JPH07214266A - 鋼の連続鋳造法 - Google Patents
鋼の連続鋳造法Info
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- JPH07214266A JPH07214266A JP2356094A JP2356094A JPH07214266A JP H07214266 A JPH07214266 A JP H07214266A JP 2356094 A JP2356094 A JP 2356094A JP 2356094 A JP2356094 A JP 2356094A JP H07214266 A JPH07214266 A JP H07214266A
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Abstract
は連続鋳造時のモールド振動条件によってはオシレーシ
ョン割れを引き起こすことがあるので、それを回避す
る。 【構成】 1300℃における粘性が2poise以下
及び凝固温度1000〜1300℃のパウダーを0.0
8≦[C]≦0.18%成分の鋼に使用する際、凝固温
度、パウダー粘性、及びモールド振動条件を最適範囲に
規定する。
Description
連続鋳造法に関するものである。
観点から、鉄鋼製造時の製鋼〜圧延間での無手入れ状態
で熱鋳片を処理できることが重要な造り込み上の課題と
なっている。その中で、特にいわゆる中炭素鋼(0.0
8≦[C]≦0.18%)では、スラブ表面の縦割れ疵
低減が特に大きな改善要素として上げられる。
モールドでの抜熱量を押えた緩冷化が指向されその一還
として、モールドパウダーの高凝固温度化及び低粘性化
が積極的に行われており、その一例を示すと図1のよう
に、高凝固温度化によって縦割れの低減の効果が確認さ
れている。また、一方でパウダーの高凝固温度化はブレ
ークアウトを惹起する原因になる等、操業上問題を発生
しやすいとされており、それを回避する手段として低粘
性化を併せて行なうというのがパウダーの一般的な改善
手段となっている。
縦割れの害を除くことができるが、その他の鋳片表面品
質への影響が懸念される。その例の一つとしてオシレー
ション割れがパウダーの高凝固温度化によって悪化する
場合がある。
高凝固温度化においては連続鋳造時のモールド振動条件
によってはオシレーション割れを引き起こすことがある
ので、それを回避しようとするものである。
するものであって、1300℃における粘性が2poi
se以下及び凝固温度1000〜1300℃のパウダー
を0.08≦[C]≦0.18%成分の鋼に使用する
際、凝固温度、パウダー粘性、及びモールド振動条件を
以下に示す範囲で設定し、鋳造する方法にその特徴があ
る。
に生成するオシレーションマーク深さが起点となり、曲
げ或いは矯正帯での鋳片表面温度と歪み量により、割れ
となって発現すると云われており、その改善のポイント
は起点となるオシレーションマーク深さの低減である。
ーク深さの関係を示したもので、ネガティブストリップ
時間Bが短い程オシレーションマーク深さが浅くなって
いる。そのためネガティブストリップ時間の短縮化が図
られ、通常オシレーションのショートストローク・ハイ
サイクル操業が指向されている。
12%、鋳造速度:1.1m/min、振動数:190
cpm、ストローク:6mm、ネガティブストリップ時
間:0.13秒、パウダー凝固温度:1220℃の連続
鋳造条件にて鋳造した厚板材にて非常に程度の悪いオシ
レーション割れが多発した。(従来の調査結果では当該
ネガティブストリップ時間でのオシレーションマーク深
さは200〜350μmであったが、当該材は400μ
mを越える深さであった)。
々の研究、検討を重ねた。前記の知見によれば図2に示
したように条件的には従来の実績からオシレーション割
れが回避できる条件に適合しており、問題は起らないは
ずであるにもかかわらず割れが発生した。当該材は縦割
れ対策として高凝固温度パウダーを使用しており、この
パウダーが悪影響を及ぼしていることが予測されたの
で、この点について鋭意解明を試みた。オシレーション
割れはオシレーションマーク深さと湾曲部の冷却及び歪
みによって論じられ、そして、その起点であるオシレー
ションマーク深さはモールド振動条件によってのみ考察
されている。
について、モールド内での生成過程において2つの条件
が存在するとの見解に至った。その一つは従来の考え方
に立脚するもので、前記図2に示したモールド振動条件
によるものであり、もう一つは本発明者等が新たに得た
知見によってその解明に努めたモールドと鋳片間の摩擦
によるものである。
添加パウダーの状況を模式的に示したものである。つま
り、初期凝固時にモールド振動条件によって生成したオ
シレーションマークは、その後モールド下端通過までの
モールド/鋳片間の摩擦力(潤滑性)によって、更に拡
大過程を経て割れが増長されていく。それが、元来モー
ルド振動条件によって決定されてきたオシレーションマ
ーク深さを予想以上に深くし、遂には割れに至らしめ
る。その摩擦力を全面的に支配するものがパウダーの凝
固温度及び粘性である。
てはじめて顕在化してきたものであり、従って、オシレ
ーション割れ回避のためにはモールド振動条件ばかりで
なく、パウダーの物性値を包含した形で新たな適正条件
を見出す必要が生じた。そこでモールド/鋳片間摩擦力
の算定方法として、従来から公知の下記式を使用した。
ウダー物性、原単位及びモールド、鋳片温度で、そして
μは実験によって各々決定される(μは実機調査の結果
0.25とした)。ここで、モールドと鋳片間のパウダ
ーの固・液状態を模式的に示したのが図4で、この図か
らパウダーの固体厚・液体厚を求めた。
た。 1)原単位より総パウダーフィルム厚みを算出。 2)モールドメニスカス部〜下端までのモールド表面温
度及び鋳片表面温度を実測あるいは計算。 3)各点(例えば図4のbMD及びbSL)での各々の温度
とパウダー凝固温度からパウダーフィルム厚み内の液層
パウダー厚み(例えば図4のtの値)を算出。 4)以上の値を式へ代入する。
摩擦と液体摩擦の大小により、その点における支配摩擦
力が決定される。潤滑は相対的に小さい方で行われる。
液体摩擦>固体摩擦となる液体摩擦力は物理的意味はな
く、その時点で液体摩擦は消失する(完全固体摩擦)と
考えて差支えない。固体摩擦(式)はモールドサイズ
から一義的に決定される。液体摩擦(式)はモールド
振動条件及び速度を固定すると、パウダー粘性と凝固温
度(高凝固温度ほど液層パウダー厚みは減少する)によ
り左右される。メニスカスからの任意の点に注目する
と、粘性が高いほど、高凝固温度ほど(液層パウダー厚
が薄いほど)液体摩擦は大きくなる。
1150〜1200℃での計算結果を示したもので、こ
こで重要なことは、高凝固温度化するほど、液体→固体
摩擦の遷移点(式と式の交点)が、メニスカス側へ
移動することである。つまり、このことは凝固初期の脆
弱な鋳片に相対的に潤滑性能の劣る固体摩擦力が作用す
ることであり、オシレーションマークというノッチ部を
もった鋳片に過大な力が加わる時、その切りかき効果で
オシレーションマークが深くなると推察できる。
さを極力浅くしてやることが疵発生抑制の条件であり、
モールド振動で一義的に決定されるオシレーションマー
ク深さから摩擦によって更に拡大しないように諸条件を
決定してやることが極めて重要である。なぜなら摩擦に
よる拡大過程は凝固初期鋳片の強度が明確でないため推
定が困難であり、最低限拡大過程を抑制する条件を品質
データからでも明確にしておけば、後はモールド振動を
従来知見から設定することにより、オシレーション割れ
を防止することが可能である。
条件別に表したものを、図6に示した。パウダー凝固温
度が高くなるほど、またネガティブストリップ時間が短
くなるほど(=ネガティブストリップ率が大きくなるほ
ど)固体摩擦領域が拡大することがわかる。逆に言う
と、高凝固温度パウダーを使用しても、モールド振動条
件(ネガティブ時間)を調整することにより、固体摩擦
領域を制御できる。但し、その際ネガティブストリップ
時間を長くする方向の対策となり、確かにオシレーショ
ンマーク深さの拡大は軽減されるが、生成時点で既に深
さが深くなってしまうため、結果的には調整範囲は制限
される。オシレーション割れの発生指数を図6に併記し
ているが、この結果から固体摩擦力が有害となるのはメ
ニスカス〜約30cm程度の位置からだと判断した。
ら、、、の式を導き出した。この式を満足すれ
ば、オシレーション割れは発生しない。(はネガティ
ブストリップ時間B≦0.15秒の意味)。ここで、
はオシレーションマーク拡大過程防止条件、はオシ
レーションマーク生成抑制条件を示す。但し、これは特
に式にて煩雑な計算が必要であり実用的には不向きで
ある。そこで、パウダー物性と振動条件をある定数にて
リンクし、実用の上で計算が簡便にでき、且つ、適用の
結果においても前記式での計算値と大差なく、充分実行
できる現場作業に最適な下記式を創出した。
成するオシレーションマーク深さを400μm以下にコ
ントロールすることによって、オシレーション割れは回
避できることがわかっている。それはネガティブストリ
ップ時間0.15秒以下にすることにより達成される
(式)。また式については、式=式とおいて、
ると、鋳造方向で(温度が下がるから)粘性値は高くな
るが、ここでは液体潤滑する際のパウダー粘性が問題で
あり、鋳片に隣接した部分を局部的にみると潤滑作用の
ある領域の粘性は一定とみてよい。従って、(a)式は
0〜1300℃、TMD=280〜320℃より分母はど
の断面もTSL(x)−TMD(x)≒constとなる。
また、パウダーは原単位0.35kg/t−s±0.3
となるよう設計するからdもほぼ一定の値をとる。 ∴dL (x)≒Q(TSL(x)−BP)=Q(1300−BP)・・・(e) (d)式において、品質結果よりx=30cm位置より
メニスカス側で固定摩擦力が支配的になる際、オシレー
ションマーク深さに影響を及ぼすとしたから、 ∴H(x)=30ρWT≒const=R ・・・(f)
割れは連鋳機のプロフィール及び冷却条件によってもそ
の感受性がことなるため、式の右辺定数Bの値や式
の定数Aは各マシンによって、夫々定ってくる。オシレ
ーション割れは起点となるオシレーションマーク深さば
かりでなく、マシン特性(プロフィル、冷却方法、鋳片
厚)によっても大きく左右される。そこで、曲げ半径
7.5m及び鋳片厚み280mmと条件的には国内外を
含め厳しいマシンを想定したとき、Aの上限値は2.3
及びBの下限値は0.15となる。
各定数はマシン特性によって異なり、それは総合歪の関
数となる。そこで、A、Bは Amin=2.3×(1.1÷1.9)=1.3 Bmax=0.15×(1.9÷1.1)=0.25 のようになる。以上のようにして、定数A、Bの範囲を
特定したが、A、Bの値がこの範囲内であれば充分に再
現性よくその効果が発揮される。本発明は前記、式
に基づいて前記式を満足する連続鋳造条件で実際操業を
行うものである。
す。表1は供試材の溶鋼成分、表2はパウダー成分を示
し、表3は鋳造条件とスラブ表面品質状況を示した。
較例に比べ縦割れ、オシレーション割れ共に少ないスラ
ブが得られており、本発明の如き最適連続鋳造条件を選
択することにより、パウダーの高凝固温度化によっても
表面品質の優れたスラブを確保できる。
固温度化によって縦割れの減少の効果を維持しながら、
オシレーション割れも同時に防ぐ事ができ表面性状の優
れたスラブが得られる。
図
とオシレーションマークの深さの関係を示す図
ダーの状態を模式的に示した図
式的に示した図
ーの凝固温度別に示した図
度・ネガティブストリップ時間及びオシレーション割れ
指数の関係を示す図
Claims (1)
- 【請求項1】 1300℃における粘性が2poise
以下及び凝固温度1000〜1300℃のパウダーを
0.08≦[C]≦0.18%成分の鋼に使用する際、
凝固温度、パウダー粘性、及びモールド振動条件を以下
に示す範囲で設定し、鋳造する方法。 【数1】
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6023560A JP3026906B2 (ja) | 1994-01-27 | 1994-01-27 | 鋼の連続鋳造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6023560A JP3026906B2 (ja) | 1994-01-27 | 1994-01-27 | 鋼の連続鋳造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07214266A true JPH07214266A (ja) | 1995-08-15 |
| JP3026906B2 JP3026906B2 (ja) | 2000-03-27 |
Family
ID=12113907
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6023560A Expired - Lifetime JP3026906B2 (ja) | 1994-01-27 | 1994-01-27 | 鋼の連続鋳造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3026906B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001205405A (ja) * | 2000-01-28 | 2001-07-31 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 鋼の初期凝固制御方法 |
| CN111644586A (zh) * | 2020-06-11 | 2020-09-11 | 中冶南方连铸技术工程有限责任公司 | 确定结晶器最优振动参数的方法 |
| CN114226672A (zh) * | 2021-12-21 | 2022-03-25 | 东北大学 | 一种低碳钢连铸结晶器振动参数确定方法 |
-
1994
- 1994-01-27 JP JP6023560A patent/JP3026906B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001205405A (ja) * | 2000-01-28 | 2001-07-31 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 鋼の初期凝固制御方法 |
| CN111644586A (zh) * | 2020-06-11 | 2020-09-11 | 中冶南方连铸技术工程有限责任公司 | 确定结晶器最优振动参数的方法 |
| CN111644586B (zh) * | 2020-06-11 | 2021-06-29 | 中冶南方连铸技术工程有限责任公司 | 确定结晶器最优振动参数的方法 |
| CN114226672A (zh) * | 2021-12-21 | 2022-03-25 | 东北大学 | 一种低碳钢连铸结晶器振动参数确定方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3026906B2 (ja) | 2000-03-27 |
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