【0078】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る建物の布基
礎用プレキヤスト鉄筋コンクリートブロツクはその構成
上、垂立盤(10)とその下端部に直交する水平なフー
チング盤(11)とから所定長さの断面ほぼ倒立T字型
をなし、上記垂立盤(10)における連結端部の両側面
に、その垂立盤(10)の連結端面側と横側に向かって
開口する左右一対の凹溝(24)を切り欠くと共に、そ
の両凹溝(24)の切り欠きによる垂立盤(10)の薄
肉部に、連結金具(30)と締結すべきアンカー(1
9)を水平状態として、且つ補強鉄筋(12)との一体
連繋的に埋設してある。
【0079】又、その連結方法は請求項7に記載の通
り、上記構成から成るブロツク(A)(B)の複数を用
意し、そのブロツク(A)(B)の隣り合う相互を上記
垂立盤(10)の連結端面同志が接触する状態に直列さ
せて、その相互の合致連通する上記凹溝(24)内へ、
左右一対の連結金具(30)を跨がるように嵌め付けた
上、その両連結金具(30)を上記アンカー(19)へ
のネジ締結具(C)によって固定一体化するようになっ
ているため、冒頭に述べた従来技術の課題を悉く改良で
きる効果がある。
【0080】即ち、ブロツク(A)(B)が予じめ垂立
盤(10)とフーチング盤(11)との一体に連続する
断面ほぼ倒立T字型に造形されており、しかもその垂立
盤(10)の連結端部(木口部)には、連結金具(3
0)と締結するためのアンカー(19)が水平状態に、
且つ補強鉄筋(12)との一体連繋的に埋設されている
ため、これらのプレキヤストコンクリート製品を施工現
場に搬入して、その連結端面(木口面)同志の接触状態
に直列させると共に、上記アンカー(19)へ連結金具
(30)を締結するだけで、所謂乾式作業のもとに、そ
の隣り合うブロツク(A)(B)をすばやく連結一体化
することができ、その連結強度や品質管理、工期の短
縮、省力化などに著しく優れる。
【0081】特に、請求項2に記載された構成のブロツ
ク(A)(B)を用いて、請求項8の連結方法により連
結作業するならば、その垂立盤(10)同志だけでな
く、フーチング盤(11)同志も別な連結金具(34)
によりベースアンカー(23)と連結一体化されるた
め、併せて垂立盤(10)の上記アンカー(19)とフ
ーチング盤(11)のベースアンカー(23)が、互い
に直交する関係の姿勢状態にあるため、上記隣り合うブ
ロツク(A)(B)の連結強度や耐震性をますます昂め
ることもできる。
【0082】又、請求項3の構成を採用するならば、垂
立盤(10)の連結端部にトツプアンカー(22)が垂
立状態として、且つ補強鉄筋(12)との一体連繋的に
埋設されてもいるため、そのトツプアンカー(22)に
締結されるスタツドボルト(26)を介して、建物の土
台(25)をも強固に効率良く組み立て得る効果があ
る。
【0083】請求項4の構成を採用するならば、垂立盤
(10)の連結端面に設置された水平な直線出しガイド
(28)により、隣り合うブロツク(A)(B)の相互
を一層正確に且つ容易に通して、直線の配列状態に連結
一体化することができるほか、その直線出しガイド(2
8)は垂立盤(10)の垂直中心線(y−y)上に位置
するため、上記ブロツク(A)(B)を左右の区別なく
据え付けることもできることとなり、現場作業性と量産
効果にも優れる。
【0084】請求項5の構成によれば、連結金具(3
0)と締結するためのアンカー(19)やネジ締結具
(C)の逃し入れ用凹溝(24)が、垂立盤(10)に
上下数段づつとして配列設置されているため、隣り合う
ブロツク(A)(B)を一層安定良く、且つ高強度に連
結一体化することができ、天場や通しも合致させやすく
なると言える。
【0085】更に、請求項6の構成によれば、その凹溝
(24)に嵌め付けられたブラケツト(20)も、ブロ
ツク(A)(B)に埋設する補強金として活用でき、又
アンカー(19)が連結金具(30)と一層安定良く締
結できる状態として、そのブラケツト(20)により受
け持たれているため、上記ブロツク(A)(B)の連結
強度やブロツク(A)(B)自身の品質などをますます
向上させることもできることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】基本ブロツクとしてのL字型コーナーブロツク
を示す斜面図である。
【図2】基本ブロツクとしてのT字型コーナーブロツク
を示す斜面図である。
【図3】基本ブロツクとしての十文字型のコーナーブロ
ツクを示す斜面図である。
【図4】基本ブロツクとしての一文字型ストレートブロ
ツクを示す斜面図である。
【図5】図2に対応するT字型コーナーブロツクの変形
実施例を示す斜面図である。
【図6】役付きブロツクとしての換気用ブロツクを示す
斜面図である。
【図7】役付きブロツクとしての玄関用又は勝手口用ブ
ロツクを示す斜面図である。
【図8】役付きブロツクとしての梁用又は間仕切り用ブ
ロツクを示す斜面図である。
【図9】コンクリートブロツクにおける連結部分の第1
実施例を抽出して示す斜面図である。
【図10】図9のブロツク成形状態を示す一部破断の斜
面図である。
【図11】隣り合うコンクリートブロツクの連結状態を
示す拡大側面図である。
【図12】図11の12−12線断面図である。
【図13】図11の13−13線に沿う拡大断面図であ
る。
【図14】フーチング盤同志を連結する金具の変形実施
例を示す平面図である。
【図15】図14の15−15線に沿う拡大断面図であ
る。
【図16】図9に対応する連結部分の第2実施例を示す
斜面図である。
【図17】図16のブロツク成形状態を示す一部破断の
斜面図である。
【図18】図9に対応する連結部分の第3実施例を示す
斜面図である。
【図19】図18のブロツク成形状態を示す一部破断の
斜面図である。
【図20】図12に対応する連結部分の第4実施例を示
す断面図である。
【図21】図12に対応する連結部分の第5実施例を示
す断面図である。
【図22】図10に対応する連結部分の第6実施例を示
す斜面図である。
【図23】図12に対応する連結部分の第7実施例を示
す斜面図である。
【図24】コンクリートブロツクのコーナー連結金具を
示す斜面図である。
【図25】梁用又は間仕切り用ブロツクを直角に連結し
た状態を示す斜面図である。
【図26】図25の26−26線に沿う拡大断面図であ
る。
【図27】コンクリートブロツクの吊り降ろし作用を示
す斜面図である。
【図28】図27に対応する吊り降ろし作用の変形実施
例を示す斜面図である。
【図29】コンクリートブロツクの配列パターンを例示
する平面図である。
【図30】コンクリートブロツクの連結状態を示す斜面
図である。
【図31】布基礎の施工状態を示す断面図である。
【符号の説明】
(10)・垂立盤 (11)・フーチング盤 (12)・補強鉄筋 (19)・アンカー (20)・ブラケツト (21)・アングルプレート (22)・トツプアンカー (23)・ベースアンカー (24)・・凹溝 (25)・土台 (26)・スタツドボルト (27)・スタツドボルト (28)・直線出しガイド (30)・第1連結金具 (32)・ボルト (33)・ナツト (34)・第2連結金具 (36)・ナツト (39)・コーナー連結金具 (y−y)・垂直中心線 (A)・基本ブロツク (B)・役付きブロツク (A1)・コーナーブロツク (A2)・コーナーブロツク (A3)・コーナーブロツク (A4)・ストレートブロツク (C)・ネジ締結具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 強 三重県松阪市山室町190−82 (72)発明者 岩井 実樹 三重県飯南郡飯高町大字赤桶2275 (72)発明者 三田 守 三重県飯南郡飯南町大字向粥見2244 (72)発明者 青木 敏男 三重県松阪市平成町50番地の7

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】垂立盤(10)とその下端部に直交する水
    平なフーチング盤(11)とから所定長さの断面ほぼ倒
    立T字型をなし、 上記垂立盤(10)における連結端部の両側面に、その
    垂立盤(10)の連結端面側と横側に向かって開口する
    左右一対の凹溝(24)を切り欠くと共に、 その両凹溝(24)の切り欠きによる垂立盤(10)の
    薄肉部に、連結金具(30)と締結すべきアンカー(1
    9)を水平状態として、且つ補強鉄筋(12)との一体
    連繋的に埋設したことを特徴とする建物の布基礎用プレ
    キヤスト鉄筋コンクリートブロツク。
  2. 【請求項2】垂立盤(10)とその下端部に直交する水
    平なフーチング盤(11)とから所定長さの断面ほぼ倒
    立T字型をなし、 上記垂立盤(10)における連結端部の両側面に、その
    垂立盤(10)の連結端面側と横側に向かって開口する
    左右一対の凹溝(24)を切り欠き、 その両凹溝(24)の切り欠きによる垂立盤(10)の
    薄肉部に、第1連結金具(30)と締結すべきアンカー
    (19)を水平状態として、且つ補強鉄筋(12)との
    一体連繋的に埋設する一方、 上記フーチング盤(11)の連結端部に、第2連結金具
    (34)と締結すべき左右一対のベースアンカー(2
    3)を、上記垂立盤(10)のアンカー(19)と直交
    する関係の垂立状態に埋設したことを特徴とする建物の
    布基礎用プレキヤスト鉄筋コンクリートブロツク。
  3. 【請求項3】垂立盤(10)の連結端部に、建物の土台
    (25)と締結すべきトツプアンカー(22)を垂立状
    態として、且つ補強鉄筋(12)との一体連繋的に埋設
    したことを特徴とする請求項1又は2記載の建物の布基
    礎用プレキヤスト鉄筋コンクリートブロツク。
  4. 【請求項4】垂立盤(10)の連結端面から陥没又は突
    出する連結用直線出しガイド(28)を、その垂立盤
    (10)の垂直中心線(y−y)上へ水平状態に設置し
    たことを特徴とする請求項1又は2記載の建物の布基礎
    用プレキヤスト鉄筋コンクリートブロツク。
  5. 【請求項5】連結金具(30)と締結すべき水平状態の
    アンカー(19)と、左右一対の凹溝(24)とを、垂
    立盤(10)の上下方向に沿う数段づつに配列設置した
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の建物の布基礎用
    プレキヤスト鉄筋コンクリートブロツク。
  6. 【請求項6】左右一対の凹溝(24)内にブラケツト
    (20)を各々嵌め付け一体化し、連結金具(30)と
    締結すべき水平状態のアンカー(19)を、その両ブラ
    ケツト(20)に受け持たせたことを特徴とする請求項
    1又は2記載の建物の布基礎用プレキヤスト鉄筋コンク
    リートブロツク。
  7. 【請求項7】垂立盤(10)とその下端部に直交する水
    平なフーチング盤(11)とから所定長さの断面ほぼ倒
    立T字型をなし、 上記垂立盤(10)における連結端部の両側面に、その
    垂立盤(10)の連結端面側と横側に向かって開口する
    左右一対の凹溝(24)を切り欠くと共に、 その両凹溝(24)の切り欠きによる垂立盤(10)の
    薄肉部に、連結金具(30)と締結すべきアンカー(1
    9)を水平状態として、且つ補強鉄筋(12)との一体
    連繋的に埋設して成るプレキヤスト鉄筋コンクリートブ
    ロツク(A)(B)の複数を用意し、 そのブロツク(A)(B)の隣り合う相互を上記垂立盤
    (10)の連結端面同志が接触する状態に直列させて、
    その相互の合致連通する上記凹溝(24)内へ、左右一
    対の連結金具(30)を跨がるように嵌め付けた上、そ
    の両連結金具(30)を上記アンカー(19)へのネジ
    締結具(C)によって固定一体化することを特徴とする
    建物の布基礎用プレキヤスト鉄筋コンクリートブロツク
    の連結方法。
  8. 【請求項8】垂立盤(10)とその下端部に直交する水
    平なフーチング盤(11)とから所定長さの断面ほぼ倒
    立T字型をなし、 上記垂立盤(10)における連結端部の両側面に、その
    垂立盤(10)の連結端面側と横側に向かって開口する
    左右一対の凹溝(24)を切り欠き、 その両凹溝(24)の切り欠きによる垂立盤(10)の
    薄肉部に、第1連結金具(30)と締結すべきアンカー
    (19)を水平状態として、且つ補強鉄筋(12)との
    一体連繋的に埋設する一方、 上記フーチング盤(11)の連結端部に、第2連結金具
    (34)と締結すべき左右一対のベースアンカー(2
    3)を、上記垂立盤(10)のアンカー(19)と直交
    する関係の垂立状態に埋設して成るプレキヤスト鉄筋コ
    ンクリートブロツク(A)(B)の複数を用意し、 そのブロツク(B)の隣り合う相互を上記垂立盤(1
    0)の連結端面同志並びにフーチング盤(11)の連結
    端面同志が接触する状態に直列させて、その垂立盤(1
    0)の合致連通する上記凹溝(24)内へ、左右一対の
    第1連結金具(30)を跨がるように嵌め付けた上、そ
    の両連結金具(30)を上記アンカー(19)へのネジ
    締結具(C)によって固定一体化すると共に、 上記フーチング盤(11)の上面へ左右一対の第2連結
    金具(34)を跨がらせて、その各連結金具(34)を
    上記ベースアンカー(23)への締結用ボルト(27)
    によって固定一体化することを特徴とする建物の布基礎
    用プレキヤスト鉄筋コンクリートブロツクの連結方法。
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