JPH0721623Y2 - ソイル柱列工法による山止め壁に作用する間隙水圧を測定するための間隙水圧計 - Google Patents

ソイル柱列工法による山止め壁に作用する間隙水圧を測定するための間隙水圧計

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JPH0721623Y2
JPH0721623Y2 JP7935091U JP7935091U JPH0721623Y2 JP H0721623 Y2 JPH0721623 Y2 JP H0721623Y2 JP 7935091 U JP7935091 U JP 7935091U JP 7935091 U JP7935091 U JP 7935091U JP H0721623 Y2 JPH0721623 Y2 JP H0721623Y2
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water pressure
pore water
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pore
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JPH0532432U (ja
Inventor
謙三 岡田
Original Assignee
株式会社自動制御技術研究所
株式会社日衡
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ソイル柱列工法により
地下構造物を構築する際に山止め壁に作用する間隙水圧
を測定するための間隙水圧計に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ソイル柱列工法では、地下掘削
に先立って、地下に構築する地下壁に沿って外側に直径
数10 cm のボーリング孔を、泥水を循環しながら穿孔
し、穿孔完了後穿孔機の先端からソイルセメント液を孔
底に圧入しながら穿孔機を静かに引き上げる。そして穿
孔機の引上げが完了した時点で、孔内では泥水とソイル
セメント液が置換される。このソイルセメント液の硬化
する前に、山止め壁の芯材となるH型鋼を孔の中に落と
しこむ。以上の作業を繰り返すことにより、止水を兼ね
た山止め壁が出来上がる。この柱列壁を山止め壁として
地下掘削を開始する。
【0003】地下掘削中に、山止め壁に現実に作用して
いる水圧(この業界では、土砂の微粒子の間隙に存在す
る水圧という意味で、間隙水圧と呼ばれている。以下、
間隙水圧と呼ぶ。)の値が、工事の安全管理上から必要
となることがある。また、施工中に、山止め壁に現実に
作用している間隙水圧と、設計時に仮定した間隙水圧と
の間に相違が生じているか否か、もし相違が生じている
とすると、その原因は何かなどのように将来の設計施工
への貴重な資料として、間隙水圧の値を必要とする場合
もある。
【0004】このような必要に際して、従来は図5に示
すような間隙水圧計を使用していた。この間隙水圧計は
底部のある円筒状の計器本体1を有し、この計器本体1
の底部中心には、変位信号を電気信号に変換する二次変
換器、例えば二次コイル2と鉄心3からなる差動トラン
スが取りつけられている。さらに、計器本体1の上に
は、地中の間隙水圧を受ける受感面4′を有するダイヤ
フラム4がねじにより固定され、このダイヤフラム4の
中心に鉄心3から延びるロッド3′が固着されている。
ダイヤフラム4の上には、受感面4′と接触しないよう
にゴム輪からなるパッキン5を介してポラウスメタルか
らなるフィルタ6が配置され、外部の水圧がこのフィル
タ6を通過して受感面4′に伝達される。さらに、多数
の貫通孔を有するカバー7がフィルタ6を保持するため
にダイヤフラム4または計器本体1にかたく嵌め込まれ
て固定されている。差動トランスのケーブル8の導線が
本体1から地上に導かれるが、このケーブル8は、ケー
ブル内の空隙を介して計器内部の圧力を地上の大気に解
放する役目も有する。部品の各接触面の間には、防水の
ためにゴムパッキンとして0リングが設けられている。
【0005】間隙水圧計の動作は、次のように行われ
る。地中の間隙水がカバー7の多数の孔より計器内に侵
入してフィルタ6を通過し、ダイヤフラム4の受感面
4′に間隙水圧が加わると、ロッド3′を介して差動ト
ランスの鉄心3が変位し、それにより発生した電気信号
がケーブル8を経て地上に伝達される。
【0006】しかしながら、このような間隙水圧計をソ
イル柱列内に設置するために、カバー7を取付け板9に
固定し、この取付け板9を芯材に取りつけてボーリング
孔に充満したソイルセメント液の中に入れると同時に、
間隙水圧計のフィルタの多孔質部にソイルセメント液が
浸入し、そのまま時間の経過と共に硬化し、目づまり状
態に陥り、フィルタの機能が停止し、間隙水圧計として
動作しなくなる。このため、従来はソイル柱列工法によ
る山止め壁に作用する間隙水圧を測定することは不可能
であった。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】本考案の目的は、ソイ
ル柱列工法による山止め壁に作用する間隙水圧の測定機
能をソイルセメントにより阻害されずに維持できる間隙
水圧計を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するに
は、間隙水圧による受感面の変位を検出するために計器
本体に設けられた二次変換器と、受感面の外側に配置さ
れたフィルタと、このフィルタを計器本体に保持するた
めのカバーとを備えた、ソイル柱列工法による山止め壁
に作用する間隙水圧を測定するための間隙水圧計におい
て、本考案により、前記フィルタとカバーの間に氷を装
入すればよい。
【0009】
【実施例】以下、本考案を図面に示す実施例により詳細
に説明する。
【0010】本考案による間隙水圧計を図1に示す。図
5に示した従来の間隙水圧計と同様な部品には100 をプ
ラスした参照数字を付けてある。
【0011】本考案により、ポラウスメタルからなるフ
ィルタ106 と、多数の孔を有するカバー107 との間に氷
110 が装入されている。図2 、3 および4 により後述す
るように、間隙水圧計100 を取りつけた芯材12をソイル
セメント液の充満したソイル柱列のボーリング孔11に落
としこんだときに、氷110 によりソイルセメント液から
フィルタ106 が隔離されることになる。この氷110 の厚
さは、後述するように、芯材12と計器100 がソイルセメ
ント液の中に落としこまれてからジャッキ13により確実
にボーリング孔11の壁に押しつけられるまでの時間を考
慮して、40〜50mm 前後を選択するのが好ましい。
【0012】図2 、図3 および図4 に、本考案による間
隙水圧計を用いて実際にソイル柱列工法による山止め壁
の間隙水圧を測定するときの現場の設置状態を示す。
【0013】ソイル柱列工法において、山止め壁を設け
るために穿孔されてソイルセメント液が充満しているボ
ーリング孔11に間隙水圧計100 を次のようにして設け
る。間隙水圧計を取りつけるために、二本のH型鋼(I
ビーム)を並列に溶接することにより芯材12を準備し、
この芯材のフランジ面にジャッキ13のシリンダを垂直に
貫通するように取りつけ、このジャッキ13の両端のロッ
ドにそれぞれ円弧状断面の計器取付け板9 、9 ′を固定
する。さらに、これらの計器取付け板9 、9 ′が回転し
ないようにするために、芯材12のフランジ面を垂直に貫
通する回転防止棒14を計器取付け板9 に固定する。本考
案による間隙水圧計100 を、ジャッキ13の下の位置に設
けた計器取付け板9 の孔に間隙水圧計のカバー107 の外
周面が嵌まるように取りつける( 図1 参照) 。
【0014】このようにして間隙水圧計100 を取りつけ
た芯材12をボーリング孔11の中に落としこんだ後、直ち
にジャッキ13を用いて計器取付け板9 、9 ′を、従って
間隙水圧計のカバー107 をボーリング孔11の壁面に押し
つける。その後、時間の経過と共に氷は融けるが、ボー
リング孔11の中のソイルセメント液もそのまま硬化し、
フィルタ106 とソイルセメントの間には氷の融けた水が
残留しているので、フィルタ106 が目づまりしないよう
に保護される。
【0015】
【考案の効果】本考案では、フィルタとカバーの間に氷
を装入して、ボーリング孔内のソイルセメント液からフ
ィルタを隔離する構造にしたので、時間の経過と共に氷
が融けたときにはソイルセメント液もそのまま硬化して
おり、フィルタとソイルセメントの間には氷の融けた水
が残留し、その結果フィルタが目づまりしないように保
護される。従って、本考案による間隙水圧計は、正常な
測定機能を損なうことなく、ソイル柱列工法により穿孔
されたボーリング孔壁に設置できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による間隙水圧計の断面図である。
【図2】図3の線II-II に沿って切断した断面図で、芯
材に本考案による間隙水圧計を取りつけてソイル柱列の
ボーリング孔に設置した状態を示す平面図である。
【図3】図2の矢印III の方向より見た図である。
【図4】図2の矢印IVの方向より見た図である。
【図5】従来の間隙水圧計の断面図である。
【符号の説明】
101 計器本体 102,103 二次変換器 104 ′ 受感面 106 フィルタ 107 カバー 110 氷

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間隙水圧による受感面の変位を検出する
    ために計器本体に設けられた、変位信号を電気信号に変
    換する二次変換器と、受感面の外側に配置されたフィル
    タと、このフィルタを計器本体に保持するためのカバー
    とを備えた、ソイル柱列工法による山止め壁に作用する
    間隙水圧を測定するための間隙水圧計において、前記フ
    ィルタとカバーの間に氷を装入したことを特徴とする間
    隙水圧計。
JP7935091U 1991-10-01 1991-10-01 ソイル柱列工法による山止め壁に作用する間隙水圧を測定するための間隙水圧計 Expired - Lifetime JPH0721623Y2 (ja)

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JP7935091U JPH0721623Y2 (ja) 1991-10-01 1991-10-01 ソイル柱列工法による山止め壁に作用する間隙水圧を測定するための間隙水圧計

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0532432U JPH0532432U (ja) 1993-04-27
JPH0721623Y2 true JPH0721623Y2 (ja) 1995-05-17

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