JPH07209841A - 現像廃液濃縮装置 - Google Patents

現像廃液濃縮装置

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JPH07209841A
JPH07209841A JP6019016A JP1901694A JPH07209841A JP H07209841 A JPH07209841 A JP H07209841A JP 6019016 A JP6019016 A JP 6019016A JP 1901694 A JP1901694 A JP 1901694A JP H07209841 A JPH07209841 A JP H07209841A
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tank
heat
waste liquid
temperature
liquid
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JP6019016A
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Koichi Hayashi
浩一 林
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Individual
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D5/00Condensation of vapours; Recovering volatile solvents by condensation
    • B01D5/0033Other features
    • B01D5/0042Thermo-electric condensing; using Peltier-effect
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D1/00Evaporating
    • B01D1/0011Heating features
    • B01D1/0017Use of electrical or wave energy

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)
  • Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)
  • Heat Treatment Of Water, Waste Water Or Sewage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 小規模の店舗にも導入することのできる、小
型で低価格で高効率の現像廃液濃縮装置を提供する。 【構成】 蒸発槽2aと結露槽2bとに区分され、各槽
の上部が連通されている濃縮タンク2と、ペルチェ素子
部16によって構成され、発熱側23aが蒸発槽2aに
接し吸熱側23bが結露槽2bに接している発熱/吸熱
部4と、蒸発槽2内の廃液量を一定範囲内の液量に制御
する補充ポンプ3と、発熱側4aの温度を一定範囲内の
値に制御する冷却部5などを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、写真の現像廃液を濃
縮する装置に関し、特に、ペルチェ素子を利用した小型
で安価な現像廃液濃縮装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】写真の現像廃液は、その90%以上が水
分であるが、法的規制により下水などに排出することが
できないので、専ら、廃液業者にその処分を委託してい
る。そして、廃液処理を委託した場合には、その費用が
廃液濃度に対してではなく、廃液量に対して請求される
ので、現像廃液を濃縮化することが考えられる。ここ
で、廃液を濃縮化する方法としては、例えば、ヒーター
によって廃液を加熱して蒸発を促進する方法が考えられ
る。また、この方法の効率の悪さを改善するため、加熱
装置と減圧装置とを併用すると共に、冷媒などによって
水蒸気を液化させて濃縮率を高めるなどの方法も考えら
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、街角の
写真現像所の場合には、一日当たりの現像廃液量は2〜
4リットル程度であるのが一般的であり、また店舗の規
模も大きくないので、減圧装置などを用いた廃液濃縮化
装置を設けることが困難であった。
【0004】すなわち、この廃液濃縮化装置はヒーター
やコンプレッサなどを必要とするために装置が大型化し
且つ高価となるので、通常規模の店舗ではコスト的にも
場所的にも採用が困難であった。また、減圧装置から発
生する振動音が邪魔になるという問題もあった。更に、
業者による廃液回収は、その回収にコストがかかるため
に回収サイクルは1カ月に1回程度であり、回収までに
溜まる廃液を置いておくスペースも小さな店舗では問題
となった。
【0005】この発明は、これらの問題点に着目してな
されたものであって、小規模の店舗にも導入することの
できる、小型で低価格で高効率の現像廃液濃縮装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する
為、この発明に係る現像廃液濃縮装置は、(a) 蒸発槽と
結露槽とに区分されると共に、前記各槽の上部が連通さ
れている濃縮タンクと、(b) ペルチェ素子によって構成
されており、その発熱側が前記蒸発槽に接し、その吸熱
側が前記結露槽に接している発熱/吸熱部と、(c) 前記
蒸発槽内の廃液量を、一定範囲内の液量に制御する液量
調整手段と、(d) 前記発熱/吸熱部の発熱側又は吸熱側
の温度を、一定範囲内の値に制御する温度調整手段とを
備えることを特徴としている。
【0007】ここで、液量調整手段(c) は特に限定され
ないが、例えば、(c1)写真現像廃液を蓄える貯蔵タンク
と、(c2)前記蒸発槽内の液量の限界値を、高さの異なる
二つの液面で検出する液面センサと、(C3)この液面セン
サの出力に応答して動作し、前記蒸発槽内の液量が第1
の液面まで低下すると前記貯蔵タンクから廃液の供給を
開始し、液量が増加して第2の液面に達すれば前記貯蔵
タンクからの廃液の供給を停止する廃液供給手段とで構
成すれば良い。
【0008】また、温度調整手段(d) も特に限定されな
いが、例えば、(d1)前記蒸発槽内の廃液温度を検出する
温度センサと、(d2)前記前記発熱/吸熱部の発熱側に接
続される放熱部と、(d3)前記温度センサの出力に応答し
て動作して、前記放熱部を強制的に冷却する冷却手段と
で構成すれば良い。
【0009】また、蒸発槽と発熱/吸熱部とを分離する
ことも可能であり、この場合には、(a) 蒸発槽と結露槽
とに区分されると共に、前記各槽の上部が連通されてい
る濃縮タンクと、(b')ペルチェ素子によって構成されて
おり、その発熱側が外気に接し、その吸熱側が前記結露
槽に接している発熱/吸熱部と、(c) 前記蒸発槽内の廃
液量を、一定範囲内の液量に制御する液量調整手段と、
(d')前記発熱/吸熱部の発熱側又は吸熱側の温度を、一
定範囲内の値に制御する温度調整手段とを備えるように
すれば良い。
【0010】
【作用】請求項1〜請求項4の発明においては、発熱/
吸熱部の発熱側は蒸発槽に接しているので、蒸発槽の廃
液は温められることによって蒸発が促進される。そし
て、蒸発槽と結露槽は、その上部において連通されてい
るので、前記水蒸気は結露槽に入ってゆくことになる。
発熱/吸熱部は、ペルチェ素子によって構成されている
ので、発熱側での発熱に対応して、吸熱側では温度が低
下する。その為、結露槽に入ってきた気体は、液化され
ることになり、液化された水蒸気が、順次、結露槽に溜
まってゆく。
【0011】また、請求項5の発明においては、発熱/
吸熱部の吸熱側は結露槽に接しているので、蒸発槽の廃
液を適宜に温めるようにすれば、結露槽において有効に
水蒸気が結露槽されることになる。請求項1〜請求項5
の発明においては、ペルチェ素子による発熱/吸熱動作
を利用して写真廃液を濃縮化しているので、ヒーターだ
けによる単なる加熱よりも効率が高く、また、減圧装置
を必要としないので騒音がなく、しかも低価格である。
【0012】
【実施例】以下、実施例に基づいて、この発明を更に詳
細に説明する。図1は、この発明に係る現像廃液濃縮装
置の一例をブロック図によって図示したものであり、図
2は、図1に示す現像廃液濃縮装置の濃縮原理を図示し
たものである。
【0013】図1に示すように、この現像廃液濃縮装置
は、写真現像廃液を一時的に蓄える貯蔵タンク1と、現
像廃液から蒸発した蒸留水を結露させることによって現
像廃液を濃縮化する濃縮タンク2と、濃縮タンク2に廃
液を適宜に補充する補充ポンプ3と、濃縮タンク2を二
分割するよう配置される発熱/吸熱部4と、発熱/吸熱
部4の発熱側を冷却する冷却部5と、濃縮タンク2内の
空気を循環させるエアーポンプ6と、各部の動作を制御
する制御部(図示せず)などで構成されている。
【0014】貯蔵タンク1は、写真現像処理などで発生
する廃液を一時的に蓄えておくものであり、タンク内壁
の下側には、渇水状態を検出するための液面センサであ
る渇水チェックセンサ7が配置されている。また、補充
ポンプ3は、制御部の指令に応じて、貯蔵タンク1から
濃縮タンク2に向けて廃液を送るものであり、いわゆる
逆流防止形のポンプで形成されている。
【0015】濃縮タンク2は、発熱/吸熱部4の発熱側
端面4aと吸熱側端面4bによって(上部を連通した状
態で)蒸発槽2aと結露槽2bとに区分されており、各
槽2a,2bの液体が互いに混合されないような構造に
なっている。ここで、発熱/吸熱部4の端面4a,4b
は、耐薬品性が高くしかも熱伝導率の高い、例えばステ
ンレスやセラミックなどの部材で構成するのが好まし
い。
【0016】蒸発槽2aの壁面上部には、蒸発槽2aの
満水状態を検出するための満水チェックセンサ8aが配
置されており、また壁面下部には、蒸発槽2aの渇水状
態を検出するための渇水チェックセンサ9aが配置され
ている。また、蒸発槽2aの底面は、排出管10に連通
しており、排出管10の途中には排出バルブ11aが設
けられている。
【0017】蒸発槽2aには、また、蒸発槽2a内の廃
液温度が限界温度近くまで上昇したことを検出するため
の温度センサ12と、冷却部5を制御する信号を得るた
めの温度センサ13とが設けられている。ここで、限界
温度とは、ペルチェ素子の耐熱限界温度をいい、発熱/
吸熱部4への通電を遮断して、蒸発槽2a内の廃液温度
の上昇を停止すべき温度をいう。なお、各温度センサ1
2,13は、例えば、サーミスタやサーモスタットなど
で構成される。
【0018】結露槽2bの壁面上部には、結露槽2bに
蒸留水が満水状態になったことを検出するための満水チ
ェックセンサ8bが配置されている。また、結露槽2b
の底面は排出管10に連通しており、排出管10の途中
には排出バルブ11bが設けられている。この結露槽2
bは、満水チェックセンサ8bより上側の壁面において
空気循環用のダクト14と連通しており、ダクト14は
エアーポンプ6の吸気側6bに接続されている。一方、
エアーポンプ6の排気側6aは、逆流防止弁15を介し
て、蒸発槽2aの底面に連通している。
【0019】発熱/吸熱部4は、その発熱側端面4aと
吸熱側端面4bとの間に、複数組のペルチェ素子部16
…16を内包した構成になっており、2つの端面4a,
4bの間には充填剤17が充填されてペルチェ素子部1
6…16に対する防水を図っている。
【0020】冷却部5は、発熱/吸熱部4の発熱側端面
4aに接続されている放熱フィン18と、放熱フィン1
8と対向して配置される冷却用ファン19とで構成され
ている。冷却用ファン19は、上記した温度センサ13
の出力に基づいて動作して放熱フィン18を冷却し、発
熱側端面4aを所定の温度(制御設定値T)に維持する
ものである。
【0021】図3は、ペルチェ素子部16の原理的構成
図を図示したものである。ペルチェ素子部16は、発熱
/吸熱部4において中心的に作用する部分であり、N型
半導体20NとP型半導体20Pとが、電気伝導部21
を介して、直流電源Eと直列接続された構成になってい
る。なお、N型半導体20NやP型半導体20Pは、例
えば、ビスマス・テルル化物の半導体であって、それぞ
れ、不純物ドーピングによる過剰電子と不足電子のエレ
メントとして構成される。また、電気伝導部21は、電
気絶縁部22を介して、熱吸収部23bと熱放出部23
aとに接続されており、これらは、それぞれ発熱/吸熱
部4の吸熱側端面4bと発熱側端面4aに接続されてい
る。
【0022】図3から明らかなように、直流電源Eから
の電流は、N型半導体20N⇒P型半導体20P⇒N型
半導体20N……⇒P型半導体20Pのように流れるの
で、図3の上側では熱吸収され、下側では熱放出される
ことになり、この吸熱と放熱によって吸熱側端面4bと
発熱側端面4aには、所定の温度差が形成されることに
なる。
【0023】図4は、図1に示す装置の制御部を概念的
に図示したものである。交流100Vは、メインスイッ
チ24とヒューズ25とを介して回路内に供給されてお
り、回路内では、第1開閉部26aとエアーポンプ6と
によって閉回路が形成されている。
【0024】第1開閉部26aは、通常はON状態とな
っている開閉部であるが、貯蔵タンク1が渇水状態とな
って渇水チェックセンサ7が作動すると、これに応じて
OFF状態に制御されるようになっている。発熱/吸熱
部4が動作している状態で貯蔵タンク1の廃液が無くな
った場合には、濃縮タンク2内の蒸発槽2aがいわゆる
「空炊き」状態となり、ペルチェ素子が自らの発熱によ
って破壊される恐れがあるので、渇水チェックセンサ7
が作動した場合には、強制的に回路内への通電を停止す
るようにしている。なお、蒸発槽2aの廃液温度が限界
温度近くまで上昇すれば、温度センサ12の作用によっ
てペルチェ素子への通電は停止される筈であるが(後述
する)、貯蔵タンク1が空になれば、例え温度センサ1
2などが故障していたとしても、ペルチェ素子への通電
が確実に停止されるようになっている。
【0025】第1開閉部26aの出力側のACライン2
7には、直流電源装置28が接続されており、直流電源
装置28の出力端子には、複数のペルチェ素子部16…
16と第2開閉部26bとが直列に接続されている。第
2開閉部26bは、通常はON状態となっている開閉部
であるが、濃縮タンク2内の温度が限界温度近くに達し
たことを温度センサ12が検出した場合には、この検出
動作に応じて、OFF状態に制御されるようになってい
る。つまり、温度センサ12の出力に応じて、第2開閉
部26bはOFF状態となり、発熱/吸熱部4への通電
を遮断することによって、ペルチェ素子の温度が耐熱限
界温度を超えることを防止している。
【0026】複数組のペルチェ素子部16…16は、直
流電源装置28に対して電気的に並列接続されており、
また、各組の熱吸収部23bと熱放出部23aとは、発
熱/吸熱部4の両端面4b,4aの間に、並列的に配置
されている。ペルチェ素子部16は、N型半導体20N
とP型半導体20Pの直列接続によって構成されている
ので(図3参照)、半導体素子20の一部が故障すると
そのペルチェ素子部16が動作しなくなるが、並列接続
されている残りのペルチェ素子部16が動作し続けるこ
とにより、全体としては発熱/吸熱作用を発揮するよう
になっている。なお、ペルチェ素子に加える直流電圧E
は、完全に平滑化されている必要はないので、直流電源
装置28は、単なるダイオードブリッジなどによって、
簡易に構成することができる。
【0027】ACライン27には、また、冷却ファン1
9と第3開閉部26cとが直列に接続されている。第3
開閉部26cは、通常はOFF状態となっている開閉部
であるが、蒸発槽2aの廃液温度が所定値を超えた場合
には、温度センサ13の検出動作に応じて、ON状態に
制御されるようになっている。蒸発槽2aの廃液温度
は、いつも一定値であることが望ましいが、濃縮タンク
2内の廃液や蒸留水の容量変動に応じて所定値より温度
が高くなることがある。かかる場合、ペルチェ素子部1
6への通電を停止したのでは、吸熱動作も停止されてし
まうことになるので、ペルチェ素子部16への通電を維
持しつつ、冷却ファン19の動作によって所定温度を維
持しているのである。なお、温度センサ13は、温度セ
ンサ12の検出温度よりも低く設定されているので、第
3開閉部26cと冷却ファン19とが正常に作動してい
る限りは、第2開閉部26bが作動することはなく、し
たがって、ペルチェ素子部16は常に通電されているこ
とになる。
【0028】ACライン27には、更にまた、補充ポン
プ3と第4開閉部26dとが直列に接続されている。第
4開閉部26dは、満水チェックセンサ8aと、渇水チ
ェックセンサ9aの出力によってON/OFF制御され
る開閉部である。すなわち、渇水チェックセンサ9aが
作動すると第4開閉部26dがON状態に制御され、満
水チェックセンサ8aが作動すればOFF状態に制御さ
れるのであり、補充ポンプ3は、蒸留槽2aが渇水状態
になると運転を開始し、蒸発槽2aが満水状態になると
運転を終了する。
【0029】エアーポンプ6には、第1開閉部26aを
介して、AC100Vが供給されているので、貯蔵タン
ク1が渇水状態となって第1開閉部26aがOFF状態
にならない限り、常に運転を持続している。従って、結
露槽2bより吸入された空気は、蒸留槽2aでエアー発
泡することになり、この結果、蒸留槽2a内の廃液の温
度ムラがなくなり、廃液の濃縮動作が効果的に行われ
る。なお、この実施例においては、連続的なエアー発泡
によって液温の均一化を図っているが、これに限定され
る必要はなく、例えば、ポンプやスクリューによる攪拌
によって廃液の対流を促進するようにしても良い。ま
た、この実施例の場合には結露槽2bの水蒸気をエアー
ポンプ6の吸気側に供給しているが、この循環路を遮断
して、結露槽の水蒸気を大気に放出すると共に、外気を
吸気してエアー発泡するようにしても良い。
【0030】また、この実施例の場合には、蒸留槽2a
を発熱/吸熱部4の発熱側端面4aによってのみ廃液を
加熱しているが、例えば、この装置を寒い地方の屋外に
配置するような場合は、蒸発槽2aの加熱をヒーターな
どで補完するようにしても良い。なお、真空ポンプによ
って減圧を図り、沸点を下げることによって効率を高め
るようにしても良い。また、この装置において蒸発槽2
aと結露槽2bの大きさは特に限定されないが、両者を
合わせて一辺15cm程度にすることができるので、装
置全体を写真現像装置の中に内蔵するようにしても良
い。
【0031】続いて、以上の構成からなる写真廃液濃縮
装置の各部の動作を、図5に示すタイムチャートに基づ
いて説明する。なお、図5の(a)〜(f)は、それぞ
れ、濃縮タンク2内の時間的温度変化(a)、冷却ファ
ン19の動作状態(b)、ペルチェ素子部16の通電状
態(c)、蒸発槽2aの液量(d)、補充ポンプ3の作
動状態(e)、結露槽2bの蒸留水量(f)を示してい
る。
【0032】ここで、初期状態においては、蒸発槽2a
の廃液が満水状態であると考える。また、初期状態にお
いては、第1開閉部と第2開閉部はON状態、第3開閉
部と第4開閉部はOFF状態であるので、エアーポンプ
6と発熱/吸熱部4は動作状態にあるが、冷却ファン1
9と補充ポンプ3は停止状態にある。
【0033】上述の通り、発熱/吸熱部4のペルチェ素
子部16は、第2開閉部26aを介して通電状態にある
ので、発熱側端面4aの温度は時間の経過とともに漸次
増加し、一方、吸熱側端面4bの温度は漸次減少する
(図5の(a) 参照)。その為、蒸発槽2aの廃液は蒸発
によって減少してゆき、一方、結露槽2bでは吸熱側端
面4bにおいて結露が生じて蒸留水が増加してゆく(図
5の(d)(f)参照)。
【0034】かかる蒸発/結露の動作を持続しつつ、蒸
発槽2aの温度は増加し、結露槽2bの温度は減少して
ゆくが、やがて、蒸発槽2aの温度が制御設定値Tに達
することになる。すると、温度センサ13は、その旨を
検出するので、この検出動作に応答して、第3開閉部2
6cがON状態に変わって冷却ファン19の運転が開始
される。冷却ファン19の運転によって蒸発槽2aの温
度が制御設定値Tを下回れば、その旨の温度センサ13
の出力に応答して、第3開閉部26cがOFF状態に変
わり冷却ファン19の運転が停止される。つまり、温度
センサ13の出力により冷却ファン19が間欠的に運転
されることによって、蒸留槽2aの温度は、ほぼ制御設
定値Tに維持されることになる。
【0035】蒸発/結露の動作が更に続くと、蒸発槽2
aの廃液の濃縮化が進み、液量が所定値を下回ることに
なる。すると、渇水チェックセンサ9aが動作するの
で、これに応じて第4開閉部26dはON状態になり、
補充ポンプ3の運転が開始される。補充ポンプ3の運転
により、貯蔵タンク1の廃液が蒸発槽2aに補充される
と、一定時間の補充動作の後、蒸発槽2aは満水状態と
なって満水チェックセンサ8aが動作する。その結果、
第4開閉部26dはOFF状態となるので、補充ポンプ
3の運転は停止される。
【0036】以降の動作も、上述した動作と同様であっ
て、冷却ファン19の間欠的運転によって蒸留槽2aの
温度が制御設定値Tに維持され、この状態で蒸発/結露
の動作が持続される。かかる定常動作を繰り返している
と、やがて、結露槽2bの蒸留水が満水状態になるの
で、排出バルブ11bを開放して蒸留水を排出する。な
お、廃液に揮発性の薬品が含まれていない場合は、この
蒸留水の適宜な再利用が可能となる。
【0037】一方、蒸発槽2aでは、廃液の濃縮と、廃
液の補充が繰り返されるが、適当な時期がくれば、排出
バルブ11aを開放して廃液業者などに濃縮された廃液
の廃棄処理を委託すれば良い。
【0038】図6は、この発明の別の実施例について、
その概略図を図示したものである。図6に示す現像廃液
濃縮装置は、発熱/吸熱部4の吸熱側4bを結露層2b
を接続し、発熱側4aを外気に開放した点に特徴があ
る。そして、蒸発槽2aの廃液は適宜な加熱装置29に
よって加熱されており、蒸発槽2aと結露槽2bとは断
熱層30で区分されている。また、放熱フィン19は、
発熱側4a又は吸熱側4bの温度に基づいて動作して、
結露槽2bの温度を所定値に維持している。他の部分に
ついては図1の装置と同様であり、結露槽2bの水蒸気
は、エアーポンプ6によって蒸発槽2aに伝えられてい
るか、外気に放出されている。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る現
像廃液濃縮装置は、ペルチェ素子による発熱/吸熱動作
を利用して写真廃液を濃縮化している。その為、単なる
加熱によって濃縮化するよりも効率が高い。また、稼動
部分が殆ど無いので耐久性に優れ、かつ無音である。更
に、装置全体を低価格かつ小型化することができるだけ
でなく、結露によって回収した液体を適宜に再利用する
ことも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である現像廃液濃縮装置の
ブロック図である。
【図2】図1の装置の動作原理を説明する図面である。
【図3】ペルチェ素子部の構成を図示したものである。
【図4】図1の装置の制御部を図示したものである。
【図5】図1の装置の動作を説明するためのタイムチャ
ートである。
【図6】この発明の別の実施例について概略図を示した
ものである。
【符号の説明】
2 濃縮タンク 2a 蒸発槽 2b 結露槽 3 補充ポンプ(液量調整手段) 4 発熱/吸熱部 4a 発熱側端面 4b 吸熱側端面 5 冷却部(温度調整手段) 8a 満水チェックセンサ 9a 渇水チェックセンサ 12,13 温度センサ 16 ペルチェ素子部 18 放熱フィン 19 冷却用ファン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸発槽と結露槽とに区分されると共に、
    前記各槽の上部が連通されている濃縮タンクと、 ペルチェ素子によって構成されており、その発熱側が前
    記蒸発槽に接し、その吸熱側が前記結露槽に接している
    発熱/吸熱部と、 前記蒸発槽内の廃液量を、一定範囲内の液量に制御する
    液量調整手段と、 前記発熱/吸熱部の発熱側又は吸熱側の温度を、一定範
    囲内の値に制御する温度調整手段とを備えることを特徴
    とする現像廃液濃縮装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の現像廃液濃縮装置にお
    いて、 前記蒸発槽内の廃液の温度の均一化を図る攪拌手段を、
    更に備えることを特徴とする現像廃液濃縮装置。
  3. 【請求項3】 前記液量調整手段が、 写真現像廃液を蓄える貯蔵タンクと、 前記蒸発槽内の液量の限界値を、高さの異なる二つの液
    面で検出する液面センサと、 この液面センサの出力に応答して動作し、前記蒸発槽内
    の液量が第1の液面まで低下すると前記貯蔵タンクから
    廃液の供給を開始し、液量が増加して第2の液面に達す
    れば前記貯蔵タンクからの廃液の供給を停止する廃液供
    給手段とを備えていることを特徴とする請求項1乃至請
    求項2に記載の現像廃液濃縮装置。
  4. 【請求項4】 前記温度調整手段が、 前記蒸発槽内の廃液温度を検出する温度センサと、 前記発熱/吸熱部の発熱側に接続される放熱部と、 前記温度センサの出力に応答して動作して、前記放熱部
    を強制的に冷却する冷却手段とを備えていることを特徴
    とする請求項1乃至請求項3に記載の現像廃液濃縮装
    置。
  5. 【請求項5】 蒸発槽と結露槽とに区分されると共に、
    前記各槽の上部が連通されている濃縮タンクと、 ペルチェ素子によって構成されており、その発熱側が外
    気に接し、その吸熱側が前記結露槽に接している発熱/
    吸熱部と、 前記蒸発槽内の廃液量を、一定範囲内の液量に制御する
    液量調整手段と、 前記発熱/吸熱部の発熱側又は吸熱側の温度を、一定範
    囲内の値に制御する温度調整手段とを備えることを特徴
    とする現像廃液濃縮装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999067004A1 (en) * 1998-06-19 1999-12-29 Youssef Hanna Dableh Apparatus and process for purifying and chilling a liquid
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