JPH072111A - 移動体車両検出方式 - Google Patents

移動体車両検出方式

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JPH072111A
JPH072111A JP17090593A JP17090593A JPH072111A JP H072111 A JPH072111 A JP H072111A JP 17090593 A JP17090593 A JP 17090593A JP 17090593 A JP17090593 A JP 17090593A JP H072111 A JPH072111 A JP H072111A
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transmission
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Izumi Ishii
泉 石井
Koji Motohashi
幸二 本橋
Shunzo Yoshida
俊三 吉田
Hachiro Katayama
八郎 片山
Tadao Udagawa
忠雄 宇田川
Keisuke Igarashi
啓介 五十嵐
Toshihisa Fukasu
稔久 深須
Hachishige Hiramatsu
八樹 平松
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Kyosan Electric Manufacturing Co Ltd
Kokusai Denki Engineering Co Ltd
East Japan Railway Co
Kokusai Denki Electric Inc
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Kyosan Electric Manufacturing Co Ltd
Kokusai Denki Engineering Co Ltd
East Japan Railway Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レール上を走行する移動体車両の検出をレー
ルを媒体としないで行なえるようにする。 【構成】 車両検出点のレール間に、レールに沿って所
定の間隔Lをおいて送信アンテナ2と受信アンテナ3を
設置する。送信アンテナ2に送信装置1を接続し、受信
アンテナ3に受信装置4を接続し、さらに受信レベル検
出器5を接続する。送信装置1の送信アンテナ2から送
出される無線信号を受信アンテナ3で受けて受信装置4
の出力レベルをレベル検出器5で監視する。車両が検出
点に到来したとき、車両床面6と地表7とで形成される
間隙空間が導波路となって送信アンテナ2から送出され
る送信信号が連続反射して受信アンテナ3に到達し、受
信装置4の出力レベルが大きく変化するのをレベル検出
器5で検出して車両を検知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地上を走行する移動
体、とくに、軌道上を走行する車両の検出方式に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】軌道上を走行する列車を安全に運転する
ための運転方式としては、先行列車と続行列車が衝突し
ないように一定の距離間隔をおいて運転する閉そく運転
方式が一般的である。閉そく運転方式は、軌道上に鎖状
に設定された閉そく区間の1区間に1個の列車を原則と
し、各閉そく区間の手前に設けられた信号機の現示によ
って後続列車に先行列車の状況を知らせて列車間隔が保
たれる。各閉そく区間には軌道回路が設けられており、
例えば、交流軌道回路では、閉そく区間の終端から低周
波の交流信号電流が供給され、始端側に設置された信号
機のリレーと2本のレールが直列に接続されて閉ループ
が形成されている。列車がいないときはリレーが作動し
て信号機が進行を示す青(G)を現示しており、列車が
進入すると車軸で2本のレール間が短絡されてリレーに
電流が流れなくなり無励磁(落下)となって現示が停止
信号を示す赤に変わる。
【0003】一方、鉄道と一般道路が平面交差する踏切
には、警報機,遮断機等の踏切保安設備が設置されてお
り、こられの警報機や遮断機は、踏切から所定の距離を
おいた軌道に設けられた列車検知手段によって作動す
る。この場合の列車検知手段には、例えば、軌道回路を
用いる連続制御式と、踏切制御子を用いる点制御式があ
る。連続制御式の場合は、警報開始点から踏切までの間
に自動信号区間であれば別方式の軌道回路を設備し、列
車の接近を連続的に検知して踏切の制御を行う。一方、
点制御式の場合は、軌道回路に比べて短い区間の範囲の
警報開始点,終止点に踏切制御子を設置して、その地点
を通過する列車を検知して踏切の開閉制御を行う。上
記、いずれの場合もレールに所定の信号が流れており、
列車検知は車軸によるレール間(軌間)短絡によってレ
ベルあるいは周波数を変化させることによって行われて
いる。
【0004】上述のように、列車制御や踏切保安設備に
おける列車の検知は、車軸によるレール間の短絡によっ
て行われている。列車制御の場合は軌道回路のレールに
流れる交流電流が車軸で短絡されることによるレベル変
化を検出し、レールを帰還回路とする発振器とリレーが
組合わせられた踏切制御子の場合はレール間が車軸で短
絡されたときの発振周波数の変化、発振の停止を検出す
ることによって行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のレール間短
絡による列車検知の場合、軌道抵抗値が低く、しかも、
車輪とレール間の短絡抵抗値が晴雨,湿度等の気象条
件,塩害やレール上の落葉,枯葉,砂等の影響を受けて
不安定となる場合があり、短絡抵抗が大きいときの信号
や踏切設備の不動作等の問題点をはらんでいる。しか
も、最近では、輪送力増強のため、列車の高速化と車両
の軽量化が進み、上記従来から潜在していた列車検知の
問題点が大きくなって無視できなくなってきている。上
記のことから、列車等の移動体車両の検知を、レールを
利用しない方式で行う技術の開発が望まれている。本発
明の目的は、上記従来の問題点を解消するために、レー
ルを媒体としない移動体車両検出方式を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の移動体車両検出
方式は、検出対象とする移動体が、地上を走行する移動
体の場合と、軌道上を走行する移動体の場合とがある。
まず、地上を走行する移動体の場合、所望の検知地点に
所定の間隔をおいて布設された送信アンテナと受信アン
テナと、該送信アンテナに送信信号を供給する送信装置
と、前記受信アンテナに接続された受信装置と、該受信
装置に接続されたレベル検出器とを備え、前記送信アン
テナから送出される無線周波信号を前記受信アンテナで
受けて前記受信装置の出力レベルを前記レベル検出器で
監視し、前記移動体車両が前記検知地点の前記送信アン
テナと前記受信アンテナの上に到来したとき生ずる前記
受信装置の出力レベルの変化を前記レベル検出器によっ
て検出することにより前記移動体車両を検知するように
したことを特徴とするものである。
【0007】次に、検出対象とする移動体が軌道上を走
行する移動体の場合、本発明の第1の実施例における移
動体車両検出方式は、所望の検知地点の軌間に設置され
た送信アンテナと、該送信アンテナに送信信号を供給す
る送信装置と、前記送信アンテナから軌道に沿って所定
の距離をおいた軌間に設置された受信アンテナと、該受
信アンテナに接続された受信装置と、該受信装置に接続
されたレベル検出器とを備え、前記送信アンテナから送
出される無線周波信号を前記受信アンテナで受けて前記
受信装置の出力レベルを前記レベル検出器で監視し、前
記移動体車両が前記検知地点の前記送信アンテナと前記
受信アンテナの上に到来したとき、前記送信アンテナか
らの無線周波信号が直接前記受信アンテナに到達する直
接伝送波の受信レベルと、該移動体車両の床面と大地面
との間隙空間が導波路として作用し前記無線周波信号が
該間隙空間内を前記床面と大地面とに反射しながら伝搬
して前記受信アンテナに到達する反射伝送波の受信レベ
ルとが前記受信装置で位相合成されて該受信装置からの
出力が変化するのを前記レベル検出器によって検出する
ことにより前記移動体車両を検知するようにしたことを
特徴とするものである。また、前記送信アンテナと受信
アンテナとの距離は、検知対象の移動体車両の長さにほ
ぼ等しいか又はその長さ以下に設定されたことを特徴と
し、さらに、前記送信アンテナの高さと受信アンテナの
高さが、前記軌道のレールの高さより低くなるように設
定したことを特徴とするものである。
【0008】次に、検出対象とする移動体が軌道上を走
行する移動体の場合、本発明の第2の実施例における移
動体車両検出方式は、所望の検知地点の軌間に設置され
た送信アンテナと、検知対象とする移動体車両の床面と
大地面との間隙空間を導波路とみなして該移動体車両の
床面の高さから求められる遮断周波数の近傍に設定され
た周波数の送信信号を前記送信アンテナに供給する送信
装置と、前記送信アンテナから軌道に沿って所定の距離
をおいた軌間に設置された受信アンテナと、該受信アン
テナに接続された受信装置と、該受信装置に接続された
レベル検出器とを備え、前記送信アンテナから送出され
る無線周波信号を前記受信アンテナで受けて前記受信装
置の出力レベルを前記レベル検出器で監視し、前記移動
体車両が前記検知地点の前記送信アンテナと前記受信ア
ンテナの上に到来したとき、前記受信アンテナに到達す
る前記送信アンテナからの無線周波信号の伝搬量が急激
に減少し前記受信装置の出力レベルが低くなるのを前記
レベル検出器で検出することにより前記移動体車両を検
知するようにしたことを特徴とするものであり、前記送
信アンテナと受信アンテナとの距離を、検知対象の移動
体車両の長さにほぼ等しいか又はその長さ以下に設定
し、さらに、前記送信アンテナの高さと受信アンテナの
高さを、前記軌道のレールの高さより低くなるように設
定したことを特徴とするものである。
【0009】
【実施例】以下、図面により本発明を詳細に説明する。
図1は本発明の実施例を示す説明図であり、(A)は概
要断面図、(B)は車両がいないときの側面図、(C)
は車両が通過中の側面図である。まず、列車が存在しな
い場合について説明する。図1(B)において、2は無
線周波送信アンテナであり、列車等の車両検出を必要と
する地点の2本の軌条(レール)10のほぼ中間の軌道
面(大地面)7に設置され、無線送信装置(Tx)1の無
線出力を外部へ放射している。3は無線周波受信アンテ
ナであり、送信アンテナ2の設置点より一定距離Lを有
する定点に設置され、無線受信装置(Rx)4に接続さ
れ、その出力はレベル検出器5に接続されている。送信
アンテナ2および受信アンテナ3の高さはレール10の
高さより低く設定されている。
【0010】上記送信装置(Tx)1から送信アンテナ2
を経て送出される無線信号の周波数f1 は、例えば、実
験では100MHz〜500MHzの範囲から実験的に
求めた周波数に選定され、送信アンテナ2と受信アンテ
ナ3との距離Lは、設定された周波数の波長から求めら
れるが、検出対象の車両または列車の長さとほぼ等しい
か、その長さ以下に設定され、1m〜10mの範囲で行
った。送信アンテナ2から送出された電波は、自由空間
を位相定数β(rad/m)でレール10に沿って受信
アンテナ3の方向に伝わる。このときの電波の伝搬モー
ドをE0 で示した。この場合、送信装置1から出力され
る送信信号は、送信アンテナ2→受信アンテナ3→受信
装置4を経て、レベル検出器5で受信レベルが検出され
る。送信アンテナ2,受信アンテナ3を除く他の無線送
信装置(Tx)1,無線受信装置(Rx)4およびレベル検
出器5は、軌道間に設置しても、軌道の外側に設置して
もよい。
【0011】次に、本発明の第1の実施例について、列
車が存在する場合について説明する。図1(C)におい
て、hは検出対象とする車両の床面(金属体)6の高
さ、即ち、車両の床面(金属体)6と軌道面(大地面)
7との平行する間隔である。図示の如く、検出地点に設
置された送信アンテナ2と受信アンテナ3の上に、車両
の車両床面(金属体)6が存在する場合、無線周波送信
アンテナ2から放射された電波(周波数f1 )は、車両
床面(金属体)6と、床面6に平行する軌道面(大地
面)7によって形成される間隙空間の領域内に閉じ込め
られて、擬似導波路の中を進行するように図示の矢印の
方向に伝搬する。2本のレール10は、この擬似導波路
の境界の一部として作用する。すなわち、送信波は車両
床面(金属体)6と軌道面(大地面)7の間を入射角
θ,反射角θで入反射を繰り返しながら受信アンテナの
方向へ伝搬する。このときの電波伝搬モードをE1 で示
した。受信装置4では、上記の入反射を繰り返しながら
到達する受信波(反射伝送波)と、送信アンテナ2から
直接到達する受信波(直接伝送波)との位相合成(ベク
トル合成)が行われ、その結果がレベル検出器5に対し
て出力される。従って、この受信装置4から出力される
位相合成信号のレベルは、送信アンテナ2と受信アンテ
ナ3の距離、及び周波数(波長)と相関があり、車両が
存在するとき出力レベルが増大するように変化させるこ
ともでき、減少するように変化させることもできる。
【0012】上述のように、図1(B)の電波伝搬モー
ドE0 と図1(C)の電波伝搬モードE1 とは、電波伝
搬特性に大きな差異がある。即ち、車両が到来したと
き、電波伝搬モードがE0 からE1 に変化することによ
って生ずる受信レベルの変化を、レベル検出器5で検出
することによって、列車等の車両が検出地点に到来した
という情報を取得することができる。実験によれば、車
両がいないときの受信レベルと車両が到来したときの受
信レベルの差は約20 dBであった。上述の実施例にお
ける本発明の特徴は、移動体車両が存在するとき、車両
床面(金属体)6と軌道面(大地面)7と2本のレール
で形成される間隙空間の領域内に送信電波が閉じ込めら
れて、限定ゾーンあるいはダクトゾーンが形成され、あ
たかも導波路を進行する信号(ダクト伝搬)のように、
送信電波が平行壁面、特に、車両床面(金属体)6と軌
道面(大地面)7との間で入反射を繰り返して、図示の
矢印の方向に電波伝搬する現象に着目して活用したもの
である。言い換えれば、移動体車両を動く導波路として
捕らえたものである。
【0013】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。この第2の実施例では、上述の第1の実施例にお
ける送信周波数の設定を、所定の値に特定したものであ
る。図1(C)において、車両床面(金属体)6の高
さ、即ち、車両床面(金属体)6と軌道面(大地面)7
との間隔hを一定としたとき、送信周波数f1 を高くす
ると入射角θは大きくなり、低くすると入射角θが小さ
くなる。送信周波数f1 を低くして周波数fc になると
θ=0°となり、位相定数β=0となる電波遮断現象が
認められる。この周波数fc を遮断周波数と言い、送信
信号は送信アンテナ2の地点で上下に入反射するのみで
受信アンテナ3の方向には伝送されないことを意味す
る。検知対象とする車両の床面の高さhは、車両の種類
によって異なるが、検知対象の車両の平均的床面の高さ
(h=hc )から実験的に求まる遮断周波数fc の近傍
の周波数を送信周波数として設定し、送信装置1で送信
信号を発生させて送信アンテナ2から送出すれば、床面
の高さ(hc )の近傍の車両が検知地点を通過すると
き、送信アンテナ2からの送信出力はその地点で上下に
反射するのみとなり、受信アンテナ3の方向には伝送さ
れず、受信装置4の出力レベルは車両の存在しないとき
のレベルに比べて大きく減少する。この出力レベルの変
化をレベル検出器5で判定することにより車両検知点に
車両が到来したことを検知することができる。この第2
の実施例についての実験は、上記第1の実施例の場合と
同様の周波数帯を用い、アンテナ間の距離Lも同様の範
囲に設定して行われ、約20 dBのレベル差が確認され
た。
【0014】さらに、遮断周波数fc は1波のみでな
く、車両の床面の高さhを複数段階に区分して、それぞ
れ対応する複数の遮断周波数を設定して送信側から送信
し、受信側で対応する複数の遮断周波数の信号を選択判
定し、いずれか1波の受信レベルが減少したとき車両が
通過したことを検知するようにすれば、検知対象とする
車両の種類が増え、実用の範囲が増大する。上記の本発
明の第2の実施例は、レールに沿った方向に車両床面の
下を電波伝搬する現象を利用した前述の第1の実施例の
技術思想を更に発展させて、電波遮断現象を利用するよ
うに発展思考したものである。
【0015】以上説明した本発明の第1,第2の実施例
のいずれの場合も、送信アンテナ2,受信アンテナ3の
高さがレールの高さより低く設定されているため、複線
区間の上り,下り線路が並行している場合でも互いに影
響することなく、独立した車両検出装置として実用する
ことができる。また、本発明の第1の実施例および第2
の実施例を実用する場合、車両検出情報の信頼性を高め
るため、この2つの実施例を組合せる方法は極めて有効
である。さらに、第1の実施例および第2の実施例のそ
れぞれにおいて、送受アンテナの間隔Lの異なる2つ又
はそれ以上の複数の送受信装置を設置することも有効で
あることはいうまでもない。この場合、周波数の設定に
考慮を払うことは勿論であり、送信側装置あるいは受信
側装置の一方を兼用することもできる。このように、本
発明の第1,第2の実施例を実用する場合、設定周波数
および送受アンテナの設置間隔Lを適宜設定することに
より任意に組合せて検出情報の信頼性を高めることがで
きる。
【0016】さらに、本発明はレールを信号の媒体とし
ない車両検出方式であるため、地上を走行する無軌条の
一般車両を検出対象とすることができる。踏切内で故障
停止した自動車等を検知する装置には、光,超音波,マ
イクロ波等を利用した車両検知器があるが、本発明の原
理を利用した装置はまだ実用されていない。従って、本
発明をこのような用途に利用することもでき、さらに、
鉄道に関係なく一般道路を走行する車両を検知する手段
に利用すれば極めて有効であることはいうまでもない。
以下にその実施例を挙げて説明する。
【0017】図2は本発明の他の実施例を示す構成例図
であり、無軌条の路面を走行する車両を検出する実施例
を示す説明図である。(A)は概要断面図、(B)は車
両がないときの平面図、(C)は車両が通過中の側面図
である。まず、車両が存在しない場合について説明す
る。図2(B)において、12−1,12−2,16−
1,16−2は無線周波送信アンテナであり、車両の検
出を必要とする地点の路面(大地面)19の地表近傍に
布設され、無線送信装置(Tx)11−1,11−2,
15−1,15−2の無線出力を外部へ放射している。
14−1,14−2,18−1,18−2は無線周波受
信アンテナであり、送信アンテナ12−1,12−2,
16−1,16−2の設置点より一定距離Lを有する定
点の路面(大地面)19の地表面近傍に布設され無線受
信装置(Rx)13−1,13−2,17−1,17−
2に接続され、その出力はレベル検出器5に接続されて
いる。上記送信装置(Tx)11−1から送信アンテナ
12−1を経て送出される無線信号の周波数f2 は、例
えば、実験では、100MHz〜500MHzの範囲か
ら実験的に求められる周波数に選定され、送信アンテナ
12−1と受信アンテナ14−1との距離Lは設定され
た周波数の波長から求められるが、検出対象の車両の長
さとほぼ等しいか、その長さ以下に設定され、0.3m
〜1mの範囲で行った。
【0018】送信アンテナ12−1から送出された電波
(f2 )は自由空間を受信アンテナ14−1の方向に伝
わる。このときの電波伝搬モードは前述した図1(B)
の電波伝搬モードE0 と同様である。この場合、送信装
置(Tx)11−1→送信アンテナ12−1→受信アン
テナ14−1→受信装置(Rx)13−1を経て、レベ
ル検出器5で受信レベルが検出される。送信アンテナ1
2−1から送出され、受信アンテナで受信される電波
(f2 )は車線S−4用に設定された周波数の電波(f
2 )である。同様にして送信アンテナ12−2から送出
され受信アンテナで受信される電波(f1 )は車線S−
3用に設定された周波数の電波(f1 )である。図示の
ように、車線S−2用の電波(f2 ),車線S−1用の
電波(f1)を設定してある。車線S−3,S−2,S
−1おける電波(f1 ),(f2 )の伝搬は上述の車線
S−4の場合と全く同様であるので細部説明を略す。な
お、図示した車線S−1とS−2は車線構造が同じであ
るものとして、送信アンテナ16−1,16−2,受信
アンテナ18−1,18−2をそれぞれ図示の如く車線
に1個のアンテナを布設し、車線S−3とS−4は車線
構造が同じであるが、上述の車線S−1,S−2の車線
構造と異なるものとして、送信アンテナ12−1,12
−2、受信アンテナ14−1,14−2をそれぞれ図示
の如く車線に2個のアンテナを布設した実施例を記述し
てある。当然のことであるが、例えば、送信アンテナ1
2−1の寸法は送信アンテナ16−1の寸法に比較して
小さくなる。また、図示した車線と使用電波の周波数の
関係は、図示したように、車線S−1は周波数
(f1 )、車線S−2は周波数(f2 )、車線S−3は
周波数(f1)、車線S−4は周波数(f2 )をそれぞ
れ設定してある。
【0019】次に、車両が存在する場合について説明す
る。図2(C)において、hは検出対象とする車両21
の床面(金属体)22の高さ、即ち、車両21の床面
(金属体)22と路面(大地面)19との平行する間隔
である。図示の如く、検出地点に設置された車線S−1
における送信アンテナ16−2(図2(B)参照)と受
信アンテナ18−2(図2(B)参照)の上に車両21
が到来したとき送信アンテナ16−2から放射された電
波(f1 )(図2(B)参照)は、車両21の床面(金
属体)22と床面22に平行する路面(大地面)19に
よって形成された間隙空間の領域内に閉じ込められて、
擬似導波路の中を進行するように図示の矢印の方向に伝
搬する。このときの電波伝搬モードは、前述した図1
(C)の電波伝搬モードE1 と同様である。即ち車両2
1が到来したとき電波伝搬モードがE0 からE1 に変化
することによって生ずる受信レベルの変化は前述した図
1(C)の説明と同様である。この受信レベルの変化、
すなわち受信装置(Rx)17−2(図2(B)参照)
の出力レベルの変化を検出器5で検出することにより車
両21を検知する情報を取得することができる。車線S
−2,S−3,S−4を走行する車両21を検知する情
報を取得する場合にも上述の説明(車線S−1の場合)
と同じである。実験によれば、車両がないときの受信レ
ベルと車両が到来したときの受信レベルの差は約20d
Bであった。上述の実施例における本発明の特徴は、移
動体車両21が存在するときに車両床面(金属体)22
と路面(大地面)19で形成される間隙空間の領域内に
送信電波が閉じ込められ、あたかも導波路を進行する信
号のように送信電波が平行壁面、特に車両床面(金属
体)22と路面(大地面)19との間で入反射を繰り返
して、図示の矢印の方向に電波伝搬する現象に着目して
活用したものである。
【0020】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明を実
施することにより、次のような効果がある。 (イ)レールを信号の媒体として利用しない無線的車両
検出方式であるので、レベル検出器の判定結果を取り出
して制御する踏切保安装置,信号機の現示,あるいは列
車制御装置は、在来の軌道回路の設備から受ける制約が
少なく、設置が容易となり、必要に応じ適宜容易に現場
設置することができる。 (ロ)本発明の装置は可搬型装置として製作することが
できるので、例えば、現場保線工事の際の列車接近警報
装置のセンサーとして本発明を利用すれば、適宜現場に
臨時に設置することができるため、現場作業の安全管理
装置として有用である。 (ハ)本発明を利用して構成することができる踏切制御
装置は、在来の軌条信号回路方式の列車検出装置が設備
された箇所で、短絡不良による障害発生箇所に設置して
在来設備と併用し、バックアップ用として利用すること
ができるので、安全性をさらに向上することができる。 (ニ)複線区間や並行複数線路の区間にも使用できるの
で実用上の効果は極めて大きい。 (ホ)レールを信号の媒体として利用しないため、レー
ルのない道路上,地上を走行する一般の移動体を検知す
る装置にも応用することができ、応用範囲が極めて広
く、実用上の効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す構成例図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す構成例図である。
【符号の説明】
1 無線送信装置 2 無線周波送信アンテナ 3 無線周波受信アンテナ 4 無線受信装置 5 レベル検出器 6 車両床面(金属体) 7 軌道面(大地面) 10 レール 11,15 無線送信装置 12,16 無線周波送信アンテナ 13,17 無線受信装置 14,18 無線周波受信アンテナ 19 路面 21 車両 22 車両床面(金属体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000143570 株式会社国際電気エンジニアリング 東京都秋川市小川東1丁目25番地6 (72)発明者 石井 泉 東京都秋川市小川東一丁目25番6号 株式 会社国際電気エンジニアリング内 (72)発明者 本橋 幸二 東京都千代田区丸の内一丁目6番5号 東 日本旅客鉄道株式会社東京地域本社内 (72)発明者 吉田 俊三 東京都秋川市小川東一丁目25番6号 株式 会社国際電気エンジニアリング内 (72)発明者 片山 八郎 東京都秋川市小川東一丁目25番6号 株式 会社国際電気エンジニアリング内 (72)発明者 宇田川 忠雄 東京都秋川市小川東一丁目25番6号 株式 会社国際電気エンジニアリング内 (72)発明者 五十嵐 啓介 東京都港区虎ノ門二丁目3番13号 国際電 気株式会社内 (72)発明者 深須 稔久 東京都港区虎ノ門二丁目3番13号 国際電 気株式会社内 (72)発明者 平松 八樹 横浜市鶴見区平安町2ー29ー1 株式会社 京三製作所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地上を走行する移動体車両を検知するた
    めに、 所望の検知地点に所定の間隔をおいて布設された送信ア
    ンテナと受信アンテナと、該送信アンテナに送信信号を
    供給する送信装置と、前記受信アンテナに接続された受
    信装置と、該受信装置に接続されたレベル検出器とを備
    え、 前記送信アンテナから送出される無線周波信号を前記受
    信アンテナで受けて前記受信装置の出力レベルを前記レ
    ベル検出器で監視し、前記移動体車両が前記検知地点の
    前記送信アンテナと前記受信アンテナの上に到来したと
    き生ずる前記受信装置の出力レベルの変化を前記レベル
    検出器によって検出することにより前記移動体車両を検
    知するようにした移動体車両検出方式。
  2. 【請求項2】 軌道上を走行する移動体車両を検知する
    ために、 所望の検知地点の軌間に設置された送信アンテナと、該
    送信アンテナに送信信号を供給する送信装置と、前記送
    信アンテナから軌道に沿って所定の距離をおいた軌間に
    設置された受信アンテナと、該受信アンテナに接続され
    た受信装置と、該受信装置に接続されたレベル検出器と
    を備え、 前記送信アンテナから送出される無線周波信号を前記受
    信アンテナで受けて前記受信装置の出力レベルを前記レ
    ベル検出器で監視し、前記移動体車両が前記検知地点の
    前記送信アンテナと前記受信アンテナの上に到来したと
    き、前記送信アンテナからの無線周波信号が直接前記受
    信アンテナに到達する直接伝送波の受信レベルと、該移
    動体車両の床面と大地面との間隙空間が導波路として作
    用し前記無線周波信号が該間隙空間内を前記床面と大地
    面とに反射しながら伝搬して前記受信アンテナに到達す
    る反射伝送波の受信レベルとが前記受信装置で位相合成
    されて該受信装置からの出力が変化するのを前記レベル
    検出器によって検出することにより前記移動体車両を検
    知するようにした移動体車両検出方式。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の送信アンテナと受信アン
    テナとの距離は、検知対象の移動体車両の長さにほぼ等
    しいか又はその長さ以下に設定されたことを特徴とする
    請求項2記載の移動体車両検出方式。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の送信アンテナの高さと受
    信アンテナの高さが、前記軌道のレールの高さより低く
    なるように設定したことを特徴とする請求項2記載の移
    動体車両検出方式。
  5. 【請求項5】 軌道上を走行する移動体車両を検知する
    ために、 所望の検知地点の軌間に設置された送信アンテナと、検
    知対象とする移動体車両の床面と大地面との間隙空間を
    導波路とみなして該移動体車両の床面の高さから求めら
    れる遮断周波数の近傍に設定された周波数の送信信号を
    前記送信アンテナに供給する送信装置と、前記送信アン
    テナから軌道に沿って所定の距離をおいた軌間に設置さ
    れた受信アンテナと、該受信アンテナに接続された受信
    装置と、該受信装置に接続されたレベル検出器とを備
    え、 前記送信アンテナから送出される無線周波信号を前記受
    信アンテナで受けて前記受信装置の出力レベルを前記レ
    ベル検出器で監視し、前記移動体車両が前記検知地点の
    前記送信アンテナと前記受信アンテナの上に到来したと
    き、前記受信アンテナに到達する前記送信アンテナから
    の無線周波信号の伝搬量が急激に減少し前記受信装置の
    出力レベルが低くなるのを前記レベル検出器で検出する
    ことにより前記移動体車両を検知するようにした移動体
    車両検出方式。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の送信アンテナと受信アン
    テナとの距離を、検知対象の移動体車両の長さにほぼ等
    しいか又はその長さ以下に設定したことを特徴とする請
    求項5記載の移動体車両検出方式。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の送信アンテナの高さと受
    信アンテナの高さを、前記軌道のレールの高さより低く
    なるように設定したことを特徴とする請求項5記載の移
    動体車両検出方式。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003291813A (ja) * 2002-04-04 2003-10-15 Kyosan Electric Mfg Co Ltd 中継信号機の現示制御方法

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JPS6118146A (ja) * 1984-07-04 1986-01-27 Hitachi Ltd ピツク・アツプ装置
JPH01142480A (ja) * 1987-11-30 1989-06-05 Iwatsu Electric Co Ltd 物体検出装置

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