JPH07213418A - 吸音カーテンおよび吸音カーテン構造体 - Google Patents
吸音カーテンおよび吸音カーテン構造体Info
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- JPH07213418A JPH07213418A JP1350794A JP1350794A JPH07213418A JP H07213418 A JPH07213418 A JP H07213418A JP 1350794 A JP1350794 A JP 1350794A JP 1350794 A JP1350794 A JP 1350794A JP H07213418 A JPH07213418 A JP H07213418A
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Landscapes
- Curtains And Furnishings For Windows Or Doors (AREA)
- Building Environments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】優れた吸音特性を有し、天井等から吊り下げて
設置することができ、入り組んだ場所や複雑な形状な場
所への利用も容易で、巻き取りや折り畳み等の収納を容
易に行うことができる吸音カーテン、およびこの吸音カ
ーテンを利用した吸音カーテン構造体を提供する。 【構成】樹脂薄膜シートと可撓性を有する網状シートと
を少なくとも一枚づつ、好ましくは網状シートを挟んで
樹脂薄膜シートを配して重ね合わせ、各シート面を全面
的に接触する吸音カーテン、およびこの吸音カーテンを
空気層を設けて配置することにより、前記目的を達成す
る。
設置することができ、入り組んだ場所や複雑な形状な場
所への利用も容易で、巻き取りや折り畳み等の収納を容
易に行うことができる吸音カーテン、およびこの吸音カ
ーテンを利用した吸音カーテン構造体を提供する。 【構成】樹脂薄膜シートと可撓性を有する網状シートと
を少なくとも一枚づつ、好ましくは網状シートを挟んで
樹脂薄膜シートを配して重ね合わせ、各シート面を全面
的に接触する吸音カーテン、およびこの吸音カーテンを
空気層を設けて配置することにより、前記目的を達成す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、優れた吸音特性を有
し、天井等から吊り下げて配置(設置)して、巻き取り
や折り畳み等の収納を容易に行うことができる吸音カー
テン、および、この吸音カーテンを利用した吸音カーテ
ン構造体に関する。
し、天井等から吊り下げて配置(設置)して、巻き取り
や折り畳み等の収納を容易に行うことができる吸音カー
テン、および、この吸音カーテンを利用した吸音カーテ
ン構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から利用されている吸音材として
は、グラスウール、金属繊維、金属焼結材等の各種の多
孔質材が主流であり、パネル化されて壁面等に取り付け
られて使用される。そのため、これらの従来の吸音材
は、吸音材そのもののコストに加え、パネル化のための
加工費用が必要となってしまい、非常にコストの高いも
のとなってしまっている。
は、グラスウール、金属繊維、金属焼結材等の各種の多
孔質材が主流であり、パネル化されて壁面等に取り付け
られて使用される。そのため、これらの従来の吸音材
は、吸音材そのもののコストに加え、パネル化のための
加工費用が必要となってしまい、非常にコストの高いも
のとなってしまっている。
【0003】また、吸音材は、平面的な空間以外にも、
工場内や船舶内などの配管・配線等が入り組んでる部分
や、湾曲した部分や複雑な形状をした部分にも取り付け
る必要がある。しかしながら、従来のパネル状の吸音材
では、このような十分な空間を確保できない位置に良好
な状態で取り付けることは困難であり、取り付けのため
の費用が高くなり、しかも吸音材をさらに加工する必要
がある場合もある。しかも、取り付けの状態によっては
所定の吸音特性を得ることができない場合も多い。
工場内や船舶内などの配管・配線等が入り組んでる部分
や、湾曲した部分や複雑な形状をした部分にも取り付け
る必要がある。しかしながら、従来のパネル状の吸音材
では、このような十分な空間を確保できない位置に良好
な状態で取り付けることは困難であり、取り付けのため
の費用が高くなり、しかも吸音材をさらに加工する必要
がある場合もある。しかも、取り付けの状態によっては
所定の吸音特性を得ることができない場合も多い。
【0004】さらに、ピアノ室や音楽鑑賞室などの音楽
用の部屋や体育館等では、ドアや窓等にも吸音材を取り
付けるのが好ましいが、従来のパネル状の吸音材では、
取り付けや取り外しが困難であり、また、窓等に吸音材
を組込んで固定してしまうと、窓を使用不可能な状態に
してしまう。
用の部屋や体育館等では、ドアや窓等にも吸音材を取り
付けるのが好ましいが、従来のパネル状の吸音材では、
取り付けや取り外しが困難であり、また、窓等に吸音材
を組込んで固定してしまうと、窓を使用不可能な状態に
してしまう。
【0005】そのため、パネル化などの加工が不要であ
る; 入り組んだ場所や複雑な形状の場所でも容易に設
置でき、かつ所望の吸音特性を発揮できる; 折り畳み
や巻き取り等によって収納を容易に行え、窓等への使用
も容易かつ可能である; 等の利点が期待できる、カー
テン状の吸音材(吸音カーテン)の出現が望まれてい
る。しかしながら、良好な吸音特性を有する吸音カーテ
ンは、いまだに実現されていない。
る; 入り組んだ場所や複雑な形状の場所でも容易に設
置でき、かつ所望の吸音特性を発揮できる; 折り畳み
や巻き取り等によって収納を容易に行え、窓等への使用
も容易かつ可能である; 等の利点が期待できる、カー
テン状の吸音材(吸音カーテン)の出現が望まれてい
る。しかしながら、良好な吸音特性を有する吸音カーテ
ンは、いまだに実現されていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来技術の問題点を解決することにあり、優れた吸音特
性を有し、天井等から吊り下げて設置することができ、
入り組んだ場所や複雑な形状な場所への利用も容易で、
しかも巻き取りや折り畳み等の収納を容易に行うことが
できる吸音カーテン、および、この吸音カーテンを利用
した吸音カーテン構造体を提供することにある。
従来技術の問題点を解決することにあり、優れた吸音特
性を有し、天井等から吊り下げて設置することができ、
入り組んだ場所や複雑な形状な場所への利用も容易で、
しかも巻き取りや折り畳み等の収納を容易に行うことが
できる吸音カーテン、および、この吸音カーテンを利用
した吸音カーテン構造体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明者は鋭意検討を重ねた結果、下記の知見を得
ることによって本発明を成すに至った。
に、本発明者は鋭意検討を重ねた結果、下記の知見を得
ることによって本発明を成すに至った。
【0008】従来より、ビニールシート等の薄膜の膜振
動、すなわち平滑な面に振動を起こさせることにより、
若干の吸音作用を発揮することが知られている。これを
利用することによって、吸音カーテンを作製することは
可能であるものの、この平滑な面の振動(膜振動)を利
用して得られる吸音効果は非常に低く、最大吸音率でも
0.3〜0.4程度であるため、吸音カーテンとして実
用化されるには至らなかった。
動、すなわち平滑な面に振動を起こさせることにより、
若干の吸音作用を発揮することが知られている。これを
利用することによって、吸音カーテンを作製することは
可能であるものの、この平滑な面の振動(膜振動)を利
用して得られる吸音効果は非常に低く、最大吸音率でも
0.3〜0.4程度であるため、吸音カーテンとして実
用化されるには至らなかった。
【0009】これに対し、本発明者は鋭意検討を重ねた
結果、エクスパンドメタルやパンチングメタル等の多数
の開口を有する板状体で樹脂薄膜を挟持することによ
り、優れた膜振動吸音材を実現できることを見出し、先
に特願昭5−20227号によってこれを提案した。
結果、エクスパンドメタルやパンチングメタル等の多数
の開口を有する板状体で樹脂薄膜を挟持することによ
り、優れた膜振動吸音材を実現できることを見出し、先
に特願昭5−20227号によってこれを提案した。
【0010】この吸音材は、図8に示されるように、パ
ンチングメタル72および74等の多数の開口を有する
板状体で、樹脂薄膜16を挟持してなる構成を有する。
この膜振動吸音材に図8に示されるように音波Gが入射
すると、樹脂薄膜16面に当たる音波(振動する空気)
の圧縮作用によって樹脂薄膜16が振動することによる
吸音作用(以下、吸音作用aとする); 樹脂薄膜16
に入射した音波Gが樹脂薄膜16表面に沿って流れ、こ
の音波Gの流れの粘性作用による吸音作用(以下、吸音
作用bとする); 前述の樹脂薄膜16の振動によっ
て、樹脂薄膜16がパンチングメタル72および74に
当たり、振動および音のエネルギーを吸収することによ
る吸音作用(以下、吸音作用cとする); をそれぞれ
発現し、各吸音作用の相互効果によって、優れた吸音特
性を発揮する。
ンチングメタル72および74等の多数の開口を有する
板状体で、樹脂薄膜16を挟持してなる構成を有する。
この膜振動吸音材に図8に示されるように音波Gが入射
すると、樹脂薄膜16面に当たる音波(振動する空気)
の圧縮作用によって樹脂薄膜16が振動することによる
吸音作用(以下、吸音作用aとする); 樹脂薄膜16
に入射した音波Gが樹脂薄膜16表面に沿って流れ、こ
の音波Gの流れの粘性作用による吸音作用(以下、吸音
作用bとする); 前述の樹脂薄膜16の振動によっ
て、樹脂薄膜16がパンチングメタル72および74に
当たり、振動および音のエネルギーを吸収することによ
る吸音作用(以下、吸音作用cとする); をそれぞれ
発現し、各吸音作用の相互効果によって、優れた吸音特
性を発揮する。
【0011】また、特公平5−29920号公報には、
膜振動を利用する吸音材として、格子状の木枠等を利用
して、薄膜を張力を与えかつ面的に細かく分割すること
により、音波の入射によって薄膜を振動させ、面的に細
分された各薄膜から位相の異なる音波を放射すること
で、音波の相互鑑賞によって吸音を行う吸音方法が開示
されている。
膜振動を利用する吸音材として、格子状の木枠等を利用
して、薄膜を張力を与えかつ面的に細かく分割すること
により、音波の入射によって薄膜を振動させ、面的に細
分された各薄膜から位相の異なる音波を放射すること
で、音波の相互鑑賞によって吸音を行う吸音方法が開示
されている。
【0012】すなわち、従来の技術では、吸音カーテン
への利用が期待できる薄膜の膜振動を利用して十分な吸
音特性を有する吸音材を実現するためには、パンチング
メタルや格子状の枠体等の剛性体による薄膜の支持が必
要不可欠であると考えられていた。しかしながら、これ
らの方法では、結果的に得られるのは従来と同様のパネ
ル状の吸音材であり、巻き取り等が可能である、設置が
容易である等の各種の利点を有する吸音カーテンを実現
することはできない。
への利用が期待できる薄膜の膜振動を利用して十分な吸
音特性を有する吸音材を実現するためには、パンチング
メタルや格子状の枠体等の剛性体による薄膜の支持が必
要不可欠であると考えられていた。しかしながら、これ
らの方法では、結果的に得られるのは従来と同様のパネ
ル状の吸音材であり、巻き取り等が可能である、設置が
容易である等の各種の利点を有する吸音カーテンを実現
することはできない。
【0013】これに対し、本発明者は十分な吸音特性を
有する吸音カーテンを実現するために鋭意検討を重ねた
結果、樹脂薄膜シートと可撓性を有する網状シート(ス
クリーンメッシュ)とを重ね合わせ、好ましくは樹脂薄
膜シートで網状シートを挟んだ構成とし、各シート面を
全面的に接触させることにより、前述の吸音作用cと同
様の吸音作用が極めて強く発現することを見出した。す
なわち、上記構成を有することにより、音波が入射する
ことによって樹脂薄膜シートが極めて細かく振動し、こ
の振動によって樹脂薄膜シートと網状シートとが衝突し
て振動および音のエネルギーを吸収することによって、
非常に優れた吸音特性を有する吸音カーテンが実現可能
であることを見出し、本発明を成すに至った。
有する吸音カーテンを実現するために鋭意検討を重ねた
結果、樹脂薄膜シートと可撓性を有する網状シート(ス
クリーンメッシュ)とを重ね合わせ、好ましくは樹脂薄
膜シートで網状シートを挟んだ構成とし、各シート面を
全面的に接触させることにより、前述の吸音作用cと同
様の吸音作用が極めて強く発現することを見出した。す
なわち、上記構成を有することにより、音波が入射する
ことによって樹脂薄膜シートが極めて細かく振動し、こ
の振動によって樹脂薄膜シートと網状シートとが衝突し
て振動および音のエネルギーを吸収することによって、
非常に優れた吸音特性を有する吸音カーテンが実現可能
であることを見出し、本発明を成すに至った。
【0014】すなわち、本発明の吸音カーテンは、樹脂
薄膜シートと可撓性を有する網状シートとを少なくとも
一枚づつ重ね合わせ、各シート面を全面的に接触したこ
とを特徴とする吸音カーテンを提供する。
薄膜シートと可撓性を有する網状シートとを少なくとも
一枚づつ重ね合わせ、各シート面を全面的に接触したこ
とを特徴とする吸音カーテンを提供する。
【0015】また、前記吸音カーテンにおいて、前記網
状シートを挟んで前記樹脂薄膜シートを配してなるのが
好ましい。
状シートを挟んで前記樹脂薄膜シートを配してなるのが
好ましい。
【0016】さらに、本発明の吸音カーテン構造体は、
前記吸音カーテンを1枚あるいは間隙を設けて複数枚、
壁面に対して空気層を設けて配置したことを特徴とする
吸音カーテン構造体を提供する。
前記吸音カーテンを1枚あるいは間隙を設けて複数枚、
壁面に対して空気層を設けて配置したことを特徴とする
吸音カーテン構造体を提供する。
【0017】また、前記吸音カーテン構造体において、
間隙を有して配置される吸音カーテンの間に、前記間隙
を広げるスペーサを有するのが好ましい。
間隙を有して配置される吸音カーテンの間に、前記間隙
を広げるスペーサを有するのが好ましい。
【0018】以下、本発明の吸音カーテン、およびこの
吸音カーテンを利用する吸音カーテン構造体について詳
細に説明する。
吸音カーテンを利用する吸音カーテン構造体について詳
細に説明する。
【0019】図1および図2に、本発明の吸音カーテン
の一例の概念図を示す。なお、図1は本発明の吸音カー
テンの分解図をシートの面方向(正面)から見た図であ
り、図2は吸音カーテンを図1に対して垂直方向に見た
際の部分拡大図である。本発明の吸音カーテンは、樹脂
薄膜シート12と可撓性を有する網状シート(可撓性ス
クリーンメッシュ)14とを重ね合わせ(図3(b)吸
音カーテン20参照)、好ましくは、図1および図2に
示される吸音カーテン10ように、樹脂薄膜シート1
2,12で網状シート14を挟んで重ね合わせ、各シー
ト面(網状シート14が織物等で凹凸を有する場合には
その凸部)を全面的に接触した構成を有する。
の一例の概念図を示す。なお、図1は本発明の吸音カー
テンの分解図をシートの面方向(正面)から見た図であ
り、図2は吸音カーテンを図1に対して垂直方向に見た
際の部分拡大図である。本発明の吸音カーテンは、樹脂
薄膜シート12と可撓性を有する網状シート(可撓性ス
クリーンメッシュ)14とを重ね合わせ(図3(b)吸
音カーテン20参照)、好ましくは、図1および図2に
示される吸音カーテン10ように、樹脂薄膜シート1
2,12で網状シート14を挟んで重ね合わせ、各シー
ト面(網状シート14が織物等で凹凸を有する場合には
その凸部)を全面的に接触した構成を有する。
【0020】図3(a)に模式的に示されるように、樹
脂薄膜シート12を壁面18に対して空気層を設けて配
置した状態で樹脂薄膜シート12に音波が入射すると、
この音波によって樹脂薄膜シート12が振動して吸音作
用を発現するものの、前述のようにこの吸音作用は極め
て小さく、音波の殆どは吸収されずに樹脂薄膜シート1
2を突き抜けて壁面18に反射されてしまう。
脂薄膜シート12を壁面18に対して空気層を設けて配
置した状態で樹脂薄膜シート12に音波が入射すると、
この音波によって樹脂薄膜シート12が振動して吸音作
用を発現するものの、前述のようにこの吸音作用は極め
て小さく、音波の殆どは吸収されずに樹脂薄膜シート1
2を突き抜けて壁面18に反射されてしまう。
【0021】これに対し、図3(b)模式的に示される
ように、樹脂薄膜シート12と網状シート14とを重ね
合わせてシート面を全面的に接触した本発明の吸音カー
テン20を、壁面18に対して空気層を設けて配置した
場合(本発明の吸音カーテン構造体の一例)では、音波
の入射によって樹脂薄膜シート12が極めて細かく振動
し、この振動によって樹脂薄膜シート12が緩やかに接
触している網状シート14に衝突して、振動および音の
エネルギーが良好に吸収され、後の実施例でも詳細に示
すが、優れた吸音特性を発揮する。
ように、樹脂薄膜シート12と網状シート14とを重ね
合わせてシート面を全面的に接触した本発明の吸音カー
テン20を、壁面18に対して空気層を設けて配置した
場合(本発明の吸音カーテン構造体の一例)では、音波
の入射によって樹脂薄膜シート12が極めて細かく振動
し、この振動によって樹脂薄膜シート12が緩やかに接
触している網状シート14に衝突して、振動および音の
エネルギーが良好に吸収され、後の実施例でも詳細に示
すが、優れた吸音特性を発揮する。
【0022】さらに、図1および図2に示される吸音カ
ーテン10のように、樹脂薄膜シート12,12で網状
シート14を挟んだ構成とすることにより、上記吸音作
用をその両面で発現することが可能となり、より優れた
吸音特性を発揮することができる。
ーテン10のように、樹脂薄膜シート12,12で網状
シート14を挟んだ構成とすることにより、上記吸音作
用をその両面で発現することが可能となり、より優れた
吸音特性を発揮することができる。
【0023】本発明の吸音カーテン10(20)に使用
される樹脂薄膜シート12の材料には特に限定はなく、
塩化ビニル系薄膜、ポリエチレン系薄膜、ポリプロピレ
ン系薄膜、弗化エチレン系薄膜、ポリビニリデン系薄
膜、アクリル系薄膜等、公知の各種の樹脂薄膜がいずれ
も適用可能であるが、吸音特性、耐候性、耐久性等の点
で、弗化エチレン系薄膜、ポリビニリデン系薄膜が特に
好適に適用される。
される樹脂薄膜シート12の材料には特に限定はなく、
塩化ビニル系薄膜、ポリエチレン系薄膜、ポリプロピレ
ン系薄膜、弗化エチレン系薄膜、ポリビニリデン系薄
膜、アクリル系薄膜等、公知の各種の樹脂薄膜がいずれ
も適用可能であるが、吸音特性、耐候性、耐久性等の点
で、弗化エチレン系薄膜、ポリビニリデン系薄膜が特に
好適に適用される。
【0024】弗化エチレン系薄膜に用いられる弗化エチ
レン系の樹脂としては、公知の各種のものが例示される
が、4弗化エチレン(PTFE)、4弗化エチレン・6
弗化プロピレン共重合体、4弗化エチレン・ポリエチレ
ン共重合体(ETFE)、3弗化塩化エチレン(PCT
FE)等が好適に例示される。これらの弗化エチレン系
樹脂は、不燃性で、かつ耐薬品性、耐候性、耐熱性に優
れたものである。
レン系の樹脂としては、公知の各種のものが例示される
が、4弗化エチレン(PTFE)、4弗化エチレン・6
弗化プロピレン共重合体、4弗化エチレン・ポリエチレ
ン共重合体(ETFE)、3弗化塩化エチレン(PCT
FE)等が好適に例示される。これらの弗化エチレン系
樹脂は、不燃性で、かつ耐薬品性、耐候性、耐熱性に優
れたものである。
【0025】ポリビニリデン系薄膜として用いられるポ
リビニリデン系の樹脂としては、公知の各種のものが例
示されるが、2弗化ビニリデン(PVDF)、ビニリデ
ン・サイアナイド等が好適に例示される。これらのビニ
リデン系樹脂は耐薬品性および耐候性に優れたものであ
る。
リビニリデン系の樹脂としては、公知の各種のものが例
示されるが、2弗化ビニリデン(PVDF)、ビニリデ
ン・サイアナイド等が好適に例示される。これらのビニ
リデン系樹脂は耐薬品性および耐候性に優れたものであ
る。
【0026】樹脂薄膜シート12の厚さには特に限定は
なく、樹脂材料の物性に応じた音波によって振動可能な
厚さであればよいが、良好な吸音特性を発現するために
は、樹脂薄膜シート12の厚さは好ましくは6〜30μ
m程度、より好ましくは6〜15μm程度である。
なく、樹脂材料の物性に応じた音波によって振動可能な
厚さであればよいが、良好な吸音特性を発現するために
は、樹脂薄膜シート12の厚さは好ましくは6〜30μ
m程度、より好ましくは6〜15μm程度である。
【0027】他方、本発明の吸音カーテンに使用される
網状シート14の材料には特に限定はなく、十分な可撓
性を有するもの、具体的には、吊り下げた際に波打ち等
を有することなく良好な平面状となり、容易に樹脂薄膜
シートと全面的に接触できる程度の可撓性を有するもの
であれば、各種の材料製の網状シートが利用可能であ
る。具体的には、前述の樹脂薄膜シート12の形成材料
より形成されたメッシュスクリーンや、ガラス繊維、カ
ーボン繊維、樹脂繊維等の各種の繊維で織られたメッシ
ュ状の織物等が好適に例示される。中でも特に、樹脂薄
膜シート12とのなじみや前記平面性等の点で、ガラス
の長繊維で織られたメッシュ状の織物が好適に例示され
る。
網状シート14の材料には特に限定はなく、十分な可撓
性を有するもの、具体的には、吊り下げた際に波打ち等
を有することなく良好な平面状となり、容易に樹脂薄膜
シートと全面的に接触できる程度の可撓性を有するもの
であれば、各種の材料製の網状シートが利用可能であ
る。具体的には、前述の樹脂薄膜シート12の形成材料
より形成されたメッシュスクリーンや、ガラス繊維、カ
ーボン繊維、樹脂繊維等の各種の繊維で織られたメッシ
ュ状の織物等が好適に例示される。中でも特に、樹脂薄
膜シート12とのなじみや前記平面性等の点で、ガラス
の長繊維で織られたメッシュ状の織物が好適に例示され
る。
【0028】また、網状シート14の厚さにも特に限定
はなく、網状シート14の材料や形態等に応じて、吊り
下げた際に良好な平面となる厚さであればよい。
はなく、網状シート14の材料や形態等に応じて、吊り
下げた際に良好な平面となる厚さであればよい。
【0029】さらに、網状シート14の開口率にも特に
限定はないが、良好な吸音特性を発現するためには、5
〜100メッシュ程度、好ましくは30〜60メッシュ
程度であるのが好ましい。
限定はないが、良好な吸音特性を発現するためには、5
〜100メッシュ程度、好ましくは30〜60メッシュ
程度であるのが好ましい。
【0030】このような本発明の吸音カーテン10(2
0)は、樹脂薄膜シート12と網状シート14とを重ね
合わせ、各シートの上端部を合わせて互いに固定する
(全体的あるいは部分的)ことにより作製することがで
きる。また、各シートの接触性を向上するために、必要
に応じて下端部、さらには側端部で同様の固定を行って
もよい。なお、固定方法には特に限定はなく、周知のシ
ート状物の固定方法が各種利用可能である。
0)は、樹脂薄膜シート12と網状シート14とを重ね
合わせ、各シートの上端部を合わせて互いに固定する
(全体的あるいは部分的)ことにより作製することがで
きる。また、各シートの接触性を向上するために、必要
に応じて下端部、さらには側端部で同様の固定を行って
もよい。なお、固定方法には特に限定はなく、周知のシ
ート状物の固定方法が各種利用可能である。
【0031】また、必要に応じて、網状シート14の波
打ちを防止するために、吸音カーテン10あるいは網状
シート14の下端部等に重り等を配置してもよく、この
重りと前記の吸音カーテン10下端部の固定部材(手
段)とを兼ねてもよい。さらに、必要に応じて2枚以上
の樹脂薄膜シート12あるいは網状シート14を直接重
ね合わせてもよく、また、樹脂薄膜シート12と網状シ
ート14との重ね合わせ単位を2以上有する構成であっ
てもよい。
打ちを防止するために、吸音カーテン10あるいは網状
シート14の下端部等に重り等を配置してもよく、この
重りと前記の吸音カーテン10下端部の固定部材(手
段)とを兼ねてもよい。さらに、必要に応じて2枚以上
の樹脂薄膜シート12あるいは網状シート14を直接重
ね合わせてもよく、また、樹脂薄膜シート12と網状シ
ート14との重ね合わせ単位を2以上有する構成であっ
てもよい。
【0032】基本的にこのような構成を有する本発明の
吸音カーテンは、前述のような優れた吸音特性に加え、
その構成上、良好な可撓性を有するものであり、入り組
んだ場所や複雑な形状な場所への利用も容易で、巻き取
りや折り畳み等によって収納も容易に行うことができ
る。従って、工場内や船舶内などの配管・配線等が入り
組んでる部分や、湾曲した部分や複雑な形状をした部
分、さらにはピアノ室の窓等、従来のパネル状の吸音材
では使用が困難である用途にも好適に利用される。
吸音カーテンは、前述のような優れた吸音特性に加え、
その構成上、良好な可撓性を有するものであり、入り組
んだ場所や複雑な形状な場所への利用も容易で、巻き取
りや折り畳み等によって収納も容易に行うことができ
る。従って、工場内や船舶内などの配管・配線等が入り
組んでる部分や、湾曲した部分や複雑な形状をした部
分、さらにはピアノ室の窓等、従来のパネル状の吸音材
では使用が困難である用途にも好適に利用される。
【0033】本発明の吸音カーテン構造体は、上記本発
明の吸音カーテン10(20)等を1枚あるいは間隙を
設けて複数枚、壁面に対して空気層を設けて配置したも
のである。本発明の吸音カーテンを1枚、空気層を設け
て配置した本発明の吸音カーテン構造体(図6(b)お
よび(c)参照)は、前述の図3(b)を参照して説明
したように、良好な吸音特性を発現する。
明の吸音カーテン10(20)等を1枚あるいは間隙を
設けて複数枚、壁面に対して空気層を設けて配置したも
のである。本発明の吸音カーテンを1枚、空気層を設け
て配置した本発明の吸音カーテン構造体(図6(b)お
よび(c)参照)は、前述の図3(b)を参照して説明
したように、良好な吸音特性を発現する。
【0034】また、本発明の吸音カーテンを間隙を設け
て複数枚、空気層を設けて配置した本発明の吸音カーテ
ン構造体(図6(d)および図7(e)参照)は、図4
に模式的に示されるように、最初の吸音カーテンを通過
した音波を続いて配置される吸音カーテンで吸収するこ
とができ、非常に良好な吸音特性を発揮することができ
る。なお、図示例においては、本発明の吸音カーテンを
2枚配置しているが、本発明はこれに限定はされず、3
枚あるいはそれ以上の吸音カーテンを配置してもよく、
また異なる構成(例えば吸音カーテン10と20)の本
発明の吸音カーテンを併用してもよい。また、前述の本
発明の吸音カーテンを1枚使用する態様も含め、従来の
パネル状の吸音材との併用も可能である。
て複数枚、空気層を設けて配置した本発明の吸音カーテ
ン構造体(図6(d)および図7(e)参照)は、図4
に模式的に示されるように、最初の吸音カーテンを通過
した音波を続いて配置される吸音カーテンで吸収するこ
とができ、非常に良好な吸音特性を発揮することができ
る。なお、図示例においては、本発明の吸音カーテンを
2枚配置しているが、本発明はこれに限定はされず、3
枚あるいはそれ以上の吸音カーテンを配置してもよく、
また異なる構成(例えば吸音カーテン10と20)の本
発明の吸音カーテンを併用してもよい。また、前述の本
発明の吸音カーテンを1枚使用する態様も含め、従来の
パネル状の吸音材との併用も可能である。
【0035】このような本発明の吸音カーテン構造体に
おいて、吸音カーテンを1枚配置する場合の空気層の大
きさ(吸音カーテンと壁面との距離)には特に限定はな
く、通常の吸音材と同様でよいが、通常、40〜200
mm程度、好ましくは40〜150mm程度である。ま
た、複数枚の吸音カーテンを使用する態様においては、
各吸音カーテンの間隔(および壁面とこれに最も近い吸
音カーテンとの間隔)が20〜60mm程度、好ましく
は40〜60mm程度となるように各吸音カーテンを配
置すればよい。なお、各吸音カーテンの間隔は同じであ
っても異なるものであってもよい。
おいて、吸音カーテンを1枚配置する場合の空気層の大
きさ(吸音カーテンと壁面との距離)には特に限定はな
く、通常の吸音材と同様でよいが、通常、40〜200
mm程度、好ましくは40〜150mm程度である。ま
た、複数枚の吸音カーテンを使用する態様においては、
各吸音カーテンの間隔(および壁面とこれに最も近い吸
音カーテンとの間隔)が20〜60mm程度、好ましく
は40〜60mm程度となるように各吸音カーテンを配
置すればよい。なお、各吸音カーテンの間隔は同じであ
っても異なるものであってもよい。
【0036】このような本発明の吸音カーテン構造体
は、前記本発明の吸音カーテン10を壁面に対して空気
層を設けて、天井に直接固定あるいは吸音カーテン固定
用の梁等に固定する等の方法によって、本発明の吸音カ
ーテンを固定し、上方から吊り下げて構成することがで
きる。吸音カーテンを天井等に固定する方法には特に限
定はなく、公知のシート状物の固定方法がいずれも利用
可能である。
は、前記本発明の吸音カーテン10を壁面に対して空気
層を設けて、天井に直接固定あるいは吸音カーテン固定
用の梁等に固定する等の方法によって、本発明の吸音カ
ーテンを固定し、上方から吊り下げて構成することがで
きる。吸音カーテンを天井等に固定する方法には特に限
定はなく、公知のシート状物の固定方法がいずれも利用
可能である。
【0037】また、吸音カーテン構造体においては、必
要に応じて吸音カーテンの下端部を固定してもよく、あ
るいは、巻き取り、折り畳み等の公知のシート状物収納
方法によって吸音カーテンを収納可能に構成してもよ
い。さらに、複数の吸音カーテンを有する態様において
は、各カーテンの下端部を所定の間隔に保つための保持
部材(図5参照)を設けてもよく、これで前述の重りを
兼用してもよい。
要に応じて吸音カーテンの下端部を固定してもよく、あ
るいは、巻き取り、折り畳み等の公知のシート状物収納
方法によって吸音カーテンを収納可能に構成してもよ
い。さらに、複数の吸音カーテンを有する態様において
は、各カーテンの下端部を所定の間隔に保つための保持
部材(図5参照)を設けてもよく、これで前述の重りを
兼用してもよい。
【0038】前述のように、本発明の吸音カーテンは、
樹脂薄膜シートと網状シートとが全面的に接触している
必要がある。そのため、複数枚の吸音カーテンを使用す
る本発明の吸音カーテン構造体においては、図5に示さ
れるように、所定の間隔で配置される本発明の吸音カー
テン22,22(図面を簡略化するために1本の線で示
す)の間にスペーサ26,26を配置し、両吸音カーテ
ンの間隔を、特に中間部分で広げるのが好ましい。な
お、図5において、符号28はスペーサを吊して保持す
る吊り紐、符号30は両吸音カーテンの下端部を所定の
間隔に保持するための保持部材である。このような構成
とすることにより、各吸音カーテンを構成する各シート
の接触状態を良好とし、かつ音圧による吸音カーテンの
揺れを少なくして、より良好な吸音特性を得ることがで
きる。
樹脂薄膜シートと網状シートとが全面的に接触している
必要がある。そのため、複数枚の吸音カーテンを使用す
る本発明の吸音カーテン構造体においては、図5に示さ
れるように、所定の間隔で配置される本発明の吸音カー
テン22,22(図面を簡略化するために1本の線で示
す)の間にスペーサ26,26を配置し、両吸音カーテ
ンの間隔を、特に中間部分で広げるのが好ましい。な
お、図5において、符号28はスペーサを吊して保持す
る吊り紐、符号30は両吸音カーテンの下端部を所定の
間隔に保持するための保持部材である。このような構成
とすることにより、各吸音カーテンを構成する各シート
の接触状態を良好とし、かつ音圧による吸音カーテンの
揺れを少なくして、より良好な吸音特性を得ることがで
きる。
【0039】スペーサ26の配置位置には特に限定はな
く、また、その数も図示例の2枚に限定されず、1枚あ
るいは3枚以上のスペーサを配してもよい。また、スペ
ーサは図示例の板状に限定はされず、棒状であってもよ
い。
く、また、その数も図示例の2枚に限定されず、1枚あ
るいは3枚以上のスペーサを配してもよい。また、スペ
ーサは図示例の板状に限定はされず、棒状であってもよ
い。
【0040】以上、本発明の吸音カーテンおよび吸音カ
ーテン構造体について詳細に説明したが、本発明はこれ
に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て、各種の変更および改良を行ってもよいのはもちろん
である。
ーテン構造体について詳細に説明したが、本発明はこれ
に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て、各種の変更および改良を行ってもよいのはもちろん
である。
【0041】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例を挙げ、本発明
をより詳細に説明する。 [実施例1]樹脂薄膜シート12(下記表1ではAで示
す)として厚さ12μmのPTFE(テフロン)シー
ト、および網状シート14(下記表1ではBで示す)と
してガラス繊維で織られたメッシュ状の織物(平織、厚
さ0.08mm)を用いて、本発明および従来の吸音の
吸音カーテンを作製し、本発明および従来の各種の吸音
カーテン構造体サンプルを作製した。
をより詳細に説明する。 [実施例1]樹脂薄膜シート12(下記表1ではAで示
す)として厚さ12μmのPTFE(テフロン)シー
ト、および網状シート14(下記表1ではBで示す)と
してガラス繊維で織られたメッシュ状の織物(平織、厚
さ0.08mm)を用いて、本発明および従来の吸音の
吸音カーテンを作製し、本発明および従来の各種の吸音
カーテン構造体サンプルを作製した。
【0042】<サンプルa>図6(a)に概念的に示さ
れるように、空気層を80mm(矢印a)とって、天井
から樹脂薄膜シート12を吊り下げて、吸音構造体を構
成した。 <サンプルb>図6(b)に概念的に示されるように、
空気層を80mm(矢印a)とって、樹脂薄膜シート1
2と網状シート14とを重ね合わせた本発明の吸音カー
テン20を天井から吊り下げて、本発明の吸音構造体を
構成した。 <サンプルc>図6(c)に概念的に示されるように、
空気層を80mm(矢印a)とって、樹脂薄膜シート1
2で網状シート14を挟んで重ね合わせた本発明の吸音
カーテン10を天井から吊り下げて、本発明の吸音構造
体を構成した。 <サンプルd>図6(d)に概念的に示されるように、
それぞれ空気層を40mm(矢印b)とって、樹脂薄膜
シート12と網状シート14とを重ね合わせた本発明の
吸音カーテン20を2枚天井から吊り下げて、本発明の
吸音構造体を構成した。 <サンプルe>図7(e)に概念的に示されるように、
それぞれ空気層を40mm(矢印b)とって、樹脂薄膜
シート12で網状シート14を挟んで重ね合わせた本発
明の吸音カーテン10を2枚天井から吊り下げて、本発
明の吸音構造体を構成した。
れるように、空気層を80mm(矢印a)とって、天井
から樹脂薄膜シート12を吊り下げて、吸音構造体を構
成した。 <サンプルb>図6(b)に概念的に示されるように、
空気層を80mm(矢印a)とって、樹脂薄膜シート1
2と網状シート14とを重ね合わせた本発明の吸音カー
テン20を天井から吊り下げて、本発明の吸音構造体を
構成した。 <サンプルc>図6(c)に概念的に示されるように、
空気層を80mm(矢印a)とって、樹脂薄膜シート1
2で網状シート14を挟んで重ね合わせた本発明の吸音
カーテン10を天井から吊り下げて、本発明の吸音構造
体を構成した。 <サンプルd>図6(d)に概念的に示されるように、
それぞれ空気層を40mm(矢印b)とって、樹脂薄膜
シート12と網状シート14とを重ね合わせた本発明の
吸音カーテン20を2枚天井から吊り下げて、本発明の
吸音構造体を構成した。 <サンプルe>図7(e)に概念的に示されるように、
それぞれ空気層を40mm(矢印b)とって、樹脂薄膜
シート12で網状シート14を挟んで重ね合わせた本発
明の吸音カーテン10を2枚天井から吊り下げて、本発
明の吸音構造体を構成した。
【0043】上記各吸音構造体について、500,80
0,1000K,1600K,2000K,2500K
の各周波数[Hz]における吸音率を測定した。結果を
下記表1に示す。
0,1000K,1600K,2000K,2500K
の各周波数[Hz]における吸音率を測定した。結果を
下記表1に示す。
【0044】
【表1】
【0045】上記表1に示されるように、樹脂薄膜シー
ト12(A)のみで構成されたサンプルaにおいては、
平均吸音率は30%弱であるのに対して、樹脂薄膜シー
ト12と網状シート14とを重ね合わせた本発明の吸音
カーテン20(A・B)を使用するサンプルbでは、前
述のような、樹脂薄膜シート12の振動および網状シー
ト14による振動および音のエネルギーの吸収による吸
音作用によって、34.1%の平均吸音率を達成してい
る。さらに、樹脂薄膜シート12で網状シート14を挟
んで重ね合わせた本発明の吸音カーテン10(A・B・
A)を使用するサンプルcでは、前記吸音作用を両面で
発現するため、65.6%の平均吸音率を達成してい
る。
ト12(A)のみで構成されたサンプルaにおいては、
平均吸音率は30%弱であるのに対して、樹脂薄膜シー
ト12と網状シート14とを重ね合わせた本発明の吸音
カーテン20(A・B)を使用するサンプルbでは、前
述のような、樹脂薄膜シート12の振動および網状シー
ト14による振動および音のエネルギーの吸収による吸
音作用によって、34.1%の平均吸音率を達成してい
る。さらに、樹脂薄膜シート12で網状シート14を挟
んで重ね合わせた本発明の吸音カーテン10(A・B・
A)を使用するサンプルcでは、前記吸音作用を両面で
発現するため、65.6%の平均吸音率を達成してい
る。
【0046】また、サンプルbの吸音カーテン20を2
枚配置した(A・B+A・B)サンプルdでは、2枚の
吸音カーテン20の作用によって、73.6%の優れた
平均吸音率を達成している。さらに、サンプルcの吸音
カーテン20を2枚配置した(A・B・A+A・B・
A)サンプルeでは、2枚の吸音カーテン10の作用に
よって、81.3%の優れた平均吸音率は向上してい
る。
枚配置した(A・B+A・B)サンプルdでは、2枚の
吸音カーテン20の作用によって、73.6%の優れた
平均吸音率を達成している。さらに、サンプルcの吸音
カーテン20を2枚配置した(A・B・A+A・B・
A)サンプルeでは、2枚の吸音カーテン10の作用に
よって、81.3%の優れた平均吸音率は向上してい
る。
【0047】なお、サンプルcおよびdにおいて、各空
気層を30mmとして同様の実験を行ったが、ほぼ同様
の結果が得られた。
気層を30mmとして同様の実験を行ったが、ほぼ同様
の結果が得られた。
【0048】[実施例2]本発明の吸音カーテン10お
よび20を、通常のカーテンと同様にピアノ室に配置し
た。なお、空気層は120mmとした。その結果、良好
な吸音効果を得て良好なピアノ演奏を楽しむことができ
た。また、吸音カーテン10および20は容易に巻き上
げて収納することができ、演奏後は窓等の使用を妨げる
ことはなかった。以上の結果より、本発明の効果は明ら
かである。
よび20を、通常のカーテンと同様にピアノ室に配置し
た。なお、空気層は120mmとした。その結果、良好
な吸音効果を得て良好なピアノ演奏を楽しむことができ
た。また、吸音カーテン10および20は容易に巻き上
げて収納することができ、演奏後は窓等の使用を妨げる
ことはなかった。以上の結果より、本発明の効果は明ら
かである。
【0049】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の吸
音カーテン、およびこれを利用する吸音カーテン構造体
によれば、優れた吸音特性を有し、しかも、天井等から
吊り下げて設置することができ、入り組んだ場所や複雑
な形状な場所への利用も容易で、巻き取りや折り畳み等
の収納を容易に行うことができるので、工場内や船舶内
などの配管・配線等が入り組んでる部分や、湾曲した部
分や複雑な形状をした部分、さらにはピアノ室の窓等、
従来のパネル状の吸音材では使用が困難である用途にも
好適に利用可能である。
音カーテン、およびこれを利用する吸音カーテン構造体
によれば、優れた吸音特性を有し、しかも、天井等から
吊り下げて設置することができ、入り組んだ場所や複雑
な形状な場所への利用も容易で、巻き取りや折り畳み等
の収納を容易に行うことができるので、工場内や船舶内
などの配管・配線等が入り組んでる部分や、湾曲した部
分や複雑な形状をした部分、さらにはピアノ室の窓等、
従来のパネル状の吸音材では使用が困難である用途にも
好適に利用可能である。
【図1】本発明の吸音カーテンの一例の概略分解図であ
る。
る。
【図2】図1に示される吸音カーテンを別の方向から見
た際の概略図である。
た際の概略図である。
【図3】(a)は樹脂薄膜シートの吸音作用を、(b)
は本発明の吸音カーテン構造体の吸音作用を、それぞれ
説明する概念図である。
は本発明の吸音カーテン構造体の吸音作用を、それぞれ
説明する概念図である。
【図4】本発明の吸音カーテン構造体の吸音作用を説明
する概念図である。
する概念図である。
【図5】本発明の吸音カーテン構造体の別の態様を概念
的に示す図である。
的に示す図である。
【図6】(a),(b),(c)および(d)は、実施
例の構成例を概念的に示す図である。
例の構成例を概念的に示す図である。
【図7】実施例の構成例を概念的に示す図である。
【図8】従来の膜振動吸音材の吸音作用を概念的に示す
図である。
図である。
10,20,22 吸音カーテン 12 樹脂薄膜シート 14 網状シート 16 樹脂薄膜 18 壁面 26 スペーサ 28 吊り紐 30 固定部材 72,74 パンチングメタル
Claims (4)
- 【請求項1】樹脂薄膜シートと可撓性を有する網状シー
トとを少なくとも一枚づつ重ね合わせ、各シート面を全
面的に接触したことを特徴とする吸音カーテン。 - 【請求項2】前記網状シートを挟んで前記樹脂薄膜シー
トを配してなる請求項1に記載の吸音カーテン。 - 【請求項3】請求項1および/または請求項2に記載の
吸音カーテンを1枚あるいは間隙を設けて複数枚、壁面
に対して空気層を設けて配置したことを特徴とする吸音
カーテン構造体。 - 【請求項4】請求項3に記載の吸音カーテン構造体にお
いて、間隙を有して配置される吸音カーテンの間に、前
記間隙を広げるスペーサを有する吸音カーテン構造体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1350794A JPH07213418A (ja) | 1994-02-07 | 1994-02-07 | 吸音カーテンおよび吸音カーテン構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1350794A JPH07213418A (ja) | 1994-02-07 | 1994-02-07 | 吸音カーテンおよび吸音カーテン構造体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07213418A true JPH07213418A (ja) | 1995-08-15 |
Family
ID=11835060
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1350794A Withdrawn JPH07213418A (ja) | 1994-02-07 | 1994-02-07 | 吸音カーテンおよび吸音カーテン構造体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07213418A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008075437A (ja) * | 2006-08-21 | 2008-04-03 | Sekisui Chem Co Ltd | 防音仕切り |
| JP2008119156A (ja) * | 2006-11-10 | 2008-05-29 | Sekisui Chem Co Ltd | 防音カーテン |
| JP2011080296A (ja) * | 2009-10-08 | 2011-04-21 | Yamamoto Seisakusho:Kk | 吸音シート及びその製造方法並びに防音方法 |
| US8371419B2 (en) | 2008-04-22 | 2013-02-12 | 3M Innovative Properties Company | Hybrid sound absorbing sheet |
| US8469145B2 (en) | 2008-04-14 | 2013-06-25 | 3M Innovative Properties Company | Multilayer sound absorbing sheet |
| US8573358B2 (en) | 2008-05-22 | 2013-11-05 | 3M Innovative Properties Company | Multilayer sound absorbing structure comprising mesh layer |
-
1994
- 1994-02-07 JP JP1350794A patent/JPH07213418A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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