JPH07224799A - 真空吸引装置 - Google Patents

真空吸引装置

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JPH07224799A
JPH07224799A JP6019470A JP1947094A JPH07224799A JP H07224799 A JPH07224799 A JP H07224799A JP 6019470 A JP6019470 A JP 6019470A JP 1947094 A JP1947094 A JP 1947094A JP H07224799 A JPH07224799 A JP H07224799A
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圭吾 有本
Kunio Kanai
邦夫 金井
Masayuki Kurematsu
雅行 榑松
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    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B43/00Machines, pumps, or pumping installations having flexible working members
    • F04B43/08Machines, pumps, or pumping installations having flexible working members having tubular flexible members
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04FPUMPING OF FLUID BY DIRECT CONTACT OF ANOTHER FLUID OR BY USING INERTIA OF FLUID TO BE PUMPED; SIPHONS
    • F04F5/00Jet pumps, i.e. devices in which flow is induced by pressure drop caused by velocity of another fluid flow
    • F04F5/02Jet pumps, i.e. devices in which flow is induced by pressure drop caused by velocity of another fluid flow the inducing fluid being liquid
    • F04F5/04Jet pumps, i.e. devices in which flow is induced by pressure drop caused by velocity of another fluid flow the inducing fluid being liquid displacing elastic fluids

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸引力を維持しつつ静かでシステムが簡素化
された真空吸引装置を提供する。 【構成】 循環水を溜めるためのタンクと、その吸引口
側に設けられたポンプによって前記循環水を循環せし
め、その排出口9が前記タンク内の循環水の水面Aより
上に配設される水路と、該水路上に設けられるアスピレ
ータ6と、前記排出口9を内包するとともに水面下に没
する位置に前記排出口9より排出する水量より少ない水
量しか排出しえない大きさの小孔11を有し、かつ、水
面上に露出する位置に排出窓12を有するバッファ(中
空体)8である逆流防止機構とからなり、ポンプ作動時
には循環水を水中に排出し、ポンプ停止時には前記排出
口から前記真空容器内へ空気を吸引するよう構成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、真空吸引装置に関す
る。さらに詳しくは、ポンプによって水が循環する水路
にアスピレータを装着した真空吸引装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、真空容器内を真空に引く装置とし
てアスピレータを用いたものがある。このアスピレータ
は、ホースの内部に下流方向に向かって先端が細くなる
内管を設けて、その内管の横に真空容器に連結する吸引
通路を設けてなるものである。つまり、内管により水流
が速められると、その水流の周りに低圧部ができるが、
吸引通路はこの低圧部に開口しており、真空容器内を真
空に引くことができるのである。
【0003】図13にポンプ50によって強制的に水を
循環させる水路51にアスピレータ52を設けてなる従
来の真空吸引装置53を示す。この真空吸引装置53は
タンク54内に循環水を溜めており、真空容器55が取
り付けられるアスピレータ52の吸引通路56には、真
空容器55内の空気を吸引するときにのみ開口可能なワ
ンウェイ機構が設けられている。そのため、真空容器5
5の内部を大気圧に戻すために大気開放弁57が別途設
けられている。
【0004】ワンウェイ機構は、図14(a)に示され
るように、図面左方向に流体が流出しようとするときは
孔58、59が球60によって塞がれないが、図14
(b)に示されるように図面右方向に流体が流出しよう
とするときは流体の圧力によって球60が孔58を塞ぐ
ものである。このようなワンウェイ機構を吸引通路56
に設けたことによって従来の真空吸引装置53は、ポン
プ50が停止し水流が止まったあとも真空容器55内の
真空を持続させることができる。しかし、真空容器55
をアスピレータ52から取り外したいときなど、真空容
器内55内を大気圧に戻す必要があるばあい、別に何ら
かの手段を取らなければならないので、大気開放弁57
が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のように従来の真
空吸引装置では、ワンウェイ機構、大気開放弁およびこ
れに付随する制御手段とを有しておりシステムが大掛か
りであるという問題がある。そこで、ワンウェイ機構お
よび大気開放弁を省略し、システムを簡素化した真空吸
引装置が望まれている。しかし、図15および図16に
示されるように、ワンウェイ機構および大気開放弁を単
に省略した装置では、排水口を水面下に設けるのと水面
上に設けるのとでそれぞれ以下のような問題が発生す
る。
【0006】すなわち、図15に示されるように、排水
口61を水面下に設けたものでは、排水口61から排出
される循環水が水面に当たることによる騒音の発生や、
空気の巻き込みによるアスピレータ52の吸引力の低下
を引き起こすことはないが(図15(a)参照)、ポン
プ50を停止させたときに、排出口61より真空容器5
5内に循環水が逆流し、タンク54内の水位が排水口6
1の先端位置まで下がるため(図15(b)参照)、水
をすする不快音が発生するという問題がある。
【0007】また、図16に示されるように、排水口6
1を水面上に設けたものでは、ポンプ50を停止させた
ときに、排出口61より真空容器55内に循環水が吸い
込まれるおそれはないが(図16(b)参照)、タンク
54内へ空気が巻き込まれ、多量の泡が発生し(図16
(a)参照)、アスピレータ52の吸引力が低下すると
いう問題がある。また、アスピレータ52からの排出水
がタンク54の水面に当たることにより騒音が発生する
という問題もある。
【0008】本発明は、叙上の事情に鑑み、吸引力を維
持しつつ静かでシステムが簡素化された真空吸引装置を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の真空吸引装置
は、循環水を溜めるためのタンクと、その吸引口側に設
けられたポンプによって前記循環水を循環せしめる水路
と、該水路上に設けられるアスピレータと、前記ポンプ
が停止したときに前記アスピレータに連結される真空容
器内へ循環水が逆流することを防ぎ、外気を前記アスピ
レータより前記真空容器内へ導入する逆流防止機構とか
らなることを特徴としている。
【0010】そして、前記水路の排出口が前記タンク内
の循環水の水面より上に配設されており、前記逆流防止
機構が、前記排出口に設けられており、ポンプ作動時に
は循環水を水中に排出し、ポンプ停止時には前記排出口
から前記真空容器内へ空気を吸引するよう構成されてい
ることが好ましい。
【0011】そのばあい、前記逆流防止機構が、前記排
出口を内包するとともに、水面下に没する位置に前記排
出口より流出する水量より少ない水量しか排出しえない
大きさの小孔を有し、かつ水面上に露出する位置に排出
窓を有する中空体であることが好ましい。そして、その
中空体の外側側面に、前記タンク内の循環水の水面に沿
って延設される波立ち防止板を有してなることが好まし
い。
【0012】または、前記逆流防止機構が、ポンプ作動
時には先端が水面下に達し、ポンプ停止時には真空容器
の負圧によって前記排出口内に吸引されて反転するゴム
管よりなることも好ましい。
【0013】さらには、前記逆流防止機構が、その先端
をポンプ作動時には流水の水圧によって水面下に進出さ
せ、ポンプ停止時には自身の復元力によって水面上に後
退させうる伸縮自在のダクトであることも好ましい。
【0014】それには、前記ダクトが蛇腹形状を呈して
なることが好ましく、また、前記ダクトが略中央に孔が
穿設された2枚のプレートと、該プレートの孔と孔を連
結する伸縮自在の管と、当該プレートのあいだに取り付
けられる弾性体とからなることも可能である。
【0015】その他に、前記水路の排出口を前記タンク
内の循環水の水面よりも下に設けておき、前記逆流防止
機構を、前記アスピレータの上流側からタンク内の水面
上に通じるバイパス管と、該バイパス管の内部に設けら
れ前記アスピレータ方向にのみ空気を通す弁とから構成
するようにしてもよい。そのばあい、前記弁をポンプと
連動して開閉するよう構成することも可能である。
【0016】
【作用】本発明の真空吸引装置では、逆流防止機構によ
ってポンプ作動時には水中に循環水を排出し、ポンプ停
止時には空気を排出口から吸引することができる。
【0017】排出口をタンク内の循環水の水面より上に
配設し、逆流防止機構が小孔と排出窓を有する中空体で
あるばあいには、ポンプ作動時に排出口より排出される
水量より小孔からタンク内へ流出する水量の方が少なく
中空体内の水面が上昇する。したがって、排水口が水面
下に没する。また、ポンプ停止時には中空体内の水面の
高さが瞬時にもとの高さに戻るので排出口が水面上に現
れ、排出口を通して真空容器内に空気が吸入される。こ
の中空体の外側面に波立ち防止板を設けたばあいには、
排出窓よりオーバーフローする循環水によってタンクの
水面が波立つことが防止されるとともに、小孔より水中
に吹き出される循環水の水流に空気が巻き込まれること
を防止することができる。
【0018】また、ゴム管よりなる逆流防止機構を採用
したばあいには、ポンプ作動時にはゴム管の先端が水面
下に没している。ところが、ポンプを停止させると真空
容器内の負圧によってゴム管の内面がまず密着して閉
じ、続いて水面上に設けられた排出口内に向かって吸引
されて反転する。そこで、その反転されたゴム管を通っ
て真空容器内に空気が吸引される。
【0019】さらに、伸縮自在のダクトからなる逆流防
止機構を採用したばあいには、ポンプ作動時は循環水の
水圧によってその先端が水面下まで進出し、ポンプ停止
時には自身の復元力によってその先端が水面上に後退す
る。
【0020】その他に、排出口をタンク内の循環水の水
面より下に配設したばあいには、バイパス管と弁よりな
る逆流防止機構が採用され、アスピレータの上流側から
タンクの水面上に向けて設けられたバイパス管を通って
ポンプ停止時には空気が真空容器内に吸引される。その
弁は真空容器内の負圧によって開口するものである。ま
たは、ポンプと連動して開閉するものである。
【0021】
【実施例】以下、添付図面を参照しつつ本発明の真空吸
引装置を説明する。
【0022】図1は本発明の真空吸引装置の一実施例を
示す斜視図、図2は図1の真空吸引装置の逆流防止機構
の一部切欠斜視図、図3は図2の逆流防止機構の動作を
説明する断面図、図4は図1の真空吸引装置の動作の説
明図、図5は本発明の真空吸引装置の他の実施例を示す
斜視図、図6は図5の真空吸引装置の逆流防止機構の組
立前斜視図、図7は図6の逆流防止機構の動作の説明
図、図8は本発明の真空吸引装置における逆流防止機構
のさらに他の実施例の構成および動作説明図、図9は本
発明の真空吸引装置における逆流防止機構のまたさらに
他の実施例の構成および動作図、図10は本発明の真空
吸引装置のさらに他の実施例を示す斜視図、図11は図
10の真空吸引装置の動作の説明図、図12は図11に
示される弁の斜視図である。
【0023】本発明の真空吸引装置が図13に示す従来
技術と異なる点は、アスピレータ52の吸引通路56に
設けられるワンウェイ機構や、真空容器55に設けられ
る大気開放弁57およびこれに付随する装置(図示せ
ず)を省略し、ポンプ50の作動中は真空容器55内が
真空を保つが、ポンプ50を停止させると真空容器55
内が大気圧に戻るようにシステムを簡素化した点であ
る。そして、その構成としては、排出口を水面上に設け
たものと水面下に設けたものとがある。
【0024】まず、排出口を水面上に設けたものでは、
排出口に逆流防止機構を取り付け、ポンプの作動中は排
出口が実質的に水面下に没し、ポンプを停止させると排
出口が実質的に水面上に現れるように構成されている。
これによって、循環水は水中に排出されるけれども、ポ
ンプ停止時には排出口を通して真空容器内に空気が吸引
されることになり循環水の逆流を防止している。このタ
イプのものとしては、図1〜4に示される真空吸引装置
10における逆流防止機構(中空体)8、図5〜7に示
される真空吸引装置20におけるゴム管21よりなる逆
流防止機構22、図8または図9に示される伸縮自在の
ダクトからなる逆流防止機構25または30などが考え
られる。
【0025】また、排出口を水面下に設けたものでは、
バイパス管31(図10参照)などを設けることにより
真空容器内に吸引する空気の通り道を別に確保しておく
タイプのものが考えられる。
【0026】まず、図1〜4に基づいて中空体(以下、
バッファという)8である逆流防止機構を備えた本発明
の真空吸引装置10を説明する。図1において、1はタ
ンク、2はコンデンサ3を有するモータ4によって駆動
されるポンプ、5は吸引口側にポンプ2が設けられ内部
をタンク1に溜められた循環水が循環する水路、6は真
空容器を連結する吸引通路7を有するアスピレータであ
る。
【0027】図2に示されるように、バッファ8は内部
に空洞を有する中空体からなっており、その内部に排出
口9を内包している。また、その底には小孔11が、上
方の側面には排出窓12が、外側側面にはドーナッツ形
状を呈する波立ち防止板13が設けられている。小孔1
1は水面下に没する位置に設けられ、図のように底面中
心に穿設されることが好ましい。なぜなら、小孔11よ
り噴出する水流によりうける力が対称となり、タンク内
に空気を巻き込みにくくなるからである。また、小孔1
1の大きさは排出口9より排出される水量より少ない水
量しか通しえない大きさに形成される。
【0028】排出窓12はバッファ8の上方で水面上に
露出する位置に設けられる。この排出窓12は、排出口
9より排出されたが前述の小孔11より排出できずにバ
ッファ8内に溜まった水をオーバーフローさせるために
設けられる。したがって、オーバーフローした水が空気
を巻き込んだり水音をたてたりするおそれをなくするた
めに、下方に延設された側部14aを有する上蓋14を
前記排出窓12に覆い被せておくことが好ましい。これ
によって、図3(a)に示されるように、水流がバッフ
ァ8の外側面8aを伝わるため、水面に飛び散って大き
な音をたてたり、空気を巻き込み泡を発生させたりする
心配がない。
【0029】波立ち防止板13は、バッファ8の外側面
8aのほぼ中央であって、タンク1内に溜められる循環
水の水面Aと同じ位置に設けられる(図3参照)。これ
によって排出窓12よりオーバーフローする循環水によ
る水面の波立ちを防止することができる。また小孔11
より水中に吹き出される循環水の水流による空気の巻き
込みを防止することができる。
【0030】また、アスピレータ6の排出口9はバッフ
ァ8の内部で、かつタンク1の水面Aより上に位置する
よう取り付けられる。バッファ8はほぼ下半分が水面下
に没するように取り付けられる。
【0031】つぎにバッファ8の作動を図3に基づいて
説明する。図3(a)はポンプ作動時を示し、図3
(b)はポンプ停止時を示す。
【0032】ポンプ作動時はアスピレータ6の排出口9
より循環水が流出する(矢印B)。その一部は小孔11
よりタンクの水面下に吹き出される(矢印C)。しか
し、小孔11が小さく、小孔11より排出されない循環
水が排出窓12よりオーバーフローする(矢印D)。こ
のとき、バッファ8内の水面は上昇しており、排出口9
を水中に沈めることができるので、騒音や空気の巻き込
みといった問題が起こらない。また、ポンプ2を停止さ
せると、バッファ8内の水面はタンク1の水面Aと等し
くなり、排出口9が水面上に現出するので、ここから空
気が吸引され吸引通路7を通って真空容器内に至る(矢
印E)。
【0033】図4は前述の真空吸引装置10のポンプ作
動時の水流を示したものである。タンク1の中には循環
水が溜められている。循環水の水位はバッファ8の小孔
11が水中に没し、バッファ8に内設されているアスピ
レータ6の排出口9が水面上に位置するように設定す
る。モータ4のスイッチをONにするとポンプ2が作動
し、ポンプ2によって吸い上げられた水は水路5を通っ
てアスピレータ6に至り排出口9より排出される。この
水流によってアスピレータ6は吸引通路7を通して連結
される真空容器(図示せず)を真空に引くことができ
る。このとき、バッファ8内の排出口9は水中にある
(図3(a)参照)。そして、モータ4のスイッチをO
FFにするとポンプ2が停止し、水流が止まるのでバッ
ファ8内の水面がタンク1の水面と等しくなり排出口9
は水面上に現出する(図3(b)参照)。
【0034】次に図5に基づいて本発明の真空吸引装置
の他の実施例を説明する。
【0035】この真空吸引装置20は前述のバッファ8
の代わりにゴム管21からなる逆流防止機構22を付設
してなるものである。図6はこの逆流防止機構22の組
立前説明図であり、ゴム管21は円筒物23を介してア
スピレータ6に取り付けられ、図7に示されるように、
円筒物の先端23aはタンク1の水面Aより上に位置
し、その先端23aに嵌着されるゴム管21の長さは、
その先端21aがタンク1の水面A下に達する長さを有
する。
【0036】ゴム管21の材質、内径および厚さは、ポ
ンプ停止時に真空容器の負圧によって内面を密着させる
ことができ、しかも反転させやすいものであることが好
ましく、具体的には天然ゴム、とくにシリコンゴムで作
製するのが好ましい。その内径はとくに限定されないが
通常14mm程度であり、またその厚さは通常0.1m
m程度である。
【0037】また、図6において、円筒物23のゴム管
21が取り付けられる側の内径Fは、ゴム管21が円筒
物23の内部で反転するため、ゴム管21の外径以上で
あることが好ましく、具体的には、ゴム管の外径が14
mmで、厚さが0.1mmであるばあい、15〜20m
mであることが好ましい。円筒物23はポリ塩化ビニル
(PVC)により作製することができる。
【0038】次に、図7に基づいて前述のゴム管21に
よる逆流防止機構22の動作を説明する。ポンプ2が作
動しており、排出口9より循環水が排出され真空容器が
真空に引かれているとき、ゴム管21の先端21aはタ
ンク1の水面Aより下に位置しており、水流による騒音
と空気の巻き込みが防止される(図7(a)参照)。ポ
ンプ2が停止すると真空容器内に向かって負圧がかかる
(矢印G)。この負圧によって循環水を吸い上げるより
も先にゴム管21が密着し(図7(b)参照)、ゴム管
21自体を吸い上げ(図7(c)参照)、最終的に円筒
物23内でゴム管21が反転し(図7(d)参照)、反
転したゴム管21を通って空気が真空容器内に吸引され
る。
【0039】さらに、図8および図9に基づいて伸縮自
在のダクトを用いた逆流防止機構25、30を説明す
る。
【0040】図8は蛇腹形状を呈してなる伸縮自在のダ
クトからなる逆転防止機構25の構成および動作の説明
図である。この逆流防止機構25は、コイルスプリング
などのバネ部材に、合成樹脂や耐水性を有する布などを
張り付けて管状にしたもの、または、合成樹脂自身の弾
性を利用した蛇腹形状のものなどからなり、自然状態で
は図8(b)のように先端25aがタンク1の水面Aよ
り上に位置し、ポンプ作動時には図8(a)のように水
流の圧力によって先端が水中に没するものである。つま
り、ポンプ2を停止させると自身の復元力により自然状
態に復帰し、水面上に現出する排出口の先端25aより
空気が吸引される。したがって、水流の圧力を受けやす
いように内面に水流の方向に対して垂直に広がる受圧部
25bを、先端25a部付近などに有しているのが好ま
しい。
【0041】図9は2枚のプレート26、27と管28
と弾性体29とからなる伸縮自在のダクトより構成した
逆流防止機構30の構成および動作の説明図である。こ
の逆流防止機構30においても、自然状態では図9
(b)のように先端30aがタンク1の水面Aより上に
位置し、ポンプ作動時には図9(a)のように水流の圧
力によって先端30aが水中に没する。そして、ポンプ
2を停止させると弾性体29の復元力により自然状態に
復帰し、水面上に現出する排出口の先端30aより空気
が吸引される。この逆流防止機構30の管28は、2枚
のプレート26、27の孔26aおよび27aを連結
し、図9(b)のように折り畳み可能な材質よりなる。
したがって、復元力をもたない蛇腹形状を有する樹脂材
料などで作製するのが好ましい。また、この管28の内
径Hはプレートの孔26aおよび27a(とくに27
a)よりも大きいことが好ましい。細くなった部分28
aで水流の圧力を受けやすくするためである。
【0042】弾性体29は、自然状態において図9
(b)のように、先端側のプレート27を水面上に引き
上げる役目を担う。そこで図9のように、コイルスプリ
ングのようなバネ部材であることが好ましいが、合成ゴ
ム、天然ゴムなど常温で弾性を有するもの、および磁力
やガスクッション(ピストンのようなものに空気を密閉
しておき空気圧により復元するもの)などを用いること
も可能である。また、プレート26、27間が等間隔に
なるように水流を中心に周方向等間隔に2以上設けるの
が好ましい。
【0043】以上、図8および図9のような構成によっ
ても、ポンプ作動時には循環水が水中に排出されるため
騒音がなく静かであるとともに、空気の巻き込みがなく
アスピレータ6の性能を低下させることがない。また、
ポンプ停止時には、排出口が水面上に位置するため、こ
こより空気が真空容器内に吸引されるので循環水の逆流
が起こらない。
【0044】次に、図10に基づいて排出口32を水面
下に設け、水路5にバイパス管31を設けてなる真空吸
引装置38を説明する。
【0045】バイパス管31は、アスピレータ6の上流
側からタンク1の上方に向かって延設されており、その
先端の開口部33はタンク1の上方で循環水の水面より
上に配設される。そしてその内部には弁34が設けられ
る。
【0046】図11に示されるように、バイパス管31
の内部に設けられる弁34は、図面において右方向にの
み開口可能である。つまり、図11(a)のように、ポ
ンプ2が作動しているときは弁34が水流の圧力によっ
て閉じており、水面下に設けられた排出口32より循環
水が水中に排出される。また、図11(b)に示される
ように、ポンプ2が停止すると真空容器35内が負圧に
引かれているため水路5内も負圧になり、弁34が開口
して開口部33から空気を吸引し、アスピレータ6の上
方を通じて真空容器35内に空気を吸引する。したがっ
て排出口32から循環水が侵入するおそれはない。
【0047】なお、ポンプ2の作動開始時には弁34に
かかる水圧が充分でないため、弁34の閉口が不充分と
なり循環水がバイパス管31を通るおそれがある。そこ
で、バイパス管31の先端の開口部33は、タンク1の
上部に導かれていることが好ましいのであるが、大気に
対して開放していればタンク1外に導くようにしてあっ
てもよい。
【0048】また、弁34としては、図12に示される
ように、弁プレート36を円環状の台座37に開閉可能
に支持したもののほか、図14に示されるような構造の
従来のワンウェイ機構などが採用可能である。さらに、
モータ4のON、OFFと連動して、ONのとき閉じ、
OFFのとき開くようにしてもよい。
【0049】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明の真空吸引
装置は、ポンプの作動によって真空容器内が真空に引か
れるとともに真空状態を保ち、ポンプの停止とともに真
空容器内が大気圧に戻るものである。したがって、ポン
プを駆動するモータのスイッチのON、OFFのみで真
空容器内を真空に引いたり大気圧に戻したりできるの
で、操作が簡単であり、また、システムが簡素化され
る。
【0050】逆流防止機構はポンプ作動中には循環水を
水中に排出し、ポンプを停止させると空気を真空容器内
に導くものである。したがって、排出された水が水面で
音を立てるおそれがなく静かであり、空気を循環水の中
に巻き込むおそれもないので泡が発生せずアスピレータ
の吸引力を低下させることがない。また、ポンプを停止
させたときに真空容器の負圧により循環水が逆流を起こ
すことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の真空吸引装置の一実施例を示す斜視図
である。
【図2】図1の真空吸引装置の逆流防止機構の一部切欠
斜視図である。
【図3】図2の逆流防止機構の動作を説明する断面図で
ある。
【図4】図1の真空吸引装置の動作の説明図である。
【図5】本発明の真空吸引装置の他の実施例を示す斜視
図である。
【図6】図5の真空吸引装置の逆流防止機構の組立前斜
視図である。
【図7】図6の逆流防止機構の動作の説明図である。
【図8】本発明の真空吸引装置における逆流防止機構の
さらに他の実施例の構成および動作説明図である。
【図9】本発明の真空吸引装置における逆流防止機構の
またさらに他の実施例の構成および動作図である。
【図10】本発明の真空吸引装置のさらに他の実施例を
示す斜視図である。
【図11】図10の真空吸引装置の動作の説明図であ
る。
【図12】図11に示される弁の斜視図である。
【図13】従来の真空吸引装置の説明図である。
【図14】図13のワンウェイ機構の断面説明図であ
る。
【図15】従来の真空吸引装置の簡素化にあたり発生す
る問題点の説明図である。
【図16】従来の真空吸引装置の簡素化にあたり発生す
る問題点の説明図である。
【符号の説明】
1 タンク 2 ポンプ 5 水路 6 アスピレータ 8 バッファ(中空体) 9 排出口 10、20、38 真空吸引装置 11 小孔 12 排出窓 13 波立ち防止板 21 ゴム管 22、25、30 逆流防止機構 26、27 プレート 28 管 29 弾性体 31 バイパス管 32 排出口 34 弁 35 真空容器
フロントページの続き (72)発明者 金井 邦夫 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内 (72)発明者 榑松 雅行 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 循環水を溜めるためのタンクと、その吸
    引口側に設けられたポンプによって前記循環水を循環せ
    しめる水路と、該水路上に設けられるアスピレータと、
    前記ポンプが停止したときに前記アスピレータに連結さ
    れる真空容器内へ循環水が逆流することを防ぎ、外気を
    前記アスピレータより前記真空容器内へ導入する逆流防
    止機構とからなることを特徴とする真空吸引装置。
  2. 【請求項2】 前記水路の排出口が前記タンク内の循環
    水の水面より上に配設されており、前記逆流防止機構
    が、前記排出口に設けられており、ポンプ作動時には循
    環水を水中に排出し、ポンプ停止時には前記排出口から
    前記真空容器内へ空気を吸引するよう構成されてなる請
    求項1記載の真空吸引装置。
  3. 【請求項3】 前記逆流防止機構が、前記排出口を内包
    するとともに、水面下に没する位置に前記排出口より流
    出する水量より少ない水量しか排出しえない大きさの小
    孔を有し、かつ水面上に露出する位置に排出窓を有する
    中空体である請求項2記載の真空吸引装置。
  4. 【請求項4】 前記逆流防止機構が、その外側側面に、
    前記タンク内の循環水の水面に沿って延設される波立ち
    防止板を有してなる請求項3記載の真空吸引装置。
  5. 【請求項5】 前記逆流防止機構が、ポンプ作動時には
    先端が水面下に達し、ポンプ停止時には真空容器の負圧
    によって前記排出口内に吸引されて反転するゴム管より
    なる請求項2記載の真空吸引装置。
  6. 【請求項6】 前記逆流防止機構が、その先端をポンプ
    作動時には流水の水圧によって水面下に進出させ、ポン
    プ停止時には自身の復元力によって水面上に後退させう
    る伸縮自在のダクトである請求項2記載の真空吸引装
    置。
  7. 【請求項7】 前記ダクトが蛇腹形状を呈してなる請求
    項6記載の真空吸引装置。
  8. 【請求項8】 前記ダクトが略中央に孔が穿設された2
    枚のプレートと、該プレートの孔と孔を連結する伸縮自
    在の管と、当該プレートのあいだに取り付けられる弾性
    体とからなる請求項6記載の真空吸引装置。
  9. 【請求項9】 前記水路の排出口が前記タンク内の循環
    水の水面よりも下に設けられており、前記逆流防止機構
    が、前記アスピレータの上流側からタンク内の水面上に
    通じるバイパス管と、該バイパス管の内部に設けられ前
    記アスピレータ方向にのみ空気を通す弁とからなる請求
    項1記載の真空吸引装置。
  10. 【請求項10】 前記弁がポンプと連動して開閉する請
    求項9記載の真空吸引装置。
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