JPH0722280U - 低周波利用装置 - Google Patents

低周波利用装置

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JPH0722280U
JPH0722280U JP5527893U JP5527893U JPH0722280U JP H0722280 U JPH0722280 U JP H0722280U JP 5527893 U JP5527893 U JP 5527893U JP 5527893 U JP5527893 U JP 5527893U JP H0722280 U JPH0722280 U JP H0722280U
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resonance
vibration
container
low frequency
gas
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JP5527893U
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Inventor
政秀 岡本
磐雄 沢田
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Sasakura Engineering Co Ltd
Original Assignee
Sasakura Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型された共鳴管により装置全体をコンパク
トにする。 【構成】 複動ピストン式のパルセータ1と、共鳴管
2、3と、容器4とを有する。共鳴管の管路は、内筒と
外筒との間に螺旋状の仕切りを設けて形成され、低周波
音波の1/4波長の長さを持つ。容器4は、共鳴管2、
3上に配設され、内部が仕切り42で仕切られ、テーブ
ル43上に2個の被処理物が載置され、それぞれの結合
部41、41から180°位相のずれたパルスが伝達さ
れる。 【効果】 対向式の共鳴装置となって容器内が腹部にな
る共鳴現象が発生し、振動気体と被処理物との間で極め
て効率の良い熱交換等が行われる。小型共鳴管と容器と
の合理的組み合わせにより、装置が小型化し、占有面積
が低減する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、低周波気体振動の共鳴を利用して熱交換、物質移動、燃焼等の効率 を高めたり、汚れや煤を剥離除去する等の目的に使用される低周波利用装置に関 し、特にその小型化や配置の簡素化技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
空気や熱交換の対象となる生成ガス等の気体を低周波で振動させ、これを共鳴 管で共鳴させ、この共鳴現象を熱交換効率の向上等の目的に利用する低周波利用 装置は従来から知られている。例えば、低周波定常音波によって物体との間で強 制熱伝達をさせる低周波利用装置として、図10(a)乃至(c)に示すような ものが提案されている(特表平4−501456号公報(同図(a)のものに対 して)及び特表平5−501457号公報((b)及び(c)のものに対して) 参照)。
【0003】 同図(a)の装置は対向式のもので、2つの低周波音波発生器100、100 により180°位相のずれた低周波音波を発生させ、それぞれ1/4波長に相当 する長さの共鳴管101、101の端部が腹部となるように音波を共鳴させるよ うにした装置である。この装置では、それぞれの共振周波数と同じ周波数を持つ 1/2波長形の1つの共通定常音波が発生する。同図(b)の装置では、発生器 100により低周波音波を発生させ、1/2波長に相当する長さの共鳴管102 の中央部分が腹部になるように音波を共鳴させている。又(c)の装置では、1 /4波長の共鳴管103の出口側の対向位置に共振同調箱104を設け、共鳴管 の出口部で最大振幅になるように共鳴させている。このような従来の装置では、 共鳴管を、直管又は被処理物との配置関係によっては緩やかなカーブの曲がり管 にしている。このようにすれば、共鳴管内における気体振動に伴う摩擦損失を小 さくすることができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、例えば20Hzの低周波数の音波を1/4波長の長さで共鳴さ せるとしても、共鳴管の長さは4.25mになり、対向式の場合には2本の共鳴 管の合計長さが8.5mにもなり、従来のように共鳴管を直管又は曲がり管とし た場合には、低周波利用装置が極めて大型化する。このような装置の大型化は、 熱交換や付着物剥離等の同一目的の他の装置に較べて大きな欠点であった。そこ で本考案は、従来技術に於ける上記問題を解決し、共鳴管を小型化すると共に、 この小型化された共鳴管により、コンパクトに纏まり設置面積の小さい低周波利 用装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記課題を解決するために、請求項1の考案は、低周波利用装置が、 振動発生源と、第一及び第二共鳴管と、容器とを有し、前記振動発生源は180 °位相のずれた低周波数の気体振動を発生させる振動発生部を備え、前記第一共 鳴管と前記第二共鳴管とは、それぞれ、前記振動発生部と接続される一端側接続 部と前記気体振動が伝達されその波長の1/4の長さを持ちコイル状に形成され た振動伝達部と前記気体振動が伝達される他端側接続部とを備え、長手方向に一 体的に形成され、前記容器は前記それぞれの他端側接続部と接続される第一及び 第二接続部を備え前記第一共鳴管と前記第二共鳴管とに平行に近接して配設され ている、ことを特徴とし、請求項2の考案は、上記に加えて、前記容器は前記第 一接続部と前記第二接続部との間を仕切る仕切り部材を有することを特徴とし、 請求項3の考案は、低周波利用装置が、振動発生源と、第一乃至第四共鳴管と、 容器とを有し、前記振動発生源は180°位相のずれた低周波数の気体振動を2 組発生させる振動発生部を備え、前記第一共鳴管と前記第二共鳴管とは、それぞ れ、前記振動発生部と接続される一端側接続部と前記気体振動が伝達されその波 長の1/4の長さを持ちコイル状に形成された振動伝達部と前記気体振動が伝達 される他端側接続部とを備え、長手方向に一体的に形成され、前記第三共鳴管及 び前記第四共鳴管は、それぞれ前記第一共鳴管及び前記第二共鳴管と同様に形成 されこれらと平行に近接して配設され、前記容器は、前記他端側接続部のうち前 記振動発生源の作動により逆位相になるものを分離するように前記他端側接続部 と接続される接続部を備え、前記第一乃至第四共鳴管の上に近接して配設されて いる、ことを特徴とし、請求項4の考案は、請求項3の考案の特徴に加えて、前 記容器は前記接続部のうち前記逆位相になるものの間を仕切る仕切り部材を有す ることを特徴とし、請求項5の考案は、請求項1乃至4の考案の特徴に加えて、 前記振動伝達部は、曲面状の外筒内に曲面状の内筒を配設し、前記外筒と前記内 筒との間に螺旋状の仕切りを設けることによりコイル状に形成されていることを 特徴とする。
【0006】
【作用】
請求項1の考案によれば、共鳴管の振動伝達部(以下「管路」という)がコイ ル状に形成されている。ここで、”管路がコイル状に形成されている”とは、管 路が複数段巻かれていて、各段間が近接するか又は共通の仕切りで仕切られてい るような状態をいう。管路がコイル状に形成されているため、管路長さに対して 管路の両端間の距離が大幅に短くなる。その結果、必要な管路長さを得るに当た って共鳴管のサイズを大幅に短縮することができる。この場合、管路がコイル状 であるため、曲がり部のみで形成されることになり、従来の直管又は曲がり管に 較べて、本考案の共鳴管では、振動する気体の摩擦抵抗が大きくなる。しかしな がら、この抵抗の増加はそれ程大きなものではなく、これに対しては、管内壁の 粗度を小さくして摩擦抵抗係数を小さくしたり、低周波気体振動発生源の容量を 少し大きくする等により、容易に対処することができる。そして、このように小 型化された共鳴管を用いることにより、低周波利用装置の小型・コンパクト化が 可能になる。
【0007】 次に、振動発生源は180°位相がずれた低周波数の気体振動を発生させる振 動発生部を備え、この振動発生部に、略1/4波長の長さの第一及び第二共鳴管 のそれぞれの一端側接続部が接続され、それぞれの振動伝達部の他端側接続部に 容器の接続部が接続されるので、対向式の共鳴装置として、容器内が腹部になる ような共鳴現象を発生させることができる。その結果、容器内に処理対象物を設 置すると、共鳴による大きな振幅の気体振動を利用して極めて効率良く熱交換等 をさせて対象物を処理することができる。
【0008】 そして、このような共鳴管を第一及び第二共鳴管として2本設け、それぞれを 長手方向(”長手方向”とは、コイル状共鳴管のコイルの中心軸方向をいう)に 一体的に形成するので、一体化が容易であると共に、共鳴管が直列に配置され、 そのときの全長が最短になる。又、容器が一体形成された共鳴管に平行に近接し て配設されているので、低周波利用装置全体がコンパクトな配置になる。このよ うな構成により、共鳴管と容器と振動発生源とをそれぞれ1台で構成した装置を 2組設けるよりも、全体構成が大幅に小型化され、設置面積が小さくなる。この 場合、共鳴管がコイル状であるためその全長は大幅に短縮されているが、それで もかなりの長さを有する。一方、種々の被処理物を処理する上で容器はできるだ け大きいことが望ましい。従って、本考案のように容器と共鳴管とを近接平行配 置にすれば、長手方向に一体化した共鳴管の長さが有効に利用されることになる 。なお、容器を共鳴管の上に配置すれば、低周波利用装置全体の占有面積が最少 になり、装置のパッケージ化もでき、極めて実用性の高い装置となる。
【0009】 又、共鳴管2組を一体化すれば、振動発生源としてピストン式パルセータを用 いる場合、2つの振動発生部を備えた複動式のもの1台を設け、それぞれの振動 発生部を共鳴管のそれぞれの一端側接続部に接続することが容易になる。その結 果、装置全体がこの点からも小型簡素化される。
【0010】 請求項2の考案によれば、容器内に第一接続部と第二接続部との間を仕切る仕 切り部材を設けるので、仕切られたそれぞれの部分において仕切りの延設された 方向に共鳴による気体振動を伝播させることができる。従って、仕切られたそれ ぞれの部分においてその方向の振動を利用した処理ができるようになり、同時に 処理できる2箇所の処理部を形成させることができる。なおこの場合、通常、仕 切りを部分的に設けて、その上部にそれぞれの仕切られた部分と同程度の断面積 を持つ連通部を設けることにより、対向式共鳴装置を構成させる。但し、容器内 には全面的に仕切りを設け、仕切られた部分間をパイプ等で容器の外部で連通さ せるようにしてもよい。なお、このような仕切りは、被処理物の搬送や大きい被 処理物を処理する等の必要性から、着脱可能に形成されることが望ましい。
【0011】 請求項3の考案によれば、上記のように一体形成された2本の共鳴管が2組設 けられ、それらが互いに平行に近接して配設されている。従って、4本の共鳴管 の設置スペースが最少になる。そして、振動発生源は180°位相がずれた低周 波数の気体振動を2組発生させる振動発生部を備え、これらの振動発生部が4本 の共鳴管の振動伝達部と他端側接続部とを介して容器の接続部に接続される。こ の場合、180°位相がずれた逆位相になる他端側接続部は、分離して容器の接 続部に接続される。従って、容器では、接続部間で逆位相が形成され、この間で 対向式として共鳴現象を発生させることができる。
【0012】 次に、容器は第一乃至第四共鳴管の上に近接して配置されているので、共鳴管 上のスペースが有効に活用され、低周波利用装置全体の設置面積が最少になる。 そして、装置全体のパッケージ化も可能になる。従って、共鳴管1本と容器1基 とを1対1で構成したものに較べて、同じ処理能力の場合に全体構成が大幅にコ ンパクト化され、極めて実用価値の高い装置が出現する。
【0013】 又、振動発生源として、互いに反対方向に動く複動対向ピストン構造のものを 使用することにより、1台のパルセータで4つの振動発生部を作ることができる 。従って、一層装置の小型化、簡素化が図られる。この場合、対向ピストンを同 程度の質量のものにすれば、ピストンの往復慣性に起因する装置の振動問題が解 消される。
【0014】 請求項4の考案によれば、接続部のうち逆位相になるものの間を仕切る仕切り 部材を容器内に設けるので、請求項2の考案の場合と同様に、それぞれの仕切ら れた部分で仕切り部材の延設方向の振動を利用し、同時処理の可能な2箇所の処 理部を形成させることができる。
【0015】 請求項5の考案によれば、二重管の間に螺旋状の仕切りを設けることによりコ イル状の管路を形成させるので、共鳴管が一層小型されると共に、管路を形成す る材料が低減し、更に共鳴管の製造も容易になる。
【0016】
【実施例】
図1は実施例の低周波利用装置の概略構造を示す。 本装置は、2連式で、振動発生源としてのパルセータ1と、第一共鳴管2及び 第二共鳴管3と、容器4とを有する。
【0017】 図2に一例を示す如く、パルセータ1は、モータ11にクランク12を結合し 、これにシリンダ13内の複動ピストン14に結合されたロッド15を結合する ことにより構成されている。モータの回転に伴うピストンの往復運動により、振 動発生部であるシリンダ13内のそれぞれの圧縮室13a及び13bでは交互に 圧縮と膨張が繰り返され、出口13c及び13dから気体振動の疎密波が送り出 される。この疎密波は、位相が180°ずれた低周波パルスである。
【0018】 図3は第一共鳴管2及び第二共鳴管3の構造を示す。これらは、パルセータ1 の出口13c及び13dと接続される一端側接続部としてのノズル21、31と 、コイル状に形成され気体の振動の波長の略1/4の長さを持つ振動伝達部とし ての管路22、32と、他端側接続部としてのノズル23、33とを備え、本実 施例ではそれぞれのノズル21と31とが内側になるように、仕切り24を介し て一体形成されている。このように、ノズル21と31とが内側になるように一 体化すれば、これらとパルセータの出口との接続が容易になると共に、ノズル2 3と33との間隔が長くなるので、これに接続される容器4を大きくすることが 容易になる。但し、処理対象物のサイズや形状等により容器4の形状も異なって くるので、ノズル23及び33が内側になるように共鳴管2、3を一体化した方 が良い場合もある。
【0019】 共鳴管2と3とは同様の構造であるから、以下共鳴管2について説明する。共 鳴管2の管路22は、曲面状の外筒22a内に曲面状の内筒22bを配設し、外 筒22aと内筒22bとの間に螺旋状の仕切り22cを設けることによりコイル 状に形成されている。管路22の中心線22dの長さは、共鳴管22が対向式と して用いられ、ノズル21にパルスが与えられたときに、この部分が節部になり ノズル部23の出口部分が腹部となって共鳴するように、パルスの1/4波長に 相当する長さである。例えばパルスの周波数が20Hzであれば、4.25m程 度の長さである。
【0020】 管路22の断面積は一定であってもよい。しかし、共鳴現象が生じると、共鳴 の節部から腹部に至る間に空気粒子の移動距離(振幅)が次第に大きくなるので 、管路の断面積が同じであれば、次第に圧損が増加する。これを防止するために 、図示の如く次第に断面積を拡大させることが望ましい。又、外筒22a及び内 筒22bは、必ずしも図3に示すような円筒状でなくてもよく、断面が或る程度 の曲率を持つ形状であれば、図4のように角形に形成されてもよい。このような 形状にすれば、装置の設置が容易になる。更に、図5及び図6に示す如く、断面 が円形又は四角形状の管をコイル状に形成した管路22−1及び22−2を持つ 共鳴管としてもよい。断面が円形のものは、共鳴管全体の占める体積に対して管 路の内容積は小さくなるが、振動気体の流れが均一化される。四角形状のものは 、管路断面積が長さ方向に同じである場合には、断面が四角形状のリングの一か 所を切断し、この部分を捩じって接続することにより共鳴管を製造することがで き、製造が容易になる場合がある。
【0021】 以上のような共鳴管を用いることにより、従来の共鳴管より気体振動に伴う摩 擦損失が10%乃至20%程度増加する可能性があるが、例えばパルセータ1の モータの駆動力を少し大きくしたり、ピストン14の工程を少し長くすることに より、容易に損失分を補うことができる。又、管内面に適当な表面処理を施す等 の方法により、摩擦損失を低減させるようにしてもよい。
【0022】 なお、図3乃至図6では、構造を分かり易くするために、ノズル21及び23 を外筒22aの上部に取り付けた例を示したが、この取り付け位置は円周方向の 適当な位置に自由に取り付けることができる。
【0023】 図1に戻って、容器4は、共鳴管2、3のパルス出口のノズル23、33に第 一及び第二接続部としてのノズル41、41が結合されることにより、共鳴管2 、3上に配設される。このような構造によれば、低周波利用装置がコンパクト化 され、極めて設置スペースが減少する。又、装置をパッケージ化することができ る。
【0024】 容器4は、内部が部分的に仕切り42で仕切られていて、それぞれの収容部に は被処理物を載置する格子状のテーブル43、43が取り付けられている。仕切 り42は着脱可能になっている。符号44、44は、被処理物を搬入/搬出する ための開閉扉である。このような構造にすると、それぞれの入口部から180° 位相のずれたパルスが導入されると、対向式の共鳴装置となって内部で共鳴現象 が発生する。そして、被処理物の位置では、図において上下方向に大きな気体振 動が発生し、仕切り42の上方では水平方向に気体振動が生ずる。そして、例え ば、振動気体と被処理物との間で極めて効率の良い熱交換が行われる。なお、高 さの高い被処理物を処理する場合等のため、仕切り42を容器1の上端まで全面 的に設けるときには、容器1の外部で適当な方法により仕切られた部分間を連通 させる。
【0025】 このような装置では、コンパクトな構造により、同時に2個の被処理物を処理 できる。但し、場合によっては仕切り42を取り外し、天井を低くし、横長の大 きな被処理物を入れ、横方向の気体振動も利用してこれを処理するようにしても よい。又、それぞれの収容部で被処理物を二段階に処理するような場合には、隣 の収容部への移動時には仕切り42を取り外す。なお、容器4に他の気体を流入 /流出させることも可能である。
【0026】 図7は低周波利用装置の他の実施例を示す。この装置は、図1の装置を平行に 設置した構造のものである。 本装置は、振動発生源としてのパルセータ5と、第一乃至第四共鳴管としての 共鳴管2´、3´、6、7と、容器8とを有している。
【0027】 図9はパルセータ5の一例を示す。このパルセータ5も、図2に示すものと同 様の構造であるが、対向ピストン構造になっていて、図2のものと同じシリンダ 部51に対向する側にシリンダ部52を備え、これらの複動シリンダで180° 位相がずれ低周波で振動する気体パルスを2組発生させる。対向ピストン53、 54等は略同質量のもので、互いに反対方向に動く。その結果、ピストン53、 54等の往復慣性力がバランスし、装置の振動の発生が防止される。
【0028】 図7に戻って、第一乃至第四共鳴管2´、3´、6、7は、図1の装置の共鳴 管2、3と同様の構造のものである。 容器8は、4本の共鳴管のそれぞれの他端側接続部としてのノズル23´、3 3´、63、73と接続される接続部としてのノズル81、82、83、84を 備え、これらのノズルが共鳴管のノズルに支持されることにより、共鳴管上に近 接して配設されている。容器8には、図1の容器4と同様に、一体形成された2 本の共鳴管の間の仕切り24´の方向に仕切り85が設けられている。そして、 パルセータ5と共鳴管2´、3´、6、7と容器8とは、仕切り85のそれぞれ 片側の空間内が同位相になり、両側の間では位相が180°ずれるように接続さ れる。このような仕切り及び接続により、図1の装置の場合と同様に、容器8内 で対向式の共鳴装置として共鳴現象を発生させることができる。その結果、上下 方向の振動を利用して、2箇所で、例えば図示の如く被処理物を同時に4個処理 することができる。但し、仕切り85を設けず、天井を低くして、主として左右 方向の振動を利用して1個の横長の大きな被処理物を処理するようにしてもよい 。なお、図示の如く、同位相になるノズル81と83との間及びノズル82と8 4との間は、連通させることができる。但し、同図(b)の二点鎖線で示す如く 、これらの間を分離する構造にしてもよい。
【0029】 なお図7では、容器8内に共鳴管の長手方向に平行な方向86には仕切りを設 けていないが、この方向に仕切りを設け、4つの空間部8a、8b、8c、8d を作るようにてもよい。その場合には、図1の装置の場合と同様に、仕切り85 を取り除き、空間部8aと8b及び8cと8dとをそれぞれ1つの空間部として 使用することもできる。又、空間部8aと8bとを同位相にし、空間部8cと8 dとを前記空間部より180°ずれた同位相とし、8aと8cの間及び8bと8 dの間で対向式共鳴管を形成させることもできる。このように、パルセータ5の 4つの気体振動発生部と4本の共鳴管と容器8との接続の組み合わせ及び容器8 の仕切り方向の組み合わせは、容器8内で共鳴現象が発生するように、又、処理 対象物の大きさ等により適切に選択される。
【0030】 図8は更に他の低周波利用装置の実施例を示す。 この装置は、図3に示す共鳴管2、3のノズル21及び31とノズル23及び 33とを入れ換えた位置にし、且つノズル23と33とを一体形成したノズル9 −3及び10−3を備えた共鳴管9、10を用いて構成されている。共鳴管9及 び10は、それぞれ、第一共鳴管と第二共鳴管及び第三共鳴管と第四共鳴管が長 手方向に一体的に形成されたものに相当する。この場合、図3に示すような共鳴 管の間の仕切り24は無くてもよい。共鳴管9及び10は、それぞれの両端部で 複動対向ピストン式パルセータ5のそれぞれの振動発生部と結合される。この場 合、共鳴管9及び10のそれぞれの内部が同位相になり、9と10との間では1 80°位相がずれるように結合される。そして、共鳴管9、10のノズル9−3 、10−3は、それぞれ容器8´のノズル8´−1、8´−2と接続される。そ して、容器8´内には、図7(c)の符号86で示す方向の仕切り87が設けら れる。このような構造にすれば、仕切り87の両側の部分を上下方向の振動を利 用した2個の処理部にすることができる。又、共鳴管及び容器の接続部が少なく なるので、構造がより簡素化される。
【0031】 以上のような装置によれば、共鳴管と容器とを1対1で組み合わせ4組のセッ トする場合に較べて、格段に設置スペースが小さくなる。更に、パルセータ5と して図9に示すような複動対向ピストン式を用いれば、4本の共鳴管に対して1 台のみ設置すれば足りるので、一層装置がコンパクト化される。又、装置のパッ ケージ化も可能になり、そのようにすれば、生産、組立工事が合理化される。
【0032】
【考案の効果】
以上の如く本考案によれば、振動伝達部をコイル状に形成することにより、共 鳴管を小型化することができる。そして、この共鳴管と共鳴させる容器とを合理 的に組み合わせることにより、低周波利用装置が大幅にコンパクト化され、工場 等における設置面積が小さくなる。そして、低周波利用機器を極めて実用性の高 いものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の低周波利用装置の概略構造を示し、
(a)は正面図で(b)は側面図である。
【図2】上記装置に使用されるパルセータの一例を示す
説明図である。
【図3】共鳴管の概略構造の1例を示し、(a)は正面
図で(b)は側面図である。
【図4】更に他の共鳴管の外形を示す斜視図である。
【図5】更に他の共鳴管の概略構造を示す正面図であ
る。
【図6】更に他の共鳴管の概略構造を示す正面図であ
る。
【図7】他の実施例の低周波利用装置の概略構造を示
し、(a)は正面図、(b)は側面図で(c)は平面図
である。
【図8】更に他の実施例の低周波利用装置の概略構造を
示し、(a)は正面図、(b)は側面図で(c)は平面
図である。
【図9】上記装置に使用されるパルセータの一例を示す
説明図である。
【図10】(a)乃至(c)は、従来の共鳴装置の概略
構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1、5 パルセータ(振動発生源) 2、3 第一、第二共鳴管 2´、3´、6、7、9、10 第一乃至第四共
鳴管 4、8 容器 8´−1、8´−2 ノズル(接続部) 9−3、10−3 ノズル(他端側接続部) 13a、13b 圧縮室(振動発生部) 21、31 ノズル(一端側接続部) 22 管路(振動伝達部) 22a 外筒 22b 内筒 22c 螺旋状の仕切り 23、33、23´、33´、63、73 ノズル
(他端側接続部) 41 ノズル(第一及び第二接続
部) 42、85、87 仕切り(仕切り部材) 81、82、83、84 ノズル(接続部)

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動発生源と、第一及び第二共鳴管と、
    容器とを有し、 前記振動発生源は180°位相のずれた低周波数の気体
    振動を発生させる振動発生部を備え、 前記第一共鳴管と前記第二共鳴管とは、それぞれ、前記
    振動発生部と接続される一端側接続部と前記気体振動が
    伝達されその波長の1/4の長さを持ちコイル状に形成
    された振動伝達部と前記気体振動が伝達される他端側接
    続部とを備え、長手方向に一体的に形成され、 前記容器は前記それぞれの他端側接続部と接続される第
    一及び第二接続部を備え前記第一共鳴管と前記第二共鳴
    管とに平行に近接して配設されている、 ことを特徴とする低周波利用装置。
  2. 【請求項2】 前記容器は前記第一接続部と前記第二接
    続部との間を仕切る仕切り部材を有することを特徴とす
    る請求項1に記載の低周波利用装置。
  3. 【請求項3】 振動発生源と、第一乃至第四共鳴管と、
    容器とを有し、 前記振動発生源は180°位相のずれた低周波数の気体
    振動を2組発生させる振動発生部を備え、 前記第一共鳴管と前記第二共鳴管とは、それぞれ、前記
    振動発生部と接続される一端側接続部と前記気体振動が
    伝達されその波長の1/4の長さを持ちコイル状に形成
    された振動伝達部と前記気体振動が伝達される他端側接
    続部とを備え、長手方向に一体的に形成され、 前記第三共鳴管及び前記第四共鳴管は、それぞれ前記第
    一共鳴管及び前記第二共鳴管と同様に形成されこれらと
    平行に近接して配設され、 前記容器は、前記他端側接続部のうち前記振動発生源の
    作動により逆位相になるものを分離するように前記他端
    側接続部と接続される接続部を備え、前記第一乃至第四
    共鳴管の上に近接して配設されている、 ことを特徴とする低周波利用装置。
  4. 【請求項4】 前記容器は前記接続部のうち前記逆位相
    になるものの間を仕切る仕切り部材を有することを特徴
    とする請求項3に記載の低周波利用装置。
  5. 【請求項5】 前記振動伝達部は、曲面状の外筒内に曲
    面状の内筒を配設し、前記外筒と前記内筒との間に螺旋
    状の仕切りを設けることによりコイル状に形成されてい
    ることを特徴とする請求項1乃至4に記載の低周波利用
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002018357A (ja) * 2000-07-11 2002-01-22 Sasakura Engineering Co Ltd 低周波音波の発生装置
JP2021528622A (ja) * 2018-06-21 2021-10-21 イェスタムプ・ハードテック・アクチエボラーグ 高温構成部材を冷却する方法およびシステム
JP2021529297A (ja) * 2018-06-21 2021-10-28 オルソン, マッツOLSSON, Mats 高温な物体の冷却方法および冷却システム

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