JPH0722080Y2 - 除電装置 - Google Patents

除電装置

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JPH0722080Y2
JPH0722080Y2 JP1990101294U JP10129490U JPH0722080Y2 JP H0722080 Y2 JPH0722080 Y2 JP H0722080Y2 JP 1990101294 U JP1990101294 U JP 1990101294U JP 10129490 U JP10129490 U JP 10129490U JP H0722080 Y2 JPH0722080 Y2 JP H0722080Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、たとえば静電気によって帯電した樹脂やゴム
等の帯電物を除電するための除電装置に関し、詳しく
は、コロナ放電用の放電電極用突起に電圧を与えるため
の導電部材の外周を絶縁部材で覆って前記導電部材を絶
縁するとともに、前記絶縁部材における所定の電極突設
部表面から突出した姿勢で前記放電電極用突起が設けら
れ、コロナ放電によって生成されたイオンを利用して帯
電物を除電する除電装置に関する。
[従来の技術] この種の除電装置において、従来から一般的に知られて
いるものに、たとえば、第5A図,第5B図に示すものがあ
った。
第5A図は、従来の除電装置の一例である交流印加式の除
電装置を示す横断面図であり、第5B図はその正面図であ
る。第5A図および第5B図を参照して、除電装置の器体1
は支持体2により支持されており、その支持体2の下方
部分にはアースに接続された接地電極4が取り付けられ
ている。図中5は高圧芯線であり、たとえば7〜9KV程
度の電圧がこの高圧芯線5に印加される。第5A図に示す
ように、高圧芯線5の外周には絶縁層7が形成されてお
り、この絶縁層7にリング状の容量結合体8が複数外嵌
されている。この容量結合体8のそれぞれには下方に向
かって針状放電電極3が1本ずつ突設されている。な
お、放電電極3はバー状(板状)や線状のものもある。
この容量結合体8および器体1により電極突設部が構成
されている。図中6はプラスチックフィルム等からなる
絶縁物である。なお、器体1は絶縁物で構成されてい
る。
このような従来の除電装置を使用してコロナ放電により
除電を行なった場合には、コロナ放電に伴って器体1等
の絶縁部材の放電電極突起部表面に異物が付着する。こ
の異物は、最も多いのが、塵埃であり、塵埃が付着して
湿気で固まり放電電極用突起周辺の表面抵抗がたとえば
1015Ωから1014〜1013Ωへとさらには1012Ωへと低下す
る。なお、異物には、他に、印加用インキ,紙粉,溶剤
(プラスチック系が多い)あるいは糊滓等があり、除電
電極を取付ける場所により多種多様である。
そして、前記絶縁部材における電極突設部表面の放電電
極用突起周辺の表面抵抗が下がると、リーク電流が増加
し、ついにはリーク焼けで黒くなり甚だしいときには燃
え上がる欠点が生ずる。また、複数の放電電極用突起が
付着した異物により互いに電気的に接続された状態とな
り、たとえば交流電圧印加式除電装置の場合には、ある
1つの針状放電電極3に放電が生じた場合には複数の容
量結合体(導電部材)8に生じている電荷のすべてがそ
の放電が始まった針状放電電極3に集中してしまい、他
の針状放電電極3には全く放電が生じないという状態と
なり、除電性能が低下する等の欠点が生ずる。
さらに、前記器体1等からなる絶縁部材の電気的抵抗が
低下すると、高圧芯線5と絶縁層7と容量結合体(導電
部材)8とからなるコンデンサの両端電圧が上がり、絶
縁破壊が生じて焼損する恐れがある。
そこで、このような問題を解決せんとしたものとして、
従来から知られているものに、たとえば、実開昭63−14
5299号公報に記載のものがあった。この従来の除電装置
は、細長い除電装置を、その長手方向に分割された放電
電極部を複数継ぎ足すことにより構成し、複数の放電電
極部からなる除電装置の除電作業に伴って、複数の放電
電極部のうちの異物等の付着に伴う劣化した放電電極部
のみを取外して新たな放電電極部に差し替えるように構
成したものである。
[考案が解決しようとする課題] しかし、この従来の除電装置においては、各放電電極部
の放電電極用突起に電圧を与えるための導電部材の外周
を絶縁する絶縁部材自体に異物が付着することが防止で
きないために、放電電極部を新たなものに取替えるまで
の間においては、使用に伴ってその絶縁部材に異物が付
着して絶縁部材自体が徐々に劣化してしまう不都合が生
ずる。しかも、絶縁部材が劣化した場合には、放電電極
部という除電装置の一部を構成する構成部材自体を新た
なものに交換するために、無駄が多く、その交換に伴く
コストが高くつき不経済となってしまう欠点があった。
本考案は、係る実情に鑑み考え出されたものであり、そ
の目的は、放電電極用突起に電圧を与えるための導電部
材の外周を絶縁する絶縁部材に異物が付着すること自体
を簡単な方法により防止することである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、コロナ放電用の放電電極用突起に電圧を与え
るための導電部材の外周を絶縁部材で覆って前記導電部
材を絶縁するとともに、前記絶縁部材における所定の電
極突設部表面から突出した姿勢で前記放電電極用突起が
設けられ、コロナ放電によって生成されたイオンを利用
して帯電物を除電する除電装置であって、 前記絶縁部材の前記電極突設部表面を覆う覆い部材が設
けられ、前記電極突設部表面を覆った状態で前記覆い部
材の電極突出孔を挿通して外方に前記放電電極用突起が
突出した状態となり、かつ、 前記覆い部材が前記電極突設部の表面に対し着脱自在に
構成されていることを特徴とする。
[作用] 本考案によれば、絶縁部材の電極突設部の表面を覆う覆
い部材が、その覆い部材の電極突出孔に放電電極用突起
が挿入されて突出した状態で装着され、その覆い部材に
より前記電極突設部の表面が覆われる。その結果、放電
に伴う異物が覆い部材表面に付着し、絶縁部材慈愛への
付着を防止できる。しかも、その覆い部材が電極突設部
の表面に対し着脱自在に構成されているために、汚れた
覆い部材を取外して、付着した異物を簡単に剥がし取
り、または全表面を削り落す等して新品同様とし、また
は、必要に応じて新たなものに交換することができる。
[考案の実施例] 次に、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1A図および第1B図は、本考案にかかる除電装置の一例
の交流電圧印加式除電装置を示し、第1A図は横断面図、
第1B図は正面図である。
除電装置の器体1は支持体2により支持されており、そ
の支持体2の下方部分にはアースに接続された接地電極
4が取り付けられている。図中5は高圧芯線であり、こ
の高圧芯線の外周に絶縁層7が形成されており、さらに
その絶縁層7の外周に導電材料からなる容量結合体8が
設けられている。この高圧芯線5と容量結合体8とが絶
縁層7を仲介して容量結合されている。その結果、高圧
芯線5に交流電圧が印加されることにより容量結合体8
にも交流電圧が発生し、その容量結合体8から下方に突
出している針状放電電極3に交流高電圧が生ずる。な
お、器体1は絶縁物で構成されており、容量結合体8に
発生した電圧が外方にもれるのが防止される。この容量
結合体8と器体1とにより電極突設部が構成されてい
る。その電極突設部の表面すなわち器体1の針状放電電
極突設側表面に覆い部材19aが設けられている。この覆
い部材19aは、ビニール等の樹脂などからなる弾性材料
で構成されており、樋状の形状を有する。そして中央に
は針状放電電極3を挿通させるための透孔13が針状放電
電極3の位置に合わせて縦一列に穿設されている。この
放電電極3はバー状(板状)や線状のものであってもよ
い。
第1A図に示すように、通常時はこの覆い部材19aを矢印
イに示すように器体1側におし当てて左右両側部を矢印
ロ方向に開きながら器体1に外嵌させる。このような状
態で除電を行なえばコロナ放電にともなってカーボン等
の異物が針状放電電極3の近傍における覆い部材19aの
表面に付着する。そして、付着した異物を除去する場合
には、覆い部材19aの左右両側部を矢印ロ方向に開きな
がら覆い部材19aを器体1から取り外し、覆い部材19aの
表面に付着した異物をブラシ等により除去する。このよ
うにすれば、複数の針状放電電極3が邪魔になってブラ
シ等による異物の除去作業がやりにくくなる不都合が生
じない。なお、この覆い部材19aの外側表面に使い捨て
のシールをはりつけ、わざわざ覆い部材19aをブラシ等
により清掃することなくシールを剥がして捨てるだけで
異物の除去を可能にしてもよい。
第2A図,第2B図は、本考案にかかる除電装置の他の例を
示す直流電圧印加式除電装置の横断面図である。直流電
圧印加式除電装置において前述した交流電圧印加式除電
装置との主な相違点は、高電圧芯線5に直流電圧が印加
され、その高圧芯線5から直接(第2A図)または高抵抗
を介して(第2B図)針状放電電極3が突設されている点
である。図中19bはセラミックや樹脂等からなる偏平状
の高絶縁性の覆い部材である。この覆い部材19bの中央
には、針状放電電極3を挿通させるための透孔13が縦一
列に穿設されている。
通常時においては、第2A図に示すように、この覆い部材
19bを矢印イ方向に押し付けて器体1の左右両側部に形
成されている係合部にこの覆い部材19bを係合保持させ
る。この状態で除電することにより、コロナ放電に伴っ
て覆い部材19bの外側表面に異物が付着することにな
る。そしてその異物を除去する場合には、覆い部材19b
を器体1から取り外して19bの表面をブラシ等により清
掃して付着した異物を除去する。なお、前述したよう
に、覆い部材19bに使い捨てのシールをはりつけ、付着
した異物を除去する場合にはそのシールを剥がして捨て
るという方式を採用してもよい。
なお、覆い部材19aを器体1に取付ける手段としては第1
C図や第1D図に示す方法を採用してもよい。第1C図は、
覆い部材19aを器体1の放電電極突設側表面に密着させ
てビス98により取付けたものであり、第1D図は、覆い部
材19aを器体1の放電電極突設側画面に密着した状態で
バインド99により締め付けて取付けたものである。
第3図は、覆い部材の他の例を示す斜視図である。
この第3図に示す例では、覆い部材がテープ19cにより
構成されており、このテープ19cを器体1の外周にらせ
ん状に巻き付けて張り付けることにより電極突設部の表
面が覆われる。そして除電に伴ってこの巻付けたテープ
19cの表面に異物が付着し、その異物を除去する際には
巻き付けたテープ19cを器体1から剥がすことにより簡
単に除去できる。
第4図は、覆い部材のさらに他の例を示す斜視図であ
る。器体1における放電電極3の突設側のみにテープ19
dを張り付ける。このテープ19dにより覆い部材が構成さ
れる。そして除電をすることに伴ってテープ19dの表面
に付着した異物を除去する際には、このテープ19dを器
体1から剥がすことにより簡単に行なわれる。また、テ
ープ19dを複数枚層状に器体1の放電電極突設側表面に
はりつけ異物が付着するごとに外側のテープ19dから順
番に剥がすことにより異物を何回も除去できるように構
成してもよい。
本実施例では、除電装置として交流電圧印加式除電装置
と直流電圧印加式除電装置とを示したが、本考案はこれ
に限らず、たとえば、高周波電圧印加式除電装置、生成
イオンを帯電物に吹き付ける送風型やノズル型の除電装
置、管内を通過する帯電物を除電するフランジ型除電装
置、自己放電式除電装置、内圧防爆型除電装置等種々の
タイプのものであってもよく、ようするにコロナ放電を
利用して帯電物を除電するものであればなんでもよい。
前記容量結合体8または高圧芯線5により、コロナ放電
用の放電電極用突起(針状放電電極3)に電圧を与える
ための導電部材が構成されている。前記器体1により、
前記導電部材を覆って絶縁する絶縁部材が構成されてい
る。前記透孔13またはテープ19c,19dにより、突出姿勢
で設けられた放電電極用突起が挿通して外部に突出する
電極突出孔が構成されている。
[考案の効果] 本考案は、放電電極用突起に電圧を与えるための導電部
材の外周を覆って絶縁する絶縁部材の電極突設部表面が
覆い部材で覆われているために、コロナ放電に伴う異物
がその絶縁部材の電極突設部表面に付着することが防止
でき、使用に伴って異物の付着に伴う絶縁部材の劣化を
防止できる。しかも、異物が付着した覆い部材を必要に
応じて取外し、清浄し、また、新たなものに交換するこ
とができ、除電装置自体を構成する構成部材を何ら交換
することなく覆い部材の交換のみで事足り、交換に際し
ての無駄がなく、交換に伴うコストを低下させることが
できる。さらに、覆い部材が装着された状態では、その
覆い部材の電極突出孔から放電電極用突起が突出した状
態となるために、複数の放電電極用突起同士の間もこの
覆い部材により良好に覆われ、放電電極用突起間への異
物の付着も防止でき、前記電極突設部表面を漏れなく覆
って異物の付着をより完璧に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1A図および第1b図は、本考案にかかる除電装置の一例
の交流電圧印加式除電装置を示し、第1A図はその横断面
図、第1B図はその正面図、第1C図,第1D図は、それぞれ
覆い部材の取付け方法の他の例を示す横断面図である。 第2A図,第2B図は、本考案にかかる除電装置の他の例で
ある直流電圧印加式除電装置を示す横断面図である。 第3図は、覆い部材の他の例を示す斜視図である。 第4図は、覆い部材のさらに他の例を示す斜視図であ
る。 第5A図および第5B図は従来例を示し、第5A図は交流電圧
印加式除電装置の横断面図、第5B図はその正面図であ
る。 図中、1は器体、3は放電電極、5は高圧芯線、19a〜1
9dは覆い部材、13は透孔、8は容量結合体である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コロナ放電用の放電電極用突起に電圧を与
    えるための導電部材の外周を絶縁部材で覆って前記導電
    部材を絶縁するとともに、前記絶縁部材における所定の
    電極突設部表面から突出した姿勢で前記放電電極用突起
    が設けられ、コロナ放電によって生成されたイオンを利
    用して帯電物を除電する除電装置であって、 前記絶縁部材の前記電極突設部表面を覆う覆い部材が設
    けられ、前記電極突設部表面を覆った状態で前記覆い部
    材の電極突出孔を挿通して外方に前記放電電極用突起が
    突出した状態となり、かつ、 前記覆い部材が前記電極突設部の表面に対し着脱自在に
    構成されていることを特徴とする、除電装置。
JP1990101294U 1990-09-26 1990-09-26 除電装置 Expired - Lifetime JPH0722080Y2 (ja)

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