JPH072131A - ヨーレート信号の調整方法 - Google Patents
ヨーレート信号の調整方法Info
- Publication number
- JPH072131A JPH072131A JP14905193A JP14905193A JPH072131A JP H072131 A JPH072131 A JP H072131A JP 14905193 A JP14905193 A JP 14905193A JP 14905193 A JP14905193 A JP 14905193A JP H072131 A JPH072131 A JP H072131A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yaw rate
- vehicle
- sensor
- value
- gamma
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 10
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 claims abstract description 8
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 claims abstract description 4
- 238000007792 addition Methods 0.000 claims description 3
- 230000032683 aging Effects 0.000 abstract description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 2
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
- Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ヨーレートセンサの信号の取付け誤差等に対
するずれを、簡単且つ適切に調整する。 【構成】 車両1にその回転角速度を検出するヨーレー
トセンサ44を取付ける。そしてセンサ信号と車速によ
る安定した直進走行か否かを判断し、直進走行時はセン
サ信号の値を判断して、センサ信号値が中立の零からず
れている場合は、所定時間毎にセンサ信号値が零になる
まで所定量づつ加減算して、その所定量と加減算の回数
とにより補正量を求め、この補正量によりヨーレートセ
ンサ44の信号を一律に増減補正して車両の回転角速度
に応じたヨーレートを出力する。
するずれを、簡単且つ適切に調整する。 【構成】 車両1にその回転角速度を検出するヨーレー
トセンサ44を取付ける。そしてセンサ信号と車速によ
る安定した直進走行か否かを判断し、直進走行時はセン
サ信号の値を判断して、センサ信号値が中立の零からず
れている場合は、所定時間毎にセンサ信号値が零になる
まで所定量づつ加減算して、その所定量と加減算の回数
とにより補正量を求め、この補正量によりヨーレートセ
ンサ44の信号を一律に増減補正して車両の回転角速度
に応じたヨーレートを出力する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車両の4輪
操舵システム(4WS)等に使用されるヨーレートセン
サの信号の取付け誤差等に対する調整方法に関する。
操舵システム(4WS)等に使用されるヨーレートセン
サの信号の取付け誤差等に対する調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車両のヨーイング運動のヨーレー
ト(回転角速度)を高い精度で直接検出するヨーレート
センサが開発されてきている。このヨーレートセンサに
よると、前輪操舵の場合のみならず、路面状態、横風等
の外乱に対する車両の挙動の変化も迅速に検出すること
ができる。このため例えば4輪操舵システムにヨーレー
トセンサのヨーレートを積極的に用いて、例えば逆相舵
角比例制御とヨーレートフィードバック制御により後輪
操舵制御することが提案されている。
ト(回転角速度)を高い精度で直接検出するヨーレート
センサが開発されてきている。このヨーレートセンサに
よると、前輪操舵の場合のみならず、路面状態、横風等
の外乱に対する車両の挙動の変化も迅速に検出すること
ができる。このため例えば4輪操舵システムにヨーレー
トセンサのヨーレートを積極的に用いて、例えば逆相舵
角比例制御とヨーレートフィードバック制御により後輪
操舵制御することが提案されている。
【0003】ここでヨーレートセンサを個々の車両に取
付ける場合には、センサの方向や姿勢が実際には微妙に
異なったバラツキを生じ、車両全体の荷重のバランス等
も個々の車両で相違する。ところでヨーレートセンサは
車両の回頭に伴う回転角速度を検出するものであるか
ら、上述の種々のバラツキが比較的大きく影響して、セ
ンサ信号に取付け誤差等のずれを生じ易い。そこで個々
の車両においては、ヨーレートセンサの信号のずれを無
くすように調整することが要求される。
付ける場合には、センサの方向や姿勢が実際には微妙に
異なったバラツキを生じ、車両全体の荷重のバランス等
も個々の車両で相違する。ところでヨーレートセンサは
車両の回頭に伴う回転角速度を検出するものであるか
ら、上述の種々のバラツキが比較的大きく影響して、セ
ンサ信号に取付け誤差等のずれを生じ易い。そこで個々
の車両においては、ヨーレートセンサの信号のずれを無
くすように調整することが要求される。
【0004】従来、上記ヨーレートセンサの信号の調整
に関しては、例えば特開平2−249765号公報の先
行技術がある。この先行技術において、環境変化や経時
変化等によりセンサの零値が変化した場合は、センサの
零推定値を更新し、この更新した零推定値を基準として
ヨーレートを正確に検出することが示されている。
に関しては、例えば特開平2−249765号公報の先
行技術がある。この先行技術において、環境変化や経時
変化等によりセンサの零値が変化した場合は、センサの
零推定値を更新し、この更新した零推定値を基準として
ヨーレートを正確に検出することが示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記先行技
術のものにあっては、センサの零値が経年変化等で変化
した場合の調整方法であるから、その零値自体がセンサ
取付時などの当初の状態から誤差を含む場合の調整には
適応できない。
術のものにあっては、センサの零値が経年変化等で変化
した場合の調整方法であるから、その零値自体がセンサ
取付時などの当初の状態から誤差を含む場合の調整には
適応できない。
【0006】本発明は、このような点に鑑み、ヨーレー
トセンサの取付け誤差等に対するずれを簡単且つ適切に
調整することを目的とする。
トセンサの取付け誤差等に対するずれを簡単且つ適切に
調整することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、車両の回転角速度を検出するヨーレートセン
サを備えた車両において、センサ信号と車速による安定
した直進走行か否かを判断し、直進走行時はセンサ信号
の値を判断して、センサ信号値が中立の零からずれてい
る場合は、所定時間毎にセンサ信号値が零になるまで所
定量づつ加減算して、その所定量と加減算の回数とによ
り補正量を求め、この補正量によりヨーレートセンサの
信号を一律に増減補正して車両の回転角速度に応じたヨ
ーレートを出力することを特徴とする。
本発明は、車両の回転角速度を検出するヨーレートセン
サを備えた車両において、センサ信号と車速による安定
した直進走行か否かを判断し、直進走行時はセンサ信号
の値を判断して、センサ信号値が中立の零からずれてい
る場合は、所定時間毎にセンサ信号値が零になるまで所
定量づつ加減算して、その所定量と加減算の回数とによ
り補正量を求め、この補正量によりヨーレートセンサの
信号を一律に増減補正して車両の回転角速度に応じたヨ
ーレートを出力することを特徴とする。
【0008】
【作用】上記方法による本発明では、車両走行中の中速
以上の安定した直進走行の場合に、ヨーレートセンサの
信号の値のずれ状態が判断され、取付け誤差、経時変化
等によりずれている場合は、所定量の加減算による零調
整でそのずれに応じた補正量が求められる。そしてヨー
レートセンサの信号がこの補正量により一律に増減補正
されることで、センサ信号のずれに対して車両の挙動変
化の際の回転角速度に応じたヨーレートが常に正確に出
力し、ヨーレート検出精度が向上する。
以上の安定した直進走行の場合に、ヨーレートセンサの
信号の値のずれ状態が判断され、取付け誤差、経時変化
等によりずれている場合は、所定量の加減算による零調
整でそのずれに応じた補正量が求められる。そしてヨー
レートセンサの信号がこの補正量により一律に増減補正
されることで、センサ信号のずれに対して車両の挙動変
化の際の回転角速度に応じたヨーレートが常に正確に出
力し、ヨーレート検出精度が向上する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2において、車両の駆動系と4輪操舵系の概略
について説明する。先ず、車両1においてエンジン2が
クラッチ3、変速機4に連結され、変速機4の出力側が
フロントデフ5、車軸6等を介して前輪7に伝動構成さ
れる。また変速機4の出力側は、プロペラ軸8、リヤデ
フ9、車軸10等を介して後輪11にも伝動構成され、
4輪駆動走行する。また4輪操舵系として、前輪操舵装
置20と後輪操舵装置30を有する。
する。図2において、車両の駆動系と4輪操舵系の概略
について説明する。先ず、車両1においてエンジン2が
クラッチ3、変速機4に連結され、変速機4の出力側が
フロントデフ5、車軸6等を介して前輪7に伝動構成さ
れる。また変速機4の出力側は、プロペラ軸8、リヤデ
フ9、車軸10等を介して後輪11にも伝動構成され、
4輪駆動走行する。また4輪操舵系として、前輪操舵装
置20と後輪操舵装置30を有する。
【0010】前輪操舵装置20は、ハンドル21を有す
るステアリングシャフト22が、油圧式の制御バルブ2
3とパワーシリンダ24、ロッド25、ナックルアーム
26を介して前輪7に連結され、ハンドル操作により前
輪7を手動操舵するように構成される。後輪操舵装置3
0は、電動モータ31を有し、このモータ31が減速用
のウォームギヤ32を介して偏芯軸33に連結され、こ
の偏芯軸33からリンク34、レバー35、ナックルア
ーム36等を介して後輪11に連結され、モータ駆動に
より後輪11を自動操舵するように構成される。また異
常時にモータ電源を切った場合には、ウォームギヤ32
の非可逆性により後輪11を路面外力に対して所定の舵
角状態に保持する。
るステアリングシャフト22が、油圧式の制御バルブ2
3とパワーシリンダ24、ロッド25、ナックルアーム
26を介して前輪7に連結され、ハンドル操作により前
輪7を手動操舵するように構成される。後輪操舵装置3
0は、電動モータ31を有し、このモータ31が減速用
のウォームギヤ32を介して偏芯軸33に連結され、こ
の偏芯軸33からリンク34、レバー35、ナックルア
ーム36等を介して後輪11に連結され、モータ駆動に
より後輪11を自動操舵するように構成される。また異
常時にモータ電源を切った場合には、ウォームギヤ32
の非可逆性により後輪11を路面外力に対して所定の舵
角状態に保持する。
【0011】制御系として、ハンドル角θを検出するハ
ンドル角センサ40、ハンドル角速度dθを検出するハ
ンドル角速度センサ41、後輪舵角Erを検出する後輪
舵角センサ42、後輪舵角速度ωrを検出する後輪舵角
速度センサ43を有する。また車両の回頭状態に応じた
回転角速度のヨーレートγを検出するヨーレートセンサ
44を有する。更に、制御用車速Vを演算するため前左
車輪速Nfrを検出する前左車輪速センサ45、後右車
輪速Nrlを検出する後右車輪速センサ46を有し、こ
れらセンサ信号が制御ユニット50に入力して電気的に
処理され、後輪の操舵方向、舵角、舵角速度に応じたモ
ータ信号をモータ31に出力する。
ンドル角センサ40、ハンドル角速度dθを検出するハ
ンドル角速度センサ41、後輪舵角Erを検出する後輪
舵角センサ42、後輪舵角速度ωrを検出する後輪舵角
速度センサ43を有する。また車両の回頭状態に応じた
回転角速度のヨーレートγを検出するヨーレートセンサ
44を有する。更に、制御用車速Vを演算するため前左
車輪速Nfrを検出する前左車輪速センサ45、後右車
輪速Nrlを検出する後右車輪速センサ46を有し、こ
れらセンサ信号が制御ユニット50に入力して電気的に
処理され、後輪の操舵方向、舵角、舵角速度に応じたモ
ータ信号をモータ31に出力する。
【0012】制御ユニット50は、前左車輪速Nflと
後右車輪速Nrrが入力する車速算出部51を有し、制
御用の車速Vを、V=(Nfl+Nrr)/2により算
出する。車速Vはハンドル角係数設定部52に入力し
て、ハンドル角係数Kθを車速Vの関数で設定し、同時
にヨーレート係数設定部53に入力して、ヨーレート係
数Kγを同様に車速Vの関数で設定する。ハンドル角係
数Kθは、図3(a)の舵角ゲインマップのように車速
全域で逆相であり、低中速域において車速Vが低いほど
値の絶対値が減少変化する特性である。ヨーレート係数
Kγは、同図のヨーレートゲインマップのように車速全
域で同相であり、車速Vの上昇に応じて緩やかに増大変
化する特性である。そこでこのマップを参照して両係数
Kθ、Kγを設定する。
後右車輪速Nrrが入力する車速算出部51を有し、制
御用の車速Vを、V=(Nfl+Nrr)/2により算
出する。車速Vはハンドル角係数設定部52に入力し
て、ハンドル角係数Kθを車速Vの関数で設定し、同時
にヨーレート係数設定部53に入力して、ヨーレート係
数Kγを同様に車速Vの関数で設定する。ハンドル角係
数Kθは、図3(a)の舵角ゲインマップのように車速
全域で逆相であり、低中速域において車速Vが低いほど
値の絶対値が減少変化する特性である。ヨーレート係数
Kγは、同図のヨーレートゲインマップのように車速全
域で同相であり、車速Vの上昇に応じて緩やかに増大変
化する特性である。そこでこのマップを参照して両係数
Kθ、Kγを設定する。
【0013】ハンドル角θとハンドル角係数Kθは乗算
部54に入力して両者の乗算値Kθ・θを算出し、ヨー
レートγとヨーレート係数Kγも乗算部55に入力して
両者の乗算値Kγ・γを算出する。これら2つの乗算値
Kθ・θ、Kγ・γは目標後輪舵角演算部56に入力
し、目標後輪舵角ETを、 ET=Kγ・γ+Kθ・θ により算出する。従って、Kγ・γの項は車両を安定側
に保つ安定要素であり、Kθ・θの項は旋回を促進する
旋回要素である。
部54に入力して両者の乗算値Kθ・θを算出し、ヨー
レートγとヨーレート係数Kγも乗算部55に入力して
両者の乗算値Kγ・γを算出する。これら2つの乗算値
Kθ・θ、Kγ・γは目標後輪舵角演算部56に入力
し、目標後輪舵角ETを、 ET=Kγ・γ+Kθ・θ により算出する。従って、Kγ・γの項は車両を安定側
に保つ安定要素であり、Kθ・θの項は旋回を促進する
旋回要素である。
【0014】ここでヨーレートγは車速全域で旋回や外
乱による車両回頭状態に応じて発生し、この係数Kγが
車速Vの増大関数の特性であるため、車速Vが大きいほ
どKγ・γの値が大きくなる。ハンドル角θは一般に中
高速域では非常に小さく、このため係数Kθが逆相方向
に小さい特性でもKθ・θの値は零付近になる。そこで
中高速域でヨーレートγを検出すると、Kγ・γの値に
より目標後輪舵角ETは同相方向になって、安定性重視
で制御される。ハンドル角θの大きい低速域では逆相方
向のKθ・θの値により旋回性重視で制御され、このと
きヨーレートγの同相方向のKγ・γの値で安定側に補
正される。
乱による車両回頭状態に応じて発生し、この係数Kγが
車速Vの増大関数の特性であるため、車速Vが大きいほ
どKγ・γの値が大きくなる。ハンドル角θは一般に中
高速域では非常に小さく、このため係数Kθが逆相方向
に小さい特性でもKθ・θの値は零付近になる。そこで
中高速域でヨーレートγを検出すると、Kγ・γの値に
より目標後輪舵角ETは同相方向になって、安定性重視
で制御される。ハンドル角θの大きい低速域では逆相方
向のKθ・θの値により旋回性重視で制御され、このと
きヨーレートγの同相方向のKγ・γの値で安定側に補
正される。
【0015】目標後輪舵角ETと後輪舵角Erは偏差算
出部57に入力して偏差EDを、ED=ET−Erによ
り算出する。この偏差EDは目標後輪転舵速度設定部5
8に入力し、図3(b)のマップにより偏差EDに応じ
た目標後輪転舵速度ωoを設定する。更に、目標後輪転
舵速度ωoと後輪舵角速度ωrは速度差算出部59に入
力して速度差ωdを、ωd=ωo−ωrにより算出す
る。そして速度差ωdは制御量設定部60に入力して、
速度差ωdに応じた比例成分の制御量Kpを設定し、駆
動部61により制御量Kpに応じた正転または逆転のモ
ータ電流Iをモータ31に供給するように構成される。
出部57に入力して偏差EDを、ED=ET−Erによ
り算出する。この偏差EDは目標後輪転舵速度設定部5
8に入力し、図3(b)のマップにより偏差EDに応じ
た目標後輪転舵速度ωoを設定する。更に、目標後輪転
舵速度ωoと後輪舵角速度ωrは速度差算出部59に入
力して速度差ωdを、ωd=ωo−ωrにより算出す
る。そして速度差ωdは制御量設定部60に入力して、
速度差ωdに応じた比例成分の制御量Kpを設定し、駆
動部61により制御量Kpに応じた正転または逆転のモ
ータ電流Iをモータ31に供給するように構成される。
【0016】上記制御系において、ヨーレートセンサ信
号の取付け誤差に対する調整について説明する。先ず、
センサ信号γoと車速Vが入力する補正量算出部62を
有し、ハンドル操作の少ない中速以上で且つセンサ信号
γoが略中立の場合に安定した直進走行を判断する。そ
して直進走行の場合は、修正後のヨーレート値γの中立
の零に対するずれ状態を判断し、左右にずれている場合
はそのずれに応じた補正量γ’を算出する。またヨーレ
ートセンサ44の信号の入力側には補正部63を有し、
センサ信号値γoに補正量γ’を加減算して一律に補正
することで、車両の回転角速度に応じたヨーレートγを
出力するように構成される。
号の取付け誤差に対する調整について説明する。先ず、
センサ信号γoと車速Vが入力する補正量算出部62を
有し、ハンドル操作の少ない中速以上で且つセンサ信号
γoが略中立の場合に安定した直進走行を判断する。そ
して直進走行の場合は、修正後のヨーレート値γの中立
の零に対するずれ状態を判断し、左右にずれている場合
はそのずれに応じた補正量γ’を算出する。またヨーレ
ートセンサ44の信号の入力側には補正部63を有し、
センサ信号値γoに補正量γ’を加減算して一律に補正
することで、車両の回転角速度に応じたヨーレートγを
出力するように構成される。
【0017】次に、この実施例の作用を説明する。先
ず、エンジン2を運転し、変速機4の変速動力が駆動系
により前輪7と後輪11に伝達することで、車両1が4
輪駆動で走行する。このときドライバがハンドル21を
操作すると、前輪操舵装置20により前輪7が転舵して
手動操舵され、且つ後輪操舵装置30により走行状態、
ハンドル操作、車両の挙動に応じ後輪11が自動的に操
舵制御される。
ず、エンジン2を運転し、変速機4の変速動力が駆動系
により前輪7と後輪11に伝達することで、車両1が4
輪駆動で走行する。このときドライバがハンドル21を
操作すると、前輪操舵装置20により前輪7が転舵して
手動操舵され、且つ後輪操舵装置30により走行状態、
ハンドル操作、車両の挙動に応じ後輪11が自動的に操
舵制御される。
【0018】このとき図4のフローチャートが実行して
ヨーレートセンサ44の信号が調整される。即ち、
(a)の補正量算出ルーチンのステップS1でセンサ信
号値γoと車速Vを読込み、ステップS2でセンサ信号
としてのAD変換値γaを設定値γs(例えば3deg/s
)と比較する。そして設定値γs以下の略中立の場合
はステップS3に進み、更に車速Vを設定値Vs(40
km/h)と比較して、中速以上の場合に安定した直進走行
を判断する。この走行条件の場合は、ステップS4によ
る所定時間(例えば4秒)毎にステップS5に進んで、
修正後のヨーレート値γをチェックする。
ヨーレートセンサ44の信号が調整される。即ち、
(a)の補正量算出ルーチンのステップS1でセンサ信
号値γoと車速Vを読込み、ステップS2でセンサ信号
としてのAD変換値γaを設定値γs(例えば3deg/s
)と比較する。そして設定値γs以下の略中立の場合
はステップS3に進み、更に車速Vを設定値Vs(40
km/h)と比較して、中速以上の場合に安定した直進走行
を判断する。この走行条件の場合は、ステップS4によ
る所定時間(例えば4秒)毎にステップS5に進んで、
修正後のヨーレート値γをチェックする。
【0019】そこで修正後のヨーレート値γが、中立の
零に対して図5のように右にずれている場合は、ステッ
プS6で零になるまで所定量Δγ(0.16deg/s 以
下)づつ減算し、ステップS7で所定量Δγと減算の回
数Cにより補正量γ’を算出する。また修正後のヨーレ
ート値γが左にずれている場合は、ステップS5からス
テップS8に進み零になるまで逆に所定量Δγづつ加算
し、ステップS7で同様に補正量γ’を算出する。更に
修正後のヨーレート値γが零の場合は、ステップS9で
C=Cとし、補正量γ’を保持する。こうしてヨーレー
トセンサ44の取付け誤差や経時変化等のずれに応じた
補正量γ’が算出される。
零に対して図5のように右にずれている場合は、ステッ
プS6で零になるまで所定量Δγ(0.16deg/s 以
下)づつ減算し、ステップS7で所定量Δγと減算の回
数Cにより補正量γ’を算出する。また修正後のヨーレ
ート値γが左にずれている場合は、ステップS5からス
テップS8に進み零になるまで逆に所定量Δγづつ加算
し、ステップS7で同様に補正量γ’を算出する。更に
修正後のヨーレート値γが零の場合は、ステップS9で
C=Cとし、補正量γ’を保持する。こうしてヨーレー
トセンサ44の取付け誤差や経時変化等のずれに応じた
補正量γ’が算出される。
【0020】また図4(b)のセンサ信号調整ルーチン
では、ステップS10でセンサ信号値γoを読込み、ス
テップS11でセンサ信号値γoに補正量γ’を一律に
加算してヨーレートγを求める。そこでヨーレートセン
サ44のセンサ信号値γoが常に左右の一方にずれて検
出される場合に、ヨーレートγの値は正確なものに増減
補正される。そしてステップS12でこのヨーレートγ
を出力することで、車両の挙動変化の際の回転角速度に
応じた正確なヨーレートγが得られる。
では、ステップS10でセンサ信号値γoを読込み、ス
テップS11でセンサ信号値γoに補正量γ’を一律に
加算してヨーレートγを求める。そこでヨーレートセン
サ44のセンサ信号値γoが常に左右の一方にずれて検
出される場合に、ヨーレートγの値は正確なものに増減
補正される。そしてステップS12でこのヨーレートγ
を出力することで、車両の挙動変化の際の回転角速度に
応じた正確なヨーレートγが得られる。
【0021】続いて後輪操舵制御について説明すると、
車速Vに応じてハンドル角係数Kθとヨーレート係数K
γを設定し、ハンドル角θとその係数Kθ、ヨーレート
γとその係数Kγにより目標後輪舵角ETを演算する。
そして目標後輪舵角ETと後輪舵角Erとの偏差EDを
算出し、偏差EDに応じて目標後輪転舵速度ωoを設定
し、目標後輪転舵速度ωoと後輪舵角速度ωrとの速度
差ΔNωdを算出し、速度差ΔNωdに応じた制御量K
pのモータ電流Iを出力してモータ31を駆動する。こ
のため後輪操舵装置30では、モータ31によりウォー
ムギヤ32、偏芯軸33が回転し、リンク34、レバー
35が左右に揺動して後輪11が自動的に操舵される。
この場合に後輪11は同相または逆相で、所望の舵角や
舵角速度を得るように、逆相舵角比例制御とヨーレート
フィードバック制御される。
車速Vに応じてハンドル角係数Kθとヨーレート係数K
γを設定し、ハンドル角θとその係数Kθ、ヨーレート
γとその係数Kγにより目標後輪舵角ETを演算する。
そして目標後輪舵角ETと後輪舵角Erとの偏差EDを
算出し、偏差EDに応じて目標後輪転舵速度ωoを設定
し、目標後輪転舵速度ωoと後輪舵角速度ωrとの速度
差ΔNωdを算出し、速度差ΔNωdに応じた制御量K
pのモータ電流Iを出力してモータ31を駆動する。こ
のため後輪操舵装置30では、モータ31によりウォー
ムギヤ32、偏芯軸33が回転し、リンク34、レバー
35が左右に揺動して後輪11が自動的に操舵される。
この場合に後輪11は同相または逆相で、所望の舵角や
舵角速度を得るように、逆相舵角比例制御とヨーレート
フィードバック制御される。
【0022】従って、発進等の低速時にハンドル21を
大きく切ると、目標後輪舵角ETがKθ・θの値により
負になり、後輪11が逆相操舵して小回り旋回される。
このとき急旋回したり、路面μにより車両が回頭してヨ
ーレートγが大きくなると、Kγ・γの値により後輪1
1の逆相操舵が減少補正され、車両の挙動が安定化され
る。中高速時の旋回では目標後輪舵角ETが主としてK
γ・γの値により正になって、後輪11が同相操舵され
る。そこで後輪11のコーナリングフォースFcrが増
大し、遠心力Fgに対して前後輪7,11のコーナリン
グフォースFcf,Fcrが余裕を持って釣合うように
なる。このため車両は所定の旋回円を安定した姿勢で走
行することができて、旋回安定性が良くなる。
大きく切ると、目標後輪舵角ETがKθ・θの値により
負になり、後輪11が逆相操舵して小回り旋回される。
このとき急旋回したり、路面μにより車両が回頭してヨ
ーレートγが大きくなると、Kγ・γの値により後輪1
1の逆相操舵が減少補正され、車両の挙動が安定化され
る。中高速時の旋回では目標後輪舵角ETが主としてK
γ・γの値により正になって、後輪11が同相操舵され
る。そこで後輪11のコーナリングフォースFcrが増
大し、遠心力Fgに対して前後輪7,11のコーナリン
グフォースFcf,Fcrが余裕を持って釣合うように
なる。このため車両は所定の旋回円を安定した姿勢で走
行することができて、旋回安定性が良くなる。
【0023】また横風等の外乱で車両が左右に急激に回
頭すると、ヨーレートγが大きく増減変化してこの車両
1の挙動変化が迅速に検出される。そしてKγ・γの値
により後輪11は車両1が回頭するにもかかわず同相状
態を保持するように操舵される。このため車両1は横風
により流されないように安定して対向した姿勢になり、
且つスムースに元の進路に戻る。
頭すると、ヨーレートγが大きく増減変化してこの車両
1の挙動変化が迅速に検出される。そしてKγ・γの値
により後輪11は車両1が回頭するにもかかわず同相状
態を保持するように操舵される。このため車両1は横風
により流されないように安定して対向した姿勢になり、
且つスムースに元の進路に戻る。
【0024】以上、本発明の実施例について説明した
が、これのみに限定されず、前後加速度センサや横加速
度センサなど種々のセンサに対して広くて適用できる。
が、これのみに限定されず、前後加速度センサや横加速
度センサなど種々のセンサに対して広くて適用できる。
【0025】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によると、
車両に取付けられて回転角速度を検出するヨーレートセ
ンサの信号が、取付け誤差等のずれに対して零調整され
るので、回転角速度に応じて正確なヨーレートを得るこ
とができて、ヨーレート検出精度が向上する。センサ信
号と車速により安定した直進走行を判断して、センサ信
号のずれに応じた補正量を求め、この補正量で一律にセ
ンサ信号を補正する方法であるから、簡単で、精度が高
い。
車両に取付けられて回転角速度を検出するヨーレートセ
ンサの信号が、取付け誤差等のずれに対して零調整され
るので、回転角速度に応じて正確なヨーレートを得るこ
とができて、ヨーレート検出精度が向上する。センサ信
号と車速により安定した直進走行を判断して、センサ信
号のずれに応じた補正量を求め、この補正量で一律にセ
ンサ信号を補正する方法であるから、簡単で、精度が高
い。
【図1】本発明に係るヨーレート信号の調整方法に適し
た制御系を示すブロック図である。
た制御系を示すブロック図である。
【図2】車両の駆動系と4輪操舵系の概略を示す構成図
である。
である。
【図3】ハンドル角係数、ヨーレート係数、目標後輪転
舵速度のマップを示す図である。
舵速度のマップを示す図である。
【図4】ヨーレート信号調整制御を示すフローチャート
である。
である。
【図5】ヨーレート信号の調整状態を示す図である。
1 車両 44 ヨーレートセンサ 50 制御ユニット 51 車速算出部 62 補正量算出部 63 補正部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B62D 117:00 137:00
Claims (1)
- 【請求項1】 車両の回転角速度を検出するヨーレート
センサを備えた車両において、センサ信号と車速による
安定した直進走行か否かを判断し、直進走行時はセンサ
信号の値を判断して、センサ信号値が中立の零からずれ
ている場合は、所定時間毎にセンサ信号値が零になるま
で所定量づつ加減算して、その所定量と加減算の回数と
により補正量を求め、この補正量によりヨーレートセン
サの信号を一律に増減補正して車両の回転角速度に応じ
たヨーレートを出力することを特徴とするヨーレート信
号の調整方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14905193A JPH072131A (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | ヨーレート信号の調整方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14905193A JPH072131A (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | ヨーレート信号の調整方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH072131A true JPH072131A (ja) | 1995-01-06 |
Family
ID=15466586
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14905193A Pending JPH072131A (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | ヨーレート信号の調整方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH072131A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2025515746A (ja) * | 2022-05-09 | 2025-05-20 | ジャガー ランド ローバー リミテッド | 車両制御装置および制御方法 |
-
1993
- 1993-06-21 JP JP14905193A patent/JPH072131A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2025515746A (ja) * | 2022-05-09 | 2025-05-20 | ジャガー ランド ローバー リミテッド | 車両制御装置および制御方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4281828B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
| US10427712B2 (en) | Automatic driving system | |
| US5018594A (en) | Rear-wheel steering system for four-wheel steering vehicle | |
| US7315772B2 (en) | Motion control apparatus and method for automotive vehicle | |
| JPH07186985A (ja) | 車両用実舵角制御装置 | |
| US20220009546A1 (en) | Vehicle steering device | |
| CN111216785B (zh) | 用于控制车辆的转向系统的装置和方法 | |
| US6148951A (en) | Reactive steering control system | |
| JP4696671B2 (ja) | 車両制御装置 | |
| JP5768865B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
| JPH06207951A (ja) | ヨーレートセンサの異常検出装置 | |
| US9663142B2 (en) | Methods and systems for aligning a steering system of a vehicle | |
| JPH072131A (ja) | ヨーレート信号の調整方法 | |
| JP2013056632A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
| JPH06273443A (ja) | 検出ヨーレイト補正装置 | |
| JPH072130A (ja) | 後輪操舵装置の制御方法 | |
| JP2940369B2 (ja) | 検出ヨーレイト補正装置 | |
| JP3027222B2 (ja) | 車両の後輪操舵装置 | |
| JP3166388B2 (ja) | 操舵力制御装置 | |
| JPH0733036A (ja) | 後輪操舵制御方法 | |
| JP2947040B2 (ja) | 車両用補助舵角制御装置 | |
| JPH06273444A (ja) | 検出ヨーレイト補正装置 | |
| JP3366685B2 (ja) | 後輪操舵装置の制御方法 | |
| JP3354677B2 (ja) | 車両の後輪操舵装置 | |
| JP3212182B2 (ja) | 後輪操舵装置の制御方法 |