JPH0722036B2 - 中空黒鉛電極の製造方法 - Google Patents

中空黒鉛電極の製造方法

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JPH0722036B2
JPH0722036B2 JP2023385A JP2338590A JPH0722036B2 JP H0722036 B2 JPH0722036 B2 JP H0722036B2 JP 2023385 A JP2023385 A JP 2023385A JP 2338590 A JP2338590 A JP 2338590A JP H0722036 B2 JPH0722036 B2 JP H0722036B2
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electrode
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graphite electrode
cylindrical
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勇 松下
義弘 椎木
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Tokai Carbon Co Ltd
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Tokai Carbon Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電気製鋼炉に用いる人造黒鉛製の中空電極を
製造する方法に関する。
〔従来の技術〕
電気製鋼炉においては、通常の円柱状の人造黒鉛電極の
ほかに電極の長手方向に中心軸に沿った貫通孔を穿設し
てアーク安定用の不活性ガスや成分調整用の鉱物を吸き
込むようにした中空電極が使用される。
従来、中空電極を製造するためには、一旦、製品形態と
して形成された通常の円柱状電極に旋盤により孔を機械
加工する2次的工程を付加しておこなわれていた。とこ
ろが、製鋼用の電極は直径が400mm以上、長さが500mmを
越える大型材料であるうえに孔径が電極全断面積/中空
断面積の空隙比として30以上の比較的小さなものである
ため、孔加工に著しい手数を要するうえ材料の加工ロス
も大量に発生するという生産性、作業性および経済面上
の問題点があった。
〔発明が解決しようとする課題〕 本発明は、上記の問題点を解消した中空黒鉛電極の製造
方法を提供するもので、電極全断面積/中空断面積の比
が30以上の空隙比を有する比較的小さな中空孔を押出成
形の過程で同時に形成することによって生産性、作業性
等を向上させる点に第1の目的がある。
従来、パイプ状の全断面積に対する中空断面積の比が1
〜20の空隙比をもつ黒鉛パイプを製造する場合、パイプ
状に成形された中空孔にコークスパッキング材を充填し
た状態で焼成すると溶融により中空内に流出するバイン
ダー成分が吸収され、また中空孔の収縮、材料の変形な
どが防止されることが知られている。ところが、中空黒
鉛電極のように電極直径が大きく、かつ中空孔の径が小
さい(全断面積/中空断面積の空隙比が30以上)場合に
前記の方法を採ると、溶融バインダーの流出量が多くな
る割合に中空孔中のパッキング材量が少ない関係でパッ
キング材の焼結固着(コークス化)に基づく孔の閉塞、
縮小、変形等を招く。本発明の第2の目的は、電極全断
面積/中空断面積の空隙比が30以上のような場合であっ
ても中空孔の閉塞、縮小、変形等を伴うことがない焼成
処理を施すところにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するための本発明による中空黒鉛電極
の製造方法は、原料ペーストを軸心マンドレルを有する
円筒ノズルを介して中空状に押出成形し、成形体の中空
孔にその孔径より稍小さい外径をもち、かつ400℃以上
の温度で揮散もしくは一部が炭化する材質からなる円筒
または円柱状の充填杆材を挿入したのち焼成炭化および
黒鉛化することを構成上の特徴としている。
通常、黒鉛電極はコークス粉粒の原料フィラーをタール
ピッチからなるバインダーと共に捏合した原料ペースト
を所定の直径に押出成形したのち焼成炭化および黒鉛化
処理を施して製造されるが、本発明は前記押出成形時に
中空孔を同時に形成する。中空状の押出成形は、第1図
(横断面図)および第2図(正面図)に示すような押出
ノズルを用いておこなわれる。すなわち、この押出ノズ
ルは原料ペーストを押し込む挿入部が湾曲開口した円筒
ノズル1の開口部側(湾曲部分)にスパイダー5を介し
てノズル中心を先端まで延長する所定直径のマンドレル
2が装着された構造に設計されている。マンドれる2は
複数片のスパイダー5で支持されており、該スパイダー
5は通常の円柱成形との併用が可能なように開口部位に
沿ったリング6を介して着脱自在な状態に取り付けられ
ている。成形にあたっては、蓋3を被せた状態で押出装
置のコンテナから押し出された原料ペーストを円筒ノズ
ル1の開口部側からノズル内に圧入する。原料ペースト
は圧入過程でマンドレル2により中空孔が形成されなが
ら進行するが、この際スパイダー5で一旦分割されたペ
ースト組織はノズルの狭径化に基づく圧縮作用によって
強固に結合して円筒ノズル1の先端部に差しかかった
ら、蓋3を外しそのまま押し出しを継続して中空成形体
を得る。
ついで第3図に示すように、成形体7の中空孔の全長に
その孔径より稍小さい直径、好ましくは1〜5mm程度小
さい直径をもつ円筒または円柱状の充填杆材8を挿入す
る。該充填杆材8は40℃以上の温度で揮散もしくは一部
が炭化する材質からなり、成形体の焼成時に生ずる膨張
圧に対して抵抗性のある材料で構成することが好適であ
る。この要件を満足する材料としては、例えば紙、パル
プまたは炭化残留率の少ない熱硬化性樹脂などを挙げる
ことができる。したがって、これら材料から形成された
円筒または円柱が好適に使用されるが、紙円筒を用いる
場合にはある程度肉厚のものを用いることが望ましい。
中空孔に充填杆材を挿入した成形体は焼成炉に移し、コ
ークスパッキング材を被包した状態で1000〜1300℃の温
度により焼成炭化する。この際、充填杆材が紙円筒であ
る場合には円筒内部にパッキング材を充填することもで
きる。
焼成処理後の中空孔には若干の炭化物が残留することが
あるが、中空孔をケレン棒で差し込んで往復させること
により容易に掻き落とすことができる。
焼成炭化した成形体は、引き続き黒鉛化炉に入れ2800℃
以上の温度で黒鉛化処理をして中空黒鉛電極を得る。
〔作用〕
上記の工程によれば、原料ペーストの押出過程で外径成
形と同時に正常な中空孔が形成されるから、円柱状の黒
鉛材料について煩雑な孔加工を施す必要はなくなる。つ
いで、次工程の焼成段階においては、中空孔に挿入され
た充填杆材が成形体組織で溶融する温度域(200〜350
℃)において中空内へ流出する事態を阻止するとともに
その1部を吸収する。さらに成形体の熱膨張による中空
孔の収縮現象および変形化を防止するために有効機能す
る。充填杆材はバインダー成分が安定化する400℃以上
の温度になると揮散もしくは一部が炭化残留する。この
際に炭化残留する充填杆材成分は、中空孔の内面に容易
に剥離する状態に付着しているから、ケレン棒を往復さ
せることにより簡単に除去することができる。
このような工程作用を介して縮小、変形などのない高精
度の中空孔を有する中空黒鉛電極が生産性よく製造され
る。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を比較例と対比して説明する。
実施例 粒度調整したコークス粉粒フィラーにバインダーとして
タールピッチを配合し捏合処理した原料ペーストを、コ
ンテナの前面に第1図に示す円筒ノズルをセットした押
出ノズルを介して押出成形して電極の外径374mm、長さ1
818mm、中空孔の直径43mm、電極全断面積/中空断面積
の空隙比75.8の中空成形体を成形した。
次に成形体の中空孔全長に外径40mm、厚さ5mmの厚紙円
筒からなる充填杆材を挿入し、これを焼成炉に入れて周
囲をコークスパッキング材で被包した状態で1300℃まで
の温度で焼成処理した。
冷却後に焼成電極の中空孔をケレン棒を挿入して軽く往
復させ、内面に付着している炭化成分を除去した。この
状態で中空孔を検査したところ、コークス固着物による
閉塞、縮小、変形等のない孔径8〜40mmの正常な貫通孔
が形成されていることが確認された。
上記の焼成電極を黒鉛化炉に移し、2800℃で黒鉛化処理
を施すことにより良好な中空黒鉛孔電極が製造された。
比較例1 実施例と同様にして中空孔を成形した成形体をそのまま
焼成炉に入れ、中空孔になにも充填しないで焼成処理を
おこなった。この場合には成形体組織から流出したピッ
チがコークス化して中空孔を閉塞し、ケレン棒で掻き落
とすことができない状態に固着していた。
比較例2 実施例と同様にして中空成形した成形体の中空孔に粒度
3〜10mmのコークス粒を充填した状態で焼成処理をおこ
なった。この場合には、組織内から流出したピッチ成分
がコークス粒に吸収されて焼結固着し、孔の大部分が閉
塞した。固着物は極めて強固で、ケレン棒で掻き落とす
ことができなかった。
〔発明の効果〕
本発明によれば下記のような効果がもたらされる。
(1)電極成形工程において円滑に精度のよい中空孔を
形成することができる。したがって、2次的な機械加工
による中空電極を製造する従来技術に比べて工程数が減
少するとともに材質の加工ロスがなくなるから、生産
性、作業性が向上し、製造原価を低減化することができ
る。
(2)電極全断面積/中空断面積の空隙比が30以上の比
較的小径の中空孔をもつ成形体であっても、中空孔の閉
塞、縮小、変形などの事態を伴うことなく焼成処理をお
こなうことが可能となる。したがって、常に正常な中空
黒鉛電極が生産性よく製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に用いる中空電極成形用の押出ノズルを
例示した横断面図、第2図はその正面図である。第3図
は本発明の実施状態を示す中空成形体の断面図である。 1……円筒ノズル、2……マンドレル 3……蓋、4……尖端部 5……スパイダー、6……リング 7……成形体、8……充填杆材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原料ペーストを軸心マンドレルを有する円
    筒ノズルを介して中空状に押出し成形し、成形体の中空
    孔にその孔径より稍小さい外径をもち、かつ400℃以上
    の温度で揮散もしくは一部が炭化する材質からなる円筒
    または円柱状の充填杆材を挿入したのち焼成炭化および
    黒鉛化処理することを特徴とする中空黒鉛電極の製造方
    法。
  2. 【請求項2】電極全断面積/中空断面積の比が30以上の
    空隙比を有する請求項1記載の中空黒鉛電極の製造方
    法。
JP2023385A 1990-02-01 1990-02-01 中空黒鉛電極の製造方法 Expired - Lifetime JPH0722036B2 (ja)

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