JPH07210392A - ユーザー支援方法及びユーザー支援装置 - Google Patents

ユーザー支援方法及びユーザー支援装置

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JPH07210392A
JPH07210392A JP6023733A JP2373394A JPH07210392A JP H07210392 A JPH07210392 A JP H07210392A JP 6023733 A JP6023733 A JP 6023733A JP 2373394 A JP2373394 A JP 2373394A JP H07210392 A JPH07210392 A JP H07210392A
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JP
Japan
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plan
user
variable
value
natural language
Prior art date
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Application number
JP6023733A
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English (en)
Inventor
Takafumi Torii
肖史 鳥居
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ユーザーのプランが実行不可能な場合に、ユ
ーザー自らがプランを立て直し再要求を行うという負担
を軽減する。 【構成】 ユーザーからの要求があると、プラン推論部
2はユーザーのプランを推論する。しかし、このプラン
が実行できない場合は、プランに含まれる各サブゴール
の変数の値を変更する。この変更は予め定めた優先順に
行う。これにより、ユーザーの要求に近いものから順に
代替プランが生成される。そのうち実行可能な代替プラ
ンをユーザーに示せば、ユーザーは自らプランを立て直
す必要がなく、代替プランによる速やかなプランの実行
が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、目的指向の協調的な対
話の制御方法にプラン推論法を適用して、情報処理装置
の自然言語による応答等に利用される、ユーザー支援方
法及びユーザー支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】情報処理装置の操作性を向上させるた
め、自然言語を用いた対話形式によって情報処理装置を
操作する方法が紹介されている(特開平1−26382
3号公報)。このような処理にあたっては、入力された
自然言語を解析し目的とする処理を推論して適切な応答
をしたり、その推論結果に従って具体的に情報処理装置
により一定の処理を実行する。このような自然言語によ
るシステムとの目的指向の協調的な対話の制御方式とし
て、次のような文献に示されるプラン推論法が広く採用
されている。文献名:James Allen :“Recognizing in
tentions from natural language utterances ”, Comp
utational Models of Discourse, The MIT Press, pp10
7-166,(1983)
【0003】この方法では、ユーザーの発話からユーザ
ーのプランを推論し、ユーザーのプランが実行可能なら
ゴールを達成するためのシステムのプランを生成し実行
して自然言語により応答する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来のユーザー支援方法には次のような解決すべき課
題があった。例えば、上記のプラン推論法によるユーザ
ー支援方法ではユーザーのプランが実行不可能な場合に
は、システムは実行が不可能である理由をユーザーに告
げる。ユーザーはこれを受けて再び実行可能なプランを
立て直す。
【0005】従って、例えばユーザーが、「今日、1時
から3時まで第1会議室を使えるか。」と、自然言語で
問い合わせてきたとき、システム側ではユーザーのプラ
ンが今日の1時から3時まで第1会議室を予約すること
であると推論する。一方、第1会議室が今日の1時から
3時まで既に予約されているとすれば、そのプランは実
行不可能なため、既に予約済で予約不可能であるという
旨の応答を行う。
【0006】ユーザーはこれを受けて、再びプランを、
今日の1時から3時まで第2会議室を予約したいという
ように変更する。しかし、このようなシステムでは、ユ
ーザー自らがプランを立て直して再度要求を行うといっ
たユーザー側に加わる負担を軽減したい。更に、システ
ム側でプラン立て直しのための何らかのルールを確立
し、ユーザーにサービスすることが好ましい。本発明は
以上のような目的を解決するためになされたものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のユーザー支援方
法は、ユーザーの要求するプランに対し目的指向の協調
的な対話の制御方法にプラン推論法を適用して、プラン
実行のための応答をする場合に次のような手順に従う処
理を行う。まず、プランに含まれる全てのサブゴールの
変数毎に変数の値の変更可能性に着目した優先順位を定
める。即ち、変更可能性の高いものほど優先順位を高く
するように変数に順位付けを行う。
【0008】その後、ユーザーの発話が入力されたと
き、その発話から推論されるプランが実行可能かどうか
を判断する。もし、プランに含まれるいずれかのサブゴ
ールがその変数の値では成立せずプランが実行不可能な
場合には、優先順位の高い変数から変数の値を変更して
代替プランを生成する。これらの代替プランの中から実
行可能なものを選択してユーザーに提示する。
【0009】
【作用】プランに含まれる全てのサブゴールの変数に対
し、変更してもよいものから順に優先順位を定めれば、
要求されたプランがそのまま実行できないとき、その要
求に近いものから順に代替プランを生成できる。これら
のうち実行可能な代替プランを選択してユーザーに提示
すれば、単にユーザーのプランが実行できないという応
答に比べて、ユーザーによるプランの再考の負担を軽く
する。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図の実施例を用いて詳細に説
明する。 [実施例1]図1に、本発明のユーザー支援方法を実施
するためのユーザー支援装置ブロック図を示す。この方
法は、この図に示すように、ユーザーのプランを示唆す
る発話が入力されると、この内容の解析や推論を実行
し、装置による発話によってユーザーに応答を返すとい
ったシステムに適する。なお、本発明のユーザー支援方
法自体は、自然言語を用いなくても、一般の情報処理装
置のようなキーボードからのデータ入力、あるいは通信
回線を通じてのコマンドによる入力や、これに対する応
答によっても実施できる。
【0011】図において、この装置には、自然言語解析
部1と、プラン推論部2と、プラン生成部3と、プラン
実行部4と、自然言語生成部5と、代替プラン生成部6
が設けられている。この方法では、例えばこのような構
成の装置を用いて、ユーザーから「今日、第1会議室は
1時から3時まで空いていますか。」という発話が入力
された場合に、ユーザーのプランを推論し、それが実行
可能なプランの場合には会議室の予約確認等の処理を行
い、ユーザーに対し「はい、空いています。」という応
答をする。
【0012】一方、それが実行不可能なプランの場合に
は、単に空いていませんという応答をするのではなく、
代替プランの生成を行う。自然言語解析部1から出力さ
れた「今日」、「第1会議室は」、「1時から3時ま
で」、「空いていますか」、というような値が代入され
るプランを構成するサブゴールの変数には値の変更が可
能な順番に優先順位が定められる。ここでは、優先順位
表6Aに示すように、会議室、時間、日の優先順位が定
められている。従って、会議室が最も変更可能性の高い
ものに設定されている。
【0013】例えば、第1会議室が既に予約されている
とすれば、代替プラン生成部6は、この第1会議室を第
2会議室に変更する。そして、これによって代替プラン
を生成し、自然言語生成部5を経てユーザーに応答す
る。もちろん、この場合に、その代替プランは実施可能
であることが前もって確認される。ユーザーはこのよう
な応答を受けることによって、ユーザーの側で新たなプ
ランを組み立てて再度要求を行うといった必要がなくな
る。
【0014】上記のような処理を行うため、自然言語解
析部1は、例えばユーザーの音声を入力とし音声認識を
行い、これを自然言語のデータに変換する装置を含む。
これにはマイクとよく知られた音声認識装置が用いられ
る。これにより得られた自然言語データは、よく知られ
た言語処理のプログラムによって構文解析され、文節毎
に区切られる。そして、各文節が文章中でどのような役
割をするものかが判断され、これによりユーザーの要求
するプランに含まれるサブゴールの変数の値、即ち上記
「今日」、「第1会議室」…といった変数の値が抽出さ
れる。プラン推論部2は、このような変数の値を入力と
し、ユーザーの対話の目的であるゴールを達成するため
のプランを推論する部分である。
【0015】このユーザーのプランが実行可能なら、プ
ラン生成部3においてシステムのプランが生成される。
このようなプランの推論と生成には次に説明するような
アクションとプラン推論ルールやプラン生成ルールを使
用する。図2に、そのようなアクションの内容説明図を
示す。このアクションは、それぞれアクションの内容と
名前を表わすヘッダ(HEADER)スロットと、アクション
が実行される前に成立していなければならない前提条件
(PRECONDITION)スロットと、アクションを実行したと
きの効果(EFFECT)スロットと、アクション内部の項の
関係(CONSTRAINT)スロットとにより記述される。これ
によって、ある条件が成立しているとき、ある動作をす
ることによって生じる効果が表現される。
【0016】なお、図3に、図2に示したアクション中
の各項目の内容説明図を示す。上記アクション中で使用
される項目は、それぞれこの図に示すような内容を表わ
している。例えば、図2に示す最初のアクションは、そ
の内容が図3の先頭の項目説明にあるように、「話し手
が聞き手に命題Pが成立していると告げる。」という内
容になっている(inform)。この場合にその前提条件
は、話し手が、命題Pが成立していることを知っている
こととなる(know)。そして、その効果としては、聞き
手に命題Pが成立していることが知らされる(know)。
【0017】また、2番目のアクションは、話し手が聞
き手に命題Pが成立しているかどうか告げるという内容
のものである(informif)。この場合、前提条件は話し
手が命題Pが成立するかどうかを知っていることであっ
て(knowif)、その効果として、聞き手は命題が成立す
るかどうかを知る(knowif)。このようなアクションを
一つ一つ論理的につなげて実行していくことによって、
ユーザーのプランを推論し、システムが何をしなければ
ならないか、どうすれば良いか等をシステム自身で決定
できる。
【0018】図4に、具体的なユーザーの要求とシステ
ムの解答例を示す。これは、会議室予約システムにおけ
る対話例を示したもので、ユーザーが「今日、第1会議
室は1時から3時まで空いていますか。」という発話を
入力した場合に、システムは自然言語処理と推論を実行
し、ユーザーのプランが実行可能かどうかを判断した上
で、「はい」と解答している。
【0019】図5に、実際にこのようなプランが入力さ
れた場合のプラン推論部2における推論パスの説明図を
示す。また、図6に、プラン推論ルールの説明図を示
す。図5に示すように、推論パスは先に説明したアクシ
ョンと各アクションのスロットの間で成立するプラン推
論ルールから構成される。例えば、図6に示したACTION
-EFFECT というルールは、あるアクションを実行すれ
ば、そのアクションの効果が生じるというルールであ
る。
【0020】図5に示す1番下のアクションは、ユーザ
ーがシステムに対し一定の処理の要求をしたという処理
である。この一定の処理とは、システムがユーザーに対
し第1会議室が今日1時から3時まで予約されていない
かどうかを告げるという処理である。このようなアクシ
ョンの効果として、システムがinformif以下に示された
アクションを実行することを望んでいると推論する。
【0021】推論ルールWANT-ACTION は、そのアクショ
ンの行為者が、そのアクションを実行したいならば、そ
のアクションの行為者がそのアクションを実行するとい
うルールである。従って、次に、マシンが第1会議室が
予約されていないかどうかをユーザーに告げるという推
論がなされる(informif)。更に、ユーザーが第1会議
室が誰にも予約されていないかどうかを知る(knowif)
ことになり、知りたい命題として第1会議室が今日1時
から3時まで誰にも予約されていないということを知る
のが目的というように推論される。この推論に従って、
システムがユーザーのために第1会議室を予約し( res
erve)、最後に第1会議室はユーザーのために予約され
る(reserved)という結論が出る。
【0022】このような推論の結果からシステムは第1
会議室を予約すべきことを認識し、図1に示すプラン生
成部3において、具体的な処理実行のためのプランの生
成が行われる。図7に、このような推論に従ったプラン
生成の説明図を示す。また、図8は、このようなプラン
生成の際の推論ルールを説明した図である。この図で
は、上から下に向かって、推論が進められ、ユーザーが
第1会議室が誰にも予約されていないことを知るために
は、システムがユーザーに対し第1会議室が誰にも予約
されていないと言う必要があり、そのアクションを実行
するためには、前提条件としてシステムが第1会議室が
誰にも予約されていないということを知る必要があるこ
とが結論として得られる。
【0023】上記のように、システムが推論するユーザ
ーのプランは、プラン推論ルールで連結したアクション
の連鎖である。また、システムが生成するシステムのプ
ランは、プラン生成ルールで連結したアクションの連鎖
となる。ここで、上記のようにユーザーの要求するプラ
ンが実行可能な場合はよいが、実行不可能な場合の対応
が本発明の特徴となる。
【0024】図9に、本発明による応答例説明図を示
す。本発明においては、この図に示すように、ユーザー
の発話が例えば「今日、第1会議室は1時から3時まで
空いていますか。」という内容であった場合に、システ
ム側で、まず「いいえ」という応答をすると共に、更に
代替プランを生成し、「第2会議室なら予約できます
が」という発話でそれをユーザーに提供する。
【0025】このような動作を実行するために、本発明
においては次のような処理を行う。図10に、本発明の
方法による処理の説明図を示す。目的指向の協調的な対
話の制御方法であるプラン推論法においては、このよう
にユーザーのプランは一定のゴール(goal)と、そのゴ
ールを達成するため成立する必要があるサブゴール( s
ubgoal)とを相互に関連付けたものとなる。(a)はユ
ーザーのプランであり、(b)は代替プランである。
【0026】(a)に示すユーザーのプランの中で左端
の1つのサブゴールは、例えば既に他の予約者に予約さ
れていたというような理由で、成立しないサブゴールと
なっている。その他のサブゴールは成立しているか、あ
るいは成立させる可能性のあるものである。これらのサ
ブゴールには1つ以上の変数がある。それらの変数の値
は、具体的には「今日」とか「第1会議室」とか「1時
から3時」といった値である。本発明においては、これ
らの変数の値を変更する。変数は次に説明するような規
則に従ってその値が変更できる。例えば、「会議室」と
いう変数は「第1会議室」、「第2会議室」、「第3会
議室」というようにその値が変更できるように設定す
る。
【0027】しかしながら、ユーザーの要求に含まれる
任意の条件を自由に変更して代替プランを作ると、全く
ユーザーが望まないプランになるおそれがある。そこ
で、本発明においては、まず各変数毎にその変数の値の
変更可能性に着目した優先順位を定める。図11に、例
えば上記の例における変数の優先順位説明図を示す。会
議室の予約にあたっては、各変数について、会議室、終
了時間、開始時間、そして最後に、日といった順に優先
順位が付けられる。即ち、優先順位の高いものほど、変
更してもユーザーの要求に背かない可能性の高いもので
ある。例えば、会議室は、第1会議室から第2会議室に
変更してもユーザーとして大きな支障が無いことが多
い。また、逆に日時は、ユーザーのスケジュールの都合
上、変更は容易でない。そのような関係からこの図に示
すような優先順位が設定される。
【0028】更に、各変数の変更規則を定める。即ち、
その変更は可能な限りユーザーのプランを覆さない緩や
かな変更であることが望ましい。そこで、例えば会議室
や、終了時間、開始時間、日等に予め変更のための規則
を設定しておく。図12に示すように、例えば会議室の
場合、第1会議室という要求があれば第2会議室に変更
する。また、第2会議室という要求があれば第1会議室
に変更する。更に、A会議室であればB会議室に変更す
るというように、比較的同程度の広さや質の会議室に変
更するといったルールを設定する。終了時間、開始時
間、日等については、更にその規則が厳しく、なるべく
変更前後の値の差を小さくするように変更する。即ち、
大幅なスケジュールの変更を避けるような形で変更を行
う。
【0029】図1に示す代替プラン生成部6には優先順
位表6Aが接続されている。これは、既に図11を用い
て説明した優先順位等に関する情報が記憶された記憶装
置等から構成される。プラン生成部3において、ユーザ
ーのプランの実行可能性が判断され、ユーザーの要求に
従ったシステムのプランが生成され、プラン実行部4が
システムのプランの実行を開始し、会議室の予約処理等
を行う。そして、その結果が自然言語生成部5を通じて
ユーザーに伝えられる。自然言語生成部5は、システム
の発話行為から自然言語を生成し、ディスプレイに表示
する、あるいは更にそれを音声に変換し、スピーカ等を
用いて出力するよく知られた音声変換装置等から構成さ
れる。
【0030】なお、自然言語解析部1は、ユーザーの要
求が手書き文書等によって行われた場合、その文章をイ
メージデータとして読み取り、形態素解析、構文解析、
意味解析、文脈処理等を実行し解析を行う部分となる。
【0031】図13に、代替プラン生成動作フローチャ
ートを示す。代替プランの生成にあたっては、このよう
な手順で変数の値が順番に変更され、処理される。ま
ず、ステップS1においては、既に図12を用いて説明
した変数の値の変更規則の第1番目の規則をセットす
る。なお、このステップS1とステップS3により形成
される[ループ1]は、一定のパラメータ(ここでは変
数の値の変更規則)を変更しながらループを実行し、そ
のパラメータの全ての切換えが終了するとループを抜け
るといった処理を表わしている。このフローチャートの
ステップS5とステップS8の間により形成される[ル
ープ2]についても同様である。
【0032】即ち、まず、ステップS1において、変数
の値を変更する規則を設定し、ステップS2において、
ユーザーのプランでその変数に値が代入されているかど
うかを判断する。ユーザーがその変数の値を指定してい
ないような場合には、変数の値の変更規則を次の規則に
切り換えてループを実行する。一方、何らかの変数の値
が代入されていればステップS4に移り、ステップS1
で定めた規則に従って、その変数の値の変更処理を行
う。次に、ステップS5とステップS8の間ではサブゴ
ールを変えて繰り返し処理が実行される。
【0033】ユーザーの要求するプランが複数のサブゴ
ールを含む場合には、各サブゴール毎にステップS6、
ステップS7の判断が実行される。まず、ステップS6
でサブゴールが成立しているかどうかが判断される。更
に、ステップS7において、サブゴールを成立させる可
能性があるシステムのプランを生成できるかどうかを判
断する。即ち、ステップS5からステップS8のループ
2によって、全てのサブゴールは、変数の値の変更後は
成立するか成立させられる可能性があり、プランが実行
可能かどうかを判断する。何らかの原因で実行不可能な
場合には処理を抜け、再びステップS1とステップS3
に挟まれるループに戻る。
【0034】ここで変数の値を変更するための規則を変
えて、再びステップS4で変数の値の変更処理が行われ
る。ステップS5とステップS8のループによって、全
てのサブゴールが成立するかあるいは成立させる可能性
があるシステムのプランを生成できると判断された場合
には、このループを抜け出してステップS9に移る。そ
して、システムの発話行為を生成する。即ち、代替プラ
ンをユーザーに伝えるための発話の意味表現を生成す
る。
【0035】図9に示す例では、「今日、第1会議室は
1時から3時まで空いていますか。」という要求に対
し、ユーザーのプランが、今日1時から3時まで第1会
議室を予約することであると推論し、更に第1会議室が
今日1時から3時まで既に予約されていることを知り、
ユーザーに対しそのプランが実行不可能である旨を告げ
る。その後、図12に示す変更の規則に従って、会議室
を第1会議室から第2会議室に変更し、代替プランを生
成する。そのプランが実行可能であることが判断される
と、ユーザーに対し第2会議室が使用できる旨を伝え
る。こうしてシステム側において、自発的に代替プラン
の提供ができる。
【0036】[実施例2]次に、上記のような変数の値
の変更方法を適切に選択する例を説明する。変数の値の
変更は、その変更可能性に着目した優先順位に従って行
われる。この優先順位は予めシステム設計者が定めても
よいし、次のような変更履歴をデータとして持ち、これ
に従って決定してもよい。
【0037】図14に、ユーザーによる変数の値変更履
歴説明図を示す。例えば、従来の装置によってユーザー
が会議室の予約等を行った場合に、そのプランが実行で
きないと、ユーザーがそれぞれプランを変更して再要求
を行う。このとき、例えば会議室を第1会議室から第2
会議室へ、あるいは第3会議室といった変更を行った場
合、それぞれそのような変更を何回行ったかをカウント
しておく。そして、そのカウント値に従って優先順位を
定める。この例では、会議室を第1会議室から第2会議
室に変更する回数が最多のため、その規則を最優先にし
ている。第1会議室からA会議室に変更する回数は少な
いため、その規則は最も優先度が低くなっている。ま
た、会議の日については、今日から明日に変更したり、
明日から明後日に変更したりする規則が、変更用として
採用されることになる。
【0038】これによって、可能な限りユーザーの要求
を満たす適切な変更規則が設定できる。なお、この場合
に、上記のようにどの変数をどのように変更したかを変
更規則として用いる場合と、どの変数の値を何回変更し
たかだけを単に記憶し、変更回数の多い変数について
は、優先的に別の値に変更するといった方法も採用でき
る。
【0039】[実施例3]次に、ユーザーの要求する各
変数の値の重み付けを、ユーザーの入力する自然言語を
解析することによって抽出する方法を述べる。即ち、ユ
ーザーが自然言語により発話を入力する場合、各変数の
値にはそれぞれ適当な修飾語が付けられている。各変数
の値を修飾する付属語は、それぞれ各変数の値の重み付
けを示す情報として有効である。そこで、このような付
属語によるユーザーの意図を判定して、この付属語が非
決定的な表現のものほど各変数の優先順位を高く定め
る。
【0040】図15に、このような場合のユーザーの発
話の例の説明図を示す。図の発話例1は、「明日位に第
1会議室が1時から3時まで空いていますか。」であ
る。即ち、この「明日」の次に続く「位」という付属語
は、必ず明日を指定しているのでなく、明日でも明後日
でもよいといった非決定的な表現となっている。このよ
うな非決定的な表現の付属語が存在する場合、明日とい
う条件に対する変数の値を最も優先的に変更する。従っ
て、このような非決定的な表現部分のある発話が入力さ
れると、構文解析の後、図1に示す優先順位表6Aを変
更する。このようにして適切な代替プランを決定でき
る。
【0041】また、図15に示す発話例2は、「今日、
第1会議室が1時から3時頃まで空いていますか。」で
ある。この場合に、「1時から3時頃」の「頃」という
付属語も非決定的な表現部分である。これによって、予
約時間の部分を最も優先的に変更できることが分かる。
なお、このようなユーザーの意図の強弱順を求める手段
を、自然言語解析部1に追加する例は、例えば特開平1
−263823号公報等にも示されている。従って、具
体的な解析処理はこの方法に従えばよい。
【0042】本発明は以上の実施例に限定されない。上
記のような自然言語の入出力処理方法は、文字による場
合でも音声による場合でも、あるいはその他情報処理装
置の入出力する通信データによる場合でも実施できる。
また、本発明の方法を実施するための装置自身の構成は
上記実施例に限定されるものではなく、同様の機能を有
するブロックを追加し、変更し、分割して組み合わせる
ようにして差し支えない。
【0043】
【発明の効果】以上説明した本発明のユーザー支援方法
及びユーザー支援装置によれば、ユーザーの要求するプ
ランに対し、目的指向の協調的な対話の制御方法にプラ
ン推論法を適用して、実行のための応答をする場合に、
プランに含まれる各サブゴールの変数の値の変更可能性
に着目した優先順位を定めて、ユーザーのプランが実行
不可能な場合に、優先順位の高い変数から変数の値を変
更して代替プランを生成し提示するように応答するの
で、ユーザー自身が実行可能なプランを立て直し、再度
システムに要求するといった処理を不要にし、ユーザー
の操作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法実施のための支援装置具体例ブロ
ック図である。
【図2】推論処理のためのアクションの内容説明図であ
る。
【図3】アクション中の各項の内容説明図である。
【図4】会議室予約システムにおける対話例説明図であ
る。
【図5】プラン推論パスの説明図である。
【図6】プラン推論ルールの説明図である。
【図7】プラン生成パスの説明図である。
【図8】プラン生成ルールの説明図である。
【図9】本発明による応答例説明図である。
【図10】本発明の方法による処理説明図である。
【図11】変数の優先順位説明図である。
【図12】変数の値の変更規則説明図である。
【図13】代替プラン生成動作フローチャートである。
【図14】ユーザーによる変数の値変更履歴説明図であ
る。
【図15】ユーザーの要求するプラン例説明図である。
【符号の説明】
1 自然言語解析部 2 プラン推論部 3 プラン生成部 4 プラン実行部 5 自然言語生成部 6 代替プラン生成部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザーの要求するプランに対し、目的
    指向の協調的な対話の制御方法に、プラン推論法を適用
    して、プラン実行のための応答をする場合に、 前記プランに含まれる各サブゴールの変数毎に、その変
    数の値の変更可能性に着目した優先順位を定め、 前記ユーザーのプランを推論したとき、 前記プランに含まれる何れかのサブゴールがその変数の
    値では成立せずプランが実行不可能な場合には、 前記優先順位の高いものから前記変数の値を変更して実
    行可能な代替プランを生成し、 それを提示する応答をすることを特徴とするユーザー支
    援方法。
  2. 【請求項2】 ユーザーによって自然言語を用いて入力
    される発話を解析して、その発話に含まれる条件を抽出
    する自然言語解析部と、 目的指向の協調的な対話の制御方法にプラン推論法を適
    用して、ユーザーのプランを推論するプラン推論部と、 前記推論結果に従って、システムのプランを生成するプ
    ラン生成部と、 前記プランに含まれる全てのサブゴールの変数毎に、そ
    の変数の値の変更可能性に着目した優先順位を定め、前
    記プランに含まれる何れかのサブゴールがその変数の値
    では成立せずプランが実行不可能な場合には、 前記優先順位の高いものから前記変数の値を変更して代
    替プランを生成する代替プラン生成部と、 プラン実行により生ずる応答である自然言語、及び実行
    可能な代替プランを表現する自然言語を生成してユーザ
    ーに伝える自然言語生成部とを備えたことを特徴とする
    ユーザー支援装置。
  3. 【請求項3】 過去にユーザーが任意のプランを要求
    し、そのプランの実行までに、そのユーザーがいずれか
    のサブゴールの変数の値を変更した場合に、どの変数を
    どのように変更したかを示す変更履歴を記録して、 この変更履歴に習って各変数の値の変更方法を定めるこ
    とを特徴とする請求項1記載のユーザー支援方法。
  4. 【請求項4】 過去にユーザーが任意のプランを要求
    し、そのプランの実行までに、そのユーザーがいずれか
    のサブゴールの変数の値を変更した場合に、どの変数を
    何回変更したかを示す変更履歴を記録して、 この変更履歴に従って、変更回数の多い変数ほど優先順
    位を高く定めることを特徴とする請求項1記載のユーザ
    ー支援方法。
  5. 【請求項5】 ユーザーの発話が自然言語により入力さ
    れたとき、 その発話に含まれる複数の条件を修飾する付属語を抽出
    し、 その付属語により、各条件の必要性に対するユーザーの
    意図を判定して、 付属語が非決定的な表現のものほど各変数の値の変更の
    優先順位を高く定めることを特徴とする請求項1記載の
    ユーザー支援方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022518096A (ja) * 2018-11-01 2022-03-14 ウェバー,コール イベントを企画する方法及びシステム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0481968A (ja) * 1990-07-24 1992-03-16 Hitachi Ltd 知的計画支援システム

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