JPH0721567B2 - 光分配回路およびその製造方法 - Google Patents
光分配回路およびその製造方法Info
- Publication number
- JPH0721567B2 JPH0721567B2 JP59227732A JP22773284A JPH0721567B2 JP H0721567 B2 JPH0721567 B2 JP H0721567B2 JP 59227732 A JP59227732 A JP 59227732A JP 22773284 A JP22773284 A JP 22773284A JP H0721567 B2 JPH0721567 B2 JP H0721567B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical
- distribution circuit
- resin
- fiber bundle
- container
- Prior art date
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- Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、光ファイバを伝搬する光ビームを複数本の光
ファイバに分配する光分配回路およびその製造方法に関
する。
ファイバに分配する光分配回路およびその製造方法に関
する。
光ファイバ伝送技術の急速な進展にともない、電子計算
機−電子計算機間や電子計算機−端末間のデータ伝送に
光ファイバを使用する光データリンクの研究開発が活発
に行われている。この光データリンクを構成する上で、
複数本の入力用光ファイバからの光信号をミキシングし
て複数本の出力用光ファイバに低損失で、かつ均等に分
配し得る光スターカプラは必須のデバイスである。
機−電子計算機間や電子計算機−端末間のデータ伝送に
光ファイバを使用する光データリンクの研究開発が活発
に行われている。この光データリンクを構成する上で、
複数本の入力用光ファイバからの光信号をミキシングし
て複数本の出力用光ファイバに低損失で、かつ均等に分
配し得る光スターカプラは必須のデバイスである。
従来、光スターカプラの代表例として第7図に示すバイ
コニカルテーパ型がある(柳井久義編「光通信ハンドブ
ック」朝倉書店発行1982年9月1日、初版第1刷の324
〜325頁参照)。これは、多数本の光ファイバ1を1箇
所でまとめ、加熱しながらひねりを加えて融着し、その
中央部にテーパ状領域5を形成することにより、入力用
光ファイバ(テーパ状領域5の左側)からの光信号を複
数本の出力用光ファイバ(テーパ状領域5の右側)に分
配するものである。なお、第7図中、矢印は光信号の進
行方向を示す。この光ファイバの加熱源として、通常、
酸水素バーナ、電気炉が用いられる。しかし、酸水素バ
ーナを用いる方法は、非常に簡単に昇降温ができるの
で、短時間に作業を終えることができるが、バーナの風
圧、火炎温度、外乱などによってひねり・融着・延伸部
5の形状が変形しやすい。すなわち、上記ひねり・融着
・延伸部5の形状制御はほとんど不可能であり、非常に
歩留りが悪く、再現性、量産性に問題がある。電気炉を
用いる方法は上記外乱を抑制できるが、昇降温が非常に
ゆっくりであるので、昇降温中に光ファイバが余計な変
更を生じるといった問題点がある。以上のように、従来
方法では良好な光学特性を歩留り良く作ることは困難で
ある。また歩留りが非常に悪いので低コスト化も困難で
ある。
コニカルテーパ型がある(柳井久義編「光通信ハンドブ
ック」朝倉書店発行1982年9月1日、初版第1刷の324
〜325頁参照)。これは、多数本の光ファイバ1を1箇
所でまとめ、加熱しながらひねりを加えて融着し、その
中央部にテーパ状領域5を形成することにより、入力用
光ファイバ(テーパ状領域5の左側)からの光信号を複
数本の出力用光ファイバ(テーパ状領域5の右側)に分
配するものである。なお、第7図中、矢印は光信号の進
行方向を示す。この光ファイバの加熱源として、通常、
酸水素バーナ、電気炉が用いられる。しかし、酸水素バ
ーナを用いる方法は、非常に簡単に昇降温ができるの
で、短時間に作業を終えることができるが、バーナの風
圧、火炎温度、外乱などによってひねり・融着・延伸部
5の形状が変形しやすい。すなわち、上記ひねり・融着
・延伸部5の形状制御はほとんど不可能であり、非常に
歩留りが悪く、再現性、量産性に問題がある。電気炉を
用いる方法は上記外乱を抑制できるが、昇降温が非常に
ゆっくりであるので、昇降温中に光ファイバが余計な変
更を生じるといった問題点がある。以上のように、従来
方法では良好な光学特性を歩留り良く作ることは困難で
ある。また歩留りが非常に悪いので低コスト化も困難で
ある。
本発明の目的は、上記のような問題点を解決するととも
に機械的振動や衝撃に対して安定な光分配回路およびそ
の製造方法を提供することにある。
に機械的振動や衝撃に対して安定な光分配回路およびそ
の製造方法を提供することにある。
本発明の要旨は、前述のひねり・融着・延伸部の両側に
ひねり部またはひねり・融着部(以下ひねり部という)
を設け、かつ、このひねり・融着・延伸部及びひねり部
を上面が開放された容器内に収容させることにある。
ひねり部またはひねり・融着部(以下ひねり部という)
を設け、かつ、このひねり・融着・延伸部及びひねり部
を上面が開放された容器内に収容させることにある。
第1図は従来の光分配回路の一例を示す。これは入力ポ
ートファイバが2本で、出力ポートファイバが2本の2
×2ポート形光分配回路の一例である。石英ガラス管8
の中に、ひねり・融着・延伸部7、ひねり部6a,6bを有
し、石英ガラス管8と上記光ファイバとの間に樹脂100
が充填されている。また石英ガラス管8の両端部には接
着剤9が封止され、石英ガラス管8と光ファイバ1a,1b
が固定されている。入出力ポートファイバ1a,1bは被覆
材4(たとえばシリコーン、あるいはシリコーンとナイ
ロン)付き光ファイバである。130は上記被覆材4をは
く離したガラスファイバである。110a,110bは石英ガラ
ス管8内に樹脂100を充填するための穴である。この樹
脂100を充填することにより機械的振動や衝撃に対して
光学特性の変動(光出力の変動)や光ファイバの破断を
防ぐことができる。樹脂100には、硬化時に熱収縮が小
さく、かつ低温で硬化し易く、弾性状のものが緩衝効果
があるのでよい。そして、ガラスファイバ外周表面に接
触するので、透過率の良い材質でなければならない。好
ましい材質としては、シリコーンゴム(たとえば信越化
学製のKE103RTV、KE106LTVなど)、フッ素系のゴムなど
のゴム物質や、ジェリー状物質(たとえば、ポリブテ
ン、軟ポリブテン、金属石英グリースなど)、紫外線硬
化樹脂たとえばウレタンアクリレート、エポキシアクリ
レートなど)、可視光硬化型光学用接着剤(たとえばメ
タアクリレートエステル系)などである。接着剤9に
は、熱可塑性、熱硬化性、エラストマー、混合型などの
種類のものを使える。
ートファイバが2本で、出力ポートファイバが2本の2
×2ポート形光分配回路の一例である。石英ガラス管8
の中に、ひねり・融着・延伸部7、ひねり部6a,6bを有
し、石英ガラス管8と上記光ファイバとの間に樹脂100
が充填されている。また石英ガラス管8の両端部には接
着剤9が封止され、石英ガラス管8と光ファイバ1a,1b
が固定されている。入出力ポートファイバ1a,1bは被覆
材4(たとえばシリコーン、あるいはシリコーンとナイ
ロン)付き光ファイバである。130は上記被覆材4をは
く離したガラスファイバである。110a,110bは石英ガラ
ス管8内に樹脂100を充填するための穴である。この樹
脂100を充填することにより機械的振動や衝撃に対して
光学特性の変動(光出力の変動)や光ファイバの破断を
防ぐことができる。樹脂100には、硬化時に熱収縮が小
さく、かつ低温で硬化し易く、弾性状のものが緩衝効果
があるのでよい。そして、ガラスファイバ外周表面に接
触するので、透過率の良い材質でなければならない。好
ましい材質としては、シリコーンゴム(たとえば信越化
学製のKE103RTV、KE106LTVなど)、フッ素系のゴムなど
のゴム物質や、ジェリー状物質(たとえば、ポリブテ
ン、軟ポリブテン、金属石英グリースなど)、紫外線硬
化樹脂たとえばウレタンアクリレート、エポキシアクリ
レートなど)、可視光硬化型光学用接着剤(たとえばメ
タアクリレートエステル系)などである。接着剤9に
は、熱可塑性、熱硬化性、エラストマー、混合型などの
種類のものを使える。
しかしこの従来の光分配回路の場合、樹脂100を気泡の
発生なく中空ガラス管内に充填するのに、真空脱泡など
の余分な工程が必要になり、樹脂注入に細心の注意が必
要である。また被覆材付き光ファイバの外径は0.3mm以
上であるので、光ファイバの数量が数10本以上になると
光ファイバ束の外径が太く(数mm以上)なり、中空ガラ
ス管の内径も上記光ファイバ束を挿入し易いようにする
ために太くしなければならない欠点があった。
発生なく中空ガラス管内に充填するのに、真空脱泡など
の余分な工程が必要になり、樹脂注入に細心の注意が必
要である。また被覆材付き光ファイバの外径は0.3mm以
上であるので、光ファイバの数量が数10本以上になると
光ファイバ束の外径が太く(数mm以上)なり、中空ガラ
ス管の内径も上記光ファイバ束を挿入し易いようにする
ために太くしなければならない欠点があった。
第2図はこれら従来の欠点を解決した本発明の光分配回
路の一実施例である。これは半割り石英ガラス管120内
に、ひねり・融着・延伸部7、ひねり部6a、6bを配置さ
せ、それを樹脂100でおおった構成である。(第1図と
同符号は同一物品のため詳細な説明は省略する。) 第3図は本発明の光分配回路の別の実施例である。これ
は第2図の樹脂100を充填した半割り石英ガラス管120の
上に補強材130(たとえば、樹脂、接着剤、金属材な
ど)を設けた構成である。第2図および第3図におい
て、半割り石英ガラス管120の代わりに、U型ガラス容
器、あるいは単なる板ガラスでもよく、このように容器
の上面に開放状態になっていると、第1図に説明した従
来の中空ガラス管8を用いた場合の欠点を解決し、容器
に光ファイバ束を挿入することができ、また、樹脂、接
着剤の充填も容易である利点がある。
路の一実施例である。これは半割り石英ガラス管120内
に、ひねり・融着・延伸部7、ひねり部6a、6bを配置さ
せ、それを樹脂100でおおった構成である。(第1図と
同符号は同一物品のため詳細な説明は省略する。) 第3図は本発明の光分配回路の別の実施例である。これ
は第2図の樹脂100を充填した半割り石英ガラス管120の
上に補強材130(たとえば、樹脂、接着剤、金属材な
ど)を設けた構成である。第2図および第3図におい
て、半割り石英ガラス管120の代わりに、U型ガラス容
器、あるいは単なる板ガラスでもよく、このように容器
の上面に開放状態になっていると、第1図に説明した従
来の中空ガラス管8を用いた場合の欠点を解決し、容器
に光ファイバ束を挿入することができ、また、樹脂、接
着剤の充填も容易である利点がある。
さらに、本発明の改良として第4図のように入出力ポー
トファイバ束はその両端部付近をあらかじめ接着剤、あ
るいは被覆材140で固定し、樹脂100でおおう構成でもよ
い。
トファイバ束はその両端部付近をあらかじめ接着剤、あ
るいは被覆材140で固定し、樹脂100でおおう構成でもよ
い。
すなわち、後で述べる第5図の方法でひねり部、ひねり
・融着・延伸部を形成後、半割りガラス管120の内面に
樹脂100が接着しない材質のシート(たとえば弗素樹脂
シート)をしいて上記ひねり部、ひねり・融着・延伸部
を樹脂100でおおうようにすれば第4図の光分配回路を
実現することができる。第4図の構成は、やわらかい樹
脂100でおおわれているので、光分配回路自身を曲げる
こともでき、狭いスペースに配置させる場合には有利な
構成である。なお樹脂100の上にさらに補強用の別の樹
脂を被用してもよい。
・融着・延伸部を形成後、半割りガラス管120の内面に
樹脂100が接着しない材質のシート(たとえば弗素樹脂
シート)をしいて上記ひねり部、ひねり・融着・延伸部
を樹脂100でおおうようにすれば第4図の光分配回路を
実現することができる。第4図の構成は、やわらかい樹
脂100でおおわれているので、光分配回路自身を曲げる
こともでき、狭いスペースに配置させる場合には有利な
構成である。なお樹脂100の上にさらに補強用の別の樹
脂を被用してもよい。
第5図は本発明の光分配回路の製造方法の実施例を示す
図である。半割り石英ガラス管120はサポート23a,23bで
支持され、その半割り石英ガラス管120内に光ファイバ
束が配置されている。そして酸水素バーナ15で半割り石
英ガラス管120を加熱し、間接的に光ファイバ束の加熱
を行なわせるようにしてある。ひねり・融着・延伸工程
は、入力ポートファイバ1aの一端へ光源19(たとえばHe
−Neレーザ光源)の光を入射させ、出力ポートファイバ
のファーフィールドパターン20a,20bをスクリーン21上
に照射させ、そのファーフィールドパターン光量を観測
しながら行う。11a,11bは光ファイバ束を固定するチャ
ックであり、12はチャック11bを矢印14の方向(光ファ
イバ1a,1bの軸を中心として回転させる方向)に回転さ
せる回転機構、13はチャック11bおよびチャック回転機
構12を支持し、かつベース10上を光ファイバの軸方向
(矢印16方向)へ移動するチャック移動機構である。ま
ず、チャック11a,11bに光ファイバ束を固定し、チャッ
ク回転機構12を駆動させて、矢印14方向へ回転させ、光
ファイバ束に数回ひねりを加える。ついで酸水素バーナ
15で半割りガラス管120を加熱し、光ファイバ束を軟化
させる。それと同時にチャック移動機構13を駆動させて
矢印16方向に移動させる。移動しながら必要に応じて矢
印14方向にチャック回転機構を駆動させてもよい。そし
て、ファーフィールドパターンの光量が等しくなった段
階(ホトダイオード、光パワーメータなどで検出)で矢
印16方向への移動を中止し、かつ酸水素バーナの火を消
す。次に、半割ガラス管120の両端部に接着剤を入れ、
半割りガラス管120と光ファイバ束を固定する。その後
で、この半割りガラス管120内に樹脂を充填し、第2図
の構成の光分配回路を完成させる。接着剤、樹脂の充填
が容易であり、接着剤、樹脂内に気泡が混入することが
ほとんどない。また本発明の光分配回路はあらかじめ光
ファイバ束にひねりを加えて、光ファイバ束の外径を円
形に近づけてから加熱し、ひねり・融着・延伸を行うの
で、ひねり・融着・延伸部の光ファイバのコア形状は、
加熱前の光ファイバのコア形状とほぼ相似形であるの
で、入射モードにより結合特性が変わりにくい特徴があ
る。特にシングルモードファイバ用光分配回路を構成し
た場合に、出力ポートファイバの出射偏波特性が入射偏
波特性を保存し易い構成となる。また、本発明の光分配
回路の製造方法は間接加熱法であるので、ひねり・融着
・延伸部の形状が酸水素バーナの風圧、火炎・外乱など
によって変動しない。そのため、上記形状を精密に制御
できるので、分配バラツキ、挿入損失を極めて小さく抑
えることができる。本発明の光分配回路の挿入損失L
は、ポート数をnとすると、L≒10log10n(dB)でほぼ
近似することができた。分配バラツキも延伸長さに依存
しており、それをcmオーダで制御することにより、ほぼ
0dBまでにすることができた。そして、機械的振動や衝
撃試験に対する光学特性の変動を調べた。まず振動は、
10〜55Hz、全振幅1.5mm、2方向各4時間に対し、挿入
損失変動幅LD=0.04dB、分配バラツキ変動幅ΔLD<0.1d
Bであった。衝撃は、100G2方向各10回に対し、LD<0.2d
B、ΔLD<0.15dBであった。また温度サイクルは−20℃
〜+80℃、10サイクルに対し、LD<0.4dB、ΔLD<0.3dB
であり、樹脂を充填する前に比し、大幅に改善できた。
なお、樹脂としてシリコーン(前述のKE103RTV)を充填
したことによる挿入損失Lの増加量は0.2dB以下であっ
た。
図である。半割り石英ガラス管120はサポート23a,23bで
支持され、その半割り石英ガラス管120内に光ファイバ
束が配置されている。そして酸水素バーナ15で半割り石
英ガラス管120を加熱し、間接的に光ファイバ束の加熱
を行なわせるようにしてある。ひねり・融着・延伸工程
は、入力ポートファイバ1aの一端へ光源19(たとえばHe
−Neレーザ光源)の光を入射させ、出力ポートファイバ
のファーフィールドパターン20a,20bをスクリーン21上
に照射させ、そのファーフィールドパターン光量を観測
しながら行う。11a,11bは光ファイバ束を固定するチャ
ックであり、12はチャック11bを矢印14の方向(光ファ
イバ1a,1bの軸を中心として回転させる方向)に回転さ
せる回転機構、13はチャック11bおよびチャック回転機
構12を支持し、かつベース10上を光ファイバの軸方向
(矢印16方向)へ移動するチャック移動機構である。ま
ず、チャック11a,11bに光ファイバ束を固定し、チャッ
ク回転機構12を駆動させて、矢印14方向へ回転させ、光
ファイバ束に数回ひねりを加える。ついで酸水素バーナ
15で半割りガラス管120を加熱し、光ファイバ束を軟化
させる。それと同時にチャック移動機構13を駆動させて
矢印16方向に移動させる。移動しながら必要に応じて矢
印14方向にチャック回転機構を駆動させてもよい。そし
て、ファーフィールドパターンの光量が等しくなった段
階(ホトダイオード、光パワーメータなどで検出)で矢
印16方向への移動を中止し、かつ酸水素バーナの火を消
す。次に、半割ガラス管120の両端部に接着剤を入れ、
半割りガラス管120と光ファイバ束を固定する。その後
で、この半割りガラス管120内に樹脂を充填し、第2図
の構成の光分配回路を完成させる。接着剤、樹脂の充填
が容易であり、接着剤、樹脂内に気泡が混入することが
ほとんどない。また本発明の光分配回路はあらかじめ光
ファイバ束にひねりを加えて、光ファイバ束の外径を円
形に近づけてから加熱し、ひねり・融着・延伸を行うの
で、ひねり・融着・延伸部の光ファイバのコア形状は、
加熱前の光ファイバのコア形状とほぼ相似形であるの
で、入射モードにより結合特性が変わりにくい特徴があ
る。特にシングルモードファイバ用光分配回路を構成し
た場合に、出力ポートファイバの出射偏波特性が入射偏
波特性を保存し易い構成となる。また、本発明の光分配
回路の製造方法は間接加熱法であるので、ひねり・融着
・延伸部の形状が酸水素バーナの風圧、火炎・外乱など
によって変動しない。そのため、上記形状を精密に制御
できるので、分配バラツキ、挿入損失を極めて小さく抑
えることができる。本発明の光分配回路の挿入損失L
は、ポート数をnとすると、L≒10log10n(dB)でほぼ
近似することができた。分配バラツキも延伸長さに依存
しており、それをcmオーダで制御することにより、ほぼ
0dBまでにすることができた。そして、機械的振動や衝
撃試験に対する光学特性の変動を調べた。まず振動は、
10〜55Hz、全振幅1.5mm、2方向各4時間に対し、挿入
損失変動幅LD=0.04dB、分配バラツキ変動幅ΔLD<0.1d
Bであった。衝撃は、100G2方向各10回に対し、LD<0.2d
B、ΔLD<0.15dBであった。また温度サイクルは−20℃
〜+80℃、10サイクルに対し、LD<0.4dB、ΔLD<0.3dB
であり、樹脂を充填する前に比し、大幅に改善できた。
なお、樹脂としてシリコーン(前述のKE103RTV)を充填
したことによる挿入損失Lの増加量は0.2dB以下であっ
た。
本発明は上記実施例に限定されない。たとえば、容器12
0は石英ガラス以外に、屈折率制御用ドーパントを含ん
だ石英系ガラスでもよい。光ファイバは多成分系のガラ
スファイバでもよいが、その場合には上記容器120は多
成分系のガラスで構成してもよい。第5図のベース10は
水平配置以外に、斜め傾斜、垂直配置でもよい。入、出
力ポート数nは2〜百数十でもよい。接着剤、樹脂の硬
化には熱源を用いて硬化させてもよい。また、本発明は
等分配形以外に、分配比を異ならしめた分岐回路、たと
えば2×2ポート形で分配比を0.8対0.2、0.9対0.1など
のように異ならしめた分岐回路にも適用できる。これは
延伸長さを制御することにより実現できる。第6図にそ
の実験結果の一例を示す。これは2×2ポート形光分配
回路の実験結果であり、延伸長さにより、分配比を変え
られることがよく示されている。光ファイバはGI型、コ
ア径は50μm、外径は125μm、Δnは1%である。加
熱源には酸水素バーナ以外に電気炉、高周波加熱炉など
も使える。
0は石英ガラス以外に、屈折率制御用ドーパントを含ん
だ石英系ガラスでもよい。光ファイバは多成分系のガラ
スファイバでもよいが、その場合には上記容器120は多
成分系のガラスで構成してもよい。第5図のベース10は
水平配置以外に、斜め傾斜、垂直配置でもよい。入、出
力ポート数nは2〜百数十でもよい。接着剤、樹脂の硬
化には熱源を用いて硬化させてもよい。また、本発明は
等分配形以外に、分配比を異ならしめた分岐回路、たと
えば2×2ポート形で分配比を0.8対0.2、0.9対0.1など
のように異ならしめた分岐回路にも適用できる。これは
延伸長さを制御することにより実現できる。第6図にそ
の実験結果の一例を示す。これは2×2ポート形光分配
回路の実験結果であり、延伸長さにより、分配比を変え
られることがよく示されている。光ファイバはGI型、コ
ア径は50μm、外径は125μm、Δnは1%である。加
熱源には酸水素バーナ以外に電気炉、高周波加熱炉など
も使える。
以上述べたように、本発明によれば、光出力のバラツキ
が小さく、機械的振動や衝撃に対して安定な光分配回路
を得ることができる。また温度変動に対しても良好な特
性を有している。さらに、ポート数nが非常に多くなっ
ても一貫プロセスで容易に作ることができ、大幅な低コ
スト化が可能である。
が小さく、機械的振動や衝撃に対して安定な光分配回路
を得ることができる。また温度変動に対しても良好な特
性を有している。さらに、ポート数nが非常に多くなっ
ても一貫プロセスで容易に作ることができ、大幅な低コ
スト化が可能である。
第1図は従来の光分配回路の一例、第2図〜第4図はそ
れぞれ本発明の光分配回路の実施例、第5図は本発明の
光分配回路の製造方法の実施例、第6図は本発明の光分
配回路の実験結果の一例、第7図は従来の光分配回路を
示す図である。 1,1a,1b……光ファイバ、6a,6b……ひねり部、7……ひ
ねり・融着・延伸部、8……中空ガラス管、9……接着
剤、11a〜11f……チャック、12……チャック回転機構、
13……チャック移動機構、15……加熱源、100……樹
脂、120……半割りガラス管、110a,110b……樹脂注入
穴、130……補強剤、20a,20b……ファーフィールドパタ
ーン、21……スクリーン、19……光源。
れぞれ本発明の光分配回路の実施例、第5図は本発明の
光分配回路の製造方法の実施例、第6図は本発明の光分
配回路の実験結果の一例、第7図は従来の光分配回路を
示す図である。 1,1a,1b……光ファイバ、6a,6b……ひねり部、7……ひ
ねり・融着・延伸部、8……中空ガラス管、9……接着
剤、11a〜11f……チャック、12……チャック回転機構、
13……チャック移動機構、15……加熱源、100……樹
脂、120……半割りガラス管、110a,110b……樹脂注入
穴、130……補強剤、20a,20b……ファーフィールドパタ
ーン、21……スクリーン、19……光源。
Claims (4)
- 【請求項1】ファイバ束の中央部にひねり・融着・延伸
部を有し、その両側にひねり部を設けた光分配回路にお
いて、該ひねり・融着・延伸部及びひねり部を上面が開
放された容器内に収容すると共に、該容器内を樹脂でお
おって構成されたことを特徴とする光分配回路。 - 【請求項2】特許請求の範囲第1項において、上面が開
放された容器として、半割り石英ガラス管またはU型ガ
ラス容器、あるいは板ガラスを用いたことを特徴とする
光分配回路。 - 【請求項3】光ファイバ束にひねり部を形成する工程
と、加熱源を用いて上記光ファイバ束にひねり・融着・
延伸部を形成する工程と、上記ひねり部及びひねり・融
着・延伸部を上面が開放された容器に入れると共に樹脂
でおおう工程とからなる光分配回路の製造方法。 - 【請求項4】特許請求の範囲第3項において、前記ひね
り・融着・延伸部を形成する工程を、上面に開放された
容器内にファイバ束を入れ、該容器の下面よりファイバ
束を間接的に加熱することによって前記ひねり・融着・
延伸部を形成することを特徴とする光分配回路の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59227732A JPH0721567B2 (ja) | 1984-10-31 | 1984-10-31 | 光分配回路およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59227732A JPH0721567B2 (ja) | 1984-10-31 | 1984-10-31 | 光分配回路およびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61107203A JPS61107203A (ja) | 1986-05-26 |
| JPH0721567B2 true JPH0721567B2 (ja) | 1995-03-08 |
Family
ID=16865491
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59227732A Expired - Lifetime JPH0721567B2 (ja) | 1984-10-31 | 1984-10-31 | 光分配回路およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0721567B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6333715A (ja) * | 1986-07-28 | 1988-02-13 | Hitachi Cable Ltd | 光スターカップラ |
| JPS63162303U (ja) * | 1987-04-10 | 1988-10-24 | ||
| JPH0230907U (ja) * | 1988-08-20 | 1990-02-27 | ||
| US5148508A (en) * | 1991-07-25 | 1992-09-15 | Honeywell, Inc. | Optical coupler housing |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS565107U (ja) * | 1979-06-25 | 1981-01-17 | ||
| JPS59164522A (ja) * | 1983-03-09 | 1984-09-17 | Hitachi Ltd | 光分配回路の製造方法 |
-
1984
- 1984-10-31 JP JP59227732A patent/JPH0721567B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61107203A (ja) | 1986-05-26 |
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