JPH07214713A - 微細凹凸を有する複合材積層板の製造方法 - Google Patents
微細凹凸を有する複合材積層板の製造方法Info
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- JPH07214713A JPH07214713A JP6012317A JP1231794A JPH07214713A JP H07214713 A JPH07214713 A JP H07214713A JP 6012317 A JP6012317 A JP 6012317A JP 1231794 A JP1231794 A JP 1231794A JP H07214713 A JPH07214713 A JP H07214713A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 生産性及びしゅう動性を大幅に向上させるこ
とができ、さらにコストを大幅に低減できる微細凹凸を
有する複合材積層板の製造方法を提供すること。 【構成】 繊維基材に熱硬化性樹脂を含浸してなるプリ
プレグ・シート3を複数枚重ねて、これを加圧板4の間
に挟んで加熱加圧成形することにより、微細凹凸を有す
る複合材積層板を製造する方法において、前記加熱加圧
成形を行うときに、予め前記加圧板4と前記プリプレグ
・シート3との間に、少なくともプリプレグ・シート3
に面する一面が微細凹凸形状と離型性を有するフィルム
1を挟むことにより、前記微細凹凸を複合材積層板の表
面に転写させることを特徴とする微細凹凸を有する複合
材積層板の製造方法。
とができ、さらにコストを大幅に低減できる微細凹凸を
有する複合材積層板の製造方法を提供すること。 【構成】 繊維基材に熱硬化性樹脂を含浸してなるプリ
プレグ・シート3を複数枚重ねて、これを加圧板4の間
に挟んで加熱加圧成形することにより、微細凹凸を有す
る複合材積層板を製造する方法において、前記加熱加圧
成形を行うときに、予め前記加圧板4と前記プリプレグ
・シート3との間に、少なくともプリプレグ・シート3
に面する一面が微細凹凸形状と離型性を有するフィルム
1を挟むことにより、前記微細凹凸を複合材積層板の表
面に転写させることを特徴とする微細凹凸を有する複合
材積層板の製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フォーカルプレーンシ
ャッタのシャッタ羽根等に適して用いられる微細凹凸を
有する複合材積層板の製造方法に関するものである。
ャッタのシャッタ羽根等に適して用いられる微細凹凸を
有する複合材積層板の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】繊維基材に熱硬化性樹脂を含浸してなる
プリプレグ・シートを複数枚重ねて、これを加熱加圧成
形することにより製造される複合材積層板は、しゅう動
性が不十分であり、しかも光反射率が高すぎる。そのた
め、そのままでは、例えば、シャッタ羽根用の材料とし
て使用することができないが、表面に微細凹凸を施すと
しゅう動性や光反射率の問題を大きく改善することがで
きる。
プリプレグ・シートを複数枚重ねて、これを加熱加圧成
形することにより製造される複合材積層板は、しゅう動
性が不十分であり、しかも光反射率が高すぎる。そのた
め、そのままでは、例えば、シャッタ羽根用の材料とし
て使用することができないが、表面に微細凹凸を施すと
しゅう動性や光反射率の問題を大きく改善することがで
きる。
【0003】ここで、プリプレグ・シートとは、マトリ
ックス樹脂の前駆体である熱硬化性樹脂液(例えば、エ
ポキシ樹脂や不飽和ポリエステルの未硬化液状物)を樹
脂強化用の繊維に含浸させた後、この樹脂液をBステー
ジ状態(一応、固化しており明白な流動性はないが、加
熱すれば最終的な硬化が可能な状態)にしたものであ
る。
ックス樹脂の前駆体である熱硬化性樹脂液(例えば、エ
ポキシ樹脂や不飽和ポリエステルの未硬化液状物)を樹
脂強化用の繊維に含浸させた後、この樹脂液をBステー
ジ状態(一応、固化しており明白な流動性はないが、加
熱すれば最終的な硬化が可能な状態)にしたものであ
る。
【0004】従来、微細凹凸を有する複合材積層板の製
造方法は、繊維基材に樹脂を含浸させたプリプレグを複
数枚重ねて、これを加熱加圧成形するときに、予め精密
研削等で微細凹凸加工を行ったプレスプレート(加圧
板)を用い、その凹凸を成形品(複合材積層板)の表面
に転写させるというものであった。
造方法は、繊維基材に樹脂を含浸させたプリプレグを複
数枚重ねて、これを加熱加圧成形するときに、予め精密
研削等で微細凹凸加工を行ったプレスプレート(加圧
板)を用い、その凹凸を成形品(複合材積層板)の表面
に転写させるというものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、微細凹凸を有
する複合材積層板の従来の製造方法では、プレスプレー
ト(加圧板)の凹凸を直接、成形品(複合材積層板)の
表面に転写するので、凹凸加工に高い精度が要求され、
そのためプレスプレート(加圧板)の製造が困難である
という問題点があった。
する複合材積層板の従来の製造方法では、プレスプレー
ト(加圧板)の凹凸を直接、成形品(複合材積層板)の
表面に転写するので、凹凸加工に高い精度が要求され、
そのためプレスプレート(加圧板)の製造が困難である
という問題点があった。
【0006】また、プレスプレート(加圧板)にキズが
あると、成形品(複合材積層板)の致命的な不良につな
がるので、プレスプレート(加圧板)の取り扱い(メン
テナンスも含めて)に十分な注意が必要であり、そのた
め、作業能率が低下する、即ち生産性が低下するという
問題点があった。また、この製造方法で成形を行う場
合、複合材積層板がプレスプレート(加圧板)に固着す
るのを防ぐために、プレスプレートに離型剤を塗る必要
がある。そのため、離型剤が成形品(複合材積層板)に
も付着する。
あると、成形品(複合材積層板)の致命的な不良につな
がるので、プレスプレート(加圧板)の取り扱い(メン
テナンスも含めて)に十分な注意が必要であり、そのた
め、作業能率が低下する、即ち生産性が低下するという
問題点があった。また、この製造方法で成形を行う場
合、複合材積層板がプレスプレート(加圧板)に固着す
るのを防ぐために、プレスプレートに離型剤を塗る必要
がある。そのため、離型剤が成形品(複合材積層板)に
も付着する。
【0007】そこで、成形品(複合材積層板)に潤滑性
黒色塗料(しゅう動剤)を塗布する前に、成形品を洗浄
して付着した離型剤を除去する必要がある。しかし、離
型剤の完全な除去は極めて困難であり、成形品に離型剤
が残留し、成形品と潤滑性黒色塗料(しゅう動剤)との
密着性を著しく低下させるという問題点があった。さら
に、前記洗浄には、環境問題から今後全廃が予定されて
いるフロン系の溶剤を用いているという問題点があっ
た。
黒色塗料(しゅう動剤)を塗布する前に、成形品を洗浄
して付着した離型剤を除去する必要がある。しかし、離
型剤の完全な除去は極めて困難であり、成形品に離型剤
が残留し、成形品と潤滑性黒色塗料(しゅう動剤)との
密着性を著しく低下させるという問題点があった。さら
に、前記洗浄には、環境問題から今後全廃が予定されて
いるフロン系の溶剤を用いているという問題点があっ
た。
【0008】その他、微細凹凸を有する複合材積層板の
製造方法として、複合材積層板にサンドブラストを施す
方法が考えられる。しかし、この方法は、高速飛翔する
砂を複合材積層板の表面に衝突させて加工するので、複
合材積層板にサンドブラストを施すと、複合材積層板に
含まれる繊維のケバ立ちが発生する。そのため、複合材
積層板のしゅう動性を低下させるという問題点があっ
た。
製造方法として、複合材積層板にサンドブラストを施す
方法が考えられる。しかし、この方法は、高速飛翔する
砂を複合材積層板の表面に衝突させて加工するので、複
合材積層板にサンドブラストを施すと、複合材積層板に
含まれる繊維のケバ立ちが発生する。そのため、複合材
積層板のしゅう動性を低下させるという問題点があっ
た。
【0009】本発明は、以上の問題点に鑑みてなされた
ものであり、生産性及びしゅう動性を大幅に向上させる
ことができ、さらにコストを大幅に低減できる微細凹凸
を有する複合材積層板の製造方法を提供することを目的
とする。
ものであり、生産性及びしゅう動性を大幅に向上させる
ことができ、さらにコストを大幅に低減できる微細凹凸
を有する複合材積層板の製造方法を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】そのため、本発明は第一
に「繊維基材に熱硬化性樹脂を含浸してなるプリプレグ
・シートを複数枚重ねて、これを加圧板の間に挟んで加
熱加圧成形することにより、微細凹凸を有する複合材積
層板を製造する方法において、前記加熱加圧成形を行う
ときに、予め前記加圧板と前記プリプレグ・シートとの
間に、少なくともプリプレグ・シートに面する一面が微
細凹凸形状と離型性を有するフィルムを挟むことによ
り、前記微細凹凸を複合材積層板の表面に転写させるこ
とを特徴とする微細凹凸を有する複合材積層板の製造方
法(請求項1)」を提供する。
に「繊維基材に熱硬化性樹脂を含浸してなるプリプレグ
・シートを複数枚重ねて、これを加圧板の間に挟んで加
熱加圧成形することにより、微細凹凸を有する複合材積
層板を製造する方法において、前記加熱加圧成形を行う
ときに、予め前記加圧板と前記プリプレグ・シートとの
間に、少なくともプリプレグ・シートに面する一面が微
細凹凸形状と離型性を有するフィルムを挟むことによ
り、前記微細凹凸を複合材積層板の表面に転写させるこ
とを特徴とする微細凹凸を有する複合材積層板の製造方
法(請求項1)」を提供する。
【0011】また、本発明は第二に「前記フィルムがポ
リオレフィン系樹脂フィルムであることを特徴とする請
求項1記載の製造方法(請求項2)」 を提供する。ま
た、本発明は第三に「前記ポリオレフィン系樹脂がポリ
エチレン、ポリプロピレン又はポリメチルペンテンであ
ることを特徴とする請求項2記載の製造方法(請求項
3)」 を提供する。
リオレフィン系樹脂フィルムであることを特徴とする請
求項1記載の製造方法(請求項2)」 を提供する。ま
た、本発明は第三に「前記ポリオレフィン系樹脂がポリ
エチレン、ポリプロピレン又はポリメチルペンテンであ
ることを特徴とする請求項2記載の製造方法(請求項
3)」 を提供する。
【0012】また、本発明は第四に「前記フィルムがふ
っ素系樹脂フィルムであることを特徴とする請求項1記
載の製造方法(請求項4)」 を提供する。また、本発
明は第五に「前記ふっ素系樹脂がポリふっ化エチレン、
ポリふっ化プロピレン、ポリふっ化エチレンプロピレン
又はポリふっ化ビニルであることを特徴とする請求項4
記載の製造方法(請求項5)」 を提供する。
っ素系樹脂フィルムであることを特徴とする請求項1記
載の製造方法(請求項4)」 を提供する。また、本発
明は第五に「前記ふっ素系樹脂がポリふっ化エチレン、
ポリふっ化プロピレン、ポリふっ化エチレンプロピレン
又はポリふっ化ビニルであることを特徴とする請求項4
記載の製造方法(請求項5)」 を提供する。
【0013】また、本発明は第六に「前記微細凹凸の凹
凸差を0.2 μm以上、4μm以下としたことを特徴とす
る請求項1〜5記載の製造方法(請求項6)」を提供す
る。
凸差を0.2 μm以上、4μm以下としたことを特徴とす
る請求項1〜5記載の製造方法(請求項6)」を提供す
る。
【0014】
【作用】本発明では、繊維基材に熱硬化性樹脂を含浸し
てなるプリプレグ・シートを複数枚重ねて、これを加圧
板の間に挟んで加熱加圧成形するときに、プレスプレー
ト(加圧板)4とプリプレグ・シート3との間に、少な
くともプリプレグ・シート3に面する一面が微細凹凸形
状(表面)2と離型性を有するフィルム1を挟むことに
より、その微細凹凸を成形品の表面に転写するので、常
に一定の微細凹凸が成形品(複合材積層板)5の表面に
形成される。
てなるプリプレグ・シートを複数枚重ねて、これを加圧
板の間に挟んで加熱加圧成形するときに、プレスプレー
ト(加圧板)4とプリプレグ・シート3との間に、少な
くともプリプレグ・シート3に面する一面が微細凹凸形
状(表面)2と離型性を有するフィルム1を挟むことに
より、その微細凹凸を成形品の表面に転写するので、常
に一定の微細凹凸が成形品(複合材積層板)5の表面に
形成される。
【0015】従って、プレスプレート(加圧板)4に高
精度の凹凸加工を施す必要がなく、コストを大幅に低減
できる。なお、所望の微細凹凸形状を有するフィルム1
は、フィルムにマット加工(例えば、ブラスト処理やコ
ロナ放電処理等により、フィルム表面を梨地面即ち微細
凹凸面に仕上げる加工)を施すことにより、比較的容易
に得られる。
精度の凹凸加工を施す必要がなく、コストを大幅に低減
できる。なお、所望の微細凹凸形状を有するフィルム1
は、フィルムにマット加工(例えば、ブラスト処理やコ
ロナ放電処理等により、フィルム表面を梨地面即ち微細
凹凸面に仕上げる加工)を施すことにより、比較的容易
に得られる。
【0016】また、加熱加圧成形のときに、フィルム1
が一種のクッション的役割を果たすので、プレスプレー
ト(加圧板)4が有する表面キズの成形品(複合材積層
板)5に与える影響が極めて小さい。そのため、プレス
プレート(加圧板)4の取扱い(メンテナンスを含む)
が非常に楽になり、作業性即ち生産性が大幅に改善され
る。
が一種のクッション的役割を果たすので、プレスプレー
ト(加圧板)4が有する表面キズの成形品(複合材積層
板)5に与える影響が極めて小さい。そのため、プレス
プレート(加圧板)4の取扱い(メンテナンスを含む)
が非常に楽になり、作業性即ち生産性が大幅に改善され
る。
【0017】また、フィルム1が離型性を有するので、
離型剤を塗る必要がない。そのため離型剤の塗布工程を
省略できる。即ち、生産性の大幅な向上とコストの大幅
な低減が可能である。さらに、離型剤が成形品表面へ付
着しないので潤滑性黒色塗料(しゅう動剤)との優れた
密着性を有し、その結果、優れたしゅう動性を有する成
形品(複合材積層板)5を得ることができる。
離型剤を塗る必要がない。そのため離型剤の塗布工程を
省略できる。即ち、生産性の大幅な向上とコストの大幅
な低減が可能である。さらに、離型剤が成形品表面へ付
着しないので潤滑性黒色塗料(しゅう動剤)との優れた
密着性を有し、その結果、優れたしゅう動性を有する成
形品(複合材積層板)5を得ることができる。
【0018】本発明にかかる複合材積層板の表面に形成
する微細凹凸面2は、しゅう動性や光反射率の適正化を
考慮すると、その凹凸差が0.2 μm以上、4μm以下
(特に好ましくは0.5 μm以上、1.5 μm以下)である
ことが好ましい。なお、本発明にかかるフィルム1は、
ポリオレフィン系樹脂(例えば、ポリプロピレン、ポリ
エチレン、ポリメチルペンテン〔商品名TPX〕等)、
フッ素系樹脂(例えば、ポリフッ化エチレン〔商品名テ
フロン〕、ポリフッ化エチレンプロピレン、ポリフッ化
プロピレン、ポリフッ化ビニール樹脂〔商品名テドラ
ー〕等)などからなる離型性を有する各フィルムの少な
くとも一面に、0.2 μm以上4μm以下(特に好ましく
は、0.5 μm以上、1.5 μm以下)の前記マット処理を
施したものが好ましい。
する微細凹凸面2は、しゅう動性や光反射率の適正化を
考慮すると、その凹凸差が0.2 μm以上、4μm以下
(特に好ましくは0.5 μm以上、1.5 μm以下)である
ことが好ましい。なお、本発明にかかるフィルム1は、
ポリオレフィン系樹脂(例えば、ポリプロピレン、ポリ
エチレン、ポリメチルペンテン〔商品名TPX〕等)、
フッ素系樹脂(例えば、ポリフッ化エチレン〔商品名テ
フロン〕、ポリフッ化エチレンプロピレン、ポリフッ化
プロピレン、ポリフッ化ビニール樹脂〔商品名テドラ
ー〕等)などからなる離型性を有する各フィルムの少な
くとも一面に、0.2 μm以上4μm以下(特に好ましく
は、0.5 μm以上、1.5 μm以下)の前記マット処理を
施したものが好ましい。
【0019】プリプレグ・シート3の硬化及び積層と、
積層板に対する微細凹凸面の形成の適正化を考慮する
と、本発明にかかる加熱温度は70°C以上、140°
C以下が好ましく、加熱時間は1時間以上、2時間以下
が好ましい。また、加圧圧力は2Kg/cm2以上、10Kg/c
m2以下が好ましい。本発明により製造される複合材積層
板5の厚さは、特に限定されないが、フォーカルプレー
ンシャッタのシャッタ羽根に用いる場合には、50μm
以上、150μm以下が好ましい。
積層板に対する微細凹凸面の形成の適正化を考慮する
と、本発明にかかる加熱温度は70°C以上、140°
C以下が好ましく、加熱時間は1時間以上、2時間以下
が好ましい。また、加圧圧力は2Kg/cm2以上、10Kg/c
m2以下が好ましい。本発明により製造される複合材積層
板5の厚さは、特に限定されないが、フォーカルプレー
ンシャッタのシャッタ羽根に用いる場合には、50μm
以上、150μm以下が好ましい。
【0020】以下、実施例により本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれに限定されるものではない。
するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0021】
【実施例】一方向に配向した炭素繊維のプリプレグ・シ
ート(本発明にかかるプリプレグ・シートの一例)3を
0°/90°/0° に積層し、この積層物を中心線
平均粗さ(凹凸差)0.5 μm以上、1.5 μm以下に片面
又は両面がマット加工されたポリフッ化ビニル樹脂〔商
品名テドラー〕フィルム(本発明にかかるフィルムの一
例、図2、図3参照)1で挟み、さらに、微細凹凸形状
加工を施していない鏡面状のプレスプレート(加圧板)
4で挟んで、加熱加圧成形して、本実施例の炭素繊維強
化樹脂の積層板(複合材積層板の一例、厚さ100μ
m)5を得た(図1、図4参照)。この積層板5の性能
を表1に示す。
ート(本発明にかかるプリプレグ・シートの一例)3を
0°/90°/0° に積層し、この積層物を中心線
平均粗さ(凹凸差)0.5 μm以上、1.5 μm以下に片面
又は両面がマット加工されたポリフッ化ビニル樹脂〔商
品名テドラー〕フィルム(本発明にかかるフィルムの一
例、図2、図3参照)1で挟み、さらに、微細凹凸形状
加工を施していない鏡面状のプレスプレート(加圧板)
4で挟んで、加熱加圧成形して、本実施例の炭素繊維強
化樹脂の積層板(複合材積層板の一例、厚さ100μ
m)5を得た(図1、図4参照)。この積層板5の性能
を表1に示す。
【0022】尚、加熱温度は120°C以上、140°
C以下とし、加熱時間は1時間以上2時間以下とし、加
圧圧力は2Kg/cm2以上、10Kg/cm2以下とした。一方、
本実施例との比較のために、一方向に配向した炭素繊維
のプリプレグ・シートを 0°/90°/0° に積層
し、この積層物を、精密研削によって中心線平均粗さ0.
5 〜1.5 μmに加工したプレスプレート(予め、離型剤
を塗布してある)で挟み、加熱加圧成形して、比較例の
炭素繊維強化樹脂の積層板(厚さ100μm)を得た。
この積層板の性能を表1に示す。尚、加熱加圧条件は、
実施例と同一である。
C以下とし、加熱時間は1時間以上2時間以下とし、加
圧圧力は2Kg/cm2以上、10Kg/cm2以下とした。一方、
本実施例との比較のために、一方向に配向した炭素繊維
のプリプレグ・シートを 0°/90°/0° に積層
し、この積層物を、精密研削によって中心線平均粗さ0.
5 〜1.5 μmに加工したプレスプレート(予め、離型剤
を塗布してある)で挟み、加熱加圧成形して、比較例の
炭素繊維強化樹脂の積層板(厚さ100μm)を得た。
この積層板の性能を表1に示す。尚、加熱加圧条件は、
実施例と同一である。
【0023】表1から明らかなように、実施例の積層品
は、比較例の積層品と比較して、物性値では略同一なが
ら、塗装工程(積層品表面への潤滑性黒色塗料の塗装)
での不良率を大きく低減させて、その結果、積層品のし
ゅう動性を大幅に向上させることができた。また、実施
例では、プレスプレートに離型剤を塗布する工程及び成
形品(積層品)から離型剤を除去する工程が不要である
ので、比較例よりも大幅に生産性を向上させ、またコス
トを大幅に低減できた。
は、比較例の積層品と比較して、物性値では略同一なが
ら、塗装工程(積層品表面への潤滑性黒色塗料の塗装)
での不良率を大きく低減させて、その結果、積層品のし
ゅう動性を大幅に向上させることができた。また、実施
例では、プレスプレートに離型剤を塗布する工程及び成
形品(積層品)から離型剤を除去する工程が不要である
ので、比較例よりも大幅に生産性を向上させ、またコス
トを大幅に低減できた。
【0024】なお、実施例として炭素繊維のプリプレグ
・シートを使用する場合を説明したが、本発明の製造方
法は、全ての繊維強化した複合材積層板や、さらにはプ
ラスチック成形品に微細凹凸加工を施そうとする全ての
場合に応用できる。
・シートを使用する場合を説明したが、本発明の製造方
法は、全ての繊維強化した複合材積層板や、さらにはプ
ラスチック成形品に微細凹凸加工を施そうとする全ての
場合に応用できる。
【0025】
【表1】
【0026】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、微細凹凸
を有する複合材積層板5の生産性及びしゅう動性を大幅
に向上させることができ、さらにコストを大幅に低減で
きる。
を有する複合材積層板5の生産性及びしゅう動性を大幅
に向上させることができ、さらにコストを大幅に低減で
きる。
【図1】は、プリプレグ・シート3を加熱加圧成形する
ときの、プレスプレート4、フィルム1及びプリプレグ
・シート3の各配置を示す説明図である。
ときの、プレスプレート4、フィルム1及びプリプレグ
・シート3の各配置を示す説明図である。
【図2】は本発明にかかるフィルムの一例である、片面
に微細凹凸形状(面)2を有する離型性フィルム1の概
略側面図である。
に微細凹凸形状(面)2を有する離型性フィルム1の概
略側面図である。
【図3】は本発明にかかるフィルムの一例である、両面
に微細凹凸形状(面)2を有する離型性フィルム1の概
略側面図である。
に微細凹凸形状(面)2を有する離型性フィルム1の概
略側面図である。
【図4】は、本発明により製造された微細凹凸表面2を
有する複合材積層板5の概略側面図である。
有する複合材積層板5の概略側面図である。
1・・・離型性と微細凹凸表面を有するフィルム 2・・・微細凹凸表面 3・・・プリプレグ・シート 4・・・プレスプレート(加圧板) 5・・・微細凹凸表面を有する複合材積層板 以 上
Claims (6)
- 【請求項1】 繊維基材に熱硬化性樹脂を含浸してなる
プリプレグ・シートを複数枚重ねて、これを加圧板の間
に挟んで加熱加圧成形することにより、微細凹凸を有す
る複合材積層板を製造する方法において、 前記加熱加圧成形を行うときに、予め前記加圧板と前記
プリプレグ・シートとの間に、少なくともプリプレグ・
シートに面する一面が微細凹凸形状と離型性を有するフ
ィルムを挟むことにより、前記微細凹凸を複合材積層板
の表面に転写させることを特徴とする微細凹凸を有する
複合材積層板の製造方法。 - 【請求項2】 前記フィルムがポリオレフィン系樹脂フ
ィルムであることを特徴とする請求項1記載の製造方
法。 - 【請求項3】 前記ポリオレフィン系樹脂がポリエチレ
ン、ポリプロピレン又はポリメチルペンテンであること
を特徴とする請求項2記載の製造方法。 - 【請求項4】 前記フィルムがふっ素系樹脂フィルムで
あることを特徴とする請求項1記載の製造方法。 - 【請求項5】 前記ふっ素系樹脂がポリふっ化エチレ
ン、ポリふっ化プロピレン、ポリふっ化エチレンプロピ
レン又はポリふっ化ビニルであることを特徴とする請求
項4記載の製造方法。 - 【請求項6】 前記微細凹凸の凹凸差を0.2 μm以上、
4μm以下としたことを特徴とする請求項1〜5記載の
製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6012317A JPH07214713A (ja) | 1994-02-04 | 1994-02-04 | 微細凹凸を有する複合材積層板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6012317A JPH07214713A (ja) | 1994-02-04 | 1994-02-04 | 微細凹凸を有する複合材積層板の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07214713A true JPH07214713A (ja) | 1995-08-15 |
Family
ID=11801943
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6012317A Pending JPH07214713A (ja) | 1994-02-04 | 1994-02-04 | 微細凹凸を有する複合材積層板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07214713A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008156006A1 (ja) * | 2007-06-20 | 2008-12-24 | Kimoto Co., Ltd. | 光学機器用遮光部材 |
| JP2018083426A (ja) * | 2016-05-16 | 2018-05-31 | キヤノン電子株式会社 | 繊維強化積層体、シャッタ装置および光学機器 |
| CN114026027A (zh) * | 2019-06-21 | 2022-02-08 | Dic株式会社 | 氟树脂覆盖体和其制造方法 |
-
1994
- 1994-02-04 JP JP6012317A patent/JPH07214713A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008156006A1 (ja) * | 2007-06-20 | 2008-12-24 | Kimoto Co., Ltd. | 光学機器用遮光部材 |
| JP5153008B2 (ja) * | 2007-06-20 | 2013-02-27 | 株式会社きもと | 光学機器用遮光部材 |
| JP2018083426A (ja) * | 2016-05-16 | 2018-05-31 | キヤノン電子株式会社 | 繊維強化積層体、シャッタ装置および光学機器 |
| CN114026027A (zh) * | 2019-06-21 | 2022-02-08 | Dic株式会社 | 氟树脂覆盖体和其制造方法 |
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