JPH07211567A - 円筒状ラジアル異方性ボンド磁石の成形法 - Google Patents
円筒状ラジアル異方性ボンド磁石の成形法Info
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- JPH07211567A JPH07211567A JP6013248A JP1324894A JPH07211567A JP H07211567 A JPH07211567 A JP H07211567A JP 6013248 A JP6013248 A JP 6013248A JP 1324894 A JP1324894 A JP 1324894A JP H07211567 A JPH07211567 A JP H07211567A
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- molding
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 効率よく円筒状ラジアル異方性ボンド磁石を
成形する方法を提供する。 【構成】 磁気的異方性を有する磁石粉末と樹脂バイン
ダーを主成分とする原料粉末を円筒状ラジアル異方性ボ
ンド磁石成形装置の円筒状金型内に充填し、原料粉末の
磁化容易軸を円筒のラジアル方向に配向させながら加圧
成形することにより円筒状ラジアル異方性ボンド磁石を
成形する方法において、上記円筒状ラジアル異方性ボン
ド磁石成形装置を構成する強磁性材料部分を磁気的に飽
和させつつパルス磁界を付加することによって上記原料
粉末を着磁かつ振動させ、しかる後に上記強磁性材料部
分の磁気的飽和状態を維持しつつ加圧成形する円筒状ラ
ジアル異方性ボンド磁石の成形法。
成形する方法を提供する。 【構成】 磁気的異方性を有する磁石粉末と樹脂バイン
ダーを主成分とする原料粉末を円筒状ラジアル異方性ボ
ンド磁石成形装置の円筒状金型内に充填し、原料粉末の
磁化容易軸を円筒のラジアル方向に配向させながら加圧
成形することにより円筒状ラジアル異方性ボンド磁石を
成形する方法において、上記円筒状ラジアル異方性ボン
ド磁石成形装置を構成する強磁性材料部分を磁気的に飽
和させつつパルス磁界を付加することによって上記原料
粉末を着磁かつ振動させ、しかる後に上記強磁性材料部
分の磁気的飽和状態を維持しつつ加圧成形する円筒状ラ
ジアル異方性ボンド磁石の成形法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、異方性ボンド磁石の
成形方法に関するものであり、特に円筒状ラジアル異方
性ボンド磁石の成形法に関するものである。
成形方法に関するものであり、特に円筒状ラジアル異方
性ボンド磁石の成形法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、希土類磁石粉末とプラスチック樹
脂バインダーからなる混合粉末を成形用金型内空間部に
充填し、非加圧状態に密封し、上記金型内空間部に充填
された混合粉末に1秒以下の短時間で15KOe以上の
磁場を1回または数回加えて着磁後、次に8KOe以下
の磁場中で加圧成形する円筒状ラジアル異方性ボンド磁
石の成形法は知られている(特開昭60−88418号
公報参照)。
脂バインダーからなる混合粉末を成形用金型内空間部に
充填し、非加圧状態に密封し、上記金型内空間部に充填
された混合粉末に1秒以下の短時間で15KOe以上の
磁場を1回または数回加えて着磁後、次に8KOe以下
の磁場中で加圧成形する円筒状ラジアル異方性ボンド磁
石の成形法は知られている(特開昭60−88418号
公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来の成形法によ
ると、パルス磁場による着磁位置と磁場をかけながら成
形加工する位置とは異なっており、パルス磁場による着
磁位置から成形加工位置へ移動するには油圧シリンダー
を用いるために移動が遅く、円筒状ラジアル異方性ボン
ド磁石を成形する時間が長くなるために生産性が悪く、
さらにパルス磁場による着磁位置と磁場をかけながら成
形加工する位置を分けることは、円筒状ラジアル異方性
ボンド磁石の成形装置を大型化する必要があり、装置の
コストも上昇せしめるなどの問題点があった。
ると、パルス磁場による着磁位置と磁場をかけながら成
形加工する位置とは異なっており、パルス磁場による着
磁位置から成形加工位置へ移動するには油圧シリンダー
を用いるために移動が遅く、円筒状ラジアル異方性ボン
ド磁石を成形する時間が長くなるために生産性が悪く、
さらにパルス磁場による着磁位置と磁場をかけながら成
形加工する位置を分けることは、円筒状ラジアル異方性
ボンド磁石の成形装置を大型化する必要があり、装置の
コストも上昇せしめるなどの問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者は、パ
ルス磁場による着磁および磁場中加圧成形を同一金型内
に行うことにより円筒状ラジアル異方性ボンド磁石の成
形サイクルを短くして生産性を向上せしめ、さらにその
成形装置も小型化すべく研究を行った結果、金型に充填
された原料粉末をパルス磁場により着磁する際に、通常
の状態でパルス磁場を付加すると、上記円筒状ラジアル
異方性ボンド磁石の成形装置を構成する強磁性材料部分
に磁力線が集中してそこでパルス磁場による磁気エネル
ギーの大半が消費されて十分なパルス磁場がかけられ
ず、そのため予め上記強磁性材料部分が磁気的に飽和さ
せた状態で上記パルス磁場の付加を行う必要があり、上
記パルス磁場の付加終了後、上記強磁性材料部分の磁気
的飽和状態を維持したまま加圧成形することにより円筒
状ラジアル異方性ボンド磁石を効率よく成形することが
できるという知見を得たのである。
ルス磁場による着磁および磁場中加圧成形を同一金型内
に行うことにより円筒状ラジアル異方性ボンド磁石の成
形サイクルを短くして生産性を向上せしめ、さらにその
成形装置も小型化すべく研究を行った結果、金型に充填
された原料粉末をパルス磁場により着磁する際に、通常
の状態でパルス磁場を付加すると、上記円筒状ラジアル
異方性ボンド磁石の成形装置を構成する強磁性材料部分
に磁力線が集中してそこでパルス磁場による磁気エネル
ギーの大半が消費されて十分なパルス磁場がかけられ
ず、そのため予め上記強磁性材料部分が磁気的に飽和さ
せた状態で上記パルス磁場の付加を行う必要があり、上
記パルス磁場の付加終了後、上記強磁性材料部分の磁気
的飽和状態を維持したまま加圧成形することにより円筒
状ラジアル異方性ボンド磁石を効率よく成形することが
できるという知見を得たのである。
【0005】この発明は、かかる知見にもとづいてなさ
れたものであって、磁気的異方性を有する磁石粉末と樹
脂バインダーを主成分とする原料粉末を円筒状ラジアル
異方性ボンド磁石成形装置の円筒状金型内に充填し、原
料粉末の磁化容易軸を円筒のラジアル方向に配向させな
がら加圧成形することにより円筒状ラジアル異方性ボン
ド磁石を成形する方法において、上記円筒状ラジアル異
方性ボンド磁石成形装置を構成する強磁性材料部分を磁
気的に飽和させつつパルス磁界を付加することによって
上記原料粉末を着磁かつ振動させ、しかる後に上記強磁
性材料部分の磁気的飽和状態を維持しつつ加圧成形する
円筒状ラジアル異方性ボンド磁石の成形法に特徴を有す
るものである。
れたものであって、磁気的異方性を有する磁石粉末と樹
脂バインダーを主成分とする原料粉末を円筒状ラジアル
異方性ボンド磁石成形装置の円筒状金型内に充填し、原
料粉末の磁化容易軸を円筒のラジアル方向に配向させな
がら加圧成形することにより円筒状ラジアル異方性ボン
ド磁石を成形する方法において、上記円筒状ラジアル異
方性ボンド磁石成形装置を構成する強磁性材料部分を磁
気的に飽和させつつパルス磁界を付加することによって
上記原料粉末を着磁かつ振動させ、しかる後に上記強磁
性材料部分の磁気的飽和状態を維持しつつ加圧成形する
円筒状ラジアル異方性ボンド磁石の成形法に特徴を有す
るものである。
【0006】この発明の円筒状ラジアル異方性ボンド磁
石の成形法を図面にもとづいてさらに具体的に説明す
る。
石の成形法を図面にもとづいてさらに具体的に説明す
る。
【0007】図1は、円筒状ラジアル異方性ボンド磁石
成形装置の金型に原料粉末を充填し、強磁性材料部分を
磁気的に飽和させた状態を示す断面説明図である。
成形装置の金型に原料粉末を充填し、強磁性材料部分を
磁気的に飽和させた状態を示す断面説明図である。
【0008】図2は、図1の強磁性部品を磁気的に飽和
させた状態を保持しつつ、さらにパルス磁界を付加した
状態を示す断面説明図である。
させた状態を保持しつつ、さらにパルス磁界を付加した
状態を示す断面説明図である。
【0009】図3は、パルス磁界付加を終了後、強磁性
部分を磁気的に飽和させた状態で加圧成形した状態を示
す断面説明図である。
部分を磁気的に飽和させた状態で加圧成形した状態を示
す断面説明図である。
【0010】図1において、1は上パルスコイル、1′
は下パルスコイル、2は非磁性超鋼上パンチ、3は非磁
性超鋼下パンチ、4は上コア、5は下コア、6は上磁場
コイル、6′は下磁場コイル、7は上シリンダー、7′
は下シリンダー、8は原料粉末、9はダイプレート、1
0は第1スプリング、11は第2スプリング、12は非
磁性超鋼円筒状ダイ、13は上磁場コイル支持のための
支持体、14は上パルスコイル収納台、15は下パルス
コイル収納台、16は下磁場コイル支持のための支持
体、17は装置台、Aは上磁場コイルによる磁力線、
A′は下磁場コイルによる磁力線である。
は下パルスコイル、2は非磁性超鋼上パンチ、3は非磁
性超鋼下パンチ、4は上コア、5は下コア、6は上磁場
コイル、6′は下磁場コイル、7は上シリンダー、7′
は下シリンダー、8は原料粉末、9はダイプレート、1
0は第1スプリング、11は第2スプリング、12は非
磁性超鋼円筒状ダイ、13は上磁場コイル支持のための
支持体、14は上パルスコイル収納台、15は下パルス
コイル収納台、16は下磁場コイル支持のための支持
体、17は装置台、Aは上磁場コイルによる磁力線、
A′は下磁場コイルによる磁力線である。
【0011】上磁場コイル6、上磁場コイル6を支持す
る支持体13および円筒状の非磁性超硬上パンチ2はい
ずれも上シリンダー7の作動に従って一体として上下動
可能に取付けられており、一方、上パルスコイル1およ
び上パルスコイル収納台14はスプリング10によって
過剰な押圧力が加わった時に後退可能となるように取付
けられている。さらに上コア4も同様にスプリング11
によって過剰な押圧力が加わった時に後退できるように
付勢されて取付けられている。
る支持体13および円筒状の非磁性超硬上パンチ2はい
ずれも上シリンダー7の作動に従って一体として上下動
可能に取付けられており、一方、上パルスコイル1およ
び上パルスコイル収納台14はスプリング10によって
過剰な押圧力が加わった時に後退可能となるように取付
けられている。さらに上コア4も同様にスプリング11
によって過剰な押圧力が加わった時に後退できるように
付勢されて取付けられている。
【0012】また、下磁場コイル6′、上記下磁場コイ
ル6′を支持する支持体16、中央に円形穴を有するダ
イプレート9、下パルスコイル1′、下パルスコイル
1′を収納する下パルスコイル収納台15、および上記
ダイプレート9の中央の円形穴に嵌合されている非磁性
超鋼円筒ダイ12は、いずれも下シリンダー7′の作動
に連動して一体となって上下動可能となっている。
ル6′を支持する支持体16、中央に円形穴を有するダ
イプレート9、下パルスコイル1′、下パルスコイル
1′を収納する下パルスコイル収納台15、および上記
ダイプレート9の中央の円形穴に嵌合されている非磁性
超鋼円筒ダイ12は、いずれも下シリンダー7′の作動
に連動して一体となって上下動可能となっている。
【0013】さらに上記非磁性超鋼円筒ダイ12内に同
軸状に円筒状キャビティが形成されるように挿入される
上記下コア5も上記下シリンダー7′の作動に従って上
下動可能となるように取付けられている。
軸状に円筒状キャビティが形成されるように挿入される
上記下コア5も上記下シリンダー7′の作動に従って上
下動可能となるように取付けられている。
【0014】しかし、非磁性超鋼下パンチ3だけは装置
台17に固定されており、上記下コア5は非磁性超鋼下
パンチ3の中を貫通移動可能となっている。
台17に固定されており、上記下コア5は非磁性超鋼下
パンチ3の中を貫通移動可能となっている。
【0015】上コア4、ダイプレート9および支持体1
6は通常の炭素鋼で作製することができるが、下コア5
は原料粉末8との摩耗が激しいので高速度工具鋼などの
耐摩耗性に優れた材料で製造する必要がある。
6は通常の炭素鋼で作製することができるが、下コア5
は原料粉末8との摩耗が激しいので高速度工具鋼などの
耐摩耗性に優れた材料で製造する必要がある。
【0016】一方、上パンチ2、下パンチ3および円筒
ダイ12は、いずれも非磁性超鋼、例えばステライト
(C:2.5〜2.6%、Co:45〜46%、Cr:
25〜30%、W:15〜20%、Fe:0〜5%)ま
たはアクリット(C:1.5〜5%、Co:30〜55
%、Cr:15〜35%、W:10〜20%、Fe:0
〜5%)などの耐摩耗性かつ非磁性である合金材料で作
製する必要があるが、直接原料粉末と接触しない支持体
13、上パルスコイル収納台14および下パルスコイル
収納台15は、いずれもSUS302などの非磁性ステ
ンレス鋼で作製することができる。
ダイ12は、いずれも非磁性超鋼、例えばステライト
(C:2.5〜2.6%、Co:45〜46%、Cr:
25〜30%、W:15〜20%、Fe:0〜5%)ま
たはアクリット(C:1.5〜5%、Co:30〜55
%、Cr:15〜35%、W:10〜20%、Fe:0
〜5%)などの耐摩耗性かつ非磁性である合金材料で作
製する必要があるが、直接原料粉末と接触しない支持体
13、上パルスコイル収納台14および下パルスコイル
収納台15は、いずれもSUS302などの非磁性ステ
ンレス鋼で作製することができる。
【0017】図1〜図3において、斜線部分は強磁性材
料である炭素鋼、高速度工具鋼などで作製され、斜線の
ない部分は上記非磁性超鋼または非磁性ステンレス鋼で
作製される。
料である炭素鋼、高速度工具鋼などで作製され、斜線の
ない部分は上記非磁性超鋼または非磁性ステンレス鋼で
作製される。
【0018】上記上コアは円柱形状をしており、円筒形
状の非磁性超鋼上パンチ2に嵌挿し、軸方向に相互に移
動可能となっている。
状の非磁性超鋼上パンチ2に嵌挿し、軸方向に相互に移
動可能となっている。
【0019】また、下コア5も円柱形状をしており、円
筒形状の非磁性超鋼下パンチ3に嵌挿し、軸方向に相互
に移動可能となっている。
筒形状の非磁性超鋼下パンチ3に嵌挿し、軸方向に相互
に移動可能となっている。
【0020】上記非磁性超鋼円筒ダイ12の内径と非磁
性超鋼上パンチ2および下パンチ3外径とはほぼ同寸法
で、上記非磁性超鋼円筒ダイ12に上パンチ2および下
パンチ3が嵌挿し、軸方向に移動可能となっている。
性超鋼上パンチ2および下パンチ3外径とはほぼ同寸法
で、上記非磁性超鋼円筒ダイ12に上パンチ2および下
パンチ3が嵌挿し、軸方向に移動可能となっている。
【0021】
【作用】図1に示されるように、円筒状非磁性超鋼下パ
ンチ3を底とし、上記円筒状非磁性超鋼下パンチ3に貫
通している円柱状下コア5および非磁性超鋼円筒ダイ1
2で囲まれている金型のキャビティ内に原料粉末8を充
填し、ついで上シリンダー7を下げることによりダイプ
レート9に上パルスコイル収納台14を押付けて上パル
スコイル1をダイプレート9に接触させ、同時に上記原
料粉末8の充填されたキャビティに非磁性超鋼上パンチ
2により密封する。この時、充填されている原料粉末8
をプレスしないように上シリンダー7を押し下げること
が必要である。
ンチ3を底とし、上記円筒状非磁性超鋼下パンチ3に貫
通している円柱状下コア5および非磁性超鋼円筒ダイ1
2で囲まれている金型のキャビティ内に原料粉末8を充
填し、ついで上シリンダー7を下げることによりダイプ
レート9に上パルスコイル収納台14を押付けて上パル
スコイル1をダイプレート9に接触させ、同時に上記原
料粉末8の充填されたキャビティに非磁性超鋼上パンチ
2により密封する。この時、充填されている原料粉末8
をプレスしないように上シリンダー7を押し下げること
が必要である。
【0022】この非加圧状態に保持したのち、上磁場コ
イル6および下磁場コイル6′に通電してそれぞれ磁力
線AおよびA′を発生させると、上磁場コイル6により
発生した磁力線Aと下磁場コイルにより発生した磁力線
A′は反撥し、ダイプレート9の方向に流れる。上記上
磁場コイル6および下磁場コイル6′に通電することに
より発生する磁界は、図1〜図3の斜線部分の強磁性材
料部分を磁気的に飽和させるに十分な強さの磁界である
ことが必要である。上記斜線部分の強磁性材料部分を磁
気的に飽和させないと、次のパルス磁界付与工程におい
て十分なパルス磁界を付加することができないからであ
る。
イル6および下磁場コイル6′に通電してそれぞれ磁力
線AおよびA′を発生させると、上磁場コイル6により
発生した磁力線Aと下磁場コイルにより発生した磁力線
A′は反撥し、ダイプレート9の方向に流れる。上記上
磁場コイル6および下磁場コイル6′に通電することに
より発生する磁界は、図1〜図3の斜線部分の強磁性材
料部分を磁気的に飽和させるに十分な強さの磁界である
ことが必要である。上記斜線部分の強磁性材料部分を磁
気的に飽和させないと、次のパルス磁界付与工程におい
て十分なパルス磁界を付加することができないからであ
る。
【0023】上記強磁性材料部分が磁気的に飽和したこ
とを確認したのち、図2に示されるように、上パルスコ
イル1および下パルスコイル1′に通電し、aおよび
a′の点線で示される向きにパルス磁場を形成する。
とを確認したのち、図2に示されるように、上パルスコ
イル1および下パルスコイル1′に通電し、aおよび
a′の点線で示される向きにパルス磁場を形成する。
【0024】すなわち、上パルスコイル1で形成された
下向き磁力線は、下パルスコイル1′で形成された上向
き磁力線と反撥し、ダイプレート9の方向に流れるた
め、円筒状に充填されている原料粉末を着磁しかつ振動
させてラジアル方向に配向させる。
下向き磁力線は、下パルスコイル1′で形成された上向
き磁力線と反撥し、ダイプレート9の方向に流れるた
め、円筒状に充填されている原料粉末を着磁しかつ振動
させてラジアル方向に配向させる。
【0025】かかるパルス磁界付与操作を終了したの
ち、図3に示されるように、上磁場コイル6および下磁
場コイル6′に通電しながら、同時に上シリンダー7を
さらに作動させて上パンチ2を下方に移動させ、さらに
原料粉末8の円筒状圧粉体がダイプレート9の厚さ方向
中央に来るように下シリンダー7′も調整しながら円筒
状ラジアル異方性ボンド磁石を成形する。
ち、図3に示されるように、上磁場コイル6および下磁
場コイル6′に通電しながら、同時に上シリンダー7を
さらに作動させて上パンチ2を下方に移動させ、さらに
原料粉末8の円筒状圧粉体がダイプレート9の厚さ方向
中央に来るように下シリンダー7′も調整しながら円筒
状ラジアル異方性ボンド磁石を成形する。
【0026】
【実施例】平均粒径:15μmのNd12.5Febal Co
17B6 Zr0.1 Ga0.3 からなる組成のNd−Fe−B
系磁石合金粉末に3重量%のエポキシ樹脂を混合した混
合粉末を原料とし、この原料粉末を図1に示される装置
の内径:20mm、外径:23mm、高さ:15mmの金型キ
ャビティに充填し、非磁性超鋼上パンチ2により原料粉
末を上記金型キャビティ内部に非加圧状態で密封した。
17B6 Zr0.1 Ga0.3 からなる組成のNd−Fe−B
系磁石合金粉末に3重量%のエポキシ樹脂を混合した混
合粉末を原料とし、この原料粉末を図1に示される装置
の内径:20mm、外径:23mm、高さ:15mmの金型キ
ャビティに充填し、非磁性超鋼上パンチ2により原料粉
末を上記金型キャビティ内部に非加圧状態で密封した。
【0027】この状態で上磁場コイル6および下磁場コ
イル6′に通電し、図1に示される装置の斜線部分の強
磁性材料部分を磁気的に飽和させるに十分な9KOeを
印加した。
イル6′に通電し、図1に示される装置の斜線部分の強
磁性材料部分を磁気的に飽和させるに十分な9KOeを
印加した。
【0028】この9KOeを印加したままの状態を保持
し、さらに図2に示されるように、上パルスコイル1お
よび下パルスコイル1′にパルス電流を流して1秒間に
20KOeのパルス磁場を3回加え、原料粉末に振動を
加えると同時に着磁した。引きつづいて図3に示される
ように、上下磁場コイルに通電したままの状態で、非磁
性超鋼上パンチ2および非磁性超鋼下パンチ3により5
ton /cm2 の圧力にて圧縮成形し、圧縮成形後、上記上
下磁場コイル6,6′に今までと逆の通電を行って成形
体をおおむね脱磁し、成形体を装置から取出し、成形体
を作製するまでの時間を測定したところ、成形体1個を
作製するに要する時間は35秒であった。
し、さらに図2に示されるように、上パルスコイル1お
よび下パルスコイル1′にパルス電流を流して1秒間に
20KOeのパルス磁場を3回加え、原料粉末に振動を
加えると同時に着磁した。引きつづいて図3に示される
ように、上下磁場コイルに通電したままの状態で、非磁
性超鋼上パンチ2および非磁性超鋼下パンチ3により5
ton /cm2 の圧力にて圧縮成形し、圧縮成形後、上記上
下磁場コイル6,6′に今までと逆の通電を行って成形
体をおおむね脱磁し、成形体を装置から取出し、成形体
を作製するまでの時間を測定したところ、成形体1個を
作製するに要する時間は35秒であった。
【0029】上記成形体を150℃のオーブンで1時間
加熱してエポキシ樹脂を硬化し、円筒状ラジアル異方性
ボンド磁石を作製した。得られた円筒状ラジアル異方性
ボンド磁石から一辺が1mmの立方体を、その平行面が上
記ボンド磁石の円筒の半径に平行になるように切り出
し、USMにより磁気特性を測定したところ、残留磁束
密度Br:8.7KG、保磁力iHc:12KOe、最
大エネルギー積(BH)max :15MGOe、という結
果が得られた。
加熱してエポキシ樹脂を硬化し、円筒状ラジアル異方性
ボンド磁石を作製した。得られた円筒状ラジアル異方性
ボンド磁石から一辺が1mmの立方体を、その平行面が上
記ボンド磁石の円筒の半径に平行になるように切り出
し、USMにより磁気特性を測定したところ、残留磁束
密度Br:8.7KG、保磁力iHc:12KOe、最
大エネルギー積(BH)max :15MGOe、という結
果が得られた。
【0030】さらに、上記円筒状ラジアル異方性ボンド
磁石の径方向、円周方向、および上下方向に磁気特性を
測ったときの残留磁束密度をそれぞれBr1 ,Br2 お
よびBr3 とし、配向度M=Br1 /(Br1 +Br2
+Br3 )×100(%)の式より配向度Mを求めたと
ころ、配向度M=85%であった。
磁石の径方向、円周方向、および上下方向に磁気特性を
測ったときの残留磁束密度をそれぞれBr1 ,Br2 お
よびBr3 とし、配向度M=Br1 /(Br1 +Br2
+Br3 )×100(%)の式より配向度Mを求めたと
ころ、配向度M=85%であった。
【0031】一方、比較のために、従来のパルス磁場に
よる着磁位置と圧縮成形位置とが異なっている円筒状ラ
ジアル異方性ボンド磁石成形装置を用いて1個の成形体
を作製したところ、70秒を要し、同様にしてエポキシ
樹脂を硬化して作製した円筒状ラジアル異方性ボンド磁
石の磁気特性を測定したところ、残留磁束密度Br:8
4KG、保磁力iHc:12KOe、最大エネルギー積
(BH)max :14MGOe、配向度M=75%、であ
った。
よる着磁位置と圧縮成形位置とが異なっている円筒状ラ
ジアル異方性ボンド磁石成形装置を用いて1個の成形体
を作製したところ、70秒を要し、同様にしてエポキシ
樹脂を硬化して作製した円筒状ラジアル異方性ボンド磁
石の磁気特性を測定したところ、残留磁束密度Br:8
4KG、保磁力iHc:12KOe、最大エネルギー積
(BH)max :14MGOe、配向度M=75%、であ
った。
【0032】
【発明の効果】上記実施例からも明らかなように、円筒
状ラジアル異方性ボンド磁石をこの発明の製造法により
作製することにより、1個当りの円筒状成形体を作製す
る時間を従来よりも大幅に短縮することができ、さらに
この成形体を加熱しエポキシ樹脂を硬化させて得られた
この発明の製造法による円筒状ラジアル異方性ボンド磁
石の磁気特性は、従来法で作製した円筒状ラジアル異方
性ボンド磁石の磁気特性よりも優れていることがわか
る。
状ラジアル異方性ボンド磁石をこの発明の製造法により
作製することにより、1個当りの円筒状成形体を作製す
る時間を従来よりも大幅に短縮することができ、さらに
この成形体を加熱しエポキシ樹脂を硬化させて得られた
この発明の製造法による円筒状ラジアル異方性ボンド磁
石の磁気特性は、従来法で作製した円筒状ラジアル異方
性ボンド磁石の磁気特性よりも優れていることがわか
る。
【0033】したがって、この発明によると優れた磁気
特性を有する円筒状ラジアル異方性ボンド磁石を従来よ
りも大量に生産することができ、コストの削減に効果を
もたらすものである。
特性を有する円筒状ラジアル異方性ボンド磁石を従来よ
りも大量に生産することができ、コストの削減に効果を
もたらすものである。
【図1】原料粉末を金型に充填し、装置の強磁性材料部
分を磁気的に飽和させた状態を示す断面説明図である。
分を磁気的に飽和させた状態を示す断面説明図である。
【図2】図1の斜線を施した強磁性材料部分を磁気的に
飽和させた状態を保持しつつ、さらにパルス磁界を付加
した状態を示す断面説明図である。
飽和させた状態を保持しつつ、さらにパルス磁界を付加
した状態を示す断面説明図である。
【図3】パルス磁界付加を終了後、強磁性部分を磁気的
に飽和させた状態で加圧成形した状態を示す断面説明図
である。
に飽和させた状態で加圧成形した状態を示す断面説明図
である。
1 上パルスコイル 1′ 下パルスコイル 2 非磁性超鋼上パンチ 3 非磁性超鋼下パンチ 4 上コア 5 下コア 6 上磁場コイル 6′ 下磁場コイル 7 上シリンダー 7′ 下シリンダー 8 原料粉末 9 ダイプレート 10 第1スプリング 11 第2スプリング 12 非磁性超鋼円筒ダイ 13 上磁場コイル支持体 14 上パルスコイル収納台 15 下パルスコイル収納台 16 下磁場コイル支持のための支持体 17 装置台 A 上磁場コイルによる磁力線 A′ 下磁場コイルによる磁力線 a 上パルスコイルによる磁力線 a′ 下パルスコイルによる磁力線
Claims (1)
- 【請求項1】 磁気的異方性を有する磁石粉末と樹脂バ
インダーを主成分とする原料粉末を円筒状ラジアル異方
性ボンド磁石成形装置の円筒状金型内に充填し、原料粉
末の磁化容易軸を円筒のラジアル方向に配向させながら
加圧成形することにより円筒状ラジアル異方性ボンド磁
石を成形する方法において、 上記円筒状ラジアル異方性ボンド磁石成形装置を構成す
る強磁性材料部分を磁気的に飽和させつつパルス磁界を
付加することによって上記原料粉末を着磁かつ振動さ
せ、しかる後に上記強磁性材料部分の磁気的飽和状態を
維持しつつ加圧成形することを特徴とする円筒状ラジア
ル異方性ボンド磁石の成形法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6013248A JPH07211567A (ja) | 1994-01-11 | 1994-01-11 | 円筒状ラジアル異方性ボンド磁石の成形法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6013248A JPH07211567A (ja) | 1994-01-11 | 1994-01-11 | 円筒状ラジアル異方性ボンド磁石の成形法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07211567A true JPH07211567A (ja) | 1995-08-11 |
Family
ID=11827913
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6013248A Pending JPH07211567A (ja) | 1994-01-11 | 1994-01-11 | 円筒状ラジアル異方性ボンド磁石の成形法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07211567A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004105976A (ja) * | 2002-09-13 | 2004-04-08 | Sumitomo Special Metals Co Ltd | 磁石用粉末のプレス成形装置および磁石用粉末成形体の製造方法 |
| US6917132B2 (en) | 2001-12-10 | 2005-07-12 | Aichi Steel Corporation | DC brush motor and permanent magnet used therein |
| JP2009239287A (ja) * | 2008-03-27 | 2009-10-15 | Shenzhen Radimag Technology Co Ltd | ラジアル方向に配向された環状磁石を製造する方法及び装置 |
-
1994
- 1994-01-11 JP JP6013248A patent/JPH07211567A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6917132B2 (en) | 2001-12-10 | 2005-07-12 | Aichi Steel Corporation | DC brush motor and permanent magnet used therein |
| JP2004105976A (ja) * | 2002-09-13 | 2004-04-08 | Sumitomo Special Metals Co Ltd | 磁石用粉末のプレス成形装置および磁石用粉末成形体の製造方法 |
| JP2009239287A (ja) * | 2008-03-27 | 2009-10-15 | Shenzhen Radimag Technology Co Ltd | ラジアル方向に配向された環状磁石を製造する方法及び装置 |
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