JPH07217415A - 内燃機関のシリンダヘッド - Google Patents
内燃機関のシリンダヘッドInfo
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- JPH07217415A JPH07217415A JP1063694A JP1063694A JPH07217415A JP H07217415 A JPH07217415 A JP H07217415A JP 1063694 A JP1063694 A JP 1063694A JP 1063694 A JP1063694 A JP 1063694A JP H07217415 A JPH07217415 A JP H07217415A
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- cylinder head
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 付随的な問題を発生することなく高温時にバ
ルブのフェースとバルブシートの接触面積が縮小、偏在
しない内燃機関のシリンダヘッドの提供。 【構成】 (1)ポートに嵌合されるバルブシートリン
グを有する内燃機関のシリンダヘッドにおいて、シリン
ダヘッドの燃焼室の最も温度が高い部分とバルブの中心
を挟んで反対側の部分にのみバルブシートリングとポー
トの間に隙間を設けるか、締め代を小さくする。(2)
ポート出口部を直接加工してバルブシートを形成する内
燃機関のシリンダヘッドにおいて、機関作動時にバルブ
シートが略バルブと同形状になる様にポートを加工す
る、あるいはさらにバルブ軸線のずれに合う様にオフセ
ットさせて加工する。
ルブのフェースとバルブシートの接触面積が縮小、偏在
しない内燃機関のシリンダヘッドの提供。 【構成】 (1)ポートに嵌合されるバルブシートリン
グを有する内燃機関のシリンダヘッドにおいて、シリン
ダヘッドの燃焼室の最も温度が高い部分とバルブの中心
を挟んで反対側の部分にのみバルブシートリングとポー
トの間に隙間を設けるか、締め代を小さくする。(2)
ポート出口部を直接加工してバルブシートを形成する内
燃機関のシリンダヘッドにおいて、機関作動時にバルブ
シートが略バルブと同形状になる様にポートを加工す
る、あるいはさらにバルブ軸線のずれに合う様にオフセ
ットさせて加工する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関のシリンダヘッ
ド、特にバルブシート部分の構造に関する。
ド、特にバルブシート部分の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図17に示される様に、シリンダ
ヘッドは、冷間時にバルブシートが真円である様に加工
されており、この様に加工されたシリンダヘッドでは、
機関運転時に、同図においてハッチングで示される点火
栓近傍、あるいは燃焼室中央部が最も温度が高くなり、
その部分を中心に熱膨張するが、燃焼室の外周部は比較
的冷却も良くおこなわれ燃焼室中央部に比べると温度が
低く、高温の燃焼室中央部の熱膨張を押さえ込むことに
よって、ポートの燃焼室への出口部の周囲に配設され剛
性の低いバルブシートが熱膨張によって押しつぶされて
楕円形状に変形し(図18参照)、一方、バルブには不
均一な力が作用しないため高温時でも真円を保っている
ために、バルブのフェースは押しつぶされた楕円状のバ
ルブシートの短径上の周縁部付近でのみ着座しその部分
の磨耗が進行し、さらに、ノックやプレイグニッション
が発生すると前記の変形が増大し、バルブシートとバル
ブのフェースの間に出来た隙間から燃焼ガスが吹き抜け
バルブやバルブシートの溶損に至ることもあるという問
題があった。そこで、上記の様な問題を解決するために
色々な方法が提案され、例えば実開平1−114906
号公報に開示されたものがある。同公報によれば、ポー
トの変形が最大になる点火栓に近い側におけるポートと
バルブシートリングの間に隙間を設けている。
ヘッドは、冷間時にバルブシートが真円である様に加工
されており、この様に加工されたシリンダヘッドでは、
機関運転時に、同図においてハッチングで示される点火
栓近傍、あるいは燃焼室中央部が最も温度が高くなり、
その部分を中心に熱膨張するが、燃焼室の外周部は比較
的冷却も良くおこなわれ燃焼室中央部に比べると温度が
低く、高温の燃焼室中央部の熱膨張を押さえ込むことに
よって、ポートの燃焼室への出口部の周囲に配設され剛
性の低いバルブシートが熱膨張によって押しつぶされて
楕円形状に変形し(図18参照)、一方、バルブには不
均一な力が作用しないため高温時でも真円を保っている
ために、バルブのフェースは押しつぶされた楕円状のバ
ルブシートの短径上の周縁部付近でのみ着座しその部分
の磨耗が進行し、さらに、ノックやプレイグニッション
が発生すると前記の変形が増大し、バルブシートとバル
ブのフェースの間に出来た隙間から燃焼ガスが吹き抜け
バルブやバルブシートの溶損に至ることもあるという問
題があった。そこで、上記の様な問題を解決するために
色々な方法が提案され、例えば実開平1−114906
号公報に開示されたものがある。同公報によれば、ポー
トの変形が最大になる点火栓に近い側におけるポートと
バルブシートリングの間に隙間を設けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公報によれば高温
時、熱膨張がポートとバルブシートリングの間に設けら
れた隙間によって吸収されバルブシートリングとバルブ
のフェースの接触が平均化されバルブまたはバルブシー
トリングの偏磨耗が防止される。ところが、点火栓に近
い部分は燃焼室内でも最も温度が高くなる所であって、
上記公報の様に、点火栓に近い側のポートとバルブシー
トリングの間に隙間を設けると、熱膨張してその間隙が
解消されるまでの間、その部分はポートとバルブシート
リングの間が断熱され、また熱膨張によってこの間隙が
解消されたとしても、密着度は低くバルブシートリング
からポートへの熱伝導が抑制され、常にバルブシートリ
ングに熱がこもりやすくなりバルブシートリングの耐久
性が低下するという付随的な問題が発生する恐れがあ
る。本発明は上記問題に鑑み、付随的な問題を発生する
ことなく高温時にバルブのフェースとバルブシートの接
触面積が縮小、偏在しない様な内燃機関のシリンダヘッ
ドを提供することを目的とする。
時、熱膨張がポートとバルブシートリングの間に設けら
れた隙間によって吸収されバルブシートリングとバルブ
のフェースの接触が平均化されバルブまたはバルブシー
トリングの偏磨耗が防止される。ところが、点火栓に近
い部分は燃焼室内でも最も温度が高くなる所であって、
上記公報の様に、点火栓に近い側のポートとバルブシー
トリングの間に隙間を設けると、熱膨張してその間隙が
解消されるまでの間、その部分はポートとバルブシート
リングの間が断熱され、また熱膨張によってこの間隙が
解消されたとしても、密着度は低くバルブシートリング
からポートへの熱伝導が抑制され、常にバルブシートリ
ングに熱がこもりやすくなりバルブシートリングの耐久
性が低下するという付随的な問題が発生する恐れがあ
る。本発明は上記問題に鑑み、付随的な問題を発生する
ことなく高温時にバルブのフェースとバルブシートの接
触面積が縮小、偏在しない様な内燃機関のシリンダヘッ
ドを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1によれ
ば、吸気ポートと排気ポートとそれらの燃焼室側の出口
部に嵌合されるバルブシートリングとを有する内燃機関
のシリンダヘッドにおいて、シリンダヘッドの燃焼室の
最も温度が高くなる部分とバルブシートリングの中心を
挟んで反対側の部分にのみバルブシートリングとポート
の間に隙間を設けたことを特徴とするシリンダヘッドが
提供される。本発明の請求項2によれば、吸気ポートと
排気ポートとそれらの燃焼室側の出口部に嵌合されるバ
ルブシートリングとを有する内燃機関のシリンダヘッド
において、シリンダヘッドの燃焼室の最も温度が高くな
る部分とバルブシートリングの中心を挟んで反対側の部
分のみバルブシートリングとポートの嵌め合いの締め代
を小さくしたことを特徴とするシリンダヘッドが提供さ
れる。本発明の請求項3によれば、吸気ポートと排気ポ
ートの燃焼室側の出口部に直接バルブシートを形成した
内燃機関のシリンダヘッドにおいて、各ポート出口部を
機関冷間時にシリンダヘッドの燃焼室の最も温度が高く
なる部分とバルブの中心を通る線上に長軸を有する楕円
に形成したことを特徴とするシリンダヘッドが提供され
る。本発明の請求項4によれば、吸気ポートと排気ポー
トの燃焼室側の出口部に直接バルブシートを形成した内
燃機関のシリンダヘッドにおいて、各ポート出口部を機
関冷間時にシリンダヘッドの燃焼室の最も温度が高くな
る部分とバルブの中心を通る線上に長軸を有する楕円に
形成し、さらに、シリンダヘッド片側に排気ポートを備
え、排気ポート出口部中心を機関冷間時に排気バルブ軸
線に対して、排気ポート側にオフセットして設けたこと
を特徴とするシリンダヘッドが提供される。
ば、吸気ポートと排気ポートとそれらの燃焼室側の出口
部に嵌合されるバルブシートリングとを有する内燃機関
のシリンダヘッドにおいて、シリンダヘッドの燃焼室の
最も温度が高くなる部分とバルブシートリングの中心を
挟んで反対側の部分にのみバルブシートリングとポート
の間に隙間を設けたことを特徴とするシリンダヘッドが
提供される。本発明の請求項2によれば、吸気ポートと
排気ポートとそれらの燃焼室側の出口部に嵌合されるバ
ルブシートリングとを有する内燃機関のシリンダヘッド
において、シリンダヘッドの燃焼室の最も温度が高くな
る部分とバルブシートリングの中心を挟んで反対側の部
分のみバルブシートリングとポートの嵌め合いの締め代
を小さくしたことを特徴とするシリンダヘッドが提供さ
れる。本発明の請求項3によれば、吸気ポートと排気ポ
ートの燃焼室側の出口部に直接バルブシートを形成した
内燃機関のシリンダヘッドにおいて、各ポート出口部を
機関冷間時にシリンダヘッドの燃焼室の最も温度が高く
なる部分とバルブの中心を通る線上に長軸を有する楕円
に形成したことを特徴とするシリンダヘッドが提供され
る。本発明の請求項4によれば、吸気ポートと排気ポー
トの燃焼室側の出口部に直接バルブシートを形成した内
燃機関のシリンダヘッドにおいて、各ポート出口部を機
関冷間時にシリンダヘッドの燃焼室の最も温度が高くな
る部分とバルブの中心を通る線上に長軸を有する楕円に
形成し、さらに、シリンダヘッド片側に排気ポートを備
え、排気ポート出口部中心を機関冷間時に排気バルブ軸
線に対して、排気ポート側にオフセットして設けたこと
を特徴とするシリンダヘッドが提供される。
【0005】
【作用】請求項1では、吸気ポートと排気ポートとそれ
らの燃焼室側の出口部に嵌合されるバルブシートリング
とを有する内燃機関のシリンダヘッドにおいて、シリン
ダヘッドの燃焼室の最も温度が高くなる部分とバルブシ
ートリングの中心を挟んで反対側の部分にのみバルブシ
ートリングとポートの間に隙間を設けたことにより、シ
リンダヘッドの燃焼室の熱膨張によってバルブシートリ
ングに掛かる力が分散され、バルブシートリングとバル
ブのフェースの接触が平均化される。請求項2では、吸
気ポートと排気ポートとそれらの燃焼室側の出口部に嵌
合されるバルブシートリングとを有する内燃機関のシリ
ンダヘッドにおいて、シリンダヘッドの燃焼室の最も温
度が高くなる部分とバルブシートリングの中心を挟んで
反対側の部分のみバルブシートリングとポートの嵌め合
いの締め代を小さくしたことにより、シリンダヘッドの
燃焼室の熱膨張によってバルブシートリングに掛かる力
が分散され、バルブシートリングとバルブのフェースの
接触が平均化される。請求項3では、吸気ポートと排気
ポートの燃焼室側の出口部に直接バルブシートを形成し
た内燃機関のシリンダヘッドにおいて、各ポート出口部
を機関冷間時にシリンダヘッドの燃焼室の最も温度が高
くなる部分とバルブの中心を通る線上に長軸を有する楕
円に形成したことにより、熱膨張した時に真円度が増し
バルブシートとバルブのフェースの接触が平均化され
る。請求項4では、吸気ポートと排気ポートの燃焼室側
の出口部に直接バルブシートを形成した内燃機関のシリ
ンダヘッドにおいて、各ポート出口部を機関冷間時にシ
リンダヘッドの燃焼室の最も温度が高くなる部分とバル
ブの中心を通る線上に長軸を有する楕円に形成し、さら
に、シリンダヘッド片側に排気ポートを備え、排気ポー
ト出口部中心を機関冷間時に排気バルブ軸線に対して、
排気ポート側にオフセットして設けたことにより、熱膨
張した時に真円度が増すと共にバルブとバルブシートの
中心が一致し、バルブシートとバルブのフェースの接触
が平均化される。
らの燃焼室側の出口部に嵌合されるバルブシートリング
とを有する内燃機関のシリンダヘッドにおいて、シリン
ダヘッドの燃焼室の最も温度が高くなる部分とバルブシ
ートリングの中心を挟んで反対側の部分にのみバルブシ
ートリングとポートの間に隙間を設けたことにより、シ
リンダヘッドの燃焼室の熱膨張によってバルブシートリ
ングに掛かる力が分散され、バルブシートリングとバル
ブのフェースの接触が平均化される。請求項2では、吸
気ポートと排気ポートとそれらの燃焼室側の出口部に嵌
合されるバルブシートリングとを有する内燃機関のシリ
ンダヘッドにおいて、シリンダヘッドの燃焼室の最も温
度が高くなる部分とバルブシートリングの中心を挟んで
反対側の部分のみバルブシートリングとポートの嵌め合
いの締め代を小さくしたことにより、シリンダヘッドの
燃焼室の熱膨張によってバルブシートリングに掛かる力
が分散され、バルブシートリングとバルブのフェースの
接触が平均化される。請求項3では、吸気ポートと排気
ポートの燃焼室側の出口部に直接バルブシートを形成し
た内燃機関のシリンダヘッドにおいて、各ポート出口部
を機関冷間時にシリンダヘッドの燃焼室の最も温度が高
くなる部分とバルブの中心を通る線上に長軸を有する楕
円に形成したことにより、熱膨張した時に真円度が増し
バルブシートとバルブのフェースの接触が平均化され
る。請求項4では、吸気ポートと排気ポートの燃焼室側
の出口部に直接バルブシートを形成した内燃機関のシリ
ンダヘッドにおいて、各ポート出口部を機関冷間時にシ
リンダヘッドの燃焼室の最も温度が高くなる部分とバル
ブの中心を通る線上に長軸を有する楕円に形成し、さら
に、シリンダヘッド片側に排気ポートを備え、排気ポー
ト出口部中心を機関冷間時に排気バルブ軸線に対して、
排気ポート側にオフセットして設けたことにより、熱膨
張した時に真円度が増すと共にバルブとバルブシートの
中心が一致し、バルブシートとバルブのフェースの接触
が平均化される。
【0006】
【実施例】以下添付図面を用いて本発明の実施例を説明
する。図1は、本発明の請求項1に対応する第1の実施
例の燃焼室部分の詳細を燃焼室側から見た図であって、
バルブおよび点火栓は装着されていない状態を示してい
る。1はシリンダヘッドであって、2は吸気ポートの燃
焼室への出口、3は排気ポートの燃焼室への出口であ
り、4は点火栓取り付け穴である。5は吸気ポートの燃
焼室への出口2に嵌合されたバルブシートリング、6は
排気ポートの燃焼室への出口3に嵌合されたバルブシー
トリングである。7の●印で示されるのはこの燃焼室で
最も高温になる点である。8はバルブシートリング5
と、バルブシートリング5が嵌合されている吸気ポート
の燃焼室への出口2の部分のシリンダヘッドの壁面との
間に設けられた隙間であって、シリンダヘッドの壁面の
方を削って形成されている。同じく、9はバルブシート
リング6と、バルブシートリング6が嵌合されている排
気ポートの燃焼室への出口3の部分のシリンダヘッドの
壁面との間に設けられた隙間であって、シリンダヘッド
の壁面の方を削って形成されている。隙間8、9はそれ
ぞれ各バルブシートリング5、6の点7から最も遠い部
分の側に対応する様に形成されており、本実施例では、
各バルブシートリング5、6の中心5c,6cを中心と
して、点7とは反対側に120度の角度範囲で形成され
ている。
する。図1は、本発明の請求項1に対応する第1の実施
例の燃焼室部分の詳細を燃焼室側から見た図であって、
バルブおよび点火栓は装着されていない状態を示してい
る。1はシリンダヘッドであって、2は吸気ポートの燃
焼室への出口、3は排気ポートの燃焼室への出口であ
り、4は点火栓取り付け穴である。5は吸気ポートの燃
焼室への出口2に嵌合されたバルブシートリング、6は
排気ポートの燃焼室への出口3に嵌合されたバルブシー
トリングである。7の●印で示されるのはこの燃焼室で
最も高温になる点である。8はバルブシートリング5
と、バルブシートリング5が嵌合されている吸気ポート
の燃焼室への出口2の部分のシリンダヘッドの壁面との
間に設けられた隙間であって、シリンダヘッドの壁面の
方を削って形成されている。同じく、9はバルブシート
リング6と、バルブシートリング6が嵌合されている排
気ポートの燃焼室への出口3の部分のシリンダヘッドの
壁面との間に設けられた隙間であって、シリンダヘッド
の壁面の方を削って形成されている。隙間8、9はそれ
ぞれ各バルブシートリング5、6の点7から最も遠い部
分の側に対応する様に形成されており、本実施例では、
各バルブシートリング5、6の中心5c,6cを中心と
して、点7とは反対側に120度の角度範囲で形成され
ている。
【0007】次に、図2に第1の実施例の変形例を示す
が、第1の実施例と同様に本発明の請求項1に対応する
ものである。図2において、8’はバルブシートリング
5と、バルブシートリング5が嵌合されている吸気ポー
トの燃焼室への出口2の部分のシリンダヘッドの壁面と
の間に設けられた隙間であるが、図1に示した第1の実
施例の場合とは逆にバルブシートリング5の背面を削っ
て形成されている。同じく、9’はバルブシートリング
6と、バルブシートリング6が嵌合されている排気ポー
トの燃焼室への出口3の部分のシリンダヘッドの壁面と
の間に設けられた隙間であって、バルブシートリング5
の背面を削って形成されている。隙間8’、9’は、第
1の実施例と同様に、それぞれ各バルブシートリング
5、6の点7から最も遠い部分の側に、各バルブシート
リング5、6の中心5c,6cを中心として、点7とは
反対側に120度の角度範囲で形成されている。なお、
隙間8’、9’は、実際には、数十μmの大きさである
のでバルブシートリングのどの部分に設けられているか
を肉眼で判別することは難しく、製造時の誤組付けを防
止するために、バルブシートリング5、6の内周の、後
で加工除去する部分に、溝、突起10(図3参照)ある
いはブリッジ11(図4参照)を設けておくことが好ま
しい。
が、第1の実施例と同様に本発明の請求項1に対応する
ものである。図2において、8’はバルブシートリング
5と、バルブシートリング5が嵌合されている吸気ポー
トの燃焼室への出口2の部分のシリンダヘッドの壁面と
の間に設けられた隙間であるが、図1に示した第1の実
施例の場合とは逆にバルブシートリング5の背面を削っ
て形成されている。同じく、9’はバルブシートリング
6と、バルブシートリング6が嵌合されている排気ポー
トの燃焼室への出口3の部分のシリンダヘッドの壁面と
の間に設けられた隙間であって、バルブシートリング5
の背面を削って形成されている。隙間8’、9’は、第
1の実施例と同様に、それぞれ各バルブシートリング
5、6の点7から最も遠い部分の側に、各バルブシート
リング5、6の中心5c,6cを中心として、点7とは
反対側に120度の角度範囲で形成されている。なお、
隙間8’、9’は、実際には、数十μmの大きさである
のでバルブシートリングのどの部分に設けられているか
を肉眼で判別することは難しく、製造時の誤組付けを防
止するために、バルブシートリング5、6の内周の、後
で加工除去する部分に、溝、突起10(図3参照)ある
いはブリッジ11(図4参照)を設けておくことが好ま
しい。
【0008】次に、図5に請求項2に対応する第2の実
施例を示すが、図5において、8-、9- は、バルブシ
ートリングとポートの嵌め合いの締め代を小さくした部
分、であって、第1の実施例、およびその変形例と同様
に、それぞれ各バルブシートリング5、6の点7から最
も遠い部分の側に、各バルブシートリング5、6の中心
5c,6cを中心として、点7とは反対側に120度の
角度範囲で設定されている。なお、上記の様に、嵌め合
いの締め代を小さくした部分を、バルブシートリング
5、6の方を加工することによって設定する場合は、前
述の第1の実施例の変形例の場合と同様に、バルブシー
トリングのどの部分に設定されているかを肉眼で判別す
ることは難しく、製造時の誤組付けを防止するために、
バルブシートリング5、6の内周の、後で加工除去する
部分に、溝、突起10(図3参照)あるいはブリッジ1
1(図4参照)を設けておくことが好ましい。
施例を示すが、図5において、8-、9- は、バルブシ
ートリングとポートの嵌め合いの締め代を小さくした部
分、であって、第1の実施例、およびその変形例と同様
に、それぞれ各バルブシートリング5、6の点7から最
も遠い部分の側に、各バルブシートリング5、6の中心
5c,6cを中心として、点7とは反対側に120度の
角度範囲で設定されている。なお、上記の様に、嵌め合
いの締め代を小さくした部分を、バルブシートリング
5、6の方を加工することによって設定する場合は、前
述の第1の実施例の変形例の場合と同様に、バルブシー
トリングのどの部分に設定されているかを肉眼で判別す
ることは難しく、製造時の誤組付けを防止するために、
バルブシートリング5、6の内周の、後で加工除去する
部分に、溝、突起10(図3参照)あるいはブリッジ1
1(図4参照)を設けておくことが好ましい。
【0009】次に、上記の第1、第2の実施例、およ
び、それらの変形例の様に構成されたシリンダヘッドに
おける作用について説明する。高温になると点7から各
バルブシートリング5、6の中心5c,6cに向かって
シリンダヘッドの熱膨張が起こり、また逆にシリンダヘ
ッドの方は熱膨張を抑え様とするので各バルブシートリ
ング5、6の点7に最も近い点5h、6hと、前記隙間
8、9、あるいは8’、9’、あるいは締め代を小さく
した部分8- 、9- の端部と接している5e、5fおよ
び6e、6fにおいて高い荷重を受ける(図1、2、5
中の矢印の方向)。図6は、上述の様な荷重を受けて変
形したバルブシートリングの様子を、吸気バルブ用のバ
ルブシートリング5について現したものであるが、排気
バルブ用のバルブシートリング6も同じである。図6に
おいて、実線で示したのが上記の本発明の第1、第2の
実施例、および、それらの変形例による場合であって、
破線で示されるのは、その様な対策がなされていない従
来技術の場合である。図6に示される様に、本発明の第
1、第2の実施例、および、それらの変形例では、バル
ブシートリング5の、前記隙間8、あるいは8’、ある
いは締め代を小さくした部分8- が設けられた5eと5
fの間の部分で外側に突き出る様に変形し、それにとも
ない5eと5h、5fと5hの間の部分は従来技術に比
べて、外側への突き出しが減少し、従来の変形が楕円形
であったのに対し、おむすび形に変形する。したがっ
て、真円を維持しているバルブとは3ヶ所で接触する。
一方、特に前記の様に隙間を設けていない場合にはバル
ブシートリングは楕円形につぶれ、真円を維持している
バルブのフェースとは2ヶ所で接触するのみである、し
たがって、本実施例の場合の方がバルブシートリングと
バルブのフェースの接触が平均化される。また、バルブ
シートリングとシリンダヘッドとの間の隙間を高温にな
る側には設けていないのでバルブシートリングの熱が逃
げにくくなってバルブシートリングの耐久性が損なわれ
ることもない。
び、それらの変形例の様に構成されたシリンダヘッドに
おける作用について説明する。高温になると点7から各
バルブシートリング5、6の中心5c,6cに向かって
シリンダヘッドの熱膨張が起こり、また逆にシリンダヘ
ッドの方は熱膨張を抑え様とするので各バルブシートリ
ング5、6の点7に最も近い点5h、6hと、前記隙間
8、9、あるいは8’、9’、あるいは締め代を小さく
した部分8- 、9- の端部と接している5e、5fおよ
び6e、6fにおいて高い荷重を受ける(図1、2、5
中の矢印の方向)。図6は、上述の様な荷重を受けて変
形したバルブシートリングの様子を、吸気バルブ用のバ
ルブシートリング5について現したものであるが、排気
バルブ用のバルブシートリング6も同じである。図6に
おいて、実線で示したのが上記の本発明の第1、第2の
実施例、および、それらの変形例による場合であって、
破線で示されるのは、その様な対策がなされていない従
来技術の場合である。図6に示される様に、本発明の第
1、第2の実施例、および、それらの変形例では、バル
ブシートリング5の、前記隙間8、あるいは8’、ある
いは締め代を小さくした部分8- が設けられた5eと5
fの間の部分で外側に突き出る様に変形し、それにとも
ない5eと5h、5fと5hの間の部分は従来技術に比
べて、外側への突き出しが減少し、従来の変形が楕円形
であったのに対し、おむすび形に変形する。したがっ
て、真円を維持しているバルブとは3ヶ所で接触する。
一方、特に前記の様に隙間を設けていない場合にはバル
ブシートリングは楕円形につぶれ、真円を維持している
バルブのフェースとは2ヶ所で接触するのみである、し
たがって、本実施例の場合の方がバルブシートリングと
バルブのフェースの接触が平均化される。また、バルブ
シートリングとシリンダヘッドとの間の隙間を高温にな
る側には設けていないのでバルブシートリングの熱が逃
げにくくなってバルブシートリングの耐久性が損なわれ
ることもない。
【0010】また、上記第1の実施例、その変形例、第
2の実施例の様にバルブシートリングとシリンダヘッド
との間の隙間、あるいは締め代を小さくした部分を最も
温度が高くなる点から最も遠い部分に設けると共に、バ
ルブシートリングの当たり面を前記の変形方向と逆の方
向に加工しておくことは偏磨耗を抑制し、バルブシート
リングとバルブのフェースの接触を平均化する上で好ま
しい。図7は、前述の第2の実施例に対して、さらに上
記の様にバルブシートリングの当たり面を前記の変形方
向と逆の方向に加工した場合を示したものであって、矢
印で示される高い荷重を受ける方向に向けてバルブシー
トリングの当たり面をずらして形成してある。なお、こ
の様にバルブシートリングの当たり面をずらして形成す
るには、実際の運転時に温度が高くなる部位を高周波加
熱等により加熱したり(図8参照)、点火栓の穴にヒー
タを挿入して加熱して排気バルブ側を主に加熱して(図
9参照)、運転時の変形状態と同じ様にしておいてバル
ブシートリングの当たり面を加工するのが比較的簡単で
ある。
2の実施例の様にバルブシートリングとシリンダヘッド
との間の隙間、あるいは締め代を小さくした部分を最も
温度が高くなる点から最も遠い部分に設けると共に、バ
ルブシートリングの当たり面を前記の変形方向と逆の方
向に加工しておくことは偏磨耗を抑制し、バルブシート
リングとバルブのフェースの接触を平均化する上で好ま
しい。図7は、前述の第2の実施例に対して、さらに上
記の様にバルブシートリングの当たり面を前記の変形方
向と逆の方向に加工した場合を示したものであって、矢
印で示される高い荷重を受ける方向に向けてバルブシー
トリングの当たり面をずらして形成してある。なお、こ
の様にバルブシートリングの当たり面をずらして形成す
るには、実際の運転時に温度が高くなる部位を高周波加
熱等により加熱したり(図8参照)、点火栓の穴にヒー
タを挿入して加熱して排気バルブ側を主に加熱して(図
9参照)、運転時の変形状態と同じ様にしておいてバル
ブシートリングの当たり面を加工するのが比較的簡単で
ある。
【0011】また、上記第1、第2の実施例の様にバル
ブシートリングとシリンダヘッドとの間の隙間を最も温
度が高くなる点から最も遠い部分に設けると共に、排気
バルブのバルブシートリングの当たり面加工位置をバル
ブガイド中心に対して排気側中央部方向へオフセットす
ることもバルブシートリングの偏磨耗を防止する上で好
ましい。図10は第1の実施例にさらにこの様な当たり
面加工位置のオフセットを施した場合を示したものであ
る。これは シリンダヘッドにおいて、温度上昇の著し
いのは燃焼室中央部と排気ポート部であり、シリンダヘ
ッドの排気側が他に比べて大きく熱膨張し排気側のアッ
パーデッキが持ち上げられ、排気バルブのバルブガイド
軸線がバルブシートリングの中心に対してずれる(図1
1参照)のを予めオフセットさせて配設することによっ
て防止しようとするものである。
ブシートリングとシリンダヘッドとの間の隙間を最も温
度が高くなる点から最も遠い部分に設けると共に、排気
バルブのバルブシートリングの当たり面加工位置をバル
ブガイド中心に対して排気側中央部方向へオフセットす
ることもバルブシートリングの偏磨耗を防止する上で好
ましい。図10は第1の実施例にさらにこの様な当たり
面加工位置のオフセットを施した場合を示したものであ
る。これは シリンダヘッドにおいて、温度上昇の著し
いのは燃焼室中央部と排気ポート部であり、シリンダヘ
ッドの排気側が他に比べて大きく熱膨張し排気側のアッ
パーデッキが持ち上げられ、排気バルブのバルブガイド
軸線がバルブシートリングの中心に対してずれる(図1
1参照)のを予めオフセットさせて配設することによっ
て防止しようとするものである。
【0012】次に、図12に本発明の請求項3に対応す
る第3の実施例を示す。本第3の実施例は、第1、第2
の実施例の様に別体のバルブシートリングを嵌合して、
そのバルブシートリングに当たり面を加工するのではな
くて、吸気ポート、排気ポートの燃焼室側の出口部分の
壁面を直接加工してバルブシートを形成する構造のもの
である。図12において、15は吸気ポート出口のシリ
ンダヘッド壁面を加工して形成されたバルブシート、1
6は排気ポート出口のシリンダヘッド壁面を加工して形
成されたバルブシートであって、それぞれ最も温度が高
くなる点7と各ポート出口の中心15c,16cを結ぶ
線の方向を長軸とする楕円状に形成されている。
る第3の実施例を示す。本第3の実施例は、第1、第2
の実施例の様に別体のバルブシートリングを嵌合して、
そのバルブシートリングに当たり面を加工するのではな
くて、吸気ポート、排気ポートの燃焼室側の出口部分の
壁面を直接加工してバルブシートを形成する構造のもの
である。図12において、15は吸気ポート出口のシリ
ンダヘッド壁面を加工して形成されたバルブシート、1
6は排気ポート出口のシリンダヘッド壁面を加工して形
成されたバルブシートであって、それぞれ最も温度が高
くなる点7と各ポート出口の中心15c,16cを結ぶ
線の方向を長軸とする楕円状に形成されている。
【0013】上記第3の実施例の様に構成されたシリン
ダヘッドにおいては、高温になると点7からバルブシー
ト15、16の中心15c,16cに向かってシリンダ
ヘッドの熱膨張が起こり、また逆にシリンダヘッドの外
周部は熱膨張を抑え様とするので各バルブシート15、
16の点7に最も近い点15h、16hと、点7に最も
遠い点15f、16fにおいて高い荷重を受け(図12
中の矢印の方向)、それぞれ点7に最も近い点15h、
16hが点7に最も遠い点15f、16fに近づく様に
変形する。ここで、各バルブシートはもともと、その変
形の方向を長軸とする楕円形とされているので、前記の
様な力を受けて変形すると真円に近づきバルブと接触す
る面積は増大し、平均化され偏磨耗が抑制される。
ダヘッドにおいては、高温になると点7からバルブシー
ト15、16の中心15c,16cに向かってシリンダ
ヘッドの熱膨張が起こり、また逆にシリンダヘッドの外
周部は熱膨張を抑え様とするので各バルブシート15、
16の点7に最も近い点15h、16hと、点7に最も
遠い点15f、16fにおいて高い荷重を受け(図12
中の矢印の方向)、それぞれ点7に最も近い点15h、
16hが点7に最も遠い点15f、16fに近づく様に
変形する。ここで、各バルブシートはもともと、その変
形の方向を長軸とする楕円形とされているので、前記の
様な力を受けて変形すると真円に近づきバルブと接触す
る面積は増大し、平均化され偏磨耗が抑制される。
【0014】次に、図13に本発明の請求項4に対応す
る第4の実施例を示す。本第4の実施例は、前記第3の
実施例の様にされたバルブシートを有するシリンダヘッ
ドにおいて、さらに、図10に示した様に排気バルブ用
のバルブシートの当たり面加工位置をバルブガイド中心
に対して排気側中央部方向へオフセットさせたものであ
る。その作用と効果は図10に示したものと同じなので
省略する。
る第4の実施例を示す。本第4の実施例は、前記第3の
実施例の様にされたバルブシートを有するシリンダヘッ
ドにおいて、さらに、図10に示した様に排気バルブ用
のバルブシートの当たり面加工位置をバルブガイド中心
に対して排気側中央部方向へオフセットさせたものであ
る。その作用と効果は図10に示したものと同じなので
省略する。
【0015】なお、第3実施例、第4実施例の様に、吸
気ポート、排気ポートの燃焼室側の出口部分の壁面を直
接加工してバルブシートを形成する構造のものにおいて
は、さらに、バルブシートリングを嵌合するための凹部
をシリンダヘッドに加工するための加工代を設ける必要
がないのでバルブシート周りの肉厚を薄くし、冷却水通
路をバルブシートに接近する様に拡大しバルブシートの
冷却を向上させることが可能であるが、これは熱膨張を
小さくし、バルブシートの変形を抑制し、バルブとバル
ブシートの接触を平均化しバルブの偏磨耗を防ぐ上で好
ましいことである。図14は吸気ポートと排気ポートの
間で上述の様に薄肉化が可能な部分を示したものであっ
て、図中20で示される部分が薄肉化が可能な部分であ
る。図15は本発明における実施例の様な多弁式内燃機
関の二つの吸気ポートあるいは排気ポートの間で上述の
様に薄肉化が可能な部分を示したものであって、図中2
1で示される部分が薄肉化が可能な部分を示したもので
ある。また、各ポートと点火栓の間の肉厚を薄肉化して
冷却水通路を点火栓に接近する様に拡大し点火栓の冷却
を向上させることも可能であって、これも熱膨張を小さ
くし、バルブシートの変形を抑制し、バルブとバルブシ
ートの接触を平均化しバルブの偏磨耗を防ぐ上で好まし
いことである。図16は上記の様に点火栓の周囲を薄肉
化した例を示すものであって図中22で示される部分を
薄肉化し、逆に点火栓から比較的遠い23の部分は剛性
を保持するために厚肉化されている。
気ポート、排気ポートの燃焼室側の出口部分の壁面を直
接加工してバルブシートを形成する構造のものにおいて
は、さらに、バルブシートリングを嵌合するための凹部
をシリンダヘッドに加工するための加工代を設ける必要
がないのでバルブシート周りの肉厚を薄くし、冷却水通
路をバルブシートに接近する様に拡大しバルブシートの
冷却を向上させることが可能であるが、これは熱膨張を
小さくし、バルブシートの変形を抑制し、バルブとバル
ブシートの接触を平均化しバルブの偏磨耗を防ぐ上で好
ましいことである。図14は吸気ポートと排気ポートの
間で上述の様に薄肉化が可能な部分を示したものであっ
て、図中20で示される部分が薄肉化が可能な部分であ
る。図15は本発明における実施例の様な多弁式内燃機
関の二つの吸気ポートあるいは排気ポートの間で上述の
様に薄肉化が可能な部分を示したものであって、図中2
1で示される部分が薄肉化が可能な部分を示したもので
ある。また、各ポートと点火栓の間の肉厚を薄肉化して
冷却水通路を点火栓に接近する様に拡大し点火栓の冷却
を向上させることも可能であって、これも熱膨張を小さ
くし、バルブシートの変形を抑制し、バルブとバルブシ
ートの接触を平均化しバルブの偏磨耗を防ぐ上で好まし
いことである。図16は上記の様に点火栓の周囲を薄肉
化した例を示すものであって図中22で示される部分を
薄肉化し、逆に点火栓から比較的遠い23の部分は剛性
を保持するために厚肉化されている。
【0016】
【発明の効果】本発明は、上記の様に構成され作用する
ので、請求項1によれば、吸気ポートと排気ポートとそ
れらの燃焼室側の出口部に嵌合されるバルブシートリン
グとを有する内燃機関のシリンダヘッドにおいて、シリ
ンダヘッドの燃焼室の最も温度が高くなる部分とバルブ
シートリングの中心を挟んで反対側の部分にのみバルブ
シートリングとポートの間に隙間を設けたことにより、
シリンダヘッドの燃焼室の熱膨張によってバルブシート
リングに掛かる力が分散され、バルブシートリングとバ
ルブのフェースの接触が平均化され、バルブの偏磨耗が
防止される、また最も温度が高い部分に近い方はバルブ
シートリングとシリンダヘッドが常に密着しているの
で、バルブシートリングに熱がこもり耐久性が低下する
ことがない。請求項2によれば、吸気ポートと排気ポー
トとそれらの燃焼室側の出口部に嵌合されるバルブシー
トリングとを有する内燃機関のシリンダヘッドにおい
て、シリンダヘッドの燃焼室の最も温度が高くなる部分
とバルブシートリングの中心を挟んで反対側の部分のみ
バルブシートリングとポートの嵌め合いの締め代を小さ
くしたことにより、シリンダヘッドの燃焼室の熱膨張に
よってバルブシートリングに掛かる力が分散され、バル
ブシートリングとバルブのフェースの接触が平均化さ
れ、バルブの偏磨耗が防止される。請求項3では、吸気
ポートと排気ポートの燃焼室側の出口部に直接バルブシ
ートを形成した内燃機関のシリンダヘッドにおいて、各
ポート出口部を機関冷間時にシリンダヘッドの燃焼室の
最も温度が高くなる部分とバルブの中心を通る線上に長
軸を有する楕円に形成したことにより、熱膨張した時に
真円度が増しバルブシートとバルブのフェースの接触が
平均化される、バルブの偏磨耗が防止される。請求項4
では、吸気ポートと排気ポートの燃焼室側の出口部に直
接バルブシートを形成した内燃機関のシリンダヘッドに
おいて、各ポート出口部を機関冷間時にシリンダヘッド
の燃焼室の最も温度が高くなる部分とバルブの中心を通
る線上に長軸を有する楕円に形成し、さらに、シリンダ
ヘッド片側に排気ポートを備え、排気ポート出口部中心
を機関冷間時に排気バルブ軸線に対して、排気ポート側
にオフセットして設けたことにより、熱膨張した時に真
円度が増すと共にバルブとバルブシートの中心が一致
し、バルブシートとバルブのフェースの接触が平均化さ
れバルブの偏磨耗が防止される。
ので、請求項1によれば、吸気ポートと排気ポートとそ
れらの燃焼室側の出口部に嵌合されるバルブシートリン
グとを有する内燃機関のシリンダヘッドにおいて、シリ
ンダヘッドの燃焼室の最も温度が高くなる部分とバルブ
シートリングの中心を挟んで反対側の部分にのみバルブ
シートリングとポートの間に隙間を設けたことにより、
シリンダヘッドの燃焼室の熱膨張によってバルブシート
リングに掛かる力が分散され、バルブシートリングとバ
ルブのフェースの接触が平均化され、バルブの偏磨耗が
防止される、また最も温度が高い部分に近い方はバルブ
シートリングとシリンダヘッドが常に密着しているの
で、バルブシートリングに熱がこもり耐久性が低下する
ことがない。請求項2によれば、吸気ポートと排気ポー
トとそれらの燃焼室側の出口部に嵌合されるバルブシー
トリングとを有する内燃機関のシリンダヘッドにおい
て、シリンダヘッドの燃焼室の最も温度が高くなる部分
とバルブシートリングの中心を挟んで反対側の部分のみ
バルブシートリングとポートの嵌め合いの締め代を小さ
くしたことにより、シリンダヘッドの燃焼室の熱膨張に
よってバルブシートリングに掛かる力が分散され、バル
ブシートリングとバルブのフェースの接触が平均化さ
れ、バルブの偏磨耗が防止される。請求項3では、吸気
ポートと排気ポートの燃焼室側の出口部に直接バルブシ
ートを形成した内燃機関のシリンダヘッドにおいて、各
ポート出口部を機関冷間時にシリンダヘッドの燃焼室の
最も温度が高くなる部分とバルブの中心を通る線上に長
軸を有する楕円に形成したことにより、熱膨張した時に
真円度が増しバルブシートとバルブのフェースの接触が
平均化される、バルブの偏磨耗が防止される。請求項4
では、吸気ポートと排気ポートの燃焼室側の出口部に直
接バルブシートを形成した内燃機関のシリンダヘッドに
おいて、各ポート出口部を機関冷間時にシリンダヘッド
の燃焼室の最も温度が高くなる部分とバルブの中心を通
る線上に長軸を有する楕円に形成し、さらに、シリンダ
ヘッド片側に排気ポートを備え、排気ポート出口部中心
を機関冷間時に排気バルブ軸線に対して、排気ポート側
にオフセットして設けたことにより、熱膨張した時に真
円度が増すと共にバルブとバルブシートの中心が一致
し、バルブシートとバルブのフェースの接触が平均化さ
れバルブの偏磨耗が防止される。
【図1】ポート側を削って隙間を設けた本発明の請求項
1に対応する第1の実施例の構造を示す図である。
1に対応する第1の実施例の構造を示す図である。
【図2】バルブシート側を削って隙間を設けた第1の実
施例の変形例を示す図である。
施例の変形例を示す図である。
【図3】製造時の誤組付けを防止する手段を加えた第1
の実施例の変形例の改良例を示す図である。
の実施例の変形例の改良例を示す図である。
【図4】製造時の誤組付けを防止する手段を加えた第1
の実施例の変形例の改良例を示す図である。
の実施例の変形例の改良例を示す図である。
【図5】本発明の請求項2に対応する第2の実施例の構
造を示す図である。
造を示す図である。
【図6】本発明の、第1の実施例、その変形例、第2の
実施例によるバルブシートリングが熱変形した時の様子
を示す図である。
実施例によるバルブシートリングが熱変形した時の様子
を示す図である。
【図7】熱膨張による変形後に当たり面が真円に近づく
様に予め当たり面を加工した第2の実施例の改良例を示
す図である。
様に予め当たり面を加工した第2の実施例の改良例を示
す図である。
【図8】図6に示す改良例の加工方法を示す図である。
【図9】図6に示す改良例の加工方法を示す図である。
【図10】熱膨張による変形後の排気バルブの軸線上に
バルブシートリングの中心がくる様に予め排気バルブシ
ートリングの当たり面をオフセットして加工した第1の
実施例の改良例を示す図である。
バルブシートリングの中心がくる様に予め排気バルブシ
ートリングの当たり面をオフセットして加工した第1の
実施例の改良例を示す図である。
【図11】図9の改良が好ましいという理由を説明する
図である。
図である。
【図12】本発明の請求項3に対応する第3の実施例の
構造を示す図である。
構造を示す図である。
【図13】本発明の請求項4に対応する第4の実施例の
構造を示す図である。
構造を示す図である。
【図14】前記第3、第4の実施例に施すことが可能な
改良例を示す図である。
改良例を示す図である。
【図15】前記第3、第4の実施例に施すことが可能な
改良例を示す図である。
改良例を示す図である。
【図16】前記第3、第4の実施例に施すことが可能な
改良例を示す図である。
改良例を示す図である。
【図17】冷間時に真円である様に加工された従来のバ
ルブシートを有する燃焼室の構造を示す図である。
ルブシートを有する燃焼室の構造を示す図である。
【図18】図16に示された燃焼室の高温時の変形を示
す図である。
す図である。
1…シリンダヘッド 2…吸気ポート 3…排気ポート 4…点火栓穴 5…バルブシートリング(吸気バルブ用) 6…バルブシートリング(排気バルブ用) 7…燃焼室で最も温度が高くなる点 8…隙間 9…隙間 8’…隙間 9’…隙間 15…シリンダヘッドに直接加工したバルブシート(吸
気バルブ用) 16…シリンダヘッドに直接加工したバルブシート(排
気バルブ用)
気バルブ用) 16…シリンダヘッドに直接加工したバルブシート(排
気バルブ用)
Claims (4)
- 【請求項1】 吸気ポートと排気ポートとそれらの燃焼
室側の出口部に嵌合されるバルブシートリングとを有す
る内燃機関のシリンダヘッドにおいて、シリンダヘッド
の燃焼室の最も温度が高くなる部分とバルブシートリン
グの中心を挟んで反対側の部分にのみバルブシートリン
グとポートの間に隙間を設けたことを特徴とするシリン
ダヘッド。 - 【請求項2】 吸気ポートと排気ポートとそれらの燃焼
室側の出口部に嵌合されるバルブシートリングとを有す
る内燃機関のシリンダヘッドにおいて、シリンダヘッド
の燃焼室の最も温度が高くなる部分とバルブシートリン
グの中心を挟んで反対側の部分のみバルブシートリング
とポートの嵌め合いの締め代を小さくしたことを特徴と
するシリンダヘッド。 - 【請求項3】 吸気ポートと排気ポートの燃焼室側の出
口部に直接バルブシートを形成した内燃機関のシリンダ
ヘッドにおいて、各ポート出口部を機関冷間時にシリン
ダヘッドの燃焼室の最も温度が高くなる部分とバルブの
中心を通る線上に長軸を有する楕円に形成したことを特
徴とするシリンダヘッド。 - 【請求項4】 シリンダヘッド片側に排気ポートを備
え、排気ポート出口部中心を機関冷間時に排気バルブ軸
線に対して、排気ポート側にオフセットして設けたこと
を特徴とする前記請求項3に記載のシリンダヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01063694A JP3265787B2 (ja) | 1994-02-01 | 1994-02-01 | 内燃機関のシリンダヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01063694A JP3265787B2 (ja) | 1994-02-01 | 1994-02-01 | 内燃機関のシリンダヘッド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07217415A true JPH07217415A (ja) | 1995-08-15 |
| JP3265787B2 JP3265787B2 (ja) | 2002-03-18 |
Family
ID=11755703
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP01063694A Expired - Fee Related JP3265787B2 (ja) | 1994-02-01 | 1994-02-01 | 内燃機関のシリンダヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3265787B2 (ja) |
-
1994
- 1994-02-01 JP JP01063694A patent/JP3265787B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3265787B2 (ja) | 2002-03-18 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |