JPH07209631A - 液晶膨潤ゲル - Google Patents
液晶膨潤ゲルInfo
- Publication number
- JPH07209631A JPH07209631A JP1791894A JP1791894A JPH07209631A JP H07209631 A JPH07209631 A JP H07209631A JP 1791894 A JP1791894 A JP 1791894A JP 1791894 A JP1791894 A JP 1791894A JP H07209631 A JPH07209631 A JP H07209631A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- swelling gel
- gel
- polymer compound
- swelling
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 含浸させた機能性液晶の機能を高分子化合物
の固体中で発現可能な液晶膨潤ゲルを得るものである。 【構成】 水素添加アクリロニトリルブタジエンゴムを
使用しパーオキサイド加硫配合で作成した0.01mm
の透明シート1と、液晶ミクスチャーに室温で3日間浸
漬し、膨潤させて作成した液晶膨潤ゲル2と、この液晶
膨潤ゲル2を挟んだ透明電極3の付いたガラス板4a及
び4bと、一方のガラス板4aに付けた偏光膜5aと、
ガラス板4bに付けた偏光面が偏光膜5aと90度ずれ
た偏光膜5bとを備えたものである。
の固体中で発現可能な液晶膨潤ゲルを得るものである。 【構成】 水素添加アクリロニトリルブタジエンゴムを
使用しパーオキサイド加硫配合で作成した0.01mm
の透明シート1と、液晶ミクスチャーに室温で3日間浸
漬し、膨潤させて作成した液晶膨潤ゲル2と、この液晶
膨潤ゲル2を挟んだ透明電極3の付いたガラス板4a及
び4bと、一方のガラス板4aに付けた偏光膜5aと、
ガラス板4bに付けた偏光面が偏光膜5aと90度ずれ
た偏光膜5bとを備えたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な液晶膨潤ゲルに関
し、特に、液晶を均一かつ多量に保持することができる
液晶膨潤ゲルに関する。
し、特に、液晶を均一かつ多量に保持することができる
液晶膨潤ゲルに関する。
【0002】
【従来の技術】液晶は表示材料に用いる他、多くの用途
を持っている。この液晶は液体であるため固体と違って
使用の際にはその不定形な性状を一定にするために色々
な手法を必要とした。
を持っている。この液晶は液体であるため固体と違って
使用の際にはその不定形な性状を一定にするために色々
な手法を必要とした。
【0003】例えば、表示材料として液晶を用いた液晶
ディスプレイ(LCD)は、二枚のガラスに透明電極を
作り込み、そのうえに配向処理を施し、この二枚のガラ
ス間に微細なビーズのスペーサーを入れ、ガラス板間に
一定のギャップを作り、そこに液晶を封入し、ガラスの
外側に偏光膜を付けた構造のものである。また、最近、
液晶をマイクロカプセル化し、このマイクロカプセル化
した液晶を高分子固体中に分散させ、透明電極を作りこ
んだ2枚のガラス間に挟んだ構造のものもある。これに
よってスペーサーや配向処理が不要となる。また光透過
状態では単一の旋光性を持たず、光は散乱によって偏光
膜を透過するため、液晶ディスプレイ(LCD)の視野
角を広く取ることができる。
ディスプレイ(LCD)は、二枚のガラスに透明電極を
作り込み、そのうえに配向処理を施し、この二枚のガラ
ス間に微細なビーズのスペーサーを入れ、ガラス板間に
一定のギャップを作り、そこに液晶を封入し、ガラスの
外側に偏光膜を付けた構造のものである。また、最近、
液晶をマイクロカプセル化し、このマイクロカプセル化
した液晶を高分子固体中に分散させ、透明電極を作りこ
んだ2枚のガラス間に挟んだ構造のものもある。これに
よってスペーサーや配向処理が不要となる。また光透過
状態では単一の旋光性を持たず、光は散乱によって偏光
膜を透過するため、液晶ディスプレイ(LCD)の視野
角を広く取ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
液体の液晶をそのまま使用した液晶ディスプレイ(LC
D)、特に大形の液晶ディスプレイ(LCD)では、
(A)液晶の封入の際エアが混入する恐れがあるので封
入法に工夫が必要であること、(B)シール材を使用す
る必要が有るため行程が複雑になること、(C)2枚の
ガラスの電極の接触によるショートを防ぎ、均一なギャ
ップを保持するためスペーサーを均一に分散、場合によ
っては固定を行なわなければならないこと、(D)均一
なギャップを保持するためガラスも平坦で、捩れないよ
う厚みがあって重いものが必要であること、(E)ショ
ートさせないために平面基盤しかできず、曲面のLCD
はできないこと、などの問題点があった。また、後者の
マイクロカプセル化した液晶を高分子固体中に分散させ
た液晶ディスプレイ(LCD)は、(F)高分子固体中
に分散させるための工程が多いこと、(G)高分子固体
中に多くの液晶を均一に含ませることが難しいこと、な
どの問題点があった。
液体の液晶をそのまま使用した液晶ディスプレイ(LC
D)、特に大形の液晶ディスプレイ(LCD)では、
(A)液晶の封入の際エアが混入する恐れがあるので封
入法に工夫が必要であること、(B)シール材を使用す
る必要が有るため行程が複雑になること、(C)2枚の
ガラスの電極の接触によるショートを防ぎ、均一なギャ
ップを保持するためスペーサーを均一に分散、場合によ
っては固定を行なわなければならないこと、(D)均一
なギャップを保持するためガラスも平坦で、捩れないよ
う厚みがあって重いものが必要であること、(E)ショ
ートさせないために平面基盤しかできず、曲面のLCD
はできないこと、などの問題点があった。また、後者の
マイクロカプセル化した液晶を高分子固体中に分散させ
た液晶ディスプレイ(LCD)は、(F)高分子固体中
に分散させるための工程が多いこと、(G)高分子固体
中に多くの液晶を均一に含ませることが難しいこと、な
どの問題点があった。
【0005】本発明の目的は、液晶の機能を損なうよう
な熱、その他の種々な条件を必要とせずに、簡単に、ま
た、多量に、かつ、均一に液晶を高分子化合物の分子鎖
のとる三次元網目構造内へ分散させ、ゲルに含ませるこ
とを可能とし、それによる液晶の取り扱いの自由度の大
きさによって、平面以外の形状、変形、新しい用途を可
能とすることである。
な熱、その他の種々な条件を必要とせずに、簡単に、ま
た、多量に、かつ、均一に液晶を高分子化合物の分子鎖
のとる三次元網目構造内へ分散させ、ゲルに含ませるこ
とを可能とし、それによる液晶の取り扱いの自由度の大
きさによって、平面以外の形状、変形、新しい用途を可
能とすることである。
【0006】なお、上記の三次元網目構造は、高分子化
合物の長鎖状の分子が作る絡み合いの構造であり、スポ
ンジなど数ミクロン程度から数百ミクロンの微細な穴を
多数持つ多孔体の構造を指すものではない。
合物の長鎖状の分子が作る絡み合いの構造であり、スポ
ンジなど数ミクロン程度から数百ミクロンの微細な穴を
多数持つ多孔体の構造を指すものではない。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、加硫などの手
法により高分子量の分子鎖による三次元網目構造を持た
せた高分子化合物を液晶で膨潤させて、この液晶を高分
子固体の三次元網目構造内に吸収させるものである。
法により高分子量の分子鎖による三次元網目構造を持た
せた高分子化合物を液晶で膨潤させて、この液晶を高分
子固体の三次元網目構造内に吸収させるものである。
【0008】
【作用】本発明は、高分子化合物内に均一かつ多量に機
能性の液晶を簡単に吸収、保持させることができる。
能性の液晶を簡単に吸収、保持させることができる。
【0009】
【実施例】図1は本発明に係る液晶膨潤ゲルの一実施例
である。この液晶膨潤ゲルの製造方法を図2(A)及び
(B)を用いて説明する。まず、図2(A)において、
水素添加アクリロニトリルブタジエンゴムを使用しパー
オキサイド加硫配合で0.01mmの透明シート1を製
作する。そして、図2(B)において、液晶ミクスチャ
ーに室温で3日間浸漬し、膨潤させて、液晶膨潤ゲル2
を作成する。この液晶膨潤ゲル2を透明電極3の付いた
ガラス板4a及び4bで挟み、一方のガラス板4aには
偏光膜5aを付け、他方のガラス板4bには偏光面が偏
光膜5aと90度ずれた偏光膜5bを付けて、バックラ
イト(図示せず)を設ける。
である。この液晶膨潤ゲルの製造方法を図2(A)及び
(B)を用いて説明する。まず、図2(A)において、
水素添加アクリロニトリルブタジエンゴムを使用しパー
オキサイド加硫配合で0.01mmの透明シート1を製
作する。そして、図2(B)において、液晶ミクスチャ
ーに室温で3日間浸漬し、膨潤させて、液晶膨潤ゲル2
を作成する。この液晶膨潤ゲル2を透明電極3の付いた
ガラス板4a及び4bで挟み、一方のガラス板4aには
偏光膜5aを付け、他方のガラス板4bには偏光面が偏
光膜5aと90度ずれた偏光膜5bを付けて、バックラ
イト(図示せず)を設ける。
【0010】電極間に電圧を印加しなければ、バックラ
イト(図示せず)からの入射光6は、図3に示すよう
に、液晶膨潤ゲル2中のランダムに並んだ液晶で散乱さ
れ、偏光膜5aを通って出てくるので明るく見える。一
方、電極間に所定の電圧を印加すると、図4に示すよう
に液晶膨潤ゲル2中の液晶は電界方向に並ぶので、バッ
クライト(図示せず)からの入射光6は、散乱されず、
偏光面が偏光膜5bと90度ずれた偏光膜5aを通るこ
とができないので暗くなり、黒く見える。このように、
電界印加時と無印加時とのコントラストにより表示が可
能となり、液晶ディスプレイ(LCD)として機能す
る。
イト(図示せず)からの入射光6は、図3に示すよう
に、液晶膨潤ゲル2中のランダムに並んだ液晶で散乱さ
れ、偏光膜5aを通って出てくるので明るく見える。一
方、電極間に所定の電圧を印加すると、図4に示すよう
に液晶膨潤ゲル2中の液晶は電界方向に並ぶので、バッ
クライト(図示せず)からの入射光6は、散乱されず、
偏光面が偏光膜5bと90度ずれた偏光膜5aを通るこ
とができないので暗くなり、黒く見える。このように、
電界印加時と無印加時とのコントラストにより表示が可
能となり、液晶ディスプレイ(LCD)として機能す
る。
【0011】なお、上記の高分子化合物は、一実施例と
して水素添加アクリロニトリルブタジエンゴムを用いて
説明したが、これに限定せず、液晶との相溶性が良く、
液晶を吸収する量が増す基材である。例として、アクリ
ロニトリルブタジエンゴム、塩化ビニルブレンドのアク
リロニトリルブタジエンゴム、アクリルゴム、ウレタン
ゴム、クロロプレンゴム、塩素化ポリエチレン、クロロ
スルホン化ポリエチレン、フッ素ゴム、天然ゴム、イソ
プレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン・ブタジエンゴ
ム・ポリノルボーネン等を用いることができる。また、
これらのポリマーの2種類以上のブレンド、あるいは共
重合物ももちろん用いることができる。また、これらの
ポリマーの2種類以上のブレンド、あるいは共重合物も
もちろん用いることができる。
して水素添加アクリロニトリルブタジエンゴムを用いて
説明したが、これに限定せず、液晶との相溶性が良く、
液晶を吸収する量が増す基材である。例として、アクリ
ロニトリルブタジエンゴム、塩化ビニルブレンドのアク
リロニトリルブタジエンゴム、アクリルゴム、ウレタン
ゴム、クロロプレンゴム、塩素化ポリエチレン、クロロ
スルホン化ポリエチレン、フッ素ゴム、天然ゴム、イソ
プレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン・ブタジエンゴ
ム・ポリノルボーネン等を用いることができる。また、
これらのポリマーの2種類以上のブレンド、あるいは共
重合物ももちろん用いることができる。また、これらの
ポリマーの2種類以上のブレンド、あるいは共重合物も
もちろん用いることができる。
【0012】また、本発明の一実施例として、液晶ディ
スプレイ(LCD)について説明したが、これに限定さ
れるものではないことはもちろんである。
スプレイ(LCD)について説明したが、これに限定さ
れるものではないことはもちろんである。
【0013】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
係る液晶膨潤ゲルによれば、液晶の機能を高分子化合物
の三次元網目構造内で実現できたので、(イ)液晶膨潤
ゲルにはエアが混入する恐れがないこと、(ロ)シール
材を使用しないこと、(ハ)2枚のガラスのギャップが
ゲルにより面で支えられるため互いの接触によるショー
トがなく、スペーサーが必要ないこと、(ニ)捩じれに
対してギャンプを保持できるので、捩れない厚みのある
ガラスの代わりにフィルムのような柔軟性のあるものも
使用でき、形、自由度が大きく、平面以外の形状や変形
が可能であること、(ホ)高分子固体中に分散させる工
程が簡単であること、(ヘ)高分子固体中に多くの液晶
を均一に含ませることができること、(ト)液晶の機能
を損なうような熱、その他の種々な条件を必要としない
こと、(チ)多量に、かつ、均一に液晶をゲルに含ませ
ることができること、等の優れた効果が得られる。
係る液晶膨潤ゲルによれば、液晶の機能を高分子化合物
の三次元網目構造内で実現できたので、(イ)液晶膨潤
ゲルにはエアが混入する恐れがないこと、(ロ)シール
材を使用しないこと、(ハ)2枚のガラスのギャップが
ゲルにより面で支えられるため互いの接触によるショー
トがなく、スペーサーが必要ないこと、(ニ)捩じれに
対してギャンプを保持できるので、捩れない厚みのある
ガラスの代わりにフィルムのような柔軟性のあるものも
使用でき、形、自由度が大きく、平面以外の形状や変形
が可能であること、(ホ)高分子固体中に分散させる工
程が簡単であること、(ヘ)高分子固体中に多くの液晶
を均一に含ませることができること、(ト)液晶の機能
を損なうような熱、その他の種々な条件を必要としない
こと、(チ)多量に、かつ、均一に液晶をゲルに含ませ
ることができること、等の優れた効果が得られる。
【図1】本発明に係る液晶膨潤ゲルの一実施例を示す概
略断面図である。
略断面図である。
【図2】図1に示す液晶膨潤ゲルの製造方法を示す図で
ある。
ある。
【図3】図1に示す液晶膨潤ゲルの電圧無印加時におけ
る断面図である。
る断面図である。
【図4】図1に示す液晶膨潤ゲルの電圧印加時における
断面図である。
断面図である。
1 透明シート 2 液晶膨潤ゲル 3 透明電極 4a,4b ガラス板 5a,5b 偏光膜 6 バックライトからの入射光
Claims (1)
- 【請求項1】 液晶と相溶性がある高分子化合物を液晶
で膨潤し、高分子化合物の分子鎖がとる三次元網目構造
中に液晶を吸収させて保持することを特徴とする液晶膨
潤ゲル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1791894A JPH07209631A (ja) | 1994-01-18 | 1994-01-18 | 液晶膨潤ゲル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1791894A JPH07209631A (ja) | 1994-01-18 | 1994-01-18 | 液晶膨潤ゲル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07209631A true JPH07209631A (ja) | 1995-08-11 |
Family
ID=11957147
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1791894A Pending JPH07209631A (ja) | 1994-01-18 | 1994-01-18 | 液晶膨潤ゲル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07209631A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002287125A (ja) * | 2001-03-26 | 2002-10-03 | Chisso Corp | 自己形状保持性液晶複合材およびそれを用いる表示素子 |
| JP2012017469A (ja) * | 2005-06-16 | 2012-01-26 | Nissan Motor Co Ltd | 液晶を用いた刺激変形体 |
| US12461414B2 (en) | 2023-03-22 | 2025-11-04 | Seiko Epson Corporation | Liquid crystal device comprising an adsorption layer containing xerogel |
-
1994
- 1994-01-18 JP JP1791894A patent/JPH07209631A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002287125A (ja) * | 2001-03-26 | 2002-10-03 | Chisso Corp | 自己形状保持性液晶複合材およびそれを用いる表示素子 |
| JP2012017469A (ja) * | 2005-06-16 | 2012-01-26 | Nissan Motor Co Ltd | 液晶を用いた刺激変形体 |
| US8137799B2 (en) | 2005-06-16 | 2012-03-20 | Nissan Motor Co., Ltd. | Article undergoing stimulus-responsive deformation and vehicle part using the same |
| JP5157443B2 (ja) * | 2005-06-16 | 2013-03-06 | 日産自動車株式会社 | 液晶を用いた刺激変形体 |
| US8673439B2 (en) | 2005-06-16 | 2014-03-18 | Nissan Motor Co., Ltd. | Article undergoing stimulus-responsive deformation and vehicle part using the same |
| US12461414B2 (en) | 2023-03-22 | 2025-11-04 | Seiko Epson Corporation | Liquid crystal device comprising an adsorption layer containing xerogel |
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