JPH0722399A - 埋込プラグの形成方法およびその装置 - Google Patents
埋込プラグの形成方法およびその装置Info
- Publication number
- JPH0722399A JPH0722399A JP15736993A JP15736993A JPH0722399A JP H0722399 A JPH0722399 A JP H0722399A JP 15736993 A JP15736993 A JP 15736993A JP 15736993 A JP15736993 A JP 15736993A JP H0722399 A JPH0722399 A JP H0722399A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- etching
- plasma
- wiring metal
- metal film
- forming
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Chemical Vapour Deposition (AREA)
- ing And Chemical Polishing (AREA)
- Drying Of Semiconductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ヴィア孔底面の下層配線金属膜上のアルミナ
層または反射防止膜のエッチング終了時点を検出し、制
御性よくこれら各膜をエッチング除去して埋込プラグを
形成する方法およびその装置を提供する。 【構成】 ヴィア孔14aの底面にあるアルミナ層15
はCl系ガスを用いたプラズマによりエッチングされ、
このエッチング時にAl発光が生じる。この発光強度
は、アルミナ層15のエッチング開始後一定した値を示
すが、アルミナ層15についてのエッチングが終了し、
より多くのAlを含む下層配線金属膜13についてのエ
ッチングが始まる一定時間経過後にステップ状に増加す
る。従って、この強度変化を光センサ6で検出すること
により、エッチング終了時点を検知することが可能にな
る。
層または反射防止膜のエッチング終了時点を検出し、制
御性よくこれら各膜をエッチング除去して埋込プラグを
形成する方法およびその装置を提供する。 【構成】 ヴィア孔14aの底面にあるアルミナ層15
はCl系ガスを用いたプラズマによりエッチングされ、
このエッチング時にAl発光が生じる。この発光強度
は、アルミナ層15のエッチング開始後一定した値を示
すが、アルミナ層15についてのエッチングが終了し、
より多くのAlを含む下層配線金属膜13についてのエ
ッチングが始まる一定時間経過後にステップ状に増加す
る。従って、この強度変化を光センサ6で検出すること
により、エッチング終了時点を検知することが可能にな
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヴィア孔に埋込プラグ
を選択形成する埋込プラグの形成方法および埋込プラグ
形成装置に関するものである。
を選択形成する埋込プラグの形成方法および埋込プラグ
形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の多層配線構造において、多
層に積み重ねられる各配線金属膜間を電気的に接続する
ため、埋込プラグが形成される。この埋込プラグは従来
一般的に次のように形成されていた。まず、Si基板上
にアルミニウム(Al)金属からなる下層配線金属膜が
形成され、所定配線形状にパターニングされる。次に、
この下層配線金属膜上に層間絶縁膜が積層され、この層
間絶縁膜の所定箇所にヴィア孔が開口される。次に、ヴ
ィア孔の開口工程およびその後の大気中での放置の際
に、ヴィア孔に露出する下層配線金属膜表面に形成され
たアルミナ層を除去するため、例えば特開平3−291
920号公報に示されたように、ヴィア孔に露出する下
層配線金属膜表面について塩素(Cl)系のガスを用い
たプラズマエッチングが行われる。次に、化学気相成長
(CVD)法によってAl金属やタングステン(W)金
属がヴィア孔内に選択堆積され、埋込プラグが形成され
る。次に、層間絶縁膜上に上層配線金属膜が形成され
る。この上層配線金属膜は埋込プラグを介して下層配線
金属膜に電気的に接続される。
層に積み重ねられる各配線金属膜間を電気的に接続する
ため、埋込プラグが形成される。この埋込プラグは従来
一般的に次のように形成されていた。まず、Si基板上
にアルミニウム(Al)金属からなる下層配線金属膜が
形成され、所定配線形状にパターニングされる。次に、
この下層配線金属膜上に層間絶縁膜が積層され、この層
間絶縁膜の所定箇所にヴィア孔が開口される。次に、ヴ
ィア孔の開口工程およびその後の大気中での放置の際
に、ヴィア孔に露出する下層配線金属膜表面に形成され
たアルミナ層を除去するため、例えば特開平3−291
920号公報に示されたように、ヴィア孔に露出する下
層配線金属膜表面について塩素(Cl)系のガスを用い
たプラズマエッチングが行われる。次に、化学気相成長
(CVD)法によってAl金属やタングステン(W)金
属がヴィア孔内に選択堆積され、埋込プラグが形成され
る。次に、層間絶縁膜上に上層配線金属膜が形成され
る。この上層配線金属膜は埋込プラグを介して下層配線
金属膜に電気的に接続される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
Cl系ガスを用いたプラズマエッチの際、ヴィア孔に露
出する下層配線金属膜表面に形成されるアルミナ層の状
態は、各基板の履歴によってそれぞれ異なる。例えば、
基板が大気中に曝される時間により、下層配線金属膜表
面が酸化して形成されるアルミナ層の膜厚は異なる。下
層配線金属膜表面のこのアルミナ層を除去するCl系プ
ラズマエッチは、上記従来の埋込プラグの形成方法にお
いては、エッチングエンドポイントを検出することな
く、各基板共通に一定時間だけ行われていた。このた
め、下層配線金属膜表面のアルミナ層が除去しきれない
基板があったり、また、下層配線金属膜をエッチングし
過ぎてしまう基板もあり、エッチング深さは基板ごとに
ばらついた。
Cl系ガスを用いたプラズマエッチの際、ヴィア孔に露
出する下層配線金属膜表面に形成されるアルミナ層の状
態は、各基板の履歴によってそれぞれ異なる。例えば、
基板が大気中に曝される時間により、下層配線金属膜表
面が酸化して形成されるアルミナ層の膜厚は異なる。下
層配線金属膜表面のこのアルミナ層を除去するCl系プ
ラズマエッチは、上記従来の埋込プラグの形成方法にお
いては、エッチングエンドポイントを検出することな
く、各基板共通に一定時間だけ行われていた。このた
め、下層配線金属膜表面のアルミナ層が除去しきれない
基板があったり、また、下層配線金属膜をエッチングし
過ぎてしまう基板もあり、エッチング深さは基板ごとに
ばらついた。
【0004】また、このような不都合を解消するため、
下層配線金属膜をパターニングする際に用いられる一定
膜厚の反射防止膜を下層配線金属膜上に残しておき、ヴ
ィア孔の開口後に下層配線金属膜を直ぐに露出させない
方法も考えられる。つまり、プラグ形成の直前に反射防
止膜の一定膜厚に対応する時間だけプラズマエッチが行
われ、下層配線金属膜表面の反射防止膜が除去される。
その後、このエッチング除去に引き続いて選択CVDが
行われ、ヴィア孔に露出した下層配線金属膜の表面に埋
込プラグが選択形成される。
下層配線金属膜をパターニングする際に用いられる一定
膜厚の反射防止膜を下層配線金属膜上に残しておき、ヴ
ィア孔の開口後に下層配線金属膜を直ぐに露出させない
方法も考えられる。つまり、プラグ形成の直前に反射防
止膜の一定膜厚に対応する時間だけプラズマエッチが行
われ、下層配線金属膜表面の反射防止膜が除去される。
その後、このエッチング除去に引き続いて選択CVDが
行われ、ヴィア孔に露出した下層配線金属膜の表面に埋
込プラグが選択形成される。
【0005】しかし、TiN等からなる反射防止膜は、
層間絶縁膜を選択的に除去してヴィア孔を開口するため
に行われる弗素(F)系プラズマエッチに対しても一定
のエッチング速度を持つ。従って、反射防止膜は、この
F系プラズマエッチのオーバーエッチングによって膜厚
が減少することがある。それと共に、弗素を含む堆積物
が反射防止膜表面に形成される場合もある。このため、
反射防止膜を用いたこのような方法においても、下層配
線金属膜を露出させるプラズマエッチは安定して行えな
い。つまり、反射防止膜の膜厚が一定であることを前提
に行われる、反射防止膜除去のためのプラズマエッチ
は、各基板に共通した一定時間だけ行われる。このた
め、ある基板においては反射防止膜をエッチング除去す
るのみならず、反射防止膜下の下層配線金属膜を奥深く
までエッチングし過ぎてしまうこともある。また、逆
に、堆積物の存在によってエッチングが遅らされ、反射
防止膜が除去しきれないこともある。
層間絶縁膜を選択的に除去してヴィア孔を開口するため
に行われる弗素(F)系プラズマエッチに対しても一定
のエッチング速度を持つ。従って、反射防止膜は、この
F系プラズマエッチのオーバーエッチングによって膜厚
が減少することがある。それと共に、弗素を含む堆積物
が反射防止膜表面に形成される場合もある。このため、
反射防止膜を用いたこのような方法においても、下層配
線金属膜を露出させるプラズマエッチは安定して行えな
い。つまり、反射防止膜の膜厚が一定であることを前提
に行われる、反射防止膜除去のためのプラズマエッチ
は、各基板に共通した一定時間だけ行われる。このた
め、ある基板においては反射防止膜をエッチング除去す
るのみならず、反射防止膜下の下層配線金属膜を奥深く
までエッチングし過ぎてしまうこともある。また、逆
に、堆積物の存在によってエッチングが遅らされ、反射
防止膜が除去しきれないこともある。
【0006】また、Al金属からなる下層配線金属膜は
塩素ラジカルの化学的作用のみでエッチング可能である
のに対して、下層配線金属膜表面のアルミナ層や反射防
止膜のエッチングには高エネルギイオンによる物理的作
用が必要であり、イオンエネルギの高いエッチング条件
が採用される。ところが、このような高エネルギのイオ
ンが下層配線金属膜表面に照射されると、下層配線金属
膜のAl金属がスパッタされて付近に飛散し、ヴィア孔
側壁に再付着する。このような金属の再付着は、選択堆
積による埋込プラグ形成の際に選択性を悪化させる原因
になる。また、塩素イオンが高エネルギ状態で照射され
ると、下層配線金属膜内に深く侵入して残留する。この
ようにして残留して塩素は、下層配線金属膜と埋込プラ
グとの間の接触抵抗を増大させたり、下層配線金属膜も
しくは埋込プラグの腐食を起こす原因になる。
塩素ラジカルの化学的作用のみでエッチング可能である
のに対して、下層配線金属膜表面のアルミナ層や反射防
止膜のエッチングには高エネルギイオンによる物理的作
用が必要であり、イオンエネルギの高いエッチング条件
が採用される。ところが、このような高エネルギのイオ
ンが下層配線金属膜表面に照射されると、下層配線金属
膜のAl金属がスパッタされて付近に飛散し、ヴィア孔
側壁に再付着する。このような金属の再付着は、選択堆
積による埋込プラグ形成の際に選択性を悪化させる原因
になる。また、塩素イオンが高エネルギ状態で照射され
ると、下層配線金属膜内に深く侵入して残留する。この
ようにして残留して塩素は、下層配線金属膜と埋込プラ
グとの間の接触抵抗を増大させたり、下層配線金属膜も
しくは埋込プラグの腐食を起こす原因になる。
【0007】また、特にアルミナ層のエッチングにはB
Cl3 等の還元性を持つガスが有効であり、使用される
場合が多い。ところが、BCl3 を含むガス中で反応性
イオンエッチング(RIE)を行うと、硼素(B)を含
む堆積物がヴィア孔側壁に生成されたり、下層配線金属
膜表面に残留したりする場合がある。ヴィア孔側壁の堆
積物は埋込プラグ形成の際の選択性悪化の原因になり、
下層配線金属膜表面の残留物は下層配線金属膜と埋込プ
ラグとの間の接触抵抗の増大の原因になる。
Cl3 等の還元性を持つガスが有効であり、使用される
場合が多い。ところが、BCl3 を含むガス中で反応性
イオンエッチング(RIE)を行うと、硼素(B)を含
む堆積物がヴィア孔側壁に生成されたり、下層配線金属
膜表面に残留したりする場合がある。ヴィア孔側壁の堆
積物は埋込プラグ形成の際の選択性悪化の原因になり、
下層配線金属膜表面の残留物は下層配線金属膜と埋込プ
ラグとの間の接触抵抗の増大の原因になる。
【0008】同様にPCl3 も還元性を持つが、この場
合にはリン(P)を含む堆積物が生成される。
合にはリン(P)を含む堆積物が生成される。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解消するためになされたもので、Al金属を含んだ下
層配線金属膜上に層間絶縁膜を形成する工程と、この層
間絶縁膜の一部を選択的に除去してヴィア孔を開口する
工程と、このヴィア孔の底面に露出した下層配線金属膜
の表面を塩素系ガスを含む雰囲気中でプラズマエッチす
る工程と、このヴィア孔内に埋込プラグを選択的に形成
する工程とを備えた埋込プラグの形成方法において、プ
ラズマエッチの際に、プラズマ中の特定波長の発光を観
察し、その強度変化を検知してプラズマエッチの停止時
点を決定する工程を備えたことを特徴とするものであ
る。
を解消するためになされたもので、Al金属を含んだ下
層配線金属膜上に層間絶縁膜を形成する工程と、この層
間絶縁膜の一部を選択的に除去してヴィア孔を開口する
工程と、このヴィア孔の底面に露出した下層配線金属膜
の表面を塩素系ガスを含む雰囲気中でプラズマエッチす
る工程と、このヴィア孔内に埋込プラグを選択的に形成
する工程とを備えた埋込プラグの形成方法において、プ
ラズマエッチの際に、プラズマ中の特定波長の発光を観
察し、その強度変化を検知してプラズマエッチの停止時
点を決定する工程を備えたことを特徴とするものであ
る。
【0010】また、反応性ガスのプラズマを用いたプラ
ズマエッチを行うエッチング室と、金属化合物ガスを用
いた選択CVDを行うCVD室と、これら2室間を基板
表面を大気に曝すことなく搬送する搬送機構とを備えた
埋込プラグ形成装置であって、上記エッチング室に、プ
ラズマエッチング中のプラズマ内での特定の発光の強度
変化を検知してエッチングを停止させる制御手段を備え
ていることを特徴とするものである。
ズマエッチを行うエッチング室と、金属化合物ガスを用
いた選択CVDを行うCVD室と、これら2室間を基板
表面を大気に曝すことなく搬送する搬送機構とを備えた
埋込プラグ形成装置であって、上記エッチング室に、プ
ラズマエッチング中のプラズマ内での特定の発光の強度
変化を検知してエッチングを停止させる制御手段を備え
ていることを特徴とするものである。
【0011】また、Al金属を含んだ下層配線金属膜上
に層間絶縁膜を形成する工程と、この層間絶縁膜の一部
を選択的に除去してヴィア孔を開口する工程と、このヴ
ィア孔の底面に露出した下層配線金属膜の表面を塩素系
のガスを含む雰囲気中でプラズマエッチする工程と、こ
のヴィア孔内に埋込プラグを選択的に形成する工程とを
備えた埋込プラグの形成方法において、プラズマエッチ
の際に、プラズマ中の特定波長の発光を観察し、その強
度変化を検知してプラズマエッチの条件を変化させ、下
層配線金属膜の表面層をオーバーエッチした後、プラズ
マエッチを停止する工程を備えたことを特徴とするもの
であり、特に、プラズマエッチの条件の変化は、基板表
面に照射されるイオンのエネルギを低くする効果を与え
る変化であることを特徴とするものである。
に層間絶縁膜を形成する工程と、この層間絶縁膜の一部
を選択的に除去してヴィア孔を開口する工程と、このヴ
ィア孔の底面に露出した下層配線金属膜の表面を塩素系
のガスを含む雰囲気中でプラズマエッチする工程と、こ
のヴィア孔内に埋込プラグを選択的に形成する工程とを
備えた埋込プラグの形成方法において、プラズマエッチ
の際に、プラズマ中の特定波長の発光を観察し、その強
度変化を検知してプラズマエッチの条件を変化させ、下
層配線金属膜の表面層をオーバーエッチした後、プラズ
マエッチを停止する工程を備えたことを特徴とするもの
であり、特に、プラズマエッチの条件の変化は、基板表
面に照射されるイオンのエネルギを低くする効果を与え
る変化であることを特徴とするものである。
【0012】また、反応性ガスのプラズマを用いたプラ
ズマエッチを行うエッチング室と、金属化合物ガスを用
いた選択CVDを行うCVD室と、これら2室間を基板
表面を大気に曝すことなく搬送する搬送機構とを備えた
埋込プラグ形成装置であって、上記エッチング室に、プ
ラズマエッチング中のプラズマ内での特定の発光の強度
変化を検知してエッチング条件を変化させ、かつ、この
変化させた条件でのエッチングを行った後にエッチング
を停止させる制御手段を備えていることを特徴とするも
のである。
ズマエッチを行うエッチング室と、金属化合物ガスを用
いた選択CVDを行うCVD室と、これら2室間を基板
表面を大気に曝すことなく搬送する搬送機構とを備えた
埋込プラグ形成装置であって、上記エッチング室に、プ
ラズマエッチング中のプラズマ内での特定の発光の強度
変化を検知してエッチング条件を変化させ、かつ、この
変化させた条件でのエッチングを行った後にエッチング
を停止させる制御手段を備えていることを特徴とするも
のである。
【0013】
【作用】下層配線金属膜の表面のプラズマエッチの際
に、プラズマ中の特定の波長の発光を観察し、その強度
変化を検知してプラズマエッチの停止時点を決定するこ
とにより、基板の履歴にかかわらず、各基板毎に適切な
時間だけプラズマエッチを行うことが可能になる。
に、プラズマ中の特定の波長の発光を観察し、その強度
変化を検知してプラズマエッチの停止時点を決定するこ
とにより、基板の履歴にかかわらず、各基板毎に適切な
時間だけプラズマエッチを行うことが可能になる。
【0014】また、プラズマエッチの際に、プラズマ中
の特定の波長の発光を観察し、その強度変化を検知して
プラズマエッチの条件を変化させることにより、イオン
エネルギの高い条件が必要なアルミナ層や反射防止膜の
エッチングと、イオンエネルギを低くした方が好ましい
下層配線金属膜の表面層のエッチングとを、それぞれに
適した条件で行うことが可能になる。
の特定の波長の発光を観察し、その強度変化を検知して
プラズマエッチの条件を変化させることにより、イオン
エネルギの高い条件が必要なアルミナ層や反射防止膜の
エッチングと、イオンエネルギを低くした方が好ましい
下層配線金属膜の表面層のエッチングとを、それぞれに
適した条件で行うことが可能になる。
【0015】
【実施例】次に、本発明の第1の実施例による埋込プラ
グの形成方法および埋込プラグ形成装置について説明す
る。
グの形成方法および埋込プラグ形成装置について説明す
る。
【0016】まず、Si基板上にSiO2 からなる下地
絶縁膜が形成され、この下地絶縁膜上にAlもしくはA
lCu,AlSiCu,AlCuTi,AlSc等のA
l合金からなる下層配線金属膜が形成される。次に、こ
の下層配線金属膜はリソグラフィ技術を用いて所定形状
にパターニングされ、パターニングされた下層配線金属
膜上にSiO2 からなる層間絶縁膜が形成される。次
に、この層間絶縁膜上にホトレジストが塗布され、この
ホトレジストはホトリソグラフィ技術を用いて所定形状
にパターニングされる。次に、パターニングされたこの
ホトレジストをマスクにF系ガスを用いたエッチングが
行われ、層間絶縁膜が選択的に除去され、下層配線金属
膜が一部露出するヴィア孔が開口される。その後、パタ
ーニングに用いられたホトレジストは酸素プラズマアッ
シングおよび有機溶剤処理によって除去される。
絶縁膜が形成され、この下地絶縁膜上にAlもしくはA
lCu,AlSiCu,AlCuTi,AlSc等のA
l合金からなる下層配線金属膜が形成される。次に、こ
の下層配線金属膜はリソグラフィ技術を用いて所定形状
にパターニングされ、パターニングされた下層配線金属
膜上にSiO2 からなる層間絶縁膜が形成される。次
に、この層間絶縁膜上にホトレジストが塗布され、この
ホトレジストはホトリソグラフィ技術を用いて所定形状
にパターニングされる。次に、パターニングされたこの
ホトレジストをマスクにF系ガスを用いたエッチングが
行われ、層間絶縁膜が選択的に除去され、下層配線金属
膜が一部露出するヴィア孔が開口される。その後、パタ
ーニングに用いられたホトレジストは酸素プラズマアッ
シングおよび有機溶剤処理によって除去される。
【0017】次に、開口したヴィア孔へのプラグ形成の
前処理として、以下のエッチングが行われる。
前処理として、以下のエッチングが行われる。
【0018】つまり、図1に示すように、この工程まで
終えた基板1は、本実施例の埋込プラグ形成装置を構成
するエッチング室である容器2内のカソード3上に載置
されている。容器2にはガス制御系8を通じてBC
l3 ,Cl2 等のエッチングガスおよびHe等の希釈ガ
スが供給され、圧力制御系9によって内部は所定圧力に
設定されている。この内部にはカソード3に対向してア
ノード4が設けられており、一対の平行平板電極を構成
している。このカソード3には電源5から高周波電圧が
与えられ、電極間にプラズマPが形成される。また、容
器2の側壁には、プラズマP中で生じる光を取り出す窓
2aが設けられており、容器外部には、窓2aを介して
入射される光を検出する光センサ6が設けられている。
この光センサ6には、396nmの発光波長を有するA
l発光のみを透過するフィルタが備えられている。な
お、窓2aを介さずに光ファイバを用いて発光を光セン
サ6に導くこともできる。また、光センサ6の出力には
制御手段7が設けられており、この制御手段7は容器2
に供給されるガス、容器2内の圧力、カソード3に与え
られる高周波の電力を制御する機能を持っている。
終えた基板1は、本実施例の埋込プラグ形成装置を構成
するエッチング室である容器2内のカソード3上に載置
されている。容器2にはガス制御系8を通じてBC
l3 ,Cl2 等のエッチングガスおよびHe等の希釈ガ
スが供給され、圧力制御系9によって内部は所定圧力に
設定されている。この内部にはカソード3に対向してア
ノード4が設けられており、一対の平行平板電極を構成
している。このカソード3には電源5から高周波電圧が
与えられ、電極間にプラズマPが形成される。また、容
器2の側壁には、プラズマP中で生じる光を取り出す窓
2aが設けられており、容器外部には、窓2aを介して
入射される光を検出する光センサ6が設けられている。
この光センサ6には、396nmの発光波長を有するA
l発光のみを透過するフィルタが備えられている。な
お、窓2aを介さずに光ファイバを用いて発光を光セン
サ6に導くこともできる。また、光センサ6の出力には
制御手段7が設けられており、この制御手段7は容器2
に供給されるガス、容器2内の圧力、カソード3に与え
られる高周波の電力を制御する機能を持っている。
【0019】また、図1では省略されているが、本埋込
プラグ形成装置は、エッチング室でエッチングされた後
の基板のヴィア孔内に、金属化合物ガスを原料とした選
択CVDにより埋込プラグを形成するためのCVD室も
備えている。エッチング室とこのCVD室とは、エッチ
ング後の基板を大気に曝すことなくCVD室に搬送する
ことができるように、例えば、真空バルブ10aで仕切
られた搬送室10bによって連結されている。
プラグ形成装置は、エッチング室でエッチングされた後
の基板のヴィア孔内に、金属化合物ガスを原料とした選
択CVDにより埋込プラグを形成するためのCVD室も
備えている。エッチング室とこのCVD室とは、エッチ
ング後の基板を大気に曝すことなくCVD室に搬送する
ことができるように、例えば、真空バルブ10aで仕切
られた搬送室10bによって連結されている。
【0020】図2(a)はこの容器2内における基板1
の状態を示す断面図である。Si基板11上には下地絶
縁膜12が形成されており、この下地絶縁膜12上にパ
ターニングされた下層配線金属膜13が形成されてい
る。この下層配線金属膜13上には層間絶縁膜14が積
層されており、この層間絶縁膜14にはヴィア孔14a
が開口している。また、ヴィア孔14aの底面に露出す
る下層配線金属膜13の表面にはAl金属が酸化して形
成されたアルミナ層15が形成されている。このような
基板1がカソード3上に載置された状態で、ガス導入口
からエッチングガスとしてCl系ガス、例えばBCl3
とCl2 との混合ガスが導入される。この混合ガスは、
カソード3に高周波電圧が与えられることにより、プラ
ズマ化する。
の状態を示す断面図である。Si基板11上には下地絶
縁膜12が形成されており、この下地絶縁膜12上にパ
ターニングされた下層配線金属膜13が形成されてい
る。この下層配線金属膜13上には層間絶縁膜14が積
層されており、この層間絶縁膜14にはヴィア孔14a
が開口している。また、ヴィア孔14aの底面に露出す
る下層配線金属膜13の表面にはAl金属が酸化して形
成されたアルミナ層15が形成されている。このような
基板1がカソード3上に載置された状態で、ガス導入口
からエッチングガスとしてCl系ガス、例えばBCl3
とCl2 との混合ガスが導入される。この混合ガスは、
カソード3に高周波電圧が与えられることにより、プラ
ズマ化する。
【0021】ヴィア孔14aの底面にあるアルミナ層1
5はこのようなCl系ガスを用いたプラズマエッチによ
りエッチングされる。このアルミナ層15およびそれに
続く下層配線金属膜13のエッチング時には、プラズマ
P内にAlに関係する発光が生じる。図3は、このAl
発光の発光強度とエッチング時間の関係を示したグラフ
であり、同グラフの縦軸は発光強度、横軸はエッチング
時間を示している。Al発光強度は、同グラフに示され
るように、アルミナ層15のエッチング時には極めて低
い値しか示さないが、その後、時間T1 経過後にステッ
プ状に増加する。このAl発光の強度変化は、アルミナ
層15についてのエッチング除去が終了し、同一エッチ
ング条件においてよりエッチング速度が速く、従ってよ
り多量のAlがプラズマ中に放出される下層配線金属膜
13のエッチングが始まったことに対応している。従っ
て、エッチング中、エッチング容器2に設けられた窓2
aを介してこのAl発光を光センサ6で検出することに
より、アルミナ層15のエッチング終了時点を検知する
ことが可能になる。
5はこのようなCl系ガスを用いたプラズマエッチによ
りエッチングされる。このアルミナ層15およびそれに
続く下層配線金属膜13のエッチング時には、プラズマ
P内にAlに関係する発光が生じる。図3は、このAl
発光の発光強度とエッチング時間の関係を示したグラフ
であり、同グラフの縦軸は発光強度、横軸はエッチング
時間を示している。Al発光強度は、同グラフに示され
るように、アルミナ層15のエッチング時には極めて低
い値しか示さないが、その後、時間T1 経過後にステッ
プ状に増加する。このAl発光の強度変化は、アルミナ
層15についてのエッチング除去が終了し、同一エッチ
ング条件においてよりエッチング速度が速く、従ってよ
り多量のAlがプラズマ中に放出される下層配線金属膜
13のエッチングが始まったことに対応している。従っ
て、エッチング中、エッチング容器2に設けられた窓2
aを介してこのAl発光を光センサ6で検出することに
より、アルミナ層15のエッチング終了時点を検知する
ことが可能になる。
【0022】すなわち、光センサ6は、時間T1 におけ
るAl発光強度増大が終了した時点から、基板面内での
アルミナ層15の膜厚やエッチング速度のバラツキを考
慮して予め定められたオーバーエッチ時間△T経過した
T2 時点まで、制御手段7へ信号を出力する。制御手段
7はこの信号入力を受け、電源5からカソード3への電
源供給を停止させる。この電源供給の停止により、Cl
系ガスによるプラズマエッチが停止され、ヴィア孔14
aの底面に露出するアルミナ層15のエッチングが終了
させられる。この結果、ヴィア孔14aの底面の状態は
図2(b)に示されるようになり、アルミナ層15は完
全に除去され、意図された量だけ下層配線金属膜13の
表面がオーバーエッチされた状態になる。その後、基板
は搬送室10bを通じて図示されないCVD室に移さ
れ、基板表面にジメチルアルミニウムハイドライド(D
MAH)ガスが流され、選択CVDが行われる。この選
択CVDにより、ヴィア孔14aの底面に露出した下層
配線金属膜13の表面にAl金属が選択堆積され、埋込
プラグが形成される。
るAl発光強度増大が終了した時点から、基板面内での
アルミナ層15の膜厚やエッチング速度のバラツキを考
慮して予め定められたオーバーエッチ時間△T経過した
T2 時点まで、制御手段7へ信号を出力する。制御手段
7はこの信号入力を受け、電源5からカソード3への電
源供給を停止させる。この電源供給の停止により、Cl
系ガスによるプラズマエッチが停止され、ヴィア孔14
aの底面に露出するアルミナ層15のエッチングが終了
させられる。この結果、ヴィア孔14aの底面の状態は
図2(b)に示されるようになり、アルミナ層15は完
全に除去され、意図された量だけ下層配線金属膜13の
表面がオーバーエッチされた状態になる。その後、基板
は搬送室10bを通じて図示されないCVD室に移さ
れ、基板表面にジメチルアルミニウムハイドライド(D
MAH)ガスが流され、選択CVDが行われる。この選
択CVDにより、ヴィア孔14aの底面に露出した下層
配線金属膜13の表面にAl金属が選択堆積され、埋込
プラグが形成される。
【0023】なお、ここでは、下層配線金属膜13のエ
ッチングによって放出されるAlによる発光強度が増大
することを観察してエッチング終了時点を検知した例を
示したが、AlCl等の形で放出される分子の発光強度
増大を観察するこも可能である。また逆に、下層配線金
属膜13のエッチングが開始されてCl、BCl等のエ
ッチングガスに起因する発光強度が低下することを観察
することも可能である。しかし、この場合は強度変化が
小さく、高感度の観察手段が必要となる。
ッチングによって放出されるAlによる発光強度が増大
することを観察してエッチング終了時点を検知した例を
示したが、AlCl等の形で放出される分子の発光強度
増大を観察するこも可能である。また逆に、下層配線金
属膜13のエッチングが開始されてCl、BCl等のエ
ッチングガスに起因する発光強度が低下することを観察
することも可能である。しかし、この場合は強度変化が
小さく、高感度の観察手段が必要となる。
【0024】またここでは、アルミナ層15のエッチン
グ終了を検知してから一定時間△Tだけのオーバーエッ
チを行った例を示したが、エッチング終了までの時間T
1 に対して一定割合のオーバーエッチ時間を算出して行
うことも可能である。
グ終了を検知してから一定時間△Tだけのオーバーエッ
チを行った例を示したが、エッチング終了までの時間T
1 に対して一定割合のオーバーエッチ時間を算出して行
うことも可能である。
【0025】またDMAHガスを用いて選択CVDを行
ったが、DMAHの他に使用可能なCVD原料ガスとし
ては、トリメチルアミンアラン、ジメチルエチルアミン
アラン、トリエチルアミンアラン、トリイソブチルアル
ミニウム、トリメチルアルミニウム、DMAHとトリメ
チルアルミニウムとの分子間化合物などがある。また、
シクロペンタジエニル・トリエチルフォスフィン銅等の
銅を含むガスを同時に供給してAl−Cu合金を選択堆
積することや、その他のアルミ膜質改善に有効な不純物
を含むガスを供給して、Al−Ti,Al−Si,Al
−Sc等の合金を選択堆積することも可能である。
ったが、DMAHの他に使用可能なCVD原料ガスとし
ては、トリメチルアミンアラン、ジメチルエチルアミン
アラン、トリエチルアミンアラン、トリイソブチルアル
ミニウム、トリメチルアルミニウム、DMAHとトリメ
チルアルミニウムとの分子間化合物などがある。また、
シクロペンタジエニル・トリエチルフォスフィン銅等の
銅を含むガスを同時に供給してAl−Cu合金を選択堆
積することや、その他のアルミ膜質改善に有効な不純物
を含むガスを供給して、Al−Ti,Al−Si,Al
−Sc等の合金を選択堆積することも可能である。
【0026】またここでは原料ガスとしてAlの有機化
合物ガスであるDMAHを用いてAl金属を選択堆積す
る場合について示したが、他の金属を含む化合物ガスを
用いて他の金属を選択堆積する場合、例えば、6フッ化
タングステンガスを原料としてタングステン金属を選択
堆積する場合にも、本発明の方法は同様の効果を持つ。
合物ガスであるDMAHを用いてAl金属を選択堆積す
る場合について示したが、他の金属を含む化合物ガスを
用いて他の金属を選択堆積する場合、例えば、6フッ化
タングステンガスを原料としてタングステン金属を選択
堆積する場合にも、本発明の方法は同様の効果を持つ。
【0027】また、プラズマエッチに使用するガスとし
てはBCl3 とCl2 との混合ガスのみではなく、塩素
系のガス、具体的にはCl2 ガスおよびHCl,CCl
4 ,SiCl4 ,BCl3 ,PCl3 ,AsCl3 等の
塩素化合物ガスを単独または2種以上混合した状態で、
必要ならばHe,Ar,N2 等の希釈ガスを加えてしよ
うすることができる。またHBr,BBr3 等の臭素系
のガスを使用するこも可能である。このうち、アルミナ
層除去のために有効な還元性を持つガスとしてはBCl
3 ,PCl3 がある。一方、Cl2 が最も堆積物発生が
少ない。
てはBCl3 とCl2 との混合ガスのみではなく、塩素
系のガス、具体的にはCl2 ガスおよびHCl,CCl
4 ,SiCl4 ,BCl3 ,PCl3 ,AsCl3 等の
塩素化合物ガスを単独または2種以上混合した状態で、
必要ならばHe,Ar,N2 等の希釈ガスを加えてしよ
うすることができる。またHBr,BBr3 等の臭素系
のガスを使用するこも可能である。このうち、アルミナ
層除去のために有効な還元性を持つガスとしてはBCl
3 ,PCl3 がある。一方、Cl2 が最も堆積物発生が
少ない。
【0028】このような本実施例によれば、各基板の履
歴が異なり、ヴィア孔に露出する配線金属膜表面に生じ
るアルミナ層の膜厚が異なっても、アルミナ層のエッチ
ングエンドポイントが検知されるため、各基板ごとに適
正な時間だけプラズマエッチを行うことが可能になる。
従って、下層配線金属膜表面の余分なアルミナ層のみを
精度よく除去することができ、従来のように、アルミナ
層が除去しきれなかったり、また、下層配線金属膜をエ
ッチングし過ぎてしまうといったことはなくなる。
歴が異なり、ヴィア孔に露出する配線金属膜表面に生じ
るアルミナ層の膜厚が異なっても、アルミナ層のエッチ
ングエンドポイントが検知されるため、各基板ごとに適
正な時間だけプラズマエッチを行うことが可能になる。
従って、下層配線金属膜表面の余分なアルミナ層のみを
精度よく除去することができ、従来のように、アルミナ
層が除去しきれなかったり、また、下層配線金属膜をエ
ッチングし過ぎてしまうといったことはなくなる。
【0029】また、アルミナ層15のエッチング終了検
知後、基板内のアルミナ層膜厚およびエッチング速度バ
ラツキを補償するための最低限のオーバーエッチのみを
行い、下層配線金属膜13表面層のエッチングを最低限
に抑えることも可能である。また、最低限のオーバーエ
ッチを行った後、意図的にオーバーエッチを追加して、
下層配線金属膜13表面層を深くエッチングすることも
可能である。後者の場合、下層配線金属膜13と埋込プ
ラグとの接触面積が増大し、容易に低い接触抵抗を得る
ことができる。
知後、基板内のアルミナ層膜厚およびエッチング速度バ
ラツキを補償するための最低限のオーバーエッチのみを
行い、下層配線金属膜13表面層のエッチングを最低限
に抑えることも可能である。また、最低限のオーバーエ
ッチを行った後、意図的にオーバーエッチを追加して、
下層配線金属膜13表面層を深くエッチングすることも
可能である。後者の場合、下層配線金属膜13と埋込プ
ラグとの接触面積が増大し、容易に低い接触抵抗を得る
ことができる。
【0030】さらにまた、追加オーバーエッチを行う際
のエッチング条件は、アルミナ層15のエッチングを行
う際と同一でもよいし、変化させてもよい。後者の場
合、例えばアルミナの還元のために加えたBCl3 の流
量を減らすかもしくは零にすれば、硼素を含む堆積物の
ヴィア孔14a側壁や、ヴィア孔14a底面に露出した
下層配線金属膜13表面への付着を防止することが可能
である。ヴィア孔側壁の堆積物はAl金属の選択堆積の
際の選択性を劣化させ、下層配線金属膜13表面の堆積
物は下層配線金属膜13と埋込プラグとの間の接触抵抗
を増大させる。
のエッチング条件は、アルミナ層15のエッチングを行
う際と同一でもよいし、変化させてもよい。後者の場
合、例えばアルミナの還元のために加えたBCl3 の流
量を減らすかもしくは零にすれば、硼素を含む堆積物の
ヴィア孔14a側壁や、ヴィア孔14a底面に露出した
下層配線金属膜13表面への付着を防止することが可能
である。ヴィア孔側壁の堆積物はAl金属の選択堆積の
際の選択性を劣化させ、下層配線金属膜13表面の堆積
物は下層配線金属膜13と埋込プラグとの間の接触抵抗
を増大させる。
【0031】また、プラズマから照射されるイオンのエ
ネルギを下げて追加オーバーエッチを行えば、ヴィア孔
14a表面に露出した下層配線金属膜13表面への塩素
の吸着量を減少させたり、下層配線金属膜13の材料が
スパッタされてヴィア孔14a側壁に付着する量を減少
させることが可能である。塩素吸着量の減少によって下
層配線金属膜とプラグとの間の接触抵抗を低減させると
ともに、腐食の発生を防止することができる。ヴィア孔
14a側壁への下層配線材料の付着量の減少により、A
l金属の選択堆積の際の選択性を向上させることができ
る。さらに、イオンエネルギの低い条件に変化させて追
加オーバーエッチングを行えば、アルミナ層15のエッ
チングの際にヴィア孔14a側壁に付着した堆積物およ
び、バラツキを補償するための最低限のオーバーエッチ
の際にアルミナ層エッチングと同一の条件のエッチング
プラズマに下層配線金属膜13表面が曝された際にヴィ
ア孔14a側壁に付着した堆積物を除去することも可能
である。
ネルギを下げて追加オーバーエッチを行えば、ヴィア孔
14a表面に露出した下層配線金属膜13表面への塩素
の吸着量を減少させたり、下層配線金属膜13の材料が
スパッタされてヴィア孔14a側壁に付着する量を減少
させることが可能である。塩素吸着量の減少によって下
層配線金属膜とプラグとの間の接触抵抗を低減させると
ともに、腐食の発生を防止することができる。ヴィア孔
14a側壁への下層配線材料の付着量の減少により、A
l金属の選択堆積の際の選択性を向上させることができ
る。さらに、イオンエネルギの低い条件に変化させて追
加オーバーエッチングを行えば、アルミナ層15のエッ
チングの際にヴィア孔14a側壁に付着した堆積物およ
び、バラツキを補償するための最低限のオーバーエッチ
の際にアルミナ層エッチングと同一の条件のエッチング
プラズマに下層配線金属膜13表面が曝された際にヴィ
ア孔14a側壁に付着した堆積物を除去することも可能
である。
【0032】イオンエネルギを低くするためには、通常
の平行平板型RIE装置を使用する場合には、高周波電
力を減少させる、ガス圧力を増加させる等の方法をと
る。また、高周波バイアスを併用したECRエッチング
装置のように、プラズマ密度とイオンエネルギを独立し
て制御することができる装置を使用すれば、より広い範
囲でイオンエネルギを変化させることができる。
の平行平板型RIE装置を使用する場合には、高周波電
力を減少させる、ガス圧力を増加させる等の方法をと
る。また、高周波バイアスを併用したECRエッチング
装置のように、プラズマ密度とイオンエネルギを独立し
て制御することができる装置を使用すれば、より広い範
囲でイオンエネルギを変化させることができる。
【0033】次に、本発明の第2の実施例による埋込プ
ラグの形成方法およびエッチング装置について説明す
る。
ラグの形成方法およびエッチング装置について説明す
る。
【0034】本実施例においても、上記実施例と同様、
SiO2 からなる下地絶縁膜、Al金属からなる下層配
線金属膜がSi基板上にまず堆積される。その後、基板
を大気中に取り出したり、基板表面を酸素を含む雰囲気
に曝したりすることなしに、この下層配線金属膜上にT
iNからなる反射防止膜が形成される。続いて、この反
射防止膜上にホトレジストが塗布される。このホトレジ
ストはホトリソグラフィ技術によって露光・現像処理さ
れ、所定形状にパターニングされる。この露光処理の
際、ホトレジスト下の反射防止膜は、マスクパターンを
介して照射される光が基板表面で乱反射するのを防止
し、マスクパターンのホトレジストへの転写精度を高め
る機能を果たしている。次に、パターニングされたこの
ホトレジストをマスクにRIEが行われ、反射防止膜お
よび下層配線金属膜が所定の配線パターン形状にパター
ニングされる。次に、反射防止膜上のホトレジストが除
去された後、パターニングされたこの反射防止膜および
下層配線金属膜上にSiO2 からなる層間絶縁膜が形成
される。この層間絶縁膜上にもホトレジストが塗布さ
れ、リソグラフィ技術によりパターニングされる。次
に、パターニングされたこのホトレジストをマスクにフ
ッ素系ガスを用いたRIEが行われ、層間絶縁膜が選択
的に除去される。このRIEにより、下層配線金属膜上
の反射防止膜が一部露出するヴィア孔が開口される。そ
の後、パターニングに用いられたホトレジストは酸素プ
ラズマアッシングおよび有機溶剤処理によって除去され
る。
SiO2 からなる下地絶縁膜、Al金属からなる下層配
線金属膜がSi基板上にまず堆積される。その後、基板
を大気中に取り出したり、基板表面を酸素を含む雰囲気
に曝したりすることなしに、この下層配線金属膜上にT
iNからなる反射防止膜が形成される。続いて、この反
射防止膜上にホトレジストが塗布される。このホトレジ
ストはホトリソグラフィ技術によって露光・現像処理さ
れ、所定形状にパターニングされる。この露光処理の
際、ホトレジスト下の反射防止膜は、マスクパターンを
介して照射される光が基板表面で乱反射するのを防止
し、マスクパターンのホトレジストへの転写精度を高め
る機能を果たしている。次に、パターニングされたこの
ホトレジストをマスクにRIEが行われ、反射防止膜お
よび下層配線金属膜が所定の配線パターン形状にパター
ニングされる。次に、反射防止膜上のホトレジストが除
去された後、パターニングされたこの反射防止膜および
下層配線金属膜上にSiO2 からなる層間絶縁膜が形成
される。この層間絶縁膜上にもホトレジストが塗布さ
れ、リソグラフィ技術によりパターニングされる。次
に、パターニングされたこのホトレジストをマスクにフ
ッ素系ガスを用いたRIEが行われ、層間絶縁膜が選択
的に除去される。このRIEにより、下層配線金属膜上
の反射防止膜が一部露出するヴィア孔が開口される。そ
の後、パターニングに用いられたホトレジストは酸素プ
ラズマアッシングおよび有機溶剤処理によって除去され
る。
【0035】図4(a)はこの工程まで終えた基板状態
を示す断面図である。Si基板21上には下地絶縁膜2
2が形成されており、この下地絶縁膜22上にはパター
ニングされた下層配線金属膜23および反射防止膜24
が形成されている。この反射防止膜24上には層間絶縁
膜25が積層されており、この層間絶縁膜25にはヴィ
ア孔25aが開口している。次に、プラグ形成の前処理
として、ヴィア孔25aの底面に露出する反射防止膜2
4を除去するため、エッチング室内で以下のエッチング
が行われる。
を示す断面図である。Si基板21上には下地絶縁膜2
2が形成されており、この下地絶縁膜22上にはパター
ニングされた下層配線金属膜23および反射防止膜24
が形成されている。この反射防止膜24上には層間絶縁
膜25が積層されており、この層間絶縁膜25にはヴィ
ア孔25aが開口している。次に、プラグ形成の前処理
として、ヴィア孔25aの底面に露出する反射防止膜2
4を除去するため、エッチング室内で以下のエッチング
が行われる。
【0036】このエッチングの際、反射防止膜厚および
エッチング速度のバラツキを補償するために行われるオ
ーバーエッチのために、下層配線金属膜23表面もエッ
チングされる。また、意図的にオーバーエッチングを追
加して、下層配線金属膜23の表面層を深くエッチング
することも可能である。
エッチング速度のバラツキを補償するために行われるオ
ーバーエッチのために、下層配線金属膜23表面もエッ
チングされる。また、意図的にオーバーエッチングを追
加して、下層配線金属膜23の表面層を深くエッチング
することも可能である。
【0037】このために使用される埋込プラグ形成装置
は図1に示される装置と同様な構成である。ヴィア孔2
5aの開口工程まで終了した基板は、上記実施例と同様
にエッチング容器内のカソード上に載置されている。こ
のような状態で、エッチング容器のガス導入口からエッ
チングガスとしてBCl3 とCl2 との混合ガスが導入
される。この混合ガスは、カソード3に高周波電圧が与
えられることにより、プラズマ化する。ヴィア孔25a
の底面にある反射防止膜24は、このようなCl系ガス
を用いたプラズマエッチによりエッチングされる。この
反射防止膜24のエッチング時には、エッチング部分に
TiCl発光が生じる。
は図1に示される装置と同様な構成である。ヴィア孔2
5aの開口工程まで終了した基板は、上記実施例と同様
にエッチング容器内のカソード上に載置されている。こ
のような状態で、エッチング容器のガス導入口からエッ
チングガスとしてBCl3 とCl2 との混合ガスが導入
される。この混合ガスは、カソード3に高周波電圧が与
えられることにより、プラズマ化する。ヴィア孔25a
の底面にある反射防止膜24は、このようなCl系ガス
を用いたプラズマエッチによりエッチングされる。この
反射防止膜24のエッチング時には、エッチング部分に
TiCl発光が生じる。
【0038】図5は、このエッチング部分に生じる発光
の強度とエッチング時間との関係を示したグラフであ
る。同グラフの縦軸は発光強度、横軸はエッチング時間
を示している。反射防止膜24をエッチングすることに
より生じるTiCl発光は、同グラフの特性線Aに示さ
れる。TiCl発光強度は、同グラフに示されるよう
に、反射防止膜24のエッチング開始後一定した値を示
すが、一定時間経過後に低下する。一方、このTiCl
発光の低下に伴い、特性線Bに示されるAl発光が立上
がり、Al発光強度が増加する。このAl発光強度の増
加は、Tiを含む反射防止膜24についてのエッチング
除去が終了し、Alを含む下層配線金属膜23について
のエッチングが始まったことに対応している。従って、
エッチング中、このTiClもしくはAl発光をエッチ
ング容器に設けられた窓を介して光センサで検出するこ
とにより、反射防止膜24のエッチング終了時点を検知
することが可能になる。
の強度とエッチング時間との関係を示したグラフであ
る。同グラフの縦軸は発光強度、横軸はエッチング時間
を示している。反射防止膜24をエッチングすることに
より生じるTiCl発光は、同グラフの特性線Aに示さ
れる。TiCl発光強度は、同グラフに示されるよう
に、反射防止膜24のエッチング開始後一定した値を示
すが、一定時間経過後に低下する。一方、このTiCl
発光の低下に伴い、特性線Bに示されるAl発光が立上
がり、Al発光強度が増加する。このAl発光強度の増
加は、Tiを含む反射防止膜24についてのエッチング
除去が終了し、Alを含む下層配線金属膜23について
のエッチングが始まったことに対応している。従って、
エッチング中、このTiClもしくはAl発光をエッチ
ング容器に設けられた窓を介して光センサで検出するこ
とにより、反射防止膜24のエッチング終了時点を検知
することが可能になる。
【0039】例えば、TiCl発光強度が1/2に低下
した時点T1 (図5参照)から、予め定められたオーバ
ーエッチ時間△T1 経過した時点T3 で、光センサは制
御手段へ信号を出力する。制御手段はこの信号入力を受
け、容器内におけるエッチング条件をイオンエネルギの
低い条件に変化させる。反射防止膜24をエッチング除
去するには、高エネルギイオンによる衝撃が必要になる
が、下層配線金属膜23をエッチング除去するには適し
ていない。つまり、反射防止膜24をエッチングするの
と同様なイオンエネルギの高い条件をもって下層配線金
属膜23をエッチングすると、イオンの衝撃によって飛
散するAl金属がヴィア孔25aの側壁に再付着してし
まう。この付着したAl金属によって、次の選択CVD
による埋込プラグ形成の際の選択性が劣化する。また、
塩素イオンが高エネルギ状態で照射されると、下層配線
金属膜内に深く侵入して残留する。このようにして残留
した塩素は、下層配線金属膜と埋込プラグとの間の接触
抵抗を増大させたり、下層配線金属膜もしくは埋込プラ
グの腐食を起こす原因になる。しかし、下層配線金属膜
23が現れた時にエッチング条件をイオンエネルギの低
い条件に変化させると、エッチングは、下層配線金属膜
23のAl成分が塩素ラジカルと化学反応し、AlCl
3 となって蒸発することによって行われる。このため、
エッチングはAl金属が飛散することなく行われ、上記
問題は生じない。
した時点T1 (図5参照)から、予め定められたオーバ
ーエッチ時間△T1 経過した時点T3 で、光センサは制
御手段へ信号を出力する。制御手段はこの信号入力を受
け、容器内におけるエッチング条件をイオンエネルギの
低い条件に変化させる。反射防止膜24をエッチング除
去するには、高エネルギイオンによる衝撃が必要になる
が、下層配線金属膜23をエッチング除去するには適し
ていない。つまり、反射防止膜24をエッチングするの
と同様なイオンエネルギの高い条件をもって下層配線金
属膜23をエッチングすると、イオンの衝撃によって飛
散するAl金属がヴィア孔25aの側壁に再付着してし
まう。この付着したAl金属によって、次の選択CVD
による埋込プラグ形成の際の選択性が劣化する。また、
塩素イオンが高エネルギ状態で照射されると、下層配線
金属膜内に深く侵入して残留する。このようにして残留
した塩素は、下層配線金属膜と埋込プラグとの間の接触
抵抗を増大させたり、下層配線金属膜もしくは埋込プラ
グの腐食を起こす原因になる。しかし、下層配線金属膜
23が現れた時にエッチング条件をイオンエネルギの低
い条件に変化させると、エッチングは、下層配線金属膜
23のAl成分が塩素ラジカルと化学反応し、AlCl
3 となって蒸発することによって行われる。このため、
エッチングはAl金属が飛散することなく行われ、上記
問題は生じない。
【0040】なお、△T1 および△T2 は、予め定めら
れた値とすることも、例えば、T1の測定値に対して一
定の割合で算出して基板毎に調整することも可能であ
る。
れた値とすることも、例えば、T1の測定値に対して一
定の割合で算出して基板毎に調整することも可能であ
る。
【0041】現実には、基板全面のヴィア孔底の反射防
止膜が除去され、エッチング条件がイオンエネルギの低
い条件に変化させられる以前に、部分的に反射防止膜が
除去された部分では下層配線金属膜23についてイオン
エネルギの高い条件でのエッチングが行われる。このた
め、僅かながらAl金属が飛散し、ヴィア孔25aの側
壁には少量のAl金属が再付着し、また、塩素の残留が
発生する。しかし、その後にイオンエネルギの低い条件
でのエッチングが行われることにより、この再付着物や
残留塩素はきれいに除去される。このイオンエネルギの
低い条件でのエッチングは△T2 の時間だけ行われ、T
4 の時点で高周波電力がオフになり、エッチングが終了
される(図5参照)。
止膜が除去され、エッチング条件がイオンエネルギの低
い条件に変化させられる以前に、部分的に反射防止膜が
除去された部分では下層配線金属膜23についてイオン
エネルギの高い条件でのエッチングが行われる。このた
め、僅かながらAl金属が飛散し、ヴィア孔25aの側
壁には少量のAl金属が再付着し、また、塩素の残留が
発生する。しかし、その後にイオンエネルギの低い条件
でのエッチングが行われることにより、この再付着物や
残留塩素はきれいに除去される。このイオンエネルギの
低い条件でのエッチングは△T2 の時間だけ行われ、T
4 の時点で高周波電力がオフになり、エッチングが終了
される(図5参照)。
【0042】なおここでは、高周波電力を減少させるこ
とによってイオンエネルギを低下させたため、同時に塩
素ラジカル密度も低下し、Al金属のエッチング速度も
低下したため、T3 〜T4 間でのAl発光強度が低下し
ている。この結果、ヴィア孔25aの底面の状態は図4
(b)に示される状態になり、反射防止膜24がきれい
に除去されて下層配線金属膜23が露出する。その後、
基板は搬送室を通じてCVD室に移され、基板表面にD
MAHガスが流され、選択CVDが行われる。この選択
CVDにより、ヴィア孔25aの底面に露出した下層配
線金属膜23の表面にAl金属が選択堆積され、埋込プ
ラグが形成される。
とによってイオンエネルギを低下させたため、同時に塩
素ラジカル密度も低下し、Al金属のエッチング速度も
低下したため、T3 〜T4 間でのAl発光強度が低下し
ている。この結果、ヴィア孔25aの底面の状態は図4
(b)に示される状態になり、反射防止膜24がきれい
に除去されて下層配線金属膜23が露出する。その後、
基板は搬送室を通じてCVD室に移され、基板表面にD
MAHガスが流され、選択CVDが行われる。この選択
CVDにより、ヴィア孔25aの底面に露出した下層配
線金属膜23の表面にAl金属が選択堆積され、埋込プ
ラグが形成される。
【0043】このような本実施例によれば、反射防止膜
24がヴィア孔25a開口のためのフッ素系エッチング
によってオーバーエッチングされ、基板ごとに反射防止
膜24の膜厚が異なっても、また、フッ素を含む堆積物
が反射防止膜表面に形成されても、反射防止膜24のエ
ッチングエンドポイントが各基板ごとに検知されるた
め、反射防止膜24を制御性よくエッチング除去するこ
とが可能になる。従って、従来のように、ある基板に対
しては反射防止膜が残留し、他の基板に対しては反射防
止膜をエッチングし過ぎ、反射防止膜下の下層配線金属
膜を奥深くまでエッチングしてしまうといった不都合は
生じなくなる。
24がヴィア孔25a開口のためのフッ素系エッチング
によってオーバーエッチングされ、基板ごとに反射防止
膜24の膜厚が異なっても、また、フッ素を含む堆積物
が反射防止膜表面に形成されても、反射防止膜24のエ
ッチングエンドポイントが各基板ごとに検知されるた
め、反射防止膜24を制御性よくエッチング除去するこ
とが可能になる。従って、従来のように、ある基板に対
しては反射防止膜が残留し、他の基板に対しては反射防
止膜をエッチングし過ぎ、反射防止膜下の下層配線金属
膜を奥深くまでエッチングしてしまうといった不都合は
生じなくなる。
【0044】なおここでは、TiClの発光を観察した
例を示したが、TiN膜のエッチング中には、TiCl
以外にTi,N等の発光も観察可能であり、これらの発
光の強度を用いてエッチング終了時点を検知することも
可能である。
例を示したが、TiN膜のエッチング中には、TiCl
以外にTi,N等の発光も観察可能であり、これらの発
光の強度を用いてエッチング終了時点を検知することも
可能である。
【0045】また、ここでは反射防止膜のエッチングに
伴う発光を観察することによってエッチング終了時点を
検知した例を示したが、下層配線金属膜のエッチングに
伴うAl,AlCl等の発光を観察することによっても
検知可能であることは言うまでもない。ただし、反射防
止膜のエッチングに伴う発光を観察した場合には、図5
に示されたように、発光強度が最大値に比較して一定割
合だけ低下した時点でエッチング終了時点を検知するこ
とが可能である。これに対して、下層配線金属膜のエッ
チングに伴う発光を観察して終了時点を確実に検知する
ためには、図5に示されたように、下層配線金属膜のエ
ッチングに伴う発光強度の増大が終了して安定する時点
まで待つ必要があり、後者の方が遅くなる。従って、下
層配線金属膜の表面がエッチングされる量を少しでも小
さくしたり、下層配線金属膜の表面に高エネルギのイオ
ンが照射される量を少しでも小さくしたりするために
は、反射防止膜のエッチングに伴う発光を使用するほう
が有利である。
伴う発光を観察することによってエッチング終了時点を
検知した例を示したが、下層配線金属膜のエッチングに
伴うAl,AlCl等の発光を観察することによっても
検知可能であることは言うまでもない。ただし、反射防
止膜のエッチングに伴う発光を観察した場合には、図5
に示されたように、発光強度が最大値に比較して一定割
合だけ低下した時点でエッチング終了時点を検知するこ
とが可能である。これに対して、下層配線金属膜のエッ
チングに伴う発光を観察して終了時点を確実に検知する
ためには、図5に示されたように、下層配線金属膜のエ
ッチングに伴う発光強度の増大が終了して安定する時点
まで待つ必要があり、後者の方が遅くなる。従って、下
層配線金属膜の表面がエッチングされる量を少しでも小
さくしたり、下層配線金属膜の表面に高エネルギのイオ
ンが照射される量を少しでも小さくしたりするために
は、反射防止膜のエッチングに伴う発光を使用するほう
が有利である。
【0046】しかし、一方、下層配線金属膜堆積後に基
板を大気中に取り出したり、基板表面を酸素を含む雰囲
気に曝したりした後に反射防止膜の堆積を行った場合に
は、下層配線金属膜と反射防止膜との間にアルミナ層が
存在する。この場合、反射防止膜のエッチング終了後、
ある遅れ時間の後に下層配線金属膜のエッチングが始ま
り、かつその遅れ時間はアルミナ層の膜厚および膜質に
よって変化し、不安定である。従って、この場合は、下
層配線金属膜のエッチングに伴う発光を観察した方が、
反射防止膜およびアルミナ層のエッチングが終了する時
点を確実に検知することができ、有利である。
板を大気中に取り出したり、基板表面を酸素を含む雰囲
気に曝したりした後に反射防止膜の堆積を行った場合に
は、下層配線金属膜と反射防止膜との間にアルミナ層が
存在する。この場合、反射防止膜のエッチング終了後、
ある遅れ時間の後に下層配線金属膜のエッチングが始ま
り、かつその遅れ時間はアルミナ層の膜厚および膜質に
よって変化し、不安定である。従って、この場合は、下
層配線金属膜のエッチングに伴う発光を観察した方が、
反射防止膜およびアルミナ層のエッチングが終了する時
点を確実に検知することができ、有利である。
【0047】なお、ここでは、反射防止膜のエッチング
終了時点の検知後にエッチング条件を変化させてオーバ
ーエッチを行った例を示したが、第1の実施例に示した
ような、終了時点検知後、同一の条件で定められた量の
オーバーエッチを行う方法を採ることも可能である。た
だし、ここで示した例のように条件を変化させる方が、
側壁付着物や残留塩素の除去も実現でき、より好まし
い。
終了時点の検知後にエッチング条件を変化させてオーバ
ーエッチを行った例を示したが、第1の実施例に示した
ような、終了時点検知後、同一の条件で定められた量の
オーバーエッチを行う方法を採ることも可能である。た
だし、ここで示した例のように条件を変化させる方が、
側壁付着物や残留塩素の除去も実現でき、より好まし
い。
【0048】また、本実施例の基板と同様に下層配線金
属膜上に反射防止膜を堆積した構造の基板においても、
ヴィア孔開口の際に反射防止膜の除去まで連続して行
い、その後、第1の実施例に示した工程に従って埋込プ
ラグの形成を行うことも可能であることは言うまでもな
い。
属膜上に反射防止膜を堆積した構造の基板においても、
ヴィア孔開口の際に反射防止膜の除去まで連続して行
い、その後、第1の実施例に示した工程に従って埋込プ
ラグの形成を行うことも可能であることは言うまでもな
い。
【0049】なお、反射防止膜としてはTiN以外にT
iON,TiB,TiBN,WN,TaN等の高融点金
属化合物の膜が使用可能である。Tiを含む高融点金属
化合物の膜を使用した場合には本実施例と同様にTiC
lの発光を観察することによってエッチング終了時点を
検知することが可能である。それ以外の高融点金属化合
物の膜を使用した場合にも、その材料に適切な発光を選
ぶことによって同様に検知が可能であることは言うまで
もない。
iON,TiB,TiBN,WN,TaN等の高融点金
属化合物の膜が使用可能である。Tiを含む高融点金属
化合物の膜を使用した場合には本実施例と同様にTiC
lの発光を観察することによってエッチング終了時点を
検知することが可能である。それ以外の高融点金属化合
物の膜を使用した場合にも、その材料に適切な発光を選
ぶことによって同様に検知が可能であることは言うまで
もない。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ヴ
ィア孔の底面に露出する下層配線金属膜表面のアルミナ
層または反射防止膜がエッチングによりほぼ除去され、
エッチングが下層配線金属膜に対して行われ始めると、
プラズマ中の発光にはAl発光の強度変化が現れる。こ
のため、このAl発光強度の変化を検知することによ
り、アルミナ層または反射防止膜のエッチング終了時点
を検出することが可能になり、制御性よくアルミナ層を
エッチング除去することが可能になる。
ィア孔の底面に露出する下層配線金属膜表面のアルミナ
層または反射防止膜がエッチングによりほぼ除去され、
エッチングが下層配線金属膜に対して行われ始めると、
プラズマ中の発光にはAl発光の強度変化が現れる。こ
のため、このAl発光強度の変化を検知することによ
り、アルミナ層または反射防止膜のエッチング終了時点
を検出することが可能になり、制御性よくアルミナ層を
エッチング除去することが可能になる。
【0051】また、アルミナ層または反射防止膜はイオ
ンエネルギの高い条件でエッチングされ、アルミナ層ま
たは反射防止膜が除去されて現れる下層配線金属膜はイ
オンエネルギの低い条件でオーバーエッチングされる。
このため、RIEの物理的作用によって下層配線金属膜
の金属成分が付近に飛散することがなく、ヴィア孔の側
壁に汚れが付着しないため、プラグ形成はヴィア孔内部
に選択性よく行える。
ンエネルギの高い条件でエッチングされ、アルミナ層ま
たは反射防止膜が除去されて現れる下層配線金属膜はイ
オンエネルギの低い条件でオーバーエッチングされる。
このため、RIEの物理的作用によって下層配線金属膜
の金属成分が付近に飛散することがなく、ヴィア孔の側
壁に汚れが付着しないため、プラグ形成はヴィア孔内部
に選択性よく行える。
【図1】本発明の第1の実施例による埋込プラグ形成装
置の概略を示す図である。
置の概略を示す図である。
【図2】第1の実施例による埋込プラグの形成過程を示
す基板断面図である。
す基板断面図である。
【図3】第1の実施例による埋込プラグ形成装置のエッ
チング室を用いてエッチングする際に生じるAl発光の
強度変化を示すグラフである。
チング室を用いてエッチングする際に生じるAl発光の
強度変化を示すグラフである。
【図4】本発明の第2の実施例による埋込プラグの形成
過程を示す基板断面図である。
過程を示す基板断面図である。
【図5】第2の実施例による埋込プラグ形成装置のエッ
チング室を用いてエッチングする際に生じるTiCl発
光およびAl発光の各強度変化を示すグラフである。
チング室を用いてエッチングする際に生じるTiCl発
光およびAl発光の各強度変化を示すグラフである。
1…基板、2…RIE容器、2a…窓、3…カソード、
4…アノード、5…高周波電源、6…光センサ、7…制
御手段、8…ガス制御径、9…圧力制御系、10a…真
空バルブ、10b…搬送室、11、21…Si基板、1
2、22…下地絶縁膜、13、23…下層配線金属膜、
14、25…層間絶縁膜、15…アルミナ層、24…反
射防止膜、14a、25a…ヴィア孔。
4…アノード、5…高周波電源、6…光センサ、7…制
御手段、8…ガス制御径、9…圧力制御系、10a…真
空バルブ、10b…搬送室、11、21…Si基板、1
2、22…下地絶縁膜、13、23…下層配線金属膜、
14、25…層間絶縁膜、15…アルミナ層、24…反
射防止膜、14a、25a…ヴィア孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 英一 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社技術研究本部内 (72)発明者 太田 与洋 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社技術研究本部内
Claims (5)
- 【請求項1】 Al金属を含んだ下層配線金属膜上に層
間絶縁膜を形成する工程と、この層間絶縁膜の一部を選
択的に除去してヴィア孔を開口する工程と、このヴィア
孔の底面に露出した前記下層配線金属膜の表面を塩素系
ガスを含む雰囲気中でプラズマエッチする工程と、前記
ヴィア孔内に埋込プラグを選択的に形成する工程とを備
えた埋込プラグの形成方法において、 前記プラズマエッチの際に、プラズマ中の特定波長の発
光を観察し、その強度変化を検知して前記プラズマエッ
チの停止時点を決定する工程を備えたことを特徴とする
埋込プラグの形成方法。 - 【請求項2】 反応性ガスのプラズマを用いたプラズマ
エッチを行うエッチング室と、金属化合物ガスを用いた
選択CVDを行うCVD室と、これら2室間を基板表面
を大気に曝すことなく搬送する搬送機構とを備えた埋込
プラグ形成装置であって、 前記エッチング室に、プラズマエッチング中のプラズマ
内での特定の発光の強度変化を検知してエッチングを停
止させる制御手段を備えていることを特徴とする埋込プ
ラグ形成装置。 - 【請求項3】 Al金属を含んだ下層配線金属膜上に層
間絶縁膜を形成する工程と、この層間絶縁膜の一部を選
択的に除去してヴィア孔を開口する工程と、このヴィア
孔の底面に露出した前記下層配線金属膜の表面を塩素系
のガスを含む雰囲気中でプラズマエッチする工程と、前
記ヴィア孔内に埋込プラグを選択的に形成する工程とを
備えた埋込プラグの形成方法において、 前記プラズマエッチの際に、プラズマ中の特定波長の発
光を観察し、その強度変化を検知してプラズマエッチの
条件を変化させ、前記下層配線金属膜の表面層をオーバ
ーエッチした後、前記プラズマエッチを停止する工程を
備えたことを特徴とする埋込プラグの形成方法。 - 【請求項4】 前記プラズマエッチの条件の変化は、基
板表面に照射されるイオンのエネルギを低くする効果を
与える変化であることを特徴とする請求項3記載の埋込
プラグの形成方法。 - 【請求項5】 反応性ガスのプラズマを用いたプラズマ
エッチを行うエッチング室と、金属化合物ガスを用いた
選択CVDを行うCVD室と、これら2室間を基板表面
を大気に曝すことなく搬送する搬送機構とを備えた埋込
プラグ形成装置であって、 前記エッチング室に、プラズマエッチング中のプラズマ
内での特定の発光の強度変化を検知してエッチング条件
を変化させ、かつ、この変化させた条件でのエッチング
を行った後にエッチングを停止させる制御手段を備えて
いることを特徴とする埋込プラグ形成装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15736993A JPH0722399A (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 埋込プラグの形成方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15736993A JPH0722399A (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 埋込プラグの形成方法およびその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0722399A true JPH0722399A (ja) | 1995-01-24 |
Family
ID=15648152
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15736993A Pending JPH0722399A (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 埋込プラグの形成方法およびその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0722399A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006245588A (ja) * | 2005-03-02 | 2006-09-14 | Samsung Electro Mech Co Ltd | キャパシタ内蔵型プリント回路基板およびその製造方法 |
| US7240419B2 (en) | 2001-09-19 | 2007-07-10 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Method of manufacturing a magnetoresistance effect element |
| WO2007114213A1 (ja) | 2006-03-30 | 2007-10-11 | Asahi Kasei Pharma Corporation | 置換二環式環状誘導体及びその用途 |
| WO2009133831A1 (ja) | 2008-04-28 | 2009-11-05 | 旭化成ファーマ株式会社 | フェニルプロピオン酸誘導体及びその用途 |
| US8331062B2 (en) | 2006-09-28 | 2012-12-11 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Magneto-resistance effect element, magnetic head, magnetic recording/reproducing device and magnetic memory |
| CN117505399A (zh) * | 2023-11-01 | 2024-02-06 | 富联裕展科技(深圳)有限公司 | 氧化膜的去除方法 |
-
1993
- 1993-06-28 JP JP15736993A patent/JPH0722399A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7240419B2 (en) | 2001-09-19 | 2007-07-10 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Method of manufacturing a magnetoresistance effect element |
| US7494724B2 (en) | 2001-09-19 | 2009-02-24 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Magnetoresistance effect element, its manufacturing method, magnetic reproducing element and magnetic memory |
| JP2006245588A (ja) * | 2005-03-02 | 2006-09-14 | Samsung Electro Mech Co Ltd | キャパシタ内蔵型プリント回路基板およびその製造方法 |
| US7564116B2 (en) | 2005-03-02 | 2009-07-21 | Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. | Printed circuit board with embedded capacitors therein and manufacturing process thereof |
| WO2007114213A1 (ja) | 2006-03-30 | 2007-10-11 | Asahi Kasei Pharma Corporation | 置換二環式環状誘導体及びその用途 |
| US8331062B2 (en) | 2006-09-28 | 2012-12-11 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Magneto-resistance effect element, magnetic head, magnetic recording/reproducing device and magnetic memory |
| WO2009133831A1 (ja) | 2008-04-28 | 2009-11-05 | 旭化成ファーマ株式会社 | フェニルプロピオン酸誘導体及びその用途 |
| CN117505399A (zh) * | 2023-11-01 | 2024-02-06 | 富联裕展科技(深圳)有限公司 | 氧化膜的去除方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| TWI832964B (zh) | 用於微影蝕刻應用之膜堆疊 | |
| KR960000375B1 (ko) | 반도체장치의 제조방법 | |
| US6930048B1 (en) | Etching a metal hard mask for an integrated circuit structure | |
| US5411631A (en) | Dry etching method | |
| US6348405B1 (en) | Interconnection forming method utilizing an inorganic antireflection layer | |
| US5382316A (en) | Process for simultaneous removal of photoresist and polysilicon/polycide etch residues from an integrated circuit structure | |
| US6849559B2 (en) | Method for removing photoresist and etch residues | |
| US6319822B1 (en) | Process for forming an integrated contact or via | |
| US6242107B1 (en) | Methods for etching an aluminum-containing layer | |
| JPH05226299A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
| JPH0786244A (ja) | ドライエッチング方法 | |
| EP1035570A2 (en) | Dry etching method | |
| US6756314B2 (en) | Method for etching a hard mask layer and a metal layer | |
| US6057240A (en) | Aqueous surfactant solution method for stripping metal plasma etch deposited oxidized metal impregnated polymer residue layers from patterned metal layers | |
| JP2891952B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
| JPH0722399A (ja) | 埋込プラグの形成方法およびその装置 | |
| JP2864967B2 (ja) | 高融点金属膜のドライエッチング方法 | |
| JP5493165B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
| JPH06104227A (ja) | ドライエッチング方法 | |
| JPH07335623A (ja) | プラズマエッチング方法 | |
| US6737352B2 (en) | Method of preventing particle generation in plasma cleaning | |
| JPH0697127A (ja) | 配線形成方法 | |
| JP3105905B2 (ja) | パターン形成方法 | |
| US20040203242A1 (en) | System and method for performing a metal layer RIE process | |
| CN1779922A (zh) | 一种图像感应器的接触孔的刻蚀方法 |