JPH07208065A - トンネル構築方法 - Google Patents
トンネル構築方法Info
- Publication number
- JPH07208065A JPH07208065A JP2317894A JP2317894A JPH07208065A JP H07208065 A JPH07208065 A JP H07208065A JP 2317894 A JP2317894 A JP 2317894A JP 2317894 A JP2317894 A JP 2317894A JP H07208065 A JPH07208065 A JP H07208065A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ground
- tunnel
- space
- support
- arrow
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000010276 construction Methods 0.000 title claims description 21
- 238000009412 basement excavation Methods 0.000 claims description 26
- 239000002689 soil Substances 0.000 claims description 15
- 239000003673 groundwater Substances 0.000 claims description 13
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 6
- 239000004567 concrete Substances 0.000 abstract description 44
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 9
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 6
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 239000011435 rock Substances 0.000 description 5
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 3
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 3
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 3
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 2
- 239000004576 sand Substances 0.000 description 2
- 239000011378 shotcrete Substances 0.000 description 2
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 2
- 239000012141 concentrate Substances 0.000 description 1
- 239000004570 mortar (masonry) Substances 0.000 description 1
- 238000009751 slip forming Methods 0.000 description 1
- 239000007921 spray Substances 0.000 description 1
- 238000005507 spraying Methods 0.000 description 1
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】縦長大断面のトンネルを的確に構築する。
【構成】地山2に先進させた左右一対のサイロット坑7
A、7Bを利用して、その下側の地山2中に土留壁9、
9を構築して、土留壁9、9間に下部支保地盤2Aを形
成しておき、サイロット坑7A、7Bの側壁部に側壁コ
ンクリート10、10を設置すると共に、サイロット坑
7A、7B間の地山2にパイプルーフ16を挿入して、
該パイプルーフ16の下部でサイロット坑7A、7B間
に上部支保地盤2Bを形成しておき、パイプルーフ16
と左右の側壁コンクリート10、10によって地山2を
支持しながら、上部支保地盤2Bを掘削して上部空間5
を形成し、上部空間5に覆工体21を構築し、土留壁
9、9と覆工体21によって地山2を支持しながら、上
部空間5下側の下部支保地盤2Aを掘り下げ掘削してト
ンネル空間3を形成し、これにコンクリート躯体25を
構築するようにして構成される。
A、7Bを利用して、その下側の地山2中に土留壁9、
9を構築して、土留壁9、9間に下部支保地盤2Aを形
成しておき、サイロット坑7A、7Bの側壁部に側壁コ
ンクリート10、10を設置すると共に、サイロット坑
7A、7B間の地山2にパイプルーフ16を挿入して、
該パイプルーフ16の下部でサイロット坑7A、7B間
に上部支保地盤2Bを形成しておき、パイプルーフ16
と左右の側壁コンクリート10、10によって地山2を
支持しながら、上部支保地盤2Bを掘削して上部空間5
を形成し、上部空間5に覆工体21を構築し、土留壁
9、9と覆工体21によって地山2を支持しながら、上
部空間5下側の下部支保地盤2Aを掘り下げ掘削してト
ンネル空間3を形成し、これにコンクリート躯体25を
構築するようにして構成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上下線並列道路用のト
ンネルを構築する際に適用するのに好適なトンネル構築
方法に関する。
ンネルを構築する際に適用するのに好適なトンネル構築
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高速道路等の上り線と下り線が並
列走行するような道路に設けられるトンネルにおいて
は、該上下の線を一緒に通す形で大断面のトンネルを構
築したり、或いは、上り線と下り線の各々専用のトンネ
ルを別個に構築したり、さらには、トンネルの断面形状
をメガネ状にしたり、等の各種の方法が、道路の用途や
車線数、或いはトンネル構築箇所の現場条件等に応じて
任意採択されていた。しかし、これらの方法ではいずれ
にしても、トンネルが地盤中において左右方向に有る程
度の領域を占有する形になるため、既存の道路の下側
等、左右の幅が限定された領域では、こうしたトンネル
を構築することが出来ないという不都合がある。そこ
で、前記上り線と下り線が上下方向に並ぶような縦長大
断面のトンネルを構築したいという要求があった。
列走行するような道路に設けられるトンネルにおいて
は、該上下の線を一緒に通す形で大断面のトンネルを構
築したり、或いは、上り線と下り線の各々専用のトンネ
ルを別個に構築したり、さらには、トンネルの断面形状
をメガネ状にしたり、等の各種の方法が、道路の用途や
車線数、或いはトンネル構築箇所の現場条件等に応じて
任意採択されていた。しかし、これらの方法ではいずれ
にしても、トンネルが地盤中において左右方向に有る程
度の領域を占有する形になるため、既存の道路の下側
等、左右の幅が限定された領域では、こうしたトンネル
を構築することが出来ないという不都合がある。そこ
で、前記上り線と下り線が上下方向に並ぶような縦長大
断面のトンネルを構築したいという要求があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、地盤は、深
さに応じて異なる性状を有するものであるため、上述し
たように縦長断面のトンネルを構築しようとすると、該
トンネルを、互いに異なる性状をなす地盤の各領域に跨
るように構築しなければならない。特に、地盤中におい
て地下水位より上側の領域と下側の領域とでは、地盤性
状やこれに適した掘削及び支保方法が明らかに異なるた
めに、該地下水位より上側の領域と下側の領域の両方に
適した掘削及び支保方法でトンネルを構築するのは、非
常に難しい。それに加えて、土被りの浅い土砂地山にト
ンネルを構築するとなると更に一層難しくなる。そこ
で、深さに応じて異なる性状をなす地盤中に縦長大断面
のトンネルを的確に構築することが出来るような方法の
開発が望まれていた。そこで、本発明は、上記事情に鑑
み、縦長大断面のトンネルを的確に構築することが出来
るようにした、トンネル構築方法を提供するものであ
る。
さに応じて異なる性状を有するものであるため、上述し
たように縦長断面のトンネルを構築しようとすると、該
トンネルを、互いに異なる性状をなす地盤の各領域に跨
るように構築しなければならない。特に、地盤中におい
て地下水位より上側の領域と下側の領域とでは、地盤性
状やこれに適した掘削及び支保方法が明らかに異なるた
めに、該地下水位より上側の領域と下側の領域の両方に
適した掘削及び支保方法でトンネルを構築するのは、非
常に難しい。それに加えて、土被りの浅い土砂地山にト
ンネルを構築するとなると更に一層難しくなる。そこ
で、深さに応じて異なる性状をなす地盤中に縦長大断面
のトンネルを的確に構築することが出来るような方法の
開発が望まれていた。そこで、本発明は、上記事情に鑑
み、縦長大断面のトンネルを的確に構築することが出来
るようにした、トンネル構築方法を提供するものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち本発明のうち第一の
発明は、左右方向に所定の間隔(L1)をなす一対のサ
イロット坑(7A、7B)を地盤(2)中に先進させ、
前記一対のサイロット坑(7A、7B)を利用して、該
各々のサイロット坑(7A、7B)の下側の地盤(2)
中に土留壁(9)を構築して、該左右の土留壁(9)間
に下部支保地盤(2A)を形成しておき、前記各々のサ
イロット坑(7A、7B)の側壁部(7c)に側壁支保
部材(10)を設置すると共に、前記一対のサイロット
坑(7A、7B)間の地盤(2)に、これらサイロット
坑(7A、7B)間を連絡する形の先行支保手段(1
6)を挿入して、該先行支保手段(16)の下部で前記
一対のサイロット坑(7A、7B)間に上部支保地盤
(2B)を形成しておき、前記先行支保手段(16)
と、前記一対のサイロット坑(7A、7B)に設置され
た左右の側壁支保部材(10)によって地盤(2)を支
持しながら、前記上部支保地盤(2B)を掘削してトン
ネル上部空間(5)を形成し、該形成されたトンネル上
部空間(5)にトンネル上部覆工(21)を構築し、前
記左右の土留壁(9)と前記トンネル上部覆工(21)
によって地盤(2)を支持しながら、前記トンネル上部
空間(5)より下側の前記下部支保地盤(2A)を掘り
下げていく形で掘削することによってトンネル空間
(3)を形成し、前記トンネル空間(3)にトンネル躯
体(25)を構築するようにして構成される。また、本
発明のうち第二の発明は、第一の発明において、前記先
行支保手段がパイプルーフ(16)からなる。また、本
発明のうち第三の発明は、第一の発明において、前記ト
ンネル躯体(25)を、上下方向に並ぶ形のトンネル供
用空間(26、27)を形成するように構築した。ま
た、本発明のうち第四の発明は、第一の発明において、
前記サイロット坑(7A、7B)及び、前記上部支保地
盤(2B)を地下水位(P1)より上のレベルに形成し
ておき、前記上部支保地盤(2B)を掘削した後、掘削
形成されたトンネル上部空間(5)を利用して地下水位
(P1)より下のレベルの地盤(2)を地盤改良し、そ
の後、前記下部支保地盤(2A)を掘削するようにして
構成される。
発明は、左右方向に所定の間隔(L1)をなす一対のサ
イロット坑(7A、7B)を地盤(2)中に先進させ、
前記一対のサイロット坑(7A、7B)を利用して、該
各々のサイロット坑(7A、7B)の下側の地盤(2)
中に土留壁(9)を構築して、該左右の土留壁(9)間
に下部支保地盤(2A)を形成しておき、前記各々のサ
イロット坑(7A、7B)の側壁部(7c)に側壁支保
部材(10)を設置すると共に、前記一対のサイロット
坑(7A、7B)間の地盤(2)に、これらサイロット
坑(7A、7B)間を連絡する形の先行支保手段(1
6)を挿入して、該先行支保手段(16)の下部で前記
一対のサイロット坑(7A、7B)間に上部支保地盤
(2B)を形成しておき、前記先行支保手段(16)
と、前記一対のサイロット坑(7A、7B)に設置され
た左右の側壁支保部材(10)によって地盤(2)を支
持しながら、前記上部支保地盤(2B)を掘削してトン
ネル上部空間(5)を形成し、該形成されたトンネル上
部空間(5)にトンネル上部覆工(21)を構築し、前
記左右の土留壁(9)と前記トンネル上部覆工(21)
によって地盤(2)を支持しながら、前記トンネル上部
空間(5)より下側の前記下部支保地盤(2A)を掘り
下げていく形で掘削することによってトンネル空間
(3)を形成し、前記トンネル空間(3)にトンネル躯
体(25)を構築するようにして構成される。また、本
発明のうち第二の発明は、第一の発明において、前記先
行支保手段がパイプルーフ(16)からなる。また、本
発明のうち第三の発明は、第一の発明において、前記ト
ンネル躯体(25)を、上下方向に並ぶ形のトンネル供
用空間(26、27)を形成するように構築した。ま
た、本発明のうち第四の発明は、第一の発明において、
前記サイロット坑(7A、7B)及び、前記上部支保地
盤(2B)を地下水位(P1)より上のレベルに形成し
ておき、前記上部支保地盤(2B)を掘削した後、掘削
形成されたトンネル上部空間(5)を利用して地下水位
(P1)より下のレベルの地盤(2)を地盤改良し、そ
の後、前記下部支保地盤(2A)を掘削するようにして
構成される。
【0005】なお、( )内の番号等は、図面における
対応する要素を示す、便宜的なものであり、従って、本
記述は図面上の記載に限定拘束されるものではない。以
下の作用の欄についても同様である。
対応する要素を示す、便宜的なものであり、従って、本
記述は図面上の記載に限定拘束されるものではない。以
下の作用の欄についても同様である。
【0006】
【作用】上記した構成により、本発明のうち第一の発明
では、トンネル空間(3)は、この掘削に先立って別個
に形成された上部支保地盤(2B)及び、下部支保地盤
(2A)を掘削する形で形成される。また、本発明のう
ち第二の発明では、パイプルーフ(16)がパイプルー
フ(16)より上方の地盤(2)を支持する。また、本
発明のうち第三の発明では、1本の道路幅のトンネル
(1)に上下に複数本の道路が納められる。また、本発
明のうち第四の発明は、左右の土留壁(9)と不透水性
の改良地盤(2a)によって、地下水位より下の下部支
保地盤(2A)のうちトンネル空間(3)に相当する部
位が周囲の地盤(2)に対して水封される。
では、トンネル空間(3)は、この掘削に先立って別個
に形成された上部支保地盤(2B)及び、下部支保地盤
(2A)を掘削する形で形成される。また、本発明のう
ち第二の発明では、パイプルーフ(16)がパイプルー
フ(16)より上方の地盤(2)を支持する。また、本
発明のうち第三の発明では、1本の道路幅のトンネル
(1)に上下に複数本の道路が納められる。また、本発
明のうち第四の発明は、左右の土留壁(9)と不透水性
の改良地盤(2a)によって、地下水位より下の下部支
保地盤(2A)のうちトンネル空間(3)に相当する部
位が周囲の地盤(2)に対して水封される。
【0007】
【実施例】図1は、本発明を適用して構築されているト
ンネルの一例のうち、上部切羽付近を示した模式断面
図、図2は、図1に示すトンネルのうち、下部切羽付近
を示した模式断面図、図3は、図1のX1−Y1線断面
図、図4は、図2のX2−Y2線断面図である。
ンネルの一例のうち、上部切羽付近を示した模式断面
図、図2は、図1に示すトンネルのうち、下部切羽付近
を示した模式断面図、図3は、図1のX1−Y1線断面
図、図4は、図2のX2−Y2線断面図である。
【0008】構築中のトンネル1は、図1乃至図4に示
すように(但し、図1の紙面右端部位と図2の紙面左端
部位とは互いに連続している)、地山2中に図の紙面左
右方向である矢印A、B方向(水平方向)に伸延した形
で掘削形成された断面が略半円形の上部空間5を有して
おり、該上部空間5の下側には、これに隣接した形で断
面が略長方形の下部空間6が掘削形成されている。上部
空間5の上部切羽5aは下部空間6の下部切羽6aより
も矢印A側に先行しており、上部空間5と下部空間6と
が上下に隣接した箇所(図2の紙面右端部付近)では、
上部空間5と下部空間6とが上下に隣接連通して縦長大
断面のトンネル空間3が形成されている。なお、上部空
間5周囲の地山2は、土被りの浅い土砂地山となってい
る。上部空間5の上部切羽5aからは、図1及び図3に
示すように、上部空間5の一部が矢印A側に先行掘削さ
れた形で、矢印A、B方向に伸延した小断面の2つのサ
イロット坑7A、7Bが掘削形成されており、サイロッ
ト坑7A、7Bの上部切羽5aに形成された開口部7a
A、7aBはそれぞれ、図3の紙面左右方向に間隔L1
で、上部切羽5aの半円形形状の紙面左下、右下の両隅
に整合した形で形成されている。即ち、サイロット坑7
A、7Bの底面7b、7bと上部空間5の底面5bとは
矢印A、B方向に水平連続しており、サイロット坑7A
の図3紙面左側の側壁部7cと上部空間5の図3紙面左
側の側壁部5c(二点鎖線で図示)とは矢印A、B方向
に連続しており、サイロット坑7Bの図3紙面右側の側
壁部7cと上部空間5の図3紙面右側の側壁部5c(二
点鎖線で図示)とは矢印A、B方向に連続している。各
サイロット坑7A、7Bの矢印A側端部にはサイロット
切羽7d、7dがそれぞれ形成されている。
すように(但し、図1の紙面右端部位と図2の紙面左端
部位とは互いに連続している)、地山2中に図の紙面左
右方向である矢印A、B方向(水平方向)に伸延した形
で掘削形成された断面が略半円形の上部空間5を有して
おり、該上部空間5の下側には、これに隣接した形で断
面が略長方形の下部空間6が掘削形成されている。上部
空間5の上部切羽5aは下部空間6の下部切羽6aより
も矢印A側に先行しており、上部空間5と下部空間6と
が上下に隣接した箇所(図2の紙面右端部付近)では、
上部空間5と下部空間6とが上下に隣接連通して縦長大
断面のトンネル空間3が形成されている。なお、上部空
間5周囲の地山2は、土被りの浅い土砂地山となってい
る。上部空間5の上部切羽5aからは、図1及び図3に
示すように、上部空間5の一部が矢印A側に先行掘削さ
れた形で、矢印A、B方向に伸延した小断面の2つのサ
イロット坑7A、7Bが掘削形成されており、サイロッ
ト坑7A、7Bの上部切羽5aに形成された開口部7a
A、7aBはそれぞれ、図3の紙面左右方向に間隔L1
で、上部切羽5aの半円形形状の紙面左下、右下の両隅
に整合した形で形成されている。即ち、サイロット坑7
A、7Bの底面7b、7bと上部空間5の底面5bとは
矢印A、B方向に水平連続しており、サイロット坑7A
の図3紙面左側の側壁部7cと上部空間5の図3紙面左
側の側壁部5c(二点鎖線で図示)とは矢印A、B方向
に連続しており、サイロット坑7Bの図3紙面右側の側
壁部7cと上部空間5の図3紙面右側の側壁部5c(二
点鎖線で図示)とは矢印A、B方向に連続している。各
サイロット坑7A、7Bの矢印A側端部にはサイロット
切羽7d、7dがそれぞれ形成されている。
【0009】サイロット坑7A、7Bのうち各サイロッ
ト切羽7d、7d付近からサイロット坑7A、7Bの開
口部7aA、7aBまでは、掘削された地山2の表面
に、コンクリートの吹き付けによって形成された吹き付
けコンクリート支保工(図示せず)が設けられている。
サイロット坑7A、7Bは、上述したように、小断面で
形成されているため、吹き付けコンクリート支保工(図
示せず)によってこれらサイロット坑7A、7B周囲の
地山2は安定している。また、サイロット坑7A、7B
のうち各サイロット切羽7d、7dから所定距離矢印B
側の位置より矢印B側部位(但し、図示しない前記吹き
付けコンクリート支保工が設けられている部位)におい
ては、各底面7b、7b側の地山2に、複数の鉛直な柱
状の壁部材片9aが矢印A、B方向の一重並列の形で互
いに隙間無く連続してそれぞれ打設されており、連続し
て打設された複数の壁部材片9aはそれぞれ土留壁9、
9となっている。なお、各壁部材片9aは内部にH型鋼
が埋め込まれたコンクリートによって構成されており、
各土留壁9、9は、サイロット坑7Aでは図3の紙面左
側の側壁部7c、サイロット坑7Bでは図3の紙面右側
の側壁部7cにそれぞれ沿った形で構築されている。従
って、地山2のうち土留壁9、9に挾まれた部分は水平
方向(図3の紙面左右方向)からの土圧から支保された
下部支保地盤2Aとなっている。また、サイロット坑7
A、7Bのうち前記土留壁9、9が構築されている部位
には、サイロット坑7Aでは図3の紙面左側の側壁部7
c、サイロット坑7Bでは図3の紙面左側の側壁部7c
に沿った形で側壁コンクリート10、10がそれぞれ設
けられている。従って、側壁コンクリート10、10は
対応する各土留壁9、9の上端部に載置接合された形で
設けられている。
ト切羽7d、7d付近からサイロット坑7A、7Bの開
口部7aA、7aBまでは、掘削された地山2の表面
に、コンクリートの吹き付けによって形成された吹き付
けコンクリート支保工(図示せず)が設けられている。
サイロット坑7A、7Bは、上述したように、小断面で
形成されているため、吹き付けコンクリート支保工(図
示せず)によってこれらサイロット坑7A、7B周囲の
地山2は安定している。また、サイロット坑7A、7B
のうち各サイロット切羽7d、7dから所定距離矢印B
側の位置より矢印B側部位(但し、図示しない前記吹き
付けコンクリート支保工が設けられている部位)におい
ては、各底面7b、7b側の地山2に、複数の鉛直な柱
状の壁部材片9aが矢印A、B方向の一重並列の形で互
いに隙間無く連続してそれぞれ打設されており、連続し
て打設された複数の壁部材片9aはそれぞれ土留壁9、
9となっている。なお、各壁部材片9aは内部にH型鋼
が埋め込まれたコンクリートによって構成されており、
各土留壁9、9は、サイロット坑7Aでは図3の紙面左
側の側壁部7c、サイロット坑7Bでは図3の紙面右側
の側壁部7cにそれぞれ沿った形で構築されている。従
って、地山2のうち土留壁9、9に挾まれた部分は水平
方向(図3の紙面左右方向)からの土圧から支保された
下部支保地盤2Aとなっている。また、サイロット坑7
A、7Bのうち前記土留壁9、9が構築されている部位
には、サイロット坑7Aでは図3の紙面左側の側壁部7
c、サイロット坑7Bでは図3の紙面左側の側壁部7c
に沿った形で側壁コンクリート10、10がそれぞれ設
けられている。従って、側壁コンクリート10、10は
対応する各土留壁9、9の上端部に載置接合された形で
設けられている。
【0010】サイロット坑7A、7Bの矢印B側に連続
する前記上部空間5においては、該上部空間5の上部切
羽5aに近接する形でプレサポート掘削機11が配置さ
れており、プレサポート掘削機11は、図1に示すよう
に、上部空間5の半円形断面に沿ってアーチ状をなす胴
型に形成された殻体12を有している。殻体12は、上
部空間5に整合した形で位置しているため、プレサポー
ト掘削機11の配置箇所では、上部空間5周辺の地山2
は殻体12によって支保され安定している。なお、サイ
ロット坑7A、7Bの下方の地山2に打設されている土
留壁9、9及び、サイロット坑7A、7Bに設けられて
いる側壁コンクリート10、10は、サイロット坑7
A、7Bの矢印B側に連続する上部空間5の下方の地山
2及び、上部空間5内にも連続して、従って、矢印B方
向に延長された形で設けられている。従って、プレサポ
ート掘削機11の殻体12は、その配置箇所に存在する
側壁コンクリート10、10と干渉しない形態に形成さ
れている(但し、後述するようにプレサポート掘削機1
1が矢印A方向に移動する際、側壁コンクリート10、
10によって殻体12が移動方向にガイドされ得るよう
に、側壁コンクリート10、10と殻体12とを干渉さ
せてもよい。)。殻体12の内側には公知のパイプルー
フ施工を行い得るパイプルーフ支保工ユニット13が設
けられており、パイプルーフ支保工ユニット13は所定
の送り出し装置15と、該送り出し装置15に装着支持
された、矢印A、B方向に伸延した鋼管等からなる複数
のパイプ16aを有している。複数のパイプ16aは図
3に示すように、前記上部空間5の上部輪郭(即ち、半
円形)に整合した形で一重に並列して装着支持されてお
り、これらパイプ16aはパイプルーフ16を構成して
いる。つまり、パイプルーフ16は、送り出し装置15
の駆動によって、殻体12に対して矢印A、B方向に突
出後退し得るようになっている。なお、各パイプ16a
の内部には、該パイプ16aの矢印A側端部に掘削部先
端をもつ図示しないオーガ掘削機が設けられており、従
って、各パイプ16aがその矢印A側より矢印A方向に
地山2に挿入される際には、図示しない前記オーガ掘削
機が駆動されて、各パイプ16aの挿入が容易に行える
ようになっている。また、パイプルーフ16は、図1に
示すように、その矢印A側部分が前記上部切羽5aから
矢印A方向に地山2に挿入されているため、上部切羽5
a周辺の地山2はパイプルーフ16によって支保され、
該上部切羽5aは安定している。従って、パイプルーフ
16の下部の地山2で、しかも前記側壁コンクリート1
0、10に挾まれた部分はその周囲の地山2の土圧から
支保された上部支保地盤2Bとなっている。
する前記上部空間5においては、該上部空間5の上部切
羽5aに近接する形でプレサポート掘削機11が配置さ
れており、プレサポート掘削機11は、図1に示すよう
に、上部空間5の半円形断面に沿ってアーチ状をなす胴
型に形成された殻体12を有している。殻体12は、上
部空間5に整合した形で位置しているため、プレサポー
ト掘削機11の配置箇所では、上部空間5周辺の地山2
は殻体12によって支保され安定している。なお、サイ
ロット坑7A、7Bの下方の地山2に打設されている土
留壁9、9及び、サイロット坑7A、7Bに設けられて
いる側壁コンクリート10、10は、サイロット坑7
A、7Bの矢印B側に連続する上部空間5の下方の地山
2及び、上部空間5内にも連続して、従って、矢印B方
向に延長された形で設けられている。従って、プレサポ
ート掘削機11の殻体12は、その配置箇所に存在する
側壁コンクリート10、10と干渉しない形態に形成さ
れている(但し、後述するようにプレサポート掘削機1
1が矢印A方向に移動する際、側壁コンクリート10、
10によって殻体12が移動方向にガイドされ得るよう
に、側壁コンクリート10、10と殻体12とを干渉さ
せてもよい。)。殻体12の内側には公知のパイプルー
フ施工を行い得るパイプルーフ支保工ユニット13が設
けられており、パイプルーフ支保工ユニット13は所定
の送り出し装置15と、該送り出し装置15に装着支持
された、矢印A、B方向に伸延した鋼管等からなる複数
のパイプ16aを有している。複数のパイプ16aは図
3に示すように、前記上部空間5の上部輪郭(即ち、半
円形)に整合した形で一重に並列して装着支持されてお
り、これらパイプ16aはパイプルーフ16を構成して
いる。つまり、パイプルーフ16は、送り出し装置15
の駆動によって、殻体12に対して矢印A、B方向に突
出後退し得るようになっている。なお、各パイプ16a
の内部には、該パイプ16aの矢印A側端部に掘削部先
端をもつ図示しないオーガ掘削機が設けられており、従
って、各パイプ16aがその矢印A側より矢印A方向に
地山2に挿入される際には、図示しない前記オーガ掘削
機が駆動されて、各パイプ16aの挿入が容易に行える
ようになっている。また、パイプルーフ16は、図1に
示すように、その矢印A側部分が前記上部切羽5aから
矢印A方向に地山2に挿入されているため、上部切羽5
a周辺の地山2はパイプルーフ16によって支保され、
該上部切羽5aは安定している。従って、パイプルーフ
16の下部の地山2で、しかも前記側壁コンクリート1
0、10に挾まれた部分はその周囲の地山2の土圧から
支保された上部支保地盤2Bとなっている。
【0011】殻体12の内側には、図1に示すように、
地山2を掘削し得るロードヘッダ等の削岩機17が、そ
のビット部分を前記上部切羽5aに向けた形で配設され
ており、殻体12の内側の後部には、プレサポート掘削
機11を矢印A方向に向けて推進させるための推進ジャ
ッキ19が設けられている。上部空間5のうちプレサポ
ート掘削機11の矢印B側端部付近より矢印B側には、
アーチ形状の複数のセグメントリング20aが、上部空
間5の半円形断面に整合した形で、矢印A、B方向に並
んだ形で設けられており、しかも各セグメントリング2
0aの下端部20b、20bが対応した位置に存在する
前記側壁コンクリート10、10の上端部10a、10
aにそれぞれ搭載支持された形で設けられている。な
お、各セグメントリング20aは、複数のセグメントピ
ース20cを、矢印C、D方向に示すトンネル周方向に
沿ってアーチ形状をなすように締結接続して構成されて
おり、複数のセグメントリング20aは、各セグメント
リング20a相互間をボルト等によって締結接続された
形で設けられている。また、互いに締結接続された複数
のセグメントリング20aはセグメント構造物20とな
っている。また、セグメント構造物20の矢印A側端部
付近は、前記殻体12の内側に配置されており、セグメ
ント構造物20の矢印A側端部には前記推進ジャッキ1
9のラム側が当接し得るようになっている。つまり、推
進ジャッキ19によってセグメント構造物20を矢印B
方向に押圧することにより、前記プレサポート掘削機1
1は、この押圧の反力を受けて矢印A方向に推進できる
ようになっている。なお、セグメント構造物20の内側
には図示しない防水シートが敷設されており、セグメン
ト構造物20のうち殻体12よりも矢印B側に所定の間
隔をあけた位置から矢印B側の部分においては、セグメ
ント構造物20と地山2との間にはモルタル等による裏
込めが施されている。以上のように、プレサポート掘削
機11より矢印B側における上部空間5では、側壁コン
クリート10、10に支持された形で設けられたセグメ
ント構造物20によって、該上部空間5周囲の地山2が
支保され安定している。
地山2を掘削し得るロードヘッダ等の削岩機17が、そ
のビット部分を前記上部切羽5aに向けた形で配設され
ており、殻体12の内側の後部には、プレサポート掘削
機11を矢印A方向に向けて推進させるための推進ジャ
ッキ19が設けられている。上部空間5のうちプレサポ
ート掘削機11の矢印B側端部付近より矢印B側には、
アーチ形状の複数のセグメントリング20aが、上部空
間5の半円形断面に整合した形で、矢印A、B方向に並
んだ形で設けられており、しかも各セグメントリング2
0aの下端部20b、20bが対応した位置に存在する
前記側壁コンクリート10、10の上端部10a、10
aにそれぞれ搭載支持された形で設けられている。な
お、各セグメントリング20aは、複数のセグメントピ
ース20cを、矢印C、D方向に示すトンネル周方向に
沿ってアーチ形状をなすように締結接続して構成されて
おり、複数のセグメントリング20aは、各セグメント
リング20a相互間をボルト等によって締結接続された
形で設けられている。また、互いに締結接続された複数
のセグメントリング20aはセグメント構造物20とな
っている。また、セグメント構造物20の矢印A側端部
付近は、前記殻体12の内側に配置されており、セグメ
ント構造物20の矢印A側端部には前記推進ジャッキ1
9のラム側が当接し得るようになっている。つまり、推
進ジャッキ19によってセグメント構造物20を矢印B
方向に押圧することにより、前記プレサポート掘削機1
1は、この押圧の反力を受けて矢印A方向に推進できる
ようになっている。なお、セグメント構造物20の内側
には図示しない防水シートが敷設されており、セグメン
ト構造物20のうち殻体12よりも矢印B側に所定の間
隔をあけた位置から矢印B側の部分においては、セグメ
ント構造物20と地山2との間にはモルタル等による裏
込めが施されている。以上のように、プレサポート掘削
機11より矢印B側における上部空間5では、側壁コン
クリート10、10に支持された形で設けられたセグメ
ント構造物20によって、該上部空間5周囲の地山2が
支保され安定している。
【0012】プレサポート掘削機11より所定距離だけ
矢印B側には、図2又は図3に示すように、セグメント
構造物20の内周に沿って前述した防水シートを介して
現場打設されたコンクリートからなる二次巻アーチ部2
2が形成されており、二次巻アーチ部22の下端部22
b、22bは前記側壁コンクリート10、10の上端部
10a、10aに搭載支持されている(即ち、側壁コン
クリート10の上端部10aには、上述したセグメント
構造物20の下端部20bと共に、二次巻アーチ部22
の下端部22bをも搭載支持させ得る。)。二次巻アー
チ部22が形成されていることにより、該二次巻アーチ
部22の形成箇所には、側壁コンクリート10、10及
び、セグメント構造物20及び、該セグメント構造物2
0の内側に敷設された図示しない防水シート及び、二次
巻アーチ部22及び、セグメント構造物20の背面側の
裏込め等によって構成された覆工体21が構築完了され
ている。
矢印B側には、図2又は図3に示すように、セグメント
構造物20の内周に沿って前述した防水シートを介して
現場打設されたコンクリートからなる二次巻アーチ部2
2が形成されており、二次巻アーチ部22の下端部22
b、22bは前記側壁コンクリート10、10の上端部
10a、10aに搭載支持されている(即ち、側壁コン
クリート10の上端部10aには、上述したセグメント
構造物20の下端部20bと共に、二次巻アーチ部22
の下端部22bをも搭載支持させ得る。)。二次巻アー
チ部22が形成されていることにより、該二次巻アーチ
部22の形成箇所には、側壁コンクリート10、10及
び、セグメント構造物20及び、該セグメント構造物2
0の内側に敷設された図示しない防水シート及び、二次
巻アーチ部22及び、セグメント構造物20の背面側の
裏込め等によって構成された覆工体21が構築完了され
ている。
【0013】覆工体21の矢印A側端部より所定距離だ
け矢印B側より矢印B側では、上部空間5の底面5b側
の地山2が掘削されて、上述した下部空間6が形成され
ている。下部空間6は、上部空間5の側壁コンクリート
10、10の下方に打設されている土留壁9、9の間で
ある下部支保地盤2Aを掘削する形で形成されており、
従って、上部空間5の底面5b側の地山2が掘削除去さ
れても、覆工体21は、側壁コンクリート10、10に
おいて土留壁9、9を介して地山2に支持されているこ
とから、上部空間5の上方の地山2は安定して支保され
ている。なお、下部切羽6aは、多段ベンチ式に形成さ
れているため、下部空間6は大断面に形成されている
が、この下部切羽6aでは地山2の安定が確保されてい
る。また、掘削形成された下部空間6においては、対面
した土留壁9、9間に複数の切梁23が適宜架設されて
いるので、下部空間6の水平側方の地山2はより確実に
支保されている。また、下部空間6の底面6cを形成し
ている地山2には所定の地盤改良薬液が注入されてお
り、不透水性の改良地盤2aになっている。下部空間6
の下部切羽6aより所定距離だけ矢印B側の位置より矢
印B側では、コンクリート躯体25が構築されており、
コンクリート躯体25は、互いに一体的に設けられた下
部スラブ25a、側壁躯体25b、25b、上部スラブ
25cから構成されている。即ち、下部スラブ25aは
下部空間6の底面6cに沿った形で水平に敷設構築され
ており、側壁躯体25b、25bは、下部スラブ25a
に立設された形で、しかも土留壁9、9に沿った形で鉛
直に構築されており、上部スラブ25cは、側壁躯体2
5b、25bに支持された形で、しかも上部空間5と下
部空間6との境界をなす形で水平に構築されている。な
お、上部スラブ25cは、該上部スラブ25cの上面側
と覆工体21の下端側とが互いに一体接合されるように
構築される。従って、上部空間5には、上部スラブ25
cと覆工体21によって包囲された上通行空間26が形
成され、下部空間6にはコンクリート躯体25内部に下
通行空間27が形成されている。なお、このトンネル1
近辺の地山2中には図示しない帯水層が形成されてお
り、その水位は、トンネル1の上部空間5と下部空間6
との境界付近である図の水位P1に形成されている。し
かし、下部空間6は上述したように、その両側を土留壁
9、9によって挾まれ、土留壁9、9間であり、下部空
間6の下方である位置には不透水性の改良地盤2aが形
成されているので、下部空間6内は地山2側との間で遮
水されている。
け矢印B側より矢印B側では、上部空間5の底面5b側
の地山2が掘削されて、上述した下部空間6が形成され
ている。下部空間6は、上部空間5の側壁コンクリート
10、10の下方に打設されている土留壁9、9の間で
ある下部支保地盤2Aを掘削する形で形成されており、
従って、上部空間5の底面5b側の地山2が掘削除去さ
れても、覆工体21は、側壁コンクリート10、10に
おいて土留壁9、9を介して地山2に支持されているこ
とから、上部空間5の上方の地山2は安定して支保され
ている。なお、下部切羽6aは、多段ベンチ式に形成さ
れているため、下部空間6は大断面に形成されている
が、この下部切羽6aでは地山2の安定が確保されてい
る。また、掘削形成された下部空間6においては、対面
した土留壁9、9間に複数の切梁23が適宜架設されて
いるので、下部空間6の水平側方の地山2はより確実に
支保されている。また、下部空間6の底面6cを形成し
ている地山2には所定の地盤改良薬液が注入されてお
り、不透水性の改良地盤2aになっている。下部空間6
の下部切羽6aより所定距離だけ矢印B側の位置より矢
印B側では、コンクリート躯体25が構築されており、
コンクリート躯体25は、互いに一体的に設けられた下
部スラブ25a、側壁躯体25b、25b、上部スラブ
25cから構成されている。即ち、下部スラブ25aは
下部空間6の底面6cに沿った形で水平に敷設構築され
ており、側壁躯体25b、25bは、下部スラブ25a
に立設された形で、しかも土留壁9、9に沿った形で鉛
直に構築されており、上部スラブ25cは、側壁躯体2
5b、25bに支持された形で、しかも上部空間5と下
部空間6との境界をなす形で水平に構築されている。な
お、上部スラブ25cは、該上部スラブ25cの上面側
と覆工体21の下端側とが互いに一体接合されるように
構築される。従って、上部空間5には、上部スラブ25
cと覆工体21によって包囲された上通行空間26が形
成され、下部空間6にはコンクリート躯体25内部に下
通行空間27が形成されている。なお、このトンネル1
近辺の地山2中には図示しない帯水層が形成されてお
り、その水位は、トンネル1の上部空間5と下部空間6
との境界付近である図の水位P1に形成されている。し
かし、下部空間6は上述したように、その両側を土留壁
9、9によって挾まれ、土留壁9、9間であり、下部空
間6の下方である位置には不透水性の改良地盤2aが形
成されているので、下部空間6内は地山2側との間で遮
水されている。
【0014】構築中のトンネル1及びプレサポート掘削
機11等は以上のような構成を有しているので、該トン
ネル1を構築するには、まず2本のサイロット坑7A、
7Bを、図1及び図3に示すように、トンネル空間3を
掘削形成すべき地山2中に、掘削形成されるべき上部空
間5における両側下隅にそれぞれ配置させる形で、従っ
て、既設のサイロット坑7A、7Bのサイロット切羽7
d、7dより更に矢印A方向に前進掘削させる形で、図
の矢印A方向に先進掘削する。サイロット坑7A、7B
の先進掘削と共に、従って、該先進掘削によるサイロッ
ト切羽7d、7dの矢印A方向への移動形成に追随する
形で、先進掘削直後のサイロット坑7A、7Bの掘削面
にコンクリートの吹き付けを行い吹き付けコンクリート
支保工(図示せず)を構築して行く。なお、サイロット
坑7A、7Bは、上述したように、小断面で掘削形成さ
れるため、吹き付けコンクリート支保工(図示せず)に
よってこれらサイロット坑7A、7B周囲の地山2は安
定する。サイロット坑7A、7Bにおける吹き付けコン
クリート支保工(図示せず)の構築箇所が矢印A方向に
伸長されると共に、サイロット坑7A、7Bの底面7
b、7bより地山2に、複数の壁部材片9aを、既設の
土留壁9、9の矢印A側に隙間無く連続する形で打設し
て土留壁9、9を矢印A方向に延長構築して行く。つま
り、土留壁9、9の延長構築によって、地山2のうちこ
れら土留壁9、9間の下部支保地盤2Aを矢印A方向に
延長形成して行く。なお、壁部材片9aの打設は、まず
サイロット坑7A、7Bの空間を利用して、図示しない
H型鋼を底面7b、7bより地山2に挿入打設する。こ
の挿入打設はサイロット坑7A、7B内で挿入打設可能
な長さの複数のH型鋼を順次溶接接続しながら挿入打設
することで可能となる。H型鋼を所定の長さ挿入打設し
た後、該H型鋼の周囲にコンクリートを注入して壁部材
片9aが形成される。土留壁9、9の延長構築と共に、
サイロット坑7A、7Bでは図3の紙面左、右側の側壁
部7c、7cに沿った形で側壁コンクリート10、10
を、既設の側壁コンクリート10、10の矢印A側に連
続する形で打設構築して、側壁コンクリート10、10
を矢印A方向に延長構築して行く。
機11等は以上のような構成を有しているので、該トン
ネル1を構築するには、まず2本のサイロット坑7A、
7Bを、図1及び図3に示すように、トンネル空間3を
掘削形成すべき地山2中に、掘削形成されるべき上部空
間5における両側下隅にそれぞれ配置させる形で、従っ
て、既設のサイロット坑7A、7Bのサイロット切羽7
d、7dより更に矢印A方向に前進掘削させる形で、図
の矢印A方向に先進掘削する。サイロット坑7A、7B
の先進掘削と共に、従って、該先進掘削によるサイロッ
ト切羽7d、7dの矢印A方向への移動形成に追随する
形で、先進掘削直後のサイロット坑7A、7Bの掘削面
にコンクリートの吹き付けを行い吹き付けコンクリート
支保工(図示せず)を構築して行く。なお、サイロット
坑7A、7Bは、上述したように、小断面で掘削形成さ
れるため、吹き付けコンクリート支保工(図示せず)に
よってこれらサイロット坑7A、7B周囲の地山2は安
定する。サイロット坑7A、7Bにおける吹き付けコン
クリート支保工(図示せず)の構築箇所が矢印A方向に
伸長されると共に、サイロット坑7A、7Bの底面7
b、7bより地山2に、複数の壁部材片9aを、既設の
土留壁9、9の矢印A側に隙間無く連続する形で打設し
て土留壁9、9を矢印A方向に延長構築して行く。つま
り、土留壁9、9の延長構築によって、地山2のうちこ
れら土留壁9、9間の下部支保地盤2Aを矢印A方向に
延長形成して行く。なお、壁部材片9aの打設は、まず
サイロット坑7A、7Bの空間を利用して、図示しない
H型鋼を底面7b、7bより地山2に挿入打設する。こ
の挿入打設はサイロット坑7A、7B内で挿入打設可能
な長さの複数のH型鋼を順次溶接接続しながら挿入打設
することで可能となる。H型鋼を所定の長さ挿入打設し
た後、該H型鋼の周囲にコンクリートを注入して壁部材
片9aが形成される。土留壁9、9の延長構築と共に、
サイロット坑7A、7Bでは図3の紙面左、右側の側壁
部7c、7cに沿った形で側壁コンクリート10、10
を、既設の側壁コンクリート10、10の矢印A側に連
続する形で打設構築して、側壁コンクリート10、10
を矢印A方向に延長構築して行く。
【0015】側壁コンクリート10、10の延長構築に
従って、上部空間5の上部切羽5aに近接する形で配置
されているプレサポート掘削機11のパイプルーフ支保
工ユニット13によって公知のパイプルーフ施工を進行
させる。即ち、送り出し装置15の駆動によってパイプ
ルーフ16を、殻体12に対して矢印A方向に突出させ
る。突出により、パイプルーフ16は、図1に示すよう
に、その矢印A側部分が前記上部切羽5aから矢印A方
向に地山2に挿入される(或いは、地山2への挿入が更
に矢印A方向に深められる。)。パイプルーフ16の挿
入により、地山2のうちパイプルーフ16の下部で、し
かも既に構築されている側壁コンクリート10、10の
間の部分が上部支保地盤2Bとなる。また、パイプルー
フ施工の進行に伴って、プレサポート掘削機11の削岩
機17により、上部切羽5aを矢印A方向に掘削する。
上部空間5は半円形断面で扁平な大断面空間であるの
で、その掘削と同時に、該上部空間5の上部或いは、左
右の側壁部5c、5cの下部に土圧が集中し易い。しか
し、掘削する箇所は前記上部支保地盤2Bであり、該上
部支保地盤2Bの上部にはパイプルーフ16が施されて
おり、左右の側壁部5c、5cには予め側壁コンクリー
ト10、10による支保が施されているので、掘削直後
の上部空間5周囲の地山2は安定している。更に、パイ
プルーフ16を地山2に挿入した際、パイプ16aと地
山2との間に隙間が殆ど形成されないので、パイプルー
フ16上部の地山2の沈下が防止されている。つまり、
トンネル構築作業による地表(図示せず)への影響が極
力防止されている。なお、パイプルーフ施工及び、削岩
機17による掘削は、プレサポート掘削機11の推進ジ
ャッキ19のラム側を既設のセグメント構造物20の矢
印A側端部に当接させる形で矢印A方向の反力を適宜得
る形で行う。上部切羽5aが所定量掘削されて、該上部
切羽5aが矢印A方向に所定距離移動形成される毎に、
推進ジャッキ19のラム側を矢印B方向に突出させて、
既設のセグメント構造物20の矢印A側端部を押圧す
る。この押圧の反力によりプレサポート掘削機11を矢
印A方向に摺動推進させる。所定距離推進させた後毎
に、推進ジャッキ19のラム側を矢印A方向に後退させ
て、図示しないエレクタ等によって、複数のセグメント
ピース20cを、矢印C、D方向に示すトンネル周方向
に沿って半円形のアーチ形状をなすように上部空間5の
地山2表面に沿って敷設し、これらセグメントピース2
0c間を締結接続して地山2表面に沿って敷設された形
でセグメントリング20aを構築し、また、敷設すべき
セグメントリング20aは、最も矢印A側にある既設の
セグメントリング20aと互いに締結接続する形で敷設
構築する。従って、上部切羽5aが所定量掘削される毎
に、プレサポート掘削機11が矢印A方向に所定距離推
進され、セグメント構造物20が矢印A方向に延長構築
される。つまり、上部切羽5aが掘削されて矢印A方向
に移動するに従って、殻体12が矢印A方向に移動し、
セグメント構造物20が矢印A方向に延長構築されるの
で、上部空間5周囲の地山2は継続して確実に支保され
ている。なお、セグメント構造物20の延長構築に伴っ
て、セグメント構造物20に対する防水シート(図示せ
ず)の敷設や裏込め等が進行施工される。
従って、上部空間5の上部切羽5aに近接する形で配置
されているプレサポート掘削機11のパイプルーフ支保
工ユニット13によって公知のパイプルーフ施工を進行
させる。即ち、送り出し装置15の駆動によってパイプ
ルーフ16を、殻体12に対して矢印A方向に突出させ
る。突出により、パイプルーフ16は、図1に示すよう
に、その矢印A側部分が前記上部切羽5aから矢印A方
向に地山2に挿入される(或いは、地山2への挿入が更
に矢印A方向に深められる。)。パイプルーフ16の挿
入により、地山2のうちパイプルーフ16の下部で、し
かも既に構築されている側壁コンクリート10、10の
間の部分が上部支保地盤2Bとなる。また、パイプルー
フ施工の進行に伴って、プレサポート掘削機11の削岩
機17により、上部切羽5aを矢印A方向に掘削する。
上部空間5は半円形断面で扁平な大断面空間であるの
で、その掘削と同時に、該上部空間5の上部或いは、左
右の側壁部5c、5cの下部に土圧が集中し易い。しか
し、掘削する箇所は前記上部支保地盤2Bであり、該上
部支保地盤2Bの上部にはパイプルーフ16が施されて
おり、左右の側壁部5c、5cには予め側壁コンクリー
ト10、10による支保が施されているので、掘削直後
の上部空間5周囲の地山2は安定している。更に、パイ
プルーフ16を地山2に挿入した際、パイプ16aと地
山2との間に隙間が殆ど形成されないので、パイプルー
フ16上部の地山2の沈下が防止されている。つまり、
トンネル構築作業による地表(図示せず)への影響が極
力防止されている。なお、パイプルーフ施工及び、削岩
機17による掘削は、プレサポート掘削機11の推進ジ
ャッキ19のラム側を既設のセグメント構造物20の矢
印A側端部に当接させる形で矢印A方向の反力を適宜得
る形で行う。上部切羽5aが所定量掘削されて、該上部
切羽5aが矢印A方向に所定距離移動形成される毎に、
推進ジャッキ19のラム側を矢印B方向に突出させて、
既設のセグメント構造物20の矢印A側端部を押圧す
る。この押圧の反力によりプレサポート掘削機11を矢
印A方向に摺動推進させる。所定距離推進させた後毎
に、推進ジャッキ19のラム側を矢印A方向に後退させ
て、図示しないエレクタ等によって、複数のセグメント
ピース20cを、矢印C、D方向に示すトンネル周方向
に沿って半円形のアーチ形状をなすように上部空間5の
地山2表面に沿って敷設し、これらセグメントピース2
0c間を締結接続して地山2表面に沿って敷設された形
でセグメントリング20aを構築し、また、敷設すべき
セグメントリング20aは、最も矢印A側にある既設の
セグメントリング20aと互いに締結接続する形で敷設
構築する。従って、上部切羽5aが所定量掘削される毎
に、プレサポート掘削機11が矢印A方向に所定距離推
進され、セグメント構造物20が矢印A方向に延長構築
される。つまり、上部切羽5aが掘削されて矢印A方向
に移動するに従って、殻体12が矢印A方向に移動し、
セグメント構造物20が矢印A方向に延長構築されるの
で、上部空間5周囲の地山2は継続して確実に支保され
ている。なお、セグメント構造物20の延長構築に伴っ
て、セグメント構造物20に対する防水シート(図示せ
ず)の敷設や裏込め等が進行施工される。
【0016】セグメント構造物20の延長構築と共に、
セグメント構造物20の矢印A側端部よりも所定距離矢
印B側の位置より、図2及び図4に示すように、セグメ
ント構造物20の内周に沿ってコンクリートを現場打設
して形成される二次巻アーチ部22を、既設の二次巻ア
ーチ部22の矢印A側に連続させる形で構築して、側壁
コンクリート10、10及び、セグメント構造物20及
び、該セグメント構造物20の内側に敷設された図示し
ない防水シート及び、二次巻アーチ部22、及びセグメ
ント構造物20の背面側の裏込め等からなる覆工体21
を、既設の覆工体21の矢印A側に連続させる形で延長
構築する。
セグメント構造物20の矢印A側端部よりも所定距離矢
印B側の位置より、図2及び図4に示すように、セグメ
ント構造物20の内周に沿ってコンクリートを現場打設
して形成される二次巻アーチ部22を、既設の二次巻ア
ーチ部22の矢印A側に連続させる形で構築して、側壁
コンクリート10、10及び、セグメント構造物20及
び、該セグメント構造物20の内側に敷設された図示し
ない防水シート及び、二次巻アーチ部22、及びセグメ
ント構造物20の背面側の裏込め等からなる覆工体21
を、既設の覆工体21の矢印A側に連続させる形で延長
構築する。
【0017】覆工体21の延長構築に従って、上部空間
5より、その底面5b側の地山2に適宜ボーリング等を
行うことによって所定の地盤改良薬液を注入し、既設の
土留壁9、9間の下部支保地盤2Aの一部(或いは全
て)を不透水性の改良地盤2aとする。なお、改良地盤
2aは土留壁9、9間に亙って隙間無く形成されると共
に、改良地盤2aは形成されるべき下部空間6の底面6
cとなるレベルよりも下方のレベルに底端をもつ形で形
成される。また、改良地盤2aは既設の改良地盤2aの
矢印A側に隙間無く連続する形で形成される。改良地盤
2aの延長形成に従って、下部空間6の下部切羽6aを
矢印A方向に掘削前進させる。下部切羽6aでの掘削
は、土留壁9、9間の範囲で、改良地盤2aの底端より
も上の範囲で行われるので、土留壁9、9と改良地盤2
aによって囲まれた下部空間6には、水位がレベルP1
であるにも拘らず地下水の進入が殆どない(なお、上部
空間5は、地下水のレベルP1以上に位置するので、そ
の掘削作業はドライ状態で円滑に行なわれる。)。つま
り、下部空間6での諸作業がドライ状態で行えるため、
作業が容易になる。なお、下部空間6の掘削は、土留壁
9、9の間である下部支保地盤2Aを掘削する形で行わ
れるので、下部空間6の掘削形成によって形成されるト
ンネル空間3は、その上半部は土留壁9、9を介して下
部の地山2に支持されている覆工体21によって支保さ
れており、下半部は、切梁23等を介した土留壁9、9
によって支持されているため、トンネル空間3周辺の地
山2は安定して支保されている。下部切羽6aでの掘削
と共に、下部空間6にコンクリート躯体25を、既設の
コンクリート躯体25の矢印A側に連続した形で構築す
る。なお、コンクリート躯体25は必要に応じてトンネ
ル空間3の図4における全断面について構築してもよい
ことは勿論である。コンクリート躯体25の延長構築に
より、上部空間5では、上部スラブ25cと覆工体21
によって包囲された上通行空間26が延長形成され、下
部空間6ではコンクリート躯体25内部に下通行空間2
7が延長形成される。即ち、トンネル1のうち構築完了
された部分が矢印A方向に延長された。
5より、その底面5b側の地山2に適宜ボーリング等を
行うことによって所定の地盤改良薬液を注入し、既設の
土留壁9、9間の下部支保地盤2Aの一部(或いは全
て)を不透水性の改良地盤2aとする。なお、改良地盤
2aは土留壁9、9間に亙って隙間無く形成されると共
に、改良地盤2aは形成されるべき下部空間6の底面6
cとなるレベルよりも下方のレベルに底端をもつ形で形
成される。また、改良地盤2aは既設の改良地盤2aの
矢印A側に隙間無く連続する形で形成される。改良地盤
2aの延長形成に従って、下部空間6の下部切羽6aを
矢印A方向に掘削前進させる。下部切羽6aでの掘削
は、土留壁9、9間の範囲で、改良地盤2aの底端より
も上の範囲で行われるので、土留壁9、9と改良地盤2
aによって囲まれた下部空間6には、水位がレベルP1
であるにも拘らず地下水の進入が殆どない(なお、上部
空間5は、地下水のレベルP1以上に位置するので、そ
の掘削作業はドライ状態で円滑に行なわれる。)。つま
り、下部空間6での諸作業がドライ状態で行えるため、
作業が容易になる。なお、下部空間6の掘削は、土留壁
9、9の間である下部支保地盤2Aを掘削する形で行わ
れるので、下部空間6の掘削形成によって形成されるト
ンネル空間3は、その上半部は土留壁9、9を介して下
部の地山2に支持されている覆工体21によって支保さ
れており、下半部は、切梁23等を介した土留壁9、9
によって支持されているため、トンネル空間3周辺の地
山2は安定して支保されている。下部切羽6aでの掘削
と共に、下部空間6にコンクリート躯体25を、既設の
コンクリート躯体25の矢印A側に連続した形で構築す
る。なお、コンクリート躯体25は必要に応じてトンネ
ル空間3の図4における全断面について構築してもよい
ことは勿論である。コンクリート躯体25の延長構築に
より、上部空間5では、上部スラブ25cと覆工体21
によって包囲された上通行空間26が延長形成され、下
部空間6ではコンクリート躯体25内部に下通行空間2
7が延長形成される。即ち、トンネル1のうち構築完了
された部分が矢印A方向に延長された。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち第一
の発明は、左右方向に間隔L1等の所定の間隔をなす一
対のサイロット坑7A、7B等のサイロット坑を地山2
等の地盤中に先進させ、前記一対のサイロット坑を利用
して、該各々のサイロット坑の下側の地盤中に土留壁9
等の土留壁を構築して、該左右の土留壁間に下部支保地
盤2A等の下部支保地盤を形成しておき、前記各々のサ
イロット坑の側壁部7c等の側壁部に側壁コンクリート
10等の側壁支保部材を設置すると共に、前記一対のサ
イロット坑間の地盤に、これらサイロット坑間を連絡す
る形のパイプルーフ等の先行支保手段を挿入して、該先
行支保手段の下部で前記一対のサイロット坑間に上部支
保地盤2B等の上部支保地盤を形成しておき、前記先行
支保手段と、前記一対のサイロット坑に設置された左右
の側壁支保部材によって地盤を支持しながら、前記上部
支保地盤を掘削して上部空間5等のトンネル上部空間を
形成し、該形成されたトンネル上部空間に覆工体21等
のトンネル上部覆工を構築し、前記左右の土留壁と前記
トンネル上部覆工によって地盤を支持しながら、前記ト
ンネル上部空間より下側の前記下部支保地盤を掘り下げ
ていく形で掘削することによってトンネル空間3等のト
ンネル空間を形成し、前記トンネル空間にコンクリート
躯体25等のトンネル躯体を構築するようにして構成さ
れるので、トンネル空間3は、この掘削に先立って形成
された上部支保地盤及び、下部支保地盤を掘削する形で
形成されるので、トンネル空間3の掘削形成は周囲の地
盤の安定を図りながら安全且つ的確に行える。また、上
部支保地盤及び、下部支保地盤はそれぞれ別個に形成さ
れるので、上部支保地盤及び、下部支保地盤を形成する
際の支保の強度や態様は、それぞれの地盤の性状に応じ
て互いに異ならせることも可能である。つまり、トンネ
ル空間の上下で地盤の性状が異なる場合にも、上部支保
地盤及び、下部支保地盤はそれぞれ的確に形成される。
つまり、本発明を適用すると縦長大断面のトンネルを的
確に構築することが出来る。
の発明は、左右方向に間隔L1等の所定の間隔をなす一
対のサイロット坑7A、7B等のサイロット坑を地山2
等の地盤中に先進させ、前記一対のサイロット坑を利用
して、該各々のサイロット坑の下側の地盤中に土留壁9
等の土留壁を構築して、該左右の土留壁間に下部支保地
盤2A等の下部支保地盤を形成しておき、前記各々のサ
イロット坑の側壁部7c等の側壁部に側壁コンクリート
10等の側壁支保部材を設置すると共に、前記一対のサ
イロット坑間の地盤に、これらサイロット坑間を連絡す
る形のパイプルーフ等の先行支保手段を挿入して、該先
行支保手段の下部で前記一対のサイロット坑間に上部支
保地盤2B等の上部支保地盤を形成しておき、前記先行
支保手段と、前記一対のサイロット坑に設置された左右
の側壁支保部材によって地盤を支持しながら、前記上部
支保地盤を掘削して上部空間5等のトンネル上部空間を
形成し、該形成されたトンネル上部空間に覆工体21等
のトンネル上部覆工を構築し、前記左右の土留壁と前記
トンネル上部覆工によって地盤を支持しながら、前記ト
ンネル上部空間より下側の前記下部支保地盤を掘り下げ
ていく形で掘削することによってトンネル空間3等のト
ンネル空間を形成し、前記トンネル空間にコンクリート
躯体25等のトンネル躯体を構築するようにして構成さ
れるので、トンネル空間3は、この掘削に先立って形成
された上部支保地盤及び、下部支保地盤を掘削する形で
形成されるので、トンネル空間3の掘削形成は周囲の地
盤の安定を図りながら安全且つ的確に行える。また、上
部支保地盤及び、下部支保地盤はそれぞれ別個に形成さ
れるので、上部支保地盤及び、下部支保地盤を形成する
際の支保の強度や態様は、それぞれの地盤の性状に応じ
て互いに異ならせることも可能である。つまり、トンネ
ル空間の上下で地盤の性状が異なる場合にも、上部支保
地盤及び、下部支保地盤はそれぞれ的確に形成される。
つまり、本発明を適用すると縦長大断面のトンネルを的
確に構築することが出来る。
【0019】また、本発明のうち第二の発明は、第一の
発明において、前記先行支保手段がパイプルーフ16等
のパイプルーフからなるので、第一の発明の効果に加え
て、パイプルーフを地盤に挿入することにより、該パイ
プルーフによりパイプルーフより上方の地盤が支持さ
れ、パイプルーフ上部の地盤の沈下が防止される。つま
り、軟弱な地盤や土被りの浅い土砂地盤等の施工条件の
厳しいところにおいても、縦長大断面のトンネルを安定
的に構築することが可能となる。
発明において、前記先行支保手段がパイプルーフ16等
のパイプルーフからなるので、第一の発明の効果に加え
て、パイプルーフを地盤に挿入することにより、該パイ
プルーフによりパイプルーフより上方の地盤が支持さ
れ、パイプルーフ上部の地盤の沈下が防止される。つま
り、軟弱な地盤や土被りの浅い土砂地盤等の施工条件の
厳しいところにおいても、縦長大断面のトンネルを安定
的に構築することが可能となる。
【0020】また、本発明のうち第三の発明は、第一の
発明において、前記トンネル躯体を、上下方向に並ぶ形
の上通行空間26、下通行空間27等のトンネル供用空
間を形成するように構築したので、第一の発明の効果に
加えて、トンネル供用空間は自動車道路等の1本の道路
幅のトンネルに上下に複数本の道路を納めることができ
るので、既存の道路の下側等、左右の幅が限定された領
域に複数本の道路を納めることができるので都合が良
い。
発明において、前記トンネル躯体を、上下方向に並ぶ形
の上通行空間26、下通行空間27等のトンネル供用空
間を形成するように構築したので、第一の発明の効果に
加えて、トンネル供用空間は自動車道路等の1本の道路
幅のトンネルに上下に複数本の道路を納めることができ
るので、既存の道路の下側等、左右の幅が限定された領
域に複数本の道路を納めることができるので都合が良
い。
【0021】また、本発明のうち第四の発明は、第一の
発明において、前記サイロット坑及び、前記上部支保地
盤を水位P1等の地下水位より上のレベルに形成してお
き、前記上部支保地盤を掘削した後、掘削形成されたト
ンネル上部空間を利用して地下水位より下のレベルの地
盤を地盤改良し、その後、前記下部支保地盤を掘削する
ようにして構成されるので、第一の発明の効果に加え
て、左右の土留壁と不透水性の改良地盤2aによって下
部支保地盤のうちトンネル空間に相当する部位は周囲の
地盤に対して水封される。つまり、トンネル空間の掘削
形成或いは、トンネル空間内での諸作業はトンネル空間
の全断面にわたりドライ状態で行うことができるのでト
ンネル構築作業は容易かつ円滑に行われる。
発明において、前記サイロット坑及び、前記上部支保地
盤を水位P1等の地下水位より上のレベルに形成してお
き、前記上部支保地盤を掘削した後、掘削形成されたト
ンネル上部空間を利用して地下水位より下のレベルの地
盤を地盤改良し、その後、前記下部支保地盤を掘削する
ようにして構成されるので、第一の発明の効果に加え
て、左右の土留壁と不透水性の改良地盤2aによって下
部支保地盤のうちトンネル空間に相当する部位は周囲の
地盤に対して水封される。つまり、トンネル空間の掘削
形成或いは、トンネル空間内での諸作業はトンネル空間
の全断面にわたりドライ状態で行うことができるのでト
ンネル構築作業は容易かつ円滑に行われる。
【図1】図1は、本発明を適用して構築されているトン
ネルの一例のうち、上部切羽付近を示した模式断面図で
ある。
ネルの一例のうち、上部切羽付近を示した模式断面図で
ある。
【図2】図2は、図1に示すトンネルのうち、下部切羽
付近を示した模式断面図である。
付近を示した模式断面図である。
【図3】図3は、図1のX1−Y1線断面図である。
【図4】図4は、図2のX2−Y2線断面図である。
2……地盤(地山) 2A……下部支保地盤 2B……上部支保地盤 3……トンネル空間 5……トンネル上部空間(上部空間) 7c……側壁部 7A……サイロット坑 7B……サイロット坑 9……土留壁 10……側壁支保部材(側壁コンクリート) 16……先行支保手段(パイプルーフ) 21……トンネル上部覆工(覆工体) 25……トンネル躯体(コンクリート躯体) 26……トンネル供用空間(上通行空間) 27……トンネル供用空間(下通行空間) L1……間隔 P1……地下水位(水位)
Claims (4)
- 【請求項1】左右方向に所定の間隔をなす一対のサイロ
ット坑を地盤中に先進させ、 前記一対のサイロット坑を利用して、該各々のサイロッ
ト坑の下側の地盤中に土留壁を構築して、該左右の土留
壁間に下部支保地盤を形成しておき、 前記各々のサイロット坑の側壁部に側壁支保部材を設置
すると共に、前記一対のサイロット坑間の地盤に、これ
らサイロット坑間を連絡する形の先行支保手段を挿入し
て、該先行支保手段の下部で前記一対のサイロット坑間
に上部支保地盤を形成しておき、 前記先行支保手段と、前記一対のサイロット坑に設置さ
れた左右の側壁支保部材によって地盤を支持しながら、
前記上部支保地盤を掘削してトンネル上部空間を形成
し、該形成されたトンネル上部空間にトンネル上部覆工
を構築し、 前記左右の土留壁と前記トンネル上部覆工によって地盤
を支持しながら、前記トンネル上部空間より下側の前記
下部支保地盤を掘り下げていく形で掘削することによっ
てトンネル空間を形成し、 前記トンネル空間にトンネル躯体を構築するようにして
構成したトンネル構築方法。 - 【請求項2】前記先行支保手段がパイプルーフからなる
請求項1記載のトンネル構築方法。 - 【請求項3】前記トンネル躯体を、上下方向に並ぶ形の
トンネル供用空間を形成するように構築した請求項1記
載のトンネル構築方法。 - 【請求項4】前記サイロット坑及び、前記上部支保地盤
を地下水位より上のレベルに形成しておき、 前記上部支保地盤を掘削した後、掘削形成されたトンネ
ル上部空間を利用して地下水位より下のレベルの地盤を
地盤改良し、 その後、前記下部支保地盤を掘削するようにして構成し
た請求項1記載のトンネル構築方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2317894A JPH07208065A (ja) | 1994-01-25 | 1994-01-25 | トンネル構築方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2317894A JPH07208065A (ja) | 1994-01-25 | 1994-01-25 | トンネル構築方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07208065A true JPH07208065A (ja) | 1995-08-08 |
Family
ID=12103394
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2317894A Pending JPH07208065A (ja) | 1994-01-25 | 1994-01-25 | トンネル構築方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07208065A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010077605A (ja) * | 2008-09-24 | 2010-04-08 | Shimizu Corp | トンネル拡幅工法 |
| CN106761774A (zh) * | 2016-12-13 | 2017-05-31 | 中铁隧道勘测设计院有限公司 | 一种顶管法隧道工程用管节止退装置 |
| CN116556412A (zh) * | 2023-01-03 | 2023-08-08 | 中交(广州)建设有限公司 | 一种暗挖法新旧综合管廊的接驳结构及接驳方法 |
-
1994
- 1994-01-25 JP JP2317894A patent/JPH07208065A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010077605A (ja) * | 2008-09-24 | 2010-04-08 | Shimizu Corp | トンネル拡幅工法 |
| CN106761774A (zh) * | 2016-12-13 | 2017-05-31 | 中铁隧道勘测设计院有限公司 | 一种顶管法隧道工程用管节止退装置 |
| CN116556412A (zh) * | 2023-01-03 | 2023-08-08 | 中交(广州)建设有限公司 | 一种暗挖法新旧综合管廊的接驳结构及接驳方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4309219B2 (ja) | トンネル構築方法 | |
| KR100986312B1 (ko) | 강관루프 구조체의 추진 가이드 장치 | |
| JP2001520340A (ja) | アーチ支持構造 | |
| JP4022687B2 (ja) | 地下構造物の構築工法 | |
| JPH07208065A (ja) | トンネル構築方法 | |
| JP4303512B2 (ja) | 大断面トンネルの施工方法 | |
| JPS622116B2 (ja) | ||
| JP4583236B2 (ja) | シールド掘削機 | |
| JPS6117696A (ja) | 地下坑道の構築工法 | |
| JP3710106B2 (ja) | シールド発進基地の構築方法 | |
| JPH0654016B2 (ja) | 地下空間築造工法 | |
| JP4705467B2 (ja) | 地下構造物の構築方法 | |
| JP3646698B2 (ja) | 地下構造物の構築工法 | |
| JPS6145036B2 (ja) | ||
| JP2004316125A (ja) | 大断面トンネルの施工方法及び異形断面シールド掘進機 | |
| JPH07208066A (ja) | トンネル構築方法 | |
| JP2015196990A (ja) | 地盤掘進方法 | |
| JPS6317999B2 (ja) | ||
| JP5167578B2 (ja) | 地下構造物の構築工法 | |
| JPH0726877A (ja) | 地下構造物の構築方法 | |
| JP2003206697A (ja) | 地下構造物の構築工法 | |
| JPH07197771A (ja) | トンネル構築方法 | |
| JP2006336228A (ja) | 地下空間の構築方法 | |
| JP4191537B2 (ja) | シールド機 | |
| JP2005200875A (ja) | 分割函体及び地下立体交差の構築方法 |