JPH07220722A - リチウム二次電池用電極の製造方法 - Google Patents
リチウム二次電池用電極の製造方法Info
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- JPH07220722A JPH07220722A JP6008353A JP835394A JPH07220722A JP H07220722 A JPH07220722 A JP H07220722A JP 6008353 A JP6008353 A JP 6008353A JP 835394 A JP835394 A JP 835394A JP H07220722 A JPH07220722 A JP H07220722A
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】集電体に塗布された電極塗布膜の結着力が優れ
たリチウム二次電池用電極の製造方法を提供する。 【構成】(1)熱可塑性樹脂を含有する電極用原料を混
練し、スラリー化した後該スラリーを集電体に塗布した
後、塗布された集電体を該熱可塑性樹脂の融解温度以上
で熱処理する。 (2)正極活物質としてのリチウムの複合酸化物、熱可
塑性樹脂、炭素質材料、溶媒を混練し、スラリー化した
後、該スラリーを集電体に塗布した後、塗布された集電
体を該熱可塑性樹脂の融解温度以上で熱処理する。 (3)リチウムイオンのドープ・脱ドープが可能な負極
活物質としての炭素質材料と、熱可塑性樹脂、溶媒を混
練し、スラリー化した後、該スラリーを集電体に塗布し
た後、塗布された集電体を該熱可塑性樹脂の融解温度以
上で熱処理する。
たリチウム二次電池用電極の製造方法を提供する。 【構成】(1)熱可塑性樹脂を含有する電極用原料を混
練し、スラリー化した後該スラリーを集電体に塗布した
後、塗布された集電体を該熱可塑性樹脂の融解温度以上
で熱処理する。 (2)正極活物質としてのリチウムの複合酸化物、熱可
塑性樹脂、炭素質材料、溶媒を混練し、スラリー化した
後、該スラリーを集電体に塗布した後、塗布された集電
体を該熱可塑性樹脂の融解温度以上で熱処理する。 (3)リチウムイオンのドープ・脱ドープが可能な負極
活物質としての炭素質材料と、熱可塑性樹脂、溶媒を混
練し、スラリー化した後、該スラリーを集電体に塗布し
た後、塗布された集電体を該熱可塑性樹脂の融解温度以
上で熱処理する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリチウム二次電池用電極
の製造方法に関するものである。
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コバルト酸リチウム、ニッケル酸
リチウム等のリチウムの複合酸化物を正極活物質、炭素
材料を負極活物質とし、非水電解液を含み、リチウムイ
オンのドープ・脱ドープを行うリチウム二次電池の開発
が盛んである。このような電池では、正極においては正
極活物質、導電材、結着材を溶媒中で混練して、スラリ
ー(ペースト)化したのち、集電体に塗布し、乾燥した
後、プレスを行いシート状電極を作成することが一般的
である。負極においては、炭素質材料の活物質と結着材
を溶媒中で混練して、スラリー化したのち、集電体に塗
布し、乾燥した後、プレスを行いシート状電極を作成す
ることが一般的である。この場合、結着材としてポリテ
トラフルオロエチレン(PTFE)のように電池に用い
る溶媒には溶解しないものを水等の液中に分散させ用い
る方法があるが、凝集が起こりやすく、活物質や導電材
中に一様に結着材を分散させることが難しいという問題
があった。
リチウム等のリチウムの複合酸化物を正極活物質、炭素
材料を負極活物質とし、非水電解液を含み、リチウムイ
オンのドープ・脱ドープを行うリチウム二次電池の開発
が盛んである。このような電池では、正極においては正
極活物質、導電材、結着材を溶媒中で混練して、スラリ
ー(ペースト)化したのち、集電体に塗布し、乾燥した
後、プレスを行いシート状電極を作成することが一般的
である。負極においては、炭素質材料の活物質と結着材
を溶媒中で混練して、スラリー化したのち、集電体に塗
布し、乾燥した後、プレスを行いシート状電極を作成す
ることが一般的である。この場合、結着材としてポリテ
トラフルオロエチレン(PTFE)のように電池に用い
る溶媒には溶解しないものを水等の液中に分散させ用い
る方法があるが、凝集が起こりやすく、活物質や導電材
中に一様に結着材を分散させることが難しいという問題
があった。
【0003】また、溶媒に溶解し一様に活物質や導電材
中に分散し、比較的結着性の高いものとしてポリフッ化
ビニリデン(PVDF)が多く使われている。この場
合、結着材が溶媒に溶解しているのでスラリーの粘度も
溶媒の量で制御できるなどのプロセス上の長所もある。
中に分散し、比較的結着性の高いものとしてポリフッ化
ビニリデン(PVDF)が多く使われている。この場
合、結着材が溶媒に溶解しているのでスラリーの粘度も
溶媒の量で制御できるなどのプロセス上の長所もある。
【0004】しかしながら、ポリフッ化ビニリデンを結
着材として用いたシート状電極を使った電池において
も、シート状電極を電池缶に納めるために渦巻き状に巻
きとるときにストレスがかかり、特に円筒型電池内周部
では巻き取られたシート状電極の曲率が小さくなり、ス
トレスが大きくなるため、電極材塗布膜と集電体の剥離
が生じやすくなるという問題があった。また、リチウム
二次電池の特徴として、充放電の際にリチウムイオンの
ドープ・脱ドープを繰り返すため活物質の収縮・膨張が
起こり、活物質と導電材、活物質と集電体、導電材と集
電体間などの材料間で密着性が悪くなり、導電材あるい
は集電体からの活物質の滑落が生じ、電極材塗布膜と集
電体の結着力が劣化するという問題があった。
着材として用いたシート状電極を使った電池において
も、シート状電極を電池缶に納めるために渦巻き状に巻
きとるときにストレスがかかり、特に円筒型電池内周部
では巻き取られたシート状電極の曲率が小さくなり、ス
トレスが大きくなるため、電極材塗布膜と集電体の剥離
が生じやすくなるという問題があった。また、リチウム
二次電池の特徴として、充放電の際にリチウムイオンの
ドープ・脱ドープを繰り返すため活物質の収縮・膨張が
起こり、活物質と導電材、活物質と集電体、導電材と集
電体間などの材料間で密着性が悪くなり、導電材あるい
は集電体からの活物質の滑落が生じ、電極材塗布膜と集
電体の結着力が劣化するという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、集電
体に塗布された電極材塗布膜と集電体との結着力が優れ
たリチウム二次電池用電極の製造方法を提供するもので
ある。
体に塗布された電極材塗布膜と集電体との結着力が優れ
たリチウム二次電池用電極の製造方法を提供するもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、このよう
な問題を解決するため鋭意検討した結果、電極用原料が
塗布された電極を特定の温度で熱処理することにより、
電極材塗布膜と集電体との結着力がリチウム二次電池用
電極が得られることを見出し、本発明に到達した。すな
わち、本発明は、次に記す発明である。 (1)熱可塑性樹脂を含有する電極用原料を混練し、ス
ラリー化した後、該スラリーを集電体に塗布することに
よりリチウム二次電池用電極を製造する方法において、
該スラリーを集電体に塗布した後、塗布された集電体を
該熱可塑性樹脂の融解温度以上で熱処理することを特徴
とするリチウム二次電池用電極の製造方法。 (2)正極活物質としてのリチウムの複合酸化物、熱可
塑性樹脂、炭素質材、溶媒を混練し、スラリー化した
後、該スラリーを集電体に塗布することによりリチウム
二次電池用正極を製造する方法において、該スラリーを
集電体に塗布した後、塗布された集電体を該熱可塑性樹
脂の融解温度以上で熱処理することを特徴とするリチウ
ム二次電池用正極の製造方法。 (3)リチウムイオンのドープ・脱ドープが可能な負極
活物質としての炭素質材料と、熱可塑性樹脂、溶媒を混
練し、スラリー化した後、該スラリーを集電体に塗布す
ることによりリチウム二次電池用負極を製造する方法に
おいて、該スラリーを集電体に塗布した後、塗布された
集電体を該熱可塑性樹脂の融解温度以上で熱処理するこ
とを特徴とするリチウム二次電池用負極の製造方法。
な問題を解決するため鋭意検討した結果、電極用原料が
塗布された電極を特定の温度で熱処理することにより、
電極材塗布膜と集電体との結着力がリチウム二次電池用
電極が得られることを見出し、本発明に到達した。すな
わち、本発明は、次に記す発明である。 (1)熱可塑性樹脂を含有する電極用原料を混練し、ス
ラリー化した後、該スラリーを集電体に塗布することに
よりリチウム二次電池用電極を製造する方法において、
該スラリーを集電体に塗布した後、塗布された集電体を
該熱可塑性樹脂の融解温度以上で熱処理することを特徴
とするリチウム二次電池用電極の製造方法。 (2)正極活物質としてのリチウムの複合酸化物、熱可
塑性樹脂、炭素質材、溶媒を混練し、スラリー化した
後、該スラリーを集電体に塗布することによりリチウム
二次電池用正極を製造する方法において、該スラリーを
集電体に塗布した後、塗布された集電体を該熱可塑性樹
脂の融解温度以上で熱処理することを特徴とするリチウ
ム二次電池用正極の製造方法。 (3)リチウムイオンのドープ・脱ドープが可能な負極
活物質としての炭素質材料と、熱可塑性樹脂、溶媒を混
練し、スラリー化した後、該スラリーを集電体に塗布す
ることによりリチウム二次電池用負極を製造する方法に
おいて、該スラリーを集電体に塗布した後、塗布された
集電体を該熱可塑性樹脂の融解温度以上で熱処理するこ
とを特徴とするリチウム二次電池用負極の製造方法。
【0007】(4)熱可塑性樹脂としてポリフッ化ビニ
リデンを使用することを特徴とする(1)記載のリチウ
ム二次電池用電極の製造方法。 (5)熱可塑性樹脂としてポリフッ化ビニリデンを使用
することを特徴とする(2)記載のリチウム二次電池用
正極の製造方法。 (6)熱可塑性樹脂としてポリフッ化ビニリデンを使用
することを特徴とする(3)記載のリチウム二次電池用
負極の製造方法。
リデンを使用することを特徴とする(1)記載のリチウ
ム二次電池用電極の製造方法。 (5)熱可塑性樹脂としてポリフッ化ビニリデンを使用
することを特徴とする(2)記載のリチウム二次電池用
正極の製造方法。 (6)熱可塑性樹脂としてポリフッ化ビニリデンを使用
することを特徴とする(3)記載のリチウム二次電池用
負極の製造方法。
【0008】(7)電極がシート状であることを特徴と
する(1)又は(4)記載のリチウム二次電池用電極の
製造方法。 (8)電極がシート状であることを特徴とする(2)又
は(5)記載のリチウム二次電池用正極の製造方法。 (9)電極がシート状であることを特徴とする(3)又
は(6)記載のリチウム二次電池用負極の製造方法。
する(1)又は(4)記載のリチウム二次電池用電極の
製造方法。 (8)電極がシート状であることを特徴とする(2)又
は(5)記載のリチウム二次電池用正極の製造方法。 (9)電極がシート状であることを特徴とする(3)又
は(6)記載のリチウム二次電池用負極の製造方法。
【0009】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
リチウム二次電池用電極の製造方法においては、熱可塑
性樹脂を含有する電極用原料を混練し、スラリー化した
後、該スラリーを集電体に塗布し、その後、塗布された
集電体を該熱可塑性樹脂の融解温度以上で熱処理するこ
とを特徴とする。本発明で用いる熱可塑性樹脂として
は、特に限定されるものではないが、ポリフッ化ビニリ
デン、ポリエチレン、ポリプロピレンなどが挙げられ、
中でもポリフッ化ビニリデンが好ましい。該熱可塑性樹
脂は、電極の結着材として作用する。熱可塑性樹脂の融
解温度とは、結晶性樹脂の場合は融点を意味し、非晶性
樹脂の場合はガラス転移点を意味する。
リチウム二次電池用電極の製造方法においては、熱可塑
性樹脂を含有する電極用原料を混練し、スラリー化した
後、該スラリーを集電体に塗布し、その後、塗布された
集電体を該熱可塑性樹脂の融解温度以上で熱処理するこ
とを特徴とする。本発明で用いる熱可塑性樹脂として
は、特に限定されるものではないが、ポリフッ化ビニリ
デン、ポリエチレン、ポリプロピレンなどが挙げられ、
中でもポリフッ化ビニリデンが好ましい。該熱可塑性樹
脂は、電極の結着材として作用する。熱可塑性樹脂の融
解温度とは、結晶性樹脂の場合は融点を意味し、非晶性
樹脂の場合はガラス転移点を意味する。
【0010】本発明で用いる集電体としては、導電性を
有し、電解液に対して耐蝕性を有するものであれば特に
限定されるものではないが、アルミニウム、銅、ニッケ
ルなどが挙げられ、中でも正極集電体としてアルミニウ
ム、負極集電体として銅が好ましい。本発明におけるリ
チウム二次電池用電極は、円筒型電池、角型電池ケース
等に、より多くの電極を収められるようにシート状であ
ることが好ましい。
有し、電解液に対して耐蝕性を有するものであれば特に
限定されるものではないが、アルミニウム、銅、ニッケ
ルなどが挙げられ、中でも正極集電体としてアルミニウ
ム、負極集電体として銅が好ましい。本発明におけるリ
チウム二次電池用電極は、円筒型電池、角型電池ケース
等に、より多くの電極を収められるようにシート状であ
ることが好ましい。
【0011】次に、具体的に正極側のシート状電極の製
造方法について説明する。正極の主成分として、たとえ
ば正極活物質として好ましくはコバルト酸リチウム、ニ
ッケル酸リチウム等のリチウムの複合酸化物、導電材と
して好ましくは黒鉛又はコークス等の炭素質材料、結着
材として熱可塑性樹脂、好ましくはポリフッ化ビニリデ
ン、ポリエチレン、ポリプロピレン、特に好ましくはポ
リフッ化ビニリデンを用いることができる。正極活物質
及び導電材は予め乾燥処理を行ったものを用い、乾燥雰
囲気中で混合し互いに一様に分散させた状態のものを用
いることが好ましい。ポリフッ化ビニリデンはN−メチ
ルピロリドンなどの溶剤中に溶解させて用いることが好
ましい。次に、前記活物質と導電材の混合物にポリフッ
化ビニリデンの溶液を混合、混練して、スラリー(ペー
スト)化を行う。上記スラリーをアルミ箔等の集電体上
に塗布後、必要に応じて真空乾燥機等にて乾燥し、たと
えばプレスを行いシート状電極を得ることができる。
造方法について説明する。正極の主成分として、たとえ
ば正極活物質として好ましくはコバルト酸リチウム、ニ
ッケル酸リチウム等のリチウムの複合酸化物、導電材と
して好ましくは黒鉛又はコークス等の炭素質材料、結着
材として熱可塑性樹脂、好ましくはポリフッ化ビニリデ
ン、ポリエチレン、ポリプロピレン、特に好ましくはポ
リフッ化ビニリデンを用いることができる。正極活物質
及び導電材は予め乾燥処理を行ったものを用い、乾燥雰
囲気中で混合し互いに一様に分散させた状態のものを用
いることが好ましい。ポリフッ化ビニリデンはN−メチ
ルピロリドンなどの溶剤中に溶解させて用いることが好
ましい。次に、前記活物質と導電材の混合物にポリフッ
化ビニリデンの溶液を混合、混練して、スラリー(ペー
スト)化を行う。上記スラリーをアルミ箔等の集電体上
に塗布後、必要に応じて真空乾燥機等にて乾燥し、たと
えばプレスを行いシート状電極を得ることができる。
【0012】このシート状電極を必要に応じて電池形状
に適当な大きさに切り出した後、加熱処理を行うことに
より電極材塗布膜と集電体との結着力が大きいシート状
電極を得ることができる。加熱温度は、ポリフッ化ビニ
リデンの融解する温度以上である。
に適当な大きさに切り出した後、加熱処理を行うことに
より電極材塗布膜と集電体との結着力が大きいシート状
電極を得ることができる。加熱温度は、ポリフッ化ビニ
リデンの融解する温度以上である。
【0013】次に、具体的に負極側のシート状電極の製
造方法について説明する。負極の主成分として、負極活
物質として好ましくはリチウムイオンのドープ・脱ドー
プが可能な炭素質材料、結着材として熱可塑性樹脂、好
ましくはポリフッ化ビニリデン、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、特に好ましくはポリフッ化ビニリデンを用い
ることができる。負極活物質は予め乾燥処理を行ったも
のを用いることが好ましい。必要に応じて負極活物質の
粒径を揃えるため乾燥雰囲気中で粉砕することが好まし
い。ポリフッ化ビニリデンは、N−メチルピロリドンな
どの溶剤中に溶解させて用いることが好ましい。前記活
物質と導電材との混合物にポリフッ化ビニリデンの溶液
を混合、混練して、スラリー化を行う。上記スラリーを
銅箔等の集電体上に塗布後、必要に応じて真空乾燥機等
にて乾燥し、たとえばプレスを行いシート状電極を得る
ことができる。
造方法について説明する。負極の主成分として、負極活
物質として好ましくはリチウムイオンのドープ・脱ドー
プが可能な炭素質材料、結着材として熱可塑性樹脂、好
ましくはポリフッ化ビニリデン、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、特に好ましくはポリフッ化ビニリデンを用い
ることができる。負極活物質は予め乾燥処理を行ったも
のを用いることが好ましい。必要に応じて負極活物質の
粒径を揃えるため乾燥雰囲気中で粉砕することが好まし
い。ポリフッ化ビニリデンは、N−メチルピロリドンな
どの溶剤中に溶解させて用いることが好ましい。前記活
物質と導電材との混合物にポリフッ化ビニリデンの溶液
を混合、混練して、スラリー化を行う。上記スラリーを
銅箔等の集電体上に塗布後、必要に応じて真空乾燥機等
にて乾燥し、たとえばプレスを行いシート状電極を得る
ことができる。
【0014】このシート状電極を電池形状に適当な大き
さに切り出した後、加熱処理を行うことにより電極材塗
布膜と集電体との結着力が大きいシート状電極を得るこ
とができる。加熱温度としてはポリフッ化ビニリデンの
融解する温度以上である。なお、本発明においては、正
極側負極側とも、加熱処理はたとえばプレス前に行われ
ても、また適当な形状に切り出される前に行われても、
高い結着力を得ることができる。
さに切り出した後、加熱処理を行うことにより電極材塗
布膜と集電体との結着力が大きいシート状電極を得るこ
とができる。加熱温度としてはポリフッ化ビニリデンの
融解する温度以上である。なお、本発明においては、正
極側負極側とも、加熱処理はたとえばプレス前に行われ
ても、また適当な形状に切り出される前に行われても、
高い結着力を得ることができる。
【0015】本発明により得られたリチウム二次電池用
電極を用いて、リチウム二次電池を作製するには、公知
の方法によることができる。具体的には、本発明により
得られた正極又は負極、該正極と負極との間に配置され
たセパレーター、リチウム塩からなる溶質を有機溶媒に
溶解した電解液とを備えたリチウム二次電池を公知の方
法により作製することができる。
電極を用いて、リチウム二次電池を作製するには、公知
の方法によることができる。具体的には、本発明により
得られた正極又は負極、該正極と負極との間に配置され
たセパレーター、リチウム塩からなる溶質を有機溶媒に
溶解した電解液とを備えたリチウム二次電池を公知の方
法により作製することができる。
【0016】
【実施例】本発明を以下の実施例にてさらに詳細に説明
するが、本発明はこれらにより限定されるものではな
い。 電極の結着力の測定方法(テープ剥離試験):シート状
電極を適当な大きさに切り出し、1mm間隔で水平方向
および垂直方向にそれぞれカッターナイフを使い塗布膜
が切断されるように11本の切れ目を入れ、1mm角の
ます目を100個作る。その後セロテープを100個の
ます目に圧着した後、テープをめくり集電体から塗布膜
を剥離する。テープ剥離は連続して5回行う。剥離ごと
に試料側に残った塗布膜の数を数えて、結着力を評価す
る。
するが、本発明はこれらにより限定されるものではな
い。 電極の結着力の測定方法(テープ剥離試験):シート状
電極を適当な大きさに切り出し、1mm間隔で水平方向
および垂直方向にそれぞれカッターナイフを使い塗布膜
が切断されるように11本の切れ目を入れ、1mm角の
ます目を100個作る。その後セロテープを100個の
ます目に圧着した後、テープをめくり集電体から塗布膜
を剥離する。テープ剥離は連続して5回行う。剥離ごと
に試料側に残った塗布膜の数を数えて、結着力を評価す
る。
【0017】実施例1 正極活物質としてニッケル酸リチウム78.3g、導電
材として人造黒鉛KS15(ロンザ社製)9.0gを予
め真空乾燥機にて12時間乾燥後、乾燥雰囲気中でボー
ルミル混合を行い、一様に分散させた。ポリフッ化ビニ
リデン(呉羽化学工業社製、KF♯1300、融点17
7℃)2.7gと、N−メチル−2−ピロリドン40.
5gとをボールミルで2時間混合を行い、ポリフッ化ビ
ニリデンを溶解させた。
材として人造黒鉛KS15(ロンザ社製)9.0gを予
め真空乾燥機にて12時間乾燥後、乾燥雰囲気中でボー
ルミル混合を行い、一様に分散させた。ポリフッ化ビニ
リデン(呉羽化学工業社製、KF♯1300、融点17
7℃)2.7gと、N−メチル−2−ピロリドン40.
5gとをボールミルで2時間混合を行い、ポリフッ化ビ
ニリデンを溶解させた。
【0018】上記活物質と導電材の混合物にポリフッ化
ビニリデン溶液を加え12時間ボールミル混合を行いス
ラリー化した。このスラリーを集電体であるアルミ箔上
に塗布し、真空乾燥機にて50℃で3時間及び150℃
で6時間乾燥後、プレスを行い塗布膜と集電体の密着性
を高めるとともに、活物質の充填密度をあげ、シート状
電極を得た。このシート状電極を電池形状に切り出した
後、電気炉にて200℃で1時間の加熱処理を行った。
得られたシート状電極についてテープ剥離試験を5回連
続して行なった結果を表1に示す。
ビニリデン溶液を加え12時間ボールミル混合を行いス
ラリー化した。このスラリーを集電体であるアルミ箔上
に塗布し、真空乾燥機にて50℃で3時間及び150℃
で6時間乾燥後、プレスを行い塗布膜と集電体の密着性
を高めるとともに、活物質の充填密度をあげ、シート状
電極を得た。このシート状電極を電池形状に切り出した
後、電気炉にて200℃で1時間の加熱処理を行った。
得られたシート状電極についてテープ剥離試験を5回連
続して行なった結果を表1に示す。
【0019】比較例1 電気炉にて200℃で1時間の加熱処理をしないこと以
外は実施例1と同様な方法によりシート状電極を作成し
た。得られたシート状電極についてテープ剥離試験を5
回連続して行なった結果を表1に示す。0回目は切れ目
を入れた直後に残っているます目の数である。実施例1
では5回の試験の後集電体側に残った塗布膜は90個に
対し、比較例1では集電体側に残った塗布膜の数は13
個であり、本発明のリチウム二次電池用電極の製造方法
により得られた電極は、電極材塗布膜と集電体との結着
力が大きいことがわかる。
外は実施例1と同様な方法によりシート状電極を作成し
た。得られたシート状電極についてテープ剥離試験を5
回連続して行なった結果を表1に示す。0回目は切れ目
を入れた直後に残っているます目の数である。実施例1
では5回の試験の後集電体側に残った塗布膜は90個に
対し、比較例1では集電体側に残った塗布膜の数は13
個であり、本発明のリチウム二次電池用電極の製造方法
により得られた電極は、電極材塗布膜と集電体との結着
力が大きいことがわかる。
【0020】
【表1】
【0021】
【発明の効果】本発明のリチウム二次電池用電極の製造
方法においては、結着材としての熱可塑性樹脂の融解温
度以上の温度で加熱処理をすることにより、得られたリ
チウム二次電池用電極は電極材塗布膜と集電体との結着
力が大きい。また、特殊な混合処理や機械的な処理は加
える必要はないので、製造コスト、製造プロセスの点
で、工業的価値は極めて大きい。
方法においては、結着材としての熱可塑性樹脂の融解温
度以上の温度で加熱処理をすることにより、得られたリ
チウム二次電池用電極は電極材塗布膜と集電体との結着
力が大きい。また、特殊な混合処理や機械的な処理は加
える必要はないので、製造コスト、製造プロセスの点
で、工業的価値は極めて大きい。
Claims (9)
- 【請求項1】熱可塑性樹脂を含有する電極用原料を混練
し、スラリー化した後、該スラリーを集電体に塗布する
ことによりリチウム二次電池用電極を製造する方法にお
いて、該スラリーを集電体に塗布した後、塗布された集
電体を該熱可塑性樹脂の融解温度以上で熱処理すること
を特徴とするリチウム二次電池用電極の製造方法。 - 【請求項2】正極活物質としてのリチウムの複合酸化
物、熱可塑性樹脂、炭素質材料、溶媒を混練し、スラリ
ー化した後、該スラリーを集電体に塗布することにより
リチウム二次電池用正極を製造する方法において、該ス
ラリーを集電体に塗布した後、塗布された集電体を該熱
可塑性樹脂の融解温度以上で熱処理することを特徴とす
るリチウム二次電池用正極の製造方法。 - 【請求項3】リチウムイオンのドープ・脱ドープが可能
な負極活物質としての炭素質材料と、熱可塑性樹脂、溶
媒を混練し、スラリー化した後、該スラリーを集電体に
塗布することによりリチウム二次電池用負極を製造する
方法において、該スラリーを集電体に塗布した後、塗布
された集電体を該熱可塑性樹脂の融解温度以上で熱処理
することを特徴とするリチウム二次電池用負極の製造方
法。 - 【請求項4】熱可塑性樹脂としてポリフッ化ビニリデン
を使用することを特徴とする請求項1記載のリチウム二
次電池用電極の製造方法。 - 【請求項5】熱可塑性樹脂としてポリフッ化ビニリデン
を使用することを特徴とする請求項2記載のリチウム二
次電池用正極の製造方法。 - 【請求項6】熱可塑性樹脂としてポリフッ化ビニリデン
を使用することを特徴とする請求項3記載のリチウム二
次電池用負極の製造方法。 - 【請求項7】電極がシート状であることを特徴とする請
求項1又は4記載のリチウム二次電池用電極の製造方
法。 - 【請求項8】電極がシート状であることを特徴とする請
求項2又は5記載のリチウム二次電池用正極の製造方
法。 - 【請求項9】電極がシート状であることを特徴とする請
求項3又は6記載のリチウム二次電池用負極の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6008353A JPH07220722A (ja) | 1994-01-28 | 1994-01-28 | リチウム二次電池用電極の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6008353A JPH07220722A (ja) | 1994-01-28 | 1994-01-28 | リチウム二次電池用電極の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07220722A true JPH07220722A (ja) | 1995-08-18 |
Family
ID=11690870
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6008353A Pending JPH07220722A (ja) | 1994-01-28 | 1994-01-28 | リチウム二次電池用電極の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07220722A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0997603A (ja) * | 1995-09-29 | 1997-04-08 | Toray Ind Inc | 電池用電極シートの製造方法 |
| KR100227671B1 (ko) * | 1996-12-30 | 1999-11-01 | 손욱 | 극판의 활물질 충전방법 |
| JP2001148242A (ja) * | 1998-12-24 | 2001-05-29 | Seiko Instruments Inc | 非水電解質二次電池 |
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| KR20170041995A (ko) * | 2015-10-08 | 2017-04-18 | 주식회사 엘지화학 | 특정 방향에서 진공을 인가하여 전극 슬러리를 건조하는 과정을 포함하는 이차전지용 전극을 제조하는 방법 |
| CN114068941A (zh) * | 2020-08-10 | 2022-02-18 | 深圳市海鸿新能源技术有限公司 | 复合集流体及二次电池 |
-
1994
- 1994-01-28 JP JP6008353A patent/JPH07220722A/ja active Pending
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| EP3312910A4 (en) * | 2015-10-08 | 2018-04-25 | LG Chem, Ltd. | Method for manufacturing electrode for secondary battery, comprising process of drying electrode slurry by applying vacuum in specific direction |
| US10581059B2 (en) | 2015-10-08 | 2020-03-03 | Lg Chem, Ltd. | Method of manufacturing electrode for rechargeable battery including process of drying electrode slurry by applying vacuum in certain direction |
| CN114068941A (zh) * | 2020-08-10 | 2022-02-18 | 深圳市海鸿新能源技术有限公司 | 复合集流体及二次电池 |
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