JPH07213480A - カバー式内視鏡 - Google Patents

カバー式内視鏡

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Publication number
JPH07213480A
JPH07213480A JP6011883A JP1188394A JPH07213480A JP H07213480 A JPH07213480 A JP H07213480A JP 6011883 A JP6011883 A JP 6011883A JP 1188394 A JP1188394 A JP 1188394A JP H07213480 A JPH07213480 A JP H07213480A
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JP
Japan
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endoscope
cover
high frequency
nmr signal
frequency coil
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Withdrawn
Application number
JP6011883A
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English (en)
Inventor
Koji Fujio
浩司 藤尾
Shoichi Gotanda
正一 五反田
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】内視鏡観察機能とNMR信号受信機能とを有
し、内視鏡本体の使用後の洗浄や滅菌消毒を必要としな
いカバー式内視鏡を提供すること。 【構成】カバー用内視鏡挿入部14を被覆する内視鏡カ
バー3(22)は、内視鏡挿通用チャンネル25や複数
のチャンネルを備えたマルチルーメンチューブ31であ
り、手元側端部を手元側口体部に接続固定して形成され
る。挿入部カバー部22の先端端面にはカバー用内視鏡
4の観察光学系54,照明光学系55に対設する観察用
及び照明用レンズカバー52,53が配設されると共
に、吸引用開口部43,送気送水ノズル44が配設され
ている。マルチルーメンチューブ31の中実部には高周
波を照射すると共に被検査部位からのNMR信号を受信
する高周波コイル60と、整合回路ユニット61と、受
信したNMR信号をMRI装置70に伝送する高周波信
号伝送ケーブル71とを埋設している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、体内の良性、或は、悪
性組織から発生する核磁気共鳴信号の応答性が異なるこ
とを利用し、組織が悪性であるか否かを診断するための
核磁気共鳴信号を受信する高周波コイルを備えると共
に、通常の内視鏡機能を有するカバー式内視鏡に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、核磁気共鳴(以下NMRと略記)
現象を利用して非侵襲的に人体各部の出血や腫瘍などの
病巣を診断する方法が発展してきた。このNMR現象を
利用した核磁気共鳴映像(以下MRIと略記)装置は、
人体を静磁場中に置き、所定の周波数の高周波(磁場)
を与えることにより、人体内のスピンを持つ核を励起さ
せ、この励起した核が元に戻る間に生じるNMR信号を
検出し、このNMR信号をコンピューターで処理するこ
とにより人体の断層像を得ることによって画像診断を行
うものである。
【0003】このMRI装置は、正常組織と異常組織と
から得られるNMR信号の緩和時間が異なることを利用
して、これらNMR信号の緩和時間を計測し、撮像法を
変化させることにより生体組織が正常であるか異常であ
るかを明瞭に鑑別することが可能となるので、生体組織
を採取することなく腫瘍部が悪性であるか否かを診断す
る際極めて有用である。
【0004】しかしながら、消化器、特に管腔臓器など
の病変部の深達度診断を行う際には精細な画像を必要と
するため、従来のMRI装置が備える、体外に配置させ
るNMR信号受信用コイルでは受信信号のSN比が悪
く、診断に十分な精細な画像を得ることが難しかった。
また、胃壁の病変部などを診断する際には、腹部の体表
面に表面コイルを配置してNMR信号を受信するように
していたが、前述と同様に診断に十分な精細な画像を得
ることが困難であった。
【0005】そこで、上述の問題に対処するため例え
ば、特公平3−5174号公報や特開平2−27744
0号公報にはNMR信号を検出するコイルを内視鏡やプ
ローブの先端部に内蔵したものが提案されている。これ
らNMR信号を検出するためのコイルを内蔵させた内視
鏡及びプローブを用いることにより、体腔内の被検査部
位近傍に配置したコイルでSN比が良好なNMR信号を
受信することが可能となり、前述のような管腔臓器の被
検査部位の病変深達度診断に対しても有効な精細な画像
が得られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、医療分
野に使用される内視鏡には、生体内に挿入した際、挿入
部先端部に設けた観察窓に付着した体液などを除去する
送気・送水用チャンネルや不要な体液などを吸引排出す
るための吸引チャンネル、或は、生検鉗子による組織の
採取や処置具による治療処置などを行うための鉗子挿通
用チャンネル(処置具挿通用チャンネル)など体腔内に
連通する各種チャンネルを設けているものがある。
【0007】このため、NMR信号を検出するコイルを
設けた内視鏡では、内視鏡外表面及び送気・送水・吸引
・鉗子挿通用チャンネルなどに体液や汚物が付着するの
で、内視鏡を介しての感染症を確実に防止するため、一
度患者に使用した内視鏡を洗浄消毒していた。また、N
MR信号を検出するコイルを設けたプローブも前記内視
鏡同様にプローブを介しての感染症を確実に防止するた
め洗浄消毒を行っていた。しかし、一度患者に使用した
内視鏡等手術器具を完全に洗浄消毒するには作業が面倒
で、時間がかかるため、内視鏡の使用効率を低下させて
いた。
【0008】本発明は上記事情にかんがみてなされたも
のであり、通常の内視鏡機能とNMR信号受信機能とを
備える一方、体腔内に挿入した際、内視鏡本体の体液や
汚物による汚染を防止して清潔性を確保し、使用後の内
視鏡本体の洗浄消毒を必要としないカバー式内視鏡を提
供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のカバー式内視鏡
は、挿入部先端部に観察機能を有するカバー用内視鏡と
このカバー用内視鏡を挿通する内視鏡挿通用チャンネル
を有する内視鏡カバーとを組み合わせ被検者の体腔内に
挿入するカバー式内視鏡であって、前記内視鏡カバーに
被検者の体腔内に高周波電磁波を放射もしくは核磁気共
鳴信号を検出する高周波コイルを設けている。
【0010】
【作用】この構成によれば、カバー式内視鏡の内視鏡カ
バーに高周波コイルを設けることによって、高周波コイ
ルを体腔内の被検査部位近傍に配置することができるの
で、高感度・高SN比でNMR信号を受信して良好な観
察画像が得られる。
【0011】また、高周波コイルを設けた内視鏡カバー
とカバー用内視鏡とを組み合わせて内視鏡観察や内視鏡
用処置具による治療等の内視鏡機能が達成できると共
に、カバー用内視鏡の清潔性を確保できるので、使用後
のカバー用内視鏡本体の洗浄消毒を必要としない。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1ないし図4は本発明の第1実施例に係り、図
1は本発明のカバー式内視鏡を用いた内視鏡装置の概略
構成を示す説明図、図2は内視鏡カバーの概略構成を示
す説明図、図3はカバー用内視鏡の概略構成を示す斜視
図、図4はカバー用内視鏡の湾曲部の主要構成を説明す
る断面図である。なお、本実施例において使用する内視
鏡は電子内視鏡であるものとして説明する。
【0013】図1に示すように内視鏡装置1はカバー式
内視鏡2を有する装置であり、カバー式内視鏡2は、内
視鏡カバー3とこの内視鏡カバー3によって被覆される
カバー用内視鏡4とから構成されている。そして、前記
内視鏡装置1にはカバー式内視鏡2に接続される各種周
辺機器などを内設したカート5やこのカバー式内視鏡2
を保持するカバー保持具6及び人体各部の被検査部位の
断層像を得て画像診断を行うMRI装置70などを備え
る構成となっている。
【0014】カート5には、例えば、光源装置7,ビデ
オプロセッサ8、流体制御装置9、内視鏡カバー3とカ
バー用内視鏡4とを挿抜する際に内視鏡カバー3を拡張
するために使用する内視鏡カバー拡張器(以下拡張器と
記載)10などが収納される一方、カート5の上面部に
はビデオプロセッサ8からの映像信号を受けて内視鏡画
像を表示したり、MRI装置70からの映像信号を受け
て断層像を表示するモニタ11が載置されている。
【0015】カバー用内視鏡4は、細長の内視鏡挿入部
14の手元側基端部に太径の把持部を兼ねた操作部12
を連設し、この操作部12の側部から各種信号ケーブル
及びライトガイドなどを内蔵したユニバーサルコード1
3を延出している。なお、このユニバーサルコード13
の手元側端部にはコネクタ19が配設されている。
【0016】内視鏡カバー3は、軟性のチューブなどで
形成された内視鏡挿入部14を被覆する挿入部カバー部
22と、薄肉で柔軟な例えば、塩化ビニルなどの高分子
材料で形成された内視鏡操作部12を被覆する操作部カ
バー部23及びユニバーサルコード13を被覆するユニ
バーサルコードカバー部24とから構成されている。
【0017】光源装置7は、カバー用内視鏡4に照明光
を供給するためのものであり、光源装置7とカバー用内
視鏡4とはコネクタ19を介して着脱自在に接続可能で
ある。すなわち、コネクタ19を光源装置7に接続する
ことによって、光源装置内のランプ(不図示)の照明光
がライトガイドケーブル(不図示)を介して伝達されて
後述する照明用レンズカバーを透過して体腔内を照明す
るようになっている。
【0018】ビデオプロセッサ8は、前記コネクタ19
の側部に着脱自在なビデオケーブル21を介してカバー
用内視鏡4に接続可能であり、カバー用内視鏡4に内蔵
されているCCDなどの撮像手段の駆動及び撮像手段か
ら出力される電気信号を標準的な映像信号に変換するた
めの処理を行ってモニタ11に内視鏡画像を表示するよ
うになっている。
【0019】流体制御装置9は、送気制御弁35,送水
制御弁36,吸引制御弁37を有し、これら送気制御弁
35,送水制御弁36,吸引制御弁37に内視鏡カバー
3に設けられている後述する送気・送水ノズル及び吸引
用開口に連通する送気用管路26,送水用管路27,吸
引用管路28を接続することによって送気・送水・吸引
がそれぞれ制御されるようになっている。なお、吸引制
御弁37にはカバー式内視鏡先端部の吸引用開口より不
用な体液などの吸引を行なう図示しない吸引器に接続さ
れた吸引チューブ38が接続され、送水制御弁36には
一端部を送水タンク33に接続した送水チューブ39が
接続されると共に、流体制御装置9から延出している2
本の送気チューブ40が送気制御弁35と送水タンク3
3とにそれぞれ接続されている。
【0020】カバー保持具6は、カバー用内視鏡4を内
視鏡カバー3に装着、或は、抜去する際に例えば、内視
鏡カバー3の基端側を保持するものであり、拡張器10
から延出する拡張チューブ34を介して内視鏡カバー内
に空気を送り込んで内視鏡カバー3を拡張してカバー用
内視鏡挿入部14を挿抜するようになっている。
【0021】MRI装置70は、後述する内視鏡カバー
の先端部に設けた高周波コイルを体腔内の被検査部位近
傍に配置して受信したNMR信号を高周波信号伝送ケー
ブル71を介してMRI装置70に伝送し、NMR信号
の緩和時間を計測し、撮像法を変化させることにより生
体組織が正常であるか異常であるかを生体組織を採取す
ることなく画像診断が行えるようになっている。なお、
MRI装置70で生成した画像信号は画像用ケーブル7
2を介してモニタ11に伝送されるようになっている。
【0022】ここで、図2の(a)及び(b)を参照し
て内視鏡カバー3の構成を説明する。図に示すように内
視鏡挿入部14を被覆する内視鏡カバー3の挿入部カバ
ー部22は例えば、弾性を有するゴム部材や樹脂部材な
どで、カバー用内視鏡4を挿通するための内視鏡挿通用
チャンネル25や送気・送水チャンネル29及び吸引チ
ャンネル41などの複数のチャンネルを備えて形成され
たマルチルーメンチューブ31であり、手元側端部をプ
ラスチック材料などで形成した図1に示すような手元側
口体部30に接続固定して形成されている。
【0023】挿入部カバー部22の先端端面には内視鏡
挿入チャンネル25に挿入されるカバー用内視鏡4の観
察光学系54及び照明光学系55に対設するように観察
用レンズカバー52及び照明用レンズカバー53が配設
されると共に、前記吸引チャンネル41に連通して体腔
内に開口する吸引用開口部43や送気・送水チャンネル
29に連通する送気・送水ノズル44が配設されてい
る。
【0024】また、マルチルーメンチューブ31の中実
部には高周波電磁波を放射もしくは被検査部位からのN
MR信号を受信する可撓性を有する高周波コイル60
と、この高周波コイル60に接続された複数のコンデン
サが直列及び並列に配設した整合回路ユニット61と、
この整合回路ユニット61から延出してNMR信号をM
RI装置70に伝送する高周波信号伝送ケーブル71と
を埋設している。
【0025】すなわち、マルチルーメンチューブ31に
は、予め、挿入軸方向の平面内の所定位置に高周波コイ
ル60,整合回路ユニット61及び高周波信号伝送ケー
ブル71を配置して一体的に形成されている。このた
め、高周波コイル60の開口面に対して静磁場の向きが
垂直(コイル開口を静磁場磁束が貫く)なときに、コイ
ル受信感度がほとんど零になる。従って、例えばMRI
装置のマグネット中の患者の体軸と静磁場磁束方向とが
一致し、体軸とほぼ一致する挿入軸方向の平面内に高周
波コイルを配置させることによって、最も有効な位置関
係になっている。
【0026】また、高周波コイル60によって受信され
た微小NMR信号を整合回路ユニット61を介して高周
波信号伝送ケーブル71に伝送することによって、高周
波コイル61と高周波信号伝送ケーブル71とのインピ
ーダンスがマッチングして100%伝送されるようにな
っている。
【0027】なお、高周波信号伝送ケーブル71は、内
視鏡カバー3の操作部カバー部23ないしユニバーサル
コードカバー部24のコネクタ19を覆う部分から外部
に導き出されて、MRI装置70の信号入力部に接続さ
れている。また、本実施例において高周波コイル60
は、単芯ケーブルによってループ形状のループアンテナ
を形成している。高周波コイルとしては、単芯ケーブル
の他に導電性の帯状薄膜やポリイミドなどの樹脂部材を
基材とするフレキシブル基板などであってもよい。さら
に、内視鏡挿通用チャンネル25にはカバー用内視鏡4
の挿入方向を安定させるための案内部25aが形成され
ている。
【0028】一方、図3に示すようにカバー用内視鏡4
の挿入部14は、先端側より順次先端部16、湾曲部1
7、可撓管部18を連接する一方、この挿入部全長にわ
たって連続する平面部15を形成している。このため、
カバー用内視鏡4の断面形状は、略D字形状(半円形
状)に形成され、カバー用内視鏡4の平面部15を内視
鏡カバー3に形成した内視鏡挿通用チャンネル25の案
内部25aに対設させて挿入していくことにより、カバ
ー用内視鏡4が内視鏡カバー3の所定の位置に組み合わ
されるようになっている。
【0029】また、カバー用内視鏡挿入部14の先端部
16と湾曲部17を形成するウレタンゴムやフッ素ゴム
などの柔軟な樹脂からなる樹脂カバー42(図4参照)
の先端側部とは糸巻き接着部48を形成して固定すると
共に、湾曲部17を形成する樹脂カバー42の後端側部
と可撓管部18とを糸巻き接着部48を形成して固定し
ている。
【0030】なお、図4に示すようにカバー用内視鏡4
の湾曲部17は、複数の関節駒46が互いに回動自在に
連設されており、これら関節駒46の外側にブレード4
7及び樹脂カバー42を被覆して形成されている。そし
て、図示しない牽引ワイヤを術者が牽引操作することに
よって、関節駒46が回動して所望の方向に湾曲動作す
るようになっている。また、内視鏡カバー3及びカバー
用内視鏡4によって構成されるカバー式内視鏡2は、強
力な静磁場のもとでの使用が可能なように、磁気の影響
を受け難い非磁性金属やプラスチックなどの非磁性材料
で構成されている。
【0031】上述のように構成したカバー式内視鏡2の
作用を説明する。まず、被検者を2つのマグネットで形
成した体外磁場発生装置の静磁場中に置き、内視鏡カバ
ー3の挿入部カバー部22に形成した内視鏡挿入チャン
ネル25の所定位置にカバー用内視鏡4の挿入部14を
装着したカバー式内視鏡2を観察対象部位に向けて挿入
していく。このとき、カバー用内視鏡手元側の操作部1
2に設けられる操作ノブ(不図示)を操作して湾曲操作
ワイヤを進退させて、湾曲部17を構成する湾曲駒46
を回動させて、挿入部カバー部22に被覆されている湾
曲部17を所望の方向に湾曲動作させながら挿入し、カ
バー式内視鏡先端部に設けた観察光学系によって得られ
る内視鏡画像を観察しながら視覚的に異常な被検査部位
近傍に内視鏡カバーに埋設した高周波コイルが位置する
ようにカバー式内視鏡先端部を位置決めする。
【0032】次に、MRI装置より高周波を高周波コイ
ル60に送り、視覚的に異常な被検査部位周辺に高周波
を照射、或は、通常のMRI検査と同様に、MRI装置
が有する体外コイルにより、被検体に高周波を照射し、
この高周波によって被検査部位周辺の組織中に含有され
る水素原子の磁気スピンを励起する。すると、被検査部
位周辺からNMR信号が発生する。このNMR信号は、
高周波コイル60で受信され、高周波信号伝送ケーブル
71を介してMRI装置70に伝送される。そして、N
MR信号を信号処理してモニタ上にMRI画像を表示し
て、視覚的に異常な被検査部位が悪性であるか否かを診
断する。
【0033】そして、内視鏡検査終了後、カバー用内視
鏡4を内視鏡カバー3から抜去し、使用済みの内視鏡カ
バー3を廃棄する一方、前記カバー用内視鏡4に新しい
内視鏡カバーを装着して、症例間にカバー用内視鏡の洗
滌消毒を行うことなく、次の内視鏡検査に対応可能とな
る。
【0034】このように、カバー用内視鏡を被覆する内
視鏡カバー先端部に高周波コイルを一体的に形成するこ
とにより、高周波コイルを被検査部位近傍に配置するこ
とにより高感度・高SN比でNMR信号を受信して精細
なMRI画像を得て視覚的に異常な被検査部位が悪性で
あるか否かを確実に診断することができる。
【0035】また、高周波コイルを単純、且つ、確実に
一体化した内視鏡カバーにカバー用内視鏡を挿入してカ
バー式内視鏡を構成することによって、カバー用内視鏡
の清潔性を確保することができ、内視鏡検査終了後、症
例間に内視鏡の洗滌消毒を行うこと無く、次の内視鏡検
査に対応することができる。
【0036】さらに、カバー式内視鏡を強力な静磁場の
もとでの使用が可能なように、磁力の影響を受け難い非
磁性材料で構成したことにより、誘導起電力の影響を受
けることなく高感度でNMR信号を受信することがで
き、良好なMRI画像を得ることができる。
【0037】図5は本発明の第2の実施例に係る内視鏡
カバーの先端部の概略構成を示す斜視図である。図に示
すように本実施例においては、高周波コイル64aは内
視鏡カバーの外側面の曲率にあわせてポリイミド樹脂を
基材として形成したフレキシブル基板64に設けたルー
プアンテナであり、このフレキシブル基板64及び整合
回路ユニット61を樹脂部材に埋設させて一体的に形成
したアンテナユニット63と、このアンテナユニット6
3から延出する高周波信号伝送ケーブル71とを備えて
形成されたNMR信号受信ユニット62を内視鏡カバー
3の挿入部カバー部22の先端部に形成した凹部65及
びこの凹部65から内視鏡カバー3の挿入軸方向に沿っ
て形成したケーブル収容溝68に外側方向からはめ込む
ことによって、高周波コイル64を所望の位置に備えた
内視鏡カバー3が形成されるようになっている。
【0038】すなわち、NMR信号受信ユニット62の
高周波コイル64及び整合回路ユニット61を埋設した
アンテナユニット63は、内視鏡カバー3の先端部に形
成したアンテナユニット63の外形寸法より一回り小さ
く形成した凹部65に着脱自在に嵌入固定されるように
なっている。また、NMR信号受信ユニット62のアン
テナユニット63から延出する高周波信号伝送ケーブル
71は、この高周波信号伝送ケーブル71の外形形状と
略同形状に形成された前記ケーブル収容溝68に沿って
高周波信号伝送ケーブル71の外径寸法より幅狭に形成
した案内溝69を介してケーブル収容溝68にはめ込ま
れることによってケーブル収容溝68から脱落すること
無く収納されるようになっている。なお、その他の構成
は前記第1実施例と同様であり、同部材には同符号を付
して説明を省略する。
【0039】上述のように構成した内視鏡カバー3を備
えるカバー式内視鏡2の作用を説明する。まず、内視鏡
カバー3の挿入部カバー部22の先端部に形成した凹部
65及びケーブル収容溝68にNMR信号受信ユニット
62のアンテナユニット63及び高周波信号伝送ケーブ
ル71をはめ込んでNMR信号受信可能な挿入部カバー
部22を形成する。このとき、高周波信号伝送ケーブル
71を収容溝68に収納した後、案内溝69に柔軟性を
有するシリコンやウレタン等の樹脂材料を埋め、高周波
伝送ケーブル71が露出しないように被覆しておく。な
お、前記案内溝69を樹脂材料で埋める代わりに、柔軟
性を有するシリコンやウレタン等の樹脂材料で形成した
キャップを案内溝69に嵌入するようにしてもよい。
【0040】次に、被検者を2つのマグネットで形成し
た体外磁場発生装置の静磁場中に置き、内視鏡カバー3
の挿入部カバー部22に形成した内視鏡挿入チャンネル
25の所定位置にカバー用内視鏡4の挿入部14を装着
したカバー式内視鏡2の先端部を被検査部位に位置決め
固定する。
【0041】次いで、組織中に含まれる水素原子の磁気
スピンを励起するために高周波電磁波を照射し、被検査
部位付近からのNMR信号を内視鏡カバーに設けられた
高周波コイルで受信し、MRI装置でNMR信号を処理
して断層画像を構築し、被検査部位が悪性であるか否か
を判断する。
【0042】そして、内視鏡検査終了後、カバー用内視
鏡4を内視鏡カバー3から抜去し、この内視鏡カバー3
の挿入部カバー部22からアンテナユニット63及び高
周波信号伝送ケーブル71を備えたNMR信号受信ユニ
ット62を取り外し、使用済みの内視鏡カバー3だけを
廃棄する一方、前記カバー用内視鏡4に新しい内視鏡カ
バー3及び消毒済みのNMR信号受信ユニット62を挿
入部カバー部22に装着して、症例間のカバー用内視鏡
の洗滌消毒を行うことなく、次の内視鏡検査に対応可能
となる。なお、このとき、NMR信号受信ユニット62
は、例えば消毒用コンテナ(不図示)などに入れて保管
しておく。その他の作用は前記第1実施例と同様であ
る。
【0043】このように、内視鏡カバーとNMR信号受
信ユニットとを別体で形成し、内視鏡カバーの挿入部カ
バー部にNMR信号受信ユニットを後付けで一体化可能
な構成にしたことにより、製作工数が極めて簡便にな
り、コストアップすることなく高周波コイルを設けた内
視鏡カバーを提供することができる。
【0044】また、内視鏡検査終了後の内視鏡カバーを
廃棄する際、挿入部カバー部のNMR信号受信ユニット
を取り外して滅菌消毒して再利用することによって内視
鏡カバーのコストを低減することができる。このとき、
NMR信号受信ユニットを複数用意しておけば、症例間
に時間をロスすることなく次の内視鏡検査を行うことが
できる。その他の効果は前記第1実施例と同様である。
【0045】なお、上述の実施例において高周波コイル
をループアンテナとして示しているが、高周波コイルは
1回巻きのループアンテナに限定されるものではなく、
複数巻き(n回巻き)のループアンテナでもよく、高周
波コイルを複数巻きのループアンテナで形成することに
より、生体組織からのNMR信号の受信感度をさらに向
上させることができるので、より高画質なMRI画像が
得られることによって的確な診断を行うことができる。
【0046】また、カバー式内視鏡のカバー用内視鏡を
観察機能である光学系が先端面に配設された直視型で示
しているが、カバー用内視鏡は直視型に限定されるもの
ではなく、側視型、前方斜視型、後方斜視型などの光学
系を配設したカバー用内視鏡と、これらカバー用内視鏡
に適合する内視鏡カバーとの組み合わせで構成されるカ
バー式内視鏡であればよい。
【0047】さらに、カバー用内視鏡の断面形状も略D
字形状(半円形状)に限定されることなく、楕円形状な
ど他の形状に変更可能であり、これら断面形状に合った
カバー内視鏡と、これらカバー用内視鏡を挿通可能な内
視鏡挿通用チャンネルを有する内視鏡カバーとの組み合
わせで構成されるカバー式内視鏡であればよい。
【0048】又、カバー式内視鏡の内視鏡カバーに高周
波コイルを設けるように構成しているが、高周波コイル
を配設したカバー用内視鏡を、内視鏡カバーに組み合わ
せてカバー式内視鏡を構成するようにしてもよい。
【0049】更に、カバー用内視鏡を電子内視鏡として
説明してきたが、カバー用内視鏡は電子内視鏡に限定さ
れるものではなく、ファイバースコープやファイバース
コープと外付けTVカメラとの組み合わせによる内視鏡
と、これら内視鏡を被覆する内視鏡カバーとの組み合わ
せで構成されるカバー式内視鏡であってもよい。
【0050】[付記] (1)内視鏡カバー先端部に内視鏡挿入軸方向と平行に
配設された高周波コイルに、この高周波コイルと伝送ケ
ーブルとのインピーダンスをマッチングさせる整合回路
ユニットと、この整合回路ユニットからMRI装置に延
出する高周波信号伝送ケーブルとを備えたカバー式内視
鏡。
【0051】高周波コイルで受信したNMR信号を整合
回路ユニットを介してMRI装置に伝送してMRI画像
が構築される。
【0052】(2)高周波コイルがループアンテナであ
る付記(1)記載のカバー式内視鏡。
【0053】生体組織からのNMR信号を高感度で受信
することによって、精細なMRI画像が構築される。
【0054】(3)高周波コイルが一回ないし複数回巻
きのループアンテナである付記(2)記載のカバー式内
視鏡。
【0055】生体組織からのNMR信号をより高感度で
受信することによって、より高精細なMRI画像が構築
される。
【0056】(4)高周波コイルを内視鏡カバーに埋設
した付記(1),付記(2)及び付記(3)記載のカバ
ー式内視鏡。
【0057】内視鏡カバーにカバー用内視鏡を装着する
ことによってカバー用内視鏡の汚染を防止して、使用後
のカバー用内視鏡の洗浄消毒を必要とせずに通常の内視
鏡機能と高感度でNMR信号を受信して精細なMRI画
像を得るMRI機能とを有するカバー式内視鏡を提供す
ることができる。
【0058】(5)高周波コイルと内視鏡カバーとを別
体に形成し、前記高周波コイルを内視鏡カバーに一体取
り付け可能であると共に、内視鏡カバーに一体取り付け
した高周波コイルが取り外し可能である付記(1)及び
付記(2)記載のカバー式内視鏡。
【0059】高周波コイルと内視鏡カバーとを別体に形
成することによって製作工程が簡便になる。また、別体
に形成した複数の高周波コイルの中から適宜選択した高
周波コイルと内視鏡カバーとを一体化することによって
高周波コイルを設けた内視鏡カバーを構成して、使用後
のカバー用内視鏡の洗浄消毒を必要とせずに通常の内視
鏡機能と高感度でNMR信号を受信して精細なMRI画
像を構築するMRI機能とを有するカバー式内視鏡を提
供することができる。さらに、検査終了後、受信ユニッ
トだけを取り外ずして消毒を行うことによって再使用が
可能となる。
【0060】(6)高周波コイルがフレキシブル基板上
に形成したループアンテナであり、このループアンテナ
及び整合回路ユニットを埋設して形成したアンテナユニ
ットと、このアンテナユニットから延出する高周波信号
伝送ケーブルとで内視鏡カバーに一体化可能なNMR信
号受信ユニットを形成した付記(5)記載のカバー式内
視鏡。
【0061】高周波コイルをNMR信号受信ユニットと
して形成することによって、ループアンテナの構成を簡
便にすると共に、高周波コイルの内視鏡カバーへの一体
化を容易にすることができる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、N
MR信号受信機能を有する内視鏡カバーにカバー用内視
鏡を挿入してカバー式内視鏡を構成することによって、
通常の内視鏡機能とMRI機能とを備える一方、内視鏡
本体の体液や汚物による汚染を防止して、使用後の内視
鏡本体の洗浄消毒を必要としないカバー式内視鏡を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図4は本発明の第1実施例に係り、
図1はカバー式内視鏡を用いた内視鏡装置の概略構成を
示す説明図
【図2】内視鏡カバーの概略構成を示す説明図に係り、 (a)内視鏡カバーの一部横断面図 (b)図2(a)のA―A断面図
【図3】カバー用内視鏡の概略構成を示す斜視図
【図4】カバー用内視鏡の湾曲部の主要構成を説明する
断面図
【図5】本発明の第2の実施例に係る内視鏡カバーの先
端部の概略構成を示す斜視図
【符号の説明】
2…カバー式内視鏡 3…内視鏡カバー 4…カバー用内視鏡 60…高周波コイル 62…高周波信号伝送ケーブル 70…MRI装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】挿入部先端部に観察機能を有するカバー用
    内視鏡とこのカバー用内視鏡を挿通する内視鏡挿通用チ
    ャンネルを有する内視鏡カバーとを組み合わせ被検者の
    体腔内に挿入するカバー式内視鏡において、 前記内視鏡カバーに被検者の体腔内に高周波電磁波を放
    射もしくは核磁気共鳴信号を検出する高周波コイルを設
    けたことを特徴とするカバー式内視鏡。
JP6011883A 1994-02-03 1994-02-03 カバー式内視鏡 Withdrawn JPH07213480A (ja)

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JP6011883A JPH07213480A (ja) 1994-02-03 1994-02-03 カバー式内視鏡

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001251611A (ja) * 2000-03-03 2001-09-14 Asahi Optical Co Ltd 内視鏡用無線式ビデオカメラ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001251611A (ja) * 2000-03-03 2001-09-14 Asahi Optical Co Ltd 内視鏡用無線式ビデオカメラ

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