JPH07210663A - 並列画像処理装置 - Google Patents

並列画像処理装置

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JPH07210663A
JPH07210663A JP158494A JP158494A JPH07210663A JP H07210663 A JPH07210663 A JP H07210663A JP 158494 A JP158494 A JP 158494A JP 158494 A JP158494 A JP 158494A JP H07210663 A JPH07210663 A JP H07210663A
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signal
input
processing
time
pixels
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JP158494A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Hoshino
潔 星野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】SIMD型並列処理装置で映像信号をブロック
化して画像圧縮処理を行なう場合、水平解像度が異なる
色度信号と輝度信号に対して、正常に信号処理を行なう
ようにする。 【構成】減算器102、120、DCT演算器103、
119、量子化演算器104、118、逆量子化演算器
105、117、逆DCT演算器106、116、加算
器107、115、フレームメモリ108、114、動
き補償演算器109、113、動きベクトル演算器11
0、符号長演算器111、122で輝度信号と色度信号
の画像圧縮処理を行うに際して、輝度信号側の動きベク
トルや量子化係数制御情報を1/2水平時間圧縮演算器
123、125に通して色度信号処理側で用い、色度信
号側の符号化信号を2倍水平時間伸長演算器124を通
して輝度信号側に供給するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は並列画像処理装置に関
し、デジタル信号処理を行なう汎用プロセッサを複数個
用いて構成されるもので、テレビジョン信号処理、特に
画像圧縮処理を目的としたマルチプロセッサ方式の信号
処理に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】近年、様々な高能率符号化技術を組み合
わせた映像システムの研究開発が通信・記録・放送の各
分野で本格化しており、国際標準化も進みつつある(文
献(1)マルチメディア符号化の国際標準、安田 浩
著、丸善株式会社)。これらの標準化方式にいずれにも
共通して採用されているのは、フレーム間予測符号化と
DCT(離散コサイン変換)符号化の組み合わせであ
り、画像の水平8画素、垂直8画素(以下単に8×8画
素という)の64画素を単位とした演算が基本となって
いる。
【0003】[前提となる技術]汎用プロセッサ(以下
単にDSPと呼ぶ)を用いた画像圧縮処理について、文
献(2)「特願平5−61711」に記された内容を説
明する。この文献(2)は、複数のDSPを用いた並列
処理により効率よく圧縮処理を行なう手法を示したもの
である。
【0004】並列処理装置の構成を図5に示す。画像の
二次元構造を利用して、各水平位置に1つのプロセッサ
を割り当てる方法であり、詳細は文献(3):“THE
PRINCETON ENGINE:A REAL−
TIME VIDEO SYSTEM SIMULAT
OR”,IEEE Trans.CE,Vol.34,
No.2,MAY 1988、文献(4):“SVP:
SERIAL VIDEO PROCESSOR”,C
IOC' 90 Session 17.3に記されてい
る。例えば、NTSC信号をCCIR勧告601にて規
定された13.5MHzで標本化した場合、1走査線の
有効画素数は720個であるから、720個のプロセッ
サを1列に並べて1走査線上の画素に割り当てる。以下
特にことわらなければ映像信号は有効画素部分を示す。
【0005】以下、図5(A)の装置の動作について説
明する。入力端子21から入力された映像信号は、72
0段の入力シフトレジスタ22によって1水平走査期間
分の画素がシリアルパラレル変換された後、一斉に各水
平位置を担当する720個の各プロセッサ23に供給さ
れる。それぞれのプロセッサはすべて同一のプログラム
によって制御され、同時刻に同じ動作を行なう。1走査
線分の画素に対する演算を並列処理することで高速化を
図るためである。処理後の信号は、720段の出力シフ
トレジスタ24によってパラレルシリアル変換されて出
力される。入力シフトレジスタは3本(必ずしも3とは
限らない)あり、DSP23は、セレクタ25の選択動
作により3本のシフトレジスタ22−a,22−b,2
2−cのうちのいずれかの出力を入力として導入でき
る。出力シフトレジスタも同様に3本あり、デマルチプ
レクサ26によりDSPがいずれのシフトレジスタに書
き込むかを指定できる。
【0006】図5(B)にDSPの処理を概念的に現し
たフローチャートを示す。まず読み出しする入力シフト
レジスタを選択し、シフトレジスタに入力されたデータ
を読み出し、そのデータに信号処理を施し、出力するシ
フトレジスタを選択後、選択したシフトレジスタに出力
する。次に1H(1水平)期間が終了するまで待機し再
び入力シフトレジスタを選択してそのデータを読み出
す。つまり、1H毎に入力データの読み出し・信号処理
・出力データの書き込みを繰り返し、この繰り返し周期
が1H以内であれば実時間処理が可能である。繰り返し
周期が1H以内であるという条件の範囲内で、入出力の
シフトレジスタ選択およびそれに対する読み出し/書き
込み処理は、3本のシフトレジスタを自由にアクセスで
きるようになっている(ルート27,28)。
【0007】図5では、説明のため最も基本的な構成で
説明したが、実際には、各プロセッサは演算データ保持
用のローカルメモリを持ち、また、プロセッサ間通信の
ためのバスを備えている。この方式は、720個それぞ
れのプロセッサがすべて同一のプログラムによって制御
されるためSIMD(Single Instruct
ion Multiple Data)方式と呼ばれ、
プロセッサ毎に処理プログラムを分担させるMIMD
(Multiple InstructionMult
iple Data)方式と比較してプログラム作成が
容易であり、しかも全ての画素に同様な処理を施すこと
が多い映像信号処理においては有効な並列処理方式であ
る。
【0008】さて、文献(2)では、以上説明したSI
MD方式並列処理装置の入力シフトレジスタの入力前段
で画素の並び換え処理(前処理)を行ない、演算後の出
力シフトレジスタからの出力を前処理と逆変換(後処
理)する構成とすることで、圧縮符号化処理の基本デー
タ構成である8×8画素を1つのDSPに割り当てて処
理するようになっている。
【0009】図6に前処理回路の構成を示す。この回路
では、メモリ202,203を1ライン毎にトグルにし
て使用し、それぞれ交互にリード・ライトを行ない、入
力映像信号の走査順序を変換することができる。メモリ
202,203には入力端子201より映像信号が供給
される。メモリ202,203のリード(R),ライト
(W)の動作を切り替えるためのリード・ライト切り替
え信号(R/W)が端子210から入力される。メモリ
202にはR/Wが直接入力され、メモリ203にはイ
ンバータ209を介して入力される。204はライトカ
ウンタであり、その出力であるライトアドレスは、セレ
クタ207を介してメモリ202に供給され、セレクタ
208を介してメモリ203に供給される。205はリ
ードカウンタであり、その出力であるリードアドレス
は、ROM206で変換された後、セレクタ207を介
してメモリ202に供給され、セレクタ208を介して
メモリ203に供給される。セレクタ207には端子2
10からR/Wが供給され、セレクタ208にはインバ
ータ209を介して供給されている。R/W信号は1ラ
イン周期で切り替わり、2つのメモリ202,203
は、それぞれ交互にリード・ライトの状態が切り替えら
れる。例えば、R/W信号によってメモリ202がライ
ト状態にあるとすれば、ライン単位にリセットのかかる
ライトカウンタ204のライトアドレスがセレクタ20
7で選択され、入力端子201から入力されるライン走
査された映像信号は、このライトアドレスの示す位置に
書き込まれる。次に、メモリ202がリード状態に切り
替わると、セレクタ207ではROM206の出力信号
が選択される。このROM206により、リードカウン
タ205の出力がブロック毎の走査に変換するためのリ
ードアドレスに変換され、メモリ202に与えられる。
このリードアドレスをもとにメモリ202に蓄えられて
いた映像信号は、ブロック毎にアドレスを飛ばして読み
出され、その結果、ブロック毎に走査された信号が端子
211に得られる。逆にこの時、メモリ203はライト
状態に切り替わっており、セレクタ208を介して同様
に204の出力がライトアドレスとして与えられ、映像
信号が書き込まれる。
【0010】図7(A),(B)は、この動作を説明す
る図であり、相互のメモリのリードとライトを交互に繰
り返すことにより、ライン単位に走査されている信号
(A)を、ブロックを構成する8×8画素(1ブロック
分)が垂直方向に64画素並ぶ形(B)に変換してい
る。同図は、NTSC信号を13.5MHzでサンプリ
ングしたときの有効画素(丸印)の変換を示している。
記載されている数字N−nは、第Nライン、第n画素目
を意味している。また、メモリ202,203はそれぞ
れ1ライン、合計2ライン分の容量が必要となる。
【0011】次に、前処理により走査順序を変換された
映像信号をSIMD型の並列処理装置に入力して、圧縮
演算を行なう動作について説明する。前処理回路では、
図7(B)に示したように64画素が垂直方向に並ぶよ
うに変換した。即ち、垂直方向に64画素、水平方向に
720/8=90画素が並んでおり、入出力のシフトレ
ジスタを90段構成とし、64回のシリアルパラレル変
換を行なうことで、各DSPに圧縮符号化処理の基本デ
ータ構成である8×8画素を割り当てて演算できる。
【0012】図8にSIMD型並列処理装置を示す。図
5(A)の装置と比較して、入出力シフトレジスタ長と
DSP数が1/8の構成となっている。この装置には、
前処理によって図7(B)に示す並びに変換されたデー
タが入力されるからであり、720/8=90画素毎に
DSPに取り込まれる。即ち、図8におけるDSP23
0−89のみに着目すれば、まず画素1−1が取り込ま
れ、1−2,1−3,…,8−8と続き、8×8ブロッ
クを構成する64画素が1つのDSPに順番に取り込ま
れることにほかならない。同様にして他のDSPにもそ
れぞれ所定の8×8ブロックを構成する64画素が取り
込まれることになる。DSP230−89のみに着目し
た場合の入出力ラインとDSP処理の動作を図10に示
す。
【0013】図10において、「入力」はDSP230
−89に入力されるデータ列を示している。また「sy
nc」はブロック同期を示している。DSP230−8
9は、90画素転送周期で入力するデータを取り込み演
算し、処理後のデータを出力する。それぞれのDSPに
も1/8H毎に1画素のレートで入力され同様のレート
で出力される。言い換えれば8H毎に各DSPでは64
画素(8×8画素)が入出力されており、実時間処理が
可能となっている。図5(B)で説明した一般的な従来
のSIMD並列型処理装置(文献(3),(4))で
は、1H(水平走査時間)に1度づつ入力・演算・出力
を繰り返すフローであったが、圧縮符号化を行なう場合
には、8H毎に64画素入力・演算・64画素出力を繰
り返すフローとなる。その様子が図10の「DSP処
理」として示されている。初めに画素(1−1〜8−
8)を順番に読み出し64画素そろった時点で演算を行
ない、その結果の64画素(1′−1〜8′−8)を順
番に出力する。順番に出力しながら、同時に次の64画
素(9−1〜16−8)を読み出している。64画素の
区切り情報を得るためにsync信号を入力している。
【0014】図9は上記システムのフローチャートを示
している。まずsync入力が1になるまで待機し(ス
テップS1,S2)、カウンタiを1に初期化する(ス
テップS3)。その後、例えば入力シフトレジスタ22
0−aから1画素読むごとにカウンタを評価し、64画
素目であれば信号処理を行なう(ステップS4〜S
6)。次に1ブロック(64画素)前の演算結果を例え
ば出力シフトレジスタ240−aに出力し(ステップS
7)、64画素目であればカウンタを初期化(ステップ
S8,S9)、そうでなければインクリメントする(ス
テップS10)。次に1/8H期間終了まで待機した後
に、一連の処理を繰り返す(ステップS11)。こうし
てSIMD装置で処理された信号は、後処理回路に入力
される。後処理は前処理の逆変換なので、図6に示した
構成と同様にしてリードアドレス発生用のROM内容を
変更するのみでよい。
【0015】以上説明した文献(2)に示されている構
成により、SIMD型並列処理装置を用いて効率よく圧
縮符号化処理を行なうことが可能である。ところが、こ
のような方法では色度信号の処理に関して、以下のよう
な問題が生じる。
【0016】文献(1)に示されているように圧縮符号
化処理は、輝度信号に対して色度信号の解像度(画素
数)を低く設定するのが一般的である。H.261に規
定されている共通中間フォーマット(CIF)では、色
度信号の解像度を、水平垂直とも輝度信号の半分として
いる。
【0017】図11(A)に輝度信号(Y)と色度信号
(Pb、Pr)の解像度の違いによるNTSC1フィー
ルドの構成を示す。30〜32が対応するブロックであ
る。説明を判りやすくするため、このうち水平方向の解
像度の違いに絞って以下説明する。図11(A)に示し
た解像度の違いは、水平方向のみに限れば図11(B)
に示すような構成となる。40〜42が対応するブロッ
ク、40−a〜42−aが対応するブロックである。
【0018】図8に示したSIMD型並列処理装置にお
いて、輝度・色度とも処理を行なう場合には、輝度信号
Y、色度信号Pb,Prの核コンポーネントは、図7
(B)のように図6に示した回路で前処理した後、それ
ぞれ入力シフトレジスタ220−a,220−b,22
0−cに入力する。前処理以前の水平解像度が異なるた
め、前処理後の水平解像度も、Yが720/8=90画
素、Pb,Prが360/8=45画素と異なったもの
になる(図11)。既に図8〜図10で説明したよう
に、圧縮符号化を行なう場合のDSPの動作は64画素
入力・演算・64画素出力を繰り返すフローであり、こ
の時の64画素入力は、前処理により64画素が垂直方
向に並んだデータ(図12の画素列50,51,52)
である。
【0019】ここで、色信号Pb,Prは、水平画素数
が少ないため、それぞれ色信号用として用いられる入力
シフトレジスタ220−b,220−c(図8)に対し
て右側詰め(89側詰め)となった形で入力される。
【0020】このときの画像データとDSPの関係を図
13に示す。画像データは以下の説明を判りやすくする
ため図11(B)に示した前処理以前のフォーマットで
表し、付した番号も図11(B)に一致している。ま
た、DSPは図8に示した番号と一致している。DSP
230−89は、Y信号としてブロック40の画素、P
b,Pr信号としてそれぞれブロック41,42の画素
の演算を担当することになる。ブロック40,41,4
2はいずれも8×8画素で構成されているが、画像の絵
柄という意味で考えると、ブロック41,42はどちら
も40の半分の大きさである。すなわち、図13中の斜
線部分が画像の絵柄として同一の大きさとなる。このよ
うに、画素数としては輝度・色度とも同様に8×8画素
だが、画像の絵柄としては色度信号が輝度信号に対して
水平方向が半分となっていることが問題となる。
【0021】即ち、単純なDCT演算のように特に絵柄
に関係しない演算のみでは問題ないが、この演算と関連
して動き補償を行うように絵柄に応じた演算の場合、問
題となる。動き補償演算とは、現フレームと1フレーム
前の画像とで絵柄がどのように動いたかという動きベク
トルを算出し、そのベクトル分現フレーム画像を移動し
て、1フレーム前の画像とできるだけ相関の高い画像を
得るものである。一般に動きベクトル算出は、8×8画
素単位か、あるいは8×8画素を幾つかまとめた領域を
単位として行う(文献(1))。図11、図12に示し
た画素数の関係にある輝度・色度の場合には、輝度信号
(16(H)×8(V)画素つまり8×8画素の水平方
向の2つ分で動きベクトルを算出し、その結果得られた
ベクトルにより、ベクトル算出演算と同一領域の補償を
行う。すなわち、ブロック40と40−aからなる16
×8画素からベクトルを算出し、その結果のベクトルに
より、斜線部(ブロック40,41−a,41,42)
に対して動き補償を行うことになる。
【0022】ここで、DSP単位でみると、ブロック4
0と40−aの16×8画素から算出した動きベクトル
は、文献(2)からも明らかなようにDSP230−8
9,230−88が保持していることになる。輝度信号
40,40−aに対する動き補償は、動きベクトルと補
償対象の領域画素とを同一のDSPが把握保持している
ため特に問題はない。しかし、色度信号41,42の場
合は、動きベクトルと補償対象の領域画像とがDSP2
30−89以外は一致しなくなるために、正しい動き補
償ができないという問題がある。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】色度信号Pb,Prの
水平方向の解像度が、輝度信号Yに対して半分であるた
め、各DSPが演算を担当する画像データは、画素数と
しては輝度・色度とも同様に8×8画素であるが、画像
の絵柄としては色度信号が輝度信号に対して水平方向が
半分となっている。従って、動き補償のように絵柄に応
じた演算の場合、ブロック単位での動きベクトルと補償
対象の領域画像とがDSP230−89以外は一致して
いないため、正しく動き補償できないという問題があ
る。
【0024】そこでこの発明は、SIMD方式並列処理
装置の入力シフトレジスタへの入力前段で画素の並び換
え処理(前処理)を行ない、演算後の出力シフトレジス
タからの出力を前処理と逆変換(後処理)する構成とし
て、圧縮符号化処理の基本データ構成である8×8画素
を1つのDSPに割り当てて効率よく処理するという演
算方法において、輝度・色度信号の水平解像度が異なる
画像の処理も正常に行なえるようにする。
【0025】
【課題を解決するための手段】この発明は、動きベクト
ルのように輝度信号側で演算した結果を色度信号側で使
用する信号は、算出したデータに対して水平方向時間圧
縮を行なった後に色度信号側で使用する。逆に、符号長
のように色度信号側で演算した結果を輝度信号側で使用
する信号は、算出したデータに対して水平方向時間伸長
を行なった後に輝度信号側で使用する。この時の水平時
間圧縮・伸長比は、輝度・色度信号の水平解像度の比と
する。
【0026】
【作用】上記の手段により、輝度信号から算出した動き
ベクトル信号を、輝度信号に対する動き補償にはそのま
ま使用し、色度信号に対しては水平1/2時間圧縮した
後に使用することで、輝度・色度信号ともに、動きベク
トルとそのベクトルによる動き補償対象の領域画像とが
正しく一致し、動き補償演算を正しく行うことが可能と
なる。
【0027】
【実施例】以下、図を用いて本発明の一実施例を説明す
る。図1は、この発明の一実施例であり、DSP内部で
実行される圧縮符号化処理機能のブロックを示してい
る。図2はこの発明の一実施例における要部のフローチ
ャートである。
【0028】まず、図1に示している水平時間圧縮・伸
長を組み込んだ圧縮符号化処理機能のブロックを説明す
る。輝度信号Yは、入力端子101より入力され、減算
器102によって1フレーム前の画像データとの差分を
とられる。その後、差分データは、DCT演算器10
3、量子化演算器104、逆量子化演算器105、逆D
CT演算器106で処理され、この後、さらに加算器1
07によって1フレーム前の画像データが加算される。
これにより、差分データが通常のデータに戻され、フレ
ームメモリ108に入力され1フレーム分遅延される。
フレームメモリ108の出力は、動きベクトル算出演算
器110、動き補償演算器109に入力される。
【0029】動きベクトル算出演算器110では、動き
ベクトルを求めると共に、動き補償演算器109にも入
力されて動き補償処理を行う。動き補償演算器109で
は、動きベクトル算出演算器110より出力される動き
ベクトル126により、フレームメモリ108の出力で
ある1フレーム前の画像データの補償を行う。
【0030】また、量子化演算器104の出力である量
子化されたDCT係数は符号長算出演算器111に入力
されて、符号長の算出を行い、量子化係数演算器128
において量子化係数を決定し、その量子化係数を量子化
器104および逆量子化器105に供給する。符号長算
出演算器111では、可変長符号化が行われている。こ
の符号化出力は、加算器112で後で説明する色信号の
情報と加算され、量子化係数演算器128に入力され
る。量子化係数演算器128は、伝送ラインに対して伝
送データを送出するための出力バッファメモリを有し、
ここで伝送レートが一定となるように、量子化係数を制
御している。
【0031】一方、色度信号の1つであるPb信号は、
入力端子121より入力され、輝度信号と同様に処理さ
れる。即ち、加算器120、DCT演算器119、量子
化演算器118、逆量子化演算器117、逆DCT演算
器116、フレーム間の加算器120,減算器115、
フレーム遅延器114、動き補償器113による処理が
行われる。動き補償演算器113では、輝度信号側の動
きベクトル算出演算器110より出力される動きベクト
ル126を、1/2水平時間圧縮演算器123によっ
て、水平方向に1/2に時間圧縮した動きベクトル12
7を用いて、フレームメモリ114の出力である1フレ
ーム前の画像データの補償を行う。
【0032】ここで、1/2水平時間圧縮演算器123
について詳しく説明する。図面では、1/2水平時間圧
縮演算器123には、1つの圧縮処理部の動きベクトル
が供給されるように示しているが、実際には、90個の
圧縮処理部で得られた動きベクトルが並列に一斉に供給
されることになる。また、図では、1/2水平時間圧縮
演算器123から出力される変換後の動きベクトルは、
色信号側の1つの圧縮処理部に供給されるように示して
いるが、実際には、並列演算を行う他の圧縮処理部(4
4個)にもそれぞれに対応した動きベクトルが供給され
る。
【0033】図2は、1/2水平時間圧縮演算器123
の動作を示すフローチャート、図3はその動作を説明す
る図である。図2のステップS1〜S4は初期化を行う
部分であり、4つの変数L,M,TMP,Nにそれぞれ
自位置,自位置×2,入力データ,0を代入する。Lの
初期値である自位置とは各DSPの位置を示す情報であ
り、端のDSPから順番に0,1,2,…,89となっ
ている(図3参照)。TMPは入力データの初期値であ
り、この入力データは、この場合、1/2水平時間圧縮
演算器123へ入力する動きベクトル126である。こ
の初期値としての動きベクトルは、図3中にa0〜a4
4で示している。Nは、ループカウンタの計数値であ
り、この計数値Nは、ステップS5〜S10の処理ルー
プを、DSP個数すなわち90回ループさせるために使
用される。ステップS4までの処理により、各DSPで
は、図3のTMPの行にa0、a0、a1、a1、a
2、a2、…a44、a44で示すように動きベクトル
が計算されている。この動きベクトルを色信号のブロッ
クに対応するように圧縮処理を行う必要があり、この処
理は次のステップS5で行われる。
【0034】次にステップS5以降の処理について説明
する。まず、M(自位置×2)=L(自位置)かどうか
を評価し(ステップS5)、成立していれば出力データ
として出力端子にTMPの内容を代入する(ステップS
6)。ここで注意することは、ステップS6において出
力端子に何らかのデータを代入した時点で、その内容が
すぐにこの1/2水平時間圧縮演算の結果となるわけで
はなく、この1/2水平時間圧縮演算のループ処理が終
了した時点(ステップS11)での出力端子の内容が、
処理結果であるという点である。1H分を並列処理して
いるためこのような動作となる。その後、変数TMPと
Lを更新する(ステップS8,S9)。ここまでがN=
0の時の処理であり図3にP0として示した。図中×は
不定を示す。以下同様にしてN=2,3の場合をP1,
P2として示した。このようにN=nの時に自位置nの
DSPまでの出力データが出力端子に揃い、DSP個数
分だけS5〜S10をくり返し処理することで全DSP
の出力データ、すなわち1H分の出力データが揃うこと
になる。こうして揃った出力データは入力データに対し
て1/2時間圧縮されたデータとなっている。
【0035】以上、1/2水平時間圧縮演算器123の
動作を説明したが、後述する2倍水平時間伸長演算器1
24に関しても、図4に示すように1/2水平時間圧縮
演算器123と同様の要領で実現できる。図4が図2の
フローチャートと異なる点は、伸長処理であることから
ステップS1とS3の間にステップS20が設けられ、
自位置の1/2のデータが設定されることである。ま
た、ステップS6とステップS9の間にステップS70
とS80とが設けられ、動きベクトル情報のシフト方向
が図2と異なり、また対象となるDSPのサーチ方向が
異なることである。
【0036】図1に戻って、Pd信号の符号長算出演算
器122から出力される符号化信号は、2倍水平時間伸
長演算124によって水平方向に2倍に時間伸長した
後、加算器112によって符号長算出演算器111出力
である輝度信号の符号化信号と加算され、量子化係数演
算器128に入力される。さらに、この量子化係数演算
器128から出力される量子化制御信号は、輝度信号側
ではそのまま使用されるもので、量子化器104、逆量
子化器105に与えられる。一方、Pb側では、1/2
水平時間圧縮演算器125によって、水平方向に1/2
に時間圧縮した後に、逆量子化演算器117、量子化器
118で使用される。なお、Pr信号に関する演算は、
Pb信号と全く同様であるので、説明は省略した。
【0037】以上説明したように、動きベクトルのよう
に輝度信号側で演算した結果を色度信号側で使用する信
号は、算出したデータに対して水平方向時間圧縮を行な
った後に色度信号側で使用し、逆に符号長のように色度
信号側で演算した結果を輝度信号側で使用する信号は、
算出したデータに対して水平方向時間伸長を行なった後
に輝度信号側で使用する。そして、この時の水平時間圧
縮・伸長比は、輝度・色度信号の水平解像度の比とする
ことで、輝度・色度で水平画素数の異なる画像データの
圧縮符号化処理を正常に行なうことが可能となる。な
お、本実施例は水平画素数に絞って説明したが、もちろ
ん垂直画素数に関してもまったく同様に行うことができ
る。
【0038】
【発明の効果】上記したようにこの発明によると、プロ
グラム作成が容易であり、しかも全ての画素に同様な処
理を施すことが多い映像信号処理においては有効である
SIMD型並列処理装置を用いて、圧縮処理に特徴的で
ある8×8単位を1DSPに割り当てて効率よく画像圧
縮処理を行なう演算手法において、色度信号の水平解像
度が輝度信号と異なる場合にも、正常に信号処理を行な
うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である水平時間圧縮・伸長を
組み込んだ圧縮符号化処理のブロック図。
【図2】本発明の一実施例である水平時間圧縮処理のフ
ローチャートを示す図。
【図3】本発明の一実施例における水平時間圧縮処理の
動作を説明するための図。
【図4】本発明の一実施例である水平時間伸長処理のフ
ローチャートを示す図。
【図5】1H並列型SIMD型処理装置の構成及びその
動作を示す図。
【図6】前処理回路を示す図。
【図7】前処理回路の動作を説明するために示した図。
【図8】圧縮符号化演算を行なう1H並列型SIMD型
処理装置の構成図。
【図9】圧縮符号化演算を行なう1H並列型SIMD型
処理装置の動作説明図。
【図10】圧縮符号化演算を行なう1H並列型SIMD
型処理装置の動作説明図。
【図11】色度信号が水平方向のみ輝度信号の半分の時
の、前処理後のNTSC/1フィールドの構成図。
【図12】色度信号が水平方向のみ輝度信号の半分の時
の、前処理後のNTSC/1フィールドの構成図。
【図13】色度信号が水平方向のみ輝度信号の半分の時
の、画像データとDSPの関係を説明する図。
【符号の説明】
102、120…減算器、103、119…DCT演算
器、104、118…量子化演算器、105、117…
逆量子化演算器、106、116…逆DCT演算器、1
07、115…加算器、108、114…フレームメモ
リ、109、113…動き補償演算器、110…動きベ
クトル演算器、111、122…符号長演算器、112
…加算器、123、125…1/2水平時間圧縮演算
器、124…2倍水平時間伸長演算器。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平・垂直方向がX×Y画素で構成される
    第1構成の入力信号が入力される第1の入力端と、 前記第1構成の入力信号に比較して、少なくとも水平・
    垂直のどちらかの解像度が異なる画素で構成される第2
    構成の入力信号が入力される第2の入力端と、 前記第1と第2構成の入力信号を受取りシリアルパラレ
    ル変換を行なう少なくとも1つのX段の第1のシフトレ
    ジスタと、 前記第1のシフトレジスタのパラレル出力をそれぞれ取
    り込み演算処理する同一プログラムで動作する複数プロ
    セッサと、 前記複数プロセッサの出力をパラレルに取り込みシリア
    ルに変換して出力する少なくとも1つのX段の第2のシ
    フトレジスタと、 前記第1構成の入力信号を処理した処理データを前記異
    なる画素の比に応じて時間軸変換する時間軸変換手段を
    備え、 前記複数プロセッサは前記時間軸変換手段の出力も用い
    て第2構成の入力信号を演算処理することを特徴とする
    並列画像処理装置。
  2. 【請求項2】前記第1構成の入力信号は輝度信号であ
    り、第2構成の入力信号は色度信号であることを特徴と
    する請求項1記載の並列画像処理装置。
  3. 【請求項3】前記時間軸変換されるデータは、動きベク
    トル情報であり、1/2に時間軸変換されることを特徴
    とする請求項2記載の並列画像処理装置。
  4. 【請求項4】前記時間軸変換されるデータは、量子化係
    数制御信号であり、1/2に時間軸変換されることを特
    徴とする請求項2記載の並列画像処理装置。
  5. 【請求項5】前記第1構成の入力信号は色度信号であ
    り、第2構成の入力信号は輝度信号であることを特徴と
    する請求項1記載の並列画像処理装置。
  6. 【請求項6】前記時間軸変換されるデータは、可変長符
    号化された色度信号であり、2倍に時間軸変換されるこ
    とを特徴とする請求項5記載の並列画像処理装置。
  7. 【請求項7】前記X段の第1及び第2のシフトレジスタ
    の段数は、90段であることを特徴とする請求項1記載
    の並列画像処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19681687B4 (de) * 1995-12-18 2008-04-03 Intel Corporation, Santa Clara Manipulieren von Video- und Audiosignalen unter Verwendung eines Prozessors, welcher SIMD-Instruktionen unterstützt

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19681687B4 (de) * 1995-12-18 2008-04-03 Intel Corporation, Santa Clara Manipulieren von Video- und Audiosignalen unter Verwendung eines Prozessors, welcher SIMD-Instruktionen unterstützt

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