JPH07207897A - 直貼床材 - Google Patents
直貼床材Info
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- JPH07207897A JPH07207897A JP186094A JP186094A JPH07207897A JP H07207897 A JPH07207897 A JP H07207897A JP 186094 A JP186094 A JP 186094A JP 186094 A JP186094 A JP 186094A JP H07207897 A JPH07207897 A JP H07207897A
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- female
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 硬化したモルタル下地上に直接敷設される直
貼床材に関し、施工が比較的容易な乾式工法を採用しな
がらも、所要の耐久性を確保するとともに外観も美麗な
床面を形成することのできる直貼床材を提供することを
目的とする。 【構成】 直貼床材の床材本体1の少なくとも一端面1
0aに雌実2を、同じく他端面10bに上記雌実2と対
応する雄実3を、各々設け、さらに上記雌実2の刻設位
置よりも下方において上記一端面10aに固着される固
定部41と、該固定部41の下端において床材本体1の
外側に向かって水平に張り出し、モルタル下地に釘止め
固定される張出部42とを一体に連設してなる固定金具
4を備える構成とする。
貼床材に関し、施工が比較的容易な乾式工法を採用しな
がらも、所要の耐久性を確保するとともに外観も美麗な
床面を形成することのできる直貼床材を提供することを
目的とする。 【構成】 直貼床材の床材本体1の少なくとも一端面1
0aに雌実2を、同じく他端面10bに上記雌実2と対
応する雄実3を、各々設け、さらに上記雌実2の刻設位
置よりも下方において上記一端面10aに固着される固
定部41と、該固定部41の下端において床材本体1の
外側に向かって水平に張り出し、モルタル下地に釘止め
固定される張出部42とを一体に連設してなる固定金具
4を備える構成とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は床材に関し、特に硬化し
たモルタル下地上に直接敷設される直貼床材に関するも
のである。
たモルタル下地上に直接敷設される直貼床材に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】木質床面を形成するにあたって建造物内
のコンクリートスラブの上層に形成したモルタル下地面
上に直接床材を敷設するようにした、いわゆる直貼施工
方法が、例えば学校や公会堂等の公共施設において採用
されることが多く、該直貼施工方法には大別して湿式工
法と乾式工法とがある。
のコンクリートスラブの上層に形成したモルタル下地面
上に直接床材を敷設するようにした、いわゆる直貼施工
方法が、例えば学校や公会堂等の公共施設において採用
されることが多く、該直貼施工方法には大別して湿式工
法と乾式工法とがある。
【0003】このうち湿式工法は未硬化のモルタル下地
に床材の下面に突設した固定金具等を埋設するようにし
て行われるものであり、かかる構成からも明らかなよう
に作業現場においてはモルタル下地面が硬化しないうち
に床材の敷設を完了しなければならず、施工スケジュー
ルが逼迫する。また、一部においてはモルタル下地面を
形成しつつ床材を敷設するという2つの異なる作業を並
行させるようにした施工方法も採用されているが、いず
れにしても軟弱なモルタル下地面上に均質な床面を形成
するためには多大の労力と高度の熟練度が要求され、熟
練作業者が不足する状況にあるとともに工期の短縮が要
請される昨今にあっては該施工に要するコストが大きく
なる欠点がある。
に床材の下面に突設した固定金具等を埋設するようにし
て行われるものであり、かかる構成からも明らかなよう
に作業現場においてはモルタル下地面が硬化しないうち
に床材の敷設を完了しなければならず、施工スケジュー
ルが逼迫する。また、一部においてはモルタル下地面を
形成しつつ床材を敷設するという2つの異なる作業を並
行させるようにした施工方法も採用されているが、いず
れにしても軟弱なモルタル下地面上に均質な床面を形成
するためには多大の労力と高度の熟練度が要求され、熟
練作業者が不足する状況にあるとともに工期の短縮が要
請される昨今にあっては該施工に要するコストが大きく
なる欠点がある。
【0004】従って、上記のような湿式工法に代わり、
コンクリートスラブ上に形成したモルタル下地の硬化後
に木質床材を敷設するようにした乾式工法が多用される
傾向にある。
コンクリートスラブ上に形成したモルタル下地の硬化後
に木質床材を敷設するようにした乾式工法が多用される
傾向にある。
【0005】上記乾式工法は硬化後のモルタル下地に木
材/セメント接着剤を塗布し、必要に応じて弾性のある
衝撃吸収材をを介挿しつつ、順次直貼床材を敷設すると
いう手順で行われるのが一般的であるが、さらに例えば
特公昭58-16424号公報に開示されたように、上記接着剤
による敷設後に直貼床材表面より釘打ちを行うようにし
て、より強固にモルタルスラブに固定するようにした施
工方法も実施されている。
材/セメント接着剤を塗布し、必要に応じて弾性のある
衝撃吸収材をを介挿しつつ、順次直貼床材を敷設すると
いう手順で行われるのが一般的であるが、さらに例えば
特公昭58-16424号公報に開示されたように、上記接着剤
による敷設後に直貼床材表面より釘打ちを行うようにし
て、より強固にモルタルスラブに固定するようにした施
工方法も実施されている。
【0006】すなわち、図8は上記釘打ちを伴う乾式工
法による施工状態を示す縦断側面図であり、図8に示す
ように、コンクリートスラブSの上層のモルタル下地M
には直貼床材の床材本体101が接着剤層110ととも
に釘Nによって固定されている。該床材本体101の表
面102には上記釘Nが打たれる箇所に対応して該釘N
の釘頭よりも大径のダボ103が該床材本体101の中
間厚さ位置までの深さに穿設されており、釘打ちの完了
後、表面102よりダボ103をダボ材105にて埋め
るようにして、表面102を平滑にする。この後さらに
表面102を研削・塗装等の仕上げが行われて作業が完
了する。
法による施工状態を示す縦断側面図であり、図8に示す
ように、コンクリートスラブSの上層のモルタル下地M
には直貼床材の床材本体101が接着剤層110ととも
に釘Nによって固定されている。該床材本体101の表
面102には上記釘Nが打たれる箇所に対応して該釘N
の釘頭よりも大径のダボ103が該床材本体101の中
間厚さ位置までの深さに穿設されており、釘打ちの完了
後、表面102よりダボ103をダボ材105にて埋め
るようにして、表面102を平滑にする。この後さらに
表面102を研削・塗装等の仕上げが行われて作業が完
了する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記のように
接着剤だけで床材を固定するようにした乾式工法の場
合、全床面積に対して接着剤の塗布される面積は実質的
には高々60%程度であるという事情もあり、竣工後床
面より繰り返し加えられる衝撃や歩行による圧力によっ
て上記接着剤が劣化し、モルタル下地に対する床材の接
着強度が低下することがある。
接着剤だけで床材を固定するようにした乾式工法の場
合、全床面積に対して接着剤の塗布される面積は実質的
には高々60%程度であるという事情もあり、竣工後床
面より繰り返し加えられる衝撃や歩行による圧力によっ
て上記接着剤が劣化し、モルタル下地に対する床材の接
着強度が低下することがある。
【0008】また、上記直貼床材の表裏には防湿材によ
るコーティングがなされてはいるが、ある程度の期間が
経過すると該床材自体が例えば空気中の水分、モルタル
下地に含有される水分、及び床面に滴下された水分を吸
収し、該床材が不均一に膨張し、上記接着強度の低下と
相まって床面が波打つように褶曲する、いわゆる「アバ
レ」が生じることもある。
るコーティングがなされてはいるが、ある程度の期間が
経過すると該床材自体が例えば空気中の水分、モルタル
下地に含有される水分、及び床面に滴下された水分を吸
収し、該床材が不均一に膨張し、上記接着強度の低下と
相まって床面が波打つように褶曲する、いわゆる「アバ
レ」が生じることもある。
【0009】このような事情から上記接着剤だけを使用
した乾式工法は湿式工法に比べて耐久性が劣り、比較的
短い期間のうちに補修を要することとなり、例えば学校
や公会堂等の公共施設の建設に当たって、施主たる各自
治体、地方公共団体等によっては耐久性重視の観点から
敢えて湿式工法による床面施工を指定する場合が少なく
ない等、需要者はコスト面での高い負担を余儀なくされ
ている。
した乾式工法は湿式工法に比べて耐久性が劣り、比較的
短い期間のうちに補修を要することとなり、例えば学校
や公会堂等の公共施設の建設に当たって、施主たる各自
治体、地方公共団体等によっては耐久性重視の観点から
敢えて湿式工法による床面施工を指定する場合が少なく
ない等、需要者はコスト面での高い負担を余儀なくされ
ている。
【0010】また上記特公昭58-16424号公報に開示され
たような釘打ちによる乾式工法は、接着剤だけで床材を
固定するようにした上記工法に比べて床材の固定強度が
高まるところからある程度の耐久性の向上は認められる
ものの、上記のようにダボ材105によるダボ103の
埋め戻し作業や研削・塗装等の仕上げ等が現場において
行われなければならず、かかる作業に伴う負担は相当大
きなものとなる。
たような釘打ちによる乾式工法は、接着剤だけで床材を
固定するようにした上記工法に比べて床材の固定強度が
高まるところからある程度の耐久性の向上は認められる
ものの、上記のようにダボ材105によるダボ103の
埋め戻し作業や研削・塗装等の仕上げ等が現場において
行われなければならず、かかる作業に伴う負担は相当大
きなものとなる。
【0011】さらに上記釘打ちによる乾式方法による床
面上には無数のダボの埋め戻し跡が形成され、床材の木
目の美しさよりもむしろ該埋め戻し跡が目立ち、美観上
好ましくない。
面上には無数のダボの埋め戻し跡が形成され、床材の木
目の美しさよりもむしろ該埋め戻し跡が目立ち、美観上
好ましくない。
【0012】そこで図9に示すような構成で直貼床材を
モルタル下地に固定することも考えられる。すなわち、
床材本体201の下面211において、左右方向に張り
出す固定プレート220・220を釘221(もしくは
接着剤)で固定する構成とし、該床材本体201より張
り出した部分に穿設された釘穴222を利用してモルタ
ル釘Nをモルタル下地Mに打ち込むようにし、隣接する
床材本体(図示しない)の凹部204で上記固定プレー
ト220を覆うように敷設し、上記モルタル釘Nが床面
に表れないようにすることができる。
モルタル下地に固定することも考えられる。すなわち、
床材本体201の下面211において、左右方向に張り
出す固定プレート220・220を釘221(もしくは
接着剤)で固定する構成とし、該床材本体201より張
り出した部分に穿設された釘穴222を利用してモルタ
ル釘Nをモルタル下地Mに打ち込むようにし、隣接する
床材本体(図示しない)の凹部204で上記固定プレー
ト220を覆うように敷設し、上記モルタル釘Nが床面
に表れないようにすることができる。
【0013】しかしながら、上記図9に示す構成では上
記したような床面の波うちを抑制することができず、し
かもかかる直貼床材における床材本体201の厚さは1
0〜20mm程度であるため、上記釘221の長さを充分
にとることができず床材本体201と固定プレート22
0との接合強度に不安が残る難点がある。
記したような床面の波うちを抑制することができず、し
かもかかる直貼床材における床材本体201の厚さは1
0〜20mm程度であるため、上記釘221の長さを充分
にとることができず床材本体201と固定プレート22
0との接合強度に不安が残る難点がある。
【0014】本発明は上記従来の事情に鑑みてなされた
ものであって、施工が比較的容易な乾式工法を採用しな
がらも、所要の耐久性を確保するとともに外観も美麗な
床面を形成することのできる直貼床材を提供することを
目的とするものである。
ものであって、施工が比較的容易な乾式工法を採用しな
がらも、所要の耐久性を確保するとともに外観も美麗な
床面を形成することのできる直貼床材を提供することを
目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明はモルタル下地上に敷設される直貼床材にお
いて以下の手段を採用する。すなわち、図1乃至図7に
示すように、直貼床材の床材本体1の少なくとも一端面
10aに雌実2を、同じく他端面10bに上記雌実2と
対応する雄実3を、各々設け、さらに上記雌実2の刻設
位置よりも下方において上記一端面10aに固着される
固定部41と、該固定部41の下端において床材本体1
の外側に向かって水平に張り出し、モルタル下地に釘止
め固定される張出部42とを一体に連設してなる固定金
具4を備える構成とする。
めに本発明はモルタル下地上に敷設される直貼床材にお
いて以下の手段を採用する。すなわち、図1乃至図7に
示すように、直貼床材の床材本体1の少なくとも一端面
10aに雌実2を、同じく他端面10bに上記雌実2と
対応する雄実3を、各々設け、さらに上記雌実2の刻設
位置よりも下方において上記一端面10aに固着される
固定部41と、該固定部41の下端において床材本体1
の外側に向かって水平に張り出し、モルタル下地に釘止
め固定される張出部42とを一体に連設してなる固定金
具4を備える構成とする。
【0016】また、上記床材本体1の下面11におい
て、上記雄実3の形成された端面10b側より、固定金
具4の張出部42に対応する寸法及び深さの切欠5を刻
設することが必要である。
て、上記雄実3の形成された端面10b側より、固定金
具4の張出部42に対応する寸法及び深さの切欠5を刻
設することが必要である。
【0017】さらに上記固定金具4の固定部41の上端
において上記雌実2内部の下底面21に沿って水平に張
り出す舌部43を設ける。この構成においては、舌部4
3の張出長さを雌実2の刻設深さ以上とし、該舌部43
を床材本体1内の中央に向かって貫入することができ
る。
において上記雌実2内部の下底面21に沿って水平に張
り出す舌部43を設ける。この構成においては、舌部4
3の張出長さを雌実2の刻設深さ以上とし、該舌部43
を床材本体1内の中央に向かって貫入することができ
る。
【0018】
【作用】上記の構成の固定金具4は、モルタル下地に対
して釘止め固定される張出部42に、床材本体1の一端
面10aに固着される固定部41を一体に連設している
ので、上方への引っ張り力に抗して床材本体1をモルタ
ル下地に対して支持固定することになり、しかも該敷設
の完了後には上記固定金具4の張出部42や該張出部4
2を貫通する釘頭が隣接する他の床材本体によって完全
に隠蔽される。
して釘止め固定される張出部42に、床材本体1の一端
面10aに固着される固定部41を一体に連設している
ので、上方への引っ張り力に抗して床材本体1をモルタ
ル下地に対して支持固定することになり、しかも該敷設
の完了後には上記固定金具4の張出部42や該張出部4
2を貫通する釘頭が隣接する他の床材本体によって完全
に隠蔽される。
【0019】また相互に隣接する床材本体1A,1Bの
雌実2と雄実3とを嵌合させるようにして敷設するとこ
ろから、これによって形成された床面全体を一体化する
ことができる。
雌実2と雄実3とを嵌合させるようにして敷設するとこ
ろから、これによって形成された床面全体を一体化する
ことができる。
【0020】さらに上記固定金具4における固定部41
の上端部に上記舌部43を張り出させた構成によれば、
雌実2内の下底面21に該舌部43を係止させることが
でき、これによって上方への引っ張り力に対しての床材
本体1の固定強度が向上する。しかもこの舌部43は床
材本体1が不均一に膨潤・収縮することによって生じる
表面の波打ち(いわゆる「アバレ」)を雌実2内で押さ
え込み、床面の平面度を確保する作用をも奏する。さら
に正規の敷設状態において、雌実2と雄実3とによって
上記舌部43が挟持されるので該床材本体1の固定強度
がさらに保障される。
の上端部に上記舌部43を張り出させた構成によれば、
雌実2内の下底面21に該舌部43を係止させることが
でき、これによって上方への引っ張り力に対しての床材
本体1の固定強度が向上する。しかもこの舌部43は床
材本体1が不均一に膨潤・収縮することによって生じる
表面の波打ち(いわゆる「アバレ」)を雌実2内で押さ
え込み、床面の平面度を確保する作用をも奏する。さら
に正規の敷設状態において、雌実2と雄実3とによって
上記舌部43が挟持されるので該床材本体1の固定強度
がさらに保障される。
【0021】上記舌部43の張出長さは雌実2の刻設深
さよりも小さくても上記固定はなされるが、上記舌部4
3の張出長さをさらに大きくすることにより舌部43の
先端部を床材本体1の内部にまで嵌入させる構成とする
ことにより、上記作用がより効果的に発揮されるととも
に床材本体1に対する固定金具4の固定強度が増すこと
となる。
さよりも小さくても上記固定はなされるが、上記舌部4
3の張出長さをさらに大きくすることにより舌部43の
先端部を床材本体1の内部にまで嵌入させる構成とする
ことにより、上記作用がより効果的に発揮されるととも
に床材本体1に対する固定金具4の固定強度が増すこと
となる。
【0022】
【実施例】図1は本発明に係る一実施例の外観斜視図で
あり、図2は同じく平面図であり、図3は同じく底面図
であり、図4は同じく要部を拡大した縦断側面図及び縦
断正面図であり、図5は施工状態の要部を拡大した縦断
側面図である。
あり、図2は同じく平面図であり、図3は同じく底面図
であり、図4は同じく要部を拡大した縦断側面図及び縦
断正面図であり、図5は施工状態の要部を拡大した縦断
側面図である。
【0023】図1乃至図4に示すように、矩形状の床材
本体1の相互に対向する端面10a,10aには雌実2
が刻設される一方、他の相互に対向する端面10b,1
0bには上記雌実2と対応する雄実3が突設されてい
る。また上記床材本体1の端面10a,10aのほぼ全
長にわたって固定金具4が各々固着されている。
本体1の相互に対向する端面10a,10aには雌実2
が刻設される一方、他の相互に対向する端面10b,1
0bには上記雌実2と対応する雄実3が突設されてい
る。また上記床材本体1の端面10a,10aのほぼ全
長にわたって固定金具4が各々固着されている。
【0024】尚、上記雌実2の形成された端面10aは
床材本体1の木目方向を横断する断面(いわゆる「木口
面」)とする一方、上記雄実3の形成された端面10b
を木目方向に沿った断面(いわゆる「木端面」)とし、
後述する敷設後の床面の波打ち現象をより効果的に抑制
するようにしている。
床材本体1の木目方向を横断する断面(いわゆる「木口
面」)とする一方、上記雄実3の形成された端面10b
を木目方向に沿った断面(いわゆる「木端面」)とし、
後述する敷設後の床面の波打ち現象をより効果的に抑制
するようにしている。
【0025】上記固定金具4は、一枚の金属板を2か所
において相互に逆方向に直角に屈曲させることによって
得られ、該固定金具4の長手方向に垂直な断面視におい
てクランク状をなしている。すなわち上記雌実2の刻設
位置よりも下方において上記端面10aの全長にわたっ
て覆う固定部41と、該固定部41の下端において床材
本体1の外側に向かって水平に張り出し、後述するモル
タル下地への固定のために複数の釘穴44が穿設されて
いる張出部42と、該固定部41の上端部より雌実2内
部の下底面21に沿って水平に張り出し、該床材本体1
の中央に向かって貫入する舌部43とを一体に連設して
なる構成である。
において相互に逆方向に直角に屈曲させることによって
得られ、該固定金具4の長手方向に垂直な断面視におい
てクランク状をなしている。すなわち上記雌実2の刻設
位置よりも下方において上記端面10aの全長にわたっ
て覆う固定部41と、該固定部41の下端において床材
本体1の外側に向かって水平に張り出し、後述するモル
タル下地への固定のために複数の釘穴44が穿設されて
いる張出部42と、該固定部41の上端部より雌実2内
部の下底面21に沿って水平に張り出し、該床材本体1
の中央に向かって貫入する舌部43とを一体に連設して
なる構成である。
【0026】また上記固定金具4においては、舌部43
の固定部41からの張り出し長さを上記のように雌実2
の刻設深さよりも大きくすることにより、該舌部43の
先端部を床材本体1の内部にまで貫入し、これによって
固定金具4を床材本体1に対して固着している。尚、上
記雌実2の内部より斜め下方向に当て釘51が打ち込ま
れ、床材本体1の内部における舌部43の先端部を該当
て釘51に当接させている。
の固定部41からの張り出し長さを上記のように雌実2
の刻設深さよりも大きくすることにより、該舌部43の
先端部を床材本体1の内部にまで貫入し、これによって
固定金具4を床材本体1に対して固着している。尚、上
記雌実2の内部より斜め下方向に当て釘51が打ち込ま
れ、床材本体1の内部における舌部43の先端部を該当
て釘51に当接させている。
【0027】さらに上記床材本体1の下面11には、後
述するモルタル下地に塗布される接着剤との接触面積を
大きくするために複数の所定深さの凹溝15が刻設され
るとともに、上記雄実3の突設された端面10bより上
記固定金具4の張出部42の張出長さに対応する幅で、
かつ張出部42の厚さに対応する深さで切欠5が刻設さ
れており、さらに該下面11には防湿剤によるコーティ
ング(図示せず)を施している。
述するモルタル下地に塗布される接着剤との接触面積を
大きくするために複数の所定深さの凹溝15が刻設され
るとともに、上記雄実3の突設された端面10bより上
記固定金具4の張出部42の張出長さに対応する幅で、
かつ張出部42の厚さに対応する深さで切欠5が刻設さ
れており、さらに該下面11には防湿剤によるコーティ
ング(図示せず)を施している。
【0028】上記構成の実施例は、図5に示すように、
コンクリートスラブS上に形成され、所定の養生期間を
経て硬化させた(例えば含水比15%以下に乾燥硬化し
た状態が望ましい)モルタル下地Mに敷設される。該敷
設に先立って上記モルタル下地M表面の微細な凹凸を補
修するとともに、油等の不純物による汚れを完全に清掃
した後、上記床材本体1の一列分の面積毎に木材/セメ
ント接着剤を、例えば0.8kg/m2 程度の割合で均等に
塗布した接着剤層40を形成する。
コンクリートスラブS上に形成され、所定の養生期間を
経て硬化させた(例えば含水比15%以下に乾燥硬化し
た状態が望ましい)モルタル下地Mに敷設される。該敷
設に先立って上記モルタル下地M表面の微細な凹凸を補
修するとともに、油等の不純物による汚れを完全に清掃
した後、上記床材本体1の一列分の面積毎に木材/セメ
ント接着剤を、例えば0.8kg/m2 程度の割合で均等に
塗布した接着剤層40を形成する。
【0029】しかる後、上記接着剤層40に合わせて第
一の床材本体1Aを所定位置に配置し、さらに上記固定
金具4の張出部42に穿設した釘穴44を通じて例えば
モルタル用釘打ち機でモルタル釘Nを打ち込んで敷設す
る。さらに第2の床材本体1Bの雄実3を上記床材本体
1Aの雌実2に貫入するとともに、上記床材本体1Bに
刻設した切欠5を床材本体1Aの張出部43に合わせる
ようにして配置することにより、上記固定金具4の張出
部42が第2の床材本体1Bと緩衝することなく雄実3
の設けられた端面10b側で隠蔽され、この第2の床材
本体1Bも上記同様、モルタル釘で固定される。このよ
うにして順次モルタル下地Mに床材本体1が敷設され、
相互に隣接する床材本体間で木目方向の異なる市松模様
の床面が形成される。
一の床材本体1Aを所定位置に配置し、さらに上記固定
金具4の張出部42に穿設した釘穴44を通じて例えば
モルタル用釘打ち機でモルタル釘Nを打ち込んで敷設す
る。さらに第2の床材本体1Bの雄実3を上記床材本体
1Aの雌実2に貫入するとともに、上記床材本体1Bに
刻設した切欠5を床材本体1Aの張出部43に合わせる
ようにして配置することにより、上記固定金具4の張出
部42が第2の床材本体1Bと緩衝することなく雄実3
の設けられた端面10b側で隠蔽され、この第2の床材
本体1Bも上記同様、モルタル釘で固定される。このよ
うにして順次モルタル下地Mに床材本体1が敷設され、
相互に隣接する床材本体間で木目方向の異なる市松模様
の床面が形成される。
【0030】上記のように敷設される実施例によれば、
製造工場において床材本体1に対する表面仕上げや固定
金具4の固着を全て完了しておけば、上記手順を繰り返
すだけで迅速且つ簡便に床面が形成されるので、該敷設
現場における作業負担が大幅に軽減される。
製造工場において床材本体1に対する表面仕上げや固定
金具4の固着を全て完了しておけば、上記手順を繰り返
すだけで迅速且つ簡便に床面が形成されるので、該敷設
現場における作業負担が大幅に軽減される。
【0031】また相互に隣接する床材本体1A,1Bの
雌実2と雄実3とを嵌合させるようにして敷設するとこ
ろから、これによって形成された床面全体を一体化する
ことができ、堅牢で均質な床面を形成することができ
る。
雌実2と雄実3とを嵌合させるようにして敷設するとこ
ろから、これによって形成された床面全体を一体化する
ことができ、堅牢で均質な床面を形成することができ
る。
【0032】さらに、上記固定金具4は、雌実2内の舌
底面21に舌部43を係止するようにしているので、上
方への引っ張り力に抗してモルタル下地に対して床材本
体1を支持固定するとともに、該雌実2、雄実3によっ
て上記舌部43が挟持されるので該床材本体1の固定強
度がさらに保障される。
底面21に舌部43を係止するようにしているので、上
方への引っ張り力に抗してモルタル下地に対して床材本
体1を支持固定するとともに、該雌実2、雄実3によっ
て上記舌部43が挟持されるので該床材本体1の固定強
度がさらに保障される。
【0033】また、上記固定金具4を床材本体1に固着
するために、舌部43の先端部を雌実2の刻設深さより
も大きくし、該舌部43の先端部を床材本体1の内部に
まで貫入させているので、上記床材本体1が膨潤及び収
縮を繰り返すことによって生じる床面の波うち現象
(「アバレ」)を抑制することができる。
するために、舌部43の先端部を雌実2の刻設深さより
も大きくし、該舌部43の先端部を床材本体1の内部に
まで貫入させているので、上記床材本体1が膨潤及び収
縮を繰り返すことによって生じる床面の波うち現象
(「アバレ」)を抑制することができる。
【0034】尚、上記膨潤及び収縮による木材の体積変
化は一般に木目方向よりも該木目方向を横断する方向に
おいて大であるところから、上記舌部43が貫入される
床材本体1の端面10aを「木口」面として上記舌部4
3による床面の波うちの抑制作用を有効に発揮させるよ
うにしている。
化は一般に木目方向よりも該木目方向を横断する方向に
おいて大であるところから、上記舌部43が貫入される
床材本体1の端面10aを「木口」面として上記舌部4
3による床面の波うちの抑制作用を有効に発揮させるよ
うにしている。
【0035】また、該敷設の完了後には上記固定金具4
や張出部42を貫通する釘頭が隣接する他の床材本体に
よって完全に隠蔽されるので、床面に表出する木目の美
しさを100%生かし切った美麗な仕上がりとなる。
や張出部42を貫通する釘頭が隣接する他の床材本体に
よって完全に隠蔽されるので、床面に表出する木目の美
しさを100%生かし切った美麗な仕上がりとなる。
【0036】また、図6は本発明に係る他の実施例の外
観斜視図である。この実施例における固定金具4′は、
上記図1乃至図5に基づく実施例における上記固定金具
4のような舌部43を設けず、長手方向に垂直な断面視
においてL字状をなす構成としている。これによっても
床材本体1を全く同様の手順にてモルタル下地に敷設す
ることができる。
観斜視図である。この実施例における固定金具4′は、
上記図1乃至図5に基づく実施例における上記固定金具
4のような舌部43を設けず、長手方向に垂直な断面視
においてL字状をなす構成としている。これによっても
床材本体1を全く同様の手順にてモルタル下地に敷設す
ることができる。
【0037】尚、本発明は上記実施例に限定されず、例
えば図7に示すように、床材本体1を長尺の板材で構成
し、該床材本体1の木口、木端の各一端面10aに雌実
2及び固定金具4を備える一方、他の木口、木端の各一
端面10bに雄実を形成するようにしても、全く同様に
して堅牢かつ美麗な床面を形成することができる。また
本発明においては床材本体1とモルタル下地Mとの間に
衝撃吸収材(いわゆるカルプ)として所要の弾性を揺す
る樹脂製シートを介挿することを妨げない。
えば図7に示すように、床材本体1を長尺の板材で構成
し、該床材本体1の木口、木端の各一端面10aに雌実
2及び固定金具4を備える一方、他の木口、木端の各一
端面10bに雄実を形成するようにしても、全く同様に
して堅牢かつ美麗な床面を形成することができる。また
本発明においては床材本体1とモルタル下地Mとの間に
衝撃吸収材(いわゆるカルプ)として所要の弾性を揺す
る樹脂製シートを介挿することを妨げない。
【0038】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、製造工
場において床材本体に対する表面仕上げや固定金具の固
着を全て完了しておけば、迅速且つ簡便に床面が形成さ
れるので、該敷設現場における作業負担が大幅に軽減さ
れる。
場において床材本体に対する表面仕上げや固定金具の固
着を全て完了しておけば、迅速且つ簡便に床面が形成さ
れるので、該敷設現場における作業負担が大幅に軽減さ
れる。
【0039】しかも、床材本体に固着された固定金具
は、モルタル下地に対して釘止め固定される張出部に、
床材本体の一端面に固着される固定部及び雌実の下底面
に係止される舌部を一体に連設しているので、上方への
引っ張り力に抗してモルタル下地に床材本体を支持固定
することになり、これによって堅牢で均質な床面を形成
することができる。
は、モルタル下地に対して釘止め固定される張出部に、
床材本体の一端面に固着される固定部及び雌実の下底面
に係止される舌部を一体に連設しているので、上方への
引っ張り力に抗してモルタル下地に床材本体を支持固定
することになり、これによって堅牢で均質な床面を形成
することができる。
【0040】また、該敷設の完了後には上記固定金具の
張出部や該張出部を貫通する釘頭が隣接する他の床材本
体によって完全に隠蔽されるので、木目の美しさを10
0%生かし切った美麗な仕上がりの床面を形成すること
ができる。
張出部や該張出部を貫通する釘頭が隣接する他の床材本
体によって完全に隠蔽されるので、木目の美しさを10
0%生かし切った美麗な仕上がりの床面を形成すること
ができる。
【0041】また相互に隣接する床材本体の雌実と雄実
とを嵌合させるようにして敷設するところから、これに
よって形成された床面全体を一体化することができると
ともに、該雌実、雄実によって上記固定金具の舌部が挟
持されるので該床材本体の固定強度がさらに保障され
る。
とを嵌合させるようにして敷設するところから、これに
よって形成された床面全体を一体化することができると
ともに、該雌実、雄実によって上記固定金具の舌部が挟
持されるので該床材本体の固定強度がさらに保障され
る。
【0042】また、上記固定金具の舌部の突出長さを雌
実の刻設深さよりも大きくすることにより上記床材本体
が水分の吸収及び放散によって波打つことを抑制させる
ことができるので、竣工後、長期間にわたって平面度の
高い床面を維持することができる。
実の刻設深さよりも大きくすることにより上記床材本体
が水分の吸収及び放散によって波打つことを抑制させる
ことができるので、竣工後、長期間にわたって平面度の
高い床面を維持することができる。
【図1】本発明に係る一実施例の外観斜視図である。
【図2】本発明に係る一実施例の平面図である。
【図3】本発明に係る一実施例の底面図である。
【図4】本発明に係る一実施例の要部を拡大した縦断側
面図及び縦断正面図である。
面図及び縦断正面図である。
【図5】本発明に係る一実施例の施工状態の要部を拡大
した縦断側面図である。
した縦断側面図である。
【図6】本発明に係る他の実施例の外観斜視図である。
【図7】本発明に係る他の実施例の外観斜視図である。
【図8】従来例の施工状態の要部を拡大した縦断側面図
である。
である。
【図9】先行発明の外観斜視図である。
1 床材本体 2 雌実 3 雄実 4 固定金具 5 逃げ溝 10a,10b 端面 11 下面 41 固定部 42 張出部 43 舌部 21 下底面
Claims (4)
- 【請求項1】 モルタル下地上に敷設される直貼床材に
おいて、 該直貼床材の床材本体(1) の少なくとも一端面(10a) に
雌実(2) を、同じく他端面(10b) に上記雌実(2) と対応
する雄実(3) を、各々設け、 さらに上記雌実(2) の刻設位置よりも下方において上記
一端面(10a) に固着される固定部(41)と、該固定部(41)
の下端において床材本体(1) の外側に向かって水平に張
り出し、モルタル下地に釘止め固定される張出部(42)と
を一体に連設してなる固定金具(4) を備えることを特徴
とする直貼床材。 - 【請求項2】 上記床材本体(1) の下面(11)において、
上記雄実(3) の形成された端面(10b) 側より、固定金具
(4) の張出部(42)に対応する寸法及び深さの切欠(5) を
刻設した請求項1に記載の直貼床材。 - 【請求項3】 上記固定金具(4) の固定部(41)の上端に
おいて上記雌実(2)内部の下底面(21)に沿って水平に張
り出す舌部(43)を設けた請求項1に記載の直貼床材。 - 【請求項4】 上記舌部(43)の張出長さを雌実(2) の刻
設深さ以上とし、該舌部(43)を床材本体(1) 内の中央に
向かって貫入するようにして固定金具(4) が固着された
請求項3に記載の直貼床材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP186094A JPH07207897A (ja) | 1994-01-13 | 1994-01-13 | 直貼床材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP186094A JPH07207897A (ja) | 1994-01-13 | 1994-01-13 | 直貼床材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07207897A true JPH07207897A (ja) | 1995-08-08 |
Family
ID=11513306
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP186094A Pending JPH07207897A (ja) | 1994-01-13 | 1994-01-13 | 直貼床材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07207897A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101283010B1 (ko) * | 2011-11-23 | 2013-07-05 | 엔플랜 주식회사 | 변형방지가 가능한 목재 데크 및 그 시공방법 |
-
1994
- 1994-01-13 JP JP186094A patent/JPH07207897A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101283010B1 (ko) * | 2011-11-23 | 2013-07-05 | 엔플랜 주식회사 | 변형방지가 가능한 목재 데크 및 그 시공방법 |
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