JPH07222434A - 位相制御回路 - Google Patents

位相制御回路

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JPH07222434A
JPH07222434A JP730494A JP730494A JPH07222434A JP H07222434 A JPH07222434 A JP H07222434A JP 730494 A JP730494 A JP 730494A JP 730494 A JP730494 A JP 730494A JP H07222434 A JPH07222434 A JP H07222434A
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voltage
rectangular wave
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phase control
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JP730494A
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Inventor
Koji Matsukawa
浩司 松川
Koji Soshin
耕児 宗進
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】3相交流電源の電圧位相順が逆順である場合の
影響を無くす。 【構成】3相交流電源と負荷とを接続する3線あるいは
いずれか2線に、正負両方向で導通可能なスイッチング
素子を挿入する。これら夫々のスイッチング素子をトリ
ガパルスを発生する位相制御部Aとを備える。上記位相
制御部が、任意の1相の線間電圧あるいは相電圧の電圧
0V点を基準とし、各3相各々のトリガパルスを発生す
る。これにより、3相交流電源の電圧位相順に関係な
く、各スイッチング素子の位相制御を行い、3相交流電
源の電圧位相順が逆順である場合の影響を無くす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、位相制御を行って負荷
に供給する電力の調節を行う位相制御回路に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】位相制御回路による電力制御は従来より
ヒータの温度制御やモータの速度制御等に用いられてい
る。このような従来の3相交流電源の位相制御回路の一
例を図9に示す。この位相制御回路では、正逆両方向で
導通する双方性のスイッチング素子1を3相交流電源と
負荷とを結ぶ3線に夫々挿入し、これらスイッチング素
子1の導通制御を制御回路部3の制御の下で駆動回路2
が行う。なお、この場合のスイッチング素子1の導通制
御は、線間電圧のゼロクロス点に同期して行われ、この
ゼロクロス点の検出をゼロクロス検出部4で行う。
【0003】上記スイッチング素子1としては、例えば
SCRなどの単方向性サイリスタを逆並列に接続したも
の、あるいはトライアックなどの双方向性サイリスタが
用いられる。なお、このスイッチング素子1の両端には
スイッチング時に発生する過渡電圧を吸収するスナバ回
路5を設けてある。駆動回路2は上記スイッチング素子
1をトリガするものであり、制御回路部3を高圧である
各相電圧から絶縁するため、パルストランスやフォトカ
プラなどを用いて構成してある。制御回路部3は、各線
間電圧のゼロクロス点を基準として指定された位相制御
角で駆動回路2に対して制御信号を与える。ゼロクロス
検出部4は線間電圧のゼロクロス点の検出出力を位相基
準信号として制御回路部3に与える。なお、上記位相制
御回路の電源側には雷サージから位相制御回路を保護す
る雷サージ保護回路6を設けてある。
【0004】図10は上記位相制御回路におけるU相の
制御回路部3及びゼロクロス検出部4の構成を具体的に
示したものある。1相当たりの線間電圧のゼロクロス点
を検出するゼロクロス検出部4は、変圧器7を介して取
り込まれる図11(a)に示す線間電圧の基本周波数成
分を通過させるローパスフィルタ10と、このローパス
フィルタ10の出力を0Vと比較するゼロクロスコンパ
レータ11と、このゼロクロスコンパレータ11の出力
に基づいて図11(d)に示すゼロクロス点に同期した
負のパルス信号を発生する同期パルス発生回路12とで
構成してある。ここで、上記ゼロクロスコンパレータ1
1では線間電圧が0Vとなるタイミングを検出し、図1
1(b),(c)に示す正負の2値化出力を発生する。
【0005】1相当たりの制御回路部3は、同期パルス
発生回路12の出力に基づいて図11(e)に示す立上
りが急峻な鋸歯状の信号であるランプ波信号を発生する
ランプ波発生回路13と、このランプ波発生回路13か
ら与えられるランプ波信号と基準電圧とを比較する比較
回路14と、この比較回路14の出力、ゼロクロスコン
パレータ11の正負出力、及び同期パルス発生回路12
の出力に基づいてスイッチング素子1をオン,オフさせ
る図11(f)に示すゲート信号を発生するゲート信号
発生回路15とで構成してある。
【0006】ここで、上記ランプ波発生回路13は、同
期パルス発生回路12から与えられるパルス信号に応じ
て制御回路16が充電回路17及び放電回路18を動作
させてランプ波を発生する。この制御回路部3でゲート
回路部2を介してスイッチング素子1をオン,オフした
場合の位相制御状態を図11(g)に示す。なお、他の
V相及びW相の構成も同一の構成となっている。また、
3相交流では一般に基準となる線間電圧に対してスイッ
チング素子1に加わる電圧は30度遅れた相電圧となる
ため、実際の位相制御角は線間電圧から30度遅れた時
点がスイッチング素子の相電圧の0度になる。
【0007】図12の回路を用いて3相交流電源の位相
制御方法について具体的に説明する。なお、説明を簡単
にするために、電源としてVU ,VV ,VW が独立した
Y結線電源である場合を示し、また誘導電動機などの負
荷もY結線されているいわゆる平衡3相回路(対称3相
回路)を例として説明する。なお、Δ結線でも座標変換
できるので、結果的には同じと考えてよい。
【0008】各相のスイッチング素子1をSU ,SV
W と区別し、各スイッチング素子SU ,SV ,SW
オン,オフ状態と各相の負荷に印加される電圧との関係
を表1に示す。なお、各負荷に印加される電圧は、U相
負荷電圧、V相負荷電圧、W相負荷電圧と呼ぶ。
【0009】
【表1】
【0010】まず、いずれの相のスイッチング素子1も
オフ、あるいはいずれか1相のスイッチング素子1のみ
がオンであるモード1〜4では、電流は流れない。従っ
て、この場合には、3相交流電源から負荷に電力が供給
されない。また、いずれか2相がオンする状態であるモ
ード5〜7では、図12で示す矢印方向に電圧を考える
と、表1に示す電圧になる。例えば、スイッチング素子
U ,SV がオンのモード5では、U相負荷電圧は(V
U −VV )/2、V相負荷電圧は(VV −VU)/2と
なる。さらに、各スイッチング素子1がオンであるモー
ド8では、U,V,W相の各負荷電圧はVU ,VV ,V
W となる。以上のモード5〜8における各電圧は各々位
相が異なる波形となる。
【0011】3相交流の位相制御で、始動時に負荷をソ
フトスタートさせる場合、始動直後は位相制御角を大き
くして、最初は小さい電力を負荷に供給し、徐々に位相
制御角を小さくして、徐々に供給電力を増加させる場
合、図12の回路構成から明らかなように、1個のスイ
ッチング素子1のみをオンしただけでは、負荷への通電
は行われず、必ず電圧極性にあった2つのスイッチング
素子1をオンとし、電流を流れるようにしなければなら
ない。つまりは、例えばU相を基準相として位相制御角
αで位相制御する場合、位相制御角αに関係なくW相の
スイッチング素子1点弧し、U−W相間で通電すること
になる。即ち、3相交流電源の電圧の位相順に応じて2
組のスイッチング素子1を同時にトリガし、電流を通電
する必要がある。この手法はダブルパルストリガという
手法である。
【0012】図13は、スイッチング素子1として2個
のSCRを逆並列して構成されたものを用いた場合にお
いて、U相を基準相として位相制御角120°で位相制
御した場合を示し、U相の線間電圧VU のゼロクロス点
から120°の時点でU相のスイッチング素子SU+(+
の添字は負荷方向に電流が流れるSCRを点弧すること
を示す)を点弧し、同時にW相のスイッチング素子SW-
(−の添字は電源方向に電流が流れるSCRを点弧する
ことを示す)を点弧している。その後は、以下電圧の正
負の応じた組み合わせで2個のスイッチング素子1を同
時にトリガする。図13において、自身の相の正規の位
相でトリガをかけるパルスを斜線で示し、ダブルパルス
を白抜きで示す。
【0013】このダブルパルスを発生する回路を図14
に示す。夫々の線間電圧VU ,VV,VW のゼロクロス
点を検出し、位相制御角に対応する設定電圧に応じてト
リガパルスを発生する位相制御回路と、これら位相制御
回路の出力で組をなす相のトリガパルスのオアをとるオ
ア回路とで構成してある。位相制御回路では、図11で
説明した方法で、線間電圧VU ,VV ,VW が正から
負、負から正に変化する時点の夫々のゼロクロス点を検
出し、夫々のゼロクロス点から位相制御角だけ遅れた時
点で、トリガパルスを発生する。
【0014】しかしながら、各相にスイッチング素子1
を使用すると、コストが高くなる。そこで、コストを安
くするために、2つのスイッチング素子1を用いて、位
相制御を行う方法が、特開昭56−49070号で提案
されている。この位相制御方式を図15で説明する。こ
の位相制御方式では、UVW相のうちU相とW相とにの
みスイッチング素子1を挿入してある。この方式でも、
U相とW相とについては、各相にスイッチング素子1を
挿入したときと、同じ条件であるので、位相制御は可能
であることは明らかである。しかも、この方式では、ダ
ブルパルス手法を用いる必要がなく、トリガ回路構成を
簡単にできる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したス
イッチング素子1を3個用いたものや2個用いた位相制
御回路では、始動時に電流を制限するソフトスタート動
作させるために使用した場合に次の問題がある。上記位
相制御回路では、各相のスイッチング素子1のトリガタ
イミングを線間電圧などの夫々独立した電圧0V点を基
準として決定している。このため、電圧位相順が逆順、
例えば本来はUVWの順であるが、UWVの順とする誤
結線などが行われると、各スイッチング素子1に必要な
位相制御角で点弧できなくなり、始動時にソフトスター
ト動作させることができなくなる。
【0016】この原因について図16及び図17に基づ
いて説明する。いま、3個のスイッチング素子1を用い
た位相制御回路において、電圧位相順が正しい順番(U
VW)である場合、図16(e)に示すように、U相の
スイッチング素子1には所定の位相角(θ=α−30
°)でトリガが与えられてオンする。このとき、ダブル
パルス手法により、対をなすW相のスイッチング素子1
にもトリガが与えられてオンする。その他の2相のスイ
ッチング素子1にも図16(f),(g)に示すように
トリガが与えられてオンし、対をなすスイッチング素子
1にも図16(e),(g)に示すようにトリガが与え
られてオンする。
【0017】上記電圧位相順がUWVの順になった場
合、図17に示すように、例えばU相のスイッチング素
子1は本来はU相とV相の線間電圧の電圧0点を基準と
してトリガを行うべきところが、U相とW相の線間電圧
の電圧0点を基準としてトリガが行われる。ここで、U
相とV相の線間電圧と、U相とW相の線間電圧とで60
°の位相差があるため、結果的に正規の位相角に対して
60°遅れてU相のスイッチング素子1がトリガされて
オンすることになる。ここで、位相角θはα+30°と
なる。
【0018】この点が2個のスイッチング素子1を用い
た位相制御回路の場合も、図18及び図19に示すよう
に同様に正規の位相角に対して60°遅れてスイッチン
グ素子1がトリガされてオンする。なお、図18が正順
の場合、図19はW相とV相との順が逆の場合を示す。
本発明は上述の点に鑑みて為されたものであり、その目
的とするところは、電圧位相順が正順でない状態で3相
交流電源が接続された場合においても、正常に位相制御
を行うことができる位相制御回路を提供することにあ
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、3相交流電源と負荷とを接続す
る3線あるいはいずれか2線に挿入された正負両方向で
導通可能なスイッチング素子と、これら夫々のスイッチ
ング素子をトリガパルスを発生する位相制御部とを備
え、上記位相制御部が、任意の1相の線間電圧あるいは
相電圧の電圧0V点を基準とし、各3相各々のトリガパ
ルスを発生している。
【0020】請求項2の発明は、各3相の線間電圧ある
いは相電圧に同期する矩形波信号から3相交流電源の電
圧位相順を検出する検出手段を備えている。請求項3の
発明は、異なる各2相の線間電圧あるいは相電圧に同期
する矩形波信号を発生する2個の第1の矩形波信号発生
手段と、これら第1の矩形波信号発生手段で得られた出
力から残りの各2相の線間電圧あるいは相電圧に同期す
る矩形波信号を発生する第2の矩形波信号発生手段とを
備えている。
【0021】請求項4の発明は、スイッチング素子が2
個と3個の場合において位相制御部の制御動作を切り換
える切換手段を備えている。請求項5の発明は、3相交
流電源の周波数を検出する周波数検出手段を位相制御部
が備え、周波数に応じて自動的に制御動作を切り換える
ようにしてある。
【0022】
【作用】請求項1の発明は、3相交流電源と負荷とを接
続する3線あるいはいずれか2線に挿入された正負両方
向で導通可能なスイッチング素子と、これら夫々のスイ
ッチング素子をトリガパルスを発生する位相制御部とを
備え、上記位相制御部が、任意の1相の線間電圧あるい
は相電圧の電圧0V点を基準とし、各3相各々のトリガ
パルスを発生することにより、3相交流電源の電圧位相
順に関係なく、各スイッチング素子の位相制御を行い、
3相交流電源の電圧位相順が逆順である場合の影響を無
くす。
【0023】請求項2の発明は、各3相の線間電圧ある
いは相電圧に同期する矩形波信号から3相交流電源の電
圧位相順を検出する検出手段を備えることにより、電圧
位相順を自動的に検出して、それに応じて3相交流電源
の電圧位相順が逆順である場合の影響を無くす。請求項
3の発明は、異なる各2相の線間電圧あるいは相電圧に
同期する矩形波信号を発生する2個の第1の矩形波信号
発生手段と、これら第1の矩形波信号発生手段で得られ
た出力から残りの各2相の線間電圧あるいは相電圧に同
期する矩形波信号を発生する第2の矩形波信号発生手段
とを備えることにより、異なる各2相の2組から3組分
の線間電圧あるいは相電圧に同期する矩形波信号を得、
3相交流電源の電圧位相順を検出する回路の構成を簡素
化する。
【0024】請求項4の発明は、スイッチング素子が2
個と3個の場合において位相制御部の制御動作を切り換
える切換手段を備え、スイッチング素子が2個と3個に
いずれにも用いることができる位相制御回路を構築す
る。請求項5の発明は、3相交流電源の周波数を検出す
る周波数検出手段を位相制御部が備え、周波数に応じて
自動的に制御動作を切り換え、周波数に応じた制御動作
の切換を自動的に行う。
【0025】
【実施例】
(実施例1)図1及び図2に本発明の一実施例を示す。
本実施例では、位相制御部Aにおいて、任意の1つの線
間電圧を検出し、その線間電圧の電圧0点を基準とし
て、位相制御を行う。この場合の位相制御は、上記線間
電圧に対応する相のスイッチング素子1のトリガ信号を
図2(b),(c)に示すように発生した場合、その時
点から位相β,2βをカウントするタイマTを設け、タ
イマTで位相βをカウントした時点で、別の線間電圧に
対応する相のスイッチング素子1のトリガ信号を図2
(b),(c)に示すように発生すると共に、位相2β
をカウントした時点で、さらに別の線間電圧に対応する
相のスイッチング素子1のトリガ信号を図2(c),
(d)に示すように発生する。ここで、βは通常各相の
位相の関係から60°であるが、任意に設定可能であ
る。また、正順で3相交流電源が接続してある場合に
は、図13で説明したと同様の動作となる。
【0026】(実施例2)図3乃至図5に本発明の他の
実施例を示す。本実施例では、電圧位相順を検出する機
能を設けたものである。具体的には、基準となる相を予
め位相制御部Aにおいて設定しておき、その基準相に同
期した矩形波信号の立上りエッジを検出する。ここで、
基準相に同期した矩形波信号としては、例えば図10に
おけるゼロクロスコンパレータ11の出力を用いればよ
い。そして、タイマTで約0.5msec待機した後、基準
相と残りの2相に同期した矩形波信号の信号レベルを検
知する。このときの信号レベルから各相の電圧位相順を
判別する。そして、検出された電圧位相順に応じて正順
の場合と同様の位相制御が行えるように、ゲートタイミ
ングを設定したゲート信号を出力する。
【0027】図10におけるゼロクロスコンパレータ1
1の出力を基準相に同期した矩形波信号とした場合、図
4に示すように、タイマTで約0.5msec待機した後
に、基準相以外の相のゼロクロスコンパレータ11の出
力がハイ,ローのいずれであるかを検出する。図4にお
いて検出時点は矢印の先端が示す時点である。ここで、
U相を基準相とした場合において、図4(イ)に示すよ
うに、同図(b)の相がローレベルであり、同図(c)
の相がハイレベルであれば、電圧位相順がUVWの順に
なっていることを示す。逆に、図4(ロ)に示すよう
に、同図(b)の相がハイレベルであり、同図(c)の
相がローレベルであれば、電圧位相順がUWVの順にな
っていることを示す。このように電圧位相順が分かれ
ば、それに応じて各相の位相制御を正順の場合と同様に
行える。電圧位相順がUWVの順の場合には、U相のス
イッチング素子1をトリガするタイミングを60°進め
るように制御する。このようにすれば、通常は電圧位相
順がUWVの順になっていることにより、U相のスイッ
チング素子1は位相角θがα+30°でトリガされてオ
ンするが、60°位相を進めることにより、α−30°
でトリガされてオンする。そして、その他の相は、この
U相のスイッチング素子1のトリガタイミングを基準と
して、実施例1の手法を用いて、位相β,2βの夫々に
おいてトリガをかけてオンする。
【0028】(実施例3)図6に本発明のさらに他の実
施例を示す。本実施例では、実施例2のように各線間電
圧を検出必要のある位相制御回路において、実施例2に
おける各相に同期した矩形波信号を簡単な構成であるよ
うにしたものである。具体的には、U相電圧とV相電圧
との差動増幅を行うリミッタ機能を有する差動増幅回路
20と、W相電圧とU相電圧との差動増幅を行うリミッ
タ機能を有する差動増幅回路21と、夫々の差動増幅回
路20,21の出力を加算する加算回路22とで構成し
てある。
【0029】上記差動増幅回路20,21では、オペア
ンプOPの反転及び非反転入力の間に逆並列に接続され
たダイオードD1 ,D2 により、入力信号にリミットを
かけ、その入力信号を増幅することにより、線間電圧に
同期した矩形波信号を得る。ここで、3相交流電源の各
相の電圧をVU ,VV ,VW とすると、差動増幅回路2
0からはVV −VU に同期する矩形波信号が得られ、差
動増幅回路21からはVU −VW に同期する矩形波信号
が得られる。これら差動増幅回路20,21の出力を加
算すると、VV −VW に同期する矩形波信号が得られ
る。このように構成すれば、従来構成に比べて回路構成
を簡素化することができる。
【0030】(実施例4)図7に本発明の別の実施例を
示す。従来では、3個のスイッチング素子1を用いた位
相制御部Aと、2個のスイッチング素子1を用いた位相
制御部とは個別のものを用いていた。そこで、本実施例
では、位相制御部Aを3個及び2個のスイッチング素子
1を用いた位相制御のいずれも行える構成としておき、
3個のスイッチング素子1を用いる場合と、2個のスイ
ッチング素子1を用いる場合とで、位相制御部Aの動作
状態を切り換える設定手段としてスイッチSW1 を設け
たものである。本実施例では、実施例1で説明したよう
に、基本的には、いずれか1つの線間電圧を基準として
位相制御を行うので、上述のように位相制御部Aを3個
及び2個のスイッチング素子1を用いた位相制御のいず
れも行える構成とすることは容易である。
【0031】(実施例5)図8に本発明のさらに別の実
施例を示す。通常、位相制御を行う場合には、3相交流
電源の周波数が50Hzか60Hzかにより、位相制御
部Aの動作を切り換える必要がある。本実施例は、上記
実施例1乃至実施例4において、3相交流電源の周波数
を自動的に検知して、位相制御部Aの動作を切り換える
機能を位相制御部Aに設けたものである。
【0032】本実施例では、いずれか1つの相に同期し
た矩形波信号を用い、3相交流電源の周波数を検出す
る。まず、上記矩形波信号の立上りを検出し、その時点
からタイマTにより、60Hzの半サイクルより長く、
50Hzの半サイクルよりも短い時間をカウントする。
例えば、約8.5msecをカウントする。そして、そのタ
イマTのタイムアップ時点で、矩形波信号のレベルを判
定する。ここで、矩形波信号はハイレベルであれば、3
相交流電源の周波数は50Hzであり、ローレベルであ
れば、60Hzということになる。この判定結果に基づ
いて位相制御部Aが3相交流電源の周波数に応じて自動
的に動作を切り換える。
【0033】
【発明の効果】請求項1の発明は、3相交流電源と負荷
とを接続する3線あるいはいずれか2線に挿入された正
負両方向で導通可能なスイッチング素子と、これら夫々
のスイッチング素子をトリガパルスを発生する位相制御
部とを備え、上記位相制御部が、任意の1相の線間電圧
あるいは相電圧の電圧0V点を基準とし、各3相各々の
トリガパルスを発生しているので、3相交流電源の電圧
位相順に関係なく、各スイッチング素子の位相制御を行
い、3相交流電源の電圧位相順が逆順である場合の影響
を無くすことができる。
【0034】請求項2の発明は、各3相の線間電圧ある
いは相電圧に同期する矩形波信号から3相交流電源の電
圧位相順を検出する検出手段を備えているので、電圧位
相順を自動的に検出して、それに応じて3相交流電源の
電圧位相順が逆順である場合の影響を無くすことができ
る。請求項3の発明は、異なる各2相の線間電圧あるい
は相電圧に同期する矩形波信号を発生する2個の第1の
矩形波信号発生手段と、これら第1の矩形波信号発生手
段で得られた出力から残りの各2相の線間電圧あるいは
相電圧に同期する矩形波信号を発生する第2の矩形波信
号発生手段とを備えているので、異なる各2相の2組か
ら3組分の線間電圧あるいは相電圧に同期する矩形波信
号を得ることができ、3相交流電源の電圧位相順を検出
する回路の構成を簡素化することができる。
【0035】請求項4の発明は、スイッチング素子が2
個と3個の場合において位相制御部の制御動作を切り換
える切換手段を備えているので、スイッチング素子が2
個と3個にいずれにも用いることができる位相制御回路
を構築することができる。請求項5の発明は、3相交流
電源の周波数を検出する周波数検出手段を位相制御部が
備え、周波数に応じて自動的に制御動作を切り換えてい
るので、周波数に応じた制御動作の切換を自動的に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部の回路構成を示すブロ
ック図である。
【図2】同上の動作説明図である。
【図3】他の実施例の要部の構成構成を示すブロック図
である。
【図4】同上で電圧位相順を検出する動作説明図であ
る。
【図5】同上の電圧位相順が逆順である場合の位相制御
動作の説明図である。
【図6】さらに他の実施例の回路図である。
【図7】別の実施例の回路図である。
【図8】さらに別の実施例の動作説明図である。
【図9】従来の位相制御回路の回路図である。
【図10】同上の要部の具体構成を示すブロック図であ
る。
【図11】同上の動作説明図である。
【図12】スイッチング素子を3個用いた場合の位相制
御方式を示す概略構成図である。
【図13】ダブルパルストリガ手法の説明図である。
【図14】ダブルパルス発生回路の回路図である。
【図15】スイッチング素子1を2個用いた場合の位相
制御方式を示す概略構成図である。
【図16】スイッチング素子を3個用いた場合の位相制
御方式において、3相交流電源の電圧位相順が正順の場
合の動作説明図である。
【図17】同上において、3相交流電源の電圧位相順が
逆順の場合の動作説明図である。
【図18】スイッチング素子を2個用いた場合の位相制
御方式において、3相交流電源の電圧位相順が正順の場
合の動作説明図である。
【図19】同上において、3相交流電源の電圧位相順が
逆順の場合の動作説明図である。
【符号の説明】
A 位相制御部 T タイマ 20,21 差動増幅回路 22 加算回路
【手続補正書】
【提出日】平成6年12月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、3相交流電源と負荷とを接続す
る3線あるいはいずれか2線に挿入された正負両方向で
導通可能なスイッチング素子と、これら夫々のスイッチ
ング素子トリガパルスを発生する位相制御部とを備
え、上記位相制御部が、任意の1相の線間電圧あるいは
相電圧の電圧0V点を基準とし、各3相各々のトリガパ
ルスを発生している。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】請求項2の発明は、各3相の線間電圧ある
いは相電圧に同期する矩形波信号から3相交流電源の電
圧位相順を検出する検出手段を備えている。請求項3の
発明は、異なる各2相の線間電圧あるいは相電圧に同期
する矩形波信号を発生する2個の第1の矩形波信号発生
手段と、これら第1の矩形波信号発生手段で得られた出
力から残りの各相の線間電圧あるいは相電圧に同期する
矩形波信号を発生する第2の矩形波信号発生手段とを備
えている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】
【作用】請求項1の発明は、3相交流電源と負荷とを接
続する3線あるいはいずれか2線に挿入された正負両方
向で導通可能なスイッチング素子と、これら夫々のスイ
ッチング素子トリガパルスを発生する位相制御部とを
備え、上記位相制御部が、任意の1相の線間電圧あるい
は相電圧の電圧0V点を基準とし、各3相各々のトリガ
パルスを発生することにより、ゼロクロスを検出する回
路の構成を簡素化する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】請求項2の発明は、各3相の線間電圧ある
いは相電圧に同期する矩形波信号から3相交流電源の電
圧位相順を検出する検出手段を備えることにより、電圧
位相順を自動的に検出して、それに応じて3相交流電源
の電圧位相順が逆順である場合の影響を無くす。請求項
3の発明は、異なる各2相の線間電圧あるいは相電圧に
同期する矩形波信号を発生する2個の第1の矩形波信号
発生手段と、これら第1の矩形波信号発生手段で得られ
た出力から残りの各相の線間電圧あるいは相電圧に同期
する矩形波信号を発生する第2の矩形波信号発生手段と
を備えることにより、異なる各2相の2組から3組分の
線間電圧あるいは相電圧に同期する矩形波信号を得るこ
とができ、3相交流電源の電圧位相順を検出する回路の
構成を簡素化する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】
【発明の効果】請求項1の発明は、3相交流電源と負荷
とを接続する3線あるいはいずれか2線に挿入された正
負両方向で導通可能なスイッチング素子と、これら夫々
のスイッチング素子トリガパルスを発生する位相制御
部とを備え、上記位相制御部が、任意の1相の線間電圧
あるいは相電圧の電圧0V点を基準とし、各3相各々の
トリガパルスを発生しているので、ゼロクロスを検出す
る回路の構成を簡素化することができる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】請求項2の発明は、各3相の線間電圧ある
いは相電圧に同期する矩形波信号から3相交流電源の電
圧位相順を検出する検出手段を備えているので、電圧位
相順を自動的に検出して、それに応じて3相交流電源の
電圧位相順が逆順である場合の影響を無くすことができ
る。請求項3の発明は、異なる各2相の線間電圧あるい
は相電圧に同期する矩形波信号を発生する2個の第1の
矩形波信号発生手段と、これら第1の矩形波信号発生手
段で得られた出力から残りの各相の線間電圧あるいは相
電圧に同期する矩形波信号を発生する第2の矩形波信号
発生手段とを備えているので、異なる各2相の2組から
3組分の線間電圧あるいは相電圧に同期する矩形波信号
を得ることができ、3相交流電源の電圧位相順を検出す
る回路の構成を簡素化することができる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3相交流電源と負荷とを接続する3線あ
    るいはいずれか2線に挿入された正負両方向で導通可能
    なスイッチング素子と、これら夫々のスイッチング素子
    をトリガパルスを発生する位相制御部とを備え、上記位
    相制御部が、任意の1相の線間電圧あるいは相電圧の電
    圧0V点を基準とし、各3相各々のトリガパルスを発生
    して成ることを特徴とする位相制御回路。
  2. 【請求項2】 各3相の線間電圧あるいは相電圧に同期
    する矩形波信号から3相交流電源の電圧位相順を検出す
    る検出手段を備えて成ることを特徴とする請求項1記載
    の位相制御回路。
  3. 【請求項3】 異なる各2相の線間電圧あるいは相電圧
    に同期する矩形波信号を発生する2個の第1の矩形波信
    号発生手段と、これら第1の矩形波信号発生手段で得ら
    れた出力から残りの各2相の線間電圧あるいは相電圧に
    同期する矩形波信号を発生する第2の矩形波信号発生手
    段とを備えて成ることを特徴とする請求項2記載の位相
    制御回路。
  4. 【請求項4】 スイッチング素子が2個と3個の場合に
    おいて位相制御部の制御動作を切り換える切換手段を備
    えて成ることを特徴とする請求項1記載の位相制御回
    路。
  5. 【請求項5】 3相交流電源の周波数を検出する周波数
    検出手段を位相制御部が備え、周波数に応じて自動的に
    制御動作を切り換えて成ることを特徴とする請求項1記
    載の位相制御回路。
JP730494A 1994-01-26 1994-01-26 位相制御回路 Withdrawn JPH07222434A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009303322A (ja) * 2008-06-11 2009-12-24 Ebara Shinwa Ltd 制御装置一体型の三相電動機
JP2009303323A (ja) * 2008-06-11 2009-12-24 Ebara Shinwa Ltd 三相電動機の制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009303322A (ja) * 2008-06-11 2009-12-24 Ebara Shinwa Ltd 制御装置一体型の三相電動機
JP2009303323A (ja) * 2008-06-11 2009-12-24 Ebara Shinwa Ltd 三相電動機の制御装置

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