JPH07208061A - 深海鉱物バケット採鉱装置 - Google Patents

深海鉱物バケット採鉱装置

Info

Publication number
JPH07208061A
JPH07208061A JP6023064A JP2306494A JPH07208061A JP H07208061 A JPH07208061 A JP H07208061A JP 6023064 A JP6023064 A JP 6023064A JP 2306494 A JP2306494 A JP 2306494A JP H07208061 A JPH07208061 A JP H07208061A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rope
bucket
mining
ship
deep
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6023064A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Masuda
善雄 益田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP6023064A priority Critical patent/JPH07208061A/ja
Priority to KR1019950000859A priority patent/KR100208392B1/ko
Publication of JPH07208061A publication Critical patent/JPH07208061A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E21EARTH OR ROCK DRILLING; MINING
    • E21CMINING OR QUARRYING
    • E21C50/00Obtaining minerals from underwater, not otherwise provided for

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Geology (AREA)
  • Drilling And Exploitation, And Mining Machines And Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 採鉱船による海底鉱物資源の連続バケット採
鉱装置に於いて、繰返し力への耐用性を改善し、かつ強
張力と耐用性に秀るロープの使用を可能にする新構成
と、強張力に耐える新式牽引駆動方式、及び採鉱された
バケット内容物のダンプを容易にする新ダンプ方式とを
提供する。 【構成】 内側にナイロン、外側にテトロンを配した、
ダブルブレードロープを用いて所要の強度を持たせるの
に、直径168mmで事足りるので、比重が重くなるの
を補償するため耐圧浮力筒7を取付けることとし、負荷
の増大に対しては、牽引力の大きなボール・ローラー
と、水平捲かけ駆動車の組合せによって解決することと
し、バケット内容物鉱石のダンプに対しては、片面開放
の斜案内車を設け、バケットは2本の吊り索6a,6b
により吊し、船上に設けたトラス13に捲上げて、上下
転倒の姿勢とすることにより船内に落下させ導入する機
構を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は深海底に分布するマン
ガンノジュール等の連続採鉱装置に関するものである。
又コバルトリッチの海山クラストや、浅海の砂金鉱や燐
鉱、海砂採鉱等の海の採鉱にも適用可能なものである。
【0002】
【従来の技術】本発明者等は現在(平成6年1月)に至
る約4半世紀の長期に亘り、連続バケットによる海底鉱
物の採鉱法及び採鉱装置の研究開発に努力を続けて来
た。即ち、(1)昭和42年特許願第8979号(昭和
46年特許出願公告第23482号)、(2)昭和43
年特許願第84864号(昭和48年特許公告第328
29号)、(3)昭和46年特許願第93181号(昭
和52年特許公告第6242号)、(4)昭和48年特
許願第9166号(昭和52年特許出願公告第3936
1号)、(5)昭和47年特許願第95799号(昭和
52年特許出願公告第48561号)等で、夫々の発明
に対する特許出願を行い、且つ昭和47年度に第2極洋
丸(17,000屯)を用いてのハワイ南東海域の水深
4,900mに於けるノジュール採鉱実験を始め、10
回に近い深海採鉱テストが繰返されるに当り之に関与
し、技術の改良実用化を図って来たものである。従来の
改良の主要点は、2本のロープを、いかに分離するかに
集中され、船の長さを利用した1船横曵き方式から、船
の前進の速度を利用して抵抗板への流体抵抗力を用いて
分離する縦曵き方式、更には最近の旋回移動式採鉱法へ
と改善が進められて来た。これらの採鉱法は駆動装置、
エンドレスロープ、バケット、さらにはダンピング装置
などにより構成されており、従来技術としては次のよう
なものがある。駆動装置は多数の駆動車を上下に配置
し、それを、バケットが通過する際にノジュールをダン
プするか、又は、多重駆動車でバケットは、離着脱方式
とする等がテストされて来た。エンドレスロープについ
ては、従来ポリプロピレンのエイトロープが使用されて
来た。これは水中で浮力を持ち、海底でのロープの余長
が浮ぶことにより、海底の障害物(岩石や突起部、異物
など)を避けるのに有効である点を重視して選んだもの
であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現在、深海鉱物連続バ
ケット採鉱装置を利用して、インド洋のマンガンノジュ
ールの採鉱を実地に実施するための検討が進められてい
るが、エンドレスロープに就ては、ロープの撚りに基く
からみの生起等を防止するために、撚りの無いロープで
あり、かつ、強大な張力に耐えることが絶対条件であ
る。いま、深海5000mから日産1000屯の割合で
ノジュールを採鉱するためには、ロープの張力100
屯、安全率を6とすると、600屯の破断力が要求せら
れる。今回まで、深海採鉱に使用されて来たポリプロピ
レンを使用すれば計算上エイトロープの場合直径240
mmのロープを使用することが必要となり、余りに太
く、製造不可能の可能性もある。より強力なロープが必
要であり、かつ海底に起伏がある場合ロープの海底との
接触を防止し、海底の障害物に引っかかるのを防止する
必要がある。
【0004】ロープバケットの駆動装置についてはボー
ル・ローラーが考慮されて来たが、現在日本で完成して
いる最大級のボール・ローラーは、直径800mmで、
8屯の曵き力を持ったものであるから、100屯の力を
安全に伝達する為には約13個のボール・ローラーを直
列にした駆動装置が必要であることになる。このボール
・ローラーと共に、バケットを吊ったまま、駆動出来る
のに、水平捲かけ駆動車がある。この場合、ロープの安
全な駆動には、6ターンの捲かけ角度が経験上必要であ
り、駆動車の数は、第2極洋丸のハワイ沖実験の実例に
示すように12個が必要なこととなり、駆動装置が余り
にも大きくなるという問題点がある。これ等のシリーズ
数を減少させ、小型化する必要が顕在化することとな
る。
【0005】これとは別に、これらの駆動装置の問題点
としては、ロープが導輪から落ちるという心配がある。
このロープの外れを防止するには前後に案内車を置くこ
とが考えられる。この案内車は、船内と船外を結びつけ
る、重要な技術的テーマであり、船外から引き入れられ
るロープバケットは船体に対し、方向角、傾角共に波や
風や船の運動で変化し、之に対し補正しながら極力簡単
な機構でロープバケットを船内に取入れることは、実用
化に向け是非とも解決しなければならぬ問題点である。
【0006】次に、バケットのダンピング(転倒して落
すこと)問題がある。いかにして採鉱して来たバケット
内のノジュールを船内に要領よく回収するかは、実用化
の上から簡単明快に解決すべき重要課題である。綜合し
て言えば、サクションポンプによる深海採鉱法に比較し
て、より経済的で簡単かつ安全な深海のマンガンノジュ
ール採鉱法及び採鉱装置の具体的計画を得ることが強く
要望されているのである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述の連続
バケット採鉱装置の実用化に阻害要因として存在する上
記4つの課題を解決するために、次のような手段を採用
しようと考えるものである。即ち、強張力のロープとし
て、最近実用化されているダブルブレイドロープで、内
側ナイロン、外側テトロンのロープは、直径168mm
で、破断力600屯のものが得られ、製作可能であり、
勿論、取扱も可能な寸法である。ただ、従来技術による
ポリプロピレンのエイトロープを使用した場合は、比重
が海水より小さいので、海底にロープが着底した時に、
浮力によって、底から浮き上ることにより、海底の障害
物にロープがかかり、引揚げ不可能な事故となることを
防止して来たというメリットがあったが、新しく使うナ
イロン及びテトロンのロープは比重が海水より大である
ため、自らの浮揚力は利用することが出来ないので、従
来と同じ効果を得るために、耐圧浮力体をロープに取付
けることにより、之を補償しようという手段をとること
とした。即ち、ロープ取付のバケットの中間に、2本の
吊り索で耐圧浮体を取付け、所要の浮揚力を与えようと
するものである。但し、深海底のノジュール鉱床の中に
は海底の障害物につき配慮を必要としない位の平坦な鉱
床もあるので、事前の調査で障害物がない場合には耐圧
浮力体を取付けずに採鉱することも可能である。
【0008】ロープバケットの駆動装置は、バケットを
ロープに取付けたまま駆動できるボール・ローラーまた
は水平型の駆動車をシリーズに配置するか、この2つの
方式を混合して各々の長所を組合せた駆動装置により駆
動するという手段をとる。
【0009】この2つの駆動方式の弱点であるロープや
バケットの外れを防止するためには、案内車を駆動装置
の前後に配置するという手段によって解決を図る。案内
車を含むバケットロープの船内への取入れと送り出しに
は、ロープの方向に案内車を正しく指向させ、ロープの
撚りが発生することを防止する。このため案内車を吊り
下げる方式とし、また、案内車の片側を開放し、バケッ
トがロープについたまま通過できるように機構を簡素化
した対策をとる。
【0010】バケットのダンピング機構は、バケットが
トラス上部に取付けた片面開放の案内車を通過する時
に、バケットの前、後を吊った吊り索の作用により、バ
ケットは空中で上下転倒した姿勢となり、バケットの中
の採取ノジュールを船内に落す。
【0011】以上に述べたこれらの連続バケット採鉱装
置用各種器材は、採鉱物に適所に適切に取付けられ、採
鉱船は海面で大きな直径の弧を描いて旋回し乍ら回頭す
る航跡の内側のロープを揚収繰入れると共に、外側から
降下繰出し、両方のロープの間を充分に開いた形で連続
採鉱作業を実施するという形で、此の課題を解決しよう
とするものである。
【0012】
【実施例】この発明の一実施例を図面によって詳しく説
明する。図1はこの発明の一実施例を概念的に示す斜視
図(海中は透視図)である。図において採鉱船1は大型
船舶で、充分の鉱物ノジュールの積載能力を保有するも
ので、例えば船の長さは170m、総屯数30,000
屯のものと想定する。この採鉱船は海洋の水深5,00
0mの海底ノジュール鉱床から1000トン/日のノジ
ュール採鉱能力を持つものと仮定する。採鉱船1は、図
1に示すように、可変ピッチプロペラ2、舵3、サイド
スラスター4を装備し、これにより低速で前進しながら
操舵運航し、旋回回頭する運動性能を充分保有している
ものである。
【0013】図1に示す長大なエンドレスロープ5には
多数のドレッヂバケット6が一定の間隔で2本の吊り索
6a及び6bで取付けてあり、またバケットの中間には
ロープを水中で浮かすための耐圧浮力筒7が2本の吊り
索7a及び7bによって取付けてある。図2は以上の吊
り索でバケット及び耐圧浮力筒を夫々取付けた状況を示
す。このエンドレスロープ5はループとなり、ノジュー
ル鉱床のある水深(5,000m)の約1.2倍(6,
000m)の2倍の長さ(12,000m)に設定され
ている。従って、水深5,000mの海域では、ループ
長は12,000mであり、ロープの垂直となす角度は
略30°位である。
【0014】バケット6ならびに耐圧浮力筒7を装着さ
れたエンドレスロープ5は船の重心点Gの附近に近い片
方の舷に取付けられた揚収索斜案内車11から船内にバ
ケット6、耐圧浮力筒7を案内車11の下方側面を支障
なく通過して船内に取入れられる。
【0015】ロープの牽引駆動を行うのは前部駆動機1
2とダンプトラス13を経由して再び後部駆動機14等
1連の装置であり、バケットの耐圧浮力筒7を吊り下げ
たままエンドレスロープ5は駆動される。海底でバケッ
トに採取され船内に運び込まれて来たバケットの中のノ
ジュール鉱物はバケットがダンピングトラス13の上部
に設けられた斜案内車を通るとき、2本の吊り索6a及
び6bの作用により、空中で上下転倒姿勢をとることと
なり、船内受け口に向って落下させられる。
【0016】降下繰出される側と、上昇揚収される側と
の2本のロープラインは、本発明者により発明された特
許第1628221号(昭和61年特許願第02793
3号、平成2年特許出願公告第052079号)クラス
ト鉱床等の連続採取装置と旋回移動式採鉱法に詳記して
あるように、船が旋回しながらエンドレスロープ5を駆
動することにより充分に分離され、2本のロープ間のか
らみの生起する危険性を防止できる。
【0017】しかし今日まで10回の連続バケットの海
上試験を実施して来たのに、エンドレスロープ5として
は水より軽いポリプロピレンのエイトロープを全部使用
して来た。その理由は、海底に存在する可能性のある岩
石等の海底障害物10(図1)の存在に対する顧慮であ
る。深海底8は一般には平坦な平原状で、軟泥の上にマ
ンガンノジュール9が広く分布しているのが常態である
が、天然の地形であり、如何なる障害物があるかも知れ
ない。これにループとなったエンドレスロープ5が引っ
かかった時の心配があるが、ポリプロピレンやポリエチ
レンのような、水より比重が軽い材料を使用すれば、海
底に到達した時に、ロープラインは海底から浮上り、海
底と縁を切ることが期待できるので、今日まですべての
ロープにポリプロピレン製のものを採用して来た次第で
ある。
【0018】しかし、これ等の水より比重の軽いロープ
の場合、ロープの耐用寿命の面で心配なことが多い。即
ち、具体例で言えば、昭和47年のハワイ沖での第2極
洋丸でのノジュール採鉱実験の時には、直径85mmの
ポリプロピレンのエイトロープを用い、破断力81トン
であったが、1回のロープのローテーション(試行)に
おいて、船上で駆動のため、20回もの曲げがロープに
かかり、0.8m/sで駆動すれば、1サイクル4時間
即ち1回当り6サイクル実施するとして、1日に120
回の曲げが繰返される。ポリプロピレンのエイトロープ
は、曲げ応力に弱いもので、8000サイクルが限界と
されている。そのため、僅か66日(2ヵ月余)の運転
で破断する心配がある。
【0019】これでは、経済的な採鉱は困難であり、耐
曲げ性やクリープ(ひずみ)の弱点のないナイロンやテ
トロンのロープの採用が切実な必要性となって来たので
ある。ナイロンやテトロンは、曲げの応力には強く、1
00,000サイクルから150,000サイクルと断
然強いものであり、かつクリープによる破断の心配が少
ない。上記の2カ月に対して、3年の寿命が得られる。
特に今回の要求は日産1000トンを目標とするもので
あるから、バケットの巾1m、高さ0.5m、長さ1.
5m、容積0.75m3 の大きさのものを25m毎に取
付け、運転するには、100トンに近いロープ張力がか
かる。安全率を6とすれば、600トンの負荷に耐える
ロープが必要となる。若し、ポリプロピレンのエイトロ
ープを従来通り使うとすれば直径は240mmとなり、
製作及び取扱い上も問題であることは明らかである。
【0020】このような、強い負荷に耐える現用のロー
プは、内側にナイロン、外側にテトロンを用いた、タブ
ルブレードロープなら直径168mmで、此の負荷に耐
えることが出来る。但し、このロープの弱点として言え
ることは、水より比重が重いことであり、着底した時
に、このロープラインは、海底面に沈座し、深海底8を
移動するに際し、不規則に存在する可能性のある海底障
害物10に引っかかる心配が大きい。之に対応するため
に、図2に示すように、バケット6の隣接2ヶの間に、
耐圧浮力筒7を、前方吊り索7aと後方吊り索7bとに
より、エンドレスロープ5を海底から浮き上らせるため
に取付けることとする。いま、直径168mmのナイロ
ン(比重1.14)、テトロン(比重1.38)によ
る、ダブルブレードロープを、バケット間隔25mの間
を浮かすためには、ロープ重量を18.6kg/mとし
て、25mで空中重量465kg、水中重量が約100
kgであるから、耐圧浮力筒7の必要な浮力は、120
kgとすれば、ロープは、水中に浮ぶことになる。
【0021】浮力材として現在深海艇等で使用されてい
るガラスの微細な中空球を、エポキシ樹脂で固めた、比
重0.65位の固形浮力材を使用すれば、120(k
g)÷(1−0.65)≒342(リットル)即ち、3
42リットルの体積が必要であり、直径54cm、長さ
150cmの円筒形状の浮力体となる。
【0022】図3は、今日までの海上試験で多く使用さ
れて来た揚収索案内車の機構を示すもので、案内車16
は外舷に固定した円環17の中をスライドし、常にエン
ドレスロープ5の来る方向に案内車16を指向するよう
に構成されている。この構造はロープの撚を防止し、バ
ケットを船内に取入れる一応の目的を達成出来ている
が、装置全体が稍複雑になる欠点があり、より改善した
構造が求められている。
【0023】図4は今回の発明の揚収索斜案内車11の
作動を説明する斜視図である。揚収索斜案内車11はエ
ンドレスロープ5をかけて、片保持腕金物18により吊
り軸19を介し、保持金物20により採鉱船1の外舷に
取付けられている。揚収索斜案内車11は片面がオープ
ンであり、かつエンドレスロープ5にかかるロープの張
力によって、吊軸19の軸を中心にして船尾の方向へひ
かれ、そのために斜に傾斜する。この約30°の傾斜角
により、ドレッヂバケット6を吊した前方吊り索6a
と、後方吊り索6bはエンドレスロープ5の方向に対
し、約30°異った垂直に近い方向でこの揚収索斜案内
車11に入って来るので、図4で示すように、両索は案
内車の片側を越え外にはみ出し、その結果、バケットは
揚収索斜案内車11の外側を通って船内に引き込まれ
る。図3の旧構造に比し、可なり簡単化され実用化され
た。この機構は、降下索案内車15においても同じであ
り、ドレッヂバケット6はエンドレスロープ5に取付け
られたまま海中に入って行く。
【0024】駆動装置には図5、図6に示したボール・
ローラーまたは図7、図8に示した水平捲かけ駆動車を
用い、バケットや耐圧浮力筒を夫々2本の取付索で取付
けたままエンドレスロープ5を駆動する。ボール・ロー
ラーは、図5の正面図、図6の側面図で示すように、保
持トラス21に取付けられた軸22,23によって支持
される軸に、モーター24,25とボール26,27と
が対称に取付けられ、ボールの中の空気圧により、エン
ドレスロープ5を両側から押し、その圧迫摩擦で駆動す
るものである。現在製作され実用可能のボール・ローラ
ーは、ボールの直径が800mmで、曵き力は8トンの
性能のものがある。
【0025】図7の側面図、図8の平面図に示すよう
に、水平捲かけ駆動車は、多数の水平捲かけ駆動車3
3,34等が、保持トラス28に取付けられた軸受2
9,30等により水平に保持され、モーター31,32
等により駆動される。エンドレスロープ5はこの水平捲
かけ駆動車33,34等に捲きかけられ駆動される。こ
の駆動には、ドレッヂバケット6や耐圧浮力筒7は、夫
々2本の吊り索で水平に保持されたまま、各水平捲かけ
駆動車33,34等の下をガイドされて、支障なく通過
できる。
【0026】問題は、深海採鉱における極めて強大な張
力を安全に伝達することであり、1000トン/日の産
出速度を実現するには、100トンの力を、ロープに伝
達しなければならない。いま、ボール・ローラーだけで
駆動すると仮定すれば、800mm直径の牽引力8トン
のボール・ローラーを、直列に曵くこととすれば、各牽
引力の和となり、また水平捲かけ駆動車の場合は、全部
で6ターン駆動車を捲く必要があり、図7に示すよう
に、1つの駆動車に半ターン捲くとすれば、全部で12
箇の駆動車による駆動が必要となる。いま、半サイクル
の捲きターンでは、水平捲きかけ駆動車は、図7の駆動
方向35の時、曵き力36は、押え力37に比すると、
摩擦角180°、摩擦係数0.2の時に、曵き力/押え
力≒2となる。いま、100トンの曵き力を必要と考え
れば、ボール・ローラー1ヶ当り、8トンの力が出せる
とすれば、これだけで曵く場合は図9に示すように、1
3ヶ直列にして曵く必要がある。
【0027】次に、水平駆動車だけで、100トンの駆
動を曵くのに、全部で6ターンの捲きかけ角度が必要で
あり、1つの駆動車で0.5ターンを分担するとすれば
図10に示すように、12ヶの水平駆動車を必要とする
ことになる。これは第2極洋丸のハワイ実験で経験され
たことである。然し、両者の特長を組み合せた場合図1
1に示すように、4箇の水平駆動車と、1個のボール・
ローラーの組合せで、ボール・ローラーの曵き力Pの1
6倍の力が得られることがわかった。いま、P=8トン
とすれば、8×16=128で、128トンの曵き力が
得られることになる。このように、水平駆動車とボール
・ローラーとを組合せた駆動装置は、駆動システムの実
用上の簡素化に大きな貢献を果すことが出来る。
【0028】この外、ボール・ローラーならびに水平駆
動車はバケット等を吊ったエンドレスロープの外れの防
止が最も大切な設計上の必要配慮であり、揚収索斜案内
車11と降下索斜案内車等の案内車はこれがために必要
である。図12はダンプトラスのロープ進行方向から見
た正面図、図13はその直角方向から見た側面図であ
る。ダンプトラス13は採鉱船1の甲板上に立ち、少し
斜前方に傾斜して装備されており、それに案内車35、
斜案内車36、案内車37が取付けられ、エンドレスロ
ープ5とそれに取付けられたドレッヂバケット6等が夫
々2本の吊り索によって取付けられたまま駆動される。
【0029】海底で採取されたマンガンノジュール9
(鉱物)を積み入れたドレッヂバケット6は、案内車3
5により、ダンプトラス13の上端に取付けられた斜案
内車36に上る時には前方吊り索6aが先になって(上
になって)ドレッヂバケット6は、内容物のマンガンノ
ジュール9を落すことなく上昇して来る。斜案内車36
はダンプトラス13の斜前方傾斜により傾いており、そ
の傾きのおかげで、前方吊り索6aは斜案内車36の外
側を通り、片面開放されているので、引っかかることな
く下降行程に移行する。次に、後方吊り索6bが、同じ
斜案内車36に入り、同じように外側を通過して行く
が、案内車37までの行程ではバケットの姿勢は上下転
倒し、ドレッヂバケット6の中のマンガンノジュール9
は自然落下し、甲板上に設けられた鉱物受入口にダンプ
されることになる。このダンプ構造の大きな特長は空中
でバケットが上下転倒する機構としたことで、今日ま
で、多くのバケットダンピング構造は、車やスライド板
等の上を、バケットが滑ってのち上下転倒したのに比較
して、バケットは車の上に昇らず、サイドを通り空中で
反転するので、摩擦が少く、順調なダンピングが期待で
きる有利さを持っている。
【0030】
【発明の効果】本発明は、深海底に賦存するマンガンノ
ジュールの産業的採鉱を経済的に実現を可能にする効果
がある。深海採鉱には、本方法及び装置を使用する外
に、サクションポンプ採鉱法、シャトル採鉱法があり、
今日までサクションポンプ採鉱法が一番よく研究されて
来た。この方法はサクションポンプにより大量採鉱法
(6000トン/日)による採鉱単価の低下を主な利点
として各国各所で計画が進められ、日本でも300億円
近くの政府及び民間資金が投下されたことで知られてい
る。
【0031】しかし、この大量採取は逆に採鉱事業発足
のために巨大な資本を必要とすることを意味し、上記の
スケールで1000億円が必要と言われる。連続バケッ
ト採鉱法は採鉱単価が比較的産出速度に対しフラットで
2万トン乃至5万トンの採鉱船で、日産500トン乃至
1000トンの採鉱とその精練が最も実現し易い規模で
ある。
【0032】サクションポンプの1/10の100億円
未満で採鉱並びに精練事業が発足でき、また採鉱単価も
略同等で採鉱せられ得る。また将来採鉱規模を拡大する
には、採鉱船の数を増せばよい。しかし1000トン/
日の採鉱速度を達成するためには本発明の効果を必要と
する。
【0033】その1つはエンドレスロープ5に強力でク
リープの心配のない、水より重いナイロンやテトロン等
を採用し、その駆動装置にバケット等を吊したまま駆動
できるボール・ローラーや水平捲かけ駆動車の組合せに
よる駆動装置を採用することによりバケット等を取外す
ことなく駆動し、またボール・ローラーと水平捲かけ駆
動車を組合せることにより、その必要とするシリーズ箇
数を大巾に減少し、コンパクトな駆動装置で強力な牽引
力を、エンドレスロープに伝える。バケットによって採
鉱されたノジュール等は簡単な斜案内車で船内に導入さ
れ、ダンプトラスにおいて上下転倒してダンプされ、ま
た、海中に入って行き連続採鉱1000トン/日の深海
底マンガンノジュールの経済的採取を可能にする
【0035】なお本発明は、深海底マンガンノジュール
の採鉱だけでなく、海山クラストの採鉱、更には浅海の
砂金鉱業や、砂採鉱などにも応用できる効果もある。
【0036】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の概念的説明用斜視図。
【図2】エンドレスロープに夫々2本の吊り索で、バケ
ット及び耐圧浮力筒を装備した状態を示す部分の斜視
図。
【図3】揚収索案内車の機構を示す斜視図。
【図4】揚収索案内車の作動説明のための斜視図。
【図5】ボール・ローラーの具体的取付構造を示す正面
図。(ロープライン方向から見て)
【図6】ボール・ローラーの具体的取付構造を示す側面
図。(ロープライン側方から見て)
【図7】水平捲かけ駆動車の取付を示す側面図。
【図8】水平捲かけ駆動車の取付を示す平面図。
【図9】ボール・ローラー13組の直列牽引配置平面
図。
【図10】水平駆動車12個の直列牽引配置側面図。
【図11】ボール・ローラー1組、水平駆動車4個の組
合せ牽引配置要領図。
【図12】ダンプトラスのロープ進行方向から見た正面
図。
【図13】ダンプトラスのロープ進行方向側方から見た
側面図。
【符号の説明】
0 水平線 01 船の針路 02 海面 1 採鉱船 2 可変ピッチプロペラ 3 舵 4 サイドスラスター 5 エンドレスロープ 6 ドレッヂバケット 6a ドレッヂバケット前方吊り索 6b ドレッヂバケット後方吊り索 7 耐圧浮力筒 7a 耐圧浮力筒前方吊り索 7b 耐圧浮力筒後方吊り索 8 深海底 9 海底賦存のマンガンノジュール(鉱塊) 10 海底障害物 11 揚収索斜案内車 12 前部駆動機(揚収側) 13 ダンプトラス 14 後部駆動機(繰出側) 15 降下索斜案内車 16 案内車 17 円環 18 付保持金物 18 吊軸 20 保持金物 21 保持トラス 22 軸受 23 軸受 24 モーター 25 モーター 26 ボール 27 ボール 28 保持トラス 29 軸受 30 軸受 31 モーター 32 モーター 33 水平捲かけ駆動車 34 水平捲かけ駆動車 35 駆動方向 36 引き力 37 おさえ力

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 採鉱船から繰出され海底に到着し、採取
    用器材等の運搬媒介を果たした後、引き揚げられ船内に
    繰入れられ、船内諸装置を経由して再び繰り出され循環
    移動するエンドレスロープと、このロープに装着された
    作業用器材である鉱石採取用の多数のバケットによる連
    続バケット採鉱装置において、(a)船上に備えつけた
    牽引用ボールローラーと水平配置の駆動車の組合せによ
    りコンパクトな駆動装置で強力な張力をエンドレスロー
    プに伝達し、またこのエンドレスロープをバケット車を
    吊り下げたまま駆動進行する形の構成とし、(b)強大
    な張力と繰り返しの曲げ力に耐えるエンドレスロープと
    して海水より比重の軽いロープでなく、比重の重いナイ
    ロン、テトロン等のロープを用い、このロープに浮力を
    賦与するための浮力筒を必要に応じて取り付け、採鉱用
    バケットと前記浮力筒をそれぞれ2本の吊り素により所
    定間隔に交互に装着した構成とし、(c)このエンドレ
    スロープを循環揚収に際し、採鉱船に装着した片面開放
    の斜案内車を通過せしめて船内に取り入れるための桁構
    (トラス)を装備した構成とし、(d)このエンドレス
    ロープを船上に設けた、稍傾斜した頑丈な上記トラスの
    上部に設けた上記片面開放の斜案内車を通過せしめ、2
    本の吊り索により支えられていたバケットが前方を上に
    空中に吊り下げられていたのが、この案内車の通過の
    後、後方が上となり、バケットは、上下転倒の姿勢とな
    り、バケットに採取収容されていた鉱物は、ダンプ(投
    げおろす)して船内の収納ヶ所に導入される構成とした
    こととを特徴とする深海鉱物バケット採鉱装置。
  2. 【請求項2】 ロープ駆動システムとして使用する牽引
    用ボール・ローラーと水平捲かけ駆動車の組合わせの駆
    動方式は、バケット及び耐圧浮力筒をロープに吊り下げ
    たまま駆動し、前後に案内車を設け、ロープ、バケッ
    ト、浮力筒の駆動装置からの脱落を防止することの出来
    る駆動方式であって、更に、ボール・ローラーと、水平
    捲かけ駆動車を組合せた駆動装置を採用したことによ
    り、必要とする駆動車の数が減少し、小型化した駆動装
    置で大張力のロープの牽引駆動を可能としたことを特徴
    とする請求項1に記載の深海鉱物連続バケット採鉱装
    置。
  3. 【請求項3】 エンドレスロープとして用いる強張力ロ
    ープ材としては、内側にナイロン等を外側にテトロン等
    を配置した、ダブルブレードロープを用いることとし、
    海水より比重が大となるため障害物の存在が予想される
    鉱区においては、海底の障害物等へのエンドレスロープ
    の引っかかり易さを防ぐためロープを海底から引離して
    維持するための耐圧浮力筒を所定間隔に2本の吊り索で
    吊下げる構成としたことを特徴とする請求項1記載の深
    海鉱物バケット採鉱装置。
  4. 【請求項4】 片面開放の斜案内車は、ロープで吊した
    バケットが開放された側の外側を支障なく容易に通過し
    て船内に繰入れられ、又繰出されるのに有効に活用され
    る機構として設けられたことを特徴とする請求項1記載
    の深海鉱物連続バケット採鉱装置。
  5. 【請求項5】 船上に設けた桁構(トラス)上部に請求
    項4に記載した片面開放の斜案内車を設け、これとロー
    プを通し前後2本の吊り索の作用により吊り下げたバケ
    ットを空中に支えたまま上下転倒の姿勢とすることによ
    り、バケットに収容して海底から採取して運搬して来た
    鉱物をダンプして、船内に導入する機構としたことを特
    徴とする請求項1に記載した深海鉱物連続バケット採鉱
    装置。
JP6023064A 1994-01-25 1994-01-25 深海鉱物バケット採鉱装置 Pending JPH07208061A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6023064A JPH07208061A (ja) 1994-01-25 1994-01-25 深海鉱物バケット採鉱装置
KR1019950000859A KR100208392B1 (ko) 1994-01-25 1995-01-19 심해광물 채광장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6023064A JPH07208061A (ja) 1994-01-25 1994-01-25 深海鉱物バケット採鉱装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07208061A true JPH07208061A (ja) 1995-08-08

Family

ID=12099990

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6023064A Pending JPH07208061A (ja) 1994-01-25 1994-01-25 深海鉱物バケット採鉱装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPH07208061A (ja)
KR (1) KR100208392B1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100381624B1 (ko) * 2000-09-07 2003-04-26 대우조선해양 주식회사 심해저 광물의 무삭 연속채굴 방법
MD2219G2 (ro) * 2000-01-06 2004-03-31 Виктор ЗАГОРОДНЮК Instalaţie navală pentru extragerea minereurilor de pe fundul mării şi graifer
WO2005093215A1 (en) * 2004-01-17 2005-10-06 Pukyong National University Industry-University Cooperation Foundation Collecting and lifting methods of manganese nodule and mining device

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
MD2219G2 (ro) * 2000-01-06 2004-03-31 Виктор ЗАГОРОДНЮК Instalaţie navală pentru extragerea minereurilor de pe fundul mării şi graifer
KR100381624B1 (ko) * 2000-09-07 2003-04-26 대우조선해양 주식회사 심해저 광물의 무삭 연속채굴 방법
WO2005093215A1 (en) * 2004-01-17 2005-10-06 Pukyong National University Industry-University Cooperation Foundation Collecting and lifting methods of manganese nodule and mining device

Also Published As

Publication number Publication date
KR100208392B1 (ko) 1999-07-15
KR950032979A (ko) 1995-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN111236946B (zh) 一种用于深海采矿的有缆穿梭运矿潜水器及作业方法
CN103628881B (zh) 一种海洋矿产资源开采装置及开采方法
KR101929431B1 (ko) 해저 운반 시스템
AU2010270341B2 (en) A dredge vessel system
RU2144611C1 (ru) Судно для добычи или транспортировки углеводородов с морских месторождений и способ налива нефти по погрузочному рукаву
CN100523434C (zh) 分散式深海局部试采矿系统
CN102261086B (zh) 一种无泥舱双体耙吸挖泥船及其施工方法
GB2481873A (en) Oil Transfer Bollard Unit for an Oil Spill Recovery Vessel
CN1115280C (zh) 驳运货物的浮动结构
CN112978226B (zh) 一种可自洁多金属结核提升系统
US3697134A (en) Nodule collector
CN203594452U (zh) 一种海洋矿产资源开采装置
CN202175175U (zh) 一种多用途锚作拖带供应船
KR100208392B1 (ko) 심해광물 채광장치
EP0467003B1 (en) A trawling boat equipped with a conveyor structure enabling continuous catch transfer from net on board
US6490988B2 (en) Anchor assembly for boats and watercrafts in general
CN102080542B (zh) 锰结核采集铲
CN2642665Y (zh) 船用可控强力伞锚
NL2004529C2 (en) Vessel and method for raising a load under water using the vessel.
CN110803258B (zh) 一种浮力自升式的大块海底矿物提升系统
Isaacs Dredging for Bulk Samples of Manganese Nodules
CN223943565U (zh) 一种渔业捕捞装置
CN120246678A (zh) 一种深海采矿输矿软管位姿监测调节系统及其使用方法
CN108750015A (zh) 一种航道钢围堰浮运装置的施工方法
Dekker Dredging and dredging appliances