JPH07227182A - スピニングリール - Google Patents
スピニングリールInfo
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- JPH07227182A JPH07227182A JP2176494A JP2176494A JPH07227182A JP H07227182 A JPH07227182 A JP H07227182A JP 2176494 A JP2176494 A JP 2176494A JP 2176494 A JP2176494 A JP 2176494A JP H07227182 A JPH07227182 A JP H07227182A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 リヤドラグ型、フロントドラグ型に兼用でき
るリール本体を備えたスピニングリールを構成する。 【構成】 ロータ4の回転に連動して糸案内部を前後方
向に往復作動させる往復作動機構を備え、スプール軸1
1と同軸芯上のリール本体後面に開口部2Aを形成し、
この開口部2Aに対してスプール軸11の回転作動に制
動力を作用させるリヤドラグ機構Dを着脱自在に備え
る。
るリール本体を備えたスピニングリールを構成する。 【構成】 ロータ4の回転に連動して糸案内部を前後方
向に往復作動させる往復作動機構を備え、スプール軸1
1と同軸芯上のリール本体後面に開口部2Aを形成し、
この開口部2Aに対してスプール軸11の回転作動に制
動力を作用させるリヤドラグ機構Dを着脱自在に備え
る。
Description
【産業上の利用分野】本発明は、ハンドルからの駆動力
によるロータの回転時に、該ロータのアーム部に備えた
糸案内部からの釣り糸を、リール本体の前部位置のスプ
ールに巻付けるよう構成したスピニングリールに関し、
詳しくは、リール本体を改良する技術に関する。
によるロータの回転時に、該ロータのアーム部に備えた
糸案内部からの釣り糸を、リール本体の前部位置のスプ
ールに巻付けるよう構成したスピニングリールに関し、
詳しくは、リール本体を改良する技術に関する。
【従来の技術】上記のように構成されたスピニングリー
ルとして、実開平3‐99959号公報に示されるもの
が存在し、この従来例では、スプール軸と平行する姿勢
の螺軸と、この螺軸の螺旋溝に係入する係合片とで成る
機構(以下、往復作動機構と称する)をリール本体の外
部でスプール軸に近接する部位(ロータの内部位置)に
配置し、この往復作動機構からの駆動力をベールの両端
を支持する系、及び、糸案内部に伝えるよう構成してリ
ール本体の小型化を図っている。
ルとして、実開平3‐99959号公報に示されるもの
が存在し、この従来例では、スプール軸と平行する姿勢
の螺軸と、この螺軸の螺旋溝に係入する係合片とで成る
機構(以下、往復作動機構と称する)をリール本体の外
部でスプール軸に近接する部位(ロータの内部位置)に
配置し、この往復作動機構からの駆動力をベールの両端
を支持する系、及び、糸案内部に伝えるよう構成してリ
ール本体の小型化を図っている。
【発明が解決しようとする課題】上記した従来例のよう
にベールと一体的に糸案内部を往復作動させるもので
は、往復作動機構をリール本体に内蔵する必要性が無く
なり、リール本体の小型化が可能となる。しかも、スプ
ールを支持するスプール軸が往復作動しないので、この
スプール軸の作動空間をリール本体内部に形成せずに済
む。このためリール本体を一層小型化できるものとなっ
ている。このように小型化されたリール本体に、スプー
ル軸が後方に延びているのであるが、このスプール軸を
支持する形態には幾つか異なるものがある。従来のリー
ルであると、異なるスプール軸の支持形態を利用しよう
とすれば、異なる形状の後部を有するリール本体を製造
する必要があった。従って、支持形態に応じて別々の金
型を必要とするなどコストを高くするものとなってい
た。異なる支持形態の例を次に説明する。従来からスピ
ニングリールにはフロントドラグ型とリヤドラグ型とド
ラグ機構を備えない型のものが存在する。フロントドラ
グ型、あるいは、ドラグ機構を備えない型のものを製造
する際には、リール本体の後端に位置するスプール軸を
支持する部分は、このスプール軸を、単に固定した状態
でリール本体に支持するのみでよく。この場合、後部を
平滑に仕上げたリール本体を用いる。また、リヤドラグ
型を製造する際には後部にリヤドラグ機構を備えたリー
ル本体を用いている。本発明の目的は、リール本体の小
型化を図りながら、異なるスプール軸の支持形態を、一
つのリール本体に対して利用できるようなスピニングリ
ールを提供することにある。
にベールと一体的に糸案内部を往復作動させるもので
は、往復作動機構をリール本体に内蔵する必要性が無く
なり、リール本体の小型化が可能となる。しかも、スプ
ールを支持するスプール軸が往復作動しないので、この
スプール軸の作動空間をリール本体内部に形成せずに済
む。このためリール本体を一層小型化できるものとなっ
ている。このように小型化されたリール本体に、スプー
ル軸が後方に延びているのであるが、このスプール軸を
支持する形態には幾つか異なるものがある。従来のリー
ルであると、異なるスプール軸の支持形態を利用しよう
とすれば、異なる形状の後部を有するリール本体を製造
する必要があった。従って、支持形態に応じて別々の金
型を必要とするなどコストを高くするものとなってい
た。異なる支持形態の例を次に説明する。従来からスピ
ニングリールにはフロントドラグ型とリヤドラグ型とド
ラグ機構を備えない型のものが存在する。フロントドラ
グ型、あるいは、ドラグ機構を備えない型のものを製造
する際には、リール本体の後端に位置するスプール軸を
支持する部分は、このスプール軸を、単に固定した状態
でリール本体に支持するのみでよく。この場合、後部を
平滑に仕上げたリール本体を用いる。また、リヤドラグ
型を製造する際には後部にリヤドラグ機構を備えたリー
ル本体を用いている。本発明の目的は、リール本体の小
型化を図りながら、異なるスプール軸の支持形態を、一
つのリール本体に対して利用できるようなスピニングリ
ールを提供することにある。
【課題を解決するための手段】本発明の特徴(請求項
1)は、スピニングリールであって、リール本体とこの
リール本体の前部に位置し、釣糸を巻き取るスプール、
前記スプールと連結し、前記スプールより前記リール本
体の後方に延びるスプール軸、前記リール本体と前記ス
プールの間に位置し、前記リール本体に対し回転可能の
ロータ、前記ロータに設けられ、実質的に前方に延びる
アーム部、このアーム部に設けられ、前記ロータの回転
に伴い、前記釣糸を前記スプールに巻き付ける糸巻案内
部、前記ロータの回転操作に連動して、前記糸巻案内部
を前後方向に往復させる往復作動機構、また前記スプー
ル軸の実質的に延長線上で、前記リール本体の後部に設
けられた開口部と、前記スプール軸の端部を前記開口部
の領域に支持する支持部、更に前記支持部を前記開口部
領域に取付ける取付手段を有する点にあり、その作用、
及び、効果は次の通りである。
1)は、スピニングリールであって、リール本体とこの
リール本体の前部に位置し、釣糸を巻き取るスプール、
前記スプールと連結し、前記スプールより前記リール本
体の後方に延びるスプール軸、前記リール本体と前記ス
プールの間に位置し、前記リール本体に対し回転可能の
ロータ、前記ロータに設けられ、実質的に前方に延びる
アーム部、このアーム部に設けられ、前記ロータの回転
に伴い、前記釣糸を前記スプールに巻き付ける糸巻案内
部、前記ロータの回転操作に連動して、前記糸巻案内部
を前後方向に往復させる往復作動機構、また前記スプー
ル軸の実質的に延長線上で、前記リール本体の後部に設
けられた開口部と、前記スプール軸の端部を前記開口部
の領域に支持する支持部、更に前記支持部を前記開口部
領域に取付ける取付手段を有する点にあり、その作用、
及び、効果は次の通りである。
【作用】上記特徴によると、該リールの製造時にはリー
ル本体の開口部に対して取付手段を介して支持部を取付
けることにより、この支持部がスプール軸の後端を支持
するので、リール本体の後面に開口部を形成したに拘ら
ず、スプール軸の後端も保持されてスプール軸の姿勢が
安定するものとなる。又、本発明のスピニングリールで
は糸案内部が前後に作動するので、スプールを前後方向
に作動させるスピニングリールと比較してスプール軸が
前後方向に作動しないものとなり、その結果、支持部の
内部にスプール軸の前後作動を許容する空間を必要とせ
ず支持部の小型化が可能となる。
ル本体の開口部に対して取付手段を介して支持部を取付
けることにより、この支持部がスプール軸の後端を支持
するので、リール本体の後面に開口部を形成したに拘ら
ず、スプール軸の後端も保持されてスプール軸の姿勢が
安定するものとなる。又、本発明のスピニングリールで
は糸案内部が前後に作動するので、スプールを前後方向
に作動させるスピニングリールと比較してスプール軸が
前後方向に作動しないものとなり、その結果、支持部の
内部にスプール軸の前後作動を許容する空間を必要とせ
ず支持部の小型化が可能となる。
【発明の効果】従って、リール本体の小型化を図りなが
ら、異なるスプール軸の支持形態を、一つのリール本体
に対して利用できるようなスピニングリールを提供する
ことができるのである。例えば、リヤドラグ型、フロン
トドラグ型、あるいは、ドラグ機構を備えない型にもリ
ール本体を兼用できるスピニングリールの本体が上記の
構成により得ることができるのである。 〔その他の特徴と効果〕請求項3によると、開口部に対
してドラッグ機構を有する支持部を装着することによ
り、スプールの回転を規制する力をドラッグ機構から作
用させ得るものとなり、前述と同様にスプール軸が前後
方向に作動しないのでドラッグ機構の内部にスプール軸
の前後作動を許容する空間を必要とせずドラッグ機構そ
のものの小型化が可能となり、又、スプール軸が前後作
動するもののように、このスプール軸が前方に位置する
場合にリヤドラグ機構に力を伝える目的でスプール軸を
長くする必要も無い。請求項4によると、支持部が、ス
プール軸の規制手段と係合するボス部を有しているた
め、スプール軸の前後方向の移動が規制される。従っ
て、ドラッグ機構に対する軸方向の力が軽減されると共
に、スプール軸の軸方向の遊びが少なくなる。請求項5
によると、規制手段がスプール軸に設けられた溝に嵌入
する止め輪であり、これにより、簡単な構造であるにか
かわらず、スプール軸のボス部の移動を軸方向に関して
規制することができる。請求項6によると、ドラッグ機
構が、摩擦係合の強度を調節する調節手段を持ち、これ
により、スプール軸の回転に対する規制力が調節でき
る。請求項7によると、スプール軸の回転に対する規制
力の調整が、位置的に都合のよいリール本体の後方で行
え、ばね力を介して制動板を押しつけるため微妙な調節
が可能になり、且つ摘み部の操作量に対しほぼ線形的な
調節力を得ることができる。請求項8によると、開口部
に対して支持部材を取付け、この支持部材にストッパを
介してスプール軸を固定することにより、スプール軸が
回転不能な状態となり、このスプール軸の先端にドラグ
機構を介してスプールを備える、若しくは、スプール軸
の先端に直接スプールを備えることによりフロントドラ
グ型、若しくは、ドラグ機構を備えないスピニングリー
ルを組立得るものとなり、又、このスピニングリールで
はスプール軸が前後方向に作動しないので支持部材とス
プール軸とを単純に固定することで済む。請求項9によ
ると、ストッパが単なるピンと係合する溝であるため、
簡単な構造であるが、確実な固定作用が得られる。請求
項10によると、スプール軸の支持部に対する抜け止め
手段が備えられており、これによりスプール軸は支持部
に対し軸方向の移動が規制される。請求項11による
と、スプール軸と、支持部の形状を加工するのみでよ
く、ストッパとして別部品を必要とすることなくスプー
ル軸を固定することができる。請求項12によると、支
持部がリール本体の開口部に対して、夫々に設けられた
ねじ切り面により取付けられる。これにより支持部の取
付けが確実になり、予期せず支持部が外れることを防ぐ
ことができる。請求項13によると、非円筒状の面同士
の係合であるため、支持部の取付けが簡単であるにもか
かわらず、リール本体に対し、支持部の回転方向の移動
が確実に規制される。請求項14によると、支持部のリ
ール本体に対する軸方向の移動を規制する係止手段が備
えられている。これにより、支持部のリール本体からの
予期せぬ脱落を防ぐことが出来る。請求項15による
と、支持部はリール本体の突出部の外側面に対し取付け
られており、これにより開口部の内面側が構造的に、よ
り簡略化され、スペースを設けることが可能になる。請
求項16によると、支持部がリール本体の開口部に対し
て、夫々に設けられたねじ切り面により取付けられる、
これにより支持部の取付けが確実になり、予期せず支持
部が外れることを防ぐことができる。請求項17による
と、非円筒状の面同士の係合であるため、支持部の取付
けが簡単であるにもかかわらず、スプール軸の回転方向
に対する確実な規制力を得ることができる。糸案内部を
前後に往復されるタイプのスピニングリールでは、スプ
ール軸に往復作動機構を備える必要性が無くなる。この
ため、請求項18にあるように、ロータ軸とスプール軸
が複数のベアリングで支持することが可能になる。従っ
て、ロータ軸とスプール軸のがたつきが少なく、これら
の回転時にもスムースな回転が得られる。請求項19に
よると、支持部が最後部にあるベアリング対し止め作用
を及ぼし、別の部材の必要性を無くしている。請求項2
によると、、往復作動機構がアーム部に備えられ、糸案
内部がアーム部に沿って往復作動するので、従来例と比
較してロータの前後方向への寸法、特にリール本体とス
プールとの間の距離を小さくしてリール全体の小型化も
可能となる。
ら、異なるスプール軸の支持形態を、一つのリール本体
に対して利用できるようなスピニングリールを提供する
ことができるのである。例えば、リヤドラグ型、フロン
トドラグ型、あるいは、ドラグ機構を備えない型にもリ
ール本体を兼用できるスピニングリールの本体が上記の
構成により得ることができるのである。 〔その他の特徴と効果〕請求項3によると、開口部に対
してドラッグ機構を有する支持部を装着することによ
り、スプールの回転を規制する力をドラッグ機構から作
用させ得るものとなり、前述と同様にスプール軸が前後
方向に作動しないのでドラッグ機構の内部にスプール軸
の前後作動を許容する空間を必要とせずドラッグ機構そ
のものの小型化が可能となり、又、スプール軸が前後作
動するもののように、このスプール軸が前方に位置する
場合にリヤドラグ機構に力を伝える目的でスプール軸を
長くする必要も無い。請求項4によると、支持部が、ス
プール軸の規制手段と係合するボス部を有しているた
め、スプール軸の前後方向の移動が規制される。従っ
て、ドラッグ機構に対する軸方向の力が軽減されると共
に、スプール軸の軸方向の遊びが少なくなる。請求項5
によると、規制手段がスプール軸に設けられた溝に嵌入
する止め輪であり、これにより、簡単な構造であるにか
かわらず、スプール軸のボス部の移動を軸方向に関して
規制することができる。請求項6によると、ドラッグ機
構が、摩擦係合の強度を調節する調節手段を持ち、これ
により、スプール軸の回転に対する規制力が調節でき
る。請求項7によると、スプール軸の回転に対する規制
力の調整が、位置的に都合のよいリール本体の後方で行
え、ばね力を介して制動板を押しつけるため微妙な調節
が可能になり、且つ摘み部の操作量に対しほぼ線形的な
調節力を得ることができる。請求項8によると、開口部
に対して支持部材を取付け、この支持部材にストッパを
介してスプール軸を固定することにより、スプール軸が
回転不能な状態となり、このスプール軸の先端にドラグ
機構を介してスプールを備える、若しくは、スプール軸
の先端に直接スプールを備えることによりフロントドラ
グ型、若しくは、ドラグ機構を備えないスピニングリー
ルを組立得るものとなり、又、このスピニングリールで
はスプール軸が前後方向に作動しないので支持部材とス
プール軸とを単純に固定することで済む。請求項9によ
ると、ストッパが単なるピンと係合する溝であるため、
簡単な構造であるが、確実な固定作用が得られる。請求
項10によると、スプール軸の支持部に対する抜け止め
手段が備えられており、これによりスプール軸は支持部
に対し軸方向の移動が規制される。請求項11による
と、スプール軸と、支持部の形状を加工するのみでよ
く、ストッパとして別部品を必要とすることなくスプー
ル軸を固定することができる。請求項12によると、支
持部がリール本体の開口部に対して、夫々に設けられた
ねじ切り面により取付けられる。これにより支持部の取
付けが確実になり、予期せず支持部が外れることを防ぐ
ことができる。請求項13によると、非円筒状の面同士
の係合であるため、支持部の取付けが簡単であるにもか
かわらず、リール本体に対し、支持部の回転方向の移動
が確実に規制される。請求項14によると、支持部のリ
ール本体に対する軸方向の移動を規制する係止手段が備
えられている。これにより、支持部のリール本体からの
予期せぬ脱落を防ぐことが出来る。請求項15による
と、支持部はリール本体の突出部の外側面に対し取付け
られており、これにより開口部の内面側が構造的に、よ
り簡略化され、スペースを設けることが可能になる。請
求項16によると、支持部がリール本体の開口部に対し
て、夫々に設けられたねじ切り面により取付けられる、
これにより支持部の取付けが確実になり、予期せず支持
部が外れることを防ぐことができる。請求項17による
と、非円筒状の面同士の係合であるため、支持部の取付
けが簡単であるにもかかわらず、スプール軸の回転方向
に対する確実な規制力を得ることができる。糸案内部を
前後に往復されるタイプのスピニングリールでは、スプ
ール軸に往復作動機構を備える必要性が無くなる。この
ため、請求項18にあるように、ロータ軸とスプール軸
が複数のベアリングで支持することが可能になる。従っ
て、ロータ軸とスプール軸のがたつきが少なく、これら
の回転時にもスムースな回転が得られる。請求項19に
よると、支持部が最後部にあるベアリング対し止め作用
を及ぼし、別の部材の必要性を無くしている。請求項2
によると、、往復作動機構がアーム部に備えられ、糸案
内部がアーム部に沿って往復作動するので、従来例と比
較してロータの前後方向への寸法、特にリール本体とス
プールとの間の距離を小さくしてリール全体の小型化も
可能となる。
〔第1実施例〕以下、本発明の第1実施例を図面に基づ
いて説明する。本発明を説明するに、前方、後方と言う
表現が利用されるが、スピニングリールの釣糸が繰り出
す方向、或いは釣り竿を取付けた際、釣り竿の先端の方
向を前方向、その反対方向を後方向と定義する。図1、
2及び図6に示すように、リール本体2は、ほぼ中央側
面にハンドル1を支持しており、リール本体の前部に釣
り糸を巻取るスプール5を設け、前記スプール5と、リ
ール本体2の間にロータ4を支持している。ロータ4に
は、これからほぼ前方に延びる一対のアーム4Aが設け
られている。この一対のアームは前記スプール5を挟ん
で実質的に反対側に位置する。アーム4Aには、下で説
明される往復作動機構Bを介して、糸案内部Aが設けら
れている。ハンドル1を回転操作することにより、ロー
タが回転し、この往復作動機構Bが、この糸案内部Aを
前後方向に往復運動させて、釣糸をスプールに巻き取る
のである。図2に見られるように、糸案内部と、反対側
にあるアームの先端との間に、ベール3が備えてある。
従って、この実施例に見られるスピニングリールには、
ハンドル1からの巻取り駆動力を、ハンドル軸6、駆動
ギヤ7、ピニオンギヤ8夫々を介してロータ4に伝える
巻取り駆動系と、ロータ4の回転と連動してロータ4に
形成した糸案内部Aを前後方向の往復作動させる往復作
動機構Bをロータ4の外周部に備えてスピニングリール
を構成する。次にリール本体を貫通するピニオンギヤ8
について説明する。ピニオンギヤ8は、前後夫々に軸部
8A,8Bを一体形成した中空の筒状に成形され、リー
ル本体2の前後方向に沿う軸芯X周りで回転自在に前記
夫々の軸部8A,8Bにベアリング90,91を外嵌し
てリール本体2に遊転支承されている。このベアリング
90,91は、前後方向に間隔を置いて配置され、好適
には、図1に見られるように、該ピニオンギヤ8と駆動
ギヤ7との係合部分の前と後の位置に夫々配置すること
が好ましい。さらに、駆動ギヤ7と重複しない位置に設
定され、10ミリメートル以上離間する位置に配置され
ることが望ましい。本実施例では、2セットのベアリン
グが開示されているが前後方向に間隔を開けて設けられ
た2セット以上の複数のベアリングを備えてもよい。ピ
ニオンギヤ8の前側の軸部8Aの外面に一対の嵌合面8
Cを形成してあり、この嵌合面8Cを前記ロータ4の嵌
合孔部に挿通した状態で、該軸部8Aに螺合するナット
10の締め付けにより、この軸部8Aの前端と一体回転
するよう前記ロータ4を連結固定している。更に、前記
スプール5と連結するスプール軸11をピニオンギヤ8
に挿嵌して軸芯Xと同軸芯状に配置している。このスプ
ール軸11はピニオンギヤ8の内面との間に間隙を形成
して配置され、ピニオンギヤ8の回転時に、スプール軸
11との接触を回避してピニオンギヤ8の回転の抵抗と
ならないように構成してある。又、スプール軸の中間部
は前記ナット10の内部に保持されたベアリング14で
支持し、このスプール軸11の後端に、該スプール軸1
1の回転作動を規制するリヤドラグ機構D(支持部の一
例)が備えられている。次に本発明による開口部領域
と、支持部の説明を図1を参照して行う。リール本体2
の後面で、実質的にスプール軸11の延長線上には開口
部2Aが形成されている。この開口部2Aの内面はほぼ
筒状であり、ねじ部2Cが設けられている。また、リー
ル本体2の開口部の後端は、後方向に突出している突出
部2Dを備えている。この開口部2Aのネジ部2Cと、
支持部であるドラグケース40の外側面40Bにはねじ
が切ってあり、これらの螺合により支持部40が、分離
自在にリール本体2に対し固定可能になっている。この
実施例では、螺合構造で取付手段が構成されている。支
持部40の外側面40Bの前方向先端40Cは、ベアリ
ング91と接当しており、このベアリング91に対して
止め作用を果たしている。更に、支持部40には、スプ
ール軸の軸方向とはほぼ垂直に外側方向に延びる面40
Dが備えられており、リール本体の突出部2Dの後端部
分と接当し、支持部40の位置決めの役割を果たしてい
る。この支持部であるドラグケース40の内側面に複数
の制動板41が設けられ、スプール軸11の外面に形成
した4面の係合面と摩擦係合する。制動板41‥の制動
力を調節するために作用させるコイルバネ42が設けら
れている。このバネ42が、スプール軸の軸方向に圧力
を及ぼし、制動板同士の係合力を調節することにより、
スプール軸の回転に対する規制力を調節する。このバネ
42をネジ式に調節する摘み部であるダイヤル43が備
えられている。このコイルバネ42の一端は、摘み部の
内面に接当し、他端は制動板に接当している。この摘み
部は、図1に見られるように、支持部40の外側面のね
じが切ってある面と係合する内面を備えることにより、
支持部に取付けられている。このように制動板41、バ
ネ42、摘み部43でリヤドラグ機構Dを構成してあ
る。またドラグケース40には、スプール軸の軸芯方向
に延びるボス部40Aが設けられてある。ボス部40A
の前後位置に対して、スプール軸11の溝に係入する止
め輪44が接当し、スプール軸11の前後方向の遊びが
少なくなり、スプール5の前後移動の規制を行ってい
る。尚、このスプール軸11はリヤドラグ機構Dを該ス
プール軸11に組付けた状態で開口部2Aから前方に挿
入して組立られ、スプール5の前端には前記スプール5
が回転不能状態で外嵌支持されると共に、このスプール
軸11の先端に螺合するノブ45によって保持され、こ
のノブ45の取外しによってスプール5の取外しを行え
るよう構成されている。ロータ4の後部の開口内面には
多数の歯部17A‥を備えたリング状のホイール17、
及び、このホイール17の歯部17Aに係合してロータ
4の釣り糸繰出し方向への回転を阻止するストッパー1
8夫々で成る逆転阻止機構を備えている。この逆転阻止
機構は、リール本体後部に配置された切換えレバー19
と連結するカム体20の接当操作によって、前記ストッ
パー18をホイール17の歯部17Aから離間させてロ
ータ4の正逆両方向への回転を許容する自由状態と、ロ
ータ4が釣り糸繰出し方向(逆転方向)に回転しようと
した際に歯部17Aに係合して、この回転を阻止する阻
止状態とに切換え自在に構成されている。尚、この機構
では前記阻止状態で釣り糸巻取り方向にロータ4が回転
した際に駆動ギヤ7からの動力によってストッパー18
を歯部17Aから強制的に離間させて歯部17Aとスト
ッパー18との接触音の発生を阻止するサイレント機構
を備えている(構造は図示せず)。図2に示されるよう
に、前記ロータ4に一対のアーム部4A,4Aを一体的
に形成してある。このアーム部4A,4Aの一方に前記
往復作動機構Bを内蔵し、この往復作動機構Bの駆動力
でアームカム21が前後方向に往復作動する。このアー
ムカム21は軸芯Y周りで揺動自在である。他方のアー
ム部4Aには、支持アーム22を軸芯Z周りで揺動自在
に備えてある。このアームカム21の先端には糸案内部
Aが設けられており、この糸案内部Aと支持アーム22
との間に亘って前記ベール3を備えてある。更に、アー
ムカム21、支持アーム22夫々の揺動によってベール
3を巻取り姿勢と解放姿勢とに切換え自在に構成してい
る。尚、この糸案内部Aは回転自在なローラで構成され
ている。図5及び図6に示すように、往復作動機構Bは
軸芯Xと平行姿勢の螺軸23と、この螺軸23の螺旋溝
に係合する係合片24からの駆動力によって往復作動す
る作動部材25と、この作動部材25を案内する一対の
ガイド杆26,26とを備えて構成され、螺軸23の後
端部の入力ギヤ27と、リール本体前部のギヤ部28と
の間に2つの減速型のギヤ29,29を配置することに
より、ロータの回転時に螺軸23を回転駆動する遊星型
の駆動系に形成されている。又、前記アームカム21は
作動部材25に連結固定されるプレート30に対して転
がり型の軸受14を介して揺動自在に支持され、作動部
材25は図5に示す如く、螺軸23を外方と側方とから
抱き込むようL字状に形成され、係合片24は隣接する
ガイド杆26によって抜止めされている。尚、図2に示
すように、プレート30の外端部、アームカム21の近
傍位置に、これらの往復作動時にも近接状態を維持する
ように糸絡み防止体46を配置してプレート30の外端
部、アームカム21への釣り糸の絡みつきを解消してい
る。図4に示すように、支持アーム22は、この側のア
ーム部4Aに対して転がり型の軸受14を介して揺動自
在に支持されると共に、この側のアーム部4Aに対して
軸部31A周りで揺動自在に支持されるケース31に対
してバネ32でピン33を突出付勢する構造のトッグル
機構で巻取り姿勢と解放姿勢とに切換え保持され、又、
前記アームカム21には図2に示す如く、巻取り姿勢に
に付勢するバネ39を備えている。図3に示すように、
支持アーム22の側のアーム部4Aの内部には、ロータ
4の後面に軸34A周りで揺動自在に支持された操作ア
ーム34と、このロータ4の後面に軸35A周りで揺動
自在に支持された接当部材35とで成る戻し機構を備
え、この戻し機構は、ベール3を解放姿勢に設定した状
態でロータ4が釣り糸巻取り方向に回転した際にリール
本体前部に形成したカム部36に対して接当部材35が
接当して揺動すると共に、この揺動力を操作アーム34
を介して、トッグル機構のケース31に伝え、このケー
ス31を介してベール3を巻取り姿勢に切換え操作する
よう構成されている。又、このリールでは支持アーム2
2がロータ4に対して位置変位不能に支持されているこ
とから、図4に示す如く、アームカム21の往復作動時
にベール3のコジレを解消する目的で、ベール3の反ア
ームカム側の端部を筒状部材37にスライド自在に挿嵌
し、この筒状部材37の内端にボールジョイント状のピ
ース部37Aを一体形成し、このピース部37Aをバネ
38で付勢することにより、この筒状部材37の若干の
姿勢変化と筒状部材37に対するベール3のスライド作
動を許容するよう構成されている。そして、このリール
の使用時にはベール3を解放姿勢に設定して仕掛のキャ
ストを行うことにより従来のスピニングリールと同様に
スプール5から釣り糸が繰り出される。又、この繰出し
時にはアームカム21の側のアーム部4Aの前後長よ
り、支持アーム22の側のアーム部4Aの前後長が小さ
いので(このアーム部4Aの前端が他方のアーム部4A
の前端より後方に位置するので)アーム部4Aに対して
釣り糸が接触することに起因する抵抗を半減してキャス
ト時の仕掛の放擲距離の増大が図られる。ハンドル操作
によって釣り糸の巻取りを開始するとロータ4の回転に
伴って戻し機構で自動的にベール3が巻取り姿勢に切り
換わると共に、この後には、往復作動機構Bによってア
ームカム21と一体的に糸案内部Aが前後方向に作動す
るので、スプール5に対して平均的に釣り糸を巻回する
ように構成されている。また、この巻回時には2つのベ
アリング90,91によってピニオンギヤ8が軽く回転
して、芯ブレの無い状態で軽快、かつ、円滑な巻取りを
可能としている。更に、フッキング時に過大な張力が作
用した場合にはリヤドラグ機構Dによってスプールの釣
り糸繰り出し方向への回転を許容して、釣り糸の切断を
阻止し、更に、ピニオンギヤ8に対して曲げ方向に強力
な荷重が作用するものの、2つのベアリング90,91
で、この荷重を受け止めてピニオンギヤ8の軸芯に狂い
を発生しないようになっている。このように、このリー
ルでは往復作動機構Bをアーム部4Aに内蔵して糸案内
部Aを前後作動させるので、スプール軸11を前後作動
させることが不要となりスプール軸11が前後作動する
ものと比較して、リヤドラグ機構Dの小型化が図られる
ものとなっており、又、このリール本体2の後面の開口
2Aが、後述する第2実施例の支持部材を装着できるよ
うにも構成されているので、このリール本体2をリヤド
ラグ機構Dを備えない構造のリールにも兼用できるよう
構成されている。 〔第2実施例〕以下、本発明の第2実施例を図面に基づ
いて説明する。この第2実施例では、フロントドラグを
有する点、リール本体にドラグ機構を備えない点で第1
実施例と異なり、他の点で前記第1実施例と共通する構
成となっている。尚、前記第1実施例と共通の機能を有
するものには第1実施例と同一の番号符号を附する。更
に、本実施例では、リール本体の開口部領域の形状は第
1実施例のそれと変化は無く、違いは、スプール軸11
の後端と、支持部40が異なる点にある。図7に示すよ
うに、このリールではリール本体2の後面の開口部2A
の内側面に設けられたネジ部2Cに対して分離自在に螺
合するねじ切り面12Aが設けてある支持部材12(支
持部の一例)が取付けられる。図8に示されるように、
スプール軸11の後端には、ピン13が貫通させられて
おり、このピン13が支持部12の溝12Eと係合して
スプール軸11が支持部12に対して回転不可能に固定
されている。また、スプール軸11には、溝11Bが設
けてあり、支持部12には、ピン部材11Cの直径と実
質的に同じ直径を有する穴12Kが設けられてある。ス
プール軸11を支持部12に挿入した後、ピン部材11
Cを穴12Kに挿入すると、このピン部材がスプール軸
11の溝11Bと係合する。これによりスプール軸の軸
方向の移動を規制する抜け止め手段が構成されている。
このように、支持部12が開口部に対して取付けられた
際、図7に示されるように支持部の後端面12Dは、リ
ール本体2の突出部2Dの後端部とスプール軸方向にお
いて同じレベルになっており、リール本体2の後面を平
滑な外面となるよう閉塞しており、美的感覚にアピール
するようになっているとともに、操作の際邪魔にならな
いようになっている。更に、この実施例における支持部
には、支持部12の外側面12Aの前方向先端12C
は、ベアリング91と接当しており、このベアリング9
1に対して止め作用を果たしている。更に、支持部12
には、スプール軸の軸方向とはほぼ垂直に外側方向に延
びる面12Jが備えられており、リール本体の突出部2
Dの段部2Eの面と接当し、支持部12の位置決めの役
割を果たしている。従って、この実施例における支持部
12は、スプール軸11を回転不能、かつ、前後方向へ
移動不能に保持してあり、又、このスプール軸11の前
端はドラグ機構Cを介してスプール5と連結されてい
る。尚、前記開口部2Aのネジ部2Cと支持部材12と
の螺合構造で取付手段が構成され、又、ドラグ機構C
は、スプール軸11とスプール5との間に介装された多
数の摩擦板15‥と、これら摩擦板15‥の圧接力を調
節するようスプール軸11の先端ネジ部に螺合する回転
ノブ16とを備えて構成されている。このリールでは、
第1実施例と同様に往復作動機構Bをアーム部4Aに内
蔵して糸案内部Aを前後作動させるので、スプール軸1
1を前後作動させることが不要となりリール本体2の小
型化が図られるものとなっており、又、このリール本体
2の後面の開口2Aが、前述した第1実施例のリヤドラ
グ機構Dを装着できるようにも構成されているので、こ
のリール本体2をリヤドラグ機構Dを備えた構造のリー
ルにも兼用できるよう構成されている。 〔別実施例〕本発明は上記実施例以外に、例えば、従来
例に公開番号を挙げた構成のスピニングリールに適用す
ることも可能であり、支持部材を備える構成のものにお
いてはフロントドラグ機構を備えずに構成して実施する
とも可能である。第1実施例と第2実施例ともに、取付
け手段として、リール本体2の開口部領域の内面に設け
られたねじ部に対して、支持部の外面に設けられたねじ
切り面が螺合するようになっているが、反対に、図10
で示されるように、リール本体2の突出部2Dの外側面
にねじ部2Fを設け、支持部にこれに螺合するねじ切り
面40Eを設けてもよい。図11では、この取付け方法
が第2実施例に応用されている様子が示されている。す
なわち、リール本体2の突出部2Dの外側面にねじ部2
Fを設け、支持部にこれに螺合するねじ切り面12Gが
設けてある。更に、連結手段の別例としてねじ切り面の
螺合以外に、図12に示されるようにリール本体2の開
口部領域に円筒状の内面2Gを設け、これに対して摩擦
係合する支持部の円筒状外面40Fを設けてもよい。こ
の際、摩擦係合のみで支持部を保持してもよいのである
が、好適には、図12に示されるように、ビス45をリ
ール本体に設けた挿通孔2Jに通し、更に、支持部40
に設けられたネジ穴40Jに螺合させることにより支持
部40がリール本体から離脱することを防ぐ係止手段を
設けることが望ましい。また、この挿通孔2Jにネジを
切りビス45と螺合させてもよいし、この場合、ネジ穴
40Jの代わりに、単なる係止穴を設けてもよいのであ
る。或いは図13に示されるようにリール本体2の開口
部領域の円筒状の外面2Hに対して摩擦係合する支持部
の円筒状内面40Gを設けてもよい。この場合も、ビス
45で支持部40のリール本体2からの離脱を防ぐこと
が望まれる。また、開口部領域にスプライン係合による
連結或いは、6角形などのように非円筒状の内面或いは
外面を形成し、これに対応する形状の支持部の面係合を
させることにより、支持部40或いは12をリール本体
2に固定させてもよい。図14では、第1実施例の支持
部40に6角形の外面を有する連結部分40Gを備え、
開口部領域にこの支持部の形状に対応する内面2Gを設
ける。支持部40のリール本体に対する軸方向の移動を
摩擦係合のみで規制してもよいのであるが、好適には図
14にも示されるように、ビス45をリール本体に設け
た挿通孔2Jに通して、更に、支持部40に設けられた
ネジ孔40Jに螺合させることにより支持部40がリー
ル本体から離脱することを防ぐ係止手段を設けることが
望ましい。図15のように、リール本体2の突出部2D
の外面12Hをたとえば六角形などの非円形にし、これ
に対応する形状の内面40Hを支持部40に設けてもよ
い。また、ここでは、第1実施例を例に挙げて説明して
いるが、もちろんこの多角形の面の係合は第2実施例に
適応が出来る。支持部40のリール本体に対する軸方向
の移動を摩擦係合のみで規制してもよいのであるが、好
適には支持部40がリール本体から離脱することを防ぐ
係止手段として、ビス46を支持部40に設けた挿通孔
40Kを通して、リール本体に設けられたネジ孔2Kに
螺合させることが望ましい。これらの支持部のリール本
体に対する係合方法の他に図16に示されるように、支
持部に設けられた孔12Hに締め付けネジ120を貫通
させ、リール本体2の突出部2Dに設けられたネジ孔2
Iと係合させることにより、支持部をリール本体に取り
付ける方法をとってもよい。また、第2実施例のスプー
ル軸11を支持部材12に対して固定する手段として、
ピン13の他に、図9に示されるように、スプール軸1
1の後端部分11Aを四角形などの多角形に形成し、こ
れに対応する形状を有する、支持部材12に設けられた
穴12Fに挿入するようにしてもよい。また、このスプ
ール軸の後端とこれに対応する穴の形状は多角形でなく
とも非円形であればよいものである。図9の実施例に
も、スプール軸11が軸方向に移動することを規制する
手段が備えられている。即ち、スプール軸11が支持部
材12に挿入された後、ピン部材11Cを支持部材に設
けられた実質的にピン部材11Cと同じ直径の穴12K
に挿入し、ピン部材11Cをピン部材の溝11Bに係合
させることにより、スプール軸11が軸方向に移動する
ことを規制するのである。尚、特許請求の範囲の項に図
面との対照を便利にするために符号を記すが、該記入に
より本発明は添付図面の構成に限定されるものではな
い。
いて説明する。本発明を説明するに、前方、後方と言う
表現が利用されるが、スピニングリールの釣糸が繰り出
す方向、或いは釣り竿を取付けた際、釣り竿の先端の方
向を前方向、その反対方向を後方向と定義する。図1、
2及び図6に示すように、リール本体2は、ほぼ中央側
面にハンドル1を支持しており、リール本体の前部に釣
り糸を巻取るスプール5を設け、前記スプール5と、リ
ール本体2の間にロータ4を支持している。ロータ4に
は、これからほぼ前方に延びる一対のアーム4Aが設け
られている。この一対のアームは前記スプール5を挟ん
で実質的に反対側に位置する。アーム4Aには、下で説
明される往復作動機構Bを介して、糸案内部Aが設けら
れている。ハンドル1を回転操作することにより、ロー
タが回転し、この往復作動機構Bが、この糸案内部Aを
前後方向に往復運動させて、釣糸をスプールに巻き取る
のである。図2に見られるように、糸案内部と、反対側
にあるアームの先端との間に、ベール3が備えてある。
従って、この実施例に見られるスピニングリールには、
ハンドル1からの巻取り駆動力を、ハンドル軸6、駆動
ギヤ7、ピニオンギヤ8夫々を介してロータ4に伝える
巻取り駆動系と、ロータ4の回転と連動してロータ4に
形成した糸案内部Aを前後方向の往復作動させる往復作
動機構Bをロータ4の外周部に備えてスピニングリール
を構成する。次にリール本体を貫通するピニオンギヤ8
について説明する。ピニオンギヤ8は、前後夫々に軸部
8A,8Bを一体形成した中空の筒状に成形され、リー
ル本体2の前後方向に沿う軸芯X周りで回転自在に前記
夫々の軸部8A,8Bにベアリング90,91を外嵌し
てリール本体2に遊転支承されている。このベアリング
90,91は、前後方向に間隔を置いて配置され、好適
には、図1に見られるように、該ピニオンギヤ8と駆動
ギヤ7との係合部分の前と後の位置に夫々配置すること
が好ましい。さらに、駆動ギヤ7と重複しない位置に設
定され、10ミリメートル以上離間する位置に配置され
ることが望ましい。本実施例では、2セットのベアリン
グが開示されているが前後方向に間隔を開けて設けられ
た2セット以上の複数のベアリングを備えてもよい。ピ
ニオンギヤ8の前側の軸部8Aの外面に一対の嵌合面8
Cを形成してあり、この嵌合面8Cを前記ロータ4の嵌
合孔部に挿通した状態で、該軸部8Aに螺合するナット
10の締め付けにより、この軸部8Aの前端と一体回転
するよう前記ロータ4を連結固定している。更に、前記
スプール5と連結するスプール軸11をピニオンギヤ8
に挿嵌して軸芯Xと同軸芯状に配置している。このスプ
ール軸11はピニオンギヤ8の内面との間に間隙を形成
して配置され、ピニオンギヤ8の回転時に、スプール軸
11との接触を回避してピニオンギヤ8の回転の抵抗と
ならないように構成してある。又、スプール軸の中間部
は前記ナット10の内部に保持されたベアリング14で
支持し、このスプール軸11の後端に、該スプール軸1
1の回転作動を規制するリヤドラグ機構D(支持部の一
例)が備えられている。次に本発明による開口部領域
と、支持部の説明を図1を参照して行う。リール本体2
の後面で、実質的にスプール軸11の延長線上には開口
部2Aが形成されている。この開口部2Aの内面はほぼ
筒状であり、ねじ部2Cが設けられている。また、リー
ル本体2の開口部の後端は、後方向に突出している突出
部2Dを備えている。この開口部2Aのネジ部2Cと、
支持部であるドラグケース40の外側面40Bにはねじ
が切ってあり、これらの螺合により支持部40が、分離
自在にリール本体2に対し固定可能になっている。この
実施例では、螺合構造で取付手段が構成されている。支
持部40の外側面40Bの前方向先端40Cは、ベアリ
ング91と接当しており、このベアリング91に対して
止め作用を果たしている。更に、支持部40には、スプ
ール軸の軸方向とはほぼ垂直に外側方向に延びる面40
Dが備えられており、リール本体の突出部2Dの後端部
分と接当し、支持部40の位置決めの役割を果たしてい
る。この支持部であるドラグケース40の内側面に複数
の制動板41が設けられ、スプール軸11の外面に形成
した4面の係合面と摩擦係合する。制動板41‥の制動
力を調節するために作用させるコイルバネ42が設けら
れている。このバネ42が、スプール軸の軸方向に圧力
を及ぼし、制動板同士の係合力を調節することにより、
スプール軸の回転に対する規制力を調節する。このバネ
42をネジ式に調節する摘み部であるダイヤル43が備
えられている。このコイルバネ42の一端は、摘み部の
内面に接当し、他端は制動板に接当している。この摘み
部は、図1に見られるように、支持部40の外側面のね
じが切ってある面と係合する内面を備えることにより、
支持部に取付けられている。このように制動板41、バ
ネ42、摘み部43でリヤドラグ機構Dを構成してあ
る。またドラグケース40には、スプール軸の軸芯方向
に延びるボス部40Aが設けられてある。ボス部40A
の前後位置に対して、スプール軸11の溝に係入する止
め輪44が接当し、スプール軸11の前後方向の遊びが
少なくなり、スプール5の前後移動の規制を行ってい
る。尚、このスプール軸11はリヤドラグ機構Dを該ス
プール軸11に組付けた状態で開口部2Aから前方に挿
入して組立られ、スプール5の前端には前記スプール5
が回転不能状態で外嵌支持されると共に、このスプール
軸11の先端に螺合するノブ45によって保持され、こ
のノブ45の取外しによってスプール5の取外しを行え
るよう構成されている。ロータ4の後部の開口内面には
多数の歯部17A‥を備えたリング状のホイール17、
及び、このホイール17の歯部17Aに係合してロータ
4の釣り糸繰出し方向への回転を阻止するストッパー1
8夫々で成る逆転阻止機構を備えている。この逆転阻止
機構は、リール本体後部に配置された切換えレバー19
と連結するカム体20の接当操作によって、前記ストッ
パー18をホイール17の歯部17Aから離間させてロ
ータ4の正逆両方向への回転を許容する自由状態と、ロ
ータ4が釣り糸繰出し方向(逆転方向)に回転しようと
した際に歯部17Aに係合して、この回転を阻止する阻
止状態とに切換え自在に構成されている。尚、この機構
では前記阻止状態で釣り糸巻取り方向にロータ4が回転
した際に駆動ギヤ7からの動力によってストッパー18
を歯部17Aから強制的に離間させて歯部17Aとスト
ッパー18との接触音の発生を阻止するサイレント機構
を備えている(構造は図示せず)。図2に示されるよう
に、前記ロータ4に一対のアーム部4A,4Aを一体的
に形成してある。このアーム部4A,4Aの一方に前記
往復作動機構Bを内蔵し、この往復作動機構Bの駆動力
でアームカム21が前後方向に往復作動する。このアー
ムカム21は軸芯Y周りで揺動自在である。他方のアー
ム部4Aには、支持アーム22を軸芯Z周りで揺動自在
に備えてある。このアームカム21の先端には糸案内部
Aが設けられており、この糸案内部Aと支持アーム22
との間に亘って前記ベール3を備えてある。更に、アー
ムカム21、支持アーム22夫々の揺動によってベール
3を巻取り姿勢と解放姿勢とに切換え自在に構成してい
る。尚、この糸案内部Aは回転自在なローラで構成され
ている。図5及び図6に示すように、往復作動機構Bは
軸芯Xと平行姿勢の螺軸23と、この螺軸23の螺旋溝
に係合する係合片24からの駆動力によって往復作動す
る作動部材25と、この作動部材25を案内する一対の
ガイド杆26,26とを備えて構成され、螺軸23の後
端部の入力ギヤ27と、リール本体前部のギヤ部28と
の間に2つの減速型のギヤ29,29を配置することに
より、ロータの回転時に螺軸23を回転駆動する遊星型
の駆動系に形成されている。又、前記アームカム21は
作動部材25に連結固定されるプレート30に対して転
がり型の軸受14を介して揺動自在に支持され、作動部
材25は図5に示す如く、螺軸23を外方と側方とから
抱き込むようL字状に形成され、係合片24は隣接する
ガイド杆26によって抜止めされている。尚、図2に示
すように、プレート30の外端部、アームカム21の近
傍位置に、これらの往復作動時にも近接状態を維持する
ように糸絡み防止体46を配置してプレート30の外端
部、アームカム21への釣り糸の絡みつきを解消してい
る。図4に示すように、支持アーム22は、この側のア
ーム部4Aに対して転がり型の軸受14を介して揺動自
在に支持されると共に、この側のアーム部4Aに対して
軸部31A周りで揺動自在に支持されるケース31に対
してバネ32でピン33を突出付勢する構造のトッグル
機構で巻取り姿勢と解放姿勢とに切換え保持され、又、
前記アームカム21には図2に示す如く、巻取り姿勢に
に付勢するバネ39を備えている。図3に示すように、
支持アーム22の側のアーム部4Aの内部には、ロータ
4の後面に軸34A周りで揺動自在に支持された操作ア
ーム34と、このロータ4の後面に軸35A周りで揺動
自在に支持された接当部材35とで成る戻し機構を備
え、この戻し機構は、ベール3を解放姿勢に設定した状
態でロータ4が釣り糸巻取り方向に回転した際にリール
本体前部に形成したカム部36に対して接当部材35が
接当して揺動すると共に、この揺動力を操作アーム34
を介して、トッグル機構のケース31に伝え、このケー
ス31を介してベール3を巻取り姿勢に切換え操作する
よう構成されている。又、このリールでは支持アーム2
2がロータ4に対して位置変位不能に支持されているこ
とから、図4に示す如く、アームカム21の往復作動時
にベール3のコジレを解消する目的で、ベール3の反ア
ームカム側の端部を筒状部材37にスライド自在に挿嵌
し、この筒状部材37の内端にボールジョイント状のピ
ース部37Aを一体形成し、このピース部37Aをバネ
38で付勢することにより、この筒状部材37の若干の
姿勢変化と筒状部材37に対するベール3のスライド作
動を許容するよう構成されている。そして、このリール
の使用時にはベール3を解放姿勢に設定して仕掛のキャ
ストを行うことにより従来のスピニングリールと同様に
スプール5から釣り糸が繰り出される。又、この繰出し
時にはアームカム21の側のアーム部4Aの前後長よ
り、支持アーム22の側のアーム部4Aの前後長が小さ
いので(このアーム部4Aの前端が他方のアーム部4A
の前端より後方に位置するので)アーム部4Aに対して
釣り糸が接触することに起因する抵抗を半減してキャス
ト時の仕掛の放擲距離の増大が図られる。ハンドル操作
によって釣り糸の巻取りを開始するとロータ4の回転に
伴って戻し機構で自動的にベール3が巻取り姿勢に切り
換わると共に、この後には、往復作動機構Bによってア
ームカム21と一体的に糸案内部Aが前後方向に作動す
るので、スプール5に対して平均的に釣り糸を巻回する
ように構成されている。また、この巻回時には2つのベ
アリング90,91によってピニオンギヤ8が軽く回転
して、芯ブレの無い状態で軽快、かつ、円滑な巻取りを
可能としている。更に、フッキング時に過大な張力が作
用した場合にはリヤドラグ機構Dによってスプールの釣
り糸繰り出し方向への回転を許容して、釣り糸の切断を
阻止し、更に、ピニオンギヤ8に対して曲げ方向に強力
な荷重が作用するものの、2つのベアリング90,91
で、この荷重を受け止めてピニオンギヤ8の軸芯に狂い
を発生しないようになっている。このように、このリー
ルでは往復作動機構Bをアーム部4Aに内蔵して糸案内
部Aを前後作動させるので、スプール軸11を前後作動
させることが不要となりスプール軸11が前後作動する
ものと比較して、リヤドラグ機構Dの小型化が図られる
ものとなっており、又、このリール本体2の後面の開口
2Aが、後述する第2実施例の支持部材を装着できるよ
うにも構成されているので、このリール本体2をリヤド
ラグ機構Dを備えない構造のリールにも兼用できるよう
構成されている。 〔第2実施例〕以下、本発明の第2実施例を図面に基づ
いて説明する。この第2実施例では、フロントドラグを
有する点、リール本体にドラグ機構を備えない点で第1
実施例と異なり、他の点で前記第1実施例と共通する構
成となっている。尚、前記第1実施例と共通の機能を有
するものには第1実施例と同一の番号符号を附する。更
に、本実施例では、リール本体の開口部領域の形状は第
1実施例のそれと変化は無く、違いは、スプール軸11
の後端と、支持部40が異なる点にある。図7に示すよ
うに、このリールではリール本体2の後面の開口部2A
の内側面に設けられたネジ部2Cに対して分離自在に螺
合するねじ切り面12Aが設けてある支持部材12(支
持部の一例)が取付けられる。図8に示されるように、
スプール軸11の後端には、ピン13が貫通させられて
おり、このピン13が支持部12の溝12Eと係合して
スプール軸11が支持部12に対して回転不可能に固定
されている。また、スプール軸11には、溝11Bが設
けてあり、支持部12には、ピン部材11Cの直径と実
質的に同じ直径を有する穴12Kが設けられてある。ス
プール軸11を支持部12に挿入した後、ピン部材11
Cを穴12Kに挿入すると、このピン部材がスプール軸
11の溝11Bと係合する。これによりスプール軸の軸
方向の移動を規制する抜け止め手段が構成されている。
このように、支持部12が開口部に対して取付けられた
際、図7に示されるように支持部の後端面12Dは、リ
ール本体2の突出部2Dの後端部とスプール軸方向にお
いて同じレベルになっており、リール本体2の後面を平
滑な外面となるよう閉塞しており、美的感覚にアピール
するようになっているとともに、操作の際邪魔にならな
いようになっている。更に、この実施例における支持部
には、支持部12の外側面12Aの前方向先端12C
は、ベアリング91と接当しており、このベアリング9
1に対して止め作用を果たしている。更に、支持部12
には、スプール軸の軸方向とはほぼ垂直に外側方向に延
びる面12Jが備えられており、リール本体の突出部2
Dの段部2Eの面と接当し、支持部12の位置決めの役
割を果たしている。従って、この実施例における支持部
12は、スプール軸11を回転不能、かつ、前後方向へ
移動不能に保持してあり、又、このスプール軸11の前
端はドラグ機構Cを介してスプール5と連結されてい
る。尚、前記開口部2Aのネジ部2Cと支持部材12と
の螺合構造で取付手段が構成され、又、ドラグ機構C
は、スプール軸11とスプール5との間に介装された多
数の摩擦板15‥と、これら摩擦板15‥の圧接力を調
節するようスプール軸11の先端ネジ部に螺合する回転
ノブ16とを備えて構成されている。このリールでは、
第1実施例と同様に往復作動機構Bをアーム部4Aに内
蔵して糸案内部Aを前後作動させるので、スプール軸1
1を前後作動させることが不要となりリール本体2の小
型化が図られるものとなっており、又、このリール本体
2の後面の開口2Aが、前述した第1実施例のリヤドラ
グ機構Dを装着できるようにも構成されているので、こ
のリール本体2をリヤドラグ機構Dを備えた構造のリー
ルにも兼用できるよう構成されている。 〔別実施例〕本発明は上記実施例以外に、例えば、従来
例に公開番号を挙げた構成のスピニングリールに適用す
ることも可能であり、支持部材を備える構成のものにお
いてはフロントドラグ機構を備えずに構成して実施する
とも可能である。第1実施例と第2実施例ともに、取付
け手段として、リール本体2の開口部領域の内面に設け
られたねじ部に対して、支持部の外面に設けられたねじ
切り面が螺合するようになっているが、反対に、図10
で示されるように、リール本体2の突出部2Dの外側面
にねじ部2Fを設け、支持部にこれに螺合するねじ切り
面40Eを設けてもよい。図11では、この取付け方法
が第2実施例に応用されている様子が示されている。す
なわち、リール本体2の突出部2Dの外側面にねじ部2
Fを設け、支持部にこれに螺合するねじ切り面12Gが
設けてある。更に、連結手段の別例としてねじ切り面の
螺合以外に、図12に示されるようにリール本体2の開
口部領域に円筒状の内面2Gを設け、これに対して摩擦
係合する支持部の円筒状外面40Fを設けてもよい。こ
の際、摩擦係合のみで支持部を保持してもよいのである
が、好適には、図12に示されるように、ビス45をリ
ール本体に設けた挿通孔2Jに通し、更に、支持部40
に設けられたネジ穴40Jに螺合させることにより支持
部40がリール本体から離脱することを防ぐ係止手段を
設けることが望ましい。また、この挿通孔2Jにネジを
切りビス45と螺合させてもよいし、この場合、ネジ穴
40Jの代わりに、単なる係止穴を設けてもよいのであ
る。或いは図13に示されるようにリール本体2の開口
部領域の円筒状の外面2Hに対して摩擦係合する支持部
の円筒状内面40Gを設けてもよい。この場合も、ビス
45で支持部40のリール本体2からの離脱を防ぐこと
が望まれる。また、開口部領域にスプライン係合による
連結或いは、6角形などのように非円筒状の内面或いは
外面を形成し、これに対応する形状の支持部の面係合を
させることにより、支持部40或いは12をリール本体
2に固定させてもよい。図14では、第1実施例の支持
部40に6角形の外面を有する連結部分40Gを備え、
開口部領域にこの支持部の形状に対応する内面2Gを設
ける。支持部40のリール本体に対する軸方向の移動を
摩擦係合のみで規制してもよいのであるが、好適には図
14にも示されるように、ビス45をリール本体に設け
た挿通孔2Jに通して、更に、支持部40に設けられた
ネジ孔40Jに螺合させることにより支持部40がリー
ル本体から離脱することを防ぐ係止手段を設けることが
望ましい。図15のように、リール本体2の突出部2D
の外面12Hをたとえば六角形などの非円形にし、これ
に対応する形状の内面40Hを支持部40に設けてもよ
い。また、ここでは、第1実施例を例に挙げて説明して
いるが、もちろんこの多角形の面の係合は第2実施例に
適応が出来る。支持部40のリール本体に対する軸方向
の移動を摩擦係合のみで規制してもよいのであるが、好
適には支持部40がリール本体から離脱することを防ぐ
係止手段として、ビス46を支持部40に設けた挿通孔
40Kを通して、リール本体に設けられたネジ孔2Kに
螺合させることが望ましい。これらの支持部のリール本
体に対する係合方法の他に図16に示されるように、支
持部に設けられた孔12Hに締め付けネジ120を貫通
させ、リール本体2の突出部2Dに設けられたネジ孔2
Iと係合させることにより、支持部をリール本体に取り
付ける方法をとってもよい。また、第2実施例のスプー
ル軸11を支持部材12に対して固定する手段として、
ピン13の他に、図9に示されるように、スプール軸1
1の後端部分11Aを四角形などの多角形に形成し、こ
れに対応する形状を有する、支持部材12に設けられた
穴12Fに挿入するようにしてもよい。また、このスプ
ール軸の後端とこれに対応する穴の形状は多角形でなく
とも非円形であればよいものである。図9の実施例に
も、スプール軸11が軸方向に移動することを規制する
手段が備えられている。即ち、スプール軸11が支持部
材12に挿入された後、ピン部材11Cを支持部材に設
けられた実質的にピン部材11Cと同じ直径の穴12K
に挿入し、ピン部材11Cをピン部材の溝11Bに係合
させることにより、スプール軸11が軸方向に移動する
ことを規制するのである。尚、特許請求の範囲の項に図
面との対照を便利にするために符号を記すが、該記入に
より本発明は添付図面の構成に限定されるものではな
い。
【図1】第1実施例のリール本体の一部切欠き側面図
【図2】第1実施例のリールの全体斜視図
【図3】第1実施例の戻し機構の構造を示すロータの後
面図
面図
【図4】第1実施例の支持アームの一部切欠き底面図
【図5】第1実施例のリールの一部切欠き正面図
【図6】第1実施例のリール全体の一部切欠き側面図
【図7】第2実施例のリール本体の一部切欠き側面図
【図8】第2実施例によるスプール軸の支持部材に対す
る取付け方法を示す部分図
る取付け方法を示す部分図
【図9】別実施例によるスプール軸の支持部材に対する
異なる取付け方法を示す部分図
異なる取付け方法を示す部分図
【図10】支持部材のリール本体に対する異なる取付け
方法を第1実施例に適応した様子を示す部分図
方法を第1実施例に適応した様子を示す部分図
【図11】支持部材のリール本体に対する異なる取付け
方法を第2実施例に適応した様子を示す部分図
方法を第2実施例に適応した様子を示す部分図
【図12】支持部材のリール本体に対する異なる取付け
方法を第1実施例に適応した様子を示す部分図
方法を第1実施例に適応した様子を示す部分図
【図13】支持部材のリール本体に対する異なる取付け
方法を第1実施例に適応した様子を示す部分図
方法を第1実施例に適応した様子を示す部分図
【図14】支持部材のリール本体に対する別の取付け方
法を第1実施例に適応した様子を示す部分図
法を第1実施例に適応した様子を示す部分図
【図15】支持部材のリール本体に対する別の取付け方
法を第1実施例に適応した様子を示す部分図
法を第1実施例に適応した様子を示す部分図
【図16】支持部材のリール本体に対する別の取付け方
法を第2実施例に適応した様子を示す部分図
法を第2実施例に適応した様子を示す部分図
1 ハンドル 2 リール本体 2A 開口部 2D 突出部 4 ロータ 4A アーム部 5 スプール 8 ロータ軸 11 スプール軸 11B 抜け止め手段 12,40 支持部 12E,12F ストッパ 40A ボス部 40J,45 係止手段 42 バネ 43 摘み部 44 止め輪 90,91 ベアリング A 糸巻案内部 B 往復作動機構 D リヤドラグ機構 X 軸芯
Claims (19)
- 【請求項1】 スピニングリールであって、以下のもの
を備えている:リール本体(2)、前記リール本体
(2)の前部に位置し、釣糸を巻き取るスプール
(5)、前記スプール(5)と連結し、前記スプール
(5)より前記リール本体(2)の後方に延びるスプー
ル軸(11)、前記リール本体(2)と前記スプール
(5)の間に位置し、前記リール本体に対し回転可能の
ロータ(4)、前記ロータ(4)に設けられ、実質的に
前方に延びるアーム部(4A)、前記アーム部(4A)
に設けられ、前記ロータ(4)の回転に伴い、前記釣糸
を前記スプール(5)に巻き付ける糸巻案内部(A)、
前記ロータ(4)の回転操作に連動して、前記糸巻案内
部(A)を前後方向に往復させる往復作動機構(B)、
前記スプール軸(11)の実質的に延長線上で、前記リ
ール本体の後部に設けられた開口部(2A)、前記スプ
ール軸(11)の端部を前記開口部の領域に支持する支
持部(12,40)、前記支持部(12,40)を前記
開口部領域に取付ける取付手段。 - 【請求項2】 前記往復作動機構(B)を前記アーム部
(4A)に内蔵して、前記糸案内部(A)を前記アーム
部(4A)に沿って往復作動させるように構成してある
請求項1記載のスピニングリール。 - 【請求項3】 前記支持部が、前記スプール軸(11)
の回転を規制するドラッグ機構(D)を有する請求項1
記載のスピニングリール。 - 【請求項4】 前記支持部が前記スプール軸(11)方
向に延びたボス部(40A)を備え、前記スプール軸
(11)には、前記ボス部(40A)と係合し、前記ス
プール軸(11)の前後方向の移動を規制する手段(4
4)が設けられている請求項3のスピニングリール。 - 【請求項5】 前記規制手段は前記スプール軸に設けら
れた溝に嵌入する止め輪(44)である請求項4のスピ
ニングリール。 - 【請求項6】 前記ドラッグ機構(D)が、更に、前記
摩擦係合の強度を調節する調節手段(42,43)を有
する請求項3記載のスピニングリール。 - 【請求項7】 前記調節手段(42,43)が、前記支
持部の外面と係合する摘み部(43)と、摘み部と、制
動板(41)とに両端を接当させているバネ(42)を
含む請求項6記載のスピニングリール。 - 【請求項8】 前記支持部が、前記スプール軸(11)
の回転が不可能な状態で前記スプール軸(11)を支持
するストッパ(12E,12F)を有する請求項1記載
のスピニングリール。 - 【請求項9】 前記スプール軸(11)の後端部付近に
対してピン(13)が挿入されており、前記ストッパ
は、前記ピン(13)と係合する、前記支持部に設けら
れた溝(12E)である請求項8記載のスピニングリー
ル。 - 【請求項10】 前記スプール軸(11)には、前記ス
プール軸(11)が、前記支持部に対し軸方向に移動す
ることを規制する抜け止め手段(11B)が設けられて
いる請求項8記載のスピニングリール。 - 【請求項11】 前記スプール軸(11)の後端が、非
円形に形成されており、前記ストッパ(12F)は、前
記非円形の後端と対応する形状の、前記支持部に設けら
れた穴(12F)である請求項8のスピニングリール。 - 【請求項12】 前記開口部(2A)が、ねじが切られ
ている内側面を有しており、前記取付手段は、このねじ
が切られている面と、これに対応する前記支持部のねじ
切り面でなる請求項1記載のスピニングリール。 - 【請求項13】 前記取付手段が、前記開口部(2A)
の非円筒状の内側面と係合し、前記内側面と対応する形
状を持つ前記支持部の面でなる請求項1記載のスピニン
グリール。 - 【請求項14】 前記支持部の面には、前記支持部の、
前記開口部(2A)の非円筒状の内側面に対する軸方向
の移動を規制する係止手段(45,40J)を有する請
求項13記載のスピニングリール。 - 【請求項15】 前記リール本体(2)の前記開口部
(2A)が位置する部分には、前記支持部と係合する突
出部(2D)があり、前記支持部に設けられた内側面と
前記突出部(2D)の外側面が前記取付手段を介して係
合している請求項1記載のスピニングリール。 - 【請求項16】 前記取付手段が、前記突出部(2D)
の外面に設けられたねじ切り面と、前記支持部に設けら
れたねじが切られた内側面でなる請求項14記載のスピ
ニングリール。 - 【請求項17】 前記取付手段が、前記突出部(2D)
の、非円筒状の外側面と、この外側面と対応する形状を
有する前記支持部に設けられた内側面でなる請求項15
記載のスピニングリール。 - 【請求項18】 前記ロータ(4)が、前記リール本体
(2)の後方に延びるロータ軸(8)を有し、前記スプ
ール軸(11)の一部を、実質的に同芯状に包囲し、前
記ロータ軸(8)は、リール本体(2)に対しスプール
軸方向に間隔をあけて設けられた複数のベアリング(9
0,91)で支持されている請求項1記載のスピニング
リール。 - 【請求項19】 前記支持部は、前記取付手段により前
記開口部(2A)に取付けられた際、前記複数のベアリ
ング(90,91)の前記リール本体(2)に対し一番
後方に位置するベアリング(91)に対し接当する面を
持つ請求項1記載のスピニングリール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02176494A JP3450042B2 (ja) | 1994-02-21 | 1994-02-21 | スピニングリール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02176494A JP3450042B2 (ja) | 1994-02-21 | 1994-02-21 | スピニングリール |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07227182A true JPH07227182A (ja) | 1995-08-29 |
| JP3450042B2 JP3450042B2 (ja) | 2003-09-22 |
Family
ID=12064144
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP02176494A Expired - Fee Related JP3450042B2 (ja) | 1994-02-21 | 1994-02-21 | スピニングリール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3450042B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20150035422A (ko) * | 2013-09-27 | 2015-04-06 | 글로브라이드 가부시키가이샤 | 낚시용 스피닝 릴 |
| JP2015065836A (ja) * | 2013-09-27 | 2015-04-13 | グローブライド株式会社 | 魚釣用スピニングリール |
-
1994
- 1994-02-21 JP JP02176494A patent/JP3450042B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20150035422A (ko) * | 2013-09-27 | 2015-04-06 | 글로브라이드 가부시키가이샤 | 낚시용 스피닝 릴 |
| JP2015065836A (ja) * | 2013-09-27 | 2015-04-13 | グローブライド株式会社 | 魚釣用スピニングリール |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3450042B2 (ja) | 2003-09-22 |
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