JPH07226526A - 太陽電池の製造方法 - Google Patents
太陽電池の製造方法Info
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- JPH07226526A JPH07226526A JP6016303A JP1630394A JPH07226526A JP H07226526 A JPH07226526 A JP H07226526A JP 6016303 A JP6016303 A JP 6016303A JP 1630394 A JP1630394 A JP 1630394A JP H07226526 A JPH07226526 A JP H07226526A
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- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 II−VI族化合物半導体を用いた太陽電池
の製造バラツキを低減し、かつ、変換効率を向上するこ
とのできる製造方法を提供することである。 【構成】 一の導電型のII−VI族化合物半導体から
なる第1層を形成する工程と、前記第2層上に他の導電
型のII−VI族化合物半導体第2層を形成する工程
と、前記第2層と同一導電型のII−VI族化合物半導
体からなる第3層を化学的析出により前記第2層上に形
成する工程と、前記第3層上に電極を形成する工程を有
してある。
の製造バラツキを低減し、かつ、変換効率を向上するこ
とのできる製造方法を提供することである。 【構成】 一の導電型のII−VI族化合物半導体から
なる第1層を形成する工程と、前記第2層上に他の導電
型のII−VI族化合物半導体第2層を形成する工程
と、前記第2層と同一導電型のII−VI族化合物半導
体からなる第3層を化学的析出により前記第2層上に形
成する工程と、前記第3層上に電極を形成する工程を有
してある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、II−VI族化合物半
導体を用いた太陽電池の製造方法に関し、特にCdS
(硫化カドミウム)やCdTe(テルル化カドミウム)
を用いて、高い光電変換効率を得ることができ、さら
に、上記太陽電池の大面積化に際しても高い光電変換効
率を維持することができる太陽電池の製造方法に関す
る。
導体を用いた太陽電池の製造方法に関し、特にCdS
(硫化カドミウム)やCdTe(テルル化カドミウム)
を用いて、高い光電変換効率を得ることができ、さら
に、上記太陽電池の大面積化に際しても高い光電変換効
率を維持することができる太陽電池の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】太陽電池とは、その表面に照射される光
のエネルギ−の一部を電気エネルギ−に変換する機能を
有する光電変換素子である。上記太陽電池の中でも従来
から、製造コストが比較的低く、光電変換効率が比較的
良好であるCdSやCdTe等のII−VI族化合物半
導体を用いた太陽電池(以下、CdS/CdTe太陽電
池という)は有用である。従って、上記CdS/CdT
e太陽電池の製造方法についての様々な研究がされてい
る。
のエネルギ−の一部を電気エネルギ−に変換する機能を
有する光電変換素子である。上記太陽電池の中でも従来
から、製造コストが比較的低く、光電変換効率が比較的
良好であるCdSやCdTe等のII−VI族化合物半
導体を用いた太陽電池(以下、CdS/CdTe太陽電
池という)は有用である。従って、上記CdS/CdT
e太陽電池の製造方法についての様々な研究がされてい
る。
【0003】以下、図面を参照しながら従来の太陽電池
について説明する。
について説明する。
【0004】図2は従来のCdS/CdTe太陽電池の
断面図を拡大して示したものである。
断面図を拡大して示したものである。
【0005】上記CdS/CdTe太陽電池は、n型の
CdS膜5と、上記CdS膜5の下部に形成されたp型
のCdTe多結晶膜7とを備えており、ガラス基板1側
から入射された光は、透明導電(酸化インジウムスズ)
膜3を通じて上記CdS膜5を照射する。この場合、上
記CdS膜5とCdTe多結晶膜7との接合部付近に着
目すると、該接合部付近に生じた電子及び正孔は接合部
障壁の電位勾配によって電子はn型部分に、正孔はp型
部分に移動する。すると、上記CdS膜5を負に、ま
た、上記CdTe多結晶膜7を正に帯電させる。そのた
め、上記透明導電膜3及び上記CdTe多結晶膜7下に
形成された各々のIn電極13の間に開放電圧を生じる
ことになる。
CdS膜5と、上記CdS膜5の下部に形成されたp型
のCdTe多結晶膜7とを備えており、ガラス基板1側
から入射された光は、透明導電(酸化インジウムスズ)
膜3を通じて上記CdS膜5を照射する。この場合、上
記CdS膜5とCdTe多結晶膜7との接合部付近に着
目すると、該接合部付近に生じた電子及び正孔は接合部
障壁の電位勾配によって電子はn型部分に、正孔はp型
部分に移動する。すると、上記CdS膜5を負に、ま
た、上記CdTe多結晶膜7を正に帯電させる。そのた
め、上記透明導電膜3及び上記CdTe多結晶膜7下に
形成された各々のIn電極13の間に開放電圧を生じる
ことになる。
【0006】次に、上記CdS/CdTe太陽電池の製
造方法について説明する。説明に際し、上記CdS/C
dTe太陽電池の製造過程は図2において上の層から下
の層へ形成していくことになる。まず、ガラス基板1
に、透明導電膜3、CdS膜5、CdTe多結晶膜7の
順番にて形成する。上記CdS膜5及び上記CdTe多
結晶膜7の形成方法としては、真空蒸着法や、粉末結晶
をスクリ−ン印刷により形成するスクリ−ン印刷法や、
CdやTeを含む化合物を吹き付けて熱分解するスプレ
−法等がある。
造方法について説明する。説明に際し、上記CdS/C
dTe太陽電池の製造過程は図2において上の層から下
の層へ形成していくことになる。まず、ガラス基板1
に、透明導電膜3、CdS膜5、CdTe多結晶膜7の
順番にて形成する。上記CdS膜5及び上記CdTe多
結晶膜7の形成方法としては、真空蒸着法や、粉末結晶
をスクリ−ン印刷により形成するスクリ−ン印刷法や、
CdやTeを含む化合物を吹き付けて熱分解するスプレ
−法等がある。
【0007】次に、上記CdS膜5及び上記CdTe多
結晶膜7をアニ−ルし、その後上記CdTe多結晶膜7
にCu/Au電極11を形成し、該Cu/Au電極11
及び上記透明導電膜3にIn電極13を形成する。上記
アニ−ルにより、結晶の大粒径化、即ち、多結晶膜の形
成を行うことで、結晶性が良好となり、変換効率を向上
させることができる。
結晶膜7をアニ−ルし、その後上記CdTe多結晶膜7
にCu/Au電極11を形成し、該Cu/Au電極11
及び上記透明導電膜3にIn電極13を形成する。上記
アニ−ルにより、結晶の大粒径化、即ち、多結晶膜の形
成を行うことで、結晶性が良好となり、変換効率を向上
させることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
製造方法によるCdS/CdTe太陽電池では、アニ−
ルの際のCdTe多結晶膜7の大粒径化により、CdS
膜5と上記CdTe多結晶膜7の接合面に隙間を生じて
しまい、接合特性が劣化し、開放電圧の低下を引き起こ
していた。更に、上記CdTe多結晶膜7の剥離や、ピ
ンホール(図2内符号15)と呼ばれる孔を生じる場合
があった。そのため、上記CdS膜5が露出してしまう
ことになり、上記CdTe多結晶膜7に上記Cu/Au
電極11を形成すると、上記Cu/Au電極11が上記
CdS膜5と短絡してしまい、特に、上記CdS膜5と
上記CdTe多結晶膜7との接合面が大面積(100
[cm2] 以上)となると、上記ピンホールの総合計も増え
るため、特に光電変換効率の低下をも招いていた。
製造方法によるCdS/CdTe太陽電池では、アニ−
ルの際のCdTe多結晶膜7の大粒径化により、CdS
膜5と上記CdTe多結晶膜7の接合面に隙間を生じて
しまい、接合特性が劣化し、開放電圧の低下を引き起こ
していた。更に、上記CdTe多結晶膜7の剥離や、ピ
ンホール(図2内符号15)と呼ばれる孔を生じる場合
があった。そのため、上記CdS膜5が露出してしまう
ことになり、上記CdTe多結晶膜7に上記Cu/Au
電極11を形成すると、上記Cu/Au電極11が上記
CdS膜5と短絡してしまい、特に、上記CdS膜5と
上記CdTe多結晶膜7との接合面が大面積(100
[cm2] 以上)となると、上記ピンホールの総合計も増え
るため、特に光電変換効率の低下をも招いていた。
【0009】本発明は上記事情に鑑みて成されたもので
あり、その目的とするところは、CdS/CdTeなど
のII−VI族化合物半導体を用いた太陽電池の変換効
率の製造工程によるバラツキを低減し、かつ、高い上記
変換効率が得られ、さらに大面積においても高い変換効
率を維持することができる太陽電池の製造方法を提供す
ることである。
あり、その目的とするところは、CdS/CdTeなど
のII−VI族化合物半導体を用いた太陽電池の変換効
率の製造工程によるバラツキを低減し、かつ、高い上記
変換効率が得られ、さらに大面積においても高い変換効
率を維持することができる太陽電池の製造方法を提供す
ることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の特徴は、一の導電型のII−VI族化合物
半導体からなる第1層を形成する工程と、前記第1層上
に他の導電型のII−VI族化合物半導体からなる第2
層を形成する工程と、前記第2層と同一導電型のII−
VI族化合物半導体からなる第3層を化学的析出により
前記第2層上に形成する工程と、前記第3層上に電極を
形成する工程を有するようにしたことである。
めの本発明の特徴は、一の導電型のII−VI族化合物
半導体からなる第1層を形成する工程と、前記第1層上
に他の導電型のII−VI族化合物半導体からなる第2
層を形成する工程と、前記第2層と同一導電型のII−
VI族化合物半導体からなる第3層を化学的析出により
前記第2層上に形成する工程と、前記第3層上に電極を
形成する工程を有するようにしたことである。
【0011】上記第1層としてはn型のII−VI族化
合物からなる半導体が好ましく、特に、製造コストが比
較的低く、太陽光の光電変換効率が比較的高いという点
で、CdS(硫化カドニウム)が好ましい。また、上記
第2層、及び第3層としては共に同一の導電型を有して
いれば足り、中でもp型のII−VI族化合物からなる
半導体が好ましく、特に、製造コストが比較的低く、太
陽光の光電変換効率が比較的高い点で、CdTe(テル
ル化カドニウム)が好ましい。
合物からなる半導体が好ましく、特に、製造コストが比
較的低く、太陽光の光電変換効率が比較的高いという点
で、CdS(硫化カドニウム)が好ましい。また、上記
第2層、及び第3層としては共に同一の導電型を有して
いれば足り、中でもp型のII−VI族化合物からなる
半導体が好ましく、特に、製造コストが比較的低く、太
陽光の光電変換効率が比較的高い点で、CdTe(テル
ル化カドニウム)が好ましい。
【0012】また、好ましくは上記第1層を光入射面と
する。これは、上記第1層、即ち、CdS半導体を光入
射面とすることにより、バンドギャップを合わせること
で光電変換効率をより向上させることができるためであ
る。従って、予め透明導電膜(例えば、ITO膜)を形
成した上に第1層、即ち、CdS半導体を形成すること
が好ましい。
する。これは、上記第1層、即ち、CdS半導体を光入
射面とすることにより、バンドギャップを合わせること
で光電変換効率をより向上させることができるためであ
る。従って、予め透明導電膜(例えば、ITO膜)を形
成した上に第1層、即ち、CdS半導体を形成すること
が好ましい。
【0013】また、上記第1層(及び第2層)の形成方
法としては真空蒸着法,スパッタリング法などのPVD
法が好ましく、上記PVD法の中でも、真空蒸着法によ
る形成方法が膜の厚さを精度良く比較的容易に制御する
ことができるという点で好ましく、特に上記第2層がC
dTeであり積層方法として真空蒸着方法又は結晶粒子
を塗布する方法は生産性の向上という点で好ましい。
法としては真空蒸着法,スパッタリング法などのPVD
法が好ましく、上記PVD法の中でも、真空蒸着法によ
る形成方法が膜の厚さを精度良く比較的容易に制御する
ことができるという点で好ましく、特に上記第2層がC
dTeであり積層方法として真空蒸着方法又は結晶粒子
を塗布する方法は生産性の向上という点で好ましい。
【0014】また、前記第3層を前記第2層の表面に形
成する工程として、液相中,気相中における化学的析出
方法を用いることができ、特に、上記第2層の被覆が均
一にすることができ、かつ、複雑な表面に被覆すること
ができるという点で、溶液中の化学反応による形成が好
ましい。
成する工程として、液相中,気相中における化学的析出
方法を用いることができ、特に、上記第2層の被覆が均
一にすることができ、かつ、複雑な表面に被覆すること
ができるという点で、溶液中の化学反応による形成が好
ましい。
【0015】また、上記第2層の厚さは、0.1 [μm]
から10[μm]が好ましく、特に、太陽光の光電変換効
率が優れるという点で、2 [μm]から5[μm]が好まし
い。
から10[μm]が好ましく、特に、太陽光の光電変換効
率が優れるという点で、2 [μm]から5[μm]が好まし
い。
【0016】また、上記第3層の厚さは上記熱処理によ
り生じるピンホール径と同程度(10[nm]から1 [μm]
程度)が、上記ピンホールにより生じる短絡を十分に防
ぐことができ、かつ、光電変換効率の低下の防止という
点で好ましい。
り生じるピンホール径と同程度(10[nm]から1 [μm]
程度)が、上記ピンホールにより生じる短絡を十分に防
ぐことができ、かつ、光電変換効率の低下の防止という
点で好ましい。
【0017】
【作用】上記構成によれば、第3層を形成することによ
り、上述したような第2層の熱処理によって生じるピン
ホール等の表面欠陥の部分や不均一性形状の部分を覆う
ことができる。従って、上記第1層と電極との短絡を回
避することができる。
り、上述したような第2層の熱処理によって生じるピン
ホール等の表面欠陥の部分や不均一性形状の部分を覆う
ことができる。従って、上記第1層と電極との短絡を回
避することができる。
【0018】また、第3層形成方法として、特に、溶液
中における化学的析出方法を用いた場合は、複雑に入り
組んだ第2層表面の隅々まで確実に、かつ、均一に第3
層を成長させることができるため、簡単な工程において
も変換効率の劣化を防止できるのである。
中における化学的析出方法を用いた場合は、複雑に入り
組んだ第2層表面の隅々まで確実に、かつ、均一に第3
層を成長させることができるため、簡単な工程において
も変換効率の劣化を防止できるのである。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0020】図1は本発明の一実施例である太陽電池の
製造方法により製作されたCdS/CdTe太陽電池の
概要構成の断面図を拡大して示したものである。
製造方法により製作されたCdS/CdTe太陽電池の
概要構成の断面図を拡大して示したものである。
【0021】上記CdS/CdTe太陽電池は、光の入
射面側に採置されたガラス基板1と、透明導電膜として
上記ガラス基板1下に形成されたITO膜3(スパッタ
リング法によるSnを含む酸化インジウム膜)と、該I
TO膜3下に形成されたCdS膜5と、上記CdS膜5
下に形成され、熱処理により多結晶膜化されたCdTe
多結晶膜7と、上記CdTe多結晶膜7下に化学析出方
法により形成されたCdTe膜9とを有し、CdTe膜
9下にCu/Au電極11が設けられている。更に、上
記CdS/CdTe太陽電池は、上記ITO膜3、及
び、Cu/Au電極11下にIn電極13がそれぞれ設
けられている。
射面側に採置されたガラス基板1と、透明導電膜として
上記ガラス基板1下に形成されたITO膜3(スパッタ
リング法によるSnを含む酸化インジウム膜)と、該I
TO膜3下に形成されたCdS膜5と、上記CdS膜5
下に形成され、熱処理により多結晶膜化されたCdTe
多結晶膜7と、上記CdTe多結晶膜7下に化学析出方
法により形成されたCdTe膜9とを有し、CdTe膜
9下にCu/Au電極11が設けられている。更に、上
記CdS/CdTe太陽電池は、上記ITO膜3、及
び、Cu/Au電極11下にIn電極13がそれぞれ設
けられている。
【0022】次に、本発明を実施したCdS/CdTe
太陽電池の動作について説明する。
太陽電池の動作について説明する。
【0023】動作については従来例と同様に、ガラス基
板1側から入射された光は、上記ITO膜3を通じて上
記CdS膜5を照射する。この場合、上記CdS膜5と
CdTe多結晶膜7との接合部付近に着目すると、該接
合部付近に生じた電子及び正孔は接合部障壁の電位勾配
によって電子はn型部分に、正孔はp型部分に移動す
る。すると、上記CdS膜5を負に、また、上記CdT
e多結晶膜7を正に帯電させるため、上記各々形成され
たIn電極13の間に電位差を生じることになる。
板1側から入射された光は、上記ITO膜3を通じて上
記CdS膜5を照射する。この場合、上記CdS膜5と
CdTe多結晶膜7との接合部付近に着目すると、該接
合部付近に生じた電子及び正孔は接合部障壁の電位勾配
によって電子はn型部分に、正孔はp型部分に移動す
る。すると、上記CdS膜5を負に、また、上記CdT
e多結晶膜7を正に帯電させるため、上記各々形成され
たIn電極13の間に電位差を生じることになる。
【0024】次に、本発明を実施したCdS/CdTe
太陽電池の製造工程について説明する。説明に際し、従
来例と同様に、図1において上の層から下の層へ形成し
ていくことになる。
太陽電池の製造工程について説明する。説明に際し、従
来例と同様に、図1において上の層から下の層へ形成し
ていくことになる。
【0025】まず、十分に洗浄した透明なガラス基板1
(好ましくはコーニング社製7059)に上記ITO膜
3を1 [μm]形成する。次に、上記ITO膜3上に第1
層としてn型のCdS膜5を真空蒸着方法により、厚さ
1 [μm](0.05 [μm]から10 [μm]でもよい)形
成する。また、上記CdS膜5は1 [μm]程度の粒子の
CdS結晶をスクリーン印刷法等を用いても形成するこ
ともできる。その後、上記CdS膜5をN2 雰囲気下
(非酸化性雰囲気でもよい)で、400℃(400℃か
ら550℃でもよい)の温度において、30分間の熱処
理(アニール)を行う。次に、第2層としてp型のCd
Te膜を真空蒸着方法により、厚さ3 [μm]〜4 [μm]
を形成する。その後、上記CdTe膜5を空気中で、4
00℃(380℃から450℃でもよい)の温度におい
て30分間の熱処理を行い、上記CdTe多結晶膜7を
形成する。CdTe多結晶膜7は上記熱処理により、5
0[nm]程度の径のピンホール等が生じる。
(好ましくはコーニング社製7059)に上記ITO膜
3を1 [μm]形成する。次に、上記ITO膜3上に第1
層としてn型のCdS膜5を真空蒸着方法により、厚さ
1 [μm](0.05 [μm]から10 [μm]でもよい)形
成する。また、上記CdS膜5は1 [μm]程度の粒子の
CdS結晶をスクリーン印刷法等を用いても形成するこ
ともできる。その後、上記CdS膜5をN2 雰囲気下
(非酸化性雰囲気でもよい)で、400℃(400℃か
ら550℃でもよい)の温度において、30分間の熱処
理(アニール)を行う。次に、第2層としてp型のCd
Te膜を真空蒸着方法により、厚さ3 [μm]〜4 [μm]
を形成する。その後、上記CdTe膜5を空気中で、4
00℃(380℃から450℃でもよい)の温度におい
て30分間の熱処理を行い、上記CdTe多結晶膜7を
形成する。CdTe多結晶膜7は上記熱処理により、5
0[nm]程度の径のピンホール等が生じる。
【0026】次に、第3層として上記CdTe多結晶膜
7と同一組成からなる化合物半導体であるCdTe膜9
を化学析出方法により析出させる。上記化学析出方法と
しては、0.5[mol] のCdCl2 水溶液と7.4[mo
l] のTEA(トリエチルアミン)水溶液と、13.4
[mol] のアンモニア水の混合液に、ヒドラジンとTeO
2 水溶液を加えた液中にて、90℃の温度において、6
0分間成長させることにより析出させる。これにより、
厚さ3000 [Å] の上記CdTe膜9を析出させるこ
とができる。
7と同一組成からなる化合物半導体であるCdTe膜9
を化学析出方法により析出させる。上記化学析出方法と
しては、0.5[mol] のCdCl2 水溶液と7.4[mo
l] のTEA(トリエチルアミン)水溶液と、13.4
[mol] のアンモニア水の混合液に、ヒドラジンとTeO
2 水溶液を加えた液中にて、90℃の温度において、6
0分間成長させることにより析出させる。これにより、
厚さ3000 [Å] の上記CdTe膜9を析出させるこ
とができる。
【0027】上記化学析出方法による水溶液中で上記第
3層である上記CdTe膜9を成長させるため、他の成
長方法に比べ安価であり、また、極めて低温で良質の結
晶を成長させることができ、さらに、熱処理により複雑
に入り組んだ上記第2層表面及び露出した上記第1層表
面に確実に成長させることができるという点で優れてい
る。
3層である上記CdTe膜9を成長させるため、他の成
長方法に比べ安価であり、また、極めて低温で良質の結
晶を成長させることができ、さらに、熱処理により複雑
に入り組んだ上記第2層表面及び露出した上記第1層表
面に確実に成長させることができるという点で優れてい
る。
【0028】最後にCu(100 [Å] (50 [Å] か
ら100 [Å] でもよい))とAu(2000 [Å] )
を積層したCu/Au電極11を形成し、その後、上記
電極を160℃から200℃の温度において30分から
60分間の熱処理を行い、その上にインジウムの金属膜
であるIn電極13を形成する。
ら100 [Å] でもよい))とAu(2000 [Å] )
を積層したCu/Au電極11を形成し、その後、上記
電極を160℃から200℃の温度において30分から
60分間の熱処理を行い、その上にインジウムの金属膜
であるIn電極13を形成する。
【0029】このように本実施例では、上記p型のCd
Te膜9を有しているため、ピンホールによる上記Cd
S膜5の露出を防止することができ、電気的特性の低下
を防止することができる。
Te膜9を有しているため、ピンホールによる上記Cd
S膜5の露出を防止することができ、電気的特性の低下
を防止することができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ピ
ンホール等の表面欠陥を生じた他の導電型のII−VI
族化合物半導体からなる第2層上に該第2層と同一導電
型の第3層を形成することで、該第2層の熱処理により
生じたピンホール等の表面欠陥による一の導電型のII
−VI族化合物半導体からなる第1層の露出を防止する
ことができるため、太陽電池全体としての電気的特性の
低下を防止することができる。また、太陽電池のp/n
接合面が大面積の場合においては更に大きい効果を得る
ことができる。
ンホール等の表面欠陥を生じた他の導電型のII−VI
族化合物半導体からなる第2層上に該第2層と同一導電
型の第3層を形成することで、該第2層の熱処理により
生じたピンホール等の表面欠陥による一の導電型のII
−VI族化合物半導体からなる第1層の露出を防止する
ことができるため、太陽電池全体としての電気的特性の
低下を防止することができる。また、太陽電池のp/n
接合面が大面積の場合においては更に大きい効果を得る
ことができる。
【0031】他方、上記第3層を化学析出方法により析
出させるため、他の成長方法に比べ安価であり、また、
極めて低温で良質の結晶を成長させることができ、更
に、上記第2層表面及び露出した上記第1層表面が複雑
に入り組んだ場合にも、確実に成長させることができ
る。
出させるため、他の成長方法に比べ安価であり、また、
極めて低温で良質の結晶を成長させることができ、更
に、上記第2層表面及び露出した上記第1層表面が複雑
に入り組んだ場合にも、確実に成長させることができ
る。
【図1】本発明を実施した太陽電池製造方法による太陽
電池の断面図の拡大したものである。
電池の断面図の拡大したものである。
【図2】従来の太陽電池製造方法による太陽電池の断面
図の拡大したものである。
図の拡大したものである。
1 ガラス基板 3 透明導電膜(ITO膜) 5 CdS膜 7 CdTe多結晶膜 9 CdTe膜 11 Cu/Au電極 13 In電極 15 ピンホール 17 粒界
Claims (1)
- 【請求項1】 一の導電型のII−VI族化合物半導体
からなる第1層を形成する工程と、前記第1層上に他の
導電型のII−VI族化合物半導体からなる第2層を形
成する工程と、 前記第2層と同一導電型のII−VI族化合物半導体か
らなる第3層を化学的析出により前記第2層上に形成す
る工程と、 前記第3層上に電極を形成する工程を有することを特徴
とする太陽電池の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6016303A JPH07226526A (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | 太陽電池の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6016303A JPH07226526A (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | 太陽電池の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07226526A true JPH07226526A (ja) | 1995-08-22 |
Family
ID=11912780
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6016303A Pending JPH07226526A (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | 太陽電池の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07226526A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997021252A1 (en) * | 1995-12-07 | 1997-06-12 | Japan Energy Corporation | Method of producing photoelectric conversion device |
-
1994
- 1994-02-10 JP JP6016303A patent/JPH07226526A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997021252A1 (en) * | 1995-12-07 | 1997-06-12 | Japan Energy Corporation | Method of producing photoelectric conversion device |
| US5916375A (en) * | 1995-12-07 | 1999-06-29 | Japan Energy Corporation | Method of producing photoelectric conversion device |
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