JPH07215896A - α−オレフィンオリゴマーの製造方法 - Google Patents

α−オレフィンオリゴマーの製造方法

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JPH07215896A
JPH07215896A JP6012343A JP1234394A JPH07215896A JP H07215896 A JPH07215896 A JP H07215896A JP 6012343 A JP6012343 A JP 6012343A JP 1234394 A JP1234394 A JP 1234394A JP H07215896 A JPH07215896 A JP H07215896A
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olefin oligomer
alkoxide
electron donor
compound
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JP6012343A
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Haruhito Sato
治仁 佐藤
Shintaro Suzuki
慎太郎 鈴木
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Idemitsu Kosan Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Kosan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アルミニウム・アルコキシドを助触媒に用い
ることにより、水で加水分解して得られる含酸素アルミ
ニウム化合物等に比較して、線状低密度ポリエチレン
(L−LDPE)のコモノマーとして有用なエチレンの
三,四量化物、ヘキセン−1及びオクテン−1の選択率
を向上させることができる。 【構成】 クロム化合物、電子供与剤及びアルミニウム
・アルコキシドからなる触媒組成物を用いるα−オレフ
ィンオリゴマーの製造方法であり、特にアルミニウム・
アルコキシドとして、有機アルミニウム化合物と、アル
コールもしくはアルコキシドとの反応から得られた化合
物を用いるα−オレフィンオリゴマーの製造方法であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はα−オレフィンオリゴマ
ーの製造方法に関し、さらに詳しくは、特に線状低密度
ポリエチレン(L−LDPE)のコモノマーとして有用
なヘキセン−1とオクテン−1とを選択的に効率よく製
造しうるα−オレフィンオリゴマーの製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、炭素数4〜12のα−オレフィ
ン、特にヘキセン−1及びオクテン−1などは、線状低
密度ポリエチレン(L−LDPE)のコモノマーとして
有用な化合物であることが知られており、そしてこれら
のα−オレフィンはエチレンのオリゴマー化などによっ
て製造しうることも知られている。エチレンのオリゴマ
ー化技術には、工業化されたものとして、シュルツ・フ
ローリ則に則ったオリゴマー製造技術とポアソン分布で
表されるオリゴマー製造技術とがある。前者の技術で
は、オリゴマーの分子量分布をα値で表示しているが、
α値が0.5の場合はブテン−1の生成量が多く、0.7で
は炭素原子数10以上の高分子量のα−オレフィンの生
成量が多く、L−LDPE用のコモノマーを選択的に製
造することができない。一方、後者の技術では、比較的
選択的に炭素原子数6又は8のα−オレフィンを製造す
ることができる。しかし、本技術を採用するエチル社の
オリゴマー製造技術、いわゆる改良エチル法を詳細に解
析すると、生成した炭素原子数4のオレフィンをリサイ
クルしたり、反応工程をアルキル工程と置換工程の二段
階に分ける他、触媒を量論に使用しなければならない等
複雑なプロセスとなっている。すなわち、ここで取り上
げたエチレンのオリゴマー化、特に三量化技術は古くか
ら知られている技術であるが、ポリマーの生成が抑制で
きなかったり、固体酸触媒を併用しないと活性増大が図
れないなど、オリゴマー製造技術としては、多くの課題
を抱えたものである。
【0003】上記のようなオリゴマー製造技術において
は、従来、オレフィンのオリゴマー化触媒として、クロ
ム元素を用いるエチレンの三量化触媒が知られていた。
しかしながら、例えば特公平4−66457号公報に開
示されるクロムカルボキシレート系触媒の場合は、オリ
ゴマーの生成がヘキセン−1のみであり、しかも触媒活
性が低いものであった。また、特開平3−115406
号公報に開示されるクロムピロリド系触媒の場合はポリ
マーの生成量を数%以下に低減しうるものの、反応速度
が遅いという問題があった。このような反応速度の増大
を図るためには固体酸の使用が必要となるが、この際、
炭化水素溶媒に不溶な固体酸を反応に用いた場合は、反
応の後処理に濾過処理工程が加わるうえ、固体酸の調製
及び粉末の添加等、プロセス構築が困難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情のもとで、特に線状低密度ポリエチレン(L−LD
PE)のコモノマーとして有用なヘキセン−1とオクテ
ン−1とを、オレフィン、特にエチレンのオリゴマー化
により、選択的に効率よく製造しうる工業的に有利なα
−オレフィンオリゴマーの製造方法を提供することを目
的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、
(1)クロム化合物、電子供与剤及びアルミニウム・ア
ルコキシドからなる触媒組成物を用いることを特徴とす
るα−オレフィンオリゴマーの製造方法、(2)アルミ
ニウム・アルコキシドとして、有機アルミニウム化合物
とアルコールもしくはアルコキシドとの反応から得られ
た化合物を用いることを特徴とする上記(1)記載のα
−オレフィンオリゴマーの製造方法、(3)アルコール
もしくはアルコキシドとして、二級もしくは三級のアル
コール又はアルコキシドを用いることを特徴とする上記
(2)記載のα−オレフィンオリゴマーの製造方法、
(4)アルミニウム・アルコキシドとして、トリアルキ
ルアルミニウムをアルコールで加アルコール分解して得
られた反応生成物を用いることを特徴とする上記(1)
〜(3)のいずれかに記載のα−オレフィンオリゴマー
の製造方法、(5)アルミニウム・アルコキシドがクロ
ム化合物に対して、モル比で1〜10000の割合で使
用されることを特徴とする上記(1)〜(4)のいずれ
かに記載のα−オレフィンオリゴマーの製造方法、
(6)更に、還元剤を含む触媒組成物を用いることを特
徴とする上記(1)〜(5)のいずれかに記載のα−オ
レフィンオリゴマーの製造方法、(7)還元剤が有機ア
ルミニウム化合物であることを特徴とする上記(1)〜
(6)のいずれかに記載のα−オレフィンオリゴマーの
製造方法、(8)クロム化合物が酸素アニオンを配位子
とする3価乃至6価のクロム化合物であることを特徴と
する上記(1)〜(7)のいずれかに記載のα−オレフ
ィンオリゴマーの製造方法、(9)電子供与剤がエーテ
ルあるいはアミン類であることを特徴とする上記(1)
〜(8)のいずれかに記載のα−オレフィンオリゴマー
の製造方法、(10)電子供与剤がテトラヒドロフラ
ン,ジメトキシエタン,2,3−ジヒドロフラン及び
3,4−ジヒドロ−2H−ピランからなる群から選ばれ
ることを特徴とする上記(1)〜(9)のいずれかに記
載のα−オレフィンオリゴマーの製造方法、及び(1
1)電子供与剤がクロム化合物に対して、モル比で0.1
〜10000の割合で使用されることを特徴とする上記
(1)〜(10)のいずれかに記載のα−オレフィンオ
リゴマーの製造方法、を提供するものである。
【0006】以下に、本発明を更に詳細に説明する。本
発明の製造方法において用いられる触媒組成物を構成す
るクロム化合物としては、クロムの酸化状態が0〜6価
であるクロム化合物が用いられ、好ましくは酸素アニオ
ンを配位子とする二価乃至六価のクロム化合物、更に好
ましくは三価又は四価のクロム化合物が用いられる。こ
のようなクロム化合物としては、具体的には特に制限な
いが、例えば、クロム(3)トリス(2−エチルヘキサ
ノエート),クロム(3)トリス(シクロヘキシルカル
ボキシレート)などのカルボキシレート,トリスアセチ
ルアセトナトクロム,トリス(2,2,6,6−テトラ
メチル−3,5−ヘプタンジオナト)クロムなどのβ−
ジケトンのキレート塩、クロム(4)テトラエトキシ
ド,クロム(4)テトラ−t−ブトキシドなどのアルコ
ラートなどが挙げられる。これらのクロム化合物は一種
用いてもよく、又二種以上を組み合わせて用いてもよ
い。
【0007】また、本発明の製造方法において用いられ
る触媒組成物には電子供与剤が用いられる。このような
電子供与剤としてはクロム中心に電子を供与できる物質
であればよく、例えばテトラヒドロフラン,ピラン,ジ
オキサンなどの環状エーテル類、ジメトキシエタン,ジ
エチレングリコールジメチルエーテル,トリエチレング
リコールジメチルエーテルなどの鎖状エーテル類、2,
3−ジヒドロフラン,3,4−ジヒドロ−2H−ピラン
などの環状のビニルエーテル類、メチルビニルエーテ
ル,エチルビニルエーテルなどの鎖状のビニルエーテル
類、2,5−ジヒドロフラン,5,6−ジヒドロ−2H
−ピランなどの環状のアリルエーテル、メチルアリルエ
ーテル,エチルアリルエーテルなどの鎖状のアリルエー
テル類、トリエチルアミン,トリエチレンジアミンなど
の脂肪族アミン類、ピリジン,ピコリンなどの芳香族ア
ミン類、2−オキサゾリン,6H−1,2,4−オキサ
ジアジンなどの複素環式化合物などが挙げられる。これ
らの中でも、テトラヒドロフラン,ジメトキシエタン,
2,3−ジヒドロフラン,3,4−ジヒドロ−2H−ピ
ランなどが好ましく用いられる。これらの電子供与剤は
一種用いてもよく、又二種以上を組み合わせて用いても
よい。
【0008】更に、本発明の製造方法において用いられ
る触媒組成物にはアルミニウム・アルコキシドを用い
る。このアルミニウム・アルコキシドとしては、好まし
くは有機アルミニウム・アルコキシドであり、更にアル
ミニウム原子に対して1〜3個のアルコキシドを有する
もの、特に有機アルミニウム化合物とアルコールもしく
はアルコキシドとの反応から得られる化合物が好ましく
用いられる。このようなアルミニウム・アルコキシドと
しては、例えばトリメチルアルミニウム,トリエチルア
ルミニウム,イソブチルアルミニウムなどのトリアルキ
ルアルミニウムをアルコールで加アルコール分解して得
られる反応生成物、ジブチルアルミニウムヒドリド,ジ
エチルアルミニウムヒドリドなどのヒドリド類とアルコ
ールとの反応生成物、ジエチルアルミニウムクロリド,
ジブチルアルミニウムクロリドと金属アルコラートとの
反応で得られるアルミニウム・アルコキシド等が用いら
れる。上記アルミニウム・アルコキシドの調製に使用さ
れるアルコールとしては、二級又は三級のアルコールが
好ましく、例えばn−ブタノール等の一級アルコールか
らなるアルミニウム・アルコキシドではエチレンの反応
の進行が劣る傾向がある。また、金属アルコラートとし
ては、やはり二級又は三級のアルコールの金属アルコラ
ートが好ましく用いられ、金属アルコラートを構成する
金属としてはリチウム,ナトリウム,カリウム等周期律
表第1族の金属が好ましい。上記アルミニウム・アルコ
キシドは一種用いてもよく、又二種以上を組み合わせて
用いてもよい。
【0009】本発明の製造方法においては、必要に応
じ、特に三価又は四価のクロム化合物が使用される場合
は、還元剤を用いることが好ましい。このような還元剤
としては、前記クロム化合物を還元しうる物質であれば
よいが、好ましくは、トリメチルアルミニウム,トリエ
チルアルミニウム,トリイソブチルアルミニウムなどの
有機アルミニウム、ジメチル亜鉛,ジエチル亜鉛,ジブ
チル亜鉛などの有機亜鉛、リチウムアルミニウムハイド
ライド,ソジウムボロハイドライド,ジエチルアルミニ
ウムハイドライド,ジブチルアルミニウムハイドライ
ド,ナトリウムハイドライド,リチウムハイドライドな
どのハイドライド、リチウム,ナトリウム,カリウム,
マグネシウム,アルミニウムなどの金属、その他三価乃
至は六価のクロム化合物を還元する作用を有する、無機
ないし有機化合物などが用いられる。特に好ましくはト
リメチルアルミニウム,トリエチルアルミニウム,トリ
イソブチルアルミニウムなどの有機アルミニウムが用い
られる。
【0010】本発明の製造方法に使用される触媒組成物
の各成分の配合量としては、クロム化合物の種類にもよ
るが、一般にアルミニウム・アルコキシドの場合、クロ
ム化合物に対してモル比で1〜10000、好ましくは
10〜5000、より好ましくは20〜1000の範囲
で用いられる。モル比が1より低い場合はオリゴマー活
性が低くなり、10000を越える場合はポリマーの生
成が多くなる。また、電子供与剤はクロム化合物に対し
て、モル比で0.1〜10000、好ましくは1〜500
0、より好ましくは2〜2000の範囲で用いられる。
この場合、モル比が0.1より低い場合はポリマーの生成
が支配的となり、10000を越える場合はオリゴマー
活性が低下する。更に、還元剤はクロム化合物に対し
て、モル比で0〜10000、好ましくは1〜500
0、より好ましくは1〜2000の範囲で用いられる。
ここで還元剤の使用量は、原料のクロム化合物が二価に
還元されるに十分な量が用いられ、還元剤の種類によっ
て適宜決定される。
【0011】本発明の製造方法に用いられる触媒組成物
は、種々の方法で調製することができるが、具体的に
は、例えばクロム化合物と電子供与剤の混合溶液に、ア
ルミニウム・アルコキシド(アルコールで加アルコール
分解した有機アルミニウム化合物)を添加する。好まし
くは、例えばクロム化合物(3〜6価)と電子供与剤の
混合溶液に還元力を有する有機アルミニウム化合物を加
え、クロムの価数を二価に還元したクロム錯体を得る場
合または得た後にアルミニウム・アルコキシドを加える
などの方法で行うことができる。また、この触媒組成物
の調製においては、電子供与剤はクロム化合物の還元時
において重要な役割を有するので、触媒としての使用に
おいては、適宜一部を留去してオリゴマー化反応に最適
な電子供与剤量に調整することができる。本発明のα−
オレフィンオリゴマーの製造方法において用いられるオ
レフィンは、α−オレフィンであり、例えば、エチレ
ン,プロピレン,ブテン−1,イソブチレン,ペンテン
−1,ヘキセン−1,ヘプテン−1,各種オクテン類及
びこれらの混合物などが挙げられるが、これらの中で、
特にエチレンが好適である。上記オレフィンの重合にお
いては通常不活性溶媒が用いられる。このような不活性
溶媒としては、例えばペンタン,ヘキサン,ヘプタン,
オクタンなどの脂肪族炭化水素、シクロペンタン,シク
ロヘキサン,メチルシクロヘキサンなどの脂環式炭化水
素、ベンゼン,トルエン,キシレン,エチルベンゼンな
どの芳香族炭化水素などが挙げられる。これらの溶媒は
一種用いてもよく、又二種以上を混合して用いてもよ
い。
【0012】また、反応温度は、通常−10〜200
℃、好ましくは20〜150℃の範囲で選ばれ、本発明
においては、使用する電子供与剤の種類によって、その
最適の反応温度は異なる。例えば電子供与剤として前記
ジメトキシエタン,テトラヒドロフラン,ジオキサンな
どのエーテル類を用いる場合は50〜150℃、更に8
0〜130℃の反応温度が好ましく、電子供与剤として
前記環状あるいは鎖状のビニルエーテル類を用いる場合
は−10〜100℃、更に20〜80℃の反応温度が好
ましい。反応圧力は、通常大気圧ないし200kg/c
2 、好ましくは5〜100kg/cm2 の範囲で選ば
れる。上記圧力は高い程反応を促進させることができる
が、200kg/cm2 を越えると、反応の温度制御が
難しくなる場合がある。さらに、触媒の仕込み量はクロ
ム濃度で10-3〜50ミリモル/リットル、好ましくは
10-2〜5ミリモル/リットルの範囲となるように選ば
れる。本発明の製造方法としては、クロム化合物、電子
供与剤及びアルミニウム・アルコキシド、更には還元剤
のそれぞれの構成で、詳述した好ましい条件の組み合わ
された条件下で反応することが好ましい。本発明の製造
方法は、エチレンを原料に用いてヘキセン−1とオクテ
ン−1とを同時に製造するのに、好ましく適用される。
すなわち、触媒の製造条件及び反応条件を適宜選択する
ことにより、線状低密度ポリエチレンのコモノマーとし
て有用なヘキセン−1とオクテン−1とを選択的に効率
よく製造することができる。
【0013】
【実施例】実施例により本発明を更に具体的に説明する
が、本発明はこれらの例によってなんら限定されるもの
ではない。 調製例1〔有機アルミニウム−t−ブトキシド〕 内容積300ミリリットルのシュレンク管にt−ブタノ
ール8.6g(0.126ミリモル)とシクロヘキサンを加
え、溶液108ミリリットルとした。この溶液にトリイ
ソブチルアルミニウム(TIBA)のシクロヘキサン溶
液(1.0モル/リットル)を滴下し、気体の発生が止ま
るまで攪拌を継続した。このようにして調製したアルミ
ニウム−t−ブトキサイドのシクロヘキサン溶液には0.
46モル/リットル量のアルミニウムが含まれていた。
【0014】調製例2〔有機アルミニウム・アダマント
キシド〕 調製例1において、t−ブタノール8.6g(0.126ミ
リモル)に代えて、アダマンタノール(0.126ミリモ
ル)を用いた以外は同様にして有機アルミニウム・アダ
マントキシドを調製した。このようにして調製した有機
アルミニウム・アダマントキシドのシクロヘキサン溶液
には0.46モル/リットル量のアルミニウムが含まれて
いた。 調製例3〔有機アルミニウム・ボルノキシド〕 調製例1において、t−ブタノール8.6g(0.126ミ
リモル)に代えて、ボルネオール(0.126ミリモル)
を用いた以外は同様にして有機アルミニウム・ボルノキ
シドを調製した。このようにして調製した有機アルミニ
ウム・ボルノキシドのシクロヘキサン溶液には0.46モ
ル/リットル量のアルミニウムが含まれていた。
【0015】実施例1 2−エチルヘキサン酸クロム〔価数3〕0.481g(1
ミリモル)をシュレンク管に秤量し、シクロヘキサンを
加えて、全量100ミリリットルとしてクロムを溶解さ
せた。このクロム液は濃緑色であり、クロム濃度は10
ミリモル/リットルであった。次に、1,2−ジメトキ
シエタン0.90g(10ミリモル)をシュレンク管に秤
量し、シクロヘキサンを加え全量200ミリリットルと
した。この液の電子供与剤濃度は50ミリモル/リット
ルであった。上記クロム溶液2.5ミリリットル(Cr:
25マイクロモル)に上記ジメトキシエタン溶液20ミ
リリットル(電子供与剤1ミリモル)を添加し、5分間
攪拌した。この溶液に、調製例1で調製した有機アルミ
ニウム−t−ブトキシドの溶液20ミリリットル(A
l:9.2ミリモル)と1モル/リットルのTIBAのシ
クロヘキサン溶液1.5ミリリットル(1.5ミリモル)を
添加した。そして、触媒液の全量を50ミリリットルと
するため、シクロヘキサン6ミリリットルを添加し、3
0分間攪拌した。触媒液は還元処理により、緑色(クロ
ム価数3)から黄土色(クロム価数2)に変色した。次
に、十分に脱気乾燥した内容積200ミリリットルのオ
ートクレーブに上記で調製した触媒液を注入した。内容
物を200rpmにて攪拌し、100℃まで昇温した。
反応温度100℃に保持したまま、エチレンガスを送入
し、保持圧35Kg/cm2 (ゲージ圧)とした。反応
時間23分経過後、冷却し、脱圧した。反応液から、ポ
リマーをろ別後、生成物をガスクロマトグラフィーで分
析した。エチレン反応物の全量は、3.14gであり、ヘ
キセン−1が収量2.64gで得られた。各生成物の選択
率は、ヘキセン−1が84重量%、オクテン−1が3重
量%、ポリマーが11重量%であり、残りは炭素数10
以上のオレフィンであった。
【0016】実施例2 実施例1において、調製例1で調製した有機アルミニウ
ム−t−ブトキシドの代わりに調製例2で調製した有機
アルミニウム・アダマントキシドを用いた以外は実施例
1と同様にして触媒を調製し、反応を行った。実施例1
のエチレン反応量の3分の1のところ(反応時間214
分)で、反応を停止させ、生成物を分析した。全収量は
0.93gで、ヘキセン−1の選択率が47重量%の成績
で得られた。
【0017】実施例3 実施例1において、調製例1で調製した有機アルミニウ
ム−t−ブトキシドの代わりに調製例3で調製した有機
アルミニウム・ボルノキシドを用いた以外は実施例1と
同様にして触媒を調製し、反応を行った。実施例1と同
じエチレン反応量のところ(反応時間23分)で、反応
を停止させ、生成物を分析した。全収量は3.56gで、
ヘキセン−1の選択率が76重量%の成績で得られた。
【0018】実施例4 実施例1において、1モル/リットルのTIBAのシク
ロヘキサン溶液1.5ミリリットルを用いるところ、1.0
ミリリットル(1ミリモル)とした以外は、実施例1と
同様にして触媒を調製し、反応を行った。反応は73分
で停止させ、エチレンの反応物3.18gを得た。各生成
物の選択率は、ヘキセン−1が78重量%、オクテン−
1が6重量%、ポリマーが15重量%であった。
【0019】実施例5 実施例4において、調製例1で調製した有機アルミニウ
ム−t−ブトキシドの溶液20ミリリットルのところ、
10ミリリットル(Al:4.2ミリモル)とした以外は
実施例4と同様にして触媒を調製し、反応を行った。反
応は202分で停止させ、エチレンの反応物2.78gを
得た。各生成物の選択率は、ヘキセン−1が67重量
%、オクテン−1が4重量%、ポリマーが27重量%で
あった。
【0020】実施例6 実施例4において、調製例1で調製した有機アルミニウ
ム−t−ブトキシドの溶液20ミリリットルのところ、
10ミリリットル(Al:4.2ミリモル)とし、更にジ
メトキシエタン溶液20ミリリットルを10ミリリット
ル(電子供与剤0.5ミリモル)とした以外は実施例4と
同様にして触媒を調製し、反応を行った。反応は68分
で停止させ、エチレンの反応物2.89gを得た。各生成
物の選択率は、ヘキセン−1が76重量%、オクテン−
1が5重量%、ポリマーが17重量%であった。
【0021】比較例1 実施例1において、調製例1で調製した有機アルミニウ
ム−t−ブトキシドを添加しないこと以外は実施例1と
同様にして触媒を調製し、反応を行った。反応時間12
0分経過しても、エチレンが消費される反応は起きなか
った。
【0022】
【発明の効果】本発明の製造方法におけるように、アル
ミニウム・アルコキシドを助触媒に用いることにより、
水で加水分解して得られる含酸素アルミニウム化合物等
に比較して、線状低密度ポリエチレン(L−LDPE)
のコモノマーとして有用なエチレンの三,四量化物、ヘ
キセン−1及びオクテン−1の選択率を向上させること
ができる。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロム化合物、電子供与剤及びアルミニ
    ウム・アルコキシドからなる触媒組成物を用いることを
    特徴とするα−オレフィンオリゴマーの製造方法。
  2. 【請求項2】 アルミニウム・アルコキシドとして、有
    機アルミニウム化合物とアルコールもしくはアルコキシ
    ドとの反応から得られた化合物を用いることを特徴とす
    る請求項1記載のα−オレフィンオリゴマーの製造方
    法。
  3. 【請求項3】 アルコールもしくはアルコキシドとし
    て、二級もしくは三級のアルコール又はアルコキシドを
    用いることを特徴とする請求項2記載のα−オレフィン
    オリゴマーの製造方法。
  4. 【請求項4】 アルミニウム・アルコキシドとして、ト
    リアルキルアルミニウムをアルコールで加アルコール分
    解して得られた反応生成物を用いることを特徴とする請
    求項1〜3のいずれかに記載のα−オレフィンオリゴマ
    ーの製造方法。
  5. 【請求項5】 アルミニウム・アルコキシドがクロム化
    合物に対して、モル比で1〜10000の割合で使用さ
    れることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の
    α−オレフィンオリゴマーの製造方法。
  6. 【請求項6】 更に、還元剤を含む触媒組成物を用いる
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のα−
    オレフィンオリゴマーの製造方法。
  7. 【請求項7】 還元剤が有機アルミニウム化合物である
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のα−
    オレフィンオリゴマーの製造方法。
  8. 【請求項8】 クロム化合物が酸素アニオンを配位子と
    する3価乃至6価のクロム化合物であることを特徴とす
    る請求項1〜7のいずれかに記載のα−オレフィンオリ
    ゴマーの製造方法。
  9. 【請求項9】 電子供与剤がエーテルあるいはアミン類
    であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載
    のα−オレフィンオリゴマーの製造方法。
  10. 【請求項10】 電子供与剤がテトラヒドロフラン,ジメ
    トキシエタン,2,3−ジヒドロフラン及び3,4−ジ
    ヒドロ−2H−ピランからなる群から選ばれることを特
    徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のα−オレフィ
    ンオリゴマーの製造方法。
  11. 【請求項11】 電子供与剤がクロム化合物に対して、モ
    ル比で0.1〜10000の割合で使用されることを特徴
    とする請求項1〜10のいずれかに記載のα−オレフィ
    ンオリゴマーの製造方法。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7323524B2 (en) * 2002-12-20 2008-01-29 Sasol Technology (Pty) Limited Tandem tetramerisation-polymerisation of olefins
US7414006B2 (en) 2005-03-09 2008-08-19 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Methods for oligomerizing olefins
US7425661B2 (en) 2005-03-09 2008-09-16 Exxonmobil Chemicals Patents Inc. Methods for oligomerizing olefins
US7511183B2 (en) * 2002-12-20 2009-03-31 Sasol Technology (Pty) Limited Tetramerization of olefins
US8344198B2 (en) 2003-03-14 2013-01-01 Chevron Phillips Chemical Company Lp Process to decrease or eliminate corrosion from the decomposition of halide containing olefin catalysts
US9394213B2 (en) 2011-12-27 2016-07-19 Idemitsu Kosan Co., Ltd. Method for producing α-olefin

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