JPH072194Y2 - 積層クロス - Google Patents

積層クロス

Info

Publication number
JPH072194Y2
JPH072194Y2 JP1989127548U JP12754889U JPH072194Y2 JP H072194 Y2 JPH072194 Y2 JP H072194Y2 JP 1989127548 U JP1989127548 U JP 1989127548U JP 12754889 U JP12754889 U JP 12754889U JP H072194 Y2 JPH072194 Y2 JP H072194Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
yarns
cloth
fusible
cloths
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989127548U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0366739U (ja
Inventor
稔 松下
文雄 渡辺
嘉人 田渕
Original Assignee
ユニチカユーエムグラス株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ユニチカユーエムグラス株式会社 filed Critical ユニチカユーエムグラス株式会社
Priority to JP1989127548U priority Critical patent/JPH072194Y2/ja
Publication of JPH0366739U publication Critical patent/JPH0366739U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH072194Y2 publication Critical patent/JPH072194Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)
  • Manufacturing Of Multi-Layer Textile Fabrics (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)
  • Paper (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は風力発電用の羽根や高速艇および漁船などの船
体、スキーの板などを構成する繊維強化プラスチックス
(FRP)部分に埋設される基布として、あるいはすだれ
や壁クロスなどのインテリア素材などとして使用される
積層クロスに関するものである。
従来の技術 従来、FRP製品として、例えば風車の羽根、スキー板な
どのように、特に一方向の強度が要求されるものは、基
布としてガラス糸条を一方向に配列し、他の方向に太さ
の細い糸条を用いて可能な限り交錯点を少なくして交錯
させた織物が使用されていた。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、上記のような構造の織物では、組織の安
定性が悪く、目ずれを生じやすく、裁断した場合形態く
ずれが発生して積層の作業性が悪く、また均一な物性の
FRP製品を得ることが難しいなどの問題があった。上記
目ずれの防止および形態くずれを防止するために交錯点
を糸で強く締め付けて固定したものも知られているが、
固定部分を強く締め付けると、樹脂含浸のスピードが遅
いという問題や脱泡しにくいという問題があった。
本考案はこのような課題を解決するもので、FRP製品に
用いる基布などとして好適な、組織が安定で目ずれや裁
断時の形態くずれなどがなく、かつ樹脂含浸のスピード
が速く、脱泡もスムーズに行なえる積層シートを提供す
ることを目的とするものである。
課題を解決するための手段 この課題を解決するために本考案は、シート状に並列に
配列した多数本の糸条に熱融着性糸条が交叉して構成さ
れたクロスを複数枚積層し、互いに重なるクロスを熱融
着性糸条の熱融着により接合させてなるものである。ま
た本考案は、シート状に並列に配列した多数本の糸条に
熱融着性糸条が交叉して構成されたクロスと、シート状
に並列に配列した多数本の糸条に非熱融着性糸条が交叉
して構成されたクロスとを積層し、互いに重なるクロス
を熱融着性糸条の熱融着により接合させてなる積層体を
持つものである。
上記構成において、前者の積層クロスおよび後者のクロ
スの糸条の材料としてはガラス繊維、炭素繊維、アラミ
ド繊維、コットン繊維、ポリエステル繊維などが使用さ
れる。また、熱融着性糸条としては共重合ナイロンマル
チフィラメント、紡績糸、低融点の共重合ポリエステル
糸条などが使用される。また、非熱融着性糸条としては
ガラス糸や炭素繊維からなる糸などが使用される。
上記材料にて作られたクロスにおいて、熱融着性糸条を
持つクロスを複数枚積層するとき、互いに重なるクロス
の熱融着性糸条は同一方向に向いていても良く、あるい
は互いに直交する方向に向いて90度の角度で交叉してい
ても良い。あるいは90度以外の任意の角度で交叉してい
ても良い。要は互いに重なるクロスの上側のクロスの熱
融着性糸条が下側のクロスに接し、下側のクロスの熱融
着性糸条が上側のクロスに接して、熱融着により互いに
重なるクロスを接合させれば良い。また、熱融着性糸条
を持つクロスと非熱融着性糸条を持つクロスを積層する
とき、互いに重なるクロスの熱融着性糸条と非熱融着性
糸条は同一方向に向いていても良く、あるいは互いに直
交する方向に向いて90度の角度で交叉していても良く、
あるいは90度以外の任意の角度で交叉していても良い。
要は互いに重なるクロスの熱融着性糸条を持つ一方のク
ロスの熱融着性糸条が他方のクロスに接して、熱融着に
より互いに重なるクロスを接合させれば良い。
ところで上記クロスを複数枚積層するとき、熱融着性糸
条の熱融着を以って接合させるのであるが、積層される
クロスの枚数が多過ぎると、熱融着性糸条に熱が伝わり
にくく、しかも後工程での樹脂含浸が充分に行なわれな
いという問題が生じる。そこで、積層されるクロスの枚
数は6枚程度が限度であることが実験によって判明して
いる。
また、前記熱融着性糸条を持つクロスと非熱融着性糸条
を持つクロスとの積層体を備えた積層クロスにおいて、
熱融着性糸条を持つクロスをA,非熱融着性糸条を持つク
ロスをBとした場合、次表に示すような組み合わせが考
えられる。
上記表では8通りの組み合わせを示したが、これ以外に
も多くの組み合わせが考えられる。また、この組み合わ
せの中で、クロスの糸条は積層される複数枚のクロス全
てが同じ材料のものでなくても良く、用途に応じて選択
すれば良い。
第1図は本考案の一例を示し、複数枚のクロスを積層し
て重合させる直前の状態が示され、1はシート状に並列
に配列した多数本の糸条、2はこの糸条1に交叉する熱
融着性糸条もしくは非熱融着性糸条で、例えば第1図に
示すように3枚のクロス3を積層させる場合、3枚のク
ロス全てが熱融着性糸条を含んだものあるいは上記表の
b,c,dで示す3通りの組み合わせのものから選べば良
い。
作用 上記構成により、シート状に並列に配列した多数本の糸
条に熱融着性糸条が交叉して構成されたクロスを複数枚
積層し、互いに重なるクロスを熱融着性糸条の熱融着に
より接合して積層クロスを構成した場合、各クロスに設
けた熱融着性糸条がそのクロスのシート状の多数本の糸
条のみならず、そのクロスに重なるクロスのシート状の
多数本の糸条の支持を確実に行なえ、組織が安定でシー
ト状の多数本の糸条が分離したり、目ずれしたりするこ
となく、裁断しても形態くずれなどが発生せず、強度が
大で、しかも樹脂含浸も速くなり、脱泡もスムーズに行
なえ、特にFRP製品製造時の作業性の向上を図ることが
できる。
また、シート状に並列に配列した多数本の糸条に熱融着
性糸条が交叉して構成されたクロスと、シート状に並列
に配列した多数本の糸条に非熱融着性糸条が交叉して構
成されたクロスとを積層し、互いに重なるクロスを熱融
着性糸条の熱融着により接合させてなる積層体を備えて
積層クロスを構成した場合は、熱融着性糸条を持つクロ
スの熱融着性糸条がそのクロスのシート状の多数本の糸
条のみならず、そのクロスに重なる非熱融着性糸条を持
つクロスのシート状の多数本の糸条の支持をも同時に行
なうことができるという効果も得られる。
実施例 以下、本考案の実施例について説明する。
シート状に配列される多数本の糸条はガラスロービング
2310テックス(直径22μm;2000本)が6.5本/25mmの密度
でシート状に並列に配列され、これにガラス糸ECG75−1
/0−0.7Z1本と融点が100℃〜125℃の共重合ナイロンマ
ルチフィラメント(フロールM:ユニチカ(株)製)300
デニールの2本とを合撚(S撚;0.8回/25mm)して形成
した熱融着性糸条を2本/25mmの密度で平織組織で交叉
させている。このように形成されたクロスを複数枚積層
させ、前記熱融着性糸条の熱融着により互いに重なるク
ロスを接合させるのである。
また、シート状に配列される多数本の糸条として前記ガ
ラスロービングの代りに、有撚のガラスヤーンを用いて
もよく、あるいは炭素繊維糸条を用い、その場合炭素繊
維糸400テックス(直径7μm;6000本)を12.5本/25mmの
密度でシート状に並列に配列すればよい。
また、前記熱融着性糸条として、ガラス糸と低融点の共
重合ナイロンマルチフィラメントとを合撚したものを用
いたが、共重合ナイロンのマルチフィラメントに代えて
紡績糸でもよく、また低融点の共重合ポリエステル糸条
でもよく、ガラスヤーンの代りに高融点の通常の有機繊
維糸条を用いてもよい。低融点の熱融着性糸条として
は、上記のほかに、ガラス糸や通常のナイロン,ポリエ
ステルなどの糸条の表面に、ナイロン,ポリエステル,
ポリオレフィン,ポリスチレン、ポリ塩化ビニル,ポリ
(メタ)アクリレート,ポリ弗化エチレン系などの熱溶
融性樹脂層をコーティングした糸条や、鞘部に低融点成
分を、芯部に高融点成分を配したナイロン系,ポリエス
テル系,ポリオレフィン系などの芯鞘複合糸条を用いて
もよい。また、シート状に配列される多数本の糸条と熱
融着性糸条の交叉は平織組織で行なったが、そのほか綾
織,朱子織,絡み織などの組織でもよく、さらに織組織
でなく並列に配列した糸条に片面側だけに、あるいは表
裏面交互に、熱融着性糸条を直交あるいは所定角度で重
ねて融着させてもよい。熱融着性糸条の交叉の密度は、
クロスの組織が安定で、クロスを構成する糸条の配列が
確保でき、裁断したとき形態くずれが発生しない範囲で
低密度であればよい。
以上はシート状に並列に配列した多数本の糸条に熱融着
性糸条を交叉させたクロスについて説明したが、非熱融
着性糸条を用いる場合は前記熱融着性糸条に代えてガラ
ス糸ECG75−1/0−0.7Z1本を用いてもよく、あるいは炭
素繊維糸を用いてもよい。この非熱融着性糸条を持つク
ロスは熱融着性糸条を持つクロスと積層されて1つの積
層体となり、この積層体に前記表で示すように別のクロ
スを積層して使用することができる。
考案の効果 以上のように本考案によれば、シート状に並列に配列し
た多数本の糸条に熱融着性糸条が交叉して構成されたク
ロスを複数枚積層し、互いに重なるクロスを熱融着性糸
条の熱融着により接合して積層クロスを構成した場合、
各クロスに設けた熱融着性糸条がそのクロスのシート状
の多数本の糸条のみならず、そのクロスに重なるクロス
のシート状の多数本の糸条の支持を確実に行なえ、組織
が安定でシート状の多数本の糸条が分離したり、目ずれ
したりすることなく、裁断しても形態くずれなどが発生
せず、強度が大で、しかも樹脂含浸も速くなり、脱泡も
スムーズに行なえ、特にFRP製品製造時の作業性の向上
を図ることができる。
また、シート状に並列に配列した多数本の糸条に熱融着
性糸条が交叉して構成されたクロスと、シート状に並列
に配列した多数本の糸条に非熱融着性糸条が交叉して構
成されたクロスとを積層し、互いに重なるクロスを熱融
着性糸条の熱融着により接合させてなる積層体を備えて
積層クロスを構成した場合は、熱融着性糸条を持つクロ
スの熱融着性糸条がそのクロスのシート状の多数本の糸
条のみならず、そのクロスに重なる非熱融着性糸条を持
つクロスのシート状の多数本の糸条の支持をも同時に行
なうことができるという効果も得られる。
また、本考案による積層クロスは風力発電用の羽根や高
速艇および漁船などの船体、スキーの板などを構成する
繊維強化プラスチックス(FRP)部分に埋設される基布
として、あるいはすだれや壁クロスなどのインテリア素
材などとして有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一例を示す積層クロスの分解斜視図で
ある。 1……シート状に並列に配列した多数本の糸条、2……
熱融着性糸条もしくは非熱融着性糸条、3……クロス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D04H 3/04 Z 7199−3B 3/14 Z 7199−3B D06M 17/00

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート状に並列に配列した多数本の糸条に
    熱融着性糸条が交叉して構成されたクロスを複数枚積層
    し、互いに重なるクロスを熱融着性糸条の熱融着により
    接合させてなる積層クロス。
  2. 【請求項2】シート状に並列に配列した多数本の糸条に
    熱融着性糸条が交叉して構成されたクロスと、シート状
    に並列に配列した多数本の糸条に非熱融着性糸条が交叉
    して構成されたクロスとを積層し、互いに重なるクロス
    を熱融着性糸条の熱融着により接合させてなる積層体を
    持つ積層クロス。
JP1989127548U 1989-10-31 1989-10-31 積層クロス Expired - Lifetime JPH072194Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989127548U JPH072194Y2 (ja) 1989-10-31 1989-10-31 積層クロス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989127548U JPH072194Y2 (ja) 1989-10-31 1989-10-31 積層クロス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0366739U JPH0366739U (ja) 1991-06-28
JPH072194Y2 true JPH072194Y2 (ja) 1995-01-25

Family

ID=31675301

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989127548U Expired - Lifetime JPH072194Y2 (ja) 1989-10-31 1989-10-31 積層クロス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH072194Y2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008534815A (ja) * 2005-04-08 2008-08-28 ノファメーア ベスローテン フェンノートシャップ ポリマーテープの貼合せシートの製造法ならびに貼合せシートおよび該貼合せシートの使用
JP2017528611A (ja) * 2014-09-02 2017-09-28 ユニバーシティ・オブ・サウス・アラバマ 多孔質ナノ複合材料及びその製造方法
JP2022520800A (ja) * 2019-02-15 2022-04-01 ティーピーアイ コンポジッツ,インコーポレーティッド 複合積層体の安定化のための複合ロッド

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4699238B2 (ja) * 2006-02-27 2011-06-08 三菱重工業株式会社 強化繊維基材及び繊維強化プラスチック
JP2009545037A (ja) * 2006-07-24 2009-12-17 テクスティルマ・アクチェンゲゼルシャフト Rfidタグおよびその製造方法および装置
JP6528651B2 (ja) * 2015-11-10 2019-06-12 株式会社豊田自動織機 繊維構造体

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4407885A (en) * 1981-01-28 1983-10-04 General Electric Company Composite article
JPS63152637A (ja) * 1986-12-16 1988-06-25 Toray Ind Inc 樹脂の補強用プリフオ−ム材

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008534815A (ja) * 2005-04-08 2008-08-28 ノファメーア ベスローテン フェンノートシャップ ポリマーテープの貼合せシートの製造法ならびに貼合せシートおよび該貼合せシートの使用
JP2017528611A (ja) * 2014-09-02 2017-09-28 ユニバーシティ・オブ・サウス・アラバマ 多孔質ナノ複合材料及びその製造方法
JP2022520800A (ja) * 2019-02-15 2022-04-01 ティーピーアイ コンポジッツ,インコーポレーティッド 複合積層体の安定化のための複合ロッド

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0366739U (ja) 1991-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4407885A (en) Composite article
US4410385A (en) Method of making a composite article
JP5279375B2 (ja) 強化繊維糸シートを有する補強用不織基布
CN100529225C (zh) 无纺布及其制造方法
EP1669486B1 (en) Nonwoven base fabric for reinforcing
JPH072194Y2 (ja) 積層クロス
JP2002227067A (ja) 補強用多軸ステッチ布帛およびプリフォーム
JP4517483B2 (ja) 複合強化繊維基材およびプリフォーム
JP2003105975A (ja) 補強シート及び補強方法
JPH0129263Y2 (ja)
JPH0125699B2 (ja)
JPH06248550A (ja) ニードルマット状ガラス繊維複合シート
JP2751451B2 (ja) 積層不織布シート
JPH043461B2 (ja)
JP3915614B2 (ja) 変形部分を有する繊維構造体及び複合材
JP2000334867A (ja) 積層体、該積層体を有する構造体、前記積層体の製造方法、および前記構造体の製造方法
JP4355101B2 (ja) 多軸繊維シート及びそれを基材とした樹脂複合材料
JP3972542B2 (ja) 連続繊維不織布を用いた繊維強化熱可塑性樹脂成形材料の製造方法
JP2023031327A (ja) 建築工事用メッシュシートの補修方法
JPH06207343A (ja) 織物シート材料
JP2932321B2 (ja) 三軸織物
JPS58104255A (ja) 複合成形体強化用基布
CN217532155U (zh) 一种高强度低起毛性无纺布
JPS6394833A (ja) 積層シ−ト
JP2897783B2 (ja) 樹脂被覆シートに用いる基布