JPH07214156A - ネッキング防止方法とその装置 - Google Patents
ネッキング防止方法とその装置Info
- Publication number
- JPH07214156A JPH07214156A JP1350494A JP1350494A JPH07214156A JP H07214156 A JPH07214156 A JP H07214156A JP 1350494 A JP1350494 A JP 1350494A JP 1350494 A JP1350494 A JP 1350494A JP H07214156 A JPH07214156 A JP H07214156A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- strip
- pinch roll
- winder
- pressing force
- necking
- Prior art date
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- Pending
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- Metal Rolling (AREA)
- Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ストリップのネッキングを防止する。
【構成】 巻取機7へのストリップ2の巻付き開始時に
巻取機入側ピンチロール6の押し付け力をネッキング防
止に必要な設定値にすることにより、巻取機7にストリ
ップ2が巻付く時に、両者の速度差によってストリップ
2に急激な引張力が発生した場合でも、巻取機入側ピン
チロール6の押し付け力の増加によって過大な引張力の
上流への伝播をくい止め、圧延機1を出た直後の温度が
高く柔いストリップ2の部分にネッキングが発生するの
を防止できるようにする。
巻取機入側ピンチロール6の押し付け力をネッキング防
止に必要な設定値にすることにより、巻取機7にストリ
ップ2が巻付く時に、両者の速度差によってストリップ
2に急激な引張力が発生した場合でも、巻取機入側ピン
チロール6の押し付け力の増加によって過大な引張力の
上流への伝播をくい止め、圧延機1を出た直後の温度が
高く柔いストリップ2の部分にネッキングが発生するの
を防止できるようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱間圧延設備における
ネッキング防止方法とその装置に関するものである。
ネッキング防止方法とその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】熱間圧延設備の側面図を図4に、平面図
を図5に示す。図4、図5に示すような熱間圧延設備で
は、圧延機1で圧延されたストリップ2は、ランアウト
テーブル3によって下流側5へ搬送され、途中、冷却装
置4で冷却された後、ピンチロール6によって方向を変
更され、巻取機7で巻取られるようになっている。
を図5に示す。図4、図5に示すような熱間圧延設備で
は、圧延機1で圧延されたストリップ2は、ランアウト
テーブル3によって下流側5へ搬送され、途中、冷却装
置4で冷却された後、ピンチロール6によって方向を変
更され、巻取機7で巻取られるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の圧延設備には、以下のような問題があった。
来の圧延設備には、以下のような問題があった。
【0004】即ち、図4・図5に示す熱間圧延設備で
は、圧延機1から出たストリップ2を確実に搬送して巻
取機7に巻付かせるために、圧延機1がストリップ2を
送り出す速度よりもランアウトテーブル3の速度を速く
している。さらに、ランアウトテーブル3よりもピンチ
ロール6の速度を、ピンチロール6の速度よりも巻取機
7のマンドレル9の速度を速くして、ストリップ2を引
っ張りながら巻取機7に導いている。これをリード速度
を持つといい、マンドレル9は通常進入してくるストリ
ップ2よりも10%内外速く回っている。巻取機7に入
ってきたストリップ2は、マンドレル9の周りのラッパ
ロール8とその間のエプロン(図示せず)が作る板厚程
度のギャップに飛び込み、ラッパロール8でマンドレル
9に押し付けられ、リード速度分でたぐり込まれて、マ
ンドレル9上にタイトに巻かれる。
は、圧延機1から出たストリップ2を確実に搬送して巻
取機7に巻付かせるために、圧延機1がストリップ2を
送り出す速度よりもランアウトテーブル3の速度を速く
している。さらに、ランアウトテーブル3よりもピンチ
ロール6の速度を、ピンチロール6の速度よりも巻取機
7のマンドレル9の速度を速くして、ストリップ2を引
っ張りながら巻取機7に導いている。これをリード速度
を持つといい、マンドレル9は通常進入してくるストリ
ップ2よりも10%内外速く回っている。巻取機7に入
ってきたストリップ2は、マンドレル9の周りのラッパ
ロール8とその間のエプロン(図示せず)が作る板厚程
度のギャップに飛び込み、ラッパロール8でマンドレル
9に押し付けられ、リード速度分でたぐり込まれて、マ
ンドレル9上にタイトに巻かれる。
【0005】ストリップ2がマンドレル9に巻付いた瞬
間、マンドレル9はストリップ2に引っ張られて、スト
リップ2の速度まで急激に減速される。この時、マンド
レル9のリード速度分の運動エネルギーはストリップ2
の伸びによって吸収される。その結果、図5に示すよう
に、圧延機最終スタンド1とマンドレル9との間の一番
温度が高い部分、即ち、冷却装置4の手前の部分10で
ストリップ2の幅方向、および厚み方向の寸法が減少す
る。この厚み、および幅方向の減少をネッキングと称
し、ストリップ2の品質を阻害するので問題となってい
た。
間、マンドレル9はストリップ2に引っ張られて、スト
リップ2の速度まで急激に減速される。この時、マンド
レル9のリード速度分の運動エネルギーはストリップ2
の伸びによって吸収される。その結果、図5に示すよう
に、圧延機最終スタンド1とマンドレル9との間の一番
温度が高い部分、即ち、冷却装置4の手前の部分10で
ストリップ2の幅方向、および厚み方向の寸法が減少す
る。この厚み、および幅方向の減少をネッキングと称
し、ストリップ2の品質を阻害するので問題となってい
た。
【0006】本発明は、上述の実情に鑑み、ストリップ
のネッキングを防止し得るようにしたネッキング防止方
法とその装置を提供することを目的とするものである。
のネッキングを防止し得るようにしたネッキング防止方
法とその装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、圧延
機で圧延されたストリップを巻取機入側ピンチロールを
通して巻取機で巻取るようにした圧延設備における、巻
取機へのストリップ先端部の巻付き開始時に巻取機入側
ピンチロールの押し付け力を一時的に増加し、先端の巻
付け終了時に押し付け力をもとの設定値へ戻すことを特
徴とするネッキング防止方法にかかるものである。
機で圧延されたストリップを巻取機入側ピンチロールを
通して巻取機で巻取るようにした圧延設備における、巻
取機へのストリップ先端部の巻付き開始時に巻取機入側
ピンチロールの押し付け力を一時的に増加し、先端の巻
付け終了時に押し付け力をもとの設定値へ戻すことを特
徴とするネッキング防止方法にかかるものである。
【0008】請求項2の発明は、巻取機入側ピンチロー
ルの上流に、ネッキング防止用ピンチロールを設け、巻
取機へのストリップ先端部の巻付き開始時に巻取機入側
ピンチロールの押し付け力を一時的に増加し、先端の巻
付け終了時に押し付け力をもとの設定値へ戻すピンチロ
ール制御器を設けたことを特徴とするネッキング防止装
置にかかるものである。
ルの上流に、ネッキング防止用ピンチロールを設け、巻
取機へのストリップ先端部の巻付き開始時に巻取機入側
ピンチロールの押し付け力を一時的に増加し、先端の巻
付け終了時に押し付け力をもとの設定値へ戻すピンチロ
ール制御器を設けたことを特徴とするネッキング防止装
置にかかるものである。
【0009】
【作用】本発明の作用は以下の通りである。
【0010】圧延機で圧延されたストリップは、巻取機
入側ピンチロールを通して巻取機で巻取られるようにな
っている。
入側ピンチロールを通して巻取機で巻取られるようにな
っている。
【0011】請求項1の発明によれば、ネッキング防止
用制御装置が、巻取機へのストリップ先端部の巻付き開
始時に巻取機入側ピンチロールの押し付け力を一時的に
増加することにより、巻取機にストリップの先端部が巻
付く時に、両者の速度差によってストリップに急激な引
張力が発生した場合でも、巻取機入側ピンチロールの押
し付け力によってストリップに作用する引張力がある値
以下に抑制され、その結果、圧延機を出た直後の温度が
高く柔い部分のストリップにネッキングが発生するのが
防止される。
用制御装置が、巻取機へのストリップ先端部の巻付き開
始時に巻取機入側ピンチロールの押し付け力を一時的に
増加することにより、巻取機にストリップの先端部が巻
付く時に、両者の速度差によってストリップに急激な引
張力が発生した場合でも、巻取機入側ピンチロールの押
し付け力によってストリップに作用する引張力がある値
以下に抑制され、その結果、圧延機を出た直後の温度が
高く柔い部分のストリップにネッキングが発生するのが
防止される。
【0012】巻取機へのストリップ先端部の巻付けが終
了したら、巻取機入側ピンチロールの押し付け力はスト
リップ巻取りに必要な設定値へ戻される。
了したら、巻取機入側ピンチロールの押し付け力はスト
リップ巻取りに必要な設定値へ戻される。
【0013】請求項2の発明によれば、巻取機入側ピン
チロールの上流に、押し付け力を制御されるネッキング
防止用ピンチロールを設けたことにより、巻取機にスト
リップの先端部が巻付く時に発生する引張力をさらに小
さな値にできるので、より確実にネッキングを防止する
ことが可能となる。
チロールの上流に、押し付け力を制御されるネッキング
防止用ピンチロールを設けたことにより、巻取機にスト
リップの先端部が巻付く時に発生する引張力をさらに小
さな値にできるので、より確実にネッキングを防止する
ことが可能となる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
明する。
【0015】図1、図2に本発明の第一の実施例を示
す。図示していないハウジング内に設けられた上チョッ
ク21および下チョック22には、各々上ピンチロール
19および下ピンチロール20が取り付けられている。
ストリップ2は、この上下のピンチロール19,20に
挟まれ、方向を変えられて巻取機7に導かれ、巻取られ
るようになっている。
す。図示していないハウジング内に設けられた上チョッ
ク21および下チョック22には、各々上ピンチロール
19および下ピンチロール20が取り付けられている。
ストリップ2は、この上下のピンチロール19,20に
挟まれ、方向を変えられて巻取機7に導かれ、巻取られ
るようになっている。
【0016】前記上ピンチロール19の左右の軸受け部
には、各々油圧シリンダ18が配設され、配管17を介
してサーボ弁16と各々接続されている。サーボ弁16
は、指令信号15でその開度が制御され、シリンダ18
への作動油の流出、流入量を調節する。指令信号15は
ピンチロール制御器13で作られ、上ピンチロール19
の位置や押し付け力が設定値となるように、サーボ弁1
6を制御する信号である。ピンチロール制御器13は、
設定器11からピンチロール押し付け力設定信号12を
受けて、サーボ弁16への指令信号を作るが、ストリッ
プ2の進行とともに上位の制御装置、あるいはプロセス
ピュータ(図示せず)からのシーケンス信号14を受け
て、ピンチロールの押し付け力を切り替えたりする働き
もする。23,24は各々油圧シリンダ18のヘッド側
とロッド側の圧力を検出する圧力検出器、25は圧力検
出器23,24の信号からピンチロール6の押し付け力
F Prを演算する演算器である。
には、各々油圧シリンダ18が配設され、配管17を介
してサーボ弁16と各々接続されている。サーボ弁16
は、指令信号15でその開度が制御され、シリンダ18
への作動油の流出、流入量を調節する。指令信号15は
ピンチロール制御器13で作られ、上ピンチロール19
の位置や押し付け力が設定値となるように、サーボ弁1
6を制御する信号である。ピンチロール制御器13は、
設定器11からピンチロール押し付け力設定信号12を
受けて、サーボ弁16への指令信号を作るが、ストリッ
プ2の進行とともに上位の制御装置、あるいはプロセス
ピュータ(図示せず)からのシーケンス信号14を受け
て、ピンチロールの押し付け力を切り替えたりする働き
もする。23,24は各々油圧シリンダ18のヘッド側
とロッド側の圧力を検出する圧力検出器、25は圧力検
出器23,24の信号からピンチロール6の押し付け力
F Prを演算する演算器である。
【0017】本実施例の作用は次の通りである。
【0018】図4、図5で説明したように、圧延機1で
圧延されたストリップ2はランアウトテーブル3によっ
て下流側5へ搬送され、途中、冷却装置4で冷却された
後、ピンチロール6で方向を変えられ、巻取機7で巻取
られる。
圧延されたストリップ2はランアウトテーブル3によっ
て下流側5へ搬送され、途中、冷却装置4で冷却された
後、ピンチロール6で方向を変えられ、巻取機7で巻取
られる。
【0019】図2に巻取り中のマンドレル9とピンチロ
ール6との間の張力a、ピンチロール6と仕上圧延機最
終スタンド1との間の張力bの変動を示す。横軸は時間
で、ストリップ2が巻取機7に飛び込んでから3秒間
の、各張力a,bの時間に対する変化の様子を示してい
る。
ール6との間の張力a、ピンチロール6と仕上圧延機最
終スタンド1との間の張力bの変動を示す。横軸は時間
で、ストリップ2が巻取機7に飛び込んでから3秒間
の、各張力a,bの時間に対する変化の様子を示してい
る。
【0020】巻取機7に時点0において飛び込んだスト
リップ2はラッパロール8の摩擦力で時間Aの間たぐり
込まれて、時点イにおいてマンドレル9に巻付く。この
時、ランアウトテーブル3の上にはまだストリップ2の
ループがあるため、ピンチロール6と仕上圧延機最終ス
タンド1との間の張力bは立ち上がらない。時間Bの間
で、ストリップ2のループが吸収され、時点ロで急激に
ピンチロール6と仕上圧延機最終スタンド1との間の張
力bが立ち上がる。同時に、マンドレル9、ピンチロー
ル6間の張力aも立ち上がる。この時、ピンチロール6
と仕上圧延機最終スタンド1との間の張力応力σTが、
仕上圧延機最終スタンド1出側の温度が1番高い部分の
降伏応力σyより高くなると、先に述べたように、板幅
方向および厚み方向で寸法が小さくなるネッキングが起
こる。
リップ2はラッパロール8の摩擦力で時間Aの間たぐり
込まれて、時点イにおいてマンドレル9に巻付く。この
時、ランアウトテーブル3の上にはまだストリップ2の
ループがあるため、ピンチロール6と仕上圧延機最終ス
タンド1との間の張力bは立ち上がらない。時間Bの間
で、ストリップ2のループが吸収され、時点ロで急激に
ピンチロール6と仕上圧延機最終スタンド1との間の張
力bが立ち上がる。同時に、マンドレル9、ピンチロー
ル6間の張力aも立ち上がる。この時、ピンチロール6
と仕上圧延機最終スタンド1との間の張力応力σTが、
仕上圧延機最終スタンド1出側の温度が1番高い部分の
降伏応力σyより高くなると、先に述べたように、板幅
方向および厚み方向で寸法が小さくなるネッキングが起
こる。
【0021】以上のことから、ネッキングを防止するた
めにはストリップ2がマンドレル9に巻付いた瞬間に発
生する張力の変動を、上流のストリップ2が高温で他の
部分に比べて降伏応力の小さい部分に伝わることを遮断
することが有効であることが分かる。
めにはストリップ2がマンドレル9に巻付いた瞬間に発
生する張力の変動を、上流のストリップ2が高温で他の
部分に比べて降伏応力の小さい部分に伝わることを遮断
することが有効であることが分かる。
【0022】本発明の装置では、ストリップ2が巻取機
7に進入する前に、予め設定器11にネッキング防止に
必要なピンチロール押し付け力設定値FPを与えてお
く。ストリップ2がピンチロール部6を通過する前に、
設定器11からはピンチロール押し付け力設定信号12
がピンチロール制御器13に与えられ、ピンチロール制
御器13からは指令信号15がサーボ弁16に送られ、
サーボ弁16は指令信号15の値に応じて、油圧シリン
ダ18への油の流入、流出量を配管17を介して調節す
る。シリンダ内の圧力はシリンダのヘッド側、ロッド側
に設けた圧力検出器23,24で各々検出され、演算器
25に送られる。演算器25では、ピンチロールの押し
付け力FPrが、次式、
7に進入する前に、予め設定器11にネッキング防止に
必要なピンチロール押し付け力設定値FPを与えてお
く。ストリップ2がピンチロール部6を通過する前に、
設定器11からはピンチロール押し付け力設定信号12
がピンチロール制御器13に与えられ、ピンチロール制
御器13からは指令信号15がサーボ弁16に送られ、
サーボ弁16は指令信号15の値に応じて、油圧シリン
ダ18への油の流入、流出量を配管17を介して調節す
る。シリンダ内の圧力はシリンダのヘッド側、ロッド側
に設けた圧力検出器23,24で各々検出され、演算器
25に送られる。演算器25では、ピンチロールの押し
付け力FPrが、次式、
【数1】FPr=PH・AH−PR・AR で演算され、その信号26がピンチロール制御器13に
送られる。ピンチロール制御器13では、先のピンチロ
ール押し付け力設定値FPと、実際の押し付け力FPrが
比較され、その差E=FP−FPrが無くなるまでサーボ
弁16への指令信号15が与えられ、油圧シリンダ18
への油の流入、流出量が調節される。両者が一致する
と、サーボ弁16への指令信号15は零となり、油圧シ
リンダ18への油の流入、流出は停止する。その結果、
ピンチロール6の押し付け力FPrは設定値FPになる。
送られる。ピンチロール制御器13では、先のピンチロ
ール押し付け力設定値FPと、実際の押し付け力FPrが
比較され、その差E=FP−FPrが無くなるまでサーボ
弁16への指令信号15が与えられ、油圧シリンダ18
への油の流入、流出量が調節される。両者が一致する
と、サーボ弁16への指令信号15は零となり、油圧シ
リンダ18への油の流入、流出は停止する。その結果、
ピンチロール6の押し付け力FPrは設定値FPになる。
【0023】図2で説明したように、マンドレル9にス
トリップ2が巻付き、ランアウトテーブル3上のストリ
ップ2のループが吸収されるとマンドレル9のリード速
度分の運動エネルギーはストリップ2の伸びに吸収され
る。すなわち、マンドレル9がストリップ2に引っ張ら
れて減速されるので、大きな張力の変動が生じ、ストリ
ップ2の幅方向、および厚み方向の寸法が減少する。こ
の時、マンドレル9手前のピンチロール6がストリップ
2をFPrの押し付け力で押し付けていると、F Pμ=F
Pr・μ(μ:ピンチロール6、ストリップ2間の摩擦係
数)の力がストリップ2の長手方向に作用する。そし
て、この力はマンドレル9がストリップ2に引っ張られ
て減速される時に発生する張力を減少させる。すなわ
ち、ピンチロール6は、FPμ=FPr・μの力の分だけ
マンドレル9が引っ張られるのを防ごうとする。従っ
て、ネッキングが起こる部分のストリップ2の降伏応力
をσyとすると、発生する張力応力σTがσT<σyとなる
ように、ピンチロール6で張力を遮断すれば、ネッキン
グの発生は防げることになる。ピンチロール6で遮断で
きる張力応力σPは、σP=FPμ/(H・W)=FPr・
μ/(H・W)と表されるので(H:板厚、W:板
幅)、σP≧σT−σyとなるような、圧延材料ごとに求
められたピンチロール6の押し付け力が設定器11に与
えられる。
トリップ2が巻付き、ランアウトテーブル3上のストリ
ップ2のループが吸収されるとマンドレル9のリード速
度分の運動エネルギーはストリップ2の伸びに吸収され
る。すなわち、マンドレル9がストリップ2に引っ張ら
れて減速されるので、大きな張力の変動が生じ、ストリ
ップ2の幅方向、および厚み方向の寸法が減少する。こ
の時、マンドレル9手前のピンチロール6がストリップ
2をFPrの押し付け力で押し付けていると、F Pμ=F
Pr・μ(μ:ピンチロール6、ストリップ2間の摩擦係
数)の力がストリップ2の長手方向に作用する。そし
て、この力はマンドレル9がストリップ2に引っ張られ
て減速される時に発生する張力を減少させる。すなわ
ち、ピンチロール6は、FPμ=FPr・μの力の分だけ
マンドレル9が引っ張られるのを防ごうとする。従っ
て、ネッキングが起こる部分のストリップ2の降伏応力
をσyとすると、発生する張力応力σTがσT<σyとなる
ように、ピンチロール6で張力を遮断すれば、ネッキン
グの発生は防げることになる。ピンチロール6で遮断で
きる張力応力σPは、σP=FPμ/(H・W)=FPr・
μ/(H・W)と表されるので(H:板厚、W:板
幅)、σP≧σT−σyとなるような、圧延材料ごとに求
められたピンチロール6の押し付け力が設定器11に与
えられる。
【0024】この押し付け力は、一般にピンチロール6
がストリップ2を引っ張るために必要な押し付け力より
も大きいことが多く、その場合は、ストリップ2先端が
マンドレル9へ巻付いて2〜3巻した後、シーケンス信
号14がピンチロール制御器13へ印加され、ピンチロ
ール制御器13からサーボ弁16に指令信号15が送ら
れて、先に述べたようにしてピンチロール6の押し付け
力はストリップ2の引っ張りに必要な本来の値に戻さ
れ、巻取りは継続される。
がストリップ2を引っ張るために必要な押し付け力より
も大きいことが多く、その場合は、ストリップ2先端が
マンドレル9へ巻付いて2〜3巻した後、シーケンス信
号14がピンチロール制御器13へ印加され、ピンチロ
ール制御器13からサーボ弁16に指令信号15が送ら
れて、先に述べたようにしてピンチロール6の押し付け
力はストリップ2の引っ張りに必要な本来の値に戻さ
れ、巻取りは継続される。
【0025】こうして、マンドレル9の上流側の、温度
が高く、ストリップ2が一番柔らかい部分への過大な張
力変動の伝播が遮断されるので、ネッキングの発生が防
止される。
が高く、ストリップ2が一番柔らかい部分への過大な張
力変動の伝播が遮断されるので、ネッキングの発生が防
止される。
【0026】図3は本発明の第二の実施例で、巻取機入
側のピンチロール6の上流に、同様に作動するネッキン
グ防止用ピンチロール27を設けたもので、ここでもス
トリップ2がマンドレル9に巻付いた時に発生する張力
変動を遮断する。こうすることにより、発生する張力変
動の上流への伝播をさらに少なくすることが出来るの
で、よりネッキングの防止能力を高めることができる。
側のピンチロール6の上流に、同様に作動するネッキン
グ防止用ピンチロール27を設けたもので、ここでもス
トリップ2がマンドレル9に巻付いた時に発生する張力
変動を遮断する。こうすることにより、発生する張力変
動の上流への伝播をさらに少なくすることが出来るの
で、よりネッキングの防止能力を高めることができる。
【0027】尚、本発明は、上述の実施例にのみ限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内に
おいて種々変更を加え得ることは勿論である。
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内に
おいて種々変更を加え得ることは勿論である。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のネッキン
グ防止方法とその装置によれば、ストリップのネッキン
グを防止し得るという優れた効果を奏し得る。
グ防止方法とその装置によれば、ストリップのネッキン
グを防止し得るという優れた効果を奏し得る。
【図1】本発明の第一の実施例の概略系統図である。
【図2】圧延中の時間に対する張力変化の様子を示す線
図である。
図である。
【図3】本発明の第二の実施例の概略側面図である。
【図4】従来例の概略側面図である。
【図5】図4の平面図である。
1 圧延機 2 ストリップ 6 巻取機入側ピンチロール 7 巻取機 12 設定値(ピンチロール押し付け力設定信号) 27 ネッキング防止用ピンチロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高世 寛 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石 川島播磨重工業株式会社横浜第二工場内 (72)発明者 伊藤 伸宏 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内 (72)発明者 今関 敏夫 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内 (72)発明者 武智 敏貞 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内
Claims (2)
- 【請求項1】 圧延機で圧延されたストリップを巻取機
入側ピンチロールを通して巻取機で巻取るようにした圧
延設備における、巻取機へのストリップ先端部の巻付き
開始時に巻取機入側ピンチロールの押し付け力を一時的
に増加し、先端の巻付け終了時に押し付け力をもとの設
定値へ戻すことを特徴とするネッキング防止方法。 - 【請求項2】 巻取機入側ピンチロールの上流に、ネッ
キング防止用ピンチロールを設け、巻取機へのストリッ
プ先端部の巻付き開始時に巻取機入側ピンチロールの押
し付け力を一時的に増加し、先端の巻付け終了時に押し
付け力をもとの設定値へ戻すピンチロール制御器を設け
たことを特徴とするネッキング防止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1350494A JPH07214156A (ja) | 1994-02-07 | 1994-02-07 | ネッキング防止方法とその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1350494A JPH07214156A (ja) | 1994-02-07 | 1994-02-07 | ネッキング防止方法とその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07214156A true JPH07214156A (ja) | 1995-08-15 |
Family
ID=11834970
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1350494A Pending JPH07214156A (ja) | 1994-02-07 | 1994-02-07 | ネッキング防止方法とその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07214156A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1285703A1 (en) * | 2000-02-24 | 2003-02-26 | Ishikawajima-Harima Heavy Industries Co., Ltd. | Control method of hydaulic pinch roll and control unit thereof |
| KR100530333B1 (ko) * | 2001-12-18 | 2005-11-22 | 주식회사 포스코 | 열연 권취형상 및 폭 넥킹 방지를 위한 사상압연기의스피드 제어방법 |
-
1994
- 1994-02-07 JP JP1350494A patent/JPH07214156A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1285703A1 (en) * | 2000-02-24 | 2003-02-26 | Ishikawajima-Harima Heavy Industries Co., Ltd. | Control method of hydaulic pinch roll and control unit thereof |
| US6604663B2 (en) | 2000-02-24 | 2003-08-12 | Ishikawajima-Harima Heavy Industries Co., Ltd. | Control method of hydraulic pinch roll and control unit thereof |
| KR100530333B1 (ko) * | 2001-12-18 | 2005-11-22 | 주식회사 포스코 | 열연 권취형상 및 폭 넥킹 방지를 위한 사상압연기의스피드 제어방법 |
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