JPH07215114A - 車両の助手席構造 - Google Patents
車両の助手席構造Info
- Publication number
- JPH07215114A JPH07215114A JP6010179A JP1017994A JPH07215114A JP H07215114 A JPH07215114 A JP H07215114A JP 6010179 A JP6010179 A JP 6010179A JP 1017994 A JP1017994 A JP 1017994A JP H07215114 A JPH07215114 A JP H07215114A
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- Japan
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- rail
- vehicle
- inflator
- passenger seat
- rails
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- Seats For Vehicles (AREA)
- Air Bags (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】車両の前面衝突時に着席者がシートクッション
から滑り落ちるのを防止することにより、エアバッグの
性能を十分に発揮できる。 【構成】自動車の進行方向に延びてフロアパネルに固着
されたロアレール21に中間レール22を介してアッパ
レール23がその長手方向に移動可能に配設される。ロ
アレール及び中間レール間の調節手段29が中間レール
をロアレールに対して所望の位置に固定する。アッパレ
ールの中間レールに対する最後退位置を後退ストッパ2
2eが決定し、アッパレールのロアレールに対する最前
進位置を前進ストッパ21aが決定する。アッパレール
を後退ストッパまで後退させた状態でロック手段がアッ
パレールを中間レールに対して固定する。制御手段が衝
撃センサの検出出力に基づいて、ロック手段を自動的に
解除するロック解除手段及びエアバッグを瞬時に展開さ
せるインフレータを制御する。
から滑り落ちるのを防止することにより、エアバッグの
性能を十分に発揮できる。 【構成】自動車の進行方向に延びてフロアパネルに固着
されたロアレール21に中間レール22を介してアッパ
レール23がその長手方向に移動可能に配設される。ロ
アレール及び中間レール間の調節手段29が中間レール
をロアレールに対して所望の位置に固定する。アッパレ
ールの中間レールに対する最後退位置を後退ストッパ2
2eが決定し、アッパレールのロアレールに対する最前
進位置を前進ストッパ21aが決定する。アッパレール
を後退ストッパまで後退させた状態でロック手段がアッ
パレールを中間レールに対して固定する。制御手段が衝
撃センサの検出出力に基づいて、ロック手段を自動的に
解除するロック解除手段及びエアバッグを瞬時に展開さ
せるインフレータを制御する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両のインストルメント
パネル内に前面衝突時に展開可能なエアバッグが装着さ
れた助手席の構造に関するものである。
パネル内に前面衝突時に展開可能なエアバッグが装着さ
れた助手席の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の助手席構造として、シー
トトラックとエアバッグとを装備したものが知られてい
る。即ちこの助手席構造は自動車の進行方向に延びて配
設された一対のロアレールと、一対のロアレールに沿っ
て移動可能に配設されシートクッションが取付けられた
一対のアッパレールと、シートクッションに対向するイ
ンストルメントパネルに収容され窒素ガスを発生可能な
インフレータと、上記窒素ガスを内部に導くようにイン
フレータに接続されたエアバッグとを備える。この助手
席では、座席位置を調節するために、アッパレールはこ
のレールに回転可能に取付けられたローラがロアレール
上を転動することによりロアレールに沿って移動できる
ようになっている。
トトラックとエアバッグとを装備したものが知られてい
る。即ちこの助手席構造は自動車の進行方向に延びて配
設された一対のロアレールと、一対のロアレールに沿っ
て移動可能に配設されシートクッションが取付けられた
一対のアッパレールと、シートクッションに対向するイ
ンストルメントパネルに収容され窒素ガスを発生可能な
インフレータと、上記窒素ガスを内部に導くようにイン
フレータに接続されたエアバッグとを備える。この助手
席では、座席位置を調節するために、アッパレールはこ
のレールに回転可能に取付けられたローラがロアレール
上を転動することによりロアレールに沿って移動できる
ようになっている。
【0003】また一方のロアレールの下面にはこのレー
ルに沿って等間隔に多数の被係止孔が設けられた穿設部
材が固着され、一方のアッパレールにはハンドルホルダ
を介して車両の進行方向に延びる調節ハンドルが回動可
能に取付けられる。調節ハンドルには係止爪の基端が固
着され、係止爪の先端は被係止孔に臨むように曲げられ
る。調節ハンドルの後部にはねじりコイルばねが巻回さ
れ、このばねは係止爪が被係止孔に係止する方向に調節
ハンドルを回転させるように付勢する。また車両には前
面衝突時の所定値以上の衝撃荷重を検出する衝撃センサ
と、この衝撃センサの検出出力に基づいてインフレータ
を制御する制御手段とが設けられる。
ルに沿って等間隔に多数の被係止孔が設けられた穿設部
材が固着され、一方のアッパレールにはハンドルホルダ
を介して車両の進行方向に延びる調節ハンドルが回動可
能に取付けられる。調節ハンドルには係止爪の基端が固
着され、係止爪の先端は被係止孔に臨むように曲げられ
る。調節ハンドルの後部にはねじりコイルばねが巻回さ
れ、このばねは係止爪が被係止孔に係止する方向に調節
ハンドルを回転させるように付勢する。また車両には前
面衝突時の所定値以上の衝撃荷重を検出する衝撃センサ
と、この衝撃センサの検出出力に基づいてインフレータ
を制御する制御手段とが設けられる。
【0004】この助手席構造では、車両が前面衝突して
所定値以上の衝撃荷重が車両に加わると、制御手段は衝
撃センサの検出出力に基づいてインフレータを作動させ
る。インフレータの作動により窒素ガスがエアバッグの
内部に導かれ、エアバッグが膨張して助手席の着席者と
インストルメントパネルとの間に展開するので、このエ
アバッグが慣性による助手席の着席者の運動エネルギを
吸収できるようになっている。
所定値以上の衝撃荷重が車両に加わると、制御手段は衝
撃センサの検出出力に基づいてインフレータを作動させ
る。インフレータの作動により窒素ガスがエアバッグの
内部に導かれ、エアバッグが膨張して助手席の着席者と
インストルメントパネルとの間に展開するので、このエ
アバッグが慣性による助手席の着席者の運動エネルギを
吸収できるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の助
手席構造では、助手席の着席者がシートベルトの着用を
忘れ、かつ助手席のシートクッションを後方に移動させ
た状態で、車両が前面衝突すると、慣性により着席者は
シートクッション上をインストルメントパネルに向って
滑り、シートクッションから尻部が落ちてしまう恐れが
ある。この結果、衝突時にエアバッグが助手席の着席者
とインストルメントパネルとの間に展開しても、エアバ
ッグが着席者の運動エネルギを十分に吸収できない、即
ちエアバッグがその性能を十分に発揮できない恐れがあ
る。
手席構造では、助手席の着席者がシートベルトの着用を
忘れ、かつ助手席のシートクッションを後方に移動させ
た状態で、車両が前面衝突すると、慣性により着席者は
シートクッション上をインストルメントパネルに向って
滑り、シートクッションから尻部が落ちてしまう恐れが
ある。この結果、衝突時にエアバッグが助手席の着席者
とインストルメントパネルとの間に展開しても、エアバ
ッグが着席者の運動エネルギを十分に吸収できない、即
ちエアバッグがその性能を十分に発揮できない恐れがあ
る。
【0006】本発明の目的は、車両の前面衝突時に着席
者がシートクッションから滑り落ちるのを防止すること
により、エアバッグの性能を十分に発揮できる車両の助
手席構造を提供することにある。
者がシートクッションから滑り落ちるのを防止すること
により、エアバッグの性能を十分に発揮できる車両の助
手席構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の構成を、実施例に対応する図1、図6、図
8、図10及び図18を用いて説明する。本発明の第1
の車両の助手席構造は、図1、図6及び図8に示すよう
に、車両10のフロアパネル12に取付けられ車両10
の進行方向に延びて配設された一対のロアレール21,
21と、一対のロアレール21,21に沿って移動可能
に配設された一対の中間レール22,22と、一対の中
間レール22,22に沿って移動可能に配設された一対
のアッパレール23,23と、アッパレール23に取付
けられ着席者16の尻部を受ける助手席11用のシート
クッション17と、ロアレール21及び中間レール22
又は中間レール22及びアッパレール23間に設けられ
中間レール22又はアッパレール23をロアレール21
又は中間レール22に対して所望の位置に固定しかつ調
節ハンドル33を操作することにより中間レール22又
はアッパレール23のロアレール21又は中間レール2
2に対する固定を解除可能な調節手段29と、アッパレ
ール23又は中間レール22の中間レール22又はロア
レール21に対する最後退位置を決定する後退ストッパ
22eと、アッパレール23のロアレール21に対する
最前進位置を決定する前進ストッパ21aと、アッパレ
ール23又は中間レール22を後退ストッパ22eまで
後退させた状態でアッパレール23又は中間レール22
を中間レール22又はロアレール21に対して固定する
ロック手段37と、ロック手段37を自動的に解除する
ロック解除手段44と、助手席11に対向するインスト
ルメントパネル48内に収容され瞬時に気体を発生可能
なインフレータ49aと、気体を内部に導くようにイン
フレータ49aに接続されてインストルメントパネル4
8内に収容されインフレータ49aにより膨張すると助
手席11の着席者16とインストルメントパネル48と
の間に展開可能なエアバッグ49bと、車両10に所定
値以上の衝撃荷重が作用したことを検出する衝撃センサ
51と、衝撃センサ51の検出出力に基づいてロック解
除手段44及びインフレータ49aを制御する制御手段
52とを備えたものである。
の本発明の構成を、実施例に対応する図1、図6、図
8、図10及び図18を用いて説明する。本発明の第1
の車両の助手席構造は、図1、図6及び図8に示すよう
に、車両10のフロアパネル12に取付けられ車両10
の進行方向に延びて配設された一対のロアレール21,
21と、一対のロアレール21,21に沿って移動可能
に配設された一対の中間レール22,22と、一対の中
間レール22,22に沿って移動可能に配設された一対
のアッパレール23,23と、アッパレール23に取付
けられ着席者16の尻部を受ける助手席11用のシート
クッション17と、ロアレール21及び中間レール22
又は中間レール22及びアッパレール23間に設けられ
中間レール22又はアッパレール23をロアレール21
又は中間レール22に対して所望の位置に固定しかつ調
節ハンドル33を操作することにより中間レール22又
はアッパレール23のロアレール21又は中間レール2
2に対する固定を解除可能な調節手段29と、アッパレ
ール23又は中間レール22の中間レール22又はロア
レール21に対する最後退位置を決定する後退ストッパ
22eと、アッパレール23のロアレール21に対する
最前進位置を決定する前進ストッパ21aと、アッパレ
ール23又は中間レール22を後退ストッパ22eまで
後退させた状態でアッパレール23又は中間レール22
を中間レール22又はロアレール21に対して固定する
ロック手段37と、ロック手段37を自動的に解除する
ロック解除手段44と、助手席11に対向するインスト
ルメントパネル48内に収容され瞬時に気体を発生可能
なインフレータ49aと、気体を内部に導くようにイン
フレータ49aに接続されてインストルメントパネル4
8内に収容されインフレータ49aにより膨張すると助
手席11の着席者16とインストルメントパネル48と
の間に展開可能なエアバッグ49bと、車両10に所定
値以上の衝撃荷重が作用したことを検出する衝撃センサ
51と、衝撃センサ51の検出出力に基づいてロック解
除手段44及びインフレータ49aを制御する制御手段
52とを備えたものである。
【0008】本発明の第2の車両の助手席構造は、図1
0及び図18に示すように、車両10のフロアパネル1
2に取付けられ車両10の進行方向に延びて配設された
一対のロアレール121と、一対のロアレール121に
沿って移動可能に配設された一対のアッパレール123
と、アッパレール123に取付けられ着席者16の尻部
を受ける助手席111用のシートクッション117と、
一対のロアレール121のうちの一方のロアレール12
1に沿って等間隔に設けられた多数の被係止孔31a
と、一対のアッパレール123のうちの一方のアッパレ
ール123に回動可能に取付けられ多数の被係止孔31
aに選択的に係止する係止爪34を有する調節ハンドル
33と、係止爪34が被係止孔31aに係止する方向に
調節ハンドル33を回転させるように付勢するばね36
と、係止爪34の被係止孔31aへの係止を自動的に解
除する係止解除手段137と、係止爪34の被係止孔3
1aへの係止が解除された状態でアッパレール123の
ロアレール121に対する最前進位置を決定する前進ス
トッパ143と、助手席111に対向するインストルメ
ントパネル48内に収容され瞬時に気体を発生可能なイ
ンフレータ49aと、気体を内部に導くようにインフレ
ータ49aに接続されてインストルメントパネル48内
に収容されインフレータ49aにより膨張すると助手席
111の着席者16とインストルメントパネル48との
間に展開可能なエアバッグ49bと、車両10に所定値
以上の衝撃荷重が作用したことを検出する衝撃センサ1
46,159と、衝撃センサ146,159の検出出力
に基づいて係止解除手段137及びインフレータ49a
を制御する制御手段152,161とを備えたものであ
る。
0及び図18に示すように、車両10のフロアパネル1
2に取付けられ車両10の進行方向に延びて配設された
一対のロアレール121と、一対のロアレール121に
沿って移動可能に配設された一対のアッパレール123
と、アッパレール123に取付けられ着席者16の尻部
を受ける助手席111用のシートクッション117と、
一対のロアレール121のうちの一方のロアレール12
1に沿って等間隔に設けられた多数の被係止孔31a
と、一対のアッパレール123のうちの一方のアッパレ
ール123に回動可能に取付けられ多数の被係止孔31
aに選択的に係止する係止爪34を有する調節ハンドル
33と、係止爪34が被係止孔31aに係止する方向に
調節ハンドル33を回転させるように付勢するばね36
と、係止爪34の被係止孔31aへの係止を自動的に解
除する係止解除手段137と、係止爪34の被係止孔3
1aへの係止が解除された状態でアッパレール123の
ロアレール121に対する最前進位置を決定する前進ス
トッパ143と、助手席111に対向するインストルメ
ントパネル48内に収容され瞬時に気体を発生可能なイ
ンフレータ49aと、気体を内部に導くようにインフレ
ータ49aに接続されてインストルメントパネル48内
に収容されインフレータ49aにより膨張すると助手席
111の着席者16とインストルメントパネル48との
間に展開可能なエアバッグ49bと、車両10に所定値
以上の衝撃荷重が作用したことを検出する衝撃センサ1
46,159と、衝撃センサ146,159の検出出力
に基づいて係止解除手段137及びインフレータ49a
を制御する制御手段152,161とを備えたものであ
る。
【0009】
【作用】図1、図6及び図8に示される車両の助手席構
造では、車両10が前面衝突して所定値以上の衝撃荷重
が車両10に加わると、制御手段52は衝撃センサ51
の検出出力に基づいてロック解除手段44及びインフレ
ータ49aを作動させる。ロック解除手段44の作動に
よりアッパレール23の中間レール22に対する固定が
解除され、アッパレール23は慣性によりシートクッシ
ョン17及び着席者16とともに中間レール22に沿っ
て前進し、前進ストッパ21aに当接して停止する。こ
れにより図8に示したインストルメントパネル48とア
ッパレール23前端のシート移動前の間隔L1は図9に
示すシート移動後の間隔L2に狭くなる。インフレータ
49aの作動によりエアバッグ49bが膨張して助手席
11の着席者16とインストルメントパネル48との間
に展開する。
造では、車両10が前面衝突して所定値以上の衝撃荷重
が車両10に加わると、制御手段52は衝撃センサ51
の検出出力に基づいてロック解除手段44及びインフレ
ータ49aを作動させる。ロック解除手段44の作動に
よりアッパレール23の中間レール22に対する固定が
解除され、アッパレール23は慣性によりシートクッシ
ョン17及び着席者16とともに中間レール22に沿っ
て前進し、前進ストッパ21aに当接して停止する。こ
れにより図8に示したインストルメントパネル48とア
ッパレール23前端のシート移動前の間隔L1は図9に
示すシート移動後の間隔L2に狭くなる。インフレータ
49aの作動によりエアバッグ49bが膨張して助手席
11の着席者16とインストルメントパネル48との間
に展開する。
【0010】図10及び図18に示される車両の助手席
構造では、車両10が前面衝突して所定値以上の衝撃荷
重が車両10に加わると、制御手段152,161が衝
撃センサ146,159の検出出力に基づいて係止解除
手段137及びインフレータ49aを作動させる。係止
解除手段137の作動により係止爪34が被係止孔31
aから離脱してアッパレール123のロアレール121
に対する固定が解除され、アッパレール123は慣性に
よりシートクッション117及び着席者16とともにロ
アレール121に沿って前進し、前進ストッパ143に
当接して停止する。インフレータ49aの作動によりエ
アバッグ49bが膨張して助手席111の着席者16と
インストルメントパネル48との間に展開する。
構造では、車両10が前面衝突して所定値以上の衝撃荷
重が車両10に加わると、制御手段152,161が衝
撃センサ146,159の検出出力に基づいて係止解除
手段137及びインフレータ49aを作動させる。係止
解除手段137の作動により係止爪34が被係止孔31
aから離脱してアッパレール123のロアレール121
に対する固定が解除され、アッパレール123は慣性に
よりシートクッション117及び着席者16とともにロ
アレール121に沿って前進し、前進ストッパ143に
当接して停止する。インフレータ49aの作動によりエ
アバッグ49bが膨張して助手席111の着席者16と
インストルメントパネル48との間に展開する。
【0011】
【実施例】次に本発明の第1実施例を図面に基づいて詳
しく説明する。図1〜図9に示すように、自動車10の
助手席11はフロアパネル12にシートレッグ13及び
シートトラック14を介して取付けられ着席者16の尻
部を受けるシートクッション17と、シートクッション
17の後端にリクライニングアジャスタ18を介して取
付けられ着席者16の背部を受けるシートバック19と
を備える。シートクッション17の下部にはカバー17
aにより被包されたパッド17bを保持するクッション
フレーム17cが内蔵される(図2及び図3)。シート
トラック14は自動車10の進行方向に延びて配設され
た一対のロアレール21,21と、一対のロアレール2
1,21に沿って移動可能に配設された一対の中間レー
ル22,22と、一対の中間レール22,22に沿って
移動可能に配設された一対のアッパレール23,23と
を有する(図1、図2、図4及び図5)。一対のロアフ
レーム21,21の前端下面及び後端下面にはシートレ
ッグ13がそれぞれ固着され(図1及び図2)、これら
のシートレッグ13はフロアパネル12に取付けられる
(図8及び図9)。一対のアッパレール23,23の互
いに対向する側面には一対のフラットバー24,24が
それぞれ固着され、これらのフラットバー24にはボル
ト26及びナット27を介してクッションフレーム17
cが取付けられる(図3)。
しく説明する。図1〜図9に示すように、自動車10の
助手席11はフロアパネル12にシートレッグ13及び
シートトラック14を介して取付けられ着席者16の尻
部を受けるシートクッション17と、シートクッション
17の後端にリクライニングアジャスタ18を介して取
付けられ着席者16の背部を受けるシートバック19と
を備える。シートクッション17の下部にはカバー17
aにより被包されたパッド17bを保持するクッション
フレーム17cが内蔵される(図2及び図3)。シート
トラック14は自動車10の進行方向に延びて配設され
た一対のロアレール21,21と、一対のロアレール2
1,21に沿って移動可能に配設された一対の中間レー
ル22,22と、一対の中間レール22,22に沿って
移動可能に配設された一対のアッパレール23,23と
を有する(図1、図2、図4及び図5)。一対のロアフ
レーム21,21の前端下面及び後端下面にはシートレ
ッグ13がそれぞれ固着され(図1及び図2)、これら
のシートレッグ13はフロアパネル12に取付けられる
(図8及び図9)。一対のアッパレール23,23の互
いに対向する側面には一対のフラットバー24,24が
それぞれ固着され、これらのフラットバー24にはボル
ト26及びナット27を介してクッションフレーム17
cが取付けられる(図3)。
【0012】ロアレール21及びアッパレール23は横
断面略C字状に形成され、中間レール22は2つのチャ
ンネル材を背中合せに接合することにより横断面略I字
状に形成される。中間レール22の下部水平片22aは
ロアレール21に遊挿され、中間レール22の上部水平
片22bはアッパレール23に遊挿される。下部水平片
22aの両側縁には下方に向ってアーム22c,22c
がそれぞれ突設され、アーム22c,22cの下部には
ロアレール21の内面を転動するローラ28,28が回
転可能にそれぞれ取付けられる。上部水平片22bの両
側縁には上方に向ってアーム22d,22dがそれぞれ
突設され、アーム22d,22dの下部にはアッパレー
ル23の内面を転動するローラ28,28が回転可能に
それぞれ取付けられる(図3)。またロアレール21及
び中間レール22間と中間レール22及びアッパレール
23間には、ロアレール21に対する中間レール22の
車幅方向への移動と中間レール22に対するアッパレー
ル23の車幅方向への移動をそれぞれ阻止するために、
図示しない鋼球が介装される。
断面略C字状に形成され、中間レール22は2つのチャ
ンネル材を背中合せに接合することにより横断面略I字
状に形成される。中間レール22の下部水平片22aは
ロアレール21に遊挿され、中間レール22の上部水平
片22bはアッパレール23に遊挿される。下部水平片
22aの両側縁には下方に向ってアーム22c,22c
がそれぞれ突設され、アーム22c,22cの下部には
ロアレール21の内面を転動するローラ28,28が回
転可能にそれぞれ取付けられる。上部水平片22bの両
側縁には上方に向ってアーム22d,22dがそれぞれ
突設され、アーム22d,22dの下部にはアッパレー
ル23の内面を転動するローラ28,28が回転可能に
それぞれ取付けられる(図3)。またロアレール21及
び中間レール22間と中間レール22及びアッパレール
23間には、ロアレール21に対する中間レール22の
車幅方向への移動と中間レール22に対するアッパレー
ル23の車幅方向への移動をそれぞれ阻止するために、
図示しない鋼球が介装される。
【0013】ロアレール21及び中間レール22間には
中間レール22をロアレール21に対して所望の位置に
固定する調節手段29が設けられる。調節手段29は左
側のロアレール21の下面に固着されロアレール21に
沿って多数の被係止孔31aが設けられた穿設部材31
と、左側の中間レール22の中央側面から突設されたハ
ンドルホルダ32により回動可能に保持された調節ハン
ドル33と、基端が調節ハンドル33に固着され先端が
被係止孔31aに選択的に係止可能な係止爪34とを有
する(図3)。調節ハンドル33の前端にはこのハンド
ル33を直角に折曲げることにより操作部33aが形成
され(図1及び図2)、調節ハンドル33の後端にはね
じりコイルばね36が巻回される(図1)。このばね3
6は係止爪34が被係止孔31aに係止する方向に調節
ハンドル33を回転させるように付勢する(図3)。こ
の調節ハンドル33の操作部33aをねじりコイルばね
36の弾性力に抗して回転し、係止爪34を図3の二点
鎖線で示すように被係止孔31aから離脱させることに
より、中間レール22のロアレール21に対する固定が
解除され、中間レール22をロアレール21に沿って移
動できるようになっている。
中間レール22をロアレール21に対して所望の位置に
固定する調節手段29が設けられる。調節手段29は左
側のロアレール21の下面に固着されロアレール21に
沿って多数の被係止孔31aが設けられた穿設部材31
と、左側の中間レール22の中央側面から突設されたハ
ンドルホルダ32により回動可能に保持された調節ハン
ドル33と、基端が調節ハンドル33に固着され先端が
被係止孔31aに選択的に係止可能な係止爪34とを有
する(図3)。調節ハンドル33の前端にはこのハンド
ル33を直角に折曲げることにより操作部33aが形成
され(図1及び図2)、調節ハンドル33の後端にはね
じりコイルばね36が巻回される(図1)。このばね3
6は係止爪34が被係止孔31aに係止する方向に調節
ハンドル33を回転させるように付勢する(図3)。こ
の調節ハンドル33の操作部33aをねじりコイルばね
36の弾性力に抗して回転し、係止爪34を図3の二点
鎖線で示すように被係止孔31aから離脱させることに
より、中間レール22のロアレール21に対する固定が
解除され、中間レール22をロアレール21に沿って移
動できるようになっている。
【0014】中間レール22の後端の上部水平片22b
には上方に向って後退ストッパ22eが突設される(図
1及び図4〜図7)。中間レール22に沿って後退する
アッパレール23の後端が上記ストッパ22eに当接す
ることにより、アッパレール23の中間レール22に対
する最後退位置が決定される。ロアレール21の略中央
上面には上方に向って前進ストッパ21aが突設され、
前進ストッパ21aに対向するアッパレール23の側縁
には幅広の門型切欠き23aが形成される(図1、図2
及び図4〜図7)。中間レール22を介してロアレール
21に沿って前進するアッパレール23の門型切欠き2
3aの後縁が上記ストッパ21aに当接することによ
り、アッパレール23のロアレール21に対する最前進
位置が決定される。
には上方に向って後退ストッパ22eが突設される(図
1及び図4〜図7)。中間レール22に沿って後退する
アッパレール23の後端が上記ストッパ22eに当接す
ることにより、アッパレール23の中間レール22に対
する最後退位置が決定される。ロアレール21の略中央
上面には上方に向って前進ストッパ21aが突設され、
前進ストッパ21aに対向するアッパレール23の側縁
には幅広の門型切欠き23aが形成される(図1、図2
及び図4〜図7)。中間レール22を介してロアレール
21に沿って前進するアッパレール23の門型切欠き2
3aの後縁が上記ストッパ21aに当接することによ
り、アッパレール23のロアレール21に対する最前進
位置が決定される。
【0015】左側のアッパレール23の内側にはフラッ
トバー24を介してロック手段37が取付けられる。ロ
ック手段37はフラットバー24に固着されたブラケッ
ト38にピン39を介して略中央が枢着された第1リン
ク41と、ブラケット38にピン43を介して基端が枢
着された第2リンク42とを有する。左側の中間レール
22の後端近傍には切欠き22fが形成され、第1リン
ク41の先端は左側のアッパレール23を後退ストッパ
22eに当接するまで後退させた状態で上記切欠き22
fの前縁に係止するようになっている。第2リンク42
の先端は第1リンク41の先端が切欠き22fの前縁に
係止した状態で第1リンク41の基端側面に当接するこ
とにより、アッパレール23が中間レール22に対して
固定されるようになっている(図3、図6及び図7)。
トバー24を介してロック手段37が取付けられる。ロ
ック手段37はフラットバー24に固着されたブラケッ
ト38にピン39を介して略中央が枢着された第1リン
ク41と、ブラケット38にピン43を介して基端が枢
着された第2リンク42とを有する。左側の中間レール
22の後端近傍には切欠き22fが形成され、第1リン
ク41の先端は左側のアッパレール23を後退ストッパ
22eに当接するまで後退させた状態で上記切欠き22
fの前縁に係止するようになっている。第2リンク42
の先端は第1リンク41の先端が切欠き22fの前縁に
係止した状態で第1リンク41の基端側面に当接するこ
とにより、アッパレール23が中間レール22に対して
固定されるようになっている(図3、図6及び図7)。
【0016】またブラケット38にはロック解除手段で
あるアクチュエータ44が取付けられる。このアクチュ
エータ44はソレノイド(図示せず)が内蔵されたアク
チュエータ本体44aと、このアクチュエータ本体44
aから突出するプランジャ44bとを有する。第2リン
ク42の先端近傍にはこのリンク42の長手方向に延び
る長孔42aが形成され、プランジャ44bの先端はピ
ン46を介してこの長孔42aに連結される。アクチュ
エータ44のソレノイドに電流が流れるとプランジャ4
4bがアクチュエータ本体44a内に引込み、第2リン
ク42の先端が第1リンク41の基端から離脱するよう
になっている。第1リンク41、第2リンク42及びア
クチュエータ44はカバー47により被包される(図
3、図6及び図7)。
あるアクチュエータ44が取付けられる。このアクチュ
エータ44はソレノイド(図示せず)が内蔵されたアク
チュエータ本体44aと、このアクチュエータ本体44
aから突出するプランジャ44bとを有する。第2リン
ク42の先端近傍にはこのリンク42の長手方向に延び
る長孔42aが形成され、プランジャ44bの先端はピ
ン46を介してこの長孔42aに連結される。アクチュ
エータ44のソレノイドに電流が流れるとプランジャ4
4bがアクチュエータ本体44a内に引込み、第2リン
ク42の先端が第1リンク41の基端から離脱するよう
になっている。第1リンク41、第2リンク42及びア
クチュエータ44はカバー47により被包される(図
3、図6及び図7)。
【0017】助手席11に対向するインストルメントパ
ネル48内にはエアバッグ装置49が装着される。この
エアバッグ装置49はインストルメントパネル48内の
リインフォースメント50に固着され瞬時に窒素ガスを
発生可能なインフレータ49aと、窒素ガスを内部に導
くようにインフレータ49aに接続されたエアバッグ4
9bとを備える。インフレータ49aは図示しないが点
火装置と、点火装置の先部を被包する伝火剤と、固形の
窒化ナトリウムであるガス発生剤とを有する。エアバッ
グ49bはインフレータ49aにて発生した窒素ガスを
内部に導くことにより、インストルメントパネル48に
取付けられたリッド48aを押し破って膨張し、助手席
11の着席者16とインストルメントパネル48との間
に展開するようになっている(図8及び図9)。
ネル48内にはエアバッグ装置49が装着される。この
エアバッグ装置49はインストルメントパネル48内の
リインフォースメント50に固着され瞬時に窒素ガスを
発生可能なインフレータ49aと、窒素ガスを内部に導
くようにインフレータ49aに接続されたエアバッグ4
9bとを備える。インフレータ49aは図示しないが点
火装置と、点火装置の先部を被包する伝火剤と、固形の
窒化ナトリウムであるガス発生剤とを有する。エアバッ
グ49bはインフレータ49aにて発生した窒素ガスを
内部に導くことにより、インストルメントパネル48に
取付けられたリッド48aを押し破って膨張し、助手席
11の着席者16とインストルメントパネル48との間
に展開するようになっている(図8及び図9)。
【0018】自動車10にはこの自動車10の前面衝突
時における所定値以上の衝撃を検出する衝撃センサ51
が取付けられ、助手席11用の3点式シートベルトのタ
ングプレート(図示せず)が係止可能なインナベルトの
バックル(図示せず)にベルト着用有無検出センサ54
が取付けられる。衝撃センサ51はこの例ではひずみゲ
ージを用いた電気式のセンサであり、所定値未満の衝撃
を検出しているときにはオフの状態を保ち、所定値以上
の衝撃を検出したときにオンするようになっている。ま
たベルト着用有無検出センサ54はバックルにタングプ
レートが係止しているか否か、即ち助手席11の着席者
16がシートベルトを着用しているか否かを検出し、バ
ックルにタングプレートが係止していないときにはオフ
の状態を保ち、バックルがタングプレートに係止したと
きにオンするようになっている。
時における所定値以上の衝撃を検出する衝撃センサ51
が取付けられ、助手席11用の3点式シートベルトのタ
ングプレート(図示せず)が係止可能なインナベルトの
バックル(図示せず)にベルト着用有無検出センサ54
が取付けられる。衝撃センサ51はこの例ではひずみゲ
ージを用いた電気式のセンサであり、所定値未満の衝撃
を検出しているときにはオフの状態を保ち、所定値以上
の衝撃を検出したときにオンするようになっている。ま
たベルト着用有無検出センサ54はバックルにタングプ
レートが係止しているか否か、即ち助手席11の着席者
16がシートベルトを着用しているか否かを検出し、バ
ックルにタングプレートが係止していないときにはオフ
の状態を保ち、バックルがタングプレートに係止したと
きにオンするようになっている。
【0019】衝撃センサ51及びベルト着用有無検出セ
ンサ54の検出出力はコントローラ52の制御入力に接
続され、コントローラ52の制御出力は駆動回路53を
介してアクチュエータ44のソレノイド及びインフレー
タ49aの点火装置に接続される(図6及び図7)。コ
ントローラ52はベルト着用有無検出センサ54がオフ
の状態で衝撃センサ51がオンしたときにはアクチュエ
ータ44のソレノイド及びインフレータ49aの点火装
置に電流を流し、ベルト着用有無検出センサ54及び衝
撃センサ51がともにオンしたときにはアクチュエータ
44のソレノイドに電流を流さずインフレータ49aの
点火装置にのみ電流を流すようになっている。
ンサ54の検出出力はコントローラ52の制御入力に接
続され、コントローラ52の制御出力は駆動回路53を
介してアクチュエータ44のソレノイド及びインフレー
タ49aの点火装置に接続される(図6及び図7)。コ
ントローラ52はベルト着用有無検出センサ54がオフ
の状態で衝撃センサ51がオンしたときにはアクチュエ
ータ44のソレノイド及びインフレータ49aの点火装
置に電流を流し、ベルト着用有無検出センサ54及び衝
撃センサ51がともにオンしたときにはアクチュエータ
44のソレノイドに電流を流さずインフレータ49aの
点火装置にのみ電流を流すようになっている。
【0020】このように構成された車両の助手席構造の
動作を説明する。助手席11の着席者16がシートベル
ト(図示せず)の着用を忘れた状態で、自動車10が前
面衝突して所定値以上の衝撃荷重が自動車に加わると、
ベルト着用有無検出センサ54がバックル(図示せず)
にタングプレート(図示せず)が係止していないことを
検出してオフの状態を保ち、衝撃センサ51が上記所定
値以上の衝撃荷重を検出してオンする。コントローラ5
2はベルト着用有無検出センサ54及び衝撃センサ51
の検出出力に基づいてアクチュエータ44のソレノイド
及びインフレータ49aの点火装置に電流を流す。この
ときアクチュエータ44のプランジャ44bは瞬時にア
クチュエータ本体44a内に引込むので、第2リンク4
2はピン43を中心に図6の実線矢印の方向に回転し、
第2リンク42の先端が第1リンク41の基端から離脱
してアッパレール23の中間レール22に対する固定が
解除される。アッパレール23は慣性によりシートクッ
ション17、シートバック19及び着席者16とともに
中間レール22に沿って前進し、アッパレール23の門
型切欠き23aの後縁が前進ストッパ21aに当接した
ときに停止する(図5、図7及び図9)。同時にエアバ
ッグ49bは膨張して助手席11の着席者16とインス
トルメントパネル48との間に展開する(図9)。この
結果、シートクッション17とインストルメントパネル
48との間隔L1が間隔L2へと小さくなり、着席者16
はシートクッション17から滑り落ちないので、エアバ
ッグ49bは着席者16の顔及び胸部を受けて前面衝突
による着席者16の運動エネルギを吸収できる。
動作を説明する。助手席11の着席者16がシートベル
ト(図示せず)の着用を忘れた状態で、自動車10が前
面衝突して所定値以上の衝撃荷重が自動車に加わると、
ベルト着用有無検出センサ54がバックル(図示せず)
にタングプレート(図示せず)が係止していないことを
検出してオフの状態を保ち、衝撃センサ51が上記所定
値以上の衝撃荷重を検出してオンする。コントローラ5
2はベルト着用有無検出センサ54及び衝撃センサ51
の検出出力に基づいてアクチュエータ44のソレノイド
及びインフレータ49aの点火装置に電流を流す。この
ときアクチュエータ44のプランジャ44bは瞬時にア
クチュエータ本体44a内に引込むので、第2リンク4
2はピン43を中心に図6の実線矢印の方向に回転し、
第2リンク42の先端が第1リンク41の基端から離脱
してアッパレール23の中間レール22に対する固定が
解除される。アッパレール23は慣性によりシートクッ
ション17、シートバック19及び着席者16とともに
中間レール22に沿って前進し、アッパレール23の門
型切欠き23aの後縁が前進ストッパ21aに当接した
ときに停止する(図5、図7及び図9)。同時にエアバ
ッグ49bは膨張して助手席11の着席者16とインス
トルメントパネル48との間に展開する(図9)。この
結果、シートクッション17とインストルメントパネル
48との間隔L1が間隔L2へと小さくなり、着席者16
はシートクッション17から滑り落ちないので、エアバ
ッグ49bは着席者16の顔及び胸部を受けて前面衝突
による着席者16の運動エネルギを吸収できる。
【0021】また、助手席11の着席者16がシートベ
ルトを着用した状態で、自動車10が前面衝突して所定
値以上の衝撃荷重が自動車に加わると、ベルト着用有無
検出センサ54がバックルにタングプレートが係止して
いることを検出してオンし、衝撃センサ51が上記所定
値以上の衝撃荷重を検出してオンする。コントローラ5
2はベルト着用有無検出センサ54及び衝撃センサ51
の検出出力に基づいてアクチュエータ44のソレノイド
に電流を流さず、インフレータ49aの点火装置にのみ
電流を流す。この結果、前面衝突による助手席11の着
席者16の運動エネルギはシートベルト及び展開したエ
アバック49bにより吸収される。
ルトを着用した状態で、自動車10が前面衝突して所定
値以上の衝撃荷重が自動車に加わると、ベルト着用有無
検出センサ54がバックルにタングプレートが係止して
いることを検出してオンし、衝撃センサ51が上記所定
値以上の衝撃荷重を検出してオンする。コントローラ5
2はベルト着用有無検出センサ54及び衝撃センサ51
の検出出力に基づいてアクチュエータ44のソレノイド
に電流を流さず、インフレータ49aの点火装置にのみ
電流を流す。この結果、前面衝突による助手席11の着
席者16の運動エネルギはシートベルト及び展開したエ
アバック49bにより吸収される。
【0022】図10〜図19は本発明の第2実施例を示
す。図10〜図19において上記第1実施例と同一符号
は同一部品を示す。この例では、助手席111のシート
トラック114は自動車10の進行方向に延びて配設さ
れた一対のロアレール121と、一対のロアレール12
1に沿って移動可能に配設された一対のアッパレール1
23とを有する。一対のロアレール121のうち左側の
ロアレール121のみを図示し、一対のアッパレール1
23のうち左側のアッパレール123のみを図示する。
ロアレール121は横断面略逆ハット状に形成され、ア
ッパレール123は横断面略C字状に形成され、アッパ
レール123はロアレール121の上部に遊嵌される
(図12及び図13)。
す。図10〜図19において上記第1実施例と同一符号
は同一部品を示す。この例では、助手席111のシート
トラック114は自動車10の進行方向に延びて配設さ
れた一対のロアレール121と、一対のロアレール12
1に沿って移動可能に配設された一対のアッパレール1
23とを有する。一対のロアレール121のうち左側の
ロアレール121のみを図示し、一対のアッパレール1
23のうち左側のアッパレール123のみを図示する。
ロアレール121は横断面略逆ハット状に形成され、ア
ッパレール123は横断面略C字状に形成され、アッパ
レール123はロアレール121の上部に遊嵌される
(図12及び図13)。
【0023】ロアレール121及びアッパレール123
間には単一のローラ収容部126と、一対の鋼球収容部
127,127とが形成される。ローラ収容部126に
はアッパレール123にローラブラケット128を介し
て回転可能に取付けられたローラ129が収容され、ロ
ーラ129はロアレール121の内面を転動可能に構成
される。ローラ129は一対のアッパレール123にそ
れぞれ2個ずつ取付けられる。一対の鋼球収容部12
7,127にはロアレール121及びアッパレール12
3間の車幅方向への移動を阻止する鋼球131,131
がそれぞれ収容される(図13)。シートクッション1
17のクッションフレーム117cは丸パイプにより四
角枠状に形成される。アッパレール123の前端近傍上
面及び後端近傍上面には一対のアッパブラケット13
2,132が固着され、クッションフレーム117cの
側片117dの下面には横断面略L字状のクッションブ
ラケット133が固着される。クッションフレーム13
3はボルト134をクッションブラケット133及びア
ッパブラケット132に挿通してナット135に螺合す
ることによりアッパレール123に取付けられる(図1
0、図12及び図13)。
間には単一のローラ収容部126と、一対の鋼球収容部
127,127とが形成される。ローラ収容部126に
はアッパレール123にローラブラケット128を介し
て回転可能に取付けられたローラ129が収容され、ロ
ーラ129はロアレール121の内面を転動可能に構成
される。ローラ129は一対のアッパレール123にそ
れぞれ2個ずつ取付けられる。一対の鋼球収容部12
7,127にはロアレール121及びアッパレール12
3間の車幅方向への移動を阻止する鋼球131,131
がそれぞれ収容される(図13)。シートクッション1
17のクッションフレーム117cは丸パイプにより四
角枠状に形成される。アッパレール123の前端近傍上
面及び後端近傍上面には一対のアッパブラケット13
2,132が固着され、クッションフレーム117cの
側片117dの下面には横断面略L字状のクッションブ
ラケット133が固着される。クッションフレーム13
3はボルト134をクッションブラケット133及びア
ッパブラケット132に挿通してナット135に螺合す
ることによりアッパレール123に取付けられる(図1
0、図12及び図13)。
【0024】左側のロアレール121の下面にはこのレ
ール121に沿って等間隔に多数の被係止孔31aが設
けられた穿設部材31が固着され、左側のアッパレール
123には2つのハンドルホルダ124,125を介し
て調節ハンドル33が自動車10の進行方向に延びて回
動可能に取付けられる。調節ハンドル33の前端にはこ
のハンドル33を直角に折曲げることにより操作部33
aが形成される。調節ハンドル33には係止爪34の基
端が固着され、係止爪34の先端は多数の被係止孔31
aに選択的に係止可能に形成される(図10及び図1
2)。調節ハンドル33の後部にはねじりコイルばね3
6が巻回され、このばね36は係止爪34が被係止孔3
1aに係止する方向に調節ハンドル33を回転させるよ
うに付勢する(図10)。
ール121に沿って等間隔に多数の被係止孔31aが設
けられた穿設部材31が固着され、左側のアッパレール
123には2つのハンドルホルダ124,125を介し
て調節ハンドル33が自動車10の進行方向に延びて回
動可能に取付けられる。調節ハンドル33の前端にはこ
のハンドル33を直角に折曲げることにより操作部33
aが形成される。調節ハンドル33には係止爪34の基
端が固着され、係止爪34の先端は多数の被係止孔31
aに選択的に係止可能に形成される(図10及び図1
2)。調節ハンドル33の後部にはねじりコイルばね3
6が巻回され、このばね36は係止爪34が被係止孔3
1aに係止する方向に調節ハンドル33を回転させるよ
うに付勢する(図10)。
【0025】左側のアッパレール123の後端近傍のク
ッションブラケット133の下面には保持ブラケット1
36が固着され、この保持ブラケット136及び調節ハ
ンドル33間には係止爪34の被係止孔31aへの係止
を自動的に解除する係止解除手段137が設けられる
(図10及び図14〜図17)。係止解除手段137は
レバー用ブラケット138に枢支された略L字状のレバ
ー139と、調節ハンドル33の後端からレバー139
の上端に当接するように突設されたフラットバー141
とを有する。レバー用ブラケット138は保持ブラケッ
ト136に立設され、レバー用ブラケット138の上端
にレバー用軸142を介してレバー139の折曲した中
央部が枢支される(図14〜図17)。またレバー13
9の下端には長孔139aが形成される(図14〜図1
6)。
ッションブラケット133の下面には保持ブラケット1
36が固着され、この保持ブラケット136及び調節ハ
ンドル33間には係止爪34の被係止孔31aへの係止
を自動的に解除する係止解除手段137が設けられる
(図10及び図14〜図17)。係止解除手段137は
レバー用ブラケット138に枢支された略L字状のレバ
ー139と、調節ハンドル33の後端からレバー139
の上端に当接するように突設されたフラットバー141
とを有する。レバー用ブラケット138は保持ブラケッ
ト136に立設され、レバー用ブラケット138の上端
にレバー用軸142を介してレバー139の折曲した中
央部が枢支される(図14〜図17)。またレバー13
9の下端には長孔139aが形成される(図14〜図1
6)。
【0026】ローラ129が転動するロアレール121
の内面には、係止爪34の被係止孔31aへの係止が解
除された状態で、2個のローラ129,129がそれぞ
れ当接してアッパレール123のロアレール121に対
する最前進位置を決定する2つの前進ストッパ143,
143と、2個のローラ129,129がそれぞれ当接
してアッパレール123のロアレール121に対する最
後退位置を決定する2つの後退ストッパ144,144
とが突設される(図10及び図11)。助手席111に
対向するインストルメントパネル48内には、インスト
ルメントパネル48内のリインフォースメント50に固
着され瞬時に窒素ガスを発生可能なインフレータ49a
と、窒素ガスを内部に導くようにインフレータ49aに
接続されインフレータ49aにより膨張すると助手席1
11の着席者16とインストルメントパネル48との間
に展開可能なエアバッグ49bとを有するエアバッグ装
置49が装着される(図18及び図19)。
の内面には、係止爪34の被係止孔31aへの係止が解
除された状態で、2個のローラ129,129がそれぞ
れ当接してアッパレール123のロアレール121に対
する最前進位置を決定する2つの前進ストッパ143,
143と、2個のローラ129,129がそれぞれ当接
してアッパレール123のロアレール121に対する最
後退位置を決定する2つの後退ストッパ144,144
とが突設される(図10及び図11)。助手席111に
対向するインストルメントパネル48内には、インスト
ルメントパネル48内のリインフォースメント50に固
着され瞬時に窒素ガスを発生可能なインフレータ49a
と、窒素ガスを内部に導くようにインフレータ49aに
接続されインフレータ49aにより膨張すると助手席1
11の着席者16とインストルメントパネル48との間
に展開可能なエアバッグ49bとを有するエアバッグ装
置49が装着される(図18及び図19)。
【0027】自動車10に所定値以上の衝撃荷重が作用
したことを検出する機械式加速センサ146が保持ブラ
ケット136に取付けられる。このセンサ136は自動
車10の進行方向に延びて保持ブラケット136に取付
けられたシリンダ147と、シリンダ147内に摺動可
能に挿入されたマス148と、マス148をシリンダ1
47の後端に押付ける圧縮コイルばね149とを有する
(図10、図14及び図15)。シリンダ147の前端
にはマス148及び圧縮コイルばね149を挿入した後
にプラグ151が螺着され、シリンダ147の外周面に
はマス148の移動に伴うシリンダ147内の空気圧の
変化を防止する小孔(図示せず)が形成される。
したことを検出する機械式加速センサ146が保持ブラ
ケット136に取付けられる。このセンサ136は自動
車10の進行方向に延びて保持ブラケット136に取付
けられたシリンダ147と、シリンダ147内に摺動可
能に挿入されたマス148と、マス148をシリンダ1
47の後端に押付ける圧縮コイルばね149とを有する
(図10、図14及び図15)。シリンダ147の前端
にはマス148及び圧縮コイルばね149を挿入した後
にプラグ151が螺着され、シリンダ147の外周面に
はマス148の移動に伴うシリンダ147内の空気圧の
変化を防止する小孔(図示せず)が形成される。
【0028】マス148の後端にはシリンダ147の後
端から突出するロッド152がマス148と一体的に設
けられる。ロッド152はマス148の後端に連設され
た大径部152aと、この大径部152aの後端に連設
された小径部152bとを有する。大径部152aの後
端近傍にはピン153が突設され、このピン153はレ
バー139の長孔139aに摺動可能に挿入される。小
径部152bの後端近傍の下面には被係止片154が突
設され、保持ブラケット136に立設された保持ステー
156の上端には略逆く字状に形成されたロック爪15
7の中央が枢着される。ロック爪157は引張りコイル
ばね158によりその上端を小径部152bに押付ける
方向に付勢される(図14及び図15)。マス148が
所定量以上前方に移動したときにロック爪157が被係
止片154に係止し、マス148が圧縮コイルばね15
8の弾性力により後方に移動するのを阻止するようにな
っている。
端から突出するロッド152がマス148と一体的に設
けられる。ロッド152はマス148の後端に連設され
た大径部152aと、この大径部152aの後端に連設
された小径部152bとを有する。大径部152aの後
端近傍にはピン153が突設され、このピン153はレ
バー139の長孔139aに摺動可能に挿入される。小
径部152bの後端近傍の下面には被係止片154が突
設され、保持ブラケット136に立設された保持ステー
156の上端には略逆く字状に形成されたロック爪15
7の中央が枢着される。ロック爪157は引張りコイル
ばね158によりその上端を小径部152bに押付ける
方向に付勢される(図14及び図15)。マス148が
所定量以上前方に移動したときにロック爪157が被係
止片154に係止し、マス148が圧縮コイルばね15
8の弾性力により後方に移動するのを阻止するようにな
っている。
【0029】またプラグ151及びマス148にはマス
148が所定量以上前方に移動したことを検出する近接
スイッチ159が設けられる。このスイッチ159はこ
の例ではセンサ本体159aとマグネット159bを有
する分離形磁気近接スイッチである。センサ本体159
aはプラグ151のマス148に対向する面に埋設さ
れ、マグネット159bはマス148のプラグ151に
対向する面に埋設される(図10、図14及び図1
5)。近接スイッチ159の検出出力はコントローラ1
61の制御入力に接続され、コントローラ161の制御
出力は駆動回路53を介してインフレータ49aに接続
される(図10)。上記マス148及び近接スイッチ1
59は自動車10に所定値以上の衝撃荷重が作用したこ
とを検出する衝撃センサであり、上記ロッド152とコ
ントローラ161は係止解除手段137とインフレータ
49aを制御する制御手段である。
148が所定量以上前方に移動したことを検出する近接
スイッチ159が設けられる。このスイッチ159はこ
の例ではセンサ本体159aとマグネット159bを有
する分離形磁気近接スイッチである。センサ本体159
aはプラグ151のマス148に対向する面に埋設さ
れ、マグネット159bはマス148のプラグ151に
対向する面に埋設される(図10、図14及び図1
5)。近接スイッチ159の検出出力はコントローラ1
61の制御入力に接続され、コントローラ161の制御
出力は駆動回路53を介してインフレータ49aに接続
される(図10)。上記マス148及び近接スイッチ1
59は自動車10に所定値以上の衝撃荷重が作用したこ
とを検出する衝撃センサであり、上記ロッド152とコ
ントローラ161は係止解除手段137とインフレータ
49aを制御する制御手段である。
【0030】このように構成された車両の助手席構造の
動作を説明する。自動車10が前面衝突して所定値以上
の衝撃荷重が自動車10に加わると、マス148が圧縮
コイルばね149の弾性力に抗して前方に移動し、レバ
ー139がレバー用軸142を中心に回転してレバー1
39がフラットバー141を押上げ(図15及び図1
7)、調節ハンドル33が図12の実線矢印の方向に回
転する。マス148が所定量以上前方に移動すると、係
止爪34が二点鎖線で示すように被係止孔31aから離
脱し、マス148は図15に示すようにロック爪157
が被係止片154に係止することにより所定量前方に移
動した状態で固定される。アッパレール123は慣性に
よりシートクッション117、シートバック19及び着
席者16とともにロアレール121に沿って前進し、ロ
ーラ129,129が図11の二点鎖線で示すように前
進ストッパ143,143に当接したときに停止する。
一方、近接スイッチ159がマス148の所定量以上の
前方への移動を検出すると、コントローラ161はこの
スイッチ159の検出出力に基づいてインフレータ49
aの点火装置に電流を流し、エアバッグ49bが膨張し
て助手席111の着席者16とインストルメントパネル
48との間に展開する(図19)。この結果、シートク
ッション117とインストルメントパネル48との間隔
が小さくなり、着席者16はシートクッション117か
ら滑り落ちないので、エアバッグ49bは着席者16の
顔及び胸部を受けて前面衝突による着席者16の運動エ
ネルギを吸収できる。
動作を説明する。自動車10が前面衝突して所定値以上
の衝撃荷重が自動車10に加わると、マス148が圧縮
コイルばね149の弾性力に抗して前方に移動し、レバ
ー139がレバー用軸142を中心に回転してレバー1
39がフラットバー141を押上げ(図15及び図1
7)、調節ハンドル33が図12の実線矢印の方向に回
転する。マス148が所定量以上前方に移動すると、係
止爪34が二点鎖線で示すように被係止孔31aから離
脱し、マス148は図15に示すようにロック爪157
が被係止片154に係止することにより所定量前方に移
動した状態で固定される。アッパレール123は慣性に
よりシートクッション117、シートバック19及び着
席者16とともにロアレール121に沿って前進し、ロ
ーラ129,129が図11の二点鎖線で示すように前
進ストッパ143,143に当接したときに停止する。
一方、近接スイッチ159がマス148の所定量以上の
前方への移動を検出すると、コントローラ161はこの
スイッチ159の検出出力に基づいてインフレータ49
aの点火装置に電流を流し、エアバッグ49bが膨張し
て助手席111の着席者16とインストルメントパネル
48との間に展開する(図19)。この結果、シートク
ッション117とインストルメントパネル48との間隔
が小さくなり、着席者16はシートクッション117か
ら滑り落ちないので、エアバッグ49bは着席者16の
顔及び胸部を受けて前面衝突による着席者16の運動エ
ネルギを吸収できる。
【0031】なお、上記第1実施例ではロアレール及び
中間レール間に調節手段を設け、中間レール及びアッパ
レール間にロック手段及び後退ストッパを設けたが、こ
れは一例であってロアレール及び中間レール間にロック
手段及び後退ストッパを設け、中間レール及びアッパレ
ール間に調節手段を設けてもよい。また、上記第1実施
例では衝撃センサとしてひずみゲージを用いた電気式の
センサを挙げ、制御手段としてコントローラのみを挙げ
たが、これに限らず衝撃センサとして第2実施例に記載
したマス及び近接スイッチを用い、制御手段として第2
実施例で記載したロッドとコントローラを用いてもよ
い。
中間レール間に調節手段を設け、中間レール及びアッパ
レール間にロック手段及び後退ストッパを設けたが、こ
れは一例であってロアレール及び中間レール間にロック
手段及び後退ストッパを設け、中間レール及びアッパレ
ール間に調節手段を設けてもよい。また、上記第1実施
例では衝撃センサとしてひずみゲージを用いた電気式の
センサを挙げ、制御手段としてコントローラのみを挙げ
たが、これに限らず衝撃センサとして第2実施例に記載
したマス及び近接スイッチを用い、制御手段として第2
実施例で記載したロッドとコントローラを用いてもよ
い。
【0032】また、上記第2実施例では衝撃センサとし
てマス及び近接スイッチを挙げ、制御手段としてロッド
とコントローラを挙げたが、衝撃センサとして第1実施
例に記載したひずみゲージを用いた電気式のセンサを用
い、制御手段として第1実施例に記載したコントローラ
のみを用いてもよい。また、上記第2実施例のコントロ
ーラの制御入力に上記第1実施例の制御入力に接続され
たベルト着用有無検出センサを接続してもよい。上記第
1実施例ではベルト着用有無検出センサをタングプレー
トが係止可能なバックルに取付けたが、着席者がシート
ベルトを着用しているか否かを検出できれば、シートベ
ルトのウエビングを巻取るシートベルトリトラクタ又は
その他の箇所に取付けてもよい。また、上記第1及び第
2実施例ではインフレータの発生する気体として窒素ガ
スを挙げたが、これに限定されない。更に、上記第1及
び第2実施例では車両として自動車を挙げたが、これに
限定されるものではない。
てマス及び近接スイッチを挙げ、制御手段としてロッド
とコントローラを挙げたが、衝撃センサとして第1実施
例に記載したひずみゲージを用いた電気式のセンサを用
い、制御手段として第1実施例に記載したコントローラ
のみを用いてもよい。また、上記第2実施例のコントロ
ーラの制御入力に上記第1実施例の制御入力に接続され
たベルト着用有無検出センサを接続してもよい。上記第
1実施例ではベルト着用有無検出センサをタングプレー
トが係止可能なバックルに取付けたが、着席者がシート
ベルトを着用しているか否かを検出できれば、シートベ
ルトのウエビングを巻取るシートベルトリトラクタ又は
その他の箇所に取付けてもよい。また、上記第1及び第
2実施例ではインフレータの発生する気体として窒素ガ
スを挙げたが、これに限定されない。更に、上記第1及
び第2実施例では車両として自動車を挙げたが、これに
限定されるものではない。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、フ
ロアパネルに取付けられたロアレールに中間レールを介
してアッパレールを移動可能に配設し、調節手段が中間
レール又はアッパレールをロアレール又は中間レールに
対して所望の位置に固定し、アッパレール又は中間レー
ルの中間レール又はロアレールに対する最後退位置を後
退ストッパが決定し、アッパレール又は中間レールを後
退ストッパまで後退させた状態でロック手段がアッパレ
ール又は中間レールを中間レール又はロアレールに対し
て固定し、車両に所定値以上の衝撃荷重が作用したこと
を検出する衝撃センサの検出出力に基づいて制御手段が
ロック手段を自動的に解除するロック解除手段及びエア
バッグを瞬時に展開させるインフレータを制御するよう
に構成したので、車両の前面衝突時におけるロック解除
手段の作動によりアッパレールの中間レールに対する固
定が解除され、アッパレールは慣性によりシートクッシ
ョン及び着席者とともに中間レールに沿って前進し、前
進ストッパに当接して停止する。この結果、助手席の着
席者がシートクッションから滑り落ちるのを防止できる
ので、着席者の慣性による運動エネルギはインフレータ
の作動により展開したエアバッグにより吸収され、エア
バッグの性能は十分に発揮される。
ロアパネルに取付けられたロアレールに中間レールを介
してアッパレールを移動可能に配設し、調節手段が中間
レール又はアッパレールをロアレール又は中間レールに
対して所望の位置に固定し、アッパレール又は中間レー
ルの中間レール又はロアレールに対する最後退位置を後
退ストッパが決定し、アッパレール又は中間レールを後
退ストッパまで後退させた状態でロック手段がアッパレ
ール又は中間レールを中間レール又はロアレールに対し
て固定し、車両に所定値以上の衝撃荷重が作用したこと
を検出する衝撃センサの検出出力に基づいて制御手段が
ロック手段を自動的に解除するロック解除手段及びエア
バッグを瞬時に展開させるインフレータを制御するよう
に構成したので、車両の前面衝突時におけるロック解除
手段の作動によりアッパレールの中間レールに対する固
定が解除され、アッパレールは慣性によりシートクッシ
ョン及び着席者とともに中間レールに沿って前進し、前
進ストッパに当接して停止する。この結果、助手席の着
席者がシートクッションから滑り落ちるのを防止できる
ので、着席者の慣性による運動エネルギはインフレータ
の作動により展開したエアバッグにより吸収され、エア
バッグの性能は十分に発揮される。
【0034】また、フロアパネルに取付けられたロアレ
ールに沿って移動可能にアッパレールを配設し、ロアレ
ールに沿って等間隔に多数の被係止孔を設け、アッパレ
ールに回動可能に取付けられた調節ハンドルが多数の被
係止孔に選択的に係止する係止爪を有し、車両に所定値
以上の衝撃荷重が作用したことを検出する衝撃センサの
検出出力に基づいて制御手段が係止爪の被係止孔への係
止を自動的に係止解除手段及びエアバッグを瞬時に展開
させるインフレータを制御するように構成しても、上記
と同様の効果が得られる。
ールに沿って移動可能にアッパレールを配設し、ロアレ
ールに沿って等間隔に多数の被係止孔を設け、アッパレ
ールに回動可能に取付けられた調節ハンドルが多数の被
係止孔に選択的に係止する係止爪を有し、車両に所定値
以上の衝撃荷重が作用したことを検出する衝撃センサの
検出出力に基づいて制御手段が係止爪の被係止孔への係
止を自動的に係止解除手段及びエアバッグを瞬時に展開
させるインフレータを制御するように構成しても、上記
と同様の効果が得られる。
【図1】本発明の第1実施例車両の助手席の分解斜視
図。
図。
【図2】その助手席の要部破断斜視図。
【図3】図6のA−A線断面図。
【図4】アッパレールの後端が後退ストッパに当接した
状態を示す要部斜視図。
状態を示す要部斜視図。
【図5】アッパレールの門型切欠きの後縁が前進ストッ
パに当接した状態を示す要部斜視図。
パに当接した状態を示す要部斜視図。
【図6】図3のB−B線断面図。
【図7】中間レールに対するアッパレールの固定が解除
され、アッパレールの門型切欠きの後縁が前進ストッパ
に当接した状態を示す図6に対応する断面図。
され、アッパレールの門型切欠きの後縁が前進ストッパ
に当接した状態を示す図6に対応する断面図。
【図8】前面衝突する前の自動車の助手席の側面図。
【図9】前面衝突した後の自動車の助手席の側面図。
【図10】本発明の第2実施例を示す図18のC−C線
断面図。
断面図。
【図11】図10のD−D線断面図。
【図12】図10のE−E線断面図。
【図13】図10のF−F線断面図。
【図14】図10のG−G線断面図。
【図15】マスが前方に移動した状態を示す図14に対
応する断面図。
応する断面図。
【図16】図14のH−H線断面図。
【図17】図15のI−I線断面図。
【図18】前面衝突する前の自動車の助手席の側面図。
【図19】前面衝突した後の自動車の助手席の側面図。
10 自動車(車両) 11,111 助手席 12 フロアパネル 16 着席者 17,117 シートクッション 21,121 ロアレール 21a,143 前進ストッパ 22 中間レール 22e 後退ストッパ 23,123 アッパレール 29 調節手段 31a 被係止孔 33 調節ハンドル 34 係止爪 36 ねじりコイルばね 37 ロック手段 44 アクチュエータ(ロック解除手段) 49a インフレータ 49b エアバッグ 51 衝撃センサ 52,161 コントローラ(制御手段) 137 係止解除手段 146 機械式加速度センサ(衝撃センサ) 152 ロッド(制御手段) 159 近接スイッチ(衝撃センサ)
Claims (2)
- 【請求項1】 車両(10)のフロアパネル(12)に取付けら
れ前記車両(10)の進行方向に延びて配設された一対のロ
アレール(21,21)と、 前記一対のロアレール(21,21)に沿って移動可能に配設
された一対の中間レール(22,22)と、 前記一対の中間レール(22,22)に沿って移動可能に配設
された一対のアッパレール(23,23)と、 前記アッパレール(23)に取付けられ着席者(16)の尻部を
受ける助手席(11)用のシートクッション(17)と、 前記ロアレール(21)及び中間レール(22)又は前記中間レ
ール(22)及びアッパレール(23)間に設けられ前記中間レ
ール(22)又はアッパレール(23)を前記ロアレール(21)又
は中間レール(22)に対して所望の位置に固定しかつ調節
ハンドル(33)を操作することにより前記中間レール(22)
又はアッパレール(23)の前記ロアレール(21)又は中間レ
ール(22)に対する固定を解除可能な調節手段(29)と、 前記アッパレール(23)又は中間レール(22)の前記中間レ
ール(22)又はロアレール(21)に対する最後退位置を決定
する後退ストッパ(22e)と、 前記アッパレール(23)の前記ロアレール(21)に対する最
前進位置を決定する前進ストッパ(21a)と、 前記アッパレール(23)又は中間レール(22)を前記後退ス
トッパ(22e)まで後退させた状態で前記アッパレール(2
3)又は中間レール(22)を前記中間レール(22)又はロアレ
ール(21)に対して固定するロック手段(37)と、 前記ロック手段(37)を自動的に解除するロック解除手段
(44)と、 前記助手席(11)に対向するインストルメントパネル(48)
内に収容され瞬時に気体を発生可能なインフレータ(49
a)と、 前記気体を内部に導くように前記インフレータ(49a)に
接続されて前記インストルメントパネル(48)内に収容さ
れ前記インフレータ(49a)により膨張すると前記助手席
(11)の着席者(16)と前記インストルメントパネル(48)と
の間に展開可能なエアバッグ(49b)と、 前記車両(10)に所定値以上の衝撃荷重が作用したことを
検出する衝撃センサ(51)と、 前記衝撃センサ(51)の検出出力に基づいて前記ロック解
除手段(44)及び前記インフレータ(49a)を制御する制御
手段(52)とを備えた車両の助手席構造。 - 【請求項2】 車両(10)のフロアパネル(12)に取付けら
れ前記車両(10)の進行方向に延びて配設された一対のロ
アレール(121)と、 前記一対のロアレール(121)に沿って移動可能に配設さ
れた一対のアッパレール(123)と、 前記アッパレール(123)に取付けられ着席者(16)の尻部
を受ける助手席(111)用のシートクッション(117)と、 前記一対のロアレール(121)のうちの一方のロアレール
(121)に沿って等間隔に設けられた多数の被係止孔(31a)
と、 前記一対のアッパレール(123)のうちの一方のアッパレ
ール(123)に回動可能に取付けられ前記多数の被係止孔
(31a)に選択的に係止する係止爪(34)を有する調節ハン
ドル(33)と、 前記係止爪(34)が前記被係止孔(31a)に係止する方向に
前記調節ハンドル(33)を回転させるように付勢するばね
(36)と、 前記係止爪(34)の前記被係止孔(31a)への係止を自動的
に解除する係止解除手段(137)と、 前記係止爪(34)の前記被係止孔(31a)への係止が解除さ
れた状態で前記アッパレール(123)の前記ロアレール(12
1)に対する最前進位置を決定する前進ストッパ(143)
と、 前記助手席(111)に対向するインストルメントパネル(4
8)内に収容され瞬時に気体を発生可能なインフレータ(4
9a)と、 前記気体を内部に導くように前記インフレータ(49a)に
接続されて前記インストルメントパネル(48)内に収容さ
れ前記インフレータ(49a)により膨張すると前記助手席
(111)の着席者(16)と前記インストルメントパネル(48)
との間に展開可能なエアバッグ(49b)と、 前記車両(10)に所定値以上の衝撃荷重が作用したことを
検出する衝撃センサ(146,159)と、 前記衝撃センサ(146,159)の検出出力に基づいて前記係
止解除手段(137)及び前記インフレータ(49a)を制御する
制御手段(152,161)とを備えた車両の助手席構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6010179A JPH07215114A (ja) | 1994-02-01 | 1994-02-01 | 車両の助手席構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6010179A JPH07215114A (ja) | 1994-02-01 | 1994-02-01 | 車両の助手席構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07215114A true JPH07215114A (ja) | 1995-08-15 |
Family
ID=11743070
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6010179A Pending JPH07215114A (ja) | 1994-02-01 | 1994-02-01 | 車両の助手席構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07215114A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20180055424A (ko) * | 2016-11-17 | 2018-05-25 | 현대자동차주식회사 | 차량용 시트레일장치 |
| JP2020121600A (ja) * | 2019-01-29 | 2020-08-13 | 本田技研工業株式会社 | エアバッグシステム |
| CN111546951A (zh) * | 2019-02-12 | 2020-08-18 | 丰田自动车株式会社 | 车辆用座椅滑动构造 |
| WO2022228146A1 (en) * | 2021-04-28 | 2022-11-03 | Ningbo Geely Automobile Research & Development Co., Ltd. | A seat rail system for a vehicle and a vehicle comprising a seat rail system |
| JP2023080236A (ja) * | 2021-02-04 | 2023-06-08 | テイ・エス テック株式会社 | 車両用シート |
| US20240166092A1 (en) * | 2021-06-17 | 2024-05-23 | Autoliv Development Ab | Method and system for occupant protection in a vehicle |
-
1994
- 1994-02-01 JP JP6010179A patent/JPH07215114A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20180055424A (ko) * | 2016-11-17 | 2018-05-25 | 현대자동차주식회사 | 차량용 시트레일장치 |
| JP2020121600A (ja) * | 2019-01-29 | 2020-08-13 | 本田技研工業株式会社 | エアバッグシステム |
| CN111645626A (zh) * | 2019-01-29 | 2020-09-11 | 本田技研工业株式会社 | 气囊系统 |
| CN111546951A (zh) * | 2019-02-12 | 2020-08-18 | 丰田自动车株式会社 | 车辆用座椅滑动构造 |
| JP2023080236A (ja) * | 2021-02-04 | 2023-06-08 | テイ・エス テック株式会社 | 車両用シート |
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| US20240166092A1 (en) * | 2021-06-17 | 2024-05-23 | Autoliv Development Ab | Method and system for occupant protection in a vehicle |
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