JPH07218792A - 光ファイバ接続箱 - Google Patents

光ファイバ接続箱

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JPH07218792A
JPH07218792A JP6034098A JP3409894A JPH07218792A JP H07218792 A JPH07218792 A JP H07218792A JP 6034098 A JP6034098 A JP 6034098A JP 3409894 A JP3409894 A JP 3409894A JP H07218792 A JPH07218792 A JP H07218792A
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貞二 鈴木
Akihiro Shimizu
昭博 清水
Masakazu Kumagai
正和 熊谷
Toru Wada
亨 和田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 余長収納トレイ内の光ファイバ心線の接続等
の作業を容易にする。 【構成】 光ファイバ接続箱14は,光ファイバ心線1
6bの余長部を収納する余長収納トレイ38を備える。
各余長収納トレイ38の基端部がトレイ支持枠41に回
転可能に係合している。トレイ支持枠41はトレイ台4
0にヒンジピン59を中心として回転可能に結合してい
る。余長収納トレイ38は,実線で示す状態で箱体20
内に収容される。余長収納トレイ38内の光ファイバ心
線16bの接続等の作業を行う場合は,トレイ支持枠4
1とともに余長収納トレイ38を前方に回転させ,2点
鎖線で示す水平状態にすると,余長収納トレイ38が光
ファイバ接続箱14の外に出る。これにより,余長収納
トレイ38内の光ファイバ心線16bの接続等の作業を
容易に行うことができる。また,光ファイバ接続箱14
の小形化が容易である。地上に設置された地中配電ケー
ブル用機器の外箱内に収容される光ファイバ接続箱とし
て好適である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は,光ケーブルを地中配
電ケーブルのネットワークに沿って布設する場合の,地
上に設置された地中配電ケーブル用機器の外箱内に収容
される光ファイバ接続箱等に適用して好適な光ファイバ
接続箱に関し,主として光ファイバ心線の余長収納部の
構造に特長を有するものである。
【0002】
【従来の技術】図15に示すように,光ファイバ接続箱
1内で光ケーブル2どうしを接続する場合,一般に,光
ケーブル2から取り出した光ファイバ心線3に余長を持
たせた状態で光ファイバ心線3どうしを互いに接続し,
その心線余長部は,光ファイバ心線3の接続部(図示
略)とともに余長収納トレイ4の箱体5内に収納する。
従来の光ファイバ接続箱1では,図示のように,余長収
納トレイ4を光ケーブル2の引き込み口5aのある箱体
面(この面を光ケーブル引き込み面と呼ぶ)5bと平行
に積み重ねた状態で,かつ前方に引き出し可能に箱体5
内に収納するのが一般的である。
【0003】また,図示は省略するが図15の光ファイ
バ接続箱1を改善したものとして,トレイ位置決め部材
を光ケーブル引き込み面(図15のものでは符号5bの
部分に相当)に対して接近・離間可能(上下に移動可
能)に設け,このトレイ位置決め部材上に複数の余長収
納トレイを立てて並べた構造のものもある(特公昭62
−15846号参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図15に示した従来の
光ファイバ接続箱1において,その後光ファイバ心線3
の接続の修復や変更や新たな分岐等のために,特定の余
長収納トレイ4を取り出して,前記修復等の必要な処理
を行う場合があるが,図示のごとき従来の光ファイバ接
続箱1では,机の抽出し等のように余長収納トレイ4を
光ファイバ接続箱1の外に引き出さなければ,光ファイ
バ心線3の融着接続等の作業を行うことができない。接
続等の作業を行い得るためには余長収納トレイ4を十分
引き出さなければならないが,余長収納トレイ4を十分
に引き出すと,その引き出し距離に対して心線余長部に
おける余長収納トレイ4外の部分だけでは対応できない
ので,余長収納トレイ4内の光ファイバ心線3が余長収
納トレイ4から引き出されて,光ファイバ心線3の収納
状態が大幅に乱され,光ファイバ心線3が損傷するおそ
れがある。このため,光ファイバ心線3の損傷を防ぐた
めには細心の注意を払った作業が必要となり,非常に作
業性が悪いという問題があった。
【0005】一方,特公昭62−15846号の光ファ
イバ接続箱では,トレイ位置決め部材を下降させること
で,余長収納トレイ外の心線余長部を若干長くできると
しても,余長収納トレイ内の光ファイバ心線の接続等を
行う作業は,立てて並べた余長収納トレイの間隔を広げ
ることによって作業スペースを作るものであるから,そ
の作業スペースは十分広くは取れず,接続等の作業はや
はり容易でない。
【0006】ところで,地中配電ケーブルのネットワー
クに光ケーブルを布設して,地中配電ケーブル用機器の
制御,監視,自動検針,あるいは電気設備の監視を行う
要求が高まっており,一部導入されつつある。地上に設
置される地中配電ケーブル用機器として,多回路開閉器
や供給用配電箱や変圧器等があるが,地中配電ケーブル
のネットワークに光ケーブルを布設する場合は,これら
の地中配電ケーブル用機器の外箱内に光ケーブル接続箱
が設置される。布設された光ケーブルの光ファイバ心線
は,この光ファイバ接続箱内で制御装置,監視装置等の
光ファイバ心線に接続され,あるいは分岐される。な
お,光ケーブルのネットワークを上記地中配電ケーブル
用機器や電気設備の監視等に限定せず,一般的な情報伝
送システムに利用することも行われつつある。このよう
な地中配電ケーブル用機器における光ファイバ接続箱に
おいては,光ファイバ心線の接続等の作業が精密さを要
求されるのに対して,光ファイバ接続箱の設置場所が屋
外で作業環境が良好ではないので,光ファイバ心線の接
続等の作業は特に容易であることが望まれる。
【0007】本発明は上記従来の問題を排除するために
なされたもので,光ファイバ心線の接続等の作業を容易
に行うことができ,特に地中配電ケーブル用機器内に組
み込み適用して好適な光ファイバ接続箱を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の光ファイバ接続箱は,光ファイバ接続箱の箱体内に
引き込まれた光ケーブルから引き出した光ファイバ心線
の余長部を収納する余長収納トレイを備えるとともに,
この余長収納トレイは,その基端部を前記箱体に固定し
たトレイ台に,箱体の背面壁と平行に箱体内に収容され
る姿勢と箱体の前面側に倒れた姿勢とを取ることができ
るように,前面側に回転可能にヒンジ結合されたことを
特徴とする。
【0009】請求項2は,光ファイバ接続箱自体の構成
は請求項1と同じであるが,光ケーブルを地中配電ケー
ブルのネットワークに沿って布設する場合の,地上に設
置された地中配電ケーブル用機器の外箱内に収容される
光ファイバ接続箱に適用されたものである。
【0010】請求項3は,請求項1または2記載の光フ
ァイバ接続箱において,複数の余長収納トレイを互いに
重ね合わせ可能に,かつ,個々に回転可能に係合させる
トレイ支持枠を設けるとともに,このトレイ支持枠を前
記トレイ台に前面側に回転可能にヒンジ結合したことを
特徴とする。
【0011】請求項4は,請求項1または2記載の光フ
ァイバ接続箱において,複数の余長収納トレイを互いに
重ね合わせ可能に,かつ,個々に回転およびスライド可
能に係合させるトレイ支持枠を設けるとともに,このト
レイ支持枠を前記トレイ台に前面側に回転可能にヒンジ
結合したことを特徴とする。
【0012】請求項5は,請求項3または4記載の光フ
ァイバ接続箱において,トレイ台にヒンジ結合したトレ
イ支持枠を前面側に倒した状態で,余長収納トレイをト
レイ支持枠に対して傾斜状態に保持するためのストッパ
をトレイ支持枠に設けたことを特徴とする。
【0013】請求項6は,請求項1または2記載の光フ
ァイバ接続箱において,余長収納トレイに,光ファイバ
心線に被せた心線保護チューブを緊密に嵌合させるため
の溝を持つ弾性材よりなるずれ止め部材を設けたことを
特徴とする。
【0014】請求項7は,請求項1または2記載の光フ
ァイバ接続箱において,余長収納トレイが,直径方向の
2箇所が切り欠かれた,光ファイバ心線を巻くための円
筒壁状のボビン部を備え,前記2箇所の切り欠き部にか
ぶさるようにボビン部中心に向かって延出する心線押さ
えを備えたことを特徴とする。
【0015】請求項8は,請求項2記載の光ファイバ接
続箱において,余長収納トレイを収容する光ファイバ接
続箱の箱体の底部を開放可能な蓋側に向けて下り勾配と
なるように傾斜させるとともに,この傾斜した底部にあ
けた引き込み口から光ケーブルを光ファイバ接続箱内に
引き込んだことを特徴とする。
【0016】請求項9は,請求項8記載の光ファイバ接
続箱において,箱体の傾斜した底部から引き込んだ光ケ
ーブルのテンションメンバーを把持する把持部材と,こ
の把持部材を光ケーブル並び方向にスライド可能に支持
するガイド部材とからなるテンションメンバー固定治具
を備えたことを特徴とする。
【0017】請求項10は,請求項8記載の光ファイバ
接続箱において,箱体の傾斜した底部の引き込み口に,
光ケーブルを挿通させる貫通穴を持つケーブルグランド
を取り付けるとともに,前記引き込み口は箱体内部側に
ねじ穴,箱体外部側に外側に向かってすぼまる円錐状内
面を持ち,前記ケーブルグランドは,前記ねじ穴に螺合
する雄ねじ部と箱体内部側に突出するナット部とを一体
に持ち,光ケーブルの外周に緊密に嵌合させたOリング
を前記ねじ穴にねじ込んだ前記ケーブルグランドの先端
面と前記円錐状内面との間に配置し圧縮したことを特徴
とする。
【0018】
【作用】請求項1の光ファイバ接続箱において,余長収
納トレイ内の光ファイバ心線の接続等を行う場合,余長
収納トレイをヒンジ結合部を中心として前面側に回転さ
せて水平に倒すと,余長収納トレイがほぼ光ファイバ接
続箱の外に出る。したがって,余長収納トレイ内の光フ
ァイバ心線の接続等を行うための作業スペースは十分あ
り,接続等の作業を容易に行うことができる。また,余
長収納トレイを回転させる際に,光ファイバ心線はヒン
ジ結合部の近傍部分が若干カーブする程度で余長収納ト
レイに追随するので,この若干のカーブ以外に光ファイ
バ心線の移動はほとんどなく,また,余長収納トレイ内
の余長部分が余長収納トレイから引き出されることもな
いので,光ファイバ心線が乱れるおそれはなく,この点
でも作業性がよい。また,損傷するおそれもない。接続
等の作業を終了した後,余長収納トレイを回転させて起
こし,箱体の背面壁と平行になる姿勢にすると,余長収
納トレイは箱体内に収容される。この場合,余長収納ト
レイを箱体内で上下に移動させるものではないから,余
分なスペースは不要であり,光ファイバ接続箱の小形化
が十分に図られる。
【0019】請求項2は請求項1の光ファイバ接続箱を
地中配電ケーブル用機器内に組み込み適用したものであ
り,作用としては請求項1と同じである。
【0020】請求項3において,トレイ支持枠をトレイ
台上のヒンジ結合部を中心として前面側に回転させる
と,複数の余長収納トレイの全体が重なったまま前面側
に回転し,ほぼ光ファイバ接続箱の外に出る。各余長収
納トレイは重なっているので,処理しようとする余長収
納トレイの上の余長収納トレイは起こして,処理しよう
とする当該余長収納トレイの開放面を露出させる。これ
により,光ファイバ心線の接続等の作業を容易に行うこ
とができる。
【0021】請求項4においては,各余長収納トレイは
トレイ支持枠に対して回転だけでなくスライドも可能で
あるから,処理しようとする当該余長収納トレイを前方
にスライドさせることで,当該余長収納トレイの開放面
をさらに十分に露出させることが可能になる。
【0022】請求項5において,処理しようとする余長
収納トレイより上側の余長収納トレイを上方に回転させ
てストッパに係止し,傾斜状態に保持する。これによ
り,処理しようとする当該余長収納トレイの開放面が露
出し,光ファイバ心線の接続等の作業を容易に行うこと
ができる。
【0023】請求項6において,心線保護チューブはず
れ止め部材の溝に弾性的に緊密に嵌合するので,この心
線保護チューブおよびその内部の光ファイバ心線は,余
長収納トレイへの出入れ口において長手方向に移動しな
い。したがって,余長収納トレイを回転させあるいはス
ライドさせても,余長収納トレイ内の余長部が余長収納
トレイから引き出されることはない。
【0024】請求項7において,心線押さえは,ボビン
部中心方向に延出しており,ボビン部に巻かれた光ファ
イバ心線がボビン部からほぐれ出ることを防止する。ボ
ビン部に光ファイバ心線を巻く際,心線押さえの存在は
巻く作業に支障となるところであるが,ボビン部は直径
方向の2箇所に切り欠きを持つので,心線押さえをかわ
して巻くことができ,ボビン部に光ファイバ心線を巻く
操作は容易である。
【0025】請求項8において,光ファイバ接続箱の底
部が開放可能な蓋側に向けて下り勾配に傾斜しているの
で,底部の引き込み口に通した光ケーブルを,光ファイ
バ接続箱の内部の障害物を避けて,容易に光ファイバ接
続箱の外に出すことができる。したがって,光ケーブル
を地中配電ケーブル用機器の扉側に向かって自然に引き
上げることができ,光ケーブルの光ファイバ接続箱への
引き込み作業が容易になる。
【0026】請求項9において,光ファイバ接続箱に光
ケーブルを引き込む際,光ケーブルの引き込み方向にテ
ンションメンバー固定治具の把持部材が存在するが,こ
の把持部材を一旦右または左にずらすと,この把持部材
が邪魔でなくなるので,容易に光ケーブルを引き込みか
つその先端部を光ファイバ接続箱の外に引き出すことが
できる。
【0027】請求項10において,光ファイバ接続箱の
内側からケーブルグランドのナット部を締め付けると,
光ケーブルの外周に嵌合させたOリングがケーブルグラ
ンドの先端面と引き込み口の円錐状内面との間で圧縮さ
れ,引き込み口の気密保持が図られる。このように,ケ
ーブルグランドを引き込み口に固定する操作は,光ファ
イバ接続箱の内側からのみの操作で行うことができるの
で,地中配電ケーブル用機器の底部に光ファイバ接続箱
を配置し,地中配電ケーブル用機器の底部に導いた光ケ
ーブルを直接光ファイバ接続箱の底部から引き込む光ケ
ーブル引き込み方式を採用することができる。
【0028】
【実施例】以下,本発明の一実施例を図1〜図14を参
照して説明する。図1は本発明の一実施例の光ファイバ
接続箱を内蔵した地中配電ケーブル用機器の一部切り欠
き側面図,図2は同一部切り欠き正面図である。両図に
おいて,供給用配電箱からなる地中配電ケーブル用機器
11の外箱12の内部に電源装置13とともに,光ファ
イバ接続箱14が配置され,地中配電ケーブル15およ
び光ケーブル16は,管路等による図示略の幹線配電路
からそれぞれダクト17,18に保護されてコンクリー
トのピット21を経て導かれ,地中配電ケーブル用機器
11内に引き込まれる。前記光ファイバ接続箱14の箱
体20は,底部20aが開放可能な蓋20d側に向けて
下り勾配(したがって,地中配電ケーブル用機器11の
前面の扉12a側に向けて下り勾配)となるように傾斜
しており,この傾斜した底部20aにあけた引き込み口
22から光ケーブル16を光ファイバ接続箱14の内部
に引き込んでいる。符号16’は光ファイバ接続箱14
内で分岐された光ケーブルであり,当該地中配電ケーブ
ル用機器11内の各開閉器のオン・オフの制御や監視等
に利用される。また,3本の光ケーブル16の内の2本
は幹線配電路から導いた光ケーブルと幹線配電路に戻る
光ケーブルとであり,1本は光ファイバ接続箱14内で
当該地中配電ケーブル用機器11以外の用途に分岐させ
た光ケーブルである。なお,実施例の光ケーブル16
は,図8に示されるように,中心のテンションメンバー
16a,その外周のスペーサ16c,最外層のシース1
6dを有し,光ファイバ心線16bは前記スペーサ16
cの溝に収容された構造である。
【0029】前記光ファイバ接続箱14の詳細を図3〜
図13に示す。光ファイバ接続箱14の箱体20は,概
略直方体状をなしているが,底部20aが光ファイバ接
続箱14の開放可能な蓋20d側に向けて下り勾配に傾
斜しており,この傾斜した底部20aにあけた引き込み
口22にケーブルグランド23が取り付けられ,このケ
ーブルグランド23によって光ケーブル16が位置決め
固定され,かつ,地中配電ケーブル用機器11内の気密
保持(主として水分の侵入防止)が行われている。底部
20aの傾斜角は図示例では20°である。なお,蓋2
0dはパッキン20eを介在させて箱体20の開放面に
密着固定して,内部の気密保持を図っている。
【0030】前記ケーブルグランド23は,図7にも拡
大して示すように,光ケーブル16を通す貫通穴23a
を有するとともに,雄ねじ部23bと箱体内部側に突出
するナット部23cとを一体に備えている。一方,前記
引き込み口22は,箱体内部側にねじ穴22a,箱体外
部側に外側に向かってすぼまる円錐状内面22bを備え
ている。そして,光ケーブル16の外周に嵌合させたO
リング24を前記ねじ穴22aにねじ込んだ前記ケーブ
ルグランド23の先端面と前記円錐状内面22bとの間
に配置し圧縮して,光ケーブル16の位置決め固定と,
内部の気密保持を行っている。
【0031】また,光ファイバ接続箱14内には,光ケ
ーブル16のテンションメンバー16aを固定するテン
ションメンバー固定治具27が設けられている。このテ
ンションメンバー固定治具27は,図8にも詳細を示す
ように,光ケーブル16のテンションメンバー16aを
把持する把持部材28と,この把持部材28を光ケーブ
ル並び方向(図4の左右方向,図8ではほぼ左右方向)
にスライド可能に支持するガイド部材29とを備えてい
る。把持部材28は,梁状に突出する本体部28aの基
部に板状の被案内部28bを有し,この被案内部28b
が,2本のL型材を対向させて溝を形成したガイド部材
29に沿って摺動可能である。被案内部28bの裏面に
は,詳細は省略するがボール31をスプリングで押し付
けた構造のいわゆるクリック機構を設けている。把持部
材28をスライドさせた時,ボール31が箱体20の背
面壁20bの所定位置に形成した図示略の溝に嵌合し
て,弱い力で位置決めされる。また,把持部材28の先
端部と押さえ部28cとにそれぞれ半円状溝28d,2
8eを形成し,この半円状溝28d,28eでテンショ
ンメンバー16aを挟持し,ねじ30で押さえ部28c
を本体部28aの先端部に締め付け固定して,テンショ
ンメンバー16aを固定する。
【0032】本発明では光ファイバ接続箱14内に,光
ケーブル16から引き出した光ファイバ心線16bの余
長部を収納する複数の余長収納トレイ38を収納してい
る。この実施例ではさらに,光ファイバ心線の分岐を行
う分岐ユニット39も収納している。この余長収納トレ
イ38および分岐ユニット39は,トレイ支持枠41に
互いに重ね合わせ可能に,かつ個々に回転およびスライ
ド可能に係合しており,このトレイ支持枠41は,箱体
20の背面壁20bに固定した梁状に突出するトレイ台
40に前面側に回転可能にヒンジ結合され,図の実線で
示すように箱体20の背面壁20bと平行に箱体20内
に収容される姿勢と,二点鎖線に示すように箱体20の
前面側に倒れた姿勢とを取ることができるようにされて
いる。
【0033】前記余長収納トレイ38および分岐ユニッ
ト39は,いずれも金属板を切断・折曲して構成したも
ので,外形はほぼ同じである。したがって,余長収納ト
レイ38について説明して,分岐ユニット39の説明は
省く。また,場合により,余長収納トレイ38という
時,分岐ユニット39も含めている。余長収納トレイ3
8は,図9〜11に示すように,面板部45と脚部46
とからなる。面板部45には,直径方向の2箇所が切り
欠かれた,光ファイバ心線16bを巻くための円筒壁状
のボビン部50を備え,前記2箇所の切り欠き部にかぶ
さるようにボビン部中心に向かって延出する心線押さえ
51を備え,かつ前記2つの心線押さえ51の対向方向
と直交する方向のボビン部50の両外側に心線押さえ5
2を備えている。また,光ファイバ心線16bの融着接
続部16cを保持する接続部保持部53を備えている。
【0034】また,余長収納トレイ38の面板部45の
脚部46側の両側に,図12に詳細を示すように,光フ
ァイバ心線16bに被せた心線保護チューブ54を緊密
に嵌合させるための溝55aを持つゴムなどの弾性材に
よるずれ止め部材55を設けている。実施例のずれ止め
部材55は2本の溝55aを持つ。ただし,溝55aの
数は2本に限らず,1つの余長収納トレイ38に導く光
ファイバ心線16bの数に応じて設ける。このずれ止め
部材55により,心線保護チューブ55はその溝55a
に弾性的に緊密に嵌合するので,この心線保護チューブ
55およびその内部の光ファイバ心線16bは,余長収
納トレイへ38の出入り口において長手方向に移動しな
い。したがって,後述するように余長収納トレイ38を
回転させあるいはスライドさせても,余長収納トレイ3
8内の余長部が余長収納トレイ38から引き出されるこ
とはない。
【0035】前記トレイ支持枠41は,金属板を切断・
折曲して構成したもので,図13(イ),(ロ)にも示
すように,余長収納トレイ38を受ける受板部41a
と,余長収納トレイ38の両側面の案内となるガイド部
41bと,余長収納トレイ38の前記脚部46を回転お
よびスライド可能に係合させる側板部41cと,トレイ
台40にヒンジ結合するための連結部41dとを持つ。
前記側板部41cには実施例では4本の溝状長穴41e
が設けられ,余長収納トレイ38の脚部46の両側にそ
れぞれ通した連結軸58を前記溝状長穴41eに嵌入さ
せ,これにより,余長収納トレイ38が,トレイ支持枠
41に対して連結軸58を中心として回転可能であり,
かつ溝状長穴41eに沿ってスライド可能となってい
る。なお,この構造は分岐ユニット39についても同様
である。また,トレイ支持枠41の前記連結部41d
は,トレイ台40の先端部にヒンジピン59を介して回
転可能に連結され,これによりトレイ支持枠41が前方
に回転可能にされている。なお,トレイ台40の先端に
は切り欠きがあり,トレイ支持枠41が水平位置で停止
するように連結部41dがトレイ台40の先端の前記切
り欠きに当たる構造となっている。
【0036】また,前記トレイ支持枠41の側板部41
cには,トレイ支持枠41を前面側に倒した状態(図3
において2点鎖線で示す水平状態)で,余長収納トレイ
38または分岐ユニット39をトレイ支持枠41に対し
て傾斜状態に保持するための突起状のストッパ60を取
り付けている。図3に2点鎖線で示す状態は,上段の余
長収納トレイ38を処理しようとしている場合であり,
その上側の分岐ユニット39を上方に回転させ,その下
端部(余長収納トレイ38の脚部46に相当する部分)
を前記ストッパ60に係止させて,分岐ユニット39を
傾斜状態に保持している。これにより,処理しようとす
る当該上段の余長収納トレイ38の開放面が露出し,光
ファイバ心線16bの接続等の作業を容易に行うことが
できる。また,実施例では,側板部41cに溝状長穴4
1eをあけて余長収納トレイ38または分岐ユニット3
9をスライド可能にしているので,図示の通り,処理し
ようとする余長収納トレイ38を前方にスライドさせる
ことで,当該余長収納トレイ38の開放面をさらに十分
に露出させることが可能となり,作業性は一層向上す
る。
【0037】また,箱体20内の上部には,分岐ユニッ
ト39内で分岐させた光ケーブル16’のテンションメ
ンバー16’aを固定するテンションメンバー固定治具
42を設け,箱体20の上面部20cのケーブルグラン
ド43を介して,前記の分岐した光ケーブル16’を引
き出している。図示のケーブルグランド43は底部20
aのケーブルグランド23と同様な構造である。
【0038】なお,図示は省略するが,分岐ユニット3
9における光ファイバ心線16bの分岐方法は一般的な
方法であり,余長収納トレイ38から導いた2本の光フ
ァイバ心線16bおよび分岐用の光ファイバ心線をカプ
ラを介して接続して行う。
【0039】上記の光ファイバ接続箱14に光ケーブル
16を引き込む作業について説明すると,光ケーブル1
6および地中配電ケーブル15は,それぞれダクト1
7,18で保護された状態で,幹線配電路からピット2
1を通して当該地中配電ケーブル用機器11の底部に引
かれる。地中配電ケーブル15は一般的な方法で当該地
中配電ケーブル用機器11内に引き込まれるが,光ケー
ブル16は,地中配電ケーブル用機器11の底部から引
き上げられ,そのまま直接光ファイバ接続箱14の箱体
20の底部20aの引き込み口22から光ファイバ接続
箱14内に引き込まれる。この場合,ダクト18の先端
は光ファイバ接続箱14の下方でダクト固定部45に固
定され,光ケーブル16だけが光ファイバ接続箱14内
に引き込まれる。
【0040】光ケーブル16は通常,箱体20の底部2
0aから1.5メートル程度引き上げるが,光ファイバ
接続箱14の底部20aが開放可能な蓋20d側に向け
て下り勾配に傾斜しているので,光ケーブル16を1.
5メートル程度引き上げる際に,底部20aの引き込み
口22に通した光ケーブル16は,光ファイバ接続箱1
4内の障害物を避けて,図1に二点鎖線で示したよう
に,地中配電ケーブル用機器11の前面の扉12a側に
向かって自然に引き上げることができる。したがって,
引き込み作業が容易になる。また,光ケーブル16を地
中配電ケーブル用機器11内で引き回す必要がないの
で,この点でも引き込み作業が容易であるとともに,地
中配電ケーブル用機器11内に引き回しのためのスペー
スを特に設けることを必要としない。そして,光ケーブ
ル16を引き上げた後,シース16dを皮はぎし,光フ
ァイバ心線16bのみを残してテンションメンバー16
a,スペーサ16cを図8の通り所定長さに切断する。
次いで,テンションメンバー固定治具27でテンション
メンバー16aを固定する。そして,光ケーブル16か
ら取り出した光ファイバ心線16bは分岐ユニット39
において分岐させ,あるいは余長部を余長収納トレイ3
8内で接続して収納する。
【0041】上記の光ケーブル16引き上げの際,テン
ションメンバー固定治具27が光ファイバ接続箱14の
前面から見て左右にスライド可能なので,このテンショ
ンメンバー固定治具27を光ケーブル引き上げ位置の横
に一旦スライドさせておけば,光ケーブル16の引き上
げの邪魔にならない。また,ケーブルグランド23の締
め付けは光ファイバ接続箱14の内部から行うことがで
き,底部20aの狭い下方空間でスナパを操作する必要
がないので,作業性がよい。
【0042】余長収納トレイ38内の光ファイバ心線1
6bの接続等の作業について説明すると,図3に実線で
示す状態において,まず箱体20の蓋20dを外した
後,トレイ支持枠41をヒンジピン(ヒンジ結合部)5
9を中心として前面側に回転させて水平に倒すと,図3
に2点鎖線で示すように,余長収納トレイ38および分
岐ユニット39がトレイ支持枠41とともに,光ファイ
バ接続箱14の外に出る。そして,図3のように上段の
余長収納トレイ38を処理する場合,図示のようにその
上の分岐ユニット39を上方に回転させ,その下端部
(余長収納トレイ38の脚部46に相当する部分)をス
トッパ60に係止させて,分岐ユニット39を傾斜状態
に保持する。そして,処理しようとする当該余長収納ト
レイ38を前方に引けば,連結軸58が溝状長穴41e
に沿って前方にスライドし,図示の通り当該余長収納ト
レイ38のみが前方に移動する。したがって,処理しよ
うとする当該上段の余長収納トレイ38の開放面が十分
な余裕空間をもって露出し,光ファイバ心線16bの融
着接続や分岐や接続部の修復等の作業を容易に行うこと
ができる。
【0043】また,トレイ支持枠41とともに余長収納
トレイ38を垂直の姿勢から水平の姿勢に回転させる際
に,光ファイバ心線16bはヒンジ結合部(ヒンジピン
59)の近傍部分が若干カーブする程度で余長収納トレ
イ38に追随するので,この若干のカーブ以外に光ファ
イバ心線16bの移動はほとんどなく,また,余長収納
トレイ38内の余長部分が余長収納トレイ38から引き
出されることもないので,光ファイバ心線16bが乱れ
るおそれはなく,この点でも作業性がよい。また,損傷
するおそれもない。
【0044】接続等の作業を終了した後は,余長収納ト
レイ38および分岐ユニット39を揃えて重ね合わせ,
トレイ支持枠41をヒンジピン59を中心として上方に
回転させて起こし,図3に実線で示す通り箱体20の背
面壁20bと平行な姿勢にすると,各余長収納トレイ3
8および分岐ユニット39は箱体20内に収容される。
この場合,余長収納トレイ38を箱体20内で上下に移
動させるものではないから,余分なスペースは不要であ
り,光ファイバ接続箱14の小形化が十分に図られる。
【0045】この実施例では,光ファイバ接続箱14の
箱体20の底部20aが開閉可能な蓋20d側に向けて
傾斜していることなどから,上述のように光ケーブル1
6の光ファイバ接続箱14内への引き込みが容易なの
で,光ケーブル16の光ファイバ接続箱14への引き込
み方法として,分岐しない光ファイバ心線を無切断のま
ま行う方法が実際的に可能となる。すなわち,図14に
示すように光ケーブル16の幹線配電路側の両端を光フ
ァイバ接続箱14の引き込み口22の内側から通して,
光ファイバ接続箱14内部側に光ケーブル16のU字形
部分((イ)で示す部分)を残す。この光ケーブル16
のU字形部分のシースを皮はぎし,分岐すべき光ファイ
バ心線のみを切断して必要な分岐処理を行い,他の光フ
ァイバ心線は切断しないまま余長収納トレイに収容す
る。この方法を採用すれば,光ファイバ心線の無用な切
断および接続が不要となり,作業性の点でもまた光ファ
イバ心線の性能の点でも有利になる。
【0046】なお,実施例では,トレイ支持枠41の側
板部41cに溝状長穴41eを設けて,余長収納トレイ
38を回転だけでなくスライドも可能にしたが,溝状長
穴41eの代わりに単なる丸穴として,余長収納トレイ
38をトレイ支持枠41の側板部41cに単に回転可能
に係合させることもできる。この場合には,各余長収納
トレイ38の連結軸58の位置を下側のものが前方に位
置するように斜めに配置するのがよく,こうすれば余長
収納トレイ38をストッパ60で傾斜状態に保持するの
が容易となる。
【0047】また,実施例では余長収納トレイ38をト
レイ支持枠41により支持し,このトレイ支持枠41を
トレイ台40にヒンジ結合したが,余長収納トレイ38
を直接トレイ台40にヒンジ結合することも可能であ
る。この場合,余長収納トレイ38が1つである場合は
問題ないが,2つ以上ある場合は,トレイ台40の形状
に若干の工夫を要する。
【0048】また,本発明において,余長収納トレイ3
8およびトレイ支持枠41の構造自体は,実施例の構造
に限定されるものではなく,種々変形可能である。ま
た,ケーブルグランド23,テンションメンバー固定治
具27等についても,実施例の構造に限定されるもので
はなく,任意の構造を採用できる。また,実施例の箱体
20はその底部20aを傾斜させているが,傾斜がなく
水平で単なる直方体状の箱体でもよい。
【0048】さらに,実施例では地中配電ケーブル用機
器における光ファイバ接続箱について述べたが,これに
限定されず,例えば光ファイバ架空地線用その他に用い
る光ファイバ接続箱に適用することもできる。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば,光ファイバ接続箱内の
余長収納トレイが光ファイバ接続箱内に回転可能に収容
されているので,光ファイバ心線の接続等の作業の際に
は,余長収納トレイを前方に回転させてほぼ水平に倒す
と,余長収納トレイをほぼ光ファイバ接続箱の外に出す
ことができる。したがって,余長収納トレイ内の光ファ
イバ心線の接続等を行うための作業スペースを十分確保
することができ,光ファイバ心線の接続等の作業が著し
く容易になる。また,余長収納トレイを光ファイバ接続
箱の外に出す際に,光ファイバ心線が乱れるおそれはな
く,この点でも作業性がよい。また,損傷するおそれも
ない。また,余長収納トレイを光ファイバ接続箱の外に
出すために,余長収納トレイを箱体内で上下に移動させ
るものではないから,余分なスペースは不要であり,光
ファイバ接続箱の小形化が十分に図られる。
【0050】請求項2のように地中配電ケーブル用機器
内の光ファイバ接続箱として適用する場合,設置場所が
屋外で作業環境が良好でないので,光ファイバ心線の接
続等の作業が容易であるという上述の各効果が作業性向
上に大きく貢献する。
【0051】請求項3によれば,余長収納トレイはトレ
イ支持枠を介してトレイ台にヒンジ結合されるので,複
数の余長収納トレイを有する場合に,適切である。
【0052】請求項4によれば,各余長収納トレイはト
レイ支持枠に対して回転だけでなくスライドも可能であ
るから,当該余長収納トレイの開放面をさらに十分に露
出させることが可能である。
【0053】請求項5によれば,余長収納トレイを傾斜
状態で保持できるので,重ね合わされた任意の余長収納
トレイの開放面を十分露出させることができ,任意の余
長収納トレイについて,光ファイバ心線の接続等の作業
を容易に行うことができる。
【0054】請求項6によれば,ずれ止め部材により心
線保護チューブおよびその内部の光ファイバ心線が,余
長収納トレイへの出入り口において長手方向に移動しな
いので,接続等の作業時に余長収納トレイ内の余長部が
余長収納トレイから引き出されることはない。
【0055】請求項7によれば,余長収納トレイのボビ
ン部に光ファイバ心線を巻く操作が容易になる。
【0056】請求項8によれば,光ファイバ接続箱の底
部が開放可能な蓋側に向けて下り勾配に傾斜しているの
で,光ケーブルの光ファイバ接続箱への引き込み作業が
容易になる。
【0057】請求項9によれば,光ファイバ接続箱に光
ケーブルを引き込む際,テンションメンバー固定治具が
邪魔にならないので,容易に光ケーブルを引き込みかつ
その先端部を光ファイバ接続箱の外に引き出すことがで
きる。
【0058】請求項10によれば,ケーブルグランドを
引き込み口に固定する操作は,光ファイバ接続箱の内側
からのみの操作で行うことができるので,地中配電ケー
ブル用機器の底部に導いた光ケーブルを直接光ファイバ
接続箱の底部から該接続箱内に引き込む光ケーブル引き
込み方式を採用することができる。
【0059】請求項8〜10の構成によれば,光ケーブ
ルの光ファイバ接続箱内への引き込みが容易なので,光
ファイバ心線を無切断で行う光ケーブル引き込み方法が
実際的に可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の光ファイバ接続箱を内蔵し
た地中配電ケーブル用機器の一部切り欠き側面図であ
る。
【図2】図1の地中配電ケーブル用機器の一部切り欠き
正面図である。
【図3】上記光ファイバ接続箱の断面図である。
【図4】図3の光ファイバ接続箱の蓋を除いた状態の正
面図である。
【図5】図3において余長収納トレイを前方に倒した状
態の光ファイバ接続箱の部分正面図である。
【図6】図3のA−A断面図である。
【図7】図3における底部のケーブルグランド近傍の拡
大断面図である。
【図8】図3におけるテンションメンバー固定治具近傍
の拡大斜視図である。
【図9】図3における1つの余長収納トレイの平面図で
ある。
【図10】図9の正面図である。
【図11】図9におけるB−B断面図である。
【図12】図9におけるずれ止め部材の斜視図である。
【図13】同図(イ)は図3においてトレイ支持枠を前
方に倒した状態(2点鎖線で示す状態)でのトレイ支持
枠およびトレイ台の平面図(図3のC−C断面にほぼ相
当),同図(ロ)は同図(イ)の正面図である。
【図14】光ケーブルを光ファイバ接続箱内に引き込む
作業方法についての他の例を説明する図である。
【図15】必ずしも地中配電ケーブル用機器に組み込む
ものではない一般的な従来の光ファイバ接続箱を示す斜
視図である。
【符号の説明】
11 地中配電ケーブル用機器 12 外箱 12a 扉 14 光ファイバ接続箱 15 地中配電ケーブル 16 光ケーブル 16a テンションメンバー 16b 光ファイバ心線 17,18 ダクト 20 箱体 20a 底部 20b 背面壁 20d 蓋 22 引き込み口 22a ねじ穴 22b 円錐状内面 23 ケーブルグランド 23a 貫通穴 23b 雄ねじ部 23c ナット部 24 Oリング 27 テンションメンバー固定治具 28 把持部材 29 ガイド部材 38 余長収納トレイ 39 分岐ユニット 41 トレイ支持枠 41a 受板部 41b ガイド部 41c 側板部 41d 連結部 41e 溝状長穴 45 面板部 46 脚部 50 ボビン部 51 心線押さえ 53 接続部保持部 54 心線保護チューブ 55 ずれ止め部材 55a 溝 58 連結軸 59 ヒンジピン(ヒンジ結合部) 60 ストッパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 和田 亨 東京都江東区木場1丁目5番1号 株式会 社フジクラ内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバ接続箱(14)の箱体(2
    0)内に引き込まれた光ケーブル(16)から引き出し
    た光ファイバ心線(16b)の余長部を収納する余長収
    納トレイ(38)を備えるとともに,この余長収納トレ
    イ(38)は,その基端部を前記箱体(20)に固定し
    たトレイ台(40)に,箱体(20)の背面壁(20
    b)と平行に箱体(20)内に収容される姿勢と箱体
    (20)の前面側に倒れた姿勢とを取ることができるよ
    うに,前面側に回転可能にヒンジ結合(59)されたこ
    とを特徴とする光ファイバ接続箱。
  2. 【請求項2】 光ケーブル(16)を地中配電ケーブル
    (15)のネットワークに沿って布設する場合の,地上
    に設置された地中配電ケーブル用機器(11)の外箱
    (12)内に収容される光ファイバ接続箱(14)であ
    って,光ファイバ接続箱(14)の箱体(20)内に引
    き込まれた光ケーブル(16)から引き出した光ファイ
    バ心線(16b)の余長部を収納する余長収納トレイ
    (38)を備えるとともに,この余長収納トレイ(3
    8)は,その基端部を前記箱体(20)に固定したトレ
    イ台(40)に,箱体(20)の背面壁(20b)と平
    行に箱体(20)内に収容される姿勢と箱体(20)の
    前面側に倒れた姿勢とを取ることができるように,前面
    側に回転可能にヒンジ結合(59)されたことを特徴と
    する光ファイバ接続箱。
  3. 【請求項3】 複数の余長収納トレイ(38)を互いに
    重ね合わせ可能に,かつ,個々に回転可能に係合させる
    トレイ支持枠(41)を設けるとともに,このトレイ支
    持枠(41)を前記トレイ台(40)に前面側に回転可
    能にヒンジ結合(59)したことを特徴とする請求項1
    または2記載の光ファイバ接続箱。
  4. 【請求項4】 複数の余長収納トレイ(38)を互いに
    重ね合わせ可能に,かつ,個々に回転およびスライド可
    能に係合させるトレイ支持枠(41)を設けるととも
    に,このトレイ支持枠(41)を前記トレイ台(40)
    に前面側に回転可能にヒンジ結合(59)したことを特
    徴とする請求項1または2記載の光ファイバ接続箱。
  5. 【請求項5】 前記トレイ台(40)にヒンジ結合(5
    9)した前記トレイ支持枠(41)を前面側に倒した状
    態で,前記余長収納トレイ(38)をトレイ支持枠(4
    1)に対して傾斜状態に保持するためのストッパ(6
    0)をトレイ支持枠(41)に設けたことを特徴とする
    請求項3または4記載の光ファイバ接続箱。
  6. 【請求項6】 前記余長収納トレイ(38)に,光ファ
    イバ心線(16b)に被せた心線保護チューブ(54)
    を緊密に嵌合させるための溝(55a)を持つ弾性材よ
    りなるずれ止め部材(55)を設けたことを特徴とする
    請求項1または2記載の光ファイバ接続箱。
  7. 【請求項7】 前記余長収納トレイ(38)は,直径方
    向の2箇所が切り欠かれた,光ファイバ心線(16b)
    を巻くための円筒壁状のボビン部(50)を備え,前記
    2箇所の切り欠き部にかぶさるようにボビン部(50)
    中心に向かって延出する心線押さえ(51)を備えたこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の光ファイバ接続
    箱。
  8. 【請求項8】 前記余長収納トレイ(38)を収容する
    光ファイバ接続箱(14)の箱体(20)の底部(20
    a)を開放可能な蓋(20d)側に向けて下り勾配とな
    るように傾斜させるとともに,この傾斜した底部(2
    0)にあけた引き込み口(22)から光ケーブル(1
    6)を光ファイバ接続箱(14)内に引き込んだことを
    特徴とする請求項2記載の光ファイバ接続箱。
  9. 【請求項9】 前記箱体(20)の傾斜した底部(20
    a)から引き込んだ光ケーブル(16)のテンションメ
    ンバー(16a)を把持する把持部材(28)と,この
    把持部材(28)を光ケーブル(16)並び方向にスラ
    イド可能に支持するガイド部材(29)とからなるテン
    ションメンバー固定治具(27)を備えたことを特徴と
    することを特徴とする請求項8記載の光ファイバ接続
    箱。
  10. 【請求項10】 前記箱体(20)の傾斜した底部(2
    0a)の引き込み口(22)に,光ケーブル(16)を
    挿通させる貫通穴(23a)を持つケーブルグランド
    (23)を取り付けるとともに,前記引き込み口(2
    2)は箱体(20)の内部側にねじ穴(22a),箱体
    (20)の外部側に外側に向かってすぼまる円錐状内面
    (22b)を持ち,前記ケーブルグランド(23)は,
    前記ねじ穴(22a)に螺合する雄ねじ部(23b)と
    箱体(20)の内部側に突出するナット部(23c)と
    を一体に持ち,光ケーブル(16)の外周に嵌合させた
    Oリング(24)を前記ねじ穴(22a)にねじ込んだ
    前記ケーブルグランド(23)の先端面と前記円錐状内
    面(22b)との間に配置し圧縮したことを特徴とする
    請求項8記載の光ファイバ接続箱。
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