JPH07222031A - 映像信号再生装置 - Google Patents

映像信号再生装置

Info

Publication number
JPH07222031A
JPH07222031A JP6007899A JP789994A JPH07222031A JP H07222031 A JPH07222031 A JP H07222031A JP 6007899 A JP6007899 A JP 6007899A JP 789994 A JP789994 A JP 789994A JP H07222031 A JPH07222031 A JP H07222031A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
clamp
reproduction
potential
video signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6007899A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Maruta
剛士 丸田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP6007899A priority Critical patent/JPH07222031A/ja
Publication of JPH07222031A publication Critical patent/JPH07222031A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Picture Signal Circuits (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な回路構成で、変速再生等の特殊再生時
のクランプ動作に係る基準電位の安定化を図り、特殊再
生時の輝度の変動をなくして、再生画像の画質品位を向
上させる。 【構成】 特殊再生時における再生輝度信号Svの所定
タイミングに、設定電位Vrを挿入する電位挿入ブロッ
ク21と、設定電位Vrを再生輝度信号Svの基準電位
としてクランプするクランプ手段を設けて構成する。電
位挿入ブロックは、バックポーチ区間中の任意の時点を
選択する第1のM.M(単安定マルチバイブレータ)2
3と、設定電位Vrの出力幅を設定する第2のM.M2
4と、再生輝度信号Svを出力幅t2分だけ設定電位V
rに切り換えるスイッチング回路SW1にて構成でき、
クランプ手段は、クランプパルス生成ブロック22と、
書込みプロセッサー10及びバイアス補正回路12にて
構成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像信号再生装置に関
し、特に、映像信号をヘリカルスキャン方式にて磁気テ
ープに記録し、又は磁気テープから映像信号を再生する
VTRに用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、映像信号をヘリカルスキャン方
式にて磁気テープに記録し、又は磁気テープから映像信
号を再生するVTRにおいては、回転ドラムに2つの記
録再生兼用の磁気ヘッドが1CH用録再ヘッド及び2C
H用録再ヘッドとしてそれぞれ180゜対向の位置に設
置された回転ヘッドを有する。そして、磁気テープに
は、1CH録再ヘッドによる斜めトラック(1CHトラ
ック)と2CH録再ヘッドによる斜めトラック(2CH
トラック)が互いに隣接して記録されることになる。
【0003】各録再ヘッドは、それぞれ磁気ギャップが
互いに異なるアジマス角になるように設定され、例えば
1CH用録再ヘッドが+6゜のアジマス角としたとき、
2CH用録再ヘッドは−6゜のアジマス角に設定され
る。上記アジマス角は、現在トレースしているトラック
と隣接するトラックからのクロストークを抑圧するため
に設けられる。
【0004】通常、磁気ヘッドの再生出力は、磁気ギャ
ップと磁気テープからの磁気が直交するとき最大となる
が、上記のように磁気ヘッドにアジマス角を設けた場
合、現在トレース中のトラックに関する映像信号は高出
力にて再生でき、隣接するトラックの映像信号は、アジ
マス角による損失(アジマス損失)によりその再生出力
は非常に小さいものとなる。このようなことから、磁気
ヘッドにアジマス角を設けることにより、隣接するトラ
ックからのクロストークを有効に抑圧することが可能と
なる。
【0005】また、磁気テープには、+6゜のアジマス
角を有する1CH録再ヘッドによる1CHトラックと−
6゜のアジマズ角を有する2CH録再ヘッドによる2C
Hトラックが互いに隣接して記録されることから、2本
の同アジマス角のトラックの間に逆アジマス角のトラッ
クが介在されることとなり、その結果、該逆アジマス角
のトラックが上記2本の同アジマス角のトラックのガー
ドバンドとなり、同アジマス角のトラック間における干
渉を抑えることができる。
【0006】このように、1CH及び2CHの録再ヘッ
ドにおける各磁気ギャップに互いに異なるアジマス角を
設けることにより、C/N(搬送波出力Cとノイズの
比)及びテープ消費量の点で有利となり、ランニングコ
ストの低廉化、装置の小型化、記録時間の長時間化を向
上させることが可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、アジマス角
をもつ一対あるいはそれ以上の磁気ヘッドを有する回転
ヘッドを用いたヘリカルスキャン方式のVTRは、その
アジマス損失のため、そのアジマス角に適合するトラッ
クのみ、磁気テープから再生信号を拾うことができる。
通常の再生時、1倍速で磁気テープが走行する場合は問
題ないが、変速再生等の特殊再生時は必ずしもアジマス
角に合わないトラックもスキャンすることになる。この
場合、前述のアジマス損失により再生信号の欠落部分が
生じ、再生された信号をそのまま復調すれば、自ずと映
像信号の欠落となってその部分がノイズとなる。
【0008】また、VTRにおいては、再生された映像
信号に対して、デビエーション調整(白ピークのレベル
を揃える)を行なった後に、映像信号のある部分、例え
ば水平ブランキング期間におけるフロントポーチ区間の
電位をクランプして、その電位を映像信号の基準電位
(例えば、黒レベル電位)とするいわゆるクランプ動作
(キャリア調整)を行なうようにしている。
【0009】ところが、変速再生時などにおいて、上記
クランプする部分にノイズが重畳されている場合、該ノ
イズをクランプすることになるため、基準電位が不安定
になり、再生画像の画質の劣化につながる。従って、従
来では、変速再生などの特殊再生時に、上記クランプ動
作を行なわないようにしている。
【0010】しかし、映像信号の欠落があまりに長いと
基準電位が変動し、次に正規の映像信号が入力された
際、真値と異なる電位からクランプ動作を再開すること
になる。このとき、輝度も変動してしまい再生画像の画
質の品位が悪くなるという問題がある。
【0011】そこで、上記問題を解決する方法として以
下の方法が考えられている。即ち、一般に、磁気ヘッド
の磁気ギャップにアジマス角を設けたヘリカルスキャン
方式の民生用のVTRにおいては、同一フォーマットの
中にテープスピードに関するモードが複数あり、それに
伴ってトラック幅も異なるため、回転ドラムにトラック
幅に対応した磁気ヘッドを搭載するようにしている。つ
まり、モードによって、使用される磁気ヘッドが異な
り、それに応じてアジマス角も異なることとなる。
【0012】このアジマス角の違いを巧く利用して、別
モード時に、アジマス損失の少ないアジマス角を有する
磁気ヘッドを用い、異なるアジマス角に適合したトラッ
クをスキャンするときに回転ヘッドを切り換えて使用す
れば、上記映像信号の欠落を防止することができる。
【0013】しかし、この方法の場合、信号処理にて扱
うコントロール信号の種類が多くなり、また、必要な回
路も多くなることとなる。その結果、VTRの構成の複
雑化、大型化を招き、製造コストの高価格化を招来させ
るという問題が生じる。
【0014】本発明は、上記の課題に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、簡単な回路構成で、変
速再生等の特殊再生時のクランプ動作に係る基準電位の
安定化を図って、特殊再生時の輝度の変動をなくすこと
ができ、再生画像の画質品位を向上させることができる
映像信号再生装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、通常モード又
は変速モードの選択的な切換えによって、記録媒体に記
録された映像信号の通常再生又は変速再生を行なう映像
信号再生装置において、少なくとも変速モード選択時に
おいて再生された映像信号(例えば再生輝度信号Sv)
の所定タイミングに、変速再生用クランプ電位Vrを挿
入する電位挿入手段21と、変速再生時に、変速再生用
クランプ電位Vrを映像信号Svの基準電位としてクラ
ンプするクランプ手段を設けて構成する。
【0016】この場合、電位挿入手段21による変速再
生用クランプ電位Vrの挿入時点としては、水平ブラン
キング期間Hbにおけるバックポーチ区間Bpとするこ
とができる。
【0017】また、電位挿入手段21を、水平ブランキ
ング期間Hbにおけるバックポーチ区間Bp中の任意の
時点を選択する選択手段23と、変速再生用クランプ電
位Vrの出力幅t2を設定する設定手段24と、再生さ
れた映像信号Svを、選択手段23にて選択された時点
から設定手段24にて設定された出力幅t2分だけ変速
再生用クランプ電位Vrに切り換える切換え手段SW1
を設けて構成するようにしてもよい。
【0018】また、上記構成に加えて、電位挿入手段2
1に、通常再生時において切換え手段SW1の動作を無
効とし、変速再生時において切換え手段SW1の動作を
有効とする第2の選択手段SW2を設けるようにしても
よい。
【0019】そして、上記構成を有する電位挿入手段2
1を、タイムベースコレクタに組み込まれたA/D変換
器4の前段に挿入接続することができる。
【0020】一方、上記クランプ手段を、通常のペデス
タルクランプを行なうための通常再生用クランプパルス
Pに基づいて、変速再生用クランプ電位Vrの挿入期間
t2内に出力され、該変速再生用クランプ電位Vrを抽
出するための変速再生用クランプパルスSm4を生成す
るクランプパルス生成手段(27,28)と、通常再生
時において通常再生用クランプパルスPを選択し、変速
再生時においてクランプパルス生成手段(27,28)
からの変速再生用クランプパルスSm4を選択する選択
手段SW3を設けて構成してもよい。
【0021】そして、上記クランプパルス生成手段(2
7,28)及び選択手段SW3を、タイムベースコレク
タに組み込まれたタイミング発生器3と書込みプロセッ
サー10間に挿入接続し、これらクランプパルス生成手
段(27,28)、選択手段SW3、書込みプロセッサ
ー10及び該書込みプロセッサー10からのクランプエ
ラー信号Vcに基づいて映像信号のバイアスを補正する
バイアス補正回路12にて上記クランプ手段を構成する
ことができる。
【0022】また、本発明は、通常モード又は変速モー
ドの選択的な切換えによって、記録媒体に記録された映
像信号の通常再生又は変速再生を行なう映像信号再生装
置において、変速モード選択時において再生された映像
信号(例えば再生輝度信号Sv)の水平ブランキング期
間Hbのフロントポーチ区間Fpにおける所定期間の信
号レベルを平滑する信号平滑手段31と、この信号平滑
手段31にて平滑された信号レベルを映像信号Svの基
準信号としてクランプするクランプ手段を設けて構成す
る。
【0023】この場合、信号平滑手段31を、タイムベ
ースコレクタに組み込まれたA/D変換器4の前段に挿
入接続するようにしてもよい。
【0024】また、信号平滑手段31に、変速再生時に
おいて、映像信号Svの水平ブランキング期間Hbのフ
ロントポーチ区間Fpにおける所定期間の信号レベルの
平滑を有効とする選択手段36を設けるよぅにしてもよ
い。
【0025】一方、上記クランプ手段を、通常再生時及
び変速再生時に拘らず、通常のペデスタルクランプを行
なうための通常再生用クランプパルスPに基づいて、信
号平滑手段31にて平滑された信号レベルを映像信号S
vの基準電位としてクランプするように構成してもよ
い。
【0026】そして、上記クランプ手段を、タイムベー
スコレクタに組み込まれた書込みプロセッサー10及び
該書込みプロセッサー10からのクランプエラー信号V
cに基づいて映像信号Svのバイアスを補正するバイア
ス補正回路12にて構成することができる。
【0027】
【作用】本発明に係る映像信号再生装置においては、通
常モード又は変速モードの選択的な切換えによって、記
録媒体に記録された映像信号の通常再生又は変速再生を
行なう。再生された映像信号(例えば再生輝度信号S
v)は、電位挿入手段21によって、その所定タイミン
グに変速再生用クランプ電位Vrが挿入される。
【0028】そして、変速再生時に、クランプ手段によ
って、上記変速再生用クランプ電位Vrが映像信号Sv
の基準電位としてクランプされることになる。
【0029】従って、変速再生時において、アジマス損
失による映像信号の欠落が生じて、映像信号Svの特に
クランプ手段によるクランプ区間にその欠落によるノイ
ズ成分が重畳されたとしても、クランプ手段によるクラ
ンプ動作の前段階において、映像信号Sv中、該クラン
プ手段でクランプする所定のタイミングに、電位挿入手
段21によって変速再生用クランプ電位Vrが挿入され
ることになるため、クランプ手段で上記変速再生用クラ
ンプ電位Vrを基準電位としてクランプすることができ
ることになる。
【0030】これにより、変速再生等の特殊再生時のク
ランプ動作に係る基準電位の安定化が図れることにな
り、特殊再生時の輝度の変動をなくすことができ、その
結果、再生画像の画質品位を向上させることができる。
また、特殊再生時に輝度変動があった場合、その再生画
像を見ている視聴者は、眼が非常に疲れることになる
が、本発明に係る映像信号再生装置においては、特殊再
生時に輝度変動が改善されることから、視聴者の眼の疲
労を抑えるという健康面での効果も発揮する。
【0031】電位挿入手段21による変速再生用クラン
プ電位Vrの挿入時点を、水平ブランキング期間Hbに
おけるバックポーチ区間Bpとした場合においては、色
同期信号(カラーバースト信号)への影響がないため、
上記クランプ電位Vrによって色の品位が反対に悪くな
るという不都合を回避することができる。
【0032】また、電位挿入手段21として、水平ブラ
ンキング期間Hbにおけるバックポーチ区間Bp中の任
意の時点を選択する選択手段23と、変速再生用クラン
プ電位Vrの出力幅t2を設定する設定手段24と、再
生された映像信号Svを、選択手段23にて選択された
時点から設定手段24にて設定された出力幅t2分だけ
変速再生用クランプ電位Vrに切り換える切換え手段S
W1を設けて構成した場合においては、まず、選択手段
23によって、映像信号Svの水平ブランキング期間H
bにおけるバックポーチ区間Bp中の任意の時点が選択
され、設定手段24によって、変速再生用クランプ電位
Vrの出力幅t2が設定されることになる。
【0033】そして、切換え手段SW1によって、選択
手段23にて選択された時点から設定手段24にて設定
された出力幅t2分だけ変速再生用クランプ電位Vrに
切り換えられ、これによって、映像信号Svの水平ブラ
ンキング期間Hbにおけるバックポーチ区間Bpに変速
再生用クランプ電位Vrが挿入されることになる。
【0034】この場合、簡単な回路構成で、再生された
映像信号Svの水平ブランキング期間Hbにおけるバッ
クポーチ区間Bpに変速再生用クランプ電位Vrを挿入
することができ、特殊再生時における輝度変動の改善を
図った再生系の構成の簡略化を実現させることができ
る。
【0035】また、上記構成に加えて、電位挿入手段2
1に、通常再生時において切換え手段SW1の動作を無
効とし、変速再生時において切換え手段SW1の動作を
有効とする第2の選択手段SW2を設けた場合において
は、まず、通常再生時においては、第2の選択手段SW
2によって切換え手段SW1の動作が無効となり、水平
ブランキング期間Hbにおけるバックポーチ区間Bpに
変速再生用クランプ電位Vrが挿入されない映像信号、
即ち再生された映像信号Svそのものが選択されること
になる。一方、変速再生時においては、第2の選択手段
SW2によって切換え手段SW1の動作が有効となり、
水平ブランキング期間Hbにおけるバックポーチ区間B
pに変速再生用クランプ電位Vrが挿入された映像信号
Svが選択されることになる。
【0036】従って、通常再生時において、変速再生用
クランプ電位Vrが挿入されるということがなくなり、
通常再生時における映像信号の品位が反対に悪くなると
いう不都合を回避することができる。
【0037】また、上記構成を有する電位挿入手段21
を、タイムベースコレクタに組み込まれたA/D変換器
4の前段に挿入接続した場合においては、デジタル変換
される前の映像信号Svに対して変速再生用クランプ電
位Vrをアナログ回路を用いて挿入することができるこ
とになり、簡単な回路構成で、映像信号Svへの変速再
生用クランプ電位Vrの挿入を実現させることができ
る。
【0038】そして、タイムベースコレクタの入力段に
おいて、変速再生用クランプ電位Vrの挿入が行なわれ
て、更にこのクランプ電位Vrに基づいてクランプ手段
にてクランプ動作が行なわれることになるため、A/D
変換器4に、基準電位(バイアスレベル)が安定化され
た映像信号Svが供給されることになり、このタイムベ
ースコレクタからは、ジッタや位相遅れ等の時間的偏差
がなく、しかもバイアスレベルが安定化された映像信号
Svが取り出されることになる。
【0039】また、上記クランプ手段に、通常のペデス
タルクランプを行なうための通常再生用クランプパルス
Pに基づいて、変速再生用クランプ電位Vrの挿入期間
t2内に出力され、該変速再生用クランプ電位Vrを抽
出するための変速再生用クランプパルスSm4を生成す
るクランプパルス生成手段(27,28)と、通常再生
時において通常再生用クランプパルスPを選択し、変速
再生時においてクランプパルス生成手段(27,28)
からの変速再生用クランプパルスSm4を選択する選択
手段SW3を設けた場合においては、まず、通常再生時
において、選択手段SW3にて通常のペデスタルクラン
プを行なうための通常再生用クランプパルスPが選択さ
れ、通常再生による映像信号Svに対して通常のペデス
タルクランプが行なわれる。
【0040】一方、変速再生時においては、上記クラン
プパルス生成手段(27,28)にて、通常再生用クラ
ンプパルスPに基づいて、上記変速再生用クランプ電位
Vrの挿入期間t2内に出力され、該変速再生用クラン
プ電位Vrを抽出するための変速再生用クランプパルス
Sm4が生成され、更に選択手段SW3にてこの変速再
生用クランプパルスSm4が選択されることになる。こ
のとき、変速再生時の映像信号Svには、上記変速再生
用クランプ電位Vrが挿入されているため、このクラン
プ手段にて、該クランプ電位Vrが抽出されて、このク
ランプ電位Vrを映像信号Svの基準電位としてクラン
プされることになる。
【0041】このように、通常再生時においては、通常
のペデスタルクランプが行なわれ、変速再生時において
は、上記電位挿入手段21にて挿入されたクランプ電位
Vrが基準電位としてクランプされることになるため、
変速再生等の特殊再生時のクランプ動作に係る基準電位
の安定化が図れることになり、特殊再生時の輝度の変動
をなくすことができ、その結果、再生画像の画質品位を
向上させることができる。
【0042】また、上記クランプパルス生成手段(2
7,28)及び選択手段SW3を、タイムベースコレク
タに組み込まれたタイミング発生器3と書込みプロセッ
サー10間に挿入接続し、これらクランプパルス生成手
段(27,28)、選択手段SW3、書込みプロセッサ
ー10及び該書込みプロセッサー10からのクランプエ
ラー信号Vcに基づいて映像信号Svのバイアスを補正
するバイアス補正回路12にて上記クランプ手段を構成
した場合においては、まず、通常再生時に、書込みプロ
セッサー10において、上記選択手段SW3にて選択さ
れた通常再生用クランプパルスPに基づいて、映像信号
Svの所定期間、例えば水平ブランキング期間Hbにお
けるフロントポーチ区間Fpの信号レベルが抽出され、
クランプエラー信号Vcとしてバイアス補正回路12に
供給される。
【0043】バイアス補正回路12は、書込みプロセッ
サー10からのクランプエラー信号Vcに基づいて、上
記映像信号Svのバイアスを補正する。これによって、
この映像信号Svは、フロントポーチ区間Fpにおける
信号レベルがペデスタル電位Vpとなるように全体の信
号レベルがシフトされ、クランプされることになる。
【0044】一方、変速再生時においては、書込みプロ
セッサー10において、上記選択手段SW3にて選択さ
れた変速再生用クランプパルスSm4に基づいて、電位
挿入手段21にて映像信号Svに挿入された変速再生用
クランプ電位Vrが抽出され、クランプエラー信号Vc
としてバイアス補正回路12に供給される。バイアス補
正回路12は、書込みプロセッサー10からのクランプ
エラー信号Vcに基づいて、上記映像信号Svのバイア
スを補正する。これによって、映像信号Svは、変速再
生用クランプ電位Vrがペデスタル電位Vpとなるよう
に全体の信号レベルがシフトされ、クランプされること
になる。
【0045】このように、通常再生時においては、通常
のペデスタルクランプが行なわれ、変速再生時において
は、電位挿入手段21にて挿入されたクランプ電位Vr
が基準電位としてクランプされることになるため、変速
再生等の特殊再生時のクランプ動作に係る基準電位の安
定化が図れることになり、特殊再生時の輝度の変動をな
くすことができ、その結果、再生画像の画質品位を向上
させることができる。
【0046】また、本発明に係る映像信号再生装置にお
いては、通常モード又は変速モードの選択的な切換えに
よって、記録媒体に記録された映像信号の通常再生又は
変速再生を行なう。再生された映像信号(例えば再生輝
度信号Sv)は、信号平滑手段31によって、その水平
ブランキング期間Hbのフロントポーチ区間Fpにおけ
る所定期間の信号レベルが平滑化される。そして、クラ
ンプ手段によって、上記平滑化された信号レベルが映像
信号Svの基準電位としてクランプされることになる。
【0047】この場合、変速再生時において、アジマス
損失による映像信号の欠落が生じて、映像信号Svの特
にクランプ手段によるクランプ区間にその欠落によるノ
イズ成分が重畳されたとしても、クランプ手段によるク
ランプ動作の前段階において、映像信号Sv中、該クラ
ンプ手段でクランプする水平ブランキング期間Hbのフ
ロントポーチ区間Fpに、上記信号平滑手段31によっ
て、該区間Fpの電位変化が低く抑えられることから、
クランプ手段で、上記変化が低く抑えられた電位を基準
電位としてクランプすることができることになる。
【0048】これにより、変速再生等の特殊再生時のク
ランプ動作に係る基準電位の安定化が図れることにな
り、特殊再生時の輝度の変動をなくすことができ、その
結果、再生画像の画質品位を向上させることができる。
【0049】また、信号平滑手段31を、タイムベース
コレクタに組み込まれたA/D変換器4の前段に挿入接
続した場合においては、デジタル変換される前の映像信
号Svに対して、特に水平ブランキング期間Hbのフロ
ントポーチ区間Fpにおける信号レベルを平滑化できる
ことになり、簡単な回路構成で、上記フロントポーチ区
間Fpの信号レベルを平滑化することができる。
【0050】そして、タイムベースコレクタの入力段に
おいて、フロントポーチ区間Fpの信号レベルの平滑化
が行なわれて、更にこの平滑化された信号レベルに基づ
いてクランプ手段にてクランプ動作が行なわれることに
なるため、A/D変換器4に、基準電位(バイアスレベ
ル)が安定化された映像信号Svが供給されることにな
り、このタイムベースコレクタからは、ジッタや位相遅
れ等の時間的偏差がなく、しかもバイアスレベルが安定
化された映像信号Svが取り出されることになる。
【0051】また、信号平滑手段31に、変速再生時に
おいて、映像信号Svの水平ブランキング期間Hbのフ
ロントポーチ区間Fpにおける所定期間の信号レベルの
平滑を有効とする選択手段36を設けた場合において
は、まず、通常再生時において、信号平滑手段31での
信号レベルの平滑化処理が行なわれなくなり、再生され
た映像信号Svそのものが選択されることになる。一
方、変速再生時においては、選択手段36によって信号
平滑手段31での信号レベルの平滑化処理が有効とな
り、水平ブランキング期間Hbのフロントポーチ区間F
pにおける信号レベルの平滑化が行なわれた映像信号S
vが選択されることになる。
【0052】また、上記構成において、クランプ手段
を、通常再生時及び変速再生時に拘らず、通常のペデス
タルクランプを行なうための通常再生用クランプパルス
Pに基づいて、上記信号平滑手段31にて平滑された信
号レベルを映像信号Svの基準電位としてクランプする
ように構成した場合においては、まず、通常再生時にお
いて、信号平滑手段31での信号レベルの平滑化処理が
行なわれなくなり、再生された映像信号Svそのものの
水平ブランキング期間Hbのフロントポーチ区間Fpに
おける信号レベルが抽出されて、該信号レベルを映像信
号Svの基準電位としてクランプされることになる。一
方、変速再生時においては、信号平滑手段31にて映像
信号Svのフロントポーチ区間Fpにおける信号レベル
が平滑化され、この平滑化された信号レベルが抽出され
て、該平滑化された信号レベルが映像信号Svの基準電
位としてクランプされることになる。
【0053】そして、上記クランプ手段を、タイムベー
スコレクタに組み込まれた書込みプロセッサー10及び
該書込みプロセッサー10からのクランプエラー信号V
cに基づいて映像信号Svのバイアスを補正するバイア
ス補正回路12にて構成した場合においては、まず、通
常再生時に、書込みプロセッサー10において、通常再
生用クランプパルスPに基づいて、映像信号Svの水平
ブランキング期間Hbにおけるフロントポーチ区間Fp
の信号レベルが抽出され、クランプエラー信号Vcとし
てバイアス補正回路12に供給される。
【0054】バイアス補正回路12は、上記書込みプロ
セッサー10からのクランプエラー信号Vcに基づい
て、映像信号Svのバイアスを補正する。これによっ
て、上記フロントポーチ区間Fpにおける信号レベルが
ペデスタル電位となるように全体の信号レベルがシフト
され、クランプされることになる。
【0055】一方、変速再生時においては、書込みプロ
セッサー10において、同じく通常再生用クランプパル
スPに基づいて、上記信号平滑手段31にて平滑化され
た信号レベルが抽出され、クランプエラー信号Vcとし
てバイアス補正回路12に供給される。バイアス補正回
路12は、上記書込みプロセッサー10からのクランプ
エラー信号Vcに基づいて、上記映像信号Svのバイア
スを補正する。これによって、上記平滑化された信号レ
ベルがペデスタル電位となるように全体の信号レベルが
シフトされ、クランプされることになる。
【0056】これらの構成においては、いずれも、通常
再生時において、通常のペデスタルクランプが行なわ
れ、変速再生時において、信号平滑手段31にて平滑化
された信号レベルが基準電位としてクランプされること
になるため、変速再生等の特殊再生時のクランプ動作に
係る基準電位の安定化が図れることになり、特殊再生時
の輝度の変動をなくすことができ、その結果、再生画像
の画質品位を向上させることができる。
【0057】
【実施例】以下、本発明に係る映像信号再生装置を、磁
気テープに映像信号をヘリカルスキャン方式で記録再生
するVTRに搭載されるTBC(タイムベースコレク
タ)の一部に適用した2つの実施例(以下、単に第1実
施例に係る再生装置及び第2実施例に係る再生装置と記
す)を図1〜図4を参照しながら説明する。
【0058】なお、このTBCは、その機能の一つとし
て、回転ヘッドを介して再生した磁気テープからの再生
映像信号を一旦、電気的に蓄積装置(例えばフィールド
メモリ)に規則正しく蓄え、それを規則正しく取り出す
ことにより、テープ走行、モータの回転むら等で発生す
るジッタや位相遅れ等の時間的偏差を解消する機能を有
する。
【0059】また、これら実施例の説明においては、も
っぱら映像信号の輝度信号に関する信号処理を主体に説
明しているが、この他にクロマ信号系の別の信号処理プ
ロセスが存在し、それも含めてTBCとしての動作をす
ることは言うまでもない。但し、色信号自体は、輝度信
号に重畳される関係で特にクランプ動作は必要ではな
い。
【0060】まず、第1実施例に係る再生装置は、図1
に示すように、第1の入力端子φ1に供給されたREF
映像信号Svrから必要なタイミングの信号を抽出して
基準同期信号S1として出力する基準同期信号抽出回路
1と、第2の入力端子φ2に供給された再生輝度信号S
vから必要なタイミングの信号(水平同期信号や垂直同
期信号など)を抽出して同期信号S2として出力する同
期信号抽出回路2と、基準同期信号抽出回路1からの基
準同期信号S1及び同期信号抽出回路2からの同期信号
S2に基づいて現在の状態で実際に使用するタイミング
の信号を選択する、あるいは生成するタイミング発生器
3とを有する。
【0061】具体的には、上記タイミング発生器3は、
同期信号抽出回路2からの同期信号S2に基づいて書込
みクロックPwと書込みアドレスの更新信号Swを生成
し、基準同期信号抽出回路1からの基準同期信号S1に
基づいて読出しクロックPrと読出しアドレスの更新信
号Srを生成する。
【0062】また、この再生装置は、第2の入力端子φ
2に供給された再生輝度信号Svをデジタル変換して8
ビットあるいは9ビット構成のデジタル輝度信号Dvに
変換するA/D変換器4と、このA/D変換器4からの
デジタル輝度信号Dvを8ビットあるいは9ビット構成
の並列信号のまま記憶するRAM又はシフトレジスタか
らなるフィールドメモリ5と、このフィールドメモリ5
から読み出されたデジタル輝度信号Dvをアナログ変換
してアナログの輝度信号SvとするD/A変換器6とを
有して構成されている。このD/A変換器6から出力さ
れる輝度信号Svはバッファ回路7を介して出力端子φ
outから取り出されることになる。
【0063】また、上記第2の入力端子φ2とA/D変
換器4との間には、第2の入力端子φ2に供給された再
生輝度信号SvからDCノイズ成分を除去する結合コン
デンサ8と、この結合コンデンサ8にてDCノイズが除
去された再生輝度信号Svをほぼゲイン=1にて増幅す
る電圧フォロア回路9が接続されている。
【0064】上記A/D変換器4は、書込みプロセッサ
ー10からのタイミング信号St1に基づいて、上記再
生輝度信号Svをデジタル変換し、上記D/A変換器4
は、読出しプロセッサー11からのタイミング信号St
2に基づいて、フィールドメモリ5からのデジタル輝度
信号Dvをアナログ変換する。
【0065】上記書込みプロセッサー10は、タイミン
グ発生器3からの書込みクロックPwに基づいて、A/
D変換器4へのタイミング信号St1を生成すると共
に、A/D変換器4からのデジタル輝度信号Dvをフィ
ールドメモリ5に供給する。このフィールドメモリ5
は、タイミング発生器3からの書込みアドレスの更新信
号Swに基づいて、書込みアドレスを更新しながら、書
込みプロセッサー10を介して供給されるデジタル輝度
信号Dvを順次書き込む。また、このフィールドメモリ
5は、タイミング発生器3からの読出しアドレスの更新
信号Srに基づいて、読出しアドレスを更新しながら、
順次デジタル輝度信号Dvを読み出す。
【0066】また、上記書込みプロセッサー10は、入
力されるクランプパルスPcの出力タイミングに基づい
て、A/D変換器4からのデジタル輝度信号Dvのデジ
タル値を抽出し、このデジタル値をクランプエラー電圧
信号Vcとして後述するバイアス補正回路12に供給す
る。
【0067】一方、読出しプロセッサー11は、タイミ
ング発生器3からの読出しクロックPrに基づいてフィ
ールドメモリ5からのデジタル輝度信号Dvを順次D/
A変換器6に供給し、更に上記読出しクロックPrに基
づいて、D/A変換器6へのタイミング信号St2を生
成する。
【0068】即ち、この再生装置においては、A/D変
換器4からのデジタル輝度信号Dvを、再生輝度信号S
vの同期信号S2に基づいて生成された書込みクロック
Pwに基づいてフィールドメモリ5に書き込み、更にフ
ィールドメモリ5に蓄積されているデジタル輝度信号D
vを基準同期信号S1に基づいて生成された読出しクロ
ックPrに基づいて読み出し、この読み出されたフィー
ルドメモリ5からのデジタル輝度信号Dvを後段のD/
A変換器6にて順次アナログの輝度信号Svに変換する
ようにしているため、出力端子φoutから取り出され
る輝度信号Svは、ジッタや位相遅れ等の時間的偏差の
ないきれいな信号となる。
【0069】そして、この出力端子φoutから取り出
された輝度信号Svは、その後に別系統であるクロマ信
号処理系からのクロマ信号と合成され、更に同期信号が
付け替えられてきれいな映像信号として復元される。
【0070】また、この再生装置には、バイアス補正回
路12が接続されている。このバイアス補正回路12
は、反転入力端子に書込みプロセッサー10からのクラ
ンプエラー電圧信号Vcが入力され、非反転入力端子に
所定電位、例えばペデスタル電位(約0.04V)Vp
が印加される積分器13を有して構成され、この積分器
13の出力電圧は、電圧フォロア回路9の前段に供給さ
れて、再生輝度信号Svの所定期間の信号に加算される
ようになっている。即ち、所定期間の信号レベルがペデ
スタル電位となるように、再生輝度信号がクランプされ
ることになる。
【0071】そして、この第1実施例に係る再生装置に
おいては、変速再生などの特殊再生時において、再生輝
度信号Svの所定期間に一定の設定電位Vrを挿入する
電位挿入ブロック21と、この電位挿入ブロック21に
て挿入された上記設定電位Vrの挿入期間をクランプタ
イミングとするクランプパルスを生成するクランプパル
ス生成ブロック22を有して構成される。
【0072】上記電位挿入ブロック21は、再生輝度信
号Svが供給される第2の入力端子φ2と結合コンデン
サ8との間に挿入接続され、上記クランプパルス生成ブ
ロック22は、タイミング発生器3と書込みプロセッサ
ー10との間に挿入接続される。
【0073】各ブロック21及び22の構成を説明する
と、上記電位挿入ブロック21は、第3の入力端子φ3
に供給されたバースト信号Sbの立ち上がりに基づいて
発振を開始する第1の単安定マルチバイブレータ(以
下、第1のM.Mと記す)23と、この第1のM.M2
3からの出力信号Sm1の立ち下がりに基づいて発振を
開始する第2の単安定マルチバイブレータ(以下、第2
のM.Mと記す)24と、この第2のM.M24からの
出力信号Sm2に基づいて、第2の入力端子φ2からの
再生輝度信号Svと設定電位Vrとを選択的に切り換え
る第1のスイッチング回路SW1と、第4の入力端子φ
4に供給された通常モード/特殊再生モードを示す信号
Shに基づいて、第2の入力端子φ2からの再生輝度信
号Svと第1のスイッチング回路SW1の出力信号とを
選択的に切り換える第2のスイッチング回路SW3を有
して構成されている。
【0074】第1のM.M23は、第3の入力端子φ3
に供給されたバースト信号Sbが低レベルから高レベル
に立ち上がる瞬間に発振を開始するアップエッジ動作形
の例えばCMOS単安定マルチバイブレータであり、上
記発振とともに立ち上がり、例えば外付けされた図示し
ないコンデンサと抵抗によるCR時定数に例えば0.7
2を乗算した分に相当するパルス幅t1を有するパルス
信号Sm1を出力する。この実施例においては、出力さ
れるパルス信号Sm1が、図2に示すように、バースト
信号Sbの立ち上がりの瞬間に立ち上がり、水平ブラン
キング期間Hbにおける当該再生輝度信号Svのバック
ポーチ区間Bp内において立ち下がるパルス幅t1とな
るように、外付けされたコンデンサと抵抗によるCR時
定数が設定されている。
【0075】また、第2のM.M24は、第1のM.M
23から出力されたパルス信号Sm1が高レベルから低
レベルに立ち下がる瞬間に発振を開始するダウンエッジ
動作形の例えばCMOS単安定マルチバイブレータであ
り、上記発振とともに立ち上がり、例えば外付けされた
図示しないコンデンサと抵抗によるCR時定数に例えば
0.72を乗算した分に相当するパルス幅t2を有する
パルス信号Sm2を出力する。この実施例においては、
出力されるパルス信号Sm2が、図2に示すように、第
1のM.M23からのパルス信号Sm1の立ち下がりの
瞬間に立ち上がり、水平ブランキング期間Hbにおける
当該再生輝度信号Svのバックポーチ区間Bp内におい
て立ち下がる比較的小さなパルス幅t2となるように、
外付けされたコンデンサと抵抗によるCR時定数が設定
されている。
【0076】ここで、バースト信号Sbは、図2に示す
ように、再生輝度信号Svの水平同期信号HDに基づい
て生成されたトリガーパルスであり、例えばこの例で
は、再生輝度信号Svにおける水平同期信号HDの立ち
下がりから所定時間、例えば当該再生輝度信号Svの水
平ブランキング期間Hbにおけるフロントポーチ区間F
p内において立ち上がるトリガーパルスとなっている。
【0077】また、第4の入力端子φ4に供給される通
常モード/特殊再生モードを示す信号Shは、この再生
装置が搭載されるVTRの操作パネルにある通常再生を
示す操作キーが操作された場合に、信号レベルが例えば
低レベルとなり、上記操作パネルにある例えば早送り再
生や早巻戻し再生等の変速再生を示す操作キーが操作さ
れた場合に、信号レベルが高レベルとなる信号波形を有
する。
【0078】第1のスイッチング回路SW1は、第2の
スイッチング回路SW2の一方の固定接点(第2の固定
接点)26bに接続された可動接点25cと、再生輝度
信号Svが供給される第2の入力端子φ2に接続された
第1の固定接点25aと、設定電位Vrが印加される第
2の固定接点25bを有して構成され、第2のM.M2
4からのパルス信号Sm2が低レベルである期間におい
て、可動接点25cと第1の固定接点25aとが電気的
に接続され、第2のM.M24からのパルス信号Sm2
が高レベルである期間において、可動接点25cと第2
の固定接点25bとが電気的に接続されるようになって
いる。
【0079】ここで、上記設定電位Vrは、この実施例
においては、再生輝度信号における最大フィールド信号
レベル(白ピークレベル)Lpの約50%の信号レベル
となるように設定されている(図2の挿入拡大図参
照)。
【0080】一方、第2のスイッチング回路24は、A
/D変換器4の入力側に通じる電圧フォロア回路9の非
反転入力端子側(正確には、結合コンデンサ8の一方の
電極)に接続された可動接点26cと、第2の入力端子
φ2に接続された第1の固定接点26aと、第1のスイ
ッチング回路SW1における可動接点25cと接続され
た第2の固定接点26bを有して構成され、第4の入力
端子φ4に供給された通常モード/特殊再生モードを示
す信号Shが例えば低レベルで、通常再生が選択されて
いる場合、可動接点26cと第1の固定接点26aとが
電気的に接続され、通常モード/特殊再生モードを示す
信号Shが例えば高レベルで、特殊再生が選択されてい
る場合、可動接点26cと第2の固定接点26bとが電
気的に接続されるようになっている。
【0081】次に、クランプパルス生成ブロック22
は、タイミング発生器3からの通常のペデスタルクラン
プを行なうための通常のクランプパルスPの立ち上がり
に基づいて発振を開始する第3の単安定マルチバイブレ
ータ(以下、第3のM.Mと記す)27と、この第3の
M.M27からの出力信号Sm3の立ち下がりに基づい
て発振を開始する第4の単安定マルチバイブレータ(以
下、第4のM.Mと記す)28と、この第4のM.M2
8からの出力信号Sm4と上記通常のクランプパルスP
とを選択的に切り換えて、書込みプロセッサー10に対
し、クランプパルスPcとして出力する第3のスイッチ
ング回路SW3を有して構成されている。
【0082】第3のM.M28は、通常のクランプパル
スPが低レベルから高レベルに立ち上がる瞬間に発振を
開始するアップエッジ動作形の例えばCMOS単安定マ
ルチバイブレータであり、上記発振とともに立ち上が
り、例えば外付けされた図示しないコンデンサと抵抗に
よるCR時定数に例えば0.72を乗算した分に相当す
るパルス幅t3を有するパルス信号Sm3を出力する。
この実施例においては、出力されるパルス信号Sm3
が、図2に示すように、通常のクランプパルスPの立ち
上がりの瞬間に立ち上がり、水平ブランキング期間Hb
における当該再生輝度信号Svのバックポーチ区間Bp
内、詳しくは、上記第2のM.M24から出力されるパ
ルス信号Sm2のパルス幅t2内において立ち下がるパ
ルス幅t3となるように、外付けされたコンデンサと抵
抗によるCR時定数が設定されている。
【0083】また、第4のM.M28は、第3のM.M
27から出力されたパルス信号Sm3が高レベルから低
レベルに立ち下がる瞬間に発振を開始するダウンエッジ
動作形の例えばCMOS単安定マルチバイブレータであ
り、上記発振とともに立ち上がり、例えば外付けされた
図示しないコンデンサと抵抗によるCR時定数に例えば
0.72を乗算した分に相当するパルス幅t4を有する
パルス信号Sm4を出力する。この実施例においては、
出力されるパルス信号Sm4が、図2に示すように、第
3のM.M27からのパルス信号Sm3の立ち下がりの
瞬間に立ち上がり、水平ブランキング期間Hbにおける
当該再生輝度信号Svのバックポーチ区間Bp内、詳し
くは、上記第2のM.M24から出力されるパルス信号
Sm2のパルス幅t2内において立ち下がる比較的小さ
なパルス幅t4となるように、外付けされたコンデンサ
と抵抗によるCR時定数が設定されている。
【0084】第3のスイッチング回路SW3は、書込み
プロセッサー10におけるのクランプパルスPcの入力
端子側に接続された可動接点29cと、第4のM.M2
8の出力側に接続された第1の固定接点29aと、タイ
ミング発生器3における通常のクランプパルスPが出力
される端子に接続された第2の固定接点29bを有して
構成され、第4の入力端子φ4に供給された通常モード
/特殊再生モードを示す信号Shが例えば低レベルで、
通常再生が選択されている場合、可動接点29cと第2
の固定接点29bとが電気的に接続され、通常モード/
特殊再生モードを示す信号Shが例えば高レベルで、特
殊再生が選択されている場合、可動接点29cと第1の
固定接点29aとが電気的に接続されるようになってい
る。
【0085】次に、上記第1実施例に係る再生装置の動
作を図2のタイミングチャートを参照しながら説明す
る。
【0086】まず、操作パネルにある通常再生を示す操
作キーが操作されて、通常再生モードが選択された場
合、第4の入力端子φ4に供給される通常モード/特殊
再生モードを示す信号Shは、低レベルの信号として入
力される。従って、電位挿入ブロック21における第2
のスイッチング回路SW2は、低レベルの通常モード/
特殊再生モードを示す信号Shに基づいて、第1の固定
接点26aと可動接点26cとが電気的に接続され、ク
ランプパルス生成ブロック22における第3のスイッチ
ング回路SW3は、低レベルの上記信号Shに基づい
て、第2の固定接点29bと可動接点29cとが電気的
に接続されることになる。上記第2のスイッチング回路
SW2において、第1の固定接点26aと可動接点26
cとが電気的に接続されることにより、第1のスイッチ
ング回路SW1による動作は無効となる。
【0087】そして、1倍速の通常再生に基づいて、第
2の入力端子φ2に入力された再生輝度信号Svは、書
込みプロセッサー10からのタイミング信号St1に基
づいてA/D変換器4にて順次デジタル輝度信号Dvに
変換され、更に、書込みプロセッサー10への書込みク
ロックPwの入力及びフィールドメモリ5への書込みア
ドレスの更新信号Swの入力に基づいて、書込みプロセ
ッサー10を通じてフィールドメモリ5に書き込まれ
る。
【0088】このとき、書込みプロセッサー10に第3
のスイッチング回路SW3を介して通常のクランプパル
スPが今回のクランプパルスPcとして供給され、水平
ブランキング期間Hbにおけるフロントポーチ区間Fp
の信号レベルが取り出されて、クランプエラー電圧Vc
としてバイアス補正回路12に供給される。
【0089】バイアス補正回路12は、上記書込みプロ
セッサー10からのクランプエラー電圧Vcとペデスタ
ル電位Vpとの差を積分した出力信号(DC電圧信号)
VDCを出力する。この出力信号VDCは、A/D変換
器4の前段に接続された電圧フォロア回路9の前段に供
給されて、今回取り出された当該フィールドに関する再
生輝度信号Svの次のフィールド以降の再生輝度信号S
vにおけるフロントポーチFpの信号レベルがペデスタ
ル電位Vpとなるように全体の信号レベルがシフトされ
る。即ち、クランプされることになる。
【0090】フィールドメモリ5のほぼ中間アドレスま
でデジタルデータが書き込まれた段階で、フィールドメ
モリ5内のデジタル輝度信号Dvは、読出しプロセッサ
ー11への読出しクロックPrの入力及びフィールドメ
モリ5への読出しアドレスの更新信号Srの入力に基づ
いて、読出しプロセッサー11を通じて先頭番地から順
次読み出される。この読出しと同時にデジタル輝度信号
Dvのフィールドメモリ5における中間アドレス以降の
アドレスへの書込みが行なわれる。
【0091】読出しプロセッサー11を介して読み出さ
れたデジタル輝度信号Dvは、読出しプロセッサー11
からのタイミング信号St2に基づいてD/A変換器6
にて順次アナログの輝度信号Svに変換される。この輝
度信号Svは、次段のバッファ回路7を介して出力端子
φoutより取り出される。
【0092】これら一連の動作が行なわれて、第2の入
力端子φ2に供給された通常再生に伴う再生輝度信号S
vが、ジッタや位相遅れ等の時間的偏差のないきれいな
輝度信号Svとして出力端子φoutより取り出される
ことになる。
【0093】次に、操作パネルにある変速再生などの特
殊再生を示す操作キーが操作されて、特殊再生モードが
選択された場合、第4の入力端子φ4に供給される通常
モード/特殊再生モードを示す信号Shは、高レベルの
信号として入力される。従って、電位挿入ブロック21
における第2のスイッチング回路SW2は、上記高レベ
ルの通常モード/特殊再生モードを示す信号Shに基づ
いて、今度は第2の固定接点26bと可動接点26cと
が電気的に接続され、クランプパルス生成ブロック22
における第3のスイッチング回路SW3は、高レベルの
上記信号Shに基づいて、第1の固定接点29aと可動
接点29cとが電気的に接続されることになる。上記第
2のスイッチング回路SW2において、第2の固定接点
26bと可動接点26cとが電気的に接続されることに
より、第1のスイッチング回路SW1の動作が有効とな
る。
【0094】即ち、再生輝度信号Svの水平同期信号H
Dに基づいて生成されたバースト信号Sbが第3の入力
端子φ3に供給されることにより、図2に示すように、
第1のM.M23にてバースト信号Sbの立ち上がり時
に立ち上がり、当該フィールドにおける再生輝度信号S
vの水平ブランキング期間Hbにおけるバックポーチ区
間Bp内において立ち下がるパルス信号Sm1が生成さ
れ、更に次段の第2のM.M24にて、上記第1のM.
M23から出力されるパルス信号Sm1の立ち下がり時
に立ち上がり、上記バックポーチ区間Bp内において立
ち下がるパルス信号、即ち上記バックポーチ区間Bp内
において、該区間Bpよりも短いパルス幅t2を有する
パルス信号Sm2が生成される。
【0095】この第2のM.M24にて生成されたパル
ス信号Sm2は、第1のスイッチング回路SW1に供給
され、該パルス信号Sm2が高レベルである期間(パル
ス幅t2)のみ第2の固定接点25bと可動接点25c
とが電気的に接続される。これによって、再生輝度信号
Svの水平ブランキング期間Hbにおけるバックポーチ
区間Bp中、第2のM.M24から出力されるパルス信
号Sm2の高レベルの出力タイミングに同期した時間だ
け、再生輝度信号Svに代わって設定電位Vrが第2の
スイッチング回路SW2側に供給されることになる。従
って、第2のスイッチング回路SW2からは、図2に示
すように、水平ブランキング期間Hbのバックポーチ区
間Bp内に設定電位Vrが挿入された再生輝度信号Sv
が出力されることになる。
【0096】そして、この設定電位Vrが挿入された再
生輝度信号Svは、次段の電圧フォロア回路9を介して
A/D変換器4に供給されて、デジタル輝度信号Dvに
変換され、上述した通常再生の場合と同様に、書込みプ
ロセッサー10への書込みクロックPwの入力及びフィ
ールドメモリ5への書込みアドレスの更新信号Swの入
力に基づいて、書込みプロセッサー10を通じてフィー
ルドメモリ5に書き込まれることになる。
【0097】一方、クランプパルス生成ブロック22
は、図1に示すように、第3のスイッチング回路SW3
における第1の固定接点29aと可動接点29cとが電
気的に接続されて、第3のM.M27及び第4のM.M
28のラインが選択されることから、図2に示すよう
に、まず、第3のM.M27にて通常のクランプパルス
Pの立ち上がり時に立ち上がり、当該フィールドにおけ
る再生輝度信号Svの水平ブランキング期間Hbにおけ
るバックポーチ区間Bp内の上記第2のM.M24から
出力されるパルス信号Sm2のパルス幅t2内において
立ち下がるパルス信号Sm3が生成される。
【0098】その後、次段の第4のM.M28にて、上
記第3のM.M27から出力されるパルス信号Sm3の
立ち下がり時に立ち上がり、上記第2のM.M24から
出力されるパルス信号Sm2のパルス幅t2内において
立ち下がるパルス信号、即ち上記バックポーチ区間Bp
内において、上記第2のM.M24から出力されるパル
ス信号Sm2のパルス幅t2よりも短いパルス幅t4を
有するパルス信号Sm4が生成され、このパルス信号S
m4がクランプパルスPcとして第3のスイッチング回
路SW3を介して書込みプロセッサー10に供給される
ことになる。
【0099】そして、A/D変換器4からのデジタル輝
度信号Dvは、書込みプロセッサー10において、クラ
ンプパルスPcが高レベルとなっている期間における信
号レベルが取り出される。即ち、この場合、クランプパ
ルスPcが高レベルとなっている期間は、設定電位Vr
が挿入された期間に相当するため、この書込みプロセッ
サー10において、上記設定電位Vrがクランプエラー
電圧信号Vcとして取り出されることになる。
【0100】従って、次のフィールド以降の再生輝度信
号Svは、バックポーチBpに挿入された設定電位Vr
がペデスタル電位Vpとなるように全体の信号レベルが
シフトされ、クランプされることになる。
【0101】フィールドメモリ5のほぼ中間アドレスま
でデジタルデータが書き込まれた段階で、フィールドメ
モリ5内のデジタル輝度信号Dvは、読出しプロセッサ
ー11への読出しクロックPrの入力及びフィールドメ
モリ5への読出しアドレスの更新信号Srの入力に基づ
いて、読出しプロセッサー11を通じて先頭番地から順
次読み出される。この読出しと同時にデジタル輝度信号
Dvのフィールドメモリにおける中間アドレス以降のア
ドレスへの書込みが行なわれる。
【0102】読出しプロセッサー11を介して読み出さ
れたデジタル輝度信号Dvは、読出しプロセッサー11
からのタイミング信号St2に基づいてD/A変換器6
にて順次アナログの輝度信号Svに変換される。この輝
度信号Svは、次段のバッファ回路7を介して出力端子
φoutより取り出される。
【0103】これら一連の動作が行なわれて、第2の入
力端子φ2に供給された特殊再生に伴う再生輝度信号S
vがジッタや位相遅れ等の時間的偏差のないきれいな輝
度信号Svとして取り出されることになる。
【0104】このように、上記第1実施例に係る再生装
置においては、変速再生などの特殊再生時において、ア
ジマス損失による再生輝度信号Svの欠落が生じて、再
生輝度信号Svの特に通常のクランプパルスPによるペ
デスタルクランプ期間にその欠落によるノイズ成分が重
畳されたとしても、クランプパルス生成ブロック22か
らのクランプパルスSm4に基づく書込みプロセッサー
10でのクランプ動作の前段階において、再生輝度信号
Sv中、クランプパルス生成ブロック22から出力され
るクランプパルスSm4の高レベル期間t4を含む期間
t2に、電位挿入ブロック21によって設定電位Vrが
挿入されることになるため、書込みプロセッサー10に
て上記設定電位Vrを基準電位としてクランプすること
ができることになる。
【0105】これにより、変速再生等の特殊再生時のク
ランプ動作に係る基準電位の安定化が図れることにな
り、特殊再生時の輝度の変動をなくすことができ、その
結果、再生画像の画質品位を向上させることができる。
また、特殊再生時に輝度変動があった場合、その再生画
像を見ている視聴者は、眼が非常に疲れることになる
が、この第1実施例に係る再生装置においては、特殊再
生時に輝度変動が改善されることから、視聴者の眼の疲
労を抑えるという健康面での効果も発揮する。
【0106】また、この第1実施例においては、電位挿
入ブロック21による設定電位Vrの挿入期間として、
水平ブランキング期間Hbのバックポーチ区間Bpとし
ているため、この再生装置の出力端子φoutから取り
出された輝度信号を、その後の信号処理系において色信
号と合成した場合に、色同期信号(カラーバースト信
号)への影響がないため、上記設定電位によって色の品
位が反対に悪くなるという不都合を回避することができ
る。
【0107】また、電位挿入ブロック21として、水平
ブランキング期間Hbにおけるバックポーチ区間Bp中
の任意の時点を選択する第1のM.M23と、設定電位
Vrの出力幅t2を設定する第2のM.M24と、第2
の入力端子φ2に入力された再生輝度信号Svを、第1
のM.M23にて選択された時点から第2のM.M24
にて設定された出力幅t2分だけ設定電位Vrに切り換
える第1のスイッチング回路SW1を設けるようにした
ので、簡単な回路構成で、再生輝度信号Svの水平ブラ
ンキング期間Hbにおけるバックポーチ区間Bpに設定
電位Vrを挿入することができ、特殊再生時における輝
度変動の改善を図った再生系の構成の簡略化を図ること
ができる。
【0108】また、この第1実施例に係る再生装置にお
いては、上記構成に加えて、電位挿入ブロック21に、
通常再生時において上記第1のスイッチング回路SW1
の動作を無効とし、特殊再生時において上記第1のスイ
ッチング回路SW1の動作を有効とする第2のスイッチ
ング回路SW2を設けるようにしたので、通常再生時に
おいて、設定電位Vrが挿入されるということがなくな
り、通常再生時における映像信号の品位が反対に悪くな
るという不都合を回避することができる。
【0109】また、上記構成を有する電位挿入ブロック
21を、タイムベースコレクタに組み込まれたA/D変
換器4の前段に挿入接続するようにしたので、デジタル
変換される前のアナログの再生輝度信号に対して設定電
位Vrを簡単なアナログ回路を用いて挿入することがで
きることとなる。この例では、第1のスイッチング回路
SW1による簡単な切換えで再生輝度信号Svへの設定
電位の挿入を実現させるようにしている。
【0110】この場合、タイムベースコレクタの入力段
において、上記電位挿入ブロック21にて再生輝度信号
Svに対する設定電位Vrの挿入が行なわれて、更にこ
の設定電位Vrに基づいてクランプ動作が行なわれるこ
とになるため、A/D変換器4に、基準電位(バイアス
レベル)が安定化された再生輝度信号が供給されること
になり、このタイムベースコレクタからは、ジッタや位
相遅れ等の時間的偏差がなく、しかもバイアスレベルが
安定化された輝度信号が取り出されることになる。
【0111】次に、第2実施例に係る再生装置について
図3のブロック図及び図4のタイミングチャートを参照
しながら説明する。なお、図1と対応するものについて
は同符号を記し、その重複説明を省略する。
【0112】この第2実施例に係る再生装置は、図3に
示すように、上記第1実施例に係る再生装置とほぼ同じ
構成を有するが、以下の点でその構成が異なる。
【0113】即ち、再生輝度信号Svが供給される第2
の入力端子φ2と結合コンデンサ8との間に、特殊再生
時において再生された輝度信号Svの水平ブランキング
期間Hbのフロントポーチ区間Fpにおける所定期間の
信号レベルを平滑する信号平滑ブロック31が挿入接続
されている点と、タイミング発生器3からの通常のクラ
ンプパルスPが、直接書込みプロセッサー10に入力さ
れる点である。
【0114】上記信号平滑ブロック31は、第2の入力
端子φ2からA/D変換器4に延びる入力ラインに、上
記第2の入力端子φ2に供給された再生輝度信号Svか
らDCノイズ成分を除去する結合コンデンサ32と、こ
の結合コンデンサ32と直列に接続された抵抗Rと、入
力ラインとGND間に互いに並列接続されたコンデンサ
C及び負荷抵抗33とが挿入接続されて構成されてい
る。上記抵抗R及びコンデンサCにてCR積分回路34
が構成される。
【0115】そして、上記コンデンサCとGND間に
は、スイッチング回路35が接続されている。このスイ
ッチング回路35は、GNDに接続された可動接点35
aと、コンデンサCの一方の電極に接続された固定接点
35bとで構成され、後述するAND回路36からの出
力信号、この例では、AND回路36からの論理的に
「1」を示す高レベルの信号に基づいて選択的に可動接
点35aと固定接点35bとが電気的に接続されるよう
になっている。
【0116】上記AND回路36は、2入力形のAND
回路であり、一方の入力端子に第4の入力端子φ4に供
給された通常モード/特殊再生モードを示す信号Shが
入力され、他方の入力端子にバースト信号Sbが入力さ
れるように配線接続されている。
【0117】ここで、上記バースト信号Sbは、上記第
1実施例に係る再生装置におけるバースト信号Sbとは
その生成系統が異なり、この第2実施例に係る再生装置
においては、再生輝度信号Svが供給される同期信号抽
出回路2にて生成され、更に詳しくは、図4に示すよう
に、供給された再生輝度信号Svの水平同期信号HDに
基づいて生成されたトリガーパルスであり、上記第1実
施例において使用されたバースト信号Sbと同様に、再
生輝度信号Svにおける水平同期信号HDの立ち下がり
から所定時間、例えば当該再生輝度信号Svの水平ブラ
ンキング期間Hbにおけるフロントポーチ区間Fp内に
おいて立ち上がるトリガーパルスとなっている。
【0118】従って、上記スイッチング回路35は、特
殊再生が選択されて通常モード/特殊再生モードを示す
信号Shが高レベルとなり、かつバースト信号Sbが高
レベルとなっている期間tbのみオン動作(可動接点3
5aと固定接点35bとが電気的に接続)し、該期間t
bのみ入力信号(再生輝度信号Sv)に対してCR積分
回路34による信号レベルの平滑処理、即ち、高周波成
分を取り除いて、信号レベルの平滑化が行なわれるよう
になっている。
【0119】次に、上記第2実施例に係る再生装置の動
作を図4のタイミングチャートを参照しながら説明す
る。
【0120】まず、操作パネルにある通常再生を示す操
作キーが操作されて、通常再生モードが選択された場
合、第4の入力端子φ4に供給される通常モード/特殊
再生モードを示す信号Shは、低レベルの信号として入
力される。従って、信号平滑ブロック31におけるAN
D回路36からは、論理的に「0」を示す低レベルの信
号が出力されることになり、この場合、スイッチング回
路35がオフ動作する。これにより、入力ラインからC
R積分回路34を構成するコンデンサCが外されたこと
と等価になり、この信号平滑ブロック31からは、抵抗
R及び負荷抵抗33の抵抗分圧比に相当するレベルほど
シフトダウンされた再生輝度信号Svが出力されること
になる。
【0121】上記信号平滑ブロック31から出力された
再生輝度信号Svは、次段の結合コンデンサ8によっ
て、DCレベルが補正され、信号平滑ブロック31にお
ける結合コンデンサ32を通過した時点のDCレベルを
有する再生輝度信号Svに戻される。
【0122】そして、上記再生輝度信号Svは、書込み
プロセッサー10からのタイミング信号St1に基づい
てA/D変換器4にて順次デジタル輝度信号Dvに変換
され、更に、書込みプロセッサー10への書込みクロッ
クPwの入力及びフィールドメモリ5への書込みアドレ
スの更新信号Swの入力に基づいて、書込みプロセッサ
ー10を通じてフィールドメモリ5に書き込まれる。
【0123】このとき、書込みプロセッサー10にタイ
ミング発生器3から通常のペデスタルクランプを行なう
ためのクランプパルスPが供給され、水平ブランキング
期間Hbにおけるフロントポーチ区間Fpの信号レベル
が取り出されて、クランプエラー電圧信号Vcとしてバ
イアス補正回路12に供給される。バイアス補正回路1
2は、上記書込みプロセッサー10からのクランプエラ
ー電圧信号Vcとペデスタル電位Vpとの差を積分した
出力信号(DC電圧信号)VDCを出力する。
【0124】この出力信号VDCは、A/D変換器4の
前段に接続された電圧フォロア回路9の前段に供給され
て、今回取り出された当該フィールドに関する再生輝度
信号Svの次のフィールド以降の再生輝度信号Svにお
けるフロントポーチFpの信号レベルがペデスタル電位
Vpとなるように全体の信号レベルがシフトされる。即
ち、クランプされることになる。
【0125】フィールドメモリ5のほぼ中間アドレスま
でデジタルデータが書き込まれた段階で、フィールドメ
モリ5内のデジタル輝度信号Dvは、読出しプロセッサ
ー11への読出しクロックPrの入力及びフィールドメ
モリ5への読出しアドレスの更新信号Srの入力に基づ
いて、読出しプロセッサー11を通じて先頭番地から順
次読み出される。この読出しと同時にデジタル輝度信号
Dvのフィールドメモリ5における中間アドレス以降の
アドレスへの書込みが行なわれる。
【0126】読出しプロセッサー11を介して読み出さ
れたデジタル輝度信号Dvは、読出しプロセッサー11
からのタイミング信号St2に基づいてD/A変換器6
にて順次アナログの輝度信号Svに変換される。この輝
度信号Svは、次段のバッファ回路7を介して出力端子
φoutより取り出される。
【0127】これら一連の動作が行なわれて、第2の入
力端子φ2に供給された通常再生に伴う再生輝度信号S
vが、ジッタや位相遅れ等の時間的偏差のないきれいな
輝度信号Svとして出力端子φoutより取り出される
ことになる。
【0128】次に、操作パネルにある変速再生などの特
殊再生を示す操作キーが操作されて、特殊再生モードが
選択された場合、第4の入力端子φ4に供給される通常
モード/特殊再生モードを示す信号Shは、高レベルの
信号として入力される。この段階で、再生輝度信号Sv
のフロントポーチ区間Fpにおける同期信号抽出回路2
からのバースト信号Sbが高レベルとなる期間tbの
み、信号平滑ブロック31におけるAND回路36から
論理的に「1」を示す高レベルの信号が出力されること
になる。この場合、スイッチング回路35がオン動作
し、これにより、CR積分回路34を構成するコンデン
サCが入力ラインに接続されたことと等価になる。
【0129】従って、再生輝度信号Svにおける上記期
間tbの高周波成分がCR積分回路34にて除去され、
該期間tbの信号レベルが平滑化されることになり、こ
の信号平滑ブロック31からは、上記期間tbの信号レ
ベルが平滑化された再生輝度信号Svが出力されること
になる。
【0130】上記信号平滑ブロック31から出力された
再生輝度信号Svは、次段の結合コンデンサ8によっ
て、DCレベルが補正され、信号平滑ブロック31にお
ける結合コンデンサ32を通過した時点のDCレベルを
有する再生輝度信号Svに戻される。
【0131】そして、上記再生輝度信号Svは、書込み
プロセッサー10からのタイミング信号St1に基づい
てA/D変換器4にて順次デジタル輝度信号Dvに変換
され、更に、書込みプロセッサー10への書込みクロッ
クPwの入力及びフィールドメモリ5への書込みアドレ
スの更新信号Swの入力に基づいて、書込みプロセッサ
ー10を通じてフィールドメモリ5に書き込まれる。
【0132】このとき、書込みプロセッサー10にタイ
ミング発生器3から通常のペデスタルクランプを行なう
ためのクランプパルスPが供給され、水平ブランキング
期間Hbにおけるフロントポーチ区間Fpの信号レベル
が取り出されて、クランプエラー電圧信号Vcとしてバ
イアス補正回路12に供給される。バイアス補正回路1
2は、上記書込みプロセッサー10からのクランプエラ
ー電圧信号Vcとペデスタル電位Vpとの差を積分した
出力信号(DC電圧信号)VDCを出力する。
【0133】この出力信号VDCは、A/D変換器4の
前段に接続された電圧フォロア回路9の前段に供給され
て、今回取り出された当該フィールドに関する再生輝度
信号Svの次のフィールド以降の再生輝度信号Svにお
けるフロントポーチFpの信号レベルがペデスタル電位
Vpとなるように全体の信号レベルがシフトされる。即
ち、クランプされることになる。
【0134】フィールドメモリ5のほぼ中間アドレスま
でデジタルデータが書き込まれた段階で、フィールドメ
モリ5内のデジタル輝度信号Dvは、読出しプロセッサ
ー11への読出しクロックPrの入力及びフィールドメ
モリ5への読出しアドレスの更新信号Srの入力に基づ
いて、読出しプロセッサー11を通じて先頭番地から順
次読み出される。この読出しと同時にデジタル輝度信号
Dvのフィールドメモリ5における中間アドレス以降の
アドレスへの書込みが行なわれる。
【0135】読出しプロセッサー11を介して読み出さ
れたデジタル輝度信号Dvは、読出しプロセッサー11
からのタイミング信号St2に基づいてD/A変換器6
にて順次アナログの輝度信号Svに変換される。この輝
度信号Svは、次段のバッファ回路7を介して出力端子
φoutより取り出される。
【0136】これら一連の動作が行なわれて、第2の入
力端子φ2に供給された特殊再生に伴う再生輝度信号S
vがジッタや位相遅れ等の時間的偏差のないきれいな輝
度信号Svとして取り出されることになる。
【0137】このように、上記第2実施例に係る再生装
置においては、変速再生時において、アジマス損失によ
る映像信号の欠落が生じて、再生輝度信号Svの特に通
常のクランプパルスPによるペデスタルクランプ区間に
その欠落によるノイズ成分が重畳されたとしても、通常
のクランプパルスPに基づく書込みプロセッサー10で
のクランプ動作の前段階において、再生輝度信号Sv
中、水平ブランキング期間Hbのフロントポーチ区間F
pの信号レベルが、上記信号平滑ブロック31によって
平滑化されて該区間Fpの電位変化が低く抑えられるこ
とから、書込みプロセッサー10にて上記電位変化が低
く抑えられた信号レベルを基準電位としてクランプする
ことができることになる。
【0138】これにより、変速再生等の特殊再生時のク
ランプ動作に係る基準電位の安定化が図れることにな
り、特殊再生時の輝度の変動をなくすことができ、その
結果、再生画像の画質品位を向上させることができる。
また、特殊再生時に輝度変動があった場合、その再生画
像を見ている視聴者は、眼が非常に疲れることになる
が、この第2実施例に係る再生装置においては、特殊再
生時に輝度変動が改善されることから、視聴者の眼の疲
労を抑えるという健康面での効果も発揮する。
【0139】また、この第2実施例に係る再生装置にお
いては、信号平滑ブロック31を、タイムベースコレク
タに組み込まれたA/D変換器4の前段に挿入接続する
ようにしているため、デジタル変換される前の再生輝度
信号Svに対して、特に水平ブランキング期間Hbのフ
ロントポーチ区間Fpにおける信号レベルを簡単なアナ
ルグ回路にて平滑化できることになる。この例では、簡
単なCR積分回路34で信号レベルの平滑化を実現させ
ている。
【0140】この場合、タイムベースコレクタの入力段
において、フロントポーチ区間Fpの信号レベルの平滑
化が行なわれて、更にこの平滑化された信号レベルに基
づいてクランプ動作が行なわれることになるため、A/
D変換器4に、基準電位(バイアスレベル)が安定化さ
れた再生輝度信号Svが供給されることになり、このタ
イムベースコレクタからは、ジッタや位相遅れ等の時間
的偏差がなく、しかもバイアスレベルが安定化された輝
度信号が取り出されることになる。
【0141】特に、この第2実施例に係る再生装置にお
いては、A/D変換器4の前段に第1実施例に係る再生
装置の電位挿入ブロック21よりも構成が簡単な信号平
滑ブロック31を挿入接続し、更にタイミング発生器3
から書込みプロセッサー10に対して通常のクランプパ
ルスPを直接供給するように構成するようにしているた
め、上記第1実施例に係る再生装置よりもその構成が簡
単で、製造コストも有利になる。
【0142】ここで、VTRへの第1実施例に係る再生
装置又は第2実施例に係る再生装置の採用基準について
説明する。
【0143】まず、特殊再生時において発生するノイズ
のレベルは、テープパターン,回転ドラムのヘッドの構
成の関係で想定された入力レベルよりもはるかに高い電
圧がノイズとして印加される場合においては、ノイズキ
ャンセルの効果が非常に高い第1実施例に係る再生装置
を採用することが好ましい。
【0144】一方、輝度信号に印加されるノイズのレベ
ルが、ある程度容認される波高値である場合は、新たな
電圧を付加するよりも、ペデスタルクランプ対象の信号
波形、特に高周波成分を除去し、大きくうねっているを
波形を均一化することにより、ペデスタルクランプに伴
うクランプエラー電圧信号の信号波形が平滑化されれ
ば、十分にクランプによる効果(輝度信号Svのフロン
トポーチ区間Fpにおける電位を安定化させる効果)を
得ることができる。
【0145】このようなことから、波形全体がうねって
いれば、当然クランプした部分の信号波形もうねること
になるため、A/D変換器4,書込みプロセッサー10
及びフィールドメモリ5によってデジタル信号処理さ
れ、D/A変換器4にて再びアナログ信号に戻されたと
きの輝度信号Svに基づく映像信号の画質によって、容
認されるか否かで第1実施例に係る再生装置がよいか、
又は第2実施例に係る再生装置がよいかが決定される。
【0146】例えば業務用8mmVTRの場合では、画
質優先の立場から第1実施例に係る再生装置を採用する
ことが好ましい。
【0147】上記第1実施例及び第2実施例に係る再生
装置は、VTRに搭載されるタムベースコレクタの一部
に適用させた例を示したが、その他、記録担体として円
盤状の記録媒体、例えば再生専用の光ディスクや書込み
可能な光磁気ディスクに対する情報信号の再生装置にも
適用させることができ、また、電波や光通信にて伝送さ
れた映像信号をテレビジョン受像機の表示画面に表示す
るための再生装置にも適用させることができる。
【0148】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る映像信号再
生装置によれば、通常モード又は変速モードの選択的な
切換えによって、記録媒体に記録された映像信号の通常
再生又は変速再生を行なう映像信号再生装置において、
少なくとも変速モード選択時において再生された上記映
像信号の所定タイミングに、変速再生用クランプ電位を
挿入する電位挿入手段と、上記変速再生時に、上記変速
再生用クランプ電位を上記映像信号の基準電位としてク
ランプするクランプ手段を設けるようにしたので、変速
再生等の特殊再生時のクランプ動作に係る基準電位の安
定化が図れることになり、特殊再生時の輝度の変動をな
くすことができ、その結果、再生画像の画質品位を向上
させることができる。また、特殊再生時に輝度変動があ
った場合、その再生画像を見ている視聴者は、眼が非常
に疲れることになるが、上記のように特殊再生時に輝度
変動が改善されることから、視聴者の眼の疲労を抑える
という健康面での効果も発揮する。
【0149】また、本発明に係る映像信号再生装置は、
上記電位挿入手段による変速再生用クランプ電位の挿入
時点を、水平ブランキング期間におけるバックポーチ区
間とするようにしたので、色同期信号(カラーバースト
信号)への影響がなくなり、上記クランプ電位によって
色の品位が反対に悪くなるという不都合を回避すること
ができる。
【0150】また、本発明に係る映像信号再生装置は、
上記電位挿入手段として、水平ブランキング期間におけ
るバックポーチ区間中の任意の時点を選択する選択手段
と、変速再生用クランプ電位の出力幅を設定する設定手
段と、再生された上記映像信号を、選択手段にて選択さ
れた時点から設定手段にて設定された出力幅分だけ変速
再生用クランプ電位に切り換える切換え手段を設けるよ
うにしたので、簡単な回路構成で、再生された映像信号
の水平ブランキング期間におけるバックポーチ区間に変
速再生用クランプ電位を挿入することができ、特殊再生
時における輝度変動の改善を図った再生系の構成の簡略
化を図ることができる。
【0151】また、本発明に係る映像信号再生装置は、
上記構成に加えて、電位挿入手段に、通常再生時におい
て切換え手段の動作を無効とし、変速再生時において切
換え手段の動作を有効とする第2の選択手段を設けるよ
うにしたので、通常再生時において、変速再生用クラン
プ電位が挿入されるということがなくなり、通常再生時
における映像信号の品位が反対に悪くなるという不都合
を回避することができる。
【0152】また、本発明に係る映像信号再生装置は、
上記構成を有する電位挿入手段を、タイムベースコレク
タに組み込まれたA/D変換器の前段に挿入接続するよ
うにしたので、デジタル変換される前の映像信号に対し
て変速再生用クランプ電位をアナログ回路を用いて挿入
することができることになり、簡単な回路構成で、映像
信号への変速再生用クランプ電位の挿入を実現させるこ
とができる。それに加えて、タイムベースコレクタから
は、ジッタや位相遅れ等の時間的偏差がなく、しかもバ
イアスレベルが安定化された映像信号が取り出されるこ
とになる。
【0153】また、本発明に係る映像信号再生装置は、
上記クランプ手段に、通常のペデスタルクランプを行な
うための通常再生用クランプパルスに基づいて、上記変
速再生用クランプ電位の挿入期間内に出力され、該変速
再生用クランプ電位を抽出するための変速再生用クラン
プパルスを生成するクランプパルス生成手段と、通常再
生時において上記通常再生用クランプパルスを選択し、
変速再生時において上記クランプパルス生成手段からの
変速再生用クランプパルスを選択する選択手段を設ける
ようにしたので、通常再生時においては、通常のペデス
タルクランプが行なわれ、変速再生時においては、上記
電位挿入手段にて挿入されたクランプ電位が基準電位と
してクランプされることになるため、変速再生等の特殊
再生時のクランプ動作に係る基準電位の安定化が図れる
ことになり、特殊再生時の輝度の変動をなくすことがで
き、その結果、再生画像の画質品位を向上させることが
できる。
【0154】また、本発明に係る映像信号再生装置は、
上記クランプパルス生成手段及び上記選択手段を、タイ
ムベースコレクタに組み込まれたタイミング発生器と書
込みプロセッサー間に挿入接続し、これら上記クランプ
パルス生成手段、上記選択手段、上記書込みプロセッサ
ー及び該書込みプロセッサーからのクランプエラー信号
に基づいて上記映像信号のバイアスを補正するバイアス
補正回路にて上記クランプ手段を構成するようにしたの
で、通常再生時においては、通常のペデスタルクランプ
が行なわれ、変速再生時においては、上記電位挿入手段
にて挿入されたクランプ電位が基準電位としてクランプ
されることになるため、変速再生等の特殊再生時のクラ
ンプ動作に係る基準電位の安定化が図れることになり、
特殊再生時の輝度の変動をなくすことができ、その結
果、再生画像の画質品位を向上させることができる。
【0155】また、本発明に係る映像信号再生装置は、
通常モード又は変速モードの選択的な切換えによって、
記録媒体に記録された映像信号の通常再生又は変速再生
を行なう映像信号再生装置において、変速モード選択時
において再生された上記映像信号の水平ブランキング期
間のフロントポーチ区間における所定期間の信号レベル
を平滑する信号平滑手段と、この信号平滑手段にて平滑
された上記信号レベルを上記映像信号の基準信号として
クランプするクランプを設けるようにしたので、変速再
生等の特殊再生時のクランプ動作に係る基準電位の安定
化が図れることになり、特殊再生時の輝度の変動をなく
すことができ、その結果、再生画像の画質品位を向上さ
せることができる。また、特殊再生時に輝度変動があっ
た場合、その再生画像を見ている視聴者は、眼が非常に
疲れることになるが、上記のように特殊再生時に輝度変
動が改善されることから、視聴者の眼の疲労を抑えると
いう健康面での効果も発揮する。
【0156】また、本発明に係る映像信号再生装置は、
上記信号平滑手段を、タイムベースコレクタに組み込ま
れたA/D変換器の前段に挿入接続するようにしたの
で、デジタル変換される前の映像信号に対して、特に水
平ブランキング期間のフロントポーチ区間における信号
レベルを平滑化できることになり、簡単な回路構成で、
上記フロントポーチ区間の信号レベルを平滑化すること
ができる。それに加えて、タイムベースコレクタから
は、ジッタや位相遅れ等の時間的偏差がなく、しかもバ
イアスレベルが安定化された映像信号が取り出されるこ
とになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る映像信号再生装置を、磁気テープ
に映像信号をヘリカルスキャン方式で記録再生するVT
Rに搭載されるTBC(タイムベースコレクタ)の一部
に適用した第1の実施例(以下、単に第1実施例に係る
再生装置と記す)の回路構成を示すブロック図である。
【図2】第1実施例に係る再生装置の信号処理動作を示
すタイミングチャートである。
【図3】本発明に係る映像信号再生装置を、磁気テープ
に映像信号をヘリカルスキャン方式で記録再生するVT
Rに搭載されるTBC(タイムベースコレクタ)の一部
に適用した第2の実施例(以下、単に第2実施例に係る
再生装置と記す)の回路構成を示すブロック図である。
【図4】第2実施例に係る再生装置の信号処理動作を示
すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 基準同期信号抽出回路 2 同期信号抽出回路 3 タイミング発生器 4 A/D変換器 5 フィールドメモリ 6 D/A変換器 10 書込みプロセッサー 11 読出しプロセッサー 12 バイアス補正回路 13 積分器 21 電位挿入ブロック 22 クランプパルス生成ブロック 23 第1の単安定マルチバイブレータ(第1のM.
M) 24 第2の単安定マルチバイブレータ(第2のM.
M) SW1 第1のスイッチング回路 SW2 第2のスイッチング回路 27 第3の単安定マルチバイブレータ(第3のM.
M) 28 第4の単安定マルチバイブレータ(第4のM.
M) SW3 第3のスイッチング回路 31 信号平滑ブロック 34 CR積分回路 35 スイッチング回路 36 AND回路 St1及びSt2 タイミング信号 Svr REF映像信号 S1 基準同期信号 S2 同期信号 Sv 再生輝度信号 Pw 書込みクロック Sw 書込みアドレスの更新信号 Pr 読出しクロック Sr 読出しアドレスの更新信号 Pc クランプパルス Vc クランプエラー電圧信号 Vr 設定電位 Vp ペデスタル電位

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通常モード又は変速モードの選択的な切
    換えによって、記録媒体に記録された映像信号の通常再
    生又は変速再生を行なう映像信号再生装置において、 少なくとも変速モード選択時において再生された上記映
    像信号の所定タイミングに、変速再生用クランプ電位を
    挿入する電位挿入手段と、 上記変速再生時に、上記変速再生用クランプ電位を上記
    映像信号の基準電位としてクランプするクランプ手段を
    有することを特徴とする映像信号再生装置。
  2. 【請求項2】 上記電位挿入手段は、上記変速再生用ク
    ランプ電位を、水平ブランキング期間におけるバックポ
    ーチ区間に挿入することを特徴とする請求項1記載の映
    像信号再生装置。
  3. 【請求項3】 上記電位挿入手段は、水平ブランキング
    期間におけるバックポーチ区間中の任意の時点を選択す
    る選択手段と、 上記変速再生用クランプ電位の出力幅を設定する設定手
    段と、 再生された上記映像信号を、上記選択手段にて選択され
    た時点から上記設定手段にて設定された出力幅分だけ上
    記変速再生用クランプ電位に切り換える切換え手段を有
    することを特徴とする請求項1又は2記載の映像信号再
    生装置。
  4. 【請求項4】 上記電位挿入手段は、通常再生時におい
    て上記切換え手段の動作を無効とし、変速再生時におい
    て上記切換え手段の動作を有効とする第2の選択手段を
    有することを特徴とする請求項3記載の映像信号再生装
    置。
  5. 【請求項5】 上記電位挿入手段は、タイムベースコレ
    クタに組み込まれたA/D変換器の前段に挿入接続され
    ていることを特徴とする請求項1〜4いずれか1項記載
    の映像信号再生装置。
  6. 【請求項6】 上記クランプ手段は、通常のペデスタル
    クランプを行なうための通常再生用クランプパルスに基
    づいて、上記変速再生用クランプ電位の挿入期間内に出
    力され、該変速再生用クランプ電位を抽出するための変
    速再生用クランプパルスを生成するクランプパルス生成
    手段と、通常再生時において上記通常再生用クランプパ
    ルスを選択し、変速再生時において上記クランプパルス
    生成手段からの変速再生用クランプパルスを選択する選
    択手段を有することを特徴とする請求項1記載の映像信
    号再生装置。
  7. 【請求項7】 上記クランプパルス生成手段及び上記選
    択手段は、タイムベースコレクタに組み込まれたタイミ
    ング発生器と書込みプロセッサー間に挿入接続され、こ
    れら上記クランプパルス生成手段、上記選択手段、上記
    書込みプロセッサー及び該書込みプロセッサーからのク
    ランプエラー信号に基づいて上記映像信号のバイアスを
    補正するバイアス補正回路にて上記クランプ手段が構成
    されていることを特徴とする請求項5記載の映像信号再
    生装置。
  8. 【請求項8】 通常モード又は変速モードの選択的な切
    換えによって、記録媒体に記録された映像信号の通常再
    生又は変速再生を行なう映像信号再生装置において、 変速モード選択時において再生された上記映像信号の水
    平ブランキング期間のフロントポーチ区間における所定
    期間の信号レベルを平滑する信号平滑手段と、 上記信号平滑手段にて平滑された上記信号レベルを上記
    映像信号の基準電位としてクランプするクランプ手段を
    有することを特徴とする映像信号再生装置。
  9. 【請求項9】 上記信号平滑手段は、タイムベースコレ
    クタに組み込まれたA/D変換器の前段に挿入接続され
    ていることを特徴とする請求項8記載の映像信号再生装
    置。
  10. 【請求項10】 上記信号平滑手段は、変速再生時にお
    いて上記映像信号の水平ブランキング期間のフロントポ
    ーチ区間における所定期間の信号レベルの平滑を有効と
    する選択手段を有することを特徴とする請求項8又は9
    記載の映像信号再生装置。
  11. 【請求項11】 上記クランプ手段は、通常再生時及び
    変速再生時に拘らず、通常のペデスタルクランプを行な
    うための通常再生用クランプパルスに基づいて、上記信
    号平滑手段にて平滑された上記信号レベルを上記映像信
    号の基準電位としてクランプすることを特徴とする請求
    項8記載の映像信号再生装置。
  12. 【請求項12】 上記クランプ手段は、タイムベースコ
    レクタに組み込まれた書込みプロセッサー及び該書込み
    プロセッサーからのクランプエラー信号に基づいて上記
    映像信号のバイアスを補正するバイアス補正回路にて構
    成されていることを特徴とする請求項8又は11記載の
    映像信号再生装置。
JP6007899A 1994-01-27 1994-01-27 映像信号再生装置 Pending JPH07222031A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6007899A JPH07222031A (ja) 1994-01-27 1994-01-27 映像信号再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6007899A JPH07222031A (ja) 1994-01-27 1994-01-27 映像信号再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07222031A true JPH07222031A (ja) 1995-08-18

Family

ID=11678433

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6007899A Pending JPH07222031A (ja) 1994-01-27 1994-01-27 映像信号再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07222031A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0437384A (ja) ハイビジョン信号記録装置及びその記録媒体
JPS623637B2 (ja)
EP0227030A1 (en) Apparatus for recording still image with random noise minimized
JP2934081B2 (ja) 映像信号の記録再生装置
JPH09182029A (ja) ジッタ低減回路
JP3110010U (ja) ビデオカセットレコーダ一体型光ディスク装置および映像信号装置
JPH0686226A (ja) 映像信号処理装置
KR930005339B1 (ko) 더블 어지뮤즈 4헤드 vtr에서 변속재생시 에러 보정회로
JP2953145B2 (ja) 映像信号処理装置
JP3109874B2 (ja) スチルビデオ装置
JPH0681293B2 (ja) 再生装置
JP3241361B2 (ja) Vtr付きビデオカメラ
JP2630388B2 (ja) 録画再生装置
JP3000964B2 (ja) ディジタル信号記録再生装置
JPH0232834B2 (ja)
JP2001309313A (ja) ビデオ信号処理装置
CN1061690A (zh) 时基误差校正器基准信号的记录/重放电路
JP3277483B2 (ja) 画像記録の再生装置
JPS6113436B2 (ja)
JPH03289886A (ja) ハイビジョンvtrの映像信号処理装置
JPH05161116A (ja) 磁気記録再生装置
JPS617781A (ja) 磁気記録再生方式
JPH10269697A (ja) ディジタル信号記録装置および再生装置および記録再生装置
JPH05130560A (ja) 映像信号処理装置
JPH0231579A (ja) ダビングシステム