JPH07214151A - テーパ角管の製造装置および製造方法 - Google Patents
テーパ角管の製造装置および製造方法Info
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- JPH07214151A JPH07214151A JP6027474A JP2747494A JPH07214151A JP H07214151 A JPH07214151 A JP H07214151A JP 6027474 A JP6027474 A JP 6027474A JP 2747494 A JP2747494 A JP 2747494A JP H07214151 A JPH07214151 A JP H07214151A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ノックアウトを容易かつ能率的に行う。
【構成】 素材角管1aを截頭四角錐状の雄型8とこれ
に対応する雌型とで絞り成形してテーパ角管1を製造す
る。雄型8の上部に対向する一対のストッパ9を水平方
向にスライド可能に設ける。ストッパ9はばね13によ
り雄型8の外方に付勢され,通常状態では雄型8の外周
面から突出している。絞り成形時に雌型が下降すると,
雌型の傾斜した内面が各ストッパ9の先端に接触し,水
平方向の分力により各ストッパ9が雄型8の中心方向に
移動する。絞り成形が行われると,通常テーパ角管1が
雌型の内面に圧着してしまうので,雌型の上昇時にテー
パ角管1は雌型とともに上昇するが,ストッパ9に当た
って上昇を止められ,雌型の内面から剥離(ノックアウ
ト)する。このように,ノックアウトのための特別な工
程を必要とせずに,プレス動作の中でノックアウトが自
動的に行われる。
に対応する雌型とで絞り成形してテーパ角管1を製造す
る。雄型8の上部に対向する一対のストッパ9を水平方
向にスライド可能に設ける。ストッパ9はばね13によ
り雄型8の外方に付勢され,通常状態では雄型8の外周
面から突出している。絞り成形時に雌型が下降すると,
雌型の傾斜した内面が各ストッパ9の先端に接触し,水
平方向の分力により各ストッパ9が雄型8の中心方向に
移動する。絞り成形が行われると,通常テーパ角管1が
雌型の内面に圧着してしまうので,雌型の上昇時にテー
パ角管1は雌型とともに上昇するが,ストッパ9に当た
って上昇を止められ,雌型の内面から剥離(ノックアウ
ト)する。このように,ノックアウトのための特別な工
程を必要とせずに,プレス動作の中でノックアウトが自
動的に行われる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は,径の異なる角形鋼管
柱の接続部等に用いて好適な截頭四角錐状のテーパ角管
を製造するテーパ角管の製造装置,およびこのテーパ角
管製造装置を用いて行うテーパ角管の製造方法に関す
る。
柱の接続部等に用いて好適な截頭四角錐状のテーパ角管
を製造するテーパ角管の製造装置,およびこのテーパ角
管製造装置を用いて行うテーパ角管の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】鉄骨構造の建築物で上階にいくにしたが
って細い径の角形鋼管柱を用いる場合,径の異なる角管
どうしの接続部用として,一般に,図24に示すように
截頭四角錐状をなすテーパ角管1が用いられる。この種
のテーパ角管1を製造する従来の方法として,鋳造によ
るもの,4枚の台形板材を溶接接続して形成するもの,
所定の展開図形状に裁断した1枚ないし2枚の板材を折
り曲げてテーパ角管形状にした後突き合わせ部を溶接接
続するものなどがある。また,截頭四角錐状の雄型とこ
れに対応する雌型とからなる金型で絞り形成する方法が
ある(特願平4−223643号の方法はこの方法を採
用している)。
って細い径の角形鋼管柱を用いる場合,径の異なる角管
どうしの接続部用として,一般に,図24に示すように
截頭四角錐状をなすテーパ角管1が用いられる。この種
のテーパ角管1を製造する従来の方法として,鋳造によ
るもの,4枚の台形板材を溶接接続して形成するもの,
所定の展開図形状に裁断した1枚ないし2枚の板材を折
り曲げてテーパ角管形状にした後突き合わせ部を溶接接
続するものなどがある。また,截頭四角錐状の雄型とこ
れに対応する雌型とからなる金型で絞り形成する方法が
ある(特願平4−223643号の方法はこの方法を採
用している)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の金型による絞り
成形以外の方法は,工程が煩雑であり,製造が容易でな
い。前記金型による絞り成形の方法は,工程は単純であ
るが,絞り成形する際,きわめて大きな加圧力で絞り成
形するから,截頭四角錐状に絞り成形されたテーパ角管
が雌型の内面に強く圧着し,この雌型からテーパ角管を
ノックアウトすることが容易でないという問題がある。
このため,プレス機のラムの中心部にノックアウト用油
圧シンダを設け,この油圧シリンダによりノックアウト
用ブロックを雌型内に押し込んでテーパ角管をノックア
ウトする方法が考えられるが,この方法では,油圧シリ
ンダを設けるので,既設のプレス機を用いて行うことが
困難である。また,絞り成形のプレス動作以外に,油圧
シリンダによるノックアウト工程が別途必要なので,全
工程の時間が長くなり,製造能率が低下する。
成形以外の方法は,工程が煩雑であり,製造が容易でな
い。前記金型による絞り成形の方法は,工程は単純であ
るが,絞り成形する際,きわめて大きな加圧力で絞り成
形するから,截頭四角錐状に絞り成形されたテーパ角管
が雌型の内面に強く圧着し,この雌型からテーパ角管を
ノックアウトすることが容易でないという問題がある。
このため,プレス機のラムの中心部にノックアウト用油
圧シンダを設け,この油圧シリンダによりノックアウト
用ブロックを雌型内に押し込んでテーパ角管をノックア
ウトする方法が考えられるが,この方法では,油圧シリ
ンダを設けるので,既設のプレス機を用いて行うことが
困難である。また,絞り成形のプレス動作以外に,油圧
シリンダによるノックアウト工程が別途必要なので,全
工程の時間が長くなり,製造能率が低下する。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で,テーパ角管の絞り成形に際して,ノックアウトを容
易にかつ能率的に行うことができるテーパ角管の製造装
置を提供することを目的とし,また,このテーパ角管製
造装置を用いて小さな加圧力でテーパ角管の絞り成形を
行うことができるテーパ角管の製造方法を提供すること
を目的とする。
で,テーパ角管の絞り成形に際して,ノックアウトを容
易にかつ能率的に行うことができるテーパ角管の製造装
置を提供することを目的とし,また,このテーパ角管製
造装置を用いて小さな加圧力でテーパ角管の絞り成形を
行うことができるテーパ角管の製造方法を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明のテーパ角管の製造装置は,素材角管を截頭四角錐状
の雄型とこれに対応する雌型とで絞り成形してテーパ角
管を製造するテーパ角管の製造装置であって,前記雄型
の上部に,雌型の上下動に伴う分力としての水平方向の
駆動力とばねによる前記と反対方向の駆動力とにより水
平方向前後に移動可能なストッパを設けるとともに,こ
のストッパは,その全体が雄型内に没入可能で,かつ,
絞り成形後の雌型上昇時に雌型の内面に圧着して雌型と
ともに上昇するテーパ角管の上端に接触可能にされたこ
とを特徴とする。
明のテーパ角管の製造装置は,素材角管を截頭四角錐状
の雄型とこれに対応する雌型とで絞り成形してテーパ角
管を製造するテーパ角管の製造装置であって,前記雄型
の上部に,雌型の上下動に伴う分力としての水平方向の
駆動力とばねによる前記と反対方向の駆動力とにより水
平方向前後に移動可能なストッパを設けるとともに,こ
のストッパは,その全体が雄型内に没入可能で,かつ,
絞り成形後の雌型上昇時に雌型の内面に圧着して雌型と
ともに上昇するテーパ角管の上端に接触可能にされたこ
とを特徴とする。
【0006】請求項2は,請求項1のテーパ角管の製造
装置において,ストッパは,雌型が上昇位置にある時
は,前記ばねにより雄型の中心から外方に向けて付勢さ
れてその一部が雄型の外周面から突出しており,雌型が
下降する際にストッパの突出した先端部が雌型の傾斜し
た内面により押されて雄型の中心方向に移動するように
されたことを特徴とする。
装置において,ストッパは,雌型が上昇位置にある時
は,前記ばねにより雄型の中心から外方に向けて付勢さ
れてその一部が雄型の外周面から突出しており,雌型が
下降する際にストッパの突出した先端部が雌型の傾斜し
た内面により押されて雄型の中心方向に移動するように
されたことを特徴とする。
【0007】請求項3は,請求項1のテーパ角管の製造
装置において,雄型の中心部にあけた垂直な縦穴内を昇
降可能で,かつ傾斜面を持つ棒状のカムを垂直に設ける
とともに,前記ストッパは,雌型が上昇位置にある時
は,前記ばねにより雄型の中心へ向けて付勢されて全体
が雄型内に没入し,雌型が下降する際に,雌型の上下動
に伴って前記縦穴内を上下動する前記カムによりストッ
パの後端部が水平方向外方に駆動されて,雄型の外周面
から突出するようにされたことを特徴とする。
装置において,雄型の中心部にあけた垂直な縦穴内を昇
降可能で,かつ傾斜面を持つ棒状のカムを垂直に設ける
とともに,前記ストッパは,雌型が上昇位置にある時
は,前記ばねにより雄型の中心へ向けて付勢されて全体
が雄型内に没入し,雌型が下降する際に,雌型の上下動
に伴って前記縦穴内を上下動する前記カムによりストッ
パの後端部が水平方向外方に駆動されて,雄型の外周面
から突出するようにされたことを特徴とする。
【0008】請求項4は,請求項1の製造装置を用いて
テーパ角管を製造するテーパ角管の製造方法であって,
素材角管の絞り成形を複数回のプレス動作に分けて行う
とともに,各プレス動作において,雌型の上昇時に前記
ストッパによりテーパ角管を剥離された雌型の内面に潤
滑油を塗布することを特徴とする。
テーパ角管を製造するテーパ角管の製造方法であって,
素材角管の絞り成形を複数回のプレス動作に分けて行う
とともに,各プレス動作において,雌型の上昇時に前記
ストッパによりテーパ角管を剥離された雌型の内面に潤
滑油を塗布することを特徴とする。
【0009】
【作用】上記構成のテーパ角管製造装置において,雄型
に素材角管を被せ雌型を下降させると,雄型と雌型とで
素材角管がテーパ角管に絞り成形される。通常,絞り成
形されたテーパ角管は雌型の内面に圧着してしまう。し
たがって,雌型が上昇する際,テーパ角管は雌型ととも
に上昇しようとするが,雄型の外周面から突出したスト
ッパで上昇を止められるので,雌型の内面から剥離し,
雄型上に落下する。こうして,テーパ角管がストッパに
より自動的にノックアウトされる。
に素材角管を被せ雌型を下降させると,雄型と雌型とで
素材角管がテーパ角管に絞り成形される。通常,絞り成
形されたテーパ角管は雌型の内面に圧着してしまう。し
たがって,雌型が上昇する際,テーパ角管は雌型ととも
に上昇しようとするが,雄型の外周面から突出したスト
ッパで上昇を止められるので,雌型の内面から剥離し,
雄型上に落下する。こうして,テーパ角管がストッパに
より自動的にノックアウトされる。
【0010】請求項2のテーパ角管の製造装置におい
て,ストッパは通常,ばねで付勢されて雄型の外周面よ
り外に一定量突出している。雌型が下降する際,雌型の
傾斜した内面がストッパに接触し,ストッパをばねの反
力に抗して雄型の中心方向に移動させる。したがって,
ストッパが雌型の動作に対して邪魔になることはない。
雌型が上昇する際は,ストッパがテーパ角管に当たって
その上昇を止めるので,テーパ角管のノックアウトが自
動的に行われる。
て,ストッパは通常,ばねで付勢されて雄型の外周面よ
り外に一定量突出している。雌型が下降する際,雌型の
傾斜した内面がストッパに接触し,ストッパをばねの反
力に抗して雄型の中心方向に移動させる。したがって,
ストッパが雌型の動作に対して邪魔になることはない。
雌型が上昇する際は,ストッパがテーパ角管に当たって
その上昇を止めるので,テーパ角管のノックアウトが自
動的に行われる。
【0011】請求項3のテーパ角管の製造装置におい
て,ストッパは通常,ばねで雄型の中心方向に付勢され
てほぼ全体が雄型内に没入している。雌型が下降して素
材角管を絞り成形するが,雌型が下降する際,雌型の下
降に伴って棒状のカムが雄型の中心部の縦穴内で下降
し,カムの傾斜面がストッパの後端部に接触して,スト
ッパをばねの反力に抗して水平方向外方に駆動し,スト
ッパの一部を雄型の外周面から突出させる。雌型が上昇
する際,突出したストッパがテーパ角管に当たってその
上昇を止めるので,ノックアウトが自動的に行われる。
雌型がさらに上昇すると,ストッパに対するカムの拘束
がなくなり,ストッパはばねの反力により雄型内に没入
する。
て,ストッパは通常,ばねで雄型の中心方向に付勢され
てほぼ全体が雄型内に没入している。雌型が下降して素
材角管を絞り成形するが,雌型が下降する際,雌型の下
降に伴って棒状のカムが雄型の中心部の縦穴内で下降
し,カムの傾斜面がストッパの後端部に接触して,スト
ッパをばねの反力に抗して水平方向外方に駆動し,スト
ッパの一部を雄型の外周面から突出させる。雌型が上昇
する際,突出したストッパがテーパ角管に当たってその
上昇を止めるので,ノックアウトが自動的に行われる。
雌型がさらに上昇すると,ストッパに対するカムの拘束
がなくなり,ストッパはばねの反力により雄型内に没入
する。
【0012】請求項4の製造方法において,素材角管は
複数回のプレス動作により最終的な形状のテーパ角管に
絞り成形される。複数回に分けてプレスするので最大加
圧力は当然小さく済む。各プレス動作において,テーパ
角管(最終的な形状となっていない中間段階のものも含
む)は雌型の内面に圧着してしまうが,雌型が上昇する
際に前述の通りストッパに当たってノックアウトされ
る。ノックアウトされたテーパ角管は,雄型上に落下す
るので,そのままで次のプレス動作が可能である。各プ
レス動作の前に雌型の内面に潤滑油が塗布されるので,
摩擦力に伴う加圧力の増大が避けられ,絞り成形に必要
な最大加圧力がさらに小さく済む。
複数回のプレス動作により最終的な形状のテーパ角管に
絞り成形される。複数回に分けてプレスするので最大加
圧力は当然小さく済む。各プレス動作において,テーパ
角管(最終的な形状となっていない中間段階のものも含
む)は雌型の内面に圧着してしまうが,雌型が上昇する
際に前述の通りストッパに当たってノックアウトされ
る。ノックアウトされたテーパ角管は,雄型上に落下す
るので,そのままで次のプレス動作が可能である。各プ
レス動作の前に雌型の内面に潤滑油が塗布されるので,
摩擦力に伴う加圧力の増大が避けられ,絞り成形に必要
な最大加圧力がさらに小さく済む。
【0013】
【実施例】以下,本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1〜図12に本発明の第1実施例(特に請求項
2の実施例)を示す。図1は第1実施例のテーパ角管製
造装置2の正面断面図,図2は同テーパ角管製造装置2
の平面図である。このテーパ角管製造装置2は,例えば
油圧式のプレス機のラム3に雌型ホルダ4を介して固定
された雌型5と,プレス機の受台6に雄型ホルダ7を介
して固定された雄型8とからなる。図において,符号1
aは素材角管を示す。
する。図1〜図12に本発明の第1実施例(特に請求項
2の実施例)を示す。図1は第1実施例のテーパ角管製
造装置2の正面断面図,図2は同テーパ角管製造装置2
の平面図である。このテーパ角管製造装置2は,例えば
油圧式のプレス機のラム3に雌型ホルダ4を介して固定
された雌型5と,プレス機の受台6に雄型ホルダ7を介
して固定された雄型8とからなる。図において,符号1
aは素材角管を示す。
【0014】前記雌型5は,製造しようとする図24に
示したテーパ角管1の外面形状にほぼ等しい截頭四角錐
状の内面5aを持つ。前記雄型8は,製造しようとする
テーパ角管1の内面形状にほぼ等しい截頭四角錐状の外
周面を持つ。この雄型8の詳細を図8〜図12に示す。
図8は雄型8の正面図,図9は同平面図,図10は図9
におけるA−A断面図,図11は図9におけるB−B断
面図,図12は後述するストッパ9が雄型8内に没入し
た状態の平面図である。この雄型8の上部には,図9に
示すように上面から見て四角形の雄型8の対角線方向に
それぞれ摺動可能な対向する一対のストッパ9を備えて
いる。このストッパ9は,上面から見て概略三角形状を
なし,その外方の側面は雌型5の内面5aとほぼ同じ傾
斜で傾斜しており,図10に示されるように雄型8の上
面とこの雄型8の上面に固定したストッパ押さえ部材1
0との間の空所11に配置されている。図示例では,ス
トッパ押さえ部材10側にガイド溝10b,ストッパ9
側に前記ガイド溝10bに嵌合するガイドキー12を設
けて,ストッパ9が雄型8の対角線方向に摺動するよう
にしている。なお,ストッパ押さえ部材10の中心の軸
部10aは,ストッパ押さえ部材10と雄型8との間隔
を規定しつつ両者8,10を連結する。その連結構造
は,ボルトによる構造その他任意であるが,その連結構
造の図示は省略した。ただし,ノックアウトの際に上向
きの大きな荷重が加わるので,そのノックアウト荷重に
耐える強度を持つ構造とする。
示したテーパ角管1の外面形状にほぼ等しい截頭四角錐
状の内面5aを持つ。前記雄型8は,製造しようとする
テーパ角管1の内面形状にほぼ等しい截頭四角錐状の外
周面を持つ。この雄型8の詳細を図8〜図12に示す。
図8は雄型8の正面図,図9は同平面図,図10は図9
におけるA−A断面図,図11は図9におけるB−B断
面図,図12は後述するストッパ9が雄型8内に没入し
た状態の平面図である。この雄型8の上部には,図9に
示すように上面から見て四角形の雄型8の対角線方向に
それぞれ摺動可能な対向する一対のストッパ9を備えて
いる。このストッパ9は,上面から見て概略三角形状を
なし,その外方の側面は雌型5の内面5aとほぼ同じ傾
斜で傾斜しており,図10に示されるように雄型8の上
面とこの雄型8の上面に固定したストッパ押さえ部材1
0との間の空所11に配置されている。図示例では,ス
トッパ押さえ部材10側にガイド溝10b,ストッパ9
側に前記ガイド溝10bに嵌合するガイドキー12を設
けて,ストッパ9が雄型8の対角線方向に摺動するよう
にしている。なお,ストッパ押さえ部材10の中心の軸
部10aは,ストッパ押さえ部材10と雄型8との間隔
を規定しつつ両者8,10を連結する。その連結構造
は,ボルトによる構造その他任意であるが,その連結構
造の図示は省略した。ただし,ノックアウトの際に上向
きの大きな荷重が加わるので,そのノックアウト荷重に
耐える強度を持つ構造とする。
【0015】各ストッパ9にはそれぞれ対向してばね装
着穴9aを2箇所にあけ,対向するばね装着穴9aに両
端がそれぞれ挿入されるばね13を配置している。ま
た,ストッパ9の上面にストッパ9の外方への突出限を
規定する突起9bを設け,ストッパ押さえ部材10の下
面に前記突起9bが嵌入する溝10cを設けている。こ
の溝10cは,図11に示すようにストッパ押さえ部材
10の上面まで開口しており,前記突起9bに垂直に固
定したレバー14がストッパ押さえ部材10の上に突出
するようにしている。このレバー14を手で操作して,
ストッパ9を雄型8の中心方向に移動させると,ストッ
パ9の全体を雄型8内に没入させることができる。図8
〜11はストッパ9が最も外方に突出した状態であり,
ストッパ9の全体が雄型8内に没入した状態を図12に
示す。
着穴9aを2箇所にあけ,対向するばね装着穴9aに両
端がそれぞれ挿入されるばね13を配置している。ま
た,ストッパ9の上面にストッパ9の外方への突出限を
規定する突起9bを設け,ストッパ押さえ部材10の下
面に前記突起9bが嵌入する溝10cを設けている。こ
の溝10cは,図11に示すようにストッパ押さえ部材
10の上面まで開口しており,前記突起9bに垂直に固
定したレバー14がストッパ押さえ部材10の上に突出
するようにしている。このレバー14を手で操作して,
ストッパ9を雄型8の中心方向に移動させると,ストッ
パ9の全体を雄型8内に没入させることができる。図8
〜11はストッパ9が最も外方に突出した状態であり,
ストッパ9の全体が雄型8内に没入した状態を図12に
示す。
【0016】次に,上述のテーパ角管の製造装置2によ
るテーパ角管の製造手順について図1〜図7を参照して
説明する。この実施例では,3回のプレス動作で最終的
な形状の絞り成形を行う。図1に示すように,素材角管
1aを雄型8に被せる。この場合,ストッパ9の側面に
テーパがついているので,素材角管1aがストッパ9の
側面の上面側部分に若干でも入ると,素材角管1aの内
面で押されてストッパ9が内側に移動し,素材角管1a
が雄型8を通過する。なお,ストッパ9の突出量はそれ
ほど大きく取ることを要しないので,ストッパ9を内側
に移動させないで素材角管1aを通過させられる場合も
考えられる。また,必要であれば手で図11に示したレ
バー14を操作してストッパ9を内側に移動させ,素材
角管1aに干渉しないようにすることもできる。
るテーパ角管の製造手順について図1〜図7を参照して
説明する。この実施例では,3回のプレス動作で最終的
な形状の絞り成形を行う。図1に示すように,素材角管
1aを雄型8に被せる。この場合,ストッパ9の側面に
テーパがついているので,素材角管1aがストッパ9の
側面の上面側部分に若干でも入ると,素材角管1aの内
面で押されてストッパ9が内側に移動し,素材角管1a
が雄型8を通過する。なお,ストッパ9の突出量はそれ
ほど大きく取ることを要しないので,ストッパ9を内側
に移動させないで素材角管1aを通過させられる場合も
考えられる。また,必要であれば手で図11に示したレ
バー14を操作してストッパ9を内側に移動させ,素材
角管1aに干渉しないようにすることもできる。
【0017】次いで,プレス機を作動させ,図3に示す
ようにラム3および雌型ホルダ4とともに雌型5を下降
させる。この第1回目のプレス動作において雌型5が下
降する際,雄型8の外周面から突出したストッパ9は,
雌型5の傾斜した内面5aに接触して水平方向の分力に
より押され,ばね13の反力に抗して後退する(雄型8
内部側に若干引っ込む)。したがって,ストッパ9が雌
型5の動作に対して邪魔になることはない。この第1回
目のプレス動作では,図示のようにラム3のストローク
を中間位置に止めて,素材角管1aの絞り成形を中間段
階まで行い,中間段階のテーパ角管1’を得る。
ようにラム3および雌型ホルダ4とともに雌型5を下降
させる。この第1回目のプレス動作において雌型5が下
降する際,雄型8の外周面から突出したストッパ9は,
雌型5の傾斜した内面5aに接触して水平方向の分力に
より押され,ばね13の反力に抗して後退する(雄型8
内部側に若干引っ込む)。したがって,ストッパ9が雌
型5の動作に対して邪魔になることはない。この第1回
目のプレス動作では,図示のようにラム3のストローク
を中間位置に止めて,素材角管1aの絞り成形を中間段
階まで行い,中間段階のテーパ角管1’を得る。
【0018】上記のように絞り成形されたテーパ角管
1’は通常,中間段階の絞り成形であっても雌型5の内
面5aに圧着してしまう。したがって,雌型5が上昇す
る際,テーパ角管1’は雌型5とともに上昇しようとす
るが,ばね13の反力で常時外方に付勢されているスト
ッパ9は,先端が雌型5の内面に接触する状態に突出し
ているので,図4に示すようにテーパ角管1’がこのス
トッパ9に当たって上昇を止められ,雌型5の内面5a
から剥離し,図5に示すように雄型8上に落下する。こ
のように,ノックアウトのための特別な工程を必要とせ
ず,絞り成形のプレス動作の中で,テーパ角管1’がス
トッパ9により自動的にノックアウトされる。
1’は通常,中間段階の絞り成形であっても雌型5の内
面5aに圧着してしまう。したがって,雌型5が上昇す
る際,テーパ角管1’は雌型5とともに上昇しようとす
るが,ばね13の反力で常時外方に付勢されているスト
ッパ9は,先端が雌型5の内面に接触する状態に突出し
ているので,図4に示すようにテーパ角管1’がこのス
トッパ9に当たって上昇を止められ,雌型5の内面5a
から剥離し,図5に示すように雄型8上に落下する。こ
のように,ノックアウトのための特別な工程を必要とせ
ず,絞り成形のプレス動作の中で,テーパ角管1’がス
トッパ9により自動的にノックアウトされる。
【0019】図5の状態で,雌型5の内面5aに潤滑油
を塗布する。この潤滑油の塗布は,作業者が例えば潤滑
油入りのスプレーを手で操作して吹き付ける方法等でも
よいが,雌型ホルダ4に自動噴霧装置を設け,この自動
噴霧装置により潤滑油を自動的に噴霧するようにするこ
ともできる。
を塗布する。この潤滑油の塗布は,作業者が例えば潤滑
油入りのスプレーを手で操作して吹き付ける方法等でも
よいが,雌型ホルダ4に自動噴霧装置を設け,この自動
噴霧装置により潤滑油を自動的に噴霧するようにするこ
ともできる。
【0020】図示は省略したが,第2回目のプレス動作
により雌型5を図3の位置よりさらに下方まで下降さ
せ,さらに下方まで絞り成形する。この工程でも,雌型
5が上昇する際に,テーパ角管1’が同様にストッパ9
に当たり雌型5からノックアウトされる。また,上昇し
た雌型5の内面5aに潤滑油を塗布する。
により雌型5を図3の位置よりさらに下方まで下降さ
せ,さらに下方まで絞り成形する。この工程でも,雌型
5が上昇する際に,テーパ角管1’が同様にストッパ9
に当たり雌型5からノックアウトされる。また,上昇し
た雌型5の内面5aに潤滑油を塗布する。
【0021】次いで,第3回目のプレス動作により,図
6に示すように最終的な絞り成形を行う。これにより,
最終形状のテーパ角管1が得られる。この時もテーパ角
管1が雌型5の内面5aに圧着するが,雌型5が上昇す
る際,テーパ角管1は上記と同様にストッパ9に当たり
雌型5からノックアウトされる。ノックアウトの状態の
図示は省略した。次いで,図7のようにテーパ角管1を
雄型8から取り出す。その際,図11等に示したレバー
14を操作してストッパ9の全体を雄型8内に没入させ
て,雄型8を通過させる。
6に示すように最終的な絞り成形を行う。これにより,
最終形状のテーパ角管1が得られる。この時もテーパ角
管1が雌型5の内面5aに圧着するが,雌型5が上昇す
る際,テーパ角管1は上記と同様にストッパ9に当たり
雌型5からノックアウトされる。ノックアウトの状態の
図示は省略した。次いで,図7のようにテーパ角管1を
雄型8から取り出す。その際,図11等に示したレバー
14を操作してストッパ9の全体を雄型8内に没入させ
て,雄型8を通過させる。
【0022】なお,サイズが板厚12mm×縦250m
m×横250mmの素材角管1aより,小径側サイズが
縦200mm×横200mmであるテーパ角管を得る絞
り成形について実験を行ったが,従来のように1回のプ
レス動作で最終的な絞り成形を行った場合,約800ト
ンの加圧力を必要としたのに対して,上述した3回のプ
レス動作による場合は,中間段階の絞り成形で約300
トン〜350トン,最終的な絞り成形で約500トンの
加圧力であった。このように,プレス動作を3回に分け
るとともに,各プレス動作の前に潤滑油を塗布すること
で,必要な最大加圧力を大幅に低下させることができ
た。このように,最大加圧力を低く抑えるためにはプレ
ス動作を複数回に分けること,および,プレス動作前に
潤滑油を塗布することがきわめて有効であるが,このよ
うなプレス作業を実際の生産で行うためには,材料を容
易かつ能率的にノックアウトできることが必須であり,
それを満足させる本発明のノックアウト機構は,上記の
ごとき最大加圧力を低下させるプレス作業を実際の生産
に適用する上で極めて有効である。ただし,本発明のテ
ーパ角管製造装置は,プレス動作の回数は上述の説明の
ように3回に限らず,2回,あるいは4回以上でもよい
し,さらには,1回のプレス動作で最終的な形状を得る
場合にも適用できる。
m×横250mmの素材角管1aより,小径側サイズが
縦200mm×横200mmであるテーパ角管を得る絞
り成形について実験を行ったが,従来のように1回のプ
レス動作で最終的な絞り成形を行った場合,約800ト
ンの加圧力を必要としたのに対して,上述した3回のプ
レス動作による場合は,中間段階の絞り成形で約300
トン〜350トン,最終的な絞り成形で約500トンの
加圧力であった。このように,プレス動作を3回に分け
るとともに,各プレス動作の前に潤滑油を塗布すること
で,必要な最大加圧力を大幅に低下させることができ
た。このように,最大加圧力を低く抑えるためにはプレ
ス動作を複数回に分けること,および,プレス動作前に
潤滑油を塗布することがきわめて有効であるが,このよ
うなプレス作業を実際の生産で行うためには,材料を容
易かつ能率的にノックアウトできることが必須であり,
それを満足させる本発明のノックアウト機構は,上記の
ごとき最大加圧力を低下させるプレス作業を実際の生産
に適用する上で極めて有効である。ただし,本発明のテ
ーパ角管製造装置は,プレス動作の回数は上述の説明の
ように3回に限らず,2回,あるいは4回以上でもよい
し,さらには,1回のプレス動作で最終的な形状を得る
場合にも適用できる。
【0023】次に,第2実施例(特に請求項3の実施
例)を図13〜図23を参照して説明する。図13はこ
の第2実施例のテーパ角管製造装置22の断面図,図1
4は図13のストッパ押さえ部材30を除いた状態の平
面図(図13のC−C矢視図)である。両図において,
符号24は雌型ホルダ,符号25は雌型,符号27は雄
型ホルダ,符号28は雄型,符号29はストッパを示
す。プレス機のラムおよび,受台は図示を省略した。こ
の第2実施例のテーパ角管製造装置22は,雄型28側
に出没可能に設けたストッパ29により,雌型25の内
面25aに圧着した中間段階または最終的な形状のテー
パ角管をノックアウトする点で前述の第1実施例と共通
であるが,この第2実施例のストッパ29は,通常は雄
型28内に没入しており,プレス動作に伴って雄型28
の外周面から突出し,ノックアウト可能な状態となる。
例)を図13〜図23を参照して説明する。図13はこ
の第2実施例のテーパ角管製造装置22の断面図,図1
4は図13のストッパ押さえ部材30を除いた状態の平
面図(図13のC−C矢視図)である。両図において,
符号24は雌型ホルダ,符号25は雌型,符号27は雄
型ホルダ,符号28は雄型,符号29はストッパを示
す。プレス機のラムおよび,受台は図示を省略した。こ
の第2実施例のテーパ角管製造装置22は,雄型28側
に出没可能に設けたストッパ29により,雌型25の内
面25aに圧着した中間段階または最終的な形状のテー
パ角管をノックアウトする点で前述の第1実施例と共通
であるが,この第2実施例のストッパ29は,通常は雄
型28内に没入しており,プレス動作に伴って雄型28
の外周面から突出し,ノックアウト可能な状態となる。
【0024】以下,このテーパ角管製造装置22を詳細
に説明すると,雄型28の中心部に四角形の縦穴28a
を設け,この縦穴28aに嵌入可能な棒状のカム40を
雌型ホルダ24に垂直に固定している。このカム40
は,雌型ホルダ24に固定される四角形断面部40aに
連接して下方に広がる四角錐状のカム本体部40bを有
し,このカム本体部40bの下端に下方にすぼまる四角
錐状のガイド部40cを備えた形状である。このカム4
0の最大径の部分は縦穴28aの内壁にほぼ接触して嵌
合する。
に説明すると,雄型28の中心部に四角形の縦穴28a
を設け,この縦穴28aに嵌入可能な棒状のカム40を
雌型ホルダ24に垂直に固定している。このカム40
は,雌型ホルダ24に固定される四角形断面部40aに
連接して下方に広がる四角錐状のカム本体部40bを有
し,このカム本体部40bの下端に下方にすぼまる四角
錐状のガイド部40cを備えた形状である。このカム4
0の最大径の部分は縦穴28aの内壁にほぼ接触して嵌
合する。
【0025】雄型28に設けるストッパ29は,図14
にも示すように,上面から見て4つの各辺毎に設けられ
ており,雄型28に設けた対辺方向の溝28bに嵌合し
て対辺方向に摺動可能である。また,ストッパ29の内
部に溝29aが設けられ,この溝29aに雄型28に固
定されたブロック41が嵌合している。このブロック4
1は,ストッパ29の雄型中心方向への移動限を規制す
る。ストッパ29を雄型28の中心方向に付勢するばね
33は前記ブロック41に一端が接触するように溝28
b内に配置されている。ストッパ29を押さえるストッ
パ押さえ部材30は,雄型28の上面にあけたねじ穴2
8cにねじ込んだ図示略のボルトで雄型28の上面に固
定される。前記カム40の四角錐状のカム本体部40b
の傾斜角度は,雌型25の内面25aの傾斜角度と同一
であり,これにより,雌型25が昇降する際にカム40
は,カム本体部40bがストッパ29に接触している間
は常に,ストッパ29の先端面と雌型25の内面との間
隙を一定に保つことができる。
にも示すように,上面から見て4つの各辺毎に設けられ
ており,雄型28に設けた対辺方向の溝28bに嵌合し
て対辺方向に摺動可能である。また,ストッパ29の内
部に溝29aが設けられ,この溝29aに雄型28に固
定されたブロック41が嵌合している。このブロック4
1は,ストッパ29の雄型中心方向への移動限を規制す
る。ストッパ29を雄型28の中心方向に付勢するばね
33は前記ブロック41に一端が接触するように溝28
b内に配置されている。ストッパ29を押さえるストッ
パ押さえ部材30は,雄型28の上面にあけたねじ穴2
8cにねじ込んだ図示略のボルトで雄型28の上面に固
定される。前記カム40の四角錐状のカム本体部40b
の傾斜角度は,雌型25の内面25aの傾斜角度と同一
であり,これにより,雌型25が昇降する際にカム40
は,カム本体部40bがストッパ29に接触している間
は常に,ストッパ29の先端面と雌型25の内面との間
隙を一定に保つことができる。
【0026】次に,上記のテーパ角管製造装置22によ
るテーパ角管の製造手順について図15〜図22を参照
して説明する。この実施例では,第1の実施例と同様
に,3回のプレス動作により最終的な形状のテーパ角管
1に絞り成形し,また,各プレス動作の前に潤滑油を塗
布する。雄型28に素材角管1aを被せた後,第1回目
のプレス動作を行う。図15は第1回目のプレス動作に
おいて,カム40が雌型25と一体に下降し,その際カ
ム40の先端のガイド部40cがストッパ29の後端
(雄型中心側の端部)に接触し始めた時点の態様を示
す。また,ほぼ同時に素材角管1aの絞り成形が開始さ
れている。図16に示すように,雌型25がさらに下降
して絞り成形が進むが,ストッパ29はカム40のガイ
ド部40cで水平方向に押され,雄型28の外周面から
突出する。
るテーパ角管の製造手順について図15〜図22を参照
して説明する。この実施例では,第1の実施例と同様
に,3回のプレス動作により最終的な形状のテーパ角管
1に絞り成形し,また,各プレス動作の前に潤滑油を塗
布する。雄型28に素材角管1aを被せた後,第1回目
のプレス動作を行う。図15は第1回目のプレス動作に
おいて,カム40が雌型25と一体に下降し,その際カ
ム40の先端のガイド部40cがストッパ29の後端
(雄型中心側の端部)に接触し始めた時点の態様を示
す。また,ほぼ同時に素材角管1aの絞り成形が開始さ
れている。図16に示すように,雌型25がさらに下降
して絞り成形が進むが,ストッパ29はカム40のガイ
ド部40cで水平方向に押され,雄型28の外周面から
突出する。
【0027】次いで,図17に示すように,第1回目の
プレス動作による中間段階の絞り成形が終了する。この
時,ストッパ29はカム40のカム本体部40の傾斜面
により押されて雌型25の内面25aに近接する。スト
ッパ29と雌型25の内面25aとの間隙は,ストッパ
29がカム本体部40cに接触している状態では常に,
図17に示される間隙と同じである。次いで,雌型25
が上昇する。その際,中間段階のテーパ角管1’が雌型
25の内面25aに圧着して雌型25とともに上昇する
が,図18に示すように,ストッパ29がテーパ角管
1’に当たって,テーパ角管1’がノックアウトされ
る。図19は,テーパ角管1’がノックアウトされた状
態を示す。
プレス動作による中間段階の絞り成形が終了する。この
時,ストッパ29はカム40のカム本体部40の傾斜面
により押されて雌型25の内面25aに近接する。スト
ッパ29と雌型25の内面25aとの間隙は,ストッパ
29がカム本体部40cに接触している状態では常に,
図17に示される間隙と同じである。次いで,雌型25
が上昇する。その際,中間段階のテーパ角管1’が雌型
25の内面25aに圧着して雌型25とともに上昇する
が,図18に示すように,ストッパ29がテーパ角管
1’に当たって,テーパ角管1’がノックアウトされ
る。図19は,テーパ角管1’がノックアウトされた状
態を示す。
【0028】次いで,第2回目のプレス動作によりさら
に深い絞り成形を行う。この第2回目のプレス動作の説
明は省略する。
に深い絞り成形を行う。この第2回目のプレス動作の説
明は省略する。
【0029】次いで,第3回目のプレス動作により,図
20に示すように,最終的な絞り成形を行う。これによ
り,最終的な形状のテーパ角管1が得られる。次いで,
雌型25が上昇するが,その際も,図21に示すよう
に,テーパ角管1がストッパ19に当たって,雌型25
の内面から剥離し,図22に示すように,テーパ角管1
がノックアウトされる。
20に示すように,最終的な絞り成形を行う。これによ
り,最終的な形状のテーパ角管1が得られる。次いで,
雌型25が上昇するが,その際も,図21に示すよう
に,テーパ角管1がストッパ19に当たって,雌型25
の内面から剥離し,図22に示すように,テーパ角管1
がノックアウトされる。
【0030】なお,上述のテーパ角管製造装置22にお
けるカム40は,図23に示すように,雄型28側に設
けることもできる。すなわち,図23に示した実施例の
カム40’は,機能上の形状としては図13〜図22で
述べたカム40と基本的に同じであるが,このカム4
0’の下端に抜け止め用の鍔部40’eを設けるととも
に,このカム40’を上方に付勢するばね51を雄型2
8の縦穴28a内に設ける。この場合,雌型ホルダ24
にはカム40’の上端面に当たって,カム40’を下方
に押し下げる単なる軸52を固定する。これにより,上
述の場合と同様に,雌型25の昇降の際にカム40’で
ストッパ29を駆動して,テーパ角管のノックアウトを
行うことができる。
けるカム40は,図23に示すように,雄型28側に設
けることもできる。すなわち,図23に示した実施例の
カム40’は,機能上の形状としては図13〜図22で
述べたカム40と基本的に同じであるが,このカム4
0’の下端に抜け止め用の鍔部40’eを設けるととも
に,このカム40’を上方に付勢するばね51を雄型2
8の縦穴28a内に設ける。この場合,雌型ホルダ24
にはカム40’の上端面に当たって,カム40’を下方
に押し下げる単なる軸52を固定する。これにより,上
述の場合と同様に,雌型25の昇降の際にカム40’で
ストッパ29を駆動して,テーパ角管のノックアウトを
行うことができる。
【0031】なお,本発明においてストッパを水平方向
に駆動して雄型の外周面から出没させる手段について
は,上記の各実施例の構造に限定されない。要するに,
雌型の上下動に伴う分力としての水平方向の駆動力とば
ねによる前記と反対方向の駆動力とによりストッパを水
平方向前後に移動可能であればよい。
に駆動して雄型の外周面から出没させる手段について
は,上記の各実施例の構造に限定されない。要するに,
雌型の上下動に伴う分力としての水平方向の駆動力とば
ねによる前記と反対方向の駆動力とによりストッパを水
平方向前後に移動可能であればよい。
【0032】また,上記の実施例では,図24に示した
ように四面が同じ傾斜のテーパ角管1を絞り成形する場
合について述べたが,二面が傾斜し他の二面が垂直な二
面絞りのテーパ角管,あるいは三面が傾斜し他の一面が
垂直な三面絞りのテーパ角管にも本発明を適用すること
ができる。
ように四面が同じ傾斜のテーパ角管1を絞り成形する場
合について述べたが,二面が傾斜し他の二面が垂直な二
面絞りのテーパ角管,あるいは三面が傾斜し他の一面が
垂直な三面絞りのテーパ角管にも本発明を適用すること
ができる。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば,雄型に出没可能なスト
ッパを設けるという簡単な構成により,絞り成形後のテ
ーパ角管のノックアウトを容易に行うことができるよう
になった。また,プレス機自体には別途ノックアウト用
の油圧シリンダを設ける等の特別な改造をする必要がな
いので,既設のプレス機に本発明を容易に適用すること
ができる。そして,このノックアウトは,プレス動作の
中で自動的に行われるので,ノックアウトのための余分
な工程を必要とせずきわめて能率的である。
ッパを設けるという簡単な構成により,絞り成形後のテ
ーパ角管のノックアウトを容易に行うことができるよう
になった。また,プレス機自体には別途ノックアウト用
の油圧シリンダを設ける等の特別な改造をする必要がな
いので,既設のプレス機に本発明を容易に適用すること
ができる。そして,このノックアウトは,プレス動作の
中で自動的に行われるので,ノックアウトのための余分
な工程を必要とせずきわめて能率的である。
【0034】請求項4の製造方法によれば,絞り成形を
複数回のプレス動作により行うと同時に,各プレス動作
の前に雌型の内面に潤滑油を塗布するので,プレス機に
要求される最大加圧力を大幅に小さくすることができ
る。
複数回のプレス動作により行うと同時に,各プレス動作
の前に雌型の内面に潤滑油を塗布するので,プレス機に
要求される最大加圧力を大幅に小さくすることができ
る。
【図1】本発明のテーパ角管製造装置の第1の実施例
(請求項2の実施例)を示す正面断面図であり,テーパ
角管を製造する工程におけるプレス動作開始前の態様を
示す。
(請求項2の実施例)を示す正面断面図であり,テーパ
角管を製造する工程におけるプレス動作開始前の態様を
示す。
【図2】上記テーパ角管製造装置の平面断面図である。
【図3】上記テーパ角管製造装置の正面断面図で,図1
に続く工程における態様を示す。
に続く工程における態様を示す。
【図4】上記テーパ角管製造装置の正面断面図で,図3
に続く工程における態様を示す。
に続く工程における態様を示す。
【図5】上記テーパ角管製造装置の正面断面図で,図4
に続く工程における態様を示す。
に続く工程における態様を示す。
【図6】上記テーパ角管製造装置の正面断面図で,図5
に続く工程における態様を示す。
に続く工程における態様を示す。
【図7】上記テーパ角管製造装置の正面断面図で,図6
に続く工程における態様を示す。
に続く工程における態様を示す。
【図8】図1における雄型の拡大正面図である。
【図9】図8の平面図である。
【図10】図9における要部のA−A断面図である。
【図11】図9における要部のB−B断面図である。
【図12】図9においてストッパの全体を雄型内に没入
させた状態の平面図である。
させた状態の平面図である。
【図13】本発明のテーパ角管製造装置の第2実施例
(請求項3の実施例)を示す断面図である。
(請求項3の実施例)を示す断面図である。
【図14】図13においてストッパ押さえ部材を外した
状態の雄型の平面図(図13のC−C矢視図)である。
状態の雄型の平面図(図13のC−C矢視図)である。
【図15】図13のテーパ角管製造装置によりテーパ角
管を製造する工程を説明するもので,第1回目のプレス
動作においてカムがストッパに接触し始めた時点の態様
を示す。
管を製造する工程を説明するもので,第1回目のプレス
動作においてカムがストッパに接触し始めた時点の態様
を示す。
【図16】図13のテーパ角管製造装置によりテーパ角
管を製造する工程を説明するもので,図15に続いて絞
り成形が進んだ時点の態様を示す。
管を製造する工程を説明するもので,図15に続いて絞
り成形が進んだ時点の態様を示す。
【図17】図13のテーパ角管製造装置によりテーパ角
管を製造する工程を説明するもので,第1回目または第
2回目のプレス動作による中間段階の絞り成形終了時点
の態様を示す。
管を製造する工程を説明するもので,第1回目または第
2回目のプレス動作による中間段階の絞り成形終了時点
の態様を示す。
【図18】図13のテーパ角管製造装置によりテーパ角
管を製造する工程を説明するもので,図17に示す第1
回目のプレス動作後のノックアウト直前の態様を示す。
管を製造する工程を説明するもので,図17に示す第1
回目のプレス動作後のノックアウト直前の態様を示す。
【図19】図13のテーパ角管製造装置によりテーパ角
管を製造する工程を説明するもので,図18に続いてノ
ックアウトが完了した時点の態様を示す。
管を製造する工程を説明するもので,図18に続いてノ
ックアウトが完了した時点の態様を示す。
【図20】図13のテーパ角管製造装置によりテーパ角
管を製造する工程を説明するもので,第3回目のプレス
動作(最後のプレス動作)による最終的な絞り成形完了
時点の態様を示す。
管を製造する工程を説明するもので,第3回目のプレス
動作(最後のプレス動作)による最終的な絞り成形完了
時点の態様を示す。
【図21】図13のテーパ角管製造装置によりテーパ角
管を製造する工程を説明するもので,図20に示す最後
のプレス動作後のノックアウト直前の態様を示す。
管を製造する工程を説明するもので,図20に示す最後
のプレス動作後のノックアウト直前の態様を示す。
【図22】図13のテーパ角管製造装置によりテーパ角
管を製造する工程を説明するもので,図21に続いてノ
ックアウトが完了した時点の態様を示す。
管を製造する工程を説明するもので,図21に続いてノ
ックアウトが完了した時点の態様を示す。
【図23】上記第2の実施例のテーパ角管製造装置の変
形例を示す断面図である。
形例を示す断面図である。
【図24】本発明のテーパ角管製造装置で製造しようと
するテーパ角管の一例を示す斜視図である。
するテーパ角管の一例を示す斜視図である。
1a 素材角管 1 テーパ角管 1’ 中間段階のテーパ角管 2,22 テーパ角管製造装置 5,25 雌型 8,28 雄型 28a 縦穴 9,29 ストッパ 9a ばね装着穴 9b 突起 10,30 ストッパ押さえ部材 10a 軸部 10 ガイド溝 10c 溝 12 ガイドキー 13,33 ばね 40,40’ カム 40b カム本体部 40c ガイド部 41 ブロック
Claims (4)
- 【請求項1】 素材角管を截頭四角錐状の雄型とこれに
対応する雌型とで絞り成形してテーパ角管を製造するテ
ーパ角管の製造装置であって,前記雄型の上部に,雌型
の上下動に伴う分力としての水平方向の駆動力とばねに
よる前記と反対方向の駆動力とにより水平方向前後に移
動可能なストッパを設けるとともに,このストッパは,
その全体が雄型内に没入可能で,かつ,絞り成形後の雌
型上昇時に雌型の内面に圧着して雌型とともに上昇する
テーパ角管の上端に接触可能にされたことを特徴とする
テーパ角管の製造装置。 - 【請求項2】 前記ストッパは,雌型が上昇位置にある
時は,前記ばねにより雄型の中心から外方に向けて付勢
されてその一部が雄型の外周面から突出しており,雌型
が下降する際にストッパの突出した先端部が雌型の傾斜
した内面により押されて雄型の中心方向に移動するよう
にされたことを特徴とする請求項1記載のテーパ角管の
製造装置。 - 【請求項3】 前記雄型の中心部にあけた垂直な縦穴内
を昇降可能で,かつ傾斜面を持つ棒状のカムを垂直に設
けるとともに,前記ストッパは,雌型が上昇位置にある
時は,前記ばねにより雄型の中心へ向けて付勢されて全
体が雄型内に没入し,雌型が下降する際に,雌型の上下
動に伴って前記縦穴内を上下動する前記カムによりスト
ッパの後端部が水平方向外方に駆動されて,雄型の外周
面から突出するようにされたことを特徴とする請求項1
記載のテーパ角管の製造装置。 - 【請求項4】 請求項1の製造装置を用いてテーパ角管
を製造するテーパ角管の製造方法であって,素材角管の
絞り成形を複数回のプレス動作に分けて行うとともに,
各プレス動作において,雌型の上昇時に前記ストッパに
よりテーパ角管を剥離された雌型の内面に潤滑油を塗布
することを特徴とするテーパ角管の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6027474A JPH07214151A (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | テーパ角管の製造装置および製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6027474A JPH07214151A (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | テーパ角管の製造装置および製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07214151A true JPH07214151A (ja) | 1995-08-15 |
Family
ID=12222120
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6027474A Withdrawn JPH07214151A (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | テーパ角管の製造装置および製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07214151A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003082495A1 (en) * | 2002-04-03 | 2003-10-09 | Nakayama Corporation | Cold diameter reduction press molding method of metal pipe and metal pipe molded by that method |
| CN103586347A (zh) * | 2013-11-06 | 2014-02-19 | 苏州工业园区新凯精密五金有限公司 | 一种棘爪落料模具结构 |
| CN108857420A (zh) * | 2018-08-16 | 2018-11-23 | 佛山市名东科技有限公司 | 一种滚轮式锥方机 |
-
1994
- 1994-01-31 JP JP6027474A patent/JPH07214151A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003082495A1 (en) * | 2002-04-03 | 2003-10-09 | Nakayama Corporation | Cold diameter reduction press molding method of metal pipe and metal pipe molded by that method |
| CN103586347A (zh) * | 2013-11-06 | 2014-02-19 | 苏州工业园区新凯精密五金有限公司 | 一种棘爪落料模具结构 |
| CN108857420A (zh) * | 2018-08-16 | 2018-11-23 | 佛山市名东科技有限公司 | 一种滚轮式锥方机 |
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