JPH07226178A - 回転陽極型x線管 - Google Patents
回転陽極型x線管Info
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- JPH07226178A JPH07226178A JP1566094A JP1566094A JPH07226178A JP H07226178 A JPH07226178 A JP H07226178A JP 1566094 A JP1566094 A JP 1566094A JP 1566094 A JP1566094 A JP 1566094A JP H07226178 A JPH07226178 A JP H07226178A
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Abstract
なく軸受部分の温度上昇を抑えて、長期に亘り安定した
回転特性を維持できる回転陽極型X線管を提供すること
を目的とする。 【構成】 この発明は、回転体の支持用シャフト側肩部
12aが陽極ブロック11の内側空間に入り込まされて
おり、且つ陽極ブロック及び回転体の支持用シャフト側
肩部の相互対向面の少なくとも一方の表面29,30の
熱輻射率が0.3以下になっている回転陽極型X線管で
ある。
Description
係わり、とくにその陽極ブロック及びそれを支える回転
構造体の改良に関する。
盤状の陽極ブロックを相互間に軸受を有する回転体およ
び固定体で支え、真空容器外に配置した電磁コイルを付
勢し高速回転させながら陰極から電子ビームを放出して
回転陽極ターゲット面に当ててX線を放出させる。軸受
は、玉軸受や、軸受面にらせん溝を形成するとともにガ
リウム(Ga)、又はガリウム−インジウム−錫(Ga
−In−Sn)合金のような液体金属を潤滑剤として用
いた動圧すべり軸受で構成される。後者の動圧すべり軸
受を用いた例は、たとえば特公昭60−21463号、
特開昭60−97536号、特開昭60−117531
号、特開昭61−2914号、あるいは特開昭60−2
87555号の各公報に開示されている。
クを支える回転体は、通常、電気伝導度の高い銅からな
る外側円筒を有するロータと、これに一体的に接合され
た陽極ブロック支持用シャフトを備えた構成になってい
る。このロータに、管外のステータから回転磁界を作用
させ、誘導電動機の原理で高速回転させるものである。
玉軸受の場合はもちろん、動圧すべり軸受の場合も、軸
受部分が動作中に過度に温度上昇すると、種々の不都合
な現象が発生する。すなわち、玉軸受の場合は、ボール
とその支持リングとの間の隙間が変化して、騒音が発生
したり或いは回転性能が低下する。これを防止する目的
で、回転体の内面と固定体の外面に熱輻射率の高い被膜
を形成して温度差を低くすることが、例えば特開昭56
−134460号公報に開示されている。
潤滑剤が活性であると、軸受構成材料と反応を起こして
軸受の間隙が徐々に変わって回転特性が劣化してしまう
おそれがある。また、軸受間隙が変化して動圧が変化
し、安定な軸受動作が得られなくなる。この不都合を解
消するため、冷媒を軸受内部に送り込んで軸受部を強制
冷却する構造も知られている。しかしながら、このよう
なX線管では、冷媒循環装置を付加する必要があり、装
置が非常に複雑化してしまう。また、軸受部の温度上昇
を抑制するために、発熱体である陽極ブロックと回転体
とを遠ざけることも有効であるが、そのようにすると、
X線管の全長が長大化してしまう不都合がある。
るものであり、X線管の全長を長大化することなく軸受
部分の温度上昇を抑えて、長期に亘り安定した回転特性
を維持できる回転陽極型X線管を提供することを目的と
する。
持用シャフト側肩部が陽極ブロックの内側空間に入り込
まされており、且つ陽極ブロック及び回転体の支持用シ
ャフト側肩部の相互対向面の少なくとも一方の表面の熱
輻射率が0.3以下である回転陽極型X線管である。
く、主たる熱発生源である陽極ブロックから回転体への
熱輻射が抑制され、軸受の温度上昇が抑制される。した
がって、軸受の劣化が防止される。
なお、同一部分は同一符号であらわす。図1乃至図3に
示す実施例は、次の構成を有する。すなわち、円盤状の
陽極ブロック11は、円筒状回転体12の一端に突設さ
れた陽極ブロック支持用シャフト13の先端部13a
に、ピン14a及び固定ねじ14bにより結合されてい
る。支持用シャフト13は、モリブデンのような高融点
金属からなり、熱伝導を低減するため、中央部がくりぬ
かれている。円筒状回転体12の内側には、固定体15
が挿入されており、回転体の下端部にはリング状フラン
ジ16が固定されている。固定体15の下端部は真空容
器17のガラス製円筒部17aに気密接合されている。
真空容器17は、ガラス製円筒部17aとの連結部のコ
ロナリング17bを有し陽極ブロックを包囲する金属製
の径大部17c、及びその一部に形成されたX線放射窓
17dを有している。なお、真空容器の金属製径大部1
7cの内外面には、熱輻射率が0.6以上の図示しない
黒色被膜が付着され、陽極ブロックからの輻射熱を管外
に良好に放散するようになっている。
が設けられている。円筒状回転体12と固定体15との
嵌合部分には、前述の各公報に示されるような各2組の
動圧式のラジアルすべり軸受19、及びスラストすべり
軸受20が設けられている。回転軸方向に互いに離して
設けられている2つのラジアルすべり軸受19は、固定
体外周面に形成された2組のヘリンボンパターンらせん
溝19a,19bを有している。また、2つのスラスト
すべり軸受20の一方は、固定体端面15aに形成され
た図2に示すようなサークル状のヘリンボンパターンら
せん溝20aを有している。他方のスラストすべり軸受
20は、固定体の下部段差面が接するリング状フランジ
16の上面に形成された図3に示すようなサークル状の
ヘリンボンパターンらせん溝20bを有している。これ
ららせん溝が形成された面と接する各対向すべり軸受面
は、単なる平滑な面でもよく、あるいは必要に応じてら
せん溝を形成したものでもよい。回転体および固定体の
両軸受面は、動作中におよそ20μmの軸受間隙を保つ
ようになっている。
ってくりぬかれた潤滑剤収容室21、及び中間部に形成
された潤滑剤通路22が形成されている。また、回転体
12は、シャフト13、このシャフトが固定された鉄合
金製の中間円筒23、その図示下端部に溶接された内側
円筒24、及び銅製の外側円筒25を有している。内面
が軸受面となる内側円筒24と、その外周に同軸的に嵌
合された中間円筒23との間には、半径方向の幅寸法が
0.1〜1mmの範囲の断熱間隙26が設けられてい
る。中間円筒23は、シャフト13から内側円筒24へ
の熱伝導を少なくするため、0〜500℃の範囲におい
て、0.1(cal/cm・sec・℃)以下、より好
ましくは0.08(cal/cm・sec・℃)以下の
材料で構成されている。具体的には、、鉄・ニッケルを
主体とする合金、鉄・ニッケル・コバルトを主体とする
合金、鉄・クロムを主体とする合金、鉄・クロム・ニッ
ケルを主体とする合金、或いは、鉄・クロム・炭素・モ
リブデン又はタングステンを主体とする工具鋼の中から
選択された材料を使用し得る。
軸受間隙には、少なくとも動作中に液状となるガリウム
−インジウム−錫合金のような液体金属潤滑剤(図示せ
ず)が供給される。
占める母材がモリブデンのような高融点金属からなり、
これは体積の大きいリング状蓄熱部27を構成してい
る。そして、リング状蓄熱部27の陰極対向面には、タ
ングステン又はその合金からなるX線放射ターゲット層
28が被覆されている。さらに、リング状蓄熱部27の
中央透孔で構成される空間Sには、円筒状回転体12の
支持用シャフト側肩部12aが入り込まされており、そ
れによって管軸方向の長さを低減している。回転体肩部
12aに一体結合されている支持用シャフト13は、空
間Sを通り、その先端部13aが陽極ブロックを貫通さ
せられ、前述のようにピン14a及び固定ねじ14bに
より一体結合されている。
7の内周面29は、熱輻射率が0.3以下である低熱輻
射面となっている。また、この蓄熱部の中央透孔で構成
される空間Sに入り込んでいる回転体肩部12a及び支
持用シャフト13の外表面30は、同じく熱輻射率が
0.3以下である低熱輻射面となっている。これら低熱
輻射面29,30は、素材そのものの露出面を鏡面に研
磨した面で構成してもよく、或いはニッケル、金、銀、
白金、酸化アルミニウムのような0.3以下の熱輻射率
を示す被膜であってもよい。なお、蓄熱部27の真空容
器径大部17bに対向する外周面には、熱輻射率が0.
6以上の黒色被膜31が付着されている。
の回転体12に対応する位置に配置した電磁コイルをも
つステータ32に駆動電圧を供給して回転磁界を生じさ
せ、陽極ブロック11を高速回転させる。そして、陰極
構体18から電子ビームを放出させ、これを陽極ブロッ
クのターゲット層28に射突させてX線を発生させる。
陽極ブロックに生じた熱は、その多くが輻射で真空容器
径大部に放散されるとともに、その一部は回転体を経て
軸受部分に達することは避けられない。しかし、支持用
シャフトは薄肉円筒であるため熱伝導性が低く、また、
比較的大きな面積で対向し合う陽極ブロックと回転体と
には、低熱輻射被膜が付着されているので熱伝達は抑制
される。したがって、軸受部分の温度上昇は確実に抑制
される。
央孔及び回転体の対向面の両方を低熱輻射面としたもの
であるが、いずれか一方の面を低熱輻射面としてもよ
い、なお、これらの構成母材であるモリブデンや、鉄又
は鉄合金、銅を鏡面仕上げすることによって、0.2前
後の熱輻射率にすることが可能であり、それによれば被
膜形成等の繁雑さを省くことができ、好ましい。
円板32の裏面にグラファイト製の蓄熱部27を接合し
たものの場合である。このグラファイト製蓄熱部27の
内周面面に、前述のような材料からなる低熱輻射被膜2
9を付着してある。この低熱輻射被膜29は、グラファ
イトへの付着性にすぐれている材料、例えばレニウムを
好ましくは鏡面状に付着させる。グラファイトは、それ
自身が0.85程度の高い熱輻射率を有するので、真空
容器径大部17cに対向する外周面に黒色被膜を付着さ
せることは省略できる。なお、軸受は、動圧すべり軸受
に限らず、玉軸受、あるいはそれらの組合わせたもので
あってもよい。
X線管の全長を長大化することなく、熱発生源である陽
極ブロックから回転体への熱輻射が抑制でき、軸受の温
度上昇が抑制される。したがって、軸受の性能の劣化を
防止することができる。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 円盤状陽極ブロックと、この陽極ブロッ
クの中心部に結合された支持用シャフトと、この支持用
シャフトが結合された円筒状の回転体と、この回転体の
内側に嵌合され該回転体を回転可能に保持する固定体
と、前記回転体および固定体の間に設けられた軸受とを
具備する回転陽極型X線管において、 上記回転体の支持用シャフト側肩部が上記陽極ブロック
の内側空間に入り込まされており、且つ上記陽極ブロッ
ク及び回転体の支持用シャフト側肩部の相互対向面の少
なくとも一方の表面は、熱輻射率が0.3以下であるこ
とを特徴とする回転陽極型X線管。 - 【請求項2】 陽極ブロックは、モリブデン又はモリブ
デンを主体とする合金を母材とし、その陰極に対向する
表面に重金属層が形成され、且つ該陽極ブロックの外周
面に黒色層が形成されるとともに、回転体の支持用シャ
フト側肩部に対向する領域はモリブデン母材の研磨面が
露出され又は低熱輻射被膜が付着されてなる請求項1記
載の回転陽極型X線管。 - 【請求項3】 軸受は、多数のらせん溝を有し液体金属
潤滑剤で潤滑された動圧すべり軸受である請求項1記載
の回転陽極型X線管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1566094A JP2930280B2 (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | 回転陽極型x線管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1566094A JP2930280B2 (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | 回転陽極型x線管 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07226178A true JPH07226178A (ja) | 1995-08-22 |
| JP2930280B2 JP2930280B2 (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=11894902
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1566094A Expired - Lifetime JP2930280B2 (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | 回転陽極型x線管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2930280B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011033512A (ja) * | 2009-08-04 | 2011-02-17 | Mitsubishi Electric Corp | 中性子発生源用ターゲット |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3119943U (ja) | 2005-12-26 | 2006-03-16 | 株式会社武蔵野 | 温度調節服 |
-
1994
- 1994-02-10 JP JP1566094A patent/JP2930280B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011033512A (ja) * | 2009-08-04 | 2011-02-17 | Mitsubishi Electric Corp | 中性子発生源用ターゲット |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2930280B2 (ja) | 1999-08-03 |
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