JPH07214793A - 液体噴射記録ヘッド、液体噴射記録ヘッドカートリッジ、および液体噴射記録装置 - Google Patents

液体噴射記録ヘッド、液体噴射記録ヘッドカートリッジ、および液体噴射記録装置

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JPH07214793A
JPH07214793A JP30611794A JP30611794A JPH07214793A JP H07214793 A JPH07214793 A JP H07214793A JP 30611794 A JP30611794 A JP 30611794A JP 30611794 A JP30611794 A JP 30611794A JP H07214793 A JPH07214793 A JP H07214793A
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liquid
jet recording
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liquid jet
temperature
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JP30611794A
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Ryoichi Koizumi
亮一 小泉
Ikutomo Watabe
育朋 渡部
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録ヘッドごとの温度検出素子の検出結果の
バラツキに共う吐出不良を防止する。 【構成】 液体噴射記録ヘッドに、温度検出素子の出力
を補正するための補正手段が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、噴射インクジェット記
録方式における記録ヘッド用素子基板、該素子基板を用
いたインクジェットヘッド、ヘッドカートリッジ、およ
びインクジェット記録装置に関し、特に電気熱変換素子
を用いたバブルジェット方式の記録ヘッド、ヘッドカー
トリッジ、およびインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方式に用いられる記
録ヘッドとして、電気熱変換素子を用いたバブルジェッ
ト方式による液体噴射記録ヘッドが知られている。この
液体噴射記録ヘッドは、発熱抵抗体等の電気熱変換素子
による熱エネルギーを利用してインク等の液体を記録媒
体上に吐出するものである。
【0003】上記液体噴射記録ヘッドでは、記録ヘッド
内で発生した熱エネルギーの一部が液体に蓄積されるた
め、記録動作が進むにつれて記録ヘッドの温度が徐々に
上昇するといったことが発生する。このような記録ヘッ
ドの温度上昇は、インクの粘度等に影響を及ぼす。すな
わち、記録ヘッドから吐出されるインクの量が温度上昇
に伴って変化していまい、結果的に記録媒体に吐出され
るインクのドット径にバラツキを生じて記録画像の画質
劣化を招いてしまう。そこで、記録ヘッドの温度を検出
し、検出した温度に応じて記録ヘッドの動作を制御する
ことによって、上述の記録ヘッドの温度上昇を防ぐ手段
が提案されている。以下に、記録ヘッドの温度検出回路
について説明する。
【0004】図9は、インクジェット記録ヘッドの温度
検出回路基板の概略構成図である。
【0005】この基板は、発熱抵抗体34が設けられた
発熱基板31上に温度センサとしてAl配線温度センサ
33が形成されたものである。
【0006】上記素子基板31では、素子基板の温度が
上昇するとAl配線温度センサ33の抵抗値が大きくな
り、反対に基板の温度が下がるとAl配線温度センサ3
3の抵抗値が小さくなる。よって、Al配線温度センサ
33の抵抗値の変化を検出することにより記録ヘッドの
温度検出が可能となる。
【0007】このように記録ヘッドの温度を素子基板に
設けられた温度センサで検出することで、ヘッドの温度
が上昇し過ぎた場合には、駆動を抑制する等の処理を行
い温度上昇の問題を解決していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のようにして記録
ヘッドの温度検出を行なう場合、Al配線温度センサ3
3が基板上に形成される際の、配線の膜厚および配線を
エッチングするときの条件等による抵抗率のバラツキが
問題となる。つまり、記録ヘッドに実装されるAl配線
温度センサ33の抵抗率にバラツキが生じると、同じ温
度環境下においても、温度検出回路は記録ヘッドごとに
異なった値を検出してしまい、安定した記録画像が得ら
れなくなってしまうといって解決すべき課題があった。
【0009】本発明の目的は、上述の素子基板やヘッド
ごとの温度検出用センサの検出温度のばらつきを抑制
し、正確な温度検出を行うことで安定した記録を行うこ
とができる素子基板、インクジェットヘッドを提供する
ことを目的とする。
【0010】又、このような補正が成されることで高画
質な記録を行うことができるインクジェット記録装置を
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の様な目的を達成す
るための液体噴射記録ヘッドの主たる要件は次のような
ものである;熱エネルギーを液体に加えることで該液体
に気泡を生じさせ、この気泡の発生によって液体を吐出
する複数の電気熱変換体が配された素子基板と、該素子
基板に上に配され該素子基板の温度を検出するための温
度検出素子と、前記電気熱変換体に対応して設けられ、
その一端部に液体を吐出するための開口を有する液流路
と、前記温度検出素子の出力を補正するための補正手段
と、を有するヘッドであり、もしくは、;熱エネルギー
を液体に加えることで該液体に気泡を生じさせ、この気
泡の発生によって液体を吐出する複数の電気熱変換体が
配された素子基板と、該素子基板上に配され該素子基板
の温度を検出するための温度検出素子と、該素子基板上
に配され前記温度検出素子の出力を補正するための補正
手段と、前記電気熱変換体に対応して設けられ、その一
端部に液体を吐出するための開口を有する液流路と,を
有するヘッドである。
【0012】又、液体噴射ヘッドカートリッジは上述の
ヘッドとこのヘッドに供給されるインクを保持するイン
ク容器を有するものである。
【0013】又、液体噴射装置は、上述のヘッドと該ヘ
ッドを駆動するための駆動手段を有する装置、もしく
は、被記録媒体搬送手段を有する装置である。
【0014】
【実施例】以下、図面に基づいて、本発明の各実施例を
説明する。
【0015】尚、以下の実施例においては、温度センサ
として、特に、製造上の誤差が生じやすいAl配線温度
センサを用いて説明するが、ダイオードやトランジスタ
の温度センサの場合であってもよい。
【0016】又、以下の実施例においては、液体として
インクを用いるが、液体としてはこれに限らず、本発明
に用いることが可能な液体であればいかなる液体でもよ
い。
【0017】又、本発明で用いる「記録」とは、紙やO
HPシート等の被記録媒体への文字、画像の記録に限ら
ず、布、糸、プラスチック板、皮革等の被記録媒体への
文字、画像の記録をも含むものであり、記録画像に意味
の有無に関係なく、被記録媒体へのインクの付与を行う
ことを示すものである。
【0018】又、以下の各実施例において、各要素が設
けられる「素子基板上」とは単に素子基板の上のことを
示すのではなく、素子基板の表面、表面内部側をも示す
ものである。そして、この素子基板上への「作り込み」
とは、別体の素子を基板上の配置するのではなく、半導
体回路の製造工程等によって、形成製造されることを示
すものである。
【0019】この基板は、熱エネルギーを発生する電気
熱変換体2が設けられた素子基板1と該素子基板に信号
を伝達するための配線が配された配線(PCB)基板2
1とで構成されたものであり、素子基板1上には温度検
出手段としてのAl配線温度センサ6が形成され、配線
基板21上には補正手段としてのトリミング抵抗30お
よび固定抵抗22、23が形成されている。
【0020】上記基板では、素子基板1上に形成された
Al配線温度センサ6と、配線基板21上に形成された
トリミング抵抗30および固定抵抗22、23とでブリ
ッジ回路が形成されており、Al配線温度センサ43の
抵抗率が所定値内に入るようトリミング抵抗30の抵抗
値が設定(トリミング加工)される。以下に、トリミン
グ抵抗30のトリミング加工について説明する。
【0021】図2は、図1の温度検出回路基板の等価回
路図である。
【0022】上記回路は、抵抗RAlと抵抗R1が直列に
接続されたものと、抵抗RTと抵抗R2が直列に接続さ
れたものとが並列に接続されたブリッジ回路である。こ
のブリッジ回路には、抵抗RAlと抵抗R1との接点およ
び抵抗RTと抵抗R2(23)との接点間に電流計Aが
挿入されている。該ブリッジ回路では、抵抗RAlはAl
配線温度センサ6の抵抗、抵抗RTはトリミング抵抗3
0、抵抗R1は固定抵抗22、抵抗R2は固定抵抗23
に相当する。
【0023】トリミング抵抗30のトリミング加工は、
上記ブリッジ回路を構成する基板、すなわち素子基板1
および配線基板21を記録ヘッドに実装し、抵抗R
Tが、所定温度における抵抗RAlの抵抗値に応じて以下
の式を満たす値に設定されることにより行なわれる。
【0024】RT/R1=RAl/R2 (1) 以上のようにして、トリミング抵抗30が形成されれ
ば、記録ヘッドの温度検出は、トリミング抵抗RT(3
0)の抵抗値を基準として、Al配線温度センサR
Al(6)の温度変化に対する抵抗値の変化を検出するこ
とによって行なわれる。結果、Al配線温度センサRAl
(6)の抵抗率のバラツキが補正された温度検出回路を
形成することができ、安定した記録画像が得られる。
【0025】<実施例2>上述の実施例では、温度補正
手段を温度検出手段が設けられた素子基板と別の基板
(配線基板)に設けた例である。
【0026】以下の実施例は、上述の実施例のヘッドを
更に製造工程の簡略化、低コスト化の観点から改良した
例である。
【0027】図3は、本発明の第2実施例の液体噴射記
録ヘッド用の素子基板と液体噴射記録ヘッドの概略構成
図で、図4は、図3におけるトリミング抵抗の拡大図で
ある。
【0028】上記ヘッドは、電気熱変換体4が作り込ま
れた素子基板1と配線基板20とで構成されたもので、
素子基板1上には温度検出素子であるAl配線温度セン
サ6および補正手段としてのトリミング抵抗40が作り
込まれており、配線基板20上には固定抵抗22、23
が設けられている。また、Al配線温度センサ6には、
配線基板上の固定抵抗22、23がそれぞれ接続されて
いる。上記のようにAl配線温度センサ6、トリミング
抵抗40および固定抵抗22、23が接続された場合
も、その等価回路は図2に示すブリッジ回路と同様のも
のとなる。
【0029】上記基板において、トリミング抵抗40
は、発熱基板1が作製されるウェーハ工程中に形成さ
れ、図4に示すように略四角形状であって、1組の対向
する2辺がAl配線温度センサ6の電圧が印加される2
つの入力線にそれぞれ接続されている。また、トリミン
グ抵抗40には、図2における抵抗RTの値を決定する
スリット41が設けられている。
【0030】トリミング抵抗40をトリミング加工する
場合、まず、所定温度におけるAl配線温度センサ6の
抵抗値、ここでは図2における抵抗RAlが求められる。
次に、この求めた抵抗RAlから、式1の関係を満たす抵
抗RTが求められる。このとき、抵抗R1およびR2は
同じ抵抗値のものが用いられるため、抵抗RTは抵抗R
Alと同じ抵抗値となる。ここで、抵抗RTの抵抗値は、
トリミング抵抗40上に形成されるスリット41の大き
さで決まる。そのため、トリミング抵抗40のトリミン
グ加工は、抵抗値が抵抗RAlとなる大きさのスリット9
を形成することによって行なわれる。上記スリット41
の形成は、素子基板1のウェーハチェック工程時に行な
われる。
【0031】ここで、上述のウェーハチェック工程時に
おける基板の温度が25℃で、この基板のブリッジ回路
における電流計が「0」を示している場合、Al配線温
度センサ6の抵抗温度係数(温度変化率)TCRは、 TCR≒4.15×10-3/℃ となる。また、トリミング抵抗5にHfB2を用いる
と、このトリミング抵抗5の抵抗温度係数(温度変化
率)TCR’は TCR≒5×10-3/℃ となる。つまり、抵抗RAlの温度変化に対する抵抗値の
変化量は、抵抗RTのそれより2ケタ大きいオーダで変
化し、結果的に抵抗RTの変化量は無視でき得るものと
なる。このように補正用抵抗40の抵抗値の温度変化率
を温度センサ6の抵抗値(RAl)の温度変化率より小さ
くすることで補正用抵抗自体の温度変化による影響を小
さくすることができる。このような抵抗の温度変化率の
比は10倍より大きければよく100倍より大きいとさ
らによい。
【0032】上述のようにトリミング抵抗40としてH
fB2を用いれば、抵抗RAl、すなわちAl配線温度セ
ンサ6の温度変化に依存されたブリッジ回路を形成する
ことが可能となる。
【0033】なお、上述のトリミング抵抗40として液
体吐出用の電気熱変換体(発熱抵抗体)2と同じ材質の
物を用いれば、ウェーハ作製時に電気熱変換体2と同時
にトリミング抵抗40を形成することができる。
【0034】本実施例のように補正用抵抗を素子基板上
に作り込むことで、素子基板を製造する場合の半導体工
程中に補正用抵抗をも作ることができ、製造工程の簡略
化、補正用抵抗および記録ヘッドの小型化を達成するこ
とができる。
【0035】又、さらに、温度検知素子の温度変化にお
ける抵抗値のバラツキを所定範囲内に抑える補正手段
(基準用抵抗)のトリミング加工も、ウェーハチェック
工程中に行なわれるためさらに工程の簡略化、低コスト
化を図ることができる。
【0036】また、基準用抵抗の抵抗値は、該基準用抵
抗上に形成されるスリットの大きさで決定される。上記
スリットが、所定温度における温度検知用抵抗の抵抗値
に対して、式1の条件を満たすよう設定されれば、温度
検知用抵抗の抵抗値の変化は、基準用抵抗の抵抗値を基
準にして求められる。
【0037】<実施例3>図5は、本発明の第3実施例
のインクジェット記録ヘッド用の素子基板の概略構成図
である。図6は、図5におけるトリミング抵抗および各
固定抵抗の拡大図である。
【0038】上記基板は、電気熱変換体2が設けられた
素子基板1上にAl配線温度センサ6が作り込まれ、該
Al配線温度センサ6の配線中にトリミング抵抗50お
よび固定抵抗51、52が作り込まれたものである。
【0039】上記基板において、Al配線温度センサ6
は、図6に示すように、直流電源が接続された入力側の
ライン55と帰還側のライン57、および電流計が接続
されたライン56、58を有しいる。トリミング抵抗5
0および固定抵抗51、52はいずれも略四角形状のも
のであって、トリミング抵抗50はライン55と56の
間に、固定抵抗51はライン56と57の間に、固定抵
抗52はライン57と58の間にそれぞれ挿入される。
【0040】上述の温度検出回路も図2のブリッジ回路
と同様の等価回路となり、第2実施例の場合と同様にト
リミング抵抗50上にスリット41を形成することによ
り、Al配線温度センサ6の温度変化に依存されたブリ
ッジ回路を形成するとが可能となる。
【0041】本実施例においても先の実施例と同様に温
度センサ、補正抵抗および固定抵抗が素子基板上に形成
されるため、これらの抵抗は、素子基板を作製するウェ
ーハ工程中に全て形成される。また、補正抵抗のトリミ
ング加工も、ウェーハチェック工程中に行なわれるた
め、工程の簡略化、低コスト化を図ることができる。
又、素子基板上に固定抵抗も作り込まれるため、精度高
く補正することができる。
【0042】<実施例4>以下に本発明を適用した液体
噴射ヘッドを説明する。
【0043】図7はこの様なインクジェット記録ヘッド
の概略構成図であり、エッチング・蒸着・スパッタリン
グ等の半導体製造プロセス工程を経て、基板1102上
に成膜形成された電気熱変換体1103、電極110
4、液路壁1105、天板1106から構成されている
インクジェット記録ヘッドが示されている。記録用液体
1112は図示していない液体貯蔵室から液体供給管1
107を通して記録ヘッド1101の共通液室1108
内に供給される。図中1009は液体供給管用コネクタ
である。共通液室1108内に供給された液体1112
は所謂毛管現象により液路1110内に供給され、液路
先端の吐出口面(オリフィス面)でメニスカスを形成す
ることにより安定に保持される。ここで電気熱変換体1
103に通電することにより、電気熱変換体面上の液体
が急峻に加熱され、液路中に気泡が生起され、その気泡
の膨張・収縮により吐出口1111から液体を吐出し液
滴が形成される。上述したような構成により、吐出口密
度16ノズル/mmといった高密度の吐出口配列で12
8吐出口或いは256吐出口という、更には、記録幅内
全域にわたって吐出口が配置されたマルチノズルのイン
クジェット記録ヘッドが形成できる。
【0044】次に、上述した温度検出回路基板が実装さ
れるインクジェット記録装置について説明する。
【0045】図8は本発明により得られた記録ヘッドを
インクジェットヘッドカートリッジ(IJC)として装
着し、紙や布等の被記録媒体を搬送する搬送手段を有す
るインクジェット記録装置(IJRA)の一例を示す外
観斜視図である。
【0046】図8において、120はプラテン124上
に送紙されてきた記録紙の記録面に対向してインク吐出
を行うノズル群(ヘッド)と該記録ヘッドに供給される
インクを保持するインク容器とを具えたインクジェット
ヘッドカートリッジ(IJC)である。116はIJC
120を保持するキャリッジHCであり、駆動モータ1
17の駆動力を伝達する駆動ベルト118の一部と連結
し、互いに平行に配設された2本のガイドシャフト11
9Aおよび119Bと摺動可能とすることにより、IJ
C120の記録紙の全幅にわたる往復移動が可能とな
る。
【0047】又、この記録装置には、前記記録ヘッドに
駆動信号を与えて駆動するための駆動手段を有す。
【0048】126はヘッド回復装置であり、IJC1
20の移動経路の一端、例えばホームポジションと対向
する位置に配設される。伝動機構123を介したモータ
122の駆動力によって、ヘッド回復装置126を動作
せしめ、IJC120のキャッピングを行う。このヘッ
ド回復装置126のキャップ部126AによるIJC1
20へのキャッピングに関連させて、ヘッド回復装置1
26内に設けた適宜の吸引手段によるインク吸引もしく
はIJC120へのインク供給経路に設けた適宜の加圧
手段によるインク圧送を行い、インクを吐出口より強制
的に排出させることによりノズル内の増粘インクを除去
する等の吐出回復処理を行う。また、記録終了時等にキ
ャッピングを施すことによりIJCが保護される。
【0049】130はヘッド回復装置126の側面に配
設され、シリコンゴムで形成されるワイピング部材とし
てのブレードである。ブレード130はブレード保持部
材130Aにカンチレバー形態で保持され、ヘッド回復
装置126と同様、モータ122および伝動機構123
によって動作し、IJC120の吐出面との係合が可能
となる。これにより、IJC120の記録動作における
適切なタイミングで、あるいはヘッド回復装置126を
用いた吐出回復処理後に、ブレード130をIJC12
0の移動経路中に突出させ、IJC120の移動動作に
伴ってIJC120の吐出面における結露、濡れあるい
は塵埃等をふきとるものである。
【0050】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも熱エネルギーを利用して飛翔的液滴を形成し、記
録を行うインクジェット方式の記録ヘッド、記録装置に
おいて優れた効果をもたらすものである。
【0051】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも一つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0052】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0053】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に、熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を
開示する米国特許第4558333号明細書、米国特許
第4459600号明細書を用いた構成も本発明に含ま
れるものである。
【0054】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよいが、本発明は、上述した効果を
一層有効に発揮することができる。
【0055】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも
本発明は有効である。
【0056】また、本発明の記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定できる
ので好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、
記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニング
手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるいはこ
れとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせによる
予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モード
を行うことも安定した記録を行うために有効である。
【0057】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみを記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個を組み合わせによってで
もよいが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも一つを備えた装置にも本発明は極
めて有効である。
【0058】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、ワードプロセッサやコンピュータ等の情報
処理機器の画像出力端末として一体または別体に設けら
れるものの他、リーダ等と組み合わせた複写装置、さら
には送受信機能を有するファクシミリ装置の形態を採る
ものであっても良い。
【0059】
【発明の効果】以上の実施例のように、本発明の液体噴
射ヘッドは温度検出手段の出力を補正するための補正手
段を有しているため、各記録ヘッドごとの検出温度のば
らつきを補正手段で補正することができる。したがっ
て、良好なインク吐出を行うことが可能なインクジェッ
トヘッド、ヘッドカートリッジ及び記録装置を得ること
ができる。
【0060】また、電気熱変換体が配された素子基板上
に上述のような補正手段を作り込むことによって、部品
点数の削減、製造工程の簡略化を図ることができ、記録
ヘッド、記録ヘッドカートリッジ、記録装置のコストを
低減することができる。また、補正手段のトリミング工
程は、ウェーハチェック工程の際に行なわれるので、記
録ヘッド組み込み時のトリミング工程が不要となり、工
程の簡素化を図ることができる。
【0061】又、補正手段の温度変化率を、温度検出素
子の温度変化率の1/10以下にした場合には、補正手
段の温度による変化を無視することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の補正手段を有する液体噴射ヘッドの概
略構成図
【図2】温度検出回路の等価回路図
【図3】本発明の第2実施例のインクジェット記録ヘッ
ドの温度検出回路基板の概略構成図
【図4】図3におけるトリミング抵抗の拡大図
【図5】本発明の第3実施例のインクジェット記録ヘッ
ドの温度検出回路基板の概略構成図
【図6】図5における補正抵抗の拡大図
【図7】本発明の液体噴射ヘッドの模式破断図
【図8】本発明の温度検出回路が実装されるインクジェ
ット記録装置の概略構成図
【図9】従来のインクジェット記録ヘッドの素子基板の
概略構成図
【符号の説明】
1、21、31、1102 素子基板 2、34、1103 電気熱変換体 6 温度センサ 30、33、40、50 補正用抵抗 21 配線基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 3/04 104 K

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱エネルギーを液体に加えることで該液
    体に気泡を生じさせ、この気泡の発生によって液体を吐
    出する複数の電気熱変換体が配された素子基板と、 該素子基板に上に配され該素子基板の温度を検出するた
    めの温度検出素子と、 前記電気熱変換体に対応して設けられ、その一端部に液
    体を吐出するための開口を有する液流路と、 前記温度検出素子の出力を補正するための補正手段と、
    を有する熱エネルギーを利用して液体を吐出することで
    記録を行う液体噴射記録ヘッド。
  2. 【請求項2】 熱エネルギーを液体に加えることで該液
    体に気泡を生じさせ、この気泡の発生によって液体を吐
    出する複数の電気熱変換体が配された素子基板と、 該素子基板上に配され該素子基板の温度を検出するため
    の温度検出素子と、 該素子基板上に配され前記温度検出素子の出力を補正す
    るための補正手段と、 前記電気熱変換体に対応して設けられ、その一端部に液
    体を吐出するための開口を有する液流路とを有する熱エ
    ネルギーを利用して液体を吐出することで記録を行う液
    体噴射記録ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記温度検出素子は金属の配線である請
    求項1,2に記載の液体噴射記録ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記温度検出素子はダイオードもしくは
    トランジスタである請求項1,2に記載の液体噴射記録
    ヘッド。
  5. 【請求項5】 前記補正手段は薄膜抵抗である請求項
    1,2に記載の液体噴射記録ヘッド。
  6. 【請求項6】 前記補正手段はトリミング抵抗である請
    求項5に記載の液体噴射記録ヘッド。
  7. 【請求項7】 前記補正手段の温度依存性は、前記温度
    検出素子の温度依存性より小さい請求項5に記載の液体
    噴射記録ヘッド。
  8. 【請求項8】 前記補正手段の温度変化率は、前記温度
    検出素子の温度変化率の1/10以下である請求項7に
    記載の液体噴射記録ヘッド。
  9. 【請求項9】 前記温度検出用センサと、前記補正手段
    とを含むブリッジ回路が形成されている請求項1,2に
    記載の液体噴射記録ヘッド。
  10. 【請求項10】 前記液流路内には液体が充填されてい
    る請求項1,2に記載の液体噴射記録ヘッド。
  11. 【請求項11】 前記液体はインクである請求項1,
    2,10に記載の液体噴射記録ヘッド。
  12. 【請求項12】 請求項1,2の液体噴射記録ヘッド
    と、 該記録ヘッドに供給される液体を保持するためのインク
    容器と、を有する液体噴射記録ヘッドカートリッジ。
  13. 【請求項13】 前記温度検出素子はダイオードもしく
    はトランジスタである請求項12に記載の液体噴射記録
    ヘッドカートリッジ。
  14. 【請求項14】 前記補正手段は薄膜抵抗である請求項
    12に記載の液体噴射記録ヘッドカートリッジ。
  15. 【請求項15】 前記補正手段はトリミング抵抗である
    請求項14に記載の液体噴射記録ヘッドカートリッジ。
  16. 【請求項16】 前記補正手段の温度依存性は、前記温
    度検出素子の温度依存性より小さい請求項12に記載の
    液体噴射記録ヘッドカートリッジ。
  17. 【請求項17】 前記補正手段の温度変化率は、前記温
    度検出素子の温度変化率の1/10以下である請求項1
    6に記載の液体噴射記録ヘッドカートリッジ。
  18. 【請求項18】 前記温度検出用センサと、前記補正手
    段とを含むブリッジ回路が形成されている請求項17に
    記載の液体噴射記録ヘッドカートリッジ。
  19. 【請求項19】 前記インク容器内には液体が充填され
    ている請求項12に記載の液体噴射記録ヘッドカートリ
    ッジ。
  20. 【請求項20】 前記液体はインクである請求項12,
    19に記載の液体噴射記録ヘッド。
  21. 【請求項21】 請求項1,2の液体噴射記録ヘッド
    と、該液体噴射記録ヘッド吐出された液体を受ける非記
    録媒体を搬送する搬送手段とを有するインクを吐出して
    記録を行う液体噴射記録装置。
  22. 【請求項22】 請求項1,2のインクの液体噴射記録
    ヘッドと、該液体噴射記録ヘッドに該液体噴射ヘッドを
    駆動するための信号を供給する駆動信号供給手段とを有
    するインクを吐出して記録を行う液体噴射記録装置。
  23. 【請求項23】 前記温度検出素子はダイオードもしく
    はトランジスタである請求項22,22に記載の液体噴
    射記録装置。
  24. 【請求項24】 前記補正手段は薄膜抵抗である請求項
    21,22に記載の液体噴射記録装置。
  25. 【請求項25】 前記補正手段はトリミング抵抗である
    請求項21,22に記載の液体噴射記録装置。
  26. 【請求項26】 前記補正手段の温度依存性は、前記温
    度検出素子の温度依存性より小さい請求項21,22に
    記載の液体噴射記録装置。
  27. 【請求項27】 前記補正手段の温度変化率は、前記温
    度検出素子の温度変化率の1/10以下である請求項2
    1,22に記載の液体噴射記録装置。
  28. 【請求項28】 前記温度検出用センサと、前記補正手
    段とを含むブリッジ回路が形成されている請求項21,
    22に記載の液体噴射記録装置。
  29. 【請求項29】 前記液体はインクである請求項21,
    22に記載の液体噴射記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013018279A (ja) * 2011-07-14 2013-01-31 Ricoh Co Ltd 液滴吐出ヘッド、インクカートリッジ及び画像形成装置

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