JPH07215976A - 新規エバルナン類縁化合物、これらの化合物の製造方法およびこれらの化合物を含有する医薬組成物 - Google Patents

新規エバルナン類縁化合物、これらの化合物の製造方法およびこれらの化合物を含有する医薬組成物

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JPH07215976A
JPH07215976A JP6310838A JP31083894A JPH07215976A JP H07215976 A JPH07215976 A JP H07215976A JP 6310838 A JP6310838 A JP 6310838A JP 31083894 A JP31083894 A JP 31083894A JP H07215976 A JPH07215976 A JP H07215976A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 下記式(I) 〔式中、Aは下記の基から選ばれる2価の基を表わし: ,R,R及びRは水素原子、ハロゲン原子、
ヒドロキシ基など、R及びRはそれぞれ同時に、相
互にシス−配置をとる水素を表わすか、又は一緒になり
結合を表わし、R及びRはそれぞれ同時に、相互に
シス−又はトランス配置をとる水素を表わすか、又は一
緒になり結合を表わし、Zは酸素又は硫黄、Rは水素
又はアルキル基を示す〕で表わされる新規エバルナン類
縁化合物。 【効果】 上記の医薬組成物は、チロシン ヒドロキシ
ラーゼ誘発効果を有し、うつ症、不安症、老化に伴う記
憶障害および/または退行性障害の処置あるいはパーキ
ンソン病の処置に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規エバルナン(eb
urnane)類縁化合物、これらの化合物の製造方法
およびこれらの化合物を含有する医薬組成物に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】刊行物には、エバルナン構造を示す化合
物の多大の例が提供されている。特に、特許US−A−
3454583には、ビンカミン(メチル(3α,14
β,16α)−14,15−ジヒドロ−14−ヒドロキ
シ−エバルナメニン−14−カルボキシレート)および
その誘導体が、それらの血管拡張性とともに記載されて
いる。出願FR−A−2433528およびFR−A−
2381048は、新規20,21−ジノルエバルナメ
ニン化合物を提供しており、そしてまた出願ER−A−
287468は、新規17−アザ−20,21−ジノル
エバルナメニン化合物を提供している。
【0003】
【発明の開示】本発明の化合物は、そのエバルナン骨格
の14原子および15原子を含有する環になされている
修飾によって、従来技術の化合物と相違している。これ
らの新規構造に加えて、本出願人は、本発明の化合物
が、非常に価値のある薬理学的性質を示すことを見出だ
した。特に、本発明の化合物は、チロシンヒドロキシラ
ーゼの強力な選択的または非選択的誘発薬であることが
見出だされた。
【0004】本発明はさらに特に、下記一般式(I)で
表わされる化合物、ならびにそれらの可能なN−オキサ
イド、エナンチオマーおよびジアステレオマー、および
また相当する場合に、それらの医薬として許容される酸
付加塩に関するものである:
【化19】
【0005】式中、R1 、R2 、R3 およびR4 は、同
一または異なっていてもよく、相互に独立して、水素原
子、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、直鎖状または分枝鎖
状(C1 −C6 )アルキル基、このアルキル基は、1個
または2個以上のハロゲン原子により、1個または2個
以上のアミノ基により、1個または2個以上のニトロ基
により、1個または2個以上の直鎖状または分枝鎖状
(C1 −C6 )アルコキシ基により、および/あるいは
1個または2個以上のフェニルまたはナフチルから選ば
れるアリール基(この基はそれら自体また、1個または
2個以上のハロゲン原子、ニトロ基、アミノ基、(C1
−C6 )アルキル基および/または(C1 −C6 )アル
コキシ基により置換されていてもよい)により置換され
ていてもよい、および直鎖状または分枝鎖状(C1 −C
6 )アルコキシ基、このアルコキシ基は、1個または2
個以上のハロゲン原子により、1個または2個以上のア
ミノ基により、1個または2個以上のニトロ基により、
および/あるいは1個または2個以上の直鎖状または分
枝鎖状(C1 −C6 )アルコキシ基により置換されてい
てもよい、から選択され、あるいは
【0006】R1 、R2 、R3 およびR4 はその一組が
隣接する炭素原子と一緒になって、メチレンジオキシ基
またはエチレンジオキシ基を形成しており、R6 および
7 は、それぞれ同時に、相互にシス−配置をとる水素
を表わすか、または一緒になって結合を表わし、R8
よびR9 は、それぞれ同時に、相互にシス−またはトラ
ンス−配置をとる水素を表わすか、またはR6 およびR
7 が一緒になって結合を表わす場合にはまた、一緒にな
って結合を表わし、基:
【化20】 は下記群から選ばれる2価の基を表わし:
【化21】
【0007】Zは、酸素または硫黄から選ばれ、R
5 は、水素および直鎖状または分枝鎖状(C1 −C6
アルキル基から選ばれ、このアルキル基は、下記の置換
基の1個または2個以上を有することができる:ハロゲ
ン原子、直鎖状または分枝鎖状(C1 −C6 )アルコキ
シ基、フェニル基、このフェニル基は1個または2個以
上の直鎖状または分枝鎖状(C1 −C6 )アルキル基お
よび/あるいは1個または2個以上の直鎖状または分枝
鎖状(C1 −C6 )アルコキシ基により置換されていて
もよく、これらのアルキル基またはアルコキシ基はま
た、1個または2個以上のフェニルあるいはナフチルか
ら選ばれるアリール基(この基は非置換であるか、また
はハロゲン、ニトロ、アミノ、(C1 −C6 )アルキル
および/または(C1 −C6 )アルコキシ基から選ばれ
る1個または2個以上の基により置換されていてもよ
い)により置換されていてもよい、および/または基:
【化22】 (この基において、R10およびR11は、相互に独立し
て、水素、直鎖状または分枝鎖状(C1 −C6 )アルキ
ル基および直鎖状または分枝鎖状(C1 −C6 )アルコ
キシ基から選ばれる)。
【0008】本発明の化合物の医薬として許容される酸
付加塩の形成に使用することができる酸の中では、非制
限的例として、塩酸、臭化水素酸、硫酸およびリン酸、
および酢酸、プロピオン酸、マレイン酸、フマール酸、
酒石酸、硝酸、シュウ酸、安息香酸、メタンスルホン
酸、イセチオン酸およびベンゼンスルホン酸を挙げるこ
とができる。本発明はまた、式(I)で表わされる化合
物の製造方法を包含する。
【0009】この方法は、式(II)で表わされる化合
物(この化合物の合成方法は、R.N.Schutおよ
びT.J.LeipzigによりJ.Het.Che
m.,3(1966),101−102に記載されてい
る):
【化23】 式中、R1 、R2 、R3 およびR4 は、式(I)に係わ
り定義されているとおりである、を、式(III):
【化24】
【0010】式中、R′は直鎖状または分枝鎖状の炭素
原子1−6個を有するアルキル基を表わし、そしてHa
lは、ハロゲン原子を表わす、で表わされる化合物の作
用に付して、式(IV):
【化25】 式中、R1 、R2 、R3 、R4 およびR′は、上記定義
のとおりである、で表わされる化合物を生成させ、
【0011】この式(IV)で表わされる化合物を次い
で、無水溶媒、例えばテトラヒドロフラン中で、酸溶
媒、例えば酢酸中の水素添加剤、例えば水素化シアノホ
ウ素ナトリウムの作用に付すことによって水素添加に付
して、式(Va):
【化26】 式中、R1 、R2 、R3 、R4 およびR′は、上記定義
のとおりである、で表わされるシス−エナンチオマーの
混合物を生成させ、
【0012】この式(Va)で表わされる混合物は、所
望により、低温、例えば0℃、において、無水溶媒、例
えばジメトキシエタン中で、アルカリ金属水素化物、例
えば水素化ナトリウムを使用するエピ化反応に付し、式
(Vb):
【化27】 式中、R1 、R2 、R3 、R4 およびR′は、上記定義
のとおりである、で表わされるトランス−エナンチオマ
ーの混合物を生成させることができ、
【0013】これらの式(Va)および(Vb)で表わ
される化合物は総合して、式(V):
【化28】 式中、R1 、R2 、R3 、R4 およびR′は、上記定義
のとおりである、で表わされる化合物の全体を構成して
おり、
【0014】この式(V)で表わされる化合物を次い
で、三フッ化酢酸溶媒中で、水素化シアノホウ素ナトリ
ウムを用いて水素添加に付して、式(VI):
【化29】 式中、R1 、R2 、R3 、R4 およびR′は、上記定義
のとおりである、で表わされる化合物を生成させ、
【0015】この式(VI)で表わされる化合物を、 イ)無水溶媒、例えばテトラヒドロフラン中で、還流の
下に、アルカリ金属水素化物、例えば水素化ナトリウム
の作用に付して、式(Xa):
【化30】 式中、R1 、R2 、R3 およびR4 は、上記定義のとお
りである、で表わされる化合物を生成させ、あるいは
【0016】ロ)酸溶媒、例えば酢酸中で、次いでアエ
ンの存在の下に、亜硝酸ナトリウムの作用に付して、式
(VII):
【化31】 式中、R1 、R2 、R3 、R4 およびR′は、上記定義
のとおりである、で表わされるヒドラジンを生成させ、
【0017】この式(VII)で表わされるヒドラジン
を次いで、アルカリ金属水素化物、例えば水素化ナトリ
ウムの作用の下に環化して、式(VIII):
【化32】 式中、R1 、R2 、R3 およびR4 は、上記定義のとお
りである、で表わされる化合物を生成させ、
【0018】この式(VIII)で表わされる化合物を
次いで、所望により、式(IX): R′5 −Hal (IX) 式中、R′5 は、水素を除く、基R5 と同一の意味を有
し、そしてHalはハロゲン原子を表わす、で表わされ
る化合物の作用に付し、次いで脱プロトン化剤、例えば
n−ブチルリチウムの作用に付して、式(Xb):
【化33】 式中、R1 、R2 、R3 、R4 およびR′5 は、上記定
義のとおりである、で表わされる化合物を生成させ、
【0019】所望により、式(VIII)、(Xa)お
よび(Xb)で表わされる化合物はいづれも、そのケト
ン官能基に係わり、還元して、例えば水素化リチウムア
ルミニウムにより還元して、相当する炭化水素を生成さ
せることができ、あるいはローソンの試薬の作用に付し
て、相当するチオケトンに変換することができ、これら
の式(VIII)、(Xa)および(Xb)で表わされ
る化合物、ならびにそれらの可能な還元生成物またはそ
れらの可能なチオ同族体は、式(I/1):
【化34】 式中、R1 、R2 、R3 、R4 およびAは、上記定義の
とおりである、で表わされる化合物の全体を構成してお
り、
【0020】この式(I/1)で表わされる化合物を、
温和な酸化剤、例えば二酸化マンガンの作用に付して、
式(I/2):
【化35】 式中、R1 、R2 、R3 、R4 およびAは、上記定義の
とおりである、で表わされる化合物を生成させ、あるい
はこの式(I/1)で表わされる化合物を、強力な酸化
剤、例えば酢酸中の亜硝酸、の作用に付して、式(I/
3):
【化36】 式中、R1 、R2 、R3 、R4 およびAは、上記定義の
とおりである、で表わされる化合物を生成させ、
【0021】これらの式(I/1)、(I/2)および
(I/3)で表わされる化合物は総合して、式(I)で
表わされる化合物の全体を構成しており、そしてこの式
(I)で表わされる化合物は、必要に応じて、慣用の精
製技術により精製することができ、それらの可能なエナ
ンチオマーおよびジアステレオマーに、例えばキラルパ
ック(Chiralpak)AD型のカラムを用いるク
ロマトグラフィにより、分離することができ、そして/
またはそれらのN−オキサイドまたは医薬として許容さ
れる酸付加塩に変換することができることからなる方法
である。
【0022】式(V)で表わされる化合物はまた、式
(XI):
【化37】 式中、R1 、R2 、R3 およびR4 は、上記定義のとお
りである、で表わされる化合物から出発して、この式
(XI)で表わされる化合物を、トリフェニルホスフィ
ンまたは三臭化リンの存在の下に、臭素化剤、例えば四
臭化炭素の作用に付して、式(XII):
【化38】 式中、R1 、R2 、R3 およびR4 は、上記定義のとお
りである、で表わされる化合物に変換し、
【0023】式(XII)で表わされる化合物を、式
(XIII):
【化39】 式中、R′は、上記定義のとおりである、で表わされる
化合物により処理し、次いで接触水素添加の後に、酸溶
媒中で環化して、上記定義のとおりの式(V)で表わさ
れる化合物を生成させる、ことによっても製造すること
ができる。
【0024】式(I)で表わされる化合物は、価値ある
薬理学的性質を有しており、特にチロシン ヒドロキシ
ラーゼ(TH)の強力な誘発薬としての性質を有する。
チロシン ヒドロキシラーゼが、特に中枢カテコールア
ミン作動性およびドーパミン作動性ニューロンにおける
伝達物質の合成を制御する制限酵素であることは公知で
ある。この伝達物質の合成速度は、特に脳の持続的機能
不全の発現と関連しており、このような脳の持続的機能
不全には、不安症、精神病、うつ症などの多くのヒトに
おける挙動上の疾病がある。チロシン ヒドロキシラー
ゼを誘発させる、それらの能力によって、本発明の化合
物は、うつ症、不安症、老化に伴う記憶障害および/ま
たは退行性疾病の処置、およびまたパーキンソン病の処
置の治療に使用することができる。
【0025】本発明はまた、活性成分として、一般式
(I)で表わされる化合物、そのN−オキサイドの1種
またはその医薬として許容される酸付加塩の1種を、単
独でまたは1種または2種以上の適当な不活性で無毒性
の助剤あるいは担体と組み合わせて、含有する医薬組成
物に関する。このようにして得られる医薬組成物は一般
に、投与形態で提供される。これらの形態は、例えば錠
剤、糖衣錠、ゼラチンカプセル、座薬または注射用また
は飲用溶液の形態であることができ、これらは経口、直
腸、筋肉内または非経口により投与することができる。
投与量は、特に患者の年齢および体重、投与方式、障害
の種類、および組み合わせ処置により変えることがで
き、一日一回ないし五回の投与で、0.1−100mg
の用量からなることができる。
【0026】
【実施例】下記の例は、本発明を説明するものであっ
て、本発明をいかなる点でも制限するものではない。出
発物質は公知であるか、または公知方法に基づき製造さ
れる。 製造例A:エチル トランス−9−クロロ−1,2,
3,4,6,7,12,12b−オクタヒドロ−インド
ロ〔2,3−a〕キノリジン−1−カルボキシレート 工程A:エチル 9−クロロ−2,3,4,6,7,1
2−ヘキサヒドロ−インドロ〔2,3−a〕キノリジン
−1−カルボキシレート 特許FR−A−2315277に記載の方法にしたがい
得られる、9−クロロ−2,3,4,6,7,12−ヘ
キサヒドロ−インドロ〔2,3−a〕キノリジン18g
を、トルエン500cm3 およびジイソプロピルエチル
アミン16.5cm3 中に溶解する。この全体を80℃
に加熱し、次いでエチルクロロホーメート11.4g
を、15分間にわたり添加する。この反応混合物を次い
で、80℃で10時間保持し、次いで室温に戻した後
に、シリカゲルカラムにおけるクロマトグラフィに付し
(溶出剤:ジクロロメタン)、所望の生成物を得る。 収率:36% 融点:82−83℃。
【0027】工程B:エチル シス−9−クロロ−1,
2,3,4,6,7,12,12b−オクタヒドロ−イ
ンドロ〔2,3−a〕キノリジン−1−カルボキシレー
ト 前工程で得られた化合物8.0gを、無水テトラヒドロ
フラン200cm3 および酢酸8cm3 中に溶解する。
この全体を、氷浴を用いてほぼ0℃−5℃に冷却する。
水素化シアノホウ素ナトリウム1.7gを次いで、アル
ゴン雰囲気の下に、15分間にわたり添加する。室温
で、20分間撹拌した後に、この反応混合物を、5%水
性炭酸ナトリウム溶液の添加により加水分解する。テト
ラヒドロフランを減圧の下に留去し、次いでこの反応混
合物を、ジクロロメタン100cm 3 および水100c
3 中に取り入れる。この有機相を慣用の方法で処理し
た後に、得られた油状残留物をシリカゲルカラムにおけ
るクロマトグラフィに付し(溶出剤:ジクロロメタン/
メタノール、95:5)、所望の生成物を得る。 収率:90%
【0028】工程C:エチル トランス−9−クロロ−
1,2,3,4,6,7,12,12b−オクタヒドロ
−インドロ〔2,3−a〕キノリジン−1−カルボキシ
レート 前工程で得られた化合物7.2gを、アルゴン雰囲気の
下に、無水1,2−ジメトキシエタン250cm3 中に
溶解する。この溶液を氷浴を用いて冷却した後に(0℃
−5℃)、97%水素化ナトリウム2.4gを、15分
間にわたり、少しづつ添加する。この反応混合物を室温
で6時間撹拌し、次いで−10℃の温度で、8−9のp
Hが得られるまで、4N塩酸溶液により加水分解する。
この溶媒を次いで、減圧の下に留去し、次いで残留物
を、水150cm3 および酢酸エチル150cm3 中に
取り入れる。この有機相を慣用の方法で処理した後に、
所望の生成物に相当する油状物を得る。 収率:85%。
【0029】製造例B:トランス−10−メトキシ−1
−メトキシカルボニル−1,2,3,4,6,7,1
2,12b−オクタヒドロ−インドロ〔2,3−a〕キ
ノリジニウム クロライド 工程A:3−(2−ブロモエチル)−6−メトキシ−イ
ンドール a)エチル 2−(6−メトキシインドール−3−イ
ル)−2−オキソアセテート P.L.FeldmanおよびH.Rapoportに
よりSynthesis,(1986),736にした
がい製造される6−メトキシインドール8.3gの無水
ジエチルエーテル100cm3 中の溶液に、アルゴン雰
囲気の下に、30分間にわたって、オキザリルクロライ
ド7.5cm3 を滴下して添加する。2時間撹拌した後
に、生成された沈殿を濾過により採取し、次いでエタノ
ール200cm3 中に懸濁する。10時間撹拌後に、生
成物を吸引により濾別し、次いでジエチルエーテルによ
り洗浄する。 収率:68% 融点:207−208℃。
【0030】b)3−(2−ブロモエチル)−6−メト
キシ−インドール a)で得られた化合物9.2gを、アルゴン雰囲気の下
に、無水テトラヒドロフラン200cm3 および水素化
リチウムアルミニウム4.2g中に添加する。この反応
混合物を3時間、加熱還流させる。室温に戻した後に、
この反応混合物を、含水硫酸ナトリウムにより加水分解
する。鉱物塩を濾過により分離し、この濾液を次いで、
減圧の下に蒸発乾燥させる。得られた残留油状物6.5
gを、四臭化炭素15gを用いてアセトニトリル250
cm3 中に溶解する。この全体を、0℃−5℃に冷却
し、次いでトリフェニルホスフィン11.0gを添加す
る。1時間撹拌後に、この溶媒を減圧蒸留により除去
し、残留物をシリカゲルカラムにおけるクロマトグラフ
ィに付し(溶出剤:ジクロロメタン/ヘプタン、1:
1)、所望の生成物を得る。 収率:95% 融点:109℃。
【0031】工程B:トランス−10−メトキシ−1−
メトキシカルボニル−1,2,3,4,6,7,12,
12b−オクタヒドロ−インドロ〔2,3−a〕キノリ
ジニウム クロライド 前工程で得られた化合物8.5g、メチルニコチネート
4.67gおよびアセトン250cm3 の溶液を、48
時間加熱還流させる。吸引により濾過し、洗浄した後
に、得られた沈殿7.0gを、メタノール200cm3
中で、トリエチルアミン2.9cm3 の存在の下に、1
0%カーボン上パラジウム1.5gを用いて、水素添加
する。触媒を濾別し、減圧で濃縮後に、残留物をシリカ
ゲルカラムにおけるクロマトグラフィに付す(溶出剤:
ジクロロメタン/メタノール、98:2)。このように
して得られた化合物4.0gを、室温において、メタノ
ール中の塩化水素の溶液20cm3 およびジエチルエー
テル20cm3 中で撹拌する。この沈殿を採取し、エー
テルにより洗浄し、次いで乾燥させる。 収率:52% 融点:250℃。
【0032】例1:(2RS、7SR)、(3RS、1
6RS)−10−クロロ−15−オキソ−2,7,1
4,15−テトラヒドロ−14−アザ−20,21−ジ
ノルエバルナメニニウム クロライド 工程A:エチル 9−クロロ−1,2,3,4,6,
7,7a,12,12a,12b−デカヒドロ−インド
ロ〔2,3−a〕キノリジン−1−カルボキシレート 製造例Aで得られた化合物6gの三フッ化酢酸200c
3 中の溶液に、アルゴン雰囲気の下に、水素化シアノ
ホウ素ナトリウム5gを、100mgづつ添加する。こ
の添加において、各添加毎に、反応雰囲気をアルゴンに
より新しくする。この全体を4時間撹拌した後に、冷却
しながら、pH9が得られるまで、10N水酸化ナトリ
ウムにより加水分解する。この反応混合物を、各回15
0cm3のジエチルエーテルにより、2回抽出する。こ
の有機相を慣用の方法により処理した後に、残留する油
状物をエタノール中で1時間、加熱還流させる。この粗
製生成物を、シリカゲルカラムにおけるクロマトグラフ
ィに付し(溶出剤:メチレンクロライド/エタノール、
99:1)、所望の化合物を得る。 収率:42% 融点:124℃。
【0033】工程B:エチル 12−アミノ−9−クロ
ロ−1,2,3,4,6,7,7a,12,12a,1
2b−デカヒドロ−インドロ〔2,3−a〕キノリジン
−1−カルボキシレート 前工程で得られた化合物 6.0gを、酢酸50cm3
および水15cm3 中に溶解する。この全体を、氷浴を
用いて冷却し、次いで水15cm3 中の亜硝酸ナトリウ
ム1.38gを添加する。撹拌を、10℃以下の温度で
30分間継続する。この反応混合物を次いで、28%ア
ンモニア溶液を用いてアルカリ性にし、引き続いてエタ
ノール200cm3 により稀釈する。炭酸アンモニウム
15gおよびアエン粉末10gを次いで添加する。この
懸濁液を、10℃以下の温度で3時間、激しく撹拌す
る。鉱物塩を濾過により分離した後に、この濾液をメチ
レンクロライド中に取り入れる。この有機相を慣用の方
法により処理した後に、残留物を、シリカゲルカラムに
おけるクロマトグラフィに付し(溶出剤:メチレンクロ
ライド/メタノール、99:1)、所望の生成物を得
る。 収率:52% 融点:172−175℃。
【0034】工程C:(2RS、7SR)、(3RS、
16RS)−10−クロロ−15−オキソ−2,7,1
4,15−テトラヒドロ−14−アザ−20,21−ジ
ノルエバルナメニニウム クロライド 工程Bで得られた化合物 3gを、無水テトラヒドロフ
ラン100cm3 中に溶解し、この溶液に、アルゴン雰
囲気の下に、97%水素化ナトリウム960mgを添加
する。この全体を、3時間加熱還流させ、室温まで冷却
し、次いで水数滴を用いて加水分解する。この溶媒を留
去し、残留する油状物を水100cm3およびジクロロ
メタン2×100cm3 により抽出する。この有機相を
処理し、得られた粗製生成物を、そのクロライドに変換
する。 収率:68% 融点:267−268℃。 元素微分析:C1618ClN3 O,HCl 分子
量:340.26 C% H% N% Cl% 計算値 56.48 5.63 12.35 20.84 実測値 56.08 5.61 12.15 20.90
【0035】例2:(2RS、7SR)、(3RS、1
6RS)−10−クロロ−14−メチル−2,7,1
4,15−テトラヒドロ−14−アザ−20,21−ジ
ノルエバルナメニン−15−オン ヘキサン中1.6Mのn−ブチルリチウムの溶液3cm
3 を、−30℃でアルゴン雰囲気の下に、無水テトラヒ
ドロフラン50cm3 中に溶解した例1で得られた化合
物890mgに滴下して添加する。30分間撹拌した後
に、無水テトラヒドロフラン2cm3 中のヨウ化メチル
710mgを添加する。温度を、1時間30分の間に、
25℃に戻し、次いでこの温度で撹拌を2時間継続す
る。この反応混合物を、水80cm3 により加水分解
し、この水性相を次いで、酢酸エチルにより抽出する。
この有機相を慣用の方法により処理し、得られた所望の
生成物を、メタノールからの再結晶により精製する。 収率:56.5% 融点:209−210℃。 元素微分析:C1720ClN3 O 分子量:3
17.82 C% H% N% Cl% 計算値 64.25 6.34 13.22 11.16 実測値 64.19 6.19 13.20 11.19
【0036】例3:(2RS、7SR)、(3RS、1
6RS)−14−ベンジル−10−クロロ−2,7,1
4,15−テトラヒドロ−14−アザ−20,21−ジ
ノルエバルナメニン−15−オン 例2と同様に操作するが、ヨウ化メチルの代わりに、臭
化ベンジルを使用し、かつまた精製工程を、溶出剤とし
て、順次、ジクロロメタン/メタノール(95:5)お
よび酢酸エチルを使用する、シリカにおけるクロマトグ
ラフィにより行い、所望の化合物を得る。 収率:47% 融点:153−154℃。 元素微分析:C2324ClN3 O 分子量:3
93.92 C% H% N% Cl% 計算値 70.13 6.14 10.67 9.00 実測値 70.02 5.91 10.35 9.17
【0037】例4:(2RS、7SR)、(3RS、1
6RS)−10−クロロ−2,7,14,15−テトラ
ヒドロ−14−アザ−20,21−ジノルエバルナメニ
ニウム ジクロライド 水素化リチウムアルミニウム850mgを、無水テトラ
ヒドロフラン50cm 3 中に溶解した例1で得られた化
合物850mgに添加する。この反応混合物を、3時間
加熱還流させ、この反応混合物中に、塩化ナトリウムに
より飽和した水40cm3 を滴下して添加する。この間
反応混合物は0℃に冷却する。この混合物を酢酸エチル
により抽出し、次いでこの有機相を慣用の方法により処
理し、得られた粗製生成物を次いで、所望の生成物に相
当する、そのジクロライドに変換する。 収率:24% 融点:266−268℃。 元素微分析:C1620ClN3 ,2HCl 分子量:
362.73
【0038】例5:(3RS、16RS)−10−クロ
ロ−14,15−ジヒドロ−14−アザ−20,21−
ジノルエバルナメニン−15−オン ジクロロメタン25cm3 中の例1で得られた化合物3
05mgに、二酸化マンガン700mgを添加する。こ
の反応混合物を、室温で1時間30分間撹拌し、次いで
セライト上で濾過する。この濾液を蒸発させ、精製し、
次いでメタノールから再結晶させて、標題の化合物を得
る。 収率:40% 融点:252−254℃。 元素微分析:C1616ClN3 O 分子量:30
1.78
【0039】例6−14: 例1の方法と同様の方法で操作するが、工程Aにおい
て、エチル9−クロロ−1,2,3,4,6,7,1
2,12b−オクタヒドロ−インドロ〔2,3−a〕キ
ノリジン−1−カルボキシレートの代わりに、相当する
出発化合物を使用して、下記例の化合物を得る: 例6:(2RS、7SR)、(3RS、16RS)−1
5−オキソ−2,7,14,15−テトラヒドロ−14
−アザ−20,21−ジノルエバルナメニニウム クロ
ライド 融点:.>250℃ 元素微分析:C16193 O,HCl 分子量:30
5.81
【0040】例7:(2RS、7SR)、(3RS、1
6RS)−10−ブロモ−15−オキソ−2,7,1
4,15−テトラヒドロ−14−アザ−20,21−ジ
ノルエバルナメニニウム クロライド 融点:>275℃ 元素微分析:C1618BrN3 O,HCl,0.5CH
3 OH 分子量:400.73 C% H% N% Cl% 計算値 49.46 5.28 10.49 8.85 実測値 49.28 5.13 10.14 8.39
【0041】例8:(2RS、7SR)、(3RS、1
6RS)−10−メトキシ−15−オキソ−2,7,1
4,15−テトラヒドロ−14−アザ−20,21−ジ
ノルエバルナメニニウム クロライド 融点:110−112℃ 元素微分析:C17213 2 ,HCl,0.5CH3
OH 分子量:351.93 C% H% N% Cl% 計算値 59.65 6.82 11.93 9.93 実測値 59.25 6.88 11.29 9.62
【0042】例9:(2RS、7SR)、(3RS、1
6RS)−11−メトキシ−15−オキソ−2,7,1
4,15−テトラヒドロ−14−アザ−20,21−ジ
ノルエバルナメニニウム クロライド 融点:>280℃ 元素微分析:C17213 2 ,HCl 分子量:
335.84
【0043】例10:(2RS、7SR)、(3RS、
16RS)−10,11−ジメトキシ−15−オキソ−
2,7,14,15−テトラヒドロ−14−アザ−2
0,21−ジノルエバルナメニニウム クロライド 融点:282℃ 元素微分析:C18233 3 ,HCl 分子量:
365.90
【0044】例11:(2RS、7SR)、(3RS、
16RS)−10−トリフルオロメトキシ−2,7,1
4,15−テトラヒドロ−14−アザ−20,21−ジ
ノルエバルナメニン−15−オン 融点:74−75℃ 元素微分析:C17183 3 2 分子量:
353.35
【0045】例12:(2RS、7SR)、(3RS、
16RS)−10,11−メチレンジオキシ−15−オ
キソ−2,7,14,15−テトラヒドロ−14−アザ
−20,21−ジノルエバルナメニニウム クロライド 融点:268−269℃ 元素微分析:C17193 3 ,HCl 分子量:
349.82
【0046】例13:(2RS、7SR)、(3RS、
16RS)−10−メチル−15−オキソ−2,7,1
4,15−テトラヒドロ−14−アザ−20,21−ジ
ノルエバルナメニニウム クロライド 融点:280℃ 元素微分析:C17213 O,HCl,0.5CH3
H 分子量:335.84 C% H% N% Cl% 計算値 62.58 7.20 12.51 10.55 実測値 62.47 7.37 11.85 10.32
【0047】例14:(2RS、7SR)、(3RS、
16RS)−11−メチル−15−オキソ−2,7,1
4,15−テトラヒドロ−14−アザ−20,21−ジ
ノルエバルナメニニウム クロライド 融点:>275℃ 元素微分析:C17213 O,HCl 分子量:
319.81 C% H% N% Cl% 計算値 63.85 6.93 13.14 11.08 実測値 63.54 6.64 13.07 11.15
【0048】例15:(2RS、7SR)、(3RS、
16RS)−10−クロロ−2,7,14,15−テト
ラヒドロ−14−アザ−20,21−ジノルエバルナメ
ニン−15−チオン 無水トルエン50cm3 中の例1で得られる化合物30
5mgを、ローソンの試薬400mgの存在下に置く。
この全体を、トルエンを還流させながら、1時間30分
間加熱し、次いで0.5N水酸化ナトリウム50cm3
により加水分解する。この有機相を慣用の方法で処理
し、所望の生成物を得る。 融点:194℃ 元素微分析:C1618ClN3 S 分子量:31
9.86 C% H% N% S% 計算値 60.08 5.67 13.14 10.02 実測値 59.93 5.78 13.00 9.98
【0049】例16:14,15−ジヒドロ−3,16
−ジデヒドロ−14−アザ−20,21−ジノルエバル
ナメニン−15−オン 例6で得られる化合物810mgを、酢酸10cm3
よび亜硝酸0.2cm 3 からなる混合物中に溶解する。
+10℃で1時間30分間、撹拌した後に、アンモニア
を添加して、pHをほぼ10にする。生成された沈殿を
濾過により単離し、水で洗浄し、次いで減圧下に乾燥さ
せ、その後にシリカゲルカラムにおけるクロマトグラフ
ィにより精製する(溶出剤:ジクロロメタン/メタノー
ル、97:3)。所望の生成物に相当する黄色固形物1
00mgが得られる。 収率:13% 融点:260℃(分解)。
【0050】例17:トランス−(3RS、16RS)
−14,15−ジヒドロ−14−アザ−20,21−ジ
ノルエバルナメニン−15−オン ジクロロメタン25cm3 中の例6の化合物250mg
に、酸化マンガン800mgを添加する。反応を2時間
進行させる。この反応混合物を、セライト上で濾過す
る。この濾液を蒸発させ、残留物をエタノールからの再
結晶により精製し、所望の化合物170mgを得る。 融点:254−255℃ 元素微分析:C16173 O 分子量:26
7.33
【0051】例18:トランス−(3RS、16RS)
−14,15−ジヒドロ−14−アザ−20,21−ジ
ノルエバルナメニニウム ジクロライド 工程A:トランス−(3RS、16RS)−14,15
−ジヒドロ−14−アザ−20,21−ジノルエバルナ
メニン テトラヒドロフラン20cm3 中の例17で得られる化
合物170mgの溶液に、水素化リチウムアルミニウム
36mgを添加する。2時間撹拌した後に、この全体を
加水分解し、鉱物塩を濾過により分離し、次いで濾液を
蒸発乾燥させる。 融点:196℃ 元素微分析:C16193 分子量:25
3.35
【0052】工程B:トランス−(3RS、16RS)
−14,15−ジヒドロ−14−アザ−20,21−ジ
ノルエバルナメニニウム ジクロライド 前工程で得られた化合物を、塩化水素のエタノール溶液
中で、そのジクロライドに変換し、所望の化合物100
mgを得る。 総合収率:57% 融点:239−240℃ 元素微分析:C16193 ,2HCl 分子量:3
26.27 C% H% N% Cl% 計算値 58.90 6.49 12.88 21.73 実測値 59.06 6.22 12.84 21.88
【0053】例19:(2SR、7RS)、(3RS、
16RS)−2,7,14,15−テトラヒドロ−14
−アザ−20,21−ジノルエバルナメニニウム ジク
ロライド この方法は、例6で得られる化合物から出発して、例1
8の方法と同一である。 収率:78% 融点:>275℃ 元素微分析:C16213 ,2HCl 分子量:
328.29 C% H% N% Cl% 計算値 58.54 7.06 12.80 21.60 実測値 58.82 7.43 12.50 20.81
【0054】例20:(1aRS、12bRS)、(7
aSR、12aRS)−9−クロロ−1a,2,3,
6,7,7a,12a,12b−オクタヒドロ−1H,
4H−ベンゾ〔5,6〕ピロリジノ〔2,1,7−ij
a〕キノリジン−1−オン 無水テトラヒドロフラン25cm3 中の例1の工程Aで
得られる化合物250mgに、アルゴン雰囲気の下に、
97%水素化ナトリウム80mgを添加する。この全体
を、3時間加熱還流させ、次いで室温まで冷却し、次い
で数滴の水により加水分解する。この溶媒を蒸発させ、
残留物を、水20cm3 およびジクロロメタン2×15
cm3 中に取り入れる。この有機相を慣用の方法により
処理し、所望の生成物に相当する、得られた粗製生成物
をジイソプロピルエーテルから再結晶させる。 収率:85% 融点:176−177℃ 元素微分析:C1617ClN2 O 分子量:2
88.78 C% H% N% Cl% 計算値 66.55 5.93 9.70 12.28 実測値 66.62 5.61 9.30 12.24
【0055】例21:(1aRS、12bRS)、(7
aSR、12aRS)−9−メチル−1a,2,3,
6,7,7a,12a,12b−オクタヒドロ−1H,
4H−ベンゾ〔5,6〕ピロリジノ〔2,1,7−ij
a〕キノリジン−1−オン 例13の第一工程で得られる化合物から出発し、上記例
に記載の方法によって、所望の生成物を得る。 収率:78% 融点:152−153℃ 元素微分析:C17202 O 分子量:2
68.36
【0056】例22:(1aRS、12bRS)、(7
aSR、12aRS)−9−メトキシ−1a,2,3,
6,7,7a,12a,12b−オクタヒドロ−1H,
4H−ベンゾ〔5,6〕ピロリジノ〔2,1,7−ij
a〕キノリジン−1−オン 例8の第一工程で得られる化合物から出発し、例20に
記載の方法によって、所望の生成物を得る。 収率:86% 融点:145−146℃ 元素微分析:C17202 2 分子量:2
84.36
【0057】例23:(2RS、7SR)、(3RS、
16RS)−14−ベンジル−2,7,14,15−テ
トラヒドロ−14−アザ−20,21−ジノルエバルナ
メニン−15−オン 無水テトラヒドロフラン10cm3 中の例6で得られる
化合物270mgに、アルゴン雰囲気の下に−30℃に
おいて、ヘキサン中1.6Mのn−ブチルリチウム1.
2cm3 を添加する。30分間撹拌した後に、臭化ベン
ジル250mgを加える。室温に戻した後に(2時
間)、この反応混合物を16時間撹拌し、次いで加水分
解し、次いで酢酸エチルにより抽出する。この有機相を
慣用の方法により処理し、生成物をシリカゲルカラムに
おけるクロマトグラフィにより精製し(溶出剤:酢酸エ
チル)、所望の化合物250mgを得る。 収率:71% 融点:122℃ 元素微分析:C23253 O 分子量:35
9.48
【0058】例24:トランス−(3RS、16RS)
−14−ベンジル−14,15ジヒドロ−14−アザ−
20,21−ジノルエバルナメニン−15−オン 50℃に加熱した無水テトラヒドロフラン15cm3
の例17で得られる化合物100mgに、アルゴン雰囲
気の下に、97%水素化ナトリウム50mgを添加す
る。20分間反応させた後に、テトラヒドロフラン2c
3 中の臭化ベンジル170mgを滴下して加える。2
時間の後に、この反応混合物を冷却し、過剰の水素化物
を水により分解し、次いでこの反応混合物を酢酸エチル
により抽出する。この有機相を慣用の方法により処理
し、得られた粗製生成物を、メタノールから再結晶さ
せ、乾燥の後に、所望の化合物100mgを得る。 収率:75% 融点:158℃ 元素微分析:C23233 O 分子量:35
7.46
【0059】
【発明の効果】
薬理学的試験 例A:チロシン ヒドロキシラーゼ誘発効果の試験 使用動物は、体重220−250gの雄(スプラギュー
−ダウレイ(Sprague−Dawley)種ラット
(Iffa−Credo、フランス国)である。この動
物を12時間/12時間の明/暗サイクルにした、22
℃の温度の部屋に入れる。餌は所望のままに与え、また
水も同様に与える。動物を、化合物の単次用量で処置す
る(腹腔内投与方式)。対照には、担体溶液を与える。
誘発効果を試験するために、動物を、注射後の3日目に
犠牲にする。
【0060】動物を断首により犠牲にした後に、その脳
を迅速に取り出し、次いで−80℃に冷却した金属プレ
ート上で凍結させる。構成組織は、200mmに順に薄
切りにする。凍結させた脳は、プレートを有する冷凍ミ
クロトームを使用して、尾ー頭軸に沿って切開する。こ
の組織はパンチを用いて、2mmの内径を有する金属管
に移す。このような条件で、過剰の構成組織が分離され
る。尾ー頭軸に沿って、8個の200mm部分(尾側の
4個と頭側の4個)および8個の200mm部分(実質
的に黒質部分)を得る。この分離操作の再現性を改善す
るために、後者は、グレナー(Glenner)の比色
法(1957)により構成組織を組織化学的に観察した
後に行った。この技術の原理は、インキュベートされた
上記部分に供給される基質、トリプタミンが、カテコー
ルアミンの分解に包含される外因性モノアミンオキシダ
ーゼ(MAO)により酸化されることに基づいている。
MAOによって酸化された生成物が次いで、インキュベ
ーション浴内のテトラゾリウム塩(これは沈殿する)を
減少させる。
【0061】脳組織は、蛋白質、特に膜THを完全に溶
解させることができる、0.2%のトリトン(Trit
on)X−100を含有するリン酸塩緩衝液(5mM、
pH6)中に入れる。THの抽出は、3回の凍結/解凍
サイクル(−80℃/室温)を行い、引き続いて+4℃
で20分間、10000gで遠心処理することによって
行う。THの量は、イムノオートラジオグラフィ(im
munoautoradiography)(ドット
ブロット法)により測定する。簡単に言えば、この蛋白
質を、1%ウシ胎児血清アルブミン(BSA)により飽
和されているニトロセルロースのシート上に、1/2時
間にわたり、直接沈着させ、次いで1/3000に稀釈
されたモノクローナル抗−TH抗体溶液中で、一夜にわ
たりインキュベートする。1/1000に稀釈された放
射性( 135I)蛋白質Aの溶液中で2時間インキュベー
トすると、複合体が出現する。このニトロセルロース
を、MPフィルム上で約4−7日間さらした後に、この
フィルムを標準条件の下に現像する。沈着物のそれぞれ
に係わり得られたシグナルを、イムスター(Imsta
r)像解析計を用いて、定量分析する。THの量(TH
単位/組織で表わす)は、標準副腎THスケール(st
andard suprarenal THscal
e)から計算する。これらの結果を下記表Iに示す:
【0062】
【表1】 表I 腹腔内投与後(30mg/kg)の頭側部分セルレウス
(coeru leus)(ALC)および尾側部分セ
ルレウス(PLC)におけるTH量の測定
【0063】(1):黒質において、+14%* ns:不明確 *:p<0.05 **:p<0.01 ***:p<0.001
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 471/06 (72)発明者 リュク デミュンク フランス国オルレアン,リュ デ ラ ボ ウリ ルージュ,6 (72)発明者 ジャン − ジレ パルメンティエール フランス国イシイ レ ムーリノウ,リュ デ ラ デフェンス,25 (72)発明者 ジャン ルパニョール フランス国ショドン,リュ デ レグリ, 4 (72)発明者 ピエール レテージュ フランス国パリ,リュ デ フォンテーヌ ドゥ テンプル,5 (72)発明者 ジャン − フランソワ プジョール フランス国リヨン,リュ グレネット,16 (72)発明者 パスカル シュミット フランス国メッツ − ケリュー,リュ レオン シモン 15エイ (72)発明者 ピエール ポワチエ フランス国パリ,アブニュ デ ブレテュ イユ,14

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I)で表わされる化合物、
    ならびにそれらの可能なN−オキサイド、エナンチオマ
    ーおよびジアステレオマー、およびまた相当する場合
    に、それらの医薬として許容される酸付加塩: 【化1】 式中、 R1 、R2 、R3 およびR4 は、同一または異なってい
    てもよく、相互に独立して、 水素原子、 ハロゲン原子、 ヒドロキシ基、 直鎖状または分枝鎖状(C1 −C6 )アルキル基、この
    アルキル基は、1個または2個以上のハロゲン原子によ
    り、1個または2個以上のアミノ基により、1個または
    2個以上のニトロ基により、1個または2個以上の直鎖
    状または分枝鎖状(C1 −C6 )アルコキシ基により、
    および/あるいは1個または2個以上のフェニルまたは
    ナフチルから選ばれるアリール基(この基はそれら自体
    また、1個または2個以上のハロゲン原子、ニトロ基、
    アミノ基、(C1 −C6 )アルキル基および/または
    (C1 −C6 )アルコキシ基により置換されていてもよ
    い)により置換されていてもよい、および直鎖状または
    分枝鎖状(C1 −C6 )アルコキシ基、このアルコキシ
    基は、1個または2個以上のハロゲン原子により、1個
    または2個以上のアミノ基により、1個または2個以上
    のニトロ基により、および/あるいは1個または2個以
    上の直鎖状または分枝鎖状(C1 −C6 )アルコキシ基
    により置換されていてもよい、から選択され、あるいは
    1 、R2 、R3 およびR4 はその一組が隣接する炭素
    原子と一緒になって、メチレンジオキシまたはエチレン
    ジオキシ基を形成しており、 R6 およびR7 は、それぞれ同時に、相互にシス−配置
    をとる水素を表わすか、または一緒になって結合を表わ
    し、 R8 およびR9 は、それぞれ同時に、相互にシス−また
    はトランス−配置をとる水素を表わすか、またはR6
    よびR7 が一緒になって結合を表わす場合にはまた、一
    緒になって結合を表わし、 基: 【化2】 は下記群から選ばれる2価の基を表わし: 【化3】 Zは、酸素または硫黄から選ばれ、 R5 は、水素および直鎖状または分枝鎖状(C1
    6 )アルキル基から選ばれ、このアルキル基は、下記
    の置換基の1個または2個以上を有することができる:
    ハロゲン原子、 直鎖状または分枝鎖状(C1 −C6 )アルコキシ基、 フェニル基、このフェニル基は1個または2個以上の直
    鎖状または分枝鎖状(C1 −C6 )アルキル基、および
    /あるいは1個または2個以上の直鎖状または分枝鎖状
    (C1 −C6 )アルコキシ基により置換されていてもよ
    く、これらのアルキル基またはアルコキシ基はまた、1
    個または2個以上のフェニルあるいはナフチルから選ば
    れるアリール基(この基は非置換であるか、またはハロ
    ゲン、ニトロ、アミノ、(C1 −C6 )アルキルおよび
    /または(C1 −C6 )アルコキシ基から選ばれる1個
    または2個以上の基により置換されていてもよい)によ
    り置換されていてもよい、および/または基: 【化4】 (この基において、R10およびR11は、相互に独立し
    て、水素、直鎖状または分枝鎖状(C1 −C6 )アルキ
    ル基および直鎖状または分枝鎖状(C1 −C6 )アルコ
    キシ基から選ばれる)。
  2. 【請求項2】 10−メトキシ−2,7,14,15−
    テトラヒドロ−14−アザ−20,21−ジノルエバル
    ナメニン−15−オン、そのN−オキサイド、エナンチ
    オマーおよびジアステレオマー、ならびに医薬として許
    容される酸付加塩である、請求項1に記載の化合物。
  3. 【請求項3】 10−クロロ−2,7,14,15−テ
    トラヒドロ−14−アザ−20,21−ジノルエバルナ
    メニン−15−オン、そのN−オキサイド、エナンチオ
    マーおよびジアステレオマー、ならびに医薬として許容
    される酸付加塩である、請求項1に記載の化合物。
  4. 【請求項4】 14,15−ジヒドロ−14−アザ−2
    0,21−ジノルエバルナメニン、そのN−オキサイ
    ド、エナンチオマーおよびジアステレオマー、ならびに
    医薬として許容される酸付加塩である、請求項1に記載
    の化合物。
  5. 【請求項5】 10,11−メチレンジオキシ−2,
    7,14,15−テトラヒドロ−14−アザ−20,2
    1−ジノルエバルナメニン−15−オン、そのN−オキ
    サイド、エナンチオマーおよびジアステレオマー、なら
    びに医薬として許容される酸付加塩である、請求項1に
    記載の化合物。
  6. 【請求項6】 9−メトキシ−1a,2,3,6,7,
    7a,12a,12b−オクタヒドロ−1H,5H−ベ
    ンゾ〔5,6〕ピロリジノ〔2,1,7−ija〕キノ
    リジン−1−オン、そのN−オキサイド、エナンチオマ
    ーおよびジアステレオマー、ならびに医薬として許容さ
    れる酸付加塩である、請求項1に記載の化合物。
  7. 【請求項7】 式(I)で表わされる化合物の製造方法
    であって、 式(II): 【化5】 式中、R1 、R2 、R3 およびR4 は、請求項1に定義
    されているとおりである、で表わされる化合物を、式
    (III): 【化6】 式中、R′は直鎖状または分枝鎖状の炭素原子1−6個
    を有するアルキル基を表わし、そしてHalは、ハロゲ
    ン原子を表わす、で表わされる化合物の作用に付して、
    式(IV): 【化7】 式中、R1 、R2 、R3 、R4 およびR′は、請求項1
    に定義されているとおりである、で表わされる化合物を
    生成させ、 この式(IV)で表わされる化合物を次いで、無水溶媒
    中で、酸溶媒中の水素添加剤の作用に付すことによっ
    て、水素添加して、式(Va): 【化8】 式中、R1 、R2 、R3 、R4 およびR′は、上記定義
    のとおりである、で表わされるシス−エナンチオマーの
    混合物を生成させ、 この式(Va)で表わされる混合物を、所望により、低
    温において、無水溶媒中で、アルカリ金属水素化物を使
    用するエピ化反応に付し、式(Vb): 【化9】 式中、R1 、R2 、R3 、R4 およびR′は、上記定義
    のとおりである、で表わされるトランス−エナンチオマ
    ーの混合物を生成させることができ、 これらの式(Va)および(Vb)で表わされる化合物
    は総合して、式(V): 【化10】 式中、R1 、R2 、R3 、R4 およびR′は、上記定義
    のとおりである、で表わされる化合物の全体を構成して
    おり、 この式(V)で表わされる化合物を次いで再度、三フッ
    化酢酸溶媒中で、水素化シアノホウ素ナトリウムを用い
    る水素添加に付して、式(VI): 【化11】 式中、R1 、R2 、R3 、R4 およびR′は、上記定義
    のとおりである、で表わされる化合物を生成させ、 この式(VI)で表わされる化合物を、 イ)無水溶媒中で、還流の下に、アルカリ金属水素化物
    の作用に付して、式(Xa): 【化12】 式中、R1 、R2 、R3 およびR4 は、上記定義のとお
    りである、で表わされる化合物を生成させ、あるいは ロ)酸溶媒中で、次いでアエンの存在の下に、亜硝酸ナ
    トリウムの作用に付して、式(VII): 【化13】 式中、R1 、R2 、R3 、R4 およびR′は、上記定義
    のとおりである、で表わされるヒドラジンを生成させ、 この式(VII)で表わされるヒドラジンを次いで、ア
    ルカリ金属水素化物の作用の下に、環化して、式(VI
    II): 【化14】 式中、R1 、R2 、R3 およびR4 は、上記定義のとお
    りである、で表わされる化合物を生成させ、 この式(VIII)で表わされる化合物を次いで、所望
    により、式(IX): R′5 −Hal (IX) 式中、R′5 は、基R5 と同一の意味を有し、そしてR
    5 は水素を除いて、請求項1に定義されているとおりで
    あり、そしてHalはハロゲン原子を表わす、で表わさ
    れる化合物の作用に付し、次いで脱プロトン剤の作用に
    付して、式(Xb): 【化15】 式中、R1 、R2 、R3 、R4 およびR′5 は、上記定
    義のとおりである、で表わされる化合物を生成させ、 所望により、式(VIII)、(Xa)および(Xb)
    で表わされる化合物はいづれも、そのケトン官能基に係
    わり、還元して、相当する炭化水素を生成させることが
    でき、あるいはローソンの試薬の作用に付して、相当す
    るチオケトンに変換することができ、 これらの式(VIII)、(Xa)および(Xb)で表
    わされる化合物、ならびにそれらの可能な還元生成物ま
    たはそれらの可能なチオ同族体は総合して、式(I/
    1): 【化16】 式中、R1 、R2 、R3 およびR4 は、上記定義のとお
    りであり、そしてAは請求項1に定義されているとおり
    である、で表わされる化合物の全体を構成しており、 この式(I/1)で表わされる化合物を、温和な酸化剤
    の作用に付して、式(I/2): 【化17】 式中、R1 、R2 、R3 、R4 およびAは、上記定義の
    とおりである、で表わされる化合物を生成させ、あるい
    はこの式(I/1)で表わされる化合物を、強力な酸化
    剤の作用に付して、式(I/3): 【化18】 式中、R1 、R2 、R3 、R4 およびAは、上記定義の
    とおりである、で表わされる化合物を生成させ、 これらの式(I/1)、(I/2)および(I/3)で
    表わされる化合物は総合して、式(I)で表わされる化
    合物の全体を構成しており、 そしてこの式(I)で表わされる化合物は、必要に応じ
    て、慣用の精製技術により精製することができ、それら
    の可能なエナンチオマーおよびジアステレオマーに分離
    することができ、そして/またはそれらのN−オキサイ
    ドまたは医薬として許容される酸付加塩に変換すること
    ができる、ことからなる製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項1−6のいづれか1項に記載の化
    合物の少なくとも1種を、単独で、あるいは1種または
    2種以上の医薬上で許容される、無毒性で不活性の担体
    または助剤と組み合わせて、含有する、うつ症、不安
    症、老化に伴う記憶障害および/または退行性疾病を処
    置するための、あるいはパーキンソン病を処置するため
    の医薬組成物。
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