JPH07208325A - 無弁往復動ピストンポンプ - Google Patents
無弁往復動ピストンポンプInfo
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- JPH07208325A JPH07208325A JP6011332A JP1133294A JPH07208325A JP H07208325 A JPH07208325 A JP H07208325A JP 6011332 A JP6011332 A JP 6011332A JP 1133294 A JP1133294 A JP 1133294A JP H07208325 A JPH07208325 A JP H07208325A
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- cylinder
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- Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 往復動ピストンポンプを格別の弁部材或いは
弁要素なしで構成すること。 【構成】 シリンダとポンプとを軸線方向に相対的に反
復運動させてシリンダ室内に形成されたポンプ室の容積
を増減すると同時にシリンダとピストンとを周方向に相
対的に反復運動させ、シリンダに設けられた孔とピスト
ンの外周面に設けられた溝との整合又は非整合によりポ
ンプ室に対する吸入ポートと出口ポートの連通及び遮断
を相反的に制御する。
弁要素なしで構成すること。 【構成】 シリンダとポンプとを軸線方向に相対的に反
復運動させてシリンダ室内に形成されたポンプ室の容積
を増減すると同時にシリンダとピストンとを周方向に相
対的に反復運動させ、シリンダに設けられた孔とピスト
ンの外周面に設けられた溝との整合又は非整合によりポ
ンプ室に対する吸入ポートと出口ポートの連通及び遮断
を相反的に制御する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポンプに係り、より詳
細には互いに嵌合したシリンダとピストンとが相対的に
往復動してポンプ作用を行う往復動ピストンポンプに係
る。
細には互いに嵌合したシリンダとピストンとが相対的に
往復動してポンプ作用を行う往復動ピストンポンプに係
る。
【0002】
【従来の技術】互いに嵌合したシリンダとピストンとが
相対的に往復動してポンプ作用を行う往復動ピストンポ
ンプに於ては、シリンダとピストンとによりシリンダ内
に郭定されたポンプ室は、その容積が増大する過程に於
ては流体入口通路と連通される一方で流体出口通路とは
遮断され、その容積が減小する過程に於ては流体出口通
路と連通される一方で流体入口通路とは遮断されるよ
う、シリンダとピストンの間の相対的往復動に同期して
流体入口通路と流体出口通路に対し相反的に連通され又
はそれより遮断されるようになっている。従来かかる往
復動ピストンポンプに於けるポンプ室と流動体入口通路
及び流体出口通路の間の選択的連通及び遮断は流体入口
通路とポンプ室の間の境界部及び流体出口通路とポンプ
室の間の境界部に設けられた逆止弁或いはシリンダとピ
ストンの間の相対的往復動に同期して駆動される滑り弁
の如き弁装置によって達成されている。
相対的に往復動してポンプ作用を行う往復動ピストンポ
ンプに於ては、シリンダとピストンとによりシリンダ内
に郭定されたポンプ室は、その容積が増大する過程に於
ては流体入口通路と連通される一方で流体出口通路とは
遮断され、その容積が減小する過程に於ては流体出口通
路と連通される一方で流体入口通路とは遮断されるよ
う、シリンダとピストンの間の相対的往復動に同期して
流体入口通路と流体出口通路に対し相反的に連通され又
はそれより遮断されるようになっている。従来かかる往
復動ピストンポンプに於けるポンプ室と流動体入口通路
及び流体出口通路の間の選択的連通及び遮断は流体入口
通路とポンプ室の間の境界部及び流体出口通路とポンプ
室の間の境界部に設けられた逆止弁或いはシリンダとピ
ストンの間の相対的往復動に同期して駆動される滑り弁
の如き弁装置によって達成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、往復動ピス
トンポンプに従来より組込まれていた逆止弁や滑り弁等
の格別の弁手段を要しない無弁の往復動ピストンポンプ
を提供することを課題としている。
トンポンプに従来より組込まれていた逆止弁や滑り弁等
の格別の弁手段を要しない無弁の往復動ピストンポンプ
を提供することを課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、本発明に
よれば、シリンダとピストンとを有し、これら両者間の
相対的反復運動により容積が反復的に増減するポンプ室
を郭定し、前記ポンプ室の容積が増大する過程にて吸入
ポートを経て該ポンプ室内へ流体を吸入し、前記ポンプ
室の容積が減小する過程にて吐出ポートを経て該ポンプ
室内より流体を吐出するポンプ装置にして、前記吸入ポ
ート及び前記吐出ポートは各々その一部が前記シリンダ
に設けられた第一の通路部と前記ピストンに設けられた
第二の通路部の整合又は非整合によって連通又は遮断さ
れ、前記シリンダと前記ピストンとは前記ポンプ室の容
積を増減する第一の相対的反復運動に同期して前記吸入
ポートと前記吐出ポートとを相反的に連通又は遮断する
第二の相対的反復運動を行うことを特徴とするポンプに
よって達成される。
よれば、シリンダとピストンとを有し、これら両者間の
相対的反復運動により容積が反復的に増減するポンプ室
を郭定し、前記ポンプ室の容積が増大する過程にて吸入
ポートを経て該ポンプ室内へ流体を吸入し、前記ポンプ
室の容積が減小する過程にて吐出ポートを経て該ポンプ
室内より流体を吐出するポンプ装置にして、前記吸入ポ
ート及び前記吐出ポートは各々その一部が前記シリンダ
に設けられた第一の通路部と前記ピストンに設けられた
第二の通路部の整合又は非整合によって連通又は遮断さ
れ、前記シリンダと前記ピストンとは前記ポンプ室の容
積を増減する第一の相対的反復運動に同期して前記吸入
ポートと前記吐出ポートとを相反的に連通又は遮断する
第二の相対的反復運動を行うことを特徴とするポンプに
よって達成される。
【0005】
【発明の作用及び効果】上記の構成によれば、シリンダ
とピストンとがポンプ室の容積を増減する第一の相対的
反復運動を行うことに同期して吸入ポートと吐出ポート
とを相反的に連通又は遮断する第二の相対的反復運動を
行うことによって、シリンダ及びピストンを弁要素とし
ても利用し、他に格別の弁要素或いは弁部材を要するこ
となくポンプ室と流体入口通路及び流体出口通路の間の
相反的連通又は遮断を達成することができる。
とピストンとがポンプ室の容積を増減する第一の相対的
反復運動を行うことに同期して吸入ポートと吐出ポート
とを相反的に連通又は遮断する第二の相対的反復運動を
行うことによって、シリンダ及びピストンを弁要素とし
ても利用し、他に格別の弁要素或いは弁部材を要するこ
となくポンプ室と流体入口通路及び流体出口通路の間の
相反的連通又は遮断を達成することができる。
【0006】かかる構成を有する本発明のポンプは、構
造が簡単であり、しかもシリンダとピストンの間の前記
第一及び第二の相対的反復運動の軌跡に応じて吐出量が
容易且高精度にまた可変に制御され、特に微量の流体を
高精度にて搬送するポンプに適している。
造が簡単であり、しかもシリンダとピストンの間の前記
第一及び第二の相対的反復運動の軌跡に応じて吐出量が
容易且高精度にまた可変に制御され、特に微量の流体を
高精度にて搬送するポンプに適している。
【0007】
【実施例】以下に添付の図を参照して、本発明を実施例
について詳細に説明する。
について詳細に説明する。
【0008】添付の図1は本発明による無弁往復動ピス
トンポンプの一つの実施例を幾分解図的に示す概略斜視
図であり、図2は図1のA−A及びB−Bを含む平面に
よるポンプの断面を矢印C方向に見た断面図である。こ
れらの図に於て10は図示の実施例に於ては一端にて閉
じた円筒形のシリンダ室12を有するシリンダであり、
14はその円筒状外周面16にてシリンダ室12の円筒
状内周面に密に滑り係合したピストンである。シリンダ
室12内には一方の軸線方向端部をピストン14の内端
面18にて閉じられた容積可変のポンプ室20が郭定さ
れている。
トンポンプの一つの実施例を幾分解図的に示す概略斜視
図であり、図2は図1のA−A及びB−Bを含む平面に
よるポンプの断面を矢印C方向に見た断面図である。こ
れらの図に於て10は図示の実施例に於ては一端にて閉
じた円筒形のシリンダ室12を有するシリンダであり、
14はその円筒状外周面16にてシリンダ室12の円筒
状内周面に密に滑り係合したピストンである。シリンダ
室12内には一方の軸線方向端部をピストン14の内端
面18にて閉じられた容積可変のポンプ室20が郭定さ
れている。
【0009】シリンダ10には同一の軸線方向位置に互
いに周方向に隔置されてシリンダの内周面に開口する一
対の孔22、24が設けられている。ピストン14に
は、ポンプ室20に面するその内端面よりその外周面1
6に沿ってシリンダとピストンの間の相対的反復運動の
軸線方向ストロークに相当する軸線方向距離に亙って軸
線方向に延在する直線溝26が設けられており、該直線
溝は、ピストン14が図示の如くシリンダ10内へ一杯
に押込まれた前記軸線方向ストロークの終端位置に来た
とき、丁度その内端面18より隔った側の一端にて孔2
2と整合するようになっている。孔22と24は上記の
通り同一の軸線方向位置にあるので、ピストン14がシ
リンダ10に対し周方向に回動され、ピストンの直線溝
26がシリンダの孔24に整合する位置に来ると、直線
溝26の上記一端は丁度孔24と整合する。
いに周方向に隔置されてシリンダの内周面に開口する一
対の孔22、24が設けられている。ピストン14に
は、ポンプ室20に面するその内端面よりその外周面1
6に沿ってシリンダとピストンの間の相対的反復運動の
軸線方向ストロークに相当する軸線方向距離に亙って軸
線方向に延在する直線溝26が設けられており、該直線
溝は、ピストン14が図示の如くシリンダ10内へ一杯
に押込まれた前記軸線方向ストロークの終端位置に来た
とき、丁度その内端面18より隔った側の一端にて孔2
2と整合するようになっている。孔22と24は上記の
通り同一の軸線方向位置にあるので、ピストン14がシ
リンダ10に対し周方向に回動され、ピストンの直線溝
26がシリンダの孔24に整合する位置に来ると、直線
溝26の上記一端は丁度孔24と整合する。
【0010】以下に於ては説明の便宜上シリンダ10は
固定され、ピストン14がシリンダ10に対し往復運動
されるものとするが、両者の間の関係はピストン14が
固定され、シリンダ10がピストン14に対し相対的に
往復運動されても同じである。28は、上記の如くシリ
ンダ10が固定され、ピストン14が反復運動されるも
のとしたときのピストン14を駆動するためのアーム部
材を解図的に示す。
固定され、ピストン14がシリンダ10に対し往復運動
されるものとするが、両者の間の関係はピストン14が
固定され、シリンダ10がピストン14に対し相対的に
往復運動されても同じである。28は、上記の如くシリ
ンダ10が固定され、ピストン14が反復運動されるも
のとしたときのピストン14を駆動するためのアーム部
材を解図的に示す。
【0011】図3は図1及び2に示すポンプが1サイク
ルのポンプ作動をなす過程に於ける四つの状態を示す図
1と同様の斜視図である。図3のAに示す状態は図1に
示す状態と同じである。この状態から出発してアーム2
8が図には示されていない駆動手段によりaの位置から
bの位置へ軸線方向に駆動されると、ピストン14はポ
ンプ室20の容積を増大させつつシリンダ10に対し図
にて上方へ向けて移動する。その間ピストンの直線溝2
6はシリンダの孔22と整合した状態を保つ。従って孔
22が図には示されていない任意の流体入口通路に接続
されていれば、流体はポンプ室20の容積の増大に伴な
って孔22より直線溝26を経てポンプ室20内へ吸入
される。従ってこの場合、孔22と直線溝26とはポン
プに於ける吸入ポートの各一部を構成する。
ルのポンプ作動をなす過程に於ける四つの状態を示す図
1と同様の斜視図である。図3のAに示す状態は図1に
示す状態と同じである。この状態から出発してアーム2
8が図には示されていない駆動手段によりaの位置から
bの位置へ軸線方向に駆動されると、ピストン14はポ
ンプ室20の容積を増大させつつシリンダ10に対し図
にて上方へ向けて移動する。その間ピストンの直線溝2
6はシリンダの孔22と整合した状態を保つ。従って孔
22が図には示されていない任意の流体入口通路に接続
されていれば、流体はポンプ室20の容積の増大に伴な
って孔22より直線溝26を経てポンプ室20内へ吸入
される。従ってこの場合、孔22と直線溝26とはポン
プに於ける吸入ポートの各一部を構成する。
【0012】アーム28がbの位置に達した状態が図3
のBに示されている。この状態よりアーム28がポンプ
の中心軸線の周りに回動する方向へc位置へ向けて駆動
されると、直線溝26は孔22との整合より外れ、孔2
4と整合する。この状態が図3のCに示されている。こ
の状態からアーム28がピストン14をシリンダ室12
内へ押込む方向にd位置へ向けて軸線方向に駆動される
と、ポンプ室20は直線溝26と孔24とが互いに整合
した状態でその容積が減小する。従ってこのとき孔24
が図には示されていない流体出口通路に接続されている
と、ポンプ室20内の流体は直線溝26及び孔24を経
て該流体出口通路へ向けて吐出される。従ってこの場
合、直線溝26と孔24はポンプの吐出ポートの各一部
を構成する。アーム28がd位置に達した状態が図3の
Dに示されている。
のBに示されている。この状態よりアーム28がポンプ
の中心軸線の周りに回動する方向へc位置へ向けて駆動
されると、直線溝26は孔22との整合より外れ、孔2
4と整合する。この状態が図3のCに示されている。こ
の状態からアーム28がピストン14をシリンダ室12
内へ押込む方向にd位置へ向けて軸線方向に駆動される
と、ポンプ室20は直線溝26と孔24とが互いに整合
した状態でその容積が減小する。従ってこのとき孔24
が図には示されていない流体出口通路に接続されている
と、ポンプ室20内の流体は直線溝26及び孔24を経
て該流体出口通路へ向けて吐出される。従ってこの場
合、直線溝26と孔24はポンプの吐出ポートの各一部
を構成する。アーム28がd位置に達した状態が図3の
Dに示されている。
【0013】図3のDに示す状態からアーム28がポン
プの中心軸線の周りに回動する方向へa位置迄駆動され
ると、それに伴なうピストン14の回動によってピスト
ンの直線溝26は孔24との整合を外れ、孔22に再び
整合し、図3のAに示す状態に復帰する。このようにピ
ストン14がシリンダ10に対し図3の状態A、B、C
Dを経て相対的に移動する過程を1サイクルとして、か
かるサイクル運動が反復的に繰り返されると、各サイク
ル毎にシリンダ10に対するピストン14の軸線方向ス
トロークに対応するポンプ室20の容積に相当する流体
が孔22を経てポンプ室20内へ吸入され、またポンプ
室20より孔24を経てポンプ室外へ吐出される。かか
るシリンダとピストンの間の相対的サイクル運動中、シ
リンダとピストンはポンプ室20の容積を増減する第一
の相対的反復運動を行うと同時に、それに同期して孔2
2と直線溝26とによって構成される入口ポートと、孔
24と直線溝26とによって構成される出口ポートの相
反的連通と遮断を行う第二の相対的反復運動を行い、こ
れによってシリンダ及びピストン以外に格別の弁部材或
いは弁要素を要することなくポンプ室に対する入口ポー
トと出口ポートの相反的連通及び遮断が達成される。
プの中心軸線の周りに回動する方向へa位置迄駆動され
ると、それに伴なうピストン14の回動によってピスト
ンの直線溝26は孔24との整合を外れ、孔22に再び
整合し、図3のAに示す状態に復帰する。このようにピ
ストン14がシリンダ10に対し図3の状態A、B、C
Dを経て相対的に移動する過程を1サイクルとして、か
かるサイクル運動が反復的に繰り返されると、各サイク
ル毎にシリンダ10に対するピストン14の軸線方向ス
トロークに対応するポンプ室20の容積に相当する流体
が孔22を経てポンプ室20内へ吸入され、またポンプ
室20より孔24を経てポンプ室外へ吐出される。かか
るシリンダとピストンの間の相対的サイクル運動中、シ
リンダとピストンはポンプ室20の容積を増減する第一
の相対的反復運動を行うと同時に、それに同期して孔2
2と直線溝26とによって構成される入口ポートと、孔
24と直線溝26とによって構成される出口ポートの相
反的連通と遮断を行う第二の相対的反復運動を行い、こ
れによってシリンダ及びピストン以外に格別の弁部材或
いは弁要素を要することなくポンプ室に対する入口ポー
トと出口ポートの相反的連通及び遮断が達成される。
【0014】尚、図1〜3に示す実施例に於ては、シリ
ンダとピストンの間の前記第一及び第二の相対的反復運
動を明確に説明するためにピストンがそれより横方向に
突き出たアーム28により駆動される構造が用いられて
いるが、シリンダとピストンの間にかかる第一及び第二
の相対的反復運動を行わせるための駆動機構は、ピスト
ンの上端面に連結された駆動ロッドを軸線方向に往復動
させると共に該往復動の両端でその軸線の周りに互いに
反対方向に回転させる機構等、他の種々の構成を有して
いてよいことは明らかであろう。
ンダとピストンの間の前記第一及び第二の相対的反復運
動を明確に説明するためにピストンがそれより横方向に
突き出たアーム28により駆動される構造が用いられて
いるが、シリンダとピストンの間にかかる第一及び第二
の相対的反復運動を行わせるための駆動機構は、ピスト
ンの上端面に連結された駆動ロッドを軸線方向に往復動
させると共に該往復動の両端でその軸線の周りに互いに
反対方向に回転させる機構等、他の種々の構成を有して
いてよいことは明らかであろう。
【0015】又、一般的には図1〜3に示す実施例より
好ましい実施例とは言えないが、他の制約条件の如何に
よっては、直線溝26は2本平行に設けられ、一方が孔
22と整合し他方が孔24との整合より外れる状態と該
一方が孔22との整合より外れ該他方が孔24と整合す
る状態とが相反的に繰り返されるようなポート構造が用
いられてもよい。
好ましい実施例とは言えないが、他の制約条件の如何に
よっては、直線溝26は2本平行に設けられ、一方が孔
22と整合し他方が孔24との整合より外れる状態と該
一方が孔22との整合より外れ該他方が孔24と整合す
る状態とが相反的に繰り返されるようなポート構造が用
いられてもよい。
【0016】図4は本発明によるポンプの他の一つの実
施例を示す図3と同様の図である。図4に於て図3に示
す部分に対応する部分は図3に於けると同じ符号により
示されている。この実施例に於ては、ピストン14には
その内端面18よりシリンダとピストンの間の相対的反
復運動の軸線方向ストロークに相当する軸線方向距離に
亙ってその外周面に沿って弧状に延在する一対の湾曲溝
30、32が設けられている。図4のAに示す状態で
は、湾曲溝30はピストンの内端面18より隔った側の
端部にてシリンダの孔22と整合しており、従って孔2
2が図には示されていない流体入口通路に接続されてい
るときには、この時ポンプ室20は湾曲溝30及び孔2
2を経て流体入口通路に連通している。この状態から出
発してピストン14に設けられたアーム34が図には示
されていない駆動手段によりほぼ円形である駆動軌跡3
6に沿って駆動されると、ピストン14はシリンダ10
に対し図にて軸線方向上向きに駆動されると同時に、最
初は、ポンプを上から見たとして、時計廻り方向へ駆動
され、その後反時計廻り方向へ駆動されるので、湾曲溝
30がそれに対応する弧状軌跡に沿って形成されている
と、その間湾曲溝30は孔22との整合を保ち、図4の
Bに示す状態に達する。従ってこの間ポンプ室20内へ
は孔22と湾曲溝30を経て図には示されていない入口
流体通路より流体が吸入される。従ってこの場合、孔2
2と湾曲溝30とはポンプの吸入ポートの各一部を構成
する。
施例を示す図3と同様の図である。図4に於て図3に示
す部分に対応する部分は図3に於けると同じ符号により
示されている。この実施例に於ては、ピストン14には
その内端面18よりシリンダとピストンの間の相対的反
復運動の軸線方向ストロークに相当する軸線方向距離に
亙ってその外周面に沿って弧状に延在する一対の湾曲溝
30、32が設けられている。図4のAに示す状態で
は、湾曲溝30はピストンの内端面18より隔った側の
端部にてシリンダの孔22と整合しており、従って孔2
2が図には示されていない流体入口通路に接続されてい
るときには、この時ポンプ室20は湾曲溝30及び孔2
2を経て流体入口通路に連通している。この状態から出
発してピストン14に設けられたアーム34が図には示
されていない駆動手段によりほぼ円形である駆動軌跡3
6に沿って駆動されると、ピストン14はシリンダ10
に対し図にて軸線方向上向きに駆動されると同時に、最
初は、ポンプを上から見たとして、時計廻り方向へ駆動
され、その後反時計廻り方向へ駆動されるので、湾曲溝
30がそれに対応する弧状軌跡に沿って形成されている
と、その間湾曲溝30は孔22との整合を保ち、図4の
Bに示す状態に達する。従ってこの間ポンプ室20内へ
は孔22と湾曲溝30を経て図には示されていない入口
流体通路より流体が吸入される。従ってこの場合、孔2
2と湾曲溝30とはポンプの吸入ポートの各一部を構成
する。
【0017】図4のBに示す状態より更にアーム24が
軌跡36に沿って駆動されると、湾曲溝30は孔22と
の整合より外れ、その直後に湾曲溝32が孔24と整合
する。この場合孔24が図には示されていない流体出口
通路と接続されていると、ここでポンプ室20は湾曲溝
32及び孔24を経て該流体出口通路に連通する。
軌跡36に沿って駆動されると、湾曲溝30は孔22と
の整合より外れ、その直後に湾曲溝32が孔24と整合
する。この場合孔24が図には示されていない流体出口
通路と接続されていると、ここでポンプ室20は湾曲溝
32及び孔24を経て該流体出口通路に連通する。
【0018】図4のBに示す状態から更にアーム34が
軌跡36に沿って駆動されると、ピストン14はシリン
ダ10に対し図にて下方へ軸線方向に駆動されると同時
に、ポンプを上方から見たとして、最初反時計廻り方向
へ又その後時計廻り方向へ駆動される。従って湾曲溝3
2がそれに対応した弧状に形成されていると、その間湾
曲溝32は孔24に整合した状態を保ち、ポンプ室20
は湾曲溝32及び孔24を経て流体出口通路に連通され
た状態に保たれる。従ってこの場合、湾曲溝32及び孔
24はポンプの吐出ポートの各一部を構成する。
軌跡36に沿って駆動されると、ピストン14はシリン
ダ10に対し図にて下方へ軸線方向に駆動されると同時
に、ポンプを上方から見たとして、最初反時計廻り方向
へ又その後時計廻り方向へ駆動される。従って湾曲溝3
2がそれに対応した弧状に形成されていると、その間湾
曲溝32は孔24に整合した状態を保ち、ポンプ室20
は湾曲溝32及び孔24を経て流体出口通路に連通され
た状態に保たれる。従ってこの場合、湾曲溝32及び孔
24はポンプの吐出ポートの各一部を構成する。
【0019】かくして軌跡36に沿うアーム34の駆動
に伴なってポンプ室20内の流体が湾曲溝32及び孔2
4を経て流体出口通路へ吐出されつつピストン14が降
下すると、やがてポンプは図4のDに示す状態に達す
る。そしてこれより更にアーム34が軌跡36に沿って
駆動されると、湾曲溝32は孔24との整合より外れ、
その直後に湾曲溝30が再び孔22に整合し、ポンプは
図4のAに示す状態に復帰する。かくして図4に示す実
施例に於てもA、B、C、Dに示す状態を経てポンプの
1サイクルが行われる。この場合にもシリンダとピスト
ンの間の相対的反復運動はポンプ室20の容積を増減さ
せるための第一の相対的反復運動と、孔22と湾曲溝3
0とからなるポンプの吸入ポートと湾曲溝32と孔24
とよりなるポンプの吐出ポートとを相反的に連通及び遮
断するための第二の相対的反復運動とを複合的に行うこ
とは明らかであろう。
に伴なってポンプ室20内の流体が湾曲溝32及び孔2
4を経て流体出口通路へ吐出されつつピストン14が降
下すると、やがてポンプは図4のDに示す状態に達す
る。そしてこれより更にアーム34が軌跡36に沿って
駆動されると、湾曲溝32は孔24との整合より外れ、
その直後に湾曲溝30が再び孔22に整合し、ポンプは
図4のAに示す状態に復帰する。かくして図4に示す実
施例に於てもA、B、C、Dに示す状態を経てポンプの
1サイクルが行われる。この場合にもシリンダとピスト
ンの間の相対的反復運動はポンプ室20の容積を増減さ
せるための第一の相対的反復運動と、孔22と湾曲溝3
0とからなるポンプの吸入ポートと湾曲溝32と孔24
とよりなるポンプの吐出ポートとを相反的に連通及び遮
断するための第二の相対的反復運動とを複合的に行うこ
とは明らかであろう。
【0020】図4に示す実施例に於ては、シリンダとピ
ストンの間に上記の第一及び第二の相対的反復運動を組
合せて行わせるためのアーム34の駆動軌跡は、ほぼ円
形の軌跡36となるので、アーム34に対する駆動手段
は単に回転運動するものであってよく、図3に示す実施
例に於けるシリンダとピストンの間の相対的駆動手段よ
りもより一層簡便なものでよいことが理解されよう。
ストンの間に上記の第一及び第二の相対的反復運動を組
合せて行わせるためのアーム34の駆動軌跡は、ほぼ円
形の軌跡36となるので、アーム34に対する駆動手段
は単に回転運動するものであってよく、図3に示す実施
例に於けるシリンダとピストンの間の相対的駆動手段よ
りもより一層簡便なものでよいことが理解されよう。
【0021】尚以上に示す二つの実施例に於ては、シリ
ンダ10は一端にて閉じたシリンダ室12を有し、該シ
リンダ室内に単一のピストン14が嵌合した構造を有し
ているが、本発明によるポンプは両端にて開いたシリン
ダ室を有するシリンダの両端より一対のピストン14が
向い合せに嵌合され、図3又は図4に示すポンプに於け
る吸入ポートと吐出ポートの構成が各ピストンに対して
組込まれたツイン型のポンプとして構成されてもよいこ
とは明らかであろう。
ンダ10は一端にて閉じたシリンダ室12を有し、該シ
リンダ室内に単一のピストン14が嵌合した構造を有し
ているが、本発明によるポンプは両端にて開いたシリン
ダ室を有するシリンダの両端より一対のピストン14が
向い合せに嵌合され、図3又は図4に示すポンプに於け
る吸入ポートと吐出ポートの構成が各ピストンに対して
組込まれたツイン型のポンプとして構成されてもよいこ
とは明らかであろう。
【図1】本発明によるポンプの一つの実施例を幾分解図
的に示す斜視図。
的に示す斜視図。
【図2】図1に示すポンプの線A−A及びB−Bを含む
平面による断面を矢印C方向に見た断面図。
平面による断面を矢印C方向に見た断面図。
【図3】図1及び2に示すポンプの1サイクルの作動中
に於ける四つの状態を示す斜視図。
に於ける四つの状態を示す斜視図。
【図4】本発明によるポンプの他の一つの実施例を示す
図3と同様の図。
図3と同様の図。
10…シリンダ 12…シリンダ室 14…ピストン 16…ピストンの外周面 18…ピストンの内端面 20…ポンプ室 22,24…孔 26…直線溝 28…アーム 30,32…湾曲溝 34…アーム 36…アームの駆動軌跡
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F04B 53/14
Claims (3)
- 【請求項1】シリンダとピストンとを有し、これら両者
間の相対的反復運動により容積が反復的に増減するポン
プ室を郭定し、前記ポンプ室の容積が増大する過程にて
吸入ポートを経て該ポンプ室内へ流体を吸入し、前記ポ
ンプ室の容積が減小する過程にて吐出ポートを経て該ポ
ンプ室内より流体を吐出するポンプ装置にして、前記吸
入ポート及び前記吐出ポートは各々その一部が前記シリ
ンダに設けられた第一の通路部と前記ピストンに設けら
れた第二の通路部の整合又は非整合によって連通又は遮
断され、前記シリンダと前記ピストンとは前記ポンプ室
の容積を増減する第一の相対的反復運動に同期して前記
吸入ポートと前記吐出ポートとを相反的に連通又は遮断
する第二の相対的反復運動を行うことを特徴とするポン
プ。 - 【請求項2】請求項1のポンプにして、前記吸入ポート
及び前記吐出ポートの各々の前記第一の通路部は前記シ
リンダの同一の軸線方向位置に互いに周方向に隔置され
て該シリンダの内周面に開口する一対の孔であり、前記
吸入ポート及び前記吐出ポートの各々の前記第二の通路
部は両者に共通の通路であって前記ピストンの前記ポン
プ室に面する内端より該ピストンの外周面に沿って前記
シリンダと前記ピストンの間の前記第一の相対的反復運
動の軸線方向ストロークに相当する軸線方向距離に亙っ
て軸線方向に延在する直線溝であり、前記シリンダと前
記ピストンの間の前記第一の相対的反復運動は前記一対
の孔の各一つと前記直線溝とを整合させた状態での前記
シリンダと前記ピストンの間の相対的軸線方向運動であ
り、前記シリンダと前記ピストンの間の前記第二の相対
的反復運動は前記直線溝を前記一対の孔の一方との整合
から他方との整合へまた該他方との整合から該一方との
整合へ切換える前記シリンダと前記ピストンの間の相対
的回転運動であることを特徴とするポンプ。 - 【請求項3】請求項1のポンプにして、前記吸入ポート
及び前記吐出ポートの各々の前記第一の通路部は前記シ
リンダの同一の軸線方向位置に互いに周方向に隔置され
て該シリンダの内周面に開口する一対の孔であり、前記
吸入ポート及び前記吐出ポートの各々の前記第二の通路
部は前記ピストンの前記ポンプ室に面する内端より該ピ
ストンの外周面に沿って前記シリンダと前記ピストンの
間の前記第一の相対的反復運動の軸線方向ストロークに
相当する軸線方向距離に亙って弧状に延在する一対の湾
曲溝であり、前記シリンダと前記ピストンの間の前記第
一の相対的反復運動は前記一対の湾曲溝の何れか一方の
みを前記一対の孔の対応する一方に整合させた状態での
前記シリンダと前記ピストンの間の相対的軸線方向且周
方向の運動であり、前記シリンダと前記ピストンの間の
前記第二の相対的反復運動は前記一対の湾曲溝の一方が
前記一対の孔の一方と整合した第一の状態から前記一対
の湾曲溝の他方が前記一対の孔の他方と整合した第二の
状態へまた該第二の状態から該第一の状態への切換えを
行う前記シリンダと前記ピストンの間の相対的軸線方向
且周方向運動であり、前記シリンダと前記ピストンの間
の前記第一の相対的反復運動のための前記相対的軸線方
向且周方向運動と前記シリンダと前記ピストンの間の前
記第二の相対的反復運動のための前記相対的軸線方向且
周方向運動とは互いに連続した前記シリンダと前記ピス
トンの間の相対的回動運動であることを特徴とするポン
プ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6011332A JPH07208325A (ja) | 1994-01-05 | 1994-01-05 | 無弁往復動ピストンポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6011332A JPH07208325A (ja) | 1994-01-05 | 1994-01-05 | 無弁往復動ピストンポンプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07208325A true JPH07208325A (ja) | 1995-08-08 |
Family
ID=11775085
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6011332A Pending JPH07208325A (ja) | 1994-01-05 | 1994-01-05 | 無弁往復動ピストンポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07208325A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7661936B2 (en) | 2004-06-15 | 2010-02-16 | Robert Bosch Gmbh | Piston pump with slot-controlled inlet valve |
| WO2013136802A1 (ja) * | 2012-03-16 | 2013-09-19 | テルモ株式会社 | 薬液投与装置 |
| CN115030814A (zh) * | 2022-05-16 | 2022-09-09 | 中国科学院理化技术研究所 | 活塞缸体配合结构、自由活塞发动机及发电机 |
| GB2635262A (en) * | 2024-07-16 | 2025-05-07 | Bell Ian | Mechanical compressor |
-
1994
- 1994-01-05 JP JP6011332A patent/JPH07208325A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7661936B2 (en) | 2004-06-15 | 2010-02-16 | Robert Bosch Gmbh | Piston pump with slot-controlled inlet valve |
| WO2013136802A1 (ja) * | 2012-03-16 | 2013-09-19 | テルモ株式会社 | 薬液投与装置 |
| CN115030814A (zh) * | 2022-05-16 | 2022-09-09 | 中国科学院理化技术研究所 | 活塞缸体配合结构、自由活塞发动机及发电机 |
| GB2635262A (en) * | 2024-07-16 | 2025-05-07 | Bell Ian | Mechanical compressor |
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