JPH07214145A - 肉厚細径管とその製造方法 - Google Patents
肉厚細径管とその製造方法Info
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- JPH07214145A JPH07214145A JP1196294A JP1196294A JPH07214145A JP H07214145 A JPH07214145 A JP H07214145A JP 1196294 A JP1196294 A JP 1196294A JP 1196294 A JP1196294 A JP 1196294A JP H07214145 A JPH07214145 A JP H07214145A
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- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02G—HOT GAS OR COMBUSTION-PRODUCT POSITIVE-DISPLACEMENT ENGINE PLANTS; USE OF WASTE HEAT OF COMBUSTION ENGINES; NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F02G1/00—Hot gas positive-displacement engine plants
- F02G1/04—Hot gas positive-displacement engine plants of closed-cycle type
- F02G1/043—Hot gas positive-displacement engine plants of closed-cycle type the engine being operated by expansion and contraction of a mass of working gas which is heated and cooled in one of a plurality of constantly communicating expansible chambers, e.g. Stirling cycle type engines
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 溶接部の信頼性が高く、溶接ビード部からの
腐食の進行のおそれのない肉厚細径管を提供する。さら
に、外径が10mm以下の信頼性が高い金属管の細径化
を実現することができる肉厚細径管の製造方法を提供す
る。 【構成】 本発明の肉厚細径管1は、溶接素管に冷間加
工及び熱処理を繰り返し施してなる肉厚かつ細径の管で
あって、その肉厚t1を外径d1の20%以上かつ30%
以下としたことを特徴とする。また、その製造方法は、
溶接素管に冷間加工及び熱処理を繰り返し施し、肉厚が
外径の20%以上かつ30%以下の細径管とすることを
特徴とする。
腐食の進行のおそれのない肉厚細径管を提供する。さら
に、外径が10mm以下の信頼性が高い金属管の細径化
を実現することができる肉厚細径管の製造方法を提供す
る。 【構成】 本発明の肉厚細径管1は、溶接素管に冷間加
工及び熱処理を繰り返し施してなる肉厚かつ細径の管で
あって、その肉厚t1を外径d1の20%以上かつ30%
以下としたことを特徴とする。また、その製造方法は、
溶接素管に冷間加工及び熱処理を繰り返し施し、肉厚が
外径の20%以上かつ30%以下の細径管とすることを
特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、肉厚細径管とその製造
方法に係り、特に、溶接部の信頼性が高く、溶接ビード
部からの腐食の進行のおそれのない肉厚細径管とその製
造方法に関するものである。
方法に係り、特に、溶接部の信頼性が高く、溶接ビード
部からの腐食の進行のおそれのない肉厚細径管とその製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、地球環境の保護の観点から、クリ
ーンなエネルギーを用いたスターリングエンジンが注目
されている。このスターリングエンジンは、ヘリウム等
の不活性ガスを循環させて膨張・収縮を繰り返し行なわ
せることによりピストンを往復運動させ、これにより仕
事を行うもので、病院、オフィス、家庭等における自家
発電用その他の用途向けに研究開発が活発に行なわれて
いる。このスターリングエンジンでは、再生器の熱交換
作用により所定以上の温度(500〜600℃)に加熱
されたヘリウム等の不活性ガスを加熱器によりさらに高
温(800〜900℃)に加熱する必要がある。加熱器
は、耐圧性を有する肉厚細径管からなる加熱用管と、該
加熱用管を加熱するLNGバーナー等の熱源を備えたも
ので、該加熱用管は耐熱性の点でステンレススチールを
用いることができないので、耐熱性、耐圧性及び耐食性
に優れたニッケル基合金が用いられる。
ーンなエネルギーを用いたスターリングエンジンが注目
されている。このスターリングエンジンは、ヘリウム等
の不活性ガスを循環させて膨張・収縮を繰り返し行なわ
せることによりピストンを往復運動させ、これにより仕
事を行うもので、病院、オフィス、家庭等における自家
発電用その他の用途向けに研究開発が活発に行なわれて
いる。このスターリングエンジンでは、再生器の熱交換
作用により所定以上の温度(500〜600℃)に加熱
されたヘリウム等の不活性ガスを加熱器によりさらに高
温(800〜900℃)に加熱する必要がある。加熱器
は、耐圧性を有する肉厚細径管からなる加熱用管と、該
加熱用管を加熱するLNGバーナー等の熱源を備えたも
ので、該加熱用管は耐熱性の点でステンレススチールを
用いることができないので、耐熱性、耐圧性及び耐食性
に優れたニッケル基合金が用いられる。
【0003】このニッケル基合金は、Crを20〜23
重量%、Moを8.0〜10重量%、Feを17.0〜
20.0重量%、Wを1.0重量%以下、Cを0.05
〜0.15重量%、Siを1.0重量%以下、Coを
5.0重量%以下、Mnを1.0重量%以下含有し、残
部がNi及び不可避不純物からなるNi基合金である。
重量%、Moを8.0〜10重量%、Feを17.0〜
20.0重量%、Wを1.0重量%以下、Cを0.05
〜0.15重量%、Siを1.0重量%以下、Coを
5.0重量%以下、Mnを1.0重量%以下含有し、残
部がNi及び不可避不純物からなるNi基合金である。
【0004】この加熱用管は、通常、厚みのあるニッケ
ル基合金板を板巻加工し、軸線方向の端部同士を溶接し
て溶接素管とし、この溶接素管に冷間加工及び熱処理を
繰り返し施すことにより作製される。このスターリング
エンジンでは、この加熱用管をバーナー等で加熱して所
定の温度とし、この加熱用管に不活性ガスを導入するこ
とにより該不活性ガスを所定の温度に加熱している。
ル基合金板を板巻加工し、軸線方向の端部同士を溶接し
て溶接素管とし、この溶接素管に冷間加工及び熱処理を
繰り返し施すことにより作製される。このスターリング
エンジンでは、この加熱用管をバーナー等で加熱して所
定の温度とし、この加熱用管に不活性ガスを導入するこ
とにより該不活性ガスを所定の温度に加熱している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の加熱
用管では、外径10mm以下の肉厚細径管を得ようとし
た場合、厚みのある板を板巻加工することが極めて難し
く、細径化が困難であるという問題点があった。例え
ば、外径が10mm、肉厚が2〜3mm程度の加熱用管
は、幅が45〜60mm、厚みが2〜4mm程度のニッ
ケル基合金板を板巻加工し、軸線方向の端部同士を溶接
して溶接素管とし、この溶接素管に冷間加工及び熱処理
を4〜8回程度繰り返し施すことにより作製されている
が、前記端部の厚みが厚くなればなるほど、該両端部間
に均一な溶接ビード部を形成することが難しくなり、該
加熱用管の内面の溶接ビード部に窪み等が発生し該内面
が円滑にならないという不具合が生じる。
用管では、外径10mm以下の肉厚細径管を得ようとし
た場合、厚みのある板を板巻加工することが極めて難し
く、細径化が困難であるという問題点があった。例え
ば、外径が10mm、肉厚が2〜3mm程度の加熱用管
は、幅が45〜60mm、厚みが2〜4mm程度のニッ
ケル基合金板を板巻加工し、軸線方向の端部同士を溶接
して溶接素管とし、この溶接素管に冷間加工及び熱処理
を4〜8回程度繰り返し施すことにより作製されている
が、前記端部の厚みが厚くなればなるほど、該両端部間
に均一な溶接ビード部を形成することが難しくなり、該
加熱用管の内面の溶接ビード部に窪み等が発生し該内面
が円滑にならないという不具合が生じる。
【0006】したがって、端部の厚みが増せば増す程溶
接部の信頼性にバラツキが生じることとなり、長期間に
亘って使用した場合に、この比較的弱い溶接ビード部か
ら腐食が進行し破壊や切断等の不具合が発生するおそれ
がある。また、厚みのある前記合金板を小径に板巻加工
する場合、軸線方向の両端部がうまく曲がらずに平坦に
なってしまい易く、両端部の切口同士を正確に合わせる
ことが難しくなり、均一な溶接ビード部を形成すること
が難しい。
接部の信頼性にバラツキが生じることとなり、長期間に
亘って使用した場合に、この比較的弱い溶接ビード部か
ら腐食が進行し破壊や切断等の不具合が発生するおそれ
がある。また、厚みのある前記合金板を小径に板巻加工
する場合、軸線方向の両端部がうまく曲がらずに平坦に
なってしまい易く、両端部の切口同士を正確に合わせる
ことが難しくなり、均一な溶接ビード部を形成すること
が難しい。
【0007】そこで、外径が140mm、内径が60m
m程度の円筒状のニッケル基合金ビレットを押出成形し
て外径が75mm、内径が50mm程度の素管とし、こ
の素管に冷間加工を施して溶接ビード部のないシームレ
ス管とすることも考えられるが、この場合、冷間加工を
10回以上施さなければならないために、加工に長時間
を要し製造コストが極めて高額になり、実用的ではな
い。
m程度の円筒状のニッケル基合金ビレットを押出成形し
て外径が75mm、内径が50mm程度の素管とし、こ
の素管に冷間加工を施して溶接ビード部のないシームレ
ス管とすることも考えられるが、この場合、冷間加工を
10回以上施さなければならないために、加工に長時間
を要し製造コストが極めて高額になり、実用的ではな
い。
【0008】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であって、溶接部の信頼性が高く、溶接ビード部からの
腐食の進行のおそれのない肉厚細径管を提供することに
あり、さらに、外径が10mm以下の信頼性が高い金属
管の細径化を実現することができる肉厚細径管の製造方
法を提供することにある。
であって、溶接部の信頼性が高く、溶接ビード部からの
腐食の進行のおそれのない肉厚細径管を提供することに
あり、さらに、外径が10mm以下の信頼性が高い金属
管の細径化を実現することができる肉厚細径管の製造方
法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次の様な肉厚細径管とその製造方法を採用
した。すなわち、請求項1記載の肉厚細径管は、溶接素
管に冷間加工及び熱処理を繰り返し施してなる肉厚かつ
細径の管であって、その肉厚を外径の20%以上かつ3
0%以下としたことを特徴としている。
に、本発明は次の様な肉厚細径管とその製造方法を採用
した。すなわち、請求項1記載の肉厚細径管は、溶接素
管に冷間加工及び熱処理を繰り返し施してなる肉厚かつ
細径の管であって、その肉厚を外径の20%以上かつ3
0%以下としたことを特徴としている。
【0010】また、請求項2記載の肉厚細径管は、請求
項1記載の肉厚細径管において、前記肉厚細径管の外径
を10mm以下としたことを特徴としている。
項1記載の肉厚細径管において、前記肉厚細径管の外径
を10mm以下としたことを特徴としている。
【0011】また、請求項3記載の肉厚細径管の製造方
法は、溶接素管に冷間加工及び熱処理を繰り返し施し、
肉厚が外径の20%以上かつ30%以下の細径管とする
ことを特徴としている。
法は、溶接素管に冷間加工及び熱処理を繰り返し施し、
肉厚が外径の20%以上かつ30%以下の細径管とする
ことを特徴としている。
【0012】また、請求項4記載の肉厚細径管の製造方
法は、請求項3記載の肉厚細径管の製造方法において、
前記溶接素管の外径を前記細径管の1.8倍以上かつ
2.2倍以下、該溶接素管の肉厚を該溶接素管の外径の
10%以上かつ20%以下とすることを特徴としてい
る。
法は、請求項3記載の肉厚細径管の製造方法において、
前記溶接素管の外径を前記細径管の1.8倍以上かつ
2.2倍以下、該溶接素管の肉厚を該溶接素管の外径の
10%以上かつ20%以下とすることを特徴としてい
る。
【0013】
【作用】本発明の請求項1記載の肉厚細径管では、溶接
素管に冷間加工及び熱処理を繰り返し施してなる肉厚細
径管の肉厚を外径の20%以上かつ30%以下としたこ
とにより、溶接ビード部の均一性が向上し、該溶接ビー
ド部の内面側に窪み等が発生したり該内面が円滑になら
ない等の不具合も解消され、したがって、該肉厚細径管
の信頼性が著しく向上する。ここで、肉厚細径管の肉厚
を外径の20%以上かつ30%以下としたのは、外径が
20%未満では、冷間加工及び熱処理を繰り返し施した
場合に溶接部の健全性が確保できなくなり、また外径が
30%を越えると板巻加工ができなるからである。
素管に冷間加工及び熱処理を繰り返し施してなる肉厚細
径管の肉厚を外径の20%以上かつ30%以下としたこ
とにより、溶接ビード部の均一性が向上し、該溶接ビー
ド部の内面側に窪み等が発生したり該内面が円滑になら
ない等の不具合も解消され、したがって、該肉厚細径管
の信頼性が著しく向上する。ここで、肉厚細径管の肉厚
を外径の20%以上かつ30%以下としたのは、外径が
20%未満では、冷間加工及び熱処理を繰り返し施した
場合に溶接部の健全性が確保できなくなり、また外径が
30%を越えると板巻加工ができなるからである。
【0014】また、請求項2記載の肉厚細径管では、前
記肉厚細径管の外径を10mm以下としたことにより、
10mm以下の外径の肉厚細径管の信頼性が著しく向上
する。
記肉厚細径管の外径を10mm以下としたことにより、
10mm以下の外径の肉厚細径管の信頼性が著しく向上
する。
【0015】また、請求項3記載の肉厚細径管の製造方
法では、溶接素管に冷間加工及び熱処理を繰り返し施
し、肉厚が外径の20%以上かつ30%以下の細径管と
することにより、溶接ビード部の結晶構造が均一になる
とともに該結晶構造が素管本体の結晶構造に近づき、該
溶接ビード部に窪み等が発生したり該内面が円滑になら
ない等の不具合が発生しなくなる。したがって、信頼性
に優れた肉厚細径管を製造することが可能になる。
法では、溶接素管に冷間加工及び熱処理を繰り返し施
し、肉厚が外径の20%以上かつ30%以下の細径管と
することにより、溶接ビード部の結晶構造が均一になる
とともに該結晶構造が素管本体の結晶構造に近づき、該
溶接ビード部に窪み等が発生したり該内面が円滑になら
ない等の不具合が発生しなくなる。したがって、信頼性
に優れた肉厚細径管を製造することが可能になる。
【0016】また、請求項4記載の肉厚細径管の製造方
法では、前記溶接素管の外径を前記細径管の1.8倍以
上かつ2.2倍以下、該溶接素管の肉厚を該溶接素管の
外径の10%以上かつ20%以下とすることにより、外
径10mm以下の信頼性に優れた肉厚細径管を製造する
ことが可能になる。ここで、溶接素管の外径を前記細径
管の1.8倍以上かつ2.2倍以下、肉厚を該溶接素管
の外径の10%以上かつ20%以下としたのは、溶接素
管の外径が1.8倍未満または肉厚が10%未満のいず
れかでは溶接のビードが潰れ難く内面及び外面が平坦に
ならず、また、溶接素管の外径が2.2倍を越えるかま
たは肉厚が20%を越えると所定の外径の細径管とする
のに冷間加工及び熱処理の工程数が大幅に増加し実用的
でないからである。
法では、前記溶接素管の外径を前記細径管の1.8倍以
上かつ2.2倍以下、該溶接素管の肉厚を該溶接素管の
外径の10%以上かつ20%以下とすることにより、外
径10mm以下の信頼性に優れた肉厚細径管を製造する
ことが可能になる。ここで、溶接素管の外径を前記細径
管の1.8倍以上かつ2.2倍以下、肉厚を該溶接素管
の外径の10%以上かつ20%以下としたのは、溶接素
管の外径が1.8倍未満または肉厚が10%未満のいず
れかでは溶接のビードが潰れ難く内面及び外面が平坦に
ならず、また、溶接素管の外径が2.2倍を越えるかま
たは肉厚が20%を越えると所定の外径の細径管とする
のに冷間加工及び熱処理の工程数が大幅に増加し実用的
でないからである。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例の肉厚細径管につい
て説明する。図1は、この肉厚細径管を示す斜視図であ
る。この肉厚細径管1は、溶接素管に冷間加工及び熱処
理を繰り返し施したもので、外径d1が5〜10mm、
肉厚t1が1〜3mm、長さLが300〜6000mm
の範囲の長尺の管であり、その組成は、Crを20〜2
3重量%、Moを8.0〜10重量%、Feを17.0
〜20.0重量%、Wを1.0重量%以下、Cを0.0
5〜0.15重量%、Siを1.0重量%以下、Coを
5.0重量%以下、Mnを1.0重量%以下含有し、残
部がNi及び不可避不純物からなるNi基合金である。
て説明する。図1は、この肉厚細径管を示す斜視図であ
る。この肉厚細径管1は、溶接素管に冷間加工及び熱処
理を繰り返し施したもので、外径d1が5〜10mm、
肉厚t1が1〜3mm、長さLが300〜6000mm
の範囲の長尺の管であり、その組成は、Crを20〜2
3重量%、Moを8.0〜10重量%、Feを17.0
〜20.0重量%、Wを1.0重量%以下、Cを0.0
5〜0.15重量%、Siを1.0重量%以下、Coを
5.0重量%以下、Mnを1.0重量%以下含有し、残
部がNi及び不可避不純物からなるNi基合金である。
【0018】この肉厚細径管1では、肉厚t1を外径d1
の20%以上かつ30%以下としたことにより、溶接ビ
ードの均一性が向上し、かつその外面及び内面共に円滑
となるので、該溶接ビード部の内面側に窪み等が発生し
たり該溶接部が円滑にならない等の不具合も解消され、
したがって、該肉厚細径管1の信頼性が著しく向上す
る。
の20%以上かつ30%以下としたことにより、溶接ビ
ードの均一性が向上し、かつその外面及び内面共に円滑
となるので、該溶接ビード部の内面側に窪み等が発生し
たり該溶接部が円滑にならない等の不具合も解消され、
したがって、該肉厚細径管1の信頼性が著しく向上す
る。
【0019】次に、肉厚細径管の製造方法について説明
する。まず、表1に示すように、外径d2が最終製品と
なる肉厚細径管の外径d1の1.8倍以上かつ2.2倍
以下、また、その肉厚t2が該溶接素管の外径d1の10
%以上かつ20%以下となるような外径d2及び肉厚t2
を有する溶接素管を、熱間加工により作製した。該溶接
素管の組成は、Crを20〜23重量%、Moを8.0
〜10重量%、Feを17.0〜20.0重量%、Wを
1.0重量%以下、Cを0.05〜0.15重量%、S
iを1.0重量%以下、Coを5.0重量%以下、Mn
を1.0重量%以下含有し、残部がNi及び不可避不純
物からなるNi基合金とした。
する。まず、表1に示すように、外径d2が最終製品と
なる肉厚細径管の外径d1の1.8倍以上かつ2.2倍
以下、また、その肉厚t2が該溶接素管の外径d1の10
%以上かつ20%以下となるような外径d2及び肉厚t2
を有する溶接素管を、熱間加工により作製した。該溶接
素管の組成は、Crを20〜23重量%、Moを8.0
〜10重量%、Feを17.0〜20.0重量%、Wを
1.0重量%以下、Cを0.05〜0.15重量%、S
iを1.0重量%以下、Coを5.0重量%以下、Mn
を1.0重量%以下含有し、残部がNi及び不可避不純
物からなるNi基合金とした。
【0020】
【表1】
【0021】次に、該溶接素管に冷間加工及び熱処理を
繰り返し施した。ここで行なった冷間加工及び熱処理の
各条件は下記の通りである。 [冷間加工] 1回の操作による断面減少率 20〜50% [熱処理] 熱処理温度 1120〜1180℃ 保持時間 5〜30分 冷間加工及び熱処理を繰り返し施し、表1に示すような
肉厚細径管を得た。
繰り返し施した。ここで行なった冷間加工及び熱処理の
各条件は下記の通りである。 [冷間加工] 1回の操作による断面減少率 20〜50% [熱処理] 熱処理温度 1120〜1180℃ 保持時間 5〜30分 冷間加工及び熱処理を繰り返し施し、表1に示すような
肉厚細径管を得た。
【0022】この実施例の肉厚細径管の製造方法では、
その外径d2を最終製品とされる肉厚細径管の外径d1の
1.8倍以上かつ2.2倍以下、またその肉厚t2を外
径d2の10%以上かつ20%以下とした溶接素管に、
冷間加工及び熱処理を繰り返し施し、肉厚t1が外径d1
の20%以上かつ30%以下の細径管とすることによ
り、溶接ビード部の結晶構造を均一にし該結晶構造が素
管本体の結晶構造に近似することとなる。これより、該
溶接ビード部に窪み等が発生したり該内面が円滑になら
ない等の不具合がなくなり、したがって、信頼性に優れ
た外径10mm以下の肉厚細径管を製造することが可能
になる。
その外径d2を最終製品とされる肉厚細径管の外径d1の
1.8倍以上かつ2.2倍以下、またその肉厚t2を外
径d2の10%以上かつ20%以下とした溶接素管に、
冷間加工及び熱処理を繰り返し施し、肉厚t1が外径d1
の20%以上かつ30%以下の細径管とすることによ
り、溶接ビード部の結晶構造を均一にし該結晶構造が素
管本体の結晶構造に近似することとなる。これより、該
溶接ビード部に窪み等が発生したり該内面が円滑になら
ない等の不具合がなくなり、したがって、信頼性に優れ
た外径10mm以下の肉厚細径管を製造することが可能
になる。
【0023】以上説明した様に、本実施例の肉厚細径管
によれば、溶接素管に冷間加工及び熱処理を繰り返し施
してなる肉厚かつ細径の管で、その外径d2を10mm
以下、その肉厚t2を前記外径d2の20%以上かつ30
%以下としたので、溶接ビード部の均一性を向上させる
ことができ、従来見られた様な不具合も解消することが
でき、10mm以下の外径の肉厚細径管の信頼性を著し
く向上させることができる。
によれば、溶接素管に冷間加工及び熱処理を繰り返し施
してなる肉厚かつ細径の管で、その外径d2を10mm
以下、その肉厚t2を前記外径d2の20%以上かつ30
%以下としたので、溶接ビード部の均一性を向上させる
ことができ、従来見られた様な不具合も解消することが
でき、10mm以下の外径の肉厚細径管の信頼性を著し
く向上させることができる。
【0024】また、本実施例の肉厚細径管の製造方法に
よれば、その外径d2を製品とされる肉厚細径管の外径
d1の1.8倍以上かつ2.2倍以下、またその肉厚t2
を外径d2の10%以上かつ20%以下とした溶接素管
に、冷間加工及び熱処理を繰り返し施し、肉厚t1が外
径d1の20%以上かつ30%以下の細径管としたの
で、溶接ビード部の結晶構造を均一にさせることがで
き、従来見られた様な不具合を防止することができ、信
頼性に優れた10mm以下の肉厚細径管を製造すること
ができる。
よれば、その外径d2を製品とされる肉厚細径管の外径
d1の1.8倍以上かつ2.2倍以下、またその肉厚t2
を外径d2の10%以上かつ20%以下とした溶接素管
に、冷間加工及び熱処理を繰り返し施し、肉厚t1が外
径d1の20%以上かつ30%以下の細径管としたの
で、溶接ビード部の結晶構造を均一にさせることがで
き、従来見られた様な不具合を防止することができ、信
頼性に優れた10mm以下の肉厚細径管を製造すること
ができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明の請求項1記
載の肉厚細径管によれば、溶接素管に冷間加工及び熱処
理を繰り返し施してなる肉厚かつ細径の管であって、そ
の肉厚を外径の20%以上かつ30%以下としたので、
溶接ビード部の均一性を向上させることができ、該溶接
ビード部の内面側に窪み等が発生したり該内面が円滑に
ならない等の不具合も解消することができ、該肉厚細径
管の信頼性を著しく向上させることができる。
載の肉厚細径管によれば、溶接素管に冷間加工及び熱処
理を繰り返し施してなる肉厚かつ細径の管であって、そ
の肉厚を外径の20%以上かつ30%以下としたので、
溶接ビード部の均一性を向上させることができ、該溶接
ビード部の内面側に窪み等が発生したり該内面が円滑に
ならない等の不具合も解消することができ、該肉厚細径
管の信頼性を著しく向上させることができる。
【0026】また、請求項2記載の肉厚細径管によれ
ば、前記肉厚細径管の外径を10mm以下としたので、
10mm以下の外径の肉厚細径管の信頼性を著しく向上
させることができる。
ば、前記肉厚細径管の外径を10mm以下としたので、
10mm以下の外径の肉厚細径管の信頼性を著しく向上
させることができる。
【0027】また、請求項3記載の肉厚細径管の製造方
法によれば、溶接素管に冷間加工及び熱処理を繰り返し
施し、肉厚が外径の20%以上かつ30%以下の細径管
とするので、溶接ビード部の結晶構造を均一化すること
ができ、該溶接ビード部に窪み等が発生したり該内面が
円滑にならない等の不具合を防止することができ、信頼
性に優れた肉厚細径管を製造することができる。
法によれば、溶接素管に冷間加工及び熱処理を繰り返し
施し、肉厚が外径の20%以上かつ30%以下の細径管
とするので、溶接ビード部の結晶構造を均一化すること
ができ、該溶接ビード部に窪み等が発生したり該内面が
円滑にならない等の不具合を防止することができ、信頼
性に優れた肉厚細径管を製造することができる。
【0028】また、請求項4記載の肉厚細径管の製造方
法によれば、前記溶接素管の外径を前記細径管の1.8
倍以上かつ2.2倍以下、該溶接素管の肉厚を該溶接素
管の外径の10%以上かつ20%以下とするので、信頼
性に優れた外径10mm以下の肉厚細径管を製造するこ
とができる。
法によれば、前記溶接素管の外径を前記細径管の1.8
倍以上かつ2.2倍以下、該溶接素管の肉厚を該溶接素
管の外径の10%以上かつ20%以下とするので、信頼
性に優れた外径10mm以下の肉厚細径管を製造するこ
とができる。
【図1】本発明の一実施例の肉厚細径管を示す斜視図で
ある。
ある。
1 肉厚細径管 d1 外径 t1 肉厚
Claims (4)
- 【請求項1】 溶接素管に冷間加工及び熱処理を繰り返
し施してなる肉厚かつ細径の管であって、 その肉厚を外径の20%以上かつ30%以下としたこと
を特徴とする肉厚細径管。 - 【請求項2】 請求項1記載の肉厚細径管において、 前記肉厚細径管の外径を10mm以下としたことを特徴
とする肉厚細径管。 - 【請求項3】 溶接素管に冷間加工及び熱処理を繰り返
し施し、肉厚が外径の20%以上かつ30%以下の細径
管とすることを特徴とする肉厚細径管の製造方法。 - 【請求項4】 請求項3記載の肉厚細径管の製造方法に
おいて、 前記溶接素管の外径を前記細径管の1.8倍以上かつ
2.2倍以下、該溶接素管の肉厚を該溶接素管の外径の
10%以上かつ20%以下とすることを特徴とする肉厚
細径管の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1196294A JPH07214145A (ja) | 1994-02-03 | 1994-02-03 | 肉厚細径管とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1196294A JPH07214145A (ja) | 1994-02-03 | 1994-02-03 | 肉厚細径管とその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07214145A true JPH07214145A (ja) | 1995-08-15 |
Family
ID=11792249
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1196294A Pending JPH07214145A (ja) | 1994-02-03 | 1994-02-03 | 肉厚細径管とその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07214145A (ja) |
-
1994
- 1994-02-03 JP JP1196294A patent/JPH07214145A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000912 |