JPH07223291A - 多層ポリオレフィンシートおよびその製造方法 - Google Patents
多層ポリオレフィンシートおよびその製造方法Info
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- JPH07223291A JPH07223291A JP6039199A JP3919994A JPH07223291A JP H07223291 A JPH07223291 A JP H07223291A JP 6039199 A JP6039199 A JP 6039199A JP 3919994 A JP3919994 A JP 3919994A JP H07223291 A JPH07223291 A JP H07223291A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 剛性が高く、表面性状が良好で、表面に着
色、絵柄などの印刷、エンボス模様などが容易にかつ鮮
明に施すことができるポリオレフィンシートおよびその
製造方法を提供する。 【構成】 発泡ポリオレフィン層の少なくとも片面に、
樹脂100重量部に対し充填剤5〜30重量部含有する
非発泡ポリオレフィン層、および充填剤を実質的に含有
しない非発泡ポリオレフィン層を順次積層してなる多層
ポリオレフィンシート。上記多層ポリオレフィンシート
の製造方法としては、各組成物をそれぞれ溶融混練して
順次積層し、Tダイより押出成形する共押出法が好適で
ある。
色、絵柄などの印刷、エンボス模様などが容易にかつ鮮
明に施すことができるポリオレフィンシートおよびその
製造方法を提供する。 【構成】 発泡ポリオレフィン層の少なくとも片面に、
樹脂100重量部に対し充填剤5〜30重量部含有する
非発泡ポリオレフィン層、および充填剤を実質的に含有
しない非発泡ポリオレフィン層を順次積層してなる多層
ポリオレフィンシート。上記多層ポリオレフィンシート
の製造方法としては、各組成物をそれぞれ溶融混練して
順次積層し、Tダイより押出成形する共押出法が好適で
ある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バインダーの表装材、
書類ケース、ブックケースなどの素材として好適な多層
ポリオレフィンシートおよびその製造方法に関する。
書類ケース、ブックケースなどの素材として好適な多層
ポリオレフィンシートおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、バインダーの表装材、書類ケ
ース、ブックケースなどの素材として、押出法などによ
って得られるポリプロピレンシートなどのポリオレフィ
ンシートが多く用いられている。このようなポリオレフ
ィンシートとしては、非発泡のポリオレフィンシー
ト、1.1〜3倍程度に発泡させた微発泡ポリオレフ
ィンシートに大別される。
ース、ブックケースなどの素材として、押出法などによ
って得られるポリプロピレンシートなどのポリオレフィ
ンシートが多く用いられている。このようなポリオレフ
ィンシートとしては、非発泡のポリオレフィンシー
ト、1.1〜3倍程度に発泡させた微発泡ポリオレフ
ィンシートに大別される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のポリオレフィン
シートのうち、は比重が大きいため製品の重量が嵩む
という欠点や、製品の感触が硬いなどの欠点を有し、ま
たは剛性が低く、製品としての腰が弱いという欠点
や、表面に着色、絵柄などの印刷、エンボス模様などが
施しづらいという欠点を有するものであった。
シートのうち、は比重が大きいため製品の重量が嵩む
という欠点や、製品の感触が硬いなどの欠点を有し、ま
たは剛性が低く、製品としての腰が弱いという欠点
や、表面に着色、絵柄などの印刷、エンボス模様などが
施しづらいという欠点を有するものであった。
【0004】また、上記のようなポリオレフィンシー
トは、通常Tダイより押出成形されるものであるが、そ
の際、幅方向への膨張により、シートが波状に変形した
り、また発泡ムラなどの理由により厚さにバラつきが生
じやすいという欠点も有していた。
トは、通常Tダイより押出成形されるものであるが、そ
の際、幅方向への膨張により、シートが波状に変形した
り、また発泡ムラなどの理由により厚さにバラつきが生
じやすいという欠点も有していた。
【0005】上記課題を解決するものとしては、例えば
特開昭63−252715号に示されるものが知られて
いる。この提案は、発泡剤を含有する樹脂組成物と充填
剤を含有する組成物をそれぞれ溶融混練して積層し、T
ダイより押出成形する共押出法にて製造することによ
り、押出成形された発泡シートが波状に変形するのを防
止しようというものである。
特開昭63−252715号に示されるものが知られて
いる。この提案は、発泡剤を含有する樹脂組成物と充填
剤を含有する組成物をそれぞれ溶融混練して積層し、T
ダイより押出成形する共押出法にて製造することによ
り、押出成形された発泡シートが波状に変形するのを防
止しようというものである。
【0006】上記提案によれば、確かに押出成形された
発泡シートが波状に変形するのは防止されるが、表面層
となるべき層に、充填剤が比較的多量に含まれているた
め、溶融押出される際に、樹脂塊がTダイの吐出口付近
に付着しやすく、その樹脂塊が不定期に製品シート上に
落下するなどして不良発生の原因となっていた。
発泡シートが波状に変形するのは防止されるが、表面層
となるべき層に、充填剤が比較的多量に含まれているた
め、溶融押出される際に、樹脂塊がTダイの吐出口付近
に付着しやすく、その樹脂塊が不定期に製品シート上に
落下するなどして不良発生の原因となっていた。
【0007】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであって、剛性が高く、表面性状が良好で、表
面に着色、絵柄などの印刷、エンボス模様などが容易に
かつ鮮明に施すことができるポリオレフィンシートおよ
びその製造方法を提供することを目的とする。
れたものであって、剛性が高く、表面性状が良好で、表
面に着色、絵柄などの印刷、エンボス模様などが容易に
かつ鮮明に施すことができるポリオレフィンシートおよ
びその製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の多層ポリオレフ
ィンシートは、発泡ポリオレフィン層の少なくとも片面
に、樹脂100重量部に対し充填剤5〜30重量部含有
する非発泡ポリオレフィン層、および充填剤を実質的に
含有しない非発泡性ポリオレフィン層を順次積層してな
ることを特徴とする。また、本発明の多層ポリオレフィ
ンシートの製造方法は、発泡剤を含有する発泡性ポリオ
レフィン樹脂組成物、樹脂100重量部に充填剤5〜3
0重量部含有する非発泡性ポリオレフィン樹脂組成物、
および充填剤を実質的に含まない非発泡性のポリオレフ
ィン樹脂組成物を、それぞれ溶融混練して順次積層し、
Tダイより押出成形することを特徴とするものである。
ィンシートは、発泡ポリオレフィン層の少なくとも片面
に、樹脂100重量部に対し充填剤5〜30重量部含有
する非発泡ポリオレフィン層、および充填剤を実質的に
含有しない非発泡性ポリオレフィン層を順次積層してな
ることを特徴とする。また、本発明の多層ポリオレフィ
ンシートの製造方法は、発泡剤を含有する発泡性ポリオ
レフィン樹脂組成物、樹脂100重量部に充填剤5〜3
0重量部含有する非発泡性ポリオレフィン樹脂組成物、
および充填剤を実質的に含まない非発泡性のポリオレフ
ィン樹脂組成物を、それぞれ溶融混練して順次積層し、
Tダイより押出成形することを特徴とするものである。
【0009】本発明に使用されるポリオレフィン樹脂と
しては、ポリエチレン、ポリプロピレン、またはこれら
と他のα−オレフィンとの共重合体、またはこれらと共
重合可能な他の単量体、例えば酢酸ビニル、塩化ビニ
ル、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸エステ
ル、ビニルアルコールなどとの共重合体、およびこれら
の混合物などが挙げられ、特にポリプロピレン、プロピ
レンを主体とする共重合体、あるいはこれらを主体とす
る混合物が好適である。尚、本発明に使用されるポリオ
レフィン樹脂は架橋されたものであってもよい。また、
これらのポリオレフィン樹脂には、必要に応じて従来よ
り使用されている各種添加剤、例えば酸化防止剤、着色
剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、可塑剤、滑剤などを添
加することもできる。また発泡ポリオレフィン層には発
泡ポリオレフィン層の特性を阻害しない範囲で充填剤を
添加してもよい。
しては、ポリエチレン、ポリプロピレン、またはこれら
と他のα−オレフィンとの共重合体、またはこれらと共
重合可能な他の単量体、例えば酢酸ビニル、塩化ビニ
ル、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸エステ
ル、ビニルアルコールなどとの共重合体、およびこれら
の混合物などが挙げられ、特にポリプロピレン、プロピ
レンを主体とする共重合体、あるいはこれらを主体とす
る混合物が好適である。尚、本発明に使用されるポリオ
レフィン樹脂は架橋されたものであってもよい。また、
これらのポリオレフィン樹脂には、必要に応じて従来よ
り使用されている各種添加剤、例えば酸化防止剤、着色
剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、可塑剤、滑剤などを添
加することもできる。また発泡ポリオレフィン層には発
泡ポリオレフィン層の特性を阻害しない範囲で充填剤を
添加してもよい。
【0010】本発明の多層ポリオレフィンシートを構成
する上記の各層は、それぞれ同じ樹脂からなるものであ
ってもよいし、それぞれが異なる樹脂からなるものであ
ってもよいが、各層を構成する樹脂組成物を溶融混練し
て順次積層し、Tダイより押出成形して多層ポリオレフ
ィンシートを製造する場合には、各層の接着性を考慮し
て、相互の接着性が良好な樹脂で各層を構成するのが望
ましい。
する上記の各層は、それぞれ同じ樹脂からなるものであ
ってもよいし、それぞれが異なる樹脂からなるものであ
ってもよいが、各層を構成する樹脂組成物を溶融混練し
て順次積層し、Tダイより押出成形して多層ポリオレフ
ィンシートを製造する場合には、各層の接着性を考慮し
て、相互の接着性が良好な樹脂で各層を構成するのが望
ましい。
【0011】発泡ポリオレフィン層に含有される発泡剤
として具体的には、アゾジカルボアミド、アゾビスイソ
ブチロニトリル、ジアゾアミノベンゼン、N,N’−ジ
ニトロソペンタメチレンテトラミン、N,N’−ジメチ
ル−N,N’−ジニトロテレフタルアミド、ベンゼンス
ルホニルヒドラジド、p−トルエンスルホニルヒドラジ
ド、p,p’−オキシビスベンゼンスルホニルヒドラジ
ド、炭酸塩、有機酸塩などの化学発泡剤、プロパン、ブ
タン、ペンタン、ジクロロジフルオロメタン、ジクロロ
モノフルオロメタン、トリクロロモノフルオロメタン、
メタノール、エタノールなどの物理発泡剤、熱膨張剤を
含有させたマイクロカプセルなどが挙げられる。
として具体的には、アゾジカルボアミド、アゾビスイソ
ブチロニトリル、ジアゾアミノベンゼン、N,N’−ジ
ニトロソペンタメチレンテトラミン、N,N’−ジメチ
ル−N,N’−ジニトロテレフタルアミド、ベンゼンス
ルホニルヒドラジド、p−トルエンスルホニルヒドラジ
ド、p,p’−オキシビスベンゼンスルホニルヒドラジ
ド、炭酸塩、有機酸塩などの化学発泡剤、プロパン、ブ
タン、ペンタン、ジクロロジフルオロメタン、ジクロロ
モノフルオロメタン、トリクロロモノフルオロメタン、
メタノール、エタノールなどの物理発泡剤、熱膨張剤を
含有させたマイクロカプセルなどが挙げられる。
【0012】発泡ポリオレフィン層の発泡倍率として
は、多層ポリオレフィンシートの用途などによって左右
されるが、バインダーの表装材、書類ケース、ブックケ
ースなどの素材として用いる場合の好ましい物性を得る
ためには1.1〜10.0倍程度とするのが望ましい。
発泡ポリオレフィン層の発泡倍率が小さすぎると、得ら
れる多層ポリオレフィンシートが重量が嵩み、また感触
が硬いものとなる。逆に発泡ポリオレフィン層の発泡倍
率が大きすぎると得られる多層ポリオレフィンシートの
腰が弱くなる。
は、多層ポリオレフィンシートの用途などによって左右
されるが、バインダーの表装材、書類ケース、ブックケ
ースなどの素材として用いる場合の好ましい物性を得る
ためには1.1〜10.0倍程度とするのが望ましい。
発泡ポリオレフィン層の発泡倍率が小さすぎると、得ら
れる多層ポリオレフィンシートが重量が嵩み、また感触
が硬いものとなる。逆に発泡ポリオレフィン層の発泡倍
率が大きすぎると得られる多層ポリオレフィンシートの
腰が弱くなる。
【0013】発泡ポリオレフィン層に積層される、充填
剤を含有する非発泡ポリオレフィン層に添加される充填
剤として具体的には、炭酸カルシウム、水酸化カルシウ
ム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、リン酸
アルミニウム、タルク、マイカ、クレー、カーボンブラ
ック、ホワイトカーボン、グラファイト、ゼオライト、
硫酸バリウム、含水ケイ酸カルシウムの無機粉体、フェ
ノール樹脂粉体、エボナイト粉体などの有機粉体、ガラ
ス繊維、パルプ、アスベスト繊維などの各種繊維などが
挙げられる。
剤を含有する非発泡ポリオレフィン層に添加される充填
剤として具体的には、炭酸カルシウム、水酸化カルシウ
ム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、リン酸
アルミニウム、タルク、マイカ、クレー、カーボンブラ
ック、ホワイトカーボン、グラファイト、ゼオライト、
硫酸バリウム、含水ケイ酸カルシウムの無機粉体、フェ
ノール樹脂粉体、エボナイト粉体などの有機粉体、ガラ
ス繊維、パルプ、アスベスト繊維などの各種繊維などが
挙げられる。
【0014】上記の充填剤の添加量は、樹脂100重量
部に対し、5〜30重量部、好ましくは10〜20重量
部である。充填剤の添加量が多過ぎると、成形性が悪化
し、逆に少な過ぎると得られる多層ポリオレフィンシー
トの剛性が不充分となったり、シートが波状に変形した
りして好ましくない。
部に対し、5〜30重量部、好ましくは10〜20重量
部である。充填剤の添加量が多過ぎると、成形性が悪化
し、逆に少な過ぎると得られる多層ポリオレフィンシー
トの剛性が不充分となったり、シートが波状に変形した
りして好ましくない。
【0015】本発明の多層ポリオレフィンシートの表面
層となる実質的に充填剤を含有しないポリオレフィン層
は、充填剤を全く含有しないのが好ましいが、溶融押出
される際に、樹脂塊がTダイの吐出口付近に付着しない
程度であれば、上記の充填剤を含むこともできる。この
ときの充填剤の添加量の上限は、成形条件や使用する樹
脂などによって変わるが、樹脂100重量部に対し5重
量部程度である。
層となる実質的に充填剤を含有しないポリオレフィン層
は、充填剤を全く含有しないのが好ましいが、溶融押出
される際に、樹脂塊がTダイの吐出口付近に付着しない
程度であれば、上記の充填剤を含むこともできる。この
ときの充填剤の添加量の上限は、成形条件や使用する樹
脂などによって変わるが、樹脂100重量部に対し5重
量部程度である。
【0016】本発明の多層ポリオレフィンシートを構成
する各層の厚さおよび多層ポリオレフィンシート全体の
厚さとしては、多層ポリオレフィンシートの用途などに
より変わるが、バインダーの表装材、書類ケース、ブッ
クケースなどの素材として用いる場合の好ましい物性を
得るためには、多層ポリオレフィンシート全体の厚さが
600〜3000μm、発泡ポリオレフィン層が400
〜2800μm、充填剤含有非発泡ポリオレフィン層が
80〜200μm、充填剤を実質的に含有しないポリオ
レフィン層が10〜100μm程度とし、かつ充填剤含
有非発泡ポリオレフィン層の厚さが発泡ポリオレフィン
層の厚さの3〜35%、充填剤を実質的に含有しないポ
リオレフィン層の厚さが発泡ポリオレフィン層の厚さの
0.5〜5%程度とするのが望ましい。
する各層の厚さおよび多層ポリオレフィンシート全体の
厚さとしては、多層ポリオレフィンシートの用途などに
より変わるが、バインダーの表装材、書類ケース、ブッ
クケースなどの素材として用いる場合の好ましい物性を
得るためには、多層ポリオレフィンシート全体の厚さが
600〜3000μm、発泡ポリオレフィン層が400
〜2800μm、充填剤含有非発泡ポリオレフィン層が
80〜200μm、充填剤を実質的に含有しないポリオ
レフィン層が10〜100μm程度とし、かつ充填剤含
有非発泡ポリオレフィン層の厚さが発泡ポリオレフィン
層の厚さの3〜35%、充填剤を実質的に含有しないポ
リオレフィン層の厚さが発泡ポリオレフィン層の厚さの
0.5〜5%程度とするのが望ましい。
【0017】本発明の多層ポリオレフィンシートは、少
なくとも片面に上記の充填剤含有非発泡ポリオレフィン
層と実質的に充填剤を含有しないポリオレフィン層を形
成すればよいが、より高い厚さ精度、表面性状が要求さ
れる場合には、両面に充填剤含有非発泡ポリオレフィン
層と実質的に充填剤を含有しないポリオレフィン層を形
成するのが好ましい。
なくとも片面に上記の充填剤含有非発泡ポリオレフィン
層と実質的に充填剤を含有しないポリオレフィン層を形
成すればよいが、より高い厚さ精度、表面性状が要求さ
れる場合には、両面に充填剤含有非発泡ポリオレフィン
層と実質的に充填剤を含有しないポリオレフィン層を形
成するのが好ましい。
【0018】本発明の多層ポリオレフィンシートは、従
来のポリオレフィンシートと同様に、必要に応じて表面
にエンボス加工を施したり、絵柄などの印刷を施した
り、各種表面処理を施してもよい。
来のポリオレフィンシートと同様に、必要に応じて表面
にエンボス加工を施したり、絵柄などの印刷を施した
り、各種表面処理を施してもよい。
【0019】本発明の多層ポリオレフィンシートの製造
方法としては、各層を押出法などの公知の手段にて別々
に製造した後に熱圧着したり、接着剤を用いてラミネー
トする方法や、各樹脂組成物をそれぞれ溶融混練して順
次積層し、Tダイより押出成形する共押出法などが採用
可能であるが、上記したとおり発泡ポリオレフィン層
は、単層で押出成形すると、波状に変形して厚さがばら
つくし、また充填剤を含有した非発泡ポリオレフィン層
は押出成形する際に、吐出部に樹脂塊が付着しやすいと
いった欠点を有することから、各層を別々に製造するよ
りも、各樹脂組成物をそれぞれ溶融混練して順次積層
し、Tダイより押出成形する共押出法が好適である。
方法としては、各層を押出法などの公知の手段にて別々
に製造した後に熱圧着したり、接着剤を用いてラミネー
トする方法や、各樹脂組成物をそれぞれ溶融混練して順
次積層し、Tダイより押出成形する共押出法などが採用
可能であるが、上記したとおり発泡ポリオレフィン層
は、単層で押出成形すると、波状に変形して厚さがばら
つくし、また充填剤を含有した非発泡ポリオレフィン層
は押出成形する際に、吐出部に樹脂塊が付着しやすいと
いった欠点を有することから、各層を別々に製造するよ
りも、各樹脂組成物をそれぞれ溶融混練して順次積層
し、Tダイより押出成形する共押出法が好適である。
【0020】得られた多層ポリオレフィンシート表面に
エンボス加工、印刷、表面処理をする場合は、従来のポ
リオレフィンシートと同様の手段にて行うことができ
る。
エンボス加工、印刷、表面処理をする場合は、従来のポ
リオレフィンシートと同様の手段にて行うことができ
る。
【0021】
【作用】本発明の多層ポリオレフィンシートは、発泡ポ
リオレフィン層の少なくとも片面に、充填剤を含有する
非発泡ポリオレフィン層、および充填剤を実質的に含有
しない非発泡性ポリオレフィン層を順次積層してなるの
で、剛性が強く、かつ感触はソフトで軽量であり、また
表面に着色、絵柄などの印刷、エンボス加工など施す場
合にも良好である。しかも、本発明の多層ポリオレフィ
ンシートの製造方法にて製造すれば、上記の特性のみな
らず、発泡ポリオレフィン層が波状に変形することがな
く、厚さ精度も高いといった特性を有する多層ポリオレ
フィンシートを得ることができると共に、製造工程にお
ける不良の発生も少ない。
リオレフィン層の少なくとも片面に、充填剤を含有する
非発泡ポリオレフィン層、および充填剤を実質的に含有
しない非発泡性ポリオレフィン層を順次積層してなるの
で、剛性が強く、かつ感触はソフトで軽量であり、また
表面に着色、絵柄などの印刷、エンボス加工など施す場
合にも良好である。しかも、本発明の多層ポリオレフィ
ンシートの製造方法にて製造すれば、上記の特性のみな
らず、発泡ポリオレフィン層が波状に変形することがな
く、厚さ精度も高いといった特性を有する多層ポリオレ
フィンシートを得ることができると共に、製造工程にお
ける不良の発生も少ない。
【0022】
【実施例】以下具体的な実施例を挙げ、本発明を更に詳
細に説明する。
細に説明する。
【0023】〔実施例1〕表1に示す発泡性ポリプロピ
レン組成物、表2に示す充填剤含有非発泡性ポリプロピ
レン組成物および表3に示す非充填剤含有非発泡性ポリ
プロピレン組成物を混練りしたものをTダイ直前で5層
に積層し、押出成形して発泡ポリプロピレン層の両面
に、充填剤含有非発泡性ポリプロピレン層および非充填
剤含有非発泡性ポリプロピレン層を順次積層した厚さが
1500μmの多層ポリプロピレンシートを得た。上記
の多層ポリプロピレンシートは、発泡ポリプロピレン層
の厚さが1240μm、充填剤含有非発泡性ポリプロピ
レン層の厚さが100μm、非充填剤含有非発泡性ポリ
プロピレン層の厚さが30μmで、発泡ポリプロピレン
層の発泡倍率は2倍であった。また、得られた多層ポリ
プロピレンシートは厚みのバラツキがなく、表面平滑性
に優れ、密度が0.6g/cm3 と軽量で、感触もソフ
トでありながら、バインダーの表装材、書類ケース、ブ
ックケースなどの素材として用いるのに充分な剛性を有
していた。また、得られた多層ポリプロピレンシート表
面に梨地模様のエンボスを施したところ、鮮明なエンボ
ス模様が形成された。
レン組成物、表2に示す充填剤含有非発泡性ポリプロピ
レン組成物および表3に示す非充填剤含有非発泡性ポリ
プロピレン組成物を混練りしたものをTダイ直前で5層
に積層し、押出成形して発泡ポリプロピレン層の両面
に、充填剤含有非発泡性ポリプロピレン層および非充填
剤含有非発泡性ポリプロピレン層を順次積層した厚さが
1500μmの多層ポリプロピレンシートを得た。上記
の多層ポリプロピレンシートは、発泡ポリプロピレン層
の厚さが1240μm、充填剤含有非発泡性ポリプロピ
レン層の厚さが100μm、非充填剤含有非発泡性ポリ
プロピレン層の厚さが30μmで、発泡ポリプロピレン
層の発泡倍率は2倍であった。また、得られた多層ポリ
プロピレンシートは厚みのバラツキがなく、表面平滑性
に優れ、密度が0.6g/cm3 と軽量で、感触もソフ
トでありながら、バインダーの表装材、書類ケース、ブ
ックケースなどの素材として用いるのに充分な剛性を有
していた。また、得られた多層ポリプロピレンシート表
面に梨地模様のエンボスを施したところ、鮮明なエンボ
ス模様が形成された。
【表1】 〔発泡性ポリプロピレン組成物〕 ポリプロピレンブロックコポリマー 100重量部 発泡剤(重炭酸水素ナトリウム) 3重量部
【表2】 〔充填剤含有非発泡ポリプロピレン組成物〕 ポリプロピレンホモポリマー 100重量部 充填剤(タルク) 20重量部
【表3】 〔充填剤非含有非発泡ポリプロピレン組成物〕 ポリプロピレンホモポリマー 100重量部
【0024】〔実施例2〕表1に示す発泡性ポリプロピ
レン組成物、表2に示す充填剤含有非発泡性ポリプロピ
レン組成物および表3に示す非充填剤含有非発泡性ポリ
プロピレン組成物を混練りしたものをTダイ直前で3層
に積層し、押出成形して発泡ポリプロピレン層の片面
に、充填剤含有非発泡性ポリプロピレン層および非充填
剤含有非発泡性ポリプロピレン層を順次積層した厚さが
1500μmの多層ポリプロピレンシートを得た。上記
の多層ポリプロピレンシートは、発泡ポリプロピレン層
の厚さが1370μm、充填剤含有非発泡性ポリプロピ
レン層の厚さが100μm、非充填剤含有非発泡性ポリ
プロピレン層の厚さが30μmで、発泡ポリプロピレン
層の発泡倍率は2倍であった。また、得られた多層ポリ
プロピレンシートは厚みのバラツキがほとんどなく、表
面平滑性に優れ、密度が0.51g/cm3 と軽量で、
感触もソフトでありながら、バインダーの表装材、書類
ケース、ブックケースなどの素材として用いるのに充分
な剛性を有していた。また、得られた多層ポリプロピレ
ンシート表面に梨地模様のエンボスを施したところ、鮮
明なエンボス模様が形成された。
レン組成物、表2に示す充填剤含有非発泡性ポリプロピ
レン組成物および表3に示す非充填剤含有非発泡性ポリ
プロピレン組成物を混練りしたものをTダイ直前で3層
に積層し、押出成形して発泡ポリプロピレン層の片面
に、充填剤含有非発泡性ポリプロピレン層および非充填
剤含有非発泡性ポリプロピレン層を順次積層した厚さが
1500μmの多層ポリプロピレンシートを得た。上記
の多層ポリプロピレンシートは、発泡ポリプロピレン層
の厚さが1370μm、充填剤含有非発泡性ポリプロピ
レン層の厚さが100μm、非充填剤含有非発泡性ポリ
プロピレン層の厚さが30μmで、発泡ポリプロピレン
層の発泡倍率は2倍であった。また、得られた多層ポリ
プロピレンシートは厚みのバラツキがほとんどなく、表
面平滑性に優れ、密度が0.51g/cm3 と軽量で、
感触もソフトでありながら、バインダーの表装材、書類
ケース、ブックケースなどの素材として用いるのに充分
な剛性を有していた。また、得られた多層ポリプロピレ
ンシート表面に梨地模様のエンボスを施したところ、鮮
明なエンボス模様が形成された。
【0025】〔比較例1〕表1に示す発泡性ポリプロピ
レン組成物を、Tダイより押出成形して、発泡倍率2
倍、厚さが1500μmの発泡ポリプロピレンシートを
得た。得られた発泡ポリプロピレンシートは密度が0.
45g/cm3 と軽量で、感触もソフトであったが、厚
さにバラツキがあり、表面が荒れており、バインダーの
表装材、書類ケース、ブックケースなどの素材として用
いるのには剛性が不充分であった。
レン組成物を、Tダイより押出成形して、発泡倍率2
倍、厚さが1500μmの発泡ポリプロピレンシートを
得た。得られた発泡ポリプロピレンシートは密度が0.
45g/cm3 と軽量で、感触もソフトであったが、厚
さにバラツキがあり、表面が荒れており、バインダーの
表装材、書類ケース、ブックケースなどの素材として用
いるのには剛性が不充分であった。
【0026】〔比較例2〕表2に示す非発泡性ポリプロ
ピレン組成物を、Tダイより押出成形して、厚みが15
00μmのポリプロピレンシートを得た。得られたポリ
プロピレンシートは、バインダーの表装材、書類ケー
ス、ブックケースなどの素材として用いるのに充分な剛
性を有していたが、密度が1.02g/cm3 と重く、
感触も硬いものであった。
ピレン組成物を、Tダイより押出成形して、厚みが15
00μmのポリプロピレンシートを得た。得られたポリ
プロピレンシートは、バインダーの表装材、書類ケー
ス、ブックケースなどの素材として用いるのに充分な剛
性を有していたが、密度が1.02g/cm3 と重く、
感触も硬いものであった。
【0027】
【発明の効果】本発明の多層ポリオレフィンシートは、
軽量で感触もソフトでありながら、剛性が高く、厚さ精
度も高いものである。また、表面性状も良好で、鮮明な
印刷や着色、エンボス加工などを施すことができる。
軽量で感触もソフトでありながら、剛性が高く、厚さ精
度も高いものである。また、表面性状も良好で、鮮明な
印刷や着色、エンボス加工などを施すことができる。
【0028】また、本発明の多層ポリオレフィンシート
の製造方法は、軽量で感触もソフトでありながら、剛性
が高く、厚さ精度も高く、表面性状も良好な多層ポリオ
レフィンシートが、容易に製造することができ、かつ不
良の発生も少ないものである。
の製造方法は、軽量で感触もソフトでありながら、剛性
が高く、厚さ精度も高く、表面性状も良好な多層ポリオ
レフィンシートが、容易に製造することができ、かつ不
良の発生も少ないものである。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 105:16 B29L 9:00
Claims (3)
- 【請求項1】 発泡ポリオレフィン層の少なくとも片面
に、樹脂100重量部に対し充填剤5〜30重量部含有
する非発泡ポリオレフィン層、および充填剤を実質的に
含有しない非発泡性ポリオレフィン層を順次積層してな
る多層ポリオレフィンシート。 - 【請求項2】 発泡ポリオレフィン層、樹脂100重量
部に対し充填剤5〜30重量部含有する非発泡ポリオレ
フィン層、および充填剤を実質的に含有しない非発泡性
ポリオレフィン層が共押出法にて積層されている請求項
1記載の多層ポリオレフィンシート。 - 【請求項3】 発泡剤を含有する発泡性ポリオレフィン
樹脂組成物、樹脂100重量部に充填剤5〜30重量部
含有する非発泡性ポリオレフィン樹脂組成物、および充
填剤を実質的に含まない非発泡性のポリオレフィン樹脂
組成物を、それぞれ溶融混練して順次積層し、Tダイよ
り押出成形することを特徴とする多層ポリオレフィンシ
ートの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6039199A JP2820611B2 (ja) | 1994-02-14 | 1994-02-14 | 多層ポリオレフィンシートおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6039199A JP2820611B2 (ja) | 1994-02-14 | 1994-02-14 | 多層ポリオレフィンシートおよびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07223291A true JPH07223291A (ja) | 1995-08-22 |
| JP2820611B2 JP2820611B2 (ja) | 1998-11-05 |
Family
ID=12546462
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6039199A Expired - Lifetime JP2820611B2 (ja) | 1994-02-14 | 1994-02-14 | 多層ポリオレフィンシートおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2820611B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999014266A1 (en) * | 1997-09-17 | 1999-03-25 | Japan Polychem Corporation | Resin material for foam molding, foamed sheet obtained therefrom, and process for producing the same |
| JP2010269510A (ja) * | 2009-05-21 | 2010-12-02 | Japan Polypropylene Corp | ポリオレフィン系樹脂積層発泡シートからなる熱成型用シート及びそれを使用した熱成型物品 |
-
1994
- 1994-02-14 JP JP6039199A patent/JP2820611B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999014266A1 (en) * | 1997-09-17 | 1999-03-25 | Japan Polychem Corporation | Resin material for foam molding, foamed sheet obtained therefrom, and process for producing the same |
| JP2010269510A (ja) * | 2009-05-21 | 2010-12-02 | Japan Polypropylene Corp | ポリオレフィン系樹脂積層発泡シートからなる熱成型用シート及びそれを使用した熱成型物品 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2820611B2 (ja) | 1998-11-05 |
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