JPH07215423A - 流動棚 - Google Patents

流動棚

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JPH07215423A
JPH07215423A JP1337294A JP1337294A JPH07215423A JP H07215423 A JPH07215423 A JP H07215423A JP 1337294 A JP1337294 A JP 1337294A JP 1337294 A JP1337294 A JP 1337294A JP H07215423 A JPH07215423 A JP H07215423A
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Kunihiro Shiokawa
訓啓 塩川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 必要収量の変化や、流動棚の設置場所の変更
等に対して、柔軟に棚部材の奥行の長さを変えることが
でき、その場合、容易かつ円滑に棚部材同士の連結およ
び分離を行えるようにするる連結式の流動棚を提供す
る。 【構成】 上面が滑り面とされた棚部材2を間隔的に配
置した複数の支柱3に一定の傾斜角度で支持させ、棚部
材2に荷を自重により流動可能に載置する流動棚とす
る。棚部材2は、複数の棚部材エレメント2a,2bを傾斜
方向に沿って接離可能に突合せた連結構造にするととも
に、その各棚部材エレメント2a,2bの両側部の傾斜方向
に沿う少なくとも2カ所以上をそれぞれ支柱3に着脱可
能に支持させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば工場の組立てラ
インや倉庫等において荷を一方の側から供給し他方の側
から取出す場合に適用される流動棚に係り、特に傾斜し
た棚部材の上面を滑り面とし、荷を傾斜に沿い自重で流
動させるようにした流動棚に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の流動棚は一般に、上面を多数の
ローラ等によって滑り面とした複数段の棚部材を、支持
枠の間隔的に配置された複数の支柱に一定の傾斜角度で
支持した構成とされている。
【0003】このような流動棚はアングル材等を利用し
て比較的簡単に構成することが可能であり、設置上のス
ペースの有効利用度も高いうえ、棚部材の上部側から供
給した荷を下部側に自重で移動させて隙間なく密に整列
状態密で収納でき、しかも必要に応じて下部側から容易
に取出すことができるので、同種物品の多数収納や異種
物品の区分収納等、広範囲に利用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来の流動棚
においては、必要収量の変化や流動棚の設置場所の変更
等への対応に難点があった。すなわち流動棚は一般に、
構成材料の有効利用および収納効率向上等の観点から、
棚部材が例えば四角枠状の棚枠とこの棚枠の傾斜方向に
沿って並列に配置したローラ付きの多数の縦桟とによっ
て構成される。そして、据付け等の利便性等を考慮し
て、傾斜方向と直交する方向に沿う両側枠部の下縁に形
成された複数カ所の切欠を、それぞれ支柱から突出した
支持ピンに着脱可能に掛止した構成とされている。
【0005】このような構成において、例えば必要収量
を増大させるために棚部材の傾斜方向の長さを大きくす
る場合、棚枠の縦枠部に撓みが生じ、その下端縁に形成
した切欠とこれを掛止する支持ピンとの間において、特
に上端部側で隙間が発生して掛止状態が不揃いとなり、
それが原因で棚部材にがたつき等が生じることがある。
【0006】このため、例えば実公昭60−38580
号公報に記載されているように、棚枠の切欠の深さや幅
等の寸法を改良して、掛止部に一定の自由度を付与して
棚枠支持の安定化を図る等、種々の技術的改良が行なわ
れている。
【0007】しかし、流動枠の利用範囲は前述のように
広く、収容物品の大きさや収量の変化、あるいは用途や
設置スペース等に対応して流動棚を大形化したり小形化
する等、各種の大きさに変更して使用する必要性が生じ
る場合も多いが、これまでは上記のように大形化への対
応しか行なわれておらず、小形化等も考慮した流動棚の
奥行の長さ変化には必ずしも十分に対処することができ
ていない。
【0008】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、その目的は、必要収量の変化や、流動棚の設置
場所の変更等に対して、柔軟に棚部材の奥行の長さを変
えることができる連結式の流動棚を提供することにあ
る。
【0009】また、本発明の他の目的は、流動棚の奥行
の長さを変化させる場合、容易かつ円滑に棚部材同士の
連結および分離を行えるようにすること、また連結時に
おいて、複数の棚部材をがたつき等なく支柱に安定支持
することができるようにすること、さらに上下方向およ
び横方向のずれを防止して棚部材同士の連結部を段差の
ない平滑なものとすること、あるいは副数段の棚部材を
有する構成において部品製作上の僅少な寸法のばらつき
等があっても、それに起因する傾斜方向の不揃いを各段
毎に独立的に吸収でき各段の使用が不具合なく行えるよ
うにすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、上面が滑り面とされた棚部材
を間隔的に配置した複数の支柱に一定の傾斜角度で支持
させ、前記棚部材に荷を自重により流動可能に載置する
流動棚において、前記棚部材は、複数の棚部材エレメン
トを傾斜方向に沿って接離可能に突合せた連結構造にす
るとともに、その各棚部材エレメントの両側部の少なく
とも傾斜方向に沿う2カ所以上をそれぞれ前記支柱に着
脱可能に支持させてなることを特徴とする。
【0011】請求項2の発明は、請求項1の流動棚にお
いて、各棚部材エレメントは、両側部の傾斜方向に沿う
下縁に形成した少なくとも2カ所の切欠をそれぞれ支柱
から突出した支持ピンに掛止されており、その棚部材エ
レメントのうち最下端に位置する棚部材エレメントの両
側部の同一高さ位置にある一つの切欠はそれぞれ前記支
持金具に対して傾斜方向の一定位置で掛止される幅狭な
切欠とされるとともに、同エレメントの他の切欠きは傾
斜方向に一定の自由度を有して前記支持金具に掛止され
る幅広な切欠とされ、かつ同エレメント以外の上側に位
置する他の棚部材エレメントの切欠は全て傾斜方向に一
定の自由度を有して前記支持金具に掛止される幅広な切
欠とされていることを特徴とする。
【0012】請求項3の発明は、請求項1又は2の流動
棚において、傾斜方向に沿って互いに連結される1対の
棚部材エレメントのうち、下側に位置する棚部材エレメ
ントの傾斜方向上端縁部と上側に位置する棚部材エレメ
ントの傾斜方向下端縁部とは、そのいずれか一方に設け
られた上下方向に開口する鋭角断面形状の凹部と、これ
に対応して他方に設けられた凸部との嵌合により、上下
面を揃えて連結されていることを特徴とする。
【0013】請求項4の発明は、請求項1〜3のいずか
に記載の流動棚において、傾斜方向に沿って互いに連結
される1対の棚部材エレメントのうち、下側に位置する
棚部材エレメントの傾斜方向上端縁部と上側に位置する
棚部材エレメントの傾斜方向下端縁部とのいずれか一方
は、傾斜方向と直交する両側縁から外側方に一定角度で
拡開するガイド片を有し、このガイド片の内側に他方の
棚部材を導くことにより、両棚部材エレメントが傾斜方
向と直交する側縁を揃えて連結されていることを特徴と
する。
【0014】
【作用】請求項1の発明によれば、必要収量を多くする
場合には複数の棚部材エレメントを傾斜方向に沿って突
合せ連結することにより、傾斜方向に沿う奥行寸法を拡
大することができ、また必要収量を少なくする場合や流
動棚の設置場所のスペースが小さい場合等には連結した
棚部材を分離することにより、傾斜方向に沿う奥行寸法
を縮小することができる。したがって、必要収量の変化
や、流動棚の設置場所の変更等に対して、柔軟に棚部材
の奥行の長さを変えることができる。
【0015】また、各棚部材エレメントは傾斜方向と直
交する方向に沿う両側部の少なくとも2カ所以上をそれ
ぞれ支柱に着脱可能に支持させることにより、各棚部材
の支持は奥行寸法の拡大および縮小時のいずれにおいて
も安定したものとすることができ、しかも、その切換え
作業も容易に行える。
【0016】請求項2の発明によれば、最下端に位置す
る棚部材エレメントを一つの幅狭な切欠を介して支持金
具に傾斜方向の一定位置で掛止させ、他の幅広な切欠は
対応する支持金具に傾斜方向に沿う自由度をもって掛止
することができる。また、上側に位置する他の棚部材エ
レメントは全ての幅広な切欠により一定の自由度を有し
て支持金具にそれぞれ掛止することにより、予め定位置
に設置された最下端の棚部材エレメントを基準として順
次に下位の棚部材エレメントに突合せて連結することが
できる。この場合、上側に位置する他の棚部材エレメン
トの切欠の自由度は、下側の棚部材エレメントに突合せ
た際に切欠の上側端部が支持金具の位置に一致する状態
に設定することが望ましい。このような構成により、棚
部材エレメントを連結して傾斜方向に沿う奥行寸法を大
きくする場合、上側に位置する棚部材の取付けを下側に
位置する棚部材を基準として傾斜方向に沿う一定の自由
度をもって容易かつ円滑に、しかも複数の棚部材を確実
に連結して良好な連続状態で、がたつき等なく支柱に安
定的に支持することができる。逆に分離する場合の作業
も同様に、傾斜方向に沿う一定の自由度をもって容易か
つ円滑に行える。
【0017】請求項3の発明によれば、下側に位置する
棚部材エレメントの傾斜方向上端縁部と上側に位置する
棚部材エレメントの傾斜方向下端縁部とを、上下方向に
開口する鋭角断面形状の凹部と、これに対応する凸部と
の嵌合により、上下面を揃えて連結することができる。
したがって、上下方向のずれを防止して棚部材同士の連
結部を段差のない平滑なものとすることができる。ま
た、副数段の棚部材を有する構成において部品製作上の
僅少な寸法のばらつきがあっても、各段毎に凹凸部を個
別的に嵌合することができるので、寸法のばらつき等に
起因する傾斜方向の不揃いを各段毎に独立的に吸収して
各段の使用が不具合なく行える。
【0018】請求項4の発明によれば、下側に位置する
棚部材エレメントの傾斜方向上端縁部と上側に位置する
棚部材エレメントの傾斜方向下端縁部とを、傾斜方向と
直交する両側縁から外側方に一定角度で拡開するガイド
片を介して傾斜方向と直交する側縁を揃えて連結するこ
とができる。したがって、横方向のずれを防止して棚部
材同士の連結を平面視においても平滑かつ連続したもの
として、がたつきなく安定に行うことができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明に係る流動棚の一実施例を図面
を参照して説明する。図1は棚全体の組立て構成、図2
は一つの棚部材の分解構成、図3〜図6は棚部材の支持
構成、図7〜図9は棚部材の連結構成をそれぞれ示して
いる。
【0020】本実施例の流動棚は床上設置用の支持枠
(1)と、この支持枠(1)に一定の傾斜角度をもって支持
された上下3段の棚部材(2)とを有している。支持枠
(1)は図1および図2に示すように、1列に複数本(4
本)ずつ2列配置で対向配置された支柱(3)と、これら
支柱(3)の上下端部を接続して直方体状の枠を構成する
複数の梁(4)と、上下の梁(4)の間を連結する補強杆
(5)とによって構成されている。
【0021】支柱(3)は例えば断面略コ字形をなすアン
グル材によって構成されており、図3に示すように、そ
の対抗辺部に複数の支持孔(6)が上下方向に沿って間隔
的に穿設されている。そして、下向き鉤状の1対の掛止
片(7)を上下に有する支持金具(8)が、その各掛止片
(7)を支持孔(6)に掛止することにより支柱(3)に着脱
可能に装着されている。この支持金具(8)の下端部に
は、掛止片(7)と反対の側に、先端が大径鍔状に形成さ
れた支持ピン(9)が突設されている。
【0022】一方、各段の棚部材(2)は図1および図2
に示すように、それぞれ1対の棚部材エレメント(2a),
(2b)を傾斜方向に沿って接離可能に突合せた連結構造と
されており、各棚部材エレメント(2a),(2b)は、それぞ
れ四角枠状の棚枠(10)と、この棚枠(10)の傾斜方向(a)
に沿って並列に配置したローラ(11)付きの多数の縦桟(1
2)とによって上面に滑り面を有するものとして構成され
ている。
【0023】そして、棚部材エレメント(2a),(2b)の両
側枠部(10a)の下縁には、傾斜方向(a)に沿うそれぞれ
2カ所ずつの切欠(13)が形成されており、図3および図
4に示すように、各切欠(13)が支柱(3)に突出状態で装
着された支持金具(8)の支持ピン(9)に着脱可能に掛止
されている。
【0024】ところで、互いに連結される棚部材エレメ
ント(2a),(2b)のうち、下側に位置する棚部材エレメン
ト(2a)の両側枠部(10a)の傾斜方向上端側位置に形成さ
れた各一つの切欠(13a)は図5に示すように、それぞれ
支持金具(8)の支持ピン(9)に対して傾斜方向(a)の一
定位置で掛止される幅狭な切欠とされている。
【0025】また、この棚部材エレメント(2a)の傾斜方
向下端側位置に形成された他の切欠(13b)は、傾斜方向
(a)に一定の自由度を有して支持金具(8)の支持ピン
(9)に掛止される幅広な切欠とされている。
【0026】一方、上側に位置する棚部材エレメント(2
b)の切欠(13c)は、図6に示すように、全て傾斜方向
(a)に沿う一定の自由度を有して支持金具(8)の支持ピ
ン(9)に掛止される幅広な切欠とされている。
【0027】さらに図5、図7および図8に示すよう
に、下側に位置する棚部材エレメント(2a)の傾斜方向上
端縁部(2a')にはチャンネル部材(14)をベースとして、
コ字形アングル材の一辺を略45°折曲してなる開口部
材(15)をボルトおよびナット等の締付具(16)を介して内
向きに取付けることにより、上下方向に開口する鋭角断
面形状の凹部(17)が設けられている。
【0028】これに対して、上側に位置する棚部材エレ
メント(2b)の傾斜方向下端縁部(2b')には、下側の棚部
材エレメント(2a)に設けられた上下方向に開口する鋭角
断面形状の凹部(17)に対応して、チャンネル部材(18)を
ベースとして、コ字形アングル材の一辺を略45°折曲
してなる突出部材(19)をボルトおよびナット等の締付具
(20)を介して外向きに取付けることにより、凹部(17)に
嵌合する凸部(21)が設けられている。そして、これら凹
部(17)と凸部(21)との嵌合により、両棚部材エレメント
(2a),(2b)が上下面を揃えて互いに突合せ状態で着脱可
能に連結されている。なお、図4、図7および図8にお
いて、(22)は棚枠(10)に縦桟(12)を係止するための係止
爪である。
【0029】また、下側に位置する棚部材エレメント(2
a)の傾斜方向上端縁部には、図7および図9に示すよう
に、傾斜方向と直交する方向(b)の両側縁から外側方に
一定角度(例えば10°)で拡開するガイド片(23)が締
付具(24)によって取付けられ、このガイド片(24)の内側
に、上側に位置する棚部材エレメント(2b)の傾斜方向下
端縁部を導くことにより、両棚部材エレメント(2a),(2
b)が傾斜方向と直交する側縁を揃えて連結されている。
【0030】以上の実施例によれば、使用時には棚部材
(2)の上部側から供給した荷をローラ(11)により下部側
に自重で移動させて隙間なく密に整列状態密で収納する
ことができ、必要に応じて下部側から容易に取出すこと
ができるのは勿論であるが、必要収量の変化や、流動棚
の設置場所の変更等に対して、柔軟に棚部材の奥行の長
さを変えることができる。
【0031】すなわち、必要収量を多くする場合には複
数の棚部材エレメント(2a),(2b)を傾斜方向に沿って突
合せ連結することにより、傾斜方向(a)に沿う奥行寸法
を拡大することができ、また必要収量を少なくする場合
や流動棚の設置場所のスペースが小さい場合等には連結
した棚部材エレメント(2a),(2b)を分離することによ
り、傾斜方向に沿う奥行寸法を縮小することができる。
したがって、必要収量の変化や、流動棚の設置場所の変
更等に対して、柔軟に棚部材の奥行の長さを変えること
ができる。
【0032】また、各棚部材エレメント(2a),(2b)は両
側部の傾斜方向(a)に沿う少なくとも2カ所をそれぞれ
支柱(3)に着脱可能に支持させることにより、各棚部材
(2)の支持は奥行寸法の拡大および縮小時のいずれにお
いても安定したものとすることができ、しかも、その切
換え作業も容易に行える。
【0033】また、下側に位置する棚部材エレメント(2
a)を一つの幅狭な切欠(13a)を介して支持金具(8)に傾
斜方向(a)の一定位置で掛止させ、他の幅広な切欠(13
b)は対応する支持金具(8)に傾斜方向(a)に沿う自由度
をもって掛止することができる一方、上側に位置する他
の棚部材エレメント(2b)は全ての幅広な切欠(13c)によ
り一定の自由度を有して支持金具(8)にそれぞれ掛止す
ることにより、予め定位置に設置された下側の棚部材エ
レメント(2a)を基準として突合せて連結することができ
る。この場合、上側に位置する棚部材エレメント(2a)の
切欠(13c)の自由度は、下側の棚部材エレメント(2b)に
突合せた際に切欠(13c)の上側端部が支持金具(8)の位
置に一致する状態に設定することが望ましい。このよう
な構成により、棚部材エレメント(2a),(2b)を連結して
傾斜方向(a)に沿う奥行寸法を大きくする場合、上側に
位置する棚部材エレメント(2a)の取付けを下側に位置す
る棚部材エレメント(2b)を基準として傾斜方向(a)に沿
う一定の自由度をもって容易かつ円滑に、しかも複数の
棚部材(2)を確実に連結して良好な連続状態で、がたつ
き等なく支柱(3)に安定的に支持することができる。逆
に分離する場合の作業も同様に、傾斜方向(a)に沿う一
定の自由度をもって容易かつ円滑に行える。
【0034】さらに、下側に位置する棚部材エレメント
の(2a)傾斜方向上端縁部(2a')と上側に位置する棚部材
エレメント(2b)の傾斜方向下端縁部(2b')とを、上下方
向に開口する鋭角断面形状の凹部(17)と、これに対応す
る凸部(21)との嵌合により、上下面を揃えて連結するこ
とができる。したがって、上下方向のずれを防止して棚
部材同士の連結部を段差のない平滑なものとすることが
できる。また、副数段の棚部材(2)を有する構成におい
て部品製作上の僅少な寸法のばらつきがあっても、各段
毎に凹凸部(17),(21)を個別的に嵌合することができる
ので、寸法のばらつき等に起因する傾斜方向(a)の不揃
いを各段毎に独立的に吸収して各段の使用が不具合なく
行える。
【0035】さらにまた、下側に位置する棚部材エレメ
ント(2a)の傾斜方向上端縁部(2a')と上側に位置する棚
部材エレメント(2b)の傾斜方向下端縁部(2b')とを、傾
斜方向(a)と直交する方向(b)の両側縁から外側方に一
定角度で拡開するガイド片(223)を介して、傾斜方向と
(a)直交する方向(b)の側縁を揃えて連結することがで
きる。したがって、横方向のずれを防止して棚部材エレ
メント(2a),(2b)同士の連結を平面視においても平滑か
つ連続したものとして、がたつきなく安定に行うことが
できる。
【0036】なお、本発明は以上の実施例の構成に限ら
ず、棚部材の段数や棚部材エレメントの連結数を増加し
たり、滑り面構造をスライド式にする等、種々の変形ま
たは応用が可能なことは勿論である。
【0037】
【発明の効果】以上で詳述したように、本発明によれば
下記のように多くの優れた効果が奏される。請求項1の
発明によれば、必要収量を多くする場合には複数の棚部
材エレメントを傾斜方向に沿って突合せ連結することに
より、傾斜方向に沿う奥行寸法を拡大することができ、
また必要収量を少なくする場合や流動棚の設置場所のス
ペースが小さい場合等には連結した棚部材を分離するこ
とにより、傾斜方向に沿う奥行寸法を縮小することがで
きる。したがって、必要収量の変化や、流動棚の設置場
所の変更等に対して、柔軟に棚部材の奥行の長さを変え
ることができる。また、各棚部材エレメントは傾斜方向
に沿う両側部の少なくとも2カ所以上をそれぞれ支柱に
着脱可能に支持させることにより、各棚部材の支持は奥
行寸法の拡大および縮小時のいずれにおいても安定した
ものとすることができ、しかも、その切換え作業も容易
に行える。
【0038】請求項2の発明によれば、最下端に位置す
る棚部材エレメントを一つの幅狭な切欠を介して支持金
具に傾斜方向の一定位置で掛止させ、他の幅広な切欠は
対応する支持金具に傾斜方向に沿う自由度をもって掛止
することができる。また、上側に位置する他の棚部材エ
レメントは全ての幅広な切欠により一定の自由度を有し
て支持金具にそれぞれ掛止することにより、予め定位置
に設置された最下端の棚部材エレメントを基準として順
次に下位の棚部材エレメントに突合せて連結することが
できる。この場合、上側に位置する他の棚部材エレメン
トの切欠の自由度は、下側の棚部材エレメントに突合せ
た際に切欠の上側端部が支持金具の位置に一致する状態
に設定することが望ましい。このような構成により、棚
部材エレメントを連結して傾斜方向に沿う奥行寸法を大
きくする場合、上側に位置する棚部材の取付けを下側に
位置する棚部材を基準として傾斜方向に沿う一定の自由
度をもって容易かつ円滑に、しかも複数の棚部材を確実
に連結して良好な連続状態で、がたつき等なく支柱に安
定的に支持することができる。逆に分離する場合の作業
も同様に、傾斜方向に沿う一定の自由度をもって容易か
つ円滑に行える。
【0039】請求項3の発明によれば、下側に位置する
棚部材エレメントの傾斜方向上端縁部と上側に位置する
棚部材エレメントの傾斜方向下端縁部とを、上下方向に
開口する鋭角断面形状の凹部と、これに対応する凸部と
の嵌合により、上下面を揃えて連結することができる。
したがって、上下方向のずれを防止して棚部材同士の連
結部を段差のない平滑なものとすることができる。ま
た、副数段の棚部材を有する構成において部品製作上の
僅少な寸法のばらつきがあっても、各段毎に凹凸部を個
別的に嵌合することができるので、寸法のばらつき等に
起因する傾斜方向の不揃いを各段毎に独立的に吸収して
各段の使用が不具合なく行える。
【0040】請求項4の発明によれば、下側に位置する
棚部材エレメントの傾斜方向上端縁部と上側に位置する
棚部材エレメントの傾斜方向下端縁部とを、傾斜方向と
直交する両側縁から外側方に一定角度で拡開するガイド
片を介して傾斜方向と直交する側縁を揃えて連結するこ
とができる。したがって、横方向のずれを防止して棚部
材同士の連結を平面視においても平滑かつ連続したもの
として、がたつきなく安定に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体側面図である。
【図2】図1の棚部材を分解して示す斜視図である。
【図3】前記実施例における支柱への棚部材の支持構成
を示す拡大図である。
【図4】図3の要部を拡大して示す斜視図である。
【図5】前記実施例における下側配置の棚部材エレメン
トを示す側面図である。
【図6】前記実施例における上側配置の棚部材エレメン
トを示す側面図である。
【図7】前記実施例における各棚部材エレメントの連結
構造を示す平面図である。
【図8】図7のA−A線断面図である。
【図9】図7のB矢視図である。
【符号の説明】
(2)棚部材 (2a),(2b)棚部材エレメント (3)支柱 (8)支持金具 (9)支持ピン (13)切欠 (17)凹部 (21)凸部 (23)ガイド片

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面が滑り面とされた棚部材を間隔的に
    配置した複数の支柱に一定の傾斜角度で支持させ、前記
    棚部材に荷を自重により流動可能に載置する流動棚にお
    いて、前記棚部材は、複数の棚部材エレメントを傾斜方
    向に沿って接離可能に突合せた連結構造にするととも
    に、その各棚部材エレメントの両側部の少なくとも傾斜
    方向に沿う2カ所以上をそれぞれ前記支柱に着脱可能に
    支持させてなることを特徴とする流動棚。
  2. 【請求項2】 各棚部材エレメントは、両側部の傾斜方
    向に沿う下縁に形成した少なくとも2カ所の切欠をそれ
    ぞれ支柱から突出した支持ピンに掛止されており、その
    棚部材エレメントのうち最下端に位置する棚部材エレメ
    ントの両側部の同一高さ位置にある一つの切欠はそれぞ
    れ前記支持金具に対して傾斜方向の一定位置で掛止され
    る幅狭な切欠とされるとともに、同エレメントの他の切
    欠きは傾斜方向に一定の自由度を有して前記支持金具に
    掛止される幅広な切欠とされ、かつ同エレメント以外の
    上側に位置する他の棚部材エレメントの切欠は全て傾斜
    方向に一定の自由度を有して前記支持金具に掛止される
    幅広な切欠とされていることを特徴とする請求項1に記
    載の流動棚。
  3. 【請求項3】 傾斜方向に沿って互いに連結される1対
    の棚部材エレメントのうち、下側に位置する棚部材エレ
    メントの傾斜方向上端縁部と上側に位置する棚部材エレ
    メントの傾斜方向下端縁部とは、そのいずれか一方に設
    けられた上下方向に開口する鋭角断面形状の凹部と、こ
    れに対応して他方に設けられた凸部との嵌合により、上
    下面を揃えて連結されていることを特徴とする請求項1
    又は2に記載の流動棚。
  4. 【請求項4】 傾斜方向に沿って互いに連結される1対
    の棚部材エレメントのうち、下側に位置する棚部材エレ
    メントの傾斜方向上端縁部と上側に位置する棚部材エレ
    メントの傾斜方向下端縁部とのいずれか一方は、傾斜方
    向と直交する両側縁から外側方に一定角度で拡開するガ
    イド片を有し、このガイド片の内側に他方の棚部材を導
    くことにより、両棚部材エレメントが傾斜方向と直交す
    る側縁を揃えて連結されていることを特徴とする請求項
    1〜3のいずかに記載の流動棚。
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