JPH07217990A - 故障診断装置付きの給水装置 - Google Patents

故障診断装置付きの給水装置

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JPH07217990A
JPH07217990A JP6032968A JP3296894A JPH07217990A JP H07217990 A JPH07217990 A JP H07217990A JP 6032968 A JP6032968 A JP 6032968A JP 3296894 A JP3296894 A JP 3296894A JP H07217990 A JPH07217990 A JP H07217990A
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JP
Japan
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water
failure
control valve
failure determination
motor
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Application number
JP6032968A
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English (en)
Inventor
Hisayasu Watanabe
久恭 渡辺
Kikuo Okamoto
喜久雄 岡本
Shuichi Onodera
修一 小野寺
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Gastar Co Ltd
Original Assignee
Gastar Co Ltd
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Publication date
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  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 水量制御弁の上流側と下流側の差圧の相違が
あっても、故障判定を正確にできる故障診断装置付きの
給水装置を提供する。 【構成】 水量制御弁の上流側と下流側の差圧を演算す
る(ステップ108)。この差圧に基づいて水量制御弁
への供給電圧のデューティ比に対する設定閾値D1〜D
3、D1'〜D3'を選択し、設定時間T1〜T3、T1'
〜T3'を選択する(ステップ109〜116)。上記D
1〜D3、T1〜T3は水量制御弁を開き方向に制御す
る場合に用いられ、D'1〜D3'、T1'〜T3'は水量
制御弁を閉じる方向に制御する場合に用いられる。マイ
クロコンピュータは、上記デューティ比が上記設定閾値
を上記設定時間継続して超えた時に水量制御弁が故障し
たと判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、給水装置に関し、特に
その故障診断装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の給湯(給水)装置は、設定温度と
入水温度と燃焼能力とに基づいて出湯温度が設定温度に
なるように配水管中を流れる水量を設定する水量設定手
段を備えている。さらに、給湯装置は、配水管中を流れ
る水量を検出する水量検出手段と、モータにより開度制
御を行う水量制御弁と、この水量制御弁のモータを制御
するモータ制御手段と、を備えている。このモータ制御
手段は、検出水量と設定水量の偏差に基づく比例演算等
を行い、この演算結果を制御信号としてモータを制御し
ている。ところで、水量制御弁は摺動抵抗が増加する等
の故障することがある。こうした故障が発生すると設定
水量に達しなかったり、設定水量に達するのに長時間を
要する等の不都合が生じる。そのため、このような故障
を検出して修理を促すために給水装置には故障診断装置
が付設されている。従来の故障診断装置では、上記制御
信号が所定時間継続して所定閾値を超えた場合を上記水
量制御弁の故障と判定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の故障診
断装置では、故障判定が不正確になってしまう欠点があ
った。その原因は、水量制御弁の上流側の水圧(供給水
圧)と下流側水圧の差(以下これを差圧と呼ぶ)にあ
る。簡単に説明すると、給湯装置が設置される地域や場
所により供給水圧が異なり、また、給湯装置の使用態様
により水量制御弁から出湯栓までの流通抵抗(圧力損
失)も異なっている。このため、上記差圧も異なってい
る。このような差圧の相違が故障判定に影響を与えるに
もかかわらず、従来装置では故障判定条件が固定である
ため故障判定が不正確になるのである。流量の方向と水
量制御弁の弁体移動方向が一致している場合を例にとっ
て説明する。この場合には、差圧が高いほど弁体は差圧
の助けを多く受けるので、水量変化のために必要とする
力も少なくて済み、設定水量と検出水量の偏差は比較的
短時間で小さくなりモータへの制御信号は比較的小さく
なる。この場合、上述したような水量制御弁の摺動抵抗
が大きくなるような故障が発生していると正常な制御信
号よりも大きな制御信号が演算されるが、それでも上記
所定の閾値に達せず、あるいは閾値に達しても所定時間
継続しないので、故障と判定されなかったり、故障判定
されても故障判定のタイミングが遅れたりするというお
それがあった。これとは逆に、差圧が低いと弁体が供給
水圧の助けを借りられないので、上記の故障がなくて
も、設定水量と検出水量の偏差は比較的大きいまま長時
間維持され、それに伴ってモータへの制御信号は大きく
なる。このように、水量制御弁の通常制御時でも設定水
量と検出水量の偏差に応じて比較的大きい制御信号が演
算されるので、誤って故障と判定されてしまうおそれが
あった。上記水量制御弁の弁体が流量の方向に逆らって
移動する場合には、上記とは逆の議論が成り立つ。すな
わち、差圧が高いと弁体が移動しにくくなるので、実際
には制御信号が通常制御状態を示していても故障判定す
ることがあった。また、差圧が低いと摺動抵抗の増加に
伴う故障が発生していても故障と判定されなかったり、
故障判定されても故障判定のタイミングが遅れるという
おそれがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の要旨
は、図1に示すように、モータ4により開度制御を行う
水量制御弁5と、モータ4を制御するモータ制御手段6
と、を備えた給水装置において、水量制御弁5の上流側
と下流側の差圧を検出する差圧検出手段1と、上記モー
タ制御手段6からの制御信号に基づいて水量制御弁5が
故障か否かを判定する故障判定手段2と、上記差圧に基
づいて故障判定手段2における故障の判定条件を設定す
る故障判定条件設定手段3と、を備えた故障診断装置付
きの給水装置にある。請求項2では、上記故障判定手段
は上記モータ制御信号が設定閾値を設定時間継続して超
えた場合を故障と判定し、上記故障判定条件設定手段は
少なくとも上記設定閾値あるいは設定時間のいづれか一
方を上記差圧に基づいて設定することを特徴とする。さ
らに、請求項3では、配水管中を流れる水量を設定する
水量設定手段と、配水管中を流れる水量を検出する水量
検出手段とを備え、上記モータ制御手段は検出水量と設
定水量の偏差に基づくモータへの供給電圧のデューティ
比を演算しこのデューティ比をモータ制御信号として出
力することを特徴とする。さらに、請求項4では、モー
タ制御手段の開度制御が開き方向にあるか閉じ方向にあ
るかを判定する開度制御方向判定手段を備え、上記故障
判定条件設定手段は上記開度方向と上記差圧に基づいて
故障判定条件を設定することを特徴とする。また、請求
項5では、モータにより開度制御を行う水量制御弁を備
えた給水装置において、配水管中を流れる水量を設定す
る水量設定手段と、配水管中を流れる水量を検出する水
量検出手段と、上記検出水量と上記設定水量の偏差に基
づきモータへの供給電圧のデューティ比を演算しこのデ
ューティ比をモータ制御信号として出力するモータ制御
手段と、水量制御弁の下流側に設置された水圧センサ
と、水量制御弁が開いた状態で水の流通がない時に水圧
センサで検出される水圧と水が流通している時に検出さ
れる水圧との差を演算する差圧演算手段と、上記デュー
ティ比が設定閾値を設定時間継続して超えた場合を故障
と判定する故障判定手段と、モータ制御手段の開度制御
が開き方向にあるか閉じ方向にあるかを判定する開度制
御方向判定手段と、上記開度制御方向判定手段により判
定される方向と上記差圧演算手段により演算される差圧
とに基づいて少なくとも上記故障判定手段の設定閾値あ
るいは設定時間のいづれか一方を水量制御弁が故障か否
かを判定する故障判定条件として設定する故障判定条件
設定手段と、を備えたことを特徴とする。請求項6で
は、モータにより開度制御を行う水量制御弁と、モータ
を制御するモータ制御手段と、を備えた給水装置におい
て、さらに、水量制御弁の上流側の供給水圧を検出する
水圧検出手段と、上記モータの制御信号に基づいて水量
制御弁ないしモータ制御手段が故障か否かを判定する故
障判定手段と、上記供給水圧に基づいて上記故障判定手
段における故障の判定条件を設定する故障判定条件設定
手段と、を備えたことを特徴とする。
【0005】
【作用】請求項1では、水量制御弁の上流側と下流側の
差圧を検出し、この差圧に基づいて故障の判定条件を設
定する。この設定された判定条件とモータの制御信号に
基づいて水量制御弁の故障を判定する。制御信号が差圧
により変化させられても、この差圧に応じて故障判定条
件を可変にすることで差圧による制御信号の変化分を相
殺するので正確な故障判定がなされる。すなわち、故障
判定が実行されなかったり、故障判定のタイミングが遅
れることがなくなる。また、通常制御を誤って故障と判
定することも防止できる。請求項2では、モータ制御信
号が設定閾値を設定時間継続して超えた場合を故障と判
定し、少なくとも上記設定閾値あるいは設定時間のいづ
れか一方を上記差圧に基づいて設定するので、故障診断
の単純化、故障判定条件設定の単純化を図ることができ
る。請求項3では、検出水量と設定水量の偏差に基づく
モータへの供給電圧のデューティ比に基づいて故障判定
をし、このデューティ比の設定閾値、設定時間の少なく
とも1つを差圧によって調節するので、故障診断、故障
判定条件設定のより一層の単純化を図ることができる。
請求項4では、上記開度制御方向と上記差圧に基づいて
故障判定条件を設定する。これにより、水量制御弁が閉
じ方向でも開き方向でも正確に故障判定できる。請求項
5では、検出水量と設定水量の偏差に基づくデューティ
比が水量制御弁の上流側と下流側の差圧により変化させ
られても、この差圧に応じて故障判定条件を可変にする
ことで差圧によるデューティ比の変化分を相殺でき、そ
の結果、正確な故障判定がなされる。すなわち、故障判
定が実行されなかったり、故障判定のタイミングが遅れ
ることがなくなる。また、通常制御を誤って故障と判定
することも防止できる。さらに、下流側に水圧センサを
設置し、水が流れている時と流れていない時の検出水圧
の差を演算することにより、1個の水圧センサで上記差
圧を検出できる。さらに、このデューティ比の設定閾
値、設定時間の少なくとも1つを差圧によって調節する
ので、故障診断、故障判定条件設定の単純化を図ること
ができる。さらに、上記開度制御方向と上記差圧に基づ
いて故障判定条件を設定するので、水量制御弁が閉じ方
向でも開き方向でも正確に故障判定できる。請求項6で
は、供給水圧に基づいて上記故障の判定条件を設定す
る。これにより、供給水圧が変わっても正確な故障判定
が実行できる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図2〜図4に基づ
いて説明する。図2はガス給湯装置の概略構成を示して
いる。符号11は給湯装置のケーシングであり、ケーシ
ング11内の上部には熱交換器12が配置され、この熱
交換器12の下方にはガスバーナ13が配置されてい
る。ガスバーナ13では、ガスノズル14から供給され
たガスとファン15からの空気とが混合され、この混合
ガスの燃焼熱が熱交換器12に供給される。上記ガスノ
ズル14にはガス管16の一端が接続されている。ガス
管16には、主電磁弁17、圧力比例制御弁18が設け
られており、ガス供給の制御を行っている。
【0007】上記熱交換器12には配水管20が通って
いる。配水管20の入口部20aからの水は熱交換器1
2を通るときに加熱されて、出口部20bに向かう。出
口部20bには出湯栓(図示しない)が接続されてい
る。配水管20の入口部20aにはフローセンサ(水量
検出手段)30と入水温度センサ40が設置され、配水
管20の出口部20bには水量制御弁50、出湯温度セ
ンサ60が設置されている。また、図2、図3に示すよ
うに、水量制御弁50の下流側近傍には水圧センサ65
が設置されている。
【0008】図3に示すように、上記水量制御弁50
は、弁ケーシング51と、この弁ケーシング51に収容
された弁体52とを有している。弁ケーシング51には
弁口53とこの弁口53に連なる弁座54が形成されて
いる。上記弁体52が弁座54に当接することにより弁
口53が閉じられ、弁座54から離れることにより弁口
53が開かれるようになっている。弁体52はロッド5
5を介してギアモータ56に連結されている。このギア
モータ56は後述するデユーティ比の供給電圧を受ける
ことにより駆動し、内蔵ギア(ウオームを含む)および
ロッド55を介して弁体52を移動させて、弁口53の
開度を制御するものである。なお、本実施例では、水は
図3の矢印方向に流れる。したがって、弁体52が開き
方向に移動する時には、弁口53からの供給水圧(厳密
には水量制御弁の上流側の水圧と下流側水圧の差であ
る。以下この圧力の差を差圧と呼ぶ)の助けを受け、弁
体52が閉じ方向に移動する時には供給水圧(差圧)に
逆らうことになる。
【0009】上記各種センサ30、40、60、65か
らの検出信号およびリモートコントローラ等に設置され
た温度設定器(図示しない)からの設定温度情報は、コ
ントロールユニット70のマイクロコンピュータ71に
入力される。マイクロコンピュータ71は、例えば低水
圧の時は、水量制御弁50を全開にした状態で、圧力比
例制御弁18の開度を制御して燃焼を制御することによ
り、出湯温度が設定温度になるようにしている。そし
て、この圧力比例制御弁18を全開にし燃焼能力を最大
にしても出湯温度が設定温度に達しない時や高い水圧の
時には、水量を絞るようにしている。この場合には、マ
イクロコンピュータ71は、設定温度と入水温度と最大
燃焼能力とに基づいて配水管20中を流れる水量を設定
し、検出水量と設定水量の偏差に基づいてPI演算を行
ってデューティ比を決定し、このデューティ比の制御パ
ルスを駆動回路72に出力して、モータ56への供給電
圧を制御する。これにより、検出水量を設定水量に一致
させ、ひいては出湯温度を設定温度に一致させる。な
お、検出水量が設定水量より低い場合には、例えばモー
タ正転の電圧をモータ56に供給して水量制御弁50の
弁体52を開き方向に移動させ、検出水量が設定水量よ
り高い場合には、モータ逆転の電圧を供給して水量制御
弁50の弁体52を閉じ方向に移動させる。
【0010】上記マイクロコンピュータ71で実行され
る水量制御弁50の故障判定では、上記デューティ比が
設定閾値を超えて設定時間持続した場合を故障と判定し
ている。この判定に利用される設定閾値とその設定時間
が上記差圧により可変となっている。すなわち、水量制
御弁50を開き方向(水流と同方向)に制御する時に用
いられる閾値DとしてD1、D2、D3が用いられ、設
定時間TとしてT1、T2、T3が用いられる。ただ
し、D1<D2<D3であり、T1<T2<T3であ
る。また、水量制御弁50を閉じ方向(水流と逆方向)
に制御する時に用いられる閾値D’として、D1’、D
2’、D3’が用いられ、設定時間T’としてT1’、
T2’、T3’が用いられる。ただし、D1’>D2’
>D3’であり、T1’>T2’>T3’である。な
お、D3’>D3、T3’>T3である。
【0011】上記閾値D、D'と設定時間T、T’は、
水量制御弁50に働く差圧に応じて選択される。まず、
水量制御弁50の開き方向制御(水流と同方向)の場合
を例にとって説明する。差圧が高い時には、弁体52は
差圧の助けを多く受けるので、水量変化のために必要と
する力も少なくて済み、モータ56へのデューティ比は
小さくて済む。この時に水量制御弁50の摺動抵抗増加
の故障が生じていると、デューティ比の増加を招くもの
の、このデューティ比は余り大きくならない。この時に
は最も小さい閾値D1と最も短い設定時間T1を選択す
る。これにより、水量制御弁50の摺動抵抗増加の故障
によるデューティ比の増加を露顕させることができ、正
確な故障判定を行える。また、故障判定のタイミングも
遅れるこがない。他方、差圧が低い時には、弁体52は
差圧の助けを借りられないので、差圧が高い時に比べて
水量変化のために大きな力を必要とし、モータ56への
デューティ比を大きくする必要がある。水量制御弁の通
常制御時でも設定水量と検出水量の偏差に応じて比較的
大きいデューティ比が演算される。したがって、この時
には、最も大きな閾値D3と最も長い設定時間T3を選
択し、故障時のデューティ比が大きく長く継続する時だ
け故障と判定される。これにより、通常制御のために比
較的大きいデューティ比が演算されても故障と判定され
ることを防止できる。なお、中程度の差圧の時には、中
程度の閾値D2とその設定時間T2を選択する。
【0012】次に水量制御弁50の閉じ方向制御(水流
と逆方向)の場合について説明する。この場合は、差圧
の高低が上記とは逆に作用する。詳述すると、差圧が高
い時には、差圧による抵抗を大きく受けるので弁体52
が移動しにくくなり、水量変化のために大きな力を必要
とし、モータ56へのデューティ比を大きくする必要が
ある。すなわち水量制御弁50の通常制御時でも設定水
量と検出水量の偏差に応じて比較的大きいデューティ比
が演算される。したがって、この時には、最も大きな閾
値D1’と最も長い設定時間T1’を選択し、通常制御
時のデューティ比であるにもかかわらず故障と判定され
ることを防止する。他方、差圧が低い時には、弁体52
に働く差圧の抵抗が小さくなるので、差圧が高い時に比
べて水量変化のために必要とする力も少なくて済み、モ
ータ56へのデューティ比は小さくて済む。したがっ
て、この時には最も小さい閾値D3’とその設定時間T
3’を選択する。これにより、水量制御弁50の摺動抵
抗の増加故障が発生した時のデューティ比の増加を見逃
すことなく、故障判定を正確に行えタイミングも遅れる
ことがない。なお、中程度の差圧の時には、中程度の設
定閾値、設定時間D2’、T2’を選択する。
【0013】給水装置の故障診断装置で実行されるルー
チンについて図4、図5に示されるフローチャートに基
づいて詳しく説明する。給湯装置の電源がオンされる
と、このルーチンは開始される。まず、ステップ101
で、フローセンサ30がオフの状態(すなわち出湯栓が
閉じていて配水管20を水が流れず、フローセンサ30
から検出パルスが出力されない状態)での、水圧センサ
65の水圧を読み込む。なお、水量制御弁50は開き状
態にあり、しかも水量制御弁50に水が流れない状態で
あるから、この時検出される水圧は、水量制御弁50の
上流側すなわち弁口53に表れる供給水圧と同じであ
る。以下、この水圧を静圧と呼ぶ。
【0014】次のステップ102で、水量制御弁50を
開き方向(水流と同方向)に制御する時に用いられる設
定閾値D、設定時間Tを、D2、T2でそれぞれ初期化
する。同様に、水量制御弁50を閉じ方向(水流と逆方
向)に制御する時に用いられる設定閾値D'、設定時間
T’をそれぞれD2’、T2’で初期化する。
【0015】次に、ステップ103でフローセンサ30
がオンか否かを判断する。ここでは出湯栓が開くまで否
定判断を続けて待機する。出湯栓が開いて配水管20を
水が流れると、ステップ103で肯定判断してステップ
104に進む。ステップ104では、通常の水量制御を
実行する。すなわち、上記設定水量FWspと検出水量F
Wの偏差に基づくPI演算をしてデューティ比を求め、
このデューティ比の制御パルスを駆動回路72に出力す
る。次にステップ105で設定水量FWspと検出水量F
Wの差の絶対値が0.2リットル/分より小さいか否
か、すなわち実質的に一致しているか否か判断する。
【0016】ステップ105で肯定判断した場合、つま
り検出水量FWが設定水量FWspと実質的に一致してい
ると判断した場合、ステップ106で、後述するタイマ
tを「0」にリセットし、タイマtによる計時がスター
トした事実を示すフラグFLGを「0」にリセットす
る。検出水量が設定水量に略一致している時は水量制御
弁は正常に作動しているとみなして故障判定のための計
時を中止するのである。ステップ107で水圧センサ6
5からの水圧を読み込む。この検出水圧は、水量制御弁
50の下流側の水圧を表しており供給水圧より低い。こ
の検出圧力は、供給水圧と、水量制御弁50の弁座54
と弁体52との間の通路での流通抵抗(圧力損失)と、
水圧センサ65から出湯栓までの流通抵抗(圧力損失)
とで決定されるものである。以下、この水圧を動圧と呼
ぶが、この動圧は上記のように水量が安定している時に
検出されるのでより正確な動圧が検出される。次のステ
ップ108で、上記静圧から上記動圧を引いた差圧を演
算する。そして、以下のステップで、この差圧に基づい
て設定閾値D、D'、設定時間T、T'を決定する。
【0017】まず、ステップ109で上記差圧が所定値
ΔP1以上であるか否かを判断する。ステップ109で
肯定判断するとステップ110で上記開き方向制御での
設定閾値D、設定時間Tを最も小さいD1、T1に設定
し、さらにステップ111で上記閉じ方向制御での設定
閾値D'、設定時間T’を最も大きいD1’、T1’に
設定する。ステップ109で否定判断すると、ステップ
112に進み、ここで上記差圧がΔP2(<ΔP1)より
小さいか否かを判断する。ステップ112で肯定判断す
ると、ステップ113で上記開き方向制御での設定閾値
D、設定時間Tを最も大きいD3、T3に設定し、さら
にステップ114で上記閉じ方向制御での設定閾値
D'、設定時間T’を最も小さいD3’、T3’に設定
する。ステップ112で否定判断すると、ステップ11
5で上記開き方向制御での設定閾値D、設定時間Tを中
程度のD2、T2に設定し、さらに、ステップ116で
上記閉じ方向制御での設定閾値D'、設定時間T’を中
程度のD2’、T2’に設定する。このように差圧の大
きさにより設定閾値とその設定時間を設定する。
【0018】上記のように設定閾値D、D'及び設定時
間T、T'を設定するとステップ104に戻る。ステッ
プ105で否定判断するまで、ステップ104〜116
のステップを繰り返し実行する。ステップ105で否定
判断すると、言い換えると設定水量と検出水量の大きな
偏差に基づいて水量制御弁がデューティ制御されると、
次のステップ117(図5参照)では、設定水量FWsp
が検出水量FWより大きいか否かを判断する。設定水量
FWspが検出水量FWより大きければ、水量制御弁50
の制御方向が開き方向であり、逆に設定水量FWspが検
出水量FW以下であれば、水量制御弁50の制御方向が
閉じ方向である。ステップ117で肯定判断した場合、
言い換えると水量制御弁50が開き方向に制御されてい
ると判断した場合には、ステップ119に進む。この場
合、開き方向のための設定閾値D、設定時間Tがそのま
ま故障判定ための条件として利用される。ステップ11
7で否定判断した場合、言い換えると水量制御弁50が
閉じ方向であると判断した場合、閉じ方向の時の設定閾
値D'、設定時間T'が、故障判定のための設定閾値D、
設定時間Tとして書き込まれる。ステップ119では上
記通常水量制御で演算されたデューティ比が上記閾値D
より大きいか否かを判断する。ステップ119で否定判
断するとステップ120で上記フラグFLGを「0」に
リセットし、タイマtを「0」にリセットし、ステップ
104に戻り以降のステップを実行する。
【0019】ステップ119で肯定判断するとステップ
121でタイマtが計時を開始したことを示すフラグF
LGが「1」にセットされているか否かを判断する。ス
テップ119で最初に肯定判断した時にはフラグFLG
は「1」にセットされていないのでステップ121で否
定判断してステップ122に進み、ここで、タイマtを
スタートさせる。これにより、デューティ比が閾値Dを
継続して超えている時間を測定することができる。さら
に、ステップ123でタイマtの計時開始を示すフラグ
FLGを「1」にセットする。ステップ119で2回目
以降の肯定判断した場合には、ステップ121で肯定判
断するのでステップ122、123をパスしてステップ
124に進む。ステップ124では、タイマtが上記設
定時間Tより大きい否かを判断する。ステップ124で
否定判断するとステップ104以降のステップを実行す
る。故障が発生している場合は、ステップ104、10
5、117〜119、121、124を繰り返し実行す
ることになる。
【0020】ステップ124で肯定判断した場合、言い
換えると水量制御弁50の故障が発生したと判断した場
合には、上記ループを抜け出し、ステップ125で上記
フラグを「0」にリセットしタイマtを「0」にリセッ
トする。次に、ステップ126でギヤモータ56への出
力を停止させ故障に伴い発生するおそれのあるギヤモー
タ56からの発熱を防止する。ステップ127でリモー
コントローラ(図示しない)にエラー表示をする。な
お、このステップではエラーメッセージを記憶してお
き、修理員がエラーメッセージの有無を確認するための
操作を行った場合のみ表示させるようにしてもよい。ス
テップ128でフローセンサ30がオンか否かを判断す
る。ここでは出湯栓が閉じられるまで肯定判断を続けて
待機する。出湯栓が閉じて配水管20を水が流れなくな
ると、ステップ103に戻り以降のステップを実行す
る。
【0021】なお、本発明は上記実施例に制約されず、
種々の態様が可能である。例えば、図4において、ステ
ップ107の動圧検出とステップ108の差圧演算を省
いてもよい。この場合、ステップ109、112では、
差圧の代わりにステップ101で得た静圧(供給水圧)
に基づいて判断を行う。水圧センサから出湯栓までの流
通抵抗が予め知られている場合には、この供給水圧で差
圧を置換できるのである。水量制御弁としては、弁体が
閉方向に移動する時に差圧の助けを受け、開き方向に移
動する時に差圧が抵抗となるものを用いてもよい。差圧
や供給水圧に対して、設定閾値、設定時間等を無段階で
調節してもよい。差圧や、供給水圧に対して設定閾値、
設定時間のいずれか一方だけを調節してもよい。差圧や
供給水圧の検出は、水圧センサを用いず、水量制御弁の
所定開度での水量から演算してもよい。
【0022】
【発明の効果】請求項1では、正確に水量制御弁の故障
診断を行うことができる。すなわち、水量制御弁の故障
時に故障であると判定しなかったり、故障判定のタイミ
ングが遅れることがなくなる。また、通常制御を誤って
故障と判定することを防止できる。請求項2、3では、
故障判定、故障判定条件設定を単純化できる。請求項4
では、水量制御弁が閉じ方向でも開き方向でも故障判定
できる。請求項5では、水量制御弁の故障時に故障であ
ると判定しなかったり、故障判定のタイミングが遅れる
ことがなくなる。また、通常制御を誤って故障と判定す
ることを防止できる。さらに、故障判定、故障判定条件
設定を単純化でき、水量制御弁が閉じ方向でも開き方向
でも故障判定できる。さらに、1個の水圧センサで差圧
を検出できるのでコストの削減が可能である。請求項6
では、供給水圧が変わっても正確な故障判定がなされ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例をなす給湯装置の概略図であ
る。
【図3】上記給湯装置で用いられる水量制御弁の断面図
である。
【図4】上記給湯装置のマイクロコンピュータで実行さ
れる故障判定条件設定のルーチンを示すフローチャート
である。
【図5】図4に付加される故障診断のルーチンを示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 差圧検出手段 2 故障判定手段 3 故障判定条件設定手段 4 モータ 5 水量制御弁 6 モータ制御手段 50 水量制御弁 56 モータ 65 水圧センサ 71 マイクロコンピュータ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータにより開度制御を行う水量制御弁
    と、モータを制御するモータ制御手段と、を備えた給水
    装置において、(イ)水量制御弁の上流側と下流側の差
    圧を検出する差圧検出手段と、(ロ)上記モータ制御手
    段からの制御信号に基づいて水量制御弁が故障か否かを
    判定する故障判定手段と、(ハ)上記差圧に基づいて故
    障判定手段における故障の判定条件を設定する故障判定
    条件設定手段と、を備えた故障診断装置付きの給水装
    置。
  2. 【請求項2】上記故障判定手段は上記モータ制御信号が
    設定閾値を設定時間継続して超えた場合を故障と判定
    し、上記故障判定条件設定手段は少なくとも上記設定閾
    値あるいは設定時間のいづれか一方を上記差圧に基づい
    て設定することを特徴とする請求項1に記載の故障診断
    装置付きの給水装置。
  3. 【請求項3】さらに、配水管中を流れる水量を設定する
    水量設定手段と、配水管中を流れる水量を検出する水量
    検出手段とを備え、上記モータ制御手段は検出水量と設
    定水量の偏差に基づくモータへの供給電圧のデューティ
    比を演算しこのデューティ比をモータ制御信号として出
    力することを特徴とする請求項2に記載の故障診断装置
    付きの給水装置。
  4. 【請求項4】さらに、モータ制御手段の開度制御が開き
    方向にあるか閉じ方向にあるかを判定する開度制御方向
    判定手段を備え、上記故障判定条件設定手段は上記開度
    方向と上記差圧に基づいて故障判定条件を設定すること
    を特徴とする請求項1に記載の故障診断装置付きの給水
    装置。
  5. 【請求項5】モータにより開度制御を行う水量制御弁を
    備えた給水装置において、(イ)配水管中を流れる水量
    を設定する水量設定手段と、(ロ)配水管中を流れる水
    量を検出する水量検出手段と、(ハ)上記検出水量と上
    記設定水量の偏差に基づきモータへの供給電圧のデュー
    ティ比を演算しこのデューティ比をモータ制御信号とし
    て出力するモータ制御手段と、(ニ)水量制御弁の下流
    側に設置された水圧センサと、(ホ)水量制御弁が開い
    た状態で水の流通がない時に水圧センサで検出される水
    圧と水が流通している時に検出される水圧との差を演算
    する差圧演算手段と、(へ)上記デューティ比が設定閾
    値を設定時間継続して超えた場合を故障と判定する故障
    判定手段と、(ト)モータ制御手段の開度制御が開き方
    向にあるか閉じ方向にあるかを判定する開度制御方向判
    定手段と、(チ)上記開度制御方向判定手段により判定
    される方向と、上記差圧演算手段により演算される差圧
    とに基づいて少なくとも上記故障判定手段の設定閾値あ
    るいは設定時間のいづれか一方を水量制御弁が故障か否
    かを判定する故障判定条件として設定する故障判定条件
    設定手段と、を備えた故障診断装置付きの給水装置。
  6. 【請求項6】モータにより開度制御を行う水量制御弁
    と、モータを制御するモータ制御手段と、を備えた給水
    装置において、さらに、(イ)水量制御弁の上流側の供
    給水圧を検出する水圧検出手段と、(ロ)上記モータ制
    御手段からの制御信号に基づいて水量制御弁が故障か否
    かを判定する故障判定手段と、(ハ)上記供給水圧に基
    づいて上記故障判定手段のおける故障の判定条件を設定
    する故障判定条件設定手段と、を備えたことを特徴とす
    る故障診断装置付きの給水装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002195864A (ja) * 2000-12-26 2002-07-10 Toyo Keiki Co Ltd モータ式遮断弁機構および電子式流量計
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